全324件 (324件中 1-50件目)
前立腺がんの経過観察と咽頭炎の2回目観察の日。胃部内視鏡観察の際、喉に炎症の可能性があるとの消化器内科医の指摘で受診することになったが、「綺麗なもんです。生活習慣で前の状態だったとしたらこんなに早く綺麗にはならない。一時的なものだったんでしょうね。これで終了としましょう」というありがたいお言葉で、咽頭炎の方は落着した。採血のPSAは前回(3ヶ月前)0.06だったのが今回は0.07(ng/ml)とのこと、「ほとんど増えてませんね。経過観察を続けましょう」PSAは前立腺がんのマーカーで4以上が「所見あり」ということで、まさにその数値で私の場合には受診したわけだが、超がつくほどの初期で処置ができた。おかげで筋肉を削るのが最小限ですみ、尿漏れも早期に止まったわけだ。クオリティ・オブ・ライフというが、毎日尿もれパッドのお世話になっている人も少なくないらしい。決して快適とは言えないだろう。癌はきったけれど、年のせいもあるかなあ、と落ち込む時もあった。3年前になるが、その間に改善しなかったらもっと落ち込むだろう。自分の意思とは関係なく、突然漏れて、止まらないのはなんとも気が滅入ったものだ。がんの経過観察は5年だそうだ。「スパンを延ばすことも考えましょうかね」との主治医の話だが、次回は8月6日とのこと。広島原爆の日だな。まあ順調に過ごせている。
2024年05月14日
コメント(0)
自閉くんの通う施設で、コロナ陽性者が見つかったという電話が一昨日にあった。感染者が増えた場合には休園もあり得る、という知らせだったが、朝には連絡がなかった。自閉くんの体温も異常なかったので送り出したが、昼になって複数の感染がわかったので引き取りに来るよう電話があった。5類に移行してもうだいぶ経ったが、まだまだウイルスがなくなったわけではない。あっちはあっちで変異を重ねていることだろう。ワクチンもそろそろ切れる頃か。私は都合7回の接種を受けたが、周りには「あんな副反応が出るからもうごめんだ」とか、「あの人もしないというから」とかいう理屈をこねて初回しかやってないという人もいる。私は幸か不幸か、注射後の痛みだけで何も出なかったので案内のあった分は全て受けた。まあどちらがいいのかはわからないが、どうも「注射が嫌い」な人にこういう理屈をこねる人がいるようだ。幸い効果のある医薬品が出てきたから重症になれば医師にかかればなんとかなるだろうが、好き嫌いと健康被害を同列で語るには無理があろう。私も感染したが、結局薬もくれなかった。喉が痛いだけで終わってしまった。まだまだコロナは片付いていない。流行った時に手洗いだけは習慣として残ったが、アルコール消毒はどうも手がガサついて苦手だ。自閉くんも体温を測っているが、今のところ異常はない。施設は1週間休みにするそうだ。
2024年04月01日
コメント(0)
肩の痛みで腕が上がらなくなったことは書いたが、薬(ロキソプロフェン、レパビミド)をもらって急性期は脱したが、またシクシクと痛み出した。一番痛いのは朝起きた時だ。まあ「痛い」にも色々レベルがあって、どうやら動き出せば痛みも感じなくなっていく。だが、「ちょっと耐えがたい」時にどうしようかな、と女房に言ったら、「胃腸薬が効くらしいよ。お医者さんで聞いた」という。彼女も確かに痛くなくなったそうだ。なんで効くのかは医者もよくわからないという。ちょうどそれらしいものが手持ちで見つかった。半信半疑で飲んでみたら、確かに楽になる。関節に溜まっているというリン酸カルシウム(骨や歯の成分でもあるが)に、どう作用するのかわからないが、重症でなければこれでも済みそう。疫学的効果というのは一面気味悪くもあるが、効けば良かろうと言う神経の持ち主でもある。納得いくまでやらない時もあるけれど、時と場合によりけりか。先の同窓会で、内科医をやっている奴は、「これで効かなきゃアレをやってみるか」と言う気楽さがあると言ってたな・・・
2024年03月07日
コメント(0)
9時の指定で通勤ラッシュのど真ん中、病院に行ってきた。普段より10分ばかり余計にかかったが、雨の中まあ時間通りに病院に入れた。耳鼻咽喉科の診察を受ける。行きつけの病院からの紹介で、前立腺がんでお世話になった病院だ。声帯に異常があるのではないか、という見立てで、確かに声帯の筋肉の端っこが白くなっていたから「癌かも?」と疑っていた。入るなり、「これは実際に見る方が早そうですね」鼻の穴から麻酔を噴霧し、ファイバースコープを入れるが、これは非常に細く、胃を診る時よりもはるかに楽だ。ムズムズとはするけれど、まあ耐えられる。「問題なさそうですね」今日の写真を見せてもらうと、白い部分は小さくなっていた。「胃酸が上がってくることはありませんか?」「時々あります」「それが原因かも知れません。食事の後、すぐに横になったり、ベルトをきつく締め上げたりしないようにしてください。コーヒーも控えめで」いやはや、普段の生活を見透かされている気分になった。昼飯の後はほとんど昼寝している。30分ほどだが、実にすっきりと起きられる。リタイヤの特権というべきかも知れない。特にこの時期、頭寒足熱ではないが、足元が温まると余計に眠くなる。「念の為に経過観察にしましょう。5月に泌尿器の受診がありますね。同じ日に予約をとっておきますから、採血のあとこちらに来てください」これは助かる。採血しても検査結果が出ないと診察はできないから、だいたい2時間近く待たされるのだ。その間にやってもらえればいい。泌尿器科よりは待ち人数も少なそう。声帯の手術は出来ればしたくなかった。施術後5日は発声してはいけないそうだし、コーラスにも影響が出るかも知れない。まずは一安心。まあ、これからそうならない保証はないが。
