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レジナルド・ヒルハヤカワミステリ1648 図書館で借りた本☆☆☆☆☆◎シリーズ第12作目。第11作目「骨と沈黙」(英国推理作家協会ゴールドダガ-賞受賞作)は既読。2003年5月31日の日記参照して下さい。1963年に若い刑事だったダルジールと当時の警視だったタランティアが解決した殺人事件に冤罪疑惑が持ち上がる。目をかけてくれた上司のためにも、ダルジールはパスコーを(ムリヤリ)協力させ、自身は大西洋を越え、アメリカに渡って捜査をする。。。ダルジール警視シリーズには珍しいスパイモノ。読み応えのある展開で、物凄く面白かった。最後は100ページ一気読み(^_^;)。ただ、登場人物の名前がどれもこれも長ったらしくて困ったけれど。。。だが、僅かな瑕は、今回ウィールディとパスコーがあんまり仲良しじゃないところだ!偶然だが、この作品が英国で発表された1992年、3月に私もニューヨークに行っていた。最初、ダルジールの視線でニューヨークが語られる時、少し、その当時のことを思い出していた。
March 30, 2004
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レジナルド・ヒルハヤカワミステリ1565 図書館で借りた本☆☆☆☆☆◎ ダルジール警視シリーズ第10作目。 この作品からシリーズを読み始める読者を戸惑わせない程度に、(興味を持たせる程度に)前作から話が少しだけ続いている。 炭鉱町でかつて起こった幼女殺人事件に、現代の殺人が絡んでいく…。その事件の関係者とパスコーの妻エリーが関わり、パスコーがその事件を捜査する。 炭鉱町独特の雰囲気の描写が興味深い。日本でもこの間炭鉱を舞台にした二時間推理ドラマを見たが、イギリスでも炭鉱町ってやはり特殊らしい。 チョイ役のメンツにA Pinch of Snuff から出てきたキャラがいたりする。こういうゆる~い繋ぎ方好きだ。 ストーリーは、人畜無害の男がまきちらした不幸、とでもいうべきか(^_^;)。冒頭からパスコーとダルジールが落盤の起こった坑道に閉じ込められている。この作品でパスコーは昇進が間近に迫っていながら、足に大怪我を負う。このあたりから、パスコーがいつも損な役回りを演じるのがデフォルトになっていくんだろうか(^_^;)?。でも、ダルジール親爺とパスコーってちょっと頼りない若いのを、なんだかんだと面倒見る頑固親爺ってカンジである。 ウィシャート警部の率直さが好きだな♪。また出てこないかな♪。 また、この巻でパスコーとウィールドが上司を部下という枠を越えて、よき友人同士となっていく。いいねえ(*^_^*)。そして、パスコー夫妻と仲良くなって、ウィールディと呼ばれ始めるのもココから(^_^)。でも、夫妻の娘ローズの子守を押し付けられて、いもしない仔猫を探させられたウィールディは気の毒。折角のお呼ばれにお洒落してきたのにね(^_^;)。
March 25, 2004
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レジナルド・ヒルハヤカワミステリ1536 図書館で借りた本☆☆☆☆☆◎ ダルジール&パスコーシリーズ第九作目。 この作品も傑作!(^O^)。 戦時中に行方不明になった息子に全財産を残した老婦人が死ぬ。しかし、相続人の息子は四十年以上行方不明。あとその息子の生誕90年にならないと、他へと遺産がいくことはない。バカげた遺言だったが、彼女の葬式の真っ最中に息子を名乗る人物が突然現れる…。 これだけなら、まだ我らがダルジール親爺とパスコーの出番ではない。殺人事件が起こるのだった。更に、ダルジールと折り合いの悪い副警察長の昇進問題などが絡み、ストーリーはずいぶん複雑だが、とても面白い。 ここで、ぱすこーとうぃーるどは随分仲良しさんになる(^O^)。うぃーるどがもーほだとバレてしまうのが、この巻なのだが、それが分かったときのぱすこーがマヌケだが善人である(^_^)。でも、仕事の人間関係を乳飲み子のムスメに愚痴るのは情けなさ過ぎる…。 ダルジールの親爺はやはり極悪人である(~◇~;)。 この作品、私の好みもあるが、とても読み応えがある。このあたりがシリーズの中盤の盛り上がりというところか。主に'A Pinch of Snuff'以降に登場した事物が所々に顔を出すのも楽しい。
