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はぴせ
元会社員の後期高齡者。自称平均的な日本人。札幌市出身、東京都在住。「心と体の健康維持・増進」を願い、求める極意は「自然体」で「頑張りすぎない程度に頑張って」日々を暮らすこと。
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2014年08月13日
お詫び
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本日予定の新規投稿は、都合により後日に変更させていたきます。

2014年08月07日
A406・「ガン検診無用論」を調べています(2)
(前回)
1、ガン検診とガンの早期発見・早期治療について
1-1 定期検診で死亡率は変わらない (文献B)


(今回) (文献引用文は斜文字で表示)
1-2 定期検診で死亡率が高まる

文献A
追跡調査結果
・検診を定期的に受けていたグループは、受けなかったグループより肺ガンの死亡率が圧倒的に高く、
・それ以外の病気による死亡率も明らかに高い

という20年以上前にチェコスロバキアで行われた肺ガン検診の追跡調査結果があり、
その後、欧米各国でより精密な追跡調査が行われ、その多くが同様の結果だった。


1-3胃がん検診、人間ドッグ、脳ドッグ

文献A
・胃がん検診をやっているのは、世界中で日本だけ。
日本は、大規模な追跡調査をやらない国なので、胃がん検診が有効だということを実証する証拠は一切ない。
にもかかわらず国が推奨しているのは何故か?

 大がかりな検診は意味がないという認識は、すでに欧米の研究者の間で広まっている。医者へのアンケート調査では、「検診はやった方がいいが、血液検査や尿検査があれば十分で、レントゲンや心電図までは必要ない」というデータもある。

・「人間ドッグ」は日本だけ。推奨している国は他にはない。

・「脳ドッグ」
世界13ヵ国の医師と研究者が調査した結果、
5年間放置した脳動脈瘤が破裂した割合は
動脈瘤の大きさが7mm未満で0・2%、
        7~9mmで0・5%、
        9mm超で3・1%  だけという結果だった。
一方で、破裂を予防するために手術を行った場合、
1年後に2・7%が治療そのものが原因で亡くなり、
半身麻痺などの障害を加えると、じつに12%が死亡もしくは障害を受けていたことが明らかになった。


(この数字を「正」とすると、8mm未満の脳動脈瘤の破裂予防手術はなすべきでない!と思われるが実際はどうなのだろうか。私なら、経過観察をして、9mmを超えた時点で判断する方針を摂るだろうと思います。)

1-4 検査よりも予防

文献A
・メタボ健診で血圧が少しだけ高いと判定された人にも降圧剤が処方されてしまう。

調査の結果、降圧剤を飲んでも飲まなくても、5年後、10年後の死亡率そのものは変わらないか、飲む薬によっては増えるということがわかっている。

降圧剤を飲めば、確かに血圧は下がるが、心筋梗塞を誘発したり、思わぬ余病を引き起こすことがある。

 要するに、早期発見・早期治療をしても結果が変わらないということを、様々なデータが示している。

・ガンは8割方予防できると考えられる。遺伝によって起こるがんは全体の5%ほどだけ。
多くの発ガン原因は検診の放射線被ばく、たばこ、塩分の取りすぎ、野菜や果物不足など。

野菜は生での摂取が望ましい。ジュースやサプリでは、ガンを抑制する抗酸化物質が分解されてしまうことが多い。

人間の身体は、余計な手を加えずとも、自然に沿った生活をすることで、健康が保たれるようにできている。

検診大国・日本で健康に生きていくために、過剰検査・過剰医療の恐ろしさをよく理解することが大事だ。
(続く)

次回以降予定
2、ガン検診のデメリットについて
3、ガン三大療法(手術、抗ガン剤療法、放射線療法)について

注目した文献
文献A;「長生きしたければがん検診は受けるな」(岡田正彦・新潟大学医学部教授)
文献B;「がん検診で死亡率は低下しない」 医学博士國香 清
               『医学博士の健康ブログ』2013年10月10日
文献C;「 ガン検診、受けた人ほどガンになり、早死にする!」 (時空研ブログ)

文献D;わが身に危険が迫っても これだけは伝えたい 日本の真相!
船瀬俊介・著  成甲書房  2013年刊
文献E;もしも近藤センセイから「」ガンの放置治療」を進められたら
 メディカル・インサイトの社長日記<Part.2>鈴木英介
文献F;近藤誠さんの「ガン法治療法」でいいのか?
  大津秀一(緩和医療医、YomiDr 2013年12月19日読売新聞)

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2014年08月01日
A405・大関豪栄道の誕生と「大和魂」
1、大関豪栄道の誕生と口上

大相撲力士豪栄道が大関昇進を伝達された席で「これからも大和魂を貫いて参ります」と口上を述べました。

「大和魂」
私の好きな言葉の一つです。
豪栄道もまた応援しているお相撲さんです。

入幕の頃から注目していました。何処までも続く山坂を上ったり下ったり、ひたむきに汗を流し、一歩一歩実力を付けてきた!そんなお相撲さんだと思っています。

頭抜けた破壊力!があるわけではなく、派手さもないけれど、当人が「一つのことを一生懸命にやり抜けば必ず報われる」と語った言葉通りの力士であり、大きな魅力を感じます。

