2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全28件 (28件中 1-28件目)
1
あるうつ病の友人からメールが届いた。「私は間違っていますか?それだけ訊きたい」という主旨だった。 楽天ではないけれども、彼女は自分の日記をホームページで公開している。その内容を読むと、「私は間違っていない」という悲痛な叫びが聞こえてくるようだ。 人間、間違ってもいいのだよと私は返事を書いた。間違っても修正がきく。程度にもよるが、相手をひどく傷つけたり、命を奪うようなことをしない限り、小さな間違いはそのつど正していくことができる。 いつも間違っている人は滅多にいないし、いつもイッパツで正しいことができる人も滅多にいない。 二人の人間の間で葛藤や争いごとが起きたとき、どちらが絶対に正しいか、どちらが絶対に間違っているかを決めるのは難しい。お互いに自分が間違っているとは思わないし、客観的な裁きを受けるにしても、納得しないことが多い。 そもそも人間が間違えなくなったら、職を失う人も大勢いる。法曹、矯正、教育、医療のジャンル。そして、コンピュータも出番を失うだろうが、まあ、そんなことはあり得ない。 つねに断罪や相対的な正しさの評価を必要とする世の中なんて、息苦しくてたまらない。「どっちもどっち」ってことが多いのではないだろうか。「間違っているのはアナタのほうだ」と言い続ける限り、解決しない。心を開いて話し合わなくては。妥協もするさ、譲歩もするさ、カッコ悪いこともあるさ。 昨日の日記にも書いたが、正しいことは、ときに退屈だ。面白みがない。と、不良な私は考える。 人間は間違える生き物なのだ。どこまで自分を赦し、相手を赦せるか。そのときそのときで対処していくしかない。繰り返し言うと、いつも正しいとか、いつも間違っているということはあり得ないのだ。 もっと不マジメになりましょう。反逆の精神を持ちましょう。いつも正しくなくたっていい。間違ってもいいのだよ。だいたい、何が正しくて何が間違っているかを決めるモノサシ自体がつねに正しいとは限らないじゃないか。モノサシは1本じゃないから、不適切なモノサシを当てて判断しているっていうような、そんなシンプルな落ち度が問題の原因なのかもしれないし。モノサシを疑う懐疑の精神、反逆の魂を持とうじゃないか。 そもそも鬱だとか、アダルトチルドレンだとか、注意欠陥多動性障害だとか、買い物依存症とか、そういったレッテルを手にして満足してしまうマジメな人が多すぎるような気がする。そんなにマジメに「正しい患者の道」をまっしぐらに進んで、疲れません?疲れているでしょう。 反抗的な不良も、お気楽なようで実はなかなかにシビアな人生を送っていて、私は自分に言い訳をするのが嫌なのだ。他人には言い訳するけれどね。 好みの問題にもよるけれど、私は自分に言い訳をしない人生を送りたい。自業自得ってものさ。どんな「業」でも引き受けよう。労働経済学者の玄田有史さん風に言えば、「自分が自分のボスになる」人生を歩みたい。 ……………。 女性の失業率が最悪の5.5%になったという。今年1月の集計である。読売新聞ニュース速報↓http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20030228-00000004-yom-pol 総務省労働力調査速報↓http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/index.htm 女性の完全失業者の数は144万人(男性は213万人)。昨年の1月に比べ、女性は10万人増え、男性は3万人増えたことになる。 この調査の結果について、総務省は「世帯主のリストラで主婦などが求職活動を始めたが、思うように職に就けなかった結果、女性の失業率が上がった」と分析している。 失業者の求職理由では、男性は「リストラ」が同9万人増、女性は「新たに収入が必要」が同6万人増で最も増加が大きかった。年代別では、35―44歳の女性が同6万人増と、最も大幅に増えた。 このニュースを読み、「ついに潜在的失業者たちが浮上してきた」と思った。パートの主婦(とくに年収103万円未満で配偶者控除を受けるべくディスカウント労働に甘んじている人々)、専業主婦およびフリーターの若者は、失業率のデータには含まれないものの、言わば潜在的失業者である。非常に不安定で、いつ職を失うかわからない状態に置かれている。「お父さんがリストラされちゃったので、今年からお母さんも正社員で本格的に働くことにしよう」と年初の決意をして動き始めたものの、思うような結果が得られなかったのだろう。 以前、私が講師を務めた資格に関するセミナーで、ある女性が「夫がいつリストラされるかわからないので、家計のリスクマネジメントのために資格を取って、イザとなれば私が働けるようにしたい」と発言した。 いままさにそのようなリスクマネジメントが切実感を持ち始めているのである。 求人件数自体は実はわずかながら増えている。厚生労働省が発表した1月の有効求人倍率(季節調整値)は0・60倍で、前月より0・01ポイント改善した。有効求人倍率が0・6倍を回復したのは、2001年6月以来19か月ぶりのことだそうだ。 求職者10人のうち6人しか職に就けないというのは、まだまだ厳しい状況ではあるが、求人倍率が改善しているのに、失業率が悪化するのはどういうことかというと、職はあっても、自分の希望する職でなければ就けない、就きたくないからだ。ミスマッチである。 好き嫌い、向き不向き、求人側が求める能力に対する求職者側のミスマッチなどがそれ。このようなミスマッチを解消するのが、私のような就転職お助けウーマンの役割である。 要は「己を知り敵を知れば百戦危うからず」である。自己理解と職業理解から始めて自分の適性を探り、不足している能力を補って成長を図り、マッチする仕事に就職するというゴールまでを支援するわけだ。 支援の必要な方、いつでもメールください(と、ここでもしっかりPRしておこうっと)。
2003年02月28日
まぶしいほどの快晴。ナイショだけど、二日酔い。こんな日は、スポーツクラブの露天ジャクージに浸かって、ぼーっとしたい。好きな音楽を聞きながら、ね。 日本語では「ジャグジー」って言ったほうが通じるけれど、原語どおりの発音だと「ジャクージ」だよなあと思いつつ、yahoo!で検索してみたところ、お台場日航ホテルのスパのページが出てきた。http://www.hnt.co.jp/zen/jacuzzi_.htm そういえば、「一休」のホテルオークションでお台場日航の部屋をゲットして、女ふたりで気ままな休日を過ごそうねと約束したんだっけ<Nちゃん あそこのスパはいいよ。屋外のほうは、レインボーブリッジを望む絶好の視界。今度は夜景も見てみたいな。屋内のジャクージはパワー強烈で、水着が脱げそうだったのを思い出した。オーバル型のプールも快適で、平日に泊まったときはガラガラに空いていて、背泳ぎを何往復も楽しんだ。高い天井を見上げながら泳いでいると、空を飛んでいるような浮遊感が味わえたものだった。 どうせサボるなら、いっそこれからお台場へ……それはいくらなんでも無謀過ぎる。ちょっとスケールダウンして、ニコタマの温泉にしようか。http://www.setaonsen.co.jp/ でも、プールで泳ぐのもいいなあ。やっぱりスポーツクラブにしようか。悩む。 ……………。 結局、家で仕事をしているのだった。ああ、旅に出たい。 せめて空想の旅に出ようと思って、本のページを開いた。ルース・ライクル著『落ち込んだときは料理を作ろう』。 フードライターとして駆け出しのころ、彼女は夫を裏切り、愛人の待つパリへ旅立つ。愛人はレストラン業界にその名をとどろかす大物編集者。パリのさまざまなレストランやカフェを舞台に展開される、世にも豪華な酒色の宴……。 あのトゥール・ダルジャンの宴では、トリュフが出てくる。そのくだりをちょっとご紹介。以下引用。 トリュフ入りスクランブルエッグは、フォアグラよりさらにおいしかった。一口食べるたびに、太陽のひとかけをかじっているような気がした。ジャコウと光の香りがいっときに押し寄せ、私はとつぜん叫んでいた。「セックスってこんな味だとずっと思っていたわ」 彼女が食べたのは、もしかすると白トリュフのほうじゃないだろうか。白トリュフは、まさに媚薬的な食べ物だ。私も一度だけ食べたことがあるが、あれは「スレスレの危険な味」だった。 こんなものを公衆の面前で食べちゃっていいのだろうか。店全体に淫靡な香りが立ち込め、なんだか悪魔に魂を売った黒魔術信奉者の集まりのようだった。 とくにリゾットが忘れられない。お米を白トリュフと一緒に密閉容器に入れて香りを移すのだとか。そして、できあがった皿の上からも雪のように白トリュフが散らしてあったような記憶が……。「官能的な香りと言えば」と彼。「あの日、ホテルの部屋で目覚めたとき、部屋全体に立ち込めていたマルゴー村のワインの香りが忘れられない」「失楽園の香り」「あのまま二人でどこか小さな田舎町へ逃避行しようかと思った」「へえー、そんなことを思っていたの」「小さな酒場を開く。オレがシェーカーを振る。田舎のわりにはシングルモルトの品揃えはピカ一だって評判が立って……」「私はどうするの?」「酒場を舞台にした探偵小説でも書くか」「ふふん。悪くないわね。あのワインは確か、ローザン・ガシーだったような気がするわ。横浜の高島屋で買って持ち込んだの」「中華街で食事した後に、部屋で飲んだのだっけ?」「海の見えるゴージャスな部屋。帰りは船に乗って日の出桟橋まで行こうってことになったの」「中華街で食べたのは?」「どの店で食べたのかも忘れているでしょう。嫌ねえ。確か小雨が降っていて、コンシェルジェが紹介してくれた有名店だというのに店はガラガラだった。二階のいちばん奥に陣取って、前菜は忘れてしまったけれども、メインにはウナギの煮物を食べたような気がするわ」「ウナギか……どうりであの日は」「バカねえ」 恋愛小説家ごっこは、どんどんエスカレートしていくのでありました。だれか止めてくれ! ……………。 少し早めに仕事を切り上げ、スポーツクラブの露天ジャクージに浸かった。念願の恍惚。空から茜色が消え、ブルーグレーに染まるまでのさまを眺めながら。 エアロビクスのプログラムが始まるまで、ほんの少し時間があったので、携帯メールを某所へ送ると、最悪の返事が帰って来た。気もそぞろで赤信号の横断歩道へ踏み出し、トラアックに轢かれる……そんな結末だってありそうだった。もしくは、以前から考えていた秘密の自殺の方法を決行するか。“Don’t leave me this way” 帰宅後、デスクで待機状態にしてあったパソコンのマウスをクリックすると、なぜかサラ・ジェーン・モリスのサイトにつながって、彼女の歌声が聞こえてきた。「お気に入り」に登録してあった彼女のサイトに、何の偶然か、つながってしまったのだ。CDを引っ張り出して聴きながら書いています。 私はサヴァイヴする。生き続ける。ちょっとやそっとじゃ、死なないもんねー。ざまーみろ。 人を恋愛に走らせる情熱は、ときどき過激すぎて、人を殺したり、破滅させたり、社会的に抹殺したりする。だからときどき小休止したり、途中で降りるのが正しい。「こんなひどい男は嫌いになりなさい」 という文面だった。その携帯メールは。 確かにひどい。裏切り者! しかし、賢い女は裏切り者を恨まない。ただ、その正しさに退屈するだけ。 ……………。 愛情を込めて作られた料理は、人に生きる力を与えてくれる。魂を救済する。 ジムから帰って来たら、実家の食卓で神々しいまでの光を放っていたのは、天麩羅の盛り合わせだった。 車海老、鱈の白子、茄子、たらの芽、ふきのとう、山うど、アスパラ。 泣けてくる。同じ涙なら、こういうときのためにとっておくべきだ。「ああ、日本酒が飲みたい」 もしかして、お正月用に買った一升瓶がまだ残っているかなあ。我が家は私以外は誰も日本酒を呑まない。ああ、もったいないのか役得なのか。「封を切っていない久保田があったよ。あれはどこかへ持っていくのぉ?」 と、ありったけの媚を含んで父親に言ったら、「普段に飲んだらもったいない」。正しい。正しすぎる。でも、つまんない。 しょうがないので、1000円ぐらいで買ったチリワインのソーヴィニオン・ブランをあける。ははあ、定石どおり、野菜料理に合いますなあ。うっとり。 実は私、料理は好きで色々作っているけれども、天麩羅だけはできない。母があまりに上手すぎるので、手が出ないのだ。 彼女がここまで熟練するにはワケありで、祖母との確執があった。祖母は、世が世なら……の天才肌と見る人もいれば、単なるワガママなお嬢様という評価もあるが、とにかく、頭が冴えていて料理の腕は抜群だった。とくに天麩羅。 限りなく薄く、カリリと揚がった衣の美しさ。胡麻油の香りに寄りかかれるプロを凌ぐ。いまの母がそうだ。 私が結婚に対して過分な幻想を抱かないのは、恐らく母と祖母の積年の確執のせいであろうと思われるが、しかし、他の人よりも絶望のレベルと楽天のレベルが深く高いのも彼女たち二人のおかげだろう。 つまるところ、私は幸せだ。おやすみ。
