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ビリー・ジョエルの黒歴史、ふふふ♪冗談はさておいて、ハッスルズを抜けたビリーがソロで脚光を浴びる前にドラマーと二人で組んでいたグループです。昔、中古盤屋でアルバムを見つけた時、それは日本盤だったのですが、食肉倉庫で吊るされた肉塊に囲まれて、甲冑に身を包んだビリーらに唖然としたものです。音の方は70年当時に割りとあったハモンドオルガン主体のハードなサウンド。ドラマーとふたりだけのバンドなので、ベースラインはペダルでやっているそうで大変器用なビリーさんである。昔イベントを定期的に担当したエレクトーン奏者にたまにリクエストしてELPを弾かせたりしましたが、器用さではそのくらい器用。誉めているのか判らなくなりましたwどうも御本人は、ハッスルズの復刻には同意してもこの作品は余り表にしたくないのか、現在は一時再発されていたCDも廃盤のようですな。ビリーの歴史を振り返る企画盤LIFEでもコチラのバンドからはインストのアンプリファイア1曲のみ収録。でも、ソウルフルなヴォーカルでガナリながらバリバリとサイケなオルガンをマーシャルアンプで響かせたりしているのも結構今聴くと面白いっす。昔持っていたLPは友人の奥さんがビリーの大ファンで欲しがっていたので買値の1000円で譲りましたが、今はちょっと値が張っていますね。とはいえ、名盤というつもりはありません。ビリー・ジョエル青春の記録として聞けば、こんなワイルドな演奏をしていた時期もあったんだなぁと楽しめます。復刻CDはヨーロッパで出ていたのでまれに市場に出るようですので、安かったら手に入れて楽しんでみるのもいいかもしれません。なかなか二人バンドというのもありませんしね。でも、疲れそう・・・
Feb 29, 2008
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故ピーター・バーデンスのソロを久しぶりに聞いてみる。以前Heart to Heartを紹介したが、この作品もゆったりとした雰囲気で、70年代のキャメルの一翼を担ったキーボーディストらしく、広大な音空間を味合わせてくれる。キャメルがラティマーの個人プロジェクトの様相を呈してきてから、私自身は余り興味が無くなってしまった。ファンの方ごめんなさいw 派手さは無いけど、じっくりと歌を聴かせるスタイルで、本当に気持ちいいですよ。彼のプレイするピアノも実にいい。
Feb 28, 2008
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古くからのファンなら、よく知っている人もいるでしょうし、そんな話もあったなと思う程度の方もいらっしゃるでしょう。そう、今回はあの例の本です。TOKYO FM出版が95年10月に5000部売り出したキングクリムゾン関連ディスコグラフィーを解説したポケットサイズ書籍。我ながら古いファンの部類なので、70年代から雑誌でのディスコグラフィーを数パターン持っていたし、この本が出たときには買っていなかった(後で買ったけどw)。ロバート・フリップの真の思いがどうだったのか?その頃の私ときたら、音響の仕事を辞める頃で、とても音楽を聴いている状況ではなかったので話題を追ってはいなかった。ただ、第一審の判決文と控訴審の判決文を読むにつれ、ミュージシャンの写真を多数使用し、多くの作品をアルバム写真と曲名で紹介することが、フリップ側にしたら名前を利用され商売にされたと言う事なんであろう。対するTOKYOFM出版側にしてみたら、古くから音楽を放送して様々な音楽普及に努めてきた局である。紹介することでクリムゾンファンの道標になればと企画されたのかもしれない。普通の出版社では手掛ける様な題材では無いからだ。一審ではフリップ側の訴えを認めているが、主文を読むとプログレ関連用語やクリムゾン関連人物がずらずら出てきて、めまいがした。なんつー裁判だ。結果として、出版から結審までの間の売り上げに対するロイヤリティ等が認められた形になっている。しかし、控訴審で自体は一辺、フリップ側の訴えは一切を却下され、裁判費用まで負担となっている。その後の経緯も事後処理についても詳しいことは判らないが。ただ、善意が一部に感じられるからといって、出版に際して本家側とどれほどの打ち合わせをしたのかが不鮮明なのが非常に心苦しい。情報を出す側の責任と言う点では、我々のブログで書き殴られている事も少ないながら世間に向けて発信しているからだ。私自身もよく誤字やら勘違いを書き直したりする故に、偉そうに言える立場じゃないのは判っているw。しかし、本となってそれが世に出ると、当時の時代を知らない世代からはその本の情報が仮に間違いであっても「当時あった事」の様に受け取られる危険性も当然あるのだから。クリムゾン本を多くのメンバーや関係者から広く拾い集めて膨大な資料から編み上げたシド・スミスにしてでさえ、その点についての危惧を冒頭に書き記している。あの、クリムゾンの生き字引のような人間でさえだ。その点でシドは、メンバー間での心象や記憶のズレを、主観を切り替えて絶妙に捉えている。例えば、90年代のオリジナルラインナップクリムゾンでの集まりでのメンバー間の印象の違いや、ELPのツアーに現れたフリップの扱いをグレッグ側・フリップ側両面から平等に扱っている点等でだ。それでも古い出演等細かい曲順のミス等はやはりどうしても出るが、そこまで調べられる気力と努力は高く評価されていい。話がちょいと脱線したwさて、控訴で勝ったからなのだろうか?最近ジュンク堂に入ったら、音楽コーナーに地球音楽ライブラリー版が、当然の様に棚にあったので驚いた。事情を知らない人は、てっきり一審の判決で絶版になったものだと信じているかもしれない。