山田維史の遊卵画廊

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☆Tadami Yamada's Paintings 新アダムとイヴの誕生2


☆Tadami Yamada's Paintings 無量寿経シリーズ


☆Tadami Yamada's Paintings「私は美しい」シリーズ


☆Tadami Yamada's Paintings りんご充満空間シリーズ


☆Tadami Yamada's Paintings 花のマスクシリーズ


☆Tadami Yamada's Paintings 回 顧 展 part 1


☆Tadami Yamada's Paintings 回 顧 展 part 2


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☆Tadami Yamada's DRAWINGS 3


☆Tadami Yamada's 小さな絵日記より


☆Tadami Yamada's Still Life:静物画(1)


☆Tadami Yamada's Japanese style:「和」


☆Tadami Yamada's 素描(1)野菜シリーズ


☆Tadami Yamada's 素描(2)貝殻シリーズ


☆Tadami Yamada's 素描(3)はんなりシリーズ


☆Tadami Yamada's 素描(4)人形シリーズ


☆Tadami Yamada's Paintings 回顧展Part3


☆Tadami Yamada's Paintings 回顧展Part4


☆ディクスン・カーの為のブックカヴァー


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☆Tadami Yamada's Poetry 詩画集「遊卵飛行」


☆Tadami Yamada's Works: ブック・カヴァー選集


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☆Tadami Yamada's サンリオSF文庫他


☆Tadami Yamada's 光瀬龍、宇能鴻一郎、泡坂妻夫、志水辰夫他カバー


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☆Tadami Yamada's 絵のない装丁


☆Tadami Yamada's ドラキュラ叢書


☆Tadami Yamada's Illusto., Part1『闇の国の子供』


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☆Tadami Yamada's Part3『プラネタリウム』


☆Tadami Yamada's Part4『世の終わりのイヴ』


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☆Tadami Yamada's Part6 児童書その他の挿画


☆Tadami Yamada's Part7 『心霊術入門』その他


☆Tadami Yamada's Part8『別冊宝島仕事の本』


☆Tadami Yamada's Part9 初期雑誌挿画


☆Tadami Yamada's ドラキュラ叢書『ジャンビー』挿画


☆Tadami Yamada's ドラキュラ叢書『幽霊狩人カーナッキ』


Tadami Yamada's monochrome cuts -#1


Tadami Yamada's monochrome cuts -#2


■Yamada's Article(1)卵形の象徴と図像


■Yamada's Article(2)ユングの風景画


■Yamada's Article(3)画家ムンクの去勢不安


■Yamada's Article(4)夢幻能と白山信仰


■Yamada's Article (5) 城と牢獄の論理構造


■Yamada's Article(6)ムンク『叫び』の設計と無意識


■Yamada's Article (7) 病める貝の真珠


■Yamada's English Article (8) 能の時空間の現代性


■Yamada's Article (9)『さゝめごと』に現われた十識について


■Yamada's Article(10)狐信仰とそのイコノグラフィー


■Yamada's Article (11) 江戸の「松風」私論


■Yamada's Article (12) 伊勢物語「梓弓」について


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Aug 26, 2024
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カテゴリ: 日常雑感
​​​​​​ 現代日本社会に日本語として蔓延するヘンな言葉あるいは表現を、私の目につくまま耳にするまま集めてみた。

