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すっかり秋めいてきて水田は稲刈りの季節です。この時期に漂ってくるのが、藁の匂い。この藁の匂いは、あまり話題になったりしませんが、かなり強い匂いなのではないかと思います。先日、SBI大学院の打合せで横浜・関内駅にいたときにも匂ってきました。この話題、「匂い」と書きましたが、とても香りとかくような種類のものではないことと、匂いと書くほうが相応しいだけの、私の身体のどこか根源的な部分に作用するような気がする種類のものです。今の時期、日本の田舎ではどこでもこの匂いが漂っていることでしょう。瑞穂の国の誇れる文化だと思います。感謝!
2008年09月30日
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日曜日の夜のこと。朝食の買い物にスーパーに出掛けたら売場の様子がちょっといつもと違います。いつも売れ残るくらいたくさんあるバナナが店頭から姿を消していて、急いで売場を作ったように梨が並べられていました。梨を並べて売るか?普通(笑)しかたなく他のスーパーに出かけましたが、こちらも売り切れでした。私の朝食は、いつもフルーツでバナナは定番メニューなので、なくなってしまうととても困ります。どうも様子が変だなと思って知り合いに当たってみたら、テレビ番組でバナナダイエットが放送されたとか。この反響でバナナが売れてしまったようです。でも、ちょっと不思議に思うのは、ある特定の食べ物を食べることによって痩せるということがあるのかな、と思います。ある食べ物によって痩せるというのは、従来どおりの食事に加えてそのダイエット食を食べるのでは、摂取カロリーが増えてしまって痩せませんから、今まで食べていたものをダイエット食で置き換えることで摂取カロリーを減らす方法が考えられますね。今回のバナナダイエットも、従来の朝食をバナナで置き換える方法だそうです。でも、現代人は一食くらいダイエット食にしても、まだエネルギーを過剰摂取しているので、食べ物を減らすだけのダイエットだと体温が下がって病気になりやすくなってしまいます。いつものように新しいダイエット法が放送されると、その商品がブームになって飛ぶように売れる傾向がありますが、健康的に痩せるためには、身体の代謝を上げて脂肪を燃焼させることが大切になりますね。ですから、本当に痩せたければ運動を取り入れることが不可欠ですし、太らない身体にしたければ普段から摂取カロリーを減らす努力が必要なのでは?と思います。結局、一過性のダイエット食では痩せるのは難しそうですけれど、ダイエットのためにスーパーでバナナを買い込んだ皆さんは、やっぱり楽をして痩せたいのですね(笑)。人間の感情というのは、とかく不合理なのが現実ですね(笑)。はやくブームが去って欲しいと願っているこの頃です(笑)。感謝!
2008年09月29日
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ミラノといえばファッションの本場。歴史的にみれば、フランス・モードへのマテリアル供給から始まったファッションビジネスも、今ではアルマーニやヴァレンティノ等々の有名デザイナーが、競ってコレクションを発表する場所でもありますね。私は、ときどき伊勢丹の新宿店で買い物をするので、ファッションの動向には少しだけ興味があって、ミラノにいくと買い物をするわけでもないのに(笑)、モンテナポレオーネやスピーガなどのブランドショップ通りを散策します(笑)。ここ数年、日本にいて感じていたのは、いわゆるファッションブランドのプライシングが強気だったことです。一般の庶民が景気のケの字も感じない戦後最長の景気を謳歌(?)したのかどうかよく分からないところで、ブランドビジネスは巨大化と存在感を増していて、その過程でシーズン毎に強気のプライスが掲げられていたように思います。すると、日本人観光客が抱く淡い期待は「イタリアに行けば安く買える」というもの。その真実や如何に?と思って日本女性の期待を一身に背負って歩き回ってきました(笑)。結論から言いますと「ブランド物はヨーロッパでも高い」です。感覚的には日本で買うとの変わりません。これは、数年ずっと続いてきたユーロ高が大きく影響していることは間違いありませんが、背景にはいくつかの理由がありそうです。お役に立てるかどうか分かりませんが、私が歩いて感じた実感からの類推を書いておきましょう(笑)。まず、ヨーロッパの景気が良かったこと。正確に指標をチェックしておりませんが、ここ数年EU各国は景気が良かったと思います。ミラノの街を歩いても、何十年と続いた老舗が閉店し代わって巨大なブランドショップになっていたりします。つぎに、経済がグローバル化していること。21世紀に入って、金融業界から経済が地球規模となったので、ブランドビジネスのような生産付加価値の高いビジネスでは、株式の上場等によってビジネスの大規模化が起こっていますね。さらに、新興国に市場が広がっていること。ヨーロッパの街を歩いていて気づくことは、韓国や中国、BRIC's等の新興発展諸国からの観光客が非常に多いことです。これらの人々は、従来のアメリカからのリタイア組サイトシーイング観光客とは種類が異なり、ブランド商品の購入に熱心なようです(それでも日本人ほどではない、笑)。