2024年03月05日
コメント(0)
消化器内科の先生から呼び出しがあり、出掛けていった。先日の内視鏡検査で胃の観察をしたときに、声帯に白いものができている写真を見せられ、「これは消化器の守備範囲ではないので耳鼻咽喉科で診てもらってください。紹介状を書きます」声帯は声楽をやっているものなら知っているが、筋肉が気道から張り出して、狭い隙間を作り、ここを通る空気が声の元を作り、唇や舌を使って発音している。大きな声や使用過多で炎症を起こしたり、ポリープができたりする。教師に声帯を痛める人が多いのは無理な発生をしているに他ならない。さて、私の興味はこれがガンになるかどうかだ。少々過敏になってはいるが、咽頭がんで切除した人も知っている。なんでもないかも知れない。乾燥や埃で炎症を起こすこともあるらしいが、咽頭癌の写真を見ると、なんとなく似ている気になってくる。初期の場合は粒子線治療が使われるようだが、実際に診察を受けてからの方が色々と悩まなくて済むだろう。ネットで簡単に調べられるのも良し悪しである。担当医師の経歴みたいなものまで調べられるからネットは恐ろしい。・・はいいとして、病院との縁ができたのがガンなので病気=ガンに私はなっている。
2024年02月27日
コメント(0)
娘が孫を連れてやってきた。娘と並ぶと頭がほぼ同じ位置にある。「こんなに縮んだかなあ」「お父さん、腰が曲がってるやん。気ぃつけなあかんで」 娘よりも10cmは高かったはずだ。女房に話すと、「確かに屈んでるで」これはまずい。肩にカルシウムが溜まって痛くなってから、伸びをすることもなければ積極的に動かすこともなくなっていた。どちらかといえば刺激を与えないように避けている。なんらか対策が必要だと思い、ググってみたらこんなのが見つかった。https://youtu.be/wVZslKua5GIこのくらいなら出来そうだと思い、1度やってみたら確かに腕は痛いし、まっすぐ伸びてもいない。ちょっと心を入れ替えて(大袈裟だが)日に何度かやってみようと思う。家庭菜園もいいが、作業はだいたい前屈みになることが多い。そっくり返るような運動も必要なようだ。健康に暮らして子供に世話をかけないこと!をモットーに。動けてナンボだ。
2024年02月25日
コメント(0)
緑内障の検査を10年以上受けているが、きっかけは会社の健康診断で、眼底写真をとったことだった。黄点という視神経が集まっているところがあるが、右目のそこが異常に大きいということだった。町医者で診てもらうと、「そうでもないよ、視野検査も問題はない」ということだったが、視能訓練士という資格を持つ娘が「一度うちの病院に来てごらん」「私の上司は緑内障の専門だし」というものだから、混雑のひどい総合病院に行った。娘の裏工作?のおかげであまり待ち時間なしに見てもらえたのだが、「わずかに神経が弱っているところがあります。しかし、生活に問題になるような状態ではありませんから、半年に1度くらい見せてください」「眼圧は正常ですが、正常眼圧で進む緑内障もありますから、長い観察・治療になります」大きな病院で、眼科の診察室が15もあるような病院だ。「担当が変わっても見てもらえるよ。個人病院は先生がやめたらまた一からだからね、大きいところの方がいい」と娘も言った。ならばと病院を代わり、今にいたる。経過観察で10年以上、半年ほど前から右目にだけ目薬をさすように言われたが、「左にも出てきましたね。両目にさすようにしてください」との昨日の話。眼圧を下げるという。いわゆる正常眼圧というのは実はなく、個人により違うのだそうだ。視神経を生かす(養う)血管が細くなると、視神経は弱り、やがて死んでいく。が、よくしたものでもう一方の眼球と補完しあい、気付くのが遅れがちになる。緑内障の簡易な検査は簡単だ。例えば白いカーテンの前に立ち、ぼーっと片目で見る。その時に、黒雲みたいなエリアが見えたら、視野に一部が欠けている状態だ。確かい、この頃それがよく見えるようになってきた。薬物で進行を遅くする、寿命との競争だが、私はこれにあたる。眼球の中の水の流れが悪くなると眼圧が上がり、頭痛を感じるそうだ。この時には、流れる穴を確保するための手術が必要だとのこと。まあ、老化は仕方がない。寿命が先か、失明が先か。まあそれでいいわけではあるが。隣で待っている患者が、「マスクしていると思い切った咳ができない」と言って、外しているではないか。こうはなりたくないものだ。
2024年02月21日
コメント(0)
前立腺がんのフォローアップの通院日。マーカーであるPSAの値が手術後もジリジリ上がっているので放射線を受けないといけないかなと思っていたが、「この程度の上がり方なら大丈夫でしょうね」再発が早いか寿命が早いかのところだ。「ところで私、転勤になりますので、あなたは次の先生に引き継ぎになります」「どちらへ?」「高松です」「三食うどんでもいいというところですね」「私、うどんはあまり好きじゃないんですよ」などという軽口も言えるようになっただけにちょっと残念である。香川から来ている友人がいるが、「この辺りじゃすき焼きに玉ねぎを入れて、大根は入れないんだね」ふうむ、ところ変われば食べ物も変わるようだ。雑煮に餡入りの餅が入っているのこそどうよ、と私も思う。さて、これから毎週火曜が通院日になる。来週が眼科、その次が消化器内科。やっぱり歳をとると通院が多くなる。
2024年02月13日
コメント(0)
