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はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2014年05月27日
A394・「転倒転落〜骨折〜寝たきり」の方程式
「転倒転落事故死が交通事故死と逆転」というニュースを目にして、世相の移り変わりを思わせられました。

交通事故死亡者数は、戦後の高度経済成長期に自動車保有率の上昇と呼応して増加し、「交通戦争」と比喩されもして、1970年は、年間で1万6765人(1年以内死者数では約2万2千人)と、史上最悪の記録を残しました。

しかし警察はじめ関係機関の息の長い取り組みで減少し続け2008年には7千5百人を下回ってきました。痛ましいことには変わりありませんが、事故を減らそうとする努力に成果が伴って来ていることは嬉しいことです。

これに対して転倒転落事故は微増程度での推移ですが、内訳を見ると60〜65歳から更に高齢の年齢層に集中しています。しかも加齢とともに急上昇の傾向にあります。

高齢化が急速に進む中で、今のままでは、高齢者の転倒転落事故は今後ますます増えていくことでしょう。

交通事故の減少に見られたように、関係機関の蜜度の高い関与が重要なのはもとよりですが、何よりも当事者の自覚が必要と、改めて自戒しています。

高齢化するほどに転びやすくなるのは自然の摂理です。
これを自覚したうえで、転ばない、転びにくい体をつくっていくのが肝要ですので、ストレッチで体幹を鍛え、バランスを保てる様に運動メニューを組み合わせて行う様にしています。
努めて歩くように心がけ、基礎体力の維持に努めています。

といっても、無理して頑張るのではありません。頑張らない程度に頑張って、分相応に体を動かして行こうと思っているのです。

高齢者が転倒転落すると、ちょっとした程度でも、思った以上に簡単に骨折するようです。
事実、身辺でもいくつかの事例を聞きして来ました。
「転倒転落〜骨折〜寝たきり」の方程式がかなりの確率で成り立っているようです。

寝たきりになると、誤嚥性肺炎を起こしやすくなり、様態悪化につながります。
実際に、寝たきりの介護をしていて最も心配なのは誤嚥性肺炎です。
わが身を考えるとき、転倒転落の防止を強く意識する所以です。

また、一般論として、転倒による骨折が原因で寝たきりになる場合、
⇒一度転倒を経験すると不安になり、病気でもないのに転倒を心配するばかりに閉じこもりがちになる
⇒認知症を悪化させる
⇒筋肉や骨を弱らせる
⇒さらに寝たきりに拍車をかける…
といった悪循環があると言われます。

転倒の原因を大別すると、
「内的要因」として
・加齢による機能の変化や低下(筋力、バランス機能、瞬発力、視力など)、
・転倒しやすくなる病気(変形性関節症、脳卒中後遺症、パーキンソン病、末梢神経障害など)、
・薬の副作用
などがあげられ、

「外的要因」として
・屋外の道路・建物構造、屋内の障害物、段差、
・住まいの環境や足に合わない履物など不適切な用具
などがあげられ、これらが互いに関係し重なり合うことでより危険度を増すといえそうです。

転倒の発生場所では、
一般的には「居間」、「寝室」、「廊下」などといった屋内での割合が多い傾向にあり、

また、転倒発生時の動作状況は、
歩行中や起立時といった動作変換時に多く発生しているようです。

転倒を防ぐ方法として、
まず運動療法があり、筋力強化やバランスの改善によって転倒を回避させることが出来ると考えます。

此の為のメニューは様々提唱されていますが、何時でも手軽に出来ることとして、私は
片足起立によるバランス訓練を行っています。テーブルとか、壁など、バランスを崩したとき直ぐつかまれる場所で行うようにしています。

また、足腰の筋力低下により、歩幅が狭くなったり、歩く速度が遅くなったり、つまずきやすくなったりという状況に陥りがちになります。

普段、「歩く」ことを出来るだけ頻繁に行う様にしていますが、その際、
歩幅を少しだけ広くするように心がけ、背筋を伸ばし、足を引きずらないようにしています。気が付くと元に戻っていますが、根気よく繰り返します。
転びにくい体をつくっていく為の私流の運動処方です。

高齢者は行政や病院に頼るだけでなく、自発的に運動を生活の中に取り入れながら自分の体力や体調に合わせて無理のない範囲で継続することが大切と心得ています。

先ずは、自らの自覚と努力で、転倒しにくい体をつくることが大切であると心得ています。


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2014年05月24日
A393 「人生50年」が「人生85年」になってきた
先日の新聞に「日本人の平均寿命、女性が2年ぶり世界一 男性は5位」という記事がありました。
2012年の日本人の平均寿命は女性が86.41歳、男性が79.94歳だそうです。

