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今年購入したワインは、132本。昨年に続き、かなり減りました。手持ちの中で消費したのは、今夜の予定分を含めてちょうど150本。在庫減となりました。50を過ぎた時に料理に関して「美味しぎないほうが美味しい」という、アンビバレントなキブンになったのに続き、55を過ぎた今、同じような心持ちをワインに感じるようになった気がします。偉大なワインが美味しいのはもちろんわかるのですが、昔「おおっ!」だったのが、今「へ~」な飲後感になってしまいました。感性の鈍化?昔なら、たとえばブルゴーニュなら、レジョナルを飲んで美味しかったら村名、1er、余裕があったらGCと買い進んでいたのが、レジョナルが旨いと感じても、まあ同じものをリピートするか、買い増すのを忘れたりするようになりました。村名との差額を見て「だったらラバーを買うか」になってしまうのです。まあ、ワインの値段にげんなりしているのも大きいのですが^^ときどき「自分は何をしている時が楽しいんだろう?」と自問自答することがあるのですが、数年前までワインを買ったり飲んだりするのは、間違いなくベスト3に入るお楽しみだったのですが、今月、何となく数え上げてみたら、8番目くらいになっていました。まあ100本以上のワインを買って飲んでいるので、平均よりはワインに熱心なのだとは思うのですが……。ちなみに卓球のラケットは、めでたく20本を越え、いま2本ほど購入予定があります。ラバーは、試したいものが山ほど、です^^ 昔のワインとそっくりな楽しさです。グラスならぬラケットの面白さに熱が入っている状況です。グラス以上に差は大きく、ラバーとの組み合わせでまったく別の表情を見せるので、上手くなることは二の次で、いろいろ試したくなってしまうのです。ワインと違うところがあるのとすれば、「ハイスペックなものは使いこなせない」という点。ワインで例えると、実力がないとグランクリュが飲めない、というか。スポーツなので技量が上がらないと、いいものは身の丈に合わないわけで、そこはそこで面白かったりします。ワインに関しては、今年のベスト3とかを考えてみたのですが、ついに思いつかなくなってしまいました。特に印象的だったのは、このシャーヴのネゴスのモン・クールでした。昔から飲んでいた銘柄でしたが、ネゴスでもシラーのエルミタージュ系のほうが好みだったのですが、今は明らかにグルナッシュが入ったコチラを美味しく感じます。現時点で、個人的な3,000円以内で買えるベストワインです。その勢いで、ラングドック・ルーションに進んでみたら、これも美味しく感じる今日この頃。嗜好の変化も感じます。とはいえキャンティもローヌもロワールも、もちろんボルドー、ブルゴーニュも好きなので、来年もあれこれ飲むと思います。残りの時間を考えると、ブルシャンだけを飲んでいるわけにはいかない。そんな潜在意識があるのかもしれません。新しいものを見付け続けないと、老化が早まる怖さもあるわけで。来年も下がりながらも100本以上のワインを買い、それくらいは消費するのだと思います。中国とのGDPの差が広がっていく日本のような態ですが、まだしばらくはワイン大国ならぬ、ワインな人でいるような気がします^^例年以上に、とりとめのない文章になってしまいました。みなさま、どうかよいお年をお迎えください。
2019年12月31日
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レジョナルの赤も白も、ヴィンテージ問わず、安定的に美味しい気がするのがバンジャマン。マイクロ系でもリーズナブルだし。赤は何より、香りが好ましい。熟した全房のニュアンスがあって、この彼方先がルロワ? 黒系がない、赤系果実の集合体の香味です。要素はフツーですが。ラシーヌが長年扱っているキャンティ・クラシコ。ラシーヌは、どうやらミネラルにこだわりがあるようで、このキャンティも好ましい鉄のニュアンスと、赤ですがある種の硬水のニュアンスがあります。食中酒として考えると、白は村名シャブリ、赤はキャンティ・クラシコさえ飲んでいれば、さして不満を感じないのですが、赤のバンジャマンのような香りは、どきどき嗅ぎたくなってしまいます。料理をあまり選ばず寄りそうなのは、圧倒的にキャンティだと思うのですが。だんだん料理を美味しく食べるための手段としてのワイン、というキブンになっているので、そうなるとイタリアという選択肢は増えてきそうな気がします
2019年12月23日
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シャブリ[2017]/ジルベール・ピク贔屓の造り手。並シャブリ、ジョフロワもジャン・コレも好きなのですが、個人的にはピクは品位がワンランク上の気がします。このワインも、VVも区画名も付かないベーシックで、17ゆえか、初日はややサラリとした印書でしたが、翌日にはミネラル感が増し、そこに香ばしいニュアンスが加わり、ピクらしさがより出てきました。この手のシャブリがいいのは、料理を選ばないところだと感じます。ワインの味を生かすタイプはもちろん、ワインの味をマスキングしてしまう濃い肉料理やチャイナ系でも、喧嘩をせずに対応してくれる味わいなので重宝します。
2019年12月18日