2003年02月27日
フレックスタイム制の人もそうだろうけれど、フリーランスの私は、始業のベルを自分で鳴らさなくちゃ、永遠に仕事が始まらない。 何か儀式がないと、カラダも心も仕事に対してオンにならない感じ。今日はハーブティーを始業のベルに選んだ。穏やかな、スロウなスタート。青いレモンのような香りのするヴェルヴェーヌを選んだ。音楽は、入れっぱなしのCDがノラ・ジョーンズ。 ……………。 あの日の電話の声が忘れられない。元気いっぱいのいたずらっ子が先生に叱られ、すっかりしょげこんでいるような声。どこか甘えが残っているような。いまにも泣き出しそうな。 母性本能とやらは信じていないけれども、どうしても放っておけない気にさせられた。「どうしたの? だいじょうぶ?」「ありがとう。ああ、その声。その声が聞きたかったんだ。やっぱりいい。大好きだ」「いやあねえ。あんまり落ち込み過ぎないで」 心配になって受話器を顎にはさみ、パソコンのキーを叩いてメールを開いたら、鬱のカタマリのような文面が届いていた。これは危ない。何かとんでもないことを仕出かしそうな兆候が感じ取れた。「こっちにも色々美味しいものがあって、試してみたけれど、やっぱりだめだよ。キミの部屋で、キミの声を聞きながら一緒に食べる料理じゃなくては。とくにこの時期は、鍋だ。ああ、キミと鍋を食べたい」 そんなことを言われると、いますぐにでも鍋を背負って飛行機で飛んで行きたくなっちゃう。でも、お金も時間もないや。今度の週末はこっちへ来れる?ダメ?仕事か。しょうがないね。絶望しちゃダメだよ。きっといつか会えるから。 どうにか気分が落ち着いたみたいだったから、向こうからかかってきた遠距離電話を切った。 必要とされているのは嬉しい。でも、必要なときしか求めてもらえないのは、愛されているということとは違う気がする。 私から「ヘルプ・ミー」のメッセージを送っても、無愛想な返事しか返って来ないんだもの。「我々のようなプロの文筆家と違うのだから、彼に多くを求めてはいけない」と同業の友人は慰めてくれるのだけれど。 愛っていうのは、不平等にできているのだろう。常に温度差があるものなのだ。どちらかが情熱をもってその落差を埋め、近づこうとしない限り、差はどんどん広がって行く。「自分はもう必要とされていないのでは?」とか、「それほど必要性のない存在になってしまっているに違いない」という疑念が、ますます差を広げる。 疑念が強過ぎると、「自分はもはや誰からも必要とされていないのではないか」という絶望の底にたどり着いてしまう。「どうせ自分はその程度の人間なのだ」と自分の中の悪魔が囁く。死にたくなる。 でも、もしも彼の中にほんの少しでも愛が残っていたら、「どうせ自分は」と自分を貶めることが、彼の愛情に対する裏切り行為になる。「こんな自分でも愛してもらえるのだ」という愛の奇跡を信じるほうが百倍正しい。 愛の必要のない人生なんて、あり得ない。 ※以上もフィクションだからね。しかし作家というものは常に大嘘つきなのである。 ……………。 さて、鍋料理の話題になったところで(と、強引に気分を切り換えて)、先週の土曜日にお招きいただいたお宅で、本格派の博多風鶏の水炊きをご馳走になった。 この前の冬か、前の前か、私もよく作ったのだけれど、いかんせん、手間がかかりすぎるので、近ごろとんとご無沙汰だ。しかし、手間をかけるだけのことはある。人に感動を与える滋味だ。たぐい稀な深み。魂をぐっと鷲づかみにされる。 3月の最後に計画している花見の二次会で作ることにしよう。冷えた体を温めるには最適だ。ココロもね。 調理には、特大サイズの鍋が必要。「1人あたり2羽の鶏ガラを使う」と教えられたが、ラーメン屋サイズの鍋がないと、ちょっとそれは無理。拙宅の鍋にはせいぜい5羽分しか入らないけれど、これで勘弁してもらおう。 鍋にガラとたっぷりの水、昆布を入れて強火にかける。沸騰してきても、決して火は弱めない。ひたすら強火。途中、1時間ぐらいのところで昆布を引き上げる。アクはていねいに引く。3時間を過ぎるころから、だんだん白濁してくる。満足のいくコクが出るまでに4時間から5時間はかかる。 ガスのメーターがハネ上がる料理なので、ひと冬にそう何度もできない。一度だけのお祭にすべきかもね。 こうしていい出汁が出たら、ガラは捨て、スープを漉す。スープをすぐに使わない場合は、冷凍保存したほうがいい。傷みが早いので要注意だ。 いよいよ鍋の準備。骨付きの鶏肉は、ひたひたの水から火にかけ、沸騰してきたら弱火にして30分ぐらい下煮する。卓上の土鍋に、白濁スープを適量とり、下煮した鶏肉と下煮の鍋の澄んだスープも適量加えてベースを作る。そしてまずは鶏肉だけをいただくのが正しい流儀。 鶏肉を食べ終わったら、次は野菜。キャベツ、ニラ、キノコなどお好みのものを。本場では、コウトウネギを必ず使うそうだが、東京では入手不可能。私はまだ食べたことがない。他の青ネギで代用している。 薬味には、おろしにんにく、おろしショウガ、ゆず胡椒など。私は白胡椒を効かせるのが好きだ。 箸休めに、高菜漬けも用意したい。となると、博多ラーメンの細めんを鍋に放り込みたくなるが、これはあくまでも鶏ガラのスープなので、トンコツほどのコッテリ感がないため、ミスマッチ。春雨ぐらいがちょうどいい。もちろん、雑炊も。 おお、桜が咲くのが楽しみになってきたぞっと。 ……………。 本日は1日篭城状態で原稿書き。こういうときに、長期保存に耐え得る食材を「常備材」としておくと便利だ。 保存性、経済性、応用範囲の広さ、調理の簡単さで言えば、パスタを主食とするイタリア料理に軍配が上がるだろう。 ごそごそごそ(棚を探る音)。あいにくトマトの水煮缶を切らしているのでトマトソースは無理か。おっと、ユニクロの野菜通販SKIPで買った濃厚トマトジュースが1缶だけ残っていた。しめしめ。 にんにくのほか、エシャロットも1つあるので、細かくみじん切りにする。たっぷりのオリーヴオイルで炒め、冷蔵庫に5㎝分ぐらい残っていたパンチェッタ(豚ばら肉の塩漬け。燻製していないベーコン)のカタマリを2㎝分ぐらい切り分け、細かいたんざくに切って鍋に加えた。 香りが立ってきたら、トマトジュースを加え、月桂樹の葉1枚と胡椒ガリゴリしてしばらく煮詰め、塩で味を調えて出来上がり。 パスタは1束100円で買ったスパゲッティーニ。太さ1.5㎜で茹で時間6~7分。まことに簡便である。 ちょっと物足りなかったので、昨日、作っておいた和風カレースープを温めて飲んだ。蕎麦屋のカレーをゆるくしたようなもの。チキンスープにタマネギスライスと拍子木切りのジャガイモ、薄くスライスしたパンチェッタを放り込んで煮立て、カレー粉、しょう油、塩、胡椒で味つけして水溶き片栗粉を加えただけ。パンチェッタからいい出汁が出た。 残った「常備材」は、ニンニク、鷹の爪、スパゲッティーニぐらいだから、このままだと明日以降はペペロンチーニを作るしかないな。とほほ。 そのうちに近所のディスカウントショップ「大黒屋」へ買出しに行き、トマト水煮缶、アンチョビフィレ、ツナ缶などを仕入れておこう。ぜいたくを言えば、オリーヴとケッパー、ドライトマトも欲しい。パンチェッタもそろそろなくなるのでこれも必要。色づけに冷凍グリーンピースがあるとステキだな。 午前中は鬱っぽかった気分も、美味しいものを食べたらハイになってきた。『落ち込んだときは料理を作ろう』(ルース・ライクル著、はまの出版)という本のタイトルは、誠に正しい。中身もすこぶる面白い。 表紙カバーの宣伝文に曰く「人気フードライターが綴る最高の食事と愛をめぐる冒険物語」。私がここ数日の日記でしていることに近いかも。食事は最高じゃないし、人気者じゃないし、物語は冒険というにはささやか過ぎるけれどね。そのうち感想を書こう。
2003年02月26日
いいお天気だ。週末からずっとぐずついた空だったので、待望の洗濯日和。洗濯機フル稼動で2回分を干す。 満艦飾...というにはモノトーン系に偏っている。豹柄、ゼブラ柄のハデハデ、エアロビクス・ウェアばかり。われながら、よくも集めちゃったものだ。「買い過ぎだよ。それに、露出度が高過ぎやしないか」 背中丸出しのトップスを干しているときだった。それとも、Tバックの下着を干した後だったか。振り返ると、彼がうまそうに煙草を吸っていた。今日は遅番だから、のんびりできるらしい。「よく言うじゃない。短いスカートを履いて、足をむき出しにしたほうが細くなるって。そんな効果を狙っているんだけれど」「女は男の視線で磨かれる……か」「そうそう」「他のヤツには見せたくないな」「ふふん」「いや、目に毒で気の毒じゃないかと思ってね」「おい、こら!」 ふーんだ。悔しいから、もっと腹筋鍛えてヘソ出しウェアを着てやる。ヘソピーつけてやる。アンダーウェアはへそ下ギリギリまで下げるのだ。憧れのKインストラクターみたいに腹筋3すじつけて、ウェストをきゅるんと引き締めて。「ま、そうムキになりなさんな。いまのままでも十分だよ。さあ、パスタでも作って腹ごなししよう」「そうやって太らせようとする!」「食べているときのキミの満面の笑顔を見られなくなるほど、この世に悲しいことはないからね」 うーん。それを言われると弱い。はいはい。パスタは何にしましょう。緊縮財政につき、タマネギだけのスパゲティはいかが?タマネギのスライスをオリーヴオイルでよく炒め、茹で上がったパスタとからめ、醤油をほんのひと垂らしに塩、胡椒。おかかを躍らせ、コーレーグースで辛みをつける。「具がタマネギだけだなんて、いくらなんでも寂しすぎるぜ」「そんなことないよ。1人1個分ぐらい、大量に炒めるの。弱火でじっくり、じっくりね。そうすると、甘味が芯からじわーっと引き出されてくる」「オニオングラタンスープのノリだね」「そのとおり。宝物を手に入れるには、時間がかかるの。見かけに騙されず、ありったけの想像力を働かせる」「ダイヤモンドの原石はアフリカの鉱山じゃなく、もっと身近にあるといいたいわけだね」「あはは。パルミジャーノをおろして、たっぷりかければボリューム感が出るよ。おかかは不要になっちゃうけどね」 昨夜の残りのレタスを千切って、トスサラダも作ろう。オリーヴオイルをよおくなじませてから、ワインビネガー、塩、胡椒で味を調えるだけ。 もう少ししたら、お花屋さんにハーブの小鉢が並ぶ。そうしたら、パセリとセルフィーユを買ってきて、窓辺に並べよう。和風に山椒の鉢でもいい。若芽をちょいと千切って飾ると、ありあわせの料理だってちょっとしたご馳走になるね。 せっかく一緒に居られる貴重な時間だから、昼間だけどグラスワインを1杯だけ。酔いざましに、後で濃い目のコーヒーを淹れよう。 ……………。 おだてに乗って、恋愛小説家のノリで書き直しちゃいました。あはは。 さて、今日も来てます。花粉症。雨の翌日は、二日分の花粉が飛散するとテレビの中から気象予報士が言っていた。「二日分」という言葉は恐ろしい暗示のようだ。 抗体医薬の原稿を書くにあたり、抗原抗体反応について調べ始めたら、そうだ、花粉症も確か抗原抗体反応だった。これを枕に使おうと思ってサイトを調べていくと……。 製薬会社が運営している下記のサイトがおススメ。とくに私が読んでみてタメになったのは、薬局で気軽に買える抗ヒスタミン剤は副作用として眠くなってしまうのだけれども、医師から処方される第二世代の抗ヒスタミン剤は、眠くならず、効果も高いとか。やはり、迷わず耳鼻科へ直行したほうがいいのかも。http://www.alle-gra.com/kafun/syoki/index.html いまからでは遅いが、毎年症状の出る人は、「今年は大丈夫かも」と油断しないで、症状が出る前の初期治療が有効なのだとか。ここまで書かれると、製薬会社の陰謀という気がしないでもないけれど、転ばぬ先の杖はあったほうがいい? ……………。 まだ続く予定。
2003年02月25日
