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いつもの様に草花の巡視と水遣りをしていて、2日前には何事もなかった赤花テシオコザクラ(天塩小桜)が、殆ど”丸坊主”状態になっているのに行き当りました。実行犯は寸取虫(別名、尺取虫とも=円内)で、まだ現場に居残って爆食(?)に耽っており、現行犯として疑いを差し挟む余地はありません。それも葉っぱの先から葉柄まで食い尽くすというでもなく、あっちの葉柄、こっちの葉柄と食った結果、葉っぱは地に落ちて干し草状態になっています。つまり食い散らかしている訳で、2日前に6本あった葉っぱが、この時点では1本だけになっていました。怒りに任せて常備薬を一吹きすると、あっけなく動きを止めてしまいました。 それにしても”寸取虫”というのは一体何者で、どこからやって来るのか気になって調べてみました。成虫は”シャクガ”だそうで、種類は実に多い・・・とされていました。敵の正体が飛行体では、駆除の手立ては見つかりそうにもありません。日々こまめに巡回して、1匹1匹見つけて薬剤を吹きかけるといった原始的な方法しかなさそうで、この先も頭痛のタネになりそうです。
2017年08月31日
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昨日取り上げた白花品に続き、1日遅れで黄花品も動き始めました。リコリス「山の根ゴールド」です。梅雨入りの頃まで茂らせていた葉っぱの残骸を纏っての顔見せなので、昨日の白花品とはかなり印象が異なりますが、間違いなくヒガンバナの仲間です。始動のタイミングは、たまたまですが昨年と全く同じです。昨年この品は9/3に開花しました。ということで、今年もほぼ同じ程度の開花日になりそうです。 白花や赤花(在来種)と比べて、黄花品は増殖の勢いはかなり低めです。昨年、この黄花品は5本の花芽が立ち上がりました。今年は一気に倍増!!・・・と行きたいところですが、そんなに植物界のオキテは甘くはなかろう、ということで、中を取って7.5本・・・という訳にはいかないので、8本程度に増えてくれればありがたいのですが、さーて、どんな結果になることやら ....
2017年08月30日
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白花リコリス(彼岸花)の「真夏のクリスマス」が始動しました。昨年と比べて5日遅れの顔見世です。昨日の朝時点で2芽が顔を出していましたが、この品種は比較的開花日のバラツキは少ない方なので、残る30本前後(注:1年間の増殖を考慮した期待値ですけど・・・)も今日から明日には勢揃いするのではないかと思っています。 先ほど前年比5日遅れと書き込みましたが、この品種に関する限り遅れは大歓迎です。ついでなら後4週間も遅れてくれれば、在来種の赤花と肩を並べて見物できるのですが、流石にそこまでは自然界のオキテというか、この種固有の遺伝子の記憶が許してはくれそうにありません。何はともあれこの一群は、月が変わる頃には開花するだろうと予想しています。
2017年08月29日
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増え過ぎと個体の肥大化でプチ花壇に収容し切れなくなったムサシアブミ(武蔵鐙)を、予定通り引っ越しさせるべ・・・ということで、その準備にかかることにしました。時期としていつ頃がいいか、という点については異論もあろうかと思いますが、この週末頃は秋雨前線の影響で雨模様の天気になりそう、という予報を受けて、今週前半に実施することにしました。で、早速その準備作業として、芋の掘り上げにかかりました。対象は画像中央の大型の個体です。春先には大小合わせて4~5株が顔を見せていましたが、暑さに負けて小さい株は既に姿を消しています。 この花壇の土壌は粘土質で、乾燥するとカチカチに固まる傾向があります。これでは土を掘るのも大汗ものなので、前日からたっぷり水を撒いていました。念には念を・・・ということで、作業前にもう一度散水して作業にかかります。株の周り半径20cmほどの位置を、深さ20cmまでハンドショベルで根回ししましたが、芋は上半分しか現れません。これ以上を手掘りするのは手間がかかり過ぎるので、大き目のスコップを足で踏み込んで一気に掘り起こします。掘り上げたものを軽く水洗いして土を落した様子がこちら。左端の1番大きなもので大人のゲンコツぐらいで、これが植え付けた時の本尊だと思うのですが、3~4年で1.5倍ほどに肥大化していました。他に分球で増えた小芋5個も出て来ました。これらを近日中に手頃な森に移植することにします。
2017年08月28日