場所の終盤になって突然といった感じの昇進話でしたが、嬉しい大関誕生でした。
この先、厳しい戦いが続くでしょうが、更に着実に力を付けていくことを願っています。

前回のブログで書き始めた「ガン検診の無用論、有害論」についてですが、文献を読みながら自身が今後どう対応すべきか!を考え、やや頭が混乱しています。

「ガン検診」は一休みして、今回は話題を豪栄道の大関昇進と「大和魂」に致しました。

2、大和魂と日本人

 「敷島の大和心を人問はば
         朝日に匂ふ山桜花」

何故か私には、先ず第一に本居宣長のこの歌が思い浮かびます。
何時どういうきっかけで覚えたのか分かりませんが、花の頃も、青葉の頃も、紅葉の頃も、落葉したころも、里山や近郊の公園などを歩いていてヤマザクラに接すると、一人この歌をつぶやきます。
日本人であることを感じます。

文献によると、「大和魂」という語は、江戸時代中期の国学で、本居宣長が提唱した「漢意(からごころ)」と対比され、
「もののあわれ」
「はかりごとのないありのままの素直な心」
「仏教や儒学から離れた日本古来から伝統的に伝わる固有の精神」
のような概念が付与された。とあります。私は感覚的にこの様な概念に染まっているようです。

「やまとだましい」なる言葉は何時頃から使われていたのか?
と思い、時代を遡ると平安中期頃のようです。

・『大鏡』に、藤原時平(871~909)に対して、
 「かくあさましき悪事を申し行ひ給へりし罪により、この大臣の御すゑはおはせぬなり。 
  さるはやまとたましいなどはいみじくおはしたるものを」
との記述がある由。

・『後拾遺和歌集』の歌で、「やまとごころ」が詠まれています。
「 はかなくも 思ひけるかな 乳もなくて  博士の家の 乳母せむとは」
これに対して
 「さもあらばあれ 大和心し賢くば 細乳に附けて あらすばかりぞ」
(大和心さえ賢いなら、乳が出るとか出ないとかは対した問題ではない)
とこたえています。

・紫式部(973頃~1014頃)の「源氏物語〜乙女]には、
才をもととしてこそ やまとだましひの世に用ゐらるゝ方も強う侍らめ
(学問をもとにしてこそ、大和魂が世間にしっかりと認められる)
とあります。

大体、この頃から「やまとだましい」という言葉が用いられたようです。

時代は下って幕末から明治では、
・吉田松陰(1830~1859)
「かくすれば かくなるものと知りながら やむにやまれぬ大和魂」
「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂」

・明治天皇(1852~1912)御製
「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」

多くの日本人の心に強く刻まれていることでしょう。

3、「大和魂」という言葉

「大和魂」は「和魂漢才」とも言われ、漢才(中国などから流入してきた知識・学問)という語・概念と対のものとして生まれたとされます。

即ち、中国などから流入してきた知識・学問をそのまま日本へ移植するのではなく、あくまで基礎的教養として採り入れ、それを日本の実情に合わせて応用的に政治や生活の場面で発揮すること。と解説されます。

「源氏物語」が生まれた平安中期は、国風文化という日本独特の文化が興った時代でしたが、当時の人々の中には、中国から伝来した知識・文化が基盤となって日本風に味付けしているのだ、という気風があった様です。

江戸時代中期以降の国学では「漢意(からごころ)」と対比されることが多くなり、「日本古来から伝統的に伝わる固有の精神」という観念が付与されたと言われます。

明治の時代になって、西洋の知識、学問、文化が一気に流れ入込んで来た際、岡倉天心らの「日本流に摂取すべき」という主張があって、大和魂とともに「和魂洋才」という語が用いられたとか。

これは「和魂漢才」をもじったもので、大和魂の本来的な意味を含んでいた一方、西洋の知識・文化を必要以上に摂取する事への抵抗感も併せもっていたいわれます。

明治時代以降、過剰に政治的な意味が付与されるようになり、

第二次世界大戦期には軍国主義的な色彩を強く帯び、現状を打破し突撃精神を鼓舞する意味で使われることが主となったのは、戦争を経験した年代の人々の記憶に残っていることでしょう。

日露戦争以降の帝国主義の台頭に伴い、国家への犠牲的精神とともに他国への排他的・拡張的な姿勢を含んだ語として用いられていき、「大和魂」という言葉も専ら日本精神の独自性・優位性を表現するものと解されるようになった。という説明もあります。

戦後は「大和魂」という語の使用が忌避されるようになり、今日に至っていますが、
経過はどうあれ、

「大和魂」とは、日本人の魂であると思っています。

日本人は、あらゆる雑念を除いて、純粋に日本人として自覚するとき、おそらく共通の魂を感じるだろうと思います。
それが「大和魂」なのだと思います。

日本という国が、他国との関わりにおいて、何かを決めるための根底にあるものが「大和魂」であろうと思います。

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