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こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は㈱耳目社の百瀬です。まずはこちらの写真をご覧ください。(弊社、場内アナウンス担当・畠中聡美提供)船橋競馬場の新スタンドで実況する私。体をくねらせ、妙な体勢ですよね(苦笑)まあ、これには理由がありまして…座って実況すると、4コーナー付近がどうも見えづらく仕方なく中腰の姿勢になった訳ですが…。(先週、山中アナ更新の『船橋競馬場新スタンド実況席』をご覧頂くと、実況席からコースがどのように見えるか分かります。)これがツイッターに投稿されると、"こんな体勢で実況しているとは!""気合が入ってる!""なんとなくかっこいい!"などなど反響があり、皆さん中腰姿勢の中年男性が好きなんだな、としみじみ思いました(違うか)。旧スタンドとも、仮設スタンドとも違う、新しい実況席からの眺め。私を含め、耳目社実況陣全員が試行錯誤しながらの開催となりました。(私以外の実況中の様子もアップしているので、もし興味がありましたら弊社畠中のツイッターをご覧下さい)という訳で、"あまり知られていない競馬実況の舞台裏に迫る!"シリーズ、今回は『実況中の姿勢』について考察します。撮影は2月某日。浦和競馬場の実況席にて、弊社・鈴木努アナをモデルに実施。ところで実況席は、ベランダに放送機材などを出して行う場と、ガラス張りの部屋に機材据え置きで行うところと、2パターンあります。ちなみに船橋競馬場の新実況席は前者、浦和競馬場は後者です。実況席の机には放送機材の他、レース映像のモニター、手元には専門紙などの資料を置いています。こちらは先日、私がユングフラウ賞を実況した時。専門紙と、レース前に作成した出走馬ごとの資料。双眼鏡に出走表(通称"塗り絵")、双眼鏡下の紙はゴール時に着順を書き留める用です。続いて姿勢について。(これが基本姿勢)弊社実況陣の基本姿勢は、右手に双眼鏡、左手に出走表。ゴール時は右手はペンに持ち替えます。(右手は双眼鏡、左手は塗り絵)喋りながら双眼鏡を覗くので、クリアには見えませんが、慣れれば気になりません。右肘を机に付けると、少し安定します。(肘を付けた時。机の高さによりますが、少し猫背になります。)時には立って実況する時もあります。(少数派ですが、日頃から立って実況する人もいます)(立った時。手元は安定しませんが、座るよりも身体を動かしやすい)そして"塗り絵"と呼ばれる、騎手の服飾を書いた出走表は体を動かしたり見る方角を変えたりしても、すぐ確認できるように机に置かず、左手に持ちます。(双眼鏡を付けつつも、視線は塗り絵に)この写真で分かるでしょうか。双眼鏡は眼鏡にくっつけ固定しますが、視線は手元を見ています。このように遠くと手元を交互に見ながら、馬の名前を確認し実況しているのです。ちなみに、私のように眼鏡を掛けていない方は、双眼鏡上部を眉毛の辺りに押し当て、少し上目遣いで覗き、下部に塗り絵用の隙間を作ります。また双眼鏡は、隊列の長さを確認する時、ゴール前では適宜外し、双眼鏡で確認できない場合は、モニターを見ることもあります。(実況席の前を通る時、双眼鏡は外します)㈱耳目社では南関4場に金沢競馬場、笠松競馬場と6つの競馬場を担当していますが、コースの"見やすさ"の指標となる「高さ」「ゴール(決勝線)との位置関係」「外ラチとの距離」6場全て異なります。実況席がゴールから離れている事も、競馬場全域を見渡せる高い場所にない事もあります。また部屋やベランダの広さも異なることから、必ずしも紹介したような姿勢にならない事もありますが、これが"基本的な姿勢"ということでご理解頂ければと思います。(浦和競馬場の実況席はゴールにとても近いです)何かの教本のように、実況時の姿勢から、視線をどう動かしているのかを紹介しましたが、一番お伝えしたいことは、色んなところを"見ている"という事。もちろん実況アナは喋ることが仕事ですが、それと同じかそれ以上に見ることがとても重要なんですね。当ブログの読者の皆様、日々の競馬観戦の際は、実況アナがどんな体勢でどこを見ているのか、ほんの少し思いをはせて頂ければ幸いです。さて最後に告知を一つ。3月3日13時から年度内最後の『川崎競馬スパーキングトークLIVE』が川崎競馬公式YouTubeで放送されます。(番組URLはこちら)何と9Rには私の名前が入った「"テカテカ"百瀬大照典」が行われます!どうしてこんなレース名になったかは、前回放送を含む、これまでの番組のアーカイブをご覧頂ければと思います。是非、今週はYouTubeでも川崎競馬お楽しみ下さい!
2022年02月28日

日曜日担当の高橋華代子です。 中央競馬の高橋祥泰調教師が2月28日付で定年引退されることが各メディアでも報じられました。 高橋調教師と言えば、NHKマイルカップを優勝したタイキフォーチュンやJBCスプリントの覇者サウスヴィグラスなどを手掛けられたことはあまりにも有名です。 タイキフォーチュンは1996年のNHKマイルカップ初代チャンピオンで、当時はマル外ダービーとも呼ばれていた時代。 バンブーピノがハイペースに逃げる中、タイキフォーチュンは中団から力強く抜け出して優勝。 勝ちタイムが1分32秒6で、3歳(当時は4歳)ながらオグリキャップが持っていたコースレコードに0.2秒差まで迫った驚異的なタイムであったことも大きな話題になりました。 とは言っても、当時のわたしは競馬を知り始めた頃で、そのタイムがどれほどすごかったかはよくわかりませんでした(笑)。 競馬を知るきっかけになったタイキフォーチュンが、一番大きなレース(G1)で勝った!!!その喜びしかありませんでした。 社会人になるまで競馬のことは全く知らずに興味もなく、正直なところいい印象がなかったかも^^; たまたま競馬好きの職場の人たちが大樹レーシングクラブの募集パンフレットから馬を決めると選んだのが、 父 シアトルダンサーⅡ、母 パテントリークリアで、のちのタイキフォーチュンでした。 パンフレットにのっていたあどけないかわいい仔馬が、デビューして、初勝利を挙げて、葉牡丹賞を勝って、ラジオたんぱ杯3歳Sで初めて重賞に挑戦して、弥生賞にも出走して、毎日杯を勝って重賞初勝利を挙げて、NHKマイルカップを優勝してG1ホースに! タイキフォーチュンが活躍することで、メディアにも多く登場するようになり、 競走馬はレースで走るまでに様々な方たちが関わって、たくさんの人たちの夢や希望も乗せて走っていることを知りました。 そんなロマンの部分に魅かれて、競馬に関わる仕事がしたいと勢いで上京し、今に至ります。 タイキフォーチュンがいなければ、こういう人生にはなりませんでした(^^; 南関東のお馬さんたちを取材させて頂く日々になることもなかったです。。。 タイキフォーチュンが現役引退以降、長きに渡って暮らしていたイーストスタッドさんで、毎年会わせて頂いていました。 若かりし頃のフォーチュン↓ 現在は、引退馬協会さんのもとで、本桐牧場さんで悠々自適な毎日を送っています。 フォーチュンも今年29歳。かなり高齢になり、会える時に会いたいですよね……。ここ数年はコロナ禍により会えていないので、早く平和な日々が戻って欲しいです。フォーチュンに会いたいです。 本桐牧場さんのツイッターに、フォーチュンの様子が綴られているので、本当にありがたいです。 2月9日のお誕生日やクリスマスなどにもお祝いしてもらい、何より29歳まで暮らしていることが、本当に尊いです。フォーチュン、とても幸せですね。 今でも、東京競馬場でG1競走のファンファーレを聴くとときめきます。フォーチュンがNHKマイルカップを勝った時のファンファーレだぁと。 あれから25年ほどが経ちました。 今は、南関東のお馬さんたちがそのファンファーレのもとで勝つことが、ひとつの夢です。 いちファンとしても、タイキフォーチュンと出会わせて頂いて、高橋祥泰調教師、ありがとうございました。
2022年02月27日

土曜日担当はダートプロの鈴木セイヤです。7週間にわたる姫路開催が終了しました。今週は園田でお留守番。3日間レース展望の進行を担当しました。姫路期間中、園田競馬場前に喫茶店がオープンしました。(以前は園田食堂だった場所です)喫茶店ピノキオ先週から気になっていたお店に行ってみました。月曜日はオムライスのセットを注文。見た目以上にボリューム満点でお腹いっぱいになりました。火曜日はモーニングセットを注文。健康志向なメニューで朝食には丁度いい量でした。※紅茶はよく振ってからに入れてくださいね。園田競馬場のバス停前にあるので、毎週通う事になりそうです。お得なコーヒーチケットも購入しました。園田競馬にご来場の際は是非寄ってみてください。ー 兵庫県競馬 今週のWeekly Topics ー【長尾騎手31勝目】2月23日、姫路競馬4Rでルグランタンゴが勝利。騎乗した長尾翼玖(ながお たすく)騎手が地方通算31勝目を挙げました。この勝利で来週の園田開催から減量が1キロ取れて、2キロ減に変更となります。長尾騎手は昨年4月に騎手デビュー。同期に佐々木世麗(ささき せれい)騎手、大山龍太郎(おおやま りゅうたろう)騎手がいます。デビューイヤーの2021年は27勝を記録しました。1月24日に姫路競馬場の初勝利を記録。3角でイン突き、向正面から早めのスパートで勝利を挙げるなど攻めの騎乗を披露しています。【兵庫ウインターカップ インペリシャブル復活V】2月23日、姫路競馬場で重賞競走、第6回兵庫ウインターカップが行われ、川崎のインペリシャブルが優勝。2着にはベストマッチョが入り、川崎勢のワンツーフィニッシュ。3着は1番人気の地元サンロアノークでした。レースはナチュラリー、ベストマッチョ、マイタイザンが飛び出して先頭集団を形成。ハイペースでレースが進みます。今回初めてシャドーロールを着用したインペリシャブルは道中5番手のインを追走。じっくり脚をためていました。下がってくる先行勢をうまくさばき直線外へ持ち出します。近況影を潜めていた本来の鋭い決め手を発揮したインペリシャブル。2番手から早めに抜け出した川崎のベストマッチョを差し切りました。インペリシャブルは2020年の黒潮盃(くろしおはい)以来、重賞3勝目。黒潮盃以降はダートグレード、南関東の重賞に挑み強敵相手に奮闘しました。久々の遠征競馬となった今回は、単勝10番人気の低評価を覆す復活勝利となりました。騎乗した鴨宮祥行(かもみや よしき)騎手は重賞5勝目。2020年、笠松のゴールドジュニア以来、2年ぶりの重賞勝ち。地元重賞は2018年の園田チャレンジカップ以来4年ぶりの勝利です。管理する川崎の高月賢一(たかつき けんいち)厩舎は、この勝利が地方通算1100勝のメモリアル勝利となりました。今週で姫路競馬の開催が終了しました。沢山のご来場ありがとうございました。また来年お楽しみください。【薄暮開催のお知らせ】来週から園田競馬がスタート。3週間連続で薄暮開催を実施致します。・3月1日(火)~3日(木)・3月8日(火)~10日(木)・3月15日(火)〜17日(木) 計9日間開門予定 11:45最終レース発走 18:30<ファンバス出発時刻>園田駅発 第1便 11:30阪神尼崎駅発 第1便 11:20J R尼崎駅発 第1便 11︰35開門時刻、発走時刻にご注意ください。
2022年02月26日

金曜日は、古谷が担当します。 先週のブログでは、「北海道競馬記者クラブ表彰」や「NARグランプリ2021表彰」等が17日に行われたことを伝えました。その日、本来なら2022年ホッカイドウ競馬の番組等説明会が実施される予定でしたが、昨今の新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、番組等説明会は中止となりました。 ただ、予定通り、2022年の開催概要などは、18日にホッカイドウ競馬オフィシャルホームページで発表されました。今年は、4月13日(水)~11月10日(木)まで、15開催全85日間と、昨年より3日間の日程増加となりました。純粋に、最後もう1週、3日間追加される形です。4月の3週間は2日間開催ですが、5月になると前節2日間-後節3日間の形が組まれ、「北海優駿」と「赤レンガ記念」が行われる5回門別のみ3週連続2日間開催で全6日という日程になり、その後は3日間開催が最後まで続きます。 賞金面では、「道営記念」と「JBC2歳優駿」の1着賞金が500万円アップされ、「道営記念」は2000万円、「JBC2歳優駿」は3500万円となります。また、7月21日に行われる「星雲賞」が、200万アップの500万円となります。また、着外(6着以下)手当が、ダートグレード競走に加え、すべての重賞競走に拡充されます。3歳と3歳以上は10万円、2歳は5万円が着外手当となります。 そして、「フレッシュチャレンジ」は、1回門別から3回門別までの1着賞金が250万円、4回門別以降は220万円となります。また、「スーパーフレッシュチャレンジ」は、IとIIでは賞金に50万円の差が生まれていましたが、今年はどちらも1着賞金300万円となります。Iは開幕週に、IIはゴールデンウィークと、どちらも早い時期に設定されます。早い時期にデビューを迎える馬の賞金を手厚くすることで、早期デビューを促し、早い段階で「2歳未勝利」を組める状況を作ることが目的だと考えられます。「アタックチャレンジ」は、全期間で1着賞金は20万円アップの120万円となりました。 他のクラスでも、「JRA交流」が昨年より1着賞金で40万円増(1勝クラスは120万円、未勝利は100万円)など、どのクラスも増額されています。 重賞日程の変更点では、「エトワール賞」が、昨年8月から今年は5月4日に大きく変わりました。「北海道スプリントカップ」の前哨戦として、8年振りに5月に戻りました。また、他主催者とのシリーズ競走関連による日程調整があった重賞は、3歳以上牝馬のマイル重賞「ヒダカソウカップ」が約1カ月早まる形で5月19日に、伝統の古馬中距離重賞「赤レンガ記念」は6月下旬から6月23日に、3歳三冠最終戦の「王冠賞」は約1カ月遅くなり、8月16日となります。 細かい点は、「ふるやっちチャンネル」の中で、タイミングを見て説明していければと思っています。 今年の開催概要が発表され、3月10日には能検初日を迎え、いよいよ春が近づいてきたなぁと感じる今日この頃です。
2022年02月25日