手に取らなかったので第何版なのかは確認していない。私個人、1980年でクリムゾン関連メンバー音源の発掘から手を引いたのでその後のメンバーの参加したレコードやCDは気が向いたら買う程度なので、古本で買ったのも安かったからなので恐縮するばかりだが、それでも「版を重ねたのに、情報ミスが改善されていない」この本は、いったいなんなんだろう?裁判をそんなに恨んでいるのかな?当時の代表だった後藤さんといえば、日本に於けるFMの祖と言ってもいいくらいの人物であり、尊敬に値する貢献をされてこられたとは思うのだが、この本でのミスを放置したままなのは、どうにも解せない部分が残る。同じ思いで、重版でミスが直ってないと書いている他の方の記事も確認できたのだから、私程度でも判ったと言うもんでもあるw細かい所を突付くとキリが無いが、作品の発表年がいい加減なのは、実に不可思議だ。例えば、Gordon Haskell: It Is and It Isn't。リザード製作後クリムゾンを離脱したゴードンのアルバムで、ジョン・ウェットンのファミリー前の活動としても貴重な記録となる1971年作品だが、地球音楽ライブラリーではなんと74年と記している。その上、本文では71年とも書いており、これを資料に書くライターが居たとしたらさぞ面食らうだろう。ティペットのOvary Lodgeも76年と書きつつ本文で73年(コチラが正しい)と書かれている。また、ティペット関連には、ジャケットが入れ替わって紹介されてあるものもあって、129pのアマルガムとフレームのモノが相当する。モノを確認できて無さそうな文字のみの紹介もあり、Duffy Power: Duffy Power (1972年 GSF 502)では無く、少々曲順曲目入れ替え再発されたPowerhouseのみ76年作品として紹介。詳細の解らない未確認情報については、不確定と明記するべきだと思うのだが・・・
Feb 28, 2008
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マンガのように飛んで、頭っから書籍の山に突っ込んだ。ナカナカいい飛びっぷりで、傍から見ていた人はさぞ痛快だったろう。ってつまづいただけですが教訓通路にロープを垂らしてはいけませんw お願いします おやすみなさいまし
Feb 25, 2008
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アラン・ホールズワースの一番過激なギターワークが聴けるのは70年代なのだが、まず70年代初頭のニュークリアスでのプレイは客演程度で聴き所がそれほど多くないので割愛するwテンペストは以前にも取り上げたが、アランの履歴の中で最もロック色の強いギタープレイをしていた時代だ。何せピッキングノイズごりごりのカッティングやソロ、ブルージーなサウンドまで披露している。BBCトランススクリプションディスクから再発された5人編成時のオリーとのギターバトルも火が出るような激しさだ。ソフトマシーンに移ると、ここぞとばかりに弾き出したら止まらない超絶ソロを展開する。しかもオリーの影響モロのアーミングもこの当時から登場する。でも、ここら辺は結構押さえているファンも多いでしょうな。この後のアランの過激なギターサウンドとなると是非押さえたいのが、トニー・ウィリアムス・ライフタイムでの2枚のアルバムだ。これも当時聞いてぶっ飛んだ。ジャズよりのリスナーで70年代に彼の名前を最初にコレで知ったと言う人もいるだろう。ゴングやブラフォード・UKあたりより弾きまくっている。幸いCDでまとめたのが出ている。昔持っていたアナログがプレスが悪くて悲しかったが、これはナカナカいい。期待以上に堪能できた。
Feb 23, 2008
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いきなり変なタイトルだがwポリスの超久しぶりの再結成での来日公演。実の所、全然期待しておりませんでした。申し訳ない。非常に素晴らしくて感動した!元々弱みを見せない美意識の塊のようなプロ集団だったが、今回のライブは実に見ごたえがあった。過去のポリスのようなギラギラしてオレがオレがといった自己主張の押し売り気味の姿勢は、長い年月で芳醇な紅茶の様に薫り高くもコクがあるのにスッキリと高いレベルで昇華されていた。アンディはクリムゾンメンバーたちが、まだ地元でプロアマ活動していた頃に既に頭角を現していた超ベテランだが、60年代中期以降のズートマネーとの活動ダンダリオンズ・チャリオット、アニマルズ等の当時から既に天才肌のギタリストであったし、今回もその奥ゆかしくも計算されつくした職人気質と遊び心溢れるサウンドが往年の楽曲をしっかりと支えていた。スチュワートやスティングにしてもバンド活動をしていなかった年月をさりげなく演奏に嫌味なく含ませて魅せたりと大人のバンドそのもの。再結成を控えてのリハーサルでは、なかなかバンド・コンビネーションの勘が取り戻せないで、かなり苦労したそうであるが、一度エンジンが掛かれば何も心配無用だったそうである。黒を基調にしたシンプルな演出だが、21世紀におけるポリスの楽曲をどう聞かせるか。果たしてポリスのサウンドは、ロックに置けるトリオ演奏の粋を魅せ付けた。変則的ながら絶妙なドラミングに、曲の背骨のようなベースラインがうねり、様々なオブリガードやテンションを織り込むようなギターワーク。必要最低限のサウンドに、スティングのけっしてスクリーミングしない押さえたヴォーカルが響き渡る。昔から言われているが、ポリスみたいな演奏や歌は、演る側にかなりの演奏能力や表現力、そしてバンドとしての有機的結束を必要とする。シンプルに見えるものほど難しい。その基本を料理に喩えれば、洋食のオムレツ、中華のチャーハン、イタリアンのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノじゃないが、バーンと一発音を出すにも極めた者達の凄さを思い知らされるコンサートであった。いや、参りました。
