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ブルゴーニュ・アリゴテ[2015]/ドメーヌ・イヴ・ボワイエ・マルトノショップで見かけて、つい「ついで買い」をしてしまった白。早くに飲むと美味しい造り手でですが、酸化のスピードが早く、PMO率も高い気が……。ですが、そうでもないというブログ記事もあったりするので、自分との相性の問題とも思ったりもします。リリース間もなく飲むブルゴーニュ・ブランは、リーズナブルかつとても美味しいと思うのですが、すぐ売り切れるので最近は飲めていません。これも、「あれっ、残っている?」と思って手に取ったらアリゴテでした^^で、このワインですが、こんなに酸度の低いアリゴテは初体験。ブラインドなら品種を当てられそうもありません。他の要素が充実していて、相対的に酸を強く感じないアリゴテはあっても、それとも別方向。表現が拙いですが、薄甘い味わいで、改めてこのヴィンテージの過熟さを思いました。ただし、です。これまで飲んできた同じヴィンテージのシャルドネほど他の要素が充実していなく、軽い酒質のせいか、飲み飽きる前に飲み干してしまいました。この造り手のアリゴテとしても、たぶん例外的な味わいだと思います。面白い経験でした。
2017年10月31日
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ヴォルネイ・サントノ 1er Cru[2008]/ジョセフ・ドルーアン何とも微妙?な銘柄。ドルーアンの自社畑ではなく、ネゴスもの。ヴォルネイですが、端っこの1級。デュ・ミリューではなく、ただのサントノ。値段も安からず、高からず……。ネットで見つけ、「こういうの、食指が動く人は少ないんだろうなあ」と思っていたのですが、気が付くとクリックしていました。ドルーアンの中間銘柄は、あまり見かけないので。ですが、コレがなかなか素敵なワインだったのです。外観は、やや退色を始めた感がありましたが、おそらく抽出も強くないんだろうと思われます。樽はやや強めで、これが完全に溶けるのにはしばし時間が必要な気もしましたが、飲み進めるうちに、次第に果実味と重合し始め、最初あった軽い苦みが、甘く変化していきました。熟成香は初期的で、ジューシーな赤系果実と軽いなめし皮やスーボア、ミネラル感もほどよくあり、終始エレガントな、このアペラシオンらしい柔らかいワインでした。日本のブル好きには、ジャドやブシャールより、この軽い抽出のドルーアンのほうが受ける気がしました。
2017年10月30日
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シャブリ 1er Cru モン・ド・ミリュー[2010]/ジャン・コレ先日の泡はプティ・シャブリの延長線上で、ちょっと物足りなかったので、コレを抜栓。キリメリジャンをしっかり感じるミネラル感。しかし開けたてから愛想がよく、すでに飲み頃になっています。カリン系の黄柑橘に、軽い樹脂感、柔らかい酸にほどよき旨み。余韻もそこそこ長く、時間が経ってもダレないので、しばらく飲み頃は続きそうです。右岸の一級御三家、独断ですがフルショームがムルソー的で、モンテ・ド・トネールがピュリニィ的で、このモン・ド・ミリューがシャサーニュ的な気がします。フルショームのほうが重量感があり、またモンテ・ド・トネールのほうが少し酒質は大きめ、モン・ド・ミリューは彼らより柔らかく、近づきやすい印象。ジャン・コレのこのワインは、そのイメージに違わない味わいに思えました。
2017年10月27日
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フルーリー・エクストラ・ブリュット[2002]数週間前から、五十肩の症状が……。周りがなっていても、自分がなるとは想定していませんでした。痛い、です。さてフルーリー。リピートワインです。濃いめの外観に見合った、きれいな酸化熟成香。りんごの蜜やミュールに始まり、温度が上がってくると、アフターにピノのニュアンスが。ピノ80、シャルドネ20。ブラン・ド・ブランのように、モカや硝煙が香るわけではないのですが、ピノ多めのよき泡は、熟成すると赤い果実を感じられるのが好ましいです。いわゆ松竹梅の竹クラスなので、複雑性もほどほど。食中酒としても塩梅もよろしく、04も飲んでみたくなりました。
