2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全29件 (29件中 1-29件目)
1
メキシコの女流画家フリーダ・カーロの愛の生涯を描いた「フリーダ」を見てきました。 革命、身体の障害、ダブル不倫、レズビアン、嫉妬、シュールレアリスム、画壇におけるインテリの間でさえの女性差別……さまざまな問題が重層している複雑な生涯なのに、シンプルにわかり易く描かれていましたね。 これって、実はすごい?でもまあ、カタログみたいで分かりやす過ぎて物足りないかも。 トロツキーという言葉を聞いただけで、頭の中を駆け巡るイメージがゼロから無限大まで、差が開きすぎる今日だから、とすると、こういった踏み込まない、表層を撫でただけの描写がウケるかも いえ、決してよくない映画と言っているわけではありません。涙が止まらなくて止まらなくて、感動しまくりでした。たぶん、ハートを手づかみにして揺さぶるような音楽のせいかもね。あのメキシコの地底の底の底から、屍を何層も超えて湧き上がってくるような、情念そのものの韻律に、やられた。 見終わった後、ひとりでワインバーで食事&グラスワイン5杯を堪能し(料理はイマイチだったなあ)、 でもまだ、おうちにかえりたくなーーーーい! と、不良娘は二軒目の映画館へ向かうのでした。「ターミネーター3」でんがな。 こっちは「フリーダ」とは逆に、荒唐無稽なお話であるにもかかわらず、意外と投げかけているテーマは深かったりするかなあと。 人間と機械の戦い。コンピュータが意志を持ったらどうなるかという、HALからずっと引きずっているテーマですね。 でもまあ、キレが悪いよな。9.11以降、アメリカ映画の社会性のキレとセンスが悪くなるのは致し方ないのだろうか。「フリーダ」のトロツキー役の俳優がカッコよくて惚れちゃったなあと思ったら、ああ、「シャイン」の主役の彼だったのね。ナットク。 で、本題の料理のお話です。 あ、眠いのでまた明るくなってから書きます。ずる。
2003年08月30日
踊りの力に感動しました。 同じアホなら踊らにゃソン、ソン♪ というわけで、アホになりきって踊り狂うさまに見惚れました。人間、たまには狂わなくてはね。 形式があり、ある程度まではそれに則っているけれども、連、つまり踊りのチームによって、それぞれに「崩し」があり、独自の「演出」つまり「見せ場づくり」がある。そこに華がある。形式っていうのは、お花でいえば花瓶みたいなものか。やはりなくてはならないし、あってこそ花が華たり得るって感じかな。 おかまっぽく踊るおじさんや、ひょっとこのマネをするおばさんといった「道化役」も欠かせませんね。文化人類学的に言えば、「異化」する働きをしている。メジャーの世界にマイナーを、カラーの世界にモノクロを持ってきて、世界を別のフィルターから通して見たさまを体現する。 いまの社会は、こうした「道化」がうまく生きられないんじゃないだろうか。 お笑いで王監督を侮辱した件が大騒ぎになっていますよね。「世界の王を汚すのは怪しからん」と。 でもねえ、私は権威を笑い飛ばす存在は社会に必要欠くべからざると思います。権威を笑い飛ばすことを許さない国は、すぐお隣にありますけどね。 まあ、あまり売れていないタレントだから、問題になったのかな。たけしみたいな大物が権威を笑い飛ばせば、誰も文句は言わない?いや、たけしはすでに権威になってしまっているなあ。 女として全然、フツーじゃない生き方をしている私も、一種の道化かもしれないと思うのでした。 さて、今日は差し迫った仕事もなく、ぽっかりあいた1日なので(やろうと思えばやることは色々あるけれど)、映画館のハシゴでもしようか。今夜は親が出かけるので、晩ご飯が独りになってしまうから、夜の巷で酒に溺れるおさかなになろうかしら。
2003年08月29日
「食べるだけで1カ月に5㎏痩せるダイエット食品です」という広告を目にしたら、あなたは信じますか? 私は絶対に信じませんね。ウソだー!って思う。 第一、食いしん坊な私は、まずいダイエット食品を無理に食べるぐらいなら痩せなくていいと思ってしまう。 第二、1カ月に5㎏痩せる食品なんて、絶対、カラダに悪そうだ。自然の摂理に反する。アヤシイ。 第三、たとえいったん痩せたにしても、そのようなダイエット食品による痩せ方は、高い確率でリバウンドがあるだろうし、そうなるとまたその食品を利用することになり、依存状態から抜けられなくなる。私は主義として何者かに依存する生き方は絶対に選びたくない。お金も大変だろうしね。 常識人なら、こういうアヤシイ広告にはまず、引っかからないと思いますね。でも、実際はそうじゃないんだろうなあ。 多くの人は楽して得する情報をノドから手が出るほど欲している。でしょ? でも、そういうココロには悪徳商法の魔の手が忍び寄り、コロリと騙されるわけですね。その結果……「1カ月食べ続けたのに、ちっとも痩せないわよ!どうしてくれるの!」という苦情を当の会社ばかりでなく、消費者センターへ寄せる人もいますね。 そうして「消費者問題」に発展し、「悪徳業者」が新聞などで槍玉に上げられる。けれどもまた新たな手口が考え出され、悪徳業者は永遠に滅びない……。 国としては放置したり、看過するわけにはいかなくなるのでしょうね。「商品・サービスの効果、性能の著しい優良性を示す表示」について規制する法律がこの秋、施行されます。 不当景品類及び不当表示防止法(通称:景表法=ケイヒョウホウ)の一部改正の中に盛り込まれた規制で、11月23日から施行されます。 改正の最大のポイントは、次の部分です。「公正取引委員会は、商品の内容(効果、性能等)について著しく優良であると示す表示につき、期間を定めて、事業者に表示の裏付けとなる合理的な根拠の提出を求めることができる。事業者が合理的な根拠を提出しないときには、不当表示として規制する」 規制の意味するところは、公取委による排除命令であり、その結果、事実上、その商品は市場から抹殺され、二度と日の目を見ることができなくなります。 さて、問題は「合理的な根拠」とは何かですね。 公取委がホームページ上で公開しているこの改正法の運用指針の中に「1カ月に5㎏痩せるダイエット食品」という表示の例について解説しているので、その部分を引用してみましょうか。カタイお役所文章なので読みにくいので、ちょっとリライトしますね。そのダイエット食品は、「食べるだけで1カ月に5㎏痩せます」との見出しに加え、「○○大学△△医学博士の試験で効果は実証済み」との専門家による評価があることを広告の中に書いてあって、その結果として、表示全体として、食べるだけで1カ月に5㎏の減量効果が期待できるとの認識を一般消費者に与えるようになっている。 これに対して「合理的根拠を示せ」と公取委が要求したときに事業者が痩身美容の専門家の見解として提出してきたものは、 そのダイエット食品に含まれる主成分の含有量、一般的な摂取方法及び適度の運動によって脂肪燃焼を促進する効果が期待できることについて確認したものに過ぎなかった。 つまり、食べるだけで1カ月に5㎏の減量効果が得られることを実証するものではなかった。 したがって、表示全体として、食べるだけで1カ月に5㎏の減量効果が期待できるとの一般消費者に与える表示と、提出資料によって実証された内容が適切に対応しているとはいえず、この提出資料は表示の裏付けとなる合理的な根拠を示すものとは認められない。 したがって、不当表示であり、認められない。改善しなければならない。 上記は、11月23日以降にこの法律が施行された場合に予想されるひとつのケースです。 つまり、今後、「1カ月に5㎏痩せる」などという著しい効果を示す表示をするには、その合理的根拠を添えなければ認められなくなるのです。 その合理的根拠とは、試験・調査によって得られた結果であるか、専門家、専門家団体もしくは専門機関の見解または学術文献によって客観的に実証されたものでなければなりません。 1人や2人の「痩せた」という体験談を載せただけでもダメなんですね。 きちんとした統計学上の手法にのっとり、無作為に抽出した相当数の消費者モニターから集めたデータをもとに、実証しなければならないのです。 厳しいぞ。悪徳業者さん、ズボラな事業者さん、覚悟しましょうね。 しかし、冒頭に書いた「常識的な判断」から考えると、この改正法は、どうも「消費者過保護」に傾いているような気がしてならないのです。 買う人にも責任はあります。よいか悪いかを常識に照らして判断する責任が。「無知で無辜な消費者の皆さんは、そんな責任について考えなくてもいいよ。国が悪者を排除してあげるから、安心して好きなものを自由に選んでね」と言われて、本当に嬉しいだろうか……。 ちょっと荒っぽい書き方でゴメン。昨日、公取委の担当課長さんから聞いた話をもとにして思うところを書いてみましたが、タイムリミットになってしまいました。詳しくはまた明日。これから同じテーマの取材で某大手広告会社へ走るのであった。
2003年08月28日
厚生労働省の労働者健康状況調査結果(2002年度)によると、仕事で体が疲れると答えた人は同調査が始まって以来最高の72.2%に達し、61.5%がストレスがあると答えるなど、心身双方の疲労を訴える人が多くなっています。 同調査は5年に1度実施されるもので、今回は昨年10月、1万2000社(回収率78.3%)と従業員1万6000人(同72.8%)を対象に調べたといいますから、かなり大掛かりな調査ですね。 従業員に普段の仕事での体の疲れを聞いたところ、「とても疲れる」と「やや疲れる」を合わせると70%を超え、女性(75.7%)が男性(70.1%)を上回りました。仕事のストレスを強く感じている人は男性(63.8%)が女性(57.7%)より多くなっています。 従来から指摘されているように、男性のほうがストレスに弱いという結果がここにも現れています。また、女性のほうが疲れに対する身体感覚が鋭敏であると言えるでしょう。 ストレスの内容は「職場の人間関係」が35.1%でトップを占め、以下は「仕事の量」「仕事の質」「会社の将来性」の順。これを男女別に見ると、女性は「人間関係」(44.4%)が1位だったのに対し、男性は「会社の将来性」(34.2%)が最も多くなっています(調査は3つまでの複数回答)。「会社の将来性」がストレスの元になるとは、まだまだ男性はキャリアに対する柔軟性がないと言えるのではないでしょうか。 一方、女性は結婚相手によって、あるいは老親の介護などといった家庭の事情によって、人生がどうにでも変わってしまうという意識が強いので、定年まで同じ会社に勤めるなどという「就社意識」が低く、見方を変えればキャリアに対する柔軟性が高いとも言えます。 同調査で、ストレスの元が「会社の将来性」であると答えた女性は19.9%でした。 それにしても、普段の仕事で疲れていると答えた人が7割以上とは驚きです。「癒し」がブームになるのもうなずけますね。 疲れる理由は何でしょうか。いくつか挙げてみましょう。1)リストラや採用抑制、さらには人材派遣などのアウトソーシングの活用により、ギリギリまで人数を抑えているため、1人あたりの業務量の負担が増え、かといって残業してもルールどおりの手当をもらえない「サービス残業」で不満感が募っている。2)業務の質への要求度が高まっている。成果主義の導入により、成果(業績)と給与がリンクする人事制度を運用する企業が多い。3)成果主義の結果、同僚や先輩が「労働の喜びを分かち合う仲間」ではなく、「成果を競い合うライバル」になってしまったため、職場における協調関係、仕事を教えあい、励ましあい、敬い合ういい意味での「師弟関係」が消失してしまい、緊張度が高まり、人間関係がぎくしゃくしている。4)人件費の抑制傾向の中で、定期昇給の廃止、賃下げなどが起こり、仕事の達成感と評価のバランスが崩れたため、職務満足度が低下し、ストレスにつながっている。5)サービス残業、賃下げなどにより可処分所得が減少し、かといって「生活の質」を下げることには抵抗感があり、夫婦関係や家族関係の不和を引き起こし、家庭が安息の場でなくなり、働く人の心の「居場所」がなくなってしまった。 ひとことでまとめれば、「働けど働けどわが思い報われず、ぢっと手を見る」と言ったところでしょうか。 そこで、提案です。 そんなに疲れがたまるほど働かなくてもいいじゃないの。会社からもらうお金が減っても、ぼろきれのように疲れきって病気になったり死んだりするよりは休んだほうがマシですよ。「もっとしっかり働いてくれなくちゃ、家計が成り立たないわ。困るのよ!」などと専業主婦の奥さんが文句を言ったら、「お前も少しは協力してくれないか」とお願いしてみましょう。節約、パート、何だってできるはずです。 疲れるほど働かなくちゃ暮らしが成り立たないという反論もあるかもしれません。でもそうだろうか? 森永卓郎さんが盛んに書いているように、年収300万円でも豊かな暮らしができるし、消耗するだけの働き方をするぐらいならいったん辞めてより高度な職業技術を身に付けるための学校で勉強し、ステップアップをねらったほうがいい。 もう、「仕事、仕事」だけの人生は終わりにしちゃいましょう。もっと自分の時間を楽しみましょう。「仕事で疲れがたまっている」なんて思いが残るようじゃ、人間、半人前です。 人生、楽しまなきゃ。1日の心身の疲れを翌日に持ち越さないように、再生産の時間をたっぷりとってこそ1人前の人間であるといえるし、社会的責任を果たしていけるのではないでしょうか。病人や疲れ切っている半病人には、社会的責任を果たす気力も体力もありません。 ワークシェアリングは、掛け声ばかりで一向に進みませんが、これを進めれば、若年者や高齢者の雇用の問題はかなり解決されるでしょう。ただし、ワークシェアリングには、企業におけるフルタイム労働者の労働時間短縮つまり賃下げという「流血」を伴うため、抵抗が強いわけですね。 長引く不況の中、企業で働く「権利」を手にすることが、あたかも「椅子取りゲーム」のようになってしまっているのではないでしょうか。 ひとつの椅子にしがみつかなくても、立ったり座ったり、椅子を取り替えたりを自由にできるだけの心の余裕がほしいものです。 ひとりで「椅子取りゲームを」抜けるのは難しいのかな?でも、本心ではみんな抜けたがっているんじゃないかな? 労働時間を少なくして、余暇時間を含めた再生産の時間が豊かになれば、衣食住と心身の健康づくりや遊びに関する、いわば「人生再生産サポートビジネス」が活性化するでしょう。 たとえば食の分野。さほど美味しくない、安い、健康に悪いと三拍子揃ったファーストフードがあれほどウケて、誰も文句を言わないのは、忙しくて食事を楽しむための心の余裕がないからではないでしょうか。 まずいものはまずいとクレームをつけなければ、もっと「人間らしく扱ってほしい」と主張しなければ、サービスは一向に改善されません。 毎日毎日、贅沢な外食を楽しむことは誰にでもできることじゃないかもしれませんが、「ちょっと高くてもあそこではホンモノの味が楽しめるから、せめて1週間に1回は行きたいよな」と思える小商いの店が、もっとたくさん生き残れるような社会であってほしいな。そういう店をみんなで支えあえるようであってほしいと思います。 大資本をバックに大量出店、セントラルキッチンによる大量生産で効率化して低価格を実現したような店に私たちの食を依存してしまっていいのでしょうか。 食以外の娯楽の分野にしてもしかりです。 時間がない、面倒だ、煩わしいとの気持ちが先立って、お膳立てされた、「つくりもの」の娯楽で満足してしまっていないでしょうか。 私たちの人生はもっと豊かでクリエイティブなものであるはずです。「疲れた」とひと言発するたびに幸せが逃げていきます。疲れがたまるほど働かなくてもいいじゃない。疲れがたまったら休もうよ。心がリフレッシュできるような自分だけの時間をたっぷりとって、そこでの過ごし方もうんと自分らしく、豊かにしようよ。お仕着せのもので間に合わせたって、結局は幸せになれないよ。 http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/saigai/anzen/kenkou02/index.html 厚生労働省、平成14年労働者健康状況調査の概況