花粉症が始まってしまいました。昨日からクシャミが出て、今日は朝から鼻水が止まりません。つらいよー。 去年は漢方薬を試したり、ジタバタしましたが、結局、耳鼻科の薬でウソみたいに楽になりました。今年も西洋医学頼みだな。 さて、今週は取材も講演も1件ずつと少なくて、室内で終日原稿書きをする日ばかり。さくさく進めなくては。 いまは「抗体医薬」について調査中。これとフットケアについての原稿も今日中に書かねば。午後は経団連へ取材に行ってきます。 ダイエットは3月末の目標まであと2.8㎏! ……………。 大手町から帰る車中で、彼にメールを送った。「一緒に春を食べようよ」 駅ビルのスタバで待ち合わせて、デパ地下の買い物にも付き合ってもらう。 土曜日のワイン会に持って行った「ノレソレ」がとっても美味しかったから、食べさせたくて。「なんだソレ?」「あはは。アナゴの稚魚よ。白魚みたいなもの。あった!ほら、これ」「葛切りに目がついているみたいだな」「うふふ。透明で、平べったいからね。食べてもつるんとして、葛切りみたいよ」「泳ぐ葛切りクンだね。どうやって食べるの?」「それは後のお楽しみ」 他にボイルのほたるいかも買った。酢味噌をつけて食べるとウマイね。 野菜売り場へ移動すると、特売品のコーナーには「うるい」と「うど」が山積みに。よおし、両方ゲットだ。うるいはさっと湯がいて冷水にとり、よく水気を切る。ホタルイカに添えて、一緒に酢味噌で食べよう。「うどってどんな字を書くか知ってる?」「わかんないよ」「独り活きるって書くんだよ。独活」「誰かさんにぴったりだな」「今日は看板はずしたい気分なわけよ」「御意。お相手を務めさせていただきます」 どうやって料理するかって?オーソドックスにわかめと一緒に酢の物にするのもいいけれど、ちょっといたずらしたい気分。皮を剥き、柔らかめに茹で、ホワイトアスパラに見立ててレモンバターソースでいただくの。ね、いいと思わない?「なんかもうちょっとボリュームのあるものも食べたいね」 じゃあ、菜の花のパスタにしよう。スパゲティがいいかな。麺を茹でている鍋に、後から時間を見計らって菜の花も投入。その合い間に、フライパンにオリーヴオイルをひき、にんにくのみじん切りを炒め、アンチョビを溶かす。鷹の爪も1本。パスタと菜の花を一緒に引き上げて水切りしたら、フライパンに入れて混ぜ混ぜ。塩、胡椒で味を調え、出来上がり。 ワインも買っていこうね。山菜の酢味噌味によく合うのが、国産のナイアガラを使った白ワイン。お、辛口もあるね。信州桔梗ヶ原の井筒ワインだ。 うーん。蕗味噌もなめたくなってきた。色々な作り方があるけれども、うちは油味噌にするの。ふきのとうを細かく切ったら軽く塩でもんであく抜きして水洗い。これをサラダ油で炒め、田舎味噌と酒少々を加えて溶いていくの。砂糖もちょっと入れる。「それはさすがにワインとは合わないんじゃないの?」 まあ、ものは試し。合わなければ、焼酎があるじゃん。 外はまだ氷雨が止まない。でも、楽しいたくらみでワクワクする胸があたたかい。早くおうちへ帰ろう。 ところで、ノレソレはどうするかって? たっぷりのオリーヴオイルでにんにくのみじん切りを炒め、この中に放り込んでほんの1、2分。透明な身が白く変わってきたら火を止める。種を抜いた鷹の爪をちぎって上に散らして。そのまま食卓に出せるから、ル・クルーゼの小さいホウロウパンがいい。このお料理、イタリアではウナギの稚魚を使う。「アンギュラス」と言います。 カンパーイ! グラミー賞総なめのノラ・ジョーンズのCDでも聴きながら、のんびり春を食べよう。 ……………。 恋愛小説家のトレーニングは、うまくいっているでしょうか。ここで元のお堅いジャーナリストに戻って。 日本人のおバカさ加減がバレバレになってしまったニュースを貼り付けておきます。以下、引用。「同じ『外国人』のタマちゃんが住民票をもらった。私たちにも住民票を!」-。横浜市西区がアゴヒゲアザラシの「タマちゃん」に“住民票”を交付したのを受けて、在日外国人らが22日、同区内の公園で「タマちゃん友人会」を開き、住民票や参政権を求めアピールした。 集まったのは日本に滞在している外国人ら17人。午前11時すぎ、タマちゃんの「住所」となっている横浜市西区内を流れる帷子(かたびら)川近くのJR根岸線桜木町駅前に、顔にインクでひげを書いたり、鼻を黒く塗るなどしてタマちゃんに扮(ふん)して集合。 その後、近くの公園に移動し「住民票下さい」と訴えた。主催者で在日8年のコメディアン、デーブ・ガタリッジさん(30=東京都渋谷区)は「このイベントを通じて、住民票システムについて一般の人に考えてもらいたい」と話していた。 以上、引用終わり。 でも記者さん。もう少し詳しく書かないと、多くの日本人には彼らの行動の意味するところが分からないんじゃないかなあ。
2003年02月24日
日記にフィクションを書いているうち、何が現実で何が空想か、だんだん分からなくなってきてしまった。 昨夜、べろんべろんに酔っ払って帰ってきて、タイミングよく電話が鳴り、誰かと話したような気がするのだけれども、全然覚えていない。 願望が夢になったのか、夢が現実になったのか。こんな調子だと、あっち側の世界へ行ってしまう日も遠くないかも。 ぱーっと運動してお酒を抜いて、今日は早めに寝て、明日は早起きして原稿書きだな。
2003年02月23日

休日には音楽のお話を。 あいにくの曇り空。いまにも泣き出しそうだ。こんな日は、午前中からワインが飲みたくなったりして。「晴れなら晴れで飲みたくなるくせに」 まったくそのとおりでございます。お見通しだね。いつだって、何か飲む口実を探しているのさ。「おいおい、それじゃアル中だよ」 そうじゃなくて。飲まない理由と飲む理由のせめぎ合いの緊張感に快感を覚えるタイプと言ってほしいな。 それはともかく、いま聴いているのはパティ・スミスの“Horses"。モノトーンのジャケ写からして、カッコいいよね。細身のカラダにマニッシュなスタイルがよく似合う。白い洗いざらしのシャツ、だらり垂らした黒い細いネクタイ、黒いスリムのパンツにもじゃもじゃの長髪。肩にひっかけた黒いジャケットにはウマのピンブローチがついている。私がまねしたらブルース・ブラザーズになっちゃうよ。あはは。「ダン・エイクロイドじゃないほうね」 悔しいけどそうよ。それはどうでもいいけど、パティの場合、歌詞じゃなくて詩そのものに曲が後から付いて来るような感じだね。“Jesus died for somebody’s sin but not mine” この反逆性がたまらなくいい。ロックの魂そのものって感じがする。 私がパティに出会ったきっかけは何だったかな?よく覚えていないけれども、たぶん、大学生のころで、ドアーズに浸っていたその延長線だったんじゃないかな。 そもそも久しぶりにこのアルバムをかけてみる気になったのは、日記リンクさせていただいているジョンリーフッカーさんのページで「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」が話題になっているのを読んで、ドアーズの“LA Woman”をかけた後、次にルー・リードを聴きたくなって、“TRANSFORMER”をかけて、その後に手が伸びたのがこの“Horses”という流れなのでした。「アメリカの暗部を見つめ続けた詩人たちの系譜」 おっ!いいこと言うじゃん。あ、ワインがなくなっちゃった。ねえ、ちょうだい。パティの次は、何をかけようかな。「トム・ウェイツは?」 うーん。“Rain Dogs”ならCDが買ってあったかも。ちょっと寝室のほうの棚を探しに行って来るね。 ……………。 あれれ?ないや。仕方ないから、ドアーズのベストでも聴くか。今日は猫の日
2003年02月22日
「介護福祉士の国家資格を取るには、どうすればいいの?」と、ある女性から相談を受けました。 聞けば、その女性は長く販売の仕事をしており、介護は全くの未経験であるとのこと。 未経験の人が介護福祉士の資格を取るには、大きく分けると2つのコースがあります。1)介護福祉士の資格を取得できる専門学校に通う。昼間2年制、夜間3年制で、所定の科目を修了すれば、卒業と同時に国家資格を取得できる。2)介護の仕事の実務経験を3年間積むことにより、介護福祉士の国家試験を受けることができる。合格すれば資格を取得できる。 早く資格を取りたいのであれば、また、未経験の人が基礎からしっかり学んで自信をつけるには、1)のほうが適しているように思えるかもしれないけれども、実はそうとも限りません。キャリアのゴールをどこに設定するかによって話が違ってくるのです。 介護福祉士であれ、ヘルパーであれ、あるいはその両方を経験するにしても、実務経験がトータルで5年間になった時点で、もうひとつ上の段階のケアマネジャーの試験を受けることができます。 介護福祉士の養成校を卒業してからケアマネを目指すのであれば、学校に通う期間は実務経験にカウントされないので、最低でも7年間かかる計算になります。 一方、ヘルパーとして実務経験を積んだ後に介護福祉士の資格を取得するコースのほうは、最低5年間でケアマネに手が届きます。 経済的な側面から考えてみましょう。介護福祉士の養成校は、私立の2年制で1年間あたり約100万円ずつかかるところが大半です。トータルで約200万円になります。 一方、ヘルパーの養成講座は3カ月(通信プラス実技のところが多い)で約10万円程度。2級取得後、すぐに働くことが可能です。介護福祉士の国家試験の受験対策は、実務経験として必要な3年間かけてじっくり学べばよいわけです。 もうひとつ、重要な視点があります。それは、どちらが先に即戦力、つまりプロのスペシャリストとして通用するようになるか。 介護福祉士の専門学校を卒業した後の就職先として考えられるのは、大きく分けると2つ。特別養護老人ホームなどの施設介護のジャンルと、在宅介護のジャンルで、後者にはコムスン、ニチイ学館などのヘルパー派遣会社があります。 介護福祉士の資格がある人は正社員(正職員)として採用され、ヘルパーよりも賃金の相場は高くなっています。もともとヘルパーチームのリーダー的存在として位置づけられている国家資格ですから当然です。 ただし、学校を卒業したての新人は、当初、ヘルパーチームの一員として、あるいはベテランのヘルパーと組んで見習いとして働くことになるでしょう。 高校を卒業したばかりの人や、20代前半の人であれば、1)の養成校経由のコースをお薦めしますが、社会人経験の長い人や、30代を過ぎた人の場合は、ヘルパーとして早いうちに実務の世界に飛び込んだほうが、経済的にも得策ではないかと考えられます。 働き始めて「やっぱり自分には向かない」と思えばその時点で進路変更すればいいのですが、いったん、学校に入って2年間を修了してから「向かない」と気付いても遅すぎるのではないでしょうか。
2003年02月21日
ベタなキャッチフレーズですが、突然、思いついたのでトップページに大きく書きました。今後、私が講師を務めさせていただく就職支援セミナーのご案内を随時、アップします。ハローワーク(職業安定所)や女性センターなど、公的な機関が主催する無料のものが中心ですので、近くにお住まいの方は、お気軽にご参加ください。 一昨日の睡眠不足がたたって、今日は頭痛がキリキリ。まだエンジンがかかっていないので、後ほどまた書きますね。 ……………。 夕方、どうにか原稿を書き上げ、ジムへ行ってきました。エアロビクスのあまり人気のないプログラムだったので、最前列で鏡に全身が映る立ち位置をキープ。マニアックな常連さんの多いプログラムだと、気の弱い私はどうにも後ろのほうの位置しか確保できなくて、最近はずっと鏡の中の自分を見ていなかった。 ううう。蝦蟇の油状態だなあ。太った。確実に太った。いかんいかんいかん。ポヨヨ~ンなお腹、たくましすぎる二の腕。反省をこめ、2本連続でやった。「寂しい女は太る」っていう言葉を流行らせたのは林真理子だっただろうか。蓋し名言。某ボーイフレンドに言わせると、性欲が満たされないと食欲に走るのだそうだ。お前のせいだろ!ナンチャッテ。 冗談はさておき、マジでダイエットに取り組まねばならぬと猛省するのであった。とりあえず、3月末までに3キロ減。4月末までにさらに2キロ減。5月末までにもう1キロ減。6月末までにあと1キロ減。以後、1キロずつ減らせば、9月の誕生日ごろには理想体重に手が届く予定。がんばろう! 夏服はダイエットの努力目標にと、わざと細身のものばかり買ってあるのだった。あのピンクの麻のスーツ、臙脂系のチェックのスーツ、黒サテンのドレス、ライムグリーンのディオールのスーツ、ぜーんぶ美しく着られるようにがんばろう! ……………。 と、言いつつ、今宵の拙宅の食卓には、な、なんと生の白魚が登場。春を告げる味だ。たまらん。「酒は週末以外飲まないぞ」と固く心に誓ったはずが、もろくも泡のごとく消え去る。いただきものの日本酒を冷蔵庫から取り出し、くぴっ!んめー♪ 残りものの野菜で作った野菜炒め明太子ソースも超絶美味。これはおススメです。作り方はとっても簡単。ブロッコリーがとくに合いますが、ありあわせの野菜をサラダ油などで炒め、最後に酒で溶いた明太子を回しかけ、さっとかき混ぜて出来上がり。明太子に火が通り過ぎると良くないので、白くならないように注意しましょう。 あとはロールキャベツ、しもつかれ、すじこ、白菜キムチ少々というメニューでした。 ……………。 やれやれ、また今夜もつられ食い。実家で親と一緒に食べると、節制しなくちゃと思う気持ちもつい緩む。寝る前にちょっとネットを覗くとするかな……パソコンを立ち上げたら、電話が鳴った。「日記読んだよ」 性欲食欲バランス説を唱えた男とはまた別の男からだった。ネットで知り合い、たまにメールを交換する程度のカンケイだ。「読んでくれてありがとう」「ダイエットの手伝いをしようかと思ってね」「身を焦がし、身を細らせてくれるってわけ?」「オレでよければ」「そうねえ」「ん?」「宝くじを当てるには……」「宝くじを買え」「そのとおり!」「思い立ったが吉日で、金曜の夜はヒマ?」「なんだか古いこと言うね。オッケーよ」 さて、フィクションでしょうか、ノン・フィクションでしょうか。
