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はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2014年11月30日
A417・傘寿を迎える心構え
同期会の幹事殿から新年会の案内メールが届いて、「来年は多くの同期生が傘寿を迎えるので、新年会で心構えを披露せよ」とのお達しです。

首都圏在住者と遠方組有志が毎年、同じ店で夕方から顔を合わせる飲み会であったものが、2,3年前からは高齢化に伴い、帰路の安全を考えて昼間に変更になっています。
幹事殿の気配りが嬉しいことです。

私は自分の持病と家族の介護の関係でこのところ欠席続きですが、お互いに知り尽くした同期の櫻です。飲み語る様は脳裏に焼き付いていますので、アレコレ語り合っている場景を想像すると、そこに参加している様な、若やいだ気分になっているように思えてきます。

普段は年のことなどあまり気にしないし、この度のメールのように「お前は80歳なのだ!」と言われても、「どーってことないよ!まだ全体の平均寿命年齢ではないか。この年齢で健康な人の寿命はもっと長い。」と強がっています。

我が家では20才近く年上?の義母がいて、相対的に「自分は若い!」と感じてきたのかもしれません。元気だった義母もここ数年は衰えが目立ち、介護に多くの時間を要する様になっいましたが、昨年暮れもおしせまった日に腰を痛め、急に寝たっきりになってしまい、自宅介護を続けましたが、先般、97歳で旅立ちました。

何事も自分で体を動かして対処し、食事もよく摂り、規則正しい生活を心がける人でした。
寝たきりになっても、手足を動かしたり、柵につかまって体をずらそうとするなど運動をしているように見えました。何度かベッドからずり落ちて戻すのに介護のヘルパーさんを呼ぶなど大変だったりしましたが、その気力など学ぶことが多々ありました。

重度の介護が続くと、介護する者がおかしくなることが多いようで、看護士さんから介護する側の体調管理を再三言われていました。我が家もまさにそのケースで、義母が亡くなった後も新たな準介護?があって、私は相変わらず近くの買い物以外は家を留守に出来ない状態が続いています。

幸いなことに私自身は糖尿病の持病があるものの一病息災で過ごしていますが、ここ数年の介護での思いは、次世代にはさせたくない!させてはいけない!と実感しています。
その為の生き方が、私の傘寿以降の心構えの1課題だと思っています。

「長寿おめでとう御座います」と世間では言いますが、介護当事者以外の人が言うことと心得ます。
介護当事者になると「おめでたくもあり、おめでたくもなし」 に変わります。
「何時までも!」と願う気持ちと、症状が良くないときには、「苦しくないだろうか」「本人はどう感じているのだろうか」という考えが微妙に交錯します。

「自分はどうか?!」と考えます。

・少なくとも自分を自分でコントロールできる間は、自力で行動し、そうであり得るように日頃から規則正しい生活を心がけ、小さなことでも日課を持って生活のリズムを保つように心がけて来ました。

・「歩け、歩け」を日課にしてきましたが、ここ数年は「歩き」が少し(かなり?)減って、新たに、多くの筋肉に刺激を与えるストレッチを行ってきました。

・「”後で”を”すぐに”」をモットーにして、心身に刺激を与えるようにしてきました。
「ブログ」を開設して、3日ごと(最近は6日ごと)に投稿し続けてきました。これは惰性に流され、無自覚に日々を過ごしてしまわないためにとても効果的でした。

これらを続ようと再確認したところです。
これ即ち「傘寿を迎えるにあたっての心構え」への私の答え、(その1)だと考えます。

この様に書き並べると格好よさそうですが、勿論完璧になどとても出来ません。
達成率を必要以上に上げようとも思いません。身辺の状態とか、自分の調子とかに応じて臨機応変に対処するのが長続きのコツだとも思っています。「長続き」が優先です。

強要されたノルマは苦痛を伴うでしょうが、自らが課したノルマでは達成できたか出来なかったかの評価すら楽しみとなります。(己の怠惰には鞭打ちます)