『私解ヘンな言葉の辞典』

やばい (あぶない。すごい。とても良い。優秀だ。美しい等々、意味はきわめて感覚的に多様)
めちゃ、めっちゃ (すごい。たいへん。「めっちゃすごい」などと重ねて感覚的強調語とすることもある。古くからある言葉「滅茶」あるいは「無茶苦茶」が、もとの否定を含んだ意味とは正反対の肯定語として特異な使われかたをしている。本来の「滅茶」「無茶苦茶」は、茶が大切な薬用品であったり貴人が服して高価であった時代、その茶をダメにしてしまうことを指した。大阪漫才の横山エンタツ・花菱アチャコ両氏は、「無茶苦茶でござりますがな」を決め言葉にして人気があったが、両氏は本来的な正しい使い方だったのである)
まじ (ほんとう。しんけんな(真剣な)。まじめな(真面目な)から来ている省略語。「まじでやばい」などと連語で言うことがある。かなり以前から若者言葉として使われている)
むずい (「むずかしい」を省略している。古来「ムズムズする」「ムズ痒い」という感覚表現があるが、これとはまったく関係がない)
えぐい (かなり以前から使われているが、おそらく「エグ味」からの転訛と思われる。「大人っぽい」とか「渋さがある」というような感覚的な表現のように思われる)
えもい (エモーショナル・情感がたかまる、というような意味か?)
きもい (「気持ち悪い」を省略している。ただし自分自身の生理作用(たとえば病気など)を言うのではなく、対人関係などで底意地悪く拒絶批評していることが多い。しかもその批評を自分だけの気持ちにおさめるのではなく、この言葉を仲間内で言い合うことで仲間意識を確認するようだ)
むかつく (古くから使われる言葉だが、使われかたは本来的ではない。「きもい」と同様に、他者に対するほぼ一方的な悪感情の吐露として使われている。人間関係に自己中心的な感情過多が作用しているように思われる。しかも生理的な言葉であるところに、筆者は病理を感じる。まるで恋愛関係の愛憎のもつれの果てのようだ。自他を清々しく峻別する人間関係の成熟がこの言葉の発声にはみられない)
ダサイ (「駄才」か? 「格好が悪い、むさくるしい」の意味を含んだ時流に合わない粗末なことをさす。駄作、駄弁、駄菓子等から派生した思われる)
かまちょ (「構ってしょうだい・遊んでちょうだいをそれとなく要求する甘えんぼ」というほどの意味か。名詞)
ガチ (本気、というほどの意味。「ガッチり」という言葉からの転訛と思われる。かつて舞台制作現場等で鎹 (かすがい) をガチと称したが、その名詞形もおそらく「ガッチり」からの派生であろう)
ガッツり (「ガッチり」の訛語。「ガッツり食う」などと言う。男性性が強調されるような場で使われることが多く、運動部系の学生や肉体労働従事者などから発生したと思われる)
おたく (「お宅」。一事に執着し、精通していること、あるいはそのような人。名詞。従来、「お宅」と言えば話し相手の家をさすか相手に対しての「あなた」に代わる尊称であった。1970年代頃より上述のような意味で使われだした。英語のマニア、マニアック(mania、maniac)に通じるが、かならずしも病的な執着を指すとは言えない。家(宅)に閉じこもって一事に没頭する様子からでてきた造語的な表現と思われる)
オバタリアン (猛女、あるいは歳を重ねてかえって粗野になった女性を指す。また、1980年後半以降、女性の社会活動進出の増加とともに、その進出を運動するために、男女平等を乱暴で粗野な男性の言葉をあえて真似して放送メディアで発言する女性を称した)
置き配 (インターネット・ショッピング等で購入した物品を購入者に直接配達するぼではなく、購入者指定の場所に配置すること。新型コロナウィルス禍の広範域流行によって直接対面を警戒するようになったことにより考案された配達方法である。また、受取人不在による再配達の手間と経費削減が配達人と受取人との相互理解を得られ一般化するようになった)
イメチェン (イメージ・チェンジ;image change 「イメージ変更」の日本的略語)
