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昨日の夜中に書いたウイルスメール(というよりも偽装メール)の話は、後ろのほうに残してあります。いまはそれどころじゃなくて。 ドキュメンタリー作家、森達也さんの本を読み始めたら止まらなくなって、最後の283ページめまで一気に駆け抜けるように読了してしまった。 森さんは、オウム信者を反社会的な狂信者集団として描かなかったドキュメンタリー映画「A」で知られている(ということを迂闊にも私は初めて知った)。この映画を見た人は誰もが絶賛し、逆に見たことのない人ほど「アイツはオウムの手先だ」などといった嘘をばら撒いた。 この本の中には「週刊金曜日」や「創」や「世界」といった雑誌、晶文社のホームページである「晶文社ワンダーランド」などに発表してきた小文が採録されている。この雑誌名を見て「退いて」しまったアナタは、思考が偏っていますぞ。 彼が一貫して訴えていることは、「二元論の片方に囚われて思考を停止するな」ということだ。「ここ数年において顕著な傾向だが、正義と邪悪、真実と虚偽、善と悪、などの二元論が世に蔓延し始めた。日本においてそのきっかけがオウムであり、世界においては同時多発テロがトリガーとなった。こんな時代だからこそ、二元論の狭間であるグレイゾーンを照射するドキュメンタリーという表現ジャンルは、重要な意味を持つ」(前掲書153ページより) 人々は分かりやすい解釈に飛びつく。悪者は誰だ?そいつを罰するのだ。われわれが声を挙げて!人々は憎悪を向ける矛先を求めている。パブリック・エネミーを。「週刊金曜日」「週刊朝日」およびフジテレビが、拉致被害者や北朝鮮に残された家族に対して抜け駆け取材をしたときのバッシングは物凄かった。「守る会」の誰かが言った言葉が忘れられない。「日本国中がひとつになって結束していかねばならないときなのに」。「日本国中がひとつになる」ことの恐ろしさを、私たちは前の戦争で学んだのではなかっただろうか?「この数年オウムをきっかけに露呈した日本社会の構造的な歪さと浅薄さはまったく変わっていないし、むしろ世界に感染したという見方もできる。あるいは地球の表層の下に滞留していた「他者への憎悪」にシンボライズされる「共同体の負のダイナミズム」が、表皮の薄い日本列島に数年だけ早く噴出したという見方もできる」(前傾書280ページより) 自虐史観のどこが悪い。戦後、世界中のどの国もなしえなかった非戦を貫き、平和憲法という理想を掲げる日本を誇りに思ってどこが悪いという主張には「全くそのとおり!」とヒザを打った。一方で、アフガニスタンへの空爆を開始したアメリカに対する反戦の主張を明らかにすることに対しては、「表現者としてはそれはできない」という心情もわかりすぎるほど分かった。 おっと、あまり詳しく書きすぎてもナンですから、最後に扉の宣伝文句を紹介して終わりにしましょう。「はたして世界は、このような善悪の二元論で単純化できるものだろうか。オウム信者も、アルカイダもタリバンも、イラクのバース党員も北朝鮮の工作員も、皆ひとりひとりは、笑い、泣き、怒りながら日々の生活を営む生活人。だが、そうした他者に対する想像力を失うとき、人びとの間に悪夢のような憎悪の連鎖が生まれる。「世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい」。多様な価値観をもつ人々がお互いに共存できる社会に向けて、いまわたしたちにできることはなにか。」 オノ・ヨーコが世界に向けて投げかけた反戦メッセージの中で、中東やアジア、アフリカの国々を訪ね、自分とはまったく価値観や生活習慣の異なる人々と交わり、友だちになることが世界平和のために重要だと言っていたことが思い出された。 絶対のおすすめ本です。さあ、本屋へ走ろう!私はちょっとだけ、森達也さんに恋してしまった。晩聲社という小さな出版社が出していた本とか、ルポルタージュをむさぼるように読んでいた若かったころを思い出した。 森達也さんの公式サイトはこちら↓http://www.jdox.com/mori_t/index.html オノ・ヨーコの反戦メッセージはこちら↓http://www.instantkarma.com/yopeaceevent03.html ……………。 ウイルスの疑いのある添付ファイルつきメールをシャットアウトするプロバイダーのサービスを利用しているのですが、なぜかここ2、3日連続して怪しいメールが届いています。 送り主のアドレスを見ると、いずれも親しい人ばかり。Outlook Expressの受信リストには添付ファイルつきであることを知らせるクリップマークがなく、開いてみると本文には何も書かれていなくて、添付ファイルにATTの拡張子のついたファイルが2つ添付されているという点で共通していました。メールのタイトルは前2通が顔文字で、後の1通が“re:tomojo questionnaire”とありました。 送り主に確認をとったところ、やはりアドレスを偽装したウイルス・メールだったようです。この場合、用心のため、届いたメールへのresではなく、アドレスを直接、入力して送りました。 同じようなメールが届いている方はいらっしゃいませんか?私は用心のため、添付ファイルは開かずに削除し、Norton AntiVirus2002でスキャンしたところ、感染せずに済んだようです。 送り主の方がウイルスに感染したというのではないらしく、皆さん、ご自分のホームページを運営されている方ばかりなので、そこからメールアドレスを盗み取ったのでしょうか。 しかし、どうやってメールアドレスの偽装ができるのでしょうね。怖い怖い。 ……………。 続報です。私のアドレスを偽装したメールがすでに4月21日ごろ、ある方のところへ届いていたとのこと。ああ、恐ろしい。私が大容量の添付ファイルをお送りするときは、必ず前もってご連絡しますので、怪しげな添付ファイルつきメールが届いたときは、不用意に開かず、削除してくださいね。お願いします。
2003年04月30日
そよ風を受けながら、散歩するのが気持ちいい。ヘビメタ風に長く伸びたオオカミカットの茶髪が風にそよぎ、ウィンドウに映った姿は我ながらなかなかカッコいい。クリッツィアのアニマルプリントのGジャン上下もキマっている。るんるん♪ 目指せ十朱幸代。フォエバー・ヤング&ビューティフルは勲章モノなのだ。 ジムの帰りに念願の三宿・ビストロ喜楽亭まで足をのばした。名物壷焼きカレー・初体験である。http://gourmet.yahoo.co.jp/gourmet/restaurant/Kanto/Tokyo/guide/0203/M0013001282.html 陶製の片手鍋に煮えたぎったカレーソースがたっぷり。ゆっくり食べてもなかなか冷めないから、猫舌じゃない私は大いに嬉しい。ソースの量は本当にたっぷりで、ライスを大盛りにしないと余りそうな分量だ。 おそろいの楕円形の陶製の器には、黄色いターメリックライス(サフランの香りがしないから、多分そうだと思う)。フライドオニオンとレーズン少々がトッピングされている。 薬味はきゅうりのキューちゃんと小粒らっきょう。ちょっと寂しい。福神漬けか、玉ねぎのスパイス漬けならもう文句のつけようのない最高点をあげちゃうのにね。 +550円でミニサラダ、スープ、コーヒーまたは紅茶がつくサービスは17時まで。サラダの自家製ドレッシングは、おろしオニオンが入っていて旨い。カレーにはオニオンスライスが合うと納得した。この日のスープは、たまごスープでかき玉とひき肉たっぷりで食べ応えがあった。 今日はチキンカレーを辛口で頼んだ。胸肉の大きめのひと口大カットが3つぐらいと、皮沿いのカットが2~3個。インドカレーとうたっているが、色は茶色っぽくドロドロしていて欧風系だ。とはいえ、もたつく甘さがなく、辛味が爽やか。大いに満足した。この分量なら950円でも文句なし。 コーヒーは濃いエスプレッソで、ひりひりの口の中を慰めるでもなく、別種の刺激でいたぶるところがカイカン!うっかり、アイスクリームをオーダーしそうになったが、ぐっとガマンだ。ラッシーなんかもある。 メニューはかなり豊富だから、通い甲斐ありそう。私にとってカレーの王道はチキンだけれど、次回はキノコや、ひき肉野菜、スペシャルビーフなんていうのも試してみたい。マトンカレーが見当たらないのが残念。http://okiraku.cside.com/kirakutei.htm「激辛はかなり辛いですか?」とたずねたら、おねえさんが「ええ」と、ほほえんだ。ひるんで辛口にしまったが、私は多分、激辛でも大丈夫そう。辛口を食べている間、全然、水を飲みたいとは思わなかった。まあ、食前酒に生ビールぷふぁっ!をやったのだけれどね。 カウンター席もあるので、独りでも気軽に入れる。休日に外メシを楽しみたいときのリストの上位に入れることにしようっと。http://www.bistro-kirakutei.co.jp/ そうは言っても独りご飯はやっぱり寂しく、食いしん坊な相棒がいれば最高だなあとも思うけれど、ま、いつでもどんなときでも、足の向くまま、気の向くまま、いろんなところへ行けるのが独り身のありがたさでもあるさ。 独り歩きの似合う女ってどんな女だろう。とにかく背筋がぴんと張っていることが条件だ。まっすぐに前を向いていて、きりっとしていて。でも、張り詰めたふうではない。口元には謎めいた笑み。目の表情は洒落たサングラスで隠されている。大きめの帽子からはみ出したサラサラの髪が風になびいている。 ハードカバーの本が1冊入っているであろうショルダーバッグを肩から何気なくさげて。スカートよりもパンツだな。上はよく吟味された主張のあるTシャツか木綿のシャツ。上着は着古してカラダの線にすっかりなじんだGジャンがいい。 公園のベンチに座って本を読む姿が様になっていること。そこだけ風景がしーんと静まるような感じだ。時折、缶ビールをくぴっ!とやったりする。そんな「間」の作り方が上手なこと。 スーパーのポリ袋なんて、間違ってもぶら提げちゃだめ。バッグはパンパンに膨らまさないこと。きょろきょろしたり、急に立ち止まったりしてもいけない。 そんなふうに歩いてみたい。 ……………。 住宅街の中を抜ける帰り道、軽トラで野菜を売りに来ているおじさんが、一生懸命に蚕豆を鞘から出していた。ひと袋いくらだろう。茹でたてで生ビールぷふぁっ!もいいなあ。おっと、これから夜中まで原稿書きなのです。ちょっと休憩したら、早速始めなきゃ。
2003年04月29日