2003年08月27日
そんなに駆け足で行ってしまわないで。もっと私の情熱をかきたててくれなくちゃ、イヤン。 というわけで、去りゆく夏をつかまえるための、夏のお薦め料理レシピです。★ナスとシシトウのグリーンカレー★1)材料の下ごしらえ ナスは皮をむいて1口サイズにざくざく切り、濃い目の塩水につけてアクを抜きます。 シシトウはヘタをとるだけ。 鶏もも肉を食べやすい大きさに切ります。 ニンニク、ショウガをみじん切りにします。 タケノコは、市販のゆでた千切りパックを使うと便利です。2)炒めます 鍋を火にかけてすぐごま油を注ぎ、ニンニク、ショウガを投入して香りを出します。ニンニクは焦げやすいので、鍋や油を加熱してからの投入はキケン! 香りが出たら、鶏肉を入れて炒め、市販のグリーンカレーペーストを加えてよく炒め、香りを立たせます。最後にタケノコとナスを加えて炒めます。3)煮込みます ココナッツミルクを加え、あればコブミカンの葉を加えてさらに香りをゴージャスに!シシトウは火がすぐに通るので、鮮やか色を残したいなら、最後のほうに加えても大丈夫。ナスが柔らかくなったら、出来上がりです。4)味を調えます 塩、砂糖で味を調えます。他のレシピではチキンスープなども加えるようになっていますが、私は酒のつまみに合うように、「サラサラだけれどもまったり」な感じに仕上げたいのであえてスープ抜きです。塩ではなくナンプラーでもいいけれど、魚介類を入れないときはちょっと違うかな?と思って使いません。5)盛り付け バジルの葉があれば、ちぎってトッピングしましょう。もっと香りがゴージャスになりますね。6)ご飯について せっかくだから、タイの香り米を使うといいですよ。私は下記のお店から取り寄せました。ちょっと高いけどね。三島屋のジャスミンライス★オクラと湯葉のサラダ★ 清涼感たっぷりで、夏の前菜にぴったり!オクラが安いこの時期に、色の鮮やかないいものを選んで、ふんだんに使いましょう。1)出汁ゼリーを作ります このサラダは、ドレッシングではなく、出汁醤油味のゼリーで味付けするところが最大のポイントです。 1袋を250ccの水で溶く「ゼライスパウダー」3袋を使う場合は、こんな感じ。 昆布出汁200cc カツオ出汁醤油100cc 梅酒100cc 砂糖 適宜 これを鍋に煮立たせてから、別のボウルに水100ccを加えてかき混ぜ、ふやかしておいたゼライスパウダー3袋に加え、完全に溶けるまで泡だて器などでよくかき混ぜます。 ボウルを冷水などで冷やしつつ、粗熱を取ってから、冷蔵庫で冷やします。 夏はゼリーが固まりにくいので、水分を少なめにしたほうがよいでしょう。2)オクラを下ごしらえします オクラはヘタを取り、塩でもんで表面の小さなトゲが口に障らないようにしてから、熱湯にさっとくぐらせ、食べやすいやわらかさになったら、冷水にとります。 しっぽの部分を切り落とし、身を食べやすいように半分に切ります。 キッチンペーパーなどを当てて水気がよく取れるようにして、冷蔵庫で冷やします。軽く塩をふり、下味をつけておくといいでしょう。3)湯葉について お刺身湯葉またはくみ上げ湯葉を使います。お刺身湯葉は、食べやすい大きさにカットしてから、出汁醤油などで下味を軽くつけておくといいでしょう。 くみ上げ湯葉は食べやすい大きさにちぎってそのまま使います。色に染まりやすいので、下味は塩にしておいたほうがいいでしょう。4)盛り付け ガラスなど、清涼感を誘うお皿にオクラを並べ、その間に湯葉を散らし、出しゼリーをフォークなどで崩して、全体にまぶしていきます。キラキラ光る宝石のトッピングみたいで美しい! 好みで針ショウガを添えてもいいでしょうね。★フルーツな海老チリ★ いままでの海老チリに飽きたら、ちょっと目先を変えてみましょう。夏はトロピカルフルーツを加えるといいですよ。おや?っと驚く新鮮だけれども親しみやすい味です。1)下ごしらえ 海老の殻をむき、塩、胡椒、紹興酒に軽く漬け込みます。1尾ずつ取り出して片栗粉をまぶし、熱湯に軽くゴマ油を入れた中に投入し、キレイに赤くなったら引き上げます。 パパイヤは皮を剥き、種を取り去って、食べやすい大きさにカットします。 グレープルフルーツもひと房ずつ実をきれいに取り出し、半分ぐらいの大きさに手でちぎります。 ネギ、ショウガ、ニンニクをみじん切りにします。2)チリソースを作ります まず、あわせ調味料を作ります。分量は4~5人分の場合で、スープ大匙5、トマトケチャップ大匙4、紹興酒大匙2、醤油小匙1、ごま油少々。あればスイートチリソースを少々。 鍋にごま油大匙1をなじませ、ねぎ、しょうが、にんにくを香りが出るまで炒めてから、豆板醤小匙1~2を加えてさっと炒め合わせ、鍋肌から紹興酒少々を回し入れ、続けてあわせ調味料を加えて強火で煮立てます。3)炒め合わせて仕上げです 水溶き片栗粉少々で薄いとろみをつけ、再び煮立ったら、海老、パパイヤ、グレープフルーツの順に加え、ざっと炒めて出来上がり。 パパイヤの代わりにアボカド、グレープフルーツの代わりにパイナップルを使っても良さそうですね。★マテ貝のオーブン焼き★1)マテ貝とは「揚巻貝」とも言いますが、巻貝ではなく二枚貝です。ちょうど100円ライターをもう少し細長くしたぐらいのサイズの長方形です。 海岸の砂浜に縦穴を掘り、深さ50㎝ぐらいのところに生息しているとか。砂浜に小さな穴が開いていたら、そこが怪しい。勢いよく塩水を吹くので居場所がわかり、塩を穴に振り入れると「足」を出して出てくるので、そこをつかまえるのが「揚巻貝獲り」のコツだそう。マテ貝の獲り方2)下処理など 魚河岸で仕入れてもらったのは、恐らく養殖モノだと思うのですが、岩ノリのような藻のようなものがついていたので、海水の濃さの塩水にしばらくつけておきました。 すると、体内に含んでいた分をあらかた吐き出してくれて、さらに貝をタワシでこすって汚れを落としました。ザルに上げると、勢いよく塩水を吹き出したりして元気のいいこと!さすがに新鮮です。3)オーブン焼き フライパンでバター焼きにしようかとも思いましたが、貝を揺すると貝殻についた汚れが出てきそうに見えたので、アルミホイルを敷いた鉄板に並べ、塩を振り掛けると……もさもさ動き出し、足を出すじゃありませんか。おもちろーい。 全体にオリーヴオイルも回しかけ、200℃のオーブンで口があくまで10分強焼きました。4)はまぐりよりも美味で貝特有のクセが全然ない あけてびっくり!焼きたては、身が殻からはみ出るほどぷっくりと膨らんでいます。 よおく見ると、ちょいとばかりグロテスクですが、かまわず口に放り込むと、ジューシーな味わいが口いっぱいに広がります。 新鮮なせいか、貝特有のクセが全くなく、ハマグリよりも上品で、もっとやわらかく、ぷりぷりーとしています。まさに口福! 茹でてから身を取り出し、バター炒めにしたり、きのこなどと和える料理法もあるようですが、今回は、シンプル・イズ・ザ・ベスト!を実感しましたね。 マテ貝料理のレシピ
2003年08月26日
光る海が目に焼きついています。よく晴れた日で、水平線の彼方に薄っすらと富士山のシルエットが見えました。 泊まったのは、京浜急行の終点「三崎口」からタクシーでワンメーターのところにあるリゾートホテル。海に向かって張り出したウッドデッキが一番の売り物で、ここにプール(ダイビング用の深さ5mのプールと普通のスイミングプールが2つ組み合わさっています)と寝椅子、食事&休憩用のテーブルと椅子があり、テーブルにはお決まりの赤白チェックのシートがかかています。リゾートホテル&レストラン ビーチバム デッキ後方から海に臨む建物の外壁は、もちろん白。「これがピンクでもグリーンでも嫌だよね」なんて、一緒に言った仲間が話していました。紫だったら、デビット・リンチの映画の世界かな。 滞在中は、このデッキの一角にある屋根付き部分を独占してすごしていました。土・日が総勢20名超、日曜日の午後に半分に減って日・月が10名少々。下は小学1年生、上は50代(?)で実にバラエティ豊かな顔ぶれです。 学校や会社といった既成の組織由来のグループではなく、友が友を呼んで広がっていった輪のようなもの。上下関係もなく、依存関係もなく、それぞれが自立していて、それぞれに豊かな自分の世界を持っている大人の集まりです。 仲間に加えていただくことができて、何とも幸せ。夏の定例旅行はもう十年以上も続いているとのこと。私は去年から参加したばかりの新参者です。 大酒呑みの集まりなので、事前にホテル側に了承をとり、酒類を大量に持ち込みます。メインは、2箱仕入れたグレープフルーツで作ったウォッカ割り。氷は、アイスボックスに板氷を大量に入れて持っていくのです。他にジン、テキーラ、バーボン、ラム、シングルモルト、なんでもござれ。移動式バーのようなもので、手馴れた臨時バーテンダーも複数いるから気軽に頼めちゃう。 途中参加の私がいただいた食事は、日曜のランチが近所の寿司屋からのテイクアウト、ディナーがホテル側のバーベキューとパエリア、朝ごはんはコンビニ調達のおにぎりと地元産のスイカ、昼はホテル側のサンドウィッチ。 土曜も宴会だったので、疲れがたまっていたせいか、日曜のディナーの後、夜中に胃と腸の激痛に苦しみ、月曜もほとんどへばっていました。あーあ。調子に乗って冷たい酒を呑みすぎたんですね。 日差しこそ強かったものの、風は秋の訪れを感じさせる冷たさで、デッキのフェンスにもたれて全身に風を受けていると、ものの5分ぐらいで冷えてきてしまいます。 でもまあ、背中が大きくあいたおニューの水着で、ちょっぴり日焼けしてきました。黒いほうが引き締まって見えるかな。ナンチャテ。 ホテルから車で20分ぐらい行ったところにある温泉がなかなか快適でした。海洋深層水の塩水の露天風呂、真水の樽風呂、内風呂は竹炭入りで清涼感のあるお湯と、3種類の湯を楽しめます。昨年オープンしたばかりだから、内部が清潔で感じがいい。想像していたよりも狭く、日曜日は順番待ちになるぐらいの混雑でしたが、月曜日は空いていて快適でした。ハマって2日連チャンで行ったのでした。利用料は10枚組回数券を使えば1人750円と、団体利用がお得です。ホテル京急油壺 観潮荘 海洋深層水露天風呂さらに詳しい情報はコチラ 食事どきの宴会、お風呂、その間はプールで遊んだり、全員でゲームをしたり。酒をダラダラと飲んでおしゃべりしたり。 ゲームは、懐かしい「ツイスターゲーム」を男女ともに水着姿でくんずほぐれつ!盛り上がりましたね。 あと、広辞苑に出てくる言葉を使った意味当てゲームも面白かった。「まんげん」「ぼぼかす」「ますおとし」「よだり」「からておどり」……って、なんだかわかりますか? 全員にカードが配られ、意味が分からなくてもテキトーなことを書き、それを「親」が集めて順に読み上げ、「正しい」と思ったものに対してみんなが手を挙げ、誰の回答が一番多くの人を騙せたかを競うルールです。 へんてこりんな珍答をしたほうが場が盛り上がりますね。私は「ぼぼかす」を「へそのごま」って書いてウケました。ナント、「よだり」は「滴り落ちる鼻汁」が正しいそうです。「ぼぼかす」は毛羽立たせるという意味の動詞なんだって。「からておどり」は「沖縄の民俗舞踊」といった回答を書いた人もいたけれど、「おどり」とは何の関係もなく、ギリシャの数学者の名前だとか。へー。 みんなのおかげで、夏休みらしい時間を堪能できました。唯一の心残りは、月曜日はずっと胃の具合が悪く、東京に帰ってきてからの打ち上げ宴会に参加できなかったことです。あああ。つい調子に乗って呑みすぎるのが悪いクセです。
2003年08月25日
今年は三浦半島です。やくぞー。 昨夜の宴会料理は、どれも大好評でした。残ったタイカレーを食べる明け方……うまい! ほんのひとたらし、醤油をかけたら、生卵かけご飯の味がよみがえってきました。 味覚って、コドモのころに作られるのかなあ。 生卵かけご飯の味とともに、幸せだったコドモ時代の思い出がまさに堰をきったように蘇ってきました。 いろんな人から大事にされてきたんだなあ。 私は私ひとりで私になったようなつもりでいるけれど、それは大間違いであるぞと旨いタイの香り米をかみしめながら思うのでした。 アダルトチルドレンなどと言われる、親の育て方自体が「病原菌」となっている病気に苦しむ人々は、恐らく、決定的にこの至福感が欠けているのかもしれないと想像するのでした。 余るほど持てる人にとって、それがない状態を想像するのは非常に難しいということも。 辛いだろうなあ。 注意欠陥障害とか、アダルトチルドレンっていうのは、一種の病名依存であって、甘えているなあ、生きることをサボっているなあと実は思っていた似非カウンセラーですが、たぶん、そうでない人にはなかなか想像しにくい、決定的な欠落感というか、そういうものが背後にあるのだろうなあと、自分の幸せだったコドモ時代の思い出に浸る至福感と同時にストンと胸に落ちるように納得するところがあるのでした。