イケメン (容姿容貌の良い男。性的な魅力がある男。現代感覚をまとった颯爽とした男。それらに加えて、仕事ができる男をさすこともある。造語名詞。酒を飲める人を「いける口」とか、「いけるねー」などと言うが、それと同様の「いける」から派生して「いける顔、いける男」へと意味が加わった符丁のような言葉である。あるいはまた英語の「good man (men)」との語呂合わせがあったかもしれない)
イクメン (「イケメン」から派生し、「育児をする男性」をさす。男女平等をめざす社会潮流のなかで社会進出する女性が増え、また夫婦共稼ぎ家庭の増加にともない、育児夫婦共同参画からでてきた言葉。この言葉によって(ファッショナブルに捉えることによって)男性側に抵抗感が減少してきているかもしれない)
主夫 (家事をする夫。「イクメン」という言葉にあらわれているように、家庭内の日常仕事を夫婦で分担することが多くなり、男は外で働けばよしとする旧来の考え方に変化がでてきた。あるいはまた、妻が外で働き夫が家事に専念するという場合もある。また、離婚によって子持ちの独身となった男(シングル・ファザー)が、外での仕事と家事・育児をする。さらに、インターネット普及によって非出社型のいわゆるリモート・ワークなど働き方の変化にともない男が家庭内で家事・育児をするようになった。そのような社会の変化を「主夫」という言葉は如実に物語っている)
ガチャ (二者間ないし三者間で判断に整合性がないこと、あるいは同一判断であるべきなのに違いがあることをいう。たとえば同じような事件に対する判決が裁判所によって異なる時に、「裁判官がガチャ」などと言う)
KY (「Kūki Yomenai (空気読めない)」の略。周囲の状況を察しない言動をさす。たとえば議事進行の弊害となる言動を繰り返す人に対する批評などである。しかしその批判が必ずしも正しいとは言えない面もあり、いわば当たり障りのない状況をつくるために突出した言動を封じるために仲間意識を醸成する言葉として使われることも少なくない。2007年頃から若者の間に始まった符丁である)
JK (「Jyoshi Kōkōsei; 女子高校生」のこと)
ガン-無視 (完全に無視、という意味。頑-無視なのかもしれない)
はんぱ無い (半端無い、であるが、本来は「半端で無い、半端が無い」である。助詞が省略ないし欠落しているのである)
ビビる (おそれる。ふるえる。気後れする。あるいは逆に、情感の高まりや戦闘意識の緊張感を表現することもあり、きわめて感覚的かつ肉感的な表現に使われている)
うざい。うざったい (鬱陶しい。うるさい(ただし騒音に対してではなく、他者のふるまいを言うようだ)。ずいぶん昔から筆者は耳にしていたが、何か語源があるのかどうかは不明)
やらせ (TVや新聞雑誌等のドキュメンタリーや報道において真実にみせかけた演出。制作者の意図に合致するように出演者を限定したり台本どおりの発言を要請、あるいは演技させること)
パクる (逮捕する。盗作する。無断で模倣する。動詞。「パクり」は名詞形。かなり昔から使われている話し言葉としての警察用語(符丁)が変化して「盗作する」等の意味に使われるようになったと思われるが、筆者山田はその語源不明)
えんがちょ (昔から耳にしたが、筆者山田は意味不明)
しかと (「無視」という意味のようだ。ただし対人関係での無視か? 昔から耳にしていた)
とんがる (「尖る」が撥音便化した言葉。動詞。先端鋭利・鋭角を表す言葉が、強い自己主張することに変化。特に日本の平均化を暗に求める社会生活に飽き足らなくなったり、生きづらさを感じる青少年の強い自己主張のある生き方(言動一般)を指す。場合によっては昔の「不良少年」に当てて、いわゆる大人に対する反抗的な青少年をさすことがある。一方、ロック歌手等にそれを認めて、憧れの表現ともなっている)
キレる (突然我慢しきれなくなって感情を爆発すること。張り切った糸が切れる様、いわゆる「断絃」が語源と思われる。「ブチギレる」などと一層強調することもある)
