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この2日は”干天の慈雨”に匹敵する暖かさに恵まれました。そのお陰で、もしかすると今年最後になるかもしれない草花の植替えを済ませることができました。画像はキクザキイチゲ(菊咲一華)のポットですが、ほんの数日・・のつもりで投げ出していたスイセンの球根が、ズルズルと1ヶ月が過ぎてしまい、空中からヒゲ根を伸ばすわ、葉は出すわ、で悲惨なことになってしまったものです。もはや球根だけを摘まみ上げることも叶わず、土壌ごと排出する以外に手の施し様がない有様です。 力任せで抜き上げては、地中で人質になっている住人の塊根が砕けてしまいます。そんな訳で、かなり手間をかけてしまいましたが、何はともあれ侵食されたスイセンの隙間で青息吐息だった住人達を救済した様子がこちら。一部救済できず、破損したものも出てしまいましたが、概ね9割を超える個体は救出できたと思います。これを新しい用土で、元のポットに植え戻した状態がこちら。この品は、この春作落ちしてしまいましたが、何とか次の機会には汚名を返上して貰いたいものです。
2017年11月30日
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昨日は久し振りにホッコリと暖かい1日でした。水仕事を伴う園芸作業も、苦にならない穏やかな1日を過ごすことができました。 そんな日中のひと時、今月に入って目にすることもなかったナナホシテントウムシが陽だまりに出て来て日向ぼっこに耽っていました。前から、横から、後ろから・・・とアングルを変えてカメラを向けていると、鬱陶しくなったのか日向ぼっこを打ち切って草陰に退避してしまいました。そりゃ~そうだわな~。人間に置き換えたら、2~30mの至近距離でゴジラが歩き回るようなものだからね~。邪魔してごめんネ。
2017年11月29日
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小庭を刈り払った効果で、これまで他の葉陰に隠れて目に触れることがなかった、小型の草花の実態にも目が届くようになりました。このイワカガミ(岩鏡)もその一つ。 8月末だったか9月始めだったか確かな記憶ではありませんが、周囲のカキランやスズランの葉陰で、賊どもに食い荒らされて丸坊主になっていました。その頃には2芽存在しましたが、うち1芽は枯れてしまっています(左の残骸)。残った1芽に新たな葉っぱが芽吹いたのはそれ以降の様で、葉の色合いもまだ浅いままです。この品種は冬場でも条件が良ければ葉を充実させる根性の持ち主なので、春までには何枚かに増えるかもしれません。ただ、この様子では花は望めそうにはありません。ということで、来年はリハビリ期間として体作りに専念して貰うことにします。 ところで、冒頭でこの品種を差して”草花”の範疇に加えて説明してしまいましたが、実は”樹木”です。切れば緻密な年輪も確認できます。惜しむらくは余り大きく育つことはない様で、3~4mmを超えるものに出逢ったことはありません。
2017年11月28日
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原種ネリネ(Nerine. undulata)の1番花が開花して9日が経過しました。親類に当たるヒガンバナ類なら、大半が花の寿命を終えている日数ですが、こちらはまだ”三分咲き”といったところに留まっています。何とものんびりした動きです。この勢いだと、満開状態になるのは来月後半になるのではないかと見当をつけています。 ところで1番花が開花した時点で紹介した際、前年比4倍の豊作、と紹介しましたが、一部「Rosea」を誤認してカウントしていました。この分を補正すると、増加率は3倍弱になってしまいます。増加率の他に、今年の花は背筋(花軸)をピンと伸ばしているところが大きく違っているところです。これは支柱を添えて花軸を矯正してきた効果ですが、間もなく花軸も固まって支柱なしでも直立できるようになります。この点では、今年の”躾”は大成功でした。
2017年11月27日
