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昨日紹介したホタルイカ見物ツアーの続きです。一昨年の空振りに続き、本年も空振りでした。この日をツアー実施日に選んだのは、ホタルイカ接岸が3月から5月の新月の日、及びその前後に限られる、という定説に従ったものです。現地には明るい内に到着したので、早速情報収集に取り掛かりました。滑川市のホタルイカミュージアムの職員や現場にホタルイカ採取に訪れていた何人かに話を聞きましたが、今年は例年より接岸量は圧倒的に少ないという声が多数聞かれました。加えて接岸を見越してアマチュア漁師が激増していて、微妙なホタルイカの発光をカメラで捉えるのはムズイんじゃね?などという、警告も戴きました。画像がそのアマチュア漁師群です。撮影時間は午前0時少し前、といった頃ですが、その後も漁師は増え続けていました。ライトは年々強力になっているようで、これではターゲットが記録的な規模で接岸したとしてもカメラでそれを写し取るのは困難かもしれません。 ホタルイカの接岸は空が白み始めるころまでは可能性があるようですが、当方にそれに対応するだけの根性が備わっていなかったことや、この強力な照明群の中で微かなホタルイカの光を捉える自信がなかったことから、尻尾を巻いて帰路に就いてしまいました。今回のツアーは、ただ疲れに行っただけだった様です。
2017年04月30日
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昨年5月に実施した、新月の日の富山湾ホタルイカ見物を、性懲りもなく今年も決行してしまいました。今年こそ…とリベンジを期してのとトライでしたが、結果は軽く返り討ちに遭ってしまいました。こちらは画像の処理が間に合わなかったので、詳細は後日・・・ということにさせて戴きます。 そういうこともあろうか、と予め見越した訳ではありませんが、組み込みプランで(1)揖斐川水系のアユの遡上見物、(2)白川郷の合掌集落見物を組み込んでいました。こちらの結論も芳しくない結果で、GW(1日早いじゃん‼)初戦は”撃沈”という結果です。 まず組み込み(1)のアユ遡上は、かってワタクシがこの地に住んでいた頃には4月の最終週にはバンバン堰堤でジャンプしていたものですが、今年は3月、4月が寒かったせいか、全く遡上は見られませんでした。当然ですが流れの緩い川の端っこで、体調5~7㎝の稚鮎が黒い帯になって遡上するような豪快な眺めにも、”ご縁”がありませんでした。 唯一、白川郷の合掌集落だけは気候の変動の影響もないことから、空振りは免れましたが、「一応行ってきた」だけの話でしかありません。将来は雪の時期か、紅葉の時期を選んで、もう少し”華”のある画像をゲットしたいと思っています。
2017年04月29日
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イカリソウ(錨草) 2品が開花しました。上画像が白花の「小雪」、下画像は黄花の「アンバー・クイーン」です。両者共、昨年に比べて2週間遅い開花です。見事なまでに横並びの遅れぶりです。 下の「アンバー・クイーン」は常緑性で、冬も完全に葉っぱは枯れないタイプです。ツボミが発生し始めた頃に、葉が黄変した茎は切り払いましたが、今でも昨年の葉が多数派を占めており、画像後方の葉も前年のものです。今のところ白花、黄花ともツボミの数は前年並みの出来高になりそうな、やや貧相な出来映えですが、株の構成は6.5号陶鉢で窮屈そうな雰囲気です。この秋の手入れでは株分けを伴う植替えに大ナタを振るう必要がありそうです。 ところで一足早く咲き始めた「楊貴妃」は全5鉢が咲き揃うところまで来ましたが、うち一つで変り花が現れました。この品種は花弁や距、萼片は基本的に4枚なのですがこの程5枚のものが見つかりました。10年近く栽培して来て、初めて現れた珍現象です。キンポウゲ科の草花では、基本6枚の花弁が7枚だったり、5枚だったりと変化することは頻繁に起こりますが、イカリソウでは初めて見る姿なので少々興奮しています。こちらがその5枚弁の個体ですが、変異はこの1輪だけの様です。
2017年04月28日
