8 時半起床.
天気がいいので散歩に出かけた.
陽の光に当たって気持ちがいい.
少し長めの距離を歩いたので体もけっこう温まってくる.
ところが, 体が温まってくるのとは反対に, 気分が低調になってきた.
理由はわからないが, 自分に対する罪悪感が出てきて少しずつ強くなる.
そのうちに過去の記憶の端々が頭にぽつりぽつりと浮かび始める.
誰かの言葉だったり表情だったり.
フラッシュバックと言うほどの強烈なものではない.
しかし, こういう小さな記憶の断片から, 自分は多くの人に取り返しの付かない迷惑を与えてきた人間の屑だといった思考に辿り着いて動けなくなるほど苦しくなっていく.
そして死んでお詫びをしなければ, とか一生をかけて償わなければとか追い詰められてしまうのだ.
現実の問題としては, そういうことは確かにあっただろうが実質的に終わったことでもある.
今から当時 (小学生の頃から 2 年程前まで) の関係者に自分が何かをして償うことも不可能だし, そのことで失った人間関係も今ではもうどうにもならない.
それを念頭に置いた上で, これからの自分の在り方に目を向ける以外に自分にはやれることはない.
このような次第で散歩から帰って頓服を飲んで午後まで寝込んだ.
目が覚めて枕元の時計を見ると午後 3 時過ぎだった.
頓服の効き目か気分は落ち着いている.
午前中と比べるとすでに寒くなっている.
読書と絵と数学だけは気力を出してやった.
夕食は納豆とご飯と白菜漬け.
2016年12月13日
何とか復活
10 時起床.
まだ鬱が苦しいが起きられる程度には治まった.
散歩を兼ねて買い出しに出る.
スーパーで大根, ほうれん草, 豆腐, ブロッコリー, 鶏肉, 牛乳など買う.
買い物中から鬱が苦しくなり, 帰宅してそのまま寝込んでしまった.
ひたすら布団にくるまって休む.
夕方, 頓服を飲んだら少し元気が出たので踏ん張ってシャワーを浴びる.
そうしたら幸いにも気分が上向いた.
昨日できなかった読書・絵・数学をやる.
あまり集中はできなかったが, 今はとりあえず日々続ける力を身に付けたい.
昨日の鬱について.
自分は駄目だという思いや罪悪感に苦しめられ, 自暴自棄になりそうだった.
本当に鬱がひどい時には寝ることしかできず, 自暴自棄になりそうなパワーなど出ない.
そういう意味では, 自暴自棄になれるくらいのメンタルのパワーが付いてきたとも言える.
心の体力はゆっくりとだが回復してきているのだ.
ただ, そのパワーをまだ自分で制御できそうにない.
本当に自暴自棄になったり, 馬鹿な行為に及んでしまう危うさがある.
しばらく気を付ける.
夕食は湯豆腐, 納豆とご飯, 白菜漬け.
まだ鬱が苦しいが起きられる程度には治まった.
散歩を兼ねて買い出しに出る.
スーパーで大根, ほうれん草, 豆腐, ブロッコリー, 鶏肉, 牛乳など買う.
買い物中から鬱が苦しくなり, 帰宅してそのまま寝込んでしまった.
ひたすら布団にくるまって休む.
夕方, 頓服を飲んだら少し元気が出たので踏ん張ってシャワーを浴びる.
そうしたら幸いにも気分が上向いた.
昨日できなかった読書・絵・数学をやる.
あまり集中はできなかったが, 今はとりあえず日々続ける力を身に付けたい.
昨日の鬱について.
自分は駄目だという思いや罪悪感に苦しめられ, 自暴自棄になりそうだった.
本当に鬱がひどい時には寝ることしかできず, 自暴自棄になりそうなパワーなど出ない.
そういう意味では, 自暴自棄になれるくらいのメンタルのパワーが付いてきたとも言える.
心の体力はゆっくりとだが回復してきているのだ.
ただ, そのパワーをまだ自分で制御できそうにない.
本当に自暴自棄になったり, 馬鹿な行為に及んでしまう危うさがある.
しばらく気を付ける.
夕食は湯豆腐, 納豆とご飯, 白菜漬け.
