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柴田よしき光文社カッパノベルス 新書並製☆☆☆☆☆◎ 短編集「正太郎ときのこの森の冒険」「トーマと蒼い月」「正太郎と秘密の花園の殺人」「フォロー・ミー」「正太郎と惜夏のスパイ大作戦」「限りなく透明に近いピンク」「猫はこたつで丸くなる」著者・読者代表・作家図子慧氏の後書き付。 一日で読了(^_^;)。 やはり、長続きする魅力的なシリーズは登場人物・動物全てが魅力的♪。きのこや毒草の薀蓄もさりげなく披露されていて楽しい♪。猫探偵として、正太郎の他にトマシーナ(トーマ)とゴンタという、イケメンでも恋愛不運な編集者山県雅美の飼い猫と預かり猫が登場する(^_^)。また、正太郎クンの同居人、桜川女史の身の上にも変化の予感があらわれている…。 私は、舞台となっている琵琶湖畔の描写が好きだったので、ここが登場しなくなるのはちょっと寂しいかな。でも、職場の近くの神楽坂や通勤で毎日利用している飯田橋が出てきたのは笑った(^O^)。これって、東西線通勤が前提ぢゃん(^_^;)。 図子慧氏も後書きで書いておられるのだが、雅美クン、女に振り回されてないで、いっそのこと、プルトニウムならぬ本当のプラトンの恋の道行きに、逝ってもいいぢゃん(^◇^;)。 でも私、犬には好かれやすいけど、お猫さまにはあまり遊んでもらえないのよね。。。。
February 27, 2004
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高田崇史講談社ミステリーランド 四六変型上製継表紙タイトバック、小口天地の角は削りアリ☆☆☆☆☆◎ これも児童文学を意識したミステリーランドの一冊。 本当に造本と内容が凝っている♪。もう、すっかりこのシリーズのファンである。しかし、一冊の単価は高い。これだけ造本が凝っているから仕方ないだろうけど…。フトコロがいたいのだった(;_;)。 京都に越してきたばかりの天童純は、或る日のこと、突然、東山の古刹に迷い込み、謎の僧源雲に導かれ平安の昔にタイムスリップ。そして、そこでは鬼と人間との戦いが繰り広げられていた…。 空飛ぶ船が出てきたり、オロチが出てきたり、まさしくジャパネスクファンタジー♪。ってこう書くとなんだか凄く安易なファンタジーに思われそうだが、非常によく設定されている。ストーリー展開も凝っていて、名作だと思う。 きちんと本来の読者たる子どもたちに向けて、著者のメッセージも作中の海神(わだつみ)の↓の台詞に託されていると思う。「(前略)ぼうやの世界に戻ったら、もう一度よく本を読み直してみてくれないか。どうして節分には鬼に豆をぶつけるのか? どうして河童はキュウリばかりを食べているのか? どうしててるてる坊主は軒下に吊るされるのか? どうして雛祭りで人形をかざるのか? どうして天邪鬼やおとろしの指は三本しかないのか? これらはとても重要な問題じゃ。そして、きちんと調べさえすればわかることじゃ。しかし、ぼうやの時代の人たちは、おそらく、誰も真剣に調べようとしていないんじゃろう。」 関連する題材は、同著者の大人向き講談社ノベルス密室本の「Q.E.D.~式の密室」と同じだろう。が、この作品の方がメッセージ性が強い。 しかし、これじゃ物足りない。。「鬼の巻」となっているのだから、是非「人の巻」も読みたい。 朱砂と水銀がご飯、というオロチがまたペット感覚で可愛いのだ♪。私も肩に一匹欲しいぞ(^_^;)。
February 24, 2004
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有栖川有栖光文社カッパ・ノベルス☆☆☆☆☆ 売れない(?)推理作家有栖川有栖と<臨床犯罪学者>火村英生助教授のシリーズ。このシリーズ、光文社からは初めてのノベルスだそう。「不在の証明」「地下室の処刑」「比類のない神々しいような瞬間」「白い兎が逃げる」の4作。 いい意味で読み慣れた安心感がある。登場人物の造形がしっかりしていて、しかも物凄く好みなので、読んでいて楽だ(^_^)。また、別版元で麻々原絵里依さんの絵で漫画化されるようになったせいかどうなのか、面白さもパワーアップしてきているような気がする。小説・漫画共通の面白さのツボを、以前より一層絶妙に刺激していると思う(^_^)。「不在の証明」 この作品は前、何かで一度読んだことがある。割合展開が分かりやすいかな?。ご自分でも後書きで書いておられるが、著者有栖川氏はこのネタ、お好きのようだ。「地下室の処刑」 ここで出てきたシャングリラ十字軍と火村の対決の日を楽しみにしよう(^_^;)。森下刑事がなかなかカッコよかった♪。漫画化されたら、楽しみなのはここだね(^_^;)。「比類のない神々しいような瞬間」 この作品が一番好き♪。猫とじゃれる助教授もいいし(^_^)。私もアレ、確かめてみよっと♪(^_^)。これは漫画化されたら、美男美女が出てきて画面が華やかになる…かな?(^_^;)。「白い兎が逃げる」 著者には珍しい(はず)の時刻表モノ。人名まで凝っていて面白い。しかし、関西方面の交通が全く分からない私には、イマイチ乗り換えがよ~わからんかった(+_+)。アリスとじゃれる助教授がいい(^_^;)。最後の方で出てくる、柏原警部、どこで出てくるんだろう、確かめられるかな?。漫画化された場合の楽しみは、柏原警部(^_^;)と、兎と亀。 このシリーズはさりげなくマニアなネタが扱われるのだが、それが、イイ感じで衒学的にならない(^_^)。けれど、しっかり作品の中核になっているのだ。その手腕は凄いと思う。アリスと火村の生活感溢れるやりとりも楽しい♪。
February 3, 2004
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