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サン・ドーバン 1er Cru レ・フリオンヌ[2000]/ドゥメセ家でスティルワインを飲むのは、10日ぶりでした。外ではいくつかボトルでワインを飲みましたが、ワインがメインではない外食だと、ボトルがテーブルにないことが多く、わざわざエチケットを撮らせてくださいとも言えず……。エルヴェ・シャルロパンのロンジュロワとか、ピエール・フリックのシルヴァネールとかが美味しかった記憶があります^^家では、リピートのリーズナブルシャンパーニュとクレマンばかり。クレマンは、この2か月ほどで6地域ほど飲みましたが、当初の予想通り、特に銘柄を選ばなければ、ジュラとアルザスが美味しかったような気がしました。昨日は、いつもよりちょっと気温が低かったので、白を。最近?、ヌーヴェル・セレクションが扱い出した、白のバックヴィンテージをたくさん持っているらしいネゴシアンのワイン。これは新樽率30%だそうです。外観、あまりクリーンではない濃いめで、最初はちょっとシェリーが香ったのですが、飲んでみると真っ当に熟成していました。強めの酸、ちょっと栗や松の実系のミュール香。温度が上がってもダレませんでしたが、味わい的にはわずかにピーク越え? 要素が少な目でしたが、夏向きのシャブリにもよく似た古酒でした。
2017年07月31日
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ブルゴーニュ・ブラン[2014]/ドメーヌ・バシュレ・モノ塩を感じるミネラルがいい感じです。果実味はほどよくタイト。余韻はやや短め。要素もレジョナルなり?かもしれません。時間が経つと、ややバランスを崩した感があります。まあタイミングか、瓶差かもしれませんが……。辛口なことを書いてしまいましたが、値段を考えれば充分な質感で、今どきのボーヌのど真ん中の方向性であるように思えました^^
2017年07月21日
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トゥーレーヌ・ソーヴィニヨン[2015]/ピエール・オリヴィエ・ボノーム 日曜日、外房から早めに東京に戻り、夜、下北沢でライブ。先月、贔屓のシュリスペイロフ主催のライブで、初めて観たアート・シアター・ギルド(ATG)という若いバンド。ネットで検索しても、同名の映画関係のほうの情報ばかり出てくる、まだまだ知名度の低いバンドですが、当日は2枚目のEP発売記念のライブ。今回はシュリスペイロフがゲストで出ていて、たいへん満足度の高いライブでした。ATGは、初トリだったらしく、アンコールも初。予定外に多く演奏をしたのも、小さな会場ならではでした。初のPVも、なかなかカッコいいです^^終演後、いつものディア・ログへ。ライブ仲間はあい変わらず白を所望するので、冒頭のワインを。2015年でしたが、熟したアロマとすでにこなれた味わい。ビオロワールのソーヴィニヨン・ブランの典型的な味わいです。メインもあい変わらず、バベットステーキなので、私だけグラスで赤を。シャトー・ブースカッセの2011年。モンテュスより、こなれるのが早い気がします。いい意味でやや獣臭を感じる牛肉に、タナはぴったりでした。近々ではなくとも、さして遠くもなくなってきた老後、東京を離れて海のそばに定住するのもいいかも、とよく思ったりします。都会にしかないもので、昔だったら身の丈の範囲の美食というやつを手放せなかったかもですが、そこへの執着がどんどん薄れてきた気がします。かつて熱心だった落語や小劇場は、気が付くと行かなくて平気になっていますし、本、映画、ワインは、宅配やら配信やらで、まあ何とかありつけるので、そこはいい世の中になったなあと思います。ただ、ライブを観てビストロでワインを飲む、これだけは東京にいないと、なかなか味わえない悦びなので、ここへの執着はまだまだ長そうなので、当分は思い切れないかもしれません。
2017年07月20日