Feb 23, 2008
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ジャイルズ兄弟が60年代中期に短期間所属したザ・インターンズとサンズのシングルは、発表時期から見ると兄弟が離脱後の音源になる模様。つまり、無関係w現在手に入るクリムゾン関連音源で最古のモノは、イアン・ウォーレスのいたウォリアーズとハスケルのいたクォーテイションズの64年のモノになりそうである。あくまでも現時点で流通していると言う点でである。実際、オークションまで手を広げるとするならば、もっと入手の難しい古いレコードもある。ジャイルズ兄弟の参加したThe Downlands and The Soundtracks (Downlandsと記されているケースが多い)のシングルレコードである。彼らの故郷独特の地形から取られたグループ名だが、現在CDでこの音を聴く事は出来ない。一時LPのコンピであった様な気がするが、その時のLPを未購入なので今回は考慮に入れない。(持っている方がいらっしゃったら情報を頂けるとありがたいです。)ダウンランズのシングルは、海外サイトで購入可能だが価格が非常に高価。50~80ドル程度が付いている。コンディションもあまり良くは無さそうだ。詳細を調べたい方は下記リンクからごらん頂きたい。GEMM Downlandsジャイルズ兄弟の在籍は、63年末までなのでこのシングルのうち彼らの演奏と考えられるのは、1962年のLittle SueBig Big Fella/Don'T Ever Change1963年のBreakups3枚になると考えられる。1962年と言えば、まだビートルズもローカルバンドで知名度が余り無かった時期である。たぶん演奏も当時のビートバンドっぽいサウンドであるのだろう。64年からマイケルとピーターの二人はトレンドセッターズ加入の為ロンドンへ拠点を移している。それともう一つ、コチラは比較的に入手の容易い音源。一昨年に亡くなったボズ・バレルが1960年代に出した数枚のシングルの内、リッチー・ブラックモアが録音に参加した68年のシングル両面の楽曲のみ、現在出ているリッチーの過去音源集で聴くことが出来る。Ritchie Blackmore-Get Away Groups and Sesseionsいわゆるお宝音源集なのだが、こういうモノの類似企画にジミー・ペイジの物もあって、そちらにはハスケルの所属した当時のフルール・デュリー(Fleur de lys)が収められている。60年代後半の女性歌手シャロン・タンディの事も以前書いたが、CDに収められている曲の内、ハスケル在籍時のフルール・デュリーが曲提供と演奏している楽曲は、フルール・デュリーの復刻CD収録ヴァージョンよりも音質が良い。メル・コリンズのいたサーカスのシングル曲については、なかなか発見できなかったが、パーロフォンから出した Do You Dream? がコンピ物のいくつかに発見で出来た。Psychedelic Archives - UK Psychedelia, 2nd Set #1 - TapeSpinning Wheel #1 - CD We Can Fly #5 - CD こちらは Garage Compilation Database で検索した結果である。60年代の音源を捜す際に非常に重宝します。オススメ♪最後に、またもゴードン・ハスケルのいたフルール・デュリー関連だが、彼らの復刻CDにも含まれていたJohn Bromleyの歌。John Bromleyはダウンタウンのヒット曲で知られるペトゥラ・クラークにもたくさんの曲を書き下ろしているライターだったが、彼の69年のソロアルバム SING (Polydor)の半分がフルール・デュリーがバックをしている楽曲だとか。ハスケルが所属したのが68年までなので、それまでに製作されていたシングル曲も含まれているのだろう。こちらはボーナストラックを含めたCDに復刻されるそうなので期待して待ちたい。
Feb 22, 2008
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早朝から仕事でヘビーな一日だったが、帰宅すると先だってアマゾンに注文したキューピッズ・インスピレーションのCDが届いていた。ジャケットは思い切りメンバーチェンジ後の写真であり、ゴードン・ハスケルが写っている。ベースやギターを何故入れ替えたのか?その原因は今となっては知る手立てが無い。このグループはビートルズのマネージャー、ブライアン・エプスタインの手によって見出されてポストビートルズのひとつとして全英4位を取ったのは良かったのだが、エプスタインの死がその後の伸び悩みになったようだ。そんな彼らを拾い上げたのは、あの大物ロバート・スティグウッドだったとかwハスケルがフルール・デュリーに居た時、キューピッズでギターとベースを急募していると持ち掛けてきたのは、あろうことかGGF前のフリップだったらしい。この時まだプロキャリアの無かったフリップは、ハスケルのコネクションを利用し一緒にバンドをやる話をしたらしい。しかし、キューピッズへフリップは加入せず、その後にジャイルズ兄弟とGGFを結成する。キューピッズ所属中週10ポンド程度しか貰えず、正式に計算されたギャラはとうとう貰えなかった為脱退し、この後フラワーポットメンの一員として巡業に出ている。