2016年12月12日
2016年12月11日
体調不良: 夕方まで寝込む
朝から鬱が苦しくて動けない.
灰色の靄が頭の中に立ち込めているいつもの感じ.
頭も体も重い.
ひたすら休む.
午後 4 時過ぎにやっと起き上がれたが体が重くて動くのが億劫である.
毎日続けようとしている読書・絵・数学はできる範囲でやった.
鬱のためか十分に考えること, 集中することができない.
何をやったかが自分でもはっきりと把握できない.
多分明日同じところをまたやり直す.
夕食はご飯と納豆と小松菜お浸しと白菜漬け.
灰色の靄が頭の中に立ち込めているいつもの感じ.
頭も体も重い.
ひたすら休む.
午後 4 時過ぎにやっと起き上がれたが体が重くて動くのが億劫である.
毎日続けようとしている読書・絵・数学はできる範囲でやった.
鬱のためか十分に考えること, 集中することができない.
何をやったかが自分でもはっきりと把握できない.
多分明日同じところをまたやり直す.
夕食はご飯と納豆と小松菜お浸しと白菜漬け.
2016年12月10日
読書・絵・数学: ちょっと良かった
寝込んでしまって, ようやく午後起き上がることができた.
起きて本を読んだ.
読んでいるのは Susan Cain の『Quiet』という本で, 内向的なひとや内向性をテーマに, その可能性や現代という時代の中での意味などを様々な視点から描いた内容になっている.
極端に内向的な人間である自分にとって, 非常に興味が持てる内容で実際に面白い.
この数日読んでいるのはハーバードビジネススクール (以下 HBS) やその周辺に焦点を当てた章.
「話す (talk)」ことのできない人間はすでに HBS では落ちこぼれである.
話すことを通じて, 徹底的に議論を行い, 自分の考えを主張し, 人を惹き付け, そして迅速に的確に決断する.
それができる者が現代の社会におけるリーダーとなる.
内気な人間の入り込む余地は無い.
学力云々以前に, 自分にはその場にいることすら不可能な世界だと思って凹んだ.
ところで, 今日読んだ箇所は...
HBS スタイルの外交的なリーダーが強力であることの一方で, 次のような事実もまた成り立っている.
リーダーに必須なのはカリスマ性や偉大なスピーチを行う能力ではない. 実際に配下の人たちが自ら進んで動けるような構造 (組織・体制・責任の範囲などだろう) を作り上げるための「静かに考える」力が重要な資質である.
これを具体例をいくつか挙げて説明している.
その流れで Rosa Parks という女性が取り上げられる節まで読んだ.
この女性はキング牧師が導いた合衆国公民権運動において極めて重要な役割を担ったことで知られている.
当時のメディアからあまり大きく取り扱われはしなかったし, 公に目立つことも少なかったが, 彼女は静かに闘った.
盛り上がりそうな一歩手前でページを閉じた.
引きが強い場面で中断しておくと, 明日になって多少体調が悪くても本を開きやすいと思う.
(なお, 本書『Quiet』自体, Rosa Parks がバス内で白人に席を譲るのを拒否したエピソードで始まっている.)
次に絵を描いた.
白雪姫の絵.
鉛筆で細部に手を入れていたが, 今日は少し色を付けてみた.
その結果として, 今のところ楳図かずおの描く恐怖に叫ぶ少女のような白雪姫になっている.
予想もしない結果になった.
不気味な絵だ.
しかしまあいい.
これが自分の画力だな.
最後に数学をやる.
『Toposes, Triples and Theories』の練習問題.
射圏 (arrow category) が圏になることの証明が昨日で完成したと思っていたのだが, 実は間違っていた.
$\mathscr{C}$ を任意の圏としたとき, その射の集まり $\text{Ar}(\mathscr{C})$ に圏の構造を入れることができる.
練習問題の記述ではその方法を与えた後, これによって $\text{Ar}(\mathscr{C})$ が実際に圏になることを示せとなっている.
その方法の中の, 射圏における射の定義の理解が不完全だった.
最初におかしいと思った時には, 本書の圏の定義の記述を何回か読み直した.
時間はかかったが, 結局のところ自分の圏の定義に関する理解が足りなかったとわかった.
