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春を感じさせてくれる食材としては山菜が有名だ。 蕗のとう、こごみ、たらの芽などなど・・・。どれも苦味が春の息吹の象徴になっている。 お菓子でいうと草餅が一番春を感じるのではないだろうか?蓬を茹ですり鉢で擦って餅と合わせていく。 そういえば沖縄の蓬、フーチバは本土の蓬と大きさが違うし味も違うと思うのだがおんなじ蓬なのだろうか? フーチバの生をいれたふーちばすば(沖縄すばの一種)やすばにフーチバを練りこんだフーチバすばは香りが強くて美味しい。 魚で言うと春子や桜鯛、サヨリが美味しいし、鰹も美味しくなってくる。この辺りはベル1043さんが詳しく書いているのでそちらを読んでください。http://plaza.rakuten.co.jp/edogin/diary/200503280000/ もうひとつ魚でいくと寿司ではなくて天麩羅。 天麩羅も季節を感じさせてくれる。 そして春の天麩羅は山菜と同じでほろ苦い。そしてそれが美味しい。 昨夜はそんな春の天麩羅を頂いた。 稚鮎、ホタルイカ、ぎんぽ、ふきのとう。 稚鮎は店で泳いでいるのをそのまま揚げてくれる。大きさは10cm足らず。塩で食べる。腸の苦さが油の中で温まり甘味がでてくる。それが身と合わさって美味さにつながる。 何本でも食べられるカルさと美味さだ。 次にホタルイカが揚がってきた。 ホタルイカの腸がかなり熱くなっており、苦さと甘さが強く出てきている。 それ以上に腸のとろける感触が良い。焼白子の感触と同じだ。そのとろ~りに春のほろ苦さが加わってくる。 ちょっと時間を置いたのはもう冷めてしまい熱いとろ~りを味わえない。 ギンポは天麩羅でしかお目にかかれない。寿司でいうとコハダ見たいなモノ。 穴子より癖のある濃い春の味。 ふきのとうは定番の苦さを出してくれる。 春は苦味を感じさせてくれる季節だったんだことを改めて感じさせてくれて昨夜だった。
2005年03月30日
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以前ロー○ンで売っている「野菜のフォー」が美味しいと書いた。 今度はセブ○イレ○で「ベトナム フォー」が売り出された。これは袋麺で以前から発売していたメーカーからのカップ版。 袋麺を食べたことがないので「野菜のフォー」とどのくらい違うのか期待して買って食べてみた。 結果は美味しくない。 指定の時間通りにしたが麺が柔らかすぎる。 スープがフォーの味がしない。 海老ワンタンが入っているがなくしてでもスープと麺に力を注いで欲しい。ワンタンは添え物にすぎないのだから・・・。 もしかしたらこれが普通の味で、「野菜のフォー」が美味すぎるのかもしれない。 麺がしっかりしているし、チキンスープが美味しい。香菜、唐辛子のピりりが効いている。 できるなら「野菜のフォー」がロー○ン以外で買えることを祈る。 ちなみに「きのこのフォー」は今一つだった。
2005年03月25日
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またまた買ってしまった神戸モンブランのチーズグラタン。アイスクリームスプーン3口で食べ終わってしまう大きさ。5個入って600円だから1個120円。食後のちょっとたデザートに最適。冷凍庫で保存しておけば結構持つよ。モンブランの売り文句は「小麦粉を使わずに焼き上げたクリームチーズのなめらかプリン風です。とろりとした食感をお楽しみください。」まさしくその通り。まだ試していないが「春の苺のモンブラン」も欲しいなあ・・・。外は苺クリームで中はイチゴムースだって!?