木曜担当のよこてんです。 先週の金曜日、盛岡市内において『2021 IWATE KEIBA AWARDS』授賞式が行われました。例年より一ヶ月ほど早いタイミングになったのは競馬の開催日程と県議会の日程の兼ね合いによるものかと思われます。 以前は4月の頭に、特別開催が終わり新年度の開催に替わる間のタイミングでやっていた事がありましたし、もっと前は1月下旬に行われていた時期もありました。近年は3月下旬からの特別開催前のあたりで定着していた感じでしたが、3月上旬から開催が始まる事がレギュラー化するなら、この授賞式も2月に行われる形が続くのかなと思います。 コロナ禍により一昨年は取り止め(後日賞状・盾の授与のみ実施)、昨年は関係者のみで実施という形で行われた『IWATE KEIBA AWARDS』。今年も受賞関係者のみに人数を絞っての実施となりました。来年は、以前のようなファンの皆さんを交えての表彰式が戻ってくるのでしょうか・・・。 タイミング的に参加できなかった受賞者もおり、今年も1時間ちょっとで終了するコンパクトな授賞式となりました。★開会の挨拶を行う達増管理者★騎手表彰関係は村上忍騎手と山本政聡騎手が出席★調教師関係の表彰では板垣吉則調教師・菅原勲調教師★厩務員部門は代表授賞の形を採りました★最優秀ターフホース・ナイトオブナイツ号関係者★ナイトオブナイツ号馬主・星加浩一さん「盛岡は地方競馬で唯一芝コースがある競馬場。芝の馬なのでここに活躍の場を求めてきました」★最優秀牝馬・ゴールデンヒーラー号関係者★ゴールデンヒーラー号馬主・平賀敏男さん「2歳時から楽しみにしていたが、思っていた以上の活躍ぶりが嬉しかった」★最優秀短距離馬・キラットダイヤ号、板垣吉則調教師「新シーズンも昨季以上の活躍をしてくれると期待しています」★2歳最優秀馬・カクテルライト号馬主・長澤茂さん「この馬なら活躍できるから、と小西調教師に奨められた。これからも調教師を信頼してやっていきたい」★3歳最優秀馬・リュウノシンゲン号、菅原勲調教師「まだまだ伸びる馬だと思っています」 年度代表馬となったエンパイアペガサス号は佐藤祐司調教師が欠席だったものの、馬主・厩務員さんらが出席しました。★年度代表馬/4歳以上最優秀馬・エンパイアペガサス号関係者★エンパイアペガサス号馬主・佐藤信廣さん「過去のレースを振り返ってみるといろいろな事が思い出されます。エンパイアペガサスの血筋を繋げていきたい」★山本政聡騎手「騎乗依頼が来たときには“僕でいいのかな?”と正直思いました」 エンパイアペガサスはこれまでも度々年度代表馬の候補になっていて、いや何度も年度代表馬の座についていてもおかしくない実績を挙げてきた馬。ついに年度代表馬になった時には引退という形になりましたが、ようやくこの座に就けた喜びだけでなく“無事に戦い終えた”という安堵感、達成感のようなものも陣営から感じられたように思いましたね。★エンパイアペガサス号の種牡馬カタログ(写真は私が撮ったものです!)★馬事文化賞はIBC岩手放送のラジオ番組『いわて想い出の名馬館』。菅原勲調教師のめっちゃ若い頃の声が流れた さて、気がつけば2月もあと数日、春競馬のスタートまであと2週間ほどになりました。今年の雪の感じは、今のところは昨年よりは雪解けが遅い様に見えますが、それも今週末あたりから気温が上がるようですから一気に進んでいくでしょう。ようやく「冬」から「春」になっていきそうです。
2022年02月24日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 引き続き、先週の開催の名古屋競馬場のリポートです。 先週金曜日18日、レディースジョッキーズシリーズの最終戦と、メインレースにはアメジストオープンが行われました。 10時30分の開門時刻直前 皆さん「新たな日常」を意識し、静かに整然とオープンの時刻を待つ レディースジョッキーズシリーズの「この日」に合わせて休みを取って来た、という熱心なお客様とも行き会いました。金曜日と言うこともあり、この日はなかなかの盛り上がりでした。 この日の朝一番の「顔」 笠松所属の森島貴之騎手 33歳 この日は、朝の1鞍(騎手変更で当日1鞍追加)の騎乗のために名古屋に来ていました。 時節柄、マスクを着けたままですが…さわやか系の顔立ちが魅力のイケメン騎手。 日頃意識していること、と聞いてみると… 「やはり、お客さんにアピール出来る騎乗、レースをすることじゃないですかね。」…と一言。「当たり前のことなんですけど…一生懸命やったら、見ていて面白いと思うんですよね。いまでも一生懸命やっているつもりではありますけれども、ああいうこと(昨年の休催)があって笠松競馬がなかなか注目されなくなっているところで、もっとアピール出来るレースをしないと、と、いつも思っています。」「よその競馬場のことですけれども、高知とか、僕らが見てても面白いですもんね。レースが。だから馬券が売れているのもわかる。自分たちも、もっとアピールするレースが出来ると思うんです。」 笠松のプロパーの所属騎手は9人。年かさとしても、40代前半の騎手と、あとははたち前後の若手が多い中で、30代前半の森島騎手はまさに中堅のなかの中堅。 現状は成績的にも「中堅」といったところですが、こうした意識が笠松での競馬を面白くしてくれるだけでなく、これから上昇していくべき笠松競馬場全体のムードを引っ張っていく。そんな存在になるのではないでしょうか。 あと25勝で、300勝の一区切り。 そういうタイミングで、また話を聞いてみたいと思いました。 今開催も、登場してきました。 3レース ブタノカックーニ 今回もこの覆面。 いつからつけてるんだろ…… 入場の前には、とってしまうメンコです。 レース結果は、今回も3着……。 「なかなかしっかりとしてこないですね。今日もふらついて走ってしまって…」 ……とは、手綱を取った塚本征吾騎手の話。 もうしばらく追いかけてみようかな。 レディースジョッキーズシリーズの2個レースは、メインレースを挟んで9Rと11Rで行われました。残念ながら、騎乗前のセレモニーや写真撮影などのイベントは、コロナのせいでなし。 ほんとに…コロナの奴め…… オミクロンの奴め…… 9レースは、ニシノステラで川崎の神尾香澄騎手の勝利 馬の力が生きる逃げ。先手を主張して上手に運びました。 この笑顔。会心の勝利。 一方、1番人気のテイエムクイーンで敗れた、笠松の深澤杏花騎手はこの表情。 今日は組み合わせ的に、難しいレースだったかな…。 勝負に行くべきところで、馬を動かして勝負に行ったところは、いいレースだったと思います。 ただ、勝ち馬がすんなり逃げては…でしたね。 メインレースを挟んで11Rは、木之前葵騎手が乗ったマテラシオンが、こちらも逃げ切り。 昨年の最後の3ヶ月を、レース中の怪我で棒に振ってしまった彼女。 レディースジョッキーズシリーズも、高知と岩手は欠場となり、今回の地元・名古屋が唯一の出場機会になりました。 「休んだ3ヶ月間で、ものすごく色々なことを考えて、成長できた」……新年早々、そう語った彼女。今回、いつもと違うレースを経験して、どんなことを感じただろうか。きっとこの機会にも、自分のこと、競馬のこと、様々なことを感じ取る経験にしていたのだろうと、私は勝手に思っています。 興味深かったのは…彼女、女性だけのレースの経験、なかったんですね。彼女がデビューした時には、もう女性騎手のこういうイベントレースは、女性騎手の数が足りずに男性に交じって走る形になっていたってことか。 口取りの際には、遠いところにいるお客さん方からも声援が飛んでいました。、 宮下瞳騎手は、2戦とも2着。 本人は悔しかったろうけれども……勝負になるレースを、したよね。どちらも。 その存在感がさすがでした。 一方……自身がそう思っているだろうから有り体に言いますが、やらかしてしまったのがこちら。高知の濱尚美騎手。レースをご覧頂ければわかると思いますが……上がって来た後も、反省しきりでした。 総合優勝は、濱尚美騎手。盛岡と高知での貯金が生きました。 ただその会見の時にも、やはり今回の名古屋の2走の反省が、どうしても出てきてしまいましたね。 正直、今年になって彼女がまだ1つしか勝っていないとは、この日の取材の準備をするまで気がついていませんでした。 やはり高知は、馬だけでなく人の方も激戦区、ということもあるでしょう。高知での仕事の中で、いま彼女がどんなことを感じながらやっているのかということに思いを致せば、彼女自身には恐らく、今回優勝できた、ということよりも、自分の競馬そのものに対して思っていること、取り組まなければならないことが、すごくあるのかも知れません。 優勝を励みに、というよりも、名古屋まで来て感じたことを大切にしながら、頑張って欲しいです。 左 2位の神尾香澄騎手 右 3位の宮下瞳騎手 こういうシリーズをやると、どうしても勝った負けたに目が行ってしまうのですが… 例えば、宮下瞳騎手はこの日、11鞍全部のレースに騎乗していました。 例えば、木之前葵騎手はそこまでたくさん乗るわけではないけれど、名古屋で調教師と話をしていれば「パワーのある男性ではなく、葵を乗せたいタイプの馬というのはいる」と明言する人もいます。 レディースジョッキーズシリーズは、そうしてそれぞれの戦いの場で成長してきた姿を、女性騎手が一堂に会して披露する場、だと思うんですよね。 それこそ、最初の森島騎手の話ではないけれど、「アピール」の場。 そうすることによって、自場の調教師や馬主、競馬ファン、ひいては、これから「馬の仕事に就こう」と思っている若い女性たちにとって、何かが伝わる場になっていくのではないでしょうか。 最後に…… 前回ご案内したこの馬。 カツゲキキトキト 9歳 メインレースの10Rアメジストオープン(1600m)に出走 11月の準重賞・とちのき杯を勝って以降3ヶ月ぶりの実践でした。 レース道中 右の桃帽がカツゲキキトキト 勝ったアドマイヤムテキから、半馬身差の2着でした。 丹羽克輝騎手の話 「驚いた。まだ全然攻め馬やっていないのに、ここまで走れるとは。勝負所で仕掛けたら反応して最後までしっかり走った。立派な馬だ。これなら、こういう平場のオープンならまた勝てるかも知れないね。」 長く競走馬として走り続けることも、競走馬の価値。 順調に過ごして、またすぐに元気に走るところを見せてくれればと思います。 この馬もまた、この場所の競馬にとってかけがえのない1頭です。 次の名古屋の開催は、2月28日月曜日からの4日間。 3月1日火曜日には、グランダムジャパン3歳シーズンの若草賞(1400m)が行われます。 地元名古屋の出走メンバーは流動的ですが、強力な遠征馬も揃って面白いレースになりそう。是非ご注目くださいね!
2022年02月23日

火曜日担当の太田です。北海道は大荒れ。帯広も雪が降り、風も強く吹きましたが、道央札幌方面から比べたら大したことなかったですね。観測史上最大の積雪のところも多いようで、大変な状況なのでしょうね。明日の午前中ぐらいまで雪が降るようですので、道央方面にお住まいの方はお気を付けください。この低気圧が過ぎると、穏やかな天候になるようで、今度の週末は4月並みの高い気温になること。雪解けが進みそうですね。ただ落雪などには気を付けなければなりません。4週続けての重賞最後は、今季重賞競走優勝馬選抜馬による重賞第43回チャンピオンカップBG2が行われました。この日、未明から午前中にかけて雪が降って、馬場水分が4%を超える数字。ハンデも微妙にあって、ハンデ頭840キロメムロボブサップが1番人気。昨年の覇者アオノブラックが2番人気。5歳馬キョウエイリュウが3番人気。レースについてはこちらもメジロゴーリキ、メムロボブサップが果敢に先行する展開。第2障害をトップで超えてきたメムロボブサップ。最後は後続を突き放す強さを見せて勝利。2番手以下が大混戦の中、2着は11歳馬シンザンボーイが粘り切り、3着に5歳馬カイセドクターが入りました。(主催者提供)雪が降ったことも味方にしたメムロボブサップ。ただ、このハンデであれだけの強さは、この馬の底力を感じましたね。6歳馬、ばんえい記念へ進むかは未定ですが、出てきたらもちろん主役となることでしょう。回避となっても、来季はこの馬中心というのは間違いないでしょう。同期のアオノブラックと比べると馬体は小さいながら、堅実な走りを見せるボブサップ。馬券的には常に外せない馬ですね。昨年引退したコウシュハウンカイのように安定感は抜群。あとは高重量戦で今後どうなのか。帯広記念は930キロのトップハンデということもあり、結果は9着と大敗を喫しましたが、この敗退がハンデによるものなのか、重量だったのかは、まだわからないですね。今回のレースの内容からすると、重量というよりも展開という感じもします。いろいろと考えると楽しみですね。(主催者提供)今回出走馬の中からばんえい記念に駒を進める馬も多くいることでしょう。ちょど1か月後の3月20日(日)。いよいよという感じです。今年はどの馬が勝っても初制覇ということになります。今後のばんえい界を引っ張る馬の誕生の瞬間。本当に楽しみです。重賞レース開催時に行われているばんスタ延長戦。しかし、次回は重賞日以外の日に実施することになっております。3月5日(土)です。今回はばんスタMC人によるふわふわ馬券対決(笑) 皆さんにも参加いただけるような企画もありますので、ぜひともご覧いただき、一緒に馬券で楽しんでくださいね。
2022年02月22日

今日は耳目社山中が担当します。先週の船橋競馬の開催から、工事中の新スタンドが一部オープンし、業務エリアが仮設の建物から新スタンドへ移動しました。船橋競馬場でこの高さからの眺めは久々です。レース映像を見てびっくりされた方もいらっしゃるかもしれません。実況席はスタンドの上の方レース映像のカメラも近くにあります。業務用の仮設の建物は既に取り壊されています。かなりコースに近いところで実況していたことが写真でわかります。(実況室は2Fでした)16日水曜日に行われた第58回報知グランプリカップはギガキングが優勝。4歳になって初戦、古馬と初対戦での見事な勝利。今後が楽しみになる勝利でした。(結果は→こちら)レース終了後関係者インタビューもウィナーズサークルで行われました。和田譲治騎手稲益貴弘調教師優勝おめでとうございます!!できるだけ早く感覚を掴んでいい実況ができるようにしたいですが、自然と「探り探り」の実況になっていたかもしれません。しっかり実況できるように努めていきます。今開催も残念ながら無観客で開催が行われました。競馬開催日に、ファンの皆さまとこの新スタンドの雰囲気を共有できる日が1日も早くやってくるといいのですが。
2022年02月21日

日曜日担当の高橋華代子です。 今日というか正確には昨日になっちゃいましたが、フェブラリーSに出走したミューチャリーの応援に東京競馬場へ行ってきましたぁ。 指定席を申し込むのをうっかりしていて、キャンセル待ちでポチポチしていたのですがなかなか取れず。 2日間くらい一日中ずっとポチポチしていたら、諦めかけたレース前夜にやっと取れました\(^o^)/ わたしの周りでも前夜に取れた人が多かったですよ。 仕事の関係で到着したのは13時半頃でしたが、ひとまず目的のひとつでもあった食べ物関係も網羅できたのは良かったです(笑)。 なお、以前まではG1レースに南関東のお馬さんが出走すると、馬名入りボールペンをゲットするために、過酷な状況で買いに行っていました(^^; 当時は朝取材もよく行っていて、そういう時は多くが徹夜状態だったので(ナイターからの終電で向かい、最寄り駅の24時間やっているファミレスで追い切り時間まで過ごすみたいな(^^;)、フラフラになりながら朝取材を終えて、そのまま電車に乗って競馬場へ行ってボールペンをゲットするみたいな。 さすがにもう体力がありません(笑)。 今はコロナ禍ということもあってなのか、ターフィー通販クラブさんの方で受注販売にしてくださっているので、本当にありがたいです。遠方で来られない人もたくさんいるし、今は競馬場へもなかなか入れないので。 今回はミューチャリーの分を買います!21日(月)正午までが締め切りなのでまだの方は急いだ方がいいですよ。わたしもこれから申し込みます!詳細はこちら。 それにしても、初めて生で見たソダシさんの白さが神々しくてびっくりしました。きれいですね。ブチコがお母さんで、ユキチャンが伯母さん。 芦毛のミューチャリーも芦毛さんらしくなってきたなぁと、しみじみ見入ったミューチャリーファンの方が多かったのでは。 ミューチャリーの若い頃は芦毛だけど黒かったので(^^; 新馬戦↓ 若い頃は芦毛に見えなかったので、ミューチャリーを見ていると、芦毛さんの神秘を感じます。 ミューチャリーはソダシさんを見て何を思っただろう(^_^) 周回していくうちに、前にいたソダシさんから後ろを歩いていたミューチャリーが、どんどんどんどん離されていきました。 南関東ではこんなに離されて歩く姿は見たことがなかったので(スペースの問題もあるでしょうが(^^;)、今度陣営に聞いてみたいです。 レースは福永祐一騎手が手綱を取った2番人気カフェファラオ(中央・堀宣行厩舎)が好位追走から直線抜け出す完勝で、勝ちタイムはコースレコードタイの1600m1分33秒8(重)。史上2頭目の連覇を達成。おめでとうございました! 2着が逃げたテイエムサウスダン、3着は2番手から進めたソダシでした。 ミューチャリーは御神本訓史騎手を背に中団後方からの競馬で10着。しかし、ミューチャリー自身も1600m1分35秒1で駆けたのは過去2度のチャレンジで最も速く、上りも自身初の35秒0でした。 陣営の感想は改めて聞いてみたいなと思うので、その時は南関東競馬のブログにアップしますね。 フェブラリーS3年連続の出走。高みに向かって挑戦し続けるミューチャリー。次はどんなチャレンジが待っているのでしょうか。 フェブラリーSのG1ファンファーレを生で聴けたのもうれしかったです。わたしがこの世界に入ったきっかけになっている、NHKマイルカップを勝ったタイキフォーチュンが、あのファンファーレの下で先頭で駆けたんだぁと思うので。
2022年02月20日