持病の右膝痛が寒くなると出てくる。風呂に入るとずいぶん楽になるのだが、いつまでも入っているわけにもいかない。上がるとやはりぶり返してくる。湿布剤も効くが、パジャマに逆に張り付いてしまうことも多い。外での仕事の時にはレッグウォーマーで防衛するが、裏起毛のズボンと組み合わせれば結構暖かい。寝る時に膝サポーターのような感じでつけてみると、これが思った以上に効いた。年寄りの冷や水という言葉があるけれども、歳をとると体を冷やすことがよくないらしい。冷や水は消化器系・内臓のことだと思うが、関節や筋肉も同じのようだ。少し汗ばむくらいにしておく方がいいように思う。痛みというと薬物の方が手軽だけれども、根本的にやる方が結局身のためだ。こたつの中にファンヒーターの風を取り込んで「一粒で2度美味しい」ようなこともする。ホットカーペットとの組み合わせで尻がつくように用にすることでも冷えは防止できる。断熱の悪い古民家でせめてもの抵抗だ。冬は重い瓦屋根をやめて太陽光発電が欲しいが、いつまで生きるものやら。
2024年02月02日
コメント(0)
明日は大腸がんの経過検査で、大腸の内視鏡検査/手術がある。ポリープが見つかれば切除手術になる。手術になると点数(病院の売り上げ)が大きく上がるのでまず見逃さないだろう・・・とはゲスの勘ぐりだが、ポリープを放っておくとガン化することもあるのでとってもらっている。高齢になると負担金の上限が下がってくるので、支払いはどっちでも同じようなことになる。今日から下剤服用だが、「食べていいもの・いけないもの」を例示してあると、女房はその中でメニューを作ろうとする。要は検査時に未消化物がへばりついていたりすると誤認するのでそういうものは食べるな、ということなのだが、階層の多糖類とか、葉物野菜にあるセルロースとかを控えろ、ということだ。食べていいものとして、お粥とか素うどんとか卵とかが並んでいたら、「うどんにしとこか」まあ作ってくれるだけマシとはいうものの、昼飯からそれではほとんど病院食だ。アンパンマンじゃないが「力が出ない〜」検査前日21時から絶食になる。明日は朝から下剤服用でほとんど水のような便で半日を過ごすことになる。かろうじてバナナ、りんごが書いてあるのがせめてもの慰めか。がっつり食事派には検査前日の食事はまことに侘しい。
2024年01月18日
コメント(0)
年末に届いた喪中はがきの中に学生時代に一緒に歌っていた同級生(女性)からのものがあった。同級生といううち、一般教育課程で大教室で講義を一緒に受けたくらいのものだが、サークルが同じとなるとまさに「同じ釜の飯を食う」というやつで、特別な関係になる。私は何故か同級生の家に上がり込んで交流するという変な特技?があり、その家になった柿をもらって帰ったり、食事をいただいたりと、親との関係も持つ変わった学生だった。学生を大事にしてくれる風土もあったのかもしれないが、ちょっとした人気者?というところだった。この友人は昨年1月に母親を亡くし、9月に配偶者を亡くして「寂しくなってしまった」と書いていたので、折を見て連絡しようと思っていた。卒業後も年賀状のやり取りはしていたので、住所から電話番号を探すサイトで見つかった。「いやあ、久しぶりやね」「去年はえらい歳やったね」と話を聞き、ご亭主はなんと「乳がん」で亡くなったとのことだった。誠にレアケースで、切ってから5年はなんともなかったのにそれが再発して、抗がん剤治療に入った途端、みるみる体力が落ちたということだった。正常な細胞もたたくから、無理もないことだ。「やっぱり落ち込むことは今でもあるよ」「自分が教師の時には子供を姑さんに見てもらって仕事をまっとうできたのだから、その分を恩返ししないと」で、退職後の今は学童保育に関わっているという。自分もガンは2つ切って、まだ経過観察3年目だ。今のところは大丈夫だが、まだ何かあるかも知れない。「久しぶりに声を聞かせてもらったのは何よりのお年玉」「ずいぶん古いお年玉で悪いがね」と笑って電話を切った。あれこれ言いながらも女房と健康に過ごせているのはありがたいことだ。
2024年01月03日
コメント(0)
年寄り臭ムンムンの表題だが、持病の膝痛に、整形外科で相談したり、とりあえずの寛解でうやむやになり、寒い時期になるとまた思い出す、の繰り返しだ。シルバーで働く仲間のおばちゃんに「そらあんた、レッグウォーマーやで」と言われてしまった。確かに厳寒期には使うが、まだ12月にもなってないのに暑いんじゃないの?と思いながら着用してみたら、これが確かに有効。痛くなってくると、やはり風呂で温めるのが一番だが、膝のサポーターよりも足首を温める方が効くよ、とと女房にも言われた。今日は自閉くんのプール訓練の日でもあったので水中ウォーキングを兼ねて入った。そのせいか、今日はすこぶる調子が良い。「首と名のつくところを冷やすな」は昔から言われることだ。先日の健康診断では身長が昨年よりも2cm縮んでいた。体のあちこちが痛いのは破骨細胞のせいかな、などと笑っていたが、案外本当かもしれない。起きるときにグーパーを繰り返して関節が痛くなくなってから起き出すようになってしまったが、こればかりは体と仲良く付き合っていくしかない。着膨れよりも体調を優先しよう。
2023年11月26日
コメント(0)