2005年03月24日
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最近の焼酎ブーム、特に芋焼酎の人気はスゴイ。 先日八丁堀の焼酎を多く置く店で飲んだが常に満員状態だった。 芋はダイエット効果もあるという事で焼酎に限らず焼き芋や大学芋など食べるほうでも人気があるらしい。 数種類のブランド芋を用意した焼き芋屋さんがデパ地下で人気だとも聞く。 自分も焼酎は好きだし、芋焼酎も好きだ。しかし芋焼酎じゃなければ駄目とは全然思っていない。麦も美味しいし、蕎麦も美味い。泡盛も美味いし黒糖も美味い。 初めて芋焼酎を飲んだのはもう20数年前。芋の「さつま白波」ですごく臭かった。お湯で割っても口の中が芋臭い。 その後「これ焼酎だよ、飲んでごらん。」と言われてひと口なめた焼酎で「嘘、これは洋酒だ。焼酎がこんなに美味いわけがない。」と言ったのが「百年の孤独」だった。20年位前だろうか・・・。 その後焼酎をシェリー樽やオーク樽で貯蔵するのが流行っている。年月が経つので古酒となるわけだ。 泡盛では「千年の響き」はオーク樽で10年古酒。 麦焼酎「百年の孤独」オーク樽で3-5年。 麦焼酎発祥の地壱岐島の「無一物」はシェリー樽で5年。 芋焼酎「天使の誘惑」オーク樽で5年?と樽で長期貯蔵している焼酎が増えてきている。 先日いった八丁堀の店でとんでもない焼酎と巡り合った。忘れていた恋心を揺すられる女性と出合った気分。年は22歳。 自分は最近黒糖焼酎が好きで店に置いてあれば黒糖を飲む。黒糖では「朝日」「長雲」が一般的なのでその銘柄を置いている店がほとんどだった。 その店で見つけたのは黒糖の長期貯蔵焼酎。 沖永良部島が産地だ。 黒糖焼酎は奄美大島諸島でしか生産が許されていない。 焼酎の名前が「バーレル」。どこかで聞いた事がある感じだ。 そうだ容量の単位でガロンの上の単位だ。 ロックでそれを頼むと暫くして運ばれてきた。 色は樽で寝かせた特長の色で薄い琥珀色だ。 香りを嗅ぐ。とろ~りとしたやや甘い黒糖の香りだ。 口に含む。喉を通る時に度数40度というのに尖がっていない。練れている。口腔中に残り香が広がっている。 「うんっ !? 普通の黒糖焼酎より香りが強い。なんだこれは?」 もう一度口に入れて香りを確かめる。 そうだ!! 上等なラム酒と同じ香りだ。ラム酒もサトウキビから作られていたっけ。フランスのシャトーで貯蔵した30年物のラムと同じ香りがする。 「うわ~っ、黒糖のいい甘さと香りがいっぱい感じる酒だよ。」 改めて焼酎リストを見る。20年寝かせていると書いてあった。 沖永良部島出身の22歳の女性に恋をしてしまった。 この後、恋心が増してしまいたまらず購入し、自宅で再会した。 1983年産で22年もの。樽(多分オーク)で寝ている。この酒蔵の「昇竜」の古酒らしい。小さい酒蔵なので数はまだあるのだろうか心配になってしまう。 焼酎のマイブームは黒糖焼酎。特に「バーレル」これは絶品です。ただ量が少ないのでみんなが注文してしまうのが不安。 一緒に奄美大島の「浜千鳥の詩 原酒」を注文したのでこれもどんな味なのか楽しみ。
2005年03月23日
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お彼岸で実家(柏)に戻り、夕飯の買出しに行った。本当は外で食べたかったのだがお袋が「稲荷寿司を作ったよ。」の言葉で家で夕食に決定。 じゃあ、お袋は貝が好きだから貝中心の刺身でも買ってくるかとスーパーへ行った。 先日のカミサンの誕生日のメニューをもう一度やろうと考え、鰹を探すが見つからない。店員に聞くと今日はないと言う。三連休の旅行にも行かない人の贅沢と言えば食事だろう。鰹位置けよと言いたいがこらえて、カゴに入れてしまった茗荷、ポン酢、バジルを戻す。 じゃ魚は何があるか見ると鯛、一尾まるごと置いてある。今からさばくのは面倒なので半身を買う。あと鮪。蟹を探すがないので蟹缶で妥協。 と、買い進んでいくうちにでかい黒い貝が並んでいる。 タイラ貝だ。 「寿司屋の高級ネタだよ。高いよ、これ。買う奴のいるの?」 と、値段をみると398円。