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原種ネリネ・「Rosea」が、「そろそろ行こか?」とでも言いそうな段階に差し掛かりました。もう1つピンク花のネリネが8日前に開花しましたが、これが記録としては珍しい”事件”でした。これらの品種を栽培し始めて9年(うち開花8回)になりますが、ピンク花が先行したのは今回で2回目です。「Rosea」にしてみれば、今年は勝率7割5分の内の負け年になる訳ですが、開花が目立って遅れている訳でもありません。 これまでの記録をめくってみると、「Rosea」の開花が最も遅かった年は12/14までずれ込んこともありました。上の画像の様子なら、早ければ今月末、遅れても12月早々には開花すると思います。とすれば、平均より幾分遅れる・・というくらいで、目くじらをたてる程のことでもない・・と考えても大きな間違いでもなさそうです。判定の当たり外れは別にして、間もなくネリネ2品の宴が始まります。
2017年11月26日
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花鉢の散髪に続き、小庭も丸刈りの散髪をすることにしました。画像はシモツケソウ(下野草)のエリアですが、主要な茎や葉っぱは枯れてしまいましたが、一部の若い葉っぱは青みを留めています。・・・というより、青葉を残したまま冬場を過ごすことも珍しくない、かなり腹の座った夏草とも言えます。そうした残った葉も小庭の見栄えを損なう要素でもあり、毎年今頃には丸刈りにしているものです。 風が治まって幾分楽になったとは言っても、この寒気の中での作業です。指先がかじかむのを我慢しながら仕事を終えた様子がこちら。一旦は丸刈りの更地状態にはしましたが、これで素直に眠りに就く相手ではありません。この中の大半が1ヶ月以内に新芽を出し、5cm程度まで葉を伸ばす筈です。そしてその内の半数程度は、春まで青葉のまま過ごすことになるに違いありません。
2017年11月25日
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10日余り前に植え替えた青花ホタルブクロでしたが、この10日ほどの間にやって来た冷え込みで、すっかり見てくれを変えてしまいました。目一杯成長を遂げた大型の葉っぱは、この度の冷え込みに音を上げてしまい、全員討ち死に状態です。古い葉がこの時期に枯れて行くのは、夏草の宿命の様なものなので、とやかく言うことはないのですが、そうした中でも成長途上の若い葉は、ケロッとして凌いでいます(円内)。 ホタルブクロの仲間は、条件が揃えば冬場も葉を茂らせたまま過ごす強者がでることがあります。葉だけでなく、12月、1月の厳寒期に花を咲かせることも2年に1回ぐらいの頻度で起こります。この青花品は、そうした”ご乱行”につながらない様、兆候が現れ次第、芽を摘むつもりです。暖かくなる3月まで、スタミナをフルチャージさせた上で、全力疾走で開花に向けて走って貰うのが狙いです。そのためにも冬場の住環境としては「中の上」程度の場所をあてがい、静かに過ごして貰うことになります。
2017年11月24日
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今年は久し振りの豊作だったアムールナデシコ(Dianthus. amurensis)の茎が、伸び放題に伸びたまま枯れてこんな有様です。花を咲かせた茎は、太さは0.5mmをいくらか超えるくらいですが、その長さは30~50cmもあり、自立はできず地面を這い回っています。まだ枯れていない茎もありますが、万一このまま春まで生き延びて、茎の先から新芽などを出された時には、ジャングルは一層複雑化してしまいます。ということで、基幹部分を残してバッサリ散髪してしまうことにしました。 今も葉を残した基幹部分から伸びたヒゲの様な茎を1本1本切り払い、サッパリした様子がこちら。残った株のサイズは直径8cmほどです。この後、この品種で実施したい作業が一つ残っています。それは株分けなのですが、昨日はうすら寒い1日で踏み切れませんでした。向う半月ほどの間に小春日和があれば、実行しようか・・・などと、のんびりとしたことを目論んでいます。
