「ナイロンとフロロどちらを使うか?」「何号(太さ)もラインを使えば良いのか?」「長さはどれくらいとれば良いのか?」など、リーダーについて悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、PEラインとリーダーのバランスについて考えてみたいと思います。
PEラインとリーダー
現代のルアーフィッシングでは “PEラインは必須”。
そして、PEラインを使うなら “ショックリーダー”が必要になってきます。
ショックリーダーの必要性
ショックリーダーはPEラインの デメリットを解消するために必要 になります。
PEラインは根ズレに弱いため、岩やコンクリートなどにあたると傷つきやすい、切れやすい特徴があります。
また、PEラインは表面が滑りやすいので、結び目が弱く、力が加わった際にすっぽ抜けてしまうことがあります。
これらのデメリットを解消するために、ナイロンラインやフロロラインをリーダーとして結束します。
PEラインとリーダーのバランス
PEラインと切っても切り離せないのがリーダーです。
PEラインとリーダーのバランスを「なんとなく」で決めてしまう方も多いのではないでしょうか?
強度のバランス、長さのバランス、でPEラインとリーダーのバランスを考えてみたいと思います。
PEラインとリーダーのバランスは号数ではなく、ポンド(lb)数を目安にします。
強度を揃えたセッティング
基本的な組み合わせで、PEラインとリーダーの 強度を揃えた セッティングです。
「PEラインの18ポンドを使うなら、リーダーも18ポンドにする」といった具合。
結束強度が高く、ラインの強度をフル活用することが可能。
デメリットとしては、ノット(結束)が甘かったり、PEラインのダメージがあると、根掛かりを外す際にPEラインから高切れすることが多いです。
PEラインの強度を上げる
リーダーよりもPEラインの方が強い セッティングです。
「PEラインは20ポンドを使い、リーダーは16ポンドにする」みたいな感じです。
PEラインの方が強くなるので、根掛かりした際にリーダーとルアーの結び目から切れてくれます。
そのため、リーダーを組み直す必要がなくなります。
引きがそんなに強くない魚や、根掛かりが多い釣りで使われる。特にエギングなどでよく使われます。
リーダーの強度を上げる
PEラインよりもリーダーの方が強い 組み合わせです。
例としては、「12ポンドのPEラインに、16ポンドのリーダーを組み合わせる」みたいな感じです。
これのメリットは、リーダーが太いことによりスレに強くなります。
ただ、根掛かりした際はPEラインから切れるため、リーダーを再結束する必要があること。
なので、根掛かりが少ない釣りや、歯の鋭い魚を狙うときにおすすめです。
長さのバランス
PEラインが海底の起伏や足下のコンクリートなどに スレないような長さが基本になります。
大体1〜2メートルぐらい。
キャスト時のトラブルを減らすため、キャストの際にリーダーの結び目がガイドに引っかからないように、ガイド内に入らないような長さにする。
テトラ帯での釣りや、磯釣り、船釣りのときは長めにとる。
PEラインが太いと?
太いPEラインを使うと、リーダーとの結束が締まりにくくなります。
摩擦系ノットのFGノットで結束したときに、PEに対してリーダーが細すぎると綺麗に締まらないことが多いです。
逆に、PEに対してリーダーが太すぎても結びにくいです。
結びやすさの目安は、PEの号数×3〜4倍ぐらい。
バランスを使い分ける
PEラインとリーダーを組むときに、したい釣り、狙う魚によって使い分けましょう。
それぞれのバランスのメリット・デメリットを整理して、最適なバランスを見つけてみましょう。
釣り場、釣り方、狙う魚に合わせて、バランスいいラインシステムを見つけることで釣果アップにつながるかもしれませんね。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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