香川産。 「まさか・・・。」 こんなに安いの!? それなりのスーパーやデパ地下でタイラ貝の貝柱だけで800-1000円位するよ。それが貝のひも付きで400円以下。 当然2個Getしました。よく考えると貝柱は知っていても貝を知っている人は少ないのではないのかな? これを買って家で捌く人はあまりいないよね。 ましてやタイラ貝のヒモの美味さを知らないと捌いても貝柱だけでひもやワタを捨ててしまいかねないよね・・・。 家で捌くと貝柱は極端には大きくないけど普通の大きさ。ヒモや、水管、小柱などを分けて貝柱は薄く切って大きな貝殻に盛る。 美味い。タイラ貝はこんなにも安いのか・・・。今度築地場外で探して買おう!! この日の自分が作ったのは1. 蟹アボカドアスパラサラダ。 実家でも大好評。2. タイラ貝の刺身。3. 鮪ブツの漬けとアボカド4. 鯛、鮪の刺身。5. ミル貝、ホッキ、つぶ貝の盛合わせ。酒は芋焼酎の薩摩宝山。
2005年03月22日
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蛸卵の生の入手は難しそうなので加工品を探してみることにしました。すると幾つか商品が見つかりました。卵が飯粒に似ているので「タコのまんま」と呼んでいるみたいですね。1.たこのまんま三杯酢2.たこのまんま醤油味3.飯蛸の小入り
2005年03月18日
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「たこたま」って知ってますか? 卵が多めのたこ焼きではありません。 春は産卵の時期なのでいろいろな卵や白子が食べられます。「たこたま」とは春の春の季節に採れる「蛸の卵」です。 蛸の頭の部分(実際は頭ではない)に卵がびっしり詰まっていてシャンパンゴールドの色(象牙色)をしています。薄皮の袋に入っているので「袋仔(ふくろこ)」と呼ばれているみたいですが、この卵で有名なのが「飯蛸(いいだこ)」です。 多分「飯蛸(いいだこ)」の名前の由来はこの頭部分に入っている卵がご飯粒みたいだからご飯の入っている蛸で「飯蛸」になったんだと思う。 鮮度が命ですので大体が塩辛などの加工品になっています。 一昨日食べたのは水蛸の卵の刺身。 ご飯粒の卵も大きくて長くタイ米みたいな形状をしている。色はシャンパンゴールド。 ポン酢とモミジオロシを出されたが始めは醤油で口に入れる。 卵の皮は薄く口の中でオブラートのようになくなり、中身の濃い卵エキスが口中に広がる。 とろりと甘~い。 魚卵のタラコやイクラと比較すると魚卵特有の臭みがなく上品である。 味でいうと鱈や河豚の白子のやや薄めの味である。 次にポン酢とモミジオロシで食べてみる。 濃い味がやや薄れるが急に上品さや味の気品さが出てくる。 「うまいなあ~。」 すぐになくなってしまいお替りをしてしまった。 先週末のTV番組「食彩の王国」で飯蛸を取り上げていた。 http://www.tv-asahi.co.jp/syokusai/list.html■ 黒糖焼酎 ■沖永良部島の原田酒造が造る20年物の黒糖焼酎はお薦めです。バーレル 昇竜
2005年03月16日
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先週土曜日はカミサンの誕生日。 「夕飯は作りたくない。」と言うので久し振りに包丁を握ろうとするが、二日酔いの頭にメニューが浮かばない。 2品ぐらいは決まるのだがそれ以上決まらない。 仕方ない、スーパーで食材を見ながら決めよう。 そうそう先日の美味しかったフレンチの蟹サラダの真似をしよう。だが、二日酔いのせいか買った蟹をスーパーに忘れてきてしまった。 そんな土用のバースデーディナーは■ Happy Birthday Dinner for Mama ■1. 蟹アボカドアスパラサラダ → 蟹とアボカドをドレッシングで合え、周りにアスパラをたてて上にオーロラソース。2. フルーツトマトとモッツアレアチーズ → バジルのドレッシングゼリーをのせる3. 