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♪ 夕近く蜜柑の実る荒れ畑につまみ喰ひせば鳥が啼きけり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 8時になった途端に選挙カーの声が聞こえて来た。泣いても笑っても今日一日のみとなった。 この地方では、自民と民主の争いの中に共産が割り込む格好だ。先日の調査では自民と民主が競り合っているとのこと。交互に議席が入れ替わるのを繰り返し、今回は民主の番に当たっているが、どうだろうか。 世界にはマララ・ユスフザイの母国・パキスタンの様に、男尊女卑が厳然と居座っている国が沢山ある。イスラムの国と東アジアそしてアフリカ諸国。ほとんどが宗教とは別の因襲によるもので、未だに女性に対して目を覆いたくなるような事が、当たり前のように行われているという。 日本でも、男尊女卑の意識を持った人がまだまだ存在する。国会という場でもしばしば問題になる。女性閣僚の数が少ないとの指摘から、形だけを整えるような上っ面の組閣がまかり通っている。 根本にある女性蔑視が無くならない限り、企業にも公務員にも女性の役員は増えていかない。 高度成長の甘い思い出が抜けきらず、「右肩上がり」が性癖の様に企業や役員、政治家や官僚の心に沁み込んでいる。挙句の果ての世界最大の借金国だ。今の若者や子供たちの背中に、長い将来にわたって物凄い負荷を課し、「右肩上がり」のグラフを眺めている。自分の身さえ保障されればそれでいい。自分の懐が潤えばそれでいいとばかりに、やりたい放題やって来てそのツケを下々に押し付ける。 男尊女卑ならぬ「公尊民卑」丸出しの非民主国家だ。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.13
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♪ 香港とマララのニュース今日の雨傘がないスマホスマホスマ・・‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 選挙まであと2日となった。 新聞(日経)11日のによると、自民党は序盤の勢いを維持し、全475議席のうち単独で300議席超をうかがう状況。公明党とあわせた与党で、参院で否決された法案を衆院で再可決できる3分の2(317議席)を確保しそうだという。 民主党は一部の選挙区で巻き返しているが、全体では横ばいで、維新の党は不振。小選挙区で26%、比例代表で20%が投票先を決めていないと答えており、なお流動的な要素が残る。(日経リサーチが9~11日、乱数番号(RDD)方式により電話で70選挙区内の約4万6千人を対象に実施し、約2万9千人から回答。有効回答率は63.5%。) 慌てて野合・連合した野党には、国民も異議、不満が充満。所詮は力なき烏合の衆と見放されて、悲しいかな与党に投票するしかないという有様。 安倍総理は雇用が回復していると言っているが、増えたのは非正規雇用ばかりで、ただ帳尻を合わせているに過ぎない。大企業を優遇し、中小企業の悲惨な状況に目を瞑って知らん顔。トヨタの繁栄の陰で下請けが舐めている辛酸を知らないはずはない。その内おこぼれが回るからと、非情に見捨てている。病人を屋根のない路上に置き去りにして、金持ちだけを診療している悪徳医師と何ら変わらない。 制がん剤の効き目はわずか数パーセント。それに対しての副作用は計り知れないほど大きい。わずの効き目で、余命を数か月か数年を延ばすために、食欲が落ち、髪が抜け、嘔吐で苦しみ、体力が激減する。これが治療と言えるのか。 安倍政権がやってきた政策は、こういう治療法と何ら変わらない気がする。 政治にカンフル剤などない。目先の不都合を、ただただ対処療法で誤魔化してきたのが、嘗ての自民党政権そのものではないか。受けの良いところに金をばら撒き、票田ばかりにすり寄って、偉そうにふんぞり返っている閣僚の顔が悍ましく憎たらしく浮かんでくる。 (資料出所)総務省「労働力調査(詳細集計)」(平成25年) 野党の不甲斐なさに、ただただため息を吐くだけの弱い弱い国民。非正規雇用が2013年には36.7%に達し、過去最高の水準となっていて、2014年には更に増えるものと見られている。 不公平選挙に対する香港市民の抗議する姿、それを見ている日本の若者には、その機会すら見いだせない。25~34歳が30%を占める不本意非正規社員。 国のことを考える以前に、自分を守る傘すら持たない非正規雇用の人々。麻生太郎は、この人々を「バカ」だと言いたいのだろう。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.12
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♪ 期日前投票に行く当選を阻止するために放つ一石‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ♪ 残月が日の出を待ちて消えゆきぬ今日も連呼のああ名が響く朝焼けの雲と残月 ♪ 独裁を押さえるための礫たれこの一葉の重き一票 ♪ 包丁の巧く砥げざる寒き日に秘密保護法施行されたり ♪ 不遜なる麻生太郎の口元が青に染まりぬLEDの ♪ 物言わぬ非正規雇用の無党派にこの列島の冷やされてゆく◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.11
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♪ 太陽を心に宿せ、解き放て 素裸になり風を捕えよ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 「2011ベスト・エッセイ」日本文藝家協会編で、とても素敵なエッセイに出合いました。その痛く心に沁みた猫の話を、ここに抜粋してご紹介します。「灯の中に」 武田 花 (前略) 築30年の山荘を手放そうかとおもっていた。そう思っていた矢先、猫を飼い始め、山荘に連れて行った。富士山麓の大地に四肢を下した途端、物足りないほどおとなしく弱々しかった子猫の目がらんらんと輝き出し、あれよあれよ、顔に似合わぬ野太い雄叫びを上げながら雑木林の中を駆けまわり、木の幹を天辺までよじ登るのだった。これが野生の叫び声というものだろうか。 「こんなにうれしいですよ、ウンギャア」、訴えるように鳴く姿を目にして、私は決めたのだ。この猫のために、もうちょっと山荘をもっていようと。 名前を”くも”という。空の雲。全体に白っぽい毛色である。山荘での”くも”の生活といえば、昼間はほとんど寝ているか、ぽーっと空を見上げてバードウォッチング。日が暮れると、颯爽と出かけていく。外灯もなく真っ暗な林の中を、随分遠くまで行くらしい。 夜が更けても、なかなか帰らないこともあった。やきもきして外に出た私は、夜空に向かって猫の名を呼ぶ。「早く帰っておいでー」。耳を澄ましても、鳴き声も足音もしない。四方はジャングルのごとき森林だ。その闇の奥に目を凝らす。 そわそわと家を出たり入ったり、繰り返すうちに、「ニッ」と、遠くから小さく小さく聞こえる声。続いて草を踏む音、葉の擦れる音が近づいてくる。「くもちゃん」「ニッ」。やがて闇の中にぼんやりと白い塊が見え、だんだん形がはっきりしてくる。そして猫の姿が薄明かりに浮かび上がる。この登場の仕方に、いつも私は感動するのだ。猫が戻ってきた嬉しさだけではない。別の世界から、聖なる生き物が出現したような。あの世からのお迎えが来たような。有り難いような泣きたいような。そんな心持で、茫然と佇む私の横をすり抜けて、猫はさっさと家の中へ入り、ご飯を食べて寝てしまう。(後略) 武田 花(写真家)「かまくら春秋」十月号 ♪ 野に出でて野生に目覚む飼い猫の夜の林に血を躍らせる◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.10
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♪ 鵯のあれはさしずめスキップかひょーんひょーんと屋根を越えゆく‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ヒヨドリの飛行は、羽ばたいて上昇し、スピードが出たら翼を完全に畳んで、空気抵抗を少なくし、滑空に移り下降すると直ぐに短く羽ばたき、また滑空する。これを繰り返して飛行する。 エネルギーの損失を防ぐ、羽ばたき飛行に比べて省エネで飛べるのだという。ヒヨドリ、コウライウグイス、セキレイ、キツツキ類等の、飛翔力が弱い鳥の飛び方らしい。 ひょーいひょーいと波型に飛んでいく姿を良く見掛ける。直線的に飛ぶ鳥からするとスキップして飛んでるように見えるんじゃないか。 日本では周年見られるが、春および秋には渡りが各地で確認される。秋には暖地へ移動する個体も多く、10-11月には渡りが日本各地で観察され、房総半島南端、伊良湖岬のほか、関門海峡では1,000羽を越えて渡る群れも観察されるという。 日本国内では都市部を含めごく普通に観察されるが、分布がほぼ日本国内に限られているため、日本を訪れる海外のバードウォッチャーにとっては日本で観察したい野鳥のひとつとなっているらしい。 今、話題になっている「うたを歌う猫」の動画(YouTube)を覗いてみた。TVで観た人も多いでしょうが、未だの人のために・・・。愛知県に住む1歳6か月のメス猫(ドラミちゃん)「こぶた・たぬき・きつね・ねこ」を歌う「ゲゲゲの鬼太郎」を歌う「だるまさん」を歌う これは、抱っこしている画像ばかりなので、どうも怪しいという意見が多い。背中をつねるなり、強く抱きしめるなりして、鳴かせているんじゃないかと・・・。そうにしても、そうで無いにしても、中々面白いので詮索しないで楽しめばいいんじゃないかな。 おまけに、こんな動画もご紹介します。面白猫動画集顔が二つある猫◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.09
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♪ 寒ければ顕(た)つもののあり和紙と酒 墨や越後の寒ざらしなど‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 私は寒いのが嫌いですが、寒いほどいいというものが世の中にはあって、寒くなるこれからがそれらの本番を迎える。 例えば、手漉き和紙作り。 先ごろ世界遺産にもなった日本の手漉き和紙(石州半紙、本美濃紙、細川紙)は、工芸品とも言える世界一良質の紙です。寒いほどいい紙が作れるというものです。 大陸から伝わった製紙法が、日本の風土で適した原材料と製法に変化し、楮(こうぞ)三椏(みつまた)雁皮(がんぴ)などの原材料を使って1000年以上もの伝統をもつ日本独自のもの。 楮から黒皮を除き、白皮を清流に数日間浸して自然漂白(川や雪に原料を薄く広げ5日程度晒す)。さらに水に浸して柔らかくした後、鉄釜で煮てあく抜きし、流水で洗った楮を石盤の上で木づちでたたく。その後、楮を水やトロロアオイという植物の粘液と合わせ、紙漉き作業を行う。 和紙が出来るまでには48回の工程が必要といわれ、しかも厳寒期の12月から5月が良質な和紙ができる最適期とされる。 全国手漉き和紙連合会 また、墨作りも寒いほどいいという。 墨は炭素末(煤)と膠と少しの香料をねり合せてできています。 すすは、黒々とした墨の色を示し、膠は紙や木に書かれたすすを定着させる働きをし、香料は膠のにおいを消し、清い香りをもって書く人の気持ちをやわらげる役割をはたします。 墨は気温が高く湿気の多い夏場は、膠が腐った固まりにくいため墨づくりには適さない。そのため墨づくりは毎年10月中旬から翌年4月下旬までの寒期に行ないます。 日本で墨づくりが始まったのは飛鳥時代。奈良時代には、仏教の伝来に伴い膨大な量の写経が行われ、平城京では図書寮と呼ばれる役所で4人の造墨手により、400丁あまりの墨が生産されていたという。 平安時代に入り、仮名文字が発明で文字は一般化し需要が高まる。奈良を中心に、丹波、播磨、太宰府など、松の豊富な山がある地域でも生産されるようになった。松の木や松脂を燃やして煤を採取し、墨を作るのだ。これを「松煙墨」という。 その後、日本各地の墨生産は次第に途絶えて、奈良の寺院での生産が中心になる。中国・宋では、墨の材料に松の煤を使うのではなく、油を燃焼させて採取した煤を使った格段に上質の「油煙墨」が開発されていた。 当時隆盛を誇った藤原氏の氏寺、奈良の興福寺ではその手法を取り入れ、南都油煙と呼ばれる上質の油煙墨を生産し、全国に知られるようになった。奈良の墨作りYouTube 「墨は黒いだけでなく、その黒の中に七色を味わうという。まず紫光色がよく、黒色はその次であり、青光色は更にその次となる。しかもそれはうわついた光ではなく底光するような色で、硯ですってみて清い香りがし、音のしないものがよい」と言われてる。 油煙墨はくっきりとした明確な黒が特徴であり、松煙墨は青みを帯びたやや薄めの色が特徴という。書家や水墨画家は、その表現の求める内容によって、油煙墨と松煙墨を使い分けている。榊莫山『寒山拾得』 千年以上をも経た書跡に今も残る、鮮やかな墨の色。しかし、墨そのものは、膠が劣化していくためあまり古いものは用を為さなくなるという。珍重される古墨は、実用的価値よりも歴史的な価値に重きがあるようだ。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.08
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♪ 日の暮れて図書館からの帰り道 月やのぼり来右ななめうえ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 今月は6日が満月で、金曜の夕方にはとても美しい月を見ることが出来ました。 くっきりと晴れた空が、あっという間に暗くなった4時過ぎ、ちょっと青白いまあるい月が丘の向こうに昇って来た。 家までずーっと月を眺めながら歩くのは、何だかとても得したような気分。そう言えば二日ほど前の夜に、コンビニへ行った時、月明りでとても明るかったことを思い出した。 4時過ぎに昇り翌朝7頃まで、煌々と家々の屋根を、道を、野山を照らしているのだね。昨日、名古屋地方は今年一番の冷え込みとなった。最低気温が2度、最高は4.8度までしか上がらず、初雪が降った。 良く冷えた空に、冴え冴えと照る12月の月。赤くただれたような夏の月とは違って、身の引き締まるような清々しさを覚えます。★ 最近の振り込め詐欺は、振り込みが出来なくなってきて手渡しで直接金を受け取る方法へシフトしているらしい。振り込め詐欺ならぬ「受け取り詐欺」だ。警察官や弁護士、銀行協会や税務署員まで登場させ、巧妙な話術で世事に疎い年寄りから金を巻き上げる。そのリアルさは驚くほどらしい。 その被害額は、減るどころかここ6年の間に年々増えているというから唖然とする。今年上半期(1~6月)の被害が5682件、268億2950万円に上った。 うその話を電話で持ちかけて金をだまし取る「架空請求詐欺」の被害は1167件、68億4369万円。昨年同期と比べて、件数がほぼ倍増し、被害額は2・8倍になった。未公開株や社債購入を名目にした詐欺もこの一つで、被害額は27億6015万円で昨年同期の約4倍に達したという。 振り込め詐欺など「特殊詐欺」=キーワード=の手口が巧妙になるなか、実態に即した名前をつけて、注意を促そうとする取り組みが全国の12都県警察に広がっているとか。もうかるちゃ(富山県)・母さん助けて(警視庁)・戻します(山口県)など。レターパックや宅配便を使って金を送らせる手口が増えている最近は、「現金送れサギ」の名前も使う。ただ、今後も新手口が予想され、そのたびに新名称をつけるのは難しい」とも。 「天網恢恢疎にして漏らさず」と言うが、疎にして漏れて、他人を騙してほくそ笑んでるワルがうじゃうじゃいる。あんなに澄んだ美しい月が出ているこの空の下で、安易な金儲け話に乗る奴もバカだ。 みんながこの月のように、曇りのない心で生きてほしいものだと思わずにはいられない。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.07
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♪ 伊勢湾の風の流れを音で知る荷船の汽笛朝まだきなり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 未明に、寝床で聞く汽笛の音は冬の到来を告げるものでもあります。風向きが今迄なかった西風に変わるのです。伊勢湾に入港してきたタンカーの鳴らす汽笛が、西風に流されて知多半島の吾が知多市に流れてくるというわけです。伊勢湾 以前にも、こんな歌を詠んだことがあり、汽笛の事も書いている。この時は9月でした。 ♪ しののめの霧笛のひびき伊勢湾の海気ゆらして秋は来にけり 名古屋港右の臨海工業地帯から延びている高潮防潮堤・知多堤中央にある野球のホームベース状の埋め立て地が中堤 高潮防潮堤は、完成から約50年が経過した現在、老朽化や大規模地震による沈下、高潮・津波に対する防護効果の低下が懸念され、南海トラフ巨大地震に対しても粘り強い防護効果を発揮することができる防波堤にするため、東日本大震災の教訓を踏まえた改良工事が行われています。 ケーソンの補強、天端の嵩上げ、洗掘防止、断面補修などが行われ、平成26年に完成の予定になっています。 この工事のため、海釣り公園は立ち入り禁止。釣り客が来ないため、近くの「エサ屋」さんは閉店を余儀なくされたようだ。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.06
