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~戦況とプーチンの嘘について~ 首都キエフの高層アパートにミサイルが命中 「ロシアはウクライナの軍事施設しか破壊しない」。プーチンの嘘がすぐにばれた。上は首都キエフの中心部から5km離れた地区にある高層アパートに、ロシアのミサイルが命中した瞬間。キエフ市長が自ら撮影してネット上に公開した。(2月26日ロイター配信) ロシアのトーチカ弾ミサイル ロシアは24日ウクライナ東部の病院に対して殺傷力の極めて高いクラスター弾搭載のミサイルを発射、攻撃した。上のl写真はネットで画像検索したロシアのミサイルで、確か14年前のもの。26日夜の段階で、ウクライナ側の死者は子供も含めて198名。 破壊されたキエフ市内の一般住宅 ロシアは首都キエフに向かって侵攻を続けているが、被害は市民の住宅にまで及び、たくさんのウクライナ人が郊外や隣国のポーランドに向けて脱出を図っている。(ロイター)国連難民高等弁務官事務所によれば、既にウクライナから国外に避難した人は15万人に及ぶ由。 ポーランド国境のリビウへ避難した人々 ポーランドとの国境に近いリビウの市街には、首都キエフなどから避難し、ポーランドへ向かうウクライナ市民が続々集まっている。リビウの町の人々は、逃げて来た同胞に対して食料や休憩所を提供している由。その中で何度も空襲警報が鳴り響く由。ポーランド政府はウクライナからの難民受け入れを表明した。(写真は25日三浦邦彦氏撮影=読売) 父と娘の最後の抱擁(リビウにて) 女や子供は隣国に脱出出来ても、18歳から60歳までの男は予備役として軍務に就くよう、命令が出ているため引き返すことになる。これが最後の抱擁になるかどうかは不明。(25日三浦邦彦氏撮影=読売) キエフ市内のウクライナ軍戦車 首都キエフに迫るロシア軍に対して、ウクライナ軍も激しく抵抗しているようだ。アメリカが提供した高性能の「対戦車砲」が善戦の原因とも。キエフ郊外の飛行場で、ロシアの輸送機を撃墜したとの情報もある。アメリカとドイツはウクライナへの兵器の追加提供を表明した。(写真はロイター) 火炎瓶を作るウクライナの女性 ウクライナ軍は自国民に対して「火炎ビン」の作成方法をネットで伝授。それを受けて一般市民も戦闘に加わっている模様。写真はBBC 決意を述べるゼレンスキー大統領 プーチンとウクライナのゼレンスキー大統領は激しい駆け引きをしている。対話を話しかけるロシアに対して、ウクライナも対話の意思を表明。だがロシアの真の目的は、現政権の打倒と傀儡政権の樹立。そしてNATO加盟を阻止して、ロシアにとっての脅威を排除すること。ロシアは協議の会場としてベラルーシを指定。ウクライナはポーランドを主張して、合意に至っていない。(写真はNHKの番組から) プーチンの狙い ロシア政治研究の専門家が見た「プーチンの狙い」。この考え方で、これまでもグルジア(現在のジョージア)国内の親ロシア地区2か所を独立させ、クリミア半島を奪った。軍事力に加えてサイバー攻撃やフェイクニュースや偽の画像を故意に流す「ハイパー戦略」で敵を篭絡して来た。今回も全く同様で、過去の無関係な映像を駆使して、ウクライナの脅威を世界にアピールしている。(NHKの番組から) 双方の兵力軍事力比較図 質量的にロシアが圧倒的にウクライナを上回っている。プーチンはまだ全軍の出動を命じていない。だが劣勢のウクライナが奮闘しているのは、自らに正義があると信じるためだ。日本在住のウクライナ人研究者は、ロシアへの強烈な経済制裁と、武器の提供を呼び掛けている。(NHKの番組から)27日アメリカとドイツはウクライナへの武器提供を決定した。 スペイン・バルセロナのデ抗議集会で 写真はウクライナ国旗(左)とヒットラーとプーチンの顔写真を合成したプラカード。ヒットラー率いるナチスドイツは第二次世界大戦でロシアに侵攻した。ヤルタ会談以降に落ち着いた国境だが、長い米ソの冷戦。ソ連の崩壊と多数の独立国の誕生。そしてNATOへの加盟。これに逆上したプーチンは力で隣国に攻め入った。自らの歪んだ歴史観、国際状況判断に基づいて。(写真は24日ロイター) 26日現在の攻防 ロシアは優勢だが、ウクライナの首都キエフは26日夜の段階(日本時間と現地との時差は7時間)でまだ持ち堪えている。プーチンが総攻撃を命じたら、双方に大量の死傷者が出ることだろう。世界はプーチンの狂気を見つめ、ロシア国民も不正義で邪悪な戦争に反対する動きが強まったと伝えられる。世界はウクライナとの連帯を選んだ。 SWIFTの仕組み アメリカとEUは27日、ロシアの主要銀行に対して近くSWIFT(国際銀行間通信協会)からの排除を決定したようだ。ヨーロッパにはドイツやイタリアのように、エネルギーの50%近くをロシアの天然ガスに依存してる国もあるが。ようやく了解を得たようだ。無論世界各国のその影響は及ぶが、ロシアを制裁するためには止むを得ないと判断したのだろう。<続く>
2022.02.28
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~プーチンの狂気とウクライナ支援の連帯~ ロシアによるウクライナ侵攻関係のニュースを見続けていた。それにしてもロシアの侵略は凄まじいスピードだった。あっという間にウクライナ空軍の基地と空港を大量のミサイルで破壊し、翌日には三方から戦車でウクライナの領土を蹂躙した。プーチンに対する外相の忠告など、世界を欺く猿芝居。時間稼ぎに過ぎなかった。初日だけでウクライナ軍施設83か所を粉砕。大勢のウクライナ兵士が犠牲になった。 2日目はロシア軍の戦車がっ首都キエフほかウクライナの主要都市を襲った。その途中で「チェルノブイリ原発」を占拠。ウクライナが核兵器を開発しているとのプーチンの詭弁によるもの。ロシア軍が放った砲弾が「核廃棄物格納庫」に命中し、一帯の放射線濃度が上昇した模様。一体何を考えているのか。狂気の沙汰としか考えられない軍事行動だ。 首都キエフにもロシア軍が迫り、30km郊外にある国際空港がロシア軍の手に落ちた。ゼレンスキー大統領は全国民と兵士に対して、徹底的な抵抗を訴えた。それでロシア軍の侵攻がキエフの10km手前で食い止められたようだ。恐らくウクライナ側に相当の犠牲者が出たと思われる。その尊い犠牲によって、第2日目(25日)中の首都陥落は免れた。(詳細は明日記そう) BSーTBS画面から借用 ゼレンスキー大統領は、軍服姿でロシアの「斬首作戦」を世界に訴えた。ロシア作成の「殺害リスト」に自分がトップの標的として載っていること。そして2番目に彼の家族が載っていると。国家元首を失脚させ、傀儡政権を樹立させることがロシアの目的とも。だが自分は亡命せずに首都キエフに留まると宣言した模様。 その一方で、もしロシアがウクライナへの攻撃を停止した際は、交渉に応じるとも発言したようだ。それをロシアは了解したと伝わる。対談の場所はかつて紛争の合意が成立したベラルーシのキエフ。ロシアの言い分はウクライナが武器を放棄し、永世中立を宣言すること。それを聞いたゼレンスキー大統領は了承したとの情報もあるが、そうではないようだ。(詳細は明日記載予定) キエフ中心部への総攻撃は第3日目(26日)以降か。この異常な精神の持ち主が、約束を守る保証はどこにもない。ゼレンスキーは生き延びて交渉の場に臨むことが出来るのだろうか。世界は今回この男の狂気を目の当たりにし、彼が善良な人々を迷わず殺害する侵略者であることを知った。 ロシア国内(左)では大勢の国民が彼の侵略戦争に反対の意思を表明し、1800人が拘束されたと伝わる。日本国内(右)でもウクライナ支援の抗議活動が展開され、世界各国でロシアの暴挙に抗議する集会が開かれたようだ。その折も折、ウクライナのオデッサ港で小麦粉を荷揚げしていた日本の貨物船がロシアのロケット砲で被害を受け、目下トルコに向け自力で脱出中のようだ。 国連の緊急安保理事会が招集され、日本ほか120か国が共同提案した「ロシアへの非難決議」が審議された。だが今月の議長国はロシア。常任理事国15のうち、中国とインドとUAEが態度保留し、ロシアが拒否権を発動して否決された。だがウクライナの国連大使が、急遽犠牲者に対する黙とうを提案し、議長が制止したものの数十秒間、議場内が沈黙に包まれた。出席した120か国が黙とうしたようだ。 ウクライナと連帯し、今回の事態を招いたロシアに対する強力な制裁は2つ。その1つはロシアからヨーロッパに向けての天然ガス輸送管「ノルドストリーム2」の凍結。だがEUの中でもドイツとイタリアは(右上)の図のようにロシアの天然ガスへの依存率が高いため、反対出来ないのだ。 もう一つはSWIFT(国際銀行間通信協会)からロシアを排除すること。こちらもロシアとの取引が多いヨーロッパ諸国にとっては自国も苦しむ二律排反の要素があるため、実施困難なのだ。アメリカやイギリスなど無縁な国のみの制裁だけでは、ロシアに打撃を与えることは不可能。それにロシアには中国と言う「良き協力者」が存在する。 目下ロシアのサニーバレーで開催中のフリースタイルスキーのW杯だが、国際スキー連盟が中止を決定した。ロシア以外の外国選手が決勝への出場を棄権したためだ。私はこの戦争が続く間、出来る限りニュースを収集してブログに書くことにした。ロシアはパラリンピックが始まる3月4日までに、キエフを陥落しウクライナを支配する積もりだろうが、そう行くかどうか。世界はロシアの狂乱を注視している。<続く>
2022.02.27
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~狂気と独断~ 1人の男の狂気が現代ヨーロッパの歴史を破壊し、世界史を塗り替えてしまった。彼の耳に他人の言葉は届かず、彼の目には自国ロシアのことしか見えず、彼の心からは慈しみ、哀れみ、慰めなどの感情は失せた。そうしてこれまでジョージアの国土に踏み込んで親ロシアの分裂国家2つを創り、自分勝手な理由でクリミア半島をウクライナから奪った。 24日のTV画面から 現地時間24日の早朝5時から始まったウクライナへの侵攻で、たくさんの死者が出た。狙ったのは軍事施設と彼は言うが、民間人にも多数の死傷者が出た模様。被害の実態は徐々に明白になるだろう。彼が主張するウクライナへの侵攻の理由は、全て口実に過ぎない。少なくとも昨年の6月ごろから丹念に練られた作戦の結果。理由は「後付け」だ。 Y新聞の紙面より借用 〇午前5時ごろ。プーチンがウクライナ東部での軍事作戦開始を表明。軍事施設などに攻撃開始。〇午前5時半ごろ。キエフ空港の航空便停止。〇6時ごろ。ロシアの黒海艦隊が南部オデッサに上陸。東部ハリコフのウクライナ軍司令部がミサイル攻撃を受ける。〇6時半ごろ。東部ドネツクで爆撃音。キエフ市長が市民に自宅待機を呼びかけ。外務省がロシアの目的はウクライナ国家の破壊と断定。 〇6時半ごろ。ウクライナ全土に戒厳令発令。〇7時ごろ。東部ドネツクの親ロシア派勢力が大規模攻撃開始。東部マリウポリで大きな爆発音2度。〇8時半ごろ。東部の親ロシア派勢力がルガンスク州の2つの町を制圧と発表。〇9時ごろ。ロシアの攻撃でウクライナ人が少なくとも8人死亡、9人負傷。大統領府がインフラ施設が大規模な砲撃を受けたと公表。<ロイター通信、タス通信などからY新聞が作成> 写真1)ウクライナ東部マリウポリ近郊の軍事施設で破壊されたレーダーなどの設備。(AP) 写真2)首都キエフで地下鉄の駅に避難した家族。(AFP、時事) 写真3)キエフで道路に落下したミサイルの残骸を調べる警察官。(ロイター) 写真4)ミサイルが着弾したキエフ市内の道路。(ロイター) 写真5)キエフから市外に向かう車の列。(ロイター) 写真6)キエフ州で砲撃の被害を受けた国境警備隊の拠点。(ロイター) 写真7)ロシア南部ロストフ州に終結したロシアのトラック。(AFP、時事) ロイター通信社はイギリスの国際通信社。AFPはフランス通信の略称。タス通信はロシアの国営通信社で、正確にはイタルタス通信。時事通信社は日本の民間通信社で、報道機関や出版社などにニュースを配信する。 〇昨年12月の国連総会決議で決まった「五輪休戦」(五輪開催の5日前からパラリンピック終了後の7日後までを休戦すると決めていた)を、ロシアが破ったことをIOCが非難した。国連決議だろうが、ドーピングだろうが、ロシアは世界が決めたルールを破る「無法国家」であることが分かる。 この男は憲法を改正して大統領の任期を変えた。大統領と首相に交互に就任して、独裁を続けたこともあった。今回彼はウクライナ国民に対して「早く逃げろ、降参しろ」と放言し、侵略占領後に暗殺や拷問を加えるウクライナ人の「粛清リスト」を準備していると言われる。彼は言う「侵攻の他に方法がなかった」と。だがその前に「ウクライナを自分の思い通りにするためには」が付くのだろう。 短時間のうちにロシア軍によって80か所以上の軍事施設と11の飛行場が破壊され、国土を制圧されたウクライナ。隣国ポーランドへ脱出したくても道路が混みあって国境に近づけない模様。また18歳から60歳までの予備役は、祖国に留まるよう政府から呼びかけがあった。ポーランドは隣国から逃げ込む難民を200万人と見ているようだ。事態が明白になれば、死傷者の数はさらに増えるだろう。 リモートで協議したG7の首脳は、ロシアへのさらに強烈な制裁案を出した模様。ただしロシアはそれを見越して、既に海外の金融機関から外貨を還流させていたようだ。また、中国はロシアへの経済支援を表明。大量の天然ガスを購入するようだ。 今回の隣国への侵攻に対して、ロシア国民の間には賛否両論があるようだ。熱烈な支持者がいる一方で、プーチンの野蛮な行動を非難する良心的な国民も多いようだ。だが独裁者プーチンは直ちに動き、侵攻反対を表明した市民1800人を拘束したとのニュースもある。そして翌25日の早朝から、ロシアはウクライナへのミサイル攻撃を再開した。 今後国際社会から非難を浴び、経済的な制裁を受けるロシアにどんな影響があるのか、そして国民の間にプーチンへの不信感や自由への待望論が湧き上がることはないのだろうか。ロシアにも良識を持った人は多くいると信じたい。そして今後の中国の動静が心配だ。何せ似たような独裁者がいるので。 緊張関係が長く続いた今回の騒動中、「プーチンと仲の良い森元総理に頼んでみたら」などと言う国内の声があったと聞いて驚いた。もう個人的なつながりで国際情勢が動くような時代ではないことに、日本の政治家もジャーナリストも気づかないとは。とかく日本人は人が良く、認識が甘いのだ。中露のように謀略を駆使しろとは言わないが、普段からの危機管理が重要。すべてが後手後手では国民の信頼は得られないだろう。 TBC系の25日の画面から ロシアの侵攻は2日目も素早かった。24日は制空権を制したが、25日は3方向から戦車で首都に迫った。チェルノブイリ原発も制圧し、ロシアの強い決意を表した。首都キエフは25日中に陥落する見込み。プーチンの狙いは「斬首作戦」。ウクライナの現首脳を殺戮して親ロシアの傀儡政権を成立させ、ウクライナのNATO加盟を永久に阻止することにあるみたい。もちろんロシア安泰のためだ。 日本国民もこのまま甘い認識でいたら、ウクライナの二の舞を踏む事態を招かないとも限らない。今回の激動は、私の国家観、政治観、歴史観に強い影響を与えた。果たして世界はウクライナの苦しみに寄り添えたのだろうか。そしてロシアに強烈な制裁を下すことが出来るのだろうか。私はせめてブログで自分の想いを伝えたい。それが老人の務めと考えるので。