わかって良かった.
練習問題をやっていると, こういうことに気が付くからいい.
明日, もう一度やり直してみる.
うまく行ったらこのブログに結果を書くつもりだがどうなるか...
今日は散歩中に体調を崩すという予定外の事態で始まった一日だったが, 読書・絵・数学についてはちょっと良かったと思う.
起きて本を読んだ.
読んでいるのは Susan Cain の『Quiet』という本で, 内向的なひとや内向性をテーマに, その可能性や現代という時代の中での意味などを様々な視点から描いた内容になっている.
極端に内向的な人間である自分にとって, 非常に興味が持てる内容で実際に面白い.
この数日読んでいるのはハーバードビジネススクール (以下 HBS) やその周辺に焦点を当てた章.
「話す (talk)」ことのできない人間はすでに HBS では落ちこぼれである.
話すことを通じて, 徹底的に議論を行い, 自分の考えを主張し, 人を惹き付け, そして迅速に的確に決断する.
それができる者が現代の社会におけるリーダーとなる.
内気な人間の入り込む余地は無い.
学力云々以前に, 自分にはその場にいることすら不可能な世界だと思って凹んだ.
ところで, 今日読んだ箇所は...
HBS スタイルの外交的なリーダーが強力であることの一方で, 次のような事実もまた成り立っている.
リーダーに必須なのはカリスマ性や偉大なスピーチを行う能力ではない. 実際に配下の人たちが自ら進んで動けるような構造 (組織・体制・責任の範囲などだろう) を作り上げるための「静かに考える」力が重要な資質である.
これを具体例をいくつか挙げて説明している.
その流れで Rosa Parks という女性が取り上げられる節まで読んだ.
この女性はキング牧師が導いた合衆国公民権運動において極めて重要な役割を担ったことで知られている.
当時のメディアからあまり大きく取り扱われはしなかったし, 公に目立つことも少なかったが, 彼女は静かに闘った.
盛り上がりそうな一歩手前でページを閉じた.
引きが強い場面で中断しておくと, 明日になって多少体調が悪くても本を開きやすいと思う.
(なお, 本書『Quiet』自体, Rosa Parks がバス内で白人に席を譲るのを拒否したエピソードで始まっている.)
次に絵を描いた.
白雪姫の絵.
鉛筆で細部に手を入れていたが, 今日は少し色を付けてみた.
その結果として, 今のところ楳図かずおの描く恐怖に叫ぶ少女のような白雪姫になっている.
予想もしない結果になった.
不気味な絵だ.
しかしまあいい.
これが自分の画力だな.
最後に数学をやる.
『Toposes, Triples and Theories』の練習問題.
射圏 (arrow category) が圏になることの証明が昨日で完成したと思っていたのだが, 実は間違っていた.
$\mathscr{C}$ を任意の圏としたとき, その射の集まり $\text{Ar}(\mathscr{C})$ に圏の構造を入れることができる.
練習問題の記述ではその方法を与えた後, これによって $\text{Ar}(\mathscr{C})$ が実際に圏になることを示せとなっている.
その方法の中の, 射圏における射の定義の理解が不完全だった.
最初におかしいと思った時には, 本書の圏の定義の記述を何回か読み直した.
時間はかかったが, 結局のところ自分の圏の定義に関する理解が足りなかったとわかった.
わかって良かった.
練習問題をやっていると, こういうことに気が付くからいい.
明日, もう一度やり直してみる.
うまく行ったらこのブログに結果を書くつもりだがどうなるか...
今日は散歩中に体調を崩すという予定外の事態で始まった一日だったが, 読書・絵・数学についてはちょっと良かったと思う.
2016年12月09日
作業療法: 体調不良の中, 絵を描く
7 時半起床.
やや鬱が苦しい.
とりあえず弁当を作った.
いつもの海苔弁.
ソーセージを焼いたのとキャベツのスパイス炒め, 目玉焼き, べったら漬けをのせる.
出かけることを考えると緊張で動悸が速くなり苦しい.
頓服を飲む.
アトリエに着いてからも軽い鬱状態が続いている.
自分は駄目だとか卑下するような考えに捕われてしまう.