だいたい、このような理由によってブランドビジネスは絶好調。どの程度の事業計画かは不明ですが、巨額な設備投資と広告露出がなされているようです。ブランドビジネスといえど、業界間では競争がありますから、業界内地位を争って競争もあるでしょう。そんなことから、強気のプライシングとなっているのは?と思います。また、別の観点からみると、飛行機のなかでSATCを観ましたが、アメリカでは若い女性が愛とブランドを求めてニューヨークにやってくるそうなので、同時期に好景気の恩恵を受けた人々は、お小遣いの使い先がブランド物に流れたことも想像されますね。さて、皆さまの関心の的である、ではこれから一体ブランドはどうなるのか?という点に関しては、私見ですが、グローバルプライスとなると思います。これは、上記のアメリカ人と日本人(と、現在夢中になっているその他の国の人々)が、ブランド商品をPLC上の成長期から成熟期に移行させつつあるからです。つまり、誰もブランド物を持っていなかったときには、商品に憧れという価値がありましたが、誰もが何か一つでもブランド物を所有するようになると、まだ希少価値は残っていても、憧れは間違いなく消え失せることになります。現代のように、誰もがブランド品のひとつやふたつを所有するようになると、次の段階では「より新しい商品」や「他人とは違った商品」を開発して提供することになりますね。もはやこの段階に移行しているということです。ですから、ブランドビジネスとしては憧れの存在というポジションを維持しつつも、従来とは異なる商品を提供していくことになります。このあたりは、ルイ・ヴィトンをみていれば、容易に気づくところだと思います。したがって、今後は「安く買える」という理由で、イタリアにブランド品を買いに出掛けるような旅行というのは(日本の経済力の衰退と共に)成立たず、「現地でしか買えない商品を買う」という理由がある場合のみ、買い物をすることになるのでは、と思います。感謝!
2008年09月23日
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Love Ain't No Stranger / WHITESNAKE(Coverdale/Galley)Whitesnake / Slide It InWho knows where the cold wind blows,I ask my friends, but, nobody knowsWho am I to believe in love,Oh, love aint no strangerI looked around an what did I seeBroken hearted people staring at me,All searching cos they still believe,Oh, love aint no strangerI was alone an I needed loveSo much I sacrificed all I was dreaming of,I heard no warning, but, a heart can tellId feel the emptiness of love I know so wellLove aint no stranger,I aint no strangerLove aint no stranger,I aint no stranger to love, no, no, noCant hold the passion of a soul in need,I look for mercy when my heart begins to bleedI know good loving an Im a friend of pain,But, when I read between the lines its all the sameLove aint no stranger,I aint no strangerLove aint no stranger,I aint no stranger to loveSo who knows where the cold wind blows,I ask my friends, but, nobody knowsWho am I to believe in love,Lord, have mercy,Love aint no stranger,I aint no strangerI was alone an I needed loveSo much I sacrificed all I was dreaming of,Cant hold the passion of a soul in need,I look for mercy when my heart begins to bleedLove aint no stranger,I aint no strangerLove aint no stranger,I aint no stranger to loveLove aint no stranger,Love aint no stranger,I aint no stranger...Happy many returns, DC!R.I.P,MG.