病でも、怪我でも、加齢でも、動けなくなった時、リハビリの効果が期待できる間は叱咤激励して気力を呼び出させてほしい。それが無理となったら、延命治療はせずに成り行きに任せるように次世代に言い伝えておこうと思います。

通夜とか葬儀など慣例とか世間体とかにとらわれることはせずに、限られた身内で心のままに簡素に済ませてもらいたい。名簿に従って後ほど連絡してくれると、それでよい。
墓などに拘らず、近くの納骨堂に収める。などと書き残し、語り継いでおくと、次世代の者は迷わないで済むだろう。などと考えたりします。

下寿; 還暦(61)、古希(70)、喜寿(77)、
中寿; 傘寿(80)、米寿(88)、卒寿(90)、白寿(99)、
上寿; 百寿(100)、茶寿(108)、王寿(111)、珍寿(112)、天寿(118)、
大還暦(120)

大相撲の番付で言ったらどうなるでしょう。
下寿 (十両)、中寿(幕内)、上寿(三役)といったところでしょうか。
傘寿などはまだまだ平幕のしかも幕尻です。

「俺はもう年だ!」などといって背中を丸めてテレビの前に終日座り込むようなことは、もしあったとしたら、すぐに心を入れ替えて、背筋を伸ばし、少し歩幅を広めに、前を向いて歩くようにしたらよい。
こう言えるような存在でありたいと思っています。

家では「おじいちゃん」ですが、その呼び名は甘受しつつも、
子や孫の応援者であり続けたい。
「子や孫の世話になる」などと思うようでは衰えるばかりになるでしょう。
「厄介者」に成り下がらないように心がける事。
これが「傘寿を迎えるにあたっての心構え」に対する私の答、(その2)かなー?
と思っています。

具体性に欠けて、答えにはならない!とも思います。
思うだけでも結果は随分違うだろうとは思いますが、今後の宿題と思っています。

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2014年11月24日
A416・高齢者にはパソコンがよい

退職して20年近くになります。現役時代は会社勤めをしていて、50歳代半ばにマイワープロを使い始めました。当時はワープロが世の中で幅を利かせていて、パソコンはマイナーな存在だったように記憶しています。

仕事の必要に迫られてのことでしたが、「こんなものばかりに頼っていると辞書をひかなくなって字を忘れてしまう」と真面目に言われていました。これは今でも変わらぬ事実ではあるでしょうが!

退職後は、持病の糖尿病ための運動療法として「歩け歩け」を日課にしていました。
ふとしたきっかけで山野草に興味を持つようになり、記録・保存・データ加工のためにデジカメ、パソコン、プリンターの3点セットを持つようになりました。

こんなことでパソコンを扱う様になって、早いものでかれこれ20年近く経ちました。
「習うより慣れろ」というと格好が良いのですが、その実は最低限の知識で使い始め、パソコン教室に通うことはサボってしまい、必要に迫られては1つ1つ操作法を教わり、
一本指打法でポツリ、ポツリと打ち込んでいました。今も基本的にはあまり変わっていません。

「60の手習い」よろしく、最初はワープロ機能だけでしたが、デジカメのデータを取り込んだり加工したり、紀行文とアルバムを作ったり、著作を出版したり、ブログを書いたり、インターネット検索をするようになったり、次第に間口が広がっていきました。

「知ることは人生を豊かに致します」
NHKアナウンサー高橋圭三さんが担当番組の冒頭に毎度言っていた言葉ですが、私にとってはこの名セリフが何十年もたった今でも記憶に鮮明に生き続けています。

知ることは何もパソコンに限ることではありませんが、私にとっては知ることのキッカケの多くがパソコンで得られます。
何か「?」と思ったとき、私のずぼら体質では、本などで調べるとか、図書館に行くとかではまず実行が伴いません。ちょっとしたことでも、どんなことでも、パソコンならばキーワードを打ち込むだけで簡単にとっかかりを得ます。