2022.02.26
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~ウクライナ情勢急変~ 木曜日の朝から出かけて、県民税と市民税の申告をして来た。これで責任を果たしたとホッとし、昼食を摂り翌日分のブログを予約した。だが気になってニュースをチェックした。するとネットにロシアがウクライナに侵攻したと幾つかのニュース。youtubeでも確認出来てビックリ。まだ安泰だろうと思って別のテーマで書いたブログの公開日をずらし、これを書き始めた次第。 ウクライナ情勢が緊迫して以降、ウクライナの歴史について調べた。いずれ書こうと思ってのこと。だが状況が急変した。簡単に言えば。今から約千年前の大キエフ公国の誕生が現在のウクライナ、ロシア、ベラルーシ成立の発端。いずれも東スラブ人の「親戚」なのだ。その後の複雑な歴史に関しては割愛する。その親戚をロシアが侵攻し、ベラルーシが協力した。24日中に知り得た情報を以下に列挙する。 プーチンはウクライナのNATO加盟を恐れていた。だがアメリカはプーチンの意向を無視した。それでプーチンは作戦を練り始めたのだろう。かつてグルジア(現在のジョージア)国内の親ロシア勢力を独立した2つの共和国とし、さらにクリミア半島を奪った作戦(謀略)で。今回もかなり綿密に計画された作戦のはず。東ウクライナでもロシアは以前から反乱軍に協力し、軍事会社の民兵を潜入、工作させていた。 この人は外交的手段でロシアの考えを変更させようとした。だがプーチンは「のらりくらり」とかわし、決して本心を明かさなかった。焦ったバイデンは制裁案をちらつかせた。プーチンは外交に応じる姿勢も見せて対応。そこでバイデンはウクライナへのロシア侵攻の情報を流した。そして当初米ロ外相会議を開催予定の24日朝、ロシアは隣国に侵攻。この人は敵の陰謀に負けたのだ。 ウクライナの大統領は国民の結束と、ロシアへの対峙を呼びかけた。その心配が現実のものとなった。現地時間の24日朝5時、首都キエフでも爆発音があった。ウクライナの空軍基地がある東部の都市が早朝に爆撃され、飛行場及び軍事設備が破壊され、兵士と民間人に多数の死傷者(後述)が出た。プーチンは東部2州へのロシア軍の侵攻を命令。軍は直ちに侵攻した。 ロシア軍の侵攻は東部からだけではなかった。南部のクリミア半島からはロシア軍の大量の車両が国境を突破して侵入し、クリミアからの爆撃もあったようだ。また北隣のベラルーシからもロシア軍が侵攻した。。つまりロシアはウクライナ全土を標的にし、プーチンはウクライナ国民に対して降伏を呼びかけた。ロシアの駐ウクライナ大使館員は前日に逃亡したようだ。 ウクライナは24日正午頃、全土に戒厳令を発令。20代から60歳までの予備役を招集した。同国の兵士40名が死亡し、市民にも死傷者が出た模様。ゼレンスキー大統領はロシアとの国交断絶を宣言した。 さて日本の現地大使館員はキエフ市内の大使公邸に一時避難した。またウクライナにある日本企業57社に対しても、国外への脱出を呼びかけた模様。日本国内では国会を一時休止し、急遽政府は国家安全保障会議を開催して対抗措置を練ったようだ。 ロシアのウクライナ侵攻を知った国連事務総長は、ロシアを名指しして非難。EUはロシアに対して重大な制裁を課すと表明。マカロンフランス大統領は「フランスはウクライナと連帯する」とツイート。ショルツドイツ首相は「ヨーロッパにとって最悪の日。ロシアの侵攻は何を以ても正当化出来ない」と表明。 ジョンソン英国首相は「プーチン大統領は流血と破壊の道を選んだ」と指摘し、「断固とした対応を取る」とツイート。日本時間の24日23時から、G7はリモートで首脳会議を開催するようだ。果たしてどのような決議が出るか。過日岸田総理が表明した「制裁案」では手ぬるく、ロシアは痛くも痒くもないはず。また先日、林外相がロシアと経済協力などを協議していたとは呆れ果てる。 バルト三国(リトアニア、ラトビア、エストニア)の各首脳は、ロシアをSWIFT(国際銀行間通信協会)からの排除制裁と、ウクライナへの兵器提供を呼び掛けた。アメリカはロシアの主要金融機関との取引停止を表明した。 この人は北京冬季五輪に来たプーチン氏と会談して、ロシアの意向は聞いていたはずだ。だが中国はウクライナとの貿易が盛んなため、静観したいのが本音だろう。その一方でアメリカの目がロシアに向かえば、自国に好都合な面もある。だが果たして欧米や豪日印による中国包囲網が緩むことがあるだろうか。私にはそうは思えないのだが。 この人は21日の演説で、「ウクライナは完全にロシアによって創られた」などと独立国の正当性すら否定する発言をしていた由。それは極めて独善的かつ偏狭な歴史観。その驕りが今回の侵攻に結び付いたのだろう。本当の狙いは「ウクライナの非武装化」にあるようだ。 これが24日のロシアによるウクライナ侵攻の総括。写真はテレビ朝日系の番組から借用した。北部はベラルーシから、東部はロシアから、南部は黒海のロシア艦船20隻とクリミア半島から攻撃し、ウクライナ軍の施設83か所が破壊されたようだ。またサイバー攻撃でウクライナ政府のホームページを閉鎖。過去にも使ったハイブリッジ攻撃だった。 ヨーロッパの主要国は、今回のロシアの侵攻に対して激しく抗議した。ロシアの侵攻を受けたウクライナのゼレンスキー大統領は、緊急にアメリカのバイデン大統領と連絡を取ったようだ。それにしてもプーチンの感覚は異常。恐らくウクライナ全土を制圧し、傀儡政権を作りそうだ。今後の世界情勢を注視したい。
2022.02.25
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~大阪へ行きたい理由・続編(1)~ このブログのとあるシリーズに「大阪に行きたい理由」を書いてから3週間近く経ったと思う。あれから「北京冬季五輪」が始まり、その後緊迫化したウクライナ情勢や、日常の些末な事柄や健康状態などを縷々書き綴り、続編を書く暇がなかった。ウクライナ情勢が気がかりではあるが、一老人が心配して気を病んでもどうにもならない。今のうちにあの続きを書いておこう。そう思いついて書き始めた次第。 継体天皇像の一部 大阪に行きたい理由の第1が、高槻市にある「今城塚古墳」とそこにある「古代歴史館」を観たいこと。私はかつて高槻市に住み、その古墳へも何度か訪れた。あの荒れ果てた古墳がその後の発掘調査で、第26代継体天皇の陵墓と特定されたためだ。実存の天皇陵が特定されるのは、究めて稀。宮内庁が比定した陵墓は別にあるため。自由に立ち入ることが可能な天皇陵はほぼ皆無。その意味でも貴重なのだ。 発掘調査前の今城塚古墳 第25代武略天皇が皇統をほぼ抹殺したため、天皇の候補者がおらず、北陸の片隅に居た天皇の末裔を探し出して天皇になったのが古墳の主。発掘の結果石室から3つの石棺の破片が発見された由。阿蘇のピンク石製の石棺が継体天皇のものと思われる。残りの2組は息子の第27代安閑天皇と、第28代宣化天皇のものと推定されるようだ。2人の天皇は皇后が生んだ嫡子ではなく共に妃が生んだ皇子。 勇壮な埴輪群 古墳の造り出し部分に設置された埴輪群は、継体天皇の葬列を再現したもののようだ。かなりの規模で継体天皇の権力の偉大さが偲べよう。「古代歴史観」も出来ればじっくり観たいもの。 西殿塚古墳 皇后の手白香皇女の陵墓「西殿塚古墳」別名「衾田(ふすまた陵」は奈良県天理市にある。夫婦の陵墓が離れているのは珍しいが、皇女は第24代仁賢天皇の娘。淀川周辺を転々としていた夫とは異なり、ずっと都のあった桜井市周辺で過ごしたのだろう。8年ほど前に「山の辺の道」を歩いた際、卑弥呼の墓とも言われる「箸墓古墳」や第10代崇神天皇陵、第12代景行天皇量を近くで観た。もらった観光案内図に載っていた「手白香皇女陵墓」の名を見たのが最初だった。全くの偶然に驚いている。 発掘調査後に作成された今城塚古墳図 NHKの番組「英雄たちの選択」に出た学者たちによれば、「継体天皇は朝鮮半島に渡った経験があるのではないか」と。それほど国際情勢を見る目が確かだったと言うのだ。当時鉄を「輸入」した伽耶(かや)国との交流も。韓国の古代歴史ドラマに「手白香」と言う女性が登場する由。こちらは「スペクヒャン」と発音するが、「パクリ」のような気がする。皇女は記紀にも載る天皇の息女だ。<続く>
2022.02.24
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~ついにロシアが動いた~ 月曜の夜バスタオルを取るため箪笥の引き出しを開けようとしたが動かない。これは変。おまけに湯沸かしポットからお湯が溢れて流れ出した跡。慌てて原因追及を始めた。無理にこじ開けた一番上の引き出しのバスタオル類が濡れていた。2段目の肌着類とハンカチもびしょ濡れ。3段目のランニング用半袖シャツも濡れている。これは一大事。原因は一体何だろう。 その日、満タン近くポットに水を入れた。どうも入浴中に沸騰したお湯がこぼれ出たようだ。だがロックをしなかかった。ロックしないと沸騰したお湯が溢れるのを初めて知った。翌朝は何度も洗濯し、部屋で乾かした。引き出しの3段目まで、そして奥の壁が一番下まで濡れた箪笥は、乾くまでそのまま放置するしかない。とんだ災難になった。 プーチンがついに動いた。NATO諸国との対話に応じる姿勢を見せながら、本心は明かさなかった彼だが。ウクライナ東部2州の親ロシア独立容認決議にサインし、治安維持名目で軍の出動にゴーサインを出した。今後は基地を置くことも可能になった。 これがウクライナの「言語地図」。一番濃いこげ茶がロシア語を話す人口が75%を超える地区。クリミア半島や東部の2州がそうだ。ここに親ロシア派がいるが、全部がロシア支持ではない。次に濃い色の地区は25~74%。オレンジ色の地区は5~24%程度で、黄土色は5%以下。東部に近いほどロシア語を話す人口密度が高く、2014年にはクリミア半島をウクライナから武力で奪った。 実は今回と似たようなことが2008年のジョージア(当時はグルジア)であった。同年8月の北京オリンピック(夏季)にプーチン大統領は参加。その隙にロシア軍がグルジアの親ロシア地区に侵入した戦争。2つの地区はその後グルジアから独立して独自の共和国となり、グルジアは国名をジョージアに改めた。まさにデジャブー(既視感)たっぷりな出来事ではないか。 ウクライナはかつて社会主義国家であるソビエト連邦の一員だった。ソ連は一党独裁国家で、首都はモスクワ。当時のウクライナはソ連の原子力発電の中心地で、核開発が勧められた地区。ウクライナ北部のチェルノブイリ原発では4基の原発が稼働し、さらに2基の原発の建造計画が進んでいた。 旧チェルノブイリ原発(奥) 1986年4月26日。点検作業中の4号炉が急激な出力上昇による暴走。世界の原発開発史上最悪の事故が発生した。その事実は2日間知らされず、住民たちはいつも通りそこで暮らした。現場から30km圏外に住民が避難したのは1週間後。大量の放射能がヨーロッパ各地から北半球全域に拡散した。現在原子炉の「石棺化」が進むと言うが、万全ではない。 中国初の原子力空母「遼寧」はウクライナから購入し改良したもの。自前で建造した「山東」は無理な改造が祟ってデッキに亀裂が入っていると聞いた。五輪期間中にウクライナ侵攻の準備を進めて来たロシアのように、中国もまた台湾奪取の準備を密かに進めているのだろう。国境を接するインドも危険だ。 ウクライナ情勢の急変で、国連安保理が急遽深夜に開催された。2月の議長国はロシア。各国の国連大使は口々にロシアを非難したがロシアは自己弁護を続け、中国は沈黙を守ったようだ。 ロシアと対話するのは、ウクライナに侵攻しないことが前提と言ったこの人。ロシアには決定的な経済制裁を課すと話していたが、果たしてNATOやG7はどう動き、ロシアに対して具体的に何が出来るのか。ロシアは軍事演習で、核兵器が装着可能なミサイルの発射訓練をして、西側を揺さぶった。マクロン大統領の一連の外交努力は無になるのか。 さてロシアはどう出るか。戦争に発展することはないだろうが、ウクライナのNATO加盟が実現する可能性はある。世界に恐怖を振り撒いた独裁者プーチン。南シナ海の東沙諸島と南沙諸島に軍事拠点を作り、国際司法裁判所の裁定にも従わなかった中国は、何食わぬ顔してパラリンピックを挙行するのか。恐怖の大王、ロ、中、北の今後の行動を注視したい。
2022.02.23
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~スポーツと政治の間で~ 記事と写真に直積的な関係はありません。 17日間に及ぶ「北京冬季五輪」が終わった。これほどまでに話題になった大会も少ないのではないか。開催国内の人権侵害問題に抗議して「外交的ボイコット」を表明した国もあったが、追随した国はさほど多くはなかった。 しかし中国も相変わらず汚いねえ。聖火の最終ランナーをウイグル人にして、いかにも「我が国は公平で少数民族を尊重してますよ」とでも言いたげな態度。 その一方で台湾の防衛識別圏に自国の最新鋭機を侵入させ、真珠海では自国の艦隊がオーストラリアの哨戒機にレーザーを発射した。平和の祭典中の危険行為。そんな国に五輪開催の資格なんてあるんだろうか。 そんな国に「よいしょ」されて、精いっぱいのサービス精神を発揮したバッハ会長。ワリエワ選手問題と言い、もっと明確な裁定は出来なかったんだろうか。中国は何とかボロを出さずに済んだと安堵してるだろうけど。 しかしロシアとウクライナの緊迫した状態には冷や冷やしたね。しかしロシアは相当の悪。よりによってオリンピック期間中に「合同演習」と称する軍事訓練をするなんて悪質。全国の兵士をウクライナ国境に招集し、黒海にはバルチック艦隊と黒海艦隊を配備させたんだよ。 しかしそのことがあって、私は過去の歴史を知った。第二次世界大戦中にナチスドイツが侵略した地域を、戦後どう帰属させるかがそもそもの発端。ウクライナとロシアでは民族も宗教も違っていた。だが、「線引き」が上手く行かず両民族が交じり合う地区が出来たんだね。それがウクライナ東部の2州。 ロシアは8年前にウクライナからクリミア半島を奪った時と同じ手を今回も使おうとした。あの時ロシアに強く抗議出来なかったオバマ政権の副大統領がバイデンさん。バイデン氏が先の選挙で勝った際、プーチンは「あんな爺は簡単にひねり潰してやる」と豪語していたね。 バイデン氏にはさらに弱みがある。トランプ氏がヒラリーを破って大統領になった際、「ロシアゲート事件」をでっち上げたのが当時の民主党。さらに息子の「ウクライナ疑惑」を自分が大統領になってから闇に葬り、そのことで当時のウクライナ政府を脅した。 そんな薄汚れた同士が、互いに正義ぶって相手をやり込めているのが舞台裏の話。どっちもどっちだけど、そんなことを互いの国民は知らない。まあ抑圧よりは自由である方が、戦争よりは平和である方が良いのは当然だ。 しかし去年の東京大会同様、今回も世界的なパンデミックの中でのオリンピックだった。選手たちは自由な練習や試合が出来ず、コンディションをピークに持って来るのも大変だったはず。その中で良く健闘したと思うよ。中には中国に着いてから陽性が判明して、隔離された選手もいたよね。 驚いたのは冬季五輪に今回で8回目の参加と言うレジェンドがいたことだ。年齢は50歳とのこと。そんな年齢になるまで自らの体を鍛え、精神をコントロールするのは並大抵の努力ではなかったはず。 