2008年09月22日
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先日、イタリアのミラノに出掛けてきました。当地のテレビ・ニュースでは、連日アリタリア航空の再建問題がヘッドラインで流されていて、日本に帰国したらリーマン・ブラザーズの経営破たんが報道されていて驚きました。報道は表面的にしか確認していないのですが、アメリカの政府当局は、リーマンの救済には公的資金を投入せず、その後表面化したAIGの経営危機には、公的資金を投入して救済することになりました。このようなときに、いつも話題になるのは「公的資金を投入すべきか?」というテーマです。この議論のポイントは、新聞等メディアの論調や社会の一般的な認識では「私企業の経営危機に、公的資金を投入することが許されるのか?」という論点です。この論点をもう少しシャープに解釈してみると、次のようなことが言えます。「一私企業の利益(究極的には株主の利益)のために、政府の公的予算を(つまり血税を)使用するのが許されるのか?」ということになります。この議論は、過去にすでに日本でなされた議論であり、反対派の人々は「個別企業の救済に税金を使用するのは不公平」と言い、賛成派の人々は「一私企業といえど、市場や社会全体への影響があまりにも大きいので、一刻も早く出血を止めるべきだ」と言います。シンプルに考えれば、反対派の方の主張が正論であり議論の余地はありませんし、これらの主張は相容れる部分がない議論です。しかし、私は次のような、もう少し広い視点で物事を見ないといけないのではないかと考えています。私たちが現在採用している市場のシステムや資本主義というものは、完全に理解された上で使用されているのか?という点です。すなわち、社会には様々な事業があり、その事業を運営するために株式会社などの仕組みがあります。また、株式会社を合理的に運営するために株式市場で株式が流通しています。事業の信用が小口に証券化され流通する仕組みが整っているということですね。一方で、日々変動する株価の「さや」を抜いて利益を上げるトレーダーという方々も職業として認知されています。彼らは、小口に証券化された事業の価格と事業の実態を「何らかの方法で」比較・解釈して売買の判断をしています。資本主義の下では、どちらのビジネスも社会に利便性を提供する正統なもので、まったく問題はありません。ただし、ここでそれぞれのビジネスに携わっている当事者が、この正しさや、市場全体の仕組みを完全に理解できているかどうかは分かりません。少なくとも、私自身は会計や財務の正規教育を受けずに成長しましたので、一本筋を通して理解できていると断言する自信は持ち合わせていません。もし、市場や資本主義に携わる私たち全員が、これらの仕組みを完全に理解したうえでビジネスに携わっているのなら、今回のような私企業の経営危機は、経営陣とステークホルダーの能力の問題ですから、公的資金で救済する必要はないでしょう。しかし、私たち全員が仕組みを知らずに市場や資本主義に参加しているのならば、私たちの不明な部分に向かって市場はオーバーシュートしていくことが容易に想像できます。例えば、上記のトレーダーのような人々は、全員が市場や資本主義のシステムを完全に理解して、証券等の売買をしていると言えるのでしょうか。いま私たちが携わっている社会というのは、自分と接点を持っている外的存在であると同時に、自分の生活や経済も影響を受ける内的存在でもありますから、だとすれば、大出血という悪影響が想像できる事態となったときには「とにかく第一に出血を止めるべき」という判断を下すべきという結論なのではないでしょうか。このような問題というのは、単純に原因と結果が直接結びついているような分かりやすいものではないことが多く、いくつかの、または多くの間接的な影響が積み重なって、問題が顕在化することになります。したがって、私たちが現在理解している市場と資本主義が、これからも同じようにありつづけると完全に分かっているならば、今まで積み上げて作ってきたルールを適用することが可能です。もし市場と資本主義がこれからも変化を続けるのであれば、私たちは、それらを完全には理解できていないと謙虚な姿勢を持つべきではないかと思うのです。今回のような経営破たんが社会の問題だとするならば、まずもって社会の出血を止めたうえで、本当の問題のありかを探す努力をする。例えば、一つの可能性として、昨今の市場に多いビジネスの証券化と流動化のようなシステムが、実態の経済以上に金融価値をもつことによる過剰流動によって、実態の経済が大きな影響を受けてしまうような問題点が判明したとするならば、問題の発生のメカニズムが再生されないよう修正する法改正など、の打ち手を打つべきであろうと思います。※この記事は、メルマガ記事の加筆・修正版であり、ビジネスに関する情報はメルマガを優先して公開しています。いち早く最新情報をお読みになりたい方は、まぐまぐから無料でメルマガ登録できます。感謝!