土曜日担当はダートプロの鈴木セイヤです。7週にわたる姫路開催も来週が最終週。私は今週で姫路業務が終了しました。姫路開催は現地組、園田組をローテーションでまわしています。来週の三日間は園田でお留守番。一足先に姫路業務終了となりました。昨年からずっと思っている事があります。なぜ私が行く週だけ寒さが厳しくなるのだろう。私が持っているのか、持っていないのか。そんな寒い日はアツアツのラーメンが食べたくなります。三宅きみひとアナウンサーに教えて頂いた「甚八」へ。開店してすぐに駐車場が埋まる人気店です。注文したのはラーメンとチャーマヨ丼。あっさりしたスープは冷えた身体に染みます。柔らかいチャーシュー、弾力のある麺は一瞬で胃袋に消えていきました。次回の姫路シリーズで絶対食べたい一品です。こちらは帰りの電車待ちの時間に食べた海鮮丼。頑張った後のご飯が美味しいです。来年の姫路は安心して楽しめる開催になりますように。ー 兵庫県競馬 今週のWeekly Topics ー2月15日(火)、吉村智洋騎手は兵庫県競馬タイ記録の1日6勝を達成しました。吉村騎手の1日6勝は通算4回目。兵庫県競馬の1日6勝最多記録を更新しました。【1日6勝達成回数】4回 吉村智洋3回 岩田康誠・木村健2回 小牧太1回 下原理・田中学・大山真吾吉村騎手は今週11勝を挙げる活躍で今年45勝。マルチ勝利は14回記録しています。兵庫リーディングは2位の田中学騎手と18勝差をつけてトップ独走中です。5年連続の兵庫リーディング、4年連続の年間300勝へ順調に勝ち星を量産しています。2月17日、岩手競馬所属の高松亮騎手の期間限定騎乗が終了しました。2月8日に姫路競馬場で初勝利を記録し、石橋満(いしばし みつる)調教師に通算100勝のメモリアル勝利をプレゼント。4週間の短い期間でしたが、関係者からの信頼も厚く騎乗依頼が殺到しました。向正面から仕掛ける積極的な騎乗もあり、人気薄の馬での好走も多く見られました。「慣れてきた所で期間限定が終了という所が辛いですね。皆さんに良くして頂いて楽しかったです。自分の騎乗スタイルにひと味加えて岩手で結果が出せるように頑張ります。」高松騎手は岩手に戻り、3月からの水沢開催に備えます。引き続き熱いご声援をよろしくお願いします。姫路競馬は次週が最終週。火〜木の三日間開催です。2月23日は全国交流の重賞競走、第6回兵庫ウインターカップが行われます。主な出走予定馬【兵庫】ナチュラリーマイタイザンノボバカラサンロアノーク ハナブサ など 【遠征馬】トーセンレビュー(浦和)ドリームキラリ(大井)ベストマッチョ(川崎)インペリシャブル(川崎)エイシンエンジョイ(笠松)豪華メンバーが揃った兵庫ウインターカップにご注目ください。尚、騎手や出走馬については変更になる場合がございます。ご了承ください。【薄暮開催のお知らせ】園田競馬は3月から開催がスタート。3週間連続で薄暮開催を実施致します。・3月1日(火)~3日(木)・3月8日(火)~10日(木)・3月15日(火)〜17日(木) 計9日間開門予定 11:45最終レース発走 18:30<ファンバス出発時刻>園田駅発 第1便 11:30阪神尼崎駅発 第1便 11:20J R尼崎駅発 第1便 11︰35開門時刻、発走時刻にご注意ください。
2022年02月19日

金曜日は、古谷が担当します。 新型コロナウイルスの影響で、「NARグランプリ」の表彰式が行えない状況が続いています。そんな中、「NARグランプリ2021」で受賞したホッカイドウ競馬所属馬の関係者などに対し、門別競馬場で表彰式を行うこととなりました。また、「2歳チャンピオンシリーズ2021」の総合優勝もホッカイドウ競馬所属馬だったこともあり、併せて表彰式が執り行われました。(表彰式の会場は、門別競馬場Aスタンド3階来賓室でした) 毎年この時期に、「北海道競馬記者クラブ表彰」と「北海道地方競馬優秀賞表彰」が執り行われます。例年なら札幌市内のホテルで開催されていましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、昨年は表彰式が中止。今年は、受賞者の中でも最小限の参加人数が式に来場された上、控室を用意しながら、式会場となった3階来賓室に、部門を分けつつ、人の入れ替えをしながら表彰に当たりました。入れ替えの際は、会場内のアルコール消毒を徹底し、賞状の読み上げなどがない形で、簡素に行われました。 最初に、「北海道競馬記者クラブ表彰」が行われました。北海道競馬記者クラブ賞は、最多収得賞金調教師及び騎手に与えられ、田中淳司調教師と石川倭騎手が受賞しました。また、北海道調騎会会長を歴任され、昨年はラッキードリームを三冠馬とするなど、ホッカイドウ競馬に多大なる貢献を果たされた林和弘調教師(昨年9月4日逝去)に対し、特別賞が渡されました。(北海道競馬記者クラブ賞を受賞した田中淳司調教師)(北海道競馬記者クラブ特別賞が、林和弘師の御家族に渡されました)○道新スポーツ「年度代表馬賞」 ・2歳…スピーディキック(石本孝博調教師、右原浩介厩務員が列席) ・3歳以上…クインズサターン(亀田和弘オーナー、安田武広調教師、鳥谷健成厩務員が列席)(上段が2歳、下段は3歳以上の年度代表馬を受賞された皆様)○スポーツニッポン「特別賞」 ・服部茂史騎手○報知新聞「リーディングトレーナー賞」 ・田中淳司調教師○日刊スポーツ「リーディングジョッキー賞」 ・第1位…石川倭騎手 ・第2位…服部茂史騎手 ・第3位桑村真明騎手(服部騎手が列席) この後、人の入れ替えが行われた後、「NARグランプリ2021」を受賞された、ホッカイドウ競馬関係者に対する表彰式が行われました。ホッカイドウ競馬所属馬は、2歳最優秀牡馬と2歳最優秀牝馬の2部門。そして、JBC協会副会長としてJBC競走の創設をはじめ、地方競馬の発展に多大なる功績を残された岡田繁幸氏に、特別賞が受賞されました。 冒頭、地方競馬全国協会(NAR)の相川貴志監事の御挨拶がありました。「昨年に続き、新型コロナウイルスの関係で、NARグランプリ開催を断念せざるを得ない状況となりました。1年間、頑張って頂いた人馬を讃える場ですので、ただトロフィーを宅配便で送ってそれで終わりというのは、非常に心苦しく思っていましたが、直接お渡しできる機会を設けて頂き、大変嬉しく思っています。また、今回のNARグランプリでは、昨年亡くなられました岡田繁幸さんに特別賞をお送りすることとしております。岡田さんの生前の御功績を讃えることはもちろんですが、私どもNARとしての感謝の気持ちを込めたものでございます。御子息の岡田紘和様にお越し頂き、直接伝えることを大変有難く思っております。昨年の地方競馬は、売上はもちろん、馬の活躍という面でも大きな成果がありました。この流れを止めることなく、推し進めていきたい、地方競馬からもっともっと強い馬を出していきたい…。そういった時に、どうしてもホッカイドウ競馬の力が必要です。ホッカイドウ競馬の存在は益々、大きくなっていくと思っております。そういった意味も含めまして、ホッカイドウ競馬の益々の発展と、地方競馬の力となる、皆さまの更なる御活躍と御健勝をお祈りさせて頂きます」 2歳戦に強いホッカイドウ競馬は、他場へ巣立ったとしても、ホッカイドウ競馬出身として存在感をアピールしています。「強い馬を出していきたいと思った時に、どうしてもホッカイドウ競馬の力が必要」との言葉は、この環境で仕事をさせて頂く身としても、何か嬉しく思います。○「NARグランプリ」2歳最優秀牡馬…ナッジ(田中正二調教師、信田牧場様が列席)○「NARグランプリ」2歳最優秀牝馬…スピーディキック(石本孝博調教師が列席)○特別賞…岡田繁幸氏(岡田紘和氏が列席) そして、「2歳チャンピオンシリーズ2021」は、サンライズカップ優勝、JBC2歳優駿2着、全日本2歳優駿8着がシリーズ対象レースで、総合優勝となったナッジに対し、代表して田中正二調教師が列席しました。 「NARグランプリ2021」が、このような形であっても関係者を讃える場を設けられたことは、相川監事がお話しされたように喜ばしい限りです。あと1カ月すれば、能力検査が始まりますが、今年も強い2歳馬が誕生することを期待したいと思います。 改めまして、受賞された皆さま、おめでとうございます!
2022年02月18日