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イワチドリ(岩千鳥)が開花しました。この品は今年春リクルートしたばかりなので、前年比較はできませんが、異常なほどツボミの期間が長かったことを思うと、これもまた「右に倣え」で開花が遅れたと思って良さそうです。ツボミ状態で長時間を過ごしたことを、花の後の天弁、側弁のエッジの変色(茶色)が物語っています。この変色は、開花前から花弁の腐敗が始まっている状態で、花は鮮度を落しながら開花したことを示しています。 この品種は草丈は大きくても10cm止まりで、狭小な長屋住まいの身には最適なグループに属します。品揃えの間口を広げる前に”お試し”で入手したもので、花のグレードとしてはさほど高いものではありません。1点栽培してみて、我が家のベランダの夏の高温や乾燥に耐えられるかどうかを確認するのが目的で、問題がなければ改めてハイグレードなものにも・・・という、やや不純な動機に基づくものです。動機は褒められたものではありませんが、面倒見の点で万全を期するのは言うまでもありません。
2017年04月27日
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地エビネ(海老根)の2番芽が開花しました。開花したのはいいのですが、何か変です。1番芽と比べて花色が全く違うのです。1番芽(画像の右後方)の花は、サンプル画像に比べてやや色は薄めでしたが、天弁、側弁共に茶系でした。同じ地下茎から出ているにも関わらず、2番芽のそれは黄色ではありませんか。何だかキツネに摘ままれた様な変な気分です。 困った時の頼みの綱・・・ということで、早速Webを探ってみたのですが、昨日時点ではこの疑問を晴らしてくれるような記事には行き当りませんでした。とは言え、いつまでもこの疑問を引きずっている訳にもいかないので、気持ちを切り替えて、「1株で2色の花が楽しめる」ことに注目することにしました。・・・ということは、次の節目は来年もこの状態で2色咲きが再現するかどうかが注目点になってしまいます。そのためにも、この品種は夏場の酷暑や乾燥の時期にも、絶対に枯れさせる訳にはいきません。何だか新しい宿題を抱え込んでしまった様です。
2017年04月26日
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露地のミヤマオダマキ(深山苧環)が開花しました。昨年と比べて8日遅れの開花です。この子たちも開花日の遅れは気になっていたのか、ほぼ一線上に並ぶようにツボミを膨らませて来ました。今日以降一斉に・・・というか、短期間に続々と花を開かせそうな様子を見せています。この様子は故郷(標高2000~3000mの高山帯)で、頭上を押さえ付けていた雪が解けると同時に一斉に動き始め、一斉に開花するのと似たものを感じさせます。標高100mの低地に連れて来られても、種としての本能は忘れていないのは見上げたものです。 一方で低地に来て変化したところが全くない訳でもありません。その一例として草丈の変化があります。山地で見られるミヤマオダマキの草丈は、殆どが30cmから50cmほどに伸びていますが、我が家の個体は殆どが20cm止まりです。1株当りの花の数は我が家のものが多い様ですが、その訳は我が家では上には伸びずに、横に広がっていることによる様です。山地では他の草より上に頭を出さなくては十分な日差しが得られないのに対して、我が家ではそうした障害が殆どないことが原因かもしれません。我が家の育て方には、少し”甘やかせ過ぎ”な点があるかもしれません。
2017年04月25日
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こちら、ドイツスズラン(鈴蘭)もやる気満々の様です。昨年は完全作落ち(開花見送り)したため、果たして今年は・・・と気を揉んでいたのですが、どうやら杞憂に終わりそうで一安心といったところです。個体数は大雑把にいうと昨年比5割増といった眺めで、一転して豪華な開花風景が実現しそうな雰囲気です。裏返すと、この品種もそろそろ総量規制で数の規制に取り掛からなくてはならない規模に近付きつつあります。 先ほど説明した通り、昨年は作落ちしたため前年比較はできません。で、一昨年のデータをめくってみると、この時期には1番花は既に開花していました。この品種もまた、右に倣え・・・で開花時期はベタ遅れです。画像の通り、ツボミの様子は小豆粒にも満たないサイズで、開花はGW後半になるかもしれません。
