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ジュヴレ・シャンベルタン 1er Cru コンブ・オ・モワンヌ[1994]/ドメーヌ・ルネ・ルクレール 先週末、くるりのライブ。 区分で言えばJ-POP、オルタナ系なのでしょうが、楽曲の範囲は広く、フォーク、プログレ、ダンスミュージュックから演歌調まで。いまバンドとして一つの円熟期を迎えたように思います。 そのまま週末もくるりを聴くつもりでしたが、若い知り合いに教えられたEveというアーティストに急にはまり。。。 ハチ~米津系のアーティストで、BumpやRADを、今風にさらに狭くした、非常にワンパターンの曲だらけなのですが、耳に付いたら離れないアップテンポ&練り込まれた歌詞で、ここ3日ほどヘビーローテーションで、耳から離せなくなってしまいました。 幅が狭いのですが、血が湧く系です。 もし今の時代に学生だったら、この系統ばかり聴きまくって、さらにアニオタになって、アイドルより二次元好きの方向で、三次元で接する異性は、同じカテゴリーにいる腐女子だけだったように思えます。 それはそれで楽しいかも。。。 などと妄想していた週明けでしたが、夜は一転、クラシックな造り手を持ち込みで。 当日ハンドキャリーで、開けたては濁っていました^^ ジュヴレの鉄っぽさと旨み。果実味はほどほどですが、ギリギリいい具合の酸化で、まずまず美味しく飲めました。 94は、84&04と通じる、陰性の美味しさがあるように思えます。
2019年05月28日
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マシエリ[2016]/ラ・ビアンカーラロッソ・デル・パラッツィーノ[2015]/イル・パラッツィーノ週末、卓球と大橋トリオのライブ。トリオのライブはホールで、立たなくていいスタイルなので嬉しいと思っていたら、昔と違って、けっこうスタンディング。膝、痛みます^^ワインは、なんとなくイタリアの白と赤を。定番の造り手ですが、ビアンカーラはサッサイア、パラッツィーノはキャンティ・クラシコのアルジェリーナをよく飲むのですが、ダウン志向(?)で、どちらも下のキュヴェにしてみました。マシエリは、サッサイアに比べるとややシャバイ印象ですが、最新ではなく1年以上寝かせた16なので、リリース直後に見られるちょっとしたエグさがなくなり、丸みを帯びた味わいに。尖っていない岩清水の味わいに、旨みのバックグラウンド。パラッツィーノは、開けたてはタンニンの引っかかりはやや強めですが、小粒系赤系果実はチャーミングで、後半は味が開き、どんどん美味しくなっていきました。どちらも個人的には白・赤の普段飲みの10指に入りますが、やや偏在した個性があるので、ひんぱんにリピートするとやや飽きるかもしれません。でも、思い出したようにひさびさに飲むと、しみじみ旨いなあと思うデイリー銘柄です。
2019年05月20日
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ブルゴーニュ・ルージュ[2015]/ドメーヌ・ルネ・ルクレール現状、人気があるとは言えない造り手かもしれません。マット・クレーマーはわりと高い評価をしていましたが、著名な評論家の評価は決して高くなく、それも納得できる、やや古めかしく、やや野暮ったい造りかもしれません。しかしそのおかげで、値段も古典的。古めのヴィンテージを複数本買った時に、併せて新しいヴィンテージのコレも買ってみました。15にしては、少しぎこちなさが残る味わいで、タンニンのわすかな引っかかりが気になりますが、そのバランスの悪さも、ジュヴレっぽい方向性で、素直な赤系のチャーミングさがあり、飲み進めると、少しこなれてきたので、珍しく1本飲み干してしまいました。代替わりしたようなのですが、印象は昔のまま。それはそれで、悪くない気がします。
2019年05月15日
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プイィ・フュメ・クロ・ジョアンヌ・ドリオン[2012]/ ドメーヌ・ジットンコート・ドールに、ホワイトアスパラガスを食べに。いつもは泡を1本ですが、お店からグラスシャンパーニュを供していただいたので、白をボトルで。古酒は何度が飲んだことがるジットン。ちょい熟の12年があったので、王道の合わせで。前菜の鱒にも、主菜の仔牛にもよく合いました。ミュールやポワール香。キンメリジャン土壌のようですが、ミネラル感は全面には出ていなくて、サンセールより酒質は太めに感じます。古酒も美味しいですが、料理と合わせるならこれくらいの熟成がいい感じです。シェフは69歳になったそうです。その昔、インタビューをさせてもらったことがあるのですが、もう30年以上前のことになります。斉須さんの料理は、引き算の美学だと思っていたのですが、最近、ほどよい足し算も感じられて、相変わらずスゴイなあと思います。
2019年05月13日