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♪ 用済みの衛星いまだ回りゐるおざわいしはらひらぬま号の‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ H-IIAロケット26号機を使って、「はやぶさ2」が12月3日(水)13時22分4秒、種子島宇宙センターから無事に打ち上げられました。雨と風のために2度延期となって、待っていたファンをやきもきさせましたが、6年間の長くて遠い一人旅に向かって飛び出していきました。 打ち上げ後、地球に近い軌道を描いて太陽を1周し、約1年後(2015年末)に地球の近くに戻ってスイングバイを行います。スイングバイ後は、小惑星1999 JU3の軌道に近い軌道に入り、太陽を約2周したあと、1999 JU3に到着。1999 JU3が1周あまり太陽の周りを公転するあいだ、小惑星探査を行います。 2018年夏、小惑星に到着して約18ヶ月滞在。その後、1999 JU3を離れて、太陽の周りを1周弱回った後、地球に帰還(2020年末)します。 まるで生き物に接する様に、機械型ロボットに感情移入する現代人。人を人とも思わず平気で殺すかと思えば、機械を人のように愛する人間はとても不思議な生物です。 今、世界中で人型ロボットや人工頭脳の研究が盛んです。医療現場や高齢者の相手をするロボットが活躍していますし、人の感情まで読み取ることが出来るペットまでが活躍しています。 人型ロボットは、今のところホンダのASIMOが抜きん出ていて、走ることも階段の上り下りも出来る。命令を聞いて、コーヒーをトレイに載せて運び、依頼者に手渡すことも出来る。 他にも、曲に合わせて集団で踊るロボットもあるし、簡単な会話もできるようになものもある。 将棋もチェスもロボットが人間に勝つまでになったし、まさしく日進月歩の勢い。ここ10年の間に飛躍的に進歩して、我々を驚かせることになるでしょう。拡大します 2045年にはコンピューターの性能が人間の脳を超えるという予測があり、「2045年問題」として話題になりました。この予測はコンピューターチップの性能が18ヶ月(1.5年)毎に2倍になると予測した「ムーアの法則」に基づいて作られています。 技術的特異点(シンギュラリティ)というものがあって、未来研究において、正確かつ信頼できる、人類の技術開発の歴史から推測され得る未来モデルの限界点を指す。つまり、コンピューターの知能が人間を超える現象、またはその瞬間を意味する言葉。 2045年なんて、たった30年後すぐそこだ。こんな怖い記事がある。グーグルが本格的にこの世界に参入し、恐ろしい事を画策しているかも知れないのだ。 グーグルが先日、自社の開発責任者の一人として発明家のレイ・カーツワイル(Ray Kurzweil)氏を採用し、話題となった。 カーツワイル氏は音声認識や光学文字認識(OCR)など様々な領域で先駆的な業績を残し、1999年には「アメリカ国家技術賞(National Medal of Technology)」を受賞するなど、米国、いや世界でも有数の発明家だ。作家や未来学者(Futurist)としても活躍し、さらにヘッジファンドまで運営して、そこで自ら開発したAI(人工知能)システムを使って資産運用するなど、マルチ・タレントとして知られる。 その一方で不老不死に興味を持ち、そのために機械と人間を徐々に融合させて、最後には人間の意識を電脳に移植する、といったことを本気で考えているエキセントリックな人物でもある。 カーツワイル氏は「シンギュラリティ(Singularity:技術的特異点)」の信奉者、ないしはリーダーとしても知られる。シンギュラリティとは、米国の数学者・SF作家であるヴァーナー・ヴィンジ(Vernor Vinge)氏が1993年頃から提唱している一種の未来思想で、「コンピュータのように高度な機械が今後、加速度的に進化することにより、機械がいずれ人間を上回る知能ばかりか、意識までも持つようになる」とする予想である。 以降の続きはこちらへ。 宇宙のゴミは増える一方だが、政界の浄化・新陳代謝は進むのか。野党が一丸となって「火の玉」の勢いと情熱があれば、不可能を可能に出来る。 野党は、宇宙創成の気概を持ってぶつかって行ってほしいのだ。 年寄りはすっこんでろ!◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.05
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♪ めがね禿げ髭ニヒリスト中庸のもてぬ男が短歌に凭る‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 「男は、女よりも顔を気にする。」これは事実らしい。ハゲもデブもチビもみんな自分はカッコイイと思っているのが男だと。 「人間は顔じゃない」という当たり前の本質に気づいているのは、実は男より女の方が多いというのだ。女は「私ってブス」って言えちゃうけど、男は「俺はモテない」という事はあっても「俺はブサイク」って自分を評する奴はいない。そう言われればそうかもしれない。 男は「コッコイイ」と言われるのが一番うれしい生き物らしい。そして、嫌われたくないがために、せっせと髪を整え、髭や胸毛を抜き、エステに通い、体毛を剃ったり。今や化粧までする男もたいして珍しくなくなったが、そういう男が本当に女にモテるかどうかはまた別の話だ。 常識というものは、あまり根拠がないものも多く、方便として使われている場合も多いと、寺山修司は言う。例えば、高校生が煙草を吸ったり酒を飲むが禁止されているのは(法律で禁じられても知るが)、健康を危惧しての事ではないようだ。体力的には既に大人であるのは、スポーツのレコードを出すのがこの年代だという事を考えてみればよく分かる。なぜ禁止するかと言えば、それは「子供らしくない」という理由からに他ならない。学生という親の庇護を受けている立場には相応しくないという訳だ。 「女らしい」という言葉も、男の側が創り出した「女性観」に他ならない。社会がその方が都合がいいという理由で、習慣化しているに過ぎないものの一つと言える。 「赤い鳥あかい なぜなぜ赤い 赤い実を食べた」。 この歌のように「らしさ」なんて、そんな簡単なことだったと思えばいい、と。 こんな内容が載っているのが「日本名随筆集76 常識」です。20年30年前のものばかりですが、示唆に富んでとても面白いエッセイが満載です。しかし、この時代の内容が分かるのは我々団塊の世代までかも知れないですね。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.04
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♪ 葉を落し葡萄は空を明け渡す高く選挙の声が行き過ぐ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 葡萄は、やることを立派にやり終えて一年の清算の時、活動の源であった数多の葉をすべて落とし、静養の時へと入ってゆく。 巷はと見れば、重大な仕事を途中で投げ出して職場を解散。多額の金を浪費して、年末間近に選挙という暴挙にまかり出た。人の意見を聞いたふりして無視し、イエス・マンばかりを周りに置いて言いたい放題、傍若無人の独裁者。 こんな美しい豊かな国を、じわじわと亡ぼしていくのは誰だ。 ♪ 「公害」とつぶやいてみる。連呼して名を売るといふ職業とはや 僅かな花の残る庭を見ながらこの国の未来を正しく導いていく人は誰なのかを思う。そんな人が現れるのを待っている事自体が無駄なのか、とも思ったりして。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.03
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♪ お社の杜の辺に降り積もる枯葉に鎮む時の営み‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ いよいよ12月。寒波がやって来て漸く師走らしくなってきました。30日は12月の月次祭の準備。前日が雨で、翌日も雨の予報。格好の清掃日和となって、皆張り切っていた。 長年、杜に降り積もったまま放置してあった枯葉を、熊手で掻き出して一か所に積み上げる。剪定した山の様な小枝を燃やす。古い桜の太い枯れた分かれ幹をチェーンソーで切り落とし、段差の大きいのり面をロープで引き揚げる。 メンバー7人のうち65歳を過ぎたがのが私を含め3人。危険な作業は年下にお任せだが、何だかんだの重労働。めったにしない肉体労働にほとほと草臥れてしまった。腰が痛く、翌日にはあちこちが筋肉痛だ。1日の月次祭はじっと座っているだけとは言え、ちょいと歩く姿もしゃんとせず、ちょっと侘しい一日となった。 ♪ 霜月のつごもり一日 空晴れて御嶽の杜に落ち葉掻きせし ♪ 星霜の枯葉に積みてふかぶかと杜に鎮守の神清むらむ ♪ 雨の日のはざまに晴れの恵みあり神社に集ひし総代七人 ♪ 月次の祭の朝に降る雨の天こころなりまして清まむ そうして、次には正月を迎える最大のイベントを控えている。初めての事なので要領がよく分からないまま、一つ一つとにかく準備を整えていくしかない。 年賀状も、自宅の大掃除も前倒しでやっつけないといけないなぁ。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.02
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♪ シメメジロヒヨモズエナガウソツグミむくずみまゆみときわさんざし‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 歌の主題は、この国の自然の豊さ。 上の句が、鳥の名前を表しています。鴲(シメ)目白(メジロ)鵯(ヒヨ)百舌(モズ)柄長(エナガ)鷽(ウソ)鶫(ツグミ)。下の句は、小鳥の好きな実のなる木の名前を表しています。椋(むく)酸実(ずみ)檀(まゆみ)常磐山樝子(ときわさんざし) シメ メジオロヒヨ モズエナガ ウソ ツグミむく(むきのき) ずみ まゆみ ときわさんざし 豊かな秋。これを豊かと言わず何と表現できるでしょうか。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.12.01
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♪ 突風に温き衣を剥がされて裸のねずみ街をうろつく‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2日公示14日投票となった、700億円を掛けてする解散・総選挙。定数是正の民社党との約束を反故にし、一票の格差で違憲の判決が出ている中での選挙。 立候補予定者は、時事通信の29日現在の集計で1147人。与党の自民、公明両党は計396人を既に擁立。与党を過半数割れに追い込みたい民主、維新両党の予定者は合わせても過半数の238をわずかに上回る260人にとどまっている上、23の選挙区で競合しており、準備不足は否めないとか。 今回も投票率は低い事が予想される。それが安倍の戦略でもあるし、一強多弱で結果は見えている。 議員という存在はつくづく変な生き物だと思う。平気で嘘をつくし、国民をペテンに掛けても咎められない。自己中心の思い上がり。おれおれ詐欺の呉越同舟集団と言っても誰も否定しないでしょう。 それがまた偉そうに、選挙の時だけあなたの味方ですなんて言われても、逆流性食道炎みたいになって苦しむのはこっちだ。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.30
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♪ かたくなに空を突き刺す枳殻(からたち)の無党派なべて心を閉ざす‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 「カラタチ」はミカンの仲間で、原産地の中国長江上流域から8世紀ごろには日本に伝わっていたとか。病気に強く、早く実がなり、樹の高さが低い。ミカンの台木として使われ、接ぎ木品種の味が良いなどの理由から広く利用されているという。 カラタチ 果実は生では食べられないが、果実酒にしたりする。未成熟の果実を乾燥させたものは、枳実(きじつ)と言う生薬となり、健胃、利尿、去痰作用があるとされているらしい。 そこで登場するのが「オレタチ」だ。 果樹研究所で25年ほど前、バイオテクノロジーの先端技術として、オレンジとカラタチの細胞融合による新品種。種類の違う細胞を裸にしてくっつけて、新しい植物を作った。その新品種が「オレタチ」だ。レオパード(ヒョウ)とライオンを掛けあわせた「レオポン」みたいなものだ。おれたちひょうきん族ならぬ、オレタチかんきつ族だ。 右が「オーラスター」 カラタチはガンなどの抑制に効果があるとされる機能性成分(オーラプテンなど)を沢山含んでいるが、「臭い、苦い、酸っぱい」などで食べられない。そこで、カラタチに食用のカンキツを交配し、生で食べられる品種を作たというわけだ。その完成形がこれで、正式名称を「オーラスター」という。これも何だかオーロラとポーラスター(北極星)を合わせたような名前だなあ。 平成23年に登録され、できたばかりの品種でまだ市場には出回っていないらしいが、やっぱり生食には向かないらしい。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.29
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♪ 客演のピアノ奏者のアンコールを聴く団員の硬き表情‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 世界でも類を見ない、年末恒例の「第九」演奏。日本各地にある地元の楽団が熱心に取り組んでいます。 社団法人日本オーケストラ連盟の事務局、加納民夫さんによると、戦後の貧しかった時代、オーケストラの運営費稼ぎがその事の始まりだったとのこと。いわゆる“もち代稼ぎ”で始めたのだとか。 第九には、オーケストラのほかにコーラスも参加するので、出演者の総人数がとても多い。その出演者たちの友人・知人が客として来れば、ふだんより多くの来場者が期待できる。コーラスもプロを雇ってしまうとコストが大幅にかさむので、学生などのアマチュアが出演する。そうすれば出演料もあまりかからず、オーケストラの収益はアップするというわけだ。 コーラスが入る楽曲は他にもあるのに、何故ベートーベンの「交響曲第9番 ニ短調作品125(合唱付き)」なのか。年末に演奏され始めた1940年代後半、第九はとても人気のある曲だった。第二次世界大戦直後でとても貧しく、人々は何かと苦労していた。そんな中で、第九の旋律と『歓喜の歌』の大合唱のメロディーが、日本人の心をとらえ前向きなイメージとして定着していったという事らしい。 第4楽章にその『歓喜の歌』が、独唱および合唱を伴って演奏され、歌詞にはシラーの詩『歓喜に寄す』が用いられる。 この第4楽章の「歓喜」の主題は、欧州評議会において「欧州の歌」としてヨーロッパ全体を称える歌として採択されているほか、欧州連合においても連合における統一性を象徴するものとして採択されている。 このほか、コソボ共和国の暫定国歌として制定、ローデシアの国歌としても制定されていた。ベルリン国立図書館所蔵の自筆譜資料は2001年にユネスコの『世界の記憶』(『世界記録遺産』)リストに登録された。初演/初版の版刻に用いられた筆写スコアが2003年にサザビーズで競売にかけられた際には、「人類最高の芸術作品」と紹介されている。(ウィキペディアより) ヨーロッパでは、通称「ハレルヤコーラス」で有名なヘンデル作曲の『メサイア』がよく演奏されるらしい。 私はまだ一度も生を聴いたことがない。機会が有れば聴いてみたいと思うが、高額なので誰かがプレゼントでもしてくれなければ無理だ。 因みに、「佐渡裕とケルン交響楽団」の東京公演・東京芸術劇場だとS席:¥20,000、A席:¥17,000、B席:¥13,000、C席:¥9,000 となっている。名フィル 「名フィル ミラン・トゥルコヴィッチ指揮」日本特殊陶業市民会館フォレストホール公演は、プラチナ席:¥9,300 S席:¥6,200、A席:¥5,100、B席:¥4,100、C席:¥3,100、 D席:¥2,100、Y席:¥1,000(24歳以下・当日券のみ)となっている。 「名フィル」では合唱団員を公募しているが、参加するのに13,000円(税込)が必要らしい。手弁当ならぬ手万札で漸く、あの晴れ舞台に立つことが出来るんだね。 「サントリー1万人の第九」という恒例の行事があって、佐渡裕指揮で大阪城ホールで開催される。今年は12月7日で、すでにチケットは完売とか。演奏も合唱も一般からの募集。観客も当然その知人・友人・家族が大挙押し掛けるわけだ。 何でもそうだけど、「やったもんが勝ち」。さぞかし盛り上がるのだろうね。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.28