時を経て、キングクリムゾンが3枚目アルバム、リザードを制作に掛かる頃、フリップはメルを正式にメンバーに加え、キース・エマーソン宅に下宿していたアンディを呼び、尚且つ同級生のゴードンが元フラワーポットマンのメンバーによる新グループ、ホワイトプレインズに入ろうとしていた所を勧誘して新作に取り掛かっている。このCDを聴いた事でリザードにまつわるパズルのピースが一つハマった様な、そんな気がちょっとしている所です。大ヒットしたオリジナルメンバーによる1曲目は、イイ楽曲だけどボーナストラックで収録されているシングル曲 Dream もナカナカ良いです。曲による出来不出来の差が結構ありますが、バックのセッションミュージシャンのレベルも当時としては割と高いですな。現在米盤LPが1000~1500円程度、英盤だと1万前後します。でも、ハスケル作楽曲やシングルがボーナストラックで6曲入っている輸入CDがお買い得な気がします。あくまでもマニア向けでしょうけどね。
Feb 18, 2008
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普段レコードは聴かない上にシングルともなるとほとんどしまいっ放しである。昔は相当数持っていたが高校卒業する時に友人に10円で売ったものやら、クレージーワールド・オブ・アーサー・ブラウンのファイアみたいに楽器の金策の為に処分したものとか手元に余り残してないせいもある。そんな中、売るに売れずに残っている物をちょいとセレクトし、デジカメ撮影してご紹介wUK:ナッシング・トゥ・ルーズ/闇の住人(ポリドール)来日記念盤と左上に記されている通り、当時出たシングル盤。B面のIn the dead of nightはトリオでの再録で練習テイクじゃないかと思うほど録音の質がワイルドwライナーで「80年代のスーパーグループになることは間違いないでしょう」と書かれているのも今読むと「それはエイジアでだったなw」と突っ込みたくなる。ウェットンのアゴとホッペが何故白くなっているのかは今でも謎だw アセモか?The League of Gentlemen:HEPTAPARAPASSHINOKH/Robert Fripp:MARRIAGEMUZIC写真はB面。A面のリーグ・オブ・ジェントルメンの人をバカにしている読めないタイトルも笑わせてくれるが、B面には人を食ったように小さく33回転と表記されている。知らずに掛けると・・・でも、B面のフリップのソロはフリッパートロニクスだけにあんまり関係ないかw 一応リーグ・オブ・ジェントルメンのアルバムより前に発売されたのでワクワクしながら聴いて、随分驚かされたものであった。EGレーベルのエディションEG名義のシングル第一弾である。第二弾は引き続きリーグ・オブ・ジェントルメンでDISLACATED、B面はやはりフリッパートロニクスで1984の編集ヴァージョン(どこが編集だかわからんw)似たようなものなのでコチラは写真は割愛。バンド名はイギリスのコメディ番組から取った様で、フリップとハスケルが学友だった頃に一緒に組んだバンド名が流用されている。過去の自分のアイデンティティーを当時の友人に余り確認しないでホイホイ使うのは、どうもフリップ先生の良くない点で、ハスケルはともかく、ピーター・ジャイルズやグレッグ・レイクらを怒らせて後で謝ったりするのであるwGordon Haskell:PEOPLE DON'T CARE/SILHOUETTES (1979)60年代にパワフルなバンド活動やライターとしても充実したソロキャリアを積んだハスケルが、70年代からクリムゾンに足を突っ込んだのが不幸の始まりだったのはファンならご存知の所。リザードを録音したのはいいが、その後のツアーで前2作の演奏と歌も担当すると思った途端逃げ出したハスケル。「オレは好きでクリムゾンに入った訳じゃない」と言いつつも、その後の米ソロツアーも途中で逃げてウェットンらツアーメンバーに迷惑を掛けた事を後のインタビューで悔いている。70年代の前半のソロアルバム後、フルール・デュリー時代の同僚ブリン・ハワースの作品に参加したが、その他はブリン共々クリフ・リチャードのツアーやらで過ごしたようである。70年代後半になり加藤ヒロシとジム・ラッセルとJOEを組んだ頃、山口百恵作品に参加したり、メル・コリンズを加えたライブをしたりした後にソロで数枚のシングルを出しているようである。全ての作品は確認できていないがその内の2枚を持っている。上の写真は79年に英RCAから唐突に出てきたジェントリーな一枚。AB両面共に後に「ゴードンが70年代後半に作っていたサードアルバム」みたいな売りでまとめられたCD「Serve At Room Temperature」で聴くことが出来る。77年の山口百恵のロンドン録音アルバム製作者の回顧インタビューで「ゴードンは自分の歌のデモをたくさん持ってきてアドバイスを求めてきた」と述べているので、常に曲作りは欠かさなかったのであろう。ちなみに素朴なとてもいい奴だったそうである。写真でシングルの一部がマジックで塗り潰されているのは、当時経営が行き詰ったVICTORのロゴが消されている為である。やる事が大雑把ですな。当時その経緯が輸入レコード店でも説明してあったもんだ。Gordon Haskell:5-10-15/WHISKYさて、こちらは81年に出た黒歴史的一枚。何を思ったかデデデデ、ディスコサウンドですwwwディスコビートに乗せてハスケルがセクシーに「ファァァァィヴゥ~」とかカウントするんである。恥ずかしくてもう25年以上聴いていないwB面は後の編集盤に収められているのにA面は収められていない。もしかしたら私の知らないなんかのCDに収まっていたりするのかもしれないが、今の所聴いたことがない。本人も今更発表しなおす気もないかもしれないしw近頃、我ながらハスケルやマクローチみたいなクリムゾンOBでも余り評価されてない人ばかり書いているように自覚してます。