2008年09月22日
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ヴェネツィアからミラノに帰ってきて(いいですね!このフレーズ♪、笑)から、F1やらなにやら野暮用を済ませて、いよいよ日本に帰る日のこと。飛行機の時間が夜遅かったので、コモ湖観光に出かけました。▲コモ湖の観光案内コモ湖は、ミラノから列車で小一時間のところにある別荘が立ち並ぶ近郊のリゾート地であり、またアパレル関係の繊維産業が集積するところとしても有名。私は今回はじめて訪れたのですけれど、日本でいうと箱根の芦ノ湖と、湖そのものの印象と、大都会から小一時間で来られる近さから、そのイメージがよく似ています。さすが高級リゾート地だけあって、湖は長細い形をしており対岸が見えますが、まるで貴族の館のような別荘が点在していて驚きます。湖では、飛行艇で離着陸をしながら遊覧飛行をしている人々もいて、ちょっとしたおとぎの国でした。ひょんなことから首を突っ込んだ外国人にとって、遊覧飛行などは夢のまた夢。こちらは大人しく水上バスという名の遊覧船に乗りました(笑)コモはスイス国境に近いので、おそらくはアルプスの雪解け水が流れ込んでいるのでしょう。透明度の高いきれいな水で、山女の泳いでいるところが目視で確認できるくらいです。爽やかな空気と清らかな水の上で、心身ともに本当にリラックスできました。もしも別荘を買うなら、カプリかコモか真剣に悩んでしまいます!(その前に自宅だろ?笑)小一時間のショートクルーズが終わって、駅近くにあるリストランテでパスタとフリット・ミストを頼んだら、お皿に大盛りでやってきて、とても食べきれないほど。蝦蛄のフリットなど珍しいものも美味しく、とても楽しい一日となりました。今後ミラノに出かけるときには、必ずコモ湖観光をプランに入れたいくらいです。感謝!
2008年09月21日
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ミラノやヴェネツィアのような大都市になると、イタリア鉄道の駅名には都市名だけでなく、付近の教会の名前などが付記されたりして区別されます。例えば、ミラノにはミラノ・チェントラーレ(ミラノ中央駅)やミラノ・カドルナのように、ミラノだけでもいくつかの駅があります。同じようにヴェネツィア本島の終点の駅は、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅。イタリアでの表記は「VENEZIA S.L.」と省略されて表記されます(ちなみに、ミラノ・チェントラーレは「Milano Cle.」ね)。ヴェネツィア大好きな猪股にとって、列車のなかの案内放送で「ヴェネツィア・サンタ・ルチア」と流れるだけで、もう気分はウキウキ。まるでワイキキにでも行ったようです(笑)。そんな浮かれ気分で到着する終点はこんな外観。▲ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅駅前はすぐ運河になっていて、こんな感じです。駅前のわき道を入っていくと、ピアッツァで観光客相手の土産物屋さんが並んでいて、ヴェネツィア名物”カーニバルの仮面”を売っていました。ちょうどお昼時に到着したので、近くのトラットリアで昼食をとり、常宿のあるサンマルコ広場にヴァポレットで移動します。▲旅行のパンフレットでおなじみの風景(笑)サンマルコ広場入口のドゥカーレ宮殿と溜息橋のあたりは現在工事中。ランチアが囲い看板のタイトルスポンサーとなっており、新型デルタの広告がなされていました。こういったものを見かけると、日本でも同じようなアイディアを取り入れて、税収の足しにしたら良いと思います。感謝!