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3週間ほど前に、それを期待してバッサリ刈り払ったはずのアポイギキョウ(アポイ桔梗)でしたが、ボンヤリしていて”ひこばえ”の芽出しの時期を見逃していました。今は既に15cmを超えてしまったものもある一方で、根元には始動したばかりの新芽もあって、ちょっとした賑わいを呈しています。昨日時点ではまだツボミの兆しは視認できませんでしたが、9月に入る頃にはそれも形を現すに違いありません。 刈り払いは2株に対して行いました。上の画像はその内の小規模株です。本命だった大株(花茎10芽超え)の方は、昨年は大賑わいでしたが、どうしたことか今年はあっさりと眠りに入ってしまいました。眠りに入るか、”ひこばえ”でもう1花咲かせるかを決定づける要因がどの辺にあるのか、イマイチよく分かっていません。多分来年も「当たり外れは運任せ」のまんまだろうと思います。
2017年08月27日
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今回は日本シュンラン「天紅香(9)」の手入れです。ポット番号9番ということは、昨年手入れした時点で健康レベルは劣等生に近かった様ですが、この1年でかなり盛り返した様子ですが、元々あった4芽のうち2芽は老化で枯死、または枯死寸前です。今回はこの老化バルブの切除と、必要に応じて株を分割することにします。 株を掘り上げてみると、根の密度は予想外に簡素で、簡単に抜き上げることができました。残存の根は想像以上に健康色を呈しており、病み上がり株にしては上々の健康状態でしたが、流石に来春の花芽までは手が回らなかった様で、それらしい兆しは確認できませんでした。株の分割は、いつもだとかなり強引な仕事になりがちですが、この個体は主力バルブが枯死しかかっていることもあって、あっけないほど簡単に分割できました。この内、左端の3芽をポットに植え戻し、右の2つは暫く露地で静養して貰うことにします。植え戻しを終えた様子がこちら。もう1年、リハビリに励んで貰って、2年後にいい花を見せて貰う・・・ということで、バックアップして行くことにします。
2017年08月26日
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1ヶ月ほど前、レンゲショウマ(蓮華升麻)が間もなく開花しそう・・・と紹介したまま、結果に関しては”なしのつぶて”になっていました。結論を申し上げると、当時のツボミは開花しないまま時間が経ち過ぎて、ミイラ化してしまいました。ということで、本年度のレンゲショウマは「作落ち」と認定せざるを得ません。 花のシーズンはとっくに終わった訳で、2鉢ある同品の内、まず1鉢(上画像)の株分け+植替えを行うことにしました。用土を取り除き、ヒゲ根周りで固まった用土を解して除去した上で、エイヤッと2分割した様子がこちら。長期間、どちらかというと”放置”していたこともあって、ヒゲ根に鮮度が感じられませんが、生存を脅かす要素はなさそうです。左の個体はポットに植え戻し、右側は暫定的に路地に植え付けることにしました。 用意したポットは6号プラ鉢です。いつもより少し中粒の配合を増やした用土で植え付けた様子がこちら。新芽が出揃う5、6月頃には過密感が漂うかと思いますが、1年後には少し大きめのポットに引っ越させることにします。
2017年08月25日
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特段のストレスがなければ、年間を通して葉を茂らせるはずの原種ネリネ・「Rosea」ですが、今年は木製プランタの腐食への対処で植え替えを行い、その選抜から漏れた微小球根は長い期間、仮植えの状態で過ごさせていました。この期間の待遇がお気に召さなかったのか、20個余りの球根はふてくされる様に、葉を脱ぎ捨てていました。 40日余り前、その”ふてくされ球根”も正規の住まいに住み替えを済ませていましたが、なかなか芽出しも始まらず、”ふてくされ”ぶりはかなり根が深い様に見えました。球根の特性から、少々の乾燥で枯死することはありませんが、”葉なし”は成長の停止以外の何物でもありません。ということで、少々気になり始めたところでしたが、ここに来てやっと最初の2株が画像のように出葉を始めました。ここに植え付けたものは、大半がラッキョウほどの微小球なので、4ヶ月後の花の時期とは無縁ですが、何はともあれ再起動の意思が確認できたという意味で一安心です。
2017年08月24日