人気のある人は他の人が取り上げてくれているだろうし、判官びいきであることは認めざる得ませんなw そんなに猛烈に好きと言うほどではないのですが、彼らにも幸せになって欲しいとその様に願う次第で取り上げ続けております。昨日もキューピッズ・インスピレーションのCDをアマゾンに注文しちまったしwwwオマケグレープフルーツ「ニュー・ブリティッシュ・サウンドの旗手」と銘打ってある。ジョン・G・ペリーが60年代に所属していたバンド。近年は昔のアルバムが復刻されていますな。しかしB面の1曲目の邦題は参ります。「いとしのデレイラ」です(爆)曲調はデレク&ドミノスのレイラとは全く違います、当たり前wコチラは別にわざわざ高い廃盤専門店で買った訳じゃなくて、骨董市でたまたま買ったのであった。一緒に買ったのがVANの65年企業イメージソノシートで演奏が寺内タケシ。物珍しかった、ただそれだけであったw
Feb 17, 2008
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ローチェスのセカンドアルバム70年代に活動を始めたローチェス姉妹。最初のレコードはマイナーレーベルから姉妹二人だけで制作した作品だったが、3姉妹揃ってのメジャーデビューでいきなりロバート・フリップのプロデュースでかなりシュールなフォークを披露していた件は、以前紹介したが、この作品はメジャー第二作。フリップの当時のソロLPに参加したのもご存知の方はいらっしゃるでしょう。当時のパンクムーブメントを意識してか、前作よりもより仕掛けの多いモダンな作風に仕上がっている。ジャケットも3人揃ってオシリを突き出して挑発なのであるw CDでの再発もあるので彼女たちの作品は比較的手に入れやすい。とにかくコーラスに限って言えば、めちゃくちゃ巧い。シンプルな演奏はコーラスを浮き立たせる為にも重要で、オーバープロデュースしちゃったら元も子もない。その点、本作も非常に良く出来ている。LPにはロバート・フリップに対する謝辞が書かれており、参加こそしていないものの何らかの繋がりはあるのかもしれない。この後のメジャー3作目Keep On Doingで又クリムゾンメンバーの参加があるだけにね。
Feb 17, 2008
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この22日にイアンの一周忌を迎える。写真は在りし日のイアン、ロバート・フリップとパットに挟まれて和やかな雰囲気だ。闘病に前向きで、その後の経過からも活動の再開を期待出来ただけに残念な結果だった。ただ彼の残した多くの名演奏が、名曲が私たちの手元に残されている。でもクリムゾン・ジャズ・トリオのVol.2は結局出なくなったのかな?楽天でもVol.1は手に入ります。かなりオススメ度高し!《送料無料》クリムゾン・ジャズ・トリオ/キング・クリムゾン・ソングブックVol.1(CD)
Feb 17, 2008
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ハード・スタッフやアトミックルースターでの活動でマニアにお馴染みのジョン・カン様であらせられますが、近年その過去の音源がたくさん手に入るようになり、マニアにとって嬉しいけど痛いこの頃。60年代、デヴィッド・オリストをザ・ナイス立ち上げに引っこ抜かれたザ・アタックに新ギタリストとして加入すると、多くの楽曲を提供しバンドの中心人物になった。当時のサイケサウンドやブレイクビートが好きな人には結構たまらん楽曲揃いで面白い。またFiveDayWeekStrawPeopleと言うバンドなのだろうか?このアルバム。後のハードスタッフを思わせるようなリフもあるがサウンド的にはまだ60'Sサイケの枠内か。いかにもスタジオで一発録音しました感の漂う音である。んでもってアンドロメダの音源も復刻wあとアトミックルースター前に加入したHELLHOUNDが復刻されているのかはちょっと調査中。ベースが抜けたアトミックルースターに彼が加入し、短期とはいえカール・パーマーと共演していたのは最近まで知らなかった。今出ているルースターの1st再発CDだとボーナストラックでアメリカ向けにジョン・カンのギターやボーカルの入ったヴァージョンが収められている。これも結構嬉しい誤算。アトミックルースターを脱退後にハードスタッフでパープルレコードから2枚の傑作アルバムを出しているのは以前書いたが、その前段階のバンドが4人編成デーモンというのも知らなかった。しかもそれもCD化されている。ただこのCD、未発表音源にハードスタッフの曲がたくさん混ぜてあり、あくまでもファン向けのコレクターアイテムといった感。まあ、まだルースターもハードスタッフも知らない人なら、ちゃんと作りこまれた両バンドの傑作をじっくり味わった方が良いかもね。70年代後半に製作されたと言うジョンのソロもある。こちらはまだよく聴きこんでいませんがw古い音源はアセテート盤から音を起しているのだそうで、大変だったでしょうがファンには嬉しい贈り物である。
Feb 17, 2008
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日曜日の朝です。昔、日曜日に寝坊しながらラジオから流れる音楽番組を聴いていた記憶が今も残っていて、爽やかな音楽を聴くと日曜日の朝を連想します。ちょうど今日のような、寒いけど晴れ渡った爽やかな空。今日は元ゾンビーズのロッド・アージェントが70年代に活動したアージェントのアルバム。ゾンビーズ時代と打って変って伸びやかな演奏と涼やかなコーラスが心地よいです。4曲目のスクールガールがふたりのシーズンに似すぎwとか突っ込んではいけないwアージェントと言うとラス・バラードの存在も忘れられないところ。キッスを始め多くのロッカーにカバーされた名曲「God Gave Rock'n' Roll To You」やレインボーの「I Surrender」や「Since You Been Gone」が彼の作品なのをご存知の方もいるでしょう。