「平均寿命」とは「0歳の子供が何年生きられるかを示す数値」ですので、高齢者の平均寿命は更に何年か長くなることでしょう。

参考までに太古からの平均寿命の推移をみると、
縄文時代、弥生時代 30〜31歳
江戸時代〜大正時代 43〜46歳
昭和10〜11年 48歳
昭和22年(1947年) 52歳
平成24年(2012年) 83歳
という資料があります。

昔の推定値と近年の統計値との参考比較ですが、いわゆる「人生50年」は昭和になってからのことと伺えます。

織田信長は「人間(じんかん)五十年 下天(げてん)の内をくらぶれば 夢幻の如くなり」と敦盛の舞で謡いながら49歳の人生を本能寺の炎の中に閉じました。

信長の時代に、既に「人生50年」が言われていたのか? 後の世に書かれたものなのか?

いずれにしても、ここ半世紀で平均寿命が一気に30年以上も伸びて「人生85年」と、なってきました

「元気で長生き」ならば誠に結構ですが、看護・介護というマイナス作用が急激に強まり、子世代、孫世代に大きな負担をかけています。

国レベルで見ても人口減、高齢者比率の急増と相まって、高齢者医療が社会に大きなひずみをもたらせています。

平均寿命が急激に伸びているけれども、その内訳を見ると、一人平均の介護期間が10年を超えてきているといわれます。

この平均介護期間を減らすことが、個人にとっても、国家にとっても喫緊の課題であるはずです。

政治、行政の役割は役割として、私たち高齢者、後期高齢者の一人一人が元気で日々を過ごせるように、無理なく出来る対策を習慣的に行い、続けるよう心がけることが大切だと思っています。
ちょっとしたことでも、続けるのと、行わないとでは結果は随分違ってくることでしょう。

A194・100歳現役〜先輩からのメッセージ(1)
https://fanblogs.jp/hapise/archive/286/0

A195・100歳現役〜先輩からのメッセージ(2)
https://fanblogs.jp/hapise/archive/287/0

をご参照ください。

100歳現役お医者さん 日野原重明先生の講演から学んだことを箇条書き致します。

1、家に閉じこもらない
2、会話の場を多くする
3、自分にあった運動を続ける
4、自分にあった食習慣を続ける
5、過食、贅沢食を避ける。質素を重んじる
6、ある時間帯、物事に集中する
7、「老後をのんびりと」なんて考えない
8、ビジョンを持って、「今日は何をしようかな!」と、日々新たな気持ちで!
9、勇気をもって行動しよう
10、日頃、よく歩く、手足をよく動かす、頭を使う

自分が無理なく出来ることを、頑張りすぎない程度に頑張って、続けることが肝要だと思います。
この程度のことでも、続けていると、結果は随分違ってくることを実感いたします。

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2014年05月21日
A392 ・「転ばぬ先の杖」〜誰もが分かっているはずなのに
「どんな病気でも、早期発見、早期治療!がとても大切です」
と聞くと、多くの人は素直に納得します。

ところが、ちょっとへそ曲がりな人がいて、
「”早期発見”より”病気にならないように”の方が大切では?」
とつぶやきます。

確かにこちらの方が正論です。それでも世間一般では、ずぼらか無自覚かなどを続け、挙句は病院のお世話になるのが大勢のようです。

大体、世の中の仕組みがその様に出来ている。と、言えそうです。

「健康診断」は広く普及してはいますが、病院での「治療」に比べると、関与する人と時間と費用は圧倒的に「治療」に偏っています。

「病院」「医者」は病気を治すことを本分と心得ている!というのが相場のようです。
一部で「予防医学」活動が行なわれているようですが、格段にマイナーだと感じます。

私達の通念として「病院は病気を治す所」であって、一般的には予防の指導を受けるところとは心得ません。
医者は、病気の症状が発病異常があることを前提に、患者に「どうしました?」と問診し、病院は病人を受け入れ、治療することを目的に運営される。のであって、予防、検診などは極く一部、というのが社会通念と思われます。