年に1度の集団健診日である。今までに2回ガンを見つけるきっかけを作ってもらっているので、感謝しなければならない。もっともそのおかげで予後の検査があり、胃部X線やPSA検査、便潜血などが不要になっている。来年1月に内視鏡で検査するので、この関係は全て断った。心電図も手術をした3月に測っているのでやめた。身長、体重、腹囲・・あまり知りたくない数値だが、身長は2cmばかり縮み、体重は1kg減っている。腹囲は+1.5cm。「痩せてるのに太くなるってどういうこと?」「水が脂に変わりましたかねえ。なかなか減りませんね」保健師のツッコミに対するボケだ。あまり自賛は出来ないが、とりあえず逃げる。歯科検診を初めて受けた。ブリッジやら入れ歯やらで直しているところだらけだが、「一応揃ってますからなんでも食べられますね」「そうですね。肉から煎餅まで大丈夫です」ただ餅には要注意。詰め物が取れたことがある。ただ、農作業で俯くことが多いせいか、腰が伸びにくくなっている。高齢者向けの体幹強化の体操を教えてくれた。「元気を保つために、よくしゃべって下さいね」「毎日お経はあげていますが、唾の粘りがなくなって口に溜まって、それを吸い込むことがあります」「唾液が出るのはいいことですが、誤嚥には気をつけて下さいね」というような保健師の指導を受けて終了。
2023年11月09日
コメント(0)
前立腺がんの手術から1年半、経過観察として造影CTを受けてきた。今月は定期健康診断や緑内障の経過観察、インフルエンザのワクチン接種などでよく病院に行く。いつもながらの事だが、検査よりも会計に時間がかかる。支払い機でまごまごしている男性がいた。2台あるが、1人の処理の間に3人もう一方が処理していたから、ちょっと気の毒でもあったが、プライバシーのうるさい時代、スルーした。帰りにガソリンのワーニングが点灯したのでガソリンスタンドに寄ったが、空気圧を見ときましょうか、と言われたので依頼した。「お客さん、1輪パンクしてますよ」あたた・・・見てみると、そう凹んではいないが確かに下がっている。石鹸液をかけて見るがなかなか辿りつかない。そのうち溝に釘の頭らしいのが見えたが、泡が出るほどでもない。「修理しますか?」「これなら家までは持ちそうだから、帰ってから修理するよ」「ビード潰したらパーになりますよ」「ディーラーもすぐそこだし」と断って、ガソリン代だけ払った。そのディーラーは今日は休みだった。となりの馴染みの店に持って行って、事情を説明した。「できたら持って行きますよ」程なく届けてくれたが、釘を見てちょっと驚いた。5cm程もある大きな釘だった。しかも、錆びているのに先だけは研いだようにきれいだ。病院に止めている間にいたずらされたのかも知れない。真っ直ぐに刺さっていたので空気の漏れも少なかったし、タイヤを傷めることもなかったらしい。「うまいこと踏んだもんやね」と冗談を言ったが、車まで医者の世話になるとは思わなかった。ちなみに馴染みの店の方がガソリンスタンドの提示よりも50円安かった。
2023年11月07日
コメント(0)
10日ほど前から右の胸部が広範囲に痒くなり、見ると何かに噛まれたか、刺されたと思われるところから20cm径くらいの範囲で赤く腫れ上がっている。前に医者がくれた抗ヒスタミン剤や0.05%合成副腎皮質ホルモン剤を使ってみたが、一向に改善しないので皮膚科に行った。ステロイド剤を経口で薦められたが、緑内障があることを告げたら塗り薬のみの処方になった。薬局で2本のチューブをもらい、成分を見ると「クロベタゾールプロピオン酸エステル(0.05%)とある。なんだ、一緒じゃないかと思いながら塗ってみるとすうっと痒みが引くほどに効果を感じた。調べてみるとこれはよく効くよ、と医者が言ったのはダテじゃなかった。いく前に使ったのはトプシムだったので「非常に強い」が「最も強い」に変わったわけだ。待合にいるときに診察室から「リンデロンがよく効いて・・」という話が聞こえてきたので、患者の事情に応じて使い分けるのが医者なのだな、と敬服した次第。ステロイド剤は副作用の話もよく聞くが、さもありなん。誤った使い方をすると皮膚が薄くなってしまうという話も聞く。この辺りがいわゆる「匙加減」なんだろう。ガン切除手術の時もそうだったが、「どのくらい取るか」で医者の評価が決まるようだ。やはり「名医」と「やぶ」がいるわけだな。
2023年11月01日
コメント(0)
子供の頃は「予防注射」で、義務みたいに受けてきた。70年も前の話なので、注射針の使い回しとか、消毒の不全なんかもあっただろうが、幸いにも事故なく切り抜けてきた。肝炎ウイルスの感染で何万円も取り返せますよ、という広告にも無縁である。で、自治体の案内に従い、いつものかかりつけで7回目を受けてきた。女房も同行。今回で無料接種は最後というが、「おお。皆勤やね」と医者から言われた。注射というのは無痛というわけにはいかない。特に筋肉注射はかなり深く刺すので痛いが、注入量が少ないせいか、インフルエンザのそれに比べたら痛くないと思っている。今回のはXBB.1.5と表示されている。5回と6回目がBA.1とBA.4/5となっており、それ以前のは「ファイザー」としか書いてない。4回目までは抗体の増幅、5回目以降は抗体の種類を増やしたものだろうと思う。ウイルスの変異は毎日起こると言っていいと思うが、ワクチンはウイルスの棘を細胞に引っかかりにくくするものと理解しているつもりだ。できるだけ多くの蓋のような物があれば感染する確率が下がる。だから出来れば多種の蓋を用意しておくべきだと考え、案内通りに受けてきた。ただ、世の中には注射が嫌いだったり、副反応が怖い(注射が嫌だではないかと思うが)、身の回りにやっている人がたくさんいる、などとあまり説得性のない材料を並べ立てて摂取を受けない人も多数いるようだ。一つしかない命だから、それをどう扱うかは個人の自由であろうが、他人に移す可能性を常に孕んでいるということは、迷惑でもある。全部受けるのが少数派になっても、(歳のせいもあろうが)媒介者にはなりたくない。私は1回目ワクチン接種の前に家族感染で陽性判定を受けたが、家族3人のうち、それらしい症状が出たのは私一人だった。「喉が痛い」それだけで10日間の入院扱いの自宅療養。薬も出なかった。まあ、何があるかわからない。
2023年10月12日