2017年10月24日
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クレマン・ド・ブルゴーニュ[NV]/ジル&ロマン・コレ個人的には最近のテロワールを大事にするRMのシャンパーニュ、特にドサージュレスなブラン・ド・ブランは、コスパが悪く感じてしまい、その手の味わいを欲する時には、シャブリを選んでしまいます。まあ泡がないのが物足りない時もあって、シャブリのクレマンを探していたのですが、意外に見つからないものですね。クレマンにする手間をかけなくても、ぶどうが捌けるということでしょうか?近所のチェーン系のイタリアンには、シモネ・フェーブルのクレマンがあるのですが、シャブリが本拠地でも、ピノ・ノワールも使っているようで、ブルゴーニュの他の地域と大差がない味わいに思えます。その点、昨夜のこのクレマンは、ジャン・コレの自社畑のシャルドネを100%使ったもの。ドメーヌと別名義なのは、クレマンを造る設備を持っていないため外部委託をしているからだそうです。インポーターの裏張りには、「まさにシャブリのスパークリング」と書かれていました。総合的には、なかなか悪くなかったです。ただし、あともう一歩!の部分も^^ミネラルのニュアンスは、ブルゴーニュのクレマンとしては独特かついい感じ。泡は粗めでドサージュもそこそこありそうですが、酸がわりあいしっかり締めています。熟した白桃系の柔らかい味わいがあり、さほどタイトではありません。そして残念なのは、フリンティなニュアンスが感じられないこと……。というのも、たぶんこれはキリメリジャンではなくポートランディアン土壌の土地、つまりシャブリというよりは、プティ・シャブリのアペラシオンのシャルドネから造られたクレマン。ですから、シャブリの泡というよりは、プティ・シャブリの泡なのだろうと思います。とはいえシモネ・フェーブルよりは、ずっとアペラシオンらしさを感じさせてくれますし、値段も穏当なので、リピートありかな?と思いました。
2017年10月19日
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シュヴィーユ・ド・フェール[2013]/レ・ヴァン・コンテロワールのコー、いわゆるマルベック100%。新世界のソレとはおよそ同じ品種とは思えません。フランボワーズ系の赤系果実の香りで、酸がしっかり主張していますが、この造り手らしい柔らかさは担保されています。何しろアルコール度数は、11%なので。根菜と合わせてみたら、非常によかったです。
2017年10月18日
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ジヴリー・クロ・ド・ラ・セルヴォワジーヌ・ルージュ[2009]/ドメーヌ・ジョブロある意味、ひと昔前の造り。除梗して、充分の熟した濃いめの果実味に、骨格を新樽で与えるスタイル。このアペラシオンにして、ブラインドならまずニュイと言いそうで、ちょっと前のクロード・デュガによく似た味わいです。2000年代前半のキング・オブ・コストパーマンスで、最新ヴィンテージでも1級にして、有名な造り手の広域より安いお値段。ようやくこなれ始め、特に抜栓してから2時間後からは本領を発揮しました。樽のスモーキーなニュアンスとカシス系の果実味が溶け込み始め、アフターの甘やかさが出てきました。ちょっとした野暮ったさも、ある意味いいアクセント。梗を残さないで樽でストラクチャーを与えるタイプ、どんどん減っている気もしますが、リリースしてすぐ飲むのでなければ、悪くないと思います。もちろん上手な造りの場合ですが^^
2017年10月16日