破滅的というか、自虐的というか、そんな酒の飲み方をしているなあと反省させられた。山口瞳さんのエッセイによると、反省癖のある人は酒乱なのだそうだ。おっとその逆だったか。鶏と卵みたいな関係である。 朝ご飯を食べた後、ぼんやりTVを見たりスポーツドリンクを飲んだりしていたが、だるくてまた寝てしまった。目が覚めたら時計の針がてっぺんで重なりそうになっていた。 昨夜はバンドの練習の後、メグ嬢に付き合ってもらい、アイリッシュパブとロック酒場をはしごしたのだった。「明日、朝が早いから終バスで帰る」という彼女を「篭絡」して。ああ、悪魔のようなおばさんである。 とにかく仕事を始めなくちゃ。出し忘れていた請求書を速達で投函し、ぼやけた頭をしゃきっとさせるには、激辛カレーとブラックコーヒーが良いかなあとも思う。ううむ。 ……………。 というわけで、歩いて10分ぐらいのところにある某有名カレー店Gへ行ってみた。ランチのポークカレー850円也。アラカルトのほうは辛さを調節できたらしいから、そちらにすればよかった。欧風系のコクのあるタイプで可もなく不可もなし。私はどちらかというとサラサラのインド系激辛が好きなのだった。ああ、また上野広小路のデリーへ行きたい。新宿西口のなんとかいう店も良かったなあ。 不満たっぷりなので、少し足をのばして246沿いにある喜楽亭を目指した。ここもグルメ雑誌などによく出る有名店。しかし、歩くうちに胃の膨満感をおぼえ、店の前を通って位置を確認するだけで良しとした。さすがにカレー2皿は食べられない。 三宿~池尻大橋のこの界隈は、食べ物屋が多い。今度またお天気の日にぶらぶら歩いて来よう。とりあえず今回は下見だけ。
2003年04月28日
さっきamazonから届き、一気に読んでしまった。うーん、唸ってしまう。7年間眠っていたというのに全く古さを感じさせない。 連載終了直後に彼女は「あの事故」に遭い、「ヘルタースケルター」は作者の手直しを待っていたのだった。それがこのたび、リハビリ中の彼女の了解を得て、刊行に至ったという。パチパチパチ!順調に回復しているのだとしたら、うれしい限り。「ヘルタースケルター」という言葉は最後の最後にしか出てこないのだけれども、このビートルズの悪魔的なドライブ感を持つ曲と同様、最初から最後までぐいぐいと引っ張る凄みがあるのだった。 岡崎京子、もっと読みたいぞ。 今度は紀伊国屋から山口瞳さんのアンソロジーなど、注文しておいた数冊が届いた。著作リストを調べたら、大半が絶版、入手不可になっていた。全集ですら。亡くなったのは95年で何十年も前じゃないのに。世の中から忘れられない作家になるのは大変なことだなあ。
2003年04月27日
「生ビールにジンを入れたの、ください」。 二席おいた隣のカウンターから、男の声が聞こえた。なかなか面白いことやるじゃん。ボイラーメーカーって言うんだっけ?それともブルショット?いやちがう。あれはウィスキーでやるんだ……。 なーんて考えつつも、その声のほうを見ることはしなかった。相変わらず自分のグラスを見つめるだけ。泡盛のロックの3杯目だ。 ジムで運動した後、代官山の美容院で髪をカットし、恵比寿のガーデンプレイスで夏用のスニーカーを買い、昼抜きでおなかがすいたのでサッポロライオンで生ビールと牛タンのステーキ、焼き蚕豆などを食べ、汁物が欲しくなったので下北沢まで足をのばし、いつもの沖縄料理屋の3階のバーでナカミジル(豚のもつ煮汁です)と島らっきょうにありついたのだった。「お隣に座ってもいいですか」 と、さっきの男が声をかけてきた。断る理由もないので一緒に話すことにした。1杯奢ってくれた。自分で払うと言ったのに。 話題がシモキタのバーのことになった。私の行き着けの店のひとつを彼が知っていた。「でも、嫌な思い出があるんです」 以前付き合っていた彼女とその店で待ち合わせしたのに、いつまでたっても来なかった。「まだ、携帯電話がこれほどいきわたっていない時代でね」。公衆電話で彼女の家に電話をすると、風邪をひいて寝ていたのだそうだ。「朝からウキウキしていたのに、すっかり台無しでね」。 でもなぜか……私が強引に誘った?いや、ちがうぞ。とにかくそのバーへ行くことになった。 何を話したか覚えていないけれど、初台にある会社で設計の仕事のバイトをしているというおそらく二十代半ばぐらいのその彼に、労働基準法のことだとか、私は色々教えてあげた。「へえー、そうなんだ」と、素直で教えられ上手な彼に好感を持った。「ご結婚していらっしゃらないのですか?」「していません。少し前に7年間付き合っていた彼とダメになったばかりです」 物欲しげに見られたのだろうか。そのうち、彼の口から私を賛美する言葉が出てくるようになった。 この顔が美しいワケないじゃないの。ふん。 トイレに座るとすぐ前が鏡になっていて、その鏡に向かってつぶやく私は相当に屈折している。切り立ての前髪がぴかぴかしていて、何だかペコちゃんみたいだった。 そのうち彼が私の手を握ったりして、かなり怪しい雰囲気になってきた。店を出た。私は私の道を帰ることにし、彼のほうを一度も振り向かなかった。「また、あの沖縄料理屋で会うかもしれませんね」とだけ話したような気もする。 ちょっとだけときめいたけれども、もう面倒くさいことは嫌という気持ちのほうが大きかったのかもしれない。私は自分の名前を告げたが、彼は最後まで名乗らず、私もあえて尋ねようとは思わなかった。 また楽しい番狂わせな夜が来るかもしれない。 若い男性のみなさん、シモキタや渋谷や自由が丘のバーにはときどき、教えたがりなお説教おばさんが出没しますので、ご注意ください。わはは。
2003年04月26日
花柄やアニマル柄、幾何学模様など多種多様なプリントを毎シーズン揃えてくれるナイロンバッグのブランド「レスポートサック」にハマっています。 財布や化粧ポーチなどの小物から、大きな旅行バッグまでデザイン豊富。何せナイロンだから、価格がお手ごろでいくつも欲しくなっちゃう。 私はいままでヒョウ柄専門で、大きいリュック、中ぐらいのショルダー、ポーチ4種類、ポシェット1つ、小さいショッピングバック1つ持って、シーンごとに使い分けを楽しんでいます。 春だから何か華やかなものを身につけたくて、昨日の仕事の帰りに新宿小田急百貨店へ寄り、レスポートサックの新作「ピンクマム」のショルダーを買っちゃった。http://www.lesportsac.com/store/7507_3318.html アイボリーの地にピンク、ブルー、グリーン、オレンジのパステルカラーでボタンか芍薬のような花が描かれ、ベルトの部分と縁取りはキャンバス素材。小ぶりのサイズでA4の書類が入らないから、純然たるオフタイム用かな。 連休中、桜草や藤、つつじのお花見散歩に行くときのお供にしたいなあ。でも、時間があるかな。とにかく大量の原稿を書かなくちゃならない。http://www.lesportsac.com/store/7812_3308.html ↑この感じも欲しい。やはり、アニマル柄に惹かれてしまうのであった。それにペーズリー柄が絡むとゴシックな感じがして、なおセクシー。 物欲のカタマリは悲しい。でもやっぱりお買い物は楽しい。買うという行為のその瞬間、大げさなようだけれども、世界を征服できたような錯覚にとらわれる。 人の心は奪えない。奪ったような気がしても、逃げていく。ちょっとしたことがきっかけで、人の心は揺らぎ、変わってしまう。 だから、確かにずしりとした手ごたえの感じられる買い物という行為の快感がたまらないのだ。買えるものなら、欲しいものの全てを買いたい。お金はいくらあっても足りない。 欲望を制御しようと挑みつつも、あまりうまくいかずに後で後悔する日々のなんと多いことか。ああ。
2003年04月25日
「痴呆の高齢者ら悪質商法標的に 6年で相談2万件」という朝日新聞の記事を読んで、激怒された方も多いと思う。路上のキャッチセールスや強引な訪問販売の被害に遭った痴呆症のお年寄りや知的障害者、精神障害者らの相談が増えているそうだ。この場合、本人からというよりも、家族からの相談がほとんどであろう。 だからこそ、疑ってみる必要がある。もしかすると、本人は本当は「ほしい」と思って契約したにもかかわらず、家族が「判断能力のない者をだました」と言っているのかもしれない。痴呆や障害といっても判断能力は千差万別だから、一つひとつのケースをあたってみなければ、本当のことは分からないだろう。 何しろ、この国は恐ろしく人権意識が低い。痴呆症でない健常なお年寄りに対しても、「うちの母に勝手に売りつけないでくれ」と、訪販会社や消費者センターへ苦情を言ってくる娘や息子は非常に多いのだそうだ。たとえ、訪販法(いまは特商法といいます)に定められたとおりの手続きを踏んだ正当な契約であったとしても。本人がそのときは「ほしい」と思って契約したにせよ。 それはさておき、なかなか表現が難しいので、おそらく新聞などで取り上げられることはないだろうが、消費者契約をめぐる根っこの深い問題を知らされた。 ある消費者相談担当者から話を聞く機会があった。最近の電話相談の特徴として、「普通だったら、そんなに安易に契約しないのに」と思われるような愚かな消費者からの相談が増えているという。愚直なまでに人を信じやすく、買った後の支払い能力など後先のことを考えずに債務を重ね、にっちもさっちもいかなくなって電話をしてくるのだ。 電話での話しぶりはまあ「普通」だから、判断能力に障害があるとは思えないが、とにかく常識がないのだという。たとえば、こんな相談があったそうだ。「がんにも糖尿病にも効くからと言って買わされたのに、ご近所のおばあさんが同じような健康食品を使っていたにもかかわらず、がんで死んでしまったので、私も解約しようと思ったのに、できないと言われたのです」 ……と、ここまで聞き取るにも大半な労力を要したとのこと。「あれは何月何日でしたっけ……えーと、えーと、そうそう、3月のはじめね、それで、なんとかいう会社の人が近くの店で説明するからきてくださいって言って……会社の名前?ええと……」。 何が問題なのか、なぜ、困っているのかを順序だてて説明する能力が著しく欠けているのだ。だから、彼ら彼女らの視点まで「降りて行って」寄り添って寄り添って、問題のありかを探っていくのだそうだ。 契約した商品ごとに特徴があり、教材などの多少なりとも選ぶ際に判断力や選択眼の必要な商品であれば、こうした愚直な……おっと、「イノセントな被害者」は少ないのだそうだ。とくに始末が悪いのは20代の独身男性で何枚も布団を買い、多重債務で首が回らなくなっているケースだとか。 布団は分かりやすい製品だから、あまり深く考えずに契約してしまうらしい。「イノセントな被害者」は、とにかく販売員を疑うということを知らず、なりゆきで契約してしまうのだ。 しかし、20代の男性で高価なふとんを買い、多重債務になるなんて!健康で若ければ、床の上に寝たって死にはしないだろうに。 こうした「イノセントな被害者」に限らず、世の中には「疑わない人々」があふれているのではないだろうか。みのもんたが番組で薦める食材をスーパーに買いに走る人。有名タレントが着ていた服、好きだという食べ物、レストランは、「やっぱりいいな」「よさそうだな」と思ってしまう人々。 疑心暗鬼になれと言っているのではない。良いか悪いかは相対的なものだから、自分にとって本当に良いのかどうかを検証しなくてよいのですかと言いたい。 人は皆、色つきのめがねをかけて世の中を見ているようなものだ。その色はさまざまで、時に濁ったり曇ったりする。だから、まずは自分自身の目を疑うことが必要だ。見たものをありのままで受け取っているかどうか。また、見たものを解釈する「モノサシ」がゆがんでいないかどうか。それについても疑う必要がある。 テレビや雑誌、新聞などの論調をみていると、「わかりやすい」という表現が非常に多いような気がする。わかりやすいということは、そんなに良いことなのだろうか。 わかりきれないモヤモヤとしたものとじっくり付き合うことも大切ではないだろうか。 すべてかゼロか。白か黒か。正か邪か。1か0か。 そう、私たちの頭脳や感性は、デジタル思考に侵されていないだろうか。しかし、人間というのはアナログな生き物である。生命自体、おそろしくアナログな存在だ。 わかりやすいこと言う人は疑ったほうがいい。人生は、世の中は、わかりにくいものだ。そのわかりにくさの中で、私はうじうじしながら、ときには惨めな気持ちを胸いっぱいに抱えながらも、生きていきたい。