2017年11月23日
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露地のコシノカンアオイ(越ノ寒葵)が、いささか見苦しい状態になっていました。カメが頭を甲羅の中に引っ込めるように、ツボミが半ば土壌に埋もれているのです。この品種の場合、開花が近付いても茎や花柄が伸びることはないので、口が開いても半分地中に埋もれたまま・・ということになってしまいます。花が開くのは3ヶ月以上も先のことですが、今の内に対策を打つことにしました。 ”対策”というほど大袈裟なことではありませんが、株の下、地中20cmほどの深さまでスコップを差し込み、株全体を2cmほど持ち上げます。下にできた空洞に土を押し込み株全体を支えた後、表土を取り除きながら周囲と同じ高さに均します。作業を終えた様子がこちら。ツボミ全体が地上に出て、いくらか見栄えは向上しました。寒波の襲来時には、まともに寒気に晒されることになりますが、強い寒波の時には枯れ草を被せるなど、防寒処置は実施していきます。
2017年11月22日
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この春リクルートして、露地に植えてあった地エビネ(地海老根)が動き始めました。夏の間中、周辺の丈の高い草花に視線を遮られて、頻繁に確認することもありませんでしたが、花芽を確認できたことで、取り敢えず定着し続けるという意味でのハードルの1つはクリアしたと考えて良さそうです。 ところでリクルートした時点で、塩ビポットには2芽が顔を出していました(円内)。掘り上げてみると、別々の根から出た独立した個体でした。露地では20cmほどの位置に植え付けてあって、そちらも無事に夏を乗り切っていました。花芽は?・・っと、周囲を見回してみましたが、昨日時点ではその気配はありませんでした。花の時期までにはまだ5ヶ月ある訳で、これでお仕舞いという訳ではないので、気長に待つことにします。余談になりますが、露地で夏場の酷暑を乗り切れるのであれば、近縁種で品揃えを強化しようか・・などと、良からぬ計画を立て始めています。
2017年11月21日
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昨日は自宅で過ごしている範囲で、この秋一番の冷え込みだったような気がします。そんな天候を超越して、この秋絶対に片付けなくてはならない案件が一つ残っていました。それが画像の白花ショウジョウバカマ(猩々袴)の株分けです。最後の植え替えから2年が経過して、側芽が乱立し、現在6芽の新芽が顔を見せています。4号ポットでは窮屈極まりない状況を改善する意味でも、今の内に分割してより広いポットに植え替えようというものです。 いざ、株を掘り上げようとすると、根が回り切っていて抜き上げられない状態になっていました。これを無理やり抜き上げて、網の目の様に絡んだヒゲ根を解した上で、株を3個に切り分けました。ヒゲ根の量にばらつきはありますが、最少のものでも生存を脅かすほどのことはなかろうと思います。各々に2個の新芽が付いています。 新居として手当てしたのは7号陶鉢です。3個の株は1年後には各々を2分割する必要があり、再度植え替えることになるので、それまではこの1鉢に同居して貰うことにしました。after画像はこちら。暫くは気温の下がりにくい場所をあてがうなどして、定着を後押ししていくことにします。
2017年11月20日
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忘れていた・・・はずはありませんが、GW頃からスタートしたメロン「シルクロード」の蔓の残骸を撤収することにしました。昨年まではこの場所に山芋の蔓が巻き付いていたのですが、今年はウリの仲間に置き換わってしまいました。 山芋は蔓自身がネットに巻き付いていて、撤収にはものすごく手間がかかっていたのですが、ウリの仲間は蔓から伸びたヒゲ状の枝が巻き付いているだけなので、簡単に引き剥がせるだろうと思っていました。ところが実際にはこれが大誤算でした。1mmにも満たない小枝ですが、実に頑丈で蔓本体と変わらぬ強度を備えています。結局昨年までの山芋の蔓と変わらない手間をかけて引き剥がすことになってしまいました。 After画像がこちら。今回はネットはそのままにしてしまいましたが、この次に暖かい日を選んで、このネットも撤収することにします。今年は支柱も撤収して、サビ対策をする必要があるかもしれません。