2003年08月24日
今日の特別ゲストは、ボルドー旅行に同行したお友達3人と、ワイン大好きなスタイル抜群のキャリアウーマン。赤ワイン飲んでキレイになる人と、そうでない人が世の中にはいるようで、なんとも不平等な……トホホ。 それはさておき、予定のメニューです。★前菜オクラと湯葉のサラダタイ風サラダ白瓜の浅漬け★炒め物・焼き物フルーツな海老チリかじきのサイコロステーキマテ貝のオーブン焼き★オーヴン料理イワシのハーブパン粉焼きラムロースト★ご飯ものナスとししとうのグリーンカレー冬瓜と枝豆のインドカレータイの香り米★デザートチーズ盛り合わせ いまが旬の素材、そして夏に嬉しいピリ辛エスニック料理を主役にしてみました。クライマックスに登場するのは、赤ワイン大好きな皆様にぴったりのラムロースト! 作り方などは後ほど。 まずは泡モノ(クレマン・ド・ブルゴーニュ)で乾杯!です。
2003年08月23日
人は、どのようなときに仕事のやりがいを感ずるものなのでしょうか。 具体的な場面を想像してみてください。 ①これはもしかすると、人生最高の瞬間のうちのひとつかもしれないと思えるほどウルトラマンモス級にやりがいを感じた瞬間、 ②滅多にないけれども、月に一度の「ごちそう」みたいに、時々やってくる瞬間、 ③それほど大きくない喜びだけれども、そんな小さな幸せが私の日常を支えているのさと思えるようなやりがい、 こんなふうに大、中、小に分けて考えるとイメージしやすいかもしれませんね。 これから就職活動のために「先輩取材」をする学生のみなさんは、こんなふうに質問するといい答えを引き出せるのではないでしょうか。 うまくインタビューできると、きっと先輩から感謝されるはずです。仕事のやりがいについて語る作業を通じて自分が生きてきたプロセスを振り返り、そこに何らかの意味を見出せた人は、自信を取り戻したり、再確認したり、さらによりよく生きようとする意欲が湧いてきて、未来の目標がより明確になってくるからです。 私も過去に色々な職種の人にインタビューしましたが、「あなたのおかげで自分のキャリアを整理して見ることができた。ありがとう」などと感謝されたことが少なくありません。 ……自慢話をしたいワケじゃなくてね。 何が仕事の満足度につながるのか、要素で考えてみましょうか。1)職場の人間関係(上司、同僚、部下など)2)職業的ポジション3)専門職としてのプライド4)著しい業績とそれに対するふさわしい評価5)能力を伸ばすチャンスを与えられていること6)顧客など自分が影響力を及ぼす人との人間関係7)所属する組織の目的と自分の目的が一致していること8)社会貢献9)私生活(家庭など)と仕事の調和10)心身の健康と仕事との調和 無理やり10にしてみました。他にもあるかな?あるいは8つに整理すると、レーダーチャートを作りやすくなりますね。女性の場合は、9)の指標がとくに重要で、育児・介護と仕事を両立させやすい職場環境かどうかが気になるところです。 以上の10の指標は、職種選び、会社選びのときの基準として使えるのではないでしょうか。 企業研究の基本として、資本金、売上高、経常利益、従業員数、その他ROEだのEVAだの、もろもろのデータを分析せよと言われますが、証券アナリストじゃあるまいし、それだけでは、「やりがいのある仕事のできる企業」かどうかは見えてこないし、体感できないんじゃないでしょうか。 ただ、外から見えやすいのは、上記のような経営指標ですね。自分の足と知恵を使わない人は、こういった指標に頼るしかないわけです。だから、先輩取材が必要なんですよ。個別の先輩取材が難しかったら、大学の就職部主催で行ったり、クラブ単位で行えばいいでしょうね。 再就職志望の主婦やリストラで職を失った中高年のためにも、こういう「集団先輩取材」の場を設けることが必要でしょう。自治体の労政担当者さま、厚生労働省関係の方、ぜひご検討ください。民間の就職支援サービス会社の皆さんも頑張ってください。何なら、私がコーディネートと司会役を仰せつかります(営業したりして)。 小中学校、そして高校でのキャリア教育においても、このような「先輩取材」は格好の教材になることでしょう。 さて、企業側としてもリクルート情報の中に上記のような経営指標ばかりでなく、仕事のやりがいに関する情報を公開していかないと、いい人材が入ってきても、「話が違うじゃないか!」と早々に去られてしまう可能性がありますね。 企業側も応募者側も、「やりがい情報」を大切にしないといけませんね。応募者側はとくに、与えられる「やりがい情報」を鵜呑みにするのではなく、自分の価値観、人生観とマッチするかどうか、主体的に判断しなければなりません。 もうひとつ、別の視点から仕事の満足度ややりがいについて考えてみましょうか。 人は、危機を乗り越えたときにこそ、「生きていて良かった!」「人生、まんざらでもないな」「私も捨てたもんじゃないな」などと感じられるのではないでしょうか。「燃え尽き症候群」になってしまったり、仕事が原因で心身の健康を害してしまう人と、そうではなくて心身の健康のバランスを保ちつつ、仕事のやりがいを感じて充実している人との差はどこにあるのでしょうか。 そんなふうに考えると、相対的ではない、絶対的な仕事のやりがいや満足度が浮き彫りにされてくるんじゃないかなあなどと思っています。 だから、先輩取材をするときには、「仕事で辛かった体験」と「それを乗り越えたとき」について詳しく聞いたほうがいい。こういったネガティブ情報は、会社や出版社から与えられるリクルート情報の中には大抵、含まれていないので、ぜひとも聞いておきたいところです。 ……なーんてことを書いた理由は、某看護系雑誌に「職務満足度をどう引き出すか」という特集記事を管理者向けに書くことになり、編集者とディスカッションした中でいろいろいい思いつきがあったので整理してみようかなと。 仕事の満足度、やりがいって、深くて重要なテーマですよね。自己実現と他者の満足度のバランスという問題について書きそびれましたが、この件はまたいずれ。※ROE、EVAについては、野村證券の証券用語解説のページに書いてあります。http://www.nomura.co.jp/terms/index.html 今回からキャリアに関する日記を書くときには、「自分を生かすキャリア」としてシリーズ化し、楽天日記のテーマに投稿することにしました。順次、過去のものも再編集しつつピックアップして数を増やしていきます。タイトルの隣の「テーマ」のところをクリックしていただくと、過去の日記でキャリアをテーマにしたものの一覧が表示されますのでご参照ください。
2003年08月22日
今月は珍しく大黒字になりそうなので、ほくほくして書店に向かう。渋谷で一番好きなのが、地下にある旭屋書店だ。雑誌コーナーを除いて空いていて、じっくり本を選ぶことができる。岩波書店、みすず書房のコーナーがあるのもうれしい。 お気に入りの作家の最新刊からチェックする。「読書ノート」に貼り付けた書籍広告を思い出しながら……。 購入したのは次の5冊。 関川夏央著『「世界」とはいやなものである 極東発、世紀をまたぐ視線』(NHK出版) 野田正彰著『背後にある思考』(みすず書房) 荒川洋治著『忘れられる過去』(みすず書房) 池澤夏樹著『神々の食』(文藝春秋) 田澤拓也著『無用の達人 山崎方代』(角川書店) 田澤氏を除き、あとの4人は昔からおなじみの、私の心のボーイフレンド。思いっきり抱きしめたい気分だ。 関川さんは、独特のシニカルさというか、フツーとは違う視点から世の中を切り取って見せる文体が好き。彼の書く探偵モノが好きだったのに、最近、書いてくれないのが寂しいな。 表題の「世界とはいやなもの」というのも、誰も言わない言葉だよなあ。本の腰巻に曰く、「私は1979年から韓国を、80年代なかばから北朝鮮を研究的に眺めてきた。87年にはじめて北朝鮮を「観光」し、そのレポートを書いた。それ以前の少なからぬ日本人記者、学者、作家の訪朝報告に対しては、このひとたちは北朝鮮でいったい何を見たのかと現場を踏んであやしんだ。それらは例外なく北朝鮮に好意的だったが、その根拠がどこに求められるのか理解できなかったのである」。 どうです? 読みたくなりませんか?(と、私が宣伝してどうする!)。 野田さんは、私が最も尊敬する人物で、なれるものなら彼みたいな精神科医になりたかった。現代社会についての批評にあらわれた慧眼、そしてその背後にあるどっしりとした徳性よ!すばらしい。 この本は、3年半にわたって書き綴られた信濃毎日新聞連載のをまとめたもの。戦争、犯罪事件、教育問題、精神科医療などについて辛口に論じたエッセイ集だ。どのページから手繰っても気軽に読めそう。「筆休め」の小休止にはもってこいだ。 荒川さんとはお付き合いし始めてまだ日が浅い。独特の作風をもつ詩人で、さすがに言葉についての感性が鋭く、大いに刺激される。同じみすず書房から出ている『夜のある町で』を読んでから、目が離せなくなった。 池澤さんは、沖縄へ移住した小説家で、どうやら本妻を棄てて愛人とともに住んでいるらしい。沖縄の風物についてのエッセイが心地よく、南の島からの風の気配を伝えてくれて快適。平和についても一家言あり、イラク問題や日本国憲法について論じた近著もある。 田澤さんの著書を読むのは今回が初めて。経歴をみると、ノンフィクション作家で、寺山修司についても書いている。今回買った本は、表題のとおり、無頼の歌人である山崎方代の生涯を描いたノンフィクションだ。 腰巻をまたも引用すると、「太平洋戦争で右目を失明、生涯独身、結社に属することなく自由に短歌をよんだ山崎方代の人生を、新事実とともに描き出す正統派ノンフィクション!」。 山崎方代について知りたいを思っていたので、ちょうどタイミングが良かった。「茶碗の底に梅干の種二つ並びおるああこれが愛と云うものだ」「柚子の実がさんらんと地を打って落つただそれだけのことなのよ」 飄々とした作風に見えて、実は血のにじむような推敲の果てに搾り出される言葉なのだそうだ。方代を知る人からのインタビューをもとに、見てきたかのようにその場を再現する手際が見事だ。というわけで、まずこの本を昨夜の添い寝の友に選んだのでした。 ボーイフレンドがいっぱい。うれちいな。
2003年08月21日
血液型による性格診断で、B型は「マイペース人間」といわれますね。それも、どちらかというと良くない意味で。「自分勝手である」「協調性がない」「組織全体や他人のことよりも、自分のことを優先させる」「個性が強い」「ネコ型である」「他人の話を聞かない」「自己主張が強い」ウンヌンカンヌン……。 ひとことで言えば、個人対組織、自己対他者の関係の中で、つねに前者を優先して考えるという批判になっています。 しかし、組織のために個人を犠牲にする生き方や、他者に依存して自己を抑圧する生き方は、いまの時代では大いに批判されていることも確かですね。どちらかというと、没個性的人間よりも個性的な人間、依存的な人間よりも自律・自立的な人間のほうに分があるのが現代社会です。 B型人間の逆襲! ……ということを私が言いたいのではなくて。 要は、ものの見方には両面あるということです。私たちはたいてい、何らかのフィルターをかけてものごとを見ています。そのフィルターとは、性、文化、学歴、生育歴などによってさまざまな色がつき、度が入っています。誰もまっさらな目でものごとを見ることはできないのです。 そのことを自覚した上で判断なり議論なりをしていかないと、恐ろしいことになります。たとえば、「マイペース人間は組織の和を乱すのでわが社では採用しない」などというのは、トンでもない偏見や差別ですね。 B型にも色々な人がいるし、また、同じB型の人でも相手によって態度が変わる。それに、「これがB型人間の性格の特徴である」と言われていることにしても、見方を変えれば違ってくるのです。たとえば、「自分勝手」が常に悪いとは限りません。自分の命を最優先しなければならない場面もあるし、自分勝手というのは、ある意味で、自分の信ずること、感ずることに忠実であり、自己責任が明確な自律的人間であるとも言えるのです。 こじつけに聞こえる? 実はコレも立派な心理学なんですよ。「リフレーム」といって、ものごとの枠組みを外したり、変えたりして、再認識するという意味なんですね。 この「リフレーム」の理屈を使えば、短所も長所になり、長所も短所になるわけです。 就職のとき、履歴書や面接で自分の長所や短所について表現しなければならないことがあります。「私の長所が分からない」 という相談をよく受けますが、長所が分からなければ、短所をひっくり返して見ればいいんですね。同時に、面接で「あなたの短所について語ってください」と言われたときは、短所について述べるだけでは、自己否定的なネガティブな人間だという印象を与えてしまうので、「でも、こういう短所をこういうふうにして改めていきたい」とか、「でも、こういう短所も見方を変えればこういう長所になるので、いい意味で活かしたい」と締めくくるのが賢い方法です。 要は、「自分はこういう人間だから」などと決め付けたり小さい枠にはめないで、もっと自由に考えたほうがいいんじゃないかなということを私は言いたいのです。 性格診断が流行っていますが、「ナルホド、そういう見方もあるかもしれない」という程度におさえておいて、鵜呑みにしないほうがいいですよ。 性格なんて、年齢とともに変わるし、相手や環境によっても左右されます。人間って、それほどいい加減なもので、いい加減だからこそ、幸福とか喜びとか、実態や輪郭のハッキリしない、やわらかいものを受け止める感性を持っているんじゃないかと思うのです。 自由がいちばん!と、B型のワタクシは思うのでした。
2003年08月20日