毎日、朝起きたら先ずパソコンを開くのが生活習慣になっていますので、本で調べるよりは比較にならない程手軽に、求める情報に、またはそれに近い情報に行きつくことが出来て、更に期待以上の関連情報にたどり着くチャンスを得ます。

世間並みの効能を書き並べると以上のようなことが言えそうですが、この1年のことですが、これとは一味違った感覚で、パソコンに救われたとの思いおります。

何年も続いて来た親の介護が昨年末、急に寝たきりになったことで介護密度が高まり、心身共に疲れる日々が続きました。その親は8月に亡くなりましたが、家族に介護後遺症が残り、気が晴れない日々が続きます。

私自身も考えてみると来年は傘壽でして、世にいう「老々介護」なのでしょうが、有難いことに不思議なくらいに気分的に落ち込むことは有りませんでした。今もそうです。

「パソコンに助けられた!」と思っています。毎日何度もパソコンを開くことが習慣化していたこともあってでしょうが、介護、雑事の合間合間に、パソコンを開いてはニュースを見たり、折々に気になったことをホームページで検索したり、自分のブログを読み返したり・・・新たなことに接し、忘れていたことを思いだし・・こんなことの繰り返しがふさぎ込みそうな気分を晴らしてくれていたようです。
自分の殻に閉じこもることなく、新たな知見を得ることが良い刺激となって、背筋をのばしてくれた様に思っています。誠に有難いことです。

携帯電話でも、スマホでも、タブレットでも、同じことを期待できるのかもしれません。
携帯は持っていますが、時々外出時の連絡用にしか使わず、持っていることも忘れています。スマホやタブレットとかは持っていませんので、見当違いのことを言うかもしれませんが、小さな画面では得られない効果がパソコンにはあると思います。
パソコンのように、いろいろな別の情報をきょろきょろしながら沢山の情報を目にするところに、パソコンだからこその良さがあるのだろうと思います。

最近のパソコンは高齢者が普通に使うのとは無縁の機能に満ち溢れているようです。
余計なものを省いた、安価なものも多く店頭にあるのだそうです。
「今更!」などと言わずに、入手してすぐに使いこなすことは無理でしょうが、兎に角持って、もたもたしながらでも毎日何かをしていると、いつの間にか、かけがえのないパートナーになっていることでしょう。

「高齢者はパソコンを!」
自分の体験から、こう思っています。

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2014年11月18日
A415・自分の葬儀やお墓をどうしますか?

(前回の目次)
1、自分の考えを残し伝える
2、葬儀とは?
2-1 法的な規制

(今回)

2-2 これからの 「葬儀・葬式」は?

旧来の因習を盲信したり、世間体を気にした葬儀・葬式よりも、故人を思い、送る人の気持ちを大切にし、実情に即した式を!という傾向が強くなってきているようです。
私もそうありたいと願います。

「葬式費用は平均O百万円」などという作られた常識もどきからは卒業して、自分流の考えを整理し、書き残しておこうと思っています。
後に残る子や孫に無用な気遣いや経済的な負担をかけないようにしておくことが、高齢者に求められることだと思っています。

・葬儀で準備しておきたいこと
・葬儀の種類
・葬儀の場所
・葬儀の費用
・葬儀社、お寺のこと

どんな形式があるか、世の中はどんな傾向にあるかを知っておきたいものです。

(1)葬儀には仏式、神社葬、キリスト教などなどありますが、普段は神仏と無縁のつもりでいても、日本では仏式が一般的ですので、仏式で整理してみます。
(2)葬儀の形式
・火葬式;火葬のみで、通夜・告別式は行わない
・一日式;火葬、告別式を行い、通夜は行わない
・家族葬;通夜、告別式、火葬、を家族中心で(密葬)行う
・一般的葬儀

法的には(ほとんどの地域で)(死亡24時間経過後の)火葬が義務付けられている以外は何の規制もないようです。
従来の因習でお通夜・告別式が定型と思い込んでいる人が少なくないようですが(私もそう思っていました)、最近は「火葬のみ」とか「一日式」が着実に増えているのだそうです。
ちょっと驚きでしたが、考えてみると自然の成り行きとも思われます。