2003年02月20日
おや、大変!もう夜中の2時だ。6時に起きて五日市へ向かわねばならないというのに。企画書作りの仕事が長引いてこんな時間になってしまった。 1カ月以上、あれこれ悩んだり、本を読んで準備してきた、高校3年生向けの講演の仕事がいよいよ本番。さて、首尾よくいきますかどうか。まずは、寝坊しないように祈って! ……………。 どうにか起きられました。ただいま6時20分。ポータージュのカップスープ(お湯でなく、温めた牛乳で溶くと美味しい)、ローソンの新潟コシヒカリおにぎり「豚角煮」を電子レンジで温めて食べたところ。コマーシャルでやっているヤツです。なかなか美味しいね。ご飯全体に豚角煮のしょうゆダレが滲みて、味が濃ゆいの。 ヘビメタ付け毛は、母親がうるさいので、昨夜、全部、外してしまいました。ま、少々うざったくなっていたから、もう、いいや。それでも結構、自毛が長めでした。茶色いし。 ラルフ・ローレンのシワ加工ベロアジャケット臙脂色に、フェイクレザーの黒パンツでキメようか。学校の場合、足元がスリッパなのがどうにもかっちょ悪いのだけどね。 もう、外が明るくなってきました。さて、出発進行! 電車の中で、『自由の代償/フリーター』(小杉礼子著、日本労働研究機構)、『仕事のなかの曖昧な不安 揺れる若年の現在』(玄田有史著、中央公論新社)という2冊のネタ本を読み返しつつ、レジュメを再検討するつもりです。 帰りの電車では、大阪で取材した社内起業のノートを読み返し、原稿の構成を考え、帰宅したら夜までに原稿を仕上げ、そうして長い一日が終わるのでした。途中でジムへ行けるだろうか? …………。 ただいま17時過ぎ。五日市からの帰り道、下北沢でパスタランチをして、14時過ぎに帰宅し、さくさく原稿を書いています。いやあ、疲れた。睡眠不足のダメージがどっと来て、2時間近く「社長椅子」にそっくり返って寝てしまいました。まだ少し頭がぼんやりしています。頭痛も少々。でも、ゴールはまだ先だ。 高校生たちにどのような話をしたのかについては、明日の日記にじっくり書いてみるつもりです。一日中、原稿書きで室内作業になる予定なので。そして、明後日は赤羽で講演。こちらはハローワークの主催で、失業中の人が80人ぐらい来るとか。資格と適職発見の話をします。 長年、横浜のハローワークで実施してきた就職支援セミナーは、先方の方針転換により今年度をもって終了となり、私の仕事は減ってしまったのですが、それを補って余りあるオファーが多方面から来ていて、今年はキャリアカウンセラーの仕事のウェイトが大きくなりそうな気配です。 今日の高校での講演をお膳立てしてくれた労政事務所から、別件で2件ほど仕事をいただけそう。また、他県の某女性センターで4月新年度から女性向けの再就職支援事業に力を入れる計画で、セミナー講師とカリキュラム構成全体のコーディネーター役も仰せつかりました。 受注型ライターの仕事には限界が見えてきたので、キャリアカウンセラーで頑張らないと生きていけないという事情もあるのですが、まあ、少しほっとしました。金額的にはまだまだですが、これから少しずつ伸ばしていけるでしょう。 横浜のハローワークで、5年ぐらいかなあ、取り組んできたセミナーの集大成のつもりで、このホームページのどこかに、私が開発・実践してきた、①資格の選び方・取り方・活かし方、②履歴書の書き方、③職務経歴書の書き方、④面接での自己PRについてまとめてみたいと思います。本が何冊も書けそうなノウハウだから、ちょっともったいないかな。ま、即効性のありそうなエッセンスをご披露しましょう。お楽しみに。
2003年02月19日
今回のライヴで私たちの次に演奏した、恐らく二十歳そこそこか、未成年のメンバーばかりのバンドが、出番待ちのあいだにステージ上の私たちを見てこうつぶやいたそうです。「オレたちの20年後はあんな感じかな」 若作りしているつもりでも、バレバレでしたね。じかに聞いたわけじゃないので分からないけれど、案外、好意的というか、一種の連帯感のようなものがにじんでいる言葉だと受け止めています。うれしいな。 彼らとは縁もゆかりもなく、たまたま同じ日にライヴハウスの出演枠を買ったアマチュアバンド同士ということで、隣り合わせただけなんだけれどね。 ロックに年齢の壁なんぞ、ありゃしません。昨日の日記にちらっと書いた、ヴァニラ・ファッジの再結成アルバムのライナーノーツを読むと、カーマイン・アピス56歳、ティム・ボガート58歳、ヴィンス・マーテル57歳、新加入の「新」の字がまぶしいけれども実は51歳のキーボード奏者がビル・パスカリ。平均年齢は55.5歳。ゴーゴーゴー!ってなもんですね。 あと10年たっても、20年たっても、やっぱり私はロックを聞き続けたい。できれば歌い続けたい。先達のミュージシャンはみんな先にあの世へ行ってしまうだろうけれども、後に続く世代にも共感できるミュージシャンは大勢いるし。 以前、音楽療法の勉強をしたことがあります。とくに痴呆症の患者に効果があるとかで、いまの高齢者向けに懐かしい文部省歌や演歌、童謡などのレパートリーで実技を学びましたが、私たちの世代は、趣味がバラバラだから、演歌や童謡じゃ物足りないんじゃないか。そもそも施設で集団療法っていうのには馴染まない個人主義者が多い。最大公約数はなんだろう。やっぱりビートルズかな。
2003年02月18日
いま、私の髪の毛はヘビメタ風。ライヴ用に金髪のロングの付け毛(エクステンション)を28本取り付けてあるのだった。 仕事に行くときは後ろで束ね、目立たないようにしているが、一歩、会社から出たら、バッサリ外してロケンローラーに戻る。 せっかくお金をかけた(1束500えーん!8本オマケで1万円!)のだから、もうちょっと長く楽しみたい。明日、明後日と講演の仕事があるのだけれども、例によって後ろで束ねて誤魔化そうっと。 で、今日は仕事で思わぬ臨時収入があり、帰りにCDショップへ。ヴァニラ・ファッジの再結成アルバムと、グランド・ファンク・レイルロードのベスト盤を買ってしまった。気分はすっかり、ハードロック。 かつて心療内科医の海原純子先生の連載エッセイを担当していたとき、彼女から教わったストレス・マネジメントのコツをちょっとご紹介。自分を支える柱は、なるべくたくさんあったほうがいい。仕事の柱、趣味の柱、愛情の柱(恋人、家族)、友だちの柱、フィジカルな健康を維持するための柱等々。 人生、いいときもあれば、悪いときもある。でも、仕事も何もかも全てだめってことはない。仕事が低調でも、趣味の生活でノリノリならマイナスは帳消しだ。全体が同じバランスになる必要はなく、そのときどきで、熱の入れ具合、軸足の置き加減、関心の向け方、色々でいい。とにかく、支えがいっぱいあったほうが倒れない。 私はいまのところ、愛情の柱がちょっと細いかも。仕事はどん底を過ぎて、少し明るい兆しが見えてきたところ。趣味のバンド活動は、一区切りついて、新しいスタートに向けて準備を始めようかというところ。運動のほうは、相変わらずノリノリで、シェイプアップにもう少し気合を入れようか。友だち関係もとっても良好。新しい輪も広がりつつある。 さて、今日は朝から取材に打ち合わせで出ずっぱり。もう眠くて眠くて。でも、企画を立てる仕事が残っているし、今週末までに書かねばならない原稿も山のよう。GFR聴きながら、もうひと頑張りだな。 誰か「頑張れ!」って言ってくれる人と、肩を揉んでくれる人がほしいけれども、クリエイティブな仕事は、自分を孤独な状態に追い込まないとできない部分もあるから、辛いところだね。
2003年02月17日
昨夜の宴会で大好評だった「卓上パエリア」の作り方をご紹介。ホットプレートを使って簡単にできてしまいます。丸くて浅い形のホットプレートなら、ちょうどパエリアパンみたいでいい雰囲気。目の前で、貝の殻が開き、エビが赤く色づくさまを見て、炊き上がるご飯のうっとりするようないい香りを味わいながら召し上がれ。お料理はプロセスを味わうのもいいね。 ただし、食欲旺盛で飽きっぽい子どもには不向きかな。ワインのグラスを傾け、シャレた会話を楽しめる大人の集まりにぴったりですね。 レシピは何年か前に雑誌「サライ」に載っていたものを参考にしました。このとおりに作ったら、ご飯の硬さやおこげの付き具合がちょうどいい感じに仕上がりました。お米はさっと洗うだけ。インディカ米を使ったほうが気分が出るかも。日本のお米だとちょっと柔らかすぎるという意見もあるようです。 材料(4人分)の目安です。あさり(40個、砂だしします)、ムール貝(8個、藻をとって貝殻をタワシなどで綺麗に洗います)、イカ(小4はい、大なら1ぱいで十分、輪切りに)、エビ(4本、あれば有頭の大きいものを)、ホタテ貝(4個)。そして、鶏のもも肉(1枚、細切れ)を入れるのがポイント。野菜はトマト(小4個、大なら2個を小さな賽の目に)、エシャロット(1個、みじん切りに)、にんにく(1片、みじん切りに)、グリーンピース(適量、生ならさっとゆでます)、あさつき(1束、小口切り)、レモン(2個)、米(3合)、サフラン(しべを使う場合は少量の湯に浸し、色づいた湯ごと加えます)。1)ホットプレートを最強の温度にして、オリーヴオイル少々をひき、エビ、ホタテ、イカを焼き、裏返してさっと炒め、色づいてきたら取り出す。2)ここへ油少量を足して、みじん切りにしたにんにくとエシャロットを炒め、さらに細かく刻んだ鶏肉を加えて炒める。そしてアサリ、ムール貝を入れる。3)全体の温度が再び上がってくるのを待ってから、水750ccを加える。水の量の目安は材料全体の嵩の約3分の2。そのまま蓋をして、しばらく蒸し煮にする。4)蓋を開けてみて、貝が口を開いていたらOK。ムール貝は柔らかいほうがおいしいので、取り出し、殻の片方をはずす。5)トマトを加え、さらにサフランを振り入れて全体を混ぜる。6)米を全体に振り込むような感じで加え、軽く混ぜた後、へらを使って全体をならす。ここへエビ、貝柱、イカ、ムール貝をのせていき、グリーンピースを散らす。7)蓋をしてそのまま置き、ぐつぐついってきたら温度を170~180℃に下げ、そのまま15分炊く。平均に火が通るよう、高さを均一にしておくことが大切。できあがったらあさつきを散らし、レモンを絞っていただく。 ご飯は少々おこげがおいしい。途中で味見して、蒸らす時間や水分を調整してみてください。ワインはよく冷えた白が合います。ぼなぺち。
2003年02月16日

またも来ました、月に一度の宴会の日。今日はゲストが7人と大賑わいになりそう。 人数が多いので、メインディッシュは「卓上パエリア」。ホットプレートを使って作ります。料理はプロセスも楽しみのうちですね。材料は、ホタテ、エビ、イカ、ムール貝、アサリ、鶏肉、トマト、エシャロット、グリーンピース、シブレット、レモン。もちろん、お米。 調理している間のサイドメニューは、おもにお野菜です。1)菜の花とアンチョビの炒め物2)きゅうりとスモークサーモンのサワークリームあえ3)かぼちゃとブルーチーズのサラダ4)じゃがいもとインゲンのバジルソースあえ5)エビとブロッコリーのコンソメゼリー(六本木のヴァンサン風に) ゼリー寄せは初めての挑戦。レシピはありませんが、昔、レストランで食べた味を思い出しながら勘で作ってみようかなと。 以上はシャンパーニュと白ワインをいただきながら。そして、赤ワインが欲しくなったときのために、煮込みを2点。1)トリッパ(毎度おなじみの牛胃ハチノスのトマト煮込み)2)カスレ(フランス南部の田舎料理。大正金時豆、ラム肉、豚肉の肩ロース、ソーセージ、ベーコンをコトコト煮込みます) 赤ワインはシャルル・ドゴール空港の床に吸い込まれてしまった、サンテミリオンの「ヴァランドロー」のセカンドをお友だちが持って来てくれる予定。やったぜ! これから料理の仕込みと部屋の掃除。午後4時までに終わらせ、ミニコミを作ってから、宴の開始は7時の予定です。ジャジャーン!