気分が低調なので, 疲れないようにゆっくりと絵を描く.
どうしてこんな絵を描こうと思ったのかわからないが, 白雪姫と七人の小人の絵だ.
白雪姫の絵はまだ鉛筆で手を入れている段階. 今日はかなり進んだ.
小人の絵は色塗りの段階.
今一つ思ったようにならない.
そのうち描き始めて 1 時間くらいして, ようやく鬱から解き放たれて絵に集中できるようになった.
お昼.
弁当のソーセージが美味しい.
安売りしていた粗挽きソーセージを炒めたものだがいける.
この次買い出しに行った時も安く売っていてくれないかな.
午後もひたすら絵を描く.
まだまだ未完成.
家で細かいところを仕上げていこうと思う.
絵を描いている間は気分が昂っていた.
自分にしては珍しく楽しいなあ, などと思っていたほどである.
行き帰りの電車の中で本を読み, 帰宅して 1 時間数学をやった.
射圏 (arrow category) が実際に圏の定義を満たしていることの証明.
一応できたので, 次に捩れ射圏 (twisted arrow category) が圏であることの証明に進む.
読書・絵・数学はとりあえず続いている.
これはいいことだ.
しかし夕食をとっている最中からまた微妙な鬱に陥ってきた.
なぜだかわからないが今はこういう体調なのだ.
考えると, 寝込むほどではない鬱の期間がもう 10 日か 2 週間くらい続いている.
悪い方に振れないように, 無理せず.
やや鬱が苦しい.
とりあえず弁当を作った.
いつもの海苔弁.
ソーセージを焼いたのとキャベツのスパイス炒め, 目玉焼き, べったら漬けをのせる.
出かけることを考えると緊張で動悸が速くなり苦しい.
頓服を飲む.
アトリエに着いてからも軽い鬱状態が続いている.
自分は駄目だとか卑下するような考えに捕われてしまう.
気分が低調なので, 疲れないようにゆっくりと絵を描く.
どうしてこんな絵を描こうと思ったのかわからないが, 白雪姫と七人の小人の絵だ.
白雪姫の絵はまだ鉛筆で手を入れている段階. 今日はかなり進んだ.
小人の絵は色塗りの段階.
今一つ思ったようにならない.
そのうち描き始めて 1 時間くらいして, ようやく鬱から解き放たれて絵に集中できるようになった.
お昼.
弁当のソーセージが美味しい.
安売りしていた粗挽きソーセージを炒めたものだがいける.
この次買い出しに行った時も安く売っていてくれないかな.
午後もひたすら絵を描く.
まだまだ未完成.
家で細かいところを仕上げていこうと思う.
絵を描いている間は気分が昂っていた.
自分にしては珍しく楽しいなあ, などと思っていたほどである.
行き帰りの電車の中で本を読み, 帰宅して 1 時間数学をやった.
射圏 (arrow category) が実際に圏の定義を満たしていることの証明.
一応できたので, 次に捩れ射圏 (twisted arrow category) が圏であることの証明に進む.
読書・絵・数学はとりあえず続いている.
これはいいことだ.
しかし夕食をとっている最中からまた微妙な鬱に陥ってきた.
なぜだかわからないが今はこういう体調なのだ.
考えると, 寝込むほどではない鬱の期間がもう 10 日か 2 週間くらい続いている.
悪い方に振れないように, 無理せず.
2016年12月08日
2016年12月07日
診察と認知療法: PSW さんと主治医のことも少し
8 時半起床.
早めの昼食をとってクリニックに向かう.
認知療法をやってから診察を受ける日である.
最初に認知療法.
PSW さんから読書・絵・数学を日々の習慣にしようとしているのはとても良いと言ってもらえた.
そういう習慣が身に付けば, それは社会との繋がりを保つこととも結び付いてくるとのこと.
PSW さんから見た自分は精神的なものを大切にするひとらしいので, 読書や絵や数学といった自身の内面と深く関われる行為に興味を持って続けていけるのはいい, と.
PSW さんは理学部化学科を出て, それから精神医療の道へと進んだかたである.
一緒に話していて, 理知の人であると同時に行動力の人であると強烈に感じる.
数学や物理についての造詣も深い.
