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週末、いつものIさん、Yさんに加えて、ひさびさにお会いするNさん。3人とも、ワインスクールで「自然派」の講座を受講していて、その終了後に私が合流。スクール近くのエッセンス。1人1本持参で。テーマは、村名?しかしながら、まずは泡。Iさんお気に入りのサヴァール。ロゼは初でしたが、確かに強めの酸とミネラル感は、どのキュヴェも共通。色調は、何やらの眼よりも淡いくらいでした。Nさんは、ジャドのピュリニィ村名の2015年。盲点のようなポジションで、なかなか飲む機会が少ないのですが、ブラインドでアペラシオンとヴィンテージがわかるくらい、いい意味で教科書のような美味しさ。3人は、ビオ後だったこともあって、「白はやっぱりこういうのがいい!」と言っていました。オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ村名も決まって美味しいのですが、ジャドのこの銘柄の正確な味わい、よかったです!私はジャン・ラフェのシャンボールの2001年を。Yさんが、さらっとアペラシオンとヴィンテージをご名答。特徴が強めの造り手ですが、テロワールとヴィンテージは、きちんと描写しているんだなと感じました。熟成香と赤系果実の間から、ミネラルがやや強めに主張していました。村名なりの複雑性ですが、綺麗に熟成していました。Yさんは、先日に引き続きヤン・ドリューの連打。これは彼にとっての村名格だそうです。ラフェも旨みが強めなほうですが、コレはその3倍くらい? 先日の1erクラスに比べると、やや濁りを感じる味わいで、やや野味があります。湿ったニャアンスが顕著な赤系果実。ロックよりは独特の臭みは少なく、この造り手のほうが、一般受けがよさそうな味筋です。まあ、お値段が受けそうにない設定ですが^^
2019年04月22日
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ピノワール・ドゥ・ソワフ [2015]/レ・ヴァン・コンテ評価は高いようで、実際マセラシオン系のピノとして充分旨いのですが、レ・ヴァン・コンテのピノ・ドニス、コー(マルベック)、ガメイ系などと比べると、ややスキ?があるように感じます。スルリとした赤じそ風味のチャーミングさは典型的なロワールのビオ赤なのですが、ややアフターが綿菓子のようなゆるい甘さに流れるあたり、ドニスやコーのようにスパイスのアクセントが、ガメイのような酸の締りがあるほうが好みかな、とも思ってしまいます。おそらくピノを使っているという先入観に引っ張られている感想の気もしますが、乾きを癒す系の造りと品種が、ごく微妙にズレている気がします。
2019年04月17日
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ドメーヌ・レ・ロケ・ブラン[2015]/ジャン・マルク・ボワイヨ南といってもフランスの中ですが、北ではなく南ローヌのワインが最近美味しく感じるので、さらに下がった地域の、それも白を美味しく感じるかどうかをチェック。ルーサンヌは、ヴィオニエよりは好ましいと思うことがあり、たとえばゴビーの白とかは、下のクラスでもかなり旨いと思うのですが、これはやや勝手が違っていました。ブルゴーニュの生産者が、ラングドック・ルーションで造るデイリーです。オイリーで、樽はやや強めで、酸も控えめ。ムルソーを思わせるという惹句もありましたが、むしろ樽が酸をマスキングしたボルドー・ブランに近しい味わい。アフターの苦みはさほどありませんが、酸を伴わない南方系フルーツは、普通の家庭料理とはなかなか難しい。金沢風のたれカツと合わせてみましたが、正直ミスマッチでした。値段を考えると、なかなかハイレベルなワインなのですが、フムス系の豆料理とか、モロッコ風の洗練され過ぎていないクスクスとかだと、もっともっと美味しく飲めそうでした。
2019年04月05日
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南房総の送迎してくれるイタリアンで、いつもサービスを担当してくれていた方が、東京へ転身。ということで、新しい職場に、Iさん、Yさんと3人でお邪魔してきました。私が通っている病院にほど近いケトハレというお店。私も急患ではないので、夜にこの界隈に行くのは初めてでした。お店は、和洋の料理が両方食べられ、しかもどちらも至極真っ当に美味しかったです。ワイングラスもしっかりありました。Iさんから「ブル赤縛り」というお題が。最近の流れで、お二人が「ビオ」を持参することをほぼほぼ確信していたのですが、手持ちが……。探したら、飲んでいなかったフーリエのジュヴレV.V.の2007年があったのでコレを。ブラインドで1本目でしたが、わかりやすくフーリエでした^^お二人はニュイじゃないとしたらヴォルネイ?という意見でしたが、確かにシャンボールっぽい酸があるのですが、鉄っぽいニュアンスも。要素は村名なりでしたが、綺麗に熟成していて、ほぼほぼ飲み頃に思えました。赤系果実はややアーシーで、ほどよい旨み。ただ、意外に持ちがよく、後半には酒質の厚みが増してきたので、もうひとやまあるのかもしれません。2本目は、私はクロ・デ・コルヴェかと思ったのですが、Iさん持参の2008年のパカレ、ニュイサンジョルジュの1erでした。アペラシオンもあるのかもですが、個人的なパカレのイメージより、はるかにロック香がして、旨みも強め。土っぽさもあって、NSGらしさも充分。パカレも、よき熟成をすると、これだけ美味くなるんだ!と、意外に敬遠していた造り手で、手持ちは飲み干してしまってなかったのですが、見直しました(エラそうですね。反省……)。3本目、最近のやり取りから、ロックにいたヤン・ドリューだとはほぼほぼわかっていたのですが、これはオート・コートの2012年だそう。彼の中では、1級に値するキュヴェらしいです。お値段が高騰している造り手で、最近の一部の東京の鮨屋、和食店、フレンチのように「いい気になりやがって」(エラそうですね。反省……)、と思っていたのですが、今回の初飲みでびっくり! およそオート・コートというアペラシオンであるとは到底思えない酒質です。今回の3本の中では、熟成によるアドヴァンテージはありませんでしたが、複雑で要素がいちばんありました。いわばロックをより洗練させ、これは好みが分かれるところですが、力強さも増したワイン。旨み、酸、果実味の3要素のバランスもよく、この味わいの先には、かのマダムの背中も見えるかも?と思いました。こりゃ、今後も値上がりしそうです。まあ、今後の自分の守備範囲に収まることはなさそうなので、機会を見つけては、Yさんにおねだりすることになりそうです^^
2019年04月03日
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シャトー・クリュ・ゴダール[2016]/コート・デ・フランビオ系のシャトーですが、ボルドーは自然派的な造りをしても、ブルゴーニュほど「らしさ」が前面に出てこない気がします。2016年は、前年のものに比べると、やや青いニュアンスがありますが、食事と合わせるとさほど気になりません。メルロー多めらしく、タンニンは控えめ。軽い青~黒系の果実味に、クローブ系のスパイスとふんわりとした土や皮革のニュアンス。果実味が控えめなので、料理との相性は幅広く、魚介系でもOKだと思います。追記:1/3くらい残したものを5日後に飲んだところ、青みが消え、グッとバランスがよくなりました。中期には、綺麗に熟成していきそうです。
2019年04月01日
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