2003年04月24日
午前0時というこの時間帯に書くと「明日の日記」になるのだろうか。それとも、今日は今日なのか。 強烈な睡魔と戦いながらも、どうにか勝利を収めることができたようなので、今夜は根気の続く限り、朝まで頑張ってみようと思う。たまりにたまった新聞の山を解体していく作業。某経済スポット番組のテーマ案を10本ほど考えて企画書にしなければならない。同時に週刊誌のネタも5本ほど必要。 突然の電話にジャマされないから、深夜は好都合と考えたほうがいい。こんな時間帯にもマイペースで働ける独り身の気楽さをむしろ幸せと思うべきだ。 実は、睡魔の少し前に襲ってきた感情の荒波にも勝利したのだった。「あなたを必要としている人は日本に大勢います」という励ましのメールを下さった楽天フレンドのおかげです。ありがとう。苦い涙を嬉しい涙で洗い流すことができました。 さあ、頑張ろう。仕事に打ち込んで過労死したって構うものか……と、まだ自棄的なところが残っているのだけれども、そうでも思わないことには膨大に膨らんでしまった負のエネルギーを消化しきれない気分なの。なんとか朝まで突っ走ろう。真夜中を突っ走れ! ……………。 新聞検索サービスが午前4時から保守の時間になってしまうし、なぜかyahoo!でも検索できなくなったので、あきらめて寝床へ……。 なんとか8時に起き、朝食後、新聞社のサイトを回ってネタの補足。年金不安への自衛手段、有価証券ペーパーレス化、新エンジェル税制、リフォームブームと悪徳事業者にだまされない方法、新エネ法その他全部で10本の案を企画書にまとめ、昼までに送信。やれやれ。 この後は週刊誌用のネタを最低1か月分まとめ、治験に関する特集記事の企画書も書かなきゃ。せっつかれている原稿は他にも色々。落ち込んでいるヒマなどないのでした。ささ、仕事に恋するつもりでがんばりましょう。 お隣の庭の藤がたわわに花開き、いよいよ満開。綺麗な棚にしつらえてあります。バス停のちょうどまん前の塀ごしに見えるかっこうで、待っている人は皆、笑顔で花を見上げます。 花はいいなあ。憎しみの顔を向けられることなど、めったにないだろう。いつも人の美しい笑顔を独り占めできる。うらやましい。 明日、講演の打ち合わせで松戸および葛飾の女性センターを回る。少々足をのばせば、亀戸天神に寄れるかも。雨じゃなければ、ちょいと藤の様子を見て来ようかな。入り口近くに美味しいお団子屋さんと、色々な豆を売っている乾物屋さんがあったっけなあ。 もひとつおまけ。↓ここも行きたい。土曜の朝、早起きして行ってみようかしらん。浮間ヶ原桜草圃場のほうです。誰か、一緒に行かない?http://www.rurubu.com/entame/02spring/magazine/hana/21.html
2003年04月22日
今日も朝から多くの方に来ていただいて光栄です。ありがとうございます。 いまのところはお礼を言うのが精一杯ですが、そのうち元気になったらまた沢山書きますね。 仕事も全然進まなくて……。 今日のテーマは、新しい保育ビジネス。英会話や音楽の情操教育つき託児サービスで、働く母親以外にも、親が買い物やコンサートを楽しんでいる間に数時間スポット的に利用するケースも都会では多いのだとか。 JRほか、鉄道会社が駅型保育所ビジネスに着目し、数が少しずつ増えてきています。ノウハウを持たない彼らは、託児サービス専門の会社のフランチャイズシステムを利用しているのでした。 時代は変わったものですね。私が大学生のころは、母親が子供を預けて働くことに対しての抵抗や偏見は強烈でした。卒業式の後のコンパでも大激論になったのだけれども、いまや売れっ子の評論家であらせられる坪内祐三君は覚えているだろうか。 私は当時、朝日新聞の記者だった佐藤洋子さんの『子供をあずけて働くということ』を読んで感動し、そうだ、働く母親が子供を預けることは非難されるべきではないのだとの確信を得て、世の荒波に正面から立ち向かい、働く母親擁護の旗印を掲げて生きることを決意したのでした(大げさ!) そのコンパのときに、ある男の子が言いました。「自分は鍵っ子で寂しい思いをしたから、自分の子供にはそんな思いをさせたくない」と。そしてある女の子は言いました。「せめて3歳ぐらいまでは自分でしっかり育てたい」と。いわゆる「3歳児神話」が大手をふるっていた時代なんですね。 時代は変わり、少子化時代「なのに」保育ビジネスがウケるのではなく、少子化「だから」ウケているのだと思います。 昔は鍵っ子が社会問題となったかもしれないけれども、いまは母子密着による弊害、育児ノイローゼの母親による虐待や無理心中、近所の遊び友達のいない子供の孤独などが少子化時代ならではの社会問題になっているのではないでしょうか。 託児施設や保育園へ行かなければ、お友達が見つけられない。大人たちが出会いの場所を意識的につくってあげなければ、子供たちには居場所がなくなっている。そんな状況なのかもしれませんね。 最近、流行っているのは託児+おけいこごとで、ネイティブ・スピーカーが英会話を教える「ピジョンキッズワールド」が教室を増やしています。現在、全国に28カ所あり、来年度中に50カ所まで増やす計画だとか。 私の体験からいうと、子供のころにホンモノの発音に触れさせるのは、とてもいいと思いますよ。最近は全然勉強していないので、すっかりサビついていますが、それでもたまに英語を話すと「発音がいい」とか「上手だ」と、ネイティブの方からほめていただけます。お世辞がかなり入っていることは間違いないだろうけどね。 いまでも子供のころに聞いた英語の物語のテープの一節をそらんじることができます。いまにして思えば、それは美しいクイーンズ・イングリッシュなのでした。福音館の絵本の「ゆきむすめ」を英訳したヤツとかね。いまでもあるみたいだけれど、「ラボ・パーティ」という教育システムで6歳から12歳まで英語を習いました。自分たちで創作した英語劇を発表し、赤坂見附の砂防会館ホールで主役を演じて拍手喝さいを浴びたことも。ああ、なつかしい。 あの原体験が忘れられなくて、演出家とか、演劇関係の仕事に就きたいと思ったこともあったのだっけ。中学時代は演劇部の部長でした。 アポロの月面着陸の同時通訳に憧れ、通訳を目指したこともあったっけ。でも、高校に入ったら、英語のできる女の子なんてちっとも珍しくないことが分かり、競争が激しそうなので降りることにして、なぜか理数系の学科の成績がどんどん伸びてきたので、当時、夢中になって聴いていたピンク・フロイドの影響で精神科医を目指し、でも、受験勉強が途中で嫌になって暗記物の理科と社会を放棄し、国・数・英で受けられる某私立大学の文学部に運良く合格。しかし、第一希望の国立大学に落ちたダメージから回復できなくて2年間ほどノイローゼ状態だったけれども何とか正気に戻り、多くの先輩にならってマスコミの世界に入ったというわけなのでした。おそまつ。 なんだか書いているうちに元気になりました。おつきあいいただき、ありがとうございます。
2003年04月21日
……そんなふうに気軽に言える時代になればいいのかもしれませんね。まだまだ心のビョーキについては、偏見が多いようです。 心のビョーキにかかる人はどんどん増えています。インターネットを検索すると、うつ病患者のページは枚挙にいとまがないほど。うつ病治療薬の知識を得たいなら、患者さんのページが最適かもしれません。言葉の使い方が平易で分かりやすく、医学の専門知識のない人でも抵抗なく読めます。 心の痛みは、それを経験したことのない人にはなかなか分かりづらいものがあります。腹痛、胃痛、歯痛、頭痛などの分かりやすい痛みとは比較にならないでしょう。 だからこそ、「痛みを分かってください」と叫ばずにはいられないのでしょう。 でも、分かろうとしても、「あなたなんかに、私の痛みは分からない」と拒絶されることもあります。病気がそう言わせているのだと分かっていても、言われるほうは辛いですね。 分かるということは、「違いを分けて理解する」というのが本来の意味ですが、もうひとつ、「分けて共有する」という意味も持つのではないでしょうか。 あなたの痛みを分かりたい。分けて共有したい。どうか心を閉ざさないでください。もちろん、誰に向かって心の窓を開くのか、選択は自由です。でも、せめてひとりぐらい、心の窓を開くことのできる相手を持てればいいですね。 そしてもうひとつ、あなたに言いたい。 どうか自分を嫌いにならないで。あなたが自分を嫌いになれば、あなたのことを好きな人が苦しみます。この世でたったひとりのあなたのことを、かけがえのない存在だと思っている人が。
2003年04月20日
スポーツクラブの風呂で、こっそり鼻歌を歌うことがある。今夜はジョン・レノンの“JEALOUS GUY”がつい、出てきた。 嫉妬が愛を壊す。I didn’t want to hurt you.I’m just a jealous girl(というにはトウが立ってるけどね)。 帰宅後、なぜかダニー・ハサウェイのことを思い出し、yahoo!で検索してみた。おお、彼も“JEALOUS GUY”をカバーしていたのね。 音楽を愛する人のすぐれものページを発見した。そこに詳しくダニー・ハサウェイのことが書かれていたのだった。彼の人となりがとてもよく分かる記述。こういうページは、本当にすばらしい。本物の愛で書かれているなあ。↓http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/donny-hathaway.htm amazonでダニーのアルバムを注文した。「ジュラス・ガイ」が入っているのと、「ソング・フォー・ユー」が入っているのと合計2枚。届くのが楽しみだ。 心の栄養のためには、音楽と本とおいしいお酒があれば、まあ、なんとか生きていけるだろう。そしてもちろん、with a little help from my friends ため息ばかりついていると寿命が縮まりそうだ。もうやめなさい<自分