2003年02月15日

ちょこっとチョコの絵を贈ります。あまーく、やさしーい気分を味わってくださいませ。
2003年02月14日
10時の「のぞみ」で大阪へ。某繊維会社の本社で社内起業の取材をします。 帰りにお友だちから教わった美味しい押し寿司を買って来るのが楽しみ。天神さんのそばにはコロッケやら、色んな名物があるとか。
2003年02月13日
早起きし、さくさく原稿を書いています。テーマは「教育特区」。原稿が出来上がったら、このテーマについて私が感じたことを少し書いてみたいと思います。 お昼過ぎには仕上がり、その後、紙を使ったハイテク技術および家庭の省エネ技術をテーマにしたエッセイのための情報収集、原稿の直し、来週に赤羽で行う講演のレジュメ作成などをしているうちに、こんな時間になってしまいました。間もなく6時。7時前には家を出て渋谷へ行き、明日の大阪出張の新幹線の切符を買って、帰りにスポーツジムへ回ろうかと思います。ジムは改装休館中で、その間、近くの系列店での振り替えがきくことになっているのでした。「湯の国ジャポン」とかいって、いろいろなお風呂が楽しめるみたいですが、結構、混雑するらしい。ヒヤヒヤ。 さて、教育特区について。これは構造改革特別区の中で、とくに教育をテーマにしたものの通称で、教育のジャンルでの規制緩和をある特定の地域に限って特別措置として認め、毎年その内容を評価し、1)全国に広めるべきか、2)その地域に限って続行すべきか、3)修正または廃止するのいずれかの判定を下すという規制緩和のカンフル剤です。 市区町村や都道府県、そして一般企業やNPO法人などが「こんな事業をやりたい」というアイディアを出し、この内容を関係する各省庁に打診して、法の規制をはずす特例措置による実現が可能かどうかを見極め、首相がゴーサインを出すという流れです。 教育に係る提案は、おおむね次の4ジャンルに大別できます。1)多様なカリキュラムを認める特区(国語以外の教科を英語で教える公立のインターナショナルスクール、小学校から高校までの一貫教育、地場産業の職人が常勤講師となって職業教育を行う授業など)2)不登校の児童やLD(学習障害)児、ADHD(注意欠陥多動性障害)児を対象にした少人数制の学校を認める特区、3)幼稚園と保育所の一体化を認める特区、4)大学や大学院の設置をしやすくする特区です。 教育関係の規制でとくに問題となっているのは、学校の設立と運営を学校法人にしか認めていない点です。これを民間の株式会社に対しても認めるかどうかが、1つの焦点になっています。「利潤追求の株式会社が教育の聖域に入ってくるのは怪しからん」と文部科学省では考えていたようですが、あくまでも「民間にできることは民間で」を主張する小泉首相に押し切られる格好で、教育特区に限らず、今後は全国規模で認められるようになりそうです。昨日の朝日新聞朝刊の1面にも出ていましたが、政府の規制改革会議は早期に規制緩和をめざす「重点検討事項」の原案12項目の中に、この「株式会社、NPOなどによる学校経営の解禁」を盛り込んでいます。 教育特区の実験によって、これまで全国で画一的に行われてきた公教育に改革・刷新の風が吹き込むことは誠に喜ばしいのではないでしょうか。学習指導要領の大改訂で「総合学習の時間」が設けられたことにより、各学校独自の授業を実施しやすい環境はすでに整いましたが、それを行き当たりばったりな単発的ものに終わらせず、ひとつの完成した制度、システムとしてユニークな教育が成り立ち得るかを実験・検証しようとするところにこの教育特区の価値はあると思われます。 子どもたちに害のないものであれば、なるべく柔軟に新しい案を取り入れ、特区として認めてもいいのではないでしょうか。 ただし、規制の緩和に対しては、規制によって既得権を得ていた官庁やその他もろもろの抵抗が予想され、一筋縄では行かないようです。 さまざまな自治体などから出された特区の案に対し、当初はことごとく「できない」「認められない」という主旨の回答が管轄官庁から出され、それに対して構造改革特別区推進本部が、「いや、そんなことはないはずだ。できないという根拠を明らかにせよ」と応酬していて、その経過が全てホームページ上で明らかにされているので、なかなか見ものです。http://www.kantei.go.jp/jp/singi/kouzou2/index.html 規制に守られた人たちや公務員、官僚っていうのは、自分たちの仕事の質に対する責任がなさ過ぎるのではないかと私は感じています。ひとことで言えば、「やりさえすればいい」と思っている。それがサービスの受け手である国民にとって満足できるかできないかは彼らの興味の枠の外。「やってやったんだから、ありがたいと思え。文句は言うな」って思っている人が大半じゃなかろうか。 その点、民間企業の場合は、受け手から満足されない悪質なサービスを提供するところは、競争に負け、淘汰されてしまう。ただ、この競争原理には問題もあり、良質のービスを提供するところには多くの消費者が殺到し、「高いお金を出さなければ良質のサービスが受けられない」という現象が起きることも考えられます。 また、競争に負けて倒産する企業が出た場合、「母校を失う」生徒が出てきてしまう。「経営破たんで廃校になった学校の卒業生」が就職や転職で不利になることも考えられます。すでに経営破たんで廃校になる大学が現れ始めていますが、教育機関はその社会的使命からいって、可能な限り永続させる義務も帯びているのではないでしょうか。 そのような弊害をなくす手段として、設置主体は市町村や都道府県であるけれども、運営は民間企業に任せるといった方式も考えられますし、不登校児のような「社会的弱者」である少数の児童に対してきめ細かい指導が求められる教育には、非営利団体のNPOが適しているでしょう。 まあ、自分に子どもがいないせいか、どうも淡々と冷静に見ちゃっていますが、整理してみるとざっとこんなところです。自分に関係のあることで言えば、「キャリア教育特区」のようなものができれば、仕事が増えるので嬉しいかも。教員免許状を持たない社会人に対しても、これまでの非常勤扱いではなく、特区では常勤で継続して授業を担当させようという措置も実現しそうです。地場産業の後継者育成、起業家教育などの案も出ていますが、全体のコーディネーター役としてぜひ、キャリアカウンセリングに詳しいキャリア教育の専門家を登用していただきたいものですね(と、さりげなく就職活動してみたり)。 今日の日記のタイトルは、今後の自分の仕事のあり方について考えるにつけ、どんどん落ち込んでいき、どん底にたどり着いたときにふと上を見たら「一点の曇りもない真っ青な空だった」というような心境を表す言葉というか、なんと言うか。 前にも現在のような危機はあったのですが、要は受注一辺倒の仕事には限界があるということですね。クライエントの事情によって仕事が減ったり、料金が下がるリスクが常につきまとう。そして、担当者とのミスマッチという問題も! というわけで、自分で仕事を創造していく部分を増やしていかなければと切に思うのでした。単行本や新規連載の企画を出版社に持ち込んだり、キャリア教育の新しいビジネスを起業するとか。これから10年、長く見ても20年が勝負どころ。そろそろ人生の総仕上げの時期が迫ってきているので、緩んでいないで本気出さなくちゃと思うのでした。 さて、ただいま23時過ぎ。ジムから帰ってきて、缶ビール飲んで夕飯を食べ終わったところ。でもまだ私の1日は終わらない。これから原稿を1本仕上げます。テーマは紙のハイテク技術。和紙や水引を作る会社が生み出したハイテク紙について解説します。2時間は、たっぷりかかるでしょう。そうしてようやくあったかーいお布団に包まれて、至福の時間を過ごすことができるのです。 最近、怖い夢ばかり見ているけれど、今夜は幸せな夢を見て安眠したいものです。誰かさんのことを思い出しながら、ね。 ふーっ。ようやく書き上げました。ただいま2時を少し回ったところ。まあ、予定の範囲内です。寝酒をちょっと喰らってから寝るべー。あーした天気になあれ。
2003年02月12日
昨日だけ、時計の針が進むのが特別に速くなかった?なんか変だなあ。 家を出たのは7時過ぎだった。氷雨が降ってるのに、露天風呂へ入りに行こうだなんて、私も酔狂だなあと思いつつ。命の洗濯をして、また明日から心を入れなおして仕事に集中っ!と、心がけはなかなか殊勝だったのですが。 風呂上りのビールは最高だねえ。天ざるの天麩羅をつまみにしつつ楽しんでいると……。「網張って待ってたのに来ないからかえるぞー」との携帯メールが。 おっと、ごめんごめん。もちろん、行くつもりだったけれど、ちょっとのんびりし過ぎちゃったね。温泉のある二子玉川から自由が丘までは、大井町線でたったの7分!商店街を駆け抜け、トントンと階段を上ってドアを開けると、いつもの笑顔が迎えてくれた。 マスター、昨日はありがとう。いつものように最前列でライヴを盛り上げてくれて、感謝、感激です。 待っていてくれる友達がいるっていうのは、とってもステキなことだね。ありがとう!酌み交わす酒の旨かったこと。おっと、私の後から入ってきたお客さんも、日曜日のライヴに来てくれた方でした。おかげさまで盛り上がりました。ありがとう、ありがとう。 早いねえ。カメラマンのJ前さんが、プリントした写真を見せてくれた。ううむ、ド迫力のアップ!透け腹がしっかり写っていました。はずかしー。「遺影になる写真もあるよー」と、Nちゃん。 どれどれ、そんなに美人に撮れてた?あん?……と、見れば、もっと加減して笑えよなあというくらい、あけっぴろげな笑顔。気取りも何もなく、よくぞこれほどの笑顔ができるかというほどの笑顔で、我ながら呆れる。天然だなあ。ほんとにイエーイ!だね。 ライヴで写真を撮ってもらうたびに「次のステージではもっと痩せよう」と思うのだが、なかなか実現できないですね。この逞しさとヘビメタな金髪は女子プロのヒール以外のナニモノでもないですね。天然な笑顔を除いて。ああ。お嫁に行けない……。 まずはジンリッキー、次にバーボンソーダ、3杯目はジンライム。4杯目は……Nちゃんが飲んでいる赤ワインが美味しそうだけど。「キングストンのロックがオススメだよ」 御意。グレナデンが入って綺麗なルビー色。私好みの酸っぱい味に仕上がって、なるほど納得です。「ともじょさんが居るって聞いたものだから」と、ベーシストのよっちゃんが登場。 嬉しいね。待っていてくれる友に、会いに来てくれる友。私は幸せ者だ。 すっかりできあがったNちゃん夫妻が帰った少し後で、私もよっちゃんと一緒に店を出た。「朝まで楽しんでね!」というマスターの声に送られたら、本当にそのとおりになっちゃったよ。 二軒目に入ったそのバーのマスターご夫妻も、ライヴに来てくれたのでした。こちらは音楽のボリュームが二倍以上大きくて、まさにロック酒場のノリ。 バーカウンターの真ん中に鎮座まします紹興酒の甕に目を奪われた。よっちゃんに習って、私もソレ!干した梅干をかじりながら呑むと美味しいんだって。どれどれ。ん?ちょっと甘いね。「甘草でつけた甘味だそうですよ」 なるほど、リコリスね。くどくない、やさしい甘さでうれしい。「種なしのもあって、そっちはもっとガバガバ食べられちゃうんだよ。でも、旧正月の間は入ってこないの」 彼女がそんなふうに言うと、その梅干はもはや普通の梅干ではなくなり、青幣だかなんだか、裏社会の闇ルートをたどって取り寄せられる幻の超高級品のような物語性を帯びてくるのであった。 そして、いつものテーマ曲が鳴る。ドアーズの「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」そして、「ロード・ハウス・ブルース」。私が来るといつもかけてくれるんだよなあ。嬉しいお出迎えです。 知らないうちに夜がどんどん更けていった。ベーシストのよっちゃんとは、いままであまり話したことがなかったのに、なぜか弾みに弾んで、止まらなくなった。「次はもっと出番を増やさないとだめですよ。それにはまずは一曲、オリジナルを書かないと」と、ここでもまたハッパをかけられてしまった。 やります、やります。 誘われて、何気なく始めたバンドだけれども、最近になってようやく本当の面白さが分かってきたような気がする。みんなで音を合わせ、一体になって突き進むドライヴ感の心地よさ。そして、音楽というカタチで自分の中のいわく言いがたいモヤモヤを表現し、外へ向かって解放するときの快感!さらに、それを聞いてもらえる人と共有できたときの喜び。 もう、音楽なしには生きていけない。
2003年02月11日
「いま、一番欲しいものは何?オトコ?」なーんて、唐突に訊かれてしまった。ライヴが跳ねて、打ち上げ会場へ向かう信号待ちで、とあるお客さんに。 びっくりしたなあ。そのとき思ったのは、「ビール!」だったんだけれど、そんなふうに言われると、そっちも欲しくなっちゃうじゃないの。 しかし、ロッカーはハングリーでなければならないのだ。痩せ我慢するのみである。ロッカーには痩せガマンが似合う。あるいは、失意、裏切り、どん底、未練、後悔、妄執……ああ、ずんずん後ろ向きになるからやめよう。 一夜の夢の宴から醒めて、仕事人間に復帰しなければならないのだけれども、ぼーっとしているうちにこんな時間(ただいま午後2時過ぎ)になってしまった。 小腹が空いたので、パスタを茹で、作りおきのバジルペーストで和えて食べた。茹で立てのパスタの匂いを嗅ぎたくなったから。しかし、書類の山をかき分けてなんとかスペースを作った仕事机の上の皿は侘しい。白ワインのない食事は寂しい。ひとりぼっちは余計に空しい。ああ、またも後ろ向き。 こんな日はぱーっと温泉へ行って、ビールぷふぁーっ!の後、バーへ繰り出すのが正解だろう。 スティービー・ワンダーの昔のヒット曲に「パートタイム・ラヴァー」という曲があったっけ。パートタイム・ラヴァーって、一体、どんな関係だろう。遠距離恋愛?不倫?時々しか愛してくれない気まぐれな恋人?逢いたくても時々しか会えない恋人? フルタイムのラヴァーは、永遠の愛を誓った伴侶か。ほかにフリーランスのラヴァーとか、裁量労働制のラヴァーとか、臨時雇いのラヴァーとか、派遣社員のラヴァー(?)とか、色々ありそうだね。