航空チケットのバーゲンセールの時期になりましたね。旅心がそそられる。 どうせ割引なら、北海道か沖縄がいいなあと思いつつ、ネットサーフィンするのでした。楽天の日記リンクをどんどんたどっていったら、積丹半島の定期観光バスがおススメだとか。青い海が素晴らしいそうですね。いいなあ。余市のウィスキー工場も回るみたいだし。 でも、さすがにもう10月は寒いかな。10月24日(金)から2泊3日を狙っているのだけれど……。 石垣島ひとり旅っていうのはどうかな。 うーむ。 矢野顕子トリオのライヴへ行ってきました@ Blue Note Tokyo。ナマヤノは初体験!知らない曲ばかりで、最初のうちは周囲の熱烈アッコちゃんファンのノリには付いていけない感じでしたが、じわじわーっと効きました。 のびのある高音の声が美しいこと! アンコール1曲目、ソロで歌った友部正人のカバー「すばらしいさよなら」の「すばらしいさよならをあなたにあげたい」のリフレインにはぐぐっときました。 死別にせよ生別にせよ、いずれ別れなければならない二人なら、さよならはすばらしいほうがいいね。 私たちの脳は、現在から未来へと思考を進めようとするけれども、未来から現在へ、つまり死後の世界から現在の自分を見る視点というものを、古来から人は持っていた。そんなことを書いていた人がいたのを思い出しました。 終わりから見るなんて、そんな「達観」ができる人はほとんどいないだろう。 それでも、さよならだけが人生ならば、すばらしいさよならをあなたにあげたい。
2003年08月19日

もう今日の新聞は読まれましたか? 読売朝刊の首都圏版求人情報「ぴーぷる」に、私の署名・写真つきコラム「スパイス」が載っていますので、良かったら読んでくださいませ。配布地域は、東京、神奈川、千葉、埼玉だそうです。 過去には朝日新聞の「王様の耳」というコーナーに私の署名記事が載ったことがあります。あとは毎日さんと日経さんですね。ご依頼お待ちしております。地方紙の皆様もよろしく。ウフン。 昨日まで夏休みで今日から仕事復帰という方も多いかと思います。張り切っていきましょう! 読売新聞首都圏版求人特集「ぴーぷる」2003年8月18日号掲載相手の立場に立ってみる 私が講師を務める主婦向けの再就職セミナーでは、履歴書の添削指導も行う。ある時、パート志望の女性が書いてきた志望動機にびっくり仰天させられた。「御社は勤務時間、勤務地、給料が魅力的」 ここまで書いちゃったら採用されるのは難しいでしょうね……。セミナーの聴衆の笑いを取るネタとしてしばしば使っているが、時には全くウケないこともある。笑わない人は、「ホンネを書いて何が悪い?」と思っているのかしら。ちょっと背筋が寒くなる話だ。 かといって、「それなら採用されるためのタテマエ的な書き方を教えて」と言われても困る。採用の場面で自分をよりよく表現するハウツウは確かにあり、「さあ、ここからが誰も知らない裏ワザです。よく聞いてね」などと私が言おうものなら、眠そうだった人も目をキラリと輝かせたりする。 だが、志望動機に優等生的な言葉を並べたからといって必ずしも採用されるとは限らない。就職とはマッチングである。その会社の人材ニーズを満たしているかどうかが最も重要だ。 自分とマッチングする会社を見つけるには、会社や仕事のニーズをよく知ることだ。インターネットや新聞、雑誌で会社や職種の情報を調べるのは基本中の基本。そして、誰もができるのに意外にやらない裏ワザは、「相手の立場に立って考えてみること」。自分がその会社の人事担当者や上司だとしたら、どんな部下や仲間を求めるだろうか。また、自分が「お客さん」の立場だとしたら、どのような仕事のプロを求めるか。 たとえば親の介護を頼むときには、経験豊かで専門知識もあり、親の障害や不自由さの度合いを見極めて過不足ないサービスをしてくれると同時に思いやりのある人がいい。約束の時間に遅れてくるといった常識のない人や、プライドだけ高くて融通のきかない人はお断りだ。 自分にとっての「適職」や「天職」を考えるときに、人は自分の「やりたいこと」や「好きなこと」からイメージする。それも大事だが、それだけでは独りよがりになってしまう。仕事は報酬、やりがい、自己実現といった自分の欲求を満たすためだけに存在しているのではない。仕事には必ず相手=「お客さん」がいる。「お客さん」を満足させ、貢献することができなければ、長続きしない。また、人間は誰かに喜ばれ、必要とされることに生きがいを感ずるのではないだろうか。
2003年08月18日
ある女性キャスターのエッセイ執筆をお手伝いしたとき、「フランス人は議論好き」と、ソルボンヌ大学に留学していた彼女から教えられた。 ホームパーティをひらいたり、招かれたりするたび、議論の輪に巻き込まれ、否が応でもフランス語が上達したのだそうだ。 私は大学で4年間フランス語の授業を取ったのだけれども、ほとんどしゃべれない。トホホ。でもまたいつか、フランスに行ってもう少しまともなコミュニケーションが取れるようになりたいと思う。そんなささやかな夢を思い出した。 昨夜は、マンション最上階のテラスつきのお部屋に住むリッチなお友達の家にご招待いただき、花火大会中止の残念会であった。 料理1品ずつ持ち込みのお約束で、料理大好きな私は大ハッスルしちゃって、焼き豚とタイカレー、オクラと湯葉のサラダ、枝豆柚子胡椒風味、白瓜の浅漬けの4品とワイン2本、日本酒1本を差し入れた。 ゲストの中に、東大で研究と学生指導をしているベルギー人数学者がいて、宴の終わりのほうでなぜか2人で数学や神や哲学についての議論になって(もちろん日本語で。ときどき英語とフランス語とラテン語を使ったりして)、「フランス人は議論好き」説を思い出したのだった。 ベルギーは、フランス語圏とオランダ語圏に分かれ、彼はフランス語ネイティブなのである。 面白かった! まだまだ青臭い私は、ガクモンの話が大好きなのだった。「フレーム・オブ・リファレンス」なんて、久々に使った言葉だなあ。 マジメに仕事をしてお金を貯めて、大学院に行かなくちゃ、留学もしたいなあなどと思いながら深夜、家路をたどる酔っ払いであった。最近、結構ギャラの高い仕事が続いて、多少のゆとりができつつある。おっと、その前に結婚と出産もしたいし、人生、残り半分になっちゃったけれども忙しいのである。
2003年08月17日
今年も8月15日を迎えました。終戦記念日にしてお盆。今日は「鎮魂」について考えてみたいと思います。 まずは、「出産=女性の絶頂体験」説との関連づけから。内田 樹(たつる)先生のBBSに、三砂ちづるさんの最近のご発言についてご本人による次のような書込みがありましたので、引用します。以下、インディゴ色の部分です。黒字は私が加筆した部分です。>とりあえず私(=内田 樹)がびっくりしたところだけ「女性がお産の時に感じる、宇宙とつながったような体験を私は『原身体経験』と言っているんですけれども、それは人間の根っこのような経験です。 自分は一人じゃなくて、自然とつながっていて、つながっているそこから力が出てくる。その経験は、女性はお産でもしているし、おそらくは性の経験というのも、女性の場合は男性よりもっと深いんだと思うんだけれども、 男の場合はそういうのができないから、滝に打たれに行ったりとか、修行したりとか、スポーツとか武術とかでガンガンがんばっちゃったりとか、からだを徹底的にいためつけることで、やっとそこに行けたり、あるいは実際に宇宙まで出て行ったりとか、そういうことをしなればいけなかったと思うんです。 それでもできるんですけれどね。私(=三砂ちづる)は、武術とか武道とかいうのは、日本人がその経験を追い求めていったひとつのかたちだと思っているんです。」「からだを徹底的に痛めつける」というのはちょっと違うかなと思うけれども、「宇宙とつながったような体験」を求めて武道の修業をしているというのは、三砂さんのご指摘の通りだと私は思う。 (合気道の)多田塾門人はご存知だろうけれど、「天の鳥船」(という練功法があるのです)のとき(内田が師事している)多田先生は「われは力なり、わが力は宇宙の力なり、われは宇宙と一体なり」と念じるように教えられている。「霊的」という言葉を誤解しているひとが多いけれど、これは「つながる」という意味だと私は思っている。 三軸修正法の池上先生はこれを alignment というふうにおっしゃっておられた。 alignment とは「体軸の歪みの補正」というフィジカルな矯正にとどまらず、「地軸と体軸の調和」であり、「他者とのつながりのなかにただしく自己を位置づけること」をもおそらくは意味している。 そして、「他者」というのは、端的には「死者」のことだとウチダは思う。 そろそろお盆ですね。http://www.geocities.co.jp/Berkeley/3949/ 朝イチで急ぎの原稿があり、その後、取材に出かけなければいけないので、とりあえずここまで。続きは後ほど。
2003年08月15日
ああ、またやってしまった。つい飲み過ぎて二日酔い。さっきまでごろ寝&読書を楽しんだのでした。傍らにカワイイ子猫を寝そべらせ。至福。 面白くてうっかり最後まで読んでしまったのは、『悪女入門―ファム・ファタル恋愛論』(鹿島茂著、講談社現代新書)です。「ファム・ファタル」とは、フランス語で「宿命の女」という意味。ファタルには、「致命的・命取りの」という意味もあり、ラルース大辞典には「ファム・ファタル」について次のような定義がされているとのこと。「恋心を感じた男を破滅させるために、運命が送りとどけてきたかのような魅力をもつ女」 ふうむ。 ファム・フアタルは、音も怪しい。「フランス語のf は下唇を上の歯で軽くかむ音ですので、femme fatale と、二度f の音が繰り返されると、まるで、女性が性的エクスタシーに達する直前、その快楽をこらえるかのように唇をかんでいるイメージが湧いてきます。 そして最後にfataleの二度のaで大きく唇が全開になると、女性がエクスタシーに達して、歓喜の吐息をはきだした姿を連想せずにはいられません」 と、著者は書いています。おおお。ぞくぞく。「お前は、オレにとってのファム・ファタルだ」と、言わしめてみたいものだわん。 この本は、フランス文学に描かれたファム・ファタルについて、なぜ彼女がファム・ファタルたり得たのかをあざやかに分析して飽きさせません。一章一悪女構成で、稀代の悪女が続々登場します。アベ・プレヴォ作『マノン・レスコー』のマノン、プロスペール・メリメ作『カルメン』のカルメン、A・ミュッセ作『フレデリックとベルヌレット』のベルヌレット、バルザック作『従妹ベット』のヴァレリー、デュマ・フィス作『椿姫』のマルグリット、G・フロベール作『サランボー』のサランボー、J・K・ユイスマンス作『彼方』のモーベール夫人(=シャントルーヴ夫人)エミール・ゾラ作『ナナ』のナナ、マルセル・プルースト作『スワンの恋』のオデット、アンドレ・ブルトン作『ナジャ』のナジャ、ジョルジュ・バタイユ作『マダム・エドワルダ』のマダム・エドワルダ カタカナばかりになってしまいましたね。 この本は、女子大の教授である鹿島さんが、教え子のために悪女となるためのハウツウを教えてあげようともくろんで書いたのだそうです。 教え子の中でもとくにかわいそうな「ゴレンジャー・ガール」向けに。「たいていの女の子たちはおままごとやお人形さんごっこをして遊んでいる中で、少数ですが、男の子にまじってゴレンジャーごっこをして遊びたがる女の子がいたのです。私は、こうした紅一点の女の子をゴレンジャー・ガールと名付けました」 ううむ。私も子どものころから「紅一点」っていうのが大好きだったんだよなあ。男の子とばかり遊んでいた。 子どものころ、ゴレンジャー・ガールは男の子たちからモテるのだけれども、思春期を過ぎると絶対にモテなくなると鹿島さんは言います。「男の子たちは、思春期を過ぎて性欲モードに入ったとたん、それまで一緒にあそんでいたゴレンジャー・ガールには見向きもせず、百パーセント女である女の子(私はこれをウッフンと名付けました)のほうに間違いなく惹かれるはずです。 なぜなら、ウッフンたちは、先天的に男を蠱惑(こわく)する技術を身に付けていますので、男の子たちは手もなくやられてしまうからです。 オスの本能を持った男は、フェロモン誘導にたけたメスのほうに吸い寄せられていくのです」 なるほどねー。私の声は「ウッフン」系なんですが、態度がよくないのだよなあと、反省。 学生思いの鹿島さんは、モテないゴレンジャー・ガールのために、スーパー・ウッフンの技術をもつファム・ファタルの手練手管を詳しく解説し、無理なく学習できるようにしたのがこの本というわけです。 ありがたや、ありがたや。 で、私にとって参考になったかって? なり過ぎて困っちゃった。ウッフン。助けてくれー。 それはさておき、最近、続けて書いた「出産=女性の絶頂体験」説につながる文章を、この本の中からも発見しちゃいました。感動したので引用しておきます。「女性がセックスの快楽の頂点において、眼をつぶり、男のペニスの代理物として受け入れているものがなんなのか」「女性はその瞬間、自分の上に覆いかぶさっている醜い地上の生き物ではなく、光り輝くある種の超越的な存在(人によってはこれを神と呼ぶかもしれません)を受け入れているのです。 この意味で、女性は、快楽の頂点において、男のペニスを挿入するふりを装って、じつは、聖霊を迎え入れる神聖受胎の儀式を執り行っているのかもしれません」 なるほど、だから女性は出産の瞬間に、自然界と、宇宙全体とひとつになり、生命そのものをこの世に引き出す至福の体験をするのですね。 では、出産ではない「通常の」絶頂体験は、女性にとって何を意味するのでしょうか。鹿島先生はこんなふうに書いています。「しばしば、女性はオルガスムに達する直前、「行く、行く」とか、「死ぬ、死ぬ」と口走るといいますが、これは決しておおげさな表現ではなく、オルガスムとは、まさに生きていながらにして体験することのできる「死」なのです」 ううむ。ふ、深い。セックスは生の出口であると同時に、死への入り口なのでしょうか。
2003年08月14日