2008年09月20日
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今回の旅行については、F1グランプリを先に書きましたが、本来は"Mia citta"ヴェネツィアが先。ヴェネツィアへは、ミラノからユーロスターで行きました。▲ミラノ中央駅ミラノ・チェントラーレは、本当に大きな駅で立派な建物なのですが、この立派な建物を記念に記録しようとカメラを構えても、とてもファインダーに収まらないくらい巨大でいつも諦めてしまいます(笑)。ただ、構内には大抵ファッション関係の巨大な広告が掲示されていて、今回はD&Gとモスキーノでした。▲ミラノ中央駅構内さて、乗車したユーロスターですが、よくよくチケットをみると、ユーロスターシティと書かれていて、従来からあるユーロスターとは少し違うようです。私は、Mixiでトレンイタリアのコミュニティの管理人をしているにもかかわらず、そんな細かいことまでは無頓着なのですが、どうやらユーロスターは機関車がピニンファリーナ・デザインの新型で、ユーロスターシティはジウジアーロ・デザインの方に別の客車をつけたもののようです(電車は落書きされていたので写真を撮りませんでした)。そういえば、2、3年前に大きなダイヤ改正があったそうなので、そのときあたりから色々と変わったのかもしれませんね。それでも変わってないのはダイヤが正確でないこと(笑)。ミラノが大きなターミナルであることが影響しているのだと思いますが、ミラノとヴェネツィアくらいの長距離になると、20分程度遅れるのは当たり前。駅間で列車が止まってしまうこともあります(笑)。それなのに乗客は平然としているのですから、いつものことなのだろうと思います(笑)。ヴェネツィア行きの列車は、パドヴァやヴェローナを通ってヴェネツィアに入ります。いよいよMia cittaです!▲橋を渡ってヴェネツィアに入るユーロスター。本島にはクルーズ船の旅客ターミナルがある。感謝!
2008年09月19日
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今回のタイトルは、元F1ドライバーのジャン・アレージ選手の有名な言葉です。一般の人がこの言葉を聞くと、時速250kmで走っている場面をイメージしがちですが、レーシングドライバーの方の場合には、250km/hから加速したり減速したりする世界を指しているのではないかと思っています。さて、実際にその世界に遭遇したのが先日のレース観戦というわけでして、モンツァ・サーキットの第1コーナーは晴天時のときには350km/hから90km/hまで減速する、まさにその目の前の場所でした。現代のF1マシンでは、ホームストレートを350Km/hで走ってきて、コーナー前150mの看板を過ぎて100mの看板の前からブレーキングとシフトダウンをしていきます。自動車レースをテレビで観戦しているとなかなか分かりづらいものですけれど、レース中に同じクルマが同じ場所を走っていても、その時の状況によって全てのラップを同じように走ることもあれば、ラップ毎にまったく違う走り方をする場合もあります。昨日の日記で、「1位ヴェッテル、3位クビサ、4位アロンソ、7位ハミルトンあたりの選手は、6速ダウンシフトして入る第1コーナーでも完全にマシンをコントロールしていた」と書きました。これをより正確に書くと、彼らは単独でクルーズしているときには150mでブレーキング、他車とバトルしているときは100mを過ぎてからブレーキングします。つまり、他車と横に並んでポジション争いをしているときには、ブレーキを踏みながら15m前後の距離で1速ずつシフトダウンをして、他者と接触せずに最終的にはクルマを曲げているのです。これは凄いことです。ちょっと想像してみてください。一般の人にはとても出来ませんね!F1ドライバーというのは、こういう能力をもった人々でF1はこのレベルの人々がレースをしている世界です。この世界を覗けるのがF1観戦の醍醐味ですね。またレース後の報道で「ハミルトン選手が不必要な動きをした」と問題視されていますが、これは現地にいても同様に感じたことで、上記のような条件からみると事故が起こらなかったのは他のドライバーの能力が高かったからだと思います。昨日のコメントに関してもう一つ書くと、名前を挙げたドライバー達の走りが良かったのは、クルマのセットアップが決まっていた点もあり、名前を挙げなかったドライバーの場合はチームとドライバーのセットアップが失敗してしまったこともありそうです。これらのことをみていくと、今年のチャンピオンシップが大体見えてきたように思いました。感謝!