コメント(0)
本態性振戦の手術を受けて半年、MRI的にも機能的にも左手の震えは大幅に改善、たいした事のなかった右手の震えが目立つくらいになった。字も一応書けるし、水をコップに移し替える試験も問題なく、めでたくフォローアップを終える事になった。それにしても脳の手術を開頭せずにやると言う、ちょっと考えるとあり得ないような技術で脳神経外科を身近なものにしたものだ。MRI監視下で脳の3Dモデルを作り、ツボを探すがごとく5mm四方ぐらいなところに弱い超音波を集中して効果を確認、ここと言うところに出力を上げて集中し、温度を上げて脳の働きを止める事で震えを止めるのだから、「えらい時代になったもの」と思う訳だ。娘が同じ病院に勤めているので、1ヶ月ほど後に2例目を施術したらしい。担当医に聞くと、「症例はまだぼちぼち」らしい。まあ正直に答えるような問題でもないが。むしろ企業秘密に近い部分だろう。高齢になると、病院通いが増えるが、癌の始末は5年である事を考えれば半年で開放してもらえるのはありがたい。大腸がんのカメラ検査は年に1回。必ずポリープが出来ているのでそのつど切除するが、これは一生続くのだろうと思う。定期健診で見つかった大腸がん、前立腺がんだったが、癌はこれきりにして欲しいもの。
2023年09月28日
コメント(0)
慢性とも言える膝痛持ちで、何かの拍子に痛み出す。何がトリガになるのかはよく分からないが、旧に動き出すのはどうも良くなさそうだ。あまりにひどいと整形外科に行くが、「普段から膝のまげ伸ばしをするように」くらいのことで、鎮痛の貼り薬か塗り薬をもらうだけになる。整形外科はよほどひどい噂がなければ、何処も老人の会所みたいになっている。中学生で運動部らしいのもたまには見かけるが。従って待ち時間が長い。閉口する。ただ医者の処方は高齢者には負担が少ない。2割の負担なので助かるが、市販の売薬の方が手軽でもある。売薬には第2類医薬品と第3類医薬品がある。おおむね2類の方が高い。1類は医者の処方がないと入手できないらしい。飲み合わせとか副作用を十分に考慮した上での事だろう。外用薬で処方されるものにも2類医薬品がある。フェルビナクと言うものが良く効いたのでもっぱらそれを買っているが、3類のサロンパスとどのくらい違う?と、素朴な疑問で比較したら、サロンパスは「気持ち良いな〜」くらいで、しくしくと痛むのは変わらない。フェルビナクは確かに効いている。(個人の感想ですが)内服剤で、「第3類なんてサプリメントとたいして変わらない」と言う話を聞いた事がある。有名な「アリナミン」も3類だ。そんな目でCMを見ていると、3類のなんと多い事、通販で初回値引きの大きいのも特徴だ。健康食品になればもう思い込みと宗教的世界になりそう。
2023年09月16日
コメント(0)
今朝方、自閉君の通う更生施設から電話があり、複数の職員がコロナに感染したので週内は施設を閉鎖すると言う。娘の方からは孫3号が熱を出しているから小児科に行く間4号を見ていて欲しいとの要請で女房が行く事になっている。自閉君を一人で置いておくのは出来ないので、私がシルバーの仕事を休む事にした。報道によればオミクロン型から変異したEG.5という株が増えていると言う事だ。症状はあまり変わらないらしいが、やはり高齢者と基礎疾患を持つ人には厳しいようだ。東京では社内感染で運転士の確保が出来ず、間引き運転になっているところがあるとか。自閉君はいきなり自分のスケジュールが変わったのでいつから回復するのかと、カレンダーボーイぶりを発揮して何度も同じスケジュールを言わせる。ひとしきり問答が落ち着くと、する事が見つからずうろうろし始める。自閉症者は「何をしても良い自由時間」が苦手。我々であれば「今日は天気も良いし、これこれをしよう」などと考えるが、彼はプログラムに従い実行するのが落ち着く。今日から3日間はうるさい日が続くだろう。3号は軽い肺炎を起こしているとの事。保育園でウイルスの感染症が流行っているらしい。4号にうつったら大変、と娘は心配している事だろう。田舎だから都会より安全、と言うのは幻想だな。またマスクに翻弄される日が来るのだろうか。
2023年09月06日
コメント(0)
8月の下旬あたりから合唱団の中でコロナの感染者がぽろぽろと出始めた。大きなグループではないので、一人抜けるとパートが半分と言うような事が珍しくない。幸か不幸か、あまり極端な症状が出ないものだからそのまま出掛ける事もあり得る。5類指定になって、確実に緩んだ。そしてワクチンを受ける人もどうも少なくなっている。「面倒くさい」「打ってない人が何人もいる」と言う理屈で、原発の処理水ではないが、科学的根拠よりは自分の都合の良い論理に走っていると思われる。私自身は6回目を受けて、まずまず無事。抗体は1ヶ所でだけ効くとは限らない。酵素が活性にかかわるサイトは複数が珍しくないし、ウイルスは日々変化するのだから、トラップは多い方がいいと考えて何度も接種してきた。それかあらぬか、2回目の接種前に一度かかって、その後はなんともない。これ以上患者なふえませんように
2023年09月05日
コメント(0)
