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VdF ルージュ・ユンヌ・トランシュ・ド・パラディNV(2017)/フィリップ・ジャンボン・ジャンボン・セレクション バルモン、バタイユ、バルタイユ……。最近、ネットショップをやっているYさんがフィリップ・ジャンボンを飲んでいて、その価格を聞いてびっくり。その昔は、2,000円台のデイリーワインの範疇でした。そのうちその3倍くらいのスペシャル・キュヴェとかが出て、興味があって1本飲んでみて、美味しいけれどとても価格には見合わない、と思った記憶がありますが、今はそれ以上の値段で取り引きされているようです。このワインはデイリー価格ですが、本人のワインではなく、プロデュースもの。彼を慕う若手生産者のシリーズもののようで、本拠のボージョレ以外にも、南仏ものもあるようです。葡萄の生産者によって、ユンヌ・トランシュ以降の部分の言葉が違いますが、エチケット的にはそっくりです。今回のワインはレニエの生産者ということで、当然ガメイ1000%。このワイン、ずいぶん飲みやすいというのが第一印象。昔のジャンボン自身のワインは、いい意味でも陰鬱で抑制されたビオ味でしたが、これは健康的なビオガメイの味わい。初日は、果実の甘やかさが少し表に出過ぎたきらいがありましたが、翌日はほどよく引っ込み、酸ともバランスがよくなってきました。シンプルに美味しく、MC臭さもなく、かなり旨いボージョレです。何より本家の1/4くらいの値段なのが、真っ当です。Yさんからの情報によると、一部のブル系のビオ生産者のワインは高騰していて、ロックのところにいたヤン・ドリューとかも、キュヴェによっては6万くらいするんだそうです。あえて暴言を吐いてしまいますが、いったい誰が彼らを付け上がらせているのでしょうね^^
2019年02月27日
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ル・セットでワイン会。お店のワインが中心でしたが、私は1本持参しました。というのも、ひさびさに山本昭彦先生が、参加とのことだったので。先生は、要有料会員登録の記事ですが、このワインを持参していただきました。記事では、私があっさりとアルゼンチンのマルベックに辿り着いたことになっていますが、実際はだいぶ沈思黙考してしまいました。私は、1週間ほど前に、フレデリック・コサールのバックヴィンテージがワインショップにあったのを発見して入手したコレを。サヴィニィ村名の2011年。先生、あっさりと造り手とヴィンテージをご名答。NSGと思われたそうですが、まあすぐにそこまで迫れるとは!アルゼンチンのカテナは、濃いワインを敬遠するのはやはりもったいないなあと感じる1本。要素が多ければ、飲み飽きることはないだろうと思わせてくれました。家で飲むなら、抜栓して毎日1杯ずつ飲むと楽しそうです。コサールは、涼しい年のマイナーアペラシオンらしいタンニンの引っかかりがありましたが、コサール節は充分出ていたと思います。ちなみに先生のコメントは、野いちご、ブルーベリー、オレンジの皮、タンニンはきめ細かいがやや厳格さを残し、柔らかいテクスチャー、スケールは大きくないが、果実と酸のバランスがとれている。うまみとエキスが心地よく、伸びのあるフィニッシュ。こういうコメントは、一生無理ですね^^
2019年02月26日
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2月恒例の、ル・ブルギニオンの菊池シェフにお任せの会。毎回のお題ですが、だんだんと思いつかなくなり、苦し紛れに「ブルゴーニュの神髄」とお願いしてみました。白1本、赤2本。ラヴノーのレ・クロ2004年。デュガのグリオット1999年。ルーミエのボンヌ・マール1990年。という3本でした。「ブルゴーニュの神髄」でシャブリが出てくるところが「さすが!」と思ったのですが、デュガもそうですが、前回に「この先飲みたい」と呟いていたようでした^^で、レクロはやはりラヴノーの中でも、ひときわ構造が大きく、ハリのある印象です。典型的な栗のはちみつのニュアンスが顕著で、まずまず飲み頃と言ってもいいと思いました。デュガのグリオットは、恥ずかしながら初、でした。過去の経験で言えば、シャルム93より、村名03に近しく、それをスケールアップ&複雑にした印象。グリセリンが豊富で、ジャムのニュアンスも強く、いわゆる「濃いデュガ」でしたが、とりわけまさにグリオットの黒味と野性味が際立っていて、今はある意味否定的に言われていますが、ブルゴーニュの「複雑な力強さ」という一面を味わせてくれる1本でした。対する90年のルーミエは、言わずもがなのもう一つの側面、「複雑なエレガンス」を体現していた1本。前に飲んだ96と共通する面もありますが、あちらがヴィンテージ特有の「酸」を前面に感じたのに対して、こちらは誰が飲んでも感じる「ミネラル感」が出ていて、村を外すことはなさそうな味わい。しかし仔細に味わうと、そのミネラルの芯がミュジニィやアムルーズよりも太い印象で、やはり世間で言う「系統」の違いが味わえます。ルーミエの90は、ずいぶん昔に村名に感動した記憶がありますが、それに比してまだまだ熟成の途上の赤系果実ではありました。ボンヌマールは、長熟ですね。「ブルゴーニュの神髄」のある一面、堪能することができました。