菜の花の洋風辛子和え → ポン酢、バルサミコ、辛子ドレッシング4. サーモンチーズ → サーモンの上にカマンベールチーズとレモン、バルサミコ5. 鰹の洋風たたき → オリーブ油、バルサミコ、ポン酢に茗荷、イタリアンパセリ、カリカリニンニクを入れたドレッシング6. 冷たいコーンポタージュ → クリームコーンをバター、小麦粉、牛乳、コンソメで伸ばして冷蔵庫で冷す。7. 鶏と豚のロースト → じゃが芋、ニンニク、ローズマリーを敷いて表面を狐色にした鶏モモ、豚肩ロースのブロックを40-50分ロースト。8. チョコレートケーキ → ケーキ屋さんで買ったもの。9. デザートの飲み物はアップルティ。チョコレートケーキに合いますね。以上かな・・・。10. 当日も出すのを忘れた砂肝のトマト煮。 → オリーブ油で炒めた後、コンソメ、赤ワイン、林檎酒で煮込みトマトを加える。カミサンは「蟹サラダと鰹が旨い。」と言ってくれた。
2005年03月15日
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昨日の続きです。 当日のスープはきのこのスープ。 運ばれてきたスープはコーヒーカップに入っている。泡立っていて一見カフェラテと見間違いそう。 泡は味薄いが香りが良い。下のスープは濃い目のきのこスープ。シャンピニオン(?)をブイヨンで煮てフープロにかけたような味わい。スプーンですくうと入っていた茸はトランペット茸と・・・?(聞いたがよくわからなかった)とニヨッキ。はじめニョッキかなと思ったがニョッキってイタリアンだと思い確かめたらやはりニョッキだった。 いよいよメインの登場。 カミサンは銚子産の金目鯛のグリル。 金目鯛って伊豆が名産だけど銚子もかなりの金目が揚がると話を聞いたことがある。 胸ヒレがピンッと張ってそのヒレがカリッと良い色に焼きあがっている。美味そうだ。 自分は子羊のロースト。かなりの大きさだ。背中の大きい部分だという。普通の骨付きラムの2.5倍ぐらいの大きさ。 周りのローストされた濃茶に切れ目がきれいなピンク色になっていて絶妙な焼き加減だと伺える。 ナイフを入れると硬くないかと思う不安はすぐに消えた。 ピンク色の子羊を口に入れる。軟らかい。そして少し脂を感じる。塩がやや強いか? 塩の強さは2切れ目を口に入れてすぐに消えた。始めの切り口の表面にだけ仕上げの塩が振ってあったのだ。脂は網脂からくるものと子羊の脂が絡まった味。しかし量がすごい。肉はやはりこの位の量で焼いたほうが多いのだろう。 隣の4人組の豚肉のグリル&ロースとは15-6cmの厚さだった。 付け合せの野菜のインゲンが少し塩がきつかった。 ぺロッと平らげた後はコーヒーと苺のケーキ。 これも食べると食後にと生チョコ、大きい苺、蜜柑を頂いた。 生チョコと口に入れ苺を食べると「チョコフォンデュin 口」で美味しい。 楽しく、満足の四谷フレンチランチだった。次回はあの豚肉を食べてみたい。-------------時期が終わりに近づいた最後のラストスパートのたんかん。今季4回目の注文。今回は奄美産。美味しさに期待大。
2005年03月10日
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昨日は11時頃家を出て総武線で四谷へ向かった。 天気はよく暖かいので花粉が飛び舞い仕方なくマスクで口、鼻を覆う。 四谷へは11:20頃着きゆっくりと三栄通りを歩く。まだ昼前なので昼食に奔走する会社員はまだ少なく街を楽しみながら歩ける。亀戸とはちょっと違い、古い街ながらも都心であるセンスを感じる。 ようやく店へたどり着く。黄色いキャノピーは相変わらずだった。 奥まった店に入っていく。口開けの客だった。店内は従業員だけだ。 マスクをして入ったせいかマダムがちょっとたじろいだ様子。でもすぐ億のテーブルへ案内してくれる。 小さい店なのにテーブルを引いたり、椅子を引いたり客が座りやすいようにする接客のマナーがきちんとしている。 最近そういう店が少ないせいだろうか客が接客のその意味がわからないのに出会った。 自分達より大分遅れてきた男性は店で待ち合わせをしていた。後から来た女性が別のテーブルについたため先の男性が席を移る。