故人も送る人も高齢化し、弔問する人もまた然り!という場合が増えている時代になったのですね。
また、縁者がいないとか、経済的にこうせざるを得ないことも決して少なくないはずです。

葬儀の形式、お墓のことなど大きく変わっていくような気がしています。
自分も従来の因習にとらわれずに、自分のことを考えていこうと思います。

通夜だ、葬儀だと続くのは体力的にも精神的にも苦痛であり、そんなことよりも、せいぜい近しい人だけで、心からの見送りを致したいと願う人が増えているように思われます。
多くの人が集まったから「立派なお葬式だった」と言うのは周りの者の独善なのか?とも思われます。

事業関係者とか資産家とかならいざ知らず、一般家庭では「見送る」為に非日常的な金額を子や孫に支払わせたくないと思うことでしょう。
「葬式代は残しておかねば!」といった感覚がまだ広く残っているようですが、一方で、
「そんな蓄えがあるのなら、自分で好きなことに使うか、子や孫を支援する」という話も聞こえてきます。

3、自分はどうする!?

余人はさておき、自分はどうする!?
あれこれ書き綴りながら、ぼんやりと考えが纏まってきました。問題が出てきたら考え直すとして、ざっと書き出してみます。

(1)火葬のみにする(通夜も葬儀も無用)
(2)墓は無用。出来るだけ継承者の近くの納骨堂のおさめる。
(3)戒名は無用。(仏式で必須ならば最低限か?事前に自分で決めておくか?)
(4)以上を受け入れる葬儀社を選定して、具体的にポイントを整理して予約する。
(5)親の命日を「思い出日」とする。墓参にはいずれ行けなくなるから、
  自宅で誕生祝いのような感覚で諸々の思い出話を交えて手を合わせる。
(6)この日に自分の葬儀、葬儀社の予約をチェックし、要すれば見直す。
(7)前記(5)項を自分についても当てはめるように継承者に申し送る。
(8)継承者が義務と受け取るか、無視するか、心からの供養をするかは、ひとえに自分の過去・現在・未来にあるでしょう。
過去は致し方ないけれど、現在・未来は自分の心がけ次第。
今日からでも、自分を見つめ、
・自分勝手に、辺りかまわず振る舞うもよし
・相手を思い、自分を大切に生きるもよし
自分では後者に属すると思っていますが、気づかぬところで負担を与えているかも知れません。自己チェックを心がけていきたいと思います。
自分が精いっぱい生きた結果、継承者たちがどう受け取るかは相手次第、神仏次第、というところでしょうが、有難いことに案外楽観的な気分でおります。
(9)もう少し内容を整理して、折を見て家族に公開し、語り合っていこうと思います。
(10)自分史を書き、親の思い出、自分の生い立ち、人生の経過、子育て時の考え方、トピックスなどを残すと、(7)(8)項の継続に有効かと思っています。

以上は思いつきレベルの話ですが、これから80歳代に入り、心ならずも周囲に迷惑をかける懸念が大きくなるでしょうから、自分で出来るだけのことはしておこうと思い、その為の指針として見直していこうと思っています。

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2014年11月12日
A414・自分の葬儀やお墓をどうしますか?
今回も楽しい話題ではありませんが、頭の中で考えるだけでは大切なところが抜けてしまいそうな気がするので、以下書き綴ってまいります。

1、自分の考えを残し伝える

まだ半年以上ありますが、誕生日が来ると傘壽となります。
自分はまだ若い!と強がっていても、さすがにこの年になると親類縁者、友人知人やその家族の不幸の知らせが多くなります。
故人を悼み、在りし日を思う一方で、葬儀・お墓など現実の問題で様々な話が耳に入ってきます。

残された身内にしてみれば、出来るだけのことをして送りたいとつい無理をしがちなのが人情というものです。しかし、予め或る程度の知識を持っていないと、葬儀社、お寺の費用など日常生活とは違う水準の金額が積算されて、なみの家庭では相当な負担になりかねません。