2003年02月10日
2月9日の「ノー・アクシデンツ」のライブは、おかげさまで大盛況のうちに終了しました。来てくださった皆様、誠にありがとうございました。「よく声が出ていたネ」と、多くの方からお褒めいただき、感謝感激。私自身も、今回は不自由さや無理を感ずることが少なく、力いっぱいシャウトできたなあと思います。ノリノリに盛り上げてくださった、フロアの皆様のおかげです。「もっとソロを聞かせて」というリクエストも多数いただきまして、よおし、次回はもっと出番を増やしてもらうように、運動してみますね。オリジナル曲を出さないと、歌わせてもらえないので、そこをなんとかしなくちゃね。「次はいつ?」なーんて、嬉しい言葉もいただきました。他のメンバーに無断で「9月ごろかなあ」なんて勝手なことを申し上げましたが、これもぜひ実現させたいナ。 音楽も、料理も、文章も、みんな手作りが楽しいよね。つくる、参加する、影響し合う、広げる……その繰り返しで、愛と親しみの連鎖を強固なものにしていきたい。 お隣の国では、全体主義のマインドコントロールに音楽が悪用されている。音楽を戦いの道具に使うなんて、とんでもないことだ。太古の昔、狩に出かける戦士たちが、士気高揚のために歌い、舞った歴史からすれば、それもかなしい人間の本性か。 リズムは、私たちの心臓の鼓動の外在化だ。すると、メロディと歌詞は、魂、あるいはインナー・ヴィジョンの外在化か。そうして、私たちは生命を共有しあう。それは、他者の命を奪うためであってはならない。自分を守るために、他者を殺さねばならないという憎しみの連鎖から、全ての人類が1日も早く抜け出せますように。少なくとも私は、そんな祈りを込めて歌っていきたい。
2003年02月09日
いよいよライヴが明日の日曜日に迫りました。もしもお暇でしたら、夜7時から原宿へおいでください。メールを下されば、ご招待券を入り口にご用意しておきます。よろしく! 楽しんでいただけるように、魂をこめ、ノリノリでシャウトぉー!おー! というわけで、仕事の合い間にステージ衣装を物色したのでした。「派手なやつ。ヒップなやつ。パンクなやつ」と呪文を唱えながら、まずは伊勢丹の中をぐるぐる。しぶとくバーゲンの続きをしているので、売れ残りの後退的なムードが漂い、イマイチ、いいのがない。 ようやく見つけたのが、tricot COMME des GARCONS の紫色のスパンコールつきTシャツ。しかし、家でよく見たらビックリ!胸から下のオーガンジーが透ける、透ける。うっ、うーん。急遽、腹筋してみるか。縦筋1本はデキていますが、両サイドがまだふにゃふにゃだー。どうする?アイフル~でもこれは解決できない問題だぞ。 そうとは知らない私は、るんるん、紫色でキメるものねーと、小物買いに走るのだった。紫色のラメ入りストッキングと網タイツを重ねて履くとステキ!という売り場のおねえさんの甘言に乗せられ、たっかーい輸入品を購入。「お客様ならMサイズで十分ですよ」のひと言に酔ってしまった。おいおい、だいじょうぶか?豹柄のストッキングまで買っちゃったよ。 そこで靴も欲しくなった。ヒップでパンクな紫の靴はないか?伊勢丹にはなくて、三越を見てもダメ、丸井に行ったら、紫はペタンコ靴やら先の丸いダサダサなデザインのみ。 黒のヒカリモノつきで妥協するかと思い、ドルガバで2足ほど履いてみたら、ピンヒールでは踊れないと痛感。ぐらぐら、ゆらゆらする。「ごめんね。せっかく出してもらったけれど、やっぱりダメだわ」と謝ったものの、あきらかに不服そうな売り場のお兄さんの顔色を見て、ちょっと暗い気分になった。商売下手だねえ。もう二度とこの店に来たくないと思っちゃうじゃないか。 思えば子供のころからずっと、靴では苦労してきた。甲高幅広、しかも足の指が長いので、合う靴がほとんどない。デザインによっては、24.5㎝でも履けないので、大きいサイズを売っている売り場へ行かないとダメなのだ。履く靴、履く靴、合わない、痛い、広がってみっともない……この惨めさを味わわずに一生を送れる女性がうらやましい。 ま、しゃーない。やっぱ、ここは靴専門店だなあと腹を決め、ワシントン靴店へ向かった。3階のLサイズコーナーへ行ったら、25㎝なんて可愛いほうで、26や27まである。「ちょっと私には大き過ぎるわ」なーんて、夢にまで見た言葉を発することのできるカイカーン! 厚底ハイヒールでバックバンドの黒+紫コンビの靴が気に入ってゲットした。お店の人の対応も丁寧で、「どうぞおかけくださいませ」と、ガラスの靴を合わせてもらうシンデレラの気分がチラっとしたぞ。セール中だったので、意外に安い値段で済んでしまった。ラッキー。 JRでいったん家へ帰ってから、夕方に変更になった打ち合わせへ出直すことにするかと思いながら地下街へ下りると、いちばん端っこにロケンロールな店があることを思い出した。 やっぱり、ありました、ありました。マドンナ風のスパンコールのベアバックとか、よりどりみどり。「うふ、ティナと呼んで」って格好をするつもりだったんだよなー。でも、お楽しみは次回にとっておくことにして、クロスがたくさんぶら下がったヘビメタなチェーンベルトを購入。うふ、うふ。クロス関係のアクセサリーが欲しかったのよねー。 その手前の店では、パープル系のでっかい指輪とブレスレットもゲット。ここはお手ごろ価格でジャンクなものばかり。なんだか、気分がどんどん若返ってくる。たのしーいっ! そうそう、アナ・スイでパープル系のマニキュアを買ったことを書き忘れた。薄いライラックとラメを重ね着けするのだ。うふ。 パトリック・コックスのでっかいクロスのペンダントも欲しいところだったけれど、高いからガマンね。ペンダントどうしよう。うーむ。Tシャツ丸首だからなあ。 実は靴をもう一足、パンクなミュールというか、つっかけをゲットしたのだった。どっちにするか迷うのが楽しい。これは色々応用が利くので、明日、履かなくてもいいし。うぷぷ。 新宿も、探せば下北沢みたいにパンクなテイストがあるんですねー。いいぞ。このところ、安易に百貨店おばさまな自分でしたが、もっと裏道を探さなくちゃ。私の居場所は裏道の忘れ去られたような場所だ。 さて、明日は長年親しんだパソコン通信“FSAKE”がお開きになるので、名残を惜しむ最後のパーティを銀座にて。ネット・オークションで競り落とした3000ml入りのポメリーを既に届けてある。なんと、私が司会役を仰せつかってしまった。ま、司会役なら飲み過ぎて潰れて明日のライヴに差し障るという事態は避けられる……カナ? というわけで、明日は午後2時から美容院へ行き、連獅子みたいなこのモジャモジャの髪の毛をカットし、染め直し、金髪・銀髪のつけ毛編み込みをする予定。衣装は、MOGAの豪華絢爛ラインストーンつきスーツにするかな。それとも、KENZOのプラチナ色のジャケットでヒップにキメるか。迷うのが楽しいぞ。豹柄タイツも履きたいし。うふふ。 さて、明日のライヴの聴きどころ(!)などをご紹介しましょう。ノー・アクシデンツとは? 我々「ジ・アクシデンツ」は本来、ギター2人、ベース、ドラムス、キーボード、サックス、コーラス2人の8人編成ですが、今回はサックスの梶ちゃんが都合で出演できないため、「ノー・アクシデンツ」のプロジェクトでライヴを開催します。 曲は1曲を除き、すべてリーダーのハリー・山下のオリジナル曲。どれも親しみやすく、耳に馴染みやすい曲だと思います。ライヴ会場から出た後で、つい、ハミングが出てくるようだといいな。 前半は別働隊の「ノー・リグレッツ」が4曲演奏します。ギター、ベース、ドラムスの3人だけのごくごくシンプルな編成です。タイトなロックンロールをお楽しみください。 5曲目からは7人が揃って最後の15曲目まで突っ走ります。最初の「Set the Fire」は、アングリー・ヤングメンな感じの挑発的な曲(?)挑発されてください(ナンノコッチャ)。 №6「ハリー・ハッシュ」 私たちのテーマソングのようなものです。毎回、時事ネタを盛り込んだハリー山下の歌詞をお楽しみに。今回は「バレンタインのチョコレートは要らない」って言うらしい(けど、本当は欲しいらしい)。シャウトの部分は「愛を解放すれば!」と歌っています。ご唱和ください。 №7「流れ星」 初めてお披露目する新曲。7月7日の天の川デートに刺激されてできあがった歌詞というウワサがあったりして。「天の川」も歌詞の中に出てきます。この曲は、新加入メンバーのめぐみちゃんと私がツイン・リードで歌います。http://plaza.rakuten.co.jp/tomojohn/diaryold/20020707/ №8「一体ボクは何を言ってるんだろう?」 ロマンチスト、ハリーのメルヘンチックな世界をお楽しみください。「前からあなたを好きだと言ってたのにわからないの?」って歌詞が、ハリーくんの願望を直截に表していて、ほほえましい。 №9「よく見てごらん」 アップテンポのブルースっぽい曲。「グローリア!」と歌いたくなりますが、今回はその流れにはなりませんので、あしからず。ミスター若林のオルガンソロにご注目! №10「憎しみと哀しみ」「名曲」との評判の高い(えへへ)、バラードです。これも女声ツインヴォーカル。9.11の出来事をハリーなりに深く受け止めて描いた、メッセージ性のある歌詞をじっくりお聞きください。憎しみの連鎖を止めて、世界中から憎しみと哀しみがなくなる日のために!最後のコーラスの部分を、よろしければ一緒に歌ってね。I will always stand by you, everything’s gonna be alright.Don’t throw your love away,till the peaceful world comes true. №11「携帯メールはアイ・ラヴ・ユー」 竹内まりやと山下達郎のデュエットみたいな世界だと、ハリーが申しておりました。「ちゅっ、ちゅ、ちゅ」というコーラスでジョイナス! №12「ライフ・ストーリー」 こじゃれたカフェで恋人とまったりしている感じの歌の世界。高音の美声コーラスに酔ってくださいね。えへ。 №13「ジョリー」 おなじみのスタンダード(といってもいいかな)。いま、サイバーショットのTVCMでバックに流れている曲です。 №14「河は流れて」 今回の2つ目の新曲。フォークロックというかなんと言うか、ハリーの人生オレ節に酔ってください。 №15「お前の匂い」 ラストはギンギンのロケンロールだぜ。ラヴ・サイケデリコ超のコーラスでノリノリよん♪ 終演後、近くの居酒屋で打ち上げをする予定で25~30人分の席を予約してありますので、お時間に余裕のある方は、ぜひお立ち寄りくださいませ。 会場は、オールスタンディングです。当日券もありますので、急に気が向いてぶらりと来てみた……という方も歓迎です。当日でもメールを下されば、ご招待券を確保しておきますので、下記アドレスへお送りください。 tomojo@nifty.com では、明日の夜、原宿でお会いしましょう!
2003年02月08日
生きてます。働いています。「いちにちじゅうやまみち」は旧中山道を女子アナ中井美穂が読み間違えたのだった。私は「いちにちじゅうげんこー」。「成果主義」に関する事典ふうの原稿とグラフの整理を少々、アサヒの新しい発泡酒の開発秘話、ニュートリゲノミクス(遺伝子分析によるテーラーメード栄養)についての記事などを執筆。その合い間に、取材のアポとりと電話取材。疲れてます。頭ン中ゴチャゴチャです。やたらとイライラする日でしたが、原因が分かっているので、なんとかコントロールできました。そろそろ眠ります。8時には起きて新宿の会社へ取材に行きます。連鎖販売の会社です。テーマはコンプライアンス経営。大丈夫かなあ???その後、伊勢丹へ寄ってライヴの衣装に良さそうなものがあるかどうか物色の予定。午後2時からは神保町の出版社で打ち合わせ。これが終わるとすぐにでもフットケアの単行本の執筆に取り掛からねばならなくなる。わおー。お昼はいつ食べようかなあ。いったん家へ帰って少し休憩してからジム。たぶん、貧血でフラフラするだろうから、エアロビ1本がせいぜいかな。帰ってきたら、「個人主導型能力開発」および「エンプロイアビリティ」のネタ集めでネット検索。少し原稿書き始めるところまで持っていければ上々だな。ひとり総合雑誌って感じですかね。でもまあ、厚生労働省関係のネタに偏っていますので、厚生労働ライターと名乗ることにしようか。ナンノコッチャ。というわけで、愛について語る暇がないのが哀しい。 おはようございます。シカゴのベスト盤聴きながら、出かける準備をしているところ。今日もいいお天気ですね。だいじょうぶ。空にお天道様のある限り、そう悪いことばかりじゃないって。裏の公園を通って行こうかな。道端に小さな花を見つけられるかも。命あるものと命を響かせ、命の有難みを感ずる……なーんて言葉が思い浮かびました。今日も楽天家のエピキュリアンでいこー!