そして今回も新しい種目が加わり、若い選手の活躍が目立った。しかし空中に高く飛び出して体を何回の回転させたりひねったりするのは怖いだろうね。彼らはきっとその恐怖心に打ち勝って出場したんだね。 羽生選手(1) 残念ながら女子フィギュアスケートではドーピング問題が出たね。ロシアの国家ぐるみの犯罪行為が、未だに続いていることに呆れる。「選手は原材料」で「スケートリンクは工場」だそうだ。国を挙げてエリートを育成し、体が身軽な15歳までに高い技術力を身につけさせられる。 羽生選手(2) 結局あのワリエワ選手も犠牲者なのだろう。心も体も深く傷ついたと思うけど、母国の人たちは帰国した彼女を空港で出迎え、彼女は別の出口から帰ったみたい。そして、もう早練習を開始したみたいだよ。今後あの鉄の女コーチが、そしてドーピング大国のロシアが果たしてどんな対応をするんだろうね。 世界の仲間に担ぎ上げられる羽生結弦選手 出来れば努力した選手が報われるスポーツ界であってほしいね。今回も北京に来るために、様々な困難を乗り越えて来た各種競技の選手のエピソードを聞いた。流した汗と涙がメダルに結び付いた人もいれば、緒戦で敗れ去った人もいた。勝敗は時の運。きっと敗者も誇りを持って帰国したことだろう。 次の冬季五輪会場はイタリアのミラノ。もうその4年後に向けて決意を表明した日本の選手もいたね。さらなる高みを目指して、これからも精進してほしいものだ。 中にはこの北京冬季五輪を最後に引退する選手もいることだろう。「本当に長い間お疲れさまでした」と労いたいね。自分の名誉と母国の誇りのために、良く頑張って来ましたね。いろんなことがあった「北京冬季オリンピック」だったけど、やっぱりスポーツは良いよね。それも世界の一流の選手が競い合うオリンピックは最高だ。 ありがとう選手たち。あなたたちの姿を見て、私たちがどれだけ楽しみ、そして勇気づけられたことか。ゆっくり体を休めて、また始動してくださいね。私たちはこれからもあなたたちを誇りに思い、応援し続けたいと願っています。心からの愛を込めて。外は小雪舞う仙台です。 とここまは少しのんきなことを書きましたが、ウクライナ情勢がかなり怪しくなって来ましたね。ウクライナ国境のロシア軍は依然として留まり、既に出撃命令が出されているとも聞きます。まさに狂気の沙汰。一方中国もインド、ネパール、ブータンの領土への侵略をじわじわと進めているのです。やっぱり、あの両国は似たもの同士。それに北朝鮮を交えた「団子3兄弟」は世界の脅威です。
2022.02.22
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~その後の体調~ <モデルナ「スパイクバックス筋注」ワクチン接種後に現れる副反応などについて。製造元の武田薬品が配布した資料から抜粋して紹介します。 <接種後すぐに現れるかも知れない副反応>1・ショック、アナフィラキシー 〇全身:冷汗が出る。ふらつき 〇顔面:減免蒼白 〇胸部:動悸、息苦しさ 〇皮膚:全身のかゆみ、蕁麻疹 〇頭部:めまい、意識の消失 〇口や喉:喉のかゆみ 〇手足:手足が冷たくなる2.血管迷走神経反射 〇立ちくらみ 〇血の気が引く(時には気を失うこともある) <接種日以降に現れるかも知れない副反応> 1.心筋炎、心膜炎 〇胸の痛み 〇動悸 〇むくみ 〇息切れ 〇浅くて速い呼吸など 2.注射部位症状 〇注射た場所の痛み 〇腫れや硬さ 〇発赤 〇注射した側の腕のリンパ節の痛み、圧痛、腫れ 3.全身症状:発熱、頭痛、疲労、筋肉痛、吐き気、嘔吐、悪寒(おかん=気持ち悪い寒気)注1)1回目では5割の方に、2回目に接種した場合は8割の方に、何らかの全身症状が出ることが報告されている。追加免疫として3回目の接種した場合では2回目の接種時と同程度の症状がみられます。注2)これらの症状は多くの場合、接種後1~2日以内に現れますが、稀にこれより遅く(概ね1週間)現れることもあります。全身症状の多くは軽く、1~3日で消失しますが、高熱やけいれん等の異常な症状が現れた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。 これらは本ワクチン接種により現れる副反応のすべてではありません。本ワクチンを接種した後、特に数日間は、ご自身の健康や体調の変化に注意し、普段と変わったことがあった場合は、医師に相談してください。 以上参考までに接種に配布された武田薬品工業(株)の「医薬品リスク管理計画」から抜粋しましたが、責任は負いかねます。またこのほか今回省略した「接種前の注意点」も掲載されていますので、受診者は事前に十分確認のうえで接種された方が良いでしょう。意外に大変なものですね。 私の場合は接種直後から発熱と軽い頭痛を感じ、帰宅後(接種1時間半後)に軽い喉の痛みを感じましたが、これは空気の乾燥によるものかも知れません。接種の翌日には接種部位(左肩)に痛みを感じましたが、手で触れないようにしています。そのほかの変化はなく、食欲便通ともに平常通りです。 フィギュアスケートペアの部。三浦璃来(りく)・木原龍一郎の(りくりゅう・ペア)は素敵でしたね。予選で勝ち上がってフリーに臨み、見事7位入賞でした。試合後4年後も8年後も滑りたいと語っていたのが印象的。木原はカナダの自宅でトレーニングを重ね、20kg体重を増やして今大会に臨んだ由。しっかりと相手を受け止めるためにも筋力をつける必要があったのでしょうね。 女子カーリングのロコ・ソラーレ。健闘しましたね。決勝ではイギリスに敗れて銀メダルでしたが。北京出場のために彼女らが長年積み重ねて来た努力が報われたように思います。精神力、団結力、ピンチでも明るさを失わず意見を交換した仲間意識に敬意を表します。一番左の石崎選手はサブの43歳。五輪出場最高年齢を更新した。藤沢選手が感謝を込めて彼女の首に銀メダルを懸け、二人はハグした由。 合同演習をモスクワからリモートで観る2人 ロシアのプーチン大統領(右)とベラルーシのルカセンコ大統領(左)が両国の軍事演習の様子をモスクワからリモートで眺めています。(AP通信配信)どうやら核戦力部隊が大陸間弾道ミサイルや極超音速ミサイルを実射したみたい。どちらも核弾頭の装備が可能です。ウクライナ東部では連日親ロ派とウクライナ政府軍の間で数千回以上の爆撃が行われているみたいです。 米ロは互いに相手を非難し合って、実態は闇の中です。だがKGB(秘密警察)出身のプーチンにとって相手を騙すなんてお手の物。自分に批判的なジャーナリストをこれまで何人暗殺したことでしょう。今回もオリンピックを「隠れ蓑」にして、支配を強め領土拡張を狙う全体主義国家の策謀を許してはいけません。私は少しのんぶりしたくなりました。ではでは。<続く予定>
2022.02.21
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~初めてのモデルナ接種~ バスの中で さて、どうする。3度目のワクチン摂取に備えて、やれることを考えた。副反応による体調の悪化を考えて、先ずおかずを作り置きした。野菜料理と焼き魚をそれぞれ2種。不足しそうな野菜類などを買い揃え、当日の夕食用に握り寿司と助六寿司を購入。念のため初めて薬局で「解熱剤」を買ったが、頭痛薬でもあるんだねえ。私の場合、頭痛くらいでは薬を飲まないため、知らなかったのだ。 帰宅が遅くなることを考えて懐中電灯を、雨が降ることを考えて折り畳み傘を小さなリュックに入れた。バスの時刻も予め調べていたが、民間のバスに乗らないで良かった。私は経路とバス停から会場までの所要時間を考えて市営バスにしたが、正解だった。お役所仕事であまり早めに着いても寒いところで待たされるだけ。私は図書館に入って暖を取っていた。 今回は公的機関が接種会場でやたらと待たされ、手続きが細かく分断されている。きっと「密」にならないための措置なのだろうが、うんざりした。おまけに「モデルナワクチン」に関する情報を会場で初めて渡されたが、観る暇もなく作業が進み、少々不安になった。でも体調が何とか接種当日までに回復し、これなら体も耐えられそうと判断して受けた。痛みはないが、直後から微熱が出た。 帰りもちょうど良い時間の最も近いバス停を通る路線のに乗れた。雨も降らず、懐中電灯も不要。帰宅して直ぐに暖房を入れ、シャッターを下ろして荷物を片付けてから夕食。握りと助六を半分ずつ皿に盛り合わせ、暖かい味噌汁と副食品と果物類。アルコールは控えた。夕食後パソコンを開いて翌日のブログを書き始めた。この分なら風呂にも入れそうと判断して、浴槽の掃除。接種会場では待機していた医師に体調と服用している薬剤名を聞かれたが、「お薬手帳」持参とは書かれてなかったはず。 ともあれ、3回目のワクチン接種は無事終了。副反応は3日以内には出るようだが、今のところはいつもより調子良いと感じるほど。前夜の寝不足を取り返して、カーリングの決勝を観たい。ウクライナ東部の親ロシア2州では、武力衝突が始まっているようだが、ともかく私は風呂に入って早く眠りたい。先ずは今のところは無事でおります。元気で日曜日(20日)に再会しましょう。ではでは。<続く>
2022.02.20
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~事態の行方~ (注)記事と無関係な写真が含まれています。 本来一番大事なのは私の健康。本日19日の夕刻、3度目のワクチン接種を受ける予定。そのため良いコンディションであるべきだが、体調はここ1週間で一喜一憂するほどの変化。その中でウクライナ問題を中心とする世界の動き、北京冬季五輪での日本人選手の活躍、そして北京大会における不正と疑惑。それらを疲労困憊の身でどんなブログを書くか。極限状態で私は連日その作業に追われていた。 17日(木)。この日は女子カーリングに釘付けになった。それでも翌日のブログの原稿を予約し、途中で5度ほど修正。岸田総理の記者会見も観た。ネットで各種の情報をチェック、食事の準備。気になった女子フィギュアスケートは最終グループから観た。だが、最後のワリエワ選手の場面で不覚にも眠ってしまった。入浴後居間に戻ると坂本花織選手が銅メダルのニュース。ええっ、一体何が起きたのか。 まるで狐につままれたよう。転倒の連続でワリエワ選手は暫定4位だった由。それで表彰式もやったのだ。コーチは「なぜトリプルアクセル以降戦うのを止めたの」と彼女を叱責。金メダルのシェルバコワ選手はハグしてくるコーチを身を捩って避け、「あなたは全部知ってたんでしょ」と逆襲したそうだ。それらは翌日知った。審査発表の待機場所にはマイクがあり、彼女らの声が全部筒抜けだった由。 WADA(世界アンチドーピング機構)は、今後ROCのトトベーゼコーチとチームドクターを喚問するようだ。鬼女コーチはスケート場を「工場」選手を「原材料」と呼んでいるみたい。ロシアにとって女子フィギュアスケート選手は、オリンピック1回限りの使い捨て。今回失態を演じたワリエワ選手は強制引退させられそうだ。さすがのバッハ会長も関係者の厳罰を言明した。 銅メダルの坂本花織選手が試合後のインタビューに答えて曰く。これまではこのオリンピックで終わりと考えていたが、今回3回転半(トリプルアクセル)ジャンプに挑戦した後輩2人の姿を観て自分も挑戦したくなったこと、ロシアの高水準の演技に刺激を受けたこと、さらに4年後のミラノ大会(イタリア)でも跳べそうな気がして来たと前向きな発言。どこまでも明るい笑顔の彼女だった。 プーチン氏と電話対談した岸田総理は、ウクライナ問題に関する日本の懸念を伝え、北方領土問題を含む平和条約の締結に向けて引き続き協議することになったと発表。プーチン大統領はG7はじめ欧米諸国の経済制裁の本気度を知り、これまでの方針を変更する可能性も出だした。米ロの外相間では双方の見解を記した文書が交わされ、来週末にヨーロッパで会合を持つことになりそうな気配。 ウクライナ東部の兵士(AP通信) G7では外相会談を対面で、首脳会議をリモートで開催予定。双方でその他数多くの会合が持たれるようだ。さてウクライナ東部のドネツク州及びルグンスク州では政府軍と親ロ派との間に砲撃があると伝ええられ、それを口実にロシアのウクライナ侵攻が懸念されている。ロシアは情報操作やサイバー攻撃で揺さぶりをかけ、アメリカはそれを暴露して警戒を強めている。波乱は当分続きそうだ。 女子カーリングの準決勝は予選1位スイス対4位の日本、予選2位のスェーデン対3位イギリス。前日敗れたばかりのスイスに対してロコ・ソラーレの完璧なスローが次々に決まった。慌てたスイスは正確さを欠き、予選1位の強さを発揮出来なかった。8対6で日本の勝利。これで銀メダル以上が決まった。スェーデン対イギリスは延長戦に入って現時点では相手が決まってないが、一応予約しておく。 本日のワクチン接種後の体調次第で、20日(日)のブログを休止することもあり得ます。出来れば無事でありますよう願っています。ではでは。亭主敬白
2022.02.19
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~興奮そして疑惑~ (注)記事と無関係な写真があります。 泣きじゃくるロコ・ソラーレ ロコ・ソラーレの活躍には痺れた。対イギリス戦で敗れたものの、対アメリカ戦に勝利して準決勝に進む希望を残した。最終戦の対スイス戦で敗れて5勝4敗。他チームの結果待ちだったが宿敵の韓国が敗れたことで、イギリス、日本、カナダが同率。最後はLSDでの決着。イギリスが1抜けで決まり、日本とカナダとの差はわずか9.44cm。これで日本は準決勝へ、カナダは予選敗退となった。 高木美帆が金メダルと聞いて驚いた。そうか、まだ1000mが残っていたんだね。5種目にエントリーして7レースに出場。その疲労した身での最後のレース。全力を尽くした彼女は、内臓がボロボロ状態と感じたほどだった由。最後のレースは五輪新記録だった。レースがが終わった途端、ゴホンゴホンと咳をしたそうだ。よく頑張ったね。偉いぞ。 そして複合団体で銅メダルのニュースにもびっくり。複合は全部終了したとばかり思っていたのだ。だが、複合団体のラージヒルが残っていたのだ。個人とは打って変わって、ジャンプでリードされたのを、後半の20kmクロスカントリーで逆転したようだ。嬉しいなあ。現時点で女子フィギュアスケートフリ-の演技は終わっていないが、ここで予約しておこう。俺はもう疲れたよ。本当に。 さて、事態が動き出した。ロシアはウクライナ東部の「親ロシア地区」を併合する案を、議会(下院)に出した。これでは強奪を予告したようなもの。ウクライナでは2つの銀行がサイバー攻撃に見舞われた。ウクライナの大統領は国民に全員一致を呼びかけ、たくさんの国民が国旗の色の布を持って陸上競技場を行進した。アメリカは駐ウクライナ大使館を首都キエフから、攻撃されにくい西部の都市に移転。 ロシア軍とNATO軍の衝突が生じるかは不明だが、ロシアは長期作戦に出るとの見方がある。もしウクライナに侵攻した際の制裁として考えられるのは、G7諸国など欧米や日本がロシアの「ドル決済」や「ユーロ決済」を拒否すること。これでロシア経済は大打撃を被る。外交努力は続くだろうが、予断は許せない。17日の夜は岸田総理がリモートでプーチン氏と協議する予定だが、効き目があるかどうか。 続いてロシア女子フィギュアスケートのワリエワ選手のドーピング疑惑。