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♪ ひもとけば五風十雨の言葉あり久しき雨の恵みを歩く‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 久しぶりの雨の上がった午後、カメラを持ってそぞろ歩きに出た。巷に溢れる秋の「色狩り」をするために。(一部拡大します。)♪ 往く人もなき雨上がりそぞろゆく秋色に吾の心も染まり♪ 霜月の木々の化粧の彩なるを雨引き立てて笑(え)まふ午後かな♪ 動くもの吾ひとりなり里山に入りて孤独を解き放ちゆく♪ 久方の雨をたたへて浮かびゐる雲の見下す生の楽園 ああ面白かった。13,700歩の邂逅と逍遥。草木と語らうとても楽しい2時間だった。 ◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.27
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♪ 自分史にこだわる男すっぱりと過去を捨て去る女の一世‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 「日本エッセイスト・クラブ編『人間はすごいな』’11年版ベスト・エッセイ集」というのを読んでいたら、若いころから日記を書き続けている人のエッセイが載っていた。珠玉のエッセイが52本。とても良い本です 孫たちの成長や2世帯のありふれた平凡な日常を、事細かく書き綴るのを習慣にしているらしい。月末には家族と時事のトピックを、年末には振り返った感想と反省を書く。それに、手紙、Eメールの受発信歴を付記し、エッセイのネタなども朱書きするのだという。 ここまででも感心するが、自分の身に起こったこと全てを記録するという徹底ぶりなのだ。読み、聞きした名言、名句、昨夜の夢までも記す。そして、新聞記事、写真、絵はがき、チケットの半券、プログラム、外れた宝くじ、宅急便伝票の依頼人欄の切り抜きなど、何でもでも漏らさずに貼付しておく。それで、年末になると扇形にふくれあがるのだという。 日記の内容は、出来事の他に、その日の思いを吐き出した随筆風のもの。そして、天気欄の下にはカミさんのご機嫌を4段階に分けて、数字で記しているというのが面白い。奥さんのお天気印というところ。 1、諍 2、不機嫌 3、普通 4、上機嫌と。ある年に気象統計に倣って、喜怒哀楽の年間統計をとってみたという。それによると、1が32、2が55、3が246、4が32となった。 老いて来ると楽しく暮らすために、お互いに大目にみるようになり、1が少なくなっていくようだという。叱る方も叱られる方も、叱られるうちが花という言い、段々にその関係性が緩やかになっていく様子が見えてくるようだ。 日記は過去の自分に会いに行くだけでなく、未来の自分との対話でもある。日記は反省も促し、感動のセンサーでもあるという。 因みに、この方が使っているのが「マイブック 〇〇年の記録」新潮社製。2015年版 400円 メーカーのコメントは、 「2015年のあなただけの、とっておきの一冊をつくりませんか? マイブックには日付と曜日しか入っていません。これは2015年のあなたがつくる、世界に一冊だけの本なのです。どんな風に使うかはあなたの自由。手帳として利用してもよし、日記をつづってもよし。誰にも想いつかないオリジナルな使い方を発見するのもこの本の楽しみの一つです。毎日使い続けて完成させたなら、他のどの本よりも記憶に残る、かけがえのない一冊になっているはずです。」 文庫版サイズ(399頁)なのでかなり小さい。私も毎日のメモ代わりにビジネスノートを使っていて、今年からサイズをA4からB5のものに替えた。1週間分が見開きで2頁あるのでなんとか収まっている。新潮文庫のこれだと、1日に1頁づつなのでかなりスペースに余裕がある。この作者の様な使い方をするには確かに重宝するシロモノでしょう。 私も来年からはこれにしようかと思う。ビジネスノートは、余分なおまけが頁が多くて無駄だと思っていたが、これならシンプルでいい。400円なら安いし。拡大します ほぼ日手帳も人気で使っている方は多いようですが、製本が自分で出来るキットも売られているんですね。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.26
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♪ 昼下がり行きつ戻りつ紋付がヒッヒッ カッカッと吾を呼ぶなり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ジョウビタキの声は決して美しくも面白くもない。石で何かを叩くようなごく短い声で鳴く。その独特の声で、直ぐ近くまで来て啼くから直ぐにそれと分かる。 わが家では、今頃になると二階の窓に取り付けた物干し竿に乗って鳴くのが常だ。たまたま二階の南の部屋で本など読んでいたりすると、突然このヒッヒッ カッカッカッという声が聞こえてくる。威嚇する様な声にも聞こえる。 そしてこの鳥は、一時もジッとしていない。隣の部屋の物干し竿に移動しては啼き、また戻って来ては啼く。頭を上下させ、右に左に向きを変え、その忙しげなこと。 縄張りを作って同種を排斥する習性があり、異性個体や鏡に映った自分の姿にも攻撃を加えるほど。樹上から飛び立ち羽虫を空中捕獲で捕食するというから、かなり性格は荒っぽいようだ。 名前のジョウは「尉」で銀髪を指す。ヒタキは「火焚」の意味で、火打石をたたく音に似た音を出すことからきているらしい。 チベットから中国東北部、沿海州、バイカル湖周辺で繁殖し、日本には冬鳥として全国に渡来する。積雪のない地方の平地から低山の農耕地、住宅地、公園、河原などに生息し越冬する。 黒い翼にある白い斑点をキモノの紋に見たてて「モンツキドリ(紋付鳥)」という地方があり、如何にもこの二つの白紋が特徴的な美しい鳥だ。 ネクタイ締めたような四十雀とはまた違った可愛らしさがある。慣れると人の手からも餌を食べるほどで、警戒心があるようで無いような憎めない小鳥たちだ。 ネクタイ締めた凛々しいシジュウカラの姿も載せておきます。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.25
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♪ 花水木まゆみニシキギ唐楓ナンキンハゼの朝のくれなゐ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 朝は雨になりそうなので、朝のウォーキングに出た。ロングウォークから三日ぶりのウォーキングだ。最近、朝早くに目が覚めてしまうという様なことがなく、目覚めると6時とか7時とかになっていることが多い。 今朝もそんな訳で家を出たのが6時半。無風快晴の穏やかな朝だった。パークロードを歩くのも久しぶりの気がする。木々の色付きが一番きれいな時期のようで、どの木も美しく装っていて一頃の無表情ぶりな風情が一変していた。 ニシキギが真っ赤に燃えて見違える様だし、檀は葉を付けたまま実を真っ赤にし、そのコントラストを際立たせてとても美しい。数本あるメタセコイアが黄色く色を変えているし、オタフクナンテンや満天星つつじもその葉を真っ赤に染めている。唐楓(とうかえで) 表通りに出れば、ようやく色づき始めた街路樹のナンキンハゼ、トウカエデが緑の葉と赤く色づく葉のグラデーションが美しい。花水木も、葉を染めつつ実を真っ赤にしてケバいほどだし、イロハもみじも美しくなってきた。 今年は暖かいせいか全てが遅い感じがする。未だに野辺にはフジバカマが群れ咲いているし、草草には枯れる気配も見せないものも多い。 22日は、二十四節気の一つ「小雪(しょうせつ)」だった。木々の葉が落ちて平地でも雪が舞い始める時季とされるが、とてもそんな様子は微塵も窺えない。 南半球の海の直接観測と衛星から得られたデータや気候モデルとの比較から、今までの試算より2倍以上、われわれが排出した温室効果ガス中の熱を海洋が吸収していた可能性があるという。これはすなわち、温暖化の進行を大きく見誤っていたことを意味する。 「地球の温暖化は、すなわち海洋の温暖化だ」という。海洋の温暖化は、海水の膨張を伴うため、海水位も上がる。海水温は気温と比べて変化しにくいものの、その影響は長く続くため、長期にわたってわれわれの生活に影響を及ぼす可能性がある。その点からも、海水温の変化について、引き続きしっかりとモニタリングすることが必要という。 国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の報告書によれば、世界の平均気温の上昇は二酸化炭素(CO2)の累積排出量にほぼ比例する。2度未満に抑えるには、1870年からの総排出量を2兆9000億トンに抑える必要があるが、人類は既に1兆9000億トンを排出してしまった。残りは1兆トンしかない。今のペースでは20〜30年間で超えてしまうという。 先週のアメリカは、その半分が雪で覆われて、ニューヨーク州バッファロー周辺では積雪量が約180センチに達し、南東部では朝の気温が氷点下の地域もあった。アメリカの大部分の気温が平均を摂氏8~19度も下回った。通常は北極の付近を循環している大気が南下し、アメリカの東側3分の2を覆っているためだ。この低温はフロリダ州北西部まで広がり、ペンサコーラではマイナス2度を記録したという。雪に埋もれた住宅。ニューヨーク州バッファローで18日に撮影 地球は急速に破滅に向かっている。国際機関は阻止するべく躍起になっているが、今の様な世界情勢が続くようであれば、未来は絶望的だ。それも、2050年あたりのことだから、今の子供たちの未来は真っ暗という事になる。 700億円も無駄金使って、莫迦な選挙なんかやっている場合ではない!◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.24
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♪ 林真須美、筧千佐子と連なりて木嶋佳苗の名も浮かび来る‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 林(はやし)と筧(かけひ)、真須美(ますみ)と千佐子(ちさこ)。何か共通するものが有るのだろうか。少なくとも文字の数だけは同じだが・・・。 本質的に男よりも女の方が残酷だ、と何かで読んだ記憶がある。カミさんにも聞いてみたら、女の方が残酷なんじゃない?という答が返って来た。 いつも戦争を起こすのは男達だ、女は戦争なんて絶対に起こさない。だから男の方が残忍で残酷なのだという言い方もある。しかしこれは男の持っている本質から出てくる性質ではなく、男の役割として身に着けた後天的な要素でしかない。 男は本質的に小心で臆病なのだ。それを隠すために虚勢を張るし、威圧的態度を取る。防御・防衛のポーズにしか過ぎない。 ベトナム戦争の帰還兵の多くが精神を病み多くの自殺者を生んだ。そして、イラクとアフガニスタンの戦争から帰還した退役米兵がうつ病など「心の病気」にかかり、1日平均22人以上が自殺。’12年には自殺した現役の米兵数が349人とアフガニスタンでの戦闘で死亡した米兵数を上回るなど、現役・退役軍人の自殺が後を絶たない。日本でもイラク戦争から帰還した日本の自衛隊員のうち、25人が帰国後に自殺していたという。 戦争を仕掛けているのは、自分は決して現場には出る事の無い軍幹部と国防の専門家が、机上で決めて行っているもの。自分がその現場に出る事を考えたら、こんな恐ろしい事は決して考えないはずだ。 女は本質的に戦争好まない。しかし、種族保存のための絶対的使命を持っているので自己防衛本能は男以上のものがある。それは冷徹なまでに徹底していないと、その宿命的な使命を全うすることなどできない。 そういう宿命を背負って生きている女の本質は、男のそれとは根本的に違うのだ。一緒に生活をしているとその違いにぶつかり、戸惑い、呆れ、落胆するような事が出てくる。それは男の私から見ての事であって、女の側には落ち度はないことも多いのだ。無神経で決して繊細とは言えず、結構冷たいところがあって、ドキッとするような事を澄まし顔で言ったりする。 看護師は女の方が向いている。男のように繊細では勤まらない。生死を左右する現場では冷徹な判断が要求される。そして、博愛の心を併せ持った女性が、生と死のどちらへ向かう人にも対等に接する。男にはそんな事は出来ないのだ。 この冷徹な女神。その本性を隠す妖艶な美。やさしさと柔らかさの中にある強かな眼。雄なんか食い殺してしまう悪魔の囁き。 ナイチンゲールや高倉健は、男女の性別を越えた存在だったに違いない。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.23
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♪ 自己満足 自己同一の自己顕示 自惚れの自慰ネットに溢る‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 「Twitter」に「Facebook」、「mixi」に「GREE」、「Google+」に「LINE」と、そのバーチャルな関係が見えない蜘蛛の巣を広げ、大きな口を開けて待っている。 人は毎日、何のためにブログやらSNSに、せっせと書きこんでアップロードしているのでしょうか。 突き詰めれば、自分の存在を知ってもらう為、自己顕示の為だと言っても過言ではないでしょう。身の周りには自分を理解してくれる人は少なく、不特定多数を相手にすることでその存在を知らしめたい。そのことで、存在の希薄さを補おうとする。 無意識の中で見えない虚無を抱え、漠然とした日々に埋もれていく事を恐れる。生きている実感のなさを埋めるために、簡単に繋がることが出来るネットを利用しようとしている。 同じ思いを共有することで成り立っているSNS世界。必要のない人から見ればどうってことない世界でも、見知らぬ人からコメントを貰い、返事をし、心が通じ合える実感を持ってくるとそれが快感となっていく。深く嵌って抜け出せなくなる人も出てくる。希薄な繋がりがより親密なものへとなっていく。オフ会というバーチャルからリアル世界への出口があり、目的達成とばかりに飛び出していく。さながら出会い系サイトのごとく、空疎な穴を埋めるべく進展してゆく。 私はと見てみれば、短歌を毎日詠むことを目的にアップロードしている。その事で自らにプレッシャーを掛けているわけだ。毎日アクセスして読んで頂ける人が170人前後。多い日は200を超えることもある。その方達が居てくれる事が8年半も続いている原動力になっている。大いに励みになっているのは確かなので、このアクセス数が減ってしまうと確かに凹む。 しかし、あまりコメントを書いていただけないので、どんな方が訪問してくれているのかが皆目分からない。毎日、無言の目に見つめられていると思うと怖い気もするが、その方が相手を意識することなく、先入観も持たず済んでいいのかも知れない。 これらの事を考えてみれば、私にも自己顕示の意識があることは否めない。まあ人並みというところでしょうか。 それにしても良く続いていると自分でも思う。もう完全に生活の一部になっていて、一日でも穴を開けると落ち着かない。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.22