2017年04月24日
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ユキワリコザクラ(雪割小桜)が最後っ屁(失礼!)の様な花を咲かせました。この品種は4月早々にホームセンターの園芸コーナーに並んでいたものを買い求めて来たものです。その時点で花は粗方終了していましたが、次の年に備える目的でリクルートしたものです。今年の花は種苗会社かHCの皆さんが咲かせた様なものなので、特段この場で取り上げることはありませんでした。 花も散って花軸もそろそろ枯れようかという時期になって、遅刻してきまり悪そうな格好で小さな花軸が立ち上がり、昨日何とか開花に漕ぎ着けました。この遅刻花も育苗や流通サイドの方々が咲かせた事実に変わりはありませんが、半月余りも遅れながらも開花に漕ぎ着けた執念に免じて、この場で取り上げることにしました。次のシーズンには私のアシストで開花に漕ぎ着けた・・・といえる様、是非とも頑張って生き延びて貰いたいものです。
2017年04月23日
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白花シラン(紫蘭)が大量のツボミを膨らませています。昨年の今頃は既に開花が始まっていたのですが、今年は右に倣えでこの品種も生育はベタ遅れです。1番花の開花は恐らくGWの入り口前後かと思いますが、その頃は出掛ける予定を組んでおり、見届けられるかどうかは微妙です。1番花の取りこぼしはあったとしても、花の期間は1ヶ月近く続くので、楽しみが削がれる心配はありません。 冒頭で「大量に」と説明しましたが、この品種も強靭な生命力を発揮して個体数を増やし続けています。加えて図体が大きいことから、他の小柄な好日性草花の生存を脅かす存在になりつつあります。他との共存を前提にすれば、個体数は1/3程度に圧縮しなくてないけないのですが、焼却炉に直行・・・というのも味気ない話なので、身の振り方を考えてやらなくてはいけません。
2017年04月22日
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ほんの1週間前までマムシグサ(蝮草)とばかり思っていたものが、実はウラシマソウ(浦島草)だったという間の抜けたお話です。上画像がそのウラシマソウですが、1週間前に仏炎苞が姿を見せ始めて間もなく、先端から紐状の何かが伸び始めました。その時点で、オヤッと思うようになっていましたが、それが日増しに成長速度を上げ始めて、やっとこれがウラシマソウであることに気付いたという次第です。 確かに4-5年前までウラシマソウも栽培していました。その頃から夏場の猛暑に負けて、地上部は梅雨明け直後には枯れてしまうというサイクルを繰り返していましたが、いつの間にかそのポットがどこでどうなったか分からなくなって、全滅したものと思い込んでいました。昨年春、放置していたポットからコンニャクに似た小さな葉っぱが芽吹きましたが、その時には仏炎苞は出ませんでした。葉っぱの様子から、「多分マムシグサだろう」→「マムシグサのはず」と変化し、遂には”マムシグサ”のラベルを差すに至ってしまいました。2年がかりでコトの真相に辿り着いた訳ですが、何はともあれ全滅したと思っていたウラシマソウが生きていたことはメデタシ!メデタシ!です。 先般、ムサシアブミが見頃を迎えた際、”不気味三兄弟”と説明しましたが、これで”四兄弟”、いや”四天王”が復活、揃い踏みということになりました。
2017年04月21日
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日本サクラソウ(桜草)の「鹿島」がほぼ満開となりました。1番花の開花から5日目、概ねソメイヨシノと同じ足並みと思って良さそうです。花のボリュームは前年比較で3割ほど増えて、見応えは格別です。芽出しが始まった頃には、株数の激増ぶりを見て花の出来高も倍増か・・・などと強欲な見通しを書き込んだりもしましたが、現実はそれほど甘くなかった様です。見込み違いの要因は、この冬の間に株別れした若株には、花芽を生成するだけの地力が備わっていなかった・・・といったところかと思います。 もう一つの懸案事項である過密の問題については、当初は花後にも・・・と思っていたのですが、どうもそれはよろしくない様で、見送ることにしました。あっちこっちの栽培指南サイトを見ると、適期は1-2月か9-10月とされています。時季外れに強行して悲惨な結果を招くのは願い下げたいところなので、この夏は少々窮屈かと思いますがこのまま我慢して貰うことにします。