なぜか閉経期間近になってお産のことにガゼン興味が盛り上がる私なのでした。最後のあがきか? 三砂ちづるさんという女性学者が、ブラジルで取り組んできた「人間的なお産(ヒューマニゼーション)」についてご紹介したいと思います。京都新聞からの引用で、ご本人のコメントをまとめたもの。>あるがままを受け入れ、自分が自然の一部であって、すべてがつながっていると感じるような”原身体経験“の最後の砦がお産だ。助産婦はその砦の守り手であってほしい。それは、近代以前の「産婆」に戻ることではなく、近代医療を理解した上でその先を行くことだ。>ブラジルでは、妊産婦死亡率を下げようと出産の施設化、病院化を進めたが、期待したほど死亡率は下がらなかった。その一方で、医療介入が進みすぎたことへの反省から「人間的なお産(ヒューマニゼーション)」という言葉が出てきた。そこには、お産に関する「安全」は女性が自らの体への気付きを深めることで、自分で作り上げていくものではないか、と言う認識がある。女性の体を尊重し、本来持っている豊かで積極的な力を取り戻す。私たちの活動では、そのためのきめ細かい助産ケアのできる人材を育てることに力を入れた。>医療があまりに医者や看護婦中心になり、患者や妊産婦の立場に立つということが忘れられていたブラジルで、人間的なお産を目指すプロジェクトは国全体の医療へと広がる大きな動きにつながった。そこに、日本の助産婦との研修を通じた交流が果たした役割は大きかった。「相手の立場に立ち、寄り添う」というヒューマニゼーションの考えを、助産婦たちが身をもって表現してくれたのだ。>リスクを探し、足りないところを補完しようとする医療と、完ぺきな存在の女性と赤ちゃんとケアする側のかかわりに根ざす助産。全く異なった概念だが、対立し、どちらかにシフトすべきものではないと思う。助産所の継続的なケアや社会的サポートの有効性、慣習的に行われている医療的介入の不必要さ、といったことを、助産の側から医学の言葉で、証拠に基づいて説明することができれば、両者にとっての広がりにつながるのではないか。>最後に、男性への資格開放については、助産の本質を伝えるような教育体系が不十分なままで議論することに、疑問を覚える。不合理な差別をなくすのが男女平等であって、なんでも両性に同じにすればいいというものではない。お産の場で女性の人格権が傷つけられるのではないか、というのを最も危ぐしている。(京都新聞2001.03.05) 私がとくに惹かれた部分について、色をつけてみました。みなさんは、どのように読まれたでしょうか。 私は、国家や社会やある種の組織、あるいは技術や何らかの偏った思想が、個人を管理し過ぎることに対して反発を感じ、警鐘を鳴らすと同時に、自由で自立した個人の中に秘められている人間としての豊かな可能性を最大限に生かすように支援することが自分のライフワークだと思っていまして、三砂さんの管理主義批判、技術至上主義批判的な言説にピピピっとアンテナが反応してしまうのです。 女性が「本来持っている豊かで積極的な力」について、三砂さんが具体的に述べている文章もありますので、ご紹介しましょう。朝日新聞の「ひと」欄に載った人物評的な記事で、三砂さんの経歴にも触れています。>三砂ちづるさん 女性が忘れた体の知恵に注目する研究者(ひと) >いま90歳以上の女性は、かつて月経の出血を自分で抑えることができた。筋肉をコントロールする方法を教わっていたから――。 >知り合いの産科医から聞いて驚いた。ということは、今のように尿漏れに悩むこともなかっただろう。 >その力を確認しようと、高齢女性から聞き取りをした。京都の70代の芸妓(げいこ)には伝わっていた。若い女性でもいきむのが上手な人は、下半身の力の入れ加減を親から教わり出血を調整していると助産師から聞いた。が、それは少数。「体の使い方が伝えられていません。大切な知恵なのに」>月経は一つの例にすぎない。「自分の体を自分で実感する」大切さを説く。例えば排卵に気づくこと。妊娠と避妊を相手任せにしないとの意味でもある。 >本職は埼玉県にある国立保健医療科学院の応用疫学室長。20年近く海外にいた。薬剤師としてザンビアの青年海外協力隊に参加し、ロンドン大学で発展途上国の地域保健を研究した。 >2度の出産。英国では陣痛促進剤を使い、ブラジルでは帝王切開。悔いがある。「医療の恩恵は大きいが、体が本来持っている力をもっと生かそう」と、自然なお産も呼びかけてきた。 >昨年から助産師らと勉強会を続ける。昔の女性ができていたことを話すと、聞く人の目が輝く。自然の力を引き出すため、力の入れ方、抜き方を身につける体操も教える。「思春期の少女たちが体と向き合うきっかけを用意したい」 * >みさご・ちづる「スキンシップはとても大切。それも体の存在を実感する方法です」(44歳)(朝日新聞2003年07月16日朝刊) そういえば私、月経血を調整する方法をちゃんと母から教えられていました。中学・高校のころはひどい痛みに悩まされましたが、年を経るとともに軽くなったのは、「いきむ」技術が身についてきたからかな?とすると、仮にお産したら軽いかも?「自分の体を自分で実感することの大切さ」って、深い言葉ですね。 最後は三砂さんが翻訳した詩のご紹介。原典は英語でしたが、それをブラジル語に翻訳したものをあるブラジル人女性助産婦が朗読したのを聞いて感動し、三砂さんがその魂のふるえを大切にしながら意訳したといういきさつだそうです。「わたしにふれてください」もしわたしがあなたの赤ちゃんならどうぞ、わたしにふれてください。今までわたしが、知らなかったやさしさをあなたからもらいたい。あふろにいれてください、おむつをかえてくださいおっぱいをくださいぎゅっとだきしめてください、ほほにキスしてくださいわたしのからだをあたためてくださいあなたのやさしさとあなたのくれる快楽がわたしに安心と愛をつたえてくれるのですもしわたしがあなたのこどもならどうぞ、わたしにふれてくださいいやがるかもしれないし、拒否するかもしれないけど何度もそうしてくださいわたしがどうしていやがるかをわかってほしいからおやすみなさい、と抱きしめるあなたの腕がわたしの夜を甘くしてくれる昼間にみせてくれるあなたのやさしさがあなたの感じる真実を伝えてくれるもしわたしがあなたの思春期のこどもならどうぞ、わたしにふれてくださいもう大きくなったのだからなんていわないでくださいあなたがわたしにふれるのをためらうなんて思いたくないあなたのやさしい腕が必要ですあなたのおだやかな声をききたいのです人生は困難なのかもしれないとわかったいまわたしの中の小さな子どもがあなたを必要とするのですもしわたしがあなたの友達ならどうぞ、わたしにふれてくださいあなたがだきしめてくれるとわたしはあなたにとって大切な人だとわかるからあなたのやさしさがおちこんでいるわたしも、かけがいのない存在であることを思い出させてくれるからそしてひとりではない、と思い出させてくれるからわたしにやすらぎをくれるあなたのありようそれだけがわたしが信じられるものもしわたしがあなたのセックスの相手ならそうぞ、わたしにふれてくださいあなたは、情熱さえあれば、十分と思うかもしれないでも、あなたの腕だけが、わたしの恐れをとかしてくれるあなたのやさしくおだやかな指先をくださいあなたにふれられてわたしは愛されているということを思い出すことができるわたしはわたしなのだ、ということを思い出すことができるもしわたしがあなたの大きくなった息子ならどうぞ、わたしにふれてくださいわたしには、抱きしめるべきわたしの家族はいるけれどそれでも、傷ついたときにはおかあさんとおとうさんにだきしめてほしいおとうさん、あなたといるとすべてが違ってみえるわたしが、大切なわたしであると思い出すことができる もしわたしがあなたの年老いた父親ならどうぞ、わたしにふれてくださいあなたが小さかったときにわたしがあなたにふれたと同じようにわたしの手をにぎり、わたしのそばにすわってわたしを力づけてくださいわたしの疲れた体によりそい、あたためてくださいわたしは随分しわくちゃになってしまったけれどあなたのやさしさに力づけられるどうぞ,何も恐れないでただ、わたしにふれてください原作者:Phyllis K.Davis、翻訳者:三砂ちづる スキンシップの大切さについて、私たちの魂の深いところへ訴えてくるような言葉ですね。じーん。
2003年08月13日
夏休み中という幸せな方も多いようで。そりゃそうだよね。こう暑くては、仕事をしても能率が悪くて。 夕方、インタビューの仕事が終わったのが新富町で、ちょうどいいから永田町経由田園都市線で二子玉川へ。愛用の瀬田温泉「山河の湯」へ行ってきました。月に一度のスポーツクラブ休館日は、夜が手持ち無沙汰なのです。広いお風呂じゃないと、入った気がしないのよね。 ジム仲間を誘ったけれど、突然だったから、皆、都合が悪くて、結局、独りで行くことに。独り遊びが得意だから、まあ、へっちゃらです。 二子玉川の駅を出て少し歩いたところに、「山河の湯」の送迎バスが来てくれます。歩いても5分少々だけれど、勾配のきつい上り坂だし、このバスがSL風でちょっとした旅気分にさせてくれるので、せっかくだから乗ってしまいましょう。 入湯料は2,300円ですが、インターネットでプリントアウトできる平日割引券を使えば土・日以外は1,800円。私は「平日友の会」の会員なので、1,600円で入れちゃう。10回利用につき無料招待券1枚の特典つきで、他に、個室料金の割引もあります。 さて、いつものようにまずはシューズロッカーに靴を入れ、鍵をフロントに預けてチェック・イン。入湯料を払って脱衣場のロッカーの鍵、そしてタオルと湯上りに着る甚兵衛の交換札を受け取り、脱衣場と風呂のある3階へ。階段を上らされるのですが、これはジジババ客ばかりになって老人サロンっぽくなるのを防ぐ目的じゃないかな。 ここのお湯は天然温泉で、他の東京の温泉と同様、コーヒー色でしょっぱい。古代から地下に眠る東京湾の海水が温められたものだそうです。ニオイもちょっとある。この濃さが、癒しを体感させてくれる。お肌がツルツル、スベスベしてきます。 女湯は、サウナ、水風呂、やさしいジャグジー、寝湯、大きな湯船ひとつ、露天風呂という構成。浴槽と浴槽の空間をたっぷりとってあるので、結構、ゆったりできます。平日の夜は、2、3人しかいないことも。洗い場は、外に面して天井近くに窓のあるところが快適です。もちろん、シャンプー、リンス、ボディシャンプー常備。 水着を着て男女混浴できる露天のヒーリングプールが、ここの一番のセールスポイントでしょうね。かつて水戸藩の江戸屋敷だったとのことで、ケヤキなどの古木が鬱蒼と茂り、東京の幹線道路に面しているとは信じられない別空間を作り出しています。さわさわ、そよそよと風になびく木の葉の音が心地よい。でも、夜になると野球中継をスクリーンに映し出すのが、なんだかなあ。 多摩川を見晴るかす高台にも、もうひとつの露天ヒーリングプールがあります。遠く丹沢の山々も望むことができ、夕暮れ時の絶景は素晴らしい。夏の間はカクテルバー開設で、お酒を飲みながら癒しの時間をすごせる。ただし、月曜だけ閉店だったのが残念。 昨日はこのプールで1時間ぐらいぼーーーーっとしていました。来し方行く末について、色々な思いをめぐらせていたのでした。たとえば、昨日の日記に書いたようなことを。 どうして私は結婚もしなければ、子供も産まなかったのだろうか。あえてそうしたというより、まあ、なりゆきだよなあ。私を望んでくれる人がいなかったし、それ以前に、私が世の男性を憎んでいたような部分があって、全身から拒否信号を発していたからだろう。 私は女性というだけで差別されるのが大嫌いだったし、生まれつき「男は女よりエライ」と信じているバカ男が威張る様子を見るたびにウンザリしていたからね。 でもまあ、人生色々あって、威張らなくてシャイで魅力的で尊敬できる男性もいるってことが分かり、いまはもう拒否信号を発していないつもりだけれど、誰も近寄ってこないところを見ると、まだ少し残っているのかもしれないなあ。 そうそう、「シャイ」っていうのは今じゃほめ言葉じゃなくなったのが残念だという話を聞いた。たびたび引用させていただいて恐縮ですが、内田樹先生によると、シャイな人っていうのは、身体感覚が発達しているのだそう。カラダが脳の奴隷になっていないのね。 言いたいけれど、つい口ごもるというのは、脳が「話せ」と命令したことに対し、カラダが、舌が抵抗している状態なのだそうです。 いまの時代は、自分の言いたいことをハッキリ主張できる人間が良いとされているけれども、いつもいつも自己主張、自己決定ばかりじゃ疲れちゃうよね。やさしくないんじゃない? こんなことを言ったら嫌われるかな? 相手を傷つけないだろうか? なんだか恥ずかしいな……なーんてモジモジする男もカワイイと思う。そんな内面の声をカラダで語ってくれる人がいい。はにかんだ笑顔が大好きだ。 ……などと誰かさんの顔を思い浮かべながら、極楽温泉につかりつつ、時が過ぎていくのでした。 湯上りの後のビールは、さらに極楽度を高めてくれますね。ただ、残念なことに、ここの食堂の料理はイマイチ。調理人が代わったのか、昨夜の天麩羅は涙が出そうなくらい寂しい味でした。 不完全燃焼な思いを抱いて、「ああ、このままじゃ帰れない」とつぶやく私であった。そして、いつの間にか足が向いた先は、ちょっとご無沙汰だったバー。スタッフの顔ぶれは全部違っていたのだけれども、独りの私をやわらかく受け止めてくれて、いいタイミングで声をかけてくれて、退屈させない。 ちょっと1杯のつもりだったのが、いつの間にか終電になっちゃったよ。ジンリッキー、スコッチソーダ、ネグローニ、ラムのストレート2杯。「ずっと前、バックバーの隠し戸棚からブラックボウモアを出していただいたのだけれど、まだある?」「いまはもう店には置いていませんが、ご要望があれば持ってきますよ」「今夜はやめときます。もっと重装備な日にね」「ええ、何か特別な日に召し上がるのがよろしいかと」「他には何かお薦めがある?ブラックボウモアみたいに、濃ゆいのとかは?」「こちらはいかがですか?」 おっと、グレンファークラスの1959年! ショット3,000円だそうで、手が伸びかけたけれども、特別な日のためにとっておくことにしよう。なくなりませんように。 そんなこんなで、ちょっとした夏休み気分の夜でした。 お友だちの皆様、次回、チャンスがあったら、一緒に温泉ツアーしましょうね。混浴ヒーリングプールもあるから、ボーイズもオッケーよ。
2003年08月12日