また、お墓の遠い、近いが話題になったりもしります。
自分も兄弟たちも高齢化して、先祖や親の墓が離れていると、以前のように墓参に行けなくなってきます。お墓が負の遺産にならないように考えなければならない時代になってきたようです。

「葬式の費用くらいは残しておかなければ!」「お墓を手当てしておかねば!」という話をよく聞きます。
残された者が迷わないように、困らないように・・との配慮からで、私もこれに近い考ええから関係する法律とかブログなどをちょっとばかり斜め読みしてみました。

それだけでも随分考えが違ってきました。因習とか、地域の風習とか、普遍妥当性のないことをあたかも「常識」の如く語り継がれ、人々もそう思い込んでいる様に見えてきました。
自分の考えをしっかりと残しておかねばならない!と改めて思っているのです。
それが残された家族への気配りだろうと思うのです。

2、葬儀とは?

「自分の葬儀はこの様に・・」と書くために、「葬儀とは?」の答えを自分なりに持つことが大切と心得ます。

2-1 法的な規制

葬送に関する法律の中心に「墓地、埋葬等に関する法律」があって、幾つかの用語が定義されています。
日常、混同または誤用されているようですので、混乱を避けるため基本的な用語と、法規制を知っておいた方がよさそうです。

日本での葬りの形態は土葬(今は極めて限られている)と火葬(ほとんど全て。99.8%との数字もあります)ですが、
「埋葬」;死体を土中に葬ること (第1条)
「火葬」;死体を葬るために焼くこと(第1条)
死亡後24時間を経過した後でなければ埋葬または火葬を行ってはならない(第3条)
火葬場以外で火葬を行なってはいけない(第4条)
「墳墓」;死体を「埋葬」する施設。焼骨を「埋蔵」する施設 (第1条)
墓地以外の区域に死体を埋葬してはいけない(第3条)
墓地以外の区域に焼骨を埋蔵してはいけない(第3条)
「納骨堂」;他人の委託を受けて焼骨を収蔵する施設 (第1条)

日本では、ごく限られた地域以外は「火葬」と定められ、焼骨は
・「お墓」に埋葬するか
・「納骨堂」に収蔵 するのが一般的ですが
・自然葬、樹木葬とかで自然に返す方法もあるようです。また
・「焼骨を手元に置くことについては埋葬法に規定はない」と解説されています。
「分骨を家に置くこと」「お墓や納骨堂にある焼骨を全部取り出した来て、家に置くこと」も法律上の規制はない、との解説があります。お骨(焼骨)を自宅の庭に埋めてはいけないが、家の中に置いておくのは規制されないという事のようです。

近くに!という立地上の希望や、購入・維持が高価に過ぎるということなどでお墓や民営納骨堂にご縁がなかったり、一時収蔵施設のある公的霊園が予約待ちなどの場合は、無理な条件での結論を急がないためのよりどころになりそうです。
必要に応じて調査すべき事項と考えます。

・葬りについての法規制の要点は以上で、
・葬儀・葬式の形式が(仏式、神道式、キリスト教式)など宗教による形式か、(お別れ会、生前葬、音楽葬)など無宗教の形式とするかとか、
(火葬式、一日式、家族葬、一般的葬儀)など規模をどうするかの選択は最近随分変わってきているようです。

火葬だけで、限られた身内だけで静かにお別れをするとか、高齢者が多く体調の問題などで、お通夜を行わない1日葬が随分多くなっているのだそうです。これからも増加傾向が続くだろうとも言われています。 (続く)

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2014年11月06日
A413・「がん検診無用論」を調べています(9)
(前回迄の目次)
1、がん検診とがんの早期発見・早期治療について
2、がん検診のデメリットについて
3、がん検診結果に基づく治療法について
4、「がん」とは?
5、高齢者の「病気との共生」について

(今回)
6、歓迎できない裏話

がん検診で早期発見・早期治療!は当たり前のことと思っていましたが、必ずしもそうではないらしい。
知らないでいた方が良いケースが少なからずあるらしい。

がんが見つかったら、がんの三大療法(手術、抗がん剤治療、放射線治療)を受けるのが日本では当然の如く思いこまれてきましたが、アメリカではこの療法を否定しているとのこと。労働厚生省やがん学会は秘密にしている!