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♪ 穏やかに内海の浜の待つ朝(あした)今日を記憶に刻む始まり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 100キロウォークの小手調べに思い切ってロングな距離を歩いてきた。 知多半島の先から家までを歩くという、私には暴挙に近い設定だ。 6:07の電車に乗り、2度乗り換えて終点の内海駅へ着いたのが7:09。マナカカードが切れてしまい不足料金を払う。溜まったポイントを還元してあるのでまだ足りると思ていたので意外に思い、履歴をプリントアウトしてもらった。詳細を確認して納得。ついでにトイレに入ったりして時間をロス。 駅を出発したのが7:21。 内海の海岸沿いの道まで出て、一路北進する。さあ、いよいよ歩くぞ!と、心の中で叫ぶ。イヤ叫んではいない、呟いただけ。 風のない曇天で、ウォーキングにはもってこいのコンディション。ダウン・ベストは着て来たがそれ以上は必要なさそうで、リュックに入れて来た防寒服が、ただのお荷物になりそうだ。立ち寄った神社の階段 まだ序盤なだけに寄り道するだけの余裕がある。野間の灯台 セントレアへ向かうジェット機と野鳥のツーショットトベラの木が沢山あり立派な実を付けている 知多半島は過去に何度も来ているところなので、風景は何も珍しいものが無くただひたすら歩く。”ああここまで来たか”とか、”まだこんな処までしか来ていないのかあ”とか思いながら重い足を動かす。 歩き始めて1時間半で休憩の予定だ。9時を過ぎてそろそろ休憩したい、コーヒーも飲みたい。が、喫茶店がない。前から来たおばさんに訊くと、もう少し行ったところにあるとのこと。 ようやく休憩、モーニングを頼む。コーヒーにゆで卵、トーストにサラダが付いて380円。安い!ケーキ屋と両方を親父さん一人で切り盛りしていて忙しそうだが、地元の常連さんと大声でしゃべりながら楽しそうだった。 9:40に店を出る。ここまで14,000歩。北奥田 こんな田舎にこんな進んだ施設があるのには感心した。 休憩もしたのでひたすら歩くが、かなり疲れている事は確かだ。 休憩してから1時間半近く歩いたはずだが、この看板を見て落胆してしまった。あのセントレアのある臨空エリアの「めんたいパーク」までまだ11キロもあるとは。こんな風景を見ると、疲れた体にリポビタンDって感じで元気が出る。 漸く海が見えるようになってきた。選んだがコースが海から離れているので、づっとつまらない思いをして来た。この新しいバイパス道の方が直線で歩きやすいと思ったが、意外にだらだらと続く坂が多くて参った。 道路から蓮池が見える。咲いている時はさぞかし美しいだろうなあと、無理やり現実から逃避して・・・。途中、さすがに疲れて、道路端にへたり込んでしまった。 2時間半以上歩き、漸く昼食に有り付いた。丁度昼飯時になったために店が混雑し、足を延ばしてゆっくりのんびり休憩とはいかず当てが外れた。 12:38出発。ここまで28,800歩。常滑市の山車を格納する蔵のタイルの壁画 バイパスがあまり面白くないので旧道へ移動するも、そこまでの距離が思った以上に遠く、行けども行けども見えてこない。地図など持ってこなかったので、距離感が違って無駄なコース選びをしているらしい。 そろそろ休憩したい。でもやっぱり喫茶店が無い。常滑というところは昔から外食をする習慣がなく、その手の店が少ないのは有名なところだ。しかし、喫茶店ぐらいは有ってもいい。そう、あそこに確か有ったはず。コンビニに入って聞いてみると、そこにあった店はもう廃業して無いという。その先に別の店があるというので、しこしこ歩いて行ってみると、何故か閉まっていた。アウト! 鬼崎辺りに漸く喫茶店を見つけ、ヘトヘトの体で椅子に座り込んだ。不愛想な親父が嫌々やっている様な店だったが、私には砂漠のオアシスに思えた。この親父さんを抱きしめたい心境になった。ここを出たのが14:22 37,000歩あまり。 おお!あれがパリの灯だ。新舞子の風力発電の大きな風車が見えて来た。漸くエンディングのシナリオが見えて来た。 新舞子の海岸に降り、暫し護岸のコンクリートの上に横になった。大分日も傾いてきている。 対岸の四日市にある火力発電所。その煙突からゆっくりと水蒸気が上がっている。出発からずっと無風の曇天が続き、とても快適な条件のなかで歩いて来た。あの煙突の水蒸気を見ていると何だか充足の気分が湧いてきた。 出発15:16 42,000歩。 新舞子の人工海浜の護岸は整備されていて、ここからの夏の花火大会(ずっと中止になっていたが、今年になって再開された)を眺めるのは最高だ。釣り人と暇人。いいねえ、こんな夕暮れの風景は。ナンキンハゼの紅葉が美しい。 ここ日長川は私の在所のあるところ。ここから家まであと5キロと迫った。疲れている、とてもとても疲れている。言葉には表せないほどに・・・。 電車道に沿って昔の海岸通りの道を歩いて行く。昔はジョギングで往復したこともある馴染みの道。電車が何本も追い越してゆく。 お~い!乗せてくれ~ 斯くして我が家に到着。途中でコンビニに寄り、ビールもどき500ml2本を買って帰り、一気に飲んだ。そして延びた。 16:44帰着、51,530歩。一体、距離はどれだけあったのか、正確な数字が分からない。後で調べてみようと思う。確か、地図上で距離が測れる便利なサイトが有ったはずだ。 歩数計から概算すると39キロと出た。”そのぐらいは歩いたぞ”と体が言っているが、実際はどうなんだろう。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.21
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♪ 虫の音も星も歌わぬ午後十時 思惟(しゆい)と遊ぶ夜のウォーク‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ゆうべ、久々に夜のウォークに出てみた。ほんの30分のつもりだったが、気分が良いのでそのまま何時ものコースに向かい、1時間半も歩いてしまった。無月の夜でとても静か。 暑さを避けて、偶にしていた夜のウォーキング。夏は蛙の合唱、秋口には虫の音の伴奏つきだったが、今は何の音もしないとても静か。さすがに夜の10時前後に歩いている人はあまり居ない。 9キロほどの道中ですれ違った人はごく僅か。パークロードで、犬の散歩中の男一人と女性二人連れのウォーカー、それにジョギング中の若者が一人。一般道に出てからは、駅から帰宅途中のOLとビジネスマンのそれぞれ二人づつだけだった。 風も殆どなく、暑からず寒からずのとても快適な夜で、体への負担も少ないためか、歩くペースも早かった。何時もなら後半はペースが落ちるのに、そんな事も無くスムーズに歩き通せた。草木や家々の様子など、景色や風景に心を向ける要素もないため、自然に心は内側へ向かう。 流石に哲学するような事はないが、いろんな思いが去来する。昼間に読んだ本の事、高倉健が83歳で10日には亡くなっていたというニュースの事、知人がフラメンコギターを習い始めたらしい事、100キロウォークのことなどを想いながら歩く。三河湾チャリティー100km歩け歩け大会コース 100キロウォークにとても興味が有って、出来たら一度チャレンジしてみたいと思う。その前に、フルマラソンの距離・42キロを歩いてみたいと思ったりしている。10キロ前後でくたばっていては話にならない。その為にはそれなりの準備が必要となってくる。 月に一回程度、30キロぐらいの距離を歩くのがベストかなと思う。そう思うと日頃のウォーキングが今までのものとは少し違うものに感じられてくる。 100キロウォーク、我が家から一番近いのは、「第19回三河湾チャリティー100km歩け歩け大会」10月18日(土)というのがあった。その次が、琵琶湖の『第一回目「びわこチャリティー100キロ歩行大会」10月25日・26日』だ。春日井市でも昨年行われた様だが今年の情報がない。 三河湾も琵琶湖も10月に終わったばかりなので、準備期間は丸一年あるわけだ。参加の方向で前向きに準備していこうかな。同好の志を探さなくては・・。 「2014年 100km(キロ)ウォーク日程・情報まとめ」 「100キロウォーク・コミュニティー」ブログ村◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.19
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♪ マイカーを新車に替えた男(ひと)がゆく独り住まいの九十二歳‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 近くに昔ながらの商店というものがないので、車が無いと買い物にも行けない。高齢になって、自転車に乗るのは却って危険だ。運転できる人は必然的な手段として車に乗ることになる。 先頃、連れ合いを亡くしたAさんは元々お元気な方。先日、車を買い替えた。軽自動車だと事故時のダメージが大きくて危険だというので普通車にしたらしい。今更お金を惜しんで、中古で我慢することは無いという事もあて新車にしたようだ。 90過ぎて、事故時のダメージを考えているというのも凄いこと、その意識の高さにも感心させられる。 今、表示が義務付けられているクローバーマークは、以前の落ち葉(枯葉)マークの評判が余りに悪いという事で、新しいものを公募して決めたもの。ホント、全くセンスなしだったねぇ。 2010年(平成22年)警察庁は、応募14,573点の中から4案に絞り、現行マークを含めた5案について6月18日から7月17日まで意見募集を行った。その結果選ばれたのが四葉のクローバーのマーク。四葉のクローバーにシニアの白いSの文字を組み合わせた今の「四つ葉マーク」に決定し8月19日に発表された。 このマークとて、とてもいいデザインとは言い難いが・・・。「自動車の運転者が表示する標識(マーク)について」 警視庁「初心者マーク」「聴覚障害者マーク」の表示無しには罰則がある。マーク全般についての詳しい説明があります。(クリックで表示) 高齢者標識はまず、1997年(平成9年)10月30日の道路交通法改正によって、75歳以上を対象に努力義務規程として導入された。これを違反すると、免許点数1点と、普通自動車の場合には4,000円の反則金が科されることになっていた。 2002年(平成14年)6月1日には、努力義務となり、対象年齢を75歳以上から70歳以上に引き下げ、罰則も削除さる改正が行われた。 運転する側の高齢者に罰則がない代わりに、次の罰則が新たに設けられた。 高齢運転者標識を付けた普通自動車に危険防止のためやむを得ない場合を除き、幅寄せや割込みをした自動車運転者は処罰されます。(道路交通法第71条第5の4号等) ◦5万円以下の罰金 ◦反則金 •大型自動車・中型自動車等7,000円 •普通自動車・自動二輪車6,000円 •小型特殊自動車5,000円 基礎点数1点◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.18
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♪ 十年は一瞬なりや存在の証(しょう)黙々と六テラの旅‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 皆さんもう周知のニュースですが、私の備忘録と短歌日記のために敢えて書き記しておきます。 彗星探査機「ロゼッタ」は、2004年3月2日にフランス領ギアナからアリアン5G+ロケットを用いて打ち上げられた。総距離60億キロという旅を経、10年の歳月を掛けて2014年8月にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に到着。 11月12日に地表に着陸機フィラエ (Philae) を投下し、着陸に成功。地球から5億1000万キロあまり離れた距離で行われた人類史上初の「彗星に着陸した探査機」となった。彗星は秒速18キロ~25キロのとんでもない速さで自転をしながら飛行しているという。 着陸ポイントは、公募によって「アギルキア」(Agilkia)と名付けられた。ロゼッタ(CGモデル)8月3日、285キロ離れたところから撮影されたチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星8月6日ランデブーに成功。彗星まで約130キロに迫って撮影された表面の鮮明な写真着陸中のフィラエのイメージ「ロゼッタ」の名称はロゼッタ・ストーンに、「フィラエ」の名称はロゼッタ・ストーン解読の鍵となったフィラエ・オベリスクが発見されたナイル川の川中島フィラエ島(英語版)に由来する。緑円が地球で青円が彗星軌道。 数字は位置を示す。1.March 2004 : Start 2.March 2005 : 1st Swing-By Earth 3.February 2007 : Mars Swing-By 4.November 2007 : 2nd Earth Swing-By 5.September 2008 : Passing asteroid Steins 6.November 2009 : 3rd Earth Swing-By 7.July 2010 : Rendez-vous asteroid 21 Lutece 8.July 2011 : going in Hibernation Mode 9.January 2014 : Wake Up 10.August 2014 : Swing-in Churyumov–Gerasimenko 11.12 November 2014 : Landing of Philae at Churyumov–Gerasimenko (at Agilkia) 12.August 2015 : End of mission 2004年3月2日:打ち上げ。 2005年3月4日:最初の地球スイングバイ。 2007年2月25日:火星スイングバイ、火星の北半球と2つの衛星を撮影。 2007年11月7日:カタリナ・スカイサーベイによってロゼッタが2007 VN84という地球近傍小惑星として「発見」される。 2007年11月13日:二度目の地球スイングバイ、地球の夜側を撮影。 2008年9月5日:小惑星 (2867) シュテインスに接近。 2009年11月:三度目の地球スイングバイ。 2010年7月10日:小惑星 (21) ルテティアに接近。 2011年6月8日:太陽からの距離が遠くなり、太陽電池では発生電力が十分得られないため冬眠モードに入る。 2014年1月20日:冬眠モードから復帰。 2014年5月:チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星へ接近(写真撮影開始)。 2014年8月6日:彗星へ到着(周回軌道)[2]。 2014年10月14日:着陸地点の最終決定[3]。 2014年11月12日:彗星への着陸機フィラエの投下および着陸[4]。 2014年11月-2015年12月:太陽を周回する彗星の活動状況を観測。 2015年8月13日:彗星が近日点を通過(太陽に最接近) 2015年12月31日:ミッション終了予定。 欧州宇宙機関(ESA)は15日、「ロゼッタ」は現在、内蔵電池が切れて休眠状態に入ったと発表した。着陸場所がくぼ地の縁だったとみられ、太陽電池による十分な充電ができないおそれがあるという。再び起動できるかはわからないとしている。 探査機ロゼッタは彗星の調査を通じて、太陽系の成り立ちや生命の起源などを探る。フィラエは実際に彗星の核に着地し、初期調査で撮影や内部物質を分析。その後は太陽電池が再充電できる限り、彗星表面の調査や観測を続ける予定だった。 ESAによると、初期調査で集めたデータはすでに送信を終えているという。着陸までをまとめた動画(news watch9) このニュースで日本の「はやぶさ」が霞んでしまった様なことを言う人がいます。しかし、ESA(欧州宇宙機関)は、ヨーロッパ各国が共同で設立した宇宙開発・研究機関で、現在は19か国が参加し、2000人を超えるスタッフがいる巨大組織だ。 NASAと肩を並べるその実績も凄いのだ。 ・スペースラブ - スペースシャトル搭載の宇宙実験室。1983年-1998年実施。日本の向井千秋も搭乗。 ・ジオット - ハレー彗星探査機。1985年-1986年。 ・ハッブル宇宙望遠鏡 - アメリカ航空宇宙局 (NASA) との共同開発。1990年-。ジェイムズ・ ウェッブ宇宙望遠鏡が後継機として計画中。 ・ユリシーズ - 太陽極軌道観測機。NASAとの共同開発で1990年打上げ。 ・SOHO - 太陽・太陽圏観測衛星。NASA との共同開発。1995年- ・ホイヘンス - NASA の土星探査機カッシーニから土星の衛星タイタンに降下。1997年打上げ。2004年降下、探査成功。 ・アルテミス - 通信技術試験衛星。2001年打上げ ・インテグラル - ガンマ線観測衛星。2002年打上げ。 ・マーズ・エクスプレス 火星探査機。2003年初に打ち上げ、年末に火星に到着。 ・ロゼッタ - 彗星探査機。2004年打上げ。 ・ビーナス・エクスプレス - 金星探査機。2005年打ち上げ。 ・国際宇宙ステーション - 実験棟コロンバスの提供。 ・国際宇宙ステーションへの無人宇宙補給機 - 欧州補給機の打上げ。 ・COROT - 太陽系外惑星探査衛星。2006年12月27日打ち上げ、トランジット法による太陽系外惑星探査専門衛星。 ・プランク衛星 - アメリカ航空宇宙局が打ち上げ観測に成功したWMAP衛星の後継観測衛星。アリアン5型の大きさを活用して、太陽-地球系のL2点に静止した大型衛星で観測的宇宙論観測を行う。 ・ハーシェル宇宙望遠鏡 - 波長60から670µmの赤外線を観測、口径3.5m。2009年5月14日にプランク衛星と相乗りで打ち上げ。 ・国際宇宙ステーション - 観測用モジュールキューポラ (ISS)の提供。 それに比べ、日本は限られた予算で独自の技術と手法を開発し、日本単独で行っていることを考えれば、それが如何に的外れな言動かが分かるというもの。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11月30日に「はやぶさ2」を打ち上げる予定になっている。 ◆おまけ 長さの単位にはあまり使われないが、大きな数字の単位が決められている。 Mm(メガメートル)=1,000km=10の6乗m=1,000,000m ・1Gm(ギガメートル)=1,000Mm=10の9乗m=1,000,000,000m ・1Tm(テラメートル)=1,000Gm=10の12乗m=1,000,000,000,000m =10億 km ・1Pm(ペタメートル)=1,000Tm=10の15乗m ・1Em(エクサメートル)=1,000Pm=10の18乗m ・1Zm(ゼタメートル)=1,000Em=10の21乗m ・1Ym(ヨタメートル)=1,000Zm=10の24乗m コンピューターの世界では容量単位に情報量を表す単位に「バイト」があり、普段この単位は使われています。ハードディスクの容量を15GBとか2TBとかで表します。 •1KB(キロバイト)は1024バイト (1バイト=8ビット) •1MB(メガバイト)は1024KB(約100万バイト) •1GB(ギガバイト)は1024MB(約10億バイト) •1TB(テラバイト)は1024GB(約1兆バイト) しかし、ロゼッタのニュースのように天文の世界では、その距離を100億キロとかで表し、10Tm(テラメートル)という様な言い方をしないのは、何故でしょう。これらの数字がまだ身近なものではなく、我々の生活からかけ離れているからなのでしょう。 人類が宇宙旅行をするようになり、惑星間を行き来するようになるまでは当分の間は「億」という位が使われていくのでしょう。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.17