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いつもの様に小庭に出て、草花の様子を見て回っていて、異様な光景に出くわしてしまいました。3日前に開花したリコリス2番手の、仮称”早咲きジャイアントピンク”がペタッと地面に寝転んでいるではありませんか。慌てて近付いてみると、花軸が根元からポッキリ折れていました(円内)。開花から3日目、やっと全てのツボミが咲き揃ったばかりというのに、この有様です。 原因は時々通過する集中豪雨クラスの雨雲に伴う強風に揉まれて、まだ固まり切っていない花軸が耐え切れずに折れてしまった様です。草丈は開花後も伸び続けて、1番手の90cmを超えていました。自立もおぼつかない様子だったので、添え木に代わるポールから伸ばした園芸用アルミ線(径3mm)の先を曲げて、花軸の中段に引っ掛けて支えていました。残念なことに長さが十分ではなく、”つ”の字ぐらいの引っ掛け代しか確保できなかったことで、風に対する保持力が働かなかった様です。こんな経緯で今年の花は、あっけなく終わってしまいましたが、来年は保持はぐるりと1巻きするぐらいの余裕を持たせることにします。
2017年08月23日
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この春、作落ちしたコシノコバイモ(越ノ小貝母)が、この暑さの中で無事に過ごしているか、或いは既にミイラ化してはいないか確認する目的で、球根を掘り上げてみました。 最後に植え替えてまだ2年も経っていませんが、表土にはコケが着生して黒く変色しています。竹串で少しずつ用土を解しながら2cmほど掘り進んだところで球根(鱗茎)に行き当りました(円内)。”ミイラ化”という最悪のシナリオは避けられた様ですが、”無事に”と言える状況でもありません。円内画像の通り、鱗茎の一部が盗賊どもに食われて、窓が開いています。奴らは地上の青物だけに留まらず、地中の球根まで食指を伸ばしているようです。 何はともあれ、何とか生存が確認できたことで、次に新たな用土で植え替えることにします。適量の肥料を混ぜて、丁寧に植え戻した状態がこちら。食害防止は宿敵の駆除から・・・ということで、この秋は特効薬も動員して駆除作業に専念することにします。
2017年08月22日
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リコリス2番手が開花しました。ちょうど1週間前に開花した1番手(左後方の個体)と同じ、ズングリした大型のピンク花でした。ということで、この度我が家でデビューした、仮名称「早咲きジャイアントピンク」はデュエットだった・・・ということになります。 花茎の丈は1番手が90cmに達するという点は既に紹介しましたが、2番手も85cmあり堂々たる体型です。「ヒマワリじゃあるまいし・・・」とぼやきたくなるのを必死でこらえているのですが、この花の仲間は太陽を目指して首・・・じゃなくて茎を曲げて追いかけるという悪癖を持っています。日差しを遮る障害物が少ない野山の自生種では大した問題にはならないかもしれませんが、建屋の位置関係で日差しが特定の方角に偏ることが避けられない集合住宅では、この傾向が増幅されて現れるようです。草丈が30~40cmの普通サイスならあまり目立たない欠点も、90cmにもなると見過ごせない欠陥に見えてしまいます。
2017年08月21日
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6月下旬から、細々と咲き続けてきたアムールナデシコが、とうとう幕を閉じる時期を迎えた様です。今は2~3日に1輪と、開花ペースをガクンと落としてしまい、花のサイズも1.5cmほどに小型化してしまいました。最盛期には2~2.5cmあったことを思うと、寂しさを感じずにはいられません。”閉店ガラガラ”とシャッターを閉めるような終り方ではなく、この先もポツリポツリと花は見られるかと思いますが、これまでの賑わいは影を潜めます。 この品種は残存個体数が1株だけ、という寂しさで、全滅のリスクに備える意味でいくらか増やしたいところです。で、今年初めて種子の採取にトライしてみましたが、鞘が黄色く完熟色を呈するものでは種子らしきものは全て家出した後であり、青みを帯びたものでもそれらしきものは採取できずに1ヶ月が過ぎました。つまりどんなタイミングで採取するのがいいのか分からないまま、無駄に時間が過ぎている訳です。こうなるとこの秋の休眠期を見計らって、強引に株分けにトライするか・・・という安易な方法に色気を見せているのですが、この方法では最悪の場合、元も子もなくす!というリスクがあって、Go-No判定で大いに迷っています。
2017年08月20日