パシリ (いわゆる「走り」であるが、仲間内の上下関係で最も下部の者を指し、「走り使い」のことを言う。この最高上位者を「番長」と称している。「番長」とは、岩波書店の広辞苑によれば古くはバンジョウで、〈交代勤務のために編成された各集団の統率者の意〉とあり、律令制における階級等を例示しているが、また、〈学校の非行少年少女の長〉としている。小学館の大辞泉第1版増補版も大きな違いはない。集英社の簡便な新修広辞典第4版では〈非行少年の集団のリーダー〉とのみ記している。いつ頃からこの意味に使われるようになったかは不明だが、現在では「非行少年少女の集団の長」という意味だけで使われている。この「番長」に付随する言葉として「パシリ」がある。そして学校の仲間集団だけではなく、いわゆる暴走族や暴力団内でも使われているようだ)
ばり〇〇 (大変。すごく。「ばり美味い」などと使っている。鋳物つくりなどで、硬化冷却後に削る余計なはみでた部分を「バリ」と言うが、現在、概して若者が言う「ばり〇〇」が職人符丁から派生したのかどうか・・・筆者は不明である)
ビビる (「恐れる」あるいは「驚いて震え上がる」。電気的ショックを受けたときのような、きわめて感覚的な言葉)
三密 (新型コロナウィルスの流行著しかった時期に感染拡大を防ぐために政府の専門会議が提唱した密閉・密集・密接を表した造語。元来の「三密」は密教の三業 (さんごう) を言う。すなわち「身・口・意」である)
婚活・就活・ 終活 妊活 (それぞれ結婚準備活動、就職活動、人生の終末を迎えるための準備、そして妊娠するための活動 (これには夫婦間の交わりのみならず人工授精や体外受精などが含まれている) を意味する。ここに学校生活におけるクラブ活動の部活を加えても良さそうだ。これらはまったく出典がない造語である。​​これらの言葉が奇妙なのは漢字熟語の本質的な規則性が崩壊していることである。例示した五つの言葉はいずれも漢字の動詞と目的語とを組み合わせて名詞化したものに類するのだが、この名詞化は漢語文法によって動詞+目的語の語順でなければならない。しかしながら婚活・就活・妊活・終活・部活は、いずれも目的語+動詞である。熟語には「じゅうばこ読み」と称される「音読み+訓読み」の言葉がある。「重箱」がまさにそれである。しかしこれも動詞+目的語の語順は変わっていないのである。すなわち「箱を重ねる」の名詞化である。私が想うに、婚活・就活・妊活・終活・部活を作り出した人は、熟語の規則性、漢語文法の素養に欠けていたようだ)
パパ活・ママ活 (上記の例からさらに派生したと思われる。パパ活とは、少女ないし未婚女性が一時的な金銭契約で男性の相手をすること。話し相手や散歩相手のこともあるが積極的性関係を結ぶこともある。また、少年や青年が男性の相手をすることもある。男性からの誘いもあるようだ。ママ活はその逆である。売買春の変形を言葉でつくろっているともいえる、現代日本社会を裏面から特徴付けている言葉)
推し活 (これも上記の例から派生した。「推薦すること、応援すること」あるいは、気に入った人や物品を広く知らしめるために「前面に押出す」こと)
朝練 (学校のクラブ活動の一環として早朝練習をすること。学生言葉。「あされん」と発音しているので、重箱読みである。)
朝活 (筆者山田は意味不明。「朝練」と同じか、それより行動領域が広いようにも思う)
ママスタ (ママ・スタートの省略のようだが筆者は意味不明)
ママ友 (自分の子供を介した母親同士のつきあい。親密なつきあいにも使い、なんとなく腹に一物ある表面的なつきあいを取り繕うときにも使われ、心理的な陰影のある現代語)
チャリンコ、チャリ (自転車。タウン・サイクルを指すことが多い。古くから使われているようだ)
ママチャリ (これこそタウン・サイクル。買い物籠や幼児チェアをとりつけた自転車)
かっけー (格好良い!)
すげー (凄い! 筆者は敢えて感嘆記号をつけたが、「うめー(上手い、美味い)」とか「ひでー(酷い)」「いてー(痛い)」あるいは「てめー(手前)」などのように感情の高まりによる語尾の崩れである)
わろた (笑った。話ことばというより、SNSなどでの書き言葉)
わらかす (笑わせる。関西芸人が話し言葉として使っているが、そのテレヴィ出演によって関西以外の使用も出てきた。元来、舞台芸で観客の興を盛り上げることを芸人の立場から、「わかせる(湧かせる)」と言い、観客の立場から「湧く」と言った。「わらかす(笑かす)」はその言葉から派生した訛語かもしれない)
目線 (視線のこと。むしろ考察・主張などの立脚点をさすことが多い)