2019年02月25日
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コート・デュ・ローヌ・ルージュ[2011]/オレゾンときどき、なぜか無性に飲みたくなる南ローヌブレンド。あまり複雑ではなく、軽めの味わいで。ギガルのコート・デュ・ローヌより果実の甘みが抑えられていて、ジコンダスほどスパイシー出はない感じで。で、シャーヴのモン・クールとコレを購入して、コチラから開けてみたら、期待していなかったこともあってか、存外に美味しく感じました。シンセティックコルクの1,000円ワインですが、パフォーマンスは倍以上かも。ほどよいスパイス感、何よりタンニンがなめらかでゴツゴツ感がありません。果実味もタイトでジャミーさがないのも好印象。ほどよい熟成感。甘みのある味つけのおかずと合わせると果実味がへこんでしまいますが、しょっぱいものと食べるとスパイス感が際立ち、いい感じでした。
2019年02月20日
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リシャール・シュルラン・カルト・ドール[NV]最近飲んだロワイエと同じく、ピノ多めのリーズナブルシャンパーニュ。たぶんいちばん本数を飲んでいる銘柄。ロワイエが飲み進めるにつれ、タイトに収斂していくのに比して、こちらは開放的に広がっていく井イメージ。最初は酸を強めに感じますが、だんだんと果実の甘味を感じられるようになります。変哲もない、と言ってしまったら身も蓋もないのですが、そのフツーさが個人的にツボな泡です。
2019年02月18日
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ブルゴーニュ・ルージュ[2015]/バンジャマン・ルルーヴィンテージの恩恵を受けた、ツヤツヤで健康的な果実味。梗までしっかり熟した感があって、この銘柄として史上最高の出来栄えに思えます。ルロワの優秀な下位互換的な味わい。もちろん陰影には乏しいのですが、飲んでいて陽気なキブンになれる1本。
2019年02月16日
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ブルゴーニュ・シャルドネ[2016]/シャントレーヴこの銘柄の2015年は、あのヴィンテージにしてタイトで美味しかったのですが、このヴィンテージはさらに細身になっていました。確かに、2015年のほうが美味しいと思う人が多そうです。15のほうが美味しいと思える、数少ないブル白のような気がします。例年に比べ、15はわずかに贅肉が付いていたのですが、その付き方も含めて好ましかった。16は、いつものある意味色気のないスタイルに戻り、シャブリを飲んでいるような錯覚もありました。それでいて、シャブリのような石灰のニュアンスがないので、美味しいのですが、シャブリ好きとしては、どこか物足りない部分もありました。
2019年02月15日
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ロワイエ・ブリュット[NV]ピノ多めのリーズナブルな泡の中では、リシャール・シュルランと並んで好きな銘柄。正月に飲んだロゼもよかったですが、スタンダードのコレも安定しています。この1本は、かなりセラーで寝ていたのですが、やや酒質は痩せた印象がありましたが、そのせいかPNの赤いニュアンスが顕著にあり、ちょいと赤ワイン的な美味しさもありました。手持ちがなくなってしまったので、買い足したいと思います。
2019年02月14日
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ニュイ・サンジョルジュ V.V.[2008]/ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨンシュヴィヨンの村名。旧エチケットの2008年です。初日は、やや無骨な印象。まずニュイサンといいそうな雰囲気で、赤も混じっていますが、やや黒優勢の味わい。2日目になると、酒質が少しスリムになった代わりに赤系が伸びてきて、チャーミングさが出てきましたが。同時に土っぽいニュアンスも強くなり、やはりニュイサン村名かな、という味わいでした。充分美味しい村名でしたが、下位の1級と少し差がある味わいかもしれません。
2019年02月12日