2008年09月18日
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全世界10億人のティフォージの皆さま、こんにちは!私は、先週末ミラノ郊外にあるティフォージの聖地へ行ってまいりました。▲Formula 1 Gran Premio d'Italia 2008イタリアGPといえば、みんなTシャツ姿でカメラに映っている青空高い秋の一大イベントで、年によっては気温が30℃を越えることもあると思って半袖ばかりを持っていったら、何故か今年はまんまと雨が降りました(笑)。挙句の果てに、持っていったデジカメがミラノ中央駅で壊れてしまい、グランプリの写真が一点もない、とんでもない旅行でした。でも、まあ、写真が目的で行ったわけではありませんし、どうしても写真が撮りたければ、また来年行けばいいことですね(笑)。さて、そのモンツァ・サーキット。国立公園のなかにあるサーキットとして有名です。ミラノ・チェントラーレから臨時列車に乗ると、ひとつめがモンツァ駅、ふたつめがレズモ駅です。どちらで降りてもOKなのですが、モンツァ駅は国立公園の入り口に位置していて、サーキットまでは歩いて小一時間程度かかります。次のレズモは、名前のとおりレズモ・コーナーのすぐ近くにあり、田舎の無人駅を出て駅前の道を渡ると目の前はサーキットの駐車場という近さ。ゲートを入ってもサーキットまでは延々と歩かないといけないので、素直にレズモで降りました(笑)。そのレズモのゲートというのが、これまたコンクリート塀についた唯の鉄扉で、両脇にある大木に「レズモ入口」と横断幕が掛かっているだけ!いかにもイタリアで、シチリアのバスを思い出しました(笑)。さて、そのゲートを押し競饅頭で潜り抜けると、地面は前日からの雨でぬかるんでおり、いわゆるサーキット裏の様相です。私は久しぶりに鈴鹿サーキットを思い出しました。足元に気をつけながら歩いていると、フォーミュラカーの排気音が聞こえてきます。GP2の決勝レースです。GP2は初観戦でしたが、かなり速いクルマでFポンよりもレベルは高そうです。このあたり外人さんはやはり血の色が違うようです。ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー今回、チケットを取ったのは、モンツァの名物第1コーナーで、6A、6B、6Cと繋がる大スタンドの真ん中。300km/hからのフルブレーキングと旋回、ストレートへの加速まで眺めることができる絶好の場所でしたし、トーロ・ロッソの2台がフロント2列からスタートするのもユニークで楽しいレース観戦となりました。レースはご存知の通り、ローリングスタートで始まったので、スタートの大混乱もなくスムーズなレース進行で思う存分クルマの動きをみることができました。ウェットコンディションでのアウトートドロモの第1コーナーをみていて気がついたのは、やはりウェットで速いドライバーはクルマのコントロールが上手だということです。1位ヴェッテル、3位クビサ、4位アロンソ、7位ハミルトンあたりの選手は、6速ダウンシフトして入る第1コーナーでも完全にマシンをコントロールしていました。赤いクルマの2台は、クルマのセットアップが今イチの様子で、ドライバーがクルマに少々梃子摺っていたようです。完全なウェットか完全なドライのどちらかのコンディションだったら、もっと上位を走っていたことでしょう。中嶋一貴選手は、とても安定していて感心しました。でも、チームメイトとはペースが違いすぎていたので、手足よりも頭の仕事量が多いような印象。もっとアグレッシブに速いペースで物事を進めることが必要かもしれません。ホンダの2台はベテランふたりが乗っているだけあって、濡れた路面など関係ないくらい上手でしたので、あとはハードウェアの問題だと思います。さてさて肝心のライコネン選手ですが、実際に生でみてもやはりハミルトン選手やアロンソ選手のように、闘志を剥き出しで走っているようには見えません。走るととても速いし、抜くべきときにはバトルを見せてくれるのですが、ガッツとか、気迫のようなものが外に伝わってこないので、近寄っても追抜いても害がないようなクリーンな雰囲気です。周囲のドライバーも「ただフェラーリが走っている」という気持ちでしょう。イタリアのメディアはマッサ一色。ティフォージの会話もマッサとハミルトンでした。レース終了後、例によってコースを歩き、スタート地点まで行ってみましたが、例年と違ってちょっとクールなイタリアGPでした。これも、まあ、珍しいグランプリに遭遇できて価値があると思っています(笑)。帰国のために空港に行ったら、マルペンサではF1ジャーナリストの赤井邦彦さん、成田空港ではフジテレビの解説をしている元F1ドライバーの片山右京さんと出会いました。少しお話をしましたが、お二人とも情熱的かつ紳士的で、ときおりチャーミングな一流の素晴らしい方々でした。感謝!