原発 (原子力発電、原子力発電所)
爆誕 (筆者は意味不明。爆発的に人気等がでることか? 「爆上げ(いきなり値上げする)」などとも言っている)
課金 (「課税」というのは、税を一定の割り当てすることである。すなわち「課」とは一定の割り当てを意味する言葉。「課金」は「一定の割り当ての金」という意味になるだろうが、SNS等の使用料、あるいは有料動画の観覧料金を指し、必ずしも公共料金ではないようだ。「課税」に倣ったあたらしい造語ではなかろうか。ある施設入場や有料エスカレータ等での料金支払いについて、利用者が「課金した」、と言うのを筆者は耳にしたことがある。「?」と思った言葉だった)
(文章の末尾に) (​「臭い」の字面だけの婉曲表現であろう。「あやしいゾ」とか「言い過ぎだろう」とか「格好つけすぎ」などに代わる記号的な表現。コンピューター作成文章に用いられている絵文字と同じ使い方のようだ)
(巨大、あるいは強力、凄い等々非常を表す接頭形容詞。子供っぽい表現だが、古来「鬼煎餅」などの表現もあり、一時代前にはある芸能者が「マンモス・ヤッピー」などと言っていた。「ヤッホー」の誇張した表現だが、それと同じなのだろう)
美魔女 (連語型名詞。容貌が美しく且つ先鋭な、ときには悪辣な印象を与えるような活躍をしている女性をさす。当の女性に対する批判と憧憬とがないまぜになった現代心理を窺わせる言葉)
超〇〇 (これも上記の「鬼」と同様な表現。ただし優れているということだけではなく、「超まずい」などと逆の表現としても使っていることがある。その点で英語の接頭辞super-と同じとは言えない)
パソコン (パーソナル・コンピューター)
スマホ (スマートフォーン)
デジカメ (デジタルカメラ)
アプリ (アプリケイション)
携帯 (携帯電話。携帯は英語のモウヴァイル(移動)に匹敵。しかし「携帯」だけでモウヴァイル・フォーンの通用語となっている)
ガラ携 (時代遅れの携帯電話を意味する。「ガラ」は「ガラパゴス島」から来ている。しかし「ガラ携」という言葉自体がすでに時代遅れになっているようだ)
コンビニ (コンビニエンス・ストア)
マイナカード (マイナンバー・カード)
パワハラ (パワー・ハラスメント。社会的組織において立場上権力がある者が、部下に対して有るべからざる虐待(暴行、暴言、左遷、あるいは性的な強要)をすること)
アカハラ (アカデミック・ハラスメント。大学のみならずあらゆる学校内で、地位の上の者が下の者に対して虐待(暴行、暴言、左遷、性的強要、あるいは提出論文や報告書等を恣意的に無視し提出者の経歴に損害を与えるなど)すること)
セクハラ (セクシャル・ハラスメント。地位を利用した性的虐待(性関係の強要のみならず、ボディー・タッチや卑猥な言葉で恥辱を与えることなどを含む)
カスハラ (「カスタマー・ハラスメント」の日本的略語。消費者・購買者が商品販売店に暴言あるいは暴行をともなう損害賠償請求をすること。食品に否衛生的な物質が混入していたり欠陥商品であったりするいわば正当なクレームもあるが、暗に金銭を要求する悪質な言いがかりや、販売者の信用を失墜させる目的で騒動をまきおこす言いがかりを指す。店頭で直接おこなわれるほか、インターネット・ショッピングの場合SNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)を使用することも少なくない。また、自己顕示欲からアイスクリーム冷凍庫のなかに潜り込んで写真撮影したり、商品等に唾を吐きかけて撮影する事件が出来している)
コスパ (コスト・パフォーマンスの日本的恣意的略語。価格に見合う質あるいは量目をさし、「コスパが良い」などと言う)
コーデ (コゥオーディネイション;coordination)の日本的恣意的略語。「服装の調和の取れた組み合わせ」という意味に使用している)
フォーカス (「focus (焦点)」のことであるが、写真週刊誌等のマス・メディアによって対象者に秘密裏に写真を撮影することを指す。著名人のスキャンダルとして扱われることが多い。1970年代の初めころから盛んに使われだした)
スタメン (スターティング・メンバー。昔から使われているが)