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金曜日の男子会の翌日、外房に。何しろ暑いので、日の高いうちから泡を。パイパー・エイドシックのベーシックなブリュットNV。正規のインポーター情報によると、日本向けのスタンダードはコレではなく、ワンランク上のキュヴェ・エッセンシャルに変わる模様です。しかし個人的には、先日飲んだエッセンシャルより、このブリュットのほうが好みです。エッセンシャルのほうが、瓶熟が長く、ドサージュも少ないようで、よりタイトな味わい。対してこのブリュットは、いい意味で鷹揚で、柔らかい味わい。ピノが多めの重たさも、クリスピーな香ばしさも上々で、今後は正規でないものを探して買うか、マグナムはこれからもこれと同じらしいので、置き場所に困るけどそちらにするか、と思いました。海を見ながら飲んでいたら、晩ごはんの時点では1/4ほどしか残っていなくて、珍しく家飲みで2本目。定番、ダニエル・バローのマコン・ヴェルジュソン・ラ・ロッシュ。2013年です。最近飲んだ、最新の2015年より瓶熟が進んでいたので、より美味しく感じました。熟成のスピードは早め。そのぶん熟成香と、マコンらしい熟したハーブのニュアンスが合わさったバロー香が出ていました。味わいもパイパー同様、丸みを帯びていて、いい感じ。ミネラルもきちんとあるのですが、ボーヌのように背骨がきちんとあるというよりは、イカではないですが、軟骨のようなミネラル感^^数あるマコネのワインの中で、やはりバロー、それもこのキュヴェが、やはりいちばん好ましく感じます。弛緩したキブンだったので、この2本がことさら美味しく感じたのかもしれません。
2017年07月19日
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自分にとって、オフの時間で楽しいことはいくつかありますが、グラン・クリュのレベルに思えることは、4つないし5つかな、と思ったりします。先週は金、土、日とそのうちの3つが連続した、よき週末となりました。金曜日、定例の4人での男子会。外で一緒にワインを飲むことは多くても、何だか妙に楽しいのがこの会で、ほかの3人がフランスに遊びに行っていた関係で、2か月半ぶりの開催でした。初訪問の嘉とうさん。バードコート出ということで、噛み応え十分の焼き鳥。いつもの個人的は好みは、もう少し身質が柔らかいタイプなのですが、こちらはこちらで十分美味しかったです。口開けは、Yさんのセレックの2010年。タイトな造りで、ノン・ドゼのブラン。ド・ブランかと思いましたが、黒白半々で、ドサ3グラムとのこと。Iさんは、「ムニエが入っている感じ」とコメント。さすが! 最近、ゆるくワインを飲んでいるので、ブラインド能力が落ちている自分を自覚。白は、私が持参したピエール・イヴ・コラン・モレのシャン・ガン2010年。最初は還元的でしたが、だんだんと開いていきました。先が楽しみな味わい。ピュリニィの中では、上位に列せられる一級畑ではありませんが、標高の高い畑らしく、酸のテンションがいい感じに夏向き。この造り手、個人的には長熟するのでは?と思います。ただ、個性があるかと言われれば、やや今どきの優等生的な味わいなのかもしれません。赤は2本。Sさんからのアルヌー・ラショーのレ・ショーム2009年は、VR一級らしいスパイス&バイオレットの香り。抽出しっかり目で、後半開いてきたので、じっくり1本飲んでみたいなと思いました。Iさんからの赤は、ヒントありありだったので、マルタン・ノブレには絞り込んでいましたが、エシェゾー1993年だとは思いませんでした。ネットで調べたら、このキュヴェの評判はかなり悪く、私も知り合いの店で長らく残っているのを知っていながら、スルーしていました。しかしながら、これはアタリのノブレ。この造り手の柔らかい抽出感と官能的な熟成香がよくバランスしていて、93らしいタンニンの出っ張りもなく、とても楽しめました。GCとしての大きさがあるかはともかく、よいニュイの熟成酒になっていました。ボトル差が大きいので、知り合いの店の在庫に手を出すかは、悩むところですが……。〆泡は、Yさんからのもう1本。エマニエル・ブロシェの新キュヴェ。セレックよりは柔らかく感じました。まあ個人的酒量の関係で、詳細を味わえず。来月は、外房にお招きする予定です。8月、目の前が海水浴場なので、海パン持参をお願いしました^^