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いよいよ第3の盗賊が出没し始めました。ショウリョウバッタ(精霊蝗虫)です。画像左の様に大型(体長8cm)の個体がいるということは、随分前から発生していた筈なのですが、これまで殆ど見かけることはありませんでした。現在の主力は右の体長1.5cm弱の幼虫で、まだ羽も伸び切っていません。そうした幼虫でも食欲は甚だしく旺盛で、油断すると草花が立ち直れなくなるほど食い荒らされることも珍しくありません。 強力な後足を武器に飛び跳ねるため捕縛は殆ど不可能ですが、薬剤には比較的脆弱で、駆除はもっぱらキン●ョールを使用しています。相手が危機感を感じる範囲の外から一吹きするだけで、動きを止めてしまいます。問題は体色が背景に溶け込むことで、相手がじっとして動かない場合は発見が困難なことです。この盗賊の一団との戦いは、秋が深まるまで続きます。
2017年08月19日
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ネジバナ(捩花)の世代交代が始まりました。背後で茶色く立ち枯れているのが前の世代、つまり昨年の今頃から今年の花の時期までを過ごしたもので、種子を成熟させた後、7月半ば頃に黄変して眠りに就きました。画像はプランタに植えたもので、芝生の一群は今のところ姿を確認できていません。 この個体は比較的年期が入った古参株で、芽出しの時点で堂々たる風貌です。実生1-2年の若手株の場合、芽出しから暫くは葉っぱ1枚で過ごしますが、5-6年も経った個体はすぐに2枚目、3枚目の葉を出す様になります。また、我が家で発生するネジバナの全体的な傾向として、開花能力を得て3~4年は白花を咲かせますが、その後赤花に変わってしまうという、奇妙な特徴を有しています。画像の個体も一昨年までは白花を咲かせていましたが、今年は完全に赤花に変わってしまいました。
2017年08月18日
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4日前に開花した新顔のリコリス(彼岸花)が、4日がかりで用意したツボミ6点が全て開花しました。画像の8時の位置の色の濃い個体が、昨日咲いた花です。野山に自生する在来種なら、翌日にはほぼ咲き揃うのですが、この品はかなりノンビリしています。強いて長所を上げるとすれば、この特徴は長い時間花を楽しめるとも言えますが、ワタクシの様に半球形に咲き揃う様を楽しみたい向きには「全員揃って行動しろよ」と言いたくなる短所とも言えます。 スケールから読み取れるかと思いますが、花の指し渡しは21cmとかなり大型です。在来種の赤花品に対して1.5倍ほどあります。花軸の丈も立派な体格で、地面から花の天辺まで90cmあります。痩せ地の土手に咲く在来種と比べれば、この丈も1.5~2倍ということになろうかと思います。という具合に、色々な点で”大型”の新顔であることが確認できました。品種名があるかどうかも分からない新顔ですが、こうした諸々のプロパティを勘案して、正式名が分かるまで暫定的に「早咲きジャイアントピンク」と呼ぶことにします。
2017年08月17日
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リコリス(彼岸花)の2番手が始動しました。エリアは昨日紹介した1番手の間際です。画像の左後方に写っている茎が1番手のピンク品です。近くだから同種・・・などとは言いませんが、苞葉を透かして見える様子から、もしかすると同じピンク花かもしれません。そうした予想が当たるか外れるかは別にして、この週末ぐらいには一部は開花しそうです。週が変わる頃には、早咲きの白花品も動き始める見込みで、朝早くプチ花壇を覗くのが楽しみな時期がやって来ました。 さて、昨日取り上げた1番手には全部で6個のツボミが付いていました。昨日時点で、その内の5輪が開花しています。今日にも全点開花に漕ぎ着けると思いますが、最初に咲いた個体の花弁は既に退色が始まっており、全員揃っての記念写真を・・・というのは期待できない品種の様です。
2017年08月16日