禁止薬物は飲まずにうがいした後吐き出すと、口の粘膜から成分が吸収され、かつ早く体外に排出されるため、追及から逃れやすい由。だが、それにも関わらず彼女の検体からは禁止薬物が検出された。IOCは現在、スェーデンの検査機関での最終結果を待っているようだ。 アメリカの報道で明らかになった他の2種の薬剤は、禁止薬物指定ではない。だが体内に入って禁止薬物と融合すると、心機能を強化するようだ。15歳の彼女が自ら摂取することはないだろう。ところがフィギュアスケートのチームドクターは、過去にドーピングに関わり、4年間の活動禁止措置を受けた人物。今回も関与したとなれば、永久追放に値する重大行為。混合団体の日本は銅から銀へ昇格かも。 一方女子スノーボードで金メダルを取った中国の谷愛凌選手には二重国籍疑惑が浮上。オリンピック憲章では、オリンピックに出場する競技者は参加登録を行うNOCの国民であることが義務づけられている。にも拘わらず、彼女はアメリカ国籍を捨てた形跡はなく、中国も二重国籍を認めていない。記者にアメリカ国籍は捨てたのかと問われても無言で通過し続ける彼女は、中国の英雄になった。 中国国内では中国人になり、米国では米国人の積もりかも知れないが、五輪では国籍を明確にする義務がある。だが、「国籍問題に関する紛争は全てIOCの理事会が決定」するとしてあやふやなのだ。二重国籍の場合日本では21歳までに決める必要があるが、問われても国籍を明らかにしなかったのが蓮舫さん。大抵の国では外国人が国会議員になることが許されていない。もちろん国益を守るためだ。 さて、ジャンプ複合団体で5人の失格者を出したボンチフスカ女史への抗議活動が高まっている。同時に国際スキー連盟に対して規則の改正を求める意見が強い由。当然だろう。ヨーロッパが強い種目で日本人が活躍し出すと規則を改正して彼らに有利な状況を作るのは、これまでに何度も行われて来たこと。日本の関係団体がもっと声を上げて、上位の国際団体に訴えて欲しいと願う。 さてあの日。彼のブログの最後に書かれたコメントは、薩摩半島周辺海域で何年か前にあった怪事件。海上保安庁の艦船に追い詰められて自爆した北朝鮮の工作船が、今も浜辺に残骸を晒していること。そしてそのことに論議が及んだ方が良かったと書かれていた。私も全く同感だが、なぜかブロガーからの返事はなかった。 あの周辺で北朝鮮が覚せい剤の密輸を図って発覚した事件もあった。もしあのブロガーが平和や安全を望むなら、喜んで返事するはず。だが不都合なコメントは消すか論点をすり替え、自分に有利なものは残す(私に対して)。妥当でも異なる見解のコメントは放置し、返事しない(最後のケース)。それで彼の本質が露になったように思う。「小人閑居して不善を為す」<礼記=大学>か。やっぱりなあ。 島津藩には密貿易の歴史もあった。甑島や坊津港がその根拠地や中継地。幕府にばれるのを恐れた藩が幕府の隠密を片っ端から暗殺した話は有名。藩史に強い関心を持つ彼が、なぜ暗黒の部分には目を背けるのだろう。真実の追求が歴史愛好者の習性。私はとても魅力ある面白い研究テーマだと思うが、偏狭な歴史観の彼には、きっと不都合なのだろう。案外それ薩摩の風土なのかも知れない。その点西郷どんは偉かった。
2022.02.18
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~どこか、何か変~ 夜中何度もトイレに行った。多分自己新。前夜水分も摂ったが、血圧降下剤(朝夕2回)や血糖値抑制剤にも腎臓に作用して塩分や糖分を体外に排出する作用があるのだろう。それでも翌朝は久しぶりに爽やかに目覚め、疲労感はどこかへ吹き飛んでいた。午前中、何度か大きな物音。考えた末、屋根の雪が落下した音と気づいた。太陽の位置が高くなるにつれて、屋根の北側にも熱が伝わり、一斉に融けたのだろう。確認しに行くと、推理通りだった。昼は急に食べたくなって「冷や麦」に。 前夜は女子フィギュアスケートを観戦。話題のワリエワも出た。だが少々おかしな動きが発生。ロシアの母親が弁護士と共に、娘は心臓病で治療中の祖父のコップを使ったのがドーピング疑惑につながったと弁明。だが日本の医師によれば、コップを共有したくらいで薬の成分が検出されることはないと。トリメタジジンの使用は4か月間の出場停止処分相当の行為らしい。さらに米国の報道が追い打ち。今回は他に2種類の薬剤の成分も検出されていると。3種類を混ぜて服用すると、心機能を高めて高度のパフォーマンスが可能らしい。何だこりゃ~。 ロシアが国家としての出場禁止を受けた端緒は、2014年のソチ冬季五輪(ロシア)での国の関与によるドーピングが発覚したこと。国内の反ドーピング検査機関の不正も判明し、それ以降ロシア選手の検体はスェーデンの機関で検査することに。今回の疑惑もスェーデンの検査機関が指摘。だがCASは彼女がまだ15歳で守られるべき対象として、出場を許可した。だがIOCは意義を唱えて疑惑が明らかになるまで表彰を取りやめた。 ロシアはスポーツを国威発揚の手段にしている。金メダルを獲れば、高級車、住宅、高額の報酬を選手のみならずコーチにも与えるらしい。今大会でもプーチンは出国前に彼女らを対面で激励し、ワリエワ選手も期待に応えますと返事している。15歳を「隠れ蓑」にして、疑惑付きで北京へ向かったのだ。 ロシアによるウクライナ侵攻が懸念されている。一部の軍を国境から撤退させたと言うが、アメリカは15万人の精鋭と最新兵器がまだ現地に残っていると判断。ウクライナ東部の親ロシア地区を先ず奪ってロシアの自治州に組み込むのがプーチンの作戦か。ウクライナからクリミア半島を奪った際は、軍事行動と並行してインフラの阻害、情報操作、サイバー攻撃などのハイブリッド作戦を取った。今回も親ロシア派の蜂起に合わせ瞬時に制圧する作戦のようだ。ロシアにとって五輪も戦争も国を強化し、愛国心を煽る道具なのだ。 一方中国の台湾制圧もロシアと同じハイブリッド戦略で、インフラの妨害、サイバー攻撃、親中国派による錯乱工作などで混乱させた後、周囲の台湾領島嶼を占拠して「実績」を作り、ジワジワと締め上げるのだろう。香港もマカオも陥落し、チベット、ウイグル自治区、内モンゴルの中国化にも成功。中国のジェノサイド(民族虐殺)はヒットラーが率いたナチスの域に達したとの観方もある由。そしてヒットラーやプーチン同様、五輪を国威発揚の道具にした。恐るべき独裁体制で。日本人が考えるほど甘くない。古代から謀略で敵を倒し、領地拡大を図った中国史を直視せよ。 久しぶりに鹿児島のブログを観て来た。お気に入りは消したが、バイパスは残しておいた。あの数日後に「アリバイ工作」をやってたのを発見。昭和37年だかの演奏旅行の記録。だが種子島へ行ったかは不明。私は彼が「種子島に行ってない」とは言っていない。ただ合唱曲「希望の島」は種子島とも馬毛島とも本来無関係と言っただけ。それを信憑性を演出するため古い記録を載せた。嘘を隠すために、新たな嘘をつく心弱い人間。 あの「騒動」の際、私のブログは連日千客万来状態だった。野次馬が嗅ぎつけたのか、それとも私のブログに惹きつける要素があったのか。わがブログへはほとんどコメントする人がいない。それで油断するのだろうが、「無言」でも訪れる読者は多い。それらの方々が「何か」を感じていただけたら命を削った甲斐があると言うもの。神様は正直者には金の斧を与え、嘘つきには鉄の斧さえ返さない。「一休み」が2日続き、「カット用」の写真がなくなった。さて、どうする自分。
2022.02.17
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~世界はどこへ~ 月曜日の夜、体調が急変。血圧を測るとさほどでもない。だがこれは一大事。そう感じて血圧が180以上に上がった際の「緊急用薬剤」を服用。それからあることを決行。それはここに書ける内容ではない。だがそれらの判断が危機一髪で私を救った。風呂にゆっくり浸かり、睡眠導入剤を飲んで床に就く。 翌朝はかなり体調が回復した感じ。暖房を点けて着替えし、ごみ捨て。布団を上げて朝食の準備。食欲が落ちないことと、きちんと便通があるのがありがたい。新聞を取りに外へ。雪かきするほどの積雪ではない。朝食を摂りながら朝ドラを観る。おやおや。新たな事態発生だ。これはひなたの人生が動き出すぞ。食後は新聞に目を通し、買い物の準備。最高2度の予報のため完全防備。 同じおかずが続いたので、食欲をそそる物を買おう。そして週末に3度目のワクチン接種(モデルナ)後に副反応が出て買い物に行けない場合を想定しての備蓄。さて「解熱剤」をどうすべきか。元気な時は発熱などしないが、今は予断を許さない体調。一時は内科医に接種の是非を聞こうと思ったほど。だが今は何とか会場へ行けそうな感じ。毎日祈るような気持ちでいる。 羽生結弦選手の記者会見のニュースには驚いた。これは引退宣言かと一瞬考えたほど。だが、「五輪でまた滑ってみたい」との発言に安堵。怪我も長引いていたので心配。エキジビションにも出場予定とのことだが、あまり無理はしてほしくない。「4回転半」にもまだ意欲を持っていることが分かって安心。でも「お疲れ様」と言いたい。もう十分活躍して来たので。 女子スピードスケート500mの高木美保選手の銀メダルの試合。先に滑った外国選手のオリンピック新記録と高木の好記録を知った小平奈緒選手は焦ったのかスタートで躓き17位に終わった。4年間辛抱して体幹を鍛えて来た高木に対して、小平のオリンピック対策は何だったのだろう。 女子団体バシュートは決勝まで進み、途中まで勝っていたが最終コーナーで高木菜那が転倒。惜しくも2大会連続の金を逃し、銀メダルとなった。だがまだレースは残っている。疲労してると思うけど、みんな元気で頑張ってほしいと願っている。 カーリングのロコ・ソラーレは韓国に敗れた後イギリスにも敗れた。これで5勝3敗の3位。上位は大接戦だ。準決勝に進むのは4チームで、今後も激戦が続きそう。男子ジャンプ団体は5位に終わった。女子スノーボードビッグエアで、17歳の村瀬心椛選手が初五輪で銅メダル。また男子個人複合ノーマルヒルの部で渡部暁斗選手が銅メダル。五輪3大会連続でのメダルゲットで引退の花道を飾った。本当にお疲れ様でした。 ROCの女子フィギュアスケートのワリエワ選手はスポーツ仲裁裁判所の裁定で、個人戦への出場が認められたが、IOCはもし彼女が3位以内に入っても、混合団体同様に今大会会期中のメダル授与式はしないことを表明。国際ドーピング検査機関での鑑定結果を待つようだ。ロシアは国家挙げてのドーピング汚染。彼女のコーチは15歳をピークとして育成し、あのザギトワ選手も既に引退している。 ロシアはウクライナとの国境付近に10万人を超える兵士と軍備を結集。北はベラルーシ国内、東は親露派が支配するウクライナ国境、南はウクライナから奪ったクリミア半島、そしてボスポラス海峡を通過して黒海に6隻の艦船と潜水艦が入ったとの情報。欧米諸国はロシアと外交努力を重ねているが、ロシアのウクライナ侵攻は本日16日から20日辺りとの米国の報道社。冬季五輪後に中国も動くか。 バイデン大統領はプーチン氏に対して、もしロシアがウクライナに侵攻した場合は厳重な制裁措置を下すと言明。プーチンから意見を求められたロシアのラブロフ外相は「欧米との合意のチャンスはある」と外交交渉を続けることを進言した模様。だが自らの続投と領土拡張欲に走るプーチンに、諫言を聞く耳があるかは疑問。バイデンの脅しが果たして冷酷で残虐なプーチンに通じるだろうか。 我が家のシンビジウムが、2本目に続いて3本目も開花した。鉢の中はミズゴケしか入っていないが、水とたまに与えるわずか液肥だけで、5年目にして初めて花を咲かせた。さてウクライナも我が体調も何とか持ちこたえ、無事春を迎えることが出来たら嬉しい。今はただ無事を祈るのみ。今日は一旦シリーズから離れ、一休みさせてもらった。
2022.02.16
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~大阪へ行きたい理由(1)~ 今城塚古墳(大阪府高槻市) NHKの番組「英雄たちの選択」の継体天皇編を3度見た。コロナ禍で番組の制作に困り、何度も再放送してるのだろう。だが私には良かった。この古墳には昔行ったことがあるからだ。25年前はこんなにきれいではなく荒れ放題だった。戦国時代に山城として使われたためだ。だがその後発掘され、とんでもないものが発掘された。それで継体天皇陵であることが判明した。だが自由に立ち入ることが出来る。 発掘物を模した埴輪群 なぜそんなことが可能なのか。実は宮内庁書陵部が認定した継体天皇陵は隣の茨木市にある。こちらはこじんまりしていて、時代も合わない。だから天皇陵なのに自由に入れ、古墳に登ることも可能。付近には「埴輪工場」なるものがあり、貴重な古墳であることが推定出来た。私が高槻に住んだのは2年間。だからこの埴輪群を観ていない。私が知ってるのは荒れ放題の古墳。周濠も泥沼だった。 現在は古墳の直ぐ傍に「古代歴史館」(博物館)が建てられ、発掘された遺物が展示されているようだ。発掘された石棺は3つだが破壊されている。恐らくは盗難だろう。石棺の1つは「阿蘇のピンク石」製。わざわざ熊本から運んで石棺にしたのは天皇の権威を示すためで、運搬中の船を九州や瀬戸内海周辺の豪族や民衆は興味深く眺めたことだろう。船での運搬を再現したセレモニーもあったようだ。 第26代継体天皇(450?ー531?)は謎多い人物で記紀での記述が異なる。「をほど」のきみ、みこ、おおきみ、すめらみことの別名あり。父彦主人王は近江(滋賀県高島市)の豪族で、母振媛は越前(福井県出身)。幼児の時に父が死に、母の故郷である坂井市で育ち近江と越前を治めた。高島市にある父の陵墓からは、朝鮮渡来の金の冠や沓(くつ)が出土している。なぜ田舎の男が天皇になったのか・ 字が潰れて見難いが、第25代武烈天皇は次の後継者である皇子を次々に殺戮し、自身の嫡子もないままに死んだ。そこで重臣の大伴氏と物部氏が応神天皇の五代末でかつ傍系の「来孫」である「をほど」を越前(一説では近江)まで迎えに行って天皇になるよう懇願。既に妻子があったが、仁賢天皇の娘である手白香皇女と娶(めあわ)せ、入り婿の体裁を保って皇位に就いた。 ところが有力豪族の抵抗に遭ってなかなか都に入れず、樟葉宮(大阪府枚方市)、筒城宮(京都府京田辺市)、弟国宮(京都府長岡京市)を転々とし、ようやく磐余玉穂(いわれたまほ)宮=奈良県桜井市に遷ったのは十数年後。朝鮮半島で戦乱があり、百済から援軍の支援要請を受けるなど多難な老後だった。何とかもう少し生きて、今城塚古墳と「古代歴史館」を見学したいと強く願っている。<続く>
2022.02.15