Feb 17, 2008
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これもまたキングクリムゾン加入前に短期間ギャラの良さでゴードン・ハスケルが参加したグループ、フラワーポットメンのレア映像。ただしハスケルは映っておりませんwFlower pot Men -Let's Go To San Francisco67年に全英4位になったヒット曲。元はアイビーリーグ等のソングライターユニット、ジョン・カーターとケン・ルイスのプロジェクトだったらしく、セッションメンとヴォーカリストを集めて編成したのが始まりらしい。現在出ている編集盤は、数枚のシングルだけだして70年に解体したプロジェクトの未発表音源とかを集めたものだとか。関わったメンバーはトニー・バロウズ(Vo、元アイビーリーグ)ニール・ランドン(Vo)ロビン・ショウ(Vo)ピート・ニルソン(Vo)以上の4名がフロントマンでゲッド・ペック(G)、カーロ・リトル(Dr)ジョン・ロード(Organ)、ニック・シンパー(B)なんと初期のパープルメンバーが二人も参加してたりするwゴードン・ハスケルが加入したのは、ジョンやニックがパープルの立ち上げで参加しなくなった為なんだろうね。
Feb 16, 2008
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こんな写真を見つけた・・・「Hiroshi Kato Jim Gordon Haskell Japan 1977」とキャプションが入っていた。え?日本着てたの?となると77年当時日本で出された下の写真の企画物ツイストアルバム「いかすぜジャック ツイスト決定盤」の録音かな?テイチクから発売となったこのアルバム。バンド名も企画に合わせてグラフィティ・ハウス・バンドと適当にでっち上げておりますwこれを注文した時、いつもプログレ等洋楽ばかり買いに来る客がいきなり「ツイスト決定盤」を注文したので店主も驚いていたが、買うこちらも結構恥ずかしかったのである。で、後日注文の品が届きましたと電話で又も恥ずかしくなって、店に引き取りに行ってジャケットを見たらまたまた恥ずかしくなったw異常にヘタなイラストが泣ける・・・ポニーテールの女性のつもりなのだろうが、どう見ても半魚人にしか見えないからねぇ。何にしろ、当時制作されたこのアルバムが、英国収録ではなく日本での制作だったのが判明し、尚且つゴードンの初来日が意外な形であったのが確認できた休日であった。余談:ネットでふらついていると思わぬ情報にぶち当たることもあるwピーター・バラカン氏のラジオで放送された曲のデーターベースでウィークエンド・サンシャイン2002年11月02日にゴードンの特集番組の一覧があったw題してゴードン・ハスケル(Gordon Haskell)物語w果たしてどの程度の人が彼を知った上で聞いたのであろうか???謎だ。フルール・デュリーから69年のソロ第一作LPセイル・イン・マイ・ボートの曲まで取り上げられていたとは、さすがバラカンさんらしいマニアックな選曲でした。
Feb 16, 2008
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最近までイアン・ウォーレスの参加していたウォーリアーズの64年の音源が、キングクリムゾンに参加したミュージシャンの中では最古の部類になるのかな?と思っていたが、64年にもう一枚微妙なシングルが発表されている。(あくまでもCDで入手可能を前提にのお話w)フルール・デュリー(Fleur de Lys)加入前のゴードン・ハスケルが、後のマージーズやエピソードシックスや数々のバンドで活躍する元ビッグスリーのジョン・ガスタフソン達と組んでいたザ・クォーティションズ(The Quotations)が、64年にデッカから出した「Alright Baby B面はLove You All Over Again」。何枚か出しているバンドだがハスケルの関わったのはこの一枚だけらしい。ちなみにこの2曲は、The Merseys - A and B Sides, Rarities, And More 1964-1968 というザ・マージーズのレアトラックを集めたCDに収められており、アマゾンでも買える。で、このバンドやマージーズのプロデュースに関わるのがあのジミーペイジ。そう、フルール・デュリーの初期2枚シングル制作もしているペイジだ。最初の1枚目を発表後、フルール・デュリーはドラムス以外メンバーが入れ替わる。そして2枚目シングル「サークル」からハスケルが加わるのだ。ただこれも確定ではない。なぜなら63年末にジャイルズ兄弟が1ヶ月だけ参加したジ・インターンズInterns の I've Got Something To Say と言う曲で果たして録音に参加しているかどうか?これが結構ベースやドラムスがイイ演奏なのだ。もしもこの曲にジャイルズ兄弟が参加しているとなると、コチラが一番古い事になるのだが現段階では未確認のままだ。(※その後この7”へ未参加が確定)
Feb 16, 2008