2008年09月17日
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先週末は、ベルギーのスパ村とフランコルシャン村に跨る伝統的なサーキットで、F1レースが開催されました。このベルギー・グランプリ、F1サーカスきっての名サーキットで、スキーのジャンプ台を曲がりながら逆走するような名コーナーあり、スピード勝負の直線あり、延々とコーナーが続く下り坂に加えてヘアピンやシケインもある、さらに加えて山間部なので天候不順という、レーシングカーのための遊園地のような理想的な環境です。この舞台だけでも素晴らしいのに、今年のレースはレースそのものもエキセントリックで、スタート時にはウェット路面。次第に乾いていって、最後の数週にコースの一部で雨が降ってまたウェット(だけどピットに入る余裕はなし)、というスペクタクル性満点のレースでした。このレースで素晴らしい活躍をしたのは、ディフェンディングチャンピオンのキミ・ライコネン選手。予選は4位で2列め後方からスタートでしたが、2周のうちにトップに立って2位のハミルトン選手と丁々発止のバトルを繰り広げ、そのまま勝つか!と楽しくみていたら、最後のウエット路面でスピン。ウォールにクラッシュしてレースを終えてしまいました。キミ・ライコネン選手といえば、クルマの性能を100%引き出して走るクレバーな走りが持ち味で、昨年はシーズン最後まで持ち味を活かしたチャレンジを続けてチャンピオンになったのですが、今年はクルマは良いもののレース結果に影響する致命的なミスが多く、チャンピオンシップ上では崖っぷち。スパでの勝利で復活の狼煙を上げるかと、ファンの期待を一身に背負っていたところでしたので、落胆も大きく世界中で1億人くらいが泣いただろうと想像されます(笑)。最後の頼みの綱は、今週末にフェラーリの聖地で開催されるイタリア・グランプリ。▲Formula 1 Gran Premio d'Italia 2008ティフォージの熱狂とともに、まさに今シーズンの最初の天王山となるでしょう。キミは人物名だったというのが、今日のオチでした(笑)感謝!
2008年09月09日
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先日、イタリアのフラッグキャリア「アリタリア航空」の経営破たんが報道されました。ネットニュースでみた限りでは、非効率運営と強い労働組合による度重なるストなどが悪影響し、一日3億円近い赤字だとか。度重なる政府の支援が報道されるにも拘らず、労働組合の反発でリストラクチャリングが進まず、ハブ空港だったマルペンサの発着枠をライアン・エアーに売却したあたりから、雲行きは怪しいと思っていました。一方、この前に報道された政変による売却話のご破算は、経営戦略を再考するのであれば、単なる売却よりも良い判断だったのでは、とも思っていました。邪推かもしれませんが、会社の再建に向けて経営陣が計画を立てても、労働組合の反発で実行ができないのであれば、会社の経営を一旦法律の管理下に置いた方が良いという判断がなされた計画倒産かもしれません。従来、各国を代表する航空会社(日本ではJALね)は、概ね国際線と国内線とを基幹空港で結ぶ「ハブ・アンド・スポーク」戦略で路線を固め、チャネルを独占することで安定した経営をしていましたが、航空自由化とともに格安航空会社が参入し価格競争が激化。従来のビジネスモデルでは効率面で不利となって、チャネル独占戦略が陳腐化してしまいました。ヨーロッパは、ECがEUとなり通貨が統合されて以降、巨大化した市場で自由な競争が加速しており、競争力が劣るところから順番に市場からの退場が求められるようになっています。日本からヨーロッパをみると、統一された巨大市場に見えますが、現地に行ってみると各国毎に経済の強さでコントラストがあり、のんびりしている南欧の方はフリーキャッシュレートがそのままハードル・レートなのではないかと思うくらいです(そういう面では、日本で現在叫ばれている格差社会とよく似ている)。さて、アリタリアのようなフラッグキャリアが再建するには、徹底した効率化が要求される近距離路線と、どちらかといえば多様なサービスが要求される大陸間移動の国際線とでは別々のビジネスモデルが必要となるはずです。ですから、今回の報道にあるような事業会社と精算会社に分けて再建するというだけでは収益モデルとしては不十分で、長距離国際線と近距離路線で会社を分けるところまで踏み込むべきだと思います。イメージとしては、日本の国鉄の分割民営化のスキームですね。事業再建で重要なことは、正しいビジネスモデルの採用と再建実行のスピードです。この点、どこかのフラッグキャリアの再建問題も、一会社の利益に留意して競争力が落ち、国益が損なわれることのないよう、スピードを重視した戦略スキームを「全社員が経営意識をもって」考えてほしいと思います。それよりも何よりも、目下一番の問題は今もっているチケットがきちんと使えるかどうか!安全第一で楽しいフライトをお願いしたいです。Grazie!