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~わたしのブログ論など~ 先日のブログ騒動にまつわる追跡調査。男性4部合唱曲「希望の島」は、明治時代に伝わったアメリカのゴスペルソングを編曲したもので、種子島にも馬毛島にも無関係。種子島と馬毛島との距離は最短箇所でも10kmある。種子島の高台からだと、10km先の扁平な小島は「一本の線」くらいにしか見えないだろう。そんな荒れ地を「希望の島」と思うとは不思議な人だ。 彼のブログに訪ねて来るブロガーのことで思い出した。仮にCさんと呼ぶ。Cさんはあるブロガーへのコメントで自分は大学院を2つ出てると書き、自分のブログでは1年に2つの学会から賞を受賞したと書いていた。私は驚いた。彼が連日たくさんのブログを訪れてコメントを書いているのを知ってたからだ。そんな優秀な人が、なぜ大切な研究の時間をブログで費やすのかと。 私はCさんは学者ではないと直感。1つは「偽石器事件」の首謀者藤村新一氏を擁護したこと。高卒の藤村は某団体に所属して「発掘の真似事」はしていたが、詳細な報告書も論文も発表していない。高額の補助金をもらっていながらだ。北海道の某所で、藤村本人が「偽石器」を埋めてる姿を毎日新聞の記者に撮影された。翌日藤村はそこから「石器」を発掘したと公表したが、毎日新聞に一連の行動をすっぱ抜かれた。 掘ったのは60万年前の地層。それが真実なら学説が変わる大発見。だが「神の手」藤村が埋めた石器は縄文時代のもので、「加工」の痕もあった。藤村が関係した160もの「遺跡」は全て偽と認定され、一時は「国の史跡」になった宮城県の「座散乱木遺跡」や「馬場壇遺跡」は指定を解除された。教科書の記述は「嘘」となり、関係した「市町村史」は全て偽書となり、日本の旧石器時代研究は、30年以上遅滞したのではないか。C氏は一体それをどう感じたのだろう。到底研究者とは思えない所以だ。 C氏はまた「STAP細胞」論文偽造の小保方さんを擁護した。彼女は「STAP細胞」の存在を証明するため図表などを偽造し、「SCIENCE」誌の審査員に見破られた。責任を取って上司の笹井部長が自殺。彼女の博士論文(早大)の冒頭にNIH(アメリカ国立衛生研究所)の年次報告書のコピペが30ページ近くあったことが後日判明し、博士号もはく奪された。それを擁護する神経が分からない。 C氏が「龍の肉球」とブログに書いたのには笑えた。龍はかつて中国の皇帝しか使えない権威の象徴。冊封体制下にあった琉球国王が認められたのが「三本爪の龍」。中国皇帝のは「五本爪」でしかも「珠」を握っている龍。彼が肉球と思っていたのは、権威の象徴である「珠」。それを彼は「肉球」と勘違いしていた。そのことだけでも彼の教養の程度と、単なる俗物であることが証明出来た。 4つ目の疑義は「茶臼山」の名称。彼は山の頂上で茶宴を催したことが由来と言う。なるほどそんな可能性もあるかも。だが標高2千m近い茶臼山(栃木)の頂上にわざわざ茶臼を運んで茶宴を催すことなど、到底考えられない。古代の日本人は筑波山のような「双耳形」の山を「神奈備」(かんなび=神威のある尊い存在)山と考えた。同じ形の石が二つ重なる「茶臼」もその変形で尊い形と感じたのだろう。 前方後円墳の名称に「二子山古墳」や「茶臼山古墳」の名が多いのも同じ理由だろう。確かにC氏の雑学は大したもの。だが方々のブログに出かけてせっせと書き込みをしてるのは、アクセス数を増やすためと推察。普通の人は彼のブログを見て「博識」と感じ驚くだろうが、私は日ごろからブログの内容や行動を観察し判断している。他にも幾つかの理由があるがもう不要だろう。当然訪れるのは止めた。 次に天皇制に関しての事例。ある男性が「年号は西暦に統一すべき」と書いていた。一理ある。ある女性は「平成天皇」「令和天皇」と書いていてビックリ。年号に関する規定は憲法にあり、天皇制と深く関係しているのだ。もし西暦だけになれば「2021-2078天皇」のようにしか表記出来ないことになる。 だから生存中に天皇の位を譲位した近代になって初めての今回のケースでは、前の天皇を「上皇さま」と呼び、その皇后を「上皇后」と呼ぶことを令和になってから決めた。女性のブログにやんわりとそのことを書いたら、私のコメントが消されていた。きっとその女性は恥をかかされたと思って消したのだろうが、実は肝心のことはまだ書いていない。 天皇の名は諡号(しごう=送り名)で、死後に付けられる。明治以降は憲法で「一代一年号」となったため、天皇の死後彼の在世中の「年号」が諡号となる。つまり生きている間に「平成天皇」まして「令和天皇」はあり得ないし、非常識なのだ。生存中の天皇を呼ぶ際は「今上天皇」(きんじょうてんのう)と呼ぶのが通例だが、現代の日本人でそのことを知ってるのは少数かも知れない。 私は人生の大半を国立大学の図書館員として過ごし、他に国立大学の付属病院や国立博物館に勤務した。研究者ではないが、いずれも学術や情報に関わる勤務内容だった。そのことで正確さや、公平さや、迅速な情報を求める癖がついた。また趣味の歴史や考古学、その周辺分野の専門書を数多く読み、かつ極力現地を訪れて「本物」を観たことが、さらに正確な判断材料になってくれたと思う。 さて歴史関係については縄文時代から現代史までへと関心が広がり、その対象範囲も日本、東アジア、世界へと広がり、合わせて地理、(地名、人名も)、国際状況へと拡大した。出来るだけ客観的に見ようと努力しつつ、自分の感性と判断力、推理力を磨いているつもり。まあ凡人の老人が出来ることはごく限られてはいるが。 12日(土)のロコ・ソラーレはダブルヘッダーだったようだ。同夜遅く、ROCと対戦して圧勝。3連勝で3勝1敗となった。残り5試合(?)はいずれも強敵と聞いた。頑張れニッポン。 男子ジャンプではノーマルヒルで金メダルを獲った小林陵侑選手が、ラージヒルでも銀メダルを獲得。彼が飛ぶ姿をライブで観ることは出来なかったが、ニュースで結果を知って喜んでいる。やっぱり嬉しいですねえ。日本選手の活躍は。さて、全国的な大雪の予報が出ています。どうぞ読者の皆様の地区が安全でありますよう、心からお祈りしています。ではでは。(@^^)/~~~🌸 <一応続く予定>
2022.02.14
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~交錯する情報~ スーパーの店の前で「熊本県産のアサリを買おうかな」と声を出してみた。近くにいた店員が少し慌てたみたい。実際に鮮魚コーナーでアサリを見た。するととても小粒のアサリがパックに入っていた。手に取って原産地を見ると「中国」。ハハハ。正直で良いが、きっと熊本県ではこんな小さなアサリを中国や韓国から輸入し、浜辺で「養育」してたんだね。熊本県知事の指示で、当分アサリの出荷を停止した由。 泥ネギ この日買ったのは、野菜、果物、レモン果汁、コンソメスープの素、麺類、刺身、パン、ヨーグルトなど。初めて「泥ネギ」を買ってみた。畑に植えてみようと思ったのだ。買い物を終えて駐輪場に行くと、私と似たような爺さん。先日は自転車で転び1時間ほど、そのまま道路上に居た由。「注意してね」と言うと「死ぬときは死ぬ」と一言。まあ違いはないが、注意するに越したことはない。 結球しなかった白菜 信号の前で自転車を停めていると、女の人が「仙台ハーフ」に出たんですかと声をかけて来た。参加賞の「エコバッグ」を後ろの荷台に括り付けていたのを見たようだ。「ハーフは30回くらいしか走ってないの。俺はウルトラマラソンをやってたので」と答えると、それ以上の会話はなかった。同じランナーでも得意分野がある。ウルトラランナーと聞いて、ビックリしたのだと思う。 芽が出たジャガイモとタマネギ 帰宅後早速畑仕事を開始。先ず埋めていた大根を掘り出し、その穴に泥ネギを植えた。立てるには深さが足らず、寝かせて植えた。白菜2株を収穫。物置から芽が出たタマネギとジャガイモを取り出す。どちらも残り少なくなった昨年の収穫物。大根を洗い、白菜の不要な部分を切り捨て、タマネギとジャガイモの皮を剥いた。タマネギは凍結を繰り返すと外側から腐る。発芽の準備だ。その部分を取り除く。 この日の「収穫物」 その後、購入した食料品の仕分けと収容。昼は簡単なパン食だが、栄養のバランスは常に考えている。3時過ぎにご飯を炊き、その後調理に取り掛かる。夕方になるとキッチンが冷えて頭痛。慌てて暖房中の居間の引き戸を開け、電気ストーブをキッチンで点けた。初めての試みだが、次第に温まるキッチン。南向きで窓が大きな居間は太陽で温室同然になるが、北側のキッチンはまるで北極だ。 作ったのはポテトサラダ、キャベツ、白菜、大根の塩もみ、ピクルス、カツオの煮物。2種類の刺身の盛り付け。帰宅直後鏡に映った顔は、目が落ち窪んで少し黄ばんで見えた。だが体調が戻ったと判断して、前日は控えた焼酎のウーロン茶割りを飲むことに。刺身が旨い。久しぶりのポテトサラダ最高。夕食後服薬。その後頭痛がして血圧を測定するも正常値。ただし飲酒のせいで脈拍数がかなり多い。 北京冬季五輪。女子カーリングのロコ・ソワーレが前日のカナダに続き、この日もデンマークを破っての勝利。最終エンド藤沢の最後の一投で奇跡的な逆転勝ちだった。男子スピードスケート500mで新人の大学生選手が初五輪で銅メダルを獲った。凄いぞニッポン。 夕方のニュースで藤井竜王四冠が「王将戦」で4連勝し、史上初10代での五冠を達成した。確か28年ぶりの新記録だったはず。本当におめでとうございます。さらにA級戦でも活躍してほしいものだ。 ウクライナ情勢が緊迫して来た。アメリカが大使館員を含めた同国人のウクライナからの出国を開始。ヨーロッパの各国も大使館員を引き上げ始めた。日本政府も邦人に対してポーランドへの出国を勧告。プーチン氏はアメリカの策謀だと主張しているが、ロシアの駐ウクライナ大使館員を帰国させたとの情報。NATO主要国首脳とプーチン氏との交渉が続いているが、ウクライナ国境に駐屯中のロシア軍は全く引き上げる気配がない。猛り狂ったロシアには、北京冬季五輪など無関係。唯我独尊状態だ。 1月に飲み薬1種を減らしてから、めまいと形容しがたい不快感は消えた。その代わり頭痛が続いている。軽い時もあれば、危険性を感じることも。止めた薬は「脳出血」を抑えるためか、かなり強烈な副作用があったのだろう。止めたお陰でその「副作用」は消えたが、脳内の圧力が高まっているのではないかと推察。冬の寒さは危険だ。その中での独り暮らしは、死と背中合わせだと感じる。<続く予定>
2022.02.13
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~疑惑と怒り~ 怒りが頂点に達していた。窮屈な姿勢での長時間の作業。寒い部屋。怒り。それらが融合して私に襲い掛かった。猛烈な頭痛。これは危険、脳出血するぞ。慌てて血圧測定。上は190近く、下は120近い。薬が入った引き出しから「緊急時に飲む頓服」を1錠取り出し、急いでコップの水で飲む。夕食時にも通常の血圧降下剤は飲んでいる。だがその後の状況が私を窮地に陥れた。 全身を暖めるにはやはり風呂だ。風呂は自動で43度の湯が適量満たされる。だが廊下と脱衣所が寒過ぎる。そこで脱衣所に小型の電気ストーブを持参し、室温を上げようと試みた。その間に居間を暖めて布団を敷き、パジャマや下着もヒーターで温めた。入浴前に丹念なかけ湯。もちろん脱衣所を暖めたのも「ヒートショック」を防ぐため。慎重にゆっくり足から入り、心臓に達しない位置で止める。 もう大丈夫と感じたら体を浴槽に沈め、両足のふくらはぎをゆっくりマッサージ。滞った静脈の血液が心臓に還り易くするため。長時間の座位でうっ血したはず。裸で居間に入り体重測定。いつもと変わらぬ数値。下着をつけパジャマを着、睡眠薬を1錠口にし、唾液で溶かしゆっくりと胃に落とし込む。TVを少しだけ観て、眠りに就いた。トイレに起きたのは1回。そして翌朝までぐっすり眠った。 青空になってはいたが、夜中に雪が降ったようだ。全国的な大雪の予報。だが仙台はいつもよりも少ない積雪。体調は悪くなかったし、朝食も美味しくいただけた。前夜私が激怒したのはある方のブログ。私が投稿したコメントが消されていたこと。それに抗議したら消した事実もなく、私が指摘した写真削除の事実もないとの主張。その方の記事の内容に関心があったため前夜何度も確認し、コメントを複数書いた。コメント数が回答を含めて12あった。それが次の訪問では10に。これはおかしい。 確認すると私のコメントが消えていた。抗議すると消してないと主張。「ああやっぱりね」と思う。その方が書いたテーマは鹿児島県の「馬毛島」と言う小島に関するもの。今は米軍と自衛隊の施設を作るため2本の滑走路が造営されている。そのことに反対する西之表市長支持者のようだ。だがどこか不自然なのだ。かつて合唱で種子島を訪れた筆者が高台から見えた馬毛島を「希の島」と感じたこと。 それは良い。感じ方は自由。だが最初張り付けてあった写真までも消えていた。それは三角形の山と緑の森の風景。恐らく「希の島」のイメージを連想させるための偽装だったのだろう。そこでネットで「馬毛島」のことを調べた。太平洋戦争末期はそれまで島にあった軍関係の施設も閉ざされ、戦後は何度か開拓農民が島に移り住んだが、山がないため水がない。標高が10mもないため井戸は塩水。 結局島は何度も無人島となり、今も荒れ放題のまま。バッタの発生で草が食われたり自然発火で焼けたりと、「希」(のぞみ)ではなく「絶望の島」が真実の姿。それを国が買い取って米軍と自衛隊の施設を作り、沖縄の負担を減らそうとしている途中。彼はそれに反対なのだろう。だからわざわざ他の合唱団が歌った「希の島」の動画を入れ、冒頭に「緑の山と森」の写真を入れた作為。それが私の推理だ。 私の抗議に対して、本論から外れただの人を貶めたと書いた。果たして読者を騙したのは誰だろう。自分の主張の正しさを印象付けるため、事実と異なる写真を載せ、馬毛島と無関係の合唱曲まで添付した。平和を唱えるのも戦争に反対するのも自由。だが真実を歪める印象操作は品格を疑う。戦争を回避するためにも軍備は必要。そして戦う姿勢を見せて外交に臨まなければ、侵略者に領土を奪われてしまう。 中国もロシアも北朝鮮も謀略の国。スパイ罪のない日本はスパイ天国なのだ。平和を訴えたら平和が実現し、核兵器廃絶を訴えたら無くなるなんてのは夢物語。それこそ性善説の「お花畑論」。今ウクライナではロシアの侵攻に備えて、女性も老人も志願して軍事訓練に参加してるそうだ。敵から国を守るため自発的に。それが真の愛国だ。平和に慣れ切った日本人の感性は、どうやら麻痺してしまったようだ。 「お気に入り」から彼のブログを消した。もう2度と訪れることはないだろう。ここ数年でブログを8割方消した。私には時間が残り少ない。心から応援出来る方、私の心の琴線に触れるブログしか訪ねないと決めた。恰好だけのエセ知識人や自分を進歩的だと考えている偽善者と付き合ってる暇はない。これを書きながらも血圧が上がって、今日も「頓服」を飲んだ。私にとってブログは命懸けの行為なのだ。 競技を終えた後のインタビューで、「4回転半」が国際フィギュアスケート協会から世界初と「認定」されたことを聞かされた羽生結弦選手は、「報われた思いがします」と答えた。SPでの転倒後のフリーはきっと苦しい選択だったのだろう。それに捻挫もしていたようだ。そんな追い詰められた中でも、さらに高みを目指した羽生に、宇野も鍵山も、ネイサン・チェンもリスペクトの意を表していたね。 スーツ規定規定違反で失格となった高梨沙羅選手が、全日本スキー連盟の聞き取り調査に答えて話した由。通常はスパッツを穿いたままでの測定が、あの時はスパッツを脱がされたと。あり得ない話だ。またノルウェーの女子選手の証言では、両手を万歳させられて測定された由。あの時測定したポーランド出身の女性は素人。スパッツは脱がせていないと主張しているそうだ。問題にならないのが不思議。日本は上位の国際関係機関に抗議するようだ。 フィギュアスケート混合団体のメダル授与式が遅れていることに関しIOCが初めて触れたが、その理由には言及しなかった。どうやらROC(ロシアオリンピック委員会)の15歳のワリエフ選手にドーピング違反の疑惑があるようだ。きっとまだ最終確認が得られていないのだろう。だが彼女は女子フィギュアスケート個人の部にも出場するはず。まだまだ一波乱ありそうな気配だ。 北京冬季五輪で男子ハーフパイプの平野歩夢選手が見事金メダルを獲得。また女子ハーフパイプでは富田せな選手が銅メダルを獲得。どちらも初めてのことで嬉しいですね。これは予約機能を使って前日に書いているため写真なしですが済みませんね。 アメリカの要請を受け、日本政府が備蓄しているLNG(天然ガス)の一部をヨーロッパに供与することを決めた。中国の銀行が現金の取引を停止し、代わりに「デジタル人民元」の使用を強要し始めた。さて2月の「俳句教室」は講師の都合で休止する旨通知があった。宮城県内ではコロナ感染者数がこれまでの最高を塗り替え、危機が迫っている。私も3回目のワクチン接種を待っているのだが、体調は今一。さてどうなるやら。<続く>
