マシャードは、1950年代から1960年代にかけて、リオデジャネイロのクラブ「べコ・ダス・ガハーファス」(Beco das Garrafas)」で名声を獲得すると、ピアノ奏者のルイス・カルロス・ヴィーニャス、コントラバス奏者のチアォン・ネトと共に、世界初のインストゥルメンタル・ボサノヴァ・バンドであるボッサ・トレスを結成した。 以降も、スタン・ゲッツ、セルジオ・メンデス、アントニオ・カルロス・ジョビン、ミルトン・ナシメント、チェット・ベイカーとのコラボレーションを通じて、その影響力を国際的に広げていった。
1964年には、彼のリーダー名義でアルバム『Edison Machado é Samba novo』をリリース。 マシャードの攻撃的なドラミングを存分に堪能できるこのアルバムは、まさしくサンバジャズの歴史に残る傑作アルバムだ。
マシャードはその後もサポート・プレイヤーとして精力的に活動するも、軍事政権から迫害を受けたことで、1976年にはドラムキットを売却せざるを得なくなってしまう。 その結果マシャードは、ニューヨークに渡りボア・ノヴァ・アンサンブルと共に新たな創作活動を志すようになった。 フリューゲル・ホルン/トランペットのパウリーニョ・トロンペーチ(Paulinho Trompete)、テナー・サックスのイオン・ムニス(Ion Muniz)、バリトン・サックスのスティーヴ・サックス(Steve Sacks)、ピアノのモザール・テーハ(Mozar Terra)、ダブル・ベースのヒカルド・ドス・サントス(Ricardo dos Santos)の5人によるボア・ノヴァ・アンサンブル、そしてドラムのマシャードを含む6人組は、並外れた精度の技術力、そして創造的な活力に満ちていた。