マダムが改めて男性客のコートと鞄を預かろうとするが男性はそれを無視して女性の背にある棚に鞄を勝手に置いてしまう。その棚に置いてある書籍の一冊に興味を示したのかゆっくり選んでいる。 マダムはその間ずっと椅子を引いて待っている。 男性はそのことが全くわからず勝手に椅子に座る。その後もどこからか本を出して二人で読んでいる。 あまりごちゃごちゃ言う気もないが、客のほうももう少しマナーを良くしたほうがいいんじゃない? 自分達が口開けの客なので店の中は静寂に包まれている。おしぼりが運ばれ今日のメニューの説明を受ける。 美味しい店なのにメニューがホワイトボードと言うのが面白い。 カミサンとどのように頼むか相談する。食べられる量とそれぞれが食べたいものは何か話すが、周りが静かなので自然に声が小さくなってしまう。でも何を食べようか相談するのが楽しい。 カミサンはスープを飲みたいという。ここの雲丹のコンソメゼリーが美味しいので、それをアラカルトで頼むか生牡蠣にするかを聞くと「雲丹のコンソメゼリー」が食べたいと言う。 これで前菜+スープ+メインのコースにアラカルトを頼むことで決まる。 オーダーを取りに来たので雲丹のコンソメを加えたコースを頼む。食前酒は?と聞かれカミサンには木苺のシャンパンカクテル、自分はシャンパンを頼む。 シャンパングラスの底から微泡が上がっている。 立ち上る微泡を見て忘れていたことを思い出した。そういえば去年の地震でシャンパングラスやワイングラスが割れてしまったまま補充していない。薄張りグラスも割れるのが怖くて棚には出していない。グラスを補充しなくては・・・。 アンチョビ入りのミニクロワッサンが出された。スーパーで買うアンチョビはいつも塩っぱい。お店では適度に塩抜きでもしているのだろうか・・・? お待ちかねの雲丹コンソメゼリーが運ばれてきた。皿の真ん中に小粒の雲丹が6切れほど盛られ、周りにコンソメゼリーがスープのようになっている。コンソメの外側は白い生クリーム(?)がかかっている。 まずコンソメを口に入れる。冷たい。そしてゼリーというには軟らかくスープというには硬い濃度。口の温かさでコンソメの旨みが口中に広がる。「ああ、美味しいコンソメだあ・・・。」 雲丹を口にいれる。美味しい雲丹だ。 今度は雲丹とコンソメを一緒に口に入れる。コンソメの旨みが広がりその後に雲丹の甘さが広がっていく。 生クリーム部分とコンソメを味わう。あまり生クリームの味がしない。色取りにはいいが無くてもいいかも・・・。 コンソメが美味しい。雲丹との相性が良い。 ふと悪魔が囁きかけてきた。 「去年夏に食べた礼文島の雲丹だともっと美味しくなるんじゃない?」 そうなのだ。コンソメは美味しく雲丹とコンソメの相性も抜群にいいが、雲丹がコンソメに負けている。これが礼文島のバフン雲丹だったらもっと美味しいのにと思ってしまった。 シャンパンを飲んでしまったのでグラスで白のハウスワインを頼む。シャブリほど辛くないが適度な辛さの白ワイン。 そうこうするうちに12時を回ったのか客がどんどん入ってきて段々にぎやかに菜ってきた。隣のテーブルにはフランス人と日本人4名のお客。フランス人の一人は英語で日本人と話し、仲間とはフランス語で話をしている。聞き耳を立てているわけでないが、狭い店なので聞こえてきてしまう。どうやら商談ではなさそう。 次に前菜が運ばれてきた。 カミサンはバルバリー鴨とフォアグラのテリーヌ、自分はグリーンアスパラと蟹のサラダ。 テリーヌは2cm程の厚さで皿一面に広がる大きさ。カミサンは大きさにびっくり。そうだ、ここは量が多いのを忘れていた。 自分のサラダは一瞬ケーキみたいで、細いアスパラの12本位の柱が蟹サラダの城をぐるりと取り囲んでいる。サラダの上にはオーロラドレッシングらしきものがかかっている。 普通のサラダと違う。蟹サラダは何処にあるんだ?蟹サラダは見えない。アスパラをどうやって食べようか? アスパラを2本どかして中を覗いてみる。蟹サラダ部分が見えてきた。カミサンに中身を見せてあげる。 蟹とアボカドの調和が美味しくソースをつけるとまた美味しい。アスパラが冷たくて良い感じ。