以前, 数学と絵をやっている間だけは鬱の苦しみから解放されるということをおずおずと伝えたことがある.
その時には「あなたには絵も数学も素晴らしいと思いますよ. どちらも非常に美しいという点で共通していますね」と答えてくれた.
何だか嬉しかったのを覚えている.
今日はその他にもいろいろ話した.
PSW さんには家族や友人にも話せないこと (自分の醜い部分のこととか) でも話せるのがいい.
そういった苦しいことも今日は話した.
話すことで救われることは確かにある.
次に診察.
待ち合い室で 1 時間半待った.
順番が回ってきて, 主治医に午前中の鬱は治まってきたが対人恐怖は相変わらずであることを相談した.
鬱については良い方に向かっていますね, と.
対人恐怖についてはとにかく無理をしないでゆっくり休んでください, と言われた.
外出が辛くて正直なところ部屋に籠もって一人で静かにしているのが一番楽だし落ち着くんです, と伝えてみた.
そうしたら「そういう時は無理をして外に出なくていいです。気持ちが穏やかになるまで部屋に籠もっていていい」と言われた.
引き籠もることも治癒に繋がるのか.
少し安心した.
診察室を出る直前にも「本当に無理はいけないよ。自然に任せましょう」と繰り返された.
主治医の医師は最初の頃は知識が豊富な反面, やや冷たくて事務的という印象を持っていた. 苦手なタイプだ.
けれども長く付き合ううち, 患者のことを真摯に考えてくれていることに気付いて今ではいい関係を保てている.
この先生は, 鬱は休めば必ず回復する. 薬はそれを補助して体調を安定に保つものという立場を変わらず持っている気がする.
先生自身がそう言ったわけではないから本当のところはわからないのだが.
鬱病に罹患しているひとは, 第一に休むこと・それから適切な薬を指示通りに服用すること・そして太陽の光を浴びること.
この 3 つは 10 年間に渡って何度か繰り返し強調された.
新しい薬の効果や副作用についてもきちんとフォローしている.
効果が高く副作用が少ないという理由で SSRI, SNRI (※) という薬が注目され始めた時 (2003 年頃?) には説明をしてくれた.
研究を怠らない医師でなければこんなことは言えないじゃないかと思った.
(その後, SSRI, SNRI の効果検証が進み, 単純に凄い薬とは言えないみたいになっているらしいが, 現在自分はどちらも服用している. 今のところ問題は起こっていない)
そんな姿に触れていくうちに, 医師への信頼が生まれていった.
医師との相性は大切なものである.
それにしても, 鬱も対人恐怖も, 焦ってもどうにもならないんだな.
※: 以下の説明は素人である自分がにわか勉強した結果を書いたものなので, 単純に信じずできれば自分でも確認してください. すみません.
SSRI ── 選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (Selective Serotonin Reuptake Inhibitors):
シナプスにより分泌される脳内活動を活発にする神経伝達物質であるセロトニンが脳内に十分量存在し続けるようにする効果を持ちます.
鬱病のひとはせっかくシナプスで分泌されたセロトニンがしばらくすると再びシナプスに吸収されてしまうため脳内に行き渡らなくなり, 結果として脳内活動を活発にする作用を十分に果たせず気分低下や思考力低下の症状が現れることとなります. SSRI はこのセロトニンの再吸収を抑制する作用を持ちます.
すると分泌されたセロトニンの再吸収による減少を防げるので, セロトニンの脳内活動を活発にする作用が有効になり鬱状態を改善させる働きを生じさせます.
なぜ鬱病だとセロトニンがシナプスに再吸収されてしまうのかは, 調べたのですがわかりませんでした.
SNRI ── セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬 (Serotonin-Norepinephrine Reuptake Inhibitors):
上記の SSRI の説明における「セロトニン」の部分を「セロトニン・ノルアドレナリン」に置き換えれば SNRI の説明になります. ノルアドレナリンも脳内活動を活発にする神経伝達物質です.
早めの昼食をとってクリニックに向かう.
認知療法をやってから診察を受ける日である.
最初に認知療法.
PSW さんから読書・絵・数学を日々の習慣にしようとしているのはとても良いと言ってもらえた.
