来たる7月20日は、1969年7月20日にアポロ11号に搭載された宇宙船コロンビア(宇宙飛行士マイケル・コリンズ氏)、および月着陸船イーグルに乗り込んだニール・アームストロング氏、バズ・オルドリン氏が、人類最初に月に降り立ってからちょうど55年になる。 月に文字通り人類最初の一歩を記したニール・アームストロング氏は "That's one small step for man, one giant leap for mankind"と地球に向けて言った。「人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ」 大きな犠牲を払った経験の積み重ねによって行き着いた成功だった。 (御三人の年齢がまったく同じであることに注目。潜在心理として持ちかねない年齢差による上下関係の出来 (しゅったい)
を予め阻止すべく考慮されていたかもしれない。)
"It's one small step for a man, but one giant leap for mankind" 意味に違いはない。ただ、「That's 」ではなく「It's」、単に「man」ではなく「a man」、そして二つのフレーズの間に接続詞「but」と言っているようだが・・・月からのあまり明瞭でない音声である。私の聞き間違いだろうか? 「a man」だとしたら、アームストロング氏自身の思い・・・感慨と自負心のようなもの・・・が、こめられていたかもしれない。それからわずかな間を置いて、「but...」と、普遍化したのではないか。ここに私はアームストロング氏の思考の深さ、思考の速度、そして心理を感じるのだが・・・。人類にとって記念すべき言葉なので、正確に知りたい。