食べ進んでいくうちにアスパラの城塞がパラパラッと一気に崩れ落ちていった。これも予定中のパフォーマンスだろうか?それともちゃんとした食べ方があるのかしら・・・? カミサンを見ると美味しそうにテリーヌを食べているが如何せん量が多い。そしてこちらの蟹サラダを見ている。「鴨美味しい? 皿だけを見るとそちらが男性用でこっちが女性用みたいだよね。」「量多いよ。食べられない。」「忘れていた。ここ量が多いんだった。 少し食べてあげようか? アスパラと蟹サラダ美味しいけど少し食べる?」 カミサンは喜んでテリーヌを半分に切り分け、蟹サラダを載せられるようにスペースを空けた。 蟹サラダとテリーヌを交換した。 鴨肉は豚肉のテリーヌとはまったく違うこってりしっかりした味で旨い。フォアグラが旨い。どうやらカミサンはフォアグラ部分すべてをくれたらしく、少し返した。 「このしっかりした味のテリーヌには赤ワインが合う。」 と、白を飲み干し赤を注いで貰う。 「やっぱり鴨には赤だな。」と思いながら口に運ぶ。 カミサンはというと少し遅れ気味。そこで、「これで口の中をキレイにするといいよ。」と赤ワインを差し出して飲ませる。カミサンは今まで水だったのだ。 鴨とフォアグラのこってりした味が流されたみたいで満足げな顔をしている。 蟹サラダを口に入れると、「これ美味しい。 もっと頂戴!!」仕方なく追加でサラダをあげる。メインを肉にしたので前菜は軽めにの判断がカミサンの「これ食べて、それもっと頂戴」攻撃で危うくなっている。 両方とも美味しい。店の人に、「サラダの上のソースは何ですか?」と聞くと「マヨネーズとケチャップですよ。」と教えてくれるが、自家製のマヨネーズだから自宅で作る市販のマヨネーズとケチャップの味とは大違い。続きのスープとメインの話は明日にでも・・・。
2005年03月09日
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1月の入院以来、身体に気をつかい病院によく通うになっています。 先週は胃カメラを飲んで、結果は慢性胃炎と十二指腸潰瘍の痕が見つかりました。 今日もこれからピロリ菌の検査をやってきます。 朝から飲み物、食べ物禁止での検査なので終わったらカミサンと四谷の美味しいフレンチでお昼を食べてきます。 久し振りの四谷なので期待大。報告は明日します。
2005年03月08日
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昨日の寒い日はもう来ないかと思いますが、寒い時にはキムチ鍋をやりませんか? ポイントはスープ作りです。簡単ですので市販のものを買わずに是非自宅で作ってください。 昨夜の我が家は食卓に集まるのみんなの前で土鍋を置いてスープ作りから始めました。■ キムチ鍋 ■▲ スープ1. 土鍋に胡麻油を入れ生姜、ニンニクの薄切りをいれ炒め、香りを出す。2. キムチをいれ炒めていく。結構長く炒めます。3. 別に沸かしていたお湯を鍋にたっぷりと注ぐ。4. 鰹天然だし、昆布つゆを加える。5. コチュジャンを加え、辛味を調整する。6. 味噌を加え、塩加減と味の濃さを調整する。7. 納豆を加え、味に深みをだす。(嫌いな人はいれなくてもOK)※ キムチは浅漬けでないほうが美味しく仕上がります。▲ 食材 好きな食材をいれて煮てください。下は昨夜の鍋に入れたものです。1. 鱈、ソーセージをいれる。2. 豚の薄切り、茸をいれる。3. 豆腐を入れる。4. 葱、ニラを入れる。5. 春菊、油揚げを入れる。全体に火が通ったら弱火にして食べてください。※ 豚肉は出汁用で考えますが肉の美味しさを味わう時は半分を食べる直前に入れていってください。薄切りですのですぐ火が通ります。▲ 仕上げ仕上げはうどん、ラーメン、ご飯なんでも構いません。昨夜は生ラーメンを硬めに茹で鍋に投入し、ひと煮立ちで火を止め食しました。
2005年03月07日