2022.02.12
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~ある疑念~ 水曜日の夕方散歩に出かけた後の夕食時。食べ物の味がおかしい。渋み、えぐみ、苦味。これはコロナに罹ったかと呆然。バス停で時刻を確かめようとした際、高校生3人が立っていた。会話はしなかったものの、私は一人でつぶやいた。それもご丁寧に2度の確認。焼酎もいつもの味ではない。だが口をゆすぎ歯を磨いてコーヒーを飲んだところ美味しく飲めたが、明日は病院に行こうと決めた。 翌朝の朝食後完全武装し、自転車で出かけた。開院前の玄関で待つこと30分。受付1番乗り。先ず採血。次いで診察。血糖値は徐々に下がって来ている。ドクターに味覚異常のこと、白いウンチのこと、最近の体調、3度目のワクチン接種予定、先月初めに薬を1種類減らしたことなど全て話した。味覚異常はオミクロンではない旨、白い便も連続でなければOK。念のため腹部のエコー検査をした。 隣の薬局で薬をもらおうと外に出ると、既に雪が降り始めていた。夜は大雪になるとの予報だったが、早くも来たか。薬を受理し車道の坂道を下った。歩道は雪があるし、視覚障碍者用の点字ブロックが滑るためだ。慎重に坂を下って帰宅し、荷物を片付けた後TVを点けた。いよいよ男子フィギュアスケートのフリーが始まる。だがまだ日本人選手は出てない。その間におやつを食べ昼食を摂る。 日本人トップバッターはSPで8位に終わった羽生から。まあどこまで順位を上げられるか。私の予想は兎も角として、羽生は最善を尽くし4回転半ジャンプにも挑戦した。転倒はしたものの得点は入り、国際フィギュアスケート協会で初めて4回転半が認められ「回転不足」のコメントが付いた。無難に4回転を何種類か跳べばもっと点は取れたかも知れないが、羽生はその選択をしなかった。 試合後インタビューに答えて羽生は言った。「あれが精いっぱいでした」と。ここ1年間近く、彼は怪我の影響で満足な練習が出来なかった。その中で3人目の日本人選手として北京冬季五輪への参加資格を取った。立派だったと思う。SPの際の「穴での躓き」が痛かった。そして暫くの間TV画面では暫定1位を保ったままだった。 日本人選手2番目の登場は宇野昌磨選手。団体で見せた時、そしてSPの際も安定した演技だった。フリーでも高得点を挙げ、羽生を抜いた。「選手控えコーナー」で申し訳なさそうに羽生に何事か話しかける宇野。それを「気にすることないよ」と逆に労わる羽生。まるで新旧交代のように私は感じた。 鍵山優真選手も宇野に負けないほどの安定感を見せた。今回が初めてのオリンピックと言うのに、18歳でこの落ち着きは何だろう。ほぼノーミスで演技を終え、審査結果を待った。羽生、宇野を抜いて1位に躍り出た。これで日本人選手2人のメダルが確定。最後の演技者ネーサン・チェンはやはり強かった。平昌冬季五輪でメダルを獲れなかった悔しさを、4年間の精進で見事晴らしたのだ。 鍵山が銀メダル、宇野が銅メダル、そして羽生は4位入賞。私の予想は当たった。上位の3人は揺るぎがなかった。悔やまれるのは羽生のSP。「魔の穴ぼこ」さえなかったら。でもネーサン・チェンの金が動かないとなれば、後は誰か1人がメダルなしに終わる公算。羽生に続く若武者が見事に育って来たと思うことにしよう。これで男子フィギュアスケートは終わったが、これからの女子にも期待したい。 不思議なことに「フィギュアスケート団体」のメダル授与式が中止されている。理由のその1)はROCにドーピング疑惑があること理由その2)はSPで羽生の前に競技したROCの選手に対して「殺害予告」をした者がいるとロシアの「スポーツエキスプレス」が伝えているようだ。つまり羽生の直前に、羽生が4回転半のジャンプ地点に故意に穴を開けたとの理由で。ただしこれは今大会を混乱させようとする策謀との考え方も出来る。五輪への妨害は中国はあり得ない。あるとすれば先ず疑われるのはロシアだ。 疑惑関係でもう一つ。ジャンプ混合団体で「スーツ規定違反」で5人が失格した問題。あの時選手をチェックをする国際スキー連盟の検査官は、ポーランド出身の女性でジャンプの経験は全くない。検査官は日本人だったとの説もあり、氏名とその発言までネットに上がったが、結局それはガセネタだったようだ。それにしても今大会の運営は酷いね。中国から賄賂でも渡っているのかとさえ感じる。 こんな見方もある由。ジャンプの混合団体は今回が初めての採用だったため、スキー連盟に対して極力「ジャンプ強豪国」以外の国がメダルを獲れるよう要請があったと。卓球の強豪国の中国が上位を独占しないよう、出場選手を1か国3人から2人に減らした例もある。それにしても1度に5人の失格者を出したのは異常。人間の世界に不正は付き物だが、検査官が素人とは呆れて物が言えない。<続く>
2022.02.11
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~正々堂々~ 天気は晴れ気温は7度になると聞き、朝から布団を干し、洗濯機を回した。それから2時間以上料理。いつもはジャンパーを羽織る北向きのキッチン。その日はジャンパーなしでちょうど良い。野菜の煮物、野菜サラダ、ピクルス、焼き魚2種。それを終えて居間に入るとまるで温室。寒暖計は22度。暖房なしでその温度。昼食用に「あんこお焼き」を作る。ほんのりした甘さで美味しかったが1枚だけにした。 羽生結弦選手 男子フィギュアスケートのSP。羽生は他の選手が掘った穴に足を取られ、4回転が1回転になってしまった。試合後「氷に嫌われてしまいました」と苦笑。一人遅れて会場入りした理由は、「喘息」の持病があること。日本でじっくり練習したかったこと。コロナ対策など。得点は95.15で8位に終わったが、トップに立ったアメリカのネーサン・チェンは羽生をリスペクトしてると語っていたそうだ。 宇野昌磨選手 宇野は団体の疲れも見せずに、最後まで素晴らしい演技をした。SPでは自己最高の105.90。一時はトップに立ったが、最終的には3位でフリーに臨むことになった。 鍵山優磨選手 まだ高校生18歳の鍵山は初めてのオリンピックの雰囲気に飲まれることもなく、持っている力を存分に出した。ノーミスで108.12の高得点。1位のネーサン・チェンに次いで2位。日本人トップに立った。コーチは元オリンピック選手の父親。最近の国際大会で2位になったのは、けっしてまぐれではなかったのだ。これで日本選手は2位、3位、8位で今日のフリーに臨む。羽生の追撃を信じたい。 高木美帆選手 女子スピードスケート1500mで銀メダルの高木美帆選手は、表彰式では気持ちを切り替えていたようだ。最も得意とする種目で金メダルを取るのを目標にトレーニングを積んだ彼女。体幹を鍛えるため元ハンマー投げの室伏選手に教えを乞うた。だがオランダのベテラン選手に敗れた。36歳で五輪新記録を出した彼女に対して、リスペクトの意を表した。残っている種目での活躍に期待したい。 スマイルジャパン 女子ホッケーのスマイルジャパンがやりましたね。チェコとの手に汗を握る激戦を3-2で制して予選1位となり、決勝トーナメントへの進出が決まりました。最後は「シュートアウト」で相手を振り切りました。決勝トーナメントは全て世界ランクが上位のチームばかりですが、1つでも多く勝ってほしいと願っています。 竹内智香選手 スノーボード女子パラレル大回転で38歳のベテラン竹内選手が悔しい思いをしました。1回戦でドイツの選手とスタートした彼女がコース途中で転倒。ドイツの選手も同じように転倒。竹内は相手に接触もせず、コースも逸脱してないのに妨害したと判定され退場。「彼女はヨーロッパに負けた」とドイツの選手。コースのジャッジ8人中6人がドイツ人だった由。レース後憤然としていた竹内選手の気持ちが良く分かります。 ジャンプ混合団体1回目に失格となった高梨沙羅選手がインスタグラムで「私の不注意で他の選手の人生を狂わせてしまった」と落ち込んでいたそうです。確かに防げたミスかも知れませんが、ジャンプに強い4ケ国だけが狙い撃ちされた感が否めません。高梨選手の心中を思うと、やり切れません。 ショートトラック男子1000m準決勝で、1位でゴールした韓国の2選手がいずれも失格となった判定に関して、CAS(スポーツ仲裁裁判所)に提訴した模様。韓国の2選手に代わって中国の2選手が決勝に進み、そこでも1位だったハンガリー選手が失格となり、中国が金銀を独占したというもの。確かに北京冬季五輪のジャッジはおかしい。 元々ウインタースポーツに弱い中国が冬季五輪を招致し、獲得メダル数を一挙に増やそうと目論んだ今大会。バッハ会長への忖度と言い、大会運営と言い、どこか腑に落ちない点が多過ぎます。コロナでの自国の死者数が4636人との中国の発表に対して、アメリカの研究者がAIのビッグデータ分析によれば、実際の死者数は60万人を超えていると推定される由。さて、嘘つきはどちらでしょうね。 オリンピックの最中と言うのに、ロシアのウクライナ侵攻に関する動きが活発化し、情報が飛び交っています。中でもフランスのマクロン大統領によるロシアとの交渉が数次に及び、事態が刻々と変化しているように感じます。「平和の祭典」のさ中にそれをぶち壊そうとする国があることに驚きます。ヨーロッパ諸国にとっては、自国へ飛び火する可能性があるので真剣。 ロシア、中国、北朝鮮が結託して連動し、たとえ戦争や侵略はないとしても、サイバー攻撃による情報のかく乱はあり得ます。それだけその3国が行き詰まっている証でしょう。情報操作が得意な3か国。彼らの陰謀が実現しないことを祈るばかり。中国に加担したバッハさんは一体どう思っているんだろうね。国連もオリンピックも決して公明正大ではないね。大国の横暴に今後も注目したいです。<続く>
2022.02.10
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~疑心暗鬼からの脱出~ 夕方喉に違和感を感じた。何かピリピリした感じ。これはオミクロンかとうろたえた。県内での患者数が爆発的に増えていた。しかし口をきいた人と言えば、借金を返しに来た彼女だけ。ひょっとして娘から家庭内感染したのか。だから返却期間を十日間置いたと考えられなくもない。だが待てよ。これは夕食の準備中に箸を舐めたのが原因かも。それはスパイスをきかせた野菜炒めを取り分けたもの。 慌てて水でうがいした。それじゃダメ。お茶でうがいをしよう。そう考えて粉茶を淹れた。ところがまたもや違和感。お茶の粉末が喉に張り付いた感じ。あちゃ~っ。先日お茶のうがいでは苦労したばかりなのに、なんて俺は馬鹿なんだろう。学習能力が皆無になったか。そこでガムを噛むことにした。その唾液で胃に流し込む作戦だ。違和感はあったが以前よりは良い感じ。 調子が出たところで首を左右に動かした。タケシが良くやる動作。それで調子が良くなるどころか、あまり強く首を回し過ぎてフラフラ状態になった。何をやるのも過激過ぎる自分。これはエライコトになったと思ったが、何とかめまいは治まってくれた。肩や膝や腰や下肢のストレッチ体操をし過ぎたせいか、下肢にも痛みがある。何でも一生懸命になってしまう悪癖。今度は腹具合がおかしい。 頑張った結果出たウンチが一瞬白く見えた。だが白い色なんて変。胃の撮影のためバリウムなどを飲めばそうなるが、最近そんな事実はない。パソコンで調べると「すい臓がん」の場合も白いウンチが出ることがあると。だが同時に腰の痛みや疲労感を伴うとも。腰痛はあるよ、でも原因は背骨の変形。疲労はないものの軽い頭痛はある。さてと危惧したが翌日は普通で安堵。ひょっとして未消化のチーズか。 その夜のジャンプ混合団体には驚いたね。ノーマルヒルで高梨沙羅、伊藤幸椰、伊藤有希、小林陵侑と女、男、女、男の順番に飛ぶんだけど、最初の高梨が見事2位でスタートして良い出だしと思ったのも束の間、「スーツ規定違反で失格」との知らせにビックリ。何せ100ポイント以上の得点が0になったんだもんなあ。これでもうお終いとがっかりしたけど、何と日本チームの競技はまだ続行していた。 号泣する高梨選手 高梨のポイントは失ったけど、後の3人が取ったポイントが生きて、8位になり2回目に進出出来たのは奇跡的。さらにこの日は結局5人の選手が高梨と同じ理由で失格になった。5人も失格になるなんてオリンピックでは初めて。でもスーツ規定違反による失格は、国際試合で良くあることらしい。違反しない範囲で「揚力」を上げるための工夫を各国がしている。だが今回のチェックは抜き打ちだった由。 高梨選手を慰める佐藤選手 ジャンプ用のユニフォームは、体にフィットしてることが原則だが、1~2cmほどは許されるのが通報。失格したノルウェーの選手の話では、今回は測定する際の姿勢がいつもと違っていたと。直立するのが通常。高梨のユニフォームは「ノーマルヒル」で4位になった時に着用していたものだった由。 伊藤有希選手 だが寒さが厳しかったり空気が乾燥してると筋肉量が失われるらしい。高梨も太ももの部分が2cmほどオーバーしていたと聞く。ノーヒルの競技時より筋肉が落ちたため、ジャンプスーツに余裕が出たのかもし知れない。ジャンプの選手は10着ほどのスーツを持ち、その中からぴったりフィットするものを選んでいるようだ。「しかし」と男子ジャンプの金メダリストである船木氏は言う。 高梨選手 スーツが体に合っているかは一目で分かるそうだ。だからちゃんと目視すれば「失格は防げた」と。今回のジャンプスーツは国の予算で、ジャンプ協会が作らせたもの。当然コーチも付いてるので、競技前にちゃんと確認したら防げたと。事実失格となった高梨選手もスーツを着替えて2回目のジャンプに出ることが出来た。そして1回目に劣らず、良いジャンプで高い得点を出した。 佐藤選手 後に続く、佐藤、伊藤、そして最後に飛んだ小林選手もそれぞれ高得点をマークした。必死で祈る高梨選手が可哀想だった。そして試合は終わった。金メダルはスロベニア。これは男女ともに強かった。今後も国際試合で好成績を上げるだろう。銀メダルはROC。そして銅メダルはカナダ。日本は4位。1回目失格となった高梨が取ったポイントがあれば、悠々メダルが獲れていた。 小林選手 試合後各国の関係者が「これは茶番劇だ」と話していたそうだ。測定方法がいつもと異なり、事前の説明もなかった。今回は抜き打ち検査でスーツを重視。チェック項目は普通ほかにもかなりある由。高梨選手が強かったため、これまでに何度もルールが改正された。だがルールはルール。この競技のジャッジは5人。その中にロシアと中国が入っていた。今大会のジャッジへの苦情はほかにもあるようだ。<続く>
2022.02.09