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まだ少し早いかと思いますが、先行して花鉢の秋の手入れを始めることにしました。取り敢えず頑強な部類に入る在来種のシュンラン(春蘭)から始めることにします(上画像)。このポットは昨年秋の手入れを見送ったため、この間に老化バルブが枯れてしまって、葉っぱがなくなってしまったり、この春花を咲かせた花軸が立ち枯れたままになっていたりで、かなり悲惨な状態を呈しています。この一群の内、中央部の3個のバルブを切除して廃棄、左側の3芽を残し、右端の1芽は露地に移植します。 株を掘り上げるに当たっては、根の成長(増加+膨張)に伴いポット側壁と根が固く噛み合うような状態でかなり手こずりました。ポット側壁を叩いたり、振ったりしながら何とか抜き上げた様子がこちら。これだけ根が増えている割に腐敗した根はなく、全体として健康色を維持しています。老化が進み既に葉を失ったものも、根はしっかりしています。これを園芸バサミ、カッター、竹串などを総動員して切り離します。その上で、増え過ぎた根を適正な本数にまで切除してしまいます。 残存の3芽の根元には、間もなく(涼しくなる頃)顔を出す花芽も2点準備されていました。そのデリケートな花芽を傷つけない様、慎重に用土を充填して一件落着です。このポットの家族(?)構成は成熟株2芽と今年の新子1芽に、来春用の花芽候補2芽です。まずまずの適正な密度になった筈です。残る1芽は暫定的にプチ花壇に植え付けましたが、時期をみて近くの林に植え替えることになります。
2017年08月15日
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この3日ほど「寝惚けリコリス」などと悪口雑言を投げかけてきたリコリス(彼岸花)が、とうとう開花しました。最後の紹介(一昨日)では、寝惚けた「さつま美人」と断定してしまいましたが、これは間違いでした。 まず結論をいうと、この個体は新品種でした。銘もなく、産地も不明の新顔です。見計品(品種不定のバケット品)として購入した中に、葉が出揃うのが異常に遅い(1月~2月)ものが混ざっていました。それらはいずれも葉っぱの幅が通常品の2倍ほど、長さは3~4倍ほどあり、一部は一足早く咲き始め、黄花であることが分かっていました。最後まで正体を明かさずに潜んでいたのがこれです。「さつま美人」との違いは、全体として花が大型であることや、花弁がズングリと幅広で、色違いのニッコウキスゲに見えなくもありません。初花が咲くまで6~7年というのは桁違いの長さで、成長の鈍さは当家所有品の中でも群を抜いています。 ということで、”寝惚け”というのはワタクシの勘違いで、この個体にしてみれば普通の時期に咲いてみせたのかもしれません。そう言えばあと10日もすると、白花の「真夏のクリスマス」が咲き始めます。品種構成は早咲き品が増えてしまい、季節感が一段とおかしくなりそうな気分です。
2017年08月14日
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夏場の成長期に、伸び放題にしていた草木の清算に取り掛かることにしました。その代表格の品種が、画像中央のハマナス(浜梨)です。北海道などの浜辺などに自生するものは、樹高は大人の腰ぐらいが一般的ですが、我が家のそれは軽く大人の背丈(165cm)を超えています。このまま放置すれば、10月頃にもう一度花が見られるというメリットがありますが、幹や枝のトゲが危険で、手入れのためにプチ花壇への立ち入りも疎遠になったり、間もなく(9月末)始まるリコリス(彼岸花)の鑑賞の邪魔になる・・・といった問題から、今年の秋の花は諦めて、大ナタを振るうことにしました。ついでに花を終えた原種ユリも、この際刈り払って小庭をスッキリさせることにします。 ハマナスは芽吹きから3~4年経った古株は、全て引退して貰うことにしました。根元の直径は1.5cmほどに太っていて、園芸バサミでは刃が立たず、久し振りにノコギリの出番となりました。概ね半分を伐採(!)して、若木だけにした状態がこちら。 続いて原種ユリも刈り払った結果、小庭の西半分はかなりスッキリしました。これでリコリスの時期を迎えても、目障りな存在はなくなりました。
2017年08月13日
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いきなり主題から反れますが、まずは寝惚けリコリスの最新情報です。今にも開花しそうなサイズまでツボミが膨らんできました。この分だと早ければこの週末の内に開花するかもしれません。 そのリコリスの左後方にボンヤリと蝉の脱殻が写っています。ここに転居以来、蝉の脱殻が見つかったことは一度もありませんでした。ということで、更に脱線しますが、どんな種類か調べてみることにしました。脱殻にフォーカスを合わせて撮り直したのがこちら。大きさは頭の先からお尻の先まで4cmありました。続いて脱殻の特徴から種類を特定することができるか、いつも通りWebに当たってみました。すると、脱殻のサイズが3cmほどならアブラゼミかミンミンゼミらしく、更に両者を区別するには触角のヒゲの密度を見るのだそうです。体調4cmならこの2種には非該当で、どうやらクマゼミらしいということで落着しました。 随分脱線しましたが、ここからが本題です。昨日の記事で現住プランタから住人を追い出して解体した旨紹介しました。その掘り上げられた住人、原種ネリネの「Rosea」20個余りを新居に移さなくてはいけません。いつもなら掘り上げた球根の画像も紹介するのですが、今回は撮りこぼしてしまい、Before画像はスルーします。で、諸々の作業もスルーして、転居を済ませたAfter画像がこちら。植え付けた球根のサイズは、大半がラッキョウに毛が生えた程度の小玉なので、花を咲かせられるようになるのは、早くても来年末になりそうです。