2003年04月19日
ぼーっとTVを見ていたら、鯛のおいしそうなお料理が出てきた。この時期の鯛は、桜鯛って言うんだっけ。 玉ねぎみじん切りとマッシュルームのスライスをフライパンに並べ、バター少々。この上に鯛の切り身を乗せて、水とワイン、塩、胡椒も少々。アルミホイルで蓋をして蒸し焼きにします。 身の中まで火が通ったら、取り出してさめないようにしておきます。フライパンの煮汁を煮詰めてソースを作ります。水分が半分ぐらいになったら、ブールマニエ(小麦粉とバターを練り合わせたもの)、牛乳を加えてとろみをつけ、塩、胡椒で味付け。 鯛を盛り付けてソースをかけ、付け合せは新ジャガのマッシュと、さっと茹でたスナップえんどう。緑と白、桜色のコントラストが綺麗。 鯛の頭は蒸します。塩をして30分以上おき、さっと湯がくと残っていたウロコがきれいにとれます。フライパンに水でぬらした出し昆布を敷き、その上に鯛の頭を並べて直接鍋肌につかないようにします。焦げ防止ね。水と日本酒を回しかけ、鯛に塩少々をふり、中火で12~13分、蒸らします。昆布は焦げても美味しいらしい。皿に盛り付けるときは、昆布ごとね。この時期だから、山椒の葉っぱをあしらうとステキね。 ねぎソースを作ります。万能ねぎをさっと湯がき、冷水に放って色止めし、フードプロセッサーでドロドロにします。回らなくなったら水少々を足し、塩を少量加えて味付け。小皿にポン酢をとり、大根おろしを盛り、その上にねぎソース。蒸しあがった鯛の身をほぐしながら、この合わせダレにつけながら召し上がれ。 ……というわけで、頭の中を整理できました。 さて、明日の宴会で作ろうかな。メニューは他に、ソーメンチャンプルー(刻んだエシャレットとともにソーメンを炒め、塩・胡椒とニョックマムで味付けし、お皿に盛ったら削り節を踊らせる)、エシャレットの泡盛醤油漬け、カリフラワーのラザニア。 そうだ、ゴーヤチャンプルーも作ろう!豚の角煮を入れて、豆腐は炒り豆腐風にくずして味をよくからませるの。あと、アボカドのサラダもいいな。マグロじゃなくて、蟹のほぐし身を使おうかな。うぷぷ。 それとも、タラゴンの風味をつけたオムレツもいいなあ。春らしい気分が出るかも。エディブル・フラワーを添えて。蟹はアボカドのサラダじゃなくて、スクランブルエッグ添えでフランス風カニ玉もいいかな。 注文しておいたワインも届いたし、明日が楽しみ。どうにか元気が出てきました。 おっと忘れていた。京都の八百屋さんで頼んだ山菜と共同購入のストロベリートマト(食用ほおずき)が明日、届くはず。こごみはさっと茹でて出汁醤油がいいかな。それとも酢味噌?わらびはお揚げで煮よう。セリはさっと茹でて、旬の桜海老を上にのっけて♪ そうだ!明日の食卓物語のテーマは、「和洋ハーブ競演」にしよう。鯛には京都の八百屋さんで注文したグリーンピースを添えよう。マジョラムで風味をつけて。新ジャガは、ローズマリーがいいかな。どちらもうちのベランダのハーブちゃん。 鯛のかぶと蒸しには木の芽。フランス風カニ玉にはタラゴン。そうだ!旬の蚕豆をオリーヴオイルとオレガノで煮たのも美味しいよね。カナダ旅行のおみやげにいただいたサーモンを使っていなかった。あれにディルの葉っぱを添えて出してもいいな。そして個性あふれる風味の山菜の数々。カラダの芯から元気になりそう。
2003年04月18日
篭城生活3日間で行き詰ってしまったのかもしれない。街へ出ればいい考えが浮かぶかも。これから、四谷三丁目で打ち合わせが1件ある。帰りに本屋とCDショップを覗いてみよう。 ……………。 村上春樹訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』その他、本をごっそり買い込んだ。 近くの公園へ寄り、ウコン桜と八重桜をデジカメ激写。散る散るヒガンザクラの花びらが風に舞い、降り積もってじゅうたんのよう。 ふりゆくものはわがみなりけり 家に帰ってから、どうも仕事をする気になれず、ぼーっとしているうちに壊れそうな自分に気づく。今朝からずっと胸が苦しくてうまく息ができない。軽い脳貧血のような状態で、頭がぼーっとしている。 そんなとき、友達から電話がかかってきた。「飲みに行こうよ!」だって。ああ、うれしい。でも、涙声でうまく話せなかった。しばらく時間をもらって掛け直し、行くことにした。ありがたい。最高のクスリだね。 ……………。 某仲良しご夫妻と高円寺で待ち合わせ、彼らの贔屓の居酒屋へ連れてってもらった。 超絶美味なお刺身に始まって、どれもすばらしいお料理ばかり。星空だっけ?なんか星の名前のつく酸度の高い日本酒が美味しかった。 昨日のことは事情をよく知っている二人なので、親身になって聞いてくれて、嬉しいやら辛い気持ちが思い出されるやらで、ぐしょぐしょに泣きながら飲んだのだった。涙と一緒に、嫌な思い出は全部、流れてしまえばいい。
2003年04月17日
……仕事が非常にヤバイ状況なのでした。400字×16枚ぐらいだけど、ひと続きじゃないから手間がかかるの。書きながら合間合間に日記を書き足していこうかな。 ただいま9時15分。どうにか8時過ぎに起きて朝ご飯(納豆、昨夜の残りの鯛とエリンギのクリームシチュウ、しじみと小松菜の味噌汁)を食べた後、ヤンキースの試合を見ながらコーヒー飲んで、仕事部屋へ上ってきたところ。あ、いいお天気みたいだから、洗濯しなきゃ。 11時を少し回ったところ。1ページ目終了。まだペースが遅い。 プライベートな問題で、自ら蒔いた災いの種がとんでもない事態へ発展し、動揺している。口は災いのもとというが、私の場合、筆が災いのもとというか、なんというか。 だからもう、酔っ払って帰ってきたときは、決してパソコンに近寄らないようにと自戒していたつもりだったのに。 ショックが大き過ぎて、涙も出ない。ああ。今度ばかりは許してもらえないだろうなあ。結局、私は恋愛に向いていないのだ。お先真っ暗な気分。「私はもう死んだものと思ってください」なんてメールが届いてしまった。きつい。 なんとか気を取り直して、ライティング・マシーンになるのだ。ちょっと休憩して、洗濯物を干して来ようっと。 その前に内田樹さんの日記を拝読。おお、4月14日の日記はとくにすばらしい!私も村上春樹の「キャッチャー……」を買いに走ろうっと。http://www.geocities.co.jp/Berkeley/3949/ 「すぐれた物語は体に効く」か。いい言葉だ。泣けてくる。そんな物語を、私も死ぬまでにひとつ書けたらいいな。 12時23分。ああ、なんて日だ。死にたい気分になってきた。事態はさらに悪くなっていく……。タイムマシーンで昨日に戻ることができたら、もう一度やり直せたらと切実に思うけれど、もう遅い。進退窮まるっていうのは、こういう状態を指すのか。ああ。「もうこれで最後です。いままでありがとう」だって。 それでも何とか気を取り直してもう1ページ終了。 13時35分。パンで軽くお昼を済ませてきたところ。いつもに比べたら食欲がないほうだが、こんなときでも物を食える自分がいじましい。 早く仕事を終わらせて飲みに行きたい気分。やさしい女ともだちに癒してもらおうかな。 在宅労働者は幸せだ。泣きながら仕事をしても、誰にも見咎められない。「もうしばらくメールを送らないでください」なんて書かれちゃったよ。えーん。 さて、残りは6ページ。なんとか頂上は越えたぞ。次の2ページが終われば、あとは一気だ。 14時38分。デザイナーから電話。先に送った原稿の直しについて、先方の意向を教えてくれた。会社案内だから一方的な直しが入るのは止む無し。でもまあ、気分が良くないな。もう少し事前にちゃんと指示を出してくれればいいのに。企画は1から全部お任せ。原稿にして見せないと、自分たちが作りたいものが何なのかが分からないのだ。つまり、最初から叩かれることが前提の原稿。まあ、最初から予想はついていたが……。やれやれ。 プライベートな問題は、冷却期間を置くということで、とりあえず今日のところは行き着くところへ行き着いた。しかし、見通しは暗い。身から出たサビだ。あーあ、自分で自分が嫌いになる。苦い。胸のあたりに何かがつかえている感じだ。取り去ることはできないかもしれないが、アルコールで麻痺させたい。 気分直しに、土曜の宴会料理に使う材料を京都の八百屋さんのページで物色し、注文を出した。ストロベリートマトという名前の食用ほおずきと、グリーンピース、こごみ、わらび、せり。野菜大好き。「落ち込んだときは料理をつくろう!」だ。 17時09分。やはり落ち込みは相当に激しく、ペースダウンしてしまった。いまようやく次のページをアップ。あと5ページだっ! 癒しを求めてCD盤をガサゴソ探すが、目当ての“Message in a bottle”が見つからない。あーん。街へ出たら、ベスト盤を買って来よう。「すみません。心を癒す1枚をください」。 あきらめきれずに寝室のほうの棚を探したら……あったぁ!“EVERY BREATH YOU TAKE”という、シングル盤を集めたCDが出てきた。最初から全部聴こうっと。1曲目は“ROXANNE”。そしてアア、2曲目は“CAN’T STAND LOSING YOU”! 18時53分。また1ページ分脱稿。残り4ページだ。次の1ページを仕上げたら、しばし逃亡して運動、お風呂、食事の予定。 なんだか人に会うのが怖い。この口がまた災いをもたらすのではないかと……。 19時19分。また1ページ脱稿。残り3ページ。最後はタイトルとキャッチ、短いリードとデータのレイアウト指示のみのページがほとんどなので、さくさく! 広告の仕事をしていた時からずっと、キャッチをつけるのが苦手だった。うーん、センス悪いなあ。とほほ。 19時58分。いちおう、本日分終了。残り1ページは明日の午前中で勘弁してもらおうっと。 ま、そのあとも色々ありましたが、割愛。そして、本日得た教訓。「女は強くなければ生きていけない。やさしくなければ生きていく資格がない」If I wasn’t hard, I wouldn’t be alive.If I couldn’t ever be gentle, I woudn’t deserve to be alive.