因みに、警察では、市民から不安を届けられても、事件が起こらなければ本腰を入れないようです。ストーカー事例で度々報道されている通りです。

大体、人間の特性として、先のことをあれこれ考えて先手を打っていくよりも、事後処理の方が得意というか、楽なのかもしれません。

水が高きから低きに流れるように、人間社会全体が「目先の楽」を求めて流れていくと考えると、説明できるケースが多い様です。

こんな流れがあるとしても、病については「転ばぬ先の杖」を実践したいというのが今回のテーマです。

かくすれば 斯くなるものと 知りながら
かくはせずのが 世の人の常

などと愚痴っていても、前には進みません。

「上工(じょうこう)は己病(いびょう)を治さず、未病(みびょう)を治す」



2000年以上前、中国最古の医学書『黄帝内経』の中の言葉だそうです。
発病前、つまり未病段階での対応が大切であることを、漢方の世界では古代から語り継がれてきたと理解されます。

「上工(真に優れた医師)は発病してしまってからの病よりも、それ以前の未病(みびょう)を治す」

「未病(みびょう)を治す」のが優れた医師の要件!というのです。

現代の中国はどうなのか知りませんが、日本では「未病」という言葉を目にはしますが、国語辞典には載っていないので、お堅く言うと日本語になっていないようです。
末病(まつびょう)ではありません。ご注意!

「最先端医療」という言葉がよく聞かれるように、医療の発達は物凄い水準を行っているようです。こういった面での医療者も研究者も脚光を浴びますが、「未病」の領域ではどうなのでしょうか。
一般人もまた「未病」より「治療」に意識が向いているように思われます。

「治療」よりも「未病」に万人の意識が向くような世の中こそが、健全な人間社会と言えるるのではないかと思うのです。

予防医療が活性化し、「転ばぬ先の杖」となる生活習慣が広く一般の人々に根付いた社会を想定します。その実現のためには、「未病対策費」と「医療費」が逆転する位のエネルギーを要するかもしれません。

一人一人が意識を高め、「隗より始めよ」で個人がそれぞれに行動し、やがてその輪が広がり、様々なネットワークがつながり、国家プロジェクトに発展する・・・などと夢見ます。

平均寿命が長いという点では、日本は世界一の長寿国と統計上はなっています。
実情はどうでしょうか?

平均被介護期間が10年以上にもなっているようです。
健康寿命は平均所妙より10年以上も短いという事です。

人口は減少し、高齢者率が急速に高まること必至のわが国で、介護に向けられるエネルギーの莫大さを考えるとき、「未病」が、改めて大きくクローズアップされるのです。

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2014年05月21日
A392 ・「転ばぬ先の杖」〜誰もが分かっているはずなのに


「どんな病気でも、早期発見、早期治療!がとても大切です」
と聞くと、多くの人は素直に納得します。

ところが、ちょっとへそ曲がりな人がいて、
「”早期発見”より”病気にならないように”の方が大切では?」
とつぶやきます。

確かにこちらの方が正論です。それでも世間一般では、ずぼらか無自覚かなどを続け、挙句は病院のお世話になるのが大勢のようです。

大体、世の中の仕組みがその様に出来ている。と、言えそうです。

「健康診断」は広く普及してはいますが、病院での「治療」に比べると、関与する人と時間と費用は圧倒的に「治療」に偏っています。

「病院」「医者」は病気を治すことを本分と心得ている!というのが相場のようです。
一部で「予防医学」活動が行なわれているようですが、格段にマイナーだと感じます。

私達の通念として「病院は病気を治す所」であって、一般的には予防の指導を受けるところとは心得ません。
医者は、病気の症状が発病異常があることを前提に、患者に「どうしました?」と問診し、病院は病人を受け入れ、治療することを目的に運営される。のであって、予防、検診などは極く一部、というのが社会通念と思われます。

因みに、警察では、市民から不安を届けられても、事件が起こらなければ本腰を入れないようです。ストーカー事例で度々報道されている通りです。

大体、人間の特性として、先のことをあれこれ考えて先手を打っていくよりも、事後処理の方が得意というか、楽なのかもしれません。

水が高きから低きに流れるように、人間社会全体が「目先の楽」を求めて流れていくと考えると、説明できるケースが多い様です。

こんな流れがあるとしても、病については「転ばぬ先の杖」を実践したいというのが今回のテーマです。

かくすれば 斯くなるものと 知りながら
かくはせずのが 世の人の常

などと愚痴っていても、前には進みません。

「上工(じょうこう)は己病(いびょう)を治さず、未病(みびょう)を治す」

2000年以上前、中国最古の医学書『黄帝内経』の中の言葉だそうです。
発病前、つまり未病段階での対応が大切であることを、漢方の世界では古代から語り継がれてきたと理解されます。

「上工(真に優れた医師)は発病してしまってからの病よりも、それ以前の未病(みびょう)を治す」

「未病(みびょう)を治す」のが優れた医師の要件!というのです。

現代の中国はどうなのか知りませんが、日本では「未病」という言葉を目にはしますが、国語辞典には載っていないので、お堅く言うと日本語になっていないようです。
末病(まつびょう)ではありません。ご注意!