木曜担当のよこてんです。 今回は先日発表された2022シーズンの岩手競馬重賞日程の話題として2021シーズンからの変更点等について書いてみたいと思います。 大きく変わったのはやはりJBC関係の部分ですね。11月3日にはJBCの3競走だけでなく2歳芝のジュニアグランプリ、古馬芝の岩手県知事杯OROカップが移動して重賞5競走が集中。またそれぞれのレースの賞金も増額されました。■JBCクラシック・・・1着賞金8000万円→1億円■JBCスプリント・・・同6000万円→8000万円■JBCレディスクラシック・・・同4100万円→6000万円■岩手県知事杯OROカップ・・・9月下旬から11月3日へ、1着賞金1000万円→3000万円■ジュニアグランプリ・・・9月中~下旬から11月3日へ、1着賞金400万円→2000万円 2014年の盛岡JBCの際にも同日に3歳重賞不来方賞と古馬芝の重賞秋嶺賞が行われていましたので“重賞5連発”は今回が初めてではないですが、門別競馬場で行われるJBC2歳優駿と併せて『1日6重賞』となるのはもちろん初めてになりますし、大幅に増額された1着賞金とともにインパクトは十分といえるでしょう。 JBCクラシック・JBCスプリントは12年ぶりに設立当初の1着賞金額に戻った形・JBCレディスクラシックは1着賞金4000万円で設立、JRA京都競馬場で行われた2018年も5000万円でしたので、これがレース史上最高額という事になります。 かつての“1着賞金1億円”時代は2001年のJBC競走スタートから2010年までちょうど10年続きました。それが2011年に減額されて、そして12年ぶりの“復活”。近年の好況を受けての増額というか復活になったわけですけども、この1着賞金額が一過性のものにならず続いていってほしい・・・と思いますね。★2002年盛岡JBCの時のクラシックは1着賞金1億円でした 芝重賞については今季限りの増額という前提。ですがいずれもJpn3並の1着賞金額・・・というかOROカップはマーキュリー・クラスターの両Jpn3よりも高くなりました。 OROカップに関しては近年の勝ち馬・上位馬はJRAの芝G3で好走できていたような馬がほとんどになっていましたからメンバー的には十分釣り合うでしょう。 ジュニアGPは、個人的な感想では若干高いように思わないでもないですが、良い賞金が良いメンバーを集めるのは確かですから、時期が動いた点と併せてこれまでにない好メンバー・これまでにない好レースになれば良いと思います。 また、通常なら芝レースの設定が終わったあとの11月3日まで芝を組む事から、8月21日~9月6日、10月23日~25日ののべ4週間の間『芝競走休催予定期間』が設定されています。2021シーズンも8月下旬の盛岡開催において2週間、芝レースが無い開催が設定されていましたが、2022シーズンは期間を倍にしてJBCデーに備える形になります。★2014盛岡JBCの際は最終レースに芝重賞・秋嶺賞が設定されていました(※重賞としての設定はこの年限り)発走16時15分だったからけっこう暗くなっていた記憶 2014年にもJBCの11月3日に芝重賞を行いましたし、例えば震災の年2011年は11月14日まで、過去には11月下旬まで芝レースを設定していたこともあり、“実績”が無いわけではない11月の芝レースですが、終盤まで良い状態を保てるかどうかは天候等の条件に左右されるのも確か。休催期間を活かして良い状態を・・・と願うばかりです。 なお、OROカップにはJRAマイルチャンピオンシップの、ジュニアGPには朝日杯FSの、それぞれステップ競走ブロック代表選定競走となっていましたが、2022シーズンの扱いがどうなるかは未確認です。OROカップの方はステップ競走に間に合いませんので他のレースが指定されるのかもしれません。 JBC競走およびOROカップ・ジュニアGPがこの日程になったことに伴っての変更もあります。 まず岩手県知事杯OROカップ関連では準重賞・桂樹杯、2021シーズンに新設されたいしがきマイラーズがそれぞれ時期を移動、桂樹杯→いしがきマイラーズ→OROカップの路線を作ります。 ジュニアGP関連でも若駒賞が今季限定でダートマイルから芝マイルとされ、若鮎賞→若駒賞→ジュニアGPの路線を作ります。■桂樹杯・・・8月中旬から9月12日へ移動、いしがきマイラーズのトライアルに■いしがきマイラーズ・・・9月中旬から10月9日へ移動、OROカップのトライアルに■若鮎賞・・・実施時期は変わらず、若駒賞トライアルに■若駒賞・・・10月上旬から9月20日へ移動、ダートマイル→芝マイル、ジュニアGPトライアルに 他にはOROターフスプリント、絆カップ、知床賞、南部駒賞、OROオータムティアラ、ハーベストカップが全体に時期を早める形で、ヴィーナススプリントは時期を遅くする形で移動。この辺はJBC開催とOROカップ・ジュニアGPの移動に伴うローテーション整理の意味合いが強いと思われ、次年度以降は再度調整が加えられるのではないでしょうか。■OROターフスプリント・・・10月下旬から9月27日へ移動■絆カップ・・・11月上旬から9月25日へ移動■知床賞・・・10月下旬から10月2日へ移動■南部駒賞・・・10月下旬から10月16日へ移動■OROオータムティアラ・・・10月下旬から9月18日へ移動■ハーベストカップ・・・10月上旬から9月13日へ移動 シーズン後半に比べて前半の日程変更は少ないですが、大きめなのは栗駒賞が4月24日に移動したこと。早池峰スーパースプリント・岩鷲賞と併せてクラスターカップを目指す夏のスプリント路線を形成していた栗駒賞ですが、近年は栗駒賞-岩鷲賞間の日程が詰まっていた事や、2021シーズンに栗駒賞が盛岡開催に移って“盛岡1400mの栗駒賞”と“盛岡1200mの岩鷲賞”が短期間に連続する、差異を作りづらい状況にもなっていました。栗駒賞が4月の水沢1400mという条件になればコース形態的な違いが生まれるでしょうし、時期的にも“前年の実績馬対転入馬”の勢力図判断にも有益なレースになりそうです。■栗駒賞・・・7月上旬から4月24日へ移動、盛岡ダート1400mから水沢ダート1400mに変更 また、3歳重賞のイーハトーブマイルが8月下旬から5月29日へ、やまびこ賞は7月中旬から8月21日に移動。それぞれ東北優駿・ダービーグランプリの前哨戦的性格を強くする位置に配置されます。■イーハトーブマイル・・・8月下旬から5月29日に移動、盛岡ダート1600mから水沢ダート1600mに変更■やまびこ賞・・・7月中旬から8月21日に移動 イーハトーブマイルは設定当初の9月下旬から11月へ、2021シーズンは8月下旬へと移り変わって今回5月に、また設定当初から盛岡で行われてきたので今回初の水沢での実施になります。“春・夏・秋・冬全ての時期(5月下旬は初夏に近いですけども)”“盛岡・水沢の両方”を経験するレースというのは案外珍しいのではないでしょうか。★2013年の第1回イーハトーブマイルは秋、9月21日に行われていました 1着賞金が増額になったレースが増えたのも注目点です。先に触れたOROカップ・ジュニアGPの他にも、ダービーグランプリが2500万円、シアンモア記念・一條記念みちのく大賞典が1000万円、マーキュリーC・クラスターCの両Jpn3が2800万円に増額される他、地方競馬の全国交流競走、3歳牝馬三冠路線の各レースも増額されています。■マーキュリーカップ・・・1着賞金2300万円→2800万円■クラスターカップ・・・同2300万円→2800万円■ダービーグランプリ・・・同2000万円→2500万円■シアンモア記念・・・同500万円→1000万円■一條記念みちのく大賞典・・・同500万円→1000万円■OROオータムティアラ・・・同500万円→600万円■ビューチフルドリーマーカップ・・・同400万円→600万円■南部駒賞・・・同500万円→600万円■留守杯日高賞・・・同400万円→500万円■ひまわり賞・・・同400万円→500万円■プリンセスカップ・・・同250万円→500万円■オパールカップ・・・同300万円→500万円■せきれい賞・・・同300万円→500万円■ハヤテスプリント・・・同300万円→500万円■OROターフスプリント・・・同300万円→500万円 交流重賞は近年他主催者の賞金増額が活発で、例えばグランダムジャパンの各レースなどは2010年のシリーズ創設時は全国の中で高額だった1着賞金もここ2年ほどは下位になっていた状況。地方競馬交流重賞も同様でした。ダービーグランプリやビューチフルドリーマーカップは“もう一声”欲しい気がしますけども、賞金増額でより強い遠征馬が来てくれればレースもより盛り上がるでしょう。 シアンモア記念・みちのく大賞典は実に20年ぶりの1000万円台復帰になりました。メイセイオペラが勝った98年・99年のシアンモア記念の1着賞金は1500万円、みちのく大賞典は2000万円だったんですけども、それには及ばずとも、この2レースに加えて桐花賞、伝統の一戦と呼ばれるレースに高い賞金がかかるのは良いことです。★2000年にメイセイオペラが勝った時のみちのく大賞典は1着賞金1500万円 他には、既にお気づきの方もおられるでしょうが、一般競走・特別競走の1着賞金も増額されています。この辺はここで詳細を書きませんので岩手競馬公式WEBサイトでご確認ください。3月11日からの春競馬は新シーズンの賞金額でスタートします。 レースに大きな影響を与えそうな変更が賞金額以外にあります。岩手競馬ではクラス分けの格付け賞金の計算として、例えば2021シーズンは在籍馬に関して「2021年3月19日以前の15走分」、転入馬に関しては「通算11開催以前(2021年は8月22日からの盛岡開催)の転入の場合は在籍馬と同じく2021年3月19日以前の20走分」、通算11開催以降の転入馬は「通算11開催初日前日以前(2021年は8月21日)の20走分」の二段階で格付け賞金を計算していました。 つまり前年度から岩手競馬にいる馬(在籍馬)は春の開幕時点で、転入馬は春と夏の転入のタイミングで所属クラスが振り分けられて、その後は成績によって上下するだけでした。 2022シーズンはこれが、在籍馬についても「8月下旬時点での前12走」で再計算されます。春だけではなく夏にも“降級チャンス”が生まれるという事ですね。 「春先は降級馬を狙え」は序盤の馬券戦術ですが、厩舎サイド的にも「手頃なクラスに入る降級馬」を上手く確保しておくことが勝ち星を増やすテクニックなわけで、それが春だけでなく夏にも・・・という事なら調教師リーディングにも影響が出てくるような変更になるのかもしれません。 “既にお気づきの方もおられる”という事では、北上川大賞典の施行距離が2500mから2600mになっているのに気がつかれた方もおられるのでは。 大井・金杯と並ぶ2600mになるのですが、「ダート最長距離重賞」を狙ったというわけではなく、2500mのスタート地点と照明塔の位置関係になにか都合が悪い部分があったから・・・が距離延長の理由な模様です。という事で2022シーズンの北上川大賞典はダート1000mと同じ地点からのスタートになります。 さて、重賞競走一覧をざっと見て、重賞競走の数がずいぶん増えたなと感じました。2017年にのべ49レース(グレードレース込み)になっていた重賞競走数は、翌2018年、準重賞の設定によって重賞38・準重賞12となりました。そこから再格上げだったり新設だったりがあって2021年は重賞45・準重賞7。2022年は重賞48・準重賞7。重賞で増えた分はJBCの3レースとしても一時期より10レース増えた計算になります。 1着賞金が上がってきて以前あったような「1着賞金150万円のM3重賞」もなくなっていますが、一方でA級特別最上位組の1着賞金が120万円になったことで1着賞金150万円の準重賞の立ち位置が微妙に感じます。販売戦略的な側面もあるのでしょうけども、トライアル的なM3は再度整理が必要なのかなと思ったりします。 あとはやはり「シーズン完遂」ですよね。ここ何年かはどこかの重賞が抜けたりしていますから、2022シーズンこそは全重賞が行われたうえで1月の冬休みを迎えることができる・・・という1年になる事を願います。
2022年02月17日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 今週も、名古屋競馬のリポート。 昨日2月15日火曜日に、重賞のスプリングカップの取材に出かけてきました。 ここで競馬が楽しめるのも、あと半月あまり…… 最終開催日の3月11日まで、あと23日か…… 厩舎関係者の口からも、「なんだかやっぱり寂しいな」の声がよく聞かれるようになりました。 朝一番、この方に行き会いました。 横井将人(よこいまさと)騎手 44歳 一昨年まで、年感で250前後の騎乗数だったのが、昨年は5割増しの370. 騎乗数が増えた分だけ、存在感もここに来てじわじわと増しています。「とにかく、1頭でも多く調教に乗ることですね。厩務員さんたちも大変なので、早い時刻から調教に乗って……信頼感もそうしているうちに出来てきますし。」「走る馬には、そうそう出会えないのはわかっています。でもそれも、たくさん調教に乗っていればいずれそう言う馬を任せてもらえる時も来ると思っています。」 私たちは普通、レースの時しか騎手の姿を見る機会がないのですが… それは、騎手の仕事の、ほんの一部分。 攻め馬つけて、馬がレースに出られるコンディションを保ち、レースに送り出すこと。それ「も」ではなく、それ「こそ」が、騎手にとってのとても重要な仕事。 そこにいて、ただレースに乗れるわけじゃないのも、騎手のありよう……。 3頭の真ん中が横井騎手 そもそも、たくさん勝つトップ騎手ですら、負けることの方が勝つことよりも断然多いのが競馬というスポーツ。だからこそ、負けながらどう「勝ち」を目指すか、というひとり一人のありようが、魅力的でもあるんだと思います。 地味、ではなく「地道」。 そういうことが、競馬を支えているのだと、改めて感じました。 宮下瞳騎手が、この日2勝。 明後日18日金曜日には、ここ名古屋で「レディスジョッキーズシリーズ」が行われます。 「少人数(5人)になってしまいましたが、それでも見てておおっ!と思わせるレース、盛り上がれるレースをお見せしたいです。」 …と意気込みを話してくれました。 実はその明後日18日金曜日、メインレースの10Rオープン特別に、前回重賞で2着と奮闘した、キーグラウンドが出ます。主力級の評価を受けての登場となりそうですが… 「最内枠を引いてしまって…前回のようにいっそゲートを出なければ、後半勝負で同じようなレースが出来るんですが、そんなときに限ってゲートを出てしまったりして(苦笑)。今回は『試練』ですね。」 同じレースには、「あの」カツゲキキトキトも登場します。 昨年9月30日の重賞・ベイスプリント 内側緑帽がカツゲキキトキト 外のナムラマホーホに惜敗…… 現在の主戦・丹羽克輝騎手の話 「昨年も結果を出しており、立派な馬。ただ今回は休み明けで、厳しい戦いになるかもしれません。」 出てくるとなるとね…どうしても目が行ってしまうよね。 どんな姿を見せてくれるか、楽しみです。 この方にも、お目にかかることが出来ました。 丸野勝虎騎手 15日火曜日は、6Rをノーブルアイランドで勝利。 今季はここまで戦列を離れており、今週の開催から復帰しました。 顔を合わせると「あけましておめでとうございます(笑)」と、ジョークを交えて応じてくれました。 復帰となった14日月曜日には、地方競馬通算2800勝を達成。 「このあと年末まで、怪我することなく頑張りたいですね。」 名手の復帰は、レースを一層興味深いものにしてくれることでしょう。 さて、いよいよメインレースの話。 昨日15日火曜日に行われたのは、3歳馬のやや距離の長い重賞スプリングカップ(1800m)。 向正面から出て、コースを1周半。 前の開催の梅桜賞を逃げて勝ったアップテンペストが好発好ダッシュでハナ。 遠征馬もいますし、1頭ぐらい突っ張る馬も現れるのではないかと思われましたが…先行争いになる余地もないほど、あっという間に抜けて先頭に立っていました。 2番手集団は、イイネイイネイイネ(桃帽黄色の服)や兵庫のベルレフォーン(橙帽紫の服)、直後のシノジマニヨラサイ(黄帽緑服)、プライムデューク(内ラチ沿い緑帽)など一団。 3コーナーあたりで、イイネイイネイイネがただ1頭押し上げてアップテンペストに迫り、レースはそこから一騎打ちの様相。 アップテンペストが、勝負所で一度詰められたところでフカして行き、最後は持久力勝負。 逆転もあるか?の激戦でしたが… アップテンペストが凌ぎきって勝利。 イイネイイネイイネは、惜しかった… 「攻めて行く馬が他にいなくて、自分で脚を使って行った分届かなかった。でも、もう1頭(挑んでいく)馬がいれば、確実にこちらが勝てていた。馬も以前よりとても良くなっていた。」 岡部誠騎手は、力を込めてそのように話していました。 引き上げてくるアップテンペスト 実は、管理する井手上慎一調教師はレースの前、「レース間隔が詰まっていて、馬も少しスクんだところがあったので、出来は正直前回ほどではない。」と話していました。それでも今回、この強さ。井手上調教師はホッとした表情で「本当に立派な馬。まだまだもっと強くなる馬だと思う。」と語っていました。 再来週の若草賞(3歳牝馬・1400m)への出否は、馬の状態次第とのこと。 スタッフと喜びを分かち合う、加藤聡一騎手 勝利騎手インタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 井手上調教師とも話したのですが… 転入初戦の年末・笠松のライデンリーダー記念の内容が秀逸でした。何頭も絡み合っての生きっぱなしのレースで、最後勝ち馬以外には差されることなく粘り強く最後まで駆けたあの走りのあと、距離を延ばしても力強い走り。あとの課題は、2回前のように砂を被る位置になった場合に、それを凌げる精神面の力でしょうか。 もしかしたら、「しかるべきタイミング」で岩手に戻るのかも知れません。 仮にそうだとしても、井手上調教師自らが話していたように「しっかりとした状態、しっかりとした競馬が出来る馬にして、返してやりたい。」という気持ちは、名古屋競馬を応援する立場の私としても同じ。 「それが、馬を預かるということの『責任』だから。」 井手上調教師は、最後にそのように締めくくっていました。 明後日18日金曜日 レディスジョッキーズシリーズ そしてメインはアメジストオープン ご注目くださいね!!
2022年02月16日

火曜日担当の太田です。1月の寒さから比べたら少し暖かくなってきているのかなと感じますが、気温を見ると勘違いですね。依然として真冬日という日もあり、本州の方から見るとかなり寒いのでしょうね。ただ、日も徐々に長くなってきて、太陽の位置が上へと変わってきており、明るさが春を感じるようになってきました。今季のばんえい競馬も大詰め。重賞レース目白押しですが、13日(日)には3歳牝馬の重賞 第48回黒ユリ賞BG2が行われました。今年の3歳馬は牡馬勢が優勢。牝馬はここまでナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップに出走している馬もいますが、牡馬とは力差があるようです。一つ上の4歳馬達は重賞で牝馬が活躍したりしておりますが、世代によって違いますね。そんな世代の今季の3歳馬。今季デビューの3歳馬牝馬同士の戦は、数も少なく、予想する上では難解ですね。世代はじめての牝馬戦、8月に行われた白菊賞はピュアリーナナセが勝利。2戦目9月に行われたいちい賞を勝利したのはサツキヤッテマレでした。人気はピュアリーナナセが1番人気。2番人気はニキシマリン、ホクセイサクランボが3番人気黒ユリ賞についてはこちらも勝利したのはピュアリーナナセ。1番人気に見事応えました。(主催者提供)ほかの馬たちがゴール前苦しむところ、1頭だけが抜け出しての勝利。強さを見せたというレースでしたね。切れ味のある馬ですので、障害さえうまく越えることができればという馬。ただ、今回重量的の今までとは違う大分違いますからね。そのあたりを考えると本当に強さが光ったピュアリーナナセでした。(主催者提供)(主催者提供)今後はハンデとの戦いとなるでしょう。世代牝馬重賞は次回オークスまでありません。ほぼ1年。成長著しい3歳馬。これからが楽しみです。さて、次回20日(日)は特別競走優勝馬選抜による重賞レース第43回チャンピオンカップBG2が行われます。今季重賞レースを勝利していないと出れないレース。ばんえい記念まで1か月。オープン馬達がどのような戦いを見せるのか大注目です。800キロ前半台の重量。決して軽い重量ではありませんが、ばんえい記念へ向けてそれぞれが課題を見つけ、チャンレンジしてくることでしょう。見逃せない戦いです。ぜひ、皆さんご参加ください。この20日もばんスタ延長戦をYouTube輓馬道、ニコ生で同時配信いたします。今回は、1月に募集しておりました、ばんスタフォトコンテスト2022冬」(#ばんフォト22冬)の結果を発表致します。多くの皆さんにご参加いただき、また、本当に素晴らしい写真ばかりでした。審査は選ぶのにかなり苦労しましたが、それぞれの賞が決まっております。フォトコンの発表のほか、チャンピオンカップの優勝馬当てクイズも開催いたします。ぜひお楽しみください。ばんえい記念までいよいよ1か月ですね。徐々にざわざわしてきました。私だけではないと思います。今年はどんなレースになるのか、今から本当に楽しみ!!今週のチャンピオンカップも含め、帯広記念で応援大使を務めてくださった競輪界のレジェンド後閑信一さんと、ご意見番、北海学園大学古林英一教授によるRado to ばんえい記念と題して、予想動画など配信をしております。ばんえい記念まで一緒に盛り上がっていきましょう。
2022年02月15日