2003年02月07日
桜木町の駅へ向かう途中、待ちに待った携帯メールが届いた。「仕事は終わったかい?ニューグランドのバーで、バンブー飲みながら待ってるよ」 やったぁ!日記を読んでくれたんだ。タクシーに飛び乗った。早く、早く!ああ、背中に翼がほしいくらい。 無理してスカートにハイヒールというキャリアウーマン戦闘モードで武装してきたので、足が悲鳴を上げていた。一刻も早く安らぎたかった。優しさに包まれたかった。 さっきまで、うつむき加減で歩いていたのが嘘のよう。身も心も100キロぐらい軽くなった気分(そしたらさすがの私も体重がマイナスになっちゃうけどね)。 例によって彼は、バーテンダーと気分良さそうに話し込んでいる。グラスの中では、すでに琥珀色の液体が揺れている。バンブーなんて、ふた口ぐらいで飲み干したに違いない。「カクテルはね、ちびちび飲んじゃダメだぜ。ナマモノだからね」が彼の口ぐせ。 ふだんは反骨精神のカタマリみたいな私なのに、彼と一緒のときだけは例外。教えられ役、説教され役、エスコートされ役でいるのが心地いい。無理しているわけじゃない。私って、そんなこともできるんだ……と、自分で自分の意外な面を発見して楽しむ感じ。 よおし、目一杯、お説教してもらおう。「実はさっきまで、ちょっと暗くなっていたの」「何があったんだい?」「この年になると、いろいろ後悔ばかりの人生だなあ。私も“負け組”なのかなあと思ってしまって」「おいおい」「私って、あともう少しのところで弱気になって勝負を投げてしまう。もう少し頑張れば、大手有名企業に入れたかもしれない。そうすればいまごろ、バリバリの女性管理職か、エリートと結婚して贅沢三昧の専業主婦か……」「それで、いまより幸せだと思う?」「少なくとも、こんな惨めな負け犬みたいな気分は味わわないで済んだかも」「キミは負け犬なんかじゃないだろう」「フリーなんて、人間扱いされないこともあるし。明日がどうなるか、知れたものじゃないし。病気で倒れたら、誰も代わりがいない。仕事に穴を開ければ、もう次からは依頼が来なくなる」「ずいぶん悲観的だねえ」「まあね、ちょっとトラぶっている件があって、また仕事が減るかも」「だいじょうぶ。キミならきっと、取り返せるさ。まだまだチャンスはあるさ」「そうかなあ」「考えてもごらんよ。もしもキミがエリートだったり、エリートの奥さんだったりしたら、こうしてオレと出会うことはなかっただろうからね」「そうだね。こんな幸せがあることを知らずに、一生を終えたかもしれない。ああ、もったいない」 理屈じゃなく、確たる根拠がなくても、ただ「キミならできる!」と励ましてくれる。「いまのままのキミでいい」と言ってくれる。そんな人が身近にいれば、それだけで幸せ。「そうだね。せっかく一緒にいられるのだから、嫌なことは帳消しにして、ぱーっといこう、ぱーっと!」「そうこなくっちゃ。今日はパチで勝ったから、奢るぜ」「やったあ!中華街へ繰り出そう」「なんなら、上のフレンチでもいいよ」 なーんてね。またもフィクションです。半分、思い出話で、半分、脚色。ハーフフィクション……なんだか風邪引きそうだ。ハークション!「勝ち組」「負け組」だなんて、嫌な言葉が何のデリカシィもなく使われる今日このごろだけれど、もともとの語源からすると、実はトンでもない誤用なんだよね。 負け組には明日があるじゃないか。一度負けても、一生、負け続けると決まったわけじゃない。次の勝負ではもっといい闘いができるかもしれない。それに、人生は勝ち負けの土俵だけじゃないと悟れるのも負け組のほうじゃないか。敗者の痛みを知っている分だけ、度量の広い人間になれる。 一方、勝ち組には過去しかない。一度勝ったからといって、次も必ず勝てるとは限らない。むしろ、次もまた勝たねばならないというプレッシャーが自分の首を絞める。勝利の美酒を知った者は、勝ち負けの土俵から降りるのは難しい。勝ったという事実の積み重ねでしか「いま」を生きられない。 昨日の仕事は、HRDジャパンといって、人材開発サービス会社が中心になって開催するイベントの取材だった。私の担当は、「能力開発優秀企業」として表彰された2社の発表と質疑応答、ディスカッション。 さすがに日本を代表する企業は違う。どちらもルーツは古いが、この大競争時代に早くからグローバル戦略を打ち出して実績を上げている。人材育成に対する金のかけ方も違う。とくにA社の話が興味深かった。いまは、人材育成の仕事、とくに会社の将来を担うコア人材の育成は人事部ではなくトップマネジメントの仕事であるという。 将来のコア人材候補は非常に早い段階から選抜され、彼らにのみトップ自らが先頭に立って指導する極めて質の高い教育が施される。選ばれなかった人たちのモラールが落ちても止む無し。わが社で能力を発揮できない人には、もっと自分の能力を活かせる別の会社に移ってもらったほうが、お互いにとって幸福ではないかとも断言する。 この会社だけではない。もう10年近く前からそんな言葉を聞くようになった。終身雇用制のほころびは、そのころから始まっていたのだった。 いい大学を出て、いい会社に入っても、一生安泰ではない。厳しい競争で切磋琢磨された若手の追い上げが厳しい中、中高年と言われる域に差し掛かった私の高校の同級生たちは一体、どんな心模様でいることだろう。早大、慶大、東大、その他の一流大学から大手有名企業へ就職した男性が何人もいる。っていうか、ほとんどがそんなのばっかりだ。あとは医者とか、建築家とかね。 きっとみんなそれぞれに、うまくやっているのだと思う。でも、万一、「負けたな」「負け犬だなあ」という思いに襲われたとき、そばにだれか、支えてくれる人がいると、いいね。「あきらめないで。あなたならだいじょうぶ。あなたならできる。それに、いまのままのあなたでも、私は好き」 身近に言ってくれる人がいない全ての「負け犬」な気分の人に贈ります。自分も含めて。
2003年02月06日
人生最大の難問は、やっぱり人間関係でしょうね。会社員の場合、自分と合わない上司が来ると、もう、最悪。死にたくなったり、殺したくなったり、会社を辞めたくなったりする気持にも襲われることでしょう。 フリーの場合は、毎日、合わない上司と会わなければならない、なんて拘束からはフリーなわけですが、それでも、あります。仕事をいただく先の担当者との合う、合わないが。 生きていくためには、無理にでも自分を殺して合わせなければならないという考えもそれなりに正しいのですが、しかし、「私は奴隷じゃない。私にも人権がある。私は自分の人生の主人公だ」と叫びたくなることもあります。 なーんて、この日記に当たっているというか、書くことでストレスを解放し、なんとかいまの状況に適応しようとしているわけですが。 人生はリセットできないけれど、気分をリセットできるのはいいことだなあと思いました。昨日もいつものように、夕方、早めに仕事を切り上げてジムへ行き、エアロビクスで思う存分に汗をかいて、地下のロッカールームへ戻ってきて、自分のロッカーをあけた瞬間、ふと、いい考えが浮かびました。「嫌なことがあったら、それは財産だと思うことにしよう。カウンセラーとしての自分にとって、人の苦しみ、哀しみ、憎しみといったネガティブな感情を自分の問題として味わうことは、将来、絶対に財産になる」 いい子ぶるわけじゃない。ただ淡々とそう思えただけ。カウンセラーの部分を、「父親」「母親」「教育者」「管理者」「援助者」「医療職」「経営者」などの言葉に置き換えても成立するのではないでしょうか。人にかかわる仕事や役割のすべてにおいて。 見方を変えるというか、常識を壊すというか。私は昔からそういったことが大好きな天邪鬼でした。自分自身が「いい子」と「悪い子」の間を行ったり来たりするのを楽しんでいたようなところもあります。中・高時代がいちばん「いい子」だったかな。だんだんそれが窮屈になって、大学以降はどうも「不良」のほうに針が振れっぱなし。 そんな「遊び」ができるのも、心とからだが健康で、余裕があればこそ。 お、空が晴れてきましたね。洗濯物を干してから、取材へ出かける準備をしなくては。今日は、横浜のみなとみらいで、イベントの取材です。 終わった後、ボーイフレンドと待ち合わせて、大好きな中華街で食事……なーんてことはないのでした。あはは。
2003年02月05日
盛りだくさんの1日だったよ。うーん、やっぱり風呂上りの生ビールは旨い! ジムでエアロビクスを1本やった後、近くの居酒屋へ寄った。ここのメニューも、何年も前から時間が止まってしまったような値段。400円や300円といった数字が並んでいる。気取らない家庭料理ふうのものばかりだ。 付きだしは、マヨネーズ味の春雨サラダ。いいねえ。「何か注文したら?」と、先に来ていた連れに促された。 カウンターの上の大皿に、この日のおススメが何種類か載っている。おっ!この春雨とひき肉の炒め物が美味しそうだ。これちょうだい!「即断即決だね」 だって、美味しそうだったんだもの。それに私、長いものがだいすき。春雨、スパゲティ、蕎麦、山芋の千切り、野菜の千切りはみんな好き、もずく、シラタキ……。あ!シラタキの明太子あえもあるじゃん!「そういえば、この前、あそこの店のジャガイモとピーマンの細切り炒めをマスターしたこと、嬉々として話していたね」 そうよ!じゃがいもは、うすーく、剃刀でスライスするような気持で切るわけね。それから千切りにしないと、短冊になっちゃうんだよ。「ほら、始まった」 えへへへ。それはさておき、今日は盛りだくさんな1日だったんだよ。午後1時からは、浅草の某社で間もなく発売予定の発泡酒の取材。もちろん、味見させてもらったさあ。 発泡酒って、変なニオイが鼻についたり、コクがなくて物足りなかったりして、普段は全然飲まないのだけれど、この新製品はなかなかイケルと思ったよ。 発泡酒は出始めのころ、「まずいが、安いから仕方なく飲む」と皆が思っていたけれど、去年あたりから、流れが変わってきたそうだ。ネガティブな意見ではなく、ポジティブな見方が増えてきたという。「発泡酒にホメ言葉をあげるとしたら?」という質問に対し、20~30代では「すっきり」「さっぱり」という声が多かったそうだ。 私たちのようなお年頃ののん兵衛だと、お酒に対して「すっきり」「さっぱり」というのは、悪口以外の何モノでもないよね。価値観って、違うものだなあ。 でね、飲ませてもらったわけよ。確かに、すっきり、さっぱりで、キレが物凄くいい。爽やか。ヒューガルテンの軽いやつがあるじゃない?まず、あれを思い浮かべたのだけれど、それはホメ過ぎで、あんなリッチな香りはしない。ただ、刺激の爽やかな感じがよく似ていた。 ピュアな炭酸水にビールの風味をつけた軽さ……これをなんと表現したものかと考えていたら、インタビューに応じてくれた開発担当者がこう言った。「酔えるペ○エを作ってくれって、オーダーを出したんですよ」 わかるわかる!まさにそんな感じ。日曜日の昼下がりにアウトドアで飲んだりするのにピッタリ!ドライで、ベタつかなくて、ひたすら爽やか。ウィスキーのチェイサーにもいいね。 缶のデザインも、いままでの発泡酒やビールにない、クールな感じがいい。みなさん、どうぞお楽しみに。http://www.asahibeer.co.jp/sparks/top_f.php さて、お昼ご飯は尾張屋さんで特大エビ天蕎麦とも思ったのだけれど、高いばっかりで味がイマイチだからねえ。上野広小路まで足を延ばし、デリーで激辛カシミールカレーを食べた。相変わらず辛いや!でも、途中で決して水を飲まないのが最後まで食べ切るコツだ。ここの楽しみは、なんといっても、タマネギのピクルスだね。甘味がよく引き出されていて、幸せな味がする。 カレーを食べるとなぜかコーヒーが飲みたくなる。バニラアイスクリームとコーヒーがいいなあと思いつつ、向かい側のみつばちへ行き、クリームみつまめを食べてしまった。あんこは食べられないけれど、寒天が大好きなのでした。蜜をかけずにアイスクリームだけで食べようかとも思ったけれど、ほんのちょっとだけかけた。やっぱ、甘い。ちょっと具合が悪くなりかかったが、アイスクリームに紛らわせてしのいだ(そこまでして食うか!)。 神谷町にある出版社へ向かい、紙面刷新の企画会議に参加する。コンサルタントなど、口で商売している方々にはかなわないや。口を差し挟むスキがなく、ああ、私には向かない世界だなあ。でも、何か言わないと、次に原稿のお仕事をもらえないかなあなどと不自由な気持と闘っていた。 時計の針が5時を回ったら、缶ビールが振舞われた。これで少し気持が楽になり、口が滑らかに。なあんだ、カレーと一緒にビールかワインを飲んでくるべきだったなあ。でへへ。 6時半ごろに辞去し、恵比寿からタクシーでジムへ。いつものお気に入りのプログラムをこなした後、居酒屋へしけこんだワケさ。 メンバーは最終的に6人になった。テーブルの上はつまみの小皿が百花繚乱。とくに気に入ったのは、めかぶの三杯酢とキャベツの浅漬け。三杯酢は我が家と同様に酸味が尖っていなくて、あまい。おかかがてんこ盛りなところも気に入った。めかぶはしゃきしゃき、とろーり。ぐふふふ。 キャベツの浅漬けは、どうしてこんなに甘いかと思うほど、キャベツ自体の甘味が余すところなく引き出されていた。すばらしい。「あ!ほとんどひとりで食べちゃったね」 ごめんごめん。おかげで、焼酎が進むねえ。いいちこはもう2本目も空ですか。やばい、やばい。 それでもって1人、2500円ずつで済んじゃったのだから、あり難くて拝みたいぐらいだね。 しかし、寒い夜だねえ。昼間はポカポカ陽気だったものだから、丈の短いシャネル風ジャケットで来てしまった。前合わせとカラー、袖口などの部分にデニムを使い、地は色とりどりの糸を組んだざっくりしたニット。初おろしだったのです。なかなか春っぽくていいね。 そして、黒革のスカートにタイツ、ハイヒール。革のスカートはアイロン要らずだから、助かる、助かる。 それにしても寒い。だれか、あたためてくれー。家に帰ったら、人肌のぬくもりと毛布と赤ワインが必要だ!とつぶやきながらトボトボ2キロ近い道のりを歩いて帰ったのでした。
2003年02月04日