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代官山ワインサロンさんと、エスカルゴさんと、私の友人である料理研究家Hさんのお宅で会食。ネットのワインビジネスの話を伺いつつ、料理を堪能。4人で5本。2本も撮り忘れていました……。お二人には、「リーズナブル系のおすすめ。料理に寄り添う系」というテーマで持参していただきました。最初の泡から撮り忘れ。。。 代官山さんからリシャール・シュルランの2012年。長年贔屓の造り手ですが、このキュヴェの2012年は初。相変わらず抜群のバランスの泡。この値段のシャンパーニュでは、アタマひとつ抜けている気がします。とはいっても古いカテゴリーの方向性で、ハレでなくケのシャンパーニュの味わい。白は、私が持参しました。ビヨー・シモンのテット・ドール2014年。モンテ・ド・トネールのすぐ下の畑のキュヴェ。果実味に要素がマスキングされていないシャルドネが飲みたくて持参しました。よくできています。この造り手は、酸が鋭角的ではないので、寒い時期でも美味しいシャブリだと思います。ちなみにこの後、代官山さんが、店の商品ではないサンソニエールの白のバックヴィンテージも開けてくれました。ほどよ残糖感のあるシュナン・ブラン。シャブリとは対照的な白でした。エスカルゴさんは、スクリューキャップ。アタ・ランギのクリムゾンアセロラを思わせる赤系果実。ひさびさに飲みましたが、新世界にして酸の強さが実にほどよく、旧世界好きでも納得できる美味しさ!さらにHさんから〆シャンが。ジャクソンの739。ひとつ前のキュヴェ。瓶熟のおかげか、しっとりした美味しさ。あれこれごちそうになって、気が付くと12時を回っていました。
2017年10月12日
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サン・ヴェラン・レ・ポマール[2008]/ドメーヌ・マルティン・エ・ダニエル・バロー途中で飽きてしまい、最後まで飲み干せなかったバロー。サン・ヴェランの印象は、マコンほど軽くなく、プイィ・フイッセほど大きくなく、ヴィレ・クレッセより重たい。バローのサン・ヴェランは、アン・クレシュとコレの2種類ですが、決まってコチラのほうが重心が低い気がします。多少の瓶熟は、このワインの重さをさらに強めたようで、マコンに比べ、ミネラル感はマスキングされて、果実味はまだまだたっぷりでした。最近、2015年のブルゴーニュ・ブランが、私が飲んだものに限っていえば、いずれも「過ぎる」気がして、この方向の味わいに、食傷気味だったのかもしれません。なので、このワインが今飲んであまり美味しく感じないのは、2015年のせいなのかもしれません^^
2017年10月11日
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三茶にあった頃、何度も通ってみたお店が、少し業態を変えて六本木に移転。リーズナブルで、特に部位を6種食べ比べた牛肉が旨かったです。男子会マイナス1、プラス2。NYに行ってしまったSさん以外の3人に、外郭メンバー2人の5名で。泡は、Yさんからハンブルドン(写真撮り忘れ)。まずシャンパーニュとしか思えない、それも中心地区的な味わい。石灰のニュアンスがしっかり。ナイティンバーより(といっても以前の印象ですが)、美味しい気がしました。白は、私からの1本だけ。ブシャールの自社畑のジュヌヴリエール2002年。小さめのグラス、低い温度で始まったのが失敗でしたが、最後はマロングラッセが香ばしく香った佳酒に。ブシャールやフェブレのそれなり白のバックヴィンテージは、PMOに当たったことがないので、買い手リスクが少ない物件だと思うのですが、どうなんでしょうか?赤が3本。エルヴェ・シゴーのレ・フェ2008年。シゴーもレ・フェを持っていたんですね。みなさんシャンボールと(ちなみに私は外しました)。スタイリッシュな味わいで、確かにつややかなミネラル感が印象的。2本目は、デュガ・ピィはシャンポー2009年。誰も造り手とヴィンテージに行き渡らず。それほど愛想がよく、近づきやすい味わいでした。