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我が家の雛祭りはお雛様を飾って、ご飯を食べて最後に桜餅。 豊島屋の白酒を買おうと思ったが時間がなくにごり酒で我慢。 草餅は買うのを忘れてしまい、東十条の黒松で有名な草月の桜餅だった。余談だがここは黒松の方が断然旨い。黒糖を使っている(?)ので独特の甘味がある。■ 我が家の雛祭りご飯1.ちらし寿司2.蛤吸い物3.鶏の唐揚4.鮪ブツ5.鎌倉ハム盛合せ6.切干大根7.味噌田楽8.にごり酒、スパークリング日本酒9.桜餅 写真に写る日本酒は2本とも中埜酒造のとらじの唄(純米にごり微発泡)とそよ風のように(純米発泡)。アルコール度数はそれぞれ6%ぐらいだからビール位の強さ。両者とも甘味は抑え目で特長はあまりなく飲兵衛にはあまりむかないかも・・・。
2005年03月04日
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今日は雛祭りで桃の節句ですが、一昨日訪れた小村井は香取神社の梅が印象的でしたので携帯で撮った写真をUPしました。 ここの梅は枝垂れ梅が有名です。枝が垂れる花は桜の枝垂れで知っていましたが枝垂れ梅を見るのは初めてでした。 濃い赤の梅の名前は鹿児島紅で、かなりの赤の濃さです。 梅は萼(がく)がピンクが基本です(白梅もがくはピンク)が、緑色の緑萼梅というのもありました。花は白梅でしたが、遠目でみると枝が緑っぽく感じます。
2005年03月03日
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昨日は胃カメラを飲んでの検査で前日から食事をしていなかった為お昼はカミサンと一緒に南千住まで出かけ鰻を食べた。 回向院(吉展ちゃんのお地蔵さんのある寺)の脇道を線路沿いに歩くとたどり着く鰻やさん。 ここではいつも頼みすぎてしまいお腹が一杯になってしまう為、道中の電車の中で、カミサンといつもの注文の何を減らすか話し合っていた。 「鰻丼を1つにして2人で食べる?」 「だって鰻を食べに来たのにそれじゃ・・・。」 「じゃあ、ウマキを止めようか?」 「ウマキは美味しいのになあ・・・。」 「・・・。」 「白焼を止めるか? 白焼のあとすぐに鰻丼が来るからちょっと慌ててしまうじゃない?」 「ウン、白焼を止めよう。」 こんな会話が電車の中で続いた。 カミサンは鰻が大好きだが食べるのが久し振りなので結構期待していたみたい。 こちらのはじめの提案では日本橋高島屋の野田岩だと食べ終わった後のショッピングもできて良いかなと思ったが、あまり評判が良くないのでどうしようか思案していたら、カミサンから 「両国の千代福もいいけど、今日は南千住かな。」 で決まり。 店へ着くと口開けで一番客が必ず座る奥へ通された。 考えるまもなく店員がオーダーを聞いていくる。 「ウザク、ウマキ、洗いとうな重の真ん中。ぬる燗2本。」と先程決めたように白焼を外して注文した。 ここの名物でもある焼鳥は頼まない。美味しいのだけれど量があり、鰻にいくまでにお腹がいっぱいになってしまう。 やがて運ばれてきたのがぬる燗2本。 程なくしてウザクが運ばれた。蒲焼と胡瓜の酢の物だ。適度な甘酢が美味しく鰻をさっぱりさせてくれる。 そしてウマキ。 大きな厚焼き玉子の中に蒲焼のほぐれたのがいっぱい入っているのが2切れ。 甘く美味しい。タレがついてくるがそのままのほうが美味しい。 周りを見回すと昼なのにビールやお酒とツマミを頼んでいる人が多い。注文してから鰻が出てくるまで40分以上かかるからその間のつなぎがどうしても欲しくなる。となりの夫婦は焼鳥だ。お腹いっぱいにならないかしら・・・。 席をひとつ置いた4人組は接待みたいだ。一人の恰幅に良い男性に3人の人が接待している。 ここでぬる燗を1本追加する。 鯉の洗いが運ばれてきた。 ここの洗いは臭味がなく、一切れ一切れピンッと角が立っている。酢味噌で食べるとコリッコリッと歯ごたえが良い。 大分たってお待ちかねの鰻丼がやってきた。 丸い椀のふたを開けるとフワーッと蒲焼の脂とタレの絡まった香りが鼻腔をくすぐる。 焦げ目のない照りのある綺麗な蒲焼がご飯の上にやさしくのっている。 粉山椒を丁寧にふりかけてから、肝吸いで口を洗う。 鰻に箸をいれご飯と一緒に持ち上げ口に運ぶ。 ふわーっとした優しい食感でやがて溶けていってしまう。 蒸しが程よく脂が落ちているのでしつこさを感じない。 相変わらずの旨さだ。 肝吸いで時々口を洗い食べていくとあっと言う間に食べ終わってしまった。 関西風鰻で美味しい銀座のひょうたんや江戸の濃いタレの神田川とは違う優しい洗練された鰻丼だと思う。 当然歯ごたえがない、軟らかすぎるなどの指摘があるけどいろいろな店でそこの特長があればいいのではないだろうか。 この後バスにのって浅草を散策し、小村井の香取神社で観梅をして帰路についた。