2017年04月20日
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イカリソウ(錨草)・「楊貴妃」の1番花が開花しました。昨年と比べるとちょうど半月遅れの開花です。流石にこの時期まで季節が進むと、1番花によくありがちな、形の崩れや部分的な褪色といった障害は見られず、ほぼ完全な容姿を実現しています。その副作用という訳ではありませんが、花の寿命はグンと短くなり、この個体も明日には散ってしまう運命にあります。1月、2月に早咲きした雪割草が10日前後も長持ちしたのと比べると、少し哀れになってしまいます。 この品種も増えに増えて、現在5鉢に分けて植え付けています。可憐で美麗な品種だけに、これまでは増えるに任せていたのですが、流石にこれ以上は長屋住まいの身では持て余します。一部は露地に植え付けるなどして負荷の軽減を図るつもりですが、いずれは嫁ぎ先を探すなどの措置が必要かもしれません。
2017年04月19日
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露地の日本シュンラン(春蘭)に、早くも新子が顔を見せました。例年だと新子が目に入る様になるのは、早い年でも5/10前後、遅い年は6月にずれ込むことも珍しくないのですが、今年は記録的な早出しです。他の草花が大幅に開花時期を遅らせている状況下でこの早出しなので、落差は際立ちます。 在来種、選抜種を含めて、我が家の日本シュンランは増加傾向が顕著です。山野に自生する個体が激減する中で、我が家で手に余る個体は自然に還すことを企んでいるのですが、この個体がその企みの第1号候補です。理由は手狭になったプチ花壇に空き地を確保する必要性が生じたことなのですが、後継者込みで移植できれば、定着の可能性はより確かになる訳で、まずはメデタシ!といえそうです。因みにこの個体は緑色の花弁の在来種なのですが、続いてオレンジ花弁の選抜種も移植するつもりです。
2017年04月18日
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不気味3兄弟の一角、ムサシアブミ(武蔵鐙)が開花・・・と言いたくなるところを我慢して、見頃を迎えました。野に還したものと比べると、1週間余り遅れということになりますが、この判定はごく主観的なものなのでデータとして利用価値はありません。画像の株は地下の芋が4分裂し、4株が1ヶ所で芽出ししてしまいました。各々から仏炎苞が出ていますが、展開前の段階で葉っぱや茎と押し合いへし合いしたらしく、仏炎苞は凸凹になってしまい、顔立ちは例年より少々崩れぎみです。 4株に分裂した各々の株の、最も大きい仏炎苞は野に還したものと比べて2倍を超える大きさです。濃厚に施した有機肥料の効果絶大を実感する瞬間です。この4球は時期をみて切り離し、それぞれ新しい落ち着き先を見つけてやらなくてはいけませんが、ここに残すのは一番小さいものにしようと考えています。当家の不気味3兄弟: ムサシアブミ、マムシグサ(蝮草)、ユキモチソウ(雪餅草)
2017年04月17日
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地エビネ(海老根)が咲き始めました。1週間ほど前、花芽に気付いた時点で取り上げた時には、開花は5月に入る・・・などと予想を交えて紹介しましたが、その予想は「大外れ」ということになってしまいました。いやはやお恥ずかしい限りで.....。”開花”とはいっても、取り敢えず花弁を開いてみた・・・という段階で、花柄は軸に巻き付いていた名残を留めたままです。この花柄が真っすぐに伸びれば、花弁を正面から眺めることができるのでしょうが、今はどの花も顔を45~60度傾けた様な状態です。 この花軸には合計10輪の花とツボミが付いています。最初に開花したものが健在なうちに花軸先端のツボミまで咲き進むものらしいので、小規模ながら楽しめるボリュームが実現するかもしれません。花軸はもう1本準備中ですが、こちらは少し遅れていて、まだツボミは確認できません。向う1週間は暖かい日が続きそうなので、こちらも開花に向けてピッチを上げそうです。