March 15, 2004
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レジナルド・ヒルハヤカワミステリ1508 図書館で借りた本☆☆☆☆☆ ダルジール&パスコーシリーズ第八作目。 ある冬の夜、別々の場所で全く無関係な3人の老人が死ぬ。彼らのいまわの際の言葉は謎めいていて、パスコー等は右往左往させられる。一人は、飛び出して車に轢かれる。その車には、泥酔したダルジールが乗っていた…。しかも老人はダルジールが運転していたことを示唆する言葉を遺して絶命。また、転んで腰の骨を折り、そのまま寒い中放置された老人の死も事故か他殺か疑いが発生する。3人目の老人は浴室で殺害されていた。 周囲のギワクをよそに、ダルジールは謎めいた行動を続ける…。 3つの老人の死のうちダルジールの関わらなかった2つはどれも入り組んだ原因があった。どれも悲劇的でやりきれない。また、ダルジールは相変わらずよくいえば豪放磊落だ(^_^;)。ラストの全ての謎解きの手際は相変わらず見事。やっとこダルジールの謎めいた単独行動の理由が明かされる。それも結構読者をハラハラさせて(^_^;)。 グライダークラブの滑走路なんかが出てくるのだが、ここって、↓の'Killing Kindness'で何度も出てきたのと同じグライダークラブのことだと思われる。 妻エリーの父親に痴呆の症状があらわれ、一歳になった娘ローズと実家に帰ってしまったぱすこーが結構情けない(^_^;)。しかし、エリーってアタマ悪い女だよな(ぼそ)。 作中、グレートデンが出てくるのだが、このコ(ハミーちゃんというのだ)と飼い主の親ばかぶりで、沈みがちなこの作品が明るくなっている。ちょ~っとお行儀が悪いコなのだが、ハミーちゃん、かわいい♪。 しかし、ヒサンな老いは誰にでもあまねくふりかかる。パスコーのこの作品からの退場の台詞(=原題Exit Lines)は、「ちょっとしたリハーサルってわけですよ、ね?」(^_^;)。
March 9, 2004
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明比淑子小学館A5簡易上製☆☆☆☆☆ 日本では唯一なんじゃないかと思えるフォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)の本。白地にシンプルなカバー、表紙の絵も素敵だ。ブックデザインも洒落ている(^_^)。 しかし、フォーティファイドワインって、結構製法が複雑なのだった。本来はワインの長旅に対する品質保全のため、アルコールを足して、防腐剤の代わりにしていたものから、今の諸酒が発達したようだ。だが、それぞれに地元でも受け取られ方も、製法も違っていて面白い。でも、私が特に好きなポートとマデイラは完全に外国人観光客のための酒だったようだ。特にかつての大英帝国の威光と無関係ではない。地元のヒトはあまり飲まない酒なのね。だが、これを読んでいて、特にマデイラ島には行ってみたくなった。 しかし、どこを読んでも古くからの醸造倉は、今はオートメーション化された郊外へ移ったという記述がたくさんあり、なんとなく、淋しくなってしまった。それにメーカーの統廃合も多いらしい。確かに、製法にも手間がかかるし、時代の流れを受けやすいのかな。また、本文には直接関係ないのだが、ヨーロッパの葡萄に大打撃を与えたというウドンコ病、フィロキセラ、ベト病という三大病虫害がちょっと気になった。これ、ちょっと機会があったら調べてみよ。
March 7, 2004