3カ月毎の検査でまさに「忘れた頃にやって来る」実際は予約券を壁に貼って、女房と互いの検査日がよく分かるようにしているが。視力検査、視野検査、眼圧、眼底写真撮影の科目で、1時間近く早く行ったら比較的短時間で呼ばれたが、「今日は視野検査が多いので他の科目からやります」と説明があった。毎度の工程だ。右目が緑内障と診断されていて、確かに視野検査をやると、装置のスイッチを押す回数が左の方が多いのを自分でも感じる。結局予定通りの時間になって、担当医はN先生。「だいぶ進んできましたね。網膜がはじめ90マイクロメータだったのが83マイクロに減っています」「このまま目薬投与を続けましょう」眼底撮影でレーザー計測するのだろう。私も在職中はレーザー顕微鏡を使っていたのでこんな検査にも応用しているはずだ。左目は正常なので、補完するから日常生活には全く影響はないのだが、やはり「死ぬのと見えなくなるのとどちらが早いか」と言う問題だ。眼圧を下げる事で網膜の寿命を延ばしているのだが、いつ生活に支障が出るようになるかは誰にも分からない。しかも老化という基本的退行要素がある。腕のあちこちや関節も痛くなって、余計に年を感じる次第。今年の暑さには退行せず、おとなしくエアコンの世話になっている。コンサートも終わり、次はレコードプレーヤーの修理でもしようかな。
2023年08月08日
コメント(0)
3月の手術から3ヶ月、MRIで状態を確認し、震えの状態や生活のことを聞かれる。蚊取り線香のようなら旋を何度もかかされるが、手術直後の成績が一番良い。MRIで、脳の「茹で加減」を観察するのだが、超音波による集中加熱は言わば火傷で、中心は固ゆでにして機能を止め、周辺はまあ火傷1度というところで、手術直後は機能を停止していても、再生により機能も回復する。だから、手術から日が経つほど検査の結果は悪くなる。ところがこの検査、学習により症状は改善される。まず作業療法士が機能を確認、評価する。次に医師が同じテストをする。15分ばかりの時間差だから、描画の速度を意識的に変えるだけでも結果は改善する。言ってしまえば、日常生活を問題なく送れれば、まあそれでよし、の着地点だ。これは前立腺がんの手術も同じ発想で、癌をごっそりとれば、再発のリスクは下がるが、筋肉を痛めて尿が垂れ流しになる可能性が出てくる。その癌の状態にもよるだろうが、実際にパッドを手放せなくなる人もある。病巣が大きければがっつりと取らざるを得ない。命とパッドの重さを比べることになる。左手が治ると、今度は右手の震えが目立ってくる。実際、字が書きにくくなってきている。FUS手術は生涯1回しか出来ないが、外国では何年かあけば2回目をしてもよい、とする例が出来ているらしい。「そうなったら連絡を入れますよ」と、主治医は言うが、その頃に手の震えがどのくらい生活の支障になっているかにも因るだろう。また瀕死の状態かも知れないし嫌われるほど元気かも知れない。ついでに、友人が悩んでいるジストニアについてFUSが有効であるかの可能性について聞いて見た。振戦に比べるとジストニアは患者数がものすごく少ないので適応の対象にしていないそうだ。研究でやっているところはあるらしい。医もまた算術だ。
2023年06月29日
コメント(0)
公園管理の仕事を一緒にやっている女性が、作業中に突然「気分が悪いから休ませて欲しい」と言い始めた。無論断るようなことは出来ず、木陰で休ませていたが、しばらく動かない。5人のチームで女性が2人。「動けるか?」と聞くと「無理」という。少し吐いたらしい。顔は血の気がなく、白い。受け答えは出来るから脳の疾患ではなさそう。管理事務所に電話して迎えに来てもらい、冷房でいくらか楽になったのか「早退する」という。ここまで意識がはっきりしていれば運転も出来るだろうと本人の車で帰した。その後「楽になった。ご心配かけました」と本人から電話があったので大事にはならなかったようだ。もう一人の女性に、「あの人水飲んでたか?」「いや、あまり飲んでなかったと思う」女性はトイレを気にしてあまり水を飲まない傾向があるが、今日はトイレにも行ったのを私も目撃していたので「トイレ行ってたよなあ」「あれは気分が悪くなったのでブラジャーを緩めに行ったんだよ」まあ女性の間でしか出来ない会話だな。確かに不調を訴えたのはその直後だった。夏の屋外作業に5年ばかり携わっているが、こんなことは初めてだった。「これがたぶん熱中症なんだな」ということで、休憩室には常に冷房を入れておくこと、水は十分にとること、放熱の良い服装をすることを申し合わせた。粗末な空調服でも十分役に立つが、私はお粗末型と強力型の2つ持っているので、これからの季節は強力型に切り替えよう。その後、天気予報通り雷がやってきて、今は涼しい風が吹いている。冷房よりはるかに気持ちが良い。顔面蒼白、吐き気、だるさを訴えたら、まず熱中症を疑おう。
2023年06月28日
コメント(0)
コロナも急激ではないが、5類に変更後もじわじわと増えているらしい。ただ、PCR検査を受けない人もいるらしいので全貌はわからないようだ。最近知人が「もう大丈夫と思っていたが、社員がかかったと言うことで自分も調べたら陽性だった」と言っていたし、関東の学校で休校になっているところもあると聞く。致死率までささやかれなくなったのはわからないが、やや不感症になっている気もする。それでも高齢者の性か、ワクチンを接種できます、と言う案内が来ると「行っとこうか」と言う気になり、女房とともに出かけて行った。おなじみの医者なので保険証の確認もない。(本当は必要なんだろうが、人間の記憶と言う伝統的かつ正真正銘の顔認識だ)前回はBA1対応、今回はBA4-5対応となっていた。注射は本当にあっという間で、過去のワクチンの中で最も痛くなかった。注入量が0.3mlではこんなものか。はじめはじわっと入って来た感が強く、針を刺す時よりよほど痛かった。特に副反応もなく、注射の後を押すと痛いくらいのものだ。友人には「熱が出た」と言うのも何人かいるが、私の生まれた昭和20年代にはそう衛生的な生活もなかったはず。私は最初のツベルクリン検査から陽性で、BCG注射の経験がない。結核菌も自然に取り込んだと思われる。今回もどこからかもらってきて陽性が出たけれど、のどの痛み程度では薬も出なかった。先にも書いたように、取り込む抗原は種類が多い方が有利と思う。持続性は分からないが、「かけらもないよりはマシ」と考えている。