「最先端医療」という言葉がよく聞かれるように、医療の発達は物凄い水準を行っているようです。こういった面での医療者も研究者も脚光を浴びますが、「未病」の領域ではどうなのでしょうか。
一般人もまた「未病」より「治療」に意識が向いているように思われます。

「治療」よりも「未病」に万人の意識が向くような世の中こそが、健全な人間社会と言えるるのではないかと思うのです。

予防医療が活性化し、「転ばぬ先の杖」となる生活習慣が広く一般の人々に根付いた社会を想定します。その実現のためには、「未病対策費」と「医療費」が逆転する位のエネルギーを要するかもしれません。

一人一人が意識を高め、「隗より始めよ」で個人がそれぞれに行動し、やがてその輪が広がり、様々なネットワークがつながり、国家プロジェクトに発展する・・・などと夢見ます。

平均寿命が長いという点では、日本は世界一の長寿国と統計上はなっています。
実情はどうでしょうか?

平均被介護期間が10年以上にもなっているようです。
健康寿命は平均所妙より10年以上も短いという事です。

人口は減少し、高齢者率が急速に高まること必至のわが国で、介護に向けられるエネルギーの莫大さを考えるとき、「未病」が、改めて大きくクローズアップされるのです。

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2014年05月18日
A391・立って靴下を履けますか?
「そんなの簡単!」
と言って、実際に、ふらふらせずに履ける人は「ご立派!」なのだそうです。

フラミンゴとか野球のバッターとかのように一本足で立つことは、一般の人が試してみると思う以上に上手くいかないケースが多いようです。

ことに高齢者にとっては高いハードルですが、とかく起こりやすい転倒・転落を防ぐために、是非「転びにくい身体であること」を心がけたいと思っています。

高齢者はバランスを保つ能力が低下していることもあって、少し姿勢が崩れても転倒しやすく、更に骨の虚弱化もあって大腿骨頚部骨折といった重度の骨折となる危険性が高い様です。

その結果、寝たきりになる、肺炎を起こすといった深刻な事態に連鎖していきます。
また、転倒の問題点はそれ自体にとどまりません。

一度転倒を経験すると不安が先立ち、病気でもないのに転倒を心配するばかりに閉じこもりがちになる ⇒認知症を悪化させる ⇒筋肉や骨を弱らせる ⇒さらに寝たきりに拍車をかける…といった悪循環を生じる。ともいわれます。

「転びにくい身体づくり」を心がけようと思う所以です。
この為の一策は
「片足立ちで鍛えよう」という事です。

アンチエイジング医療にも取り組んでいるドクター坪田一男さんのお話です。

運動は4種類あります。
(1)走る、エアロビック(有酸素運動);
(2)筋力トレーニング;
  これは別の運動です。ただ走るだけでは筋肉はつかない。筋肉をつけるためには、最大筋力の8割とか9割ぐらいの負荷をかける必要がある。
(3)ストレッチ;
  これが重要です。エアロビックも筋トレも、筋肉を使うと拘縮していく。それを防ぐには必ずストレッチをする。
(4)バランス;みんな結構忘れているけどバランスが大切。

Q;バランス? それはどのように運動すればいいのですか?
A;一番簡単なのをやってみますか? 、みんな立ってください。右足で立って、左手を腰につけて、このまま3分間、動かずにいられたら合格」

というQ&Aがありますけれど、3分間など普通の人はまず出来ないでしょう。30秒できればご立派!ではないでしょうか。
2,3秒でアウトでも大丈夫です。練習すれば誰でも出来るようになります。

ドクター曰く
「どうやって鍛えるか。例えば、きょうこの後、
・エレベーターに乗るとしたら片足立ち。エレベーターの前、片足立ち、
・バスを待っている時、片足立ち。
・電車のホームは危ないから真ん中あたりで片足立ち。
・パーティーでつまらないあいさつ、片足立ち。」

(補足)
片足立ち!
当然、右足立ち、左足立ち!