「科学技術はなぜ、発達してきたか分かるかい?」と、その年老いた技術者は笑みを含みながら私に言った。洋光台だったか、横浜の先の高級住宅街の中のお屋敷の、よく日の当たるサンルームにて。「軍事だよ。全ては軍事目的で、科学技術は発展してきた。民事など、ほんのわずかなおこぼれを使っているに過ぎない。羅針盤、ダイナマイト、印刷技術、原子力、全部そうさ。軍事に使えない技術の開発に巨額を投じても、何の意味もなかった」(※1) 目からウロコが百枚ぐらい落ちて、目が見えなくなるかと思うほどだった。20年近く前のことで、もう、正確には言葉を覚えていないが、あまりにも平和な場所で、あまりにも不似合いな、生臭い、「ほらね。真実はこうだよ」と、目の前で人のはらわたを裂いて見せられたような衝撃だった。 防衛庁のOBだったような気がするが、年齢からすると、日本軍がらみの生き残りか。 なぜ、こんなことを思い出したかというと、スペース・シャトルの事故は痛ましいけれども、そもそも、スペース・シャトルって、宇宙への夢などという奇麗事で済むのだろうか。なぜ、彼らは地球の回りをぐるぐる回るのだろう。 月面着陸が成功した後は、次は火星?金星?と、その先に夢を描いたものだった。しかし、人類がたどり着けたのは月どまり。いまでは、月面着陸さえ怪しいという説もある。映画「カプリコーン・ワン」(だっけ?後で確認します)(※2)は真実を語っていたと。 スペースシャトルは、なぜ、地球の上をぐるぐる回っているだけなのだろう。考えてみれば、不思議だ。あんまり夢がないじゃないかというと、専門家からは叱られるかもしれないけれど。 宇宙ステーションで暮らして、楽しいか?閉所恐怖症の私は御免こうむるね。まあ、およびでないだろうけど。 無重力の環境なら、地上でだって再現できているじゃないの。その他、もろもろビミョーに環境が違って、そこで新薬開発やら新素材開発やらの実験の意味があるのかもしれないが、それは「オマケ」や「おこぼれ」でしかないような気がする。 アメリカの最大の目的は、軍事だろう。大気圏外から敵を確実に殲滅し、迎撃されない技術を確立することじゃないか。だから、あれほどのお金をかけて、犠牲を払ってまで、続けているのではないか。違うか? 専門知識のない私には、全然、理解できない。なぜ、彼らは地球の上をただぐるぐる回るのだろう。 事故原因の解明も重要だとは思うが、そもそも、スペース・シャトルのミッションとは何か?(※3)アメリカのみならず、人類にとって本当に益のあることなのか?日本人はただ、われわれの代表が宇宙へ行くことを単純に喜んでいるだけでいいのだろうか?軍事目的をカモフラージュするピエロ役に使われているだけじゃないのか?そこのところを、知りたい。※1 コンピュータも、もとは弾道計算のために開発されたものだと、大学の一般教養のコンピュータ科目で一番最初に習ったことを思い出した。FORTRANで二次方程式のプログラムを書くところまでは勉強しました。当時、学生が使える数少ないクーラーの効いている部屋だったコンピュータ実習室を使い放題だったのが嬉しかったなあ。※2「カプリコン・1(ワン)」。正しくはこう表記するらしい。ビデオのほか、DVDも発売されている。アマゾンの紹介ページには次のような解説があった。「人類初の有人月着陸はNASAの仕組んだ芝居だった…。大胆な着想で国家的陰謀に挑む男達の姿を描いたサスペンス」。監督:ピーター・ハイアムズ、主演:エリオット・グールド。 蛇足ですが、エリオット・グールドは私の大好きな俳優。顔が長くて、ひょろりと痩身で、「困った顔」がステキ。「コンバット」のケリー役の俳優も同じ理由で大好きだった。ルパン三世系とも言えるかな。声優は山田康男だったし。筋肉マンはもうひとつの趣味ということで、もともと好きなのは「長い顔の困った顔」系です。あは。※3 今回の事故についてのyahoo!のニュース一覧ページを見たら、NASA公式ページの日本語版を発見。NASAが開発した技術がいかに地上で平和利用されているかを紹介したページがあった。http://www.hq.nasa.gov/office/codei/japan/tech_f.html 平和利用に貢献していることもよく分かったが、肝心の軍事目的は、いったいどこまで進捗しているのやら。
2003年02月03日
電話が鳴った。「ホームページ読んだよ」「ありがとう」「来る?」「行く」 昨日の日記に書いたとおりのつまみ一式と酒を持って家を出た。電車に乗って30分。駅から商店街を抜ける途中、八百屋の店先に積まれた肉厚の椎茸から目が離せなかった。網焼きにすると美味しそう。ついでに菜の花も買った。すぐ近くまで来ている春を抱き寄せよう。 男の一人暮らしのワリには料理道具が揃っている。ビタクラフトの深鍋とフライパンがあるのは、丸元淑生さんの影響か。私と同じ。 流しの下の物入れを開けると、オリーヴオイルの瓶があった。「にんにく、ひとかけもらうね」「手伝おうか?」「ううん、大丈夫。ちょっといたずらする予定だから、見ないでね。後のお楽しみ」「じゃあ、他のつまみを盛り付けておくよ」 家でアミの塩辛を味見したときに閃いたのだった。これだけで食べるにはしょっぱ過ぎる。野菜と一緒に炒めたら、きっと旨いだろうと。 菜の花や青菜の料理は下ごしらえが肝心。火の通りやすい部分とそうでない部分を考えながら切り分け、湯を沸かした鍋に時間差で投入して下茹でする。こうすると、どの部位も柔らか過ぎず、適度に歯ごたえを残した感じに仕上がるのだ。 菜の花は、太い軸の部分が火が通りにくい。葉をむしって裸にして、一番最初に鍋へ投入する。葉っぱと穂先の柔らかい部分はさっと湯がく程度でいい。すぐさま冷水に放ち、色留め。ざるに上げて水気をよく切る。 ついでに葉わさびも茹でよう。刻んで塩もみする段階までは、家で済ませてジプロックに入れてきた。太い茎の部分は空洞になっている。食べやすいように縦二つに割った。さっと湯がく程度で十分だ。同様に冷水に放ち、ざるに上げてペーパータオルでしっかり水切り。そして、三杯酢に漬け込む。 酢の物は酸っぱいものだという先入観で作られることが多い。我が家の酢の物は、酸っぱいは酸っぱいが、酸味を尖らせないところがポイント。砂糖がやや多目で、かつお出汁も入っている。要は土佐酢です。 葉わさびは酢に漬けると、茎の部分がほんのりピンク色に染まり、いい風情だ。これがまた食欲をそそる。 さて、菜の花を仕上げよう。ニンニクとアンチョビで炒めるのが二人の定番で、パスタと絡めることもあるけれど、今夜はちょっと、いたずら。 フライパンにほんの少量の油をひき、刻んだにんにくを投入してから火をつける。焦がさないためだ。鍋を傾け、三日月形の油だまりを作って、ここでにんにくを泳がせながら火を通す。こうすれば、少量の油で済むわけだ。 にんにくの香りが立ってきたら、アミの塩辛をふたつまみ投入。そして、菜の花。塩は足さなくても十分だった。胡椒で味を調え、蓋をして火を止め、しばらく蒸らす。 その間に肉厚の椎茸を焼き網に載せ、さあ、料理はおしまい!お楽しみの始まりぃ、始まり。 ちゃぶ台の上は豪華絢爛。器は益子焼ですね。素朴なつまみがよく似合う。たこわさび、菜の花の漬け物、浜なっとう、そして葉わさびの酢の物、菜の花の炒め物、焼き椎茸。これだけじゃ精進料理みたいだね。だいじょうぶ、実家から鯵の刺身を頂戴してきた。「確か、本わさびがまだ少し残っていたと思う」 皮を剥いてラップに包んで冷凍すれば長持ちするそうだ。なるほど。 鮫肌のおろしもちゃんとある。こういうホンモノ志向は、男性ならではかも。「この菜の花、アンチョビ使ったのより生臭くなくていいね」「そうね、上品でとってもいい」「もやしやキャベツ炒めに使ってもいいかもしれない」「大根の千切りと漬け込んで、浅漬けもいいね」 ああ、夢がかなった。こうやって大好きな人と食卓を囲み、これはこんなふうに美味しいとか、あれは今度はちょっと手を変えてやるといいとか、そんな話をするのが夢だった。ずっと願っていた幸せ。 神亀の生酒も、期待を裏切ることなく、素晴らしかった。「酢の物ともぶつからないね」「飲み口はスッキリしているけれど、どんなものでも受け止める力強さと度量の大きさがあるね」 ほんのり黄色みがかって、またこの色も春の訪れが近いことをほのめかすようだった。 葉わさびは、海苔にくるんで食べるとオツだ。海苔とわさびって、どうしてこうも相性がいいのだろう。寿司からの連想かな。いや、それだけじゃないはず。 お皿はどれも空っぽになった。満足、満足。さて、二次会と行きますか。 彼が押入れから芋焼酎の一升瓶を取り出す間に、私は沖縄のロックグラスに氷を入れ、お盆に載せて。「ナメナメ系のつまみが少し欲しいね」「安物だけど、練りウニと蟹味噌の缶詰があるよ」「それそれ!」 ちゃぶ台をすっかり片付け、ホットカーペットの上に足を投げ出す。二人並んで壁に背中を預け、ああ、らくちん。 シカゴのベスト盤をしみじみ聴こう。「なんだか今夜はひどく冷えるね」 押入れから毛布を取り出し、一緒にくるまる。彼の古いニオイと新しいニオイ。悪くない。「あのね。昔むかし、ある女性政治家のゴーストライターをしたことがあってね」「ああ、前に聞いたよ。松下政経塾の出身のアノ女性だね」「そうそう。彼女の半生を綴ったエッセイ集なんだけれど、その中にゴージャスな男性遍歴が赤裸々に出てくるの。とにかく、スゴイんだから」「なぜ急にそんなことを思い出したの」「あるシーンがね、頭に思い浮かんだの。彼と彼女が、南仏の海岸に面したリゾートホテルに泊まってね、部屋から一歩も外へ出ず、毛布にくるまってワインを飲んでは愛を交わし、愛を交わしてはワインを飲み……」「そんなことぐらい、南仏へ行かなくたってできるよ。なんなら、赤ワインを開けましょうか、お姫さま」 そして、夜は更けていったのだった。 ……以上はフィクションです。うふふ。ドキドキしました?料理の部分だけ、実話です。母が買ってきた椎茸と菜の花を調理したのでした。神亀、おいしかった! さて、そろそろジムへ行く時間です。ではまた。
2003年02月02日
おかしいな。朝、起きたときは、今日一日禁酒する予定だったのだけれど。 お天気が素晴らしく良いので、ジムの6階にある露天ジャクージへ入りに行った。ついでにエアロビクスも1本。あんまりいい気分なので、最近の土曜日の定番となりつつあるコースをたどる。 本屋で雑誌を買って(「ロック喫茶天国への階段」という特集に惹かれて「散歩の達人」を)、蕎麦屋へ。今日こそは、ざる蕎麦を食べたくて、野菜天ざる&ビール中瓶をオーダー。揚げたての天麩羅は最高だね!しかし、ここ福田屋さんは盛りが良すぎて、おなかパンパン。どうりで男性のひとり客が多いはずだ。 お腹が苦しいので、買い物でもしようかと、まずはHMVへ。お約束どおりシカゴのベスト盤をゲット!あと、セールをやっていたので、買いそびれていたクラプトンのレプタイルと、REMの“REVEAL”も買っちゃった。どちらも1490円だよ。 次に旭屋書店を物色し、岩波ブックレットの「反ブッシュイズム いかにブッシュ政権は危険か」を買った。これは必読書であるなあと思って。 夕飯のおかずを何か1品と思って東急のフードショーへ寄った。料理が面倒だなあ、ええい、加工食品にしよう。どれどれどれ……しょっぱい日本酒つまみ系にそそられる。浜納豆、菜の花漬け、アミの塩辛、たこわさび、韓国海苔、そして葉わさびだけは料理するつもりで生で。三杯酢漬けにしよう。むふふふ。 酒売り場へ回り、生酒を物色。神亀にした。デュジャックのブルゴーニュ・ブランの前で迷うこと3分。モエのピーチ味をネット通販で2本も買ってしまったので我慢する。むむむむ。ももももも。 つまみと酒持って、どっかへ遊びに行きたいなあ。なーんて、急に書いても無理だよね。はい、大人しくします。 おっと、昨夜の楽しい酒宴のことも書いておかねば。そこから止まらなくなったという話なのです。 19時に銀座へ。ひさびさのワイン会なのであった。ブルゴーニュの美味しいワインがずらーり。特に印象に残ったのが、白はアルコールのキックを強く感じて飲みごたえ十分の1999 Nuits Saint Georges blanc Les Perrieres 1er Cru, Henri Gouges。 赤はDRCのエシェゾー1997年も開いたのだけれど、残念ながらこれはハズレ。1996 Gevrey Chambertin, Hubert Lignierがウマかった。まだ若いのに、早くもレンガ色がかって「エッチ香」がしている。秀逸。 最初の泡物と最後のデザートワインまで合計12本とボリューム満点だったが、ま、ひと口ずつだからネ。 物足りなくて、足は天国の近くのバーへ向かう。階段を昇るのでなく、下りるのであった。ふふふ。Mさんが最高の笑顔で迎えてくれた。抱きついちゃいたい。 ワイン会では初対面の人に囲まれた席だったので、どうにも気疲れしてしまった。私は性格が暗いので、人見知りするのです。えへっ。仕事では無理をしているのさ。 それに、ワイン会ではまあ、ありがちなのだけれども、今回もブルゴーニュやボルドーを旅行した人たちが自慢話で語る、語る。うーん。私は最後まで行ったことをナイショにしておいた。だって、奥ゆかしい性格なので自慢話は苦手なのです。あは。 私の居場所は、やっぱりここだわ。地下にある穴倉のようなバー。いつもの笑顔に迎えられ、止まり木につかまって心が安らぐの。 喉が渇いたので、最初はバーボンソーダ。2杯目からはモルトを注文。「おまかせで」と言うと、「いいのが入ったんですよ」とニコニコ。彼に抱かれて登場したのは、タリスカー20年モノのカスク(62度)。おっ!口開けじゃあないですか。「シェリー樽なんですよ。うわあ、いい香りだ」と聞こえてきて、背中がゾクゾク。 む!むむむ。とてもタリスカーとは思えない上品さ。この度数でストレートで飲んでも辛くない。ピーティさはほとんど感じられない。 半分ぐらいになったところで、加水してもらった。トワイスアップよりは少な目。おっ!ふわーっと甘い香りが立ってきた。最高だね。気品のあるエレガントな味。貴婦人にたとえられそう。私にぴったりだわ。 もう1杯モルトをちょうだい。M氏はいたずらっぽい笑いを浮かべ、ボトルを見せずにグラスだけカウンターへ。ブラインドですね。「これは絶対に分からないと思いますよ」 どれどれどれ……蜂蜜、ソーヴィニオン・ブランみたいな青臭いハーブ、ひねた梅酒、昆布出汁、黒砂糖、そしてコーヒー!「もしかして、ボウモア?」「ええーっ!どうして分かったんですか」「ヨードが練れるとこんな感じになるかな」なーんて、ナマ言っちゃいました。 実は、昔むかし飲んだ、大好きなブラック・ボウモアを彷彿とさせる味がしたのでした。私の一番好きなモルト!根津の某バーではショット4000円だったかな? ニコタマのSではまだ破格の3000円で飲ませてくれるだろうか。 さすがにこのとき出たのはブラック・ボウモアではなくて、36年モノ、43.2%でした。でも、とっても、おいちい。あーん、しゃーせ。 もう1杯モルトを飲むと足を取られそうだったので、仕上げに何かカクテルを……出てきたのは、ブロンクス・テラス。「いわば、ギムレットとマティーニの中間というところでしょうか」 むふふ。ベルモットが上品でいいわ。ありがとう。 飲み干すと、目の前の「おすすめホットカクテル」が気になった。〆にちょうどよさそうなので、アイリッシュ・コーヒーをオーダー。「昔、喫茶店で働いていたこともあるんですよ」と、今度はオーナー・バーテンダーのほうのMさん自ら淹れてくれた。 うーん、クリームが胃にやさしい。安眠できそう。 とうに終電がなくなりタクシーで帰ったのでした。夜だと4000円超えちゃうのか。痛いぞ。 さて、少し原稿書いてから、飲み始めるかな。ベスト盤のシカゴの曲は、やっぱりほとんど全部、覚えている。ロック聴き始めたころからの曲だからかな。うーん、音楽にも酔ってしまった。こりゃ、仕事は無理かな。なんか料理でもしようか。
2003年02月01日
全28件 (28件中 1-28件目)
1