2017年04月16日
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日本サクラソウの「鹿島」が開花しました。花芽を確認した時から日々の見守りの中で、「成長ペースが遅い!」と思っていたのですが、実際には昨年と全く同じタイミングでの開花でした。他の品種で1週間から2週間遅れのものが続いたことから、早合点していた様です。 花の作柄(見た目のボリューム感)は花軸の本数や花軸1本当りのツボミの数から推測して、今年は過去最高の記録を叩き出しそうな雰囲気です。裏返せばそれだけ個体数が増えている訳で、7号陶鉢は押し合いへし合いの状態にあります。この夏の間にも、順調なら個体数は倍増するかもしれません。そうなるとこのポットは草花も圧死しかねない過密に陥ることになってしまいます。適期の秋を待たずに、株分けを兼ねた植え替えを行う必要に迫られそうです。新居となるポットの手配に取り掛からなくては・・・・
2017年04月15日
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昨年7月に実家から連れ帰ったシノブ(忍)です。適当なポットがなかったため、取り敢えずの措置として素焼きの3号鉢に植え付けていました。幸いなことに何とか無事に定着した様で、昨秋に続き、今年に入ってからも新しい葉を出していました。 3月中旬になってそこそこ暖かくなったのを機に、それまで屋内で過保護気味に管理していたのを屋外に出していたのですが、これが良くなかったらしく、虎の子の葉っぱは黄変してしまいました。それはそれとして、他にも大きな問題が発生していました。ポットが素焼きであるため、水遣りしても鉢本体が水分を吸い上げて蒸散してしまい、想定以上に用土の乾燥が早いことと、その湿気を帯びた鉢本体にカビが発生し、2週間ほどで真っ黒になってしまうことです。こうした欠点をカバーする目的でこの子たちには引っ越して貰うことにしました。 こちらが引越しを終えた様子です。新居は従来と同じ3号陶鉢ですが、こちらには軽く釉薬が施されています。因みに、茎の大部分は地中に埋めていますが、この隠れた部分で枝分かれが進行しており、梅雨の頃には地上に顔を出すのではないかと思います。
2017年04月14日
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2月中旬にリクルートしてきた福寿草2品です。一見定植した様に見えるかもしれませんが、実はこれは仮植付けで、用土の中に塩ビポットごと埋めているだけです。理由は開花時期を間近に控えて、根や株にストレスを与えたくなかったためでした。という風に書き進めると、随分大事に扱ってきた風に聞こえるかもしれませんが、本当のところは用具の端をポットに引っ掛けて転倒させ、茎がぽっきり折れたり・・・という風に手荒な扱いもしてしまいました。そうしたシーズンも通過したことだし、この際予定通り露地に植え付けることにしました。 定植先は今の様にポットへ・・・という方法も考えましたが、休眠中の培地の温度上昇や乾燥で知らぬ間に姿を消すというアクシデントを繰り返してきたという反省に立って、今回は露地に植えてみることにしました。改めて株を掘り出してみると、左の「紅撫子」は根がかなり劣化しているのが確認できました。もう一方の「秩父真紅」は白い健康そうな根が張り始めていて、こちらは問題はなさそうです。これを予め目星を付けていたプチ花壇の一角に植え付けた様子がこちら。左の「紅撫子」には、10ヶ月後に再会できるかどうか微妙ですが、何とか頑張って貰いたいものです。
2017年04月13日
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1月上旬に1番花が開花し、厳寒の時期に咲き続けたセリバオウレン(芹葉黄連)でしたが、今は葉っぱも新しいものに置き換わって、新緑に包まれています。そうした新緑を押し分ける様に、宴(花)の遺物が矢車の様に林立しています。画像はそうした10数本の矢車の一つです。何分にも花粉を媒介する昆虫など全くいない時期の開花だったので、受粉が行われることは全く期待もしていなかったのですが、軽く摘まんでみるとしっかりした手応えがあります。圧倒的な多数派だった雌雄両性花が、僅かな風などで自家受粉したのかもしれません。 我が家で保有するセリバオウレンは今は壮年期と考えられ、後継を考慮する必要性は殆どありません。種子は間もなく完熟すると思いますが、その時には一旦採取し長期冷蔵保存するか、近傍の草地に蒔くか、この子たちの頑張りに応える方策を考えてやろうと思います。