2017年11月19日
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原種ネリネ(Nerine. undulata)が咲き始めました。昨年と比べて11日早い開花です。これだけの日数差なら文句なく「有意差あり」なのですが、その理由については思い当たるところがありません。強いて上げれば、今年プランタを全面的に更新し、用土も新しくしたのですが、これが開花時期を早めるとも思えません。という訳で、何か分らんけど、ま、いいか・・・ということにします。 5日前にツボミの集合体の苞葉が割れてツボミが露出した時、開花は1週間から10日後と断言してしまいましたが、あっけなく外してしまいました。それだけ今年の花は生きがいい・・・ということにしておきます。出足はこんな形で幕を開けた訳ですが、幕を閉じるのは2ヶ月ほど先、つまり超長期公演が始まったことになります。個体数が増えたことと合わせて、ちょっとだけ賑やかな冬になりそうです。
2017年11月18日
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常緑性のセリバオウレン(芹葉黄連)ではありますが、夏場に賊に食われたり、部分的に枯れてしまったりして傷んだ葉を、この際バッサリ刈り込んでサッパリさせようということになりました。つまり草花の散髪です。ご覧の通り、枯れた葉っぱが葉脈だけ残して、骸骨を連想してしまうような姿で残ってしまいました。この他にも最早光合成はできないだろう・・というものもきれいに除去して、開花の時期を待つことにしようとするものです。 葉柄の数で凡そ1/3が葉を完全に失ったり、半量の緑を失った状態でした。これらの葉柄を根元から切除したら、株元の見通しも一気によくなりました。その様子がこちら。既にピーナッツサイズまで大きく成長した越冬芽も確認できます(円内)が、殆どは米粒よりやや大きいぐらいのサイズです。この小さいのは、周囲の様子から推測して、一度成長を始めた新芽が盗賊どもの食害に遭い、その後横から新たな芽を再生し始めたものの様に見受けられます。こうした再生株が花の時期に間に合うかどうかは微妙ですが、これ以上ダメージが重ならない様、寒冷期の保存場所などで優遇策を考えていきます。
2017年11月17日
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昨日の記事で、糸葉ヤマシャクヤク3鉢のうち1鉢に生命反応がない・・ということで、速やかに生死判定を行う旨書き込みましたが、早速昨日、その作業を実行しました。結論は「生存を確認」でした。用土表面から生命反応が確認できなかったのは、やや深植えし過ぎていたためだった様です。 用土表面から、大袈裟に言うと薄皮を剥がす様に用土を排出していきましたが、凡そ1cm掘り進めても、通常ならその辺で姿を見せる越冬芽が見つかりません。僅かに古い茎の残骸が炭化して残っているだけです。更に2cmまで掘り進んでも越冬芽は見つかりませんでした。この時点で生存を諦めかけていましたが、最後にもう1cm・・と掘り進めている途中で画像の芽に到達しました。ということで、生存は確認できましたが、植え付けがかなり深めだった訳で、あまりよろしくはない状態です。20cmの深型ポットなので、根の成長には大した影響はないと思うのですが、できるだけ早く標準的な深さに戻してやらなくては・・と考えています。とは言っても、それは暖かくなってからになりそうです。
2017年11月16日