そういう習慣が身に付けば, それは社会との繋がりを保つこととも結び付いてくるとのこと.
PSW さんから見た自分は精神的なものを大切にするひとらしいので, 読書や絵や数学といった自身の内面と深く関われる行為に興味を持って続けていけるのはいい, と.
PSW さんは理学部化学科を出て, それから精神医療の道へと進んだかたである.
一緒に話していて, 理知の人であると同時に行動力の人であると強烈に感じる.
数学や物理についての造詣も深い.
以前, 数学と絵をやっている間だけは鬱の苦しみから解放されるということをおずおずと伝えたことがある.
その時には「あなたには絵も数学も素晴らしいと思いますよ. どちらも非常に美しいという点で共通していますね」と答えてくれた.
何だか嬉しかったのを覚えている.
今日はその他にもいろいろ話した.
PSW さんには家族や友人にも話せないこと (自分の醜い部分のこととか) でも話せるのがいい.
そういった苦しいことも今日は話した.
話すことで救われることは確かにある.
次に診察.
待ち合い室で 1 時間半待った.
順番が回ってきて, 主治医に午前中の鬱は治まってきたが対人恐怖は相変わらずであることを相談した.
鬱については良い方に向かっていますね, と.
対人恐怖についてはとにかく無理をしないでゆっくり休んでください, と言われた.
外出が辛くて正直なところ部屋に籠もって一人で静かにしているのが一番楽だし落ち着くんです, と伝えてみた.
そうしたら「そういう時は無理をして外に出なくていいです。気持ちが穏やかになるまで部屋に籠もっていていい」と言われた.
引き籠もることも治癒に繋がるのか.
少し安心した.
診察室を出る直前にも「本当に無理はいけないよ。自然に任せましょう」と繰り返された.
主治医の医師は最初の頃は知識が豊富な反面, やや冷たくて事務的という印象を持っていた. 苦手なタイプだ.
けれども長く付き合ううち, 患者のことを真摯に考えてくれていることに気付いて今ではいい関係を保てている.
この先生は, 鬱は休めば必ず回復する. 薬はそれを補助して体調を安定に保つものという立場を変わらず持っている気がする.
先生自身がそう言ったわけではないから本当のところはわからないのだが.
鬱病に罹患しているひとは, 第一に休むこと・それから適切な薬を指示通りに服用すること・そして太陽の光を浴びること.
この 3 つは 10 年間に渡って何度か繰り返し強調された.
新しい薬の効果や副作用についてもきちんとフォローしている.
効果が高く副作用が少ないという理由で SSRI, SNRI (※) という薬が注目され始めた時 (2003 年頃?) には説明をしてくれた.
研究を怠らない医師でなければこんなことは言えないじゃないかと思った.
(その後, SSRI, SNRI の効果検証が進み, 単純に凄い薬とは言えないみたいになっているらしいが, 現在自分はどちらも服用している. 今のところ問題は起こっていない)
そんな姿に触れていくうちに, 医師への信頼が生まれていった.
医師との相性は大切なものである.
それにしても, 鬱も対人恐怖も, 焦ってもどうにもならないんだな.
※: 以下の説明は素人である自分がにわか勉強した結果を書いたものなので, 単純に信じずできれば自分でも確認してください. すみません.
SSRI ── 選択的セロトニン再取り込み阻害薬 (Selective Serotonin Reuptake Inhibitors):
シナプスにより分泌される脳内活動を活発にする神経伝達物質であるセロトニンが脳内に十分量存在し続けるようにする効果を持ちます.
鬱病のひとはせっかくシナプスで分泌されたセロトニンがしばらくすると再びシナプスに吸収されてしまうため脳内に行き渡らなくなり, 結果として脳内活動を活発にする作用を十分に果たせず気分低下や思考力低下の症状が現れることとなります. SSRI はこのセロトニンの再吸収を抑制する作用を持ちます.
すると分泌されたセロトニンの再吸収による減少を防げるので, セロトニンの脳内活動を活発にする作用が有効になり鬱状態を改善させる働きを生じさせます.
なぜ鬱病だとセロトニンがシナプスに再吸収されてしまうのかは, 調べたのですがわかりませんでした.