2003年04月16日
東京の温泉は、しょっぱくてコーヒーのような色をしている。いつの間にか口の周りにお湯が付いてしまうので、喉が渇く。だから、湯あがりのビールがうまい。困ったものだ。 昨日はスポーツクラブが月に一度の休館日だった。日ごろ広い風呂に入りつけているものだから、暗くなるとどうにも落ち着かない。肩もだるい。一日中、部屋に籠もって原稿書きをしていたのだった。それと内緒だけれど、前日に飲みすぎた酒が少し残っていてだるかった。 その温泉のことは知っていた。あまり広くなさそうだし、込んでいたら嫌だなと思って近寄らなかった。でもまあ、こんな日はちょっと冒険してみるのもいいかなと思って。ネットで調べたら、まあ、悪くなさそうだった。http://www.ooedoonsen.com/ 家から歩いて20分ぐらい。自転車なら10分少々で着いてしまうだろう。途中の道は目黒川を埋め立てた広い遊歩道で、歩いていると自転車にビュンビュン追い抜かれた。 何を隠そう……実は私、自転車に乗れないのでした。子どものころお姫様のように育てられたもので、覚えるチャンスを失ってしまったの(ナンチャッテ)。 エアロビクスや固定式自転車(!)のエクササイズで鍛えているから、練習すれば習得は早いと思う。どこか安心して練習できる場所と、やさしく教えてくれる人がいないかな(^◇^) それはさておき、この大江戸東山温泉は夜8時以降は割引料金になり、980円。そこそこコストパフォーマンスが良い。 3・4階の「お楽しみの湯」は、日替わりで男湯、女湯となるらしい。昨日は4階が女湯だった。脱衣場に入ると、他にひとり居ただけだった。空いているぞ。しめしめ。 中に入ると、他に5人ぐらい。広さは40坪弱ぐらいかな。天井がそれほど高くないせいか、狭く感じる。温泉の刺激臭が強い。かえって効きそうな感じがして良いかも。 洗い場、ジャクージの寝湯、打たせ湯、大きな平湯とその奥の歩行湯、サウナが並んでいる。一番奥にドアがあって、屋上の露天風呂に昇る階段があった。 まずは露天風呂へ。さすがに住宅密集地だから本当の露天というわけにはいかない。周囲はしっかり囲われていて、屋根の「さん」から隙間風が入ってくる仕組みだった。 源泉39度のままなのか、露天風呂だとかなりぬるく感じる。おかげで長風呂をしてものぼせない。うたた寝しそうな心地よさだった。 思った以上に清潔感があり、そこそこ上品。悪くない、悪くない。他に誰もいなければ、鼻歌を歌いたくなる。 さて、別の風呂も試してみるか。ジャクージになった寝湯はさらにぬるかった。いっそう長風呂向きである。キモチいい。私は江戸っ子失格で、熱い湯は苦手なのでした。 その隣の打たせ湯は、落ちてくる湯がちょろちょろと心もとなかったが、ツボに当てると意外に効果は大。首の後ろのへこんだところに当てたのがとくにキモチよかった。そして、頭のてっぺんも。こちらは湯の温度が高いように感じたので、ぬるい寝湯と交互に楽しんだ。 足が、じーんとしてきた。全ての極細毛細血管のすみずみまで血の循環が良くなる感じ。ほどよい痺れ感。ああ、恍惚。 他の入浴客は、勤め帰りのOLとおぼしき20代後半から30代前半ぐらいの女性ばかりだった。ひと組を除き、皆、ひとりで来ているので静か。 脱衣場が狭く、ドライヤーが2つしかないので、混雑しているときはイライラするかもしれない。タオルレンタルは150円だから、ケチらずに使う人が多かった。ひとり暮らしなら洗濯することを考えれば、こっちのほうがトクかもしれないね。 スポーツクラブの休館日の定例コースになるかも。近くには美味しいイタリアンの店があるらしい。近所の「野良犬ラッシュ」さんご夫妻と帰りに合流して……という案が早くも持ち上がっているのでした。
2003年04月15日
就職や資格取得法など、キャリアに関するご相談は、何なりとメールでどうぞ。もちろん、秘密は厳守しますし、いまのところは相談料をいただきません。 でもね、私はカウンセリングの機械じゃないのですよ。先日、私書箱にご相談のメールが2通同時に届きましたが、両方とも「こんにちは」も何も挨拶の言葉がなく、いきなり質問が始まっていました。お答えしようとする気力が萎えてしまい、二、三日そのままにしておきましたが、ついさっき、意を決してお返事しました。 うーむ、なんと言えばいいのか、マナーといいますか、礼儀といいますか、人間としての基本を大切にしてほしいものです。「教えを請う」姿勢がきちんとできている人は、既に答えの半分を手にしているようなものだというようなことを哲学者の内田樹さんが書いていたような気がします。 講演のときに私は必ず自分のメールアドレスを受講生の方々にお教えしています。そして、何か個人的な質問があれば、すぐその日でもいいし、何年後でもいいから、いつでも気軽にメールをくださいと呼びかけています。もちろん、相談料などは一切いただきません。「そのとき、今日の講演はとても役に立ったとか、何かお世辞でもいいからひとこと感想を書いてくれたら、嬉しくて即、お返事しちゃいます!」 なーんて、冗談めかして言っています。 メールによる相談でお金儲けをするつもりは全くありません。お金の代わりに、仮に「リスペクト」とでも名付けましょうか。架空の交換単位があると思ってください。いわば善意と善意の交換です。 無償でご相談にお答えする代わりに、後でご相談者からも善意のお返しをいただければ幸いです。私のアドバイスがもしも役に立って、資格取得や転職に成功するとか、キャリア上でなんらかのプラスが得られたら、ぜひ、その報告をしていただけると嬉しいです。 そのような成功体験は、同じような道を目指して後に続く人たちのヒントになり、励ましになるからです。 私はそういった「リスペクト」がうまく通い合うようにお手伝いするファシリテーターになることができればと願っています。 カウンセリングには色々な種類があり、身近な仲間同士で行う「ピア(=仲間)カウンセリング」というものもありますし、また、拒食症やアルコール依存症などの「嗜癖(しへき)」の問題を解決するには、同じ嗜癖を持つ者同士が自分の気持ちや体験を話し合い、お互いに支え合う「自助グループ」の活動が効果を発揮すると言われています。 私がこのHPを開設した当初は、そのようなピアカウンセリングや自助グループを、キャリアに関わる問題をテーマにしてバーチャルなかたちでネット上に実現できればと思ったのでした。 最初から見ていただいている方はご記憶かもしれませんが、開設当初は「カウンセリングルームへ、ようこそ!」なーんていうキャッチフレーズをトップページに掲げていたものでした。 ただ、それにはものの順序として、私という人間の人間くさい部分をさらけ出し、「かくかくしかじかの者ですが、こんな者でもよろしければ、ぜひ、あなたの悩みを解決するお手伝いをさせてください」と言いたかったので、いまのこの「ごった煮スープ」のようなHPができあがったという次第です。 カウンセリングでいう「ラポール(=精神的な絆)をつくる」という作業ですね。 かなりビミョウな問題を含んでいるので、慎重に言葉を選びつつ書いたつもりですが、ご理解と共感がいただければ嬉しく思います。 というわけで、キャリアに関する相談事について気軽に話し合える場として新たにBBSを追加しました。かわいいニャンコのアイコンを付けられます。ぜひ、覗きに来てください。そして、こんな業種、職種、ジャンルの相談事だったら「私も答えられますよ」というのがあれば、ぜひぜひエントリーしてくださいませ。もちろん、相談事のある方はぜひどうぞ。お互いにマナーを守り、心を尽くし、居心地のいい場をつくっていきましょう。 新BBS「キャリア・フォーラム」はこちらです
2003年04月14日
ツルツルツル……巻き戻し中。そうだ、お尻から始めよう。 終電に乗って途中の駅まで、そしてタクシーで家に着いてお金を払ったら、財布の中のお札は1枚もなくなってしまった。お買い物ゲーム終了。いやはや。「4000円です」と美形の店主は言った。「初めて会ったとき、デビッド・ボウイにそっくりだと思いましたよ」と、彼を評して私の隣の席のベーシストは言った。 マイヤーズロック←赤ワインのカラフ←ジンリッキー←生ビールと飲んだのだった。 いつもの私のテーマ曲、ドアーズの「ロードハウス・ブルース」をかけてくれた。一度、スタジオでこの曲に挑戦したとき、見事にコケたが、「やっぱ、いい曲ですね。もう一度やりましょうよ」と隣の席のイタリアンのシェフが言った。 結局、デビット・ボウイは「モリソン・ホテル」のA面を全曲かけてくれた。「ウェイティング・フォー・ザ・サン」「シップ・オブ・フールズ」。ジム・モリソンは気に入った歌詞を何度でも繰り返して歌うクセがあるのだといまさらながら気づいた。 辛そうな顔をしてドラマーが先に帰った。辛そうな友の顔を見るのは辛い。私には気の利いた助言もできず、見守ることぐらいしかできない。 抱きしめてチュッ!ってしてあげたいところだったけれど、日本人の私がそれをやると誤解されるのでぐっとガマンした。でもせめて背中をやさしく叩いてあげればよかった。 バンドの練習は、なんだかあっという間だった。リーダーが持ってきた曲想をみんなで作り込んでいく。「アー、あなたが居ても居なくても、この世界には関係ないじゃなーい、どうよ」 面白い歌詞だね。「S口N子に言われたんだよ」「えーっ!なっちゃん、キツーイ」「いや、そうじゃなくて。せっかく女性ヴォーカルが2人もいるんだから、男と女の掛け合いみたいな曲を作ればって。男の勝手な言い分に、女が“馬鹿言ってんじゃないよ”みたいな感じで」「そりゃいいや。さすがなっちゃん」 練習に行く前に、缶ビール500mlを2本も飲んでしまった。運動の後はウマイ。食事は、デリバリーの広島風お好み焼きと焼きソバ。弟と母親と3人で平らげた。ソースが甘くて、紅ショウガかキムチが欲しくてたまらなくなった。 仕事が山積みなので、スポーツクラブでいつも日曜はプログラム3本こなすところを1本でガマンし、行く前と後で仕事を2つ仕上げたのだった。 髪の毛まで汗びっしょりになって運動するのは実に心地よい。人間、いくつになっても変われるのだなあと思う。自分でも驚くほど敏捷性が増した。「言っていいのかどうか迷ったんだけど……最近、体型が変わりましたね。後ろから見てハッと思いました」 と、名前は知らないけれど顔見知りの女性に声をかけられた。いいほうに変わったという意味らしい。 でも、体重はちょっと増えちゃったのだった。筋肉のほうが脂肪より重いというけれど。うーむ。ボディビルダーを目指してみようか(なんちゃって)。 スポーツクラブへ行く時、家を少し早めに出て、近所の公園で鬱金桜と枝垂桜をデジカメで激写。美しいものに触れていると心が洗われる。 子どもたちが雑木林の丸太に2人並んで腰掛けて、ゲームボーイをして遊んでいた。おいおいキミたち、家の中でできるような遊びをしている場合じゃないぜ。子どもっていうのは駆け回る生き物じゃないのかい? 他人事ながら、どういう育て方されているのか、心配になった。 先日、バスの中で目にした醜い光景が思い出された。近くの高校で入学式があったらしい。バスの中は着飾った母親と真新しい制服姿の男子学生でいっぱいだった。 野球部に入ったのだろうか。いがぐり頭でニキビ面の男の子が3人並んで優先席に腰掛け、それぞれが携帯メールに興じている。足を広げて投げ出して座っているので、そのまん前に立つ彼らの母親が通路をふさぐ格好になっている。ちゃんと座れば、ちゃんと立てば、通路の幅に2人ずつ並べるのにね。 自分たちの姿を醜いとは思わないのだろうか。高校生にもなったのだから、ましてや男の子なんだから、彼らが立って母親を座らせるべきではないか。 こんなふうに甘やかされた男の子が長じてエラそうに振舞う様子をイメージして反吐が出そうになった。 頭が悪いクセして威張り散らし、大きな声で威嚇し、女性を蔑み、時に暴力を振るい……そんなふうに男をダメにするのは、実は母親なのだろう。 おっといけない、美しい花を見て心が洗われたはずだったのに。 土曜日は夜中の3時半までかかって、それでも原稿書きは終わらず、日曜の朝9時に起きて続きを仕上げたのだった。 仕事、仕事、仕事、仕事……。 ありがたや、ありがたや。仕事をいただけるおかげで、私は大好きなお酒を思う存分、飲むことができるのです。さて、今日もまた。 日記のタイトルは、大好きなドアーズの曲です。I found my own true love was on a blue Sunday.She looked at me and told me I was the only one in the world, now I have found my girl.My girl awaites for me in tender time.My girl is mine she is the world she is my girl. いい歌詞だなあ。自分のことを歌われているのだと空想してみる……ああ、いい感じ。ドアーズの曲って、いまでも歌詞を覚えているのが沢山ある。大学時代の一時期、ドアーズの曲に「同化」していた。ジム・モリソンは詩人だ。詩人を恋人に持ったら素敵だろうなあ。破滅型の人が多いけどね。 同じようなことを前にも書いたっけ。http://plaza.rakuten.co.jp/tomojohn/006000