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赤花糸葉ヤマシャクヤク(Paeonia. tenuiforia)がジワリと動き始めました。今の越冬芽の大きさはピーナッツほど・・といったところです。今からこんなに露出して、厳寒期は大丈夫か・・という疑念をお持ちの向きもあろうかと思いますが、大丈夫です。2年前の厳冬期には、大寒波で用土の表面が氷結する様な冷え込みが何回かありましたが、新芽を保護している苞葉が軽いシモヤケになっただけで、内部は何事もなく春には元気に芽出しをして見せました。出身地の中央アジアの厳しい自然に鍛えられた特性かもしれません。 この品種は、この夏(7月)プランタ栽培からポット栽培に戻しました。20リットル近い用土の量が苦になり始めて、きめ細かな取り回しが難しくなったのが理由です。その際3株を3鉢に植え替えたのですが、昨日時点でそのうち1鉢には生命反応が認められませんでした。枯死が疑われる状況ですが、今日にも掘り返して確認しようと思います。
2017年11月15日
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八重咲スイセンの花芽が動き始めました。植え付け場所(昨年:露地/今年:プランタ)が異なるので、単純に比較する訳にはいきませんが、敢えて比較すると昨年より1日遅れです。つまり、表面的には誤差ともいえない差です。 植付け場所を変えた理由は、露地の濃厚な養分を吸収して、草丈がバカでかくなり過ぎて、スイセンの可憐さを喪失してしまったからです。今年の株は昨年中に球根に蓄えた養分で生活しているので、今のところバカでかいままですが、向う数年間は一切の肥料を絶って、ひたすらダイエットさせるつもりです。肥料の制限だけでなく、光合成も極限まで抑え込むために、葉っぱも極限まで切り詰めるつもりです。 こうした措置の達成/未達成の図り方は、草丈でいうと、(1)葉:40cm以内、花軸:40cm以内・・・といったところです。因みに、昨年の実績は葉、花軸とも90cmを超えていました。鬼の様な仕打ち・・・と、お叱りを頂戴するかと思いますが、これもひたすら元々備わっていた可愛さ、可憐さを回復するための措置なので、どうかお目こぼしを・・・・
2017年11月14日
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原種ネリネ(Nerine. undulata)のツボミが大きく膨らんで来ました。同じ仲間のリコリスなら、あと2日か3日で開花するところですが、ネリネはそんなに素直ではありません。寒冷期に入ることも足を引っ張る要素となって、1週間から10日ぐらいはかかるのでは・・・と見込んでいます。 開花がいつになるかは横に置いて、今年は我が家史上最高の作柄になるのは間違いなさそうです。昨年は過密化や用土の疲弊が足を引っ張った・・・という事情(多分・・・)もあって、花芽は僅かに3本という大凶作でした。それと比較するのは少々気が引けますが、今確認できるだけで花芽の数は4倍に達しています。いや~、半月後が実に楽しみです。
2017年11月13日
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今回は青花ホタルブクロの植替えです。と言っても、いつもこの場で紹介している植替えとは、少々内容は違います。正確には”入れ替え”と言う方が正しいかもしれません。その”入れ替え”の候補がこちら。同じ品種の露地に植えた個体です。 両者を掘り上げて並べてみたのがこちら。左が露地から、右がポットから掘り上げたものです。両者は1年前まで同じポットに植えていましたが、昨秋半量をポットに残し、残り半量を露地に植え替えました。1年経ってこの体格差となったのは、露地の方が圧倒的に栄養豊富だからです。で、今年の植え替えでは露地で巨大化した個体をポットに戻し、ポットで貧相な体形になった個体を露地に移して、リハビリさせようとするものです。 移動を済ませたポットの様子がこちら。今は巨大な葉が茂り、いかにも窮屈そうですが、春以降は適正規模に落ち着く筈です。巨大化した株に、どんな形で花が咲くか、今から楽しみです。そしてこれが上手くいくようなら、来年以降適用範囲を広げることも考慮中ですが、さて、どうなることか ....