2017年08月12日
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今回は長年使ってきた結果、腐敗が進んでボロボロになったプランタの処分です。・・・とその前に、昨日紹介した寝惚けリコリスの顛末を報告しておきます。成長は急ピッチで、ツボミが苞葉を押し分けて直接視認できる状態になりました。ツボミの色は青みを帯びた赤、つまりピンクで、この寝惚けリコリスの正体は「さつま美人」と断定しました。 脱線してしまいましたが、話を戻します。処理するプランタは上の2点の他に、現役の1個の住人を掘り上げ、この際処分することにしました。”桶”である以上、タガを外しさえすれば、バラバラになる筈なのですが、現実は所々を木ネジで固定しています。その木ネジが、長年の水遣りで湿気に晒された結果、これまたボロボロに錆びて、ネジ頭の十字も消えかけています。解体には予想外に手間がかかりましたが、何とか”燃えるゴミ”として処理できる状態まで漕ぎ着けた状態がこちら。撮影時点では金属製のタガで束ねていますが、これは荷造紐に取り換えて処分し、”タガは燃えないゴミ”として別途処分します。
2017年08月11日
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立秋を過ぎたばかりというのに、どうしたことかリコリス(彼岸花)が動き始めてしまいました。この地方の野山に自生するものと比較して、1ヶ月半も早い始動ということになります。「これは一大事!」ということで、周辺をつぶさに見回してみたのですが、他にはそれらしいもの(花芽)は見つかりませんでした。この段階で結論めいたことを言うのは早いかもしれませんが、1点だけの寝惚けの結果と判定してもいいかと思います。 判定の当り外れは横に置いて、比較対象を我が家での栽培品だけに絞ると、早咲きの白花品もありますが、画像のものとは植付け場所が違っています。だったらこれはどんな品種か・・・が気になるところです。このエリアには開花時期が比較的在来種に近い赤花品(在来種か?)、白花品、ピンク花品を植えています。苞葉を透かして見えるツボミの色は赤みを帯びていることから、在来種かピンクの「さつま美人」では・・・と推測しているのですが、結果は明日か明後日には明らかになります。
2017年08月10日
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青花ホタルブクロ(蛍袋)の第2幕の開演です。・・・という風な説明から入ると、「何のこと?」という疑念だけが膨らむかと思います。で、説明し直すと・・・・ 5月下旬から、ある時期は大量に、またある時はポツリポツリと咲き続けていた青花ホタルブクロも、2ヶ月が経過して流石に弾(ツボミ)も尽きてしまって、第1幕は幕を降ろしました。で、花茎も刈り払ってスッキリさせたのですが、その後、株元から小さい花茎が立ち上がり始めました。開花まで漕ぎ着けられるかどうか疑問もありましたが、静かに見守っていました。 それから10日ほどが経過した頃、最も草丈が大きかった個体が開花に近い状態まで漕ぎ着けましたが、残念ながらフクロの先端は開かないまま腐敗してしまいました(不発)。上の画像は2番手ですが、こちらはキチンとフクロも開いており、”開花”と認定しても良さそうです。ただ、前夜通過した台風5号の余波で、相当風に揉まれたらしく、画像の裏側はかなりすり減っています。花の大きさは約5cmと平均値に近いサイズですが、草丈は7~8cmと寸足らずで、少々気の毒な容姿です。台風の被害を含めて、自然の営みの結果と諦めざるを得ません。この花が散ったら、速やかに花茎を刈り払い、スッキリ身軽にしてやろうと思います。
2017年08月09日