2017年04月12日
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画像は我が家のプチ花壇の一角です。定住を認められた住人より一足早く、雑草や定員を超過した(かっては定住権を認められていた)お邪魔虫たちが我が物顔でのさばっています。こうしたお邪魔虫たちは、この辺で駆除しておかなくては、梅雨を迎える頃にはここはジャングルに戻ってしまい兼ねません。因みに画像中央付近で幅を利かしているのは、間もなく開花(展開)するムサシアブミ(武蔵鐙)です。あと2日ほどでしょうか。 お邪魔虫の代表格はオウゴンオニユリ(黄金鬼百合)の発芽株です。この品種は一昨年までは定住権も認められ、保護していました。それが旺盛な繁殖力をバックに急速に数を増やしてしまい、ついには数量規制の対象になってしまいました。画像で地表付近に広く分布している、丈の低い緑がそれです。他にカタバミ(片喰)やホトケノザ(春の七草とは異なる)も大量に繁茂していました。こうした駆除対象を、草抜きで根の周りの土を解しつつ、ヒゲ根や球根ごとごっそり抜き上げていきます。1時間ほどかかって、1平米ほどを処理した様子がこちら。Affter画像の中央手前は今月後半には咲き始める白花オダマキ、右は定住認定のオウゴンオニユリです。こんなお邪魔虫駆除が、あと2平米ほど残っています。
2017年04月11日
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ジエビネ(地海老根)が花の時期を控えてピッチを上げてきました。3月後半の寒の戻りは少々応えたように見えましたが、ここに来てツボミも姿を見せ、やる気スイッチが入った様です。現在のツボミの大きさは小豆粒より少し小さいぐらい、といったところです。栽培指南サイトによると、花の時期は4月後半から5月にかけて・・・といったところの様ですが、他の草花が軒並み遅れていることを見ると、この個体の咲き始めは5月にずれ込むかもしれません。 エビネの仲間の栽培はこれで3回目になりますが、ツボミの発生まで漕ぎ着けたのは今回が初めてです。これまで人から貰ったり、ホームセンターの園芸コーナーに並んでいるものを購入したりして2回トライしましたが、芽出しすらしないこともありました。今回はポット栽培はギブアップして、いきなり露地に植え付けた結果、何とかここまで漕ぎ着けましたが、現在位置は日当たりが良過ぎるかも・・・と少々心配しています。今年一杯は日除け措置でなんとか凌ぎ、時期をみて日陰に転居させることを考えなくてはいけません。
2017年04月10日
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白花イワカガミ(岩鏡)が開花しました。この品は今年に入って入手したものなので、前年比較はありません。一般的なピンク花のイワカガミと比べると、花も葉っぱも一回り小さめです。3月初めにこの苗を購入した時点で、すでに5輪のツボミが成長し始めていました。という訳で、今年の花は事実上育苗会社か山野草店が咲かせた様なものです。ということで、開花に伴う”ドヤ顔”は来年の今頃まで取って置くことにします。 月初めに取り上げたイワウチワ(岩団扇)もそうですが、このイワカガミは我が家ではごく少数派の樹木です。枯れてしまった個体の断面を観察すると、年輪も確認できます。樹木系が少ない理由は、年を重ねる毎に図体が大型化してしまい、長屋暮らしの身では手に余ることが多くなることが敬遠する最大の理由です。ただ、このイワカガミやイワウチワは大型化する恐れもなく、何とか同居できる範囲に留まります。
2017年04月09日