2003年04月13日
その黄緑色の珍しい八重桜の名前は、「鬱金桜」という。健康食品としてもてはやされているウコン、つまりカレーに欠かせないスパイスのターメリックのことで、でも、あれほど派手な黄色じゃないが。鬱金で染めた染物が、こんなふうな淡い黄緑色になるのかもしれない。 豪華絢爛なソメイヨシノが散ったあとでひっそり咲くのがいいと、どこかのホームページに書いてあった。なるほど。 スポーツクラブの帰り道に近くの公園に寄ったら、鬱金桜が咲いていたのだった。雨がしとしと降っているにもかかわらず、傘もささずに20人ぐらいの学生の団体が豪華絢爛な枝垂桜の下でお花見をしていた。誰も鬱金桜には見向きもしない。 地味だものね。桜にはちょっとあり得ない風変わりな色で、ひっそり地味で誰も気づかない。なんだか自分を重ねて感情移入したくなる桜だ。 世の中には「みんなと同じ幸せ」にこだわる人がいる。女性だったら、適齢期までに「三高」の王子様と結婚し、子どもを生み、できれば舅姑とは別居で自分たちの家を購入し、たまには海外旅行を楽しみ、やっぱりヴィトンのバッグがほしくて……。 そんな「制服」みたいな幸せは、私は要らない。結婚も要らない。子どもも要らない。ヴィトンも要らない(皆が持っていないエピのレア物は別として)。 ……と、見得を切ってみたい今日このごろであった。 フツーじゃない幸せも、なかなか味わい深い。フツーじゃないから、それが本当に幸せなのかどうか分からないが、とにかく手に入れたくて求めて求めて、それでもなかなか手に入らない。そんな幸せも世の中にはある。
2003年04月12日
桜の花が散ると、だんだん気候が安定してくる。新しいハーブの小鉢を買って、育てようか。 いま、拙宅のベランダに残っているのは、マジョラム、ローズマリー、レモンバーム、ローズゼラニウム、和薄荷。冬の間に枯れてしまっても、春になると可愛らしい若芽を見せてくれる。やあ。今年もよろしく。 おっと失礼。ローズマリー君はずっと元気でエバー・グリーンの象徴だったっけ。可憐な薄紫色の花をカメラに収めたかったけれど、残念ながらタイミングを逃して盛りを過ぎてしまった。 今日のトップページに載せたマジョラムは、豆料理との相性がとてもいい。とくにグリーンピース。パンチェッタまたはベーコンと一緒に甘く煮るプチポワペイザンヌには欠かせない。 レモンバームは雑草のような勢いで増える。その名のとおり、レモンのような風味を感じさせるので、ハーブティーにしたり、タイ、ベトナム料理にレモングラスの代用で使ってもいい。 ローズゼラニウムの香りといったら……。なぜ、こんなにもバラの香りがするのか不思議。ピンク色の花弁も可憐そのもの。 ハーブを店先で見つけたら、葉っぱを親指と人差し指で軽くこすって指に香りをつけ、かいでみるといいよ。それがハーブに対する礼儀だ。 和薄荷はミントのわりには刺激がやさしい。葉と茎の繋ぎ目というか、葉が左右対称のY字型に出てくるその真ん中に小さい花が丸く固まってボンボンみたいに咲く。なんともオシャレな咲き方じゃないか。 ハーブの鉢を買いに散歩に行きたい。あいにくこの週末は雨模様らしいけれど。●マジョラム参照先http://www.housefoods.co.jp/openhouse/museum/spices/026.htm ↑そうそう、ハーブソーセージにしても美味しいんだっけhttp://www.lion.co.jp/food/035.htm ↑ミートソースもいいかもね ……………。 トロッコ列車って、乗ったことありますか? いま、トロッコ列車について調べていて、これからエッセイを書くところなんです。 私は宇奈月温泉へ行くトロッコ列車へ随分前に乗ったことがあります。あのトロトロとのんびり行く感じが何ともよかったなあ。 調べてみると、全国各地で結構たくさん走っているのですね。でも、たいていは30分程度の短い路線ですが、天竜浜名湖鉄道は2時間近くトロトロの旅を楽しめるみたい。いいなあ。 開け放った車窓から風を受けて、のーんびり缶ビール片手に……。ああ、味わい深いじゃありませんか。行ってみようかな。http://www.tenhama.co.jp/「新緑をわたる薫風が旅へといざなう」なーんて、名文句が思い浮かびました。いいなあ、旅!旅! とくに旅情をそそられたのは、天孫降臨の里へ向かい、深い渓谷を縫うようにして走る「トロッコ神楽号」。 ホームページに沿線の写真が載っているので、イメージがどんどん膨らみます。線路の上方の山にはバイパス道路が走っていて、山と山を結ぶ大きな橋がいろんな形でいくつもあって、そのダイナミックな姿を車窓から見上げることができるのだとか。 新緑の時期、そして紅葉の時期、それぞれに味わい深いそうで。 鉄道会社の人の穏やかでのんびりした宮崎弁(?)を電話で聞くうちに、なんだか時空を超えた旅人になった気分がしてきました。ああ、行ってみたい。http://www.miyazaki-nw.or.jp/takachihotetudo/index.htm
2003年04月11日
……という原稿を次号の某女性誌に寄稿したので、興味のある方はぜひ読んでください。1.やっぱり国家資格のほうが民間資格より有利?2.似た名前の資格がいくつもあるのはなぜ?3.資格は永遠に有効なの?4.資格取得後もお金がかかるってホント?5.給付金制度は誰が受けられるの?6.スクール選びのコツは?7.資格の悪徳商法があるってホント? さっき修正原稿を編集部に送ったばかりなので、そのまんまは載せられませんが、緊急にお知らせしたほうがよいと思われる5と7については、後ほど書きますね。某女性誌とは「○○ウーマン」です。出たらぜひ買ってね。http://www.nikkeiwoman.net/ ……………。 ただいま午後4時少し前。働く女性の現状と今後についてのレポート(配偶者控除廃止の影響、パート労働者と一般労働者の賃金格差、女性雇用者の比率の上昇、男女賃金格差の縮小、女性社長の比率の増加、シングル女性のマンション購入理由、世帯単位から個人単位の考え方へ税制・社会保障制度・賃金を変えるべきであるとする提言、夫婦間で所得合算し分割した金額に対しての課税あるいは年金支給の考え方等々のトピックス)がようやく仕上がりました。昨夜2時までかかった続きだから、長丁場だったなあ。ふー。 息抜きに教育訓練給付金の制度変更について書いておきましょう。結論から言うと、給付金の支給率が大幅に減額されます。残念ながら、いまから制度変更前の駆け込み受給をねらっても、間に合いません。そんなに短い講座にせっかくの給付金を使ったらもったいないからね。 5月1日から改正の予定で進んでいますが、現時点では雇用保険法の改正案が国会を通っていないので、もう少し遅れるかも。さて、教育訓練給付金とは何か、ご存知の方はきっと多いでしょう。 通学でも通信でもいいのですが、個人が自己啓発のために使ったお金の一部が後で戻ってくる制度です。雇用保険を財源としているので、対象は雇用保険加入者に限られます。 また、対象となる講座は厚生労働省の指定を受けたもののみです。キャリアアップに役立つ内容であることが条件ですが、英会話の講座なども含まれ、かなり緩い条件になっています。 改正前は、雇用保険に通算5年以上加入し、現在、就職していない人については、退職後1年以内であることが給付の条件でした。 給付される金額は、入学金も含めてかかった費用の80%で、上限は30万円となっていました。つまり、20万円の講座を受けた場合、あとで16万円戻ってくるから自己負担が4万円で済むわけ。40万円の講座の場合は、32万円が戻ってくるから、自己負担は8万円ね。これはかなりお得です。 でも、なぜ、こんな太っ腹な政策が通ったのか、その背景を考えると、ニンマリしてもいられない事情があります。 技術革新の猛烈なスピードに追いつけず、いままで身に付けた技術や技能が陳腐化して職を失う労働者が増えています。 新たに求人ニーズのある分野へ転職するには、その分野で求められる技術や技能を自己責任において新たに身につけねばなりません。本来、会社が人材育成を行って、新たな事業分野への転換を図るべきなのですが、その体力がなくて倒産したり、時間のかかる育成よりも、経験者の中途採用や人材派遣の活用を選ぶ例が少なくないのです。 このような問題に加え、そもそも企業における人材育成のあり方が大きく変換してきているという事情があります。かつては新入社員、中堅社員、主任研修、係長研修、課長研修というように階層別研修を一律実施するところがほとんどでしたが、このような集団管理型の研修を廃止し、個人主導型能力開発体系に切り替える会社が増えてきました。 通信・通学教育のメニュー一覧を社員に与え、その中から自分のキャリアプランに合うものを選ばせ、最後まで修了できた者に対しては全額または一部の費用を負担するが、途中で挫折した場合は全額自己負担とするという方法をとる例などがあります。 また、管理職研修については、就任後に教育するのではなく、資質・能力に優れる候補者を事前に選抜し、選抜した者だけに教育を行う「選抜教育」を早期から実施するところが増えてきています。 教育の機会は、自ら作り出そうとする者にしか与えられないということですね。 そんな背景があって、機会の均等、公平性を期すために、自己啓発支援を国が行う必要に迫られたのです。 バブル絶頂のころから、国は「個人主導型能力開発に切り替えよ」ということを盛んに唱えていました。私も資格関係の記事を書くときにこの言葉をよく使いましたが、当時はみんな、あまりピンと来なかったかもしれません。 能書きはどうでもいいかな?でも、危機感を持たないと、ずるずると底のほうへ流されてしまうよ。 改正後の話をしましょう。良いニュースと悪いニュースの2つがあります。まずは良いニュースから。 改正前は雇用保険に5年以上加入していることが条件でしたが、改正後は3年以上に拡大されます。若い人や、一度この給付金制度を使って間もない人にもチャンスが増えたわけです。 ただし、給付金額は大幅に減ります。雇用保険に5年以上加入している人の場合は、かかった費用の40%で上限は20万円となります。 一方、新たに給付対象となる加入期間3年以上5年未満の人については、かかった費用の20%で上限は10万円となります。 つまり、5年になるまで使うのをガマンして上限20万円ででっかく使うか、3年で上限10万円、次の3年でまた10万円と小さく使っていくか、いろんな選択肢ができたわけですね。 ♪あなたなーらどうするー? って曲が昔はやりましたね。アイフルじゃないですよ。 雇用保険法の改正案についてはこちら↓をご参照ください。http://www.jil.go.jp/kisya/syokuan/20030123_03_sy/20030123_03_sy_youkou.html 給付の対象となる講座を検索できるサイトはこちら↓http://www.kyufu.javada.or.jp/kyuufu/jsp/index.jsp 資格の悪徳商法についてはいずれコッテリ書きます。書いちゃうぞ。 ……………。 今日も完全燃焼かな。ボロボロに疲れています。お酒も少し飲んでしまったので、もう寝ます。 いま読み返してみたら、なぜ、教育訓練給付金が減額になったのか、書いていませんでしたね。想像はつくかと思いますが、昨今の失業率5%超高止まり状態が長引いているのが、効いているのでしょうね。ハローワークへ行くと、求職コーナーはもちろんですが、失業給付のコーナーも長蛇の列をなしていますよね。 あと、なんとかいう特殊法人のあきれるほどの無駄遣いとその笑い話のような後始末。やれやれ。 話は変わりますが、さっき、テレビで「どっちの料理ショー」見てから、寿司が食べたくて食べたくて夢に見そう。皆さんは何がお好みですか? 私が好きなネタは、赤貝、うに、いくら……赤貝、うに、いくら、赤貝、うに、いくらっ!(^◇^) トロなんてどうでもいいの。ああ、食べたいっ! いつも寿司屋に行くと、つまみと酒でおなかいっぱいで、握りは3カンぐらいしか食べられないのでした。あははは。 ではでは。幸せな夢を見ましょう!