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~優雅さと勇ましさ~ 勇ましいですなあ。北京冬季五輪のどれかの種目を毎日観てますが、観てる方がハラハラドキドキするような勇ましいスポーツがありますね。スノーボードのフリーでしたっけ?急な坂から滑り出して、パイプに乗っかったり、踏切台から思いっきり飛び出し、空中で何回も体を回転させる競技。体をぶつけ合うアイスホッケー。スピードを競うアイススケート。スキーで滑りながら射撃するバイアスロンは名前が変わったみたいだね。 そして冬季五輪にも新たな団体戦が出て来ましたなあ。フィギュアスケートの団体戦や、ジャンプの団体戦など。これは男女の混合。確かスピードスケートの中にも混じっていたと思います。だから女子ジャンプでメダル無しに終わった高梨沙羅選手も、まだ団体戦があるためメダルのチャンスはあるんだよ。 フィギュアスケートの団体戦には感動したね。こちらは美を競うもの。男女のソロあり、アイスダンスあり、そして男女ペアの何とかダンス。これで日本は銅メダルゲット。初めての種目で初めてのメダル獲得とは凄いものです。団体戦に選ばれた8人の選手たちが、本当に良く頑張ってくれました。 小松原ペア アイスダンスの小松原ペアは夫婦。夫の尊選手はアメリカ人。元々はソロの選手でした。でも足首を怪我して、ソロを続けるのはそれ以上無理と判断。ペアかアイスダンスへの転向を勧められ、やってみたらスケーティングも音楽に乗って踊るのも楽しかったみたい。だが相手に恵まれずにいたんだって。 団体戦の小松原ペア 奥さんの小松原美里さんも元々はソロの選手。だが同世代に実力差がある選手がいて、一度はオリンピックを諦めた。そして同じようにアイスダンスを勧められたが国内には相手がおらず、渡米して出会ったのが後に夫となる米国選手。二人は結婚しオリンピックを目指すために夫が帰化して日本人になったんだよ。オイラも最初は顔を観てビックリしたのさ。外国人なのに日本名を名乗っていたので。 松任谷由実作詞作曲「春よ来い」の歌詞の一部を以下に掲載します。 君に預けし我が心は 今でも返事を待っています それはそれは明日を超えて いつかいつかきっと届く 春よまだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき 夢をくれし人の 眼差しが肩を抱く 夢よ浅き夢よ 私はここにいます 君を想いながら ひとり歩いています 春よ遠き春よ 瞼閉じればそこに 愛をくれし人の なつかしき声がする 春よまだ見ぬ春 迷い立ち止まるとき 夢をくれし君の 眼差しが肩を抱く <以下略> 「2020年から21年にかけて北朝鮮がサイバー攻撃で暗号資産(仮装通貨)58億円を盗んだことが国連安保理事会・北朝鮮制裁委員会の専門家パネルがまとめた年次報告書に載った由。それがきっと今年に入って7回も発射した新型ミサイルの製造資金に化けたのだろう。 ロシアはウクライナ侵攻に必要な兵力と兵器を連日国境付近へ終結させ、63大隊から80大隊に増派させたと米国は観ている由。もし空と陸から全面侵攻された場合、ウクライナの首都キエフは48時間で陥落するとも。時期は地面が凍結して重戦車が通行出来る3月末までに動くとの見方。アメリカの誤った見方が危険性を招いていると、ロシアのプーチン氏は直ちに反論したが実態は不明。 先日お金を借りに我が家を訪れた女性。約束通り返済に来ましたよ。「借用書」を返してと言うので「正に受領しました」と書き印鑑を押して返しました。借りた理由は娘さんに自分の小遣いを渡して財布が乏しくなったためとのこと。「ドラマ性」はなかったけど、それで良かったのかもね。私は返しに来ると信じていましたよ。でも平凡な日常を送る私にとっては、ちょっと怪奇な出来事でした。<続く>
2022.02.08
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~待たれる春~ いやはや苦しかった。お茶でうがいをすると殺菌作用があると聞いたその晩、早速実行してみた。ところが、上を向いたままうがいしたのだ。我が家で飲んでるのは玉露の粉茶。うがいして吐き出さず、もったいないからとごくんと飲んだ。ところがその細かいお茶の「かす」が、食道に向かわずに気管へ入ってしまった。誰とも話さずにいると声帯がやせ細り、のどの筋肉も衰える。誤嚥の原因だ。 これは大変。間違って肺に入ったら「誤嚥性肺炎」の原因になる。そう思って咳をして何とか「お茶のかす」を吐こうとした。ところが何度やってもダメ。苦しみ続けたが無理みたい。後は気管の絨毛の「異物」排除機能が働くのを祈るしかない。諦めて睡眠導入剤を飲み、布団を被って眠った。翌朝、喉の違和感は消えていた。果たして胃に落ちたか、それとも気管支へ行ったか。どうも大丈夫そうだ。ヤレヤレ。 ある夜はトイレに4度くらい起きた。それも結構な量のオシッコ。確かに私は良く水分を摂る方。それもコーヒー、お茶、ウーロン茶など利尿作用の強いのが好き。だが起きた都度、直ぐに眠れた。ある時兄嫁に頻尿のことを話したら、「出ないよりは出た方が良い。中には出なくて困ってる人もいる」と。確かに排泄に苦しむ高齢者が多いのかも知れない。それもそうだと思って、泌尿器科には行かないまま。 ロウバイ 先日ようやく3度目のワクチン接種をネットで予約した。やれやれ、これで一安心。そう思って向かいのKさんに話したら、彼は個人医で直ぐに接種することになった由。仙台市の案内では、個人医での接種については何も書かれてなかった。それで初めて区のセンターで集団接種を受けることにしたのだ。しかも今回は初の「モデルナ」。まあ、これも何とかなると思うことにしよう。 すっかり落葉したと思っていたハイビスカスの木に、小さな芽が出てるのに気づいた。暖かい居間に入れ、土の表面が乾く度にせっせと水やりをしていた。取り込んだ植物でも、ちゃんと環境に合わせて春を待つ準備をしてるのだろう。そう思うとなぜか愛しい。一人暮らしで誰とも話さない日々だが、植木鉢の植物たちは、声こそ出さないけれど、世話した人に応えてくれているのだろう。 カポック カポックには白い小さなつぼみ。地味な花でベトベトした粘液を出す。1週間ぶりに買い物に出かけた。前日の雪も氷も融けて安全と自転車で。大量の食料品がズシリと重かったが、何とか無事帰宅。ただちに仕分けと始末。それから昼食の支度。これで1週間は持つはず。その一部を使っておかずを作った。寒いキッチンから居間に戻ると暖かい。暖房の切り忘れではなく、太陽光の恵みだった。ああ嬉しい。 土曜日の夜は女子ジャンプの観戦。期待の高梨沙羅選手は1回目、風に恵まれず4位。日本の4選手とも揃って2回目へ。今度は高梨選手は良い条件で跳べて1位。そのまま最後まで行ってくれと祈るような気持ちで画面を見ていた。だが最後の最後で抜かれ、4位に終わった。ここ2年フォームの改造に苦しむ彼女を横目に、世界では若くて強いジャンパーが育っていた。でも世界の4位。恥じることはない。男子モーグルの堀島選手が銅メダル。日本人初のメダリストとなった。これからに期待したい。 男子スキージャンプノーマルヒルで、日本の小林陵侑選手が見事金メダルを手にした。1回目、2回目共に素晴らしいジャンプを見せて、堂々たる優勝。女子アイスホッケーのスマイルジャパンは中国に延長戦で敗れたものの予選1位となり、決勝トーナメントに進出決定。やりました。中国人の観客は大声を出して自国の選手を応援。審判も役員も何も注意しないのはどうなんだろう。 沈丁花 さて、今頃の季節になると思い出すのがユーミンこと松任谷由実さん作詞作曲の「春よ来い」。 淡き光立つ俄雨 いとし面影の沈丁花 溢るる涙の蕾から ひとつひとつ香り始める それはそれは空を越えて やがてやがて迎えに来る 春よ遠き春よ 瞼閉じればそこに 愛をくれし君の なつかしき声がする <続く>
2022.02.07
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~北京冬季五輪の陰で~ 始まりましたなあ、北京冬季五輪が、何食わぬ顔して。この大会は今年後半にある中国共産党大会で、3期目の長期政権を狙う習近平御大の権威付けの大会と位置付けられているそうですなあ。外交的ボイコットを宣言して政府首脳が行かなかった先進国も幾つかありました。ただ、中国の心証を良くしようと思って参加した国も多かったと思います。たとえ冬のスポーツなど無関係な国であってもね。 開会式の監督を務めたのは、中国で有名な映画監督の張芸謀(チャン・イーモー)氏。最新の技術と芸術性を巧みに融合させた見事な演出だったと思います。出だしからスキャンダルで躓き、監督を選び直した「東京オリンピック」よりはマシだったかも。時間を短縮したのも、新型コロナ感染症を抑えようとする中国政府の意思が強く働いた結果だったのでしょう。 ひょっとして聖火の最終ランナーとして登場するのでは、と噂された例の女子テニス選手はさすがに顔を見せませんでした。きっと中国も「恥の上塗り」を避けたのでしょう。だが至る所で「作為」が見られたのは確か。台湾の入場行進の際は、場内のスクリーンに習近平の顔が大写しになった由。場内の紹介は「中華台北」(チャイニーズ台北)だったのに、国内のTV放送では「中国・台湾」との紹介だった由。 今大会は何から何まで異例づくめでしたね。中国政府によるウイグル族などへの人権侵害に反対して、世界各所で抗議活動が展開されたようです。加えて中国と台湾間の緊迫関係や、ロシアとNATO加盟国との間の緊迫関係。フランスのマクロン大統領が急遽モスクワに飛んで、プーチン大統領と協議したほど。そして北京では習氏とプーチン氏が首脳会談。習氏はロシアを全面的に支持する旨表明した由。 東欧諸国 ロシアはウクライナ国境付近に12万人の軍を駐留中。ベラルーシとは合同で軍事演習し、約3万人のロシア兵を派遣中。アゾフ海を封鎖して、ウクライナ艦船の黒海への進出を阻止。NATO加盟国への天然ガス送付を止めると脅迫。アメリカはポーランドとルーマニアにNATO軍のアメリカ兵3千人を派遣。黒海に空母を展開。トルコのエルドアン大統領はウクライナを訪ねてロシアとの仲介を申し出。 中国選手団 北京近郊ではほとんど雪は降らない。そんな場所を冬季五輪会場として立候補した魂胆は、考えなくても分かるはず。スキーなどに不可欠な雪は、すべて人工雪で膨大な量の雪を降らせた模様。コロナを制圧し、夏冬ともに五輪を成功させたら習氏の権威は高まるはず。共産党の機関紙では歴代の長老たちが習氏の方針に賛成したとあるが、党が国よりも上位のあの国では、権力者が何とでも自由に書けるそうだ。 オリンピックが開かれないよりは、開かれた方が良いとは思う。だが、それで中国がウイグル族やチベット族、香港、内モンゴルそして法輪功に対して行っている弾圧や強制が消えたわけではない。そしてこの五輪期間中にも、中国機が台湾の防空識別圏内に侵入しているのも事実。それが中国の実態であり本質。持参したスマフォに中国が要求するアプリをダウンロードしたら、一体何が起こるのだろうね。 明かりが灯る通称「鳥の巣」 北京冬季五輪が失敗するよりは成功した方が良いと思うし、無事平和裏に終わってほしいと願う。だが問題は五輪後の展開。ロシアは虎視眈々とウクライナ東部への侵入を狙い、中国は念願の台湾支配を目論見、一挙に尖閣まで手中にしようと動くのを恐れる。中国は平気で約束を破る国。あの自由だった香港が返還されてわずか20年で、不自由で非民主的な都市と化した。今や死の国際都市だ。 たった1人での行進 東太平洋の米領サモアが1人の代表を派遣した。彼は裸だが、ちゃんとマスクを着けている。この勇気を心から称えたい。だが中国の独裁者や、その権力維持に力を貸したIOCのバッハ会長には「馬鹿野郎」と大声で罵りたい。競技はこれからが本番で、選手たちは祖国の栄誉と自らの勝利のために戦い続けるだろう。どうか健康で最後まで競技を全うしてほしい。心からそう願って止まない。 最後に、開会式場にいたプーチン氏。隣国ウクライナ選手団の入場の際は、目をつぶっていたそうだ。そしてロシアの番だが、プラカードもアナウンスも「ロシア」ではない。ロシアが国家的組織でドーピングを続行していたことが露見し、未だに「R0C」ロシア・オリンピック委員会のままなのだ。ただし、出場選手は全員疑惑が「白」だった人。きっと彼らはプーチン氏よりも残念だったことだろう。<続く>
2022.02.06
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~まだ生きてますか?~ 2月1日火曜日からプロ野球がキャンプインした。わが東北楽天のキャンプ地は沖縄本島北部の金武町。だがそれが心配。金武町(きんちょう)には米国海兵隊の駐留地で「キャンプハンセン」がある。そこで海兵隊員が200人以上コロナに感染したことが判明。これじゃ金武町じゃなく「緊張」だよな。沖縄本島単独一周ランの2年目。私はその基地の前を通り抜けた。道路の向こう側で外国人が走っていた。私が手を振ると彼も手を振って応えた。きっと非番の米兵だろうが、案外フレンドリーで癒された。 故 如月小春さん 旧暦2月の別名は如月。確か有名な女性がいたなと思って「如月小雪」で検索したら、AV女優しか出てこない。これは変と思って「如月姓の女流作家は?」で検索してようやく発見「一字違い」の如月小春さん(1956-2000)。劇作家でエッセイスト。当時の週刊誌に良く名前が載っていた。44歳でクモ膜下出血のため逝去。若くして亡くなった才女とのイメージがあったが、それにしても若過ぎる。 2月3日(水)は節分。全国で追儺(鬼やらい)の豆まきをするが、かつてはイワシの頭を挿した柊(ヒイラギ)の枝を玄関に掲げた風習があった。イワシの生臭さで鬼(=邪気)の侵入を防ぐためだ。現代人の私は当然そんなことはしない。安物の目刺しを焼いて食い、心の内なる鬼を追い払った次第。小さなイワシが4匹。それでも1日の塩分摂取量は超えたはず。脂分が多くて魚焼き器の掃除に手こずった。 スマイルジャパン 😊 4日(金)は立春。北京冬季五輪の開会式を前に、前日から一部ゲームの予選が始まった。女子ホッケーのスマイルジャパンは過去の冬季五輪の初戦に当たったスェーデンチームに2連敗中。またしても初戦の相手は格上のスェーデン。だが日本の女子は強かった。先取点を取り、同点とされた後も積極的に攻め続け、終わってみたら3-1の見事な勝利。日本チームの幸先良い出足だった。そのほか、女子モーグルの2選手が予選で5位と6位に入って、早くも決勝進出を決めた。 ネットで意外な事実を知った。経済で米国を追い越そうとしている中国だが、公称14億人の人口が、実際は9億人ほどとのこと。長い「一人っ子政策」が原因で、その後「二人まで」「三人まで」と緩めても効果が出なかった。それだけ子供を育てる環境が厳しく、多額の費用が必要なのだ。世界一の座を狙う中国も、人口減ではどうしようもない。そんな事実を必死で隠し威厳を保とうとするクマのプーさん。 同じく経済で日本を追い抜こうとしている韓国の人口減はもっと深刻だ。今やっ出生率は1を割って、0.84(2020年)とのこと。これに対し少子化が問題視されているわが日本の出生率は、1.34とわずかに上回っている。韓国は過酷な学歴社会と就職難。政治の貧困と、極端な身びいきと、責任転嫁の反日反米。その足元を見て、同じ民族の北は核兵器開発に血眼。まったく異常そのものだ。 保険会社から書類が届いた。支払いが14年目に入った「個人年金」。今年の1回目の振り込み日は4月20日だが、当日に受取人が生存してるか確認のため連絡が来る由。契約上は本人死亡時の受取人を予め指定してある。そのための確認なのだ。電話が来た時「もう死にましたよ」と言ったらどうなるか。そんな訳で来年の最終振り込み日までは、何としても生き続ける必要がありそうだ。契約者の年齢が平均寿命に近くなると、各業界は最期の追い込みに動くんだろうね、きっと。当方まだ生きてますよ。たとえご迷惑でも。<続く>