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Cupids Inspiration - Yesterday has gone 1968cupids inspiration(キューピッズ・インスピレーション)の当時全英4位になったヒット曲の貴重な動画。このバンドにはLes Fleur De Lys(フルール・デュリー)を離脱したゴードン・ハスケルが極短期所属していた(上写真右端)。ただ、ゴードンはギャラが良かったので参加したが、今思えばフルール・デュリーを辞めるべきじゃなかったと懐柔している。この後、ソロアルバムを発表したゴードンは、キングクリムゾンのセカンドLP収録途中にグレッグが来なくなったせいでフリップに口説かれて、セッションに参加し、その後の加入へ繋がる。
Feb 15, 2008
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今回のご紹介は、キングクリムゾン結成前のメンバー達のレア音源について。このSyde Tryps Vol.7には、ジャイルズ兄弟がフリップを加える前のザ・ブレインThe Brainの曲が、5曲収められている。クリムゾンの前身となるジャイルズ・ジャイルズ&フリップのデッカでのアルバムは、ジャイルズ兄弟の楽曲が大半を占めているが、兄弟の過去楽曲ストックが流用されていた。このザ・ブレインはGGF直前だっただけに「ワン・イン・ア・ミリオン」「マーダー」2曲のフリップ加入前の演奏が聞ける。これを聴くとGGFがいかにジャイルズ兄弟主体だったかも判る。GGFにしてもアルバムラストのエリュダイト・アイズを収録中にメンバーが劇的な音楽性の変化を感じてその後のクリムゾンへの進化を辿ったのだが、ここにもその源流がかすかに感じ取れる。このCDには収められていないが、Nightmares in Red(ピーター・ジャイルズ作のシングルB面) と言う曲だけThe Rubble Collection Vol.3と言うコンピアルバムに入っている。既に海賊盤でお持ちの方には必要ないかもしれませんがw日本でも昔の音源を使ったコンピレーション・CDは現在かなり多く出ているが、諸外国でもやはり過去の音源を寄り集めたモノがかなり出ている。日本でGSコンピ商品があるように、英国でもミッド60'Sや60'S後期のサイケ、モッズ、ブレイクビート、ガレージバンド特集のオムニバスが際限なく量産されており、有名ミュージシャンのブレイク前の演奏も拾い取れるが、中には曲名も演奏者も不明なものまで収められて玉石混合状態も甚だしい。しかし、マニアにとっては以前であれば存在こそ知っていても音を聴く機会さえ与えられなかった音源を耳に出来るチャンスが出来たのはうれしいものである。このアルバムはCircus Days(1999 CD Blueprint 4383 又は英BAM CARUSO BAMVP1002CD CD)というコンピCDのVol. 3。目玉がグレッグ・レイクとアンディ・マクローチのいたシャイリムスShy Limbsの2曲とサーカス。サーカスの方は、トランスアトランティックのメル・コリンズのいたサーカスかと思いきや綴りの違うCirkusの方、ジャケットの表記はプリントミスですな。One+という復刻盤でもボーナストラックに入っていたアムステルダムが収録されていた。一方シャイリムスだが、グレッグの過去音源集に1曲だけ入っていたけど、こちらの方にはシングル両面が収められている。特に聞き物はちょっぴり青い影っぽいアレンジのReputationであろう。ココで聴けるアンディのドラミングは恐ろしい事に既にクリムゾンやグリーンスレイドでのあの超変態ドラミングになっている。もう1曲のLoveでは比較的平凡なプレイなのと比べると面白い。このシングルは69年に発売されたので、クリムゾンへ引き抜かれたグレッグは写っていない。左側の人物がアンディ。先出のアルバム以外にもこのシングル曲reputationは収められている。Perfumed Garden - Vol.2Acid Drops, Spacedust & Flying Saucers: Psychedelic Confectionery(2001 CD EMI 45078 2)また、上記2曲と別の Trick or two と言う楽曲が、psychedelic archaeology vol 06と言うコンピとWe Can Fly 2 UK Psychedelic Obscurities 1966-1971に収められている。こちらはいつの制作なのか不明だが、発表は69年11月の2枚目シングルB面(A面はLady In Black)。アンディのカウベルのトーンがフィールズを思い起こさせるサウンド。
Feb 14, 2008
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ディープ・パープルが70年代解散後、元メンバー達をフォローした経験のある人や後年ラインナップを追いかけた経験のある人なら、イアン・ギランの音楽の変遷を色んな想いをもっているかもしれない。なじみの仲間達との初期イアン・ギラン・バンドは今でこそ評価もされているが、当時はハードロックファンに軟弱になったとかいちゃもん付けられた不幸な過去もある。今聴けば素晴らしい音楽性なのだが、いかんせんジャズロックとかと相容れないモノをファンは期待しちゃっていたのだからしょうがない。バンドをコリン・タウンズ以外総入れ替えし、バンド名をギランとした後のヘビメタ路線への傾倒でチャートには復権したが、それもこれも商売の為なのであった。初期イアン・ギラン・バンドと言えば、巧手ジョン・ガスタフスンのブリブリベース等が魅力の一部だったが、ギランになってからそのバンドサウンドの根底を支えたのはやはりジャズロック出身のジョン・マッコイであった。前置きが長くなったが、今回はそのマッコイさんが在籍していた好バンド、ZZebraズィーブラをちょいとご紹介したい。