2003年04月10日
在宅労働者っていうのは、やはり気分転換が必要で、そのひとつがネットショッピングだったりするのです。 洗濯物を干しながら、ああ、下着がボロボロだ、新しいのを買っておかねば……と思って、カタログ通販のベルメゾンのページへ。 エアロビのときに履く厚手の靴下も、色々なデザインの中から選べるのがうれしい。くるぶし丈のソックスは、細い足首が強調されるので気に入っている。ま、単にふくらはぎがたくまし過ぎるからそう見えるのだという説もあるが。 下着といえば、セクシーものは住商オットーでよく買います。ここのサイズはなぜか私によくマッチする。欧米人サイズなのかな。うひょ。ヒョウ柄の下着とかね。 最近、ほとんど着る機会がなくなったなあ……。(^_^;) Tシャツなどのカットソー関係で最近凝っているのは、若いデザイナーが70年代ファッションを彼女なりに解釈・咀嚼して再現したというシリーズのanetmonet。発色が綺麗でハマります。背中にも柄があったり、腕の柄が左右でアンシンメトリーだったり、凝っています。特殊な染色技術を使っているので、一度の染めで豊富な色合いを表現できるのだとか。男物シリーズもあるよ。 ブランド物では、バーバリー好きなら、シャツやポロを共同購入で格安で買えるプライドが必見です。私はネイビー色で襟と袖口にバーバリーチェックの入ったジップアップのカットソーを5,000円弱でゲットしました。これからの季節、なかなか重宝しそう。落ち着いたデザインだから、仕事に着て行っても大丈夫そうだ。 エアロビで私が愛用しているskechersのスニーカーは、すにーかー倉庫で選んだもの。ラメのラインがアクセントになっていて目立ちます。ナイキ全盛の中で光る個性派。お友達にホメられること請け合い! 食べ物については、旬の美味しい京野菜なら例の「白子たけのこ」を買った錦 川政がイチ押し!いろいろ珍しいものがあるので、ページ上の写真を眺めるだけでも楽しい。 ユニクロが始めたこだわりの野菜・果物ショップのSKIPも、ときどき面白そうな品物が入ってくる。先日、注文したのは「ホルモン処理」をせずに畑で完熟させてから収穫・出荷するという台湾産のパイン。芯まで食べられるそうだ。届くのが楽しみ。 淡路産の玉ねぎは、もっぱら読売ダイレクトの通販を愛用しています。一度、淡路産を食べると、他の産地じゃ満足できなくなりますね。年中売っているわけじゃないのが玉に瑕。季節ものですからね。 お酒に関しては、いろいろな店に手を出しすぎ、メルマガがしょっちゅう送られてきて、誘惑に負けそうで困っている。ううむ。 日本酒・焼酎でよくお世話になっているのは、銘酒 市川。大好きな山口の地酒「獺祭」や芋焼酎の「芋全量宝山」はココで買います。 ワインの店はどこも「帯に短し襷に長し」といった感じかな。ラベルの面構えを見ながら、なじみのワイン店で店の人と相談しながら買うのがやはり良いかなあと思う今日このごろ。 おっと、そろそろ仕事に戻らねば。なんだかアフィリエイトおばさんな日記になってしまいましたが、クリックしても何も特別なことは起こらないから大丈夫よ。ではまた。
2003年04月09日
昨日の続きです。湯がいた「白子たけのこ」は、穂先のほうはそのまま薄くスライスし、木の芽和え用の和え味噌につけながら、お刺身ふうにいただきました。 つるりとした食感、よく噛むほどにほくほくして、卵のような甘みを感じます。 硬い部分はきんぴら風に。これまたイケる。木の芽をちぎって混ぜ混ぜしながらいただきました。 メインディッシュは、父が焼津旅行のみやげに買ってきたうなぎの白焼き!もちろん、わさび醤油です。体調が悪かったので、日本酒はガマンしてビール少々で堪能しました。 白子たけのこの残りは、今夜、オーソドックスな和風の煮物と、チーズ焼きになって出てくるみたいです。 さあ、仕事仕事。今日は篭城の日なのでまた気分転換に書き込みに来ますネ。 ……………。 と言いつつ、あまりにも仕事の量が多くて息抜きする余裕がなかったりして。昨日に引き続き体調不良で頭がクラクラします。 こういうときは、血のしたたるようなレアのステーキを食べれば良いのだろうか。ううむ。 毎月ではないのだけれども、2~3か月に一度、こういう時期が回ってくるのはなぜだろう。ま、そういうときのために、一日中寝ころんで本を読んでいても支障がないように、仕事にゆとりを作りたいものです。 土、日の2日間をフルに休んでしまうと、とてもそんな余裕は作れません。クリエイティブな仕事は、生産性の効率が一定じゃなくてムラがあるから、とにかく大量の時間が必要になってくるのでした。 今日もまだ終わりは遠い。 ……………。 写真のとおり、夕飯は筍尽くし。中でもチーズ焼きが絶品でした。湯がいた筍の真ん中へんを扇形にスライスし、コンソメスープで少々煮て軽く味をつけます。 水気を切って耐熱皿に並べ、おろしチーズとみじん切りのパセリを振りかけてオーブンで焼くだけ。チーズは、パルミジャーノとグリュイエールをあわせて使いました。 筍を湯がいたときに少し残っているように感じた「えぐみ」が、チーズとの掛け算でそれほど気にならなくなり、かえって、個性的な風味をかもし出すようで、すばらしい美味。簡単に作れるし、超おススメです。 ……………。 日記リンクさせていただいているある方の楽天HPの掲示板が、戦争状態になっている。そうなった原因も分かるような気がするが、あえて火に油を注ぐようなことはすまい。 私はなるべくネガティブな感情を包み込んで、ほのぼのとしたページにしたいと思っています。まだ見ぬ恋人とお友達に向けた一種のラヴレターということで。もちろん、日ごろお世話になっている大切なお友達への感謝の気持ちを込めて。 とはいえ、少々口の悪い皮肉屋なので、ときどきスパイスが効きすぎるけれども、大目に見てね。愛しているよ。
2003年04月08日
そのみずみずしい色の白さから、「白子たけのこ」と呼ばれるそうだ。京都からたけのこを取り寄せた。早朝5時半から収穫が始まり、大きな竹篭に入れられて9時過ぎには店に届き、出荷されるのだそう。 同封のパンフレットにならい、さっそく「湯がき」だ。先端を三角に切り、土のついたまま鍋に入れ、水でいっぱいに満たし、米ぬか少々入れて30~40分火にかける。 私は仕事があるので調理は母に任せ、どんな料理にアレンジしてくれるかはお楽しみ。サービスでつけてくれた木の芽を使った木の芽あえもいいし、料理本に載っていたチーズ焼きも美味しそう……と、ちゃっかりリクエストをしておいたのだが。 ……………。 会社員だったら休暇を取りたいところ。体調絶不調である。頭に靄がかかったような状態で、よいアイディアが浮かばない。書くスピードにドライブ感がかからない。つらくて居眠りしてしまう。ピンチヒッターは……いない。 なんとか気力を奮い立たせ、スローペースでも前進するしかないのだった。
2003年04月07日
お天気になって良かったですね。ジム仲間のお誘いで、今日も近くの公園でお花見をする予定です。あまり散っていませんように……。 昨夜は独りでバー遊び。つい飲み過ぎた。あまりにも居心地が良すぎたから。 ジンライムの後、ラム1杯、シングルモルト2杯をストレートでいただき、仕上げにと思ったジャックローズの後、もう2杯ぐらいカクテルを飲んだような気がする。 すっかりご機嫌。閉店間際のデパ地下に駆け込み、成城石井で高級食材を山ほど買った……らしい。記憶にないのだが、今朝、冷蔵庫を開けて震撼したのだった。ぎゃー! 帰りのバスの中ですっかり熟睡してしまい、終点で運転手さんに起こされた。恥ずかしい。終点と言ってもこの路線は短いので、タクシーワンメーターで帰れてしまった。気が大きくなった酔っ払いは「お釣りはとっておいてね」とエラそうに言うのであった。「トラ女」と改名したほうがいいかもしれない。でも、明るい酔っ払いだから許して。
2003年04月06日
緩急の順番で言えば、今日は緩む日。昨日は長い一日だった。 朝5時半に起き、会社案内の原稿を2ページ仕上げた後、ケアマネの自立に関する3ページのインタビュー記事の続きを仕上げ、週刊誌のコラム用に昭和30年代のレトロ趣味ブームのお話、最後に最近20年間の女性労働および職種・資格に関するトピックな出来事の年表作成。 午後7時になったところでジムへ駆けつける。ボクシングのエクササイズは最近、動き方のコツがつかめてきて、カラダがスムーズに動くから楽しい。 まず左バージョンから。左足を前へ突き出し、構える。 ジャブ、ジャブ、アッパー、左足で前蹴り、右足で後ろ蹴り、 前へ進みながらジャブ、ジャブ、ストレート、4拍後退、 横へダッキングした後ジャブ、ストレート、ダッキング・ジャブ、ダッキング・ジャブ、 左腕肘鉄、かがみこんだ相手の首根っこを目指して垂直にとどめの肘鉄! 右バージョンは最後だけ違っていて、右手で肘鉄、左手でパンチしながら前へ踏み出し、回転しながら右手で鉄槌! 憎いあんちくしょうの顔を思い浮かべながらやったら、腕の動きに体重の全てが乗り、快心の一撃!ああ楽しい。思わず笑みが出てしまった。わはは。爽快。 2本目のステップ台とダンベル、チューブを使うサーキット方式のエクササイズは、殺人的なキツさだった。筋トレのタフなこと!腕立て伏せ、スクワットの回数がハンパじゃない。ダンベルの上げ下げは途中で気分が悪くなりそうなほど多かった。なんだかこれから女子プロレスラーにデビューしそうな勢いである。 