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♪ 長閑(のどやか)な小春日和に啼く鳥の声聞きながら体幹を鍛ふ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 10月24日に体幹を鍛えるための本を買って来て以来、ぼちぼちトレーニングをやっている。3週間ほど経って、どうやらその効果が現れてきたようだ。 腰痛は大分良くなったし、腹の周りがスリムになった。ウェストが細くなり、ベルトの穴が一つ小さくなった。体重は増えているので錯覚ではないと思う。 余分な筋肉を着けたいとは思わないが、体のバランスが良くなっていくのが嬉しい。 この際、私がやっている内容をご紹介しときます。 「ビギナー」向けの中でも、ちょっときつくて今の自分には出来そうもないのを避け、これなら何とかやれそうだというのを選んでやっている。 最初は、60秒とか20回とかあってもそれだけ出来なかったももあるし、3セットとあっても、最初は1セットがやっとのものもあった。それが、最近ようやく「2セット」、時間を空ければ3セットが出来るようになったものもある。 これが結構きつい。膝の上までなんてとても届かない。普通の腹筋運動は出来てもこれは出来ない人が多いと思う。 これは何とか出来たが、取りあえずは1セットだけで終える。 これも別段抵抗なく出来る。腰痛には最も効果が有るようで、ぎっくり腰を二度やった人が医者から勧められたのがこの運動だそうで、これをやるようになってから再発していないという。 これも結構きつい。私は、右の腰が痛い事が多くて右を上にしてやる時、腰を持ち上げる最初の段階が痛くて辛いが、持ち上げてしまえば後は大丈夫だ。 これもかなり腰に負担がかかって苦しい。あまり無理をしてやらないようにしている。無理すると却って腰を痛めることになりかねない。 私としては、この姿勢が一番きつかった。最初は所定の60秒が出来なかった。最近ようやくできるようになった。普段は全くしない姿勢なので鍛えて出てくる効果は大きい気がする。 腕立て伏せも、時々やったりするがなかなか続かないものだ。20回でいいのならどうってことはないので、小まめにやっておくといい。胸の筋肉が付くとカッコイイからね。 これも良くやる運動だが、膝を前に出さず背筋を伸ばして、90度の角度でやるのが重要だ。普段の生活の中でもとても意味のある運動でもある。膝痛を防ぎ、階段の上がり降りが楽になる。 毎日必ずやるなどと意気込んだりせず、出来る範囲でやるのが長続きの秘訣。そう心得て、TVを見ながら無理をしない範囲でやっている。体幹と遊ぶぐらいの気分かな。 どんなものでも三か月続けると必ず効果が現れるという。例え週3回でも、続ければ必ず効果は現れるはず。私は、3週間で効果が出てきたので、3か月後には所定の分量(3セット)が軽くこなせるようになっている筈。 ★準備運動をお忘れなく★◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.16
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♪ 網戸など張り替えてみる。ゆくりなき冬冷えの日に秋を仕舞ひぬ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 網戸の張替をやった。 普通は5月ごろに網戸を出して捕り付ける前にするのでしょうが、我が家では仕舞う前に網戸を洗い(カミさんがまめにやってくれる)、そのついでに傷んだものが有れば張替も済ませておきたいと思っていた。 たいがいは、蚊が出始める頃になって慌てて網戸を出すことになるのだから、その時に張替なんてやってられない。そうなる前にやればいいとはいっても、なかなかそうもいかないのが現実でしょう。 春は何かと気ぜわしく、網戸の事なんか頭に浮かばないのも事実。年々前倒しになっていく夏のこと、気が付いた時にはもう蚊がブンブン飛び回っていて、大慌てで網戸を嵌めるのが落ちだからねえ。 実は、網戸を自分で張替するのは今回が初めて。以前飼っていた猫が、外から帰って自分で網戸を開けて入るので、何度もやっている内に爪が網に引っ掛かり、角の部分が破れてしまっていた。 ネットでやり方を検索して見れば意外と簡単そうなので、自分でやることにしたという訳。グレーのものより、黒いネットの方が良く透けて、網戸の存在が気にならないのが不思議だ。 二階の腰窓の大きさは1mそこそこなので、作業はあっという間に終了。最初に張り始めた部分にたるみが出たので、最後に一度抑えのゴムを外して張りを直して終了だ。 外した抑えのゴムもまだまだ使えるので、それをそのまま使った。まだ使えるものを替えるには及ばない。 以前に一度だけ建具屋さんに張替を頼んだことが有ったが、今思うと勿体ない事をしたと思う。自分でやれば、切り売りのネット二枚分で400円ほどで済むのだから。自由時間がたっぷりあるという事は、経済的にもいい効果をもたらすんだね。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.15
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♪ 本当のピークは少し前にあり知らずに観てゐるデジタルTV(てれび)‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昨夜、対戦相手が怪我のため、急きょランキング10位の補欠選手と闘う事になった錦織圭。フルセットの末の逆転勝利。見ごたえのある良い戦いだった。補欠選手と言えども昨年はランキング3位の強敵だったが、持ち前の粘りと冷静な試合運びで最後は圧倒しての勝利。 読みと駆け引き、未知と確信のせめぎ合い。刹那刹那の明と暗。時間と情念が創り出すアナログの極致。スポーツでしか味わえない魂の饗宴だ。また楽しみが伸びて、一層倍加していく。次は準決勝、ランキング1位のジョコビッチが相手だ。朝日系の地上波でも、決勝戦までの放送が決まっている。 ラジオのスポーツ中継を聞きながら、TVの生中継を観ていると妙な事が起こります。 ラジオでプロ野球を聞いていて「バッター アウト!」と言っているのに、TV画面では打った瞬間の映像が流れている。大相撲では、「上手投げの勝ち!」といっているのに、TVではまだ組んだままの映像が映っている。 これは、TVがデジタル放送になって起こる様になった現象ですね。 デジタル放送では、放送局で映像・音声をデジタル化し、その情報量をコンパクトにするため「圧縮」という処理をしている。そして、ご家庭のデジタルチューナーで、もとの情報量に戻す「解凍」という処理を行い視聴できるようにしている。この、「圧縮」「解凍」に多少時間がかかるため、アナログ放送に比べて遅れて届いてしまうということなのだね。そのタイムラグはわずか2~3秒なのだが、スポーツ中継となると、場面によってはそのズレが気になるというわけだ。 このためTVでは、地上デジタル放送の「時報」が放送されなくなりました。定時のニュースの前に映っていた時計の画面「プ、プ、プ、プーン」というあれ。 なお、「圧縮」をすることによるメリットが地上デジタル放送にはたくさんあります。5.1サラウンド音声や天気予報、ニュース、字幕、双方向サービスなどを同時に届けることができるようになったのも、そのメリットといえます。と言うのはNHKの解説。 すべからく何時が「ピーク」かというのは分かりにくい。峠道のように視覚で確認できるものでない限り、「ピーク」を実感することは難しい。後になって、あの時がピークだったのだと気付くのがオチだ。社会経済、株価、国力、政治家・政党の力。運、気力、体力しかり。地震や暴風雨だって・・・。大概は、気付いてどうなのかなと心配している時には、すでにピークは過ぎていることが多いものだ。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.14
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♪ 一葉に五色を見せてさくら葉はときの履歴をしばしとどめぬ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ♪ 家猫のぷぃしゅんぷぃしゅんとくさめする 家族最初の風邪ひきしらむ ♪ 太陽の意外に近いと思えたり 夕近く射すレンブラント光線 ♪ 秋桜のゆれる向かふに刈田あり 空一面の輝きの降る ♪ 米中の何を思ふやAREC 見下ろしている皇帝ダリア ♪ 満天星(どうだん)の真っ赤に燃えて4クール 終えるドラマのラストのシーン ♪ 満ち欠ける月が心を狂わせむ 殺傷事件のなき月のなく ◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.13
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♪ 逸ノ城、羽生弓弦に錦織圭(にしこり)と有閑人(びと)の楽しからずや‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 逸ノ城はあと5年以内(1年と言いたいところだが)に、間違いなく横綱の地位まで行くでしょう。 羽生弓弦は怪我にもめげずに滑り切った根性が、やや女性っぽい外面とは大違いのところを見せてくれた。 そして、錦織圭。ATPワールドツアー・ファイナルに進出の快挙に日本中が湧いた。その自身に裏打ちされた言動の通り先ずは3戦全敗の相手に勝ち、二回戦に進んだ。世紀の天才フェデラーには惜しくも負けたが、あと一勝してベスト4に進出するのは間違いないでしょう。 我が家では、「BSなんて」とか言っていたが、この大会が観たいがためにケーブルテレビに契約してしまった。CS(スカパー)だったら契約はしないが、朝日BSが緊急生中継することになったからだ。ロンドン・O2アリーナ 出場選手8人 世界ランキングと獲得ポイント 1.ノバク・ジョコビッチ(セルビア).......10010 2.ロジャー・フェデラー(スイス)........8700 3.ラファエル・ナダル(スペイン)........6835 4.スタニスラス・ワウリンカ(スイス)......4895 5.錦織圭(日本)................4625 6.アンディ・マリー(英国)...........4475 7.トマーシュ・ベルディハ(チェコ).......4465 8.ミロス・ラオニッチ(カナダ).........4440 9.マリン・チリッチ(クロアチア)........4150 10.ダビド・フェレール(スペイン)........4045 3位のナダルが(虫垂炎の手術を受けるため)欠場したため、9位のチリッチが入っている。 世界のトッププロのそのまたトップ8人の世界NO.1を決する大会。面白くないわけがない。明日13日、ランキング8位のラオニッチと対戦する。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.12
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♪ 帆船の凪に身もだえするごとくアベノミクスは海を彷徨ふ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 先日、世界有数の大きさを誇る航海訓練の帆船「海王丸」が名古屋港に入港し、その訓練の一部(セイルドリル)を公開で見せてくれるというので出かけてみた。 全長110.09m、総トン数2,556トン、航海速力12.95ノット。全国にある航海訓練所の実習生の訓練を総まとめで養成する独立行政法人「航海訓練所」が運営している。 今回は、124人の訓練生が乗船し、帆を張る訓練をする。実際には帆船として運行することはない様だが、この訓練によって海の怖さ厳しさを体に叩き込むことで、航海に必要な精神力・集中力など様々な感覚と技術を養うのが目的だ。 先ずは、帆を張るための準備として、ヤード(帆桁)に帆を縛ってあるロープを解くために登る「解帆」。 下に降りて、全員がロープを引っ張りながら緩めていく。順に下から上へ後から前へ。例外として、張ってしまうと見通しが悪くなる理由から、一番下の帆は最後に張る。 帆を張ると風を受けて船が動くのを防ぐために、タグボートが前後で抑え込む。 大勢のギャラリーが押し掛けた。当たり前のように高齢者が多い。皆立派なカメラを持って、盛んに写真を撮っていた。私もその中の一人だが・・・。それにしても大きい。そのスケール感は写真で見るのとは大違いだ。やっぱり実際にその場で身近に接してみないと本当の事は分からない。当たり前の事を改めて実感した。 暫しの時間、あちこちへ場所を移動し、近寄ってみたり離れてみたりと視点を変えてじっくり観察した。この日は無風で曇り。暑くも寒くも無く穏やかな絶好の観賞日和。 いよいよ張った帆を格納する「絞帆」作業だ。前、中、後に分かれ、掛け声とともにロープを引き、張る時とは逆の順にヤードの下まで縮めて行く。 最後に、船を安定させるために前後に設置してある縦の帆を畳む。そして、3本のマストに分かれて各自の持ち場へと一斉に登って行く。しっかりロープに乗らないと危険なため、実習生は裸足だ。全体重が足に掛かるため、かなり足が痛いという。 ぞろぞろと登って行く姿は壮観で、勇ましくもある。よく見ると女子も混じっている。想像もしていなかった。若い女子が帆船の航海訓練に参加しているとは思わなかった。その上、男女の区別はなく、この過酷な状況の中で全く同じ作業をしているのが凄い。 一番高いマストは海面から約50mあるという。そんなと高いころへ女子も登る。安全ベルトをしているとはいえ、怖くないはずはない。巻き込むように帆を手繰り寄せて、ロープで結束していく作業はとても不安定だ。両手で帆を手繰り寄せ、体を支えるのは両腿と腹の三点支持という状態。うっかり手が滑ったりすれば落下の危険がある。一番下の一番太いヤードは、太いところで直径が38cm先端部分でも28cmあるという。一人ではロープを掛けることが出来ないため、協力し合っての作業だ。気持ちが一つになっていないと出来ない。風が吹き、波に揺られながらの作業が強いられる洋上での作業となれば、まさに命がけ。真近に見る事で、その如何に大変なことかが想像できる。全ての作業を終え、デッキに勢ぞろいして、ギャラリーに向かって帽子を振る実習生たち。青春時代に同じ釜の飯を食い、厳しい訓練を受けることは、この時代にあってとても有意義なことだ。将来の商船の船員を目指し全国15か所の航海訓練所で航海科の実習を受けている若者たち。日本には、純国産の「日本丸」「海王丸」の二隻の帆船があり、その建造技術、運航経験を世界に誇っている。帆を上げ下げするために全部で300本のロープ(全部繋ぐと30mになるとか)があり、実習生は10日で全てを覚えなければならないのだという。真っ暗な中でも操作する必要もあり、名前も色分けなどもされていないという。11日10時には出航の予定。その時には全員がマストに登り、ヤードに横一列に並び、船首に位置している者の合図とともに、一斉に脱帽し、帽子を振って三度チアリング(歓呼)「登檣礼(とうしょうれい)」という帆船の最高儀礼を行いながら出港したはずです。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.11
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♪ 霊峰に砲弾の音響きゐて裾野の生(なま)はまがまがしかり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 9日(土)10日(日)と山中湖に行ってきた。9日は雨で何処へも行けず早々とホテルに缶詰めとなったが、10日の今日は晴れて富士山の懐に抱かれながら紅葉の秋を満喫してきた。前日の雨が嘘のように晴れて、「エクシブ」から冠雪した富士山がそのくっきりとした雄姿を見せてくれた。 土曜日は雨にもかかわらず、富士山東麓の御殿場市、小山町、裾野市にまたがる陸上自衛隊の東富士演習場の砲弾発射訓練の音がが轟き渡っていた。その音は、雷とまがう大きな音で最初聞いた時は何事かと吃驚するほど。 今更何ともならないのだろうが、霊峰としての世界遺産にはものすごく違和感を感じるものだ。 今朝もその音は止むことなく、山中湖の周辺にドドドド、バリバリッと響きわたっていた。そんなまがまがしい音を尻目に、折角の富士紀行だ楽しまなくちゃ損だという事で、4つほどあるハイキングコースの内の最短で往復出来るというコースを歩いてきた。 3時間で行けるという石割神社を経由して石割山を目的とするコースだ。 石割神社の入り口スポーツ選手が夏のトレーニングに利用するので有名な階段らしい。延々と続く階段は403段あるという。この階段を走って登るのはかなりハードだ。でも、爽快だろうなぁ。試しに走って登ってみると、一歩一段で丁度いい幅と段差だった。木々の間を真っ直ぐに昇って行く階段。自然に溶け込んでいてとてもいい感じだ。ここは段差も大きくなり、角度も急になっている。ただひたすら登っていく。一休みして下を見下ろす。まだ半分もいってない。漸く先が見えて来た。あそこまで行けば解放される。階段が終って登り切った、と思ったら間違いだった。まだ先があった。木々の間から山中湖が見えて来た。登る途中で拾ったカエデの葉。木の根っこにつかまりロープを掴んで登ってきて、漸く着いた「石割神社」。石の周りを3回まわると幸運が開けるとある。右回りに回れと書いてある。この後が大きく二つに割れた格好になっている。かなり狭いが、余程でない限り通れない事はない。右回りを知らずに左回りに回ってしまい、ご利益を諦めた。これから石割山の頂上へ向かう。枯葉の積もった道は、結構急で大変なところがあり、侮れない。漸く「石割山(1,413m)」の頂上に到着。この日は、朝の内だけ富士山が見えたが、直ぐに雲が湧いてその美しい姿を眺める事は出来なかった。どんな山でもそうだが、10時ごろには頂上に着いていないと直ぐに雲に見舞われてします。神社の入り口の看板。この鳥居が目印で、ここから左へ入って行く。神社の入り口まで車で行き、駐車場に停めて登るのがいい。神社の入り口には、この神社の由来が書いてある。 知らなかったが、この石割神社はパワースポットとしてTVで紹介されたらしく、それ以降訪れる人が爆発的に増えたらしい。しかし、この日は月曜日という事もあって割と静かだった。 皆さん、ちゃんとした登山の格好をして登っているのには感心した。私たちは、ハイキングコースという名前が付いているのだから大したことは無いと思って軽装で登った。3時間コースとして設定されているが、実際には休憩を入れても2時間半というところ。登山と言うには物足らないが、ハイキングとしてはちょっときついコースだというのが実感だ。 しかし、初心者は要注意だ。最初の階段がきついし、途中にかなり急な部分もあるので、普段あまり歩いたり階段を上ったりしない人は心した方がいい。登ったけど下れなくなるという事になりかねない。登るよりも下る方が足に掛かる負担は多いからだ。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.10