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4年ほど前に野に還したムサシアブミ(武蔵鐙)の様子を見に行ってきました。葉っぱはまだ完全に展開し切っていませんが、仏炎苞は既定の形を整えていました。定点観測を行っている訳でもないので、この時期にこの状態が早いのか遅いのか・・・といった論評はできませんが、仏炎苞が幾分小さくなったという印象は拭えません。この個体をこの場所に移植した時点では、球根(芋!)の大きさは大人の拳骨ほどあったのですが、現在の画像では4株確認できます。つまり1球が4球に分化したことになる訳ですが、それを支えるだけの栄養分がこの場所には存在しない・・・ということかもしれません。 一方で我が家の花壇の個体は?・・・というと、芽出しこそ済ませていますが、仏炎苞はまだ姿を見せていません。昨年仏炎苞が展開したのは4/10頃だったので、この品種に関しては平年並みの成長ペースを維持している様に見えます。
2017年04月08日
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日本シュンラン(春蘭)が開花しました。昨年と比べて2週間遅れの開花になりました。3日前のオキナグサといい、昨日のタッタソウといい、前年比の開花日は軒並み1週間から2週間遅れています。この春のジンワリとした冷え込みは、桜の満開時期を遅らせているだけでなく、春の山野草にもボディブローの様に効いている模様です。そうした季節感のちょっとした狂いを横に置けば、花の出来栄えは例年通りです。弁の色合いはいつも通りのメタリックな光沢を保っているし、遠目には花と見えないほど周囲の緑に溶け込んでいます。 この品種もポットで栽培して行くには支障となるまで個体数が増えてしまいました。その一方で近くの里山を1時間や2時間歩いても、この品種を見かけることは不可能なところまで自然界の個体は減っています。我が家で手に余る個体は、近傍の雑木林に移植してやろうか・・・などと良からぬ計画を温めています。
2017年04月07日
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タッタソウ(立田草)が開花しました。昨年と比べて2週間遅れの開花です。この日数は”異変”として扱ってもいい変動幅で、ここにも足踏みする春のしわ寄せが見られます。 もう一つ顕著な異変が・・・。昨年までは花軸が葉柄より長く、葉っぱより上で花が咲いていたのですが、今年は葉っぱの根元付近で咲いてしまいました。表土から1cmぐらいの位置で、花弁が林立する葉柄に押されて変形するなど、何となく見すぼらしい風景です。これは気温が低めに推移する中でも、葉っぱはマイペースで伸びたのに対して、ツボミや花軸にはブレーキがかかってしまった為と思われます。やや遅れて後を追っている2番手(開花品の左上)では、この傾向は幾分改善されているものの、既に7~8cmと大きく伸びてしまった葉っぱには太刀打ちしようもありません。 こうした難点を除けば、葉っぱの枚数などから推測してこの個体の地力はかなり回復している様です。花の数が3輪を数えれば「リカバリー達成」と定義していましたが、惜しいことに3輪目のツボミは成長を止めてしまい、立ち枯れしそうな哀れな様相です。「リカバリー宣言」は来年に先送りです。
2017年04月06日
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足踏みする春の草花を見回っていて、半ば諦めて放棄同然になっていた種蒔きポットに青みが差しているのに気付きました。最初は雑草が芽吹いて来たかと疑いましたが、よくよく見ると葉っぱはトランプのクラブの形に似ています。 お~~、これは雪割草の新芽ではありませんか。とっくに発芽は諦めて、品名ラベルも捨ててしまったため、どんな品種なのかは不明です。発芽時の2枚葉は茶色く枯れているところを見ると、発芽は昨年だった様で、今は生育のよい個体は本葉が2枚芽吹いています。これなら上手くフォローすれば、来春には花を付けるかもしれません。但しそのためにはポット一面に根を降ろした雑草どもを根こそぎ駆除しなくてはいけません。 そうした雑草を一つ一つ抜き上げて行きます。土中に張り巡らされたヒゲ根もフォークで掬い上げて除去します。そうした作業で嵩が減った用土を補って、一通り生育環境を整えた様子がこちら。駆除した”つもり”になっている雑草どもは、いつ目覚めて暴れ出すか判りません。当面は重点管理品として念入りに監視していく必要がありそうです。
2017年04月05日