合計2時間たっぷりかけてマゾ的筋肉快感至福のひとときであった(ナンノコッチャ)。 携帯メールに気づいた。ジム仲間のR子さんからのお誘いで、近くの居酒屋にいるという。金曜の夜だし、ちょっと遊ぼうか。 風呂から上がると既に10時を回っていた。おやおや雨だ。傘がない。しょうがない、濡れて行くか。軒伝いにトボトボ歩いていると、深夜営業のカフェで貸切ライヴをやっているのが見えた。音が聞こえる。ガラス張りの手前がステージ。キーボードとギターのほかは女性ヴォーカルという構成だ。おや、これはリッキー・リー・ジョーンズの「カンパニー」じゃないの。私にも歌えそうだな。 I’ll be looking for company..... 仲間っていいな。居酒屋へ向かう途中でR子さんたちと合流し、住宅街の中の隠れ家バーへ。そこにはもうひと組知り合いのカップルが待っていて、カップル+カップル+私。カウンター席だったので、店のオーナー夫婦ともおしゃべりしながら、夜はずんずん更けていった。外は雨。穴倉のような店の中はいっそう心地よい。 ジャブ、ジャブ、ストレート。ウイットをひねって、スパイスを効かせて、満面の笑みを引き出す気の利いたセリフ。 激辛チキンカレーを食べながら、飲み物はビール、ビール、ビール。そして、ジンリッキー、マイヤーズロック、I・W・ハーパーのロック。まだまだイケそうだったが、これ以上割り勘勝ちしても悪いので。 穴倉は私の住処って感じ。なんて気分がいいのだろう。また今夜もどこかのバーへしけこみたいな。やっぱり渋谷か。それとも自由が丘。 長い長い1日だった。
2003年04月05日
おかげさまで一周年を迎えることができました。昨年の今日、このホームページを立ち上げたのでした。いまと同じ桜の季節。新しい出発を花吹雪に祝福されたようで浮き立った気分だったことを思い出しました。 今日から2年目に入り、また新たな気持ちで取り組んでいきたいと思います。 まあ、色々あった1年でしたが、後ろ髪を引かれるような苦い思いは振り切って、いつも前向きに胸を張ってずんずん進んで行きたいな。ときにスローペースになったり、立ち止まったりしてもいいけど、いつも希望の星を見つめて自分を信じていたいですね。 なんだか優等生答弁になってしまいましたが。 そんなふうに前向きな気持ちになれるのも、みなさまのお陰です。いつも見てくださってありがとうございます。もちろん、ときどきの方も、たま~にの方も、忘れないでいてくださって感謝しています。 ……………。 さて、金曜は仕上げの日。5時半から早起きして頑張っております。 頭を覚醒させるためにテレビをつけたら、こんな言葉が飛び込んできました。「お金に替えられないものがあることを、もっとみんながわきまえてほしいですね」 とは、献血の最高記録を達成した方の言葉。70歳になると年齢制限があって献血できなくなるため、誕生日を前に最後の記録更新をしたのでした。 ボランティアとは何かについて、最近、考えています。長年の実体験が伴っているこの方の言葉は、さすがに重みがありますね。ヒントになります。以下、毎日新聞の「雑記帳」より引用。献血回数日本一の69歳男性が最後の献血 ◇献血回数日本一の札幌市豊平区の無職、岡本光夫さん(69)が3日、同市内で最後の献血をした。誕生日の4日、厚生労働省令で「70歳」と決められた“献血定年”を迎える。◇岡本さんは旧拓銀に勤めていた30歳から献血を始めた。最近も2週間に1回、血しょうの成分献血を続け、この日が通算1054回目。◇赤十字血液センターから花束を受け取った岡本さんは「献血は回り回って家族のためにもなる。積極的に協力して」と、自分の志を受け継ぐ人の登場を待ちわびる。 私のHPと献血日本一のおじ様が同じお誕生日だなんて、光栄ですね。 もうひとつおまけに、最近読んだ『職業の倫理学』(田中朋弘著、丸善)の中から、ボランティアの本質について語っている部分をご紹介します。読みやすくするために原文とは違う箇所で改行します。 それは奉仕活動を媒介とした、根源的な人間関係の具現化である。つまり自分の交換である。 そしてこの活動において無償性が意味を持つのは、お金がいけないというよりは、お金を媒介にすることがこのような根源的な人間関係を希薄化し、ついには無化してしまう可能性を持つからではないだろうか。 なぜなら、お金という媒介物を間に挟めば、交換されるのはわたしではなく、お金だということになるからである。そうすると、他人にとって意味のある他人であるべきわたしが、誰でもよいことになってしまう。 その他人にとっての他人はあくまでもこのわたしでなくてはならないのだ。交換するのはお金ではなく、あくまでわたし自身でなければならない。 これから書く原稿は、治験に参加する医学ボランティアを育成し、治験の質の向上とスピードアップに取り組んできたある会社の会社案内です。長年、偏見をもたれてきたジャンルであるだけに表現が難しいのですが、なんとか頑張ってみよう。
2003年04月04日
最近、いつもポケットにデジカメを忍ばせている。花の季節だもの。 銀行へ行く途中、線路沿いの道に出ると土手が黄色く染まっていた。菜の花だ! 電鉄会社の人が世話をしているのかしら。井の頭線沿いの土手には、他にも色々な花が植えられている。梅雨時の紫陽花も美しい。東松原の駅が有名だ。 どんなに経済的に厳しい環境であっても、花を愛でる気持ちは失いたくないものだ。 積もり積もったン百万円の負債を清算し、ちょっと晴れ晴れとした気分。ようやく通帳から三角マークが消えたのだった。バブリーな生活よ、さようなら。目指すは清貧。 帰りは遠回りして、桜並木を歩くことにした。忙中閑あり、だ。 散る散る桜吹雪に心を洗われた。花びらがくるくる回って、せせらぎに吸い込まれていく。桜模様の薄い絹織物のようだ。 明鏡止水なーんて言葉があったっけ。澄んだ水面に私の心を映す。 あ!カエルがいた。
2003年04月03日
この寒さのおかげで桜が冷蔵保存されるから、週末の花見までもちそうだ……とは、毎年言っているセリフのような気がする。 今年はもう花見は終わっちゃったけれどね。 ひどく寒い1日だった。なんだか懐も寒いし、心も寒い。3月末日に入金するはずだった10万円が入らない。そのちっちゃな会社の社長に催促のfaxを送っても返事がない。寒い。 明日、銀行へ行って手当てしないと、クレジットのお金が落ちないからヤバイ。やれやれ。書かねばならない原稿が山積みなのに。時間が惜しい。 クレジットは貧乏の先送りって書いていたのは関川夏央さんだっけか。蓋し名言だ。なるべく使わないようにしようと思うのだけれど、なかなか抜けられない。これも一種の依存症だろう。 名古屋のほうで女性の連続通り魔事件が発生している。もし、本当に犯人が女性だとしたら、日本の犯罪史上初の女性シリアルキラーの登場ではないだろうか。 実は女装の男性が犯人じゃないかと私は怪しんでいる。赤い割烹着、赤い自転車、めがね、おかっぱ頭……どうもわざとらしい。 女性が後ろから同性の女性を狙うというのが腑に落ちない。 女性が殺人を犯すときには何か理由があるはずだ。憎しみ、嫉妬、逆恨み、復讐……それには、相手の顔を睨み付けなければならない。後ろから顔を見ずに殺したのでは、物語が完結しない。 だが、本当に犯人が女性だとしたら、これは戦慄すべき出来事だ。どのような心理がそこに働いているのだろう。 男性の奪い合いで女性が相手の女性を憎んだ挙句に殺すなら分かる。男性が女性を無差別に殺すのも過去に嫌になるほど例があるから分かる。だが、女性が女性を無差別に殺すのは理解できない。日本では前例を知らないし、想像がつかない。 背すじが寒い。ああ、本当に寒い日だ。
2003年04月02日
夫の介護に疲れたという70代の主婦からの相談が新聞に出ていた。「このままではどうなるか分かりません。どうすれば、自分の時間も作りながら、夫の介護に前向きになれるでしょうか」とのこと。 作家・出久根達郎さんの回答はなかなか見事だった。自分の母を介護した体験に基づき、介護日誌をつけてはいかがかと提案したのだ。「時刻と共に、できるだけ詳しく記します。しばらく続けますと、“病人の時間”というものが、見えてきます。これをもとにして、私ども介護者の行動を決めました。予定表を作ったのです。おかげで、わりあい自由に動き回ることができました」 その結果、彼がよかったと思ったことは……「行動計画を立てたことで、日々の空しさが無くなったのです。意識にも変化があり、介護させられているのではなく、介護している、と積極的になりました」 ううむ、すばらしいなあと思った。 私たちは仕事にせよ、介護や育児、家事にせよ、それを本当は自分で「選び取った」ものであったとしても、いつの間にか「やらされ感」を抱きがちだ。「やらされ感」でがんじがらめになっていると、自分は人生の奴隷になってしまう。 自分が自分の人生のボスとなるためには、「やらされ感」を捨てなくちゃダメだ。 自分が人生のボスになるか奴隷になるかは、自分しだいということではないだろうか。 なんだか相田みつを風というか武者小路実篤風というか。実は子どものころから「道徳詩」めいたものを書くのが得意だったのでした。めざせ!便所の神様。
2003年04月01日
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