片足で1分半立っているだけで、1時間ウォーキングしたので同様の脚の筋肉強化になるそうです。といっても、筋肉強化であって、もちろん心肺機能は別ですね。

心肺機能はやっぱりウォーキングやジョギング、エアロビクスなどの有酸素運動を日々継続しないとなかなか強化されない! という事なのでしょうが、

先ずは足、脚部の筋肉が衰えては、立つことも容易でなくなり、さらには歩行困難、寝たきりになる入り口にもなるので、簡単にどこでも短時間にできるこの片足立ちがお勧めである!・・・と思っています。

また、この片足立ちは「バランス」を保つ筋肉と脳神経も育てる!
と説明されています。
この「バランス」は年齢を経るとともに、極端に落ちてくるの能力なのだそうです。

何もしないでいると、40代でも10秒も持たない人がいる。といわれる反面、
習慣的に練習を反復していると70〜80歳でも1〜2分はOKとなります(私の体験です)。

別のドクターのお話です。
「ときどき駅の階段を踏み外しておっこちOLさんやおとーさんがおられるのであるが、これ、脚力はもちろん足の運動神経も含めた感覚、バランス能力が衰えていることに原因がある。
・・・
バランス能力というのは身体を垂直に保つ筋肉である遅筋を鍛えるということであるから、これ、つまり、毛細血管を育てるということにも繋がる。
・・・
これも、継続が重要であるのはいうまでもない。
・・・
しかし、これ、1分半で1時間のウォーキングと同様の効果がある方法であるだけに、足腰、各関節への負担はかなり大きいので、膝や股関節に問題のある人は、できれば医師とご相談の上、無理のないように行なって頂きたい」

要するに、自分を守るのは結局は自分なのだから、「よい」と聞いてやみくもに頑張るのではなく、さりとて何もしない!ではなく、
頑張りすぎない程度に頑張る!
ゆっくり、右肩上がりをねがって、
今日を過ごし、明日を迎える日々を過ごしたいと願っています。

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2014年05月15日
A390・「認知症女性 7年ぶり身元判明」で思うこと
NHKテレビで認知症徘徊による行方不明者をテーマとして全国の自治体などを取材したドキュメンタリーが放送され、多くの辛い現実にご家族の労苦を思いながら拝見しました。

翌日、思わぬ展開があり、番組で放映された67歳の女性の身元が判明して7年ぶりに再会を果たした由。残念ながら認知症が進行してしまい、本人は家族を識別出来ないようです。ご家族の安堵と複雑な心境を思わせられます。

ニュースを見るほどに、対応した警察とか自治体などの処置が一般市民の期待感とあまりにも離れていることに半ば唖然とさせられた感じです

ニュースのポイントを列記してみます。

(1)7年前に館林市で徘徊中の女性が交番に保護された。認知症のため名前や住所が言えなかったため、警察は館林市に対応を委ねた。

(2)靴下にはかたかなで「ヤナギダ」、下着には「ミエコ」と書かれていたが、保護されたとき「クミコ」と名乗ったため、(理解しにくいことですが)館林市は「柳田久美子」という仮の名前をつけた。
別の記事では
群馬県警が「ミエコ」を間違って「クミコ」と書いて警視庁に報告した。とあります。

(3)家族から地元の浅草警察署に家出人の届け出があり、これが警視庁に報告され、全国の行方不明者の情報を共有するオンラインシステムに「柳田三重子」という名前と読みがな、それに身長などの体の特徴を登録された。との由。
前項(2)の群馬県警報告との違いが如何照合されたかは不明。

(4)たまたまNHKテレビの放映で身元が判明した。

新聞記事によると、警視庁の「行方不明者情報オンラインシステム」は家族からの提供写真は登録しない仕組みの由。
身元を判明するためには最も有力な資料である写真を登録しない理由は何処にあるのか疑問です。このシステムの存在目的は何なのか?と思わせられます。

また、「館林署員が保護施設で聞いた”ヤナギダエミコ”で検索したがヒットしなかった」
とあります。システムの問題か?検索方法の問題か?いかにも頼りない話です。

今回の例では警視庁、浅草警察署、館林警察署、館林市、同保護施設の誰かが本気で調べる気持ちがあったなら「名前で検索したが、該当者がいなかった」などという水準ではなく、例えば「性別」「保護年月日」「姓」などのキーワードを選んでand検索を含めて繰り返し検索を試みることでしょう。

こうした本気の捜査についての報道が見当たらないのは、実態がない為なのか?取材されなかった為なのか?