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シャブリ[2013]/フィリップ・シャルロパン・パリゾだいぶ前に一度、09を飲んでいました。ワイン福袋、Ukiさんの内容があまりにも毎年変わらなさそうだったので、今年はUmeさんに鞍替えしました。2セット、泡6本と白6本で。こちらはリクエスト制だったので、泡は「全部シャンパーニュで、スペシャルクラブ中心で」。白は「全部ブルゴーニュで、シャブリ系2本、コート・ド・ボーヌ系4本。2015年を除いた若めのヴィンテージで」とお願いしてみました。プレステージやGCというより、躊躇なく開けられるものを期待して。ブル白は、ムルソー、ピュリニィ、シャサーニュ、サン・トーバンが各1本でずべてプルミエで、シャブリは村名が2本。本当は、コート・ド・ボーヌは村名でもよく、シャブリはそれなりの1級や下位GCを期待していたのですが、後になってよくよくHPを見てみると、Umeさんのシャブリのラインナップはわりと貧弱でした。ブルゴーニュが主力の店なので、日本での、ワインに詳しい系の人々に間での、シャブリ不人気がよくわかります。で、そのうちの1本のコレ。前回と近しい印象を受けました。シャブリにしては鷹揚ですが、ウィリアム・フェーブルにも近しい、澱から来る旨みが多め。果実味もわりあいしっかり乗っています。エチケット見ないで飲んだほうが、「シンプルで旨いシャルドネ」だと、シンプルに感じたかもしれません。
2019年02月08日
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マルサネ・ロゼ・フルール・ド・ピノ[2013]/ドメーヌ・シルヴァン・パタイユ前回のワイン会の前日が、自身の誕生日。あれこれ考えましたが、ピンと来る飲みたいワインが思いつかず……。この曖昧な気持ちなら、白でも赤でも泡でもなくロゼだろうと、コレを。ロゼには、やや顔色が青ざめた赤ワイン風の味わいと、ポッと顔を赤らめた白ワイン風の二通りがある気がしますが、コレは後者。白ワイン的なロゼでした。果実味に対して、やや酸高。ピノの赤いニュアンスは隠れ気味で、時間が経ってもさほどふくらんでくれませんでした。リーリース当初は、もっと肉感的で獣性を帯びていて、ルーミエのロゼに伍する味わいだと絶賛した気がするのですが、瓶熟でたいぶ酒質が刈り込まれた印象です。このタイプのロゼ、もっと瓶熟させるとどうなるのでしょうか?早くも、1月が終わってしまいました。昨年、大幅に減少したワイン購入の反動か、先月は30本買ってしまいました……。ただそのほとんどすべてが、家でデイリーに消費するためのものたちですが^^
2019年02月05日
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先週土曜日、エクアトゥールで、6人でワイン会。東京の一部の予約困難店の昨今の傾向通り、最初に伺った昔より、コースの値段が2倍になってしまいました。ワインもそうですが、「需要と供給」のギャップと、提供する側の心構えによる現象。まああとは、消費者それぞれの価値判断、でしょうか。私を含めて、1月末から2月にかけて誕生日を迎える人が3人、しかもIさんはジャスト半世紀という節目でありました。1人1本持参。毎度ですが、順番はマダムお任せのブラインド。最初の泡が、サロン99。最初の一口で、解けきっていない高級ブラン・ド・ブランの味。サロンかな?と。グラスの中で、どんどん変わっていきました。10年後に、誰か飲ませて欲しい^^2本目は、レアもののアンリ・ジローのブラン・ド・ブラン。この造り手らしさもありましたが、白ぶどうだけだと、ゴージャスさの中にもタイトさも感じる味わい。唯一の白は、シモン・ビーズのコルシャル00。これもグラスの中で激変していきました。当初のタイトな柑橘から、最後はキャラメル香まで。ひさびさでしたが、いい白ですね!Yさんからは、なんと私のヴィンテージ! 63のモレサン村名。ニコラ系列の模様。悲惨と言われるマイヴィンテージですが、香ばしさ、ミネラル感、スパイシーさ満点で、しかも時間が経っても、味わいが落ちていかない逸品。南の品種、シラー系が入っている疑惑?アリですが、素晴らしい古酒でした。自分のヴィンテージは、ロマネ・サンヴィヴァン、ソーテルヌに次いで3度目ですが、マズイものに当たったことがなく、今回も大当たりで、感謝感激でした。Iさんからは、ルソーのベーズ04。Iさんをよく知る?自分として、この造り手、このアペラシオン、このヴィンテージに寄せることができました。04のブルゴーニュ赤の上位キュヴェは、いまとても飲み頃だと思います。共通するのは、かつて持っていた青いニュアンスを昇華させたようなニュアンスで、それが酒質に奥行きを与えてくれている気がします。もちろん失敗作もあるとは思いますが、いい感じのオフヴィンになりつつあるような予感がします。〆は、私が持参したアラン・ロベールの86レゼルヴのマグナム。鋼の酸と極上のミネラル。酸化に犯されていない熟成感。レゼルヴにしてこの強さなのは、マグナムゆえでしょうか? やはりブラン・ド・ブランは、熟成してこそですね。極上のシャンパーニュの1本だと思いますが、さきほどの「需要と供給」というテーマに立ち戻ると、今の値段は、個人的には「ない」と思います。一部の人気ワインやレストランの値段設定が、今後どうなっていくのか? 今後は体験ではなく、外野として見ていくことになるのだろうと思います。
2019年02月04日
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