2017年11月12日
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プチ菜園を我が物顔に蔓延った白タンポポです。数株が1ヶ所に集まった状態ですが、幅40cm、奥行50cmまで広がって、一見ダイコンか何かの様な眺めです。それでも雑草の本性は隠し切れず、花を咲かせてしまいました。という風な擬態(?)の努力には応える訳にはいかず、増え過ぎた個体数の抑制に取り掛かることにしました。ということで大型のスコップを持ち出して25~30cmまで深掘りして、根こそぎ掘り上げて跡地はこの通り更地(?)に戻しました。 ・・・・と言いたいところですが、実はそう簡単な話ではありません。タンポポの根はゴボウの様に長く伸びて、地中深くまで潜り込んでいます。完全に駆除するにはツルハシを動員する覚悟で掘り上げなくてはいけません。それほどの腕力、根気ともに持ち合わせていないので、この程度で済ませているのですが、暖かくなる頃には再生しています。とは言え、こうして光合成を妨げ続けていれば、その内塊根のスタミナも消耗して、先細りになるだろう・・・、なるに違いない・・・、なったらいいな、という期待先行で作業を続けているのですが、それがいつになるかは分かりません。少なくともこの措置で、向う半年は種子で増える・・・という事態は回避できることになります。
2017年11月11日
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弾丸ツアーで紅葉観察に行ってきました。行先はここ数年、紅葉シーンで取り上げられることが多くなった、奈良県・ナメゴ谷です。ここの紅葉は、山全体が杉の人工林ですが、尾根筋だけに紅葉する広葉樹を残していていて、紅葉期の様子が龍が天に向かって駆け上る姿に似ている・・・ということから近年人気を集めている様です ところが現地は、R309が工事のため、夕方6時から朝6時まで通行止めになっています。自宅を深夜12:30頃出発しましたが、通行止めの東側ゲートに着いたのは4:50でした。この時点で他には誰も来ておらず、ワタクシが行列の先頭になってしまいました。定刻の少し前にゲートを開いてくれました。多分現場到着はワタクシが一番乗り・・・と信じていたのですが、何と撮影ポイントには先着の車が1台いるではありませんか。西側ゲートから入って来た訳でもなく、どうやら通行止め区間内で1夜を明かした強者だった様です。こうした強者に混ざって、ワタクシもかなりいいポイントに三脚を設置し、場所取りに成功しました。 太陽が山並みから顔を出したのは、それから1時間ほど経った7時頃でした。ただ、この時点でターゲット付近には日差しは回らず、紅葉が日差しを浴びるようになったのは、更に1時間半ほど経った頃です。この待ち時間の寒かったこと・・・。 さて、紅葉は?・・・というと、残念なことにピークは過ぎていました。帯状の広葉樹帯のうち、上部は葉を落して、樹木は丸裸になっていました。加えて、前日の雨のせいか、空気中の湿気が逆光で浮き上がり、甚だ明瞭度の低い画像しか得られませんでした。ということで今年初めてのアタックでしたが、知見不足もあって、大きく外してしまいました。現地は我が家から150~60kmと、苦になる距離でもないので、天候さえよければ来年も行きたいと思います。
2017年11月10日
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今回はこれ、白花ショウジョウバカマ(猩々袴)の植え替えです。最後に植え替えて2年ほど経ったかと思います。花芽が2芽顔を出していますが、そう遠くない時期に2株に分離するのではないかと思います。ポットは深型とは言え、3.5号と小さめなので、もしかすると地中は過密化しているかもしれません。 と思って株を掘り上げてみると、意外に質素な佇まいでした。と言っても、生存を脅かすほど貧相という訳でもなく、今の体型を維持するには過不足はない、という水準かもしれません。何はともあれ、これなら”過密”の懸念はない訳で、向う1~2年は元の3.5号ポットで辛抱して貰うことにして、植え戻してしまいました。 従来の植え替えに於いては、大抵は夏の間に葉焼けをおこして、葉っぱが赤茶けてしまっていました。今年はそうした葉焼けは起きていません。厳重にグリーンカーテンで保護してきたことの効果だろうと思っています。ただ、葉焼けは防御しましたが、賊による食害で葉の端面がギザギザになっています。次なる課題として、こうした食害に対する防御策を探して行く必要がありそうです。
2017年11月09日
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イカリソウの「楊貴妃」が葉を枯らせて、休眠モードに入ってしまいました。ここまで黄葉すると、最早光合成もしてはいないだろう、ということで、茫々に伸びた茎を刈り払うことにしました。つまり頭をスッキリさせて春を待つための、”草花”の散髪です。このポットは最後の植え替えから1年しか経っていないので、今年は植え替える必要はありません。今回行う”散髪”を以って、本年の手入れと見做すことにします。 茎の太さは根元付近で0.5mmから太いものでも1mm程度ですが、半年間の年期でかなり固くなっています。これを用土の表面ギリギリで切り払ってしまいます。要点は「地上にはみ出したヒゲ根は切ってもいいが、越冬芽は絶対にキズ付けないこと」ぐらいです。慎重に作業しても数分で終わってしまいました。地上部が丸坊主になると、葉陰に隠れていたダンゴムシがよく目立ちます。で、コヤツらには特効薬のデナポンをご馳走してやりました。明日にはダンゴの山が見られる筈です。 同時に今まで葉に隠れて全く確認できなかった越冬芽が露出しているのも発見できました(円内)。こちらの太さは径3mm、長さ10mmほどで、この時期としてはかなり大き目です。サイズは確認できませんが、地下にも多数の越冬芽が隠れている筈です。春が来るのが楽しみです。