2017年07月18日
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プイィ・フュイッセ・ヴィエイユ・ヴィーニュ[2013]/ドメーヌ・コルディエP&F濃いゴールド。厚みのある液体。外観から想像される酸化のニュアンスはなく、またギュファンス・エナンやテヴネのような、わかりやすい残糖感もありません。酸度は低めながらちゃんとあり、ミネラル感も相まって、新世界のシャルドネとは一線を画した味わいになっています。もちろんかといって、ボーヌのシャルドネともまったく違う、ある意味マコネ以外ではあまり見かけないタイプのシャルドネなのでは?と思ったりします。このたっぷり感を予想して開ければ、個人的にはかなり美味しく、楽しめるワインです。人を選びそうですが^^
2017年07月11日
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ジモネ・ゴネ・トラディション・ブリュット[NV]何しろ暑いので、予定を変更して泡に。コラン・モレではないですが、ジモネ、ゴネと泡の有名どころ?のダブルネーム。かなり新しめのレコルタンのようです。名前からシャルドネメインだと思い、そのつもりで飲んで、そんな味わいだと思ったりしたのですが、コレはピノ・ノワールと半々のようです。その割には腰高の味わいに感じました。ドサージュは不明ですが、そこそこ入っているように思えます。突出したところのない造り。美味しく飲めましたが、30度を超す日には、むしろプロセッコやカヴァのほうが飲みたくなります^^
2017年07月10日
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ブルゴーニュ・オート・コート・ド・ニュイ[2015]/ドメーヌ・ユドロ・バイエたとえばこのワインが、同じ価格のカリピノだったとしたら……。確かにこの濃さは新世界だけど、酸もあるし、かすかにミネラル感もあるし、けっこう旨い。いいの、見つけたかも。と思ったかもしれません。しかしながらブルゴーニュ。でも、2015年ももう何本目かなので、一口目で、甘く濃い印象でも、もうあまりがっかりはしません^^フレデリック・マニャンや昔のペロ・ミノのような、しっかり系の抽出感がありますが、きっと普通に絞って、この濃度になったのでしょう。しかしながら、先日のレジョナルと比べると、果実味にマスキングされながらもミネラル感もありますし、飲み進めると酸がけっこう出てきました。問題は、日本のさくらんぼの赤系果実ではなく、アメリカンチェリー系の赤黒い果実味をどう見るかで、今はその黒さを楽しみ、数年後にほどよく減衰することを期待する、という感じでしょうか?まあ今回は、予断というか心構えができていたので、この甘やかさを楽しめました。飲む前の気持ち次第??しかし2015年のデイリー本命は、やはり標高の高いところでしょうか? シャソルネイは特殊なので期待できませんが、サン・ロマンの赤なんていいかも?と思い、クリストフ・ビュイッソンとかアラン・グラの2015年をネットで探してみましたが、まだのようでしした。
2017年07月05日
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ジュヴレ・シャンベルタン[2013]/ルー・デュモン週末、外房で。村名、それもジュヴレと言われて、納得感のある味わい。軽き鉄っぽさとスパイス香。果実と酸の絡み方に、やや南半球のピノっぽさもあります。チャーミングな赤系果実は、時間が経っても大きくも小さくのならずに、味わいをキープ。なんとも中庸でやさしい味わいで、レストランのグラスワイン向きに思えました。この普通さが美点であり、逆に言えばコアなブルゴーニュ好きには、あまり響かない味わいなのかもしれません。
2017年07月03日
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