こんにちは。隔週月曜日、今日の担当は百瀬です。地方競馬の実況放送を生業とする㈱耳目社に転職して、この春で丸7年が経ちます。競馬の世界に身を置くと、月日の経つのが早く感じられると、よく言われますが、まさにその通りで、つい先日、年末年始・怒涛の連続開催を乗り切ったと思っていたのに…今日はバレンタインデー!2月ももう中旬ですよ!月日の移ろいが、一層早く感じられる今日この頃です。(年取ったせいかも知れませんが…)さて2022年、私の仕事始めは1月2日。YouTubeの予想配信番組"川崎競馬スパーキングトークLIVE"。そして"実況始め"は1月4日の川崎競馬1R。ここまで南関4場と笠松競馬場で実況を担当し、先週金曜日までに116レース実況しました。実はデビューして数年経った後、「自分は年間、何レースくらい実況しているのか」ふと思い、以来手帳の毎日実況した数を書き留めるようにしました。ちなみに集計を始めた2018年以降、私が年間で実況を担当したレース数は以下の通りです。2018年:1183R2019年:1157R2020年:1126R2021年: 941R集計開始以降、数字を減らしていますが、これは2019年に鈴木努アナが入社、弊社実況隊が標準5人体制になったことが主な要因です。そして昨年の大幅減は、笠松競馬の開催自粛が大きく影響していると、結論付けています。(昨年テレビで「年間1000レース以上を実況するアナウンサー」と紹介して頂いたのに、誇大広告になってしまった…!大変失礼致しました…)自分が実況したレースの数を、日々、記録することが習慣になると、今度は恐ろしい疑問が湧いてきたのです。「地方競馬で一番実況しているアナウンサーは誰なんだろうか?」2022年現在、15の地方競馬場がありますが、弊社のように複数人で、いくつかの競馬場を担当している場合もあれば、競馬場専任のアナウンサーがいるところ。さらには、主にフリーで活動する実況アナが、複数人で開催日ごとに担当する競馬場など、地方競馬の実況アナの活動形態は様々。また主催者によって開催日数やレース数もまちまち。誰が一番多いのか、全く想像がつきません。でも、思っちゃったんだから仕方ない。2021年初頭、全国の地方競馬場でどのアナウンサーが、何レース実況しているか。毎日ひたすら勘定するという、壮大かつ、何の役にも立たないプロジェクトを開始しました。日々の作業は、地方競馬情報サイト"keiba.go.jp"のライブ中継ページで、ライブまたはオンデマンドでレース映像を視聴し、どのアナウンサーが実況したのかを確認。そして、それをひたすら集計。それを1年間続けます。併せて集計に関するルールは以下のように設定。①地方競馬のオフィシャルの"場内実況"に限る②JRAのレース実況、多種競技の実況はカウントしない③テレビ、ラジオ、ネット配信の中継番組の実況はカウントしない④その他、模擬レースの実況等もカウントしない 但し、8月11日~13日に笠松競馬場で行われた「演習競馬」の実況放送は、 馬券の発売こそありませんでしたが、本場開催と変わらない形で公開され、 実況は本番と同内容だった判断し、数にカウントしています。(Excelを使い、実況アナごとに集計)集計は完全手作業の為、数字が正確でない可能性が、かなり高いです。弊社内で自分の実況数を勘定している人とは、答え合わせをしましたが、それでも正確な実数を確認する術にはなりません。話は少しそれますが、園田競馬・姫路競馬の実況担当する三宅きみひとアナウンサーに答え合わせをお願いしたところ、私の集計と誤差が「1」という、驚きの結果に!一方、弊社の後輩・鈴木努アナとは、私のカウントと20レース近く誤差があり、これまた随分ズレるなぁ~、という事もありました。まあ、1桁まで数字を出していますが、数字は大体と思って頂ければと思います。また実況した数が多いからどう、という事もないので、ランキング形式で発表こそしますが、そこは「〇〇アナってこんなに年間実況しているんだ~」的に、軽い感じに読み進めて頂ければ幸いです。昨年、北は帯広から南は佐賀まで、21人が全国の地方競馬場で実況を担当。まずは各アナウンサーの実況したレース数を発表します。(敬称略。大体北から順に)太田裕士(帯広・門別)922R大滝 翔(帯広・門別)1,258R坂田博昭(帯広)55R古川 浩(門別・盛岡・水沢)1,404R舩山陽司(門別・盛岡・水沢)209R岸根正朋(門別)155R伊藤政昭(門別)20R島田祐希(門別)18R山本直也(水沢)12R西田茂弘(門別・笠松・高知)379R山中 寛(南関・金沢)850R大川充夫(南関・金沢・笠松)793R泉 悠介(南関・金沢)933R百瀬和己(南関・金沢・笠松)941R鈴木 努(南関・金沢)884R畑野謙二(名古屋)1,331R竹之上次男 (園田・姫路)631R三宅きみひと(園田・姫路)652R鈴木セイヤ (園田・姫路)627R橋口浩二(高知)1,189R中島英峰(佐賀)1,239Rさあ、いよいよランキングの発表!2021年地方競馬リーディング実況アナはこの人だ!1位:古川 浩アナ(1,404R)2位:畑野謙二アナ(1,331R)3位:大滝 翔アナ(1,258R)4位:中島英峰アナ(1,239R)5位:橋口浩二アナ(1,189R)リーディング実況アナは、ホッカイドウ門別と岩手競馬の実況を担当する古川浩アナ。どちらの競馬場も冬季休催期間がありますが、3月に岩手競馬が開幕すると、みるみる数字を伸ばし、最終的には2位に100レース以上の差をつける圧勝!8月には門別、盛岡で計180レースを実況。この数字は2021年の月間最多実況数だと思われます。そして2位は名古屋競馬専属の畑野謙二アナ。名古屋競馬で行われた全レースを担当。開催日も実施レースも多く、コンスタントに数字を伸ばしました。3位は帯広、門別競馬場の実況担当、大滝翔アナ。とりわけJRAの北海道シリーズが始まると、飛躍的に実況数を伸ばし、僅差の3位にランクイン!以下続いたのが佐賀競馬の中島英峰アナ、高知競馬の橋口浩二アナ。この5名が年間実況1000R越えという結果になりました。傾向としては、競馬場専属のアナウンサーの方が何人かで分担して実況している競馬場のアナウンサーよりも上位に来るようです。改めてですが…実況したレースの数が多いから偉いということはありません。ただ、これだけの数をこなす為には、喉のケアはもちろん体調管理に一層気を付ける必要があります。この投稿を書きながら、体調管理の大切さを再認識し、僭越ではありますが、リーディング上位の先輩アナには尊敬の念を抱きました。昨年は、地方競馬実況アナの実況数を調べました。今年はアナウンサー別の好配当、いわゆる"穴"ウンサー探しをしようかなと思ったり、でも全国だと大変そうだから、それは他の人に頼もうかなと思ったり…もう2月も下旬に入りますが、今年も地方競馬の"何か"にまつわるあまり意味のない集計をしたいと思います。2023年の今頃、またここで発表できればいいですね。
2022年02月14日

昨年末に現役引退を発表したトロヴァオ。 現在は大井競馬場の誘導馬見習いとして新生活をスタートさせています。 去勢手術も無事に終わり、誘導馬になるためのトレーニングを開始中。 この大井開催中のとある日、1レースのパドック前の時間帯には、 誘導馬の先輩ナイキスターゲイザと見習いトロヴァオが、それぞれトレーニング中でした。 お馴染み・坂口さんを背に、地下馬道からひょっこりお顔を出したと思ったら、 今度は地下馬道に入っていこうと、行ったり来たり。 今までこの地下馬道を通る時は、仁岸厩務員に引かれてパドックへ向かっていったので、 人を背にして入っていくことはありませんでした(パドックから出る時は騎手を乗せますけどね)。 そういう違いも、一生懸命体で覚えているところでした。 競馬開催中は音がにぎやかに聞こえたり、馬たちもたくさんいるので、 誘導馬の練習にはすごく勉強になるそうです。 そもそもトロヴァオは小林牧場にいた馬なので、 大井競馬場に来る時はレースで速く走るだけのために来ていました。 現在は大井競馬場にお住まいとは言え、そういう今までとの大きな違いがあるにも関わらず、 トロヴァオは大きな音が聞こえたり馬が見えたりしてもどっしり構えているそうで、 坂口さんからもとても褒められていましたよ。 大井開催中は、これまで管理していた荒山調教師もトロヴァオの様子を見に来ていました。 競走馬時代よりも落ち着いて目が優しくなっていたことも言っていました。 今の自分の役割を理解しているかのように、トロヴァオは立派に頑張っています。 なお、トロヴァオをはじめとした誘導馬さんたちの様子は、 坂口さんのツイッターで動画などでたくさん紹介されています。 裏側を覗けるようでとても楽しいですよ。 このまま順調に進んで、 トロヴァオがボンネビルレコードたちと一緒に誘導する姿が今から待ち遠しいですね。
2022年02月13日

土曜日担当はダートプロの鈴木セイヤです。姫路開催は後半戦に入りました。私は姫路での実況は2年目。外差し、内突きも頭に入れながら実況をしていますが………なかなか上手くいかないですね。日々反省です。姫路はゴール前の描写も高難易度です。間違わないように安全運転で喋る事を心掛けていますが、接戦レースは非常に心臓に悪いです。姫路シリーズといえば、洋食店、白馬のランチメニューが評判です。競馬場南側で長年愛されている名店です。ハンバーグやクリームコロッケのセットなどが驚きのボリュームで提供されています。定休日は木曜日です。水曜日に380円のスープを購入してみました。お昼過ぎにお弁当が競馬場に届けられます。届けられたスープ容器ではなく水筒で届きました。ビックリしすぎて言葉を失いました。出来立てで届けられるスープは、シチューのようなトロみがあり美味しかったです。ご飯にかけても合うかもしれません。お弁当はまた次の機会に注文します。ー 兵庫県競馬 今週のWeekly Topics ー今週は2名の調教師がメモリアル勝利を達成しました。2月8日、姫路競馬第1レースでマーティンリボーンが勝利。管理する中塚猛厩舎は地方通算1100勝を達成しました。開業36年目の中塚厩舎は、2018年に兵庫県競馬史上10人目の1000勝を達成しています。30年前に重賞初制覇を飾った思い出の地で節目の勝利を記録しました。2月8日、姫路競馬第6レースでクツワノオジョウが勝利。管理する石橋満(いしばし みつる)厩舎は地方通算100勝を達成しました。開業4年目の石橋厩舎は2年連続で年間40勝以上を挙げ、兵庫リーディングの上位を賑わせています。今年は年間50勝、重賞制覇を目標に掲げる石橋厩舎。さらなる高みを目指します。クツワノオジョウを勝利に導いたのは、岩手競馬から期間限定騎乗中の高松亮騎手でした。高松騎手は姫路競馬場初勝利。人気薄の馬での好走が多く積極的な騎乗が光ります。高松騎手は2月17日まで騎乗します。2月9日、姫路競馬11Rの神戸ビーフ特別はステップシュートが勝利。二番手から抜け出して17勝目を挙げました。道中は2番手追走。残り200m付近で逃げたディアタイザンを捕らえると後続馬の追撃を封じました。2着にディアタイザンが入り、兵庫生え抜き馬のワンツーフィニッシュとなりました。1月のOP特別は9歳馬のマイタイザンが復活V。白鷺賞はアワジノサクラが2着に入るなど、兵庫生え抜き馬の活躍が続きます。年が明けて8歳になったステップシュートですが、得意の姫路コースで2着、1着と好リズム。今後の活躍に期待しています。木曜日は吉村智洋騎手が1日5勝の固め勝ち!騎乗停止明けからエンジン全開で、今年も兵庫リーディングトップを独走しています。今年の姫路競馬は7週間(21日間)の開催です。2月27日まで熱線が繰り広げられます。
2022年02月12日

金曜日は、古谷が担当します。 7日から11日まで、北海道内の主要スタリオン9カ所で、生産者や馬主などに向けた種牡馬展示会が開催されました。(社台スタリオンステーションの様子) 8日に行われた社台スタリオンステーションのスタリオンパレードのことは、9日スポーツ報知「こちら日高支局です」の中で書いていますので、こちらをご覧下さい。 中央競馬において、新馬戦が始まる時期と3歳未勝利戦の終わる時期が早まってきたこともあり、種付け・出産時期も徐々に早くなっている印象を受けます。種牡馬展示会も、以前に比べれば1週間から2週間ほど早くなってきました。僕も、ある馬主の方が所有している繁殖牝馬の配合を考えていることもあり、より種牡馬の馬体や歩様をチェックするようになりました。また、最近は競馬場へ足を運ぶことがしづらい状況になり、特にJRA競馬場には2年、全く行けていない状況なので、JRAで活躍した馬のスタッドインは、馬自身を見る数少ない機会になりました。 今年は、輸入種牡馬も多く、そして無敗の三冠馬に輝いたコントレイルや、父子香港スプリント制覇を飾ったダノンスマッシュ、個性的で人気を博したキセキなど、国内活躍馬のスタッドインもあり、3年後のファーストシーズンサイアー争いが今からワクワクしてきます。 その中で種牡馬展示会を見ていると、NAR年度代表馬に輝いた実績のある馬が、種牡馬として仲間入りするケースが増えてきた印象を受けます。新種牡馬では、2020年「JBCスプリント」を制し、この年のNAR年度代表馬に選出されたサブノジュニアが、イーストスタッドの種牡馬として加わりました。(サブノジュニア) サウスヴィグラスの貴重な後継種牡馬。しかも、寸胴な印象だったサウスヴィグラスのイメージと違い、母の父カコイーシーズの脚長が出ており、展示会後の配合申込の問い合わせは増えていると聞きました。大井生え抜きのJpnIウィナー、今から産駒誕生が待ち遠しく感じます。イーストスタッドには、2013年と2015年にNAR年度代表馬に輝いたハッピースプリントも繋養されています。(ハッピースプリント) 初年度は21頭と交配しましたが、その中には2009年「東京2歳優駿牝馬」を制したプリマビスティーもいます。4月24日に種付けされているので、3月下旬の出産予定です。地方競馬のトップホース同士の配合で、こちらも生まれてくる仔が楽しみです。 レックススタッドには、2019年「JBCスプリント」を地元で優勝し、NAR年度代表馬に輝いたブルドッグボスが繋養されています。ブルドッグボスも、ハッピースプリントとほぼ同じ、初年度の種付けは24頭でした。(ブルドッグボス) 優駿スタリオンステーションには、2018年「JBCスプリント」を制し、NAR年度代表馬となったキタサンミカヅキが繋養されています。キングヘイローの数少ない後継種牡馬ですが、初年度となる1歳世代は23頭の交配で、10頭が血統登録されています。昨年の交配は10頭でした。(キタサンミカヅキ) そして、2007年から2011年までの5年間で4度のNAR年度代表馬を受賞。2006年から2011年まで、年齢別の最優秀賞を受賞したフリオーソも、ダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスで元気な姿を見せていました。2013年に最初の交配をしてから、一昨年まで100頭を超える人気を誇っています。代表産駒には、2019年「東京ダービー」と「戸塚記念」など重賞4勝、2020年「川崎記念」で2着に健闘したヒカリオーソや、JRAのリステッドを制したテルペリオンとタイキフェルヴールの2頭を輩出しています。昨年は63頭との交配と、自身の中で初めて100頭を割りましたが、船橋生え抜きで8億円を超える収得賞金を得た実績は、今後も抜かれることのない数字だと思います。(フリオーソ) そして、昨年の「JBCクラシック」を制したミューチャリーらの父として名を馳せるパイロは、ダーレー・ジャパンスタリオンコンプレックスの中で抜群の人気を誇ります。(パイロ) 地方競馬で活躍した馬たち、地方競馬を舞台に活躍馬を送り出す種牡馬が存在感を増してきたことは、日本の競馬の流れを徐々に変えていることは間違いありません。
2022年02月11日