不妊の究極の解決策である「借り腹」による出産について4割以上の人が容認していることが厚生労働省研究班による調査でわかったとのこと。 以下、毎日新聞の記事より引用します。ちなみに「借り腹」とは、不妊夫婦の精子と卵子を体外受精させ、その受精卵を第三者の女性の子宮に移植すること。英語でホストマザー。不妊夫婦が夫の精子を第三者の女性に人工授精して出産してもらう「代理母」(サロゲートマザー)とは区別されます。 この記事を読むまで、私はホストマザーとサロゲートマザーの違いについて認識していなかったけれども、これは結構重要な問題ですね。さて、続きです。 >今年1月、一般の男女(20~69歳)5840人に調査票を渡し、3647人が回答した(回答率62.4%)。>「(自分が対象者だったら)利用したい」「配偶者が賛成すれば利用する」と答えた人は計43.3%。99年に実施した同様の調査での31.2%から急増した。「配偶者が望んでも利用しない」は56.7%だった。>一般的に認めてよいかどうかを尋ねたところ、46%が「認めてよい」と回答。「認められない」は22%、「分からない」は32%だった。「認めてよい」割合は、提供精子による人工授精(41.3%)よりも高く、第三者がかかわる生殖補助医療の六つの技術のうち最多だった。>認めてよい理由は「病気の人でも子どもを持てる」、認められない理由は「人を生殖の手段に使う」「親子関係が不自然」「妊娠は自然であるべきだ」が多かった。>研究班代表の山縣然太朗・山梨大医学部教授(保健学)は「他人の精子や卵子を使うことに比べ、借り腹は夫婦の遺伝子を受け継いだ子であるという点で、抵抗感が少ないのだろう。しかし妊娠・出産は命にかかわる行為であり、それを他人に代行させることの意味を、広く知ってもらう必要がある」と指摘している。>借り腹を含む代理出産については、厚生科学審議会の部会が4月に禁止の方向を打ち出し、今後、厚労省が立法作業に入る生殖補助医療関連法でも禁止される予定だ。 さて、「借り腹」や「代理母」について、あなたは賛成でしょうか。反対でしょうか。 私は、4割もの人が容認しているという実態にまず、驚愕を覚えました。私の考えとしては、非容認です。医療技術の発達している今日では、出産に伴う危険はごくわずかとはいえ、腹を貸す女性の生命が危険にさらされることは確かですし、借り腹にせよ、代理母にせよ、女性の子宮を一種の道具とみなす思考が背景にあります。この思考を私は生理的に受け入れることが難しい。「不妊に悩む人の切実な気持ちを思えば、借り腹、代理母止む無し」との意見もあるかもしれません。しかし、どんなに医療技術が発展しても、その技術を使って何をやってもいいということにはならないと思います。 そんなことを考えたきっかけは、土曜日に受けてきた内田樹先生の「身体論」に関する公開セミナーでした。ざくっとまとめると、このセミナーの要旨は、「現代の人たちは誰もが脳のほうがエライと考えているけれども、決してそんなことはなく、実はカラダのほうがアタマがいいのだ。少女売春をはじめ、現代の諸問題は、身体感覚が鈍くなったことによって引き起こされている」というもの。 このような身体論の文脈で考えると、借り腹や代理母という技術は、脳がカラダを道具と見なすことで成り立っているものと言えるでしょう。カラダは脳が支配する道具じゃないゾと私は思います。 身体感覚についての内田先生の話の中でとくに印象深かったのは、明石の花火大会のときに歩道橋で起きた圧死事件に関する考え方です。 大勢の人間が狭いところへ押し込められ、押すな押すなのパニック状態に陥ったらどんなことが起こるのか、命が危険にさらされるのだということを、カラダは分かるはずです。人間のカラダには、危険を察知し、瞬時に回避すべく反射的に動く能力が本来、備わっています。そうでなければ、私たちの先祖は皆、ライオンやトラといった肉食獣に食い尽くされ、生き延びることができなかったはずです。 ところが、文明が発達し、いつの間にか人間はカラダよりも脳のほうがエライと錯覚するようになり、カラダの言うことは無視して脳の命令に従うようになってしまった。「赤信号、みんなで渡れば怖くない」というのは単なる脳の思い込みです。多数派と行動を共にするのが最も安全で、利益を得やすいというマジョリティ戦略ね。 明石の事件では、このマジョリティ戦略に従った人々が不幸にして惨劇に見舞われてしまったのです。 カラダの発した危険信号を受け止めることができた人は、遠回りでも歩道橋を避けて通ったか、あるいは引き返したことでしょう。 遺族は管理者の責任を追及し、失われた命の補償を得ようとしているけれども、しかし、命を失った本人は取り戻すことができないのです。 死なないために、危険から回避するために、身体感覚を鍛えましょうというメッセージを、内田先生は「愛をこめて」伝えてくれました。 借り腹、代理母の話に戻ります。多くの人は、不妊に悩む親の気持ちに立ってこの問題を考えようとするけれども、私は腹を貸すほうの立場に立ちたくなる。そうすると、嫌です。わずかといえども出産には危険が伴うし、そうやって自分の命を張って育てた新しい生命を、他人に奪われるなんて、たとえお金と引き換えにしても嫌だ。カラダがそう思うに違いない。これが私の結論ですね。 もうひとこと付け加えるとしたら、自分が嫌だと思うことは、他人に強要しない。それだけ。 つづきです。 ここまで書いたあと、本日の内田先生のページはどうなっているかな?と思って覗いてみると、この公開講座の後日談が載っていました。 内田樹先生のホームページ 偶然ですが、話題がお産の話で、三砂ちづるさんという研究者の次のような言葉が紹介されていました。以下引用。>三砂さんによると、女の人間的成長にとって出産こそは最高の機会である。(ただし自然分娩にかぎる)自分が種の永遠のリンクの中のかけがえのない環として、無限の時間とつながっているという「絶頂体験」を経由した人間は、コミュニケーション能力や共感能力が劇的に進化するのだそうである。その結果、自然分娩経験者はその歓喜が忘れられず、繰り返し妊娠出産することを求めるようになる。 いいなあ。そんな「絶頂体験」を私も経験したい。誰か協力してくれる男性いないかな(^^;)さらに引用。>三砂さんの提案するのは、「とりあえず産みなさい」ということである。結婚とか仕事とか年齢とか、そんなのは女性が母になる条件としてはまるで二次的なことである。>父親は「産んだあと」で、養育能力のある適当な男をみつくろえばよろしい。仕事だってキャリアだって、出産を経験して「劇的に進化した」女性にとっては、一人であるときよりはるかに可能性が広がる。生物学的父子関係なんかどうでもいいではないか。子どもを育てるということは男女誰にとってもきわめて幸福で教育的な経験なのであるから、「親類縁者、近所となりみんなでよってたかって育てればよろしい」というたいへんにクリアカットなお立場である。 ううむ。素晴らしい。マジメに探さなくちゃ。 三砂ちづるさんについて、新聞記事を検索してみたら、この人、凄い人ですね。こんな感動的な言葉もありました。>あるがままを受け入れ、自分が自然の一部であって、すべてがつながっていると感じるような”原身体経験“の最後の砦がお産だ。(京都新聞2001.03.05) う、産みたい。でも、気付くのが遅すぎたか。
2003年08月11日
はからずも、昨日はお買い物デーになってしまいました。 スポーツクラブの友だちに、エアロビクスの新作ウェアのカタログをいただいたのが引き金になってしまった……。★8月9日(土)のお買い物日記★ 交通費720円 スポーツクラブ利用回数券11枚綴り+ドリンク+ベーグルセットの軽食代 5,723円(スポーツクラブのカードで1回払い) 書籍代720円(「噂の真相」9月号470円、ビッグコミック250円) ボディショップにてシャンプーとボディシャンプー 3,570円 小田急ハルクにてヒョウ柄のエアロビクス・ウェア3点19,320円(クレジット2回払い) 弟の誕生日のプレゼント用にエルメスのネクタイ16,800円(クレジット2回払い) 誕生日宴会用に生ハムとサラミ 1,123円 同、日本酒四合瓶1,522円 このほか、ステキな水着を見つけてしまったのですが、ちょっとガマン。17,000円は高いねー。でもほしいなあ。タンキニタイプで、上は黒にラメの花柄、下はヒモの編み上げがポイントなジーンズの短パン。いいなあ。宝くじが当たったら買おう(^^;) 弟のネクタイを安物にすればよかったが、競馬好きの弟には毎年、プリントの綺麗なエルメスかフェラガモの馬柄と決めているので、しゃーないわ。 スポーツクラブで2本エクササイズをこなした後、西新宿の朝日カルチャーセンターで内田樹先生のレクチャーを受けてきまして。 身体感覚について、色々と学ぶところ大でしたが、詳しくはまた後ほど。これからちょっと仕事をして、ジムで3または4本エクササイズの予定。その後、もしかしたらまた阿佐ヶ谷へ行ってしまうかも。
2003年08月10日

昨日、阿佐ヶ谷の七夕祭を見物してきました。今回は50周年とかで会期を延長し、5日から10日の日曜日まで開催するとのこと。 延々続く商店街のアーケードにさまざまな七夕飾りが天井から吊るされ、店先には安売り品のワゴンや飲食店では焼きとうもろこし、ソーセージ、生ビールなどの出店が出ていて、つい、あれこれ買っちゃいます。 というわけで、お買い物日記です。★8月8日(金)のお買い物日記★ 交通費 750円 ソーダブレッドお徳用袋2つ 500円 生ビール紙コップ1杯 350円 カルビ串焼き 525円 沖縄食材屋さんでおつまみ1,492円(チラガー燻製268円、ラフテー1,153円) 鉄製の箸置き、本物そっくり枝豆&唐辛子計4個1,176円 きゅうりの田舎漬け200円(3本のところを1本オマケしてもらっちゃった!) ワイン5本9,576円(送料、税込み。事前に友人宅へ送っておいたもの。引越し祝いを兼ねて大盤振る舞いなプレゼントです) カルビの串焼きはニンニクの効いた醤油ダレで、とっても美味しかった!屋台の味はまた格別ですね。「ビールと一緒に1本いかが?」というお兄さんの呼び込みにハマりました。特大の串は1人で食べきれず、女友達3人で分け合って食べましたとさ。
2003年08月09日
ある方からメールをいただきました。この日記には、飲食の場面で誰かにタカる話が全く出てこないからいいと、褒めていただきました。 うーん、気付かなかった。 私は、男性と食事をしたりする場合、男が支払うのは当然とは思わない人なんですね。割り勘にしてもらわないと、キモチ悪くて困る。それでも酒量は大抵私のほうが多いので、割り勘勝ちしちゃう。ごめんね。っちゅうわけで、時々気をつかって多めに払うこともあります。 恋人とデエトするときだって、最初のころはフルにエスコートしてもらったけれど、途中から割り勘、そのうちだんだん……(あとは自主規制)。 だって、お金に余裕のあるほうが払えばいいだけで、男だから女だからっていうのはカンケイないですよね。と、私は思う。 仕事上の接待や、うんとリッチな男性と食事する場合は、喜んでご馳走になりますが、もちろん後でお礼はちゃんとします。半額ぐらいのお菓子を送っておくとかね。何か別の機会に接待するとか。 だいたい、男の人から奢られるとか、何かしてもらうのが嫌いなんだよなあ。先日も、こんなことがありました。女友だち2人とワインバーで飲んでいたのですが、そのうちの1人が優秀な営業ウーマン。後から店にたまたま入ってきた男性が、彼女のお客さんだったのです。 その男性から私たちにということで、赤ワインのボトル1本がテーブルに届けられました。私には拒否する権利がないし、酔っ払っていたので、ま、いいかと、ご相伴にあずかることに。 ところがそれだけでは済まなかった。「もう1軒行きましょう」と、その男性が言い出し、むげに断るわけにいかないらしい彼女に付き合うことにしました。でも、私は帰りたくて帰りたくて、店へ向かう途中、少し距離を置いて後ろを歩きながら、「ここで消えたら彼女、怒るかなあ」なんてずっと考えていました。 ええい、ままよ!っとばかりに、2軒目の店に入ると、そこは男性の贔屓の店らしく、奥まったVIPルームへ案内されてしまったのです。ううう。ますます怪しい雰囲気。 仕方なく、私はトコトン酔っ払うことにして(なんという論理の飛躍)、現実から逃げたのでした。 後で聞いた話によると、丁寧に接待してくれた店長さんをつかまえて、エラそうにアレコレ酒のうんちくをたれ、このさいだからと、高い酒を持って来させたらしい。といっても、幻の泡盛といわれる波照間島の「泡波」ぐらいのものでしたが。 奢ってくれたその男性とは、ほとんど口をきかなかったんじゃないかな。お愛想のひとつも言えばいいのに、わざと距離を置いてふてくされていた。あーあ、態度の悪いやつだなあ。 翌日、思い出すたびに自己嫌悪に陥ったのでした。可愛くねえなあ。ウンザリだな。 それはさておき、話はガラリと変わりますが、先輩が後輩に奢るというのは、なかなかどうして、いい美風じゃないかと思います。 私が最初に就職したのは、従業員70人ぐらいの零細企業で(それでも編集プロダクションとしては超大手)、かなりの薄給でした。私は自宅から通勤していたので、それほどお金には困らず、あまったお金を貯金できるぐらいでしたが、夜、仕事が一段落した後、「飲みに行こうよ」と先輩が誘ってくれて、割り勘にしようとすると、「いいから、いいから」と受け取ってくれないことがしばしばありました。「私も先輩からそうされてきたからネ。それで、言われたんだ。お前に後輩ができたときに、そいつにも同じようにしてやれと」 私も部下というか後輩ができたとき、もちろん、この美風に従いました。 やがて、会社員生活とはわずか3年半でおさらばして、フリーとして独立しました。当初はほとんど仕事がなく、先に独立していた先輩の事務所へ居候させてもらうことにしました。仕事がないので、ほとんど電話番やら、本を読んだりで1日を過ごすのです。 あの当時が一番鬱っぽかったなあ。壁に背中を預け、膝小僧を抱えてうなだれて、あれこれ思い悩みつつ半日過ごしたこともあった。芸能プロダクションと独立タレントの争いみたいに、私も元いた編集プロダクションから嫌がらせをされ、辛かったのです。 そんな私のために、先輩たちが入れ替わり立ち代り食事に誘ってくれました。「いいって、出世払いだよ!」。有り難くて有り難くて涙が出ちゃいました。 やがてバブルの時代になり、どうにか私の仕事も増え始め、瞬間風速で月産100万円を超えたことも。出世払いどころか、事務所に寝泊りしても仕事が終わらないぐらいで、先輩と一緒によく出前ピザを食べたものです。あとは、当時、出始めたレトルトのパスタソースをあれこれ買いだめして、三食ずっとパスタとか。 そんなある日、大阪で独立していた後輩のライターが東京へやってきました。あるムックの仕事を請け負い、短期間、東京で取材するのだと。 事務所で彼女に作ってあげたパスタは、何の味だったかな?私は忘れてしまったけれど、後でその後輩の友だちから聞いたところによると、後輩はそのパスタの味が「忘れられない。思い出すと涙が出てくる」と言っていたそうです。所持金に余裕がなく、独立したての大変な時期だったらしくて。 もう十年以上も前の話ですね。 さてさて、お世話になった諸先輩方に、私は十分にお返しができているのかを省みると、恥ずかしくて身も細る思いです。ごめんなさい。 そして、応援してあげるべき後輩は、いまは身近にほとんどいないのでした。応援する余裕は、あまりないけれどね。 でも、目上の者として、お金だけじゃなく、何か誰かに助けてあげられることがあれば、自分のできる範囲で、いつでも何なりとと心がけています。 タカリっていうのは、どうもよく理解できない。おねだりもそうだし、子どものときから男性に甘えるのが下手クソなんです。 たぶん、多くの女性が見ている世界とは違う世界が私の目には映っているんじゃないかと思います。エラそうでごめん。でも、そうなんだな。 私の友達や先輩、後輩たちは、みんな自分の二本の足でしっかり大地を踏みしめて立っている。でも、ときどき、弱ったりすることもあるから、そんなときは、誰彼となく手を差し伸べ、支えあう。そんなカンケイってステキですね。 いま、会社では成果主義が導入され、給料は年齢や経験年数にかかわらず、業績で決まるので、先輩、後輩の関係が壊されてしまったと聞きます。 下手に仕事を教えたら、後輩に追い抜かれてしまうので、OJTと呼ばれる実地研修が成り立たないと、ある大企業の人事部の人がこぼしていました。 弱肉強食の争い。そして、弱者は強者のスキを狙い、たかり、ねだりといった策を弄して、わずかでも自分の利益を増やそうとする……。 そんな傾向がますます強まるのではないでしょうか。 大人たちのそんな醜い有様を見よう見真似で若い女の子たちがコピーしてしまう。オヤジのカラオケに付き合う程度のバイトだったら、大抵の中学生の女の子が経験しているっていう話も聞きます。ホントかな。 自立していないコドモは大人の社交場から退場させなければいけないよ。そして、大人は大人らしい社交ができなければいけないよ。「なかま」という言葉が死後になってほしくないと願うばかりです。