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♪ 錆びゆきし鉄アレイあり齧りたる檸檬の色や遠きふるさと‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ♪ ほととぎす鳴ける五月(さつき)や腹帯の今咲く時ぞ母とし過ごすホトトギス。鳥の模様が似ているのでこの名が付いた。季節は半年を巡って唯我独尊(世間は意味を取り違ている)の命が誕生。 ♪ 東京にコメダ珈琲 進出し名古屋文化を東へ広ぐ名古屋に本店のある「コメダ」。愛知を中心に572店舗を持つ。モーニング・セット、ボリューム、シロノワールが評判 ♪ ルーティンのブラック珈琲プロローグ本題まえの必須アイテムUCCゴールドスペシャルブレンドの豆を毎朝ドリップで淹れ、ホテル仕様の分厚いカップで飲む。 ♪ 立冬の声きく季(とき)となりにしも巷は今し春謳ふらむとても立冬(11月7日)が過ぎたとは思えない暖かな気候。北の海では異変が起きているようだ。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.08
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♪ もみじ葉の色おもむろに移りゆき内より出で来(く)残像補色‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ もみじの紅葉が美しい季節となりました。 全山真っ赤になる姿は壮観ですが、私はその前段階のもみじが好きです。緑の葉の先が色づき始め、徐々にその色が緑と入れ替わって行く時の艶めかしい様子。自然界に潜む不可思議を伴って私の心を揺さぶってきます。 緑が赤に変わるとはどういうことでしょうか。この色の関係は十二色環でいう反対色に当たります。違う言い方をすれば残像補色という網膜に残る反対の色の関係です。 インクの原色だと青がシアンに変わり、緑が青みがかったものになりますが、それでも反対色に近い色です。偶然か必然なのか分かりませんが、色を扱っている身にはこの飛躍的な変化には不思議を感じます。 反対色は、絵具を混ぜればグレーになる関係です。順番に右回りで変わっていくのなら解りますが、いきなり反対色なんですからね。 もみじの葉が赤くなるのは、葉の中の緑色のクロロフィルが分解して赤いアントシアンが生成されることでおこる。また、いちょうの葉が黄色になるのは、カロチノイドが残るから。 もみじは最低気温が5度以下に下がると、紅葉の準備に入り葉緑素という緑の色素が抜けて行き、これと同時に酵素が働き、葉の持っている糖分をアントシアニンに変える。 人々が紅葉にひかれるのは、もみじの赤が人をポジティブにさせるかららしい。男女でもみじ狩りに行くと、打ち解けやすくなって恋が成就する可能性が高くなるかもしれない。 もみじの語源は秋に葉が赤や黄色に色づき、変わっていく様子を古く「紅葉づ(もみづ)」と言った動詞からきているらしい。 代表種はイロハ紅葉(もみじ)で、掌状に5~7裂する葉の先を「いろはにほへと」と数えたことからそう呼ばれるようになったとか。小さな葉が特徴だ。 楓(かえで)の語源は「蛙手(かえるで)」から転じたもので、水かきのように切れ込みの浅い葉のものを特に楓という。しかし、楓の本来の文字は「槭」と書き、中国から入って来た時に「楓」をかえでと呼んだのが間違いの始まりらしい。「楓」は「フウ」という別の植物があるのでややこしくなる。「奥山に紅葉ふみわけ鳴く鹿の声きく時ぞ秋はかなしき」 古今集 猿丸太夫「薄霧の立ち舞ふ山のもみぢ葉はさやかならねどそれと見えけり」 新古今和歌集 高倉院御歌 「もみじ葉は道もなきまで散りしきぬわが宿を訪ふ人しなければ」 金槐和歌集 源実朝◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.07
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♪ みどりごはしきりに足を蹴りつづく腰痛の吾の眺めゐる先‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 三か月半そこそこでもう寝返りが出来たといって、孫を連れて来てくれた。 全部母乳でまかなっていると言うし、癇が強いということもなく、すくすくと育っている様子に安堵している。 猫が外出から帰って来て、知らない人(家族以外は未知の人だ)の声がするだけで怖がって逃げていくはずが、赤ん坊を見て興味を持ったようだ。怖がる様子はそのままに、目を赤ちゃんに据えたまま少ーしづつ近づいてきた。触って確かめたいのだろうが、周りに知らない人がいるのでそうもいかない。 2m前辺りまで来て、そこからもう50cmほど来たところがが限界だった。逃げて行こうとするのを無理やり捕まえて、”ごたいめーん”とばかりに近づけてやった。初対面 ピピ8kg、孫6kg 孫も猫もお互いに興味津々ではあるが、怖さ半分でおずおずとしている。同居の関係ならいずれ慣れるだろうが、偶に会うだけではそうはいかないかもしれない。 しかし、猫はブラックボックスを抱えている未知の生物だ。どんな態度に出てくるかは分からない。幸い、この猫は何があっても爪を立てる様なことが無いので、その辺の事は安心していい。 「猫と孫」なんてエッセーが書けそうだけど、まだこれから先、孫の成長とともに状況が変化していく。そして老いゆく吾との間で、幾つかの面白い話も出てくるだろう。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.06
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♪ 高齢者もいまだ発展途上なり齢(よわい)忘れて過去を語らず‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 大人になっても、頭は良くなりますか? 「もちろん、イエス!」 「年をとったほうが断然、頭は良くなる。」 脳科学が専門の諏訪東京理科大学・篠原菊紀教授の答えだ。 頭の良さには大きく「流動性知能」と「結晶性知能」があるという。「流動性知能」とは、計算力や暗記力、集中力、IQ(知能指数)などいわゆる受験テクニックに反映されるような知能のこと。この知能は18~25歳くらいがピークで、その後は徐々に落ちていき、40代以降になるとガクンと低下するという。20歳の平均値をゼロとして、加齢に伴う知能の変化のイメージ図。「結晶性知能」は知識や知恵、経験知、判断力など、経験とともに蓄積される知能のこと。こちらは年齢とともにどんどん伸びて、60代頃にピークを迎えるという。 「子供の脳は“単純記憶型”で、言葉や数字の並びをそのまま覚えようと思えば、割と簡単に覚えられる。ところが、思春期以降、記憶の仕方は“自我密接型”ヘと変わっていく」自分が納得できること、役に立つこと、意味のあることが優先的に頭に入ってくるようになり、丸暗記自体が難しくなるが、筋道だって理解する力はグンと伸びるという。 そして「IQの高い人はこの発達が遅れていて、丸暗記できる期間が人より長い。だから、受験競争にも勝てたりする」とか。周期律表 ただし、流動性知能もトレーニングをすれば、年をとっても伸ばすことは可能だという。しかも、「やればできる!」と思っている人ほど伸びるというのも事実で、「できない」と思っていると、本当にできなくなるらしい。「大人になっても能力は伸びる」とポジティブに思っていたほうが得だそうだ。 結晶性知能は年齢とともに伸びていくが、それは単なる知識や経験の足し算ではなく、ある時点で飛躍的に伸びるものだという。「あの情報とこの情報がつながる」とか、「そういうことだったのか!!」と目からウロコの体験が増えて、一個一個の知識が連動し始める。 その結果、理解力が増したり、いいアイデアが生まれたり、判断力に磨きがかかったり、マネジメント能力が向上したりするという。ドーパミンという神経伝達物質の増加が、達成感や快感をもたらすらしい。出来る奴ほど楽しく仕事をしているという事になる。諏訪東京理科大学共通教育センター教授1960年、長野県生まれ。東京大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在、諏訪東京理科大学共通教育センター教授。専門は脳神経科学、応用健康科学。学習、遊び、運動など、日常的な場面での脳活動を調べている。「私自身、受験勉強をしていた頃よりも、今のほうがずっと頭がよくなっています。そして90歳になったときにはもっと頭がよくなっているはず。その時を今から楽しみにしています」。 年齢とともに脳細胞自体の数は減っていくが、頭を使えば使うほど、つまり結晶性知能が伸びれば伸びるほど、脳細胞の分枝が増えてネットワークが密になる。いわば、脳細胞同士が手をつなぎ、連動して動き出すのだ。これは、ドーパミンが増えるほどつながりやすくなる。やる気や面白さを感じながら頭を使うとで効率よく頭が良くなるわけだ。 とにかく頭を使うこと。仕事だけでなく趣味や遊びも大事。将棋でもマージャンでも、読書でもなんでもいい。やる気や快感を持って取り組めるものなら何でもいい。「健康マージャン」をしている高齢者の脳年齢は、実年齢より3歳若かったという。マージャンをしているときには知的活動の中核である前頭葉や、相手の気持ちを読むことに関わる側頭頭頂接合部という部位の活動が高まるからだ。 有酸素運動も脳にいい。特に、知的活動を組み合わせることでより発揮される。歩きながら「しりとり」をするとか、ジムで自転車エルゴメーターをこぎながら計算をするなど、運動しながら頭を使うのがいいという。 また、食事も重要で、緑黄色野菜や魚(特に青魚)をしっかり取るといいそうだ。 (日経Goodayセレクションより引用)◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.05
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♪ 来て嬉し来なくて嬉し夜夜中 布団の上に乗りて寝る猫‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ちょっと寒くなると直ぐに布団が恋しくなる猫。 夜中に外から戻って二階の窓から入り、階下でちょっとだけ餌を食べて、再び二階へ上がって来る。家人はみんな二階で寝ているので下には誰もいないので淋しいらしい。それで、ここから遅い時間まで睡眠の時間となる。 二階からの帰宅時に、窓の外で戻ったことを告げて窓を開けてくれと鳴くわけだが、その声がやたらに小さい。すぐ後ろの隣家に聞こえるのを憚っているのか、「アッ」とか「ニャ」とかひと声ずつ声を出す。鳴くというより咳払いのようなもの。 なかなか家人が起きないと、辛抱強く繰り返している。こっちは変な時間に起こされて、窓を掛けてやるのも億劫なのでちょっとの間放っておいたりするので、その様子がよく分かる。 毎晩、夜中に出ていく時と帰って来た時の二度起こされることになるわけだ。 階下へ下りて餌が無いと、今度は大きな声で「餌をくれ!」「餌がないぞ!」と鳴き叫ぶ。その鳴き方の違いには唖然とさせられる。内弁慶なのかな? 仕方がないので一緒に下へ降りて餌を与え、ついでにトイレに行ってお茶を一杯飲んで布団に戻る。 問題はそれからだ。餌を食べ終えて、トントントンと二階へ上がって来て、こっちへ向かってくるともういけない。部屋の左右に分かれてベッドが置いてあるが、そのどちらへ上るはかその時の気分で決まるらしい。何時も私の方へ乗るのをカミさんは面白くないと思っている。それを察してか、たまにそちらへ行く事があるが、そんな時、私は内心ホッとするのだ。 何せ奴は体重が8キロもある肥満気味の図体をしている。そうでなくとも、乗られると身動きが取れなくなり、寝返りもままならない。それがどんと真ん中に居座って寝る癖がある。こっちは足を端の方へずらしてその荷重から逃れなければならない。 斯くして、布団のど真ん中に猫が丸くなり、ベッドの端に二本の足が窮屈そうに縮こまっている図式となる。スノコベッドなので布団が落ちないようにガードが一か所だけ取りつけてあり、どうにか落ちないで済んでいる。 今朝は、この秋一番の冷え込みで、初めて10℃を下回ったらしいが、明後日からは又、暖かさが戻るらしい。猫も当分はゆったりのんびりできるだろう。 懸念していた11月の台風が近寄ってきているが、どうにか上陸はしないで済みそうだ。山中湖へ一泊旅行の予定があり、それまでに台風は行ってしまってほしい。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.04
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♪ カシオペア夜ごとにながむ 霜月に凛と咲きゐる蒲公英の花‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ この時期になっても未だに凛々しく咲いているタンポポを見た。温暖化で暖かくなったとはいえ、もう季節は11月だ。 そんなタンポポを歌にしたくて、あれこれ考えてみた。木枯らし吹く中で健気に生きている姿を人の姿に例えてみようか。あるいは、年金受給を引き延ばされて70歳まで働かされるようになるやもしれぬ高齢者の悲哀をタンポポにダブらせて詠おうか。着眼はいいと思ったがなかなかまとまらない。 短歌は陰陽で言えば陰を歌う文芸だ。憂い、悲しみ、失恋、悲哀、届かぬ思い、肯定よりも批判、そういうものを詠うものだという本質的な特性がある。浄瑠璃、歌舞伎、長唄、演歌など、近松門左衛門ばかりではなくシェークスピアだってそうだ。そういうものだ。 そんなマイナス方向の歌ばかりでなく、前向きな歌がもっと歌われても良いように思う。そんな意識も働いて、前向きな歌を詠みたいと思った。 野辺の真ん中で空に向かって咲いている姿は、澄んだ秋の空と交歓している様にも思える。昼間は、風に万象の声を聴き、夜は運行の星と語らう。その辺りを何とか歌えないかと考える。そう、カシオペアを眺めるには絶好の季節なのだ。それで、結果的に上の様な歌になった。大まかな位置関係 秋の北の空にMの字に輝く「カシオペア」。一年中見える星座とは言え、やっぱり空気が澄んできた秋から冬にかけてが一番いい。北斗七星を反対側に見ながら、北極星の周りを回っていて、北の方角を知るための重要な星座だね。 以前、書いた風の詩です。 風を聴く 静かに流れる風に耳を澄ますと 何かが聞こえてきます。 透明な光の中を流れる風には 自然からのメッセージが託されています。 済んだ風の声は 静かに心の中を通り過ぎて 何かを残していきます。 そんな風の声を いつも聴いていたい。 ◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.03