とまで聞かされると、一般の人々は穏やかではいられないはずです。行政、がん学会、専門家、報道は事の真偽をはっきりさせ、経過・結果を公開してもらいたい願うのですが、それらしい情報に出合うことが出来ずにいます。

「単なる無責任発言」なのかどうか、日本ではお医者さんの対する信頼は非常に強く、「すがる」といった気持ちの患者さんも少なくない様に思はれます。

お医者さんと患者が信頼で結ばれるのは大切である事に何の疑念もありませんが、中にはとんでもない無自覚な医者がいるようで、目にした歓迎できない裏話を2,3書き出してみます。これらは単に少数の医師の問題に限られず、意外に根深い問題のように思われます。以下文献引用部斜字。

(1)医師271人中270人が抗がん剤を拒否(文献D)

医師たちも、抗がん剤の恐怖を知っている。だから、自分や身内には絶対、抗がん剤は打たせない。
こんなアンケートがある。内外の271人の医者に、「自分自身に抗がん剤を打つか?」と尋ねたら、なんと270人が「断固ノー!」だった。

患者が食事療法などを切望しても、無視して抗がん剤を打ちまくってきた東大医学部の教授4人が、自らががんになったら4人とも抗がん剤拒否で、食事療法で治したという、笑えないエピソードがある。

日本人の死亡原因のトップはがんである。厚労省の発表では、年間約35万人ががんで“死亡”しているという。しかし、この数値には悪質なごまかしがある。がん死と発表された患者の約8割はがんで亡くなっているのではない。かれらはがんではなく、病院で施されたがん治療の犠牲者なのだ。


(2)論文を破り捨てた医学部長(文献D)

がん死と発表された患者の「8割」ががん治療による犠牲者だという数字の根拠は、私のもとに寄せられた内部告発による。
OO大学医学部付属病院では、やはり入院や通院しているがん患者が次々に亡くなっていく。そこで1人のインターン医師がその死亡原因に疑問を抱いた。彼は1年間を区切って、死亡したがん患者のカルテを精査し、その死亡原因の統計をとってみた。すると、驚くべきことが明らかになった。大半の患者は、がん以外の死因で亡くなっていたのだ。
その多くは感染症だったという。たとえば肺炎、インフルエンザ、院内感染、カンジダ菌感染症……などなど。なぜ、がん患者の大半が感染症で命を落とすのか? その理由は、患者の免疫力がほとんどゼロになっているからだ。
では、なせがん患者の免疫力が失われたのか? それは、がん患者に大量投与された抗がん剤や、大量照射された放射線、さらには手術による疲弊などによる副作用が原因である。

このインターン医師は、がん治療の臨床現場における驚愕の現実を博士論文にまとめた。それを審査してもらうために学部長のもとを訪ねた。それからの出来事には血が凍る。
なんと、学部長は論文を一読するなり、目の前でズタズタに引き裂いてゴミ箱に投げ込んだというのだ。
「このようなショッキングな現実が、患者やその家族に知られたら大変なことになる」
だからこそ学部長は、衝動的なまでに貴重なこの学術論文を破り捨ててしまったのだ。
私は内部告発者からこの話を聞いて絶句した。「ぜひ、その博士論文を入手したい」と食い下がったが、彼いわく、「ところがコピーはないんです。インターンの医師も、まさか破り捨てられることを予想していなかったんでしょう」
かくして、幻の博士論文は、ゴミ屑と化した。
しかし、なぜ学部長が論文を廃棄したのか? この論文こそが、日本の、いや世界のがん治療の地獄を、ありありと告発する証拠だったからだ。そこにはこう記されてるいたという。
「死亡したがん患者のうち、がん以外の死因で亡くなった者は、全体の80%であった」
ここでいう“がん以外の死因”とは、まさに抗がん剤などの「重大副作用」である。