なんてったって今でも再発されて地味に売れている良作なのだしwIF(イフ)のオリジナルメンバーだったデイブ・クインシーとテリー・スミス、スティーヴィー・ウィンウッドのサードワールドに関わっていたオシビサ人脈ラフティ・アマオ、ラブ・アフェアのガス・イートン、ジュリー・フェリックスのバックにいたライアム・ジェノッキーやマッコイらが組んだのがこのバンド。才人トミー・アイアーが後にバンドに加わっている。バンド名がZZと始まるとはZZTOPとこのバンドくらいかもしれんw76年に解散後、ドラムのジェノッキーはアマルガムに、他のメンバーもジャズシーンへ散っていった。ところが時のパンクムーブメントがジャズロック系ミュージシャンを壊滅させたのは言うまでもない。当時のジャズロックではナショナルヘルスがアルバムの発売に苦戦したのはマニアに知られている話だし、インタビューで「皿洗い」して糊口をしのいでいるといった某ミュージシャンもいた。ジョン・マッコイも御多分に漏れず、やはり苦労が多かったと後年の来日時に聞いている。その際、横にいたインタビュアーの「もうジャズロックは演らないのですか?」という質問に、しばし考え込んだ彼はコーラの小ボトルを飲みながら、高層ホテルから見える新宿の風景を遠めに見ながらぼそぼそっと「ジャズじゃ食べていけないんだよ・・・」と同僚コリン・タウンズ共々語っていた。別れ際に大きな手で握手をしたのを今でも良く覚えている。あれから随分と時が流れたが、現在はプロデューサー業もされているようである。
Feb 7, 2008
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会社で聴いた所では、うちの近所(爆笑問題が出た大学辺り)の餃子屋が景気良いらしい。余りの売れ行きに店の主人もうれしい悲鳴だとか。手作りの安心感が見直されているんでしょうかね。前にも書きましたが、70年代半ばのイギリスは日本とほぼ同じ食料自給率4割程でした。チェルノブイリ事故などを契機に自国の生産体制強化による、食料安全保障に取り組んだ結果、現在イギリスは7割を越える自給率にまでになりました。当然ですが、農政と雇用の問題にも色々手を加えた結果なのでしょう。そろそろ日本も地方に道路を作るのも結構ですが、今後の農政を見直してきちんと計画的に自給率を上げる努力をしていただきたいものですね。
Feb 4, 2008
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雪が降る様子を眺めているとポール・ギャリコの小説「スノーグース」を何故か思い出します。ギャリコの小説を音楽化したCAMEL(キャメル)の名作のせいもありますがw連想してしまうのはキャメルのアルバムジャケットのイメージが脳裏に焼きついているからでしょうねw一般的にはポセイドン・アドベンチャーの作者として知られるギャリコの作品は、近年いくつかが新装されて復刻されています。その多くは人気スポーツライターだった彼らしい巧みな表現とユーモア、表現対象を慈しむ優しい人柄が特徴となっています。スノーグース:短編ながら、ギャリコの魅力が凝縮された作品。七つの人形の恋物語:日本でもかって荻野目慶子主演で舞台化された作品で、世界中で舞台化されたり映像化されている劇的な恋愛ファンタジーの傑作。ジェニー:ある日真っ白な猫にされてしまった少年がロンドンでひどい目に合うが、恋猫ジェニィと冒険へ。ハイラム・ホリデーの大冒険:さえない平凡な中年が突然国家的陰謀に巻き込まれ。他にもトンデモネズミ大活躍、ハリスおばさんパリへ行く、トマシーナ、幽霊が多すぎる等、たくさんの著作がまた新装版で手に入るようになってきています。寒い夜に心温まるギャリコの小説、かなりオススメです。ポール・ギャリコ書誌情報サイトポールギャリコ 復刊特集ページ
Feb 3, 2008
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このところ、妙にキーボード主体のバンドを聞きなおしている。ザ・ナイスの初期やら、レフュジーなんぞを約30年ぶりにだwピーター・バーデンスのキャメル前のソロも今になって聴きなおすと面白い。他も色々聴き直していくつもりだ。で、本題のレアバードだ。大昔、シンパシーという曲が彼らによって大ヒットしたことは、プログレ好きなら知っているかもしれないし、他のいくつかのカバー・ヴァージョンでも聴くことが出来る。淡々とした曲調ながら、深遠なテーマを切々と歌い上げる、知るほどに涙ちょちょぎれる名曲だ。最近もええ年こいて大泣きしたw とにかく知るほどに泣ける。さて話題を変えよう。このアルバム、As Your Mind Flies Byは日本でも何度か再発されている2NDアルバム。中心メンバーだったグレアム・フィールドがこの作品でバンドから離れ、ロバート・フリップの仲介を得てフィールズを結成したのをファンならご存知だろう。昔聞いたときは、良い作品だとは感じたが久しぶりに聞くと堪えられませんなwレアバードならではの独特の雰囲気。グレアムのオルガンの音色や曲構成は後のフィールズと余り変わらなかったりするが、丁寧な作りこみやスティーヴのソウルフルな歌声を聴くと出来としてはフィールズよりしっかりしている。(まあ、あちらはあちらでドラムスが聞き物だがw)5曲目のFlightは力作だし、他の4曲の小品も素晴らしい。中でも2曲目のDown On The Floorの中世的な雰囲気に乗るドラマティックな歌声はゾクゾクします。無論、今の時代のオーバープロデュースされた楽曲に馴染んだ耳には、簡素すぎて聞こえるかもしれない。でも、曲が良いからこれからも楽しんでいけるはず・・・個人的にはね。
Feb 1, 2008
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