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♪ 人間の愚かな様を見続けて大樹は今日も立ち尽くしをり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 大樹に魅せられる人は多い。何百年、何千年と無言で聳え立つ姿は崇高な上にも畏怖さえ感じさせる。天変と風雪に耐え、小さな存在である人間の愚かな生きざまを、無言のうちに見下ろしている。バオバブマダガスカルのバオバブ 「星の王子様」に出てくることで有名なバオバブの木。 日本の名随筆79「会話」に、川田順造(文化人類学者)の「樹、そして伝えあい 抄」というのがあります。武満徹との往復書簡「音・ことば・人間(1980年)」からの抜粋です。その中に、サバンナのバオバブの傍らで暮らした話があります。とてもいい話なので、ほんの一部を引用します。青字の部分がそうです。タンザニアのバオバブ 「雨期のさなか、北の方を旅していて、葉のすっかり落ちたバオバブの大樹に、やはりシルエットになった鳥が、何十羽となくとまっているのを遠望したことがあります。はじめ、鴉か何かだろうと思っていたのですが、近づいてみると禿鷲で、そのバオバブの下に市が立っていて、屠殺された羊や山羊の残骸にありつこうと、市が果てて人が立ち去るのを待っているところだったのです。翼をひろげれば二メートルにはなる、この屍肉をあさる鳥どもが、午後の空に半球形にひろがったバオバブの枯枝に、思い思いの向きでとまり、禿げた首をかしげ、あるいは下界をのぞきこみしているさまは、面白い眺めでした。」マダガスカル固有種 「この樹は、曠野の地平線をかぎって独り立つだけではありません。人家も畑も絶えた荒れ野のおくに、稀に、バオバブの大群落があるのをご存知ですか?こういうバオバブの森に足を踏みいれるとき、私は、生物界で後からやって来た闖入者、もしかすると余計者であるかも知れない自分をあらためて感じるのです。 しかし、このいつも上機嫌の樹木がそこにくりひろげている光景は、荘重さとか厳めしさとかいったものからは何と遠いことでしょう。てらてらした幹の表面には、大きなイボもあり(この木にはそれに、ちゃんとした枝もあるのに、幹からじかに葉を出してしまったりする”はしたなさ”もあるのです)折角はいた特大Lサイズの半ズボンが、ズボン吊りが切れて落ちてしまったような胴体のあちこちから、長くもない腕を何本も空中にさしあげ、声をたてずにばんざいをしている樹もあれば、目も口も思いきりゆがめて見せながら、両手のバチで胴体をどってこ、どってこと叩いている樹もある。」乾季のアフリカ・バオバブ バオバブは、徳利状の幹に水分を貯えています。大木ではその量は100トン以上にもなるそうで、乾季になると葉を落として休眠し、幹に貯えた水分で生き延びるのだとか。マダガスカル固有種 「雨期の来る前、まだ雨にはならないながら、大気の中に少しずつ戻って来る水分に感応して、他の植物に先がけて赤ん坊の掌のような若葉をを出すバオバブ。煮て食べると独特の苦味とぬめりのあるその葉を取ろうと、村人が登り、枝から出ている葉を棒の先で叩いて落とすのを、下で子供やおかみさんが笊を持って待ち、上と下とで大声にことばをを交わしている。周十メートルにもなるバオバブは、幹に抱き付いて登るというわけにもゆかず、、足掛かりになる突起やくぼみでもないときには、幹からは登れないので、低く伸びている枝の先の方にとびついて尻上がりに足をからめ、枝から枝へ登ってゆくのです。乾季の始め、種子も果肉も有用なバオバブの実をとるときも同じで、このラグビーボールのような形の、長さ二、三十センチの実は、丈夫な花梗で枝についてさがっているので、棒で相当つよく叩かないと落ちない。あおい、毛ばだったビロード張りの狸のふぐりといった趣のもので、これが沢山巨木の枝にさがり、そろって風にゆられているさまはなかなかユーモラスです。」 バオバブとは、アオイ目アオイ科(従来の体系ではアオイ目パンヤ科)バオバブ属の植物の総称だそうで、原生種が、アフリカに1種、マダガスカルに6種、オーストラリアに1種の8種類が存在するらしい。 「バオバブ」という名前は、十六世紀に北アフリカを旅したイタリア人植物学者が「バ・オバブ」と著書に記したのが始まりです。もとはアラビア語の「ブー・フブーブ」(種がたくさんあるもの)から来ているという説があるそうだ。アフリカ・バオバブの花アフリカ・バオバブの未熟な果実 アフリカ・バオバブの成熟した果実 アフリカ・バオバブの果実は、果肉で満たされています。成熟した果実では、果肉は乾燥し、固まり、崩れて、乾いた粉末状のパンの塊のように見える。 乾燥した果肉は、ミルクまたは水に溶かして、飲み物として利用できる。カルシウムをホウレンソウより50パーセント多く含み、抗酸化食品であり、オレンジの三倍のビタミンCを持ち、「スーパーフルーツ」とも呼ばれる。さらに、種子からは食用油が採集できま、葉は、野菜として食べられるという。とても有益な植物なんですね。世界最大のバオバブ(南アフリカ) 放射性炭素年代測定法によって6000年と推測されている。メソポタミア文明が栄えるよりも前、縄文から弥生時代に当たる。その頃からこの大地に根を張っていることになる。 空洞となった幹の中を使って、バー作られていたらしいが、今は営業していないらしい。 「雨季の、毎日のようにやって来る驟雨の前、まっくらになった東の空から吹き寄せる強風の中で、髪をふるって叫ぶサバンナの喬木たち。高い樹には雷も頻繁に落ち、幹が焦がされ、引き裂かれる。モシ族のことばでは、『サーガ』は天空も雨も指し(古い日本語の『あめ』ということばを思い出します。)稲妻、雷も指すのですが、雷雨の中で、大地から突き出た樹と低くなった空を結んで稲妻が走るのをみると、このサバンナで、樹は、天と地の接点でもあることを感じます。 大きなバオバブの樹は、50メートルもの根を地中に張っているそうです。それだけ大地に喰い込んでいるからこそ、この鉄分の多い、乾きがちのかたい土壌から、滋養に富んだ肉厚の葉をあれだけたっぷり繁らせ、大きな花を咲かせ、実をならせることができるのでしょう。殻といってもいい固い果皮の中に、種子を包んでつまっている白い果肉は、噛むとしこしことして駄菓子のラムネに似たかるい酸味があり、荒れ野で乾きと飢えをしのぐのによく、土地の人は水に浸して清涼飲料にもします。」 「サバンナの人々の生活感覚の中で、樹木は(そして、私もそれに共感するのですが)閉じた一個の物体ではなく、宇宙のさまざまな要素が、鳥、虫、月の光、雷、大地、人間から祖霊や精霊にいたるまで、空間と時間を横切って相逢い、呼び交わし、交錯する開かれた場、しかし散漫な系ではなく、無数のベクトルがはげしく集中する点であるように思います。 樹は寡黙ですが、音を欠いているわけではない。樹にもお喋りな樹と無口な樹がありますが、しかしそうした差異をこえて、樹はひかえめだが常に音をまとっています。あるいは、樹と人間も含めた他の生き物との伝えあいの媒体が、樹のまわりにはいつも流れているというべきでしょうか。」◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.02
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♪ 雨に濡れ散るさくら葉の美しく静まりてあり御嶽神社‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 今年は、何の因果か連休になると雨が降るという最悪の状況が続いている。行楽の最盛期というのにこの有様。 私は、御嶽神社の月次祭で昨日今日と社務所でいつものお接待。生憎の雨で、外での作業はお預けで時間をもてあそぶ何とも締らない日を過ごすことになった。 日帰りの御嶽旅行も結局は中止となり、まだ見つからない犠牲者の冥福をお祈りする、とても静かな二日間だった。小幟旗の寄進の受け付けもした事も有り、雨にもかかわらず訪問者はそこそこあり、呈茶に添える饅頭が無くなりそうでやきもきしたが、ジャスト間に合って安堵した。 この饅頭も、伝統的にいつも同じところで同じものを買う事が習わしになっていたが、私の一存で店を変え、毎回違う饅頭を買う事にした。その来訪者の反応は押しなべて良好で、季節によって違う饅頭が食べられることは誰にとっても楽しく嬉しい事だという事を再認識した。 伝統は守ることではなく、その時代時代に合ったものへと変えて行ってこそ受け継がれていくものだという確信を、私は持っている。その辺の考え方は総代表も同じなので、とてもやり易い。今までの役員は全くそんな気は無く、前例を踏襲するだけで何も変えようとはしない。それが日本人の最も悪いところだと思う。勿論、守るべきものは守らねば意味がないことは言うまでも無く、変えて行くべきものとそうで無いものの見極めは大切だ。不易流行という事だと思う。 また、突然に冷蔵庫が故障するというハプニング(故障はいつも突然というのが相場だ)があり、新しいものに買い替える事となった。ボディには「平成〇年 〇〇様寄贈」と書いてあるので、ちょっと故障が早いんじゃないか、という話になった。しかし本体を調べてみたら、’92年製とあり、22年前のものと判明。どうりでと納得した次第。使い古しのものを誰かが、買い替える時かにまだ使えるという事で寄贈したものらしい。 「〇〇様寄贈」なんて書くほどのものでもなかったものを、勿体ぶって書くからややこしくなる。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年012月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.11.01
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♪ 日常にトリップありて漫ろゆく巷に広ぐトラップの中‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 初めて北の方向に向かって歩いてみた。北という文字には負けるという意味が含まれているという。それで敗北なる言葉があるらしい。 で、何故か知らないが、普段何気なく向かうのは南が多いのは、そんなイメージが無意識の中にもともと存在するのかも知れない。だからなのか、今回の北行はちょっと新鮮な気分が有ったのも確か。 ♪ おもむにカメラ持参でそぞろ行く トリップ気分のロング・ウォーク田園地帯を抜けてゆく。ケリ三羽が落ち籾を食べに来ていた。遠くに、二市合同で建設中の病院が見える。田んぼの横に立派な木の橋が掛かっている。石垣に蔦の配置が絶妙珍しく桂(カツラ)の木がシンボルツリーの家 カツラの葉はキャラメルの甘い香りがするそうですが、黄葉の時期に落葉のマットができた状態で、一雨降った後の雨上がりが最もよく匂うそうです。匂うか匂わないかの微妙な香りで、条件が揃った無風の時にそこはかとなく匂うという感じなのでしょう。階段があるのに柵が有って入れない、新興住宅街の奥にある山。近くに中学校があるらしいグランドへのアプローチ田んぼの中に美容院が現れた。松の雪吊りは馴染みがあるが、これは蜜柑吊りだ。実が重すぎて自分では支えられない。フォアグラの作り方に似ていると思ったりして。無花果の栽培が盛んらしい。プラスチックの雨避けの傘が見える。無花果は痛みが早いので流通には向いておらず、値崩れしないものらしい。福壽金毘羅の名があるお寺。突然マネキンの首が現れた。周りに5つほど立っている姿はちょっと不気味。 因みに、道と言う字が首にしんにゅうを書きますが、白川静氏の「常用漢字 ─ 解」には、こういう解説があります。 古い時代には、他の氏族のいる土地は、その氏族の霊や邪霊がいて災いをもたらすと考えられていたので、異族の人の首を手に持ち、その呪力(呪いの力)で邪霊を祓い清めて進んだ。その祓い清めて進むことを導(みちびく)といい、祓い清められたところを道といい、「みち」の意味に用いる。 この事を思うと、敷地の門口にマネキンの首を立てる人の気持ちが何となく分かった様な気がしますね。小さいながら良く管理された池。アオサギの姿もあった。ゴルフをやるような広い場所があるとも思えないが・・・。これから帰る方角を、逆光の中で見る。夕日に染まる病院。完成するとここへ行く事になり、今までよりも遠くなる。帰り道。かなり日が傾いてきた。臨海部には、しょっちゅう問題を起こしている新日鉄住金らしき工場の煙突が見える。往きもこの田園風景を越えて東海市に入り、同じ道を戻って来た。かくして日が暮れてゆく。 ついつい気候と体調の良さに釣られ、隣の市まで歩いてしまったが、全く知らないところを歩くのは正にトリップだ。新鮮な発見の連続で、地図も何もないので方角すら分からず、ぐるっと回って元の場所に出たりした。およそ13キロ以上は歩いただろうか。歩数計を紛失して正確な数字は分からないが、経験からだいたいの事は分かるものだ。 こういうリアル景観はバーチャルの世界とは違って、決して人を騙したりはしない。結構、面白かったぞ。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年012月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.10.31
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♪ 新聞は今朝また薄くなりしらむ禿頭(とくとう) 黙(もだ)にしコーヒーを喫(の)む‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 新聞の凋落は益々顕著になって来た。我が家は朝日新聞を取っているが、その中身のどんどん薄くなっていくのには閉口する。 全面広告が増え、今朝は何と10ページもある。他に記事を装った自社主催のイベントの紹介が2ページ。38ページの内の12ページ、3分の1強が全くの広告で埋められている。その上、日本シリーズのニュースが見開きで丸々2ページを使うという暴挙。スポーツ新聞じゃあるまいし、酷いもんだ。 電子版にシフトを換えて行く段階とはいえ、今まで通りの購読料金は払っているのだ。中身を薄くした上に広告を増やすなんて、悪徳商法そのものじゃないか? 紙面そのものも面白くなくなってきた。「声」の欄は記事になったニュースをなぞった様なものばかりだし、「歌壇」の歌は幼さが目立つ。栄枯盛衰とは言え、自分が年老いていくのに合わせるように衰退していくのを見るのは忍びない気分だ。 先だっての「従軍慰安婦問題」で、吉田清治氏(故人)の証言に基づく記事について、「証言は虚偽だと判断し、記事を取り消します」とした姿勢が、謝罪になっていない上に責任逃れをしているとされた問題など、最近の朝日新聞は数々の失態を犯している。 まるでアメリカの「世界の警察」ごとき尊大な態度で君臨してきたものが、今、内部の脆弱さを露呈し、その不遜な態度が裏目に出て、足元がぐらついているのと同じ状況にある様だ。 ニュースは昔のように新聞が無くても幾らでも手に入る時代だ。購読量は益々減少の一途を辿り、新聞そのものが消えて行く日が近いのかも知れない。 新聞には色んな使い道が有って昔は様々なところで役に立っていた。それが無くなる日が来るというのも時代のなせる業、諸行無常の理のうちという事。 ♪ 新聞紙、敷く拭く詰める包む貼る 今は読むしか用のないもの こんな歌を詠んだりしてきましたが、もうこの下の句も変えなければならなくなりそうです。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.10.30
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♪ 二日間プレ寒波あり老人に心構えを促すごとく‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 日本列島の上空に、今シーズン一番の強い寒気が流れ込み、一過性とは言え随分早い寒波の到来。ちょっと面食らいました。 北海道では平年より5日、昨年よりも15日早く初雪を観測し、札幌市では11日早い初雪が降り、郊外の国道の峠では、およそ20センチの雪が積もったらしい。 栃木県日光市では、28日朝から雪が降り、紅葉の赤と雪化粧のコントラストを見せた。熊本県阿蘇山では、11月中旬並みの3.2度となり、池の水が凍り、厚さ1~2ミリほどの氷が張ったという。 東京では27日に去年より15日早く木枯らし1号が吹いたとの発表もあり、「近畿地方で木枯らし1号が吹いた」と発表されている。今は、気象庁から木枯らし1号の発表があるのは、東京地方と近畿地方のみとなっているとか。 10月16日の初冠雪 平年より16日遅く、昨年より3日早い。左は朝7時の富士山 そんな中で朝顔の花が盛んに咲いている光景はちょっと季節にそぐわ無い感じ。妙な心持で眺めている。 夏の暑さ避けの緑のカーテンとして二階のベランダにまで繁茂している様は、木枯らしとは無縁の風景だ。 これら西洋朝顔はほとんどが種のできない宿根性で、一度植えれば毎年咲き続けるらしい。葉もアサガオより大きく掌大のハート形で、花期は長くて6〜12月、柄が短く、萼片が反り返らない点でアサガオと区別される。結実しにくいので繁殖は通常挿し木でおこなわれる。ケープタウンブルーコーラルブルーソライロアサガオヘブンリーブルー真夏でも昼頃まで咲いてて、秋になると夕方まで場合によっては次の日まで咲いていることもある。 アーリーヘブンリーブルーヘブンリーブルーよりも約1ヶ月早くから咲き始め、ピーク時の花付きの量も普通のヘブンリーブルーと比べるとかなり多い。 琉球朝顔とか西洋朝顔とか呼ばれるノアサガオ(野朝顔)。ヒルガオ科サツマイモ属の仲間でアサガオに似た別の植物らしい。葉の形からマルバアサガオとも呼ばれ、メキシコから中央アメリカが原産とか。 ポルトガル朝顔とも呼ばれ、彼の地の至る所に繁茂していてほとんど雑草化している様だ。 これらの外来種の朝顔はどれもこれもごっちゃにされていて色んな呼び方で流通している様だ。こうなるともう建築の一部で、取り除くのは解体する時を待つしかないだろう。(ポルトガル)葉の形からすると普通の朝顔か?日本の山野や路傍にもあちこちに繁茂している。 ◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.10.29