2017年11月08日
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今回は白花イカリソウの「小雪」の植替えです。ポットのサイズ(6.5号)としては最大級の厚遇(?)をしているつもりなんですが、それでも夏場の最も地上部が繁茂する時期には過密感が否めない状況でした。この際株分けを伴う植替えを想定して、手を付けたのですが、それを拒否するかの様な地下の状態に阻まれてしまいました。 こちらが根の様子で、多数の越冬芽が確認できます。ところが根(塊根)は結合が固すぎて、分割の糸口がどこにも見つかりません。力任せにナタで分割・・・という手段も考えなかった訳ではありませんが、その場合、この多数の越冬芽の相当数が犠牲になりかねません。それもかわいそうな話なので、結局分割は諦めて新しい用土で埋め戻しただけで済ませてしまいました。来年の花後、新芽を使い切った頃もう一度掘り上げて、分割をどうするか考えることにします。
2017年11月07日
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地上部が姿を消してしまった日本スズランです。普通に休眠に入ったか、或いは枯れたり病気などの異常を来たしたりしていないか、軽くチェックを入れておくことにしました。 竹串で表土を少しずつはぎ取っていくと、程なく越冬芽が姿を見せました。生死に関しては問題はなさそうです。さらに1cmほど掘り進むと、白い健康そうな根も現れました。全7点(この春の調達時本数。夏までは全員無事を確認していた)をチェックする訳にもいかず、2点まで状態を確認、異常なしと判定しました。この後化成肥料を適量施した上で、元通り埋め戻して作業を完了しました。 国内で流通するスズランとしては、ドイツスズランとこの日本スズランが一般的ですが、我が家ではその2点とも揃いました。両者の違いは、ドイツスズランは葉っぱより低い位置で花を咲かせるのみ対して、日本スズランは葉っぱの上部、つまり高い位置で花を咲かせます。花が咲いていなかったり、花茎がない状態で両者をを識別せよ、などと言われても、ワタクシの場合お手上げです。この先、両者をじっくり観察して、キチンと分類できるようになりたいものです。
2017年11月06日
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一昨日、原種ネリネの花軸屈曲への対処を紹介したばかりで、”朝令暮改”の誹りを免れない内容になってしまいますが、対処策を変えることにしました。一昨日は花軸の曲りを手作業で矯正する旨紹介しましたが、これを支柱による矯正に変更します。 この方法は昨年までも試していましたが、支柱への”縛り”が上手く行かず、諦めかけていたものです。紐なりワイヤーをきつく巻き過ぎると、ヤワな花軸は変形して成長の異常を来たします。逆にゆるいとずり落ちてしまい、用をなさない・・・などということになります。この”縛り”を効率よく実施できる材料に行き当ったことで、再度試すことになったものです。 今回出会った材料というのは、柔らかいワイヤーに植毛したゴムを巻いた(コーティング?)もので、軽く巻いただけでスリップすることもなく、しっかりホールドしてくれます。これなら花軸の成長を妨げることもなく、いつの間にか紐がずれて花軸が好き勝手な方向に曲がっている、などということもなさそうです。昨日時点で、凡そ20本の花軸に適用して様子を見ていますが、今のところ問題はなさそうです。これが上手く行けば、軸曲り矯正の作業は大幅に手間を減らせることになります。
2017年11月05日
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今は休眠前で株の構成もこじんまりしていますが、最盛期には5号ポットでもかなり窮屈そうなユキワリコザクラ(雪割小桜)でした。現在のポットは植え替えて半年しか経っていませんが、この際一回り大き目のポットに住み替えさせることにしました。 株を掘り上げてみると3つに分かれた状態でしたが、その1つ1つは複数の芽が絡み合った状態になっています。今の段階でこれを分割するのは難しそうだったため、そのままにしています。新居として用意したポットは6.5号陶鉢です。浅鉢である点は減点項目ですが、この品種の仲間はさほど深くまで根を張ることはないので、単純に面積が広いことだけに着目して選択してしまいました。これをいつもの配合比の用土で植え付けた様子がこちら。この冬を無事に乗り切りさえすれば、夏場は余裕たっぷりの生活が送れる筈です。ガンバっ!!