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知り合いがオープンした代官山の洋食屋さんで。ワインは日本産のみだったので、飲んだことがなかったこの2本の白を。余白は、熊本の樽なしシャルドネ。Taoは、山梨の樽ありシャルドネ。旧世界と新世界のようで、好対照で面白かったです。感じたのは、どちらも果実味がシャバくないこと。アップデートしていない間に、世評通り、日本のワインのレベルは上がっているのですね。
2019年12月16日
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ジュヴレ・シャンベルタン 1er Cru ラヴォー・サンジャック[1997]/ドメーヌ・ルネ・ルクレールルネといえば、コンブ・オ・モワンヌとグリオットですが、ややマイナーなラヴォーを持ち込んでみました。最初は、けっこうカビ!なニュアンスが強く、どうなるやらと思いましたが、エアレーションで少しづつ振り切ることができ、メインの後のチーズの頃にはいい感じの鉄っぽいニュアンスが出てきて、結果オーライでした。ラヴォーらしく酸が強いのですが、控えめながらも赤系果実の数は豊富で、美味しく飲めました。お店には12月になると出稼ぎに来る、ビオソムリエさんがいるので、彼のためにもう1本持参。まだショサールが存命の頃のパタポン。10年寝かせた2006年。レアものですねと、喜んでくれました。短い人工コルク。当初の瑞々しさは失われ、真正のコルクと違って呼吸をしていなかたせいか、ややくぐもった味わい。しかし酸はしっかり綺麗でした。当然飲みきれないので、残りの翌日以降の味の変化の検証は、彼に任せました^^返礼でコレをごちそうになりました。ラディコンのマグナム。つまり1Lです。彼は最近、ヴィナイオータの太田さんと交流があるようで、貴重なバックヴィンテージとかも飲ませてもらい、ビオの熟成能力の高さを実感しているとのことです。この1Lは2011だそう。独特の肯定的な揮発のニュアンス。ビアンカーラもいいですが、やはりラディコンの世界もいいですね。これもハード系や青かびのチーズによく合いました。
2019年12月13日
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シノン・ルージュ・ベル・マチュリテ[2016]/ベアトリス・エ・パスカル・ランベールこれも1リットル。数日にかけて、ダラダラと飲みました。シノンのデクラッセ銘柄のようです。開けたてはロワールビオの香味全開で、土やきのこがふんだんに香っていました。日を追うごとに、香りはおとなしくなり、カベルネらしいタンニンが顔を出し始めます。しかしながらこのタンニンが別趣の味わいを添えてくれ、違った美味しさが感じられました。それもこれも、ぶどうに完熟感があり、フランの青臭さがみじんもないからなのでしょう。誤解を恐れずに言えば、この味筋のはるか彼方の先に、クロ・ルジャールがいるのだと思います^^
2019年12月10日
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アルザス・シニャチュール[2016]/ルネ・ミューレピノ ブラン、シルヴァネール、リースリング、ピノ グリ。このキュヴェは、17からはアッサンブラージュという名称が付加されたようです。1リットルは何日かに分けて飲むことが多いのですが、これも飛び飛びで1週間くらいかけて3回に分けて飲みました。1週間後はややへたり、平板な味わいにはなってしまいました。初日はピノ・ブランやピノ・グリ系を感じ、最後のほうはシルヴァネールを強く感じました。3日目あたりがリースリングが主張していて、個人的にはいちばん美味しい香味に思えました。
2019年12月05日
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一泊二日で、福井市まで蟹を食べに行きました。定例の4人で。メンバーのIさんの故郷であり、またYさんがワインを卸している日本料理屋さんがあるということで、そこで蟹尽くしを。詳細な画像は、いずれコチラにコチラアップされると思います。伺ったのは、みや崎さん。ひたすら蟹でしたが、みなさんが言うように、蟹だけで飽きずに美味しかったのは初体験でした。例によって、行きの新幹線からワイン。泡は、Sさんから。ブラインド、わかりませんでした。私はシュヴィヨンの村名08を。2本目ですが、1本目は堅い印象でした。信頼できるブロガーさん情報で、08のシュヴィヨンは強めの抽出とのことだったので、前日抜栓。そのかいあって、赤系果実が開いていました。お店では、サヴァールのロゼ。サヴァールといえばIさん。Yさんからラモネのブードリオット12。私もそうですが、最近の傾向のタイトな造りに飽きてきたというYさん。確かにラモネ、いまのキブンで飲むと、極めて美味しいですね! 私はピュリニィと間違えましたが、確かにシャサーニュらしい鷹揚さもありました。さらにYさんからコレも。ラヤスのリーズナブルライン。ビオらしいグルナッシュ。柔らかくて、蟹にも合いました。福井の日本酒もいろいろ飲み、中には入手困難な銘柄もあったのですが、猫に小判、美味しかったことしかわかりませんでした。まあ昔はワインもそうだったわけですが^^福井では蟹以外にも、念願のソースカツ丼、これまた念願の焼き鳥の秋吉の本店(蟹の二次会だったので、半分ZZZでしたが…)、おろし蕎麦をはしごで2軒と、例によって食べ過ぎました。帰りの新幹線でも泡と赤を飲んだのですが、私はこれまた画像撮り忘れ……(アゲインのサヴァールとコサール)。このあたりもIさんのブログにアップされるハズです^^
2019年12月02日
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