(3)まるでピント外れの「抗がん剤の有効性論争」

2011年から12年の初めにかけて、雑誌メディアでは「抗がん剤の有効性」をめぐって大論争が巻き起こった。論戦のきっかけとなったのは、『月刊文藝春秋』に載った「抗がん剤は効かない」という戦慄リポートだった。副題は「氾濫するがん特集では触れられないタブー」。筆者は近藤誠医師(慶応大学医学部講師)。彼はこう断言している。
「専門家たちは(抗がん剤が無効だということに)当然気づいている。気づいていなければ専門家の資格・能力はない」
メディアは蜂の巣をつついたような騒ぎになった。
  (中略)
私の手元に一冊の本がある。タイトルは『抗がん剤調整マニュアル』(じほう出版)。そこに驚愕の写真、イラストがあった。ゴーグルにマスク、防護頭巾、さらに袖口まで厳重な防護服に覆われ、両手には白いゴム手袋。なにやら作業を行なっている。よく見ると作業台と作業者は、ガラス戸で仕切られている。その仕切り下の10センチほどの隙間から両手を中に入れて、手作業を行なっている。
私は、この写真を見た瞬間に、「これは原発と同じだ!」と直感した。まるで福島第一原発で放射能汚染と闘う原発作業員ではないか。
しかし、かれらが取り扱っているのは放射性物質ではない。かれらは病院の薬剤師であり、抗がん剤の瓶やアンプルから薬剤を注射器に移し換える作業をしているのだ。
たったそれだけの作業で、この厳重な警戒ぶり!
まさに高レベルの放射性物質並みの危険物といえる。

がん患者ではなく、病院関係者を守るための重装備

あなたは、こんな光景を見るのは初めてのはずだ。
「クスリを注射器に移す」。それは、病院であたりまえの手順である。何度も見たことがあるはずだ。薬瓶の蓋に注射針を刺す。アンプルを折って薬剤を注射器に吸い上げる。そんな単純作業なのに、なぜか抗がん剤にかぎっては、このような放射性物質並みの厳重管理で行なう。病院関係者はいったい、何を恐れているのだろうか?
これが前出の『調整マニュアル』に掲載された「ガウンテクニック」である。羽織るのは抗がん剤防護服だ。薬液を注射器に移すときの「調整者へのばく露防止と汚染の拡散防止」のための“着付け”指導なのである。
事前にまず、キャップとマスク、ゴム手袋を装着しておく。ガウンの外側に触れないようにして“着付け”を終えたら、さらに袖口を二重手袋で密閉し、オーバーマスクを重ねて装着して完成。
こうなると原発作業員より、こちらの方がより厳重装備といえる。さらに、これら装備は全て1回きりの使い捨て!
繰り返すが、抗がん剤を注射器に移すだけの単純作業である。ただそのために、これだけの厳重装備で立ち向かう。目的は「安全確保」のためである。
断っておくが患者を守るためでは断じてない。これは、病院関係者である看護師の身の安全を守るための装備である。


がん治療に関連する幾つかの記事を通して、がん検診・治療の問題点を学んできました。
「自分や家族にがんが見つかったらどうする?」の命題に対して、考えが収斂する糸口は未だ見つかりませんが、「普段からアンテナを錆びさせずにいると新たな情報に出合うであろうし、日頃から折々に考えを重ねておくことが肝要」との思いが強くなったように思います。

治療そのもはお医者さんにお願いするわけですが、どの様な治療をするか、しないかは主治医の先生や別の専門の先生に十分にたずねて、納得してから・・と頭では考えます。
しかし実際にはなかなかそうは行かないだろうとも思います。

イザの時に、及ばずながらお医者さんに突っ込んで話を聞けるだけの準備をしておくことが自己防衛のために必須なのだろうと思っています。

参考文献
文献D;わが身に危険が迫っても これだけは伝えたい 日本の真相!
船瀬俊介・著  成甲書房  2013年刊

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