2017年11月04日
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原種ネリネ・「Rosea」の花芽が伸び上がってきました。最も伸びたもので、丈は30cmほど・・・といったところです。開花に向けて、楽しみが募る一方で、憂鬱な期間の始まりと言えなくもありません。 憂鬱の理由は、この時期の花軸の軟弱さと向日性にあります。軟弱さとは成長途上の花軸(茎)は、自分自身のツボミの重量をも支え切れない様なヤワさを差し、向日性とは、ヒマワリの様に太陽を追いかける様に首を曲げる特性を指します。この傾向は既に始まっており、花軸は何の統一感もなくあっちに向いたり、こっちに向いたりと好き勝手な方向を目指しています。この悪癖(?)は、開花する頃には解消しますが、花軸の曲りは、ヤワだった頃に身に着けた状態で固定するため、今から毎日欠かさず茎も曲りの矯正に当たらなくてはいけません。これが実に面倒で、旅行などで家を空けたりすると、回復不可能な屈曲が残ることがあります。そんな訳で、この先3週間ほどは姿勢の矯正のための躾の期間となってしまい、通常は朝夕2回、曲り癖を伸ばす作業が欠かせません。やれやれ ....
2017年11月03日
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ここ3年ほど泣かず飛ばずの状態が続いている白花重弁ヤマシャクヤク(Paeonia roccii)に大ナタを振るうことにしました。小さな脇芽が10本ほど乱立し、どれも一人前のサイズまで成長できず、結果花を咲かせることもできないまま3年が経過してしまいました。このまま待ち続けても、状況の好転は期待できないので、この際、株を分割してリスタートさせることにしました。 初期状態の画像は撮り損じたため、ご覧戴けるのはポットから掘り上げた状態(上画像)からです。健康そうなヒゲ根を擁してはいますが、その量はやや少な目で、地上部の多数の脇芽を養うだけの養分を賄い切れなったのが真相の様です。ところがいざ分割に取り掛かってみると、株元はかなり強固に結合されており、かなり手を焼くこととなりました。古い園芸バサミも動員して、かなり強引に2~3芽程度を1つの単位として切り離した様子がこちら。根の分量には大きなバラツキが出てしまい、中には立ち直れないものも出るかもしれません。 そうしたリスクをはらんだまま、新居に移した状態がこちら。向う1~2年はリハビリ期間という位置づけで過ごさせることになります。その上で、半分が健康(花を咲かせられる状態)を回復できれば、今回の大ナタは成功と言ってもいいかと思うのですが、さ~て、どうなるか ....
2017年11月02日
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昨日は鳥取市までラッキョウの花を見に出掛けました。市のHPには、時期は「10月下旬から11月上旬」と、甚だ大雑把に掲示しています。で、先週末に出掛けるべくスケジュールを組んでいたのですが、台風やその後の雨で延び延びになっていたものです。 結論を先に言うと、花のピークは外してしまった様で、アノ場所で、アレをバックに・・・などと、予め描いていた構想は、花が咲いていなかったり、終わっていたりで、大半が空振りでスゴスゴと戻って来ました。上の画像は、そうした不作の中でも、何とか見られるか・・・と、大甘の採点で選んだものです。いつもの様に、画像をクリックすれば大き目のサイズでご覧戴けます。
2017年11月01日
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