木曜担当のよこてんです。 さてまずは今日10日に行われた調教始め式の話題から。3月の特別開催開幕まで1ヶ月となった本日、盛岡・水沢両競馬場で安全祈願祭と馬場清めの儀式が執り行われました。 春競馬のスタートが早まったことから一昨年までよりも一週間ほど早くに行われるようになったこの調教始め式ですが、今年の盛岡競馬場は昨年の同じ頃に比べると雪自体は少なめに見えます。 2月に入ってからの盛岡はまとまった雪が降ることなく来ていまして、競馬場だけでなく下界の自分の家の周りなどにしてもここのところは雪や氷が徐々に減っているくらいです。北海道は相変わらずの豪雪、日本海側や関東中部方面も今晩から明日にかけて降雪というニュースを見るとちょっと申し訳ない気もしてきますねえ。日本海側で凄く雪が降る時って、北上や水沢あたりは降るけど盛岡は案外降らないパターンが多いんですよね。★昨年の今時期に比べるとこれでも雪自体は少なめ 気温は低めですけどもね。去年も寒かったですが今年もなかなかのもので、去年共々ここ何年かの中ではかなり寒い方に入ると思います。 「雪は少ないけども寒さは厳しい」と言うか「寒さは厳しいけれど雪は少ない」と言うか。言っているのは同じ事なんですけど、よりポジティブに聞こえる方を採っていきたいですね。 いずれにせよ厳しい寒さはまだしばらく続きそうな感じですし、1ヶ月後の開催再開に向けての調教が順調に進んでいってくれることを願うばかりです。★報道陣の取材に応えるのは工藤裕孝調教師(岩手県調騎会理事)。「今年のJBCでは地元から活躍できる馬を一頭でも出せればいいよね。そうなれば岩手競馬ももっと盛り上がると思う。賞金類ももっと上がって、良い馬を入れることができるように、ね」 そして先日の2月8日。佐賀競馬場を訪問しました。佐賀記念と、期間限定騎乗中の山本聡哉騎手・小林凌騎手の騎乗ぶりを見る目的です。「レースの流れとかがやっぱり違いますからね、少し時間がかかったかもしれないけれど、こちらの競馬にもだいぶ馴染んで来ました。“佐賀で○勝する”みたいなものにはこだわらず、勝てるチャンスがあれば逃さないように。あとはしっかり動ける体勢にして地元に戻りたいですね(山本聡哉騎手)」「こちらの毎日は凄く楽しいです。今月いっぱい佐賀で騎乗する予定ですから、残りの期間も頑張ります(小林凌騎手)」★前に山本聡哉騎手、後ろに小林凌騎手。岩手の騎手2名がパドックで前後に並んだシーン 当日は両騎手ともども惜しい結果が多かった!差の無い2着や3着、それも勝ったかと思うようなレースが多くて、できれば勝つところを見たかった自分としても惜しい限りではありましたが、佐賀の地で元気に騎乗する姿を見る事ができたのは良かったです。 佐賀で岩手の騎手が複数同時に期間限定騎乗するのって、10数年前に若手騎手がまとまって来たとき以来?ただ当時の成績を見ると磐手から行った騎手の所属が「岩手」のままになっているので、その頃は「期間限定(短期所属)」という仕組みではなかったかもしれない。★騎手欄の表記が山本聡哉騎手は「山本」、小林凌騎手は「小林」で、岩手の感覚で見るとなんかちょっとあっさりしたように感じます 佐賀記念はJRAのケイアイパープルが優勝。前走の名古屋グランプリではヴェルテックスの末脚に敗れましたがそのヴェルテックスは川崎記念3着でしたし、ここでのケイアイパープルの勝利に不思議はないと思います。小回りを苦にせず早めのスパートもできる地方のコースが合う馬。ダート重賞はこれが4戦目、地方でのそれは2戦目ですが、今後その名を目にする機会が増えていくのではないでしょうか。 1番人気3着のメイショウカズサにとっては乾いた力のいる馬場が負担になったでしょうし、それに過去の成績をみても「冬場を挟んだ休み明け」はイマイチですからね。その結果アメリカンフェイスに、浦和記念では3秒近くあった差を逆転されてしまった・・・という事でしょう。気温が上がるにつれて調子も上がっていくはず。 佐賀のナイター競馬を初めて見ましたが、全体に明るい印象をうけました。カメラの設定でいうと、盛岡と佐賀では佐賀の方が二回りくらい“明るい”(ISO・シャッター速度・絞りの設定的に)んですよね。設備が新しいというだけでなくコースの砂が明るい色ということもあるのかもしれないな・・・とか思って見ていました。 西日本と東日本で砂の色が違うのは仕方が無いところですが、明るい色の砂って良いな~とかちょっと思ったりした佐賀のナイターなのでした。★ランガディアも変わりなく元気そうでしたよ
2022年02月10日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 週明け月曜日、馬産地日高・浦河に立ち寄りました。 十勝から、日高山脈を抜いて日高側に出る「天馬街道」で浦河に入ると、このような素晴らしい晴天の中、生産牧場の放牧地で馬たちが雪の上を元気よく走り回っていました。 あっ!こっち向いた!! 目の保養でした……。 浦河に立ち寄ったのは、種馬場・イーストスタッドで行われた種牡馬展示会を取材で訪れるためでした。 気になる新種牡馬が、お披露目となりました。 サンライズソア 8歳 父シンボリクリスエス 母アメーリア 3歳時から、ジャパンダートダービー2着など活躍していましたが、なかなか重賞勝ちに恵まれなかったこの馬。5歳の春の名古屋大賞典で念願の初重賞制覇を果たしたのでした。 2018年3月 名古屋大賞典 最後の直線 口取り 騎手はミルコ・デムーロ ほんとうに、ようやく…という重賞制覇で、河内洋調教師がホッとしたような表情でレースを振り返っていた囲み取材が、印象に残っていました。 サンライズソアはその後、平安ステークスも制覇。 私は、競馬場での姿しか見ていないので… 種牡馬展示でのお披露目の姿は、随分大人しいなと。そんな印象でした。なにせ、レースの前後は飛び跳ねるみたいな感じで人間たちを手こずらせるような馬でしたから。 とは言え、当時からレースに行けばしっかり集中して走る馬。しかも最後までやめずに頑張るので、数々の大舞台で勝利にこそ恵まれなくても、常に善戦を続けていました。気持ちが出る面が、レースではいい方向に向いていたのでしょうね、きっと。 どんな仔を出してくれるのか、いまから楽しみです。 種牡馬展示会は今週いっぱい、日高・胆振地区の各種馬場で順次行われています。まさに「もう春はそこまで」の季節を感じるイベント。 その模様は……また古谷さんがきっと書いてくれるのではないでしょうか(未確認)。 ここからは先週の名古屋競馬場の話。 先週金曜日4日の重賞・梅見月杯(SP1)当日のことです。 この馬が、名古屋に移籍してきました。 ブタノカックーニ!! (協力・競馬エース) JRAで3戦してサッパリの成績。名古屋では3歳の相当下級条件からの再出発となりました。 真ん中の桃帽がブタノカックーニ 3着でした。 塚本征吾騎手の話「まだからだが太くて緩くて…しっかりしていませんね。ふらふらして走っていますから。馬が良くなれば、このぐらいの相手ならもっといいレースが出来ると思うのですが…」 コンディション良く続戦してきた暁には、是非皆様ご声援下さい! 短期移籍で来ていたこの方とも、早くもお別れ…… 菅原辰徳騎手 先週金曜日までで、名古屋での短期移籍終了となりました。早い… 56戦2勝の成績でした。「多くの馬に乗せてもらっていた反面、結果が今一つ残せず、残念だし、悔しい気持ちも強いですね。」 ……今回の短期移籍の成果について、こんなふうに率直に語っていました。「しっかりと位置を取ることを意識していました。元々スタートは上手でないので、そこを意識して、名古屋のスタート後の先行争いをしっかり出来るようにと思って乗っていました。」 名古屋でのレースでは、馬の実績や人気にかかわらず、勝負所から仕掛けて前に接近し、見せ場を作るレースが随所に見られていたと感じました。「そうですか…どうなんだろ(苦笑)。まあ、少しでも見せ場を、という思いは常に持っていますね。」 2月4日 7R ヘーメルで1着! 枠番を利して好位の内目を取り、直線でタイミング良く抜け出すファインプレイでした。「技術的に(今回の短期移籍で)急に向上するっていうことはないですけれども、違う環境で攻め馬に参加したりレースに乗ったりすることは、勉強になりますよ。」 そういえば…短期遺跡に来た当初話を聞いたときに、「社会勉強」って話していたっけ……。 今週月曜日には岩手に移動し、もう岩手での新シーズンに向けての仕事に打ち込んでいることでしょう。 「自分のキャリアハイが70何勝かなんですけど、そこから少しずつ下がっているんですよね。新シーズンの目標は、まずはその数字を超えること。そしてその上を目指して頑張りたいです。」 短期移籍にやってきたのも、自分の中で感じている「何か」を乗り越えたい、という、そんな気持ちからだったのかも知れません。 冠協賛レースの記念撮影で。安部幸夫調教師らとともに。 彼の話をじっくり聞かせてもらったことがなかったので… 取材する私にとっても、今回はいい出会いでした。 3月から、岩手での大きな活躍を期待しています! さて…メインレースは、名古屋大賞典トライアルの重賞・梅見月杯(1900m) 向正面からコース1周半するレースの、最初のホーム側直線 目の覚めるような発馬を放ったトミケンシャイリ(桃帽橙服)があっさりハナ 直後にいる緑帽が、JRAから転入初戦で1年ぶりのレースとなる、ウインユニファイド 直後の内目にいるナムラマホーホ(黒帽桃服)は、思いのほかいいポジション 兵庫から参戦の注目馬シェダルは、好位の外(橙帽赤袖服) このあとは…もう逃げたトミケンシャイリの独壇場…… ナムラマホーホが食い下がるが… 4馬身差でトミケンシャイリ勝利! 2着ナムラマホーホ シェダルは伸びを欠き、更に7馬身後ろの3着…… シェダルの吉村智洋騎手は「今日は、よくわからないです。勝った馬が強かったのでしょうけれども……動き出しの反応は確かに良くなかったですね。」 兵庫に転入後2勝の内容から期待されていただけに、次の巻き返しが期待されます。 一方、ナムラマホーホの方は、レース後騎手調教師ともに好ムード。「良い位置を取って上手に競馬が出来ました。(難しいところがある馬だが)馬自身の成長も感じますね。」 …と、岡部誠騎手は好感触を得たようです。 トミケンシャイリの今井貴大騎手のインタビューの模様は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 逃げたときの強さが改めて印象づけられた格好、ですが… この馬が勝ったときは毎回言っているんですけれども、「逃げなきゃレースできない」馬ではないと思うんですよね。溜めて差しての競馬でどれだけのパフォーマンスを発揮するのかが楽しみであるのと同時に、これからは勝つためにそう言う競馬が求められる局面も出てくるでしょう。 前回勝ったとき申し上げましたが… この馬の真価は、競馬場が広い弥富に移転したあとに発揮されるのではないかと。そちらを楽しみにしているところです。 来週も、名古屋の話題で。 2月15日は、3歳の重賞・スプリングカップ(1800m)です。
2022年02月09日

火曜日担当の太田です。2月に入って少し暖かくなってきましたね。札幌方面はかなりの雪が降ったようですが、帯広は1月中旬に降った大雪以来、積もるほどの雪は降っておりません。その雪が残ったままですね。札幌程ではなくても、依然として道路幅は狭い状況。それでも、もともと雪が少ない帯広。札幌のように雪が多い所は大変でしょうね。今週は暖かかった、そして、馬場水分も2%台、道中の砂増量も加味して馬場はこれまでより重いという印象。それまではかなり軽かったから尚更重い感じがしましたね。これぞばんえいというレースが見れた感じがしました。ゴール前の逆転劇は面白いですよね。馬券を買っているファンの皆さんは一喜一憂したことでしょう。今のところ今週末も雪予報はなし。ただ、気温が週末低くなるようで、そのあたりで変化がありそうです。この時期の気温は重要ですね。年度末に向かって重賞レースが目白押しのばんえい競馬。3週続けての重賞を予定しておりますが、今週は、明け3歳歳牡馬による第2回翔雲賞BG2が行われました。ヤングチャンピオンシップを制して、ハンデ頭のヤマカツエースが1番人気。ナナカマド賞勝利後はハンデで泣いていたキングフェスタが2番人気。重賞でも惜しいレースが続くヘッチャラが3番人気。翔雲賞についてはこちらも結果はナナカマド賞に続いて重賞2勝目としたキングフェスタが、ヤマカツエース同様の650キロのハンデ頭でしたが、強さを見せつけての勝利でした。(主催者提供)ここまでの戦いを見ても、人気のヤマカツエース、キングフェスタ、ヘッチャラ、そして、クリスタルコルドの4頭が有力だろうという見方。結果この4頭が上位を占めました。ただ、今回はハンデがありながら、あの競馬ですからね。強い!というのが印象です。秋からここまで馬場的にもスピード重視でしたが、今週の馬場は力も必要で、キングフェスタにとっては馬場もよかったのでしょう。力が必要で、そして、このハンデですから、レースの内容以上に底力を見たように思います。気性がかなり激しいキングフェスタ。その気性もレースには生きているのかもしれません。年齢を重ねて落ち着いてきたらどうなのか。扱うにはもう少し大人になってほしい所でしょうが、レースとなると気性も生きていると考えると、難しい所ですね。(主催者提供)ただ、気性もそうですが、馬体も成長してくるとますます楽しみなのは間違いありません。2着のヘッチャラは果敢に攻めての競馬。今回負けはしましたが、常にいいレースをしているだけに、いつかチャンスが来ることでしょう。3着のクリスタルコルドも、安定したレースを見せており、ヘッチャラ同様、チャンスが来た時に生かしたいところですね。ヤマカツエースは今回ゴール前苦しみました。といっても4着ですから、下位との差はかなりあります。ハンデ頭という部分はありましたが、馬場がポイントかもしれませんね。今度は同斤となるイレネー記念。言い訳はできません。今回のレースを見るとキングフェスタが頭一つ抜けたかに見えますが、当日の馬場状況などもあるでしょう。上位4頭の戦いになりそうです。さて、次回13日(日)、今度は明け3歳牝馬重賞第47回黒ユリ賞BG2が行われます。過去の優勝馬はそうそうたる顔ぶれ。特別戦では何度か牝馬同士で戦っているものの、まだまだ勝負付けという感じではなく、これからという馬達。これを機に成長してくる馬も多いことでしょう。あどけない牝馬たちの戦いは面白くなりそうです。予想もなかなか難しくなりそうですね。以前3連単200万という馬券が飛び出したこともあるので、難解な1戦でもありますね。ぜひ皆さんチャレンジしてみてください。さて、この日13日はばんスタ延長戦を配信いたします。今回は1月30日の牡馬編に続いて、「今振り返りたいばんえい牡馬・せん馬編」と題してお送りいたします。配信はこちらから今回も懐かしい名馬たちをご紹介いたします。当時のことを知っている方は、思い出して、知らない方は、こんなすごい馬がいたということを知ってもらうのにいい機会です。ぜひともご覧ください。
2022年02月08日

今日は耳目社山中が担当します。南関東、今週は大井競馬の開催。9日水曜日には第66回金盃、(枠順は→こちら)10日木曜日には第66回雲取賞、(枠順は→こちら)どちらも楽しみなメンバーで争われます。木曜日の(関東地方の)雪予報は気になりますが、レースにぜひご注目ください。今日の9レース終了後、矢野貴之騎手の2000勝達成記念報告会が大井競馬場賞典台で行われました。2月1日の川崎競馬7Rでプラチナラインに騎乗して1着になり、デビューから通算2000勝を達成した矢野貴之騎手。(川崎競馬場放送室より口取りの様子。後ろからですみません)1000勝達成が2018年の2月22日。(詳細は→こちら)1500勝達成が2020年の1月10日。(詳細は→こちら)2年で500勝のペースで来ています。これからも印象に残るレースをたくさん見せてくださいね。(3人の矢野騎手による記念撮影)今日行われたセレモニーの中で少しお話を伺いました。ー2000勝達成、おめでとうございます。ありがとうございます。ー前回の大井開催、先週の川崎開催と2000勝は意識されてましたか?そうですね。もう近いことは知っていたんですけど、やることは変わらないんでね。1鞍1鞍、一生懸命乗るだけ、と思ってました。ー2000勝達成のとき、ゴールの瞬間はどんなお気持ちでしたか?2000勝というよりも、そのレースに勝てたというホッとした気持ちのほうが強くてですね…その後に…、まぁホッとしたというのが一番大きいですね。ー2000勝と共に、デビューから20年となります。 あっという間でしたか?それとも長かったですか?若いときなんかは苦しい時期もありましたし、また僕自身も不貞腐れてる時期もありましたんでね、長かったといえば長かったような気もしますけど、今は一生懸命やってるんで、駆け抜けてる感じではありますけども。ハイ。ー頑張れる原動力はなにかありますか?もちろん家族の存在も大きいと思いますし、何よりも期待していつも乗せて下さる関係者の方々が、いつも素晴らしい馬を乗せていただいて。それでメンタルを保っていけるというか、しっかりしなきゃいけないなと、気を引き締めているところであります。ー次の目標が何かあれば教えて下さい。特に目標というのは立ててないんですけど、1戦1戦、目の前のレースを勝つことだけしか考えてないです。いつも南関東競馬を応援していただき本当にありがとうございます。たくさん迷惑をかけることもあると思います。1つ1つ、今度は期待を裏切らないように、1つずつ丁寧に乗っていきたいと思います。また大変な時期にこういう会をしていただいて、本当に嬉しく、ありがたく思います。これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします。ありがとうございました。矢野騎手の言葉ではないですが、我々も、1レース1レースしっかり状況を捉えて実況していくのみ。頑張っている皆さんを実況やインタビューなどで盛り上げていくのみ。自分たちにできることはなにか、を考えてこれからも精進していこうと、改めて矢野騎手に話を聞いて、気を引き締まったセレモニーでした。改めて、矢野貴之騎手、2000勝達成おめでとうございます。
2022年02月07日