2022.02.05
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~眠れない理由(わけ)~ なぜだか夢の中で俳句を作っていた。必死で言葉を捜していた。きっと遅くまで俳句関係の本を読んだせいだと思う。それにしても何と熱心な自分。あまりにも眠れないため、2個目の睡眠導入剤を飲んだ。そんなことは初めて。それが翌日もまた夢の中での俳句作り。そしてその夜も2度導入剤のお世話になった。これでは体が持たないなあ。かと言って昼寝が出来るわけでもない暇なジジイ。 新年早々たくさんの俳句が生まれた。理由は幾つかあった。身の回りで色んなことに遭遇したのが最大の理由だが、詠んでみたい「新年の季語」が多かったせいもある。思いついて川柳も短歌も詠んだ。やはり創作には刺激が必要だと感じる。2月の兼題(宿題)の「紅梅や」も2つ3つ詠んではみたものの、それ以上の進展はない。俳句の世界では既に春だが、現実は違う。見える景色はまだ冬そのものだもの。 相変わらず続く頭痛。さほど重症ではないが気にはなる。ゆっくり風呂に浸かると治まるので、きっと冷えから来る血圧上昇によるものと推定。心配な時は血圧を測る。やや高い数値が出ることもあるが、許容範囲の時もある。それよりも脈拍数が最近かなり増えたことに気づいた。長距離を走っていたランナーの時の脈拍数は多くて50台前半。少ない時は40台後半。 当時は相当走り込んでいたため心肺機能が高く、静かな状態で脈拍を測れば回数が少なく、看護師さんが驚いていたほど。俗に言う「スポーツ心臓」。大量の血液をゆっくりと全身に送っていたのだろう。それが年老いて運動量が激減したせいで、心機能が「普通の人」並みになったのだ。だから坂道を歩くだけでも、苦しくなる。合わせて腰痛発症で「普通」どころか「普通以下」になった今。 眠れない理由の一つに、借金しに我が家にやって来た女性のこともあったと思う。家を聞かれて「◎◎」の近くと言ったのに、よくも探し当てて訪ねて来たものだ。きっとそれだけ困っていたのだろうが、困っていた理由は尋ねなかった。逆に「わが人生記」を聞いてもらった。それも玄関の「上がり框(がまち)」に腰を下ろしたままで。座布団を勧めても遠慮した彼女。相当寒かったろうに。 彼女の姓は知っていた。ユニフォームの名札で。だが今回下の名前も知った。彼女が書いた「借用書代わりのメモ」で。返却期限は彼女自身が決めた。直接持参するとも。だが本当に来るかどうかは不明。答えは「来る」と「来ない」の2つだが、「来る」パーセンテージは読めない。だが実のところ私は嬉しいのだ。一日中誰とも口をきかずに過ごす日常。しかも女性とわが人生について語れたことが。 ヘルパーさんの仕事に、「話し相手になる」と言う有料サービスがあると聞く。確かにお金は貸したが、あれは「話し相手サービス」の第1回目と考えたらどうだろう。だがそれはあくまでも私の願望に過ぎず、彼女が来なければ「サービスは終了」で、しかも残り9回分はパーと言うわけだ。甘っちょろいかも知れないが、私は再び彼女が姿を見せる方に賭けたい。山鳩が何度も窓ガラスに衝突したように。 彼女の本当の顔も知らない。ここ2年近くマスク姿の彼女しか観てないからだ。目が誰かに似てると考えたら、「つくば時代」の上司の奥さん。そして吹き出物が目についた。マスクを取ったら全然別な顔で「口裂け女」出現なんてことはよもやあるまい。あの日彼女が話した幾つかの言葉を思い出してみる。別れた女房の予言「お父さんは女に騙される」が「真実」になるかどうか。確率は5割。 さて私は夢をみているのだろうか。夢と現実を混同してるのだろうか。純情一路の馬鹿真面目さで、帰って来るメロスをひたすら待っていた友人。それでも良いんだよ俺は。メロスを信じてずっと待っていた友人役で。彼女の人生に何があったのかは知らない。自分の人生が今後どう変わるのかも知らない。でも北国の人間は辛抱強く、暖かい春の訪れをじっと待っている。時あたかも今日は立春。<続く>
2022.02.04
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~わたしとニュース~ 今日は2月3日。節分である。ピンポーン♬ 玄関のチャイムが鳴って誰かが来た。扉を開けず、「どんな要件ですか」と聞く。「使わないカメラはありませんか」と男の声。どうやら鬼ではないみたい。「ないよ」と言うと業者は大人しく帰って行った。それにして何なのだろう。ここ数か月で3回の訪問。しかも来る業者はそれぞれ違う。今は老人を相手のそんな商売がまかり通っているご時世なのだろう。 野菜のスープ煮 近所のJA共済から火災保険更新の案内が来た。5年前前妻と離婚する際、満期を待たずに解約し「手切れ金」として渡した。それ以降は年間9千円ちょっとの掛け捨てにしている。いつまで生きるか不明だし、家を手放すことも考慮してのこと。それでも万が一火災に遭えば、1500万円の保険金を受け取る。以前は付けていた「地震保険」は「なし」。軽量鉄骨の我が家は震度7強のあの大震災にも耐えた。 チャーハン 市から3回目のワクチン接種の案内が届いた。2回目の接種から「概ね」8か月後となっている。前回は通院してる個人医で受けたが、今回は量が確保されている区のセンターに行こうと思う。先ずは市のホームページから入って申し込み手続きのページを「お気に入り」に登録。だが申込み開始は今週の土曜日が初日。県民税、市民税の申告のためにも、3回目は何とか受けたいと願っているのだが。 野菜サラダ 天候の様子を見て洗濯し、冷蔵庫の食品の減り具合を見て買い物に出かける。作り置きしていたおかずが残り少なくなったため、キッチンに立つ。畑から白菜を1株収穫し、外側の不要な葉を捨てる。物置からはジャガイモとタマネギ。それらでチャーハン、野菜のスープ煮、野菜サラダ、ピクルスを作る。これで何とか野菜不足になるのは防げるはず。今回は味にも工夫した。料理はボケ防止の最大の対策だ。 大関になったばかりの御嶽海が新型コロナに感染したようだ。花嫁ももらって大関昇進ともろ手に花だったが、なんと引退する2人の力士の「断髪式」への参加が感染の原因だったとか。それじゃ力士や親方衆にも感染が疑われるね。3月の春場所までに症状が治まれば良いけど、稽古不足は免れないだろう。だが相撲協会では、「稽古は濃厚接触に当たらない」とさる部長待遇の親方が言ってるようだ。 ワールドカップカタール大会へ向けてのアジア予選。1位のサウジをホームで迎えて目下2位の森保ジャパンが見事2-0で勝利し、サウジに勝ち点で1差に迫った。3位のオーストラリアがもし次回のゲームで勝てば、勝ち点差2の中に3チームが入ることになり、出場を掛けての今後の戦いはさらに激戦になるだろう。日本は3月のアウエーでオーストラリアに勝てば、文句なしなのだが。 国会である決議が通った。だがそこには「中国」の「ち」の字もなく、人権侵害が「人権状況」と言う何とも歯切れが悪い表現になった。公明党に配慮した結果と言うが、「言語明瞭意味不明」の決議でも早速中国が抗議して来た。どうせ抗議を受けるなら、正々堂々ともっと明確に非難すべきと私は考えるのだが、経団連などもきっと気を使っているんだろうねえ。C国に。 当初は「チャイニーズ台北」の呼称を嫌って、北京冬季五輪の開会式、閉会式へ不参加を表明していた台湾が、一転参加することにしたようだ。態度急変の原因はIOCのバッハ会長の強い働きかけが効果を上げたようだ。当然その裏には中国の強烈なアタックがあったことだろう。面子を重んじる強権国家の沽券にかけても、台湾は中国の一部と世界にアピールしたいのだろう。バッハよ、またもお前か。 このところ狂ったようにミサイルを発射し続けている北朝鮮。長い経済制裁に対する抗議の表れか。国連安保理で北へのさらなる制裁緊急決議を提案する米英仏に対して、2月の議長国であるロシアとこれに追随する中国は、制裁撤廃を主張。いつもの「拒否権発動」で事態は何も変わらない。こんなクソの役にも立たない国連安保理など不要だ。全体主義国家のなんとおぞましい姿。ウクライナでも危険な臭いが。<続く>
2022.02.03
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~帰宅を急ぐわけ~ 買い物へ行く途中、急いで引き返すことがある。最近はあまりなくなったが、「マスク」をしてないことに気づいた時。いつも一人で家にいるため、マスクをしないのだ。そのくせ夜眠る時にはする。理由は喉が渇かないように。急いで引き返す理由の2番目は、電気スト-ブを消したかどうかが気になって。デスクでの作業時、足元を暖めるための小さなヤツ。 スタンド型なので地震でも起きたら倒れそう。電気代の無駄は仕方ないとして、火事にでもなれば大ごとだ。帰宅後ちゃんと消してあったことに安堵したのも度々。家にいる時のつけっ放しは必ず気づく。窓際のデスクが定位置のためだ。帰宅後、クローゼットの照明がつけっ放しだったり、湯沸かしポットのコンセントの位置が逆向きで、沸騰してないこともあったが、それなどまだ可愛い方。 沼のカルガモ 先日、居間の窓ガラスの汚れに気づいた。また山鳩がぶつかったようだ。柄のついたモップを持って外へ出、ガラスの汚れを落とした。前回よりも高い場所。そしてその「当人」がなんと庭にいた。私が見ても逃げない。だが家の中から写真を撮ろうとしてカメラを向けた瞬間に、急いでHさんのキウイ棚の方へ飛び立った。いつも来るヤツだと思うが、きっと私と一緒で学習能力がないのだろう。 アオバト 山鳩の別名の一つがアオバトなのが不思議。もう一つのキジバトは羽がキジのような斑(まだら)模様なので分かる。アオバトと呼んでいたのは昔。オスは翼以外は緑色。だがメスは全身茶色。なのにアオバトとは。アオバトが海水を飲むことを知っていた。ミネラル分補給のためらしいが、一部の生息地に限定され、「海なし県」のアオバトは無論そんな行動はしない。海水浴する珍しい生息地もあるそうだ。 ひしゃげた牛乳パック そうそう。買い物の失敗の話の続き。ある時買い物から帰って自転車を止めると、その下に白い液体の塊が見えた。原因は牛乳しかない。エコバッグが荷台から落ちないよう、かなりきつくゴムロープで縛った。家に入って食料品をそれぞれの場所に収容。牛乳は冷蔵庫の定位置へ。その時パックがひしゃげていることに気づいたが、まさか漏れてるとは疑いもしなかった。 2、3日後、牛乳パックの定位置に白い液体が溜まっていることに気づいた。雑巾で拭いたがまさか漏れてるとは考えなかった。だがその翌日も白い液体。慌てて取り出して牛乳を別の容器に空け、パックに水を入れた。するとぽたりぽたりと雫。パックの底を観察すると、角が薄い部分があった。堅い何かと擦れて薄くなったのだろう。全体量の30%ほどを失ったようだ。山鳩同様本当にとんまなわたくし。 最近の散歩でたくさんの写真を撮った。その大半は、逆光や影や冬の木立や沼などの淋しい風景。そして時には面白いと感じた形も。今見える風景がそんなのしかないせいもあるが、もともと私はモノクロやシンプルな形に惹かれる傾向がある。すっかり葉を落とした落葉樹が逆光の中に突っ立つ姿の気高さはどうだ。寒さに耐えて春を待つのは北国の人間も同じ。強く惹かれる理由はきっとそれだと思う。 ある日の夕食 ある時、無性にお握りが食べたくなって100円の昆布入りを1個買った。その日の夕食がこれ。レンジでチンしたお握りは実に旨かった。自分では作れないプロの味。こんな食事で満足してる私は根っからの貧乏性。でも誰かに迷惑をかける訳じゃないから良いのだ。その夜も薄い焼酎のウーロン茶割りを一杯。安上がりな日常だが、生かされていることに感謝。明日は節分、そして明後日は立春だ。<続く>
2022.02.02
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~動き始めたもの~ ひなた 今日から2月。動き始めたものがある。先ずは朝ドラ「カムカム」の3代目のひなたちゃん。早くも4年生のお転婆娘。夏休みの宿題もほとんどしてないのに、もうじき休みが終わるころ。かつてジョーとるいは話していた。「ひなたの道をいつまでも一緒に歩きたいね」と。その2人の愛の結晶がおてんば娘の彼女。ベリーの娘も同級生みたい。さて、これからどんな娘に育ってゆくのだろうね。 いざ出陣へ 大河ドラマ「鎌倉殿の13人」にも動きがあった。平家打倒に向けての第一歩が踏み出された。相手は平家の守護の山木館。だが頼朝の軍勢はわずか20名ほど。それも戦の経験がないものばかり。そして総大将の頼朝は襲撃には加わらず、政子の膝枕で転寝というざま。だがこの小さな戦こそが、やがて平家を打倒し、武士の政権である鎌倉幕府を興す端緒となる。歴史が動き始めた。 王将戦第3戦 将棋の八大タイトルの一つの「王将位」に挑戦していた藤井竜王(左)がタイトル保持者である渡辺三冠)との第3戦で、見事に勝利した。これで破竹の3連勝。王将位にも王手をかけたことになる。もしも後1勝したら19歳での五冠達成で最年少記録。前人未到の快挙達成となる。王位戦の勝利者がする約束のコスプレはまだ未確認。ともかく藤井9段一強の「藤井時代」に突入した感がある。 佐渡金山跡 山が二つに割れた佐渡金山跡地。江戸時代から金鉱脈を掘り続けた結果だ。ユネスコの歴史遺産への登録申請を日本が示したところ。韓国が朝鮮人を強制労働させたとの抗議。尻込みした岸田総理は安倍元総理に促され、申請を決断した。日本側の資料には、朝鮮人も日本人労働者と同じ賃金、賞与、食事、住居、映画などの娯楽供与が明記。デマには事実で堂々と反論すべき。「軍艦島」の二の舞はゴメンだ。 北京冬季五輪メイン会場 間もなく北京冬季五輪が開幕する。コロナを抑え込もうと中国は必死だ。ウイグル族への人権弾圧も問題だが、中国入国に際して独自のアプリ強制がさらなる心配。パスポート番号などプライベート情報が簡単に盗まれる可能性が高い。あの独裁国家では何が起きてもおかしくない。習近平にとって北京冬季五輪は世界に向けての絶好のプロパガンダの場。たとえ偽情報でも自分の政権維持に繋がればOK。 競技場前の公園には銅像まで建っている。IOCのバッハ会長と歴代会長数人分。これほど忖度(そんたく)してまで、中国は一体何を企んでいるのだろう。ウイグル族への弾圧や、経済危機や、コロナ感染から世界の目を逸らせ、来年の党大会への布石か。何しろ「歴史決議」で毛沢東や鄧小平と並ぶ存在として自らを神格化したのだから。恐るべき全体主義。「独自の民主主義」などはどこにも存在しない。近々あの国の崩壊が始まると感じるのは、私だけだろうか。 2本目の開花 2本目のシンビジウムが咲き始めた。嬉しいではないか。我が家の小さな春。3日は節分。そしてその翌日の4日は立春。旧暦の暦の上の話だが、少しずつ春が近づいているのは確か。今日も風花舞う中、自転車で買い物に出かけて来た。<続く>
2022.02.01
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