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露地の日本オキナグサ(翁草)が開花しました。この2年ほどは全滅状態だったため比較できる情報はありません。で、鮮度に疑義は残りますが、3年前のデータと比べると1週間ほど遅れの開花ということになります。3月末の寒の戻りは、少なからず草花全般の成長のブレーキになった様です。 以前この品種をポットやプランタで栽培していた頃と比べると、全体の印象はかなり変わってしまいました。具体的にいうと、花の大きさは殆ど変わっていませんが、背後に放射状に広がる茎葉が2倍近くに大きくなり、茎そのものも凡そ4mmと野太くなってしまいいました。培地の花壇に大量の腐葉土や醗酵牛糞を梳き込んだ効果(副作用?)と言えそうです。 もう一つの問題、冒頭でも述べた様に2年間ほど全滅期間がありました。これは繫茂期が続いた後、突然枯れてしまう・・・という予想外の振舞いがあったためで、こうしたリスクに備える意味でも、この花では是非とも種子を採取しておかなくてはいけません。そのために人工授粉を含めて、可能な手立てを尽くさなくてはいけないと思っています。
2017年04月04日
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ドイツスズラン(鈴蘭)も始動していました。この品種、一昨年は大豊作だったのですが、一転して昨年は作落ちしてしまいました。隔年で豊作と不作を繰り返す果樹などと同列に扱う訳にはいきませんが、今年は是非とも豊作であって欲しいと願うばかりです。 そうした願望の傍証になるかどうかは分かりませんが、今年の芽出しの様子はかなり体色もいいし、一見頑丈そうに見えます。これなら体内に花芽を抱いていても違和感はありません。もう1つ、新芽の数は前年に比べてかなり増えています。まだ全ての芽出しが終わった訳ではないと思われるので、こうした点も豊作願望を後押しする要素です。・・・などと都合のいい状況をあげつらってしまいましたが、これ以上は贔屓の引き倒しになりそうですね。
2017年04月03日
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こちらは帰宅したら開花していたコシノカンアオイ(越ノ寒葵)です。一般的な花の”しなやかさ”は持ち合わせておらず、落花生の殻を想像して戴ければいいかと思います。今年のこの品種の作柄は「甚だしい不作」で、開花したのはこの1輪だけです。昨年開花時期に強烈な寒波に見舞われ、開花中、開花準備中の花やツボミが凍傷で全滅した事件が尾を引いているものと思っています。暖冬の後の、不意の寒波に足をすくわれた形で、この点だけに注目すると一見軟弱そうな印象ですが、実はかなり強烈な繁殖力を発揮しています。そのツボミの全滅事件でも、株そのものが枯死に至ったものはなく、現在もリハビリ中といったところで、次のシーズンには”完全回復”以上の作柄になるのでは・・・などと思っています。
2017年04月02日
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2週間もの長期に亘り投稿が停止してしまいました。実はこの間、体を壊して病院に収容されていました。生まれてこの方(68年間)、初めて体に刃物が入るという恐怖(といっても全身麻酔で全く記憶はありませんが・・・)も味わってしまいました。あっちこっちを切ったり貼ったりして戴いた結果、どうにか生還できました。体調は完璧とは言い難い状況ですが、何とか原状回復を第一目標に置いて日々を過ごして行きたいと思っています。 入院で不在の期間に春の草花は最盛期を迎える筈だったのですが、桜が幾分遅れている様に、山野草も足踏み状態が続いた様です。それでも入院前に最盛期だった雪割草は完全に幕を降ろしてしまい、開花直後だった白花ショウジョウバカマ(猩々袴)は花も終幕期に差し掛かっていました。画像はちょうど今、最盛期を迎えようとする段階のイワウチワ(岩団扇)で、用意したツボミの凡そ半分まで咲き進んでいます。その他の品種はこれからが本番・・・といったところで、この先、逐次取り上げて参ります。今後もどうかよろしくお願い致します。まずは復帰のご挨拶まで。
2017年04月01日
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