味わいも黒みが少なく、いますでに初期の飲む頃。充分な大きさがあり、将来も早めに飲むなら、暑いヴィンテージがいいのでしょうか?3本目は、ヴォギエ。2006年の村名。一同、一口目から「旨い!」。前2本と、酒質の大きさは同等以上。そして、充分に開いていて、余韻も十分に長く、酸とミネラルの伸びもいちばん。よくタイミングで飲んだようです。2次会で、ゴーディショへ。例の村名VR。ファブリス・マルタン・ノブレ2001年。外郭の一人が、ちょっと前に店の最後の1本を飲もうとしたところ、メンバー(私たち)が揃っていないでダメと言われ、取り置きをしていたとのことで。コレが大当たりでした。香りお化けの村名。すみれ、深いスパイス香、トリュフ、なめし皮に赤系と黒系がほどよく混じり合ったベリー香。熟成香がぷんぷんながら、果実味も充分。ただし、酒質の大きさや余韻は村名なりだったかもしれません。ただ、香りでもう満足の村名。最初と最後のボトルが、大当たり!で、間はまあ、へなちょこもありました。もしアタリだけだったら、ブル赤は熟成ものだけを飲んでいたいもんです。あまりに美味しくて、フェースタイムでNYのSさんを呼び出してしまいました^^調子に乗って、恵比寿横丁でコアメンバーで3次会。麻婆豆腐などなど。すっかり満腹になってしまいました。。。
2017年10月10日
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昨日は、シュリスペイロフのニューアルバム「聞えた」(きえた)の発売日。三軒茶屋のTUTAYAで、インストアライブ。何とCDは当日売り切れ!その後、三茶のモロッコ料理店。素直に前菜盛り合わせとメルゲスのクスクス。ワインも素直に、3人でモロッコ産の白・赤各1本。白は可もなく不可もなくでしたが、シラー主体の赤、タンデムというのが、メルゲスと相性がよく、非常によかったです。アラン・グライヨとのタンデムしたワインらしいのですが、あのクローズ・エルミタージュとはまた別趣の味わい。らしいスパイシーさは同じ方向性でしが、酒質の柔らかさと、意外な含み香の豊かさ。多少の瓶熟も寄与していた気がします。シュリスペイロフの新譜は、グッと素晴らしい1枚。名古屋と東京のワンマンのチケットを取りましたが、どちらも整理番号1番でした^^
2017年10月05日
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ブルゴーニュ・シャルドネ[2015]/エチエンヌ・ソゼ先月は、休肝日が8日ありました。ちょっと前までは2日あるかないかだったので、いいことのように思えるのですが、だからといって体調がいいとかがあるわけでもなく、むしろ飲んでいるほうがリズムがつくれている気がしないでもありません。おそらく味わいに対する感想も、飲み続けているほうが比較検証でくるので、勘違いが少ない気がするのですが……。で、ソゼの最新ヴィンテージの広域。たまたまデパ地下に行ったら、1本だけ残っていて、つい買ってしまったのですが、レジョナルながら瓶も重く太く、2015年とあって味わいも重たそうで目障りだったので、サッサと飲むことにしました。開けたては、「ソゼ、おもえもか……」と思えるような味わいに感じました。厚めの果実味が要素をマスキング気味で、開けたては名の知れたボルドー・ブランのよう。その意味では、ある種の高級感はありますが、昔より高くなったとはいえ、そのクラスのボルドー・ブランよりはお安いし、ルフレーヴよりは買いやすいですよね。後半、ようやくミネラル感が出てきましたが、塩っぽさは来ませんでした。少し塩辛い料理と合わせるといいかもしれません。ソゼの14年のレジョナルは、開けたてからミネラル感をしっかり感じた美酒で、村名はまだポテンシャルを飲む感じでした。昔から、いいヴィンテージは早い時期は下のクラスを飲むといいと言われますが、2015年のブル白に関してはどうなのかなあ?と思います。
2017年10月04日
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