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久し振りに入手した新顔を紹介します。画像のハエトリグサ(ハエトリソウ)です。花の時期はすでに終わっていて、枯れた花軸が3本残されていました。とは言いながら、花は取り立てて美しいというほどのものではなく、ちょっとした脇役以上のものではない様です。 この草の最大の魅力は、虫を捉えて食するという動きにあり、今回リクルートした動機もそこにあります。虫を捉える際の葉の動きを動画に収めたり、消化する様子を駒落とし画像に収めるなど、できるかどうかは分かりませんが、遊びのプランは事欠きません。何はともあれ、販売用の塩ビポットでは見栄えが甚だよろしくない・・・ということで、ほぼ同サイズ(3.5号)の陶鉢に植え替えました。”植え替え”とは言いながら、塩ビポットを逆さにして、少し振ったら培地が崩れることもなくスポッと抜けたので、そのまま陶鉢に移動しただけで、強いて言えば外周部の数㎜の隙間を、針葉樹の樹皮主体の腐葉土で埋めただけです。根の周りは全く動かしていないので、植え替えに伴うストレスやダメージはなかった筈です。その様子がこちら。 台風もこの地域では大したこともなく通過したことだし、早速今日から遊んで貰います。
2017年08月08日
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一昨日に続いて、半分残したプチ花壇の草刈り(草抜き)です。これまで繁茂するオウゴンオニユリやハマナスに隠れて、伸び放題になっていたチガヤに加えて、正面のコーナー部に繁茂しているオヒシバを一気に駆除します。オヒシバは既に花は咲き始めていますが、まだ種子を結ぶまでには至っておらず(円内)、今の内に処理すれば、草取りの仕事が来年に尾を引くことはありません。 オヒシバは花壇で発芽・成長したものなので、1本1本を抜き取って処分します。この際、画像には写っていない草丈5~6cmのカタバミや他の雑草も残さず抜き取りました。続いてフェンス際から顔を出したチガヤは園芸バサミで切り取るしか手段はありません。という風な作業が一巡して、スッキリ風通しもよくなった様子がこちら。これで”真夏の草取り”は一巡したことになります。次の仕事は、上の画像の手前側に映り込んでいる巨大な葉っぱ、ムサシアブミ(武蔵鐙)の間引きです。個体数を1/3程度に圧縮する予定です。画像の様子から推測して、球根はかなり肥大化+増殖していると思われ、大汗を掻くことになりそうです。
2017年08月07日
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日々神経を逆撫でされ続けているダンゴムシ。ある時はイチゴが食べ頃になり、いざ収穫・・・とプチ菜園に出てみると、既に奴らに赤い部分は粗方食われてしまっていた、とか、またある時は赤く色付いたプチトマトに小指が入るくらいの穴を開け、数匹のダンゴムシがその穴に住み込みで食い荒らしていた、という風に、恨みのタネは尽きません。ところが、そうした盗賊どもに、効果的に効く駆除剤がなかなか見つからず、これまで賊どものやりたい放題を見過ごしてきました。 ここに来て再度Webに当たってみると、特効薬と呼べそうな薬剤に関するレビューが見つかりました。それが「>サンケイ デナポン5%ベイト」で、150g、200g、300gパッケージの他に2kgといった大容量のものも提供されています。まずはお試し・・・ということで、300gパッケージを購入し、早速敵が潜んでいた物陰に散布してみた結果が上の画像です。散布時点でこの場所に潜んでいた賊どもは、ほぼ100%の割合で団子状態に体を丸めて動きを止めていました。ビックリさせられる効き目です。この薬剤さえあれば、一方的にコケにされていた立場が一気に逆転し、圧倒的に優勢な立場に立てそうです。今回はお試しということで300gパッケージを調達しましたが、次は2kg品で一気に武装を強化していくつもりです。
2017年08月06日
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ここのところ芝刈には力が入っていますが、花の後始末や外からの雑草の侵食に対しては放ったらかしの傾向が否めない状況になっていました。この結果、プチ花壇は画像の通りの有様になってしまいました。ここは一回ビシッと締めておかねば・・・ということで、大掃除に掛かることにしました。 画像で長く伸びたのはチガヤで、画像に映っているものは、長屋の共有エリアからフェンスの隙間をすり抜けて葉を伸ばして来たものです。このイネ科の雑草は一旦根付くと根本から駆除するのは困難な難敵らしく、今回も地上部を刈り取るくらいしか処置の手立てはありません。空しい話ですが、この先、定期的に地上部を刈り払う作業が欠かせないことになります。 続いて先端が赤みを帯びた房状のものはシモツケソウ(下野草)の花芽の残骸で、これは刈り取るだけです。ことしのシモツケソウの作況は「やや不良」だったことから、数はすくないものの目障りな存在になってしまいました。ということで、これもサクサクと刈り取って、除草作業は一件落着です。見た目に随分スッキリしましたが、秋にはこのシモツケソウの葉も全て刈り払う必要があります。