エッチ (「H」と書くこともある。ただしアルファベットの正確な発音ではなく、あくまでもニッポン式の発音エッチである。エロチックなこと、セクシャルなことを総称しているが、端的に性交を言うことが多い。昭和30年代半ばにはすでに学生間で使われていた符丁であるが、その由来を筆者はわからない)
ゴチ (ご馳走。名詞・副詞の両用がある。大学運動部(会社)などで先輩(あるいは上司)が後輩に対して「今日はゴチだ」、あるいは後輩が先輩に対して「ゴチになります」などと、かなり昔から使っている話し言葉)
トリセツ (取り扱い説明書)
コピペ (コピー・アンド・ペイスト。他者の作物をコピーして自作の中にペイストすること。著作権に抵触すること(盗作)が問題になる行為。違法にならない場合もある))
スクショ (スクリーン・ショット(screen shot) の略語。コンピューター・ディスプレイ上の動画の一部分や静止画像をコンピューターの機能を使って切り取り撮影し、ディスプレイ上に保存することをさす。報道資料画像として、また、種々の研究資料画像として利用価値が高い。一方、この後の画像加工や利用のしかたによっては著作権問題やその他の問題が派生することがある行為をさす。名詞。「スクショする」として、動詞)
ドラレコ (ドライヴ・レコーダーの日本的な略。自動車走行を記録する車載動画レコーダー)
レベッチ (レベル違い。能力や技術力が格段に違うこと)
メンヘラ (顔付が軽薄? 筆者は意味を明瞭にしない)
バズる (人気が出ている。噂がひろがっている。英語のbuzz (ブンブン唸る) から来ているのだろう)
​​● ディスる (失敗する。否定する。特に相手を否定して用いているようだ。英語の否定語をつくるdis-から来ていると思われる)
バグる (壊れる。具合悪くなる。英語のbugから来ているのだろう)
オワコン (筆者山田は意味不明)
ワンオペ (「ワン・オペレイション(one operation)」の日本的略語。母親ないし父親が、ひとりで育児をしなければならない状態をさす。必ずしも離婚独身者とは限らない)
バックれる (逃げる。隠れる。もとに帰る。英語のbackからの造語)
フルボッコ (徹底的に打ちのめすこと。あるいは逆に打ちのめされること。英語の「full」とボコボコに打ちのめすなどと言う「ボコ」の撥音便「ボッコ」を連結した造語)
反社 (「反社会」の略語。暴力団等あるいは意識的違法言動を指す。場合によってはこの言葉の使用者の恣意性で種々の差別を煽ったり、政治的意図をもった指弾となる。話し言葉、書き言葉の両用ある)
神ってる、神対応 (非常に優れている。普通以上にすばらしい心がけだ、等々。近年になって際立つのが、いわゆるアイドル歌手や俳優が、ファンに優しく接するのを目撃すると「神」という表現で最大限の賛辞と敬意をあらわす。宗教性とは何らの関係もないのだが、やたらに崇める態度は、逆に徹底的に卑下し傷つける心と表裏一体のようなので、現代日本社会の病理現象と思えなくもない)
塩対応 (上記の「神対応」と逆の場合で、そっけない対応を言うようだ。これらの表現に共通するのは、概して他人に対する判断が一元的。あるいは複雑な感情をもっているのかもしれないが、表現は紋切り型の拙さである)
〇〇過ぎる (これも実にヘンな使い方をしている。「上手過ぎる」「可愛過ぎる」「美味過ぎる」「美し過ぎる」等々。いずれもたんに「上手い」「可愛い」「美味しい」「美しい」と言えばすむのだが、そこに何と比較しているのか不明だが自己を中心とした判断が透けて見える。判断表現が素直ではないのだ。見えない他者(敵手)の反論を無意識ながら前以てかわしているのである。というのは、「過ぎる」といえば普通は否定的なひびきがあるものだ。しかしここでは同時に「超〇〇」と同様に発声者の賛辞を含んでいるのである。他の言葉はヤクザの符丁のように省略しているが、「過ぎる」とくっつけてわざわざ長くしているところに、発言者の心理的な複雑 (コンプレックス) がある。概して若年層に多い言葉を短縮する経済学が、「〇〇過ぎる」という表現では破綻している)
〇〇かも (〇〇かもしれない。仮定語として対象を明確にせず発信者の意思や主張を曖昧にしている)​