2003年08月08日
今日は子どもの金銭感覚と家庭内でのマネー教育をテーマにしたレポート記事を執筆しています。 例の小学生女児4人監禁事件を見ても分かるように、現代社会は子どもたちがお金に関するトラブルに巻き込まれやすい状況にあります。どうすれば守ってやれるのかを考えても限度があります。巻き込まれないために、きちんとした金銭感覚やお金についての基本的な知識と倫理観について教え、自助・防衛の力を身につけさせるべきなんでしょうね。 では、どうやって教えればいいのでしょうか? ごく基本ですが、こづかいを渡すようになったら、こづかい帳をつけさせ、習慣化させるのが最初の一歩でしょうね。そして、予算の範囲を超えないように、マネーマネジメント感覚を身に付けさせる。 とはいえ、こづかい帳を続けて書くのは、子どもにとっては大変、根気のいる仕事でしょう。きちんと書けたらほめてあげるとか、お母さんが一緒になって家計簿をつけるとよいかもしれませんね。 なーんて、ごく基本的なしつけと教育方法は、日銀の金融広報中央委員会のホームページに書かれていますので、興味のある方はぜひご覧ください。幼稚園児から高校生にいたるまでの家庭でのマネー教育のあり方について段階的に書かれています。 金融広報中央委員会ホームページわが家の金銭教育 レポート記事を書くにあたって、いろいろ調べていたら、新聞記事の中にこんなような文章がありました。 あるお母さんが勉強しない子どもに対して、こんなふうに叱ったそうです。「勉強しないといい会社に入れないし、高いお給料をもらえないわよ。がんばりなさい!」 すかさず反論した子どもの言い分は……「だって、お金に困ったらいつでも相談してくださいってテレビのコマーシャルで言っているから心配ないよ」 がちょーん! 消費者金融のCMを昼間の時間帯にも解禁したことの影響は、予想以上に大きいようですね。 子どもの耳や目をふさぐことはできません。親が情報の洪水をせき止めることもできないのです。だから、何がよくて何が悪いのか、判断の基準をきちんと教えないといけないのでしょうね。 ブランド狂い、お金の使いすぎ、借り過ぎ、多重債務、自己破産……。 大人がはまる罠が、やがて成長してくる子どもたちを食らおうとして、ギトギトの血にまみれた口を大きく開けて待っているのです。何せ、いまやローティーンつまり小・中学生向けの洋服のブランドが人気を集めて続々と発売されているって言うじゃありませんか。 子どものうちからしっかりした金銭感覚を養わないと恐ろしい……と、わが身を省みて痛切に思うのでした。 そして、性の売買についての問題。ニワトリが先か卵が先かというのは男の逃げ口上で、分別のない子どもについては、誘ったり買うほうが明らかに悪い。 大人の女とまともに話したり、お付き合いできない男が増えているのでしょうね。だから、途中のプロセスを省き、子どもたちを暴力で征服し、むき出しの欲望の対象にしてしまう。 巨乳グラビアで稼いでいる出版社や、出会い系サイトを必然的に生み出してしまうインターネットや携帯電話のサプライヤー、そして、子ども向けに消費欲をあおる服その他の商品を出しているすべてのメーカーよ! 罪滅ぼしというか、社会的責任を果たすために、稼いだ分の何割かを使いなさいよ!109のビルオーナーにも言いたい。十代向けの電話ヘルプラインおよび駆け込み相談コーナーをビルのどこかに設けること。 どす黒い欲望に動かされたお金の流れはもう誰にも止められないから、せめてそれとは違う善意と良心の循環をつくることはできないかな?★本日のお買い物日記★ 宅配野菜、合計2,138円(仕事でOisixについての原稿を書いたので、どんなものか試してみようと思って。黄緑色のピーマン・アナスタシア、発芽ビーンズ、ゴーヤ、あしたば→以上が減農薬減化学肥料で、小松菜、ルッコラ→これはJAS認定有機) スポーツドリンク、150円(エアロビ用)
2003年08月07日
最近、このページのアクセス数が増えたのは、学校が夏休みに入ったからかもしれない。来てくださった楽天会員さんの足跡をたどってプロフィールを読むと、高校生、中学生、そして小学生という人もいて、ビックリ。 私のページは文字量が多いので、数秒見ただけで「ゲゲーッ!」と拒否反応を示して去って行ってしまうお子さんがほとんどだとは思うけれど、もしもじっくり読んでくださった方がいらっしゃったら、うれしいな。 最近の子どもたちは、親や教師といったタテの関係と同じ年齢の子ども同士のヨコの関係ばかりで、ナナメの関係に恵まれていないんじゃないだろうか。 ナナメの関係にさらされると、さまざまに異なる価値観にモミクチャにされるけれども、そのことが結果的に子どもの批判精神を育てると同時に、自立心を高めると私は信じたい。相手が悪い大人じゃなければね。 親や先生の言うことが必ずしも絶対じゃないんだ。他にもっと自分にマッチするモデルがいれば、救われる。いまの時代は不幸なことに、大人になりきれていない親や先生が大勢いるからね。つまり、お手本にはできないってわけだから、子どもたちの魂はフラフラ迷ってしまうだろう。 私の子ども時代の経験で言えば、大家族と隣近所のナナメの人間関係の中でとてもいい刺激を受けたように思う。だから、批判精神と自立心旺盛な人間に育ったんじゃないかな。 でも、将来の進路を決める高校生の時期に、もう少しナナメの関係が豊かだったら、違った進路を選択していたかもしれない。誰か生き方のお手本になる人が身近に欲しかった。ジャーナリストか、医者かと進路を決めかねていたのだけれども、どちらも私には縁遠く、生々しくなくて、想像の世界の人物たちだったから、どっちも確信を持って選べなかったのだ。 それはさておき、本日のテーマは、夏休みの読書です。子どもたちは夏休みの宿題でいまも読書感想文を書かされるのだろうか。 私は中学の夏休みに『人間の歴史』という本を選んで感想文を書いたのだった。中に出てきたジョルダーノ・ブルーノという人のことが忘れられなくなった。ガリレオよりも前に地動説を唱えてキリスト教会の反発にあい、宗教裁判の結果、火あぶりの刑に処せられたのだった。 自分の信念を貫くために命を賭ける。それも、自分が信ずる学問的真理のために。 おー、なんと感動的な生き方だろうと私は思ったのだった。そういう人になりたいと思ってしまった。こうして頑固な性格が形成されたのですね。 というわけで、子どものときに読んだ本が後の人格形成に重大な影響を及ぼすことがあるので注意したほうがいいですね。 今日は広島原爆忌。この後、長崎原爆忌、終戦記念日と続く。ニュース番組などで戦争について触れる機会も多くなるだろう。 この時期、戦争についての本をじっくり読むのが正しいのかもしれない。現代日本に生まれてしまった私たちは、太平洋戦争や日中十五年戦争に関する本を読み、深くその意味について考えることが人間としての「義務」であるとも言えるだろう。 私がお薦めしたいのは、精神科医の野田正彰氏が書いた『戦争と罪責』(岩波書店)。読むと心が洗われる本だ。 日本政府は戦争責任について逃げ腰な対応ばかりしていて、いつも失望させられるが、この本の中には彼らのように罪と向き合うことができず、ごまかしたり逃げたりする人物も出てくるけれども、自分の犯した罪を心から悔い、償うことでその人自身が癒され、救われ、成長していくプロセスが素晴らしい。 どんな人間でも、そのような自己成長力が備わっているはずなのだ。 さて、本については前日の日記でも書いた。そうしたら、海の向こうでバリバリ働いている友だちが、お薦めの本を2冊メールで教えてくれた。 とくにプライバシー侵害にはならない部分だから、ちょっと引用させてね。>“When I was a young man:” By Bob Kerrey. Bob Kerreyは ネブラスカ出身の元上院議員。前回の大統領選では一時有力候補にもなった。彼がこの本を書いた時、その一部がNY TIMESのSUNDAY MAGAZINEに掲載され、かなりの注目を集めた。というのは、彼がベトナムに海軍の特殊部隊SEALのメンバーとして参戦していた時、多数の婦女子を殺害したとその本のなかで告白したからである。ただし、話題の中心は恐らく、Kerreyの一アメリカ人としての人生であって、詳細は(たとえば、彼が一般市民を殺害した小隊のリーダーだったこと) はそれほど重要なことにはなっていない。>“Inside Delta Force” By Eric Hanney 著者のEric Hanneyは元Army Ranger の一員で最初のDelta Forceの結成に係わった。故にこの本は、Delta Forceがいかに様々な活動に係わったかを当事者の立場から厳密に描写している。個人的には民主主義と防衛は切り離せないものと感じているので、諜報と軍隊の役割に関してとても参考になる本です。 なにやら「平和ボケ」の頭がギンギンに冴えてしまいそうな本だこと。 ボブ・ケリーについてネットで調べてみると、この虐殺事件のことや、これよりももっと大規模でいまもアメリカの歴史における大きな「汚点」と見なされている「ソンミ事件」のことがよく分かるので、夏休みの課題研究にいかが? アメリカは朝鮮戦争でも非戦闘員の大虐殺を行っていて、その事実を知ると、昨今の韓国の反米運動があれほど激化している理由の一端が分かるような気がする。 日本は戦争による愚かな過ちを二度と繰り返さないのですよね。そう誓ったはずですが……。★本日のお買い物日記★ 2枚組CD Faireport Convention“before the moon”3,150円(amazonにて注文したのが届きました。この中の曲を次のライヴで歌おうかどうか検討中) バス乗車1回、210円 スポーツドリンク、150円(エアロビ用)
2003年08月06日
ネットで注文し、本日届いた本のリストです。税+送料で合計5,924円。『社長をだせ!実録クレームとの死闘』(宝島社)1,400円 20年間にわたり消費者からのクレーム処理を担当してきた人が描く「トンデモない面々!」。生臭そう、面白そうと思って、即、注文しちゃった。『生活習慣病に克つ新常識』(新潮新書)680円「まずは朝食を抜く!」ことがデフレ時代の超健康法だそうで、常識破りの破天荒な考え方が大好きな私としては、見逃せなかった。『30歳からの幸せになるキャリアの見つけ方』(かんき出版)1,400円 エニアグラム(性格のタイプを9つに分ける考え方)をベースとした天職・適職診断の本。再就職講座の参考になればと思って購入。『ビジネス・リーダーへのキャリアを考える技』(東洋経済新報社)1,800円 これも仕事用。著者はグロービス・マネジメント・インスティテュート。 ううむ。もう「積んどく」はスペース的にも金額的にも限界に来ている。止めよう!っと。 私は出版業界の末端で仕事をさせてもらっている立場上、書籍代は惜しまず、とくに弱小出版社の本は積極的に購入して支援するのが義務だと思っています。それにしても、買い過ぎだ。このままじゃ、支払い能力を超えちゃう。 かといって、図書館を利用する時間はないし、本というのは、線を引いたり、ポストイットを貼り付けたり、そうやって自分の痕跡を残して消費しないと、中身が自分のものにならないだろうという思い込みがあるので、本を借りるということは馴染まないんですね。たとえ読み捨ての小説でも。「何をいまさら」な節約案ですが、①まずは読みたい本をリスト化する、②書評の新聞記事なんかもついでにスクラップできちゃう「読みたい本ノート」を1冊作る、③ネットでの購入はしばらく凍結。書店で実物を確かめてからにしようね。「読みたい本ノート」は、左ページを書き込み専用、右ページをスクラップ専用(ただし最初の1ページ目には貼らない)とすれば、貼った紙の厚みで記入しにくくなると言うことを防げますね。 この応用で、洋服とか、雑貨とか、緊急性の度合いの低いものについては、まずは「欲しいものリスト」に載せておき、マッチしそうなものを時間をかけて吟味するというやり方に切り替えたほうが良さそうです。 欲望をコントロールする技術を覚えなくちゃね。食欲、買い物欲、酒欲?、そして○欲(謎)。「お買い物日記」の補足バス乗車1回210円(ジムへ行くため)スポーツドリンク1本150円(エアロビクス中の水分補給)ジム帰りのコンビニで「夜のお楽しみ用」に合計748円(ビッグコミックオリジナル260円、銀河高原ビール238円、タカラ・チューハイチルドレモン250円) チルドレモンは確かにレモンの風味がフレッシュだけれども、値段に見合わない。確かに便利だが、やはり、自分で好みの焼酎とソーダ水、レモン、ロックアイスを用意して作ったほうが百倍おいしい。