2005年03月02日
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雛祭りは中国から伝わった上巳(じょうし)の節供の発展形ということは先日書いた。 では上巳の節供とは何なのか? 簡単にいうと巳=へびを祭る、祓う行事のことで、これを水周りでおこなう。中国だから水際とは海ではなくて揚子江や黄河などの河川や湖の事だと思う。 その行事は、水際に集まり川辺に出て青い草を踏んだ後水に入り禊ぎ(みそぎ)をし汚れをおとす。その後桃花酒(白酒)を飲み、草餅(草餅&菱餅)を食べ舟に乗り宴を催す。この宴は平安時代に「曲水の宴」と呼ばれていく。 しかし室町時代以降早くも曲水の宴が廃れたが『巳の日の祓』として人形を作り身体を撫でて穢れを移し、その撫で物を水に流して祓へとする神事が各地で行われるようになった。これが雛人形の流し→雛祭りとなっていく。 『源氏物語』の須磨の巻にも、光源氏が巳の日に人形を舟に浮かべて流す場面が描かれているらしい。 では、何故巳=へびの祓いをしなければならないのか? 書かれているものを読むと河川をへびに見立てている=洪水などの恐れや蛇の脱皮で新しく生まれ変わる=春=新生が一致するとあるが、よくわからない。 易学的にいうと「巳は地中生活・冬眠生活が終わって新しい地上活動をするという意味で、蛇の脱皮で新しい自分の出発を意味するといわれています。そして必ず水が関係するのには、水は上から下に流れる性質で、巳は火気に属し火は下から上に燃え上がる性質であり、この水火の交流による陰陽合体が新しい生命の誕生をも示唆しているのです。」らしい。 春=新生=脱皮=蛇=川と並べていくとなんとなく理解が出来るかなあ・・・。 蛇、禊ぎ、汚れを落とすは浜下りという行事に色濃く残っており日本各地で浜下りは見られたと言うが、自分は中国の影響が残っている沖縄の浜下りの行事しか知らない。■ 浜下り (沖縄) ■ 沖縄の浜下りは旧暦3月3日に行われる。この日は大潮になり潮が大きく引き潮干狩りが出来たり、宮古島の八重干瀬(やえびし)が姿をあらわし浜遊びをする。 まず3月3日なので上巳の節供=桃の節句になり、川ではなく海だが水に関係する。 女の子が浜に下りて海の水で体を洗い汚れを落とすと言う。今はお弁当を持って浜遊びをする女の行事として行われている。 では何故3月3日の日に浜に下りて汚れを落とすのかが語られている話がある。 昔、あるところに美しい娘がいました。その娘のところには赤い手拭いで頬かむりをした若い男が夜な夜な通ってきました。 娘が身篭ったことを知った母親は、娘をただしました。娘からその男の話を聞いた母親は驚いて、自分の紡いでいる麻糸を針につけて男の髪に刺すようにと言いました。娘はその通りにしました。翌朝、母親がその麻糸を辿っていってみると、糸は岩穴に入っていました。中から話し声が聞こえます。「俺は人間の腹に種を宿してあるから、例え針を刺されて今死んでも悔いはない」「人間は利口だから海へ下りて、とんだり跳ねたりしてお前の種をすっかり堕ろしてしまうだろう」恐る恐る母親が中を覗くと、頭に針を刺されたアカマター(蛇の一種)が唸っていました。それから娘たちの三月三日の浜下りが始まったということです。〔<八重山生活誌より> これを聞くと浜下りの意味が女の行事で=桃の節句だということがわかってくる。 桃の節句には最低白酒を飲んで草餅を食べるようにしよう。
2005年03月01日
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