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最近、腕時計をまったくしなくなりました。 まあ、時間は他の方法で確かめられるようになったので不便がなくなったことが大きいと思うのですが、遡ること20年前は、時計に夢中でした。 松山猛のエッセイに触発されて、アンティークのオメガ、ロレックスに始まり、チューダー、ゼニスと来て、フランク・ミューラー、ランゲ&ゾーネ。もちろん短期では入手できないので、少しずつ時間をかけて増やしていきました。 幸い精巧な複雑時計よりも、シンプルな盤面が好みで、高級ブランドの中でもスタンダードキュヴェ好きの傾向だったので、まだ入手しやすいほうでした。 しかし何がきっかけだったかわからないのですが、ある時ふっと高級時計を嵌めているのが、何だか気恥しくなりました。身の丈に合わないというか……。そしてその後、スウォッチにのめり込む時期を迎えます。 ちょっとした理由づけごとに入手し、たとえば免税店に寄ったら必ず1つ買う、と決めていました。今はまったく使わなくなってしまいましたが、50は優に超える数が残っています。 その時代も含めて、時計に対する興味が薄れたひとつのきっかけは、空き巣に入られたことかもしれません。 高級時計は根こそぎ持っていかれました。実はその後、フランクとランゲは、正規に買ったので販売店に個別番号が残っており、両方とも質屋に持ち込まれて発見され、手元に戻って来たのですが、アンティークはダメでした。ちなみにスウォッチはすべて無事でした。 すでに滅多に嵌めなくなっていたとはいえ、自分の過去の一部分を剥ぎ取られたようで、当時はショックだった記憶があります。 ただまあ、モノに執着してもしょうがないという気持ちは、一時的に持ったのかもしれません。 ひるがえってワインはと言うと、時計よりはるかに長い執着をしている分野なのですが、スウォッチ期を通過しつつ、もしかして無時計になるかもと想像したり、いやさすがにそれはないだろうと思ったりしております。なんやかんやで今年も60本くらいは買っていますし。 ただ食事と一緒で、「美味しすぎないほうが美味しい」というパラドキシカルな心持ちになっているのは事実で、そういう意味では、ほどよい造り手の赤と白のACブルゴーニュなどは、家飲みではまさにピタリと来るところなのですが、価格がどうもピタリと来ないので、ビオだったり、他を探しているのだと思います。 先日のルーミエも、近所で3,000円以下で売っていて、しかもすぐに売れなかったなと思ったりもしますが、その時代がまた巡って来ないことだけは確実ですよね。 冒頭の白と赤も、近所のスーパーに常備してあるもので、何本かアタリを付けて飲んだ中で、ベターだと感じて、ハウスワインにしようと思った2本なのですが、3回ほどリピートしたら、ちょいと飽きてしまいました。まだしもアルザスやロワール、もう少し南方フランスのビオのほうが、飲み飽きしません。 でも親しいワイン仲間と飲むのは、変わらずとても楽しい時間です。ただ、ブログ名の「眠くなる」がますます昂進して……。そのうちウルトラマンのように、3分しか活動できなくなるかもしれません。 そんな意味では、嵌っている卓球は時計やワインと同じく、情報を渉猟しながら用具を集める、そして使うという楽しみがあり、しかも運動するのでカラダにもいい。まさに!と思ったのですが……。 最近、どうも膝が痛むのです。 アルコールもさほど飲めず、さらに運動も熱心にできなくなるとは! まさに想定外の令和の自身ですが、きっと本日の夜から始まる卓球のネットショップのセールでは、また何枚かのラバーを買ってしまう予感がします。 松山猛に『知の粥と思惟の茶』というエッセイ集があるのですが、その終わりのほうに、「ウパニシャッドの教えは単純明快。欲望を感じたものは、すべて実践しちゃいなさい。そのうち飽きるから」という趣旨の文章があり、今の半分以下の年齢だった頃、「そうか!」と膝を叩いたことが、その後の時計、食、ワイン、卓球、その他もろもろの活動に繋がっているのだと思います。すっかり「癖」になってしまっていると、言えるのかもしれません。 その実践の結果の今、あまり後悔はないとはいえ、どこかにこの先の不安を感じる自分がいたりします。 あの時、膝を叩いてしまったので、今になって痛み出したのかもしれません^^
2019年05月10日
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フィリップ・ゴネ・エクストラ・ブリュット[NV]いったん帰京後、連休後半に再び外房に向かったら、大渋滞に嵌り……。疲れたカラダに、チョイスを失敗したシャンパーニュ。暑さもあって、ブラン・ド・ブランのエクストラ・ブリュット。むしろドサージュ多めのタイプのほうが、おいしく感じたかもしれません。タイトですが、ぶどうの素性のよさは感じました。ゴネはけっこういくつかに分家して造っているみたいですね。TPOに失敗しましたが、ワインに罪はありません。
2019年05月07日
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連休中のワイン。 外房の家飲みで、バンジャマンのブラン。二年ほどぶりに飲んだ2012は、いい感じに熟成が進んでいました。やや重心は下ですが、さらにもう少し持ちそう。 pinot_noirさんが上京中とのことで、千葉帰りに二次会に合流。恵比寿の会員制のワインバーに連れて行っていただきました。 ロックは2013、シュヴィヨンのカイユは2004、そしてラスイチのルーミエレジョナルは2002! 白眉はなんと言ってもルーミエ。シャンボール村名越えの酸とミネラル、旨み。熟した果実味と熟成香。充実の3ピースバンド。 翌日、手巻き寿司に呼ばれたので、シャブリを持参。ピクの2017。かなりのワインの手練れに「美味しい!」とお褒めの言葉。 ピクを知らなかったそうで、喜ばれました。ヴィンテージの恩恵と、この造り手ならではの、ほどよきタイトさ。何より酢飯によく合いました
2019年05月02日
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