日曜日担当の高橋華代子です。 南関東競馬は2月7日(月)から大井開催が始まります。 金盃と雲取賞の2重賞が行われる豪華な開催。 昼間開催の大井競馬場は、上限5000人制限で当日の申し込みで入場できますよ。 詳細はこちらをご覧ください。 競馬場に行けば競馬観戦はもちろんですが、グッズ好きはグッズショップに立ち寄るのも楽しいです。 お馬さんグッズは、ハッピーな気持ちにさせてくれるパワーがあるなぁって、個人的には思っています。 大井競馬場のグッズ売り場と言えば、Lウイング1階にあるChampionsTCK。 無観客競馬中は、ここもシャッターが閉まっていてとても寂しい光景でした。 現在はオープンしていて、馬グッズや騎手グッズなどがたくさんあって、 キラキラしています。 大井のアイドルホース、スモモモモモモモモグッズも変わらず大人気だそうです。 開催ごとに新商品が発売されていて、先日には、マグカップやキーホルダー、Tシャツも出ていました。 具体的にどんものがあるかは、現地で確認してみてくださいね。 なお、一気に完売してしまったスモモモモモモモモのピンク色のぬいぐるみも、 そろそろ再入荷する頃かな。 なお、ChampionsTCKでは、馬ふきんも販売中です。 この馬ふきんは、障がいを持ち就労を目標にしている皆さんが、ひと針ひと針心を込めて作っているそうです。 この紹介文を読むと、体にも優しい作りなっているんですね。 この写真は、青と紫のハートマークの鞍がついた馬たちが映っていますが、他にもいろんな種類がありましたよ。 馬ふきんの周りをよく見ると、縫い目が見えて、ひと針ひと針丁寧に作られているんだなぁというのがすごく伝わってきます。 わたしも個人的に愛用していますが、馬好きの知人にプレゼントしてもとても喜んでくださいます。 めちゃめちゃかわいいですよね! ほっこり、ほっこり(*^-^*) なお、2月7日は北海道のイーストスタッドさんで種牡馬展示会が行われます。 大井の卒業生サブノジュニアが、種牡馬としてお披露目される日ですね。 ジュニア、頑張ってください! 遠くから応援しています!
2022年02月06日

全国の競馬ファンの皆様はじめまして!園田・姫路競馬実況アナウンサーの鈴木セイヤと申します。撮影 三宅きみひとアナウンサー2月から『地方競馬日替わりライターブログ』のメンバーに参加させて頂くことになりました。竹之上アナウンサーからバトンを受け取り、土曜日を担当します。どうぞ宜しくお願い致します。初回は自己紹介と重賞の結果をお伝えします。まずは簡潔に自己紹介させて頂きます。鈴木セイヤは本名です。某有名野球選手と同姓同名。遠慮して名前のみカタカナにしています。馬券は神っていません。ガミッてます。サッカーで有名な静岡県藤枝市出身。公営競技は常に身近な存在でした。週末、鈴木家が出かける場所は浜松オートレース場または浜名湖ボート(当時の呼び方)。行楽地に行く回数よりレース場に行く回数の方が圧倒的に多かったと思います。小学校入学前はチラシの裏面を使って漢字の練習をするのが好きで、暇さえあれば練習していました。『競艇場』『進入固定』『転覆』『落車』『服部幸男』『植木通彦』『伊藤信夫』『片平巧』『武豊』覚えた漢字はレース関連のワードばかり。選手名やレース用語で漢字の読み書きを学びました。良い子は絶対マネしないでください。父による英才教育のおかげで今の私があります。学生時代は野球、陸上競技に励みます。野球は全ポジション経験。陸上競技は短距離専門ですが、冬場は駅伝も走りました。この時期に放送していたアニメ、機動戦士ガンダムSEED、鋼の錬金術師にハマります。ここからオタクの道を進み始めます。高校卒業後は自動車部品工場で勤務。競輪学校、ボートレーサーの養成学校を受験経験あり。退職後、役者をしていた同郷の女性と知り合い、コスプレイヤーの世界に引きずり込まれます。2012年秋に大阪へ移住すると、殺陣、アクションをメインにしたパフォーマンスチームで一時期活動していました。※現在もコスプレイヤーです。2016年5月〜2020年3月中旬まで、園田・姫路競馬場の決勝審判員補助として勤務。およそ4年間の業務経験は私にとって貴重な財産になりました。審判時代の2018年、吉田勝彦アナウンサーに初めて声を掛けられます。『マイクテストの声は君か?』『良い声してるな』当時、園田競馬場はスタンドの耐震工事をしていました。高く積み上げられた櫓の上で1年半、実況アナウンサーの隣で業務をしていました。その櫓の上で吉田勝彦アナウンサーに声を掛けて頂きました。以降ほぼ毎日、吉田アナウンサーは私に過去のエピソードや実況について熱く語ってくださいました。同時に『実況しないか?』と熱烈なアプローチを受けます。2019年の秋に転職を決意。業務の引継ぎをした後、2020年3月末にダートプロへ転職します。研修期間を経て2020年11月17日実況デビュー2021年9月23日重賞初実況経歴を全て記載するとさらに長文になるので、所々省いて紹介させて頂きました。また今後のブログで過去の話、研修期間のエピソードをお話します。ー 兵庫県競馬 今週のWeekly Topics ー2月3日、姫路競馬場の重賞競走、第51回『白鷺賞』は1番人気のジンギが優勝。好スタートを決めたジンギは、すんなりハナを奪います。スローペースでレースが進むと、残り600m付近から後続馬が動きをみせペースが一気に上がります。昨年の園田金盃以来で、幾らか反応が鈍かったジンギ。それでもエンジンがかかると力の違いを見せつけ最後はひとり旅。堂々人気に応える快勝でした。2着は中団から追い込んだアワジノサクラ。2年前は最下級C3にいた兵庫生え抜き馬、メキメキ力をつけて重賞でも好走。今後も要チェックです。3着には好位追走のエイシンイナズマ。兵庫ダービー3着馬が復調。今年は永井孝典騎手と共に初タイトルを目指してほしいコンビです。ジンギは重賞9勝目。鞍上の田中学騎手は重賞69勝目。管理する橋本忠明厩舎は重賞37勝目です。人馬ともに白鷺賞を2連覇。2年連続兵庫の年度代表馬に選出され、兵庫で無敵を誇るジンギ。次の目標は3月10日の名古屋大賞典。悲願のダートグレード制覇に期待が集まります。ジンギは兵庫デビューの生え抜き馬。デビュー当時、私は審判で業務していました。ゲート入りを嫌がりゲート再検査になる事もありました。幼い面を出していた馬が歳を重ねるごとに成長。『兵庫最強馬』と呼ばれるまでになりました。2022年もジンギから目が離せません。写真提供 三宅きみひとアナウンサー兵庫勢が遠征競馬で勝利!1月30日、高知競馬場の重賞競走『第19回黒潮スプリンターズカップ』はイグナイターが優勝。3月16日に高知競馬場で行われる第46回黒船賞の優先出走権を獲得。道中は4番手を追走。楽な手応えで3コーナー過ぎに先頭に立つと、後続を突き放し7馬身差の圧勝。昨年11月の楠賞(くすのきしょう)以来重賞2勝目。イグナイターを管理する新子雅司調教師は2018年のエイシンヴァラー以来、4年ぶり2度目の黒船賞制覇を目指します。黒船賞は別定戦で基準重量が56kgです。兵庫ゴールドトロフィーほどの軽い斤量にはなりませんが、成長著しい4歳馬。JRAの高い壁を乗り越える走りを期待しています。姫路競馬は2月末までの開催。来週も火曜日から木曜日までの三日間開催です。
2022年02月05日

金曜日は、古谷が担当します。 年が明けたと思ったら、あっという間に2月に(-_-;) 年齢を重ねると、日々があっという間に過ぎ去ると言われますが、それを本当に実感してきました。何度かこのブログでも書いてきたことかと思いますが、JRAは1週間単位、地方競馬なら毎日どこかで競馬が開催していることを考えると、競馬の仕事をしていれば、毎日確実に離れることなく、レースを観ます。それが、インターネット投票が主流の昨今、地方競馬を中心に仕事をしている身でも、以前に比べればテレビやネット配信の出演、そして原稿依頼などで、地方競馬の話題を提供する機会にも恵まれてきました。楽天競馬が、ダートグレードの直前予想討論会や、ポイントのレースでライブ配信があったりしていますが、それも以前に比べれば格段に数は増えてきています。 今週は「川崎記念」が行われましたが、チュウワウィザードが貫禄の強さで、2022年最初のJpnIを制しました。目標は先にあり、決して100%の状態とは言えないものの、パドックでの風格は、まさに王者のそれでした。昨年の「ドバイワールドカップ」は2着に健闘しましたが、今年は前年以上の走りを期待したいものです。 そして2着には、船橋のエルデュクラージュが入りました。転入初戦の「勝島王冠」はひと息のレースでしたが、ひと叩きされた「報知オールスターカップ」で、ノーヴァレンダの強さに屈したものの2着と巻き返し、「ダイオライト記念」2着当時の走りが蘇りました。今回も積極的なレース運びで、2番手のカジノフォンテンをマークする形。3コーナーで押し出される形で先頭に立ったカジノフォンテンについていき、直線での攻防は、チュウワウィザードに突き放されたものの、外から追い込むヴェルテックスを退けました。エルデュクラージュ、ヴェルテックスとも、次走は「ダイオライト記念」を予定しており、今度は地元のレースとなるエルデュクラージュが、JRA勢を迎え撃つ格好になります。もちろん、昨年の「名古屋グランプリ」の勝利から、ヴェルテックスも距離延長で巻き返しが期待され、この再戦は楽しみです。 その翌日、ホッカイドウ競馬が1カ月後には能力検査が始まることもあり、そろそろ記者席を整理した方が良いなと思って、門別競馬場に行きました。パドックは相変わらず、かなりの積雪がありましたが、好天が続いてきたことから、所々で雪解けも見られてきています。ただ、日陰は凍っているところがあり、久々に思い切りコケたりもしてしまいました(^^;(門別競馬場のパドック) 過去の競馬ブックを、以前の記者席からすべて持ち運び、本棚も買ってきて整理整頓。その他の荷物も、捨てる物は捨てて、残すものは残して…と、していると、懐かしいものが出てきたりもしました。 オグリキャップが亡くなった翌日の、首都圏で売っていたスポーツ紙が出てきました。オグリキャップがいたからこそ、今の自分がありますし、この時は買いあさったんですよね。デイリースポーツは、さすが我が道を行っていますが、上段にしっかりオグリキャップのことに触れています(スポーツ報知は、コラムを書かせて頂いているので、見開きでアピールしてみました)。そして、 これは、2012年に水沢競馬場で行われた「ビューチフル・ドリーマーカップ」を、ホッカイドウ競馬から参戦して勝利したサクラサクラサクラのファイバークロスとクリアファイルです。封を開けていないので、綺麗な状態でありました。どちらも使い勝手の良いものですから、見つけたからには活用したいと思います。 あと、ホッカイドウ競馬でパドック解説をしていた時代は、シーズントップなら前年のパドックの状態や馬具の装着状況を比較したり、能検時からの馬体の変化を話す上で、ブックに自分でわかる記号で色々書き込んでいました。今となっては懐かしい感じです。 そして、自分のデスク周りは、こんな感じに仕上がりました。 そして、奥の黒いマッサージチェアからの目線は… こんな感じで、モニターも見やすい状況です。普段から仕事をする環境ですから、体を労りつつ、そして楽しく仕事をしていきたいと思います。 来週は「佐賀記念」が行われますが、楽天競馬では「直前予想討論会」がアップされる予定です。その時はぜひ、参考にして頂ければと思います。
2022年02月04日