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♪ 手遊びの楽しからずやものを生み世事疎くして吾がままにして‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 一日の時間をほぼ100%を自分のために使える幸せ。半年が過ぎてその時間にも余りが出て来た。翌日に繰り越せればいいがそうもいかないので、ダブついた部分を上手に消化する必要がある。 ♪ 毎日が日曜日となりて半年の過ぎて時間を持て余し初む まったく贅沢な話だ。汲々とした日々を送っている人が聞いたら半殺しにされるかもしれない。 とは言ってもやりたいことは沢山ある。それらを順に当たっていけば時間なんていくらあっても足りないってもんだ。 読書の秋だからという訳でもないが、製本の続きをやることにした。短歌会の歌集を昨年の11月に創って以来何も創っていない。カミさんにオリジナルの家計簿を創ってやろうと思っていたが都合で取りやめになったりで、ほぼ一年振りだ。もう一年も経ったんだなあ。 手順やら要領を忘れてしまっているかも知れない。まあやっていく内に思い出すだろう、慌てずにやれば何とかなるだろうと思って早速取り掛かった。 今回創るのは「白い本」。罫線も何もない白紙だけで一冊になっている自由帳のような本だ。目指すは「角背」「糸綴じ」の「上製本」。短歌の本の時は、原稿の都合で「糸綴じ」が出来なかったので、今回は是非この方法にチャレンジだ。 「糸綴じ」製本は手間がかかるが大変丈夫な本に仕上がるため、高価な本は必ずこの方法で作られている。 たまに、厚目の用紙を使ったカラー本が、何度も見ている内に背の部分から外れて、バラバラになってしまう事がある。それは簡易製本で束ね口が糊で貼り付けてあるだけなので、その部分が劣化して外れてしまうのだ。「無線綴じ」簡易製本でバラバラになることが有る。 「糸綴じ」は、ある枚数ごと重ねた紙を糸で綴じて重ね、その部分を更に糊で固めるという手の込んだもの。その糸綴じに手間がかかるのだ。手引書には大まかなことしか書いてないので、自分なりの方法を見つけてやっていくしかない。その為に時間は掛かるが、要領とコツがよく分かってくると楽しくなって来る。糸綴じの済んだ状態。この部分に補強の和紙と寒冷紗を貼る。 栞ヒモと花布を着ける。天地の両サイドに付ける赤い飾布(花布)も手作りだ。 何とか糸綴じも出来、補強の和紙、寒冷紗を貼り付けて期本の形が出来上がった。が、痛恨のミスをしてしまった。何を思い違いしたのか、扉の紙を外側(見返しの部分)にセットしてしまった。最終的にはこの紙は取り除くことになった。 表紙に厚紙の芯を貼り付け、四方を折り返して貼る。見返しを表紙の裏に張り付けて作業は終了(この作業が一番気を使う)。完成 三度目の正直で今回の出来がが一番いい。不手際があった割には綺麗に出来上がったので大満足。この通りの「白い本」 さて何を書こうか。 ♪ 製本の腕を磨かむ吾がために創りあげたるホワイトブック 今回は製本用の紙が余っていたのでそれを使ったが、コピー用紙などを使って、もう少し簡易な製本方法で幾つか作って見ようと思う。表紙に凝るのも楽しそうだし、いろんなアイデアが湧いてくる。サイズも横長が有ってもいいし、真四角のものや三角の本があっても面白そうだ。 製本技法も色々あるし、折角だから、量産するには向かない手作りならではのものを作ってみたいと思う。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.10.28
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♪ 流れ来る「蛍の光」賑々しき産業祭の終了を告ぐ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 土・日は市の産業祭。天気にも恵まれて大賑わいだった。毎年、地区のお祭りの山車が出てお囃子のデモンストレーションがある。 大太鼓の音と笛の音が、歩いて1分の距離にある我が家まで聞こえてくる。朝倉の梯子獅子(市の無形文化財)の舞いとお囃子 ♪ 大太鼓の音に恐怖の響きあり唸りをあげて猫うろたへり そのお囃子の大太鼓の音がどういう訳か猫を脅かす様で、うーうー唸りながら家の中を走り回っている。二階に駆け上がったと思ったらすぐに降りて来て、またウロウロ。一度は外へ出てみたが、直ぐに戻って来た。 猫の聴力は犬の2倍、人間の4倍あるという。人間は2万ヘルツの周波数まで聴こえるが、猫は6万ヘルツまで聴こえるという。耳が人の何倍も良いということは猫は「大きな音には弱い・嫌い」ということらしい。ウロウロしながら様子を覗っているピピ。 あの音から逃れたくて逃げ場を探しているらしいが、適当な場所がない事が分り、最後は階段の上でうずくまっていた。家の中心で外が見えない場所はここしかないのだ。 いっそのこと押し入れに出も入ってしまえばいいかとも思うが、外から一番遠いのは家の真中だということは分かっている様だ。 それにしてもこの猫は怖がりだ。見ていて気の毒だがどうしたって可笑しくて、ついつい笑ってしまう。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.10.27
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♪ レッドありブラックもあり青春の熱を溶かしき夢を語りき‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 2014年は、国産ウイスキーの祖として知られる竹鶴政孝の生誕120年であり、自身のウイスキー蒸溜所であるニッカウヰスキーを創業して80周年を迎えた記念すべき年だという。 折しも放映中のNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」は、竹鶴政孝と妻のリタをモデルにした物語である。タイトルは、「政孝さん」の発音が難しく、リタが政孝をこう呼んだことにちなんでいる。 スコットランドで出会ったリタとともに1920年(昭和15年)に帰国し、紆余曲折を経て1923年に寿屋(現・サントリー)に10年契約で入社し、スコットランド式の蒸溜所を大阪の山崎に設立。サントリーウイスキー「白札」の発売までにこぎつけた。 しかし、政孝の夢は、スコットランドと風土や気候が似ている北海道に本物のウイスキーをつくる蒸溜所を建て、ウイスキーづくりをすること。 1934年(昭和29年)に寿屋を円満退社すると北海道に渡り、「大日本果汁株式会社」を設立する。途中、会社が経営難に陥ったこともあったが、1940年(昭和35年)、宿願のウイスキーが完成した。社名の「日」と「果」をとり、「ニッカウヰスキー」と命名。スコットランドへ渡ってから実に22年の歳月が流れていた。余市蒸留所 今、ウイスキーが世界的なブームとなっていて、世界一ウイスキーを消費していた国は長らくアメリカだったが、ここ数年はインドだそう(土屋守「ウイスキー通」新潮選書より)で、経済成長著しい中国も消費を伸ばしているらしい。 日本においては戦後、一貫して消費量を伸ばしていたが、1980年台に入ると一気に減少。ようやく増加に転じたのは2000年代に入ってからのこと。 ハイボールがブームになったのは記憶にあたらしい。美味しい作り方は、「グラスに氷をたっぷり入れ、ウイスキーを注ぐ。この時ほんの少しだけウイスキーを残しておく。泡立たないようにソーダを注ぎ、マドラーで軽くステアする。そして、最後にとっておいた少量のウイスキーを静かに注ぐ。」 こうすることで、ソーダとウイスキーの比重の違いで表面にウイスキーが浮いた状態になり、香りをより強く感じる事が出来る。ストレートでウイスキーを味わったときのような鮮烈な香りを感じながらも、ハイボールらしい清涼感と共によりいっそう美味しさを楽しめるという。 こういう飲み方は日本独特のもので、水割りにしても本場ではこんな飲み方は邪道とされている。あまりキツイ酒をストレートで飲む習慣がない日本人が考え出したものだ。 私も若いころ、安いサントリー・レッドとかブラック・ニッカなどを水割りで飲んでいた。その後は少しグレードを上げて、オンザロックかストレートで飲むようになった。そうでないとウィスキーの味がしないからだ。ダルマの愛称で人気があった「サントリー・オールド」なんて嫌いで、「角瓶」の方がどちらかと言えば好きだった。 スコッチなどの輸入品は高い関税のせいで、とても手が出なかったのも事実。「ジョニ黒」なんて今考えると大したウィスキーでもないのに御大層に海外旅行の土産によく買って帰ったものだ。 日本のウイスキーが世界に通用するようになったのは、ここ10年ほどのこと。2001年にイギリスのウイスキーマガジンによるコンペでニッカウヰスキーの『シングルカスク余市10年』がベストオブベストに選ばれ、2008年、ウイスキーの国際的コンテストであるワールドウイスキーアワードのシングルモルト部門で、『シングルモルト余市1987』が世界中の名だたる蒸溜所の中でトップに立ち、ワールドベストを受賞した。 海外で熱狂的な人気を集めているらしく、少し高級なバーに行けば『山崎』(サントリー)『余市』『竹鶴』(ニッカ)といったジャパニーズウイスキーをよく見かけるという。 ウイスキーには、諸説あるものの「五大生産地」と言われるものがあり、現在、スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキー、そしてジャパニーズウイスキーとなっているんだとか。要するに、ウイスキー産地として世界で認められたということ。参考価格 竹鶴ピュアモルト(3,000円)、竹鶴21年ピュアモルト(10,000円)竹鶴17年ピュアモルト(5,500円)、竹鶴25年ピュアモルト(54,000円) ウイスキーマガジンのブラインド・テイスティングでも常に高評価を獲得し、今年の「世界ウイスキーアワード(WWA)2014」においても、ニッカウヰスキーの『竹鶴17年ピュアモルト』が“ブレンデッドモルトウイスキー世界最優秀賞”を受賞している。 ある記事によるとニッカのウイスキー輸出量は2006年から2012年のあいだに18倍になったそうだ。 この様な状況が背景にあって、このタイミングで「マッサン」が放映されているのはニッカにとっては追い風になるのは間違いない。1954年(昭和29年)に朝日麦酒グループの傘下に入り、販売はアサヒビール株式会社が行っている。 国産に比べて”さすがにスコッチは旨い”とずっと思ってきたが、”ニッカウヰスキーを飲んでみたくなった”という人は、私以外にも沢山いるのではないだろうか。ブラックニッカとホワイトニッカ 右手に大麦の穂を、左手にウイスキーのテイスティング用グラスを持つ男は、事実上、ニッカのマスコットキャラクターになっている。この男の絵は、1965年、ブラックニッカのラベルで初めて使用され、その後も数種のニッカ製ウイスキーのラベルに印刷され続けている。 像の向きは当初向かって右向きであったが、後に向かって左向きに変えられた。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.10.26
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♪ 朝もやの淡き光に魚(うを)たちの鈍くひかりぬ上げ潮の川‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ♪ 赤松の林に雨の降りしきり嗚呼ハツタケが傘を広げむ ♪ 樫の実のさんさら落ちる公園の杜に牡鹿の歩みゆくらむ ♪ 朝露に濡れてしずまる錦秋の森に小鳥の声ひびきけり ♪ あっさりと銀杏は空を明け渡しこぬれに朝の光をまとふ ♪ 柿の実の熟れそめしらむ野の鳥の頻りに来鳴くひもすがらかな◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.10.25
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♪ 体幹を鍛えるべくを思い知るラジオ体操の覚束なくて‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ラジオ体操をしないといけないとつくづく思う今日この頃だ。 去年の今頃(10月4日)のブログにも同じような事を書いている。なかなか続かないものだ。 一年経って改めて切実に体操の必要性を感じている。これはもう理想や願望などではなく必須のことなのだ。カミさんがづっと続けているので一緒にやればいいんだけど・・・。 朝起きてすぐは、どうしてか腰が痛い事が多く、TV体操をするにしてもそれが災いしてか、踏ん張りがきずふらついたりする。前屈が出来ず、ラジオ体操すらまともに出来ない状態なのだ。 腰痛で医者に行って言われたのは、予防・改善の方法としてインナーマッスルを鍛えるという事。腹直筋と腹腸筋を鍛える事で、特に背骨の周りの筋肉を鍛える必要があると。 そのトレーニングは意外と簡単で、「椅子に座り、頭と背筋が一直線になるように伸ばし、腹を思い切りへこます。そしてふうーと息を吐く」というもの。これを繰り返すだけなのだ。これなら何の問題もなく出来る。 確かに体がふらつくとか、何となくバランスが悪いと感じるのは体幹が衰えているからだ。だったらこの際、もう少し運動を加えて背骨の周り以外の体幹も鍛えた方が良いだろうと思い、こんな本を買ってきた。エイムック2939 756円 体幹は、四肢のエネルギーを伝える中継点としての働きと、四肢を動かす支点としての働きがあり、どちらも体幹部の筋肉が四肢に先行して収縮することが必要になる。例えば歩くときに、右足を踏み出すことで生まれたエネルギーを左足に伝えるときに体幹が使われているとある。 今はポロスポーツの世界でも積極的に取り入れられている。 この本は良い。ビギナーから本格的なスポーツ選手まで対応できる内容になっていて、説明が適切で決して難しいことは書いてない。 健康やボディメイキングも視野にあり、●お腹が凹む●疲れにくい体になる●姿勢が良くなる●腰痛の予防・改善になる、とあることから、私が求めているもの全てがここに入っている。 早速やってみると、ビギナーのレベルでも結構いや”かなり”きつい。3セットやるべきを1セットしかできない。最初から無理は禁物なのでそれで止めておく。当たり前の体力が如何に衰えているかを思い知らされる。 3回目の翌日には体が軽く感じられ、効果があることが実感できた。ウォーキングも随分楽に感じられ、昨日は、思いのほか遠方まで足を延ばす結果になった。 こうはっきりと効果があるとやりがいがある。 初級(ビギナー)中級(ミドル)上級(アドバンス)とに分けてあり、カラダを動かす働きの大きい筋肉(モビリティマッスル)と固定する働きの大きい筋肉(スタビリティマッスル)の両方の体幹をバランスよく鍛えられるようにメニューが用意されている。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.10.24
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♪ ぬくぬくと生きる吾あり自ずから大海に出し奴の首筋‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 先日、NHKの「ダーウィンが来た」でヤマメとサクラマスの驚くべき生態を知った。 ヤマメとサクラマスが同じ魚だという事は薄々知っていたが、その生態までは知らなかった。全く同じ条件で生まれてくるのに、成長過程でその行動が二手に分かれていく。 餌を求めて活発に動き回るのと、流れの緩い岩の陰でおこぼれちょうだいという感じであまり餌を追い求めないやつと。当然成長の度合いが違ってくる。逞しくなった一団と、小さくてひ弱な一団が出来上がる。 そうして二つの生き方がここから分かれていく。片方の一団が川を下り始めるのだ。海へ向かって。 驚くのはここからだ。この海へ向かう一団はあの逞しく育った連中ではなく、ひ弱な方の一団なのだ。ひ弱でも流れに乗って下って行くのだから、それほど大変な旅程でもない。途中で海水に対応するために、鰓の機能を変化させる。そういう仕組みが当然のことに出来上がっているのだ。 しかし、どうして彼らがわざわざ塩分のある全く違う環境の海にまで行くのか。どうやら海の方が格段に餌が豊富で、海水に対応さえできれば余程海の方が生き易いということらしい。 アユやサケも同じ理由で海に下るのか、その辺りの事は確認していないが多分そうなのだろう。 海へ出て豊富な餌をたらふく食べ、広い海で生活していれば自ずと強靭な体力も養われる。大型の銀色に輝く姿は幼魚の時とは似ても似つかない全く違うものに変わって、再び生まれた川に戻って来る。 この頃には、体の模様が銀色から徐々にヤマメの模様に戻りつつ、直にあの赤い婚姻色に変わっていく。 滝を登り、クマに襲われ、浅瀬を抜けてようやく元の生まれた場所に戻る姿は、痛々しくもあり晴れがましくも有る。 そうして愈々産卵のための準備に入って相手選びの段になると、あの地元に留まった活発で鳴らした一団が待ち構えている。その体型の違いは目を見張るほど。陸封のヤマメは冷たい清水で豊富とはいえない餌では所詮大きくはなりえない。釣りの世界では”肘叩き”と称して30cm級のものを称賛するらしいが、それは余程良い環境の場合であって、養殖もの以外では中々そこまでは育たない。 そして、産卵の段になると、このヤマメがサクラマスの産卵の最中に割り込んできて一緒に産卵行為をするのだ。このどさくさまぎれの便乗産卵の行動が、結果的に同じ卵として成長するという事になる。 同じ種類の魚とは言え、生まれて間もなく活動が二手に分かれるというのは、ハナからDNAのほんの一部が違っているのではないか。そうで無かったらこうも明確に二通りに分かれるはずがない。その中間でウロウロする奴も出てくるはずだが、それがないのはそういう事なのだろうと、私は解釈したが・・・。 ”可愛い子には旅をさせよ”か。今、海外で活躍しているスポーツ選手は、ほとんどが日本で実績を上げた人だ。このヤマメのタイプがそのままサクラマスになっている様なもの。 スポーツ以外では結構いるんじゃないかな。日本では評価されずに海外へ活動の場を移し、向こうで評価されて凱旋帰国というパターン。 もっともっと日本人は海外へ出て行くべきだと言われて久しいが、現実はなかなかそうはなっていない。企業ばかりが出て行くというのは何だか淋しい。◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題してスタートすることにしました。◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選(2006年5月~2009年2月)☆短歌集「ミソヒトモジ症候群」円居短歌会第四歌集2012年12月発行●「手軽で簡単絞り染め」
2014.10.23
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