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レジナルド・ヒルハヤカワミステリ1459 図書館で借りた本☆☆☆☆☆ ようやく、日本語に戻ってこれた(+_+)。ダルジール警視シリーズ(原書ではDalziel & Pascoe novel)第7作目。 薔薇に生涯を懸けているかのようなパトリック・アルダーマンは、身の回りで彼に都合の悪い人間が次々と死んでいた。それに疑問を持った彼の上司は、ダルジールに相談するが、面倒くさがったダルジールは、パスコーに下請けにだす。しかし、パスコーはそれにのめりこんでいった…。 前作の方が好きかな(^_^;)。けれど、パスコーとウィールドが親しくなっていくのがよい♪。けれど、ウィールディ、とんがりすぎ(^_^;)。新人君がかあいそうだった。そのせいか、彼、以降作にも出てこないし…。ダルジールがいい思いをして終ってるような気がしないでもない。でも、パトリック・アルダーマンの父親がダルジールかも、なんてギワクがなくてよかった。 なんだか、「運命」という言葉を連想した。
March 6, 2004
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Reginald HillHarperCollins paperback 新書判☆☆☆☆☆ 英語がもっと分かったら☆☆☆☆☆◎(^_^;)。半年かかって読了(自爆)。 ハヤカワミステリから刊行されている、ダルジール警視シリーズ長編第6作目日本語未翻訳。 連続絞殺魔が現れる。最初の被害者が出たときに、ハムレットからの引用で犯行声明電話がマスコミにかかっていた。 イギリスのジプシーや降霊会・霊媒なんかも出てくるし、最後にはちょこっと薔薇のことなんかも出てきて次回作邦題「薔薇は死を夢見る」への布石?なんて思ってしまった。でも、次回作の原題は"Deadheads"というらしいけど。 この作品は全303ページだが、ストーリーは最後の30ページで一気に収斂していく。そうすると、捜査が停滞している中間部では、私の読書スピードも著しく低下してしまう。とにかくムズイんだから、これ(+_+)。 しかし、この作品も傑作の一つだと思う。とにかくプロットが素晴らしい。最初と最後の結びつきがとにかく凄いのだ。タイトルのつけ方も絶妙。それに、ウィールディが前のオトコ、モーリスと別れる経過も分かるし(^_^;)。 この作品も翻訳して欲しいよぉ…(T_T)。 個人的には未訳二作を較べると、こちらのほうが好きかな。 また、ペーパーバックもイギリス版を買ったが、表紙の絵柄がとてもいい♪。内容を読むとその絵の意味がわかるようになっているのだ♪。
March 5, 2004
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貫井徳郎講談社ノベルス新書並製☆☆☆☆☆「被害者は誰?」「目撃者は誰?」「探偵は誰?」「名探偵は誰?」の短編集。 ちょっと気になっていた作家。当たりかもしれない。他の作品も読んでみよっと。 美形ベストセラーミステリ作家の吉祥院慶彦が安楽椅子探偵、大学時代の後輩(太陽に吠えろ研究会らしい)捜査一課の刑事桂島がワトソン。 結構この二人のお馬鹿なやりとりが楽しい。この会話、私の職場の隣りの席の連中がよくやっているノリである。桂島がヒマな時に吉祥院の自宅を訪ねると、どうやって散らかしたのか分からない部屋を掃除させられつつ、美味しいコーヒーを淹れてもらい(だが大抵は桂島が淹れている)、一課の上司黙認で、抱えている難事件を推理してもらう、というのが主な筋立て。それも作品によってヴァリエーションがあるのが面白い(^_^)。 ただ、事件が起きるまでの前置きがちょ~っと長すぎる、と感じる作品がないでもない。軽妙なやりとりが楽しいので、まあ、いいや。 美形だが、傍若無人で人格に問題のある吉祥院先輩と、作中童顔と形容されている桂島クンの取り合わせは、別の興味が湧かないでもない…(^_^;)。桂島が結構カワイイところがあるのだ。
March 4, 2004
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