警視庁の「全国行方不明者情報オンラインシステム」には写真が登録されないなど、写真情報が関係部署に共有、活用されていないという制度上の問題点、と、

関係者の意識が手続きの形式にとどまって、本来の「身元判明」に注がれていない!という仕事への取り組み姿勢、意欲の問題とに、

市民の善意の期待とは大きく離れたものを感じます。
このままでは、今後も身元判明は期待できないままになりそうです。

警視庁は、「発見するまでに7年かかったことは残念で、今後一層行方不明者の早期発見に努めたい」と話した。と報じられています。
これでは改善は全く期待できません。「直ぐにでも、ここをこのように改める!」といった姿勢、決意を示してもらいたいのです

業務の成果を具体的にどう評価(賞罰)するか?!
仏を作ること
魂をいれること

本件に限ったことではありませんが、
市民の期待に応えるように、
市民に少しでも多くの喜びをもたらせてくれるように、

今回の件をきっかけとして、関係する皆さんが仕事の在り方、心の在り方を見直して下さることを強く期待いたします。

マスコミはその成果を追跡報道してしてほしいものです。
そうあることを視聴者、読者は期待しています。

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2014年05月12日
A389・生活習慣病が増えて、平均寿命が延びるとは?
「生活習慣病」という言葉がすっかり定着して、日常の会話でも何も違和感を覚えないようです。それだけ生活習慣病患者が多いという事でしょうか。
中高年者の60%〜70%が生活習慣病を抱えているとも言われています。

「生活習慣病とは?」
糖尿病とか高血圧とか・・何となくイメージはあるものの、具体的な定義は案外はっきりしません。

言葉の定義はさておいて、まず問題点ですが、

(1)生活習慣病はそうでない人よりも死亡率が高い
「生活習慣病と死亡率の関係です。生活習慣病でない人を基準にすると
糖尿病 ;      1,64倍
高血圧 ;      1,55倍
メタボリック症候群; 1,36倍
・・・
というデータが公表されています

(2)生活習慣病の人は増加し続けている
生活習慣病の死亡率は1,5倍、死亡者数は50年で2倍になった。

(3)その一方で、日本は世界一の長寿国!などと言われ、統計でも平均寿命が上がり続けて男性は80歳、女性は86歳となっています。

一つ一つを見ると「なるほど!」と思いますが、対比してみると一目瞭然「おかしい!」と誰もが思うことでしょう。

国民病とまで言われるほどに病人が増えて、死亡率が高く、生活習慣病での死亡率は過去50年で2倍になった。といいます。
それならば平均寿命は下がるはずなの、結果は逆です。

統計の取り方に不備があったのか、解析に問題があるのか?
目的の異なる統計の数字を寄せ集めると歪な結論を導き得る!という事でしょうか?

「群盲象を評す」とならないように、さらに悪用されないように注意したいものです。

一部の個人、団体による己の利益の為に有利な結論を導くためのトリック!なども考えられますが、その実態は私たち一般市民にはほとんど分かりません。

「どうせ、一般の人は分からないだろう」という考えを広めないためには、
私たち一般市民が「悪意」「作為」を察知する能力を持たねばなりません。

報道を鵜呑みにすることなく、「おかしい!」と思うアンテナを研ぎすませておくことが大切と思ったことです。

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2014年05月09日
A388・姿勢を正す肩甲骨
丁度昨年の今ごろ、右肩の激痛に見舞われて整形外科医の治療を受けていました。しばらくしてから同病院のリハビリを受けるようになったのですが、肩痛の直接の原因ではないけれど、「左右の肩甲骨が可成り離れている!」と指摘されました。

要するに、「前かがみになり、背中が丸くなっている」という事でした。

以前から、背筋を伸ばすように姿勢には気を付けていましたが、歩く際はまずまずなのに(と、自分では思うけれど)、座るとどうしても背中が丸くなってしまいます。

「肩甲骨を近づけるようにする!」
行なってみると、確かに背筋が伸びます。胸を張り、下腹に力が入ります。

小学校で、整列の時など、「口を閉じろ!」「顎を引け!」「下腹に力を入れよ!」「胸を張れ!」と繰り返し教え込まれたことを思い出します。

「ピーンと背筋をのばせ!」
小学生低学年でも先生から厳しく躾けられたもので、懐かしく思い出されます。

それから70年ほど経って、「背筋を伸ばそう!」の気持ちだけは忘れずにおりますが、背筋、腹筋が衰えたのか?変な習慣が身についてしまったのか?気が付けば、特に座っているときは、背中が丸くなっています。