2008年09月08日
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じつは、寅さん記念館を訪れるのは今回が初めて。この映画が劇場で公開されていたころは、ちょうど映画に関心をもったころで他にも観たい映画があり、「寅さんはいつでも観られる」とどこかで思っていたところ、渥美清さんが亡くなってしまったのです。ちょうどそんな年代だったので、男はつらいよを観たのはテレビが最初で、当時は結局劇場で観ることがありませんでした。そんな距離感からか、柴又はもちろん、大船や小諸に出かけることもなく、恥ずかしながら最近になってマイブームになっている、そんな具合でございます(笑)。その寅さん記念館に入って驚いたのは、本物のくるまやのセットが大船から移築され、展示されていること。▲寅さん記念館、くるまやのセット映画のセットというのは、実際よりもはるかに小さく(大体70%見当?)出来ていて、広角レンズで撮ることを前提にできているんだな、と感心しきりでした。その他、この映画に対する本当に様々な角度からの展示物をみて、その奥行きに感動しました。▲こんな小道具まであります(笑)ゆっくり城東の下町を楽しんだあと、来た道を戻って帰りました(笑)。感謝!
2008年09月05日
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今年は、寅さんの夏が終わるころだからか、連日のように雨が降る処暑となりました。そんな秋の近さを予感させる夕方には、下町の情緒がよく似合います。ちょっとミーちゃんかもしれませんが、柴又でワンデイトリップと洒落こんでました。▲雨の降る柴又駅。寅さんが傘を差している。駅前の参道を歩くと突当たりは帝釈天ですから、柴又は帝釈天参道がそのまま駅前商店街を兼ねているような本当に小さな町です。▲柴又、帝釈天せっかくですから、江戸川脇にある寅さん記念館を覗くと、これがとても素晴らしくて時間を忘れるくらい展示物が盛り沢山なので、時間があるときには一日過ごしたいくらいです。記念館のなかには、壁一面にポスターが貼られていて、ちょっとしたワールドがあります。こういった趣向は他の映画では出来ないことですね。▲第25作「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花」の壁を携帯で撮る(笑)▲こちらは第48作(笑)感謝!
2008年09月04日
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新聞でも報道されたGoogle開発のブラウザ、Chromeが本日公開となり、ウェブ上ではあちこちでポジティブな評価も見られるので、さっそく使ってみようとダウンロードのページにアクセスすると・・・「ない!」んです。私がいま使っているノートPCのOSは、Windows2000なのですが、Google ChromeはWindows XP~用なのでこのノートでは使えません。使えないのはともかく、ダウンロードのページにはダウンロードボタンすら表示されません。つまり、ウェブサイトにアクセスしているOSを識別して表示する内容を変えているのです。しかも、別のPCでどうにかダウンロードしたsetup.exeをテケテケとやっても、「指定されたデバイス、パス、またはファイルへのアクセスは拒否されました」とエラーが出て、プログラムが動かないように出来ています。うーん。ここまで来ましたか。ブラウザは、FirefoxとPDFファイルとは相性の問題があったのでChromeを使いたいと思っていたのですが、こちらでは使えそうもありません。OSも、安定性の面を買って長年Windows2000を使ってきましたが、そろそろ限界でしょうか。この秋は考えることが多くなりそうで、今から大変です(笑)感謝!
2008年09月03日
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岡山県に高梁市という場所があります。最初にタカハシと耳にしたときには、どこかにある「高橋」という場所だろうと思っていました。なぜならば、それは映画のなかに出てきた場所だからです。名作、男はつらいよの第32作目「口笛を吹く寅次郎」の舞台がこの備中高梁。高梁市内には松山城という城がありますが、これも四国の松山と区別するため備中松山城と呼ばれるそうです。そんな名作の舞台である高梁ですが、地図でみると岡山市から山間に入ったところなので、観光の目的地にしない限り、なかなか行かれないだろうと思っていましたが、ひょんなことから訪れることになりました。その高梁でしたこととは、もちろん口笛を吹くこと(笑)短時間の滞在でしたが、ご縁のようなものを感じます。旅というのは、なかなか面白いものですね。感謝!
2008年09月01日
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