2017年08月05日
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今年のアポイギキョウ(桔梗)も一巡して、そろそろ幕引きの時期を迎えます。じっと待っていれば、ポツリポツリと今月一杯は咲き続けますが、花の大きさは最盛期の半分ほどになり、どことなく寂しさが漂います。ならばサッサと幕を降ろしてしまおう・・・ということで、全ての茎を刈り払い、撤収することにしました。刈り払いの作業そのものは、1-2分もあれば終了する簡単な作業です。刈り払った古株も片付けて、更地(!?)に戻った様子がこちら。 このまま休眠に入り、来年の芽出しの時期まで大人しくしてくれればいいのですが、実はそうはならない様な気がします。昨年も8月中旬に今回と同じ様な刈り払いを行ったところ、1ヶ月ほどして大量の”ひこばえ”が出て来ました。休眠に入るには暖か過ぎて、ならばもう一花・・・と起き上がってきたものと思っています。その結果、10月に入った頃2度目の花の時期を迎えてしまいました。今年は昨年より半月早い撤収なので、”ひこばえ”発生は間違いなさそうです。
2017年08月04日
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ちょうど1ヶ月前、1芽だけ顔を見せていたテシオコザクラ(天塩小桜)の葉っぱが出揃ってしまいました。春先の開花前の体裁が整ってしまった、という眺めです。ここまでフルスペックで芽出しされると、これはこれで心配のタネでもあります。 栽培指南サイトによると、この品もやはりサクラソウの仲間で、冬季には休眠するものだそうです。深読みすれば、今の状況は来春の芽出しに向けて用意していた越冬芽を、時季外れの今使ってしまったのかもしれません。とすれば、本番である春先になって何かをしようにも元手がない訳で、”全滅”の2文字が浮かんできます。何としてもそうした行く末は避けたいところで、少しでも越冬芽を再生産できるようサポートしたいのは山々なのですが、施肥や炎暑の回避といった措置ぐらいしか浮かびません。
2017年08月03日
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一昨日、メロンの実が支持ネットの不具合で落果した”事件”を紹介しました。その際、対策案として提示した一回り大きなネットも調達し、ああだ、こうだといろいろな支え方を試してきました。従来の様にネットを横にして支える方法は、ネットそのものの収縮があって上手くいきませんでした。 最終的に最も安定度が良かったのが画像の方法でした。ネットに縦方向に2/3ほど切り込みを入れ、その中にメロンの実を収容してしまう方法です。ネットにはまだ十分な伸長余力があり、上限値を超えて肥大化しても、十分対応できます。この支持法なら、強風などで強い揺れに見舞われても、支持面から飛び出すことはなかろうということで採用したものです。何だかマンゴーの支持方法をパクったようなスタイルですが、その点は大目に見て戴ければ・・・・ 余談ですが、落果してしまった1番果は予告通り漬物にしてしまいました。減塩仕立てで漬け込んだのですが、キュウリと比べて甘みが強く、ほんのりメロンの味もして、中々の出来栄えです。問題はサイズが大きくて、1回では処理し切れず、複数回に分けなくてはいけないことです。
2017年08月02日
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前回芝生の刈り込みを実施してから、まだ10日ほどしか経過していないというのに、もうこんな有様です。刈り込んだ状態から3-4cm伸びて、ゴルフボールも隠れそうな勢いです。8月に入れば3回目の刈り込みが必要になることは覚悟していたのですが、見込みより1週間ほど早く実施する必要に迫られてしまいました。芝にしてみれば、成長する上では絶好の季節かもしれませんが、人間には何とも住み難い季節です。 夕方になっても気温がさほど下がらないこの時期の芝刈りは、かなり重労働です。30分ほど踏み留まって、何とか全体の半分ほどまで刈り進めました。前回も3回ほどに分割して刈り進めていたので、芝生全体が上の画像の様になっている訳ではありません。残りはまだ我慢できる状態だし、暑くてこれ以上は続行できないという人間的な事情で、今回は作業を打ち切りました。after画像はこちら。お盆を過ぎる頃には、再度出動の必要に迫られそうです。
2017年08月01日
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