2003年08月05日
会社員は退職金がもらえて当然と思っている人も多いかもしれないけれど、あれは法的根拠がないので、出すも出さないも会社の自由なんでしたよね、確か。 もう少し正確に言うと、退職金の支払いを義務付ける法律は存在しない。けれども、就業規則に退職金の規定を設けている会社では、その規則どおりに退職金を支払う義務があり、会社側の一方的な規則変更は違法です。そりゃ、詐欺ですもの。倒産や業績悪化によって支払えなくなった場合は、国による救済措置がありますね。 最近では、将来の幹部候補である大学新卒者の採用についても1年契約の契約社員(ただし長期雇用が前提)で、退職金や福利厚生ナシという会社が出てきました。初任給は年俸600万円からスタートだそうです。2年目以降は本人の成果によってアップダウンあり、個人差ありです。キビシー。 自己責任の時代ですから、今後は退職金も企業年金(基礎年金に上乗せする部分)も自分の裁量でという方向へどんどん進んでいくのでしょうね。 確定拠出年金についてはご存知かな?企業向けのほかに個人向けもあるので、私の場合は、今、保険料を支払っている基礎年金+国民年金基金に確定拠出年金も加えて3重の備えが必要かなあと思っているところです。 私は自由業ですから、退職金は自分で用意しなくちゃなりません。持ち家があるからと、のんびり構えていたけれど、家だけあっても生きていけませんよね。来年の10月に住宅ローンの支払いが終わるので、真剣に貯蓄に励まねば。 夢は、死ぬまで原稿料で生活できたらいいなあということなんですけれども、そっちもそっちで大変そうだ。60歳を過ぎたら、海外旅行や温泉旅行を好きなだけ楽しめる身分になりたいものです。 というわけで、なるべく贅沢を抑え、なるべく貯蓄に回すお金を増やすため、「本日出て行ったお金の日記」をつけてみようかと思います。第三者の目にさらすことで、出費もスリムになれるといいのですが(^^;)☆8月4日の出費☆バス2回乗車 420円ランチ(新青山ビルの地下のタイ料理屋の涼麺、サラダ、チャーハン、黒胡麻プリンのデザートつきセット)1,050円週刊「アエラ」360円デパ地下で食料品1,245円(小松菜208円→おひたしにして明日の昼食べよう、ゴーヤ188円→宮崎産。安くてお得でした。薄くスライスして塩もみし、レモン汁とおかかをかけて食べるとウマイ!、シナモンベーグル3個セット390円→油類を使わないベーグルはダイエットの味方、月桂樹の葉400円→少々高いけれど、月桂樹の葉は緑色の鮮やかなものを使わないと香りが立たないのです)。エアロビクスのときに飲む「アミノバイタル・ウォーター」150円。※注 交通費についてはなるべく前払いのカードを購入するようにしているのです。バスはとくに割引があるからカードが便利。つい、新しいのを買いそびれています。食事については、実家の両親と一緒に食べることが多く、毎月生活費として5万円を渡しています。というわけで、自分でとくに付け足したいおかずや外食費だけがこのほかの負担となるわけです。カードで購入した品物については、届いた時点で記入することにします。今日はCD2枚と本1冊、予約注文しちゃいました。
2003年08月04日
私が所属している社会人ロックバンド「ジ・アクシデンツ」は、合計8人。ギター2人、ベース、ドラムス、キーボード、サックス各1人、そして「紅2点」の女性ヴォーカルという構成です。 年齢は私とドラムス、ギターが偶然にも同学年で、それより年上が1人と、年下が4人ということになりますね。38、9歳ぐらいが平均年齢かしら(^^;) 私にとっては、バンドで出会う前は、全く縁もゆかりもない人たちでした。偶然の出会いがめでたくも今日まで続いているわけで、長続きした理由は何だろう……。「家庭の事情」がタイトじゃないメンバーが多いってこともあるだろうし、みんな気のいい人たちで自己主張がそれほど強すぎない(音の面は除く)からバランスが取れているのかもね。 ライヴの日程は、私の都合で10月に延期してもらいました。スミマセン。 というわけで、まだ練習期間がたっぷりある。 ここ数回のライヴは、リーダーの作ったオリジナル曲中心というスタイルが定着しています。「オリジナルってどんな曲?」と聞かれることが多いのですが、まあ、まずは一度聞いてみて。 耳に残りやすいポップな感じの曲ですね。エルビス・コステロっぽいのがあったり、モータウンっぽいのがあったり。まあ、色々。リーダーは、ロック全般に造詣の深い人で、豊富なデータベースを持っているのです。才能がじゃんじゃん開花している時期ですね。頼もしい。 リードヴォーカルの大半はリーダーで、女性は2枚ヴォーカルで歌うか、コーラス。というわけで、「ソロを増やして」と言ってくれる友人も多いので(ありがとうございます)、リーダーに交渉してみました。すると……「安易なカバーはしたくないし、全体の流れを損なう」との返事。 多分、そう来るだろうなあと思った。 でも、私にはオリジナル曲を作る能力がないし、時間もなくて。なんとかお願いしまーすと再度アプローチしたら、じゃあ、次回の練習のときにやりたい曲の資料を持って来るようにとのお答え。 うーん、困ったなあ。「やりたい」と言っておきながら、イザ、やらせてくれるとなると、「この曲をぜひ!」というのが思い浮かばなくて。 ずっと前のライヴでやった曲から引っ張り出して来るんじゃ、ダメかなあ……。WHEN A MAN LOVES A WOMANDOWNTOWN TRAINNOTHING COMPARES 2UBECAUSE THE NIGHT PEOPLE HAVE THE POWERTHE ROSEWHAT’S UP?WITHOUT YOU…… 過去にお客さんで来てくださった皆様、何が良かったですか? やっぱ、バラードがいいよなあ。でも、ドアーズの「ロードハウス・ブルース」をやるという案もずっと前から温めているし。 オリジナル曲がみんな日本語だから、日本語がよいかなあ。マキ&オズを持ち出したら、「何をいまさら」と言われるだろうか。うーん、困る。 練習は今夜だったりするのです。焦るぜ。
2003年08月03日
子猫がペットボトルのフタやワインのコルクにジャレつき、首輪の鈴をちりちり言わせる音が、私の日常生活の音になりつつあります。いまもほら、足元で……。 猫だとかダイエットだとか、かなり誘引力のあるタイトルを持ってきたせいか、2日連続アクセス数200突破でした。3日目の今日は、心理学と、これまたミエミエ(^^;) さてさて、心理学が発展してきた流れについて、どんなふうに解釈するかは人それぞれですが、最初のほうのひとつの流れとしては、フロイトに見られるように、神経症であるとか、精神的にあまり健康でない人の病理や心理を探求する流れがあったわけですね。 病気で困っている人を助けるための学問も立派ですが、その一方、世の中には精神的にいたって健全で、素晴らしい業績を上げているステキな人たちがいる。どうしたらあの人たちのようになれるのだろうと、健康人の心理を追究する流れも出てきたのです。 それが、「自己実現」でおなじみのマズローに始まる人間性心理学の考え方ですね。 自己実現っていうのは、人間の中に眠っている潜在能力を完全に実現し、到達できる最高の状態までもって行く。そうすることが、健康な人間なら誰にでもできるという考え方ですね。 マズローが想定した「自己実現的人間」の特徴は次のようになっています。1)「現実をより有効に知覚し、それと快適な関係を保っている」。空想や妄想の中に生きていないということでしょうね。ありのままの現実が見えていて、レンズが曇っていない。2)「自己、他者、自然に対する受容的態度」。自分に甘く、他人に厳しいとか、その逆のアンバランスな状態じゃなくて、ごく自然な感情として、自己と他者と自然を愛することができるって感じかな。3)「自発的な行動」。強制されたり、管理されなくても、自発的、自律的に動ける人ね。4)「自己中心的でなく、問題中心的である」。自分の利害や損得を第一に考えるのではなく、問題解決的に動けるということですね。5)「孤独、プライバシーを好み、欠乏や不運に対して超然としている」。寂しがりやで、いつも人と一緒にいたがり、自分と他人の間の線引きができなくて、いつも誰かと比べて嫉妬したり、不運を嘆いたりしている人……の正反対というわけで。6)「文化や環境からの自立性」。時代の価値観や周囲の人の噂話、偏ったものの見方に惑わされず、自分のモノサシで考え、行動できる人ですね。7)「人生の基本的に必要なことを繰り返し新鮮に、無邪気に、畏敬や喜びをもって味わうことができる」。毎日の食事や睡眠、人とのお付き合い、散歩といった運動など、ありきたりだけれども、生きていくうえで必要なことに対していつも新鮮な気持ちで対応し、喜びや感動を味わうことができるのですね。8)「しばしば神秘経験や至高体験をしていること」。このあたりになると、「?」と首をかしげる人も多いかもしれませんね。私はこんなふうに受け止めます。人間の限界を知っていて、理屈や理論では説明できない現象に対しても受け入れることができ、その意味を知ることができる。人間には理解できない何者からかのメッセージを受け取り、それを生かすことができると。9)「共同社会感情」。世の中の人々に仲間意識をもつことができ、連帯でき、人類愛を持てること。10)「深い対人関係」。孤独を好むことと矛盾するかのように思えますが、自分の孤独を愛せる人こそ、他人の自由を尊重でき、他人との人間関係をかけがえのない貴重なものと思うことができるのではないでしょうか。11)「民主的性格構造」。自分が上でも下でもなく、自分と同じように他者も尊重でき、お互いに平等な権利を持っていることが分かっている状態。12)「手段と目的の区別」。何のために自分がそれをしているのかについて常に自覚的であり、そのために必要な金、権力、知識などの手段の有限性を知っていること。13)「哲学的で悪意のないユーモアのセンス」。人生には笑いと洒脱も必要ですね。14)「創造性」。何か新しい価値を創造できる人。未知のものにチャレンジしようとする欲求に常に動かされているような人。15)「文化に組み込まれることに対する抵抗」。「特定の文化」ということでしょうね。16)「確固とした価値体系」。まさに「自分のモノサシ」を持っていること。ただし、ゆがんだモノサシじゃダメですぜい。17)「対立性・二分性の解決、欲望と理性のすばらしい調和状態」。真に健康な人は、「利己的であることと利己的でないということとの二分性はなくなる」のだそうです。健康人というより、そりゃ、「哲人」ですよと言いたくなる私も不健康な現代人ですね。 かなりの部分、私が目指している理想像にあてはまるかなあと思いますが、皆さんはいかがでしょうか。 以上、岡野守也著『トランスパーソナル心理学』(青土社)を参考にして書いてみました。
2003年08月02日
今日から8月。怪我と病気をして以来、なんだか緩んでいた気分を引き締め、生活を立て直したいと思う。そこで、誓いを立てます。1.ダイエットに取り組み、理想体重を目指す BMI値の考え方によると、身長163㎝の私の理想体重は58.4㎏だけれど、残念ながらまだこれより重い。怪我と病気で生活のリズムが崩れて以来、かなり増えちゃった。ヤバイぞっと。 朝食抜きダイエットに挑戦してみます。①朝食は基本的に牛乳とコーヒー、栄養補助食品または少量の甘みのみ、②昼食は青菜のおひたしと納豆および時々少量のご飯、③夜は普通の食事……という組み合わせにしたい。 ダイエットを理由に友人とのお付き合いをセーブするなんてことは避けたいので、朝、昼を制限して、夜はフリーにし、ストレスなく長期間維持できるダイエット体制を目指そうと思う。 仕事の都合で昼食が外食になるケースも多いので、朝食をゼロにしておけば、昼食が重めになってもフレキシブルに対応できるだろう。 ダイエット食品に依存するような方法は、独立独歩な私の主義主張に反するので、やらない。お金もかかるしね。女性雑誌の後ろのページによく広告が載っているたぐいのダイエット食品はぜーんぶ、無視するのだ。 以前は2年ぐらいかけ、超肥満だった体重を約20㎏減量してなんとか適正圏内まで持ってきた。今回のリバウンドで適正圏内をはみ出してしまった分を減らすのが第1目標で、できれば9月の誕生日までに達成したいなあ。第2目標がいよいよ理想体重への道で、できれば年内到達を目指そう!それが無理でも春までには絶対!2.マネー管理をしっかり お金の出入りをしっかり管理し、計画的にお金を貯めていくこと。詳細について書くと差しさわりがあるので略します。税務署コワイ。3.情報管理もしっかり 新聞がどうしてもたまってしまう。まとまった時間をとってじっくり読むのもいいが、それでは「新聞」が「旧聞」になってしまう。 夜中に仕事をすることが多いので、朝はギリギリまで寝てしまうのだが、この悪弊を改め、毎朝の起床後1時間をウォーミングアップ期間として、新聞の熟読と切り抜き、ファイリングを一気にやってしまうこと。ファイリングは、少しずつやらないとどんどん作業が重く、面倒になってしまう。 さて、ワタシ流のファイリング手法です。 基本は山根式で、A4サイズの紙が入る茶封筒を使い、袋の左端にタイトルを書き込んでいます。この中に、A4のミスコピー用紙の裏に貼り付けた新聞の切り抜きを入れていきます。 私の専門領域である、人事制度、雇用、女性の活用、育児支援、各種資格、職種情報、介護、看護、新技術、ニュービジネスといった大分類で袋ファイルを作り、どんどんたまってきたり、仕事の企画に直結しそうなものはさらに小分類にして袋を分けていくという段取り。 人事関係はオレンジ色の太マジックでタイトル脇に印をつけ、資格・職種はブルー、技術・ビジネスは緑、女性は赤、介護・看護・医療は紫、カウンセリングは黄緑……という具合。 ちなみに担当する雑誌の仕事もそれぞれについて袋ファイルを作り、取材ノート、アポなどの進行管理票(黄色いリーガルパッドを破いて使用)、各種資料、インタビューのカセットテープなど一式を放り込んで整理しています。 というわけで、私の部屋は茶封筒と本と新聞の山。すごいことになってる。タバコはン十年前に止めたので、火事になる心配は全然ありませーん。しかし、いつも尻に火がついているのであった。とほほ。
2003年08月01日
全29件 (29件中 1-29件目)
1


![]()