肩痛治療のリハビリで指導された「肩甲骨を近づけるようにする!」を行うと、即、ピーンと背筋が伸びます。
「顎が引かれ」「下腹に力が入り」「胸を張った」姿勢になります。
(残念ながら長続きしません。気が付けば元に戻っています。)

近年は、後期高齢者である私が寝たきり超高齢者(親)の介護を続けていて、ともすれば気分的にも下向き加減になりがちですが、折々に肩甲骨を意識すると背筋が伸びて、気持ちがプラスに転じます。

手間暇かからず簡単に出来ることですし、この先続けてみようと思います。三日坊主になるかもしれないけれど、いつかまた思い出して再開すればよいこと。

人は皆、それぞれに自分のメニューで、前向きに日々を送るように望んでいるのだろうと思ったり致します。

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2014年05月06日
A387・口臭や体臭で病気が分かる!?
「加齢臭」という言葉を聞くと、後期高齢者としては、気づかぬままに周りの人々に迷惑をかけているのではないかと気になります。

加えて、送られてきたメルマガに「病気の発見は口臭から!? 病気で口臭や体臭が変わる!」という記事を目にして、糖尿病歴20数年のベテラン患者でもあり「気を付けなければ!」と改めて思わせれれます。

メルマガ曰く
・糖尿病患者は、除光液のような口臭
・肝不全の患者は、生魚のような口臭
・統合失調症患者の汗は、お酢のような臭い
・腸チフス患者からは、焼きたてのパンの臭い!

米フィラデルフィア州のモネル化学感覚センターのジョージ・プレーティ医師は
がん患者の体臭が変わるということが、既に多数の報告で明らかになっているとして、
この臭いの変化の発見が、がんの早期発見につながるとの期待を寄せています。
4匹の犬に訓練を施し実験を行ったところ、
なんと90%の確立で、ガン患者の臭いを識別することができた。

実際、こうした臭いを識別するための装置を開発中で、
結核や肺がん、乳がんなどの病気の診断が可能!!


とのことです。
犬は人間より格段に嗅覚が鋭いので、病気の発見に貢献してくれているようです。

冒頭の、周りの人への迷惑については如何に?
自分の匂いはなかなか気づきにくいもので、この点について行われたアンケート結果です。

設問;糖尿病になって、口臭の変化を感じましたか?
答;
・とても変わった、少し変わった 22%
・どちらともいえない  34%
・あんまり変わっていない、全く変わっていない 34%


口臭の変化を感じている人は2割そこそこのようです。
私は間違いなく「感じない派」です。

もともと嗅覚は鈍く、植物自然観察の同好会で野山を歩いていて花や草木の「香り、匂い」が言われるときは、私が感じると「かなり強烈!」と評価されるほどです。

息を吹き込むと口臭の種類、レベルが感度高く測れるような方法が開発されるまでは、だれか周りの人に遠慮なく評価してもらい、必要なら出来るだけのことをして迷惑をかけないようにしていく!
と思ったりします。

40歳台の頃、歯周病と診断されて歯科医のお世話になりましたが、以降歯周病予防用のデンタルリンス(液体歯磨き)を使い、これが口臭予防効果もある様なので、この目的も兼ねて使い続けています。

また、「舌苔」の話を聞き、今はないものの体調や生活のリズムが乱れた時など、専用の柔らかいブラシが市販されている様なので、準備しておいて必要に応じて使うなど気を付けていこうと思います。

気づかぬままに、不快な匂いで人様に迷惑をかけては誠に申し訳ないことです。
時には、その様な事態があるやもしれませんが、そうはならない様に心していこうと思っています。

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2014年05月03日
(お詫び)Internet Explorerの脆弱性対策について
(お詫び)
Internet Explorerの脆弱性対策について

本日はブログ投稿予定日ですが、表題の問題が緊急を要するので、修正プログラムの適用を試みています。
Windows8,1に替えて日が浅いこともあって、手こずっています。此の為、本日の投稿は延期させて頂きます。


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