以下は言葉そのものはヘンではないが、使い方が奇妙なものをあげてみる。

野菜を切ってアゲル。小麦粉をまぜてアゲル 等々(料理人に多いバカな言い方である。「アゲル」を、おそらく丁寧語だと思っているのだろう。食材に対して、つまり人間以外に対してこの啓上丁寧さは異常。いい歳をしたおっちゃん料理人までそんなことを言っている)
ありえない (あるはずがない、という意味は衆知のはず。使い方が奇妙だ。つまり、「ありえない。あるはずがない」という言葉は、現実に起こってしまったことを指しているのではない。もしくは現実に起こったことに対する不信感・・・予定調和に対する答と異なる出来事に疑問を提出しているのであって、別の答が頭の中にあるときに眼前の事例に対して「ありえない」という判断を示すのである。この「ありえない」という言葉の今時の使い方には、「〇〇過ぎる」と同様の自意識過剰が表出している、と筆者は思う)
良さげ (良さそうな、という意味だろう。しかし、ウ〜ン、なんとも。「良い」という形容詞に接尾語「さ」を付け、さらに「げ」という助動特活語幹を付けて助動詞化している。文法的には間違いではないのだが・・・「良さそうな」と言ったほうが綺麗なのだが・・・)
つきあう (「付き合う」だが、一般的な世間的「交際」という意味とニュアンスを異にする。男女の友人関係より一層親密な性関係を結ぶ交際。あるいは性関係を結び得る付き合い。恋人同士とも言えるし、その前段階にあるとも言える、一時的ないわゆるセックス・フレンドを指すこともある。中・高校生を含む若者言葉。世間的にお付き合いする、という本来的な意味が若者たちに通じなくなっている傾向がある)
購読 (えっ? と思うまさにヘンな誤用がされている。本来、「買って読む」ことで、それ以外ではないのだが、インターネット配信されている情報を利用登録する場合に、無料にもかかわらず「購読」という言葉が使用されている)

以下は筆者としては日本語として救いようのないまさにヘンな言葉

ちがく;違く (おそらく「そむく」と読むべきところを読めずに「ちがく」となってしまったのだろう。伝達力が早い時代、誤りが訂正されずに、むしろ新味な言葉として広まったと筆者は推測する。「違くね?」とか「違くて」などと使われている。これが日本語としてきわめて奇怪なのは、例えば「面白く」という言葉は形容詞クに分類され、四段活用である。その連用形は「面白くて」となる。ところが「違」を語幹とする形容詞は存在しない。「違く」という形容詞ク四段活用は日本語にないのである。「違」を語幹とする日本語は、「違い」名詞、「違う」自動詞。「違え」名詞。「違える」他動詞下一段活用。文語「違う(ちごう)」他動詞下二段活用。この五つだけである。文法的に造語をつくることができないのである)

 さて、長くなった。今日はこれまでにしよう。






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Last updated  Oct 4, 2024 08:16:48 PM
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