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2025.12.02
カテゴリ： 姉小路祐
潜入捜査官 警視庁都民相談室 七曲風馬【電子書籍】[ 姉小路 祐 ]
潜入捜査官と言えば、薬物犯罪対策を惹起させるが、本作は、なんと警察安全相談を端緒とするもので本当にそんな商売があるのかどうかはわからないが、裏口就職ということから、警察が動き始めるものであるが、とにかくこの作家の特徴であるかは、判然としないが、話が粗い。
例えば死体現象。
このことについては、多くのミステリー作家さんがきちんとした勉強しているので場合によっては、その情景を読んだだけで気持ち悪くなるものもあるのに本作は、矛盾だらけ。
埋めた死体を掘り返して海に沈めるだと。
その際血液が残っているから、深く掘ることだと。
そんな姑息な方法で鑑識の目を欺けるものか。
人物の表現も粗い。
本作における人間関係も曖昧で実に分かりづらかった。
こうなると、もう読む気にはなりません。
その結果本作は、読むに値しないという結論に達した。
結局本作は、ある種のおとり捜査の手法が書かれているのであってそのことは、我が国では認められていないもの。
すなわちリアリティ不足。
最終盤のドタバタは、本当に理解不能だった。
こういうのが商品になるかどうかの見極めも出版社側でしなければならないのではないのか。
世に出した段階でその全責任は、出版社にあると、私は、思う。
それまでのチェックを出版社には、きちんとして欲しいものだ。
読み手から時間の無駄だと思われないために。(8/25記)
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