SNRI ── セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬 (Serotonin-Norepinephrine Reuptake Inhibitors):
上記の SSRI の説明における「セロトニン」の部分を「セロトニン・ノルアドレナリン」に置き換えれば SNRI の説明になります. ノルアドレナリンも脳内活動を活発にする神経伝達物質です.
2016年12月06日
動き出すためのスイッチを見つけたい
11 時起床.
鬱はそんなにひどくない.
しかし疲労感と無気力感が強く何もやる気が起きない.
散歩に出かけるのもだるい.
天気はいいので, とりあえずアパートの周りを一周して外の光だけは浴びた.
部屋に戻って読書をしたが半ページも読み進めずに飽きてしまい本を閉じた.
状態としてあまり良くない.
昼食は卵かけご飯.
午後もだるくてずっとダラダラしていたが, 夕方になってから絵と数学を少しやった.
数学は今日から新しい練習問題に取りかかる.
射圏 (arrow category) と捩れ射圏 (twisted arrow category) の定義が与えられて, これらが実際に圏になっていることを証明せよという問題. 細かいところをおろそかにせず丁寧に証明を完成させたい. 何だかわくわくする.
絵は昨日決めた構図に細かく描き込んでいくつもりだったのが, 急に気が変わって並行して描いているもう一枚の絵への色付けをやった.
白雪姫の絵と七人の小人の絵の 2 枚を同時に進めているのだ.
いい歳をしてこんなテーマの絵を, と思わないでもないが...
小さい時に祖母と観たディズニー映画の『白雪姫』の印象が現在も強烈で, ふとそれを絵に描いてみたくなったのである.
昨日構図が決まったのは白雪姫の絵の方で, まだ鉛筆で描いている段階.
今日色を塗ったのは先に描き始めた七人の小人の絵の方. 細かく色付けしていくことになると思う.
疲労感と無気力感が強い時でも絵と数学は始めてしまえばのめりこめる.
まだ望むような深い集中状態に至ることはできない.
これが現在の自分の体調の限界だ.
けれどもかなりの程度没頭できるのは良い.
これらに入り込むためのスイッチを見つけられれば, 鬱との付き合い方を一つ見つけられたと言えるのではないか.
昨日はシャワーを浴びることがそれだった.
今日は数杯のコーヒーと頓服だった.
きっと他にもあるのだろう.
昼間より元気になったので夕食はカマスの干物を焼いた. あと納豆とべったら漬けとご飯.
鬱はそんなにひどくない.
しかし疲労感と無気力感が強く何もやる気が起きない.
散歩に出かけるのもだるい.
天気はいいので, とりあえずアパートの周りを一周して外の光だけは浴びた.
部屋に戻って読書をしたが半ページも読み進めずに飽きてしまい本を閉じた.
状態としてあまり良くない.
昼食は卵かけご飯.
午後もだるくてずっとダラダラしていたが, 夕方になってから絵と数学を少しやった.
数学は今日から新しい練習問題に取りかかる.
射圏 (arrow category) と捩れ射圏 (twisted arrow category) の定義が与えられて, これらが実際に圏になっていることを証明せよという問題. 細かいところをおろそかにせず丁寧に証明を完成させたい. 何だかわくわくする.
絵は昨日決めた構図に細かく描き込んでいくつもりだったのが, 急に気が変わって並行して描いているもう一枚の絵への色付けをやった.
白雪姫の絵と七人の小人の絵の 2 枚を同時に進めているのだ.
いい歳をしてこんなテーマの絵を, と思わないでもないが...
小さい時に祖母と観たディズニー映画の『白雪姫』の印象が現在も強烈で, ふとそれを絵に描いてみたくなったのである.
昨日構図が決まったのは白雪姫の絵の方で, まだ鉛筆で描いている段階.
今日色を塗ったのは先に描き始めた七人の小人の絵の方. 細かく色付けしていくことになると思う.
疲労感と無気力感が強い時でも絵と数学は始めてしまえばのめりこめる.
まだ望むような深い集中状態に至ることはできない.
これが現在の自分の体調の限界だ.
けれどもかなりの程度没頭できるのは良い.
これらに入り込むためのスイッチを見つけられれば, 鬱との付き合い方を一つ見つけられたと言えるのではないか.