2023年06月17日
コメント(0)
6回目の案内が届いた。6回目ともなるといい加減飽きてくるのと、周囲の人間と根拠があいまいで希望的かつ同情的な意見が飛び交い、そっちに流される人が目立ってくる。私の周囲でだが。「あの人しないって言ってたよ」「あの人もだよ」「もう良いジャンねえ」「やめとこか」てな具合。5類になったことで何となく毒性まで落ちたような気になっているが、日々変異して、その全貌は分かっていない。私はと言えば、接種を受けるつもりだ。どんな変異かも分からないのに・・と思うのも、酵素化学を学んでウイルスが人間の細胞に取りつくトゲのような動画は何度も見たが、トゲの刺さるところは1つとは限らない。酵素が基質(酵素反応が働く元の物質、例えばアミラーゼに対するでんぷん)を認識するのに1ヶ所の構造で認識するとは限らない。2ヶ所、3ヶ所の認識でアタックの対象であることを認識する場合がある。こんな時、抗原は多種であるほどヒット率が高くなる。ウイルスの働きの中心ではないが重要なスポットが埋められたら基質と判断できなる可能性がある。色々なワクチンだと、その交替の種類が増え、まぐれにでもあたる(ウイルスを効かなくする)可能性があると考える。たまたま、最近コロナにかかった人がいる。軽症だった。今までのワクチンが効いている可能性がある。そんなことで、抗体の種類を増やそうと思っている。
2023年06月12日
コメント(0)
ダ・ビンチ手術から2年が経ち、まだ経過観察に3カ月毎に通っている。PSA(前立腺がんマーカー)を測っているだけだが、ちょっと気になる現象が出てきた。2年間の経過のグラフだが、だんだん増えてきている。レベルとしては発見された時の4ppmに比べれば増えても0.05ppmなので十分に低い。この数値が0.2ppmになると再発と判断されるそうだ。当時の主治医が転勤でいなくなったのでその手術記録(カルテ)を見せてくれたが、切り残した部分に癌細胞が残っている可能性があると記されていた。どうしてもっと取らないのかとも思うが、大きく取れば括約筋を傷つけて尿漏れが止まらない可能性もあり、いわゆるQOLが低下する。私の職場にも前立腺がん仲間が2人ばかりいるが、一人がそれだ。私よりもかなり進んでいたそうだ。「よく4くらいで診察受けたな」「いやそれがしきい値だったから」と言う会話になる。彼は吸水パッドを常用している。ちなみに、男性用を謳うものよりも女性用の方が具合が良い場合もある。コンピュータ教育のおかげでもないが、しきい値と言うのはいわゆる論理が1と0の境で、大変重要な数値だ。大腸がんが見つかった時だったから、他にあっても不思議はないと考え、受診して見つかったのだ。数値をどうとらえるかが明暗をわける。まさにしきい値だ。もう一人は放射線の経験者。はじめは何ともなかったらしいが、治療の後半になって副作用を感じるようになったと言う。前立腺がんは進行が遅いので、死亡時に癌が見つかってもそれが死因かどうかは判断しにくい、むしろその方が多いともきいた。癌で死ぬか、寿命で死ぬかと言うことになるが、私の年齢だと癌で死ぬ確率の方が高いんだそうだ。「次の検査では放射線にするか薬物治療にするかを判断する為のデータをとりましょう」と言うことになった。まあ、至極納得の出来る処置だと思う。このグラフだと直線的に増えているが、癌が再発すればもっと急カーブで増えて行くと考えるべきだろう。若い時よりは増え方が少ないかも知れないが、増殖抑制のたがが外れたのが癌細胞だ。ならば対数的に増えるはず。なるようにしかならないが、病院とのつきあいはまだ切れそうにない。むしろ絆が太くなるばかり。こんな老後になろうとは思わなかった。(みんなそうかな)
2023年06月06日
コメント(0)
ら旋を描くいつもの振戦テスト。手術直後に比べると若干成績は良くなかった。MRIを見せてもらうと、熱変性した視床の部分が白く見えている。手術直後は、その回りにもやや薄く濁ったように見える部分があるが、1ヶ月後の像からは無くなっていた。主治医の話では、視床を焼いた時にその周辺もダメージを受けるのでそれが濁りのようになって見えるそうだ。電気の世界で言えばオーバーシュートと言うことになる。ダメージが元に戻って今の状態である訳だが、このままで推移することになるだろう。とは言え、左手が使えるようになったから、熱いお汁もよそえるし、ゆでたラーメンだって持った鉢に移すことが出来る。QOLはものすごく改善した。そして横隔膜も揺れるのが減り、ロングトーンも出来るし、音程も安定する。声のことを伝えると、「それは朗報ですね。これから手術を受ける人の希望になるかも知れません」私の場合はでなかったけれど、振戦の症状には頭が揺れる人もあるらしい。「まさか」と思う部分にも効く可能性はあるということだ。同時に、自分の身体の異変を施術中に訴えるのが、患者には難しいと思ったので、たとえばしびれを確認するには、実際に触れてもらって、違和感がないかを効いて欲しいとも言っておいた。なにぶん医者にとっても患者にとっても初めての時はやってみて分かることは数多いはず。えらそうに言えるのはパイオニアの特権だ。診察が終わって待合にいると、FUS手術のコマーシャル?を大きなディスプレイでやっている。施術前後のら旋は私が描いたものだ。この病気は、心理的に落ち込むので、出来るだけ多くの人に回復してもらいたい。
2023年04月27日
コメント(0)