木曜担当のよこてんです。 2021年度の調教師リーディング・三野宮通調教師は調教師としての開業後21シーズン目にして初のリーディング獲得となりました。騎手としても20年以上トップクラスで活躍し続け、旧盛岡競馬場を知る世代にとってはトップジョッキーの一人としても記憶に残っている三野宮師なのですが、その騎手時代も含めて初めてのリーディングでもあります。ということで今回は三野宮通調教師にお話をおうかがいしました・・・のお題です。★三野宮通調教師(2019年撮影)調教師リーディングおめでとうございました。そこでなのですが、近年は常に調教師リーディングの上位の常連になっていたところからのリーディング。このように勝ち星を増やしてきたのは背景にどんな作戦というか工夫があったのでしょうか?「今シーズンは40馬房まで増やして戦えたというのがひとつですね。ご存じだと思いますが数年前に禁止薬物の問題がありました。それで気持ちを落としてしまう、後ろ向きになってしまうのは、そうではないと。だったらやれるうちに、やれるだけやってみよう。馬房も増やせるだけ増やしてみよう。そういうふうに気持ちを切り替えたのが良かったんじゃないのかな。やれるだけのことを思い切ってやってみよう、とね」管理頭数が多いだけでなく勝ち星にも繋がっているのは見事だと思います「今シーズンは連勝してくれる馬が多かったですね。前のシーズンまでなかなか勝てなかった馬が連勝してくれて嬉しかったですし、自分にとっても勉強になりましたね」昨シーズン(2020年)の66勝から81勝に勝ち星を伸ばして勝率は上昇というところも良かったですよね「勝ちを狙う事だけでなく、馬をしっかり出走させることも私たちのできる事だと思っています。馬を預けてくださる馬主さんの協力があってこそですけども、その中でこの成績は、私たちも貢献できたのではないかな」★勝ち馬の写真を馬主さんへ・・・の三野宮師。調教師の仕事も多岐にわたる最近そんな管理馬の中からナイトオブナイツが最優秀ターフホースに選出されました「ナイトオブナイツも“芝が良い馬”だと言うことで知っている調教師さんから紹介された馬です。何ぶん乗り方が難しい馬でね、力はあるんですが仕掛けのタイミングが早いとゴール前で止まったりしてしまう。今は千葉の牧場にリフレッシュに出ていて3月に戻ってくる予定です。当初は水沢のダートを走りながら盛岡の芝に向けて調子を上げていきたいと考えています」★最優秀ターフホースに選ばれたナイトオブナイツ(いしがきマイラーズ優勝時)そのままナイトオブナイツの話にいきますが、昨年は重賞勝ちこそひとつだったものの芝で2勝、終わってみれば芝シーズンを通じて常に上位の活躍。そんな彼の良さはどんなところでしょうか?「まず脚元に不安がなくて丈夫。ただ繊細なところがあって私なんかも調教で落とされたことがありますよ(笑)。その辺は担当の厩務員さんも苦心しながら頑張ってくれたようです。あとは高橋悠里騎手も上手く乗ってくれたんじゃないでしょうか。一緒に戦いながら馬の持ち味を引き出す乗り方をしてくれたね」ところで、三野宮先生はどんなやりかたで馬を集められているのでしょう?「ここ数年は集めるというよりは頼まれる形が多いですね。これまでお付き合いがあった馬主さんだけでなくその馬主さんのつながりとかでね。おかげさまで馬房が空くことはほとんど無くフル回転でした」調教師開業から21年目にしてのリーディング、自分としては“ようやく”というか“とうとう”というか。騎手の頃も知っているだけに感慨深いです「まあ自分はそういうタイプなのかもね(笑)。“トップ獲れたかな”と思うとなにかがあって獲れなかったり。こればっかりは仕方がないのかな(笑)。それはそれとして、今シーズンは厩務員さん達も頑張ってくれて1年間コンスタントにやってこれたのはありがたいですね」三野宮通調教師が仕事の中で大事にされていることは何でしょうか?「まず馬を無事にレースに送り出すこと。そして状態が良い時は逃さずしっかり勝つ、そのためには騎手を変えたりすることも辞さない事ですね。 自分は騎手を考える時、メンバーを見てよりは馬の状態を見ての方が多いです。馬の状態が良い時にどういうレースをするべきか?相手関係に恵まれたりしてたまたま勝つのはその時だけで終わってしまいますからね。馬の状態がこういう時ならどんなレースがいいのか?先に繋がるのか?はいつも考えています」ひとつ追加で。先生の厩舎的に盛岡水沢・芝ダート、どの辺が厩舎的に得意というか合うというか、そんな傾向があったりしますか?「盛岡かな。ダートの短距離を狙う事が多いですし、芝の馬を良く預かるんですよね。芝を目指してくる馬が多いから、ここ何年かは盛岡の方が成績が良いんじゃないかな(※注 2021シーズンは盛岡40勝:水沢41勝でしたが、2020は盛岡41勝:水沢25勝、2019は盛岡35勝:水沢30勝でした)」★三野宮通調教師(右)と三野宮勇元騎手(左)。三野宮勇元騎手は今、大井競馬で調教師補佐となっているここ何年かはずっと上位にいたからこその今年のリーディングです。来季もまた上位で闘われることを期待しています「そうですね。これまで同様、馬を無事にレースに送り出して、勝つべきレースはしっかり勝てるように。やっぱり上の方で争えるようでなければね。頑張ります」 2021シーズンの調教師リーディングは、以前もここで書きましたが、「序盤からリードを拡げていた三野宮通調教師」対「終盤猛追する板垣吉則調教師」の争いが激化する一方となり、2021年の新年が明ける時点で三野宮師79勝対板垣師78勝、残り2日でどちらに転ぶか・・・という状況になっていました。 皆さんご存じのように結果的には1月2日の5レースまで行われて以降打ち切りになったわけですが、その1月2日の5つのレースの中で三野宮師が2勝を挙げたのが大きかった。 そのレース終了時点、三野宮師が81勝、3勝と差を拡げた時点での板垣師の残り出走数は5。つまり5戦4勝しないと順位を逆転できなかったわけです。競馬に何があるか分からない、そこで5戦5勝の結果になってもなんら不思議ではないとはいえ、ギリギリ終盤で挙げた1月2日の2勝は大きな価値があったと思います。★1月2日の5レースを制したカガノワール号。主戦・岩本怜騎手で勝ち取ったこの1勝の価値は小さくなかったはず 最優秀勝利回数調教師としての表彰は受ける事ができなかった三野宮通調教師なのですが、そこは「勝ち星でトップを獲れた事は自分たちの誇り」と前向きに振り返ります。 改めて思い返してみれば、騎手時代も常に10位圏内、トップ5を争いつつ毎年複数の重賞を勝つような位置にいながら、騎手リーディングは菅原勲元騎手・小林俊彦元騎手・佐藤雅彦元騎手に阻まれてついに届きませんでした。騎手時代から通算すればあしかけ40年以上を経ての待望のリーディングは“おめでとうございました”の言葉しかありません。来季もまたこれまでのように上位を争う厩舎としての活躍を期待しています。
2022年02月03日

水曜日の担当は、坂田博昭です。 今日は、昨日の名古屋競馬場リポートです。 まず、1件こたつ記事から。 一昨日1月31日の名古屋3Rに現役最高齢の18歳牝馬・ヒカルアヤノヒメが出走。10頭立ての8着。デビューから通算301戦目を、無事走り切りました。 (この写真は、主催者広報提供) 主戦の尾崎章生騎手が戦列を離れており、今回は塚本征吾騎手が手綱を取りました。彼がヒカルアヤノヒメに乗るのは、昨年6月以来2度目。ヒカルアヤノヒメ 18歳 2004年4月10日生まれ塚本征吾騎手 18歳 2004年2月20日生まれ 塚本騎手の方が1ヶ月半早く生まれてました(汗)。(この写真も、主催者広報提供) 塚本征吾騎手の話(後日取材)「半年前に乗ったときと、元気さは変わらなかったですね。18歳とは思えません。驚かされます。途中で走るのをやめるところもなく、頑張ってくれました。」 まずは次回の出番まで無事に過ごして、次の機会にも元気な姿を見せてくれればいいですね。 続いて、先週・高知の全日本新人王争覇戦 まずは、出場出来た人。 浅野皓大騎手。 前の週の段階で欠場者の代わりに予備からの繰り上がりが決まっていて、出場の機会に恵まれました。 出場の感想を聞くと…… 「難しかったですね。」 と、一言。「馬の特徴は事前に話を聞いていたのですが、それをレースの中で踏まえて乗ることが出来なかったです。コースへの対応も……。悔しいです。これをいい経験が出来たと捉えて、今後に生かしていきたいです、」 楽しみで出かけた高知でしたが…結果は単に着順だけでなく、内容としてもほろ苦いものとなったようです。 ひとつの経験で、何かが劇的に変わるわけではないけれど…。 そこで感じたことを、続く舞台でどう表現できるか。注目していきましょう。 そしてこちらは… 出場できなかった人…… 笠松(岩手から短期移籍)の岩本怜騎手 遠征前日に、笠松で騎手のコロナ感染がわかり、遠征を断念。結局高知で乗っているはずの日は笠松での騎乗となりました。「とても残念です。周囲も、もう何十人もの方々に『残念だったね…』と言われました。それでも、翌日は笠松で乗り代わりの馬の騎乗依頼を頂いて乗れて、有り難かったです。」 右 黒帽2番が岩本騎手 早いもので、笠松への短期移籍ももう来週の開催まで。 「怒られたりしたこともありましたけれども、いままでと全く違う人々と仕事して過ごす時間は、本当に勉強になりました。人間関係。馬のこと。新鮮なことがたくさんありました。先週ようやく1つ勝てたので、来週の最後の開催も頑張りたいです。」 来週の笠松は、月~金の5日間開催。 収穫だけでなく、どれだけ結果を携えて岩手に帰れるか。 まだまだ最後の挑戦は続きます。 この日も朝から、めっちゃ元気! レジェンド・丹羽克輝騎手 62歳 最近は、わたしが話を聞きに寄っていくと… 「もう乗るのがエラくて(大変で)…」 しかし、連日変わらず、ファイト溢れるプレーを見せています。 この日は、もうすぐ3月までで弥富に移転するため閉場となる、現名古屋競馬場の話になりました。「そりゃあ、寂しいよ。だってさ、小学生の頃からここに来てるんだもん。当時は父親の兄が馬持っててさ、連れてきてもらったのさ。その時に、いや~馬っていいな、競馬っていいな~って。それで、中学の時にもう厩舎に入ったからね。それからずーっとここで乗ってる。」 「丹羽さんなら、馬を動かしてくれる。」 そう話し、騎乗依頼をする調教師は、少なくありません。還暦を過ぎても「腕」で買えるジョッキー。まさに、名古屋の「レジェンド」。思いの詰まったこの土古の競馬場でも最後まで、そして舞台を買えて弥富の競馬場でも、まだまだ存在感を発揮しつづけるでしょう。 明後日金曜日の重賞・梅見月杯には、10歳馬サンデンバロンといつものようにコンビを組んで出場します。前回は珍しく大敗してしまったサンデンバロンですが、彼の手腕できっと巻き返してくるに違いありません。こちらも楽しみです。 さて、昨日のメインレースの話に行きましょう。 3歳牝馬の重賞・梅桜賞(SP2)は、コースを1周半する距離1800m戦。 向正面からスタートし、半周して正面での隊形 1番人気のアップテンペスト(橙帽赤い服)がスタート後あっさりとハナを取り ヒメコマチ(青棒)やゴールドスノー(赤帽)が続いてこれが一団。 2番人気の笠松・ドミニク(後ろの集団の白帽)らが第2集団を形成するような形で、レースが進みました。 優勝の行方は、あっさり決まったと言っていいかな… 逃げたアップテンペストが、向正面では後続の追撃を一旦引きつけておいて、3コーナーからライバルを引き離していきました。 ここからはもう独走! 後ろの馬群からドミニク(白帽)が抜け出してくるのですが、もう前は遙か彼方へ… 加藤聡一騎手は、これまで金沢で2つ、笠松で2つ重賞を勝っていましたが、名古屋での重賞勝ちはこれが初めて。昨年ずっと語っていた「念願の」地元競馬場での優勝を、この土古からの競馬場移転前に掴むことが出来ました。 まさに「破顔一笑」という感じですね! 加藤聡一騎手の喜びの声は、名古屋競馬オフィシャルYoutube映像でご覧下さい。 アップテンペストは元々、シーズンオフで岩手から転入してきていた馬。今後の去就が注目されます。 残念だったのは、2着のドミニク レース映像を見るとわかるように、向正面で外に出して進出を図ったところに、外から別の馬が先んじて上がっていき、内に押し込められる形で動き出しが遅れました。これもまた展開……。勝ち馬との間の8馬身ほどの正味の力差はないでしょう。終いにはしっかり脚を使っているだけに、また巻き返しの機会があるに違いありません。 今週の名古屋の開催は、金曜日まで。 4日金曜日には、古馬の重賞・梅見月杯(SP1・1900m)が行われます。
2022年02月02日

火曜日担当の太田です。1月に入ってからは寒さが厳しかったのですが、昨日が今季一番のマイナス19.7℃。十勝の人からいうとマイナス20℃に届いていないので序の口という所でしょうか。今年はまだマイナス20℃を下回っておらず、例年よりは暖かいのかも。寒さも2月の中旬まで。この2週が寒さの山でしょう。あっという間の1月でしたね。2月逃げる、3月去るといわれているように、ばんえい記念もあっという間に来そうです。先日あと50日というレースタイトルがあった通り、迫ってきているなあと実感した次第。今週から第1障害後から第2障害後まで、馬場の摩耗が激しいため、砂を増量しました。馬場の変化はどのくらいあるのか大注目でしたが、それほど大きな変化はなく、解説者曰く時計にして10秒ほどではとのこと。ばんえいの10秒はそれほど変化がないと考えていいかと思います。全く変化はないというわけではありませんが、軽い馬場と考えていいかと思います。さて、今週は古馬牝馬重賞第32回ヒロインズカップBG1が行われました。実力馬ミスタカシマ、ナカゼンガキタ、アフロディーテが人気に。トップハンデのシンエイボブはさすがに810キロの重賞で厳しさが否めない中、ミスタカシマ790キロ。チャンスと思った方も多かったと思います。しかし、結果は軽ハンデを生かした5歳馬ワンツー。やはり、馬場の影響もあるのでしょうね。若馬のスピードを生かしてのレースとなりました。そして、ワンツーの5歳馬フォルテシモ、アーティウィング共に坂本厩舎、山根福司さんの生産馬という結果。共に育ってきた馬の2頭がここで花を咲かせたというレースでした。(主催者提供)勝利したフォルテシモは、実況でもありました通り、7度目の重賞挑戦で初制覇。銀河賞、クインカップ3着と惜しい競馬もありましたね。イメージ的には善戦止まりという感じではありましたが、今回は阿部騎手の手綱によく応えてくれたと思います。(主催者提供)2着のアーティウィングはここにきて、力をメキメキつけてきたという印象。重賞などのレースで結果が出ていませんでしたが、平場のレースではいいレースをしていますよね。馬場の軽さもよかったのでしょう。5歳ともなると繁殖なども考える馬も多くなってきます。今後どこまで現役でいるかはわかりませんが、今後も注目の2頭であることは間違いないですね。(ヒロインズカップについてはこちらも)古馬牝馬重賞は年に2度。今回のハンデ差を見ると、オープンのシンエイボブにとっては下とは50キロ差。かなり厳しい戦いでした。牝馬チャンピオンを決めるBG1は同斤にして、NO.1牝馬を決める戦いにしてもいいかなと思った次第です。あまり重すぎると下の馬に全くチャンスがなくなってしまうなど、いろいろな問題点はあるかもしれませんが、今回は、正直シンエイボブに勝機はないという感じがありました。オッズも本来ならハンデがあっても重量から考えてオープン馬に分があると考えるのですが、シンエイボブは7番人気。結果も殿負けでした。これでミスタカシマがいいレースをしたらまた違った答えなのかもしれませんが、切れ味勝負になるとさすがに厳しいですね。アフロディーテ、ナカゼンガキタが3着、4着でハンデを考えるといいレースをしたということになるのでしょう。ルールの中でやっている以上は、これも結果で受け止めてはいますが、牝馬NO.1決定戦としてはちょっともやもや感が残る感じですね。ルールは時代によってアップデートされてきて、今があると思います。未来に向かっていい方向に進んでいけるように、今の時代のひとが考えていかなければなりませんね。さて、次回は明け3歳馬牡馬重賞 第2回翔雲賞BG2が行われます。3歳馬はまだまだこれからの世代。今季はナナカマド賞「キングフェスタ」、ヤングチャンピオンシップ「ヤマカツエース」と南北海道産駒が活躍しております。例年十勝産の活躍馬が多いのですが、今年の十勝産駒からはヘッチャラが有力ですね。年度最後のイレネー記念にもつながるレース「翔雲賞」ぜひともご参加ください。また、この日はばんスタ延長戦も配信いたします。翔雲=招運ということで、昨年もう一つのばんスタでも行った「占い」を行います。占ってくださるのはもちろんこの方、目黒貴子さんです。四柱推命を使って占います。今年運勢がいい騎手や馬などを占います。また、特別に視聴者の方も占ってしまおうということで、現在募集しております。占ってほしい方ぜひご応募ください。2名の方をこちらで選んで占います。占ってもらうことはなんでもOK。真剣に占いますので、ぜひメールをお寄せください。お待ちしております。最後に嬉しいニュースを一つ。先日1月29日(土)第6競走で西将太騎手がホクエイテイオウで通算1,000勝を達成致しました。(1000勝達成西将太騎手 主催者提供)1,000勝は、ばんえい競馬史上26人目、現役では7人目。デビュー当時から知る西将太騎手も1000勝騎手。もうベテランの域に来ましたね。果敢に攻める西将太騎手の騎乗。ファンの方も多いことと思います。インタビューが苦手だった西将太騎手ですが、最近は大分慣れてきて、いろいろとお話しくださいます。普段とてもおしゃべりで、とても楽しい西将太騎手。ヘアスタイルも変化に富んでいて、29日の出来事に上がっている写真のヘアスタイルはちょっと笑ってしまいました。いつの時代なのという感じ。楽しませてくれますね。厩舎の中の子供たちも楽しませて、節分の日の青鬼役は印象的ですよね。一度ばんスタでも面白いコスプレで出演してくれたこともありました(笑)インタビューを見ると寡黙な印象ですが、普段はとても楽しいことが好きな人ではないかと思っております。あの髪型はどう見てもそうでしょう(笑) 一昨年お父さんの西康幸元調教師がお亡くなりになったりと、大変なこともあったかと思います。仲間も多い西将太騎手。これから中堅騎手としてますます活躍することでしょう。期待大の騎手です。
2022年02月01日
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