昨日はシャワーを浴びることがそれだった.
今日は数杯のコーヒーと頓服だった.
きっと他にもあるのだろう.
昼間より元気になったので夕食はカマスの干物を焼いた. あと納豆とべったら漬けとご飯.
2016年12月05日
読書, 絵, 数学: 日々の習慣にしたいが...
8 時半起床.
散歩をする.
天気が良く, 陽の光が気持ちいい.
帰宅して昼まで読書.
昼食は近所のスーパーで買ったかき揚げでかき揚げうどん.
食べている最中から抑鬱感が強くなってくる.
また昼からの鬱だ...
深呼吸したりして何とか体調を整えようとしたが駄目で寝込んでしまう.
布団に潜る前に頓服を飲む.
ひたすら寝て午後 4 時, 夕方の薬を飲むために布団から起き上がる.
鬱が治まっていない.
自分ができそこないの人間だという意識から抜け出せない.
体も重く, 呼吸をするのも面倒に感じる.
このまま休もうかと思ったが, 何とか絵と数学をちょっとでもやりたい.
作業療法のアトリエの作品展で感じた, 継続ということの強さへの憧れが頭の中にある.
あんな強さが自分も欲しい.
現在の体調だと, 絵にしても数学にしてもいきなりやるのは無理だ.
気分転換にシャワーを浴びた.
幸い効果があってやや気分が上がった.
良かった.
少しだけ絵を描いた.
鉛筆での下描きをやったが全体の構図はできた.
明日から細かい部分を描き込んでいける.
それから少しだけ数学をやった.
圏論の練習問題の証明のチェックを行う.
何とか考えを集中させて, 最終的にこの証明で問題が無いことを確認.
やっと一つの練習問題が終わった.
ずいぶん日数がかかってしまったが嬉しい.
明日から次の練習問題に取りかかる.
とりあえずは米田の補題を理解するための地力を付けることが目標である.
読書も絵も数学も, 日々こんな僅かな時間しかやらずに継続していると言えるのかどうか.
それを深く考え始めると気持ちが萎えてしまう.
だから今は自分に引きこもって自己満足で済ませていいと思い込んでおく.
もう食事をする体力が無いし, そもそも食欲が無い.
布団に入って休むことにする.
散歩をする.
天気が良く, 陽の光が気持ちいい.
帰宅して昼まで読書.
昼食は近所のスーパーで買ったかき揚げでかき揚げうどん.
食べている最中から抑鬱感が強くなってくる.
また昼からの鬱だ...
深呼吸したりして何とか体調を整えようとしたが駄目で寝込んでしまう.
布団に潜る前に頓服を飲む.
ひたすら寝て午後 4 時, 夕方の薬を飲むために布団から起き上がる.
鬱が治まっていない.
自分ができそこないの人間だという意識から抜け出せない.
体も重く, 呼吸をするのも面倒に感じる.
このまま休もうかと思ったが, 何とか絵と数学をちょっとでもやりたい.
作業療法のアトリエの作品展で感じた, 継続ということの強さへの憧れが頭の中にある.
あんな強さが自分も欲しい.
現在の体調だと, 絵にしても数学にしてもいきなりやるのは無理だ.
気分転換にシャワーを浴びた.
幸い効果があってやや気分が上がった.
良かった.
少しだけ絵を描いた.
鉛筆での下描きをやったが全体の構図はできた.
明日から細かい部分を描き込んでいける.
それから少しだけ数学をやった.
圏論の練習問題の証明のチェックを行う.
何とか考えを集中させて, 最終的にこの証明で問題が無いことを確認.
やっと一つの練習問題が終わった.
ずいぶん日数がかかってしまったが嬉しい.
明日から次の練習問題に取りかかる.
とりあえずは米田の補題を理解するための地力を付けることが目標である.
読書も絵も数学も, 日々こんな僅かな時間しかやらずに継続していると言えるのかどうか.
それを深く考え始めると気持ちが萎えてしまう.
だから今は自分に引きこもって自己満足で済ませていいと思い込んでおく.
もう食事をする体力が無いし, そもそも食欲が無い.
布団に入って休むことにする.