本態性振戦のFUS手術から1ヶ月、明日経過検査の予約になっているのに、主治医から電話があった。「明日検査ですが、その後どうですか?」「もう左手のぶれはありませんが、唇のしびれは残っています」「それはよかった。明日は私の診察の前にリハビリの先生の診察を受けてください。手配はしておきます」「わかりました」手術第一例目だけに色々と論文の資料でも必要なのだろうか。そういえばこの先生、肩書きが医員から医長になっていた。どういう風に手術にかかわったのか分からないが、主導したことは間違いない。「FUS室」という看板がでていて、実施施設のリストにも加わっていた。今後病院の看板にもなるのだろうな。ともかく切らないから身体への負担がほとんどない。焼いて機能を失わせることで治る病気ならもっと利用されるべきだろう。
2023年04月26日
コメント(0)
少し前の暑さとはうって変わり、今日は寒い風が吹いている。数日前から股関節と膝が痛み、歩く時にはびっこを引いている状態。女房が「冷えたん違うの?カイロでも貼っといたら?」反論できず、従った。そうしたら楽になった。考えてみるのに、暑い時間の服装をそのまま冷える夜間に持ち込んで、結果的に冷えていたのかも知れない。一日の寒暖差に見事について行けていなかった。父親がいくつの頃だったか、夏でもズボン下をはいているのを見て、「この暑いのに」と思っていたが、どうやら70過ぎての頃だったに違いない。女房も「私もこの頃作業で体温が上がるのに時間がかかる」どうも70歳あたりが節のようだ。冷えて出てきた神経痛と思われる。今年は確かに昼と夜の気温差が大きいように感じる。自閉君が出しっぱなしのファンヒーターのスイッチを入れて、「この暑いのに!」と小言を言っていたのが、今日は快適だ。明日も腰にカイロかな。
2023年04月24日
コメント(0)
左手の震えはぴたりと止まった。右にも若干の震えがあるので、投薬は続けましょうと言う執刀医の所見は写真付きでかかりつけの医者に届いていた。家族全員がこの医者にかかっているので、薬をもらうのも3人分。顔認証で処方してもらっている。『ずいぶんよくなったようですね』通称グルグルとよばれるらせんの描画が写真で送られてきていた。時代だなあと思う。「頭をつるつるに剃られて、かなりひどい目に遭いましたよ」と、いっぺんに3本麻酔を打たれたことを話すと、「それはまあそんなもんですよ。事前に打ち合わせたって忘れるから」まあ医者の世界はそんなものらしい。実地に勝る教育はないようで。「脳を焼くんでしょ。どうやるんですか?超音波集束って」「まあ超音波を使った電子レンジってとこですかね」「なるほど、それは分かりやすい」「でも1例目でそれだけの成果が出たらT病院はこれから力を入れるでしょうな」確かに、私の手術後はFUSの装置を持っている施設としてインターネットの紹介ページに出てくるようになったし、担当医は「医員」から「医長」に肩書きが変わった。震えと言うのは実に不便なもので、これを治療したい患者はたくさんいると言う話だ。今後の運用が増えることを祈る。
2023年04月21日
コメント(0)
手術してからちょうど15日になった。まだ唇がしびれているが、どうもその日の気分による部分もあるのではないかと思うほどで、まあ一進一退と言うところだろうか。しびれると言うのは全く微妙な感覚で、「しびれたりしていませんか」と医者に聞かれると「どうやって判断したらいいのか」と聞き返したいものだと思う。正座していて足のしびれるのとは少し訳が違うだろう。「舌で唇をなめてみて違和感がありますか?」と言う質問ならやってみたら分かるだろう。あるかないかを正確に情報化出来ると思う。前立腺がんの生検を受けた時に腰椎麻酔を打たれて、下半身の感覚がなくなった。ベッドに寝かされて、「起きて立ち上がる時は呼んでくださいね」と看護師に言われたが、麻酔が切れてくると足に触る感覚が戻ってきた。「これで立てるのかな?」と思い、ベッドを持って立とうとしたら見事にひっくり返り、看護師に「言ったでしょ!」と叱られたのだが、「自分の意志で足の指が動くようになるまでは動いちゃダメですよ」とでも言われていれば、そういう結果にはならなかっただろうと今も思うのだ。腰椎麻酔なんてそうそうするものじゃないから、患者の判断が出来る具体的な事象を示してもらいたいものだ。その点、散髪屋の親父さんは言った。「頭の毛もヒゲも伸びるのは一緒なんだよ」毛は1日に0.3mm伸びると言う。確かに5mmぐらいになっていると思う。さて、これからどうするかな。「どこから見てもスジもんや」という女房の評価。いい加減見飽きただろうか。丸刈りの方が800円安いんだが。
2023年04月13日
コメント(0)
7月にコンサートを迎えるが、強化練習に行ってきた。「声の揺れがましになったね」と指揮者に言われた。本態性震顫が声帯に来て、声が揺れるのだが、これは医者に言われるまで分からなかった。歌はともかく、日常会話で自分の声がおかしいのは分からなかったのだ。人に聞いてもらうと分かるらしい。今回の主治医にもコーラスの話をすると「直るかも知れませんね。自分でどう感じますか?」と手術後に聞かれ、「慣れた人に聞いてもらわないと分からないかも知れません」と答えた。指揮者とは25年以上の付き合い、少し希望が持てそうだ。主治医に報告しなきゃ。本態性震顫は顔や首にでることもあると言う。役者だったら仕事は続けられないな。今日は子供や孫たちが顔を見せに来てくれた。泥団子を作るのは子供共通の遊びだが、庭で投げ始めたのには参った。7月にはもう一人増える予定。
2023年04月01日
コメント(0)
本態性振戦、左手がほとんど揺れなくなったのはいいが、軽症だった右手の揺れが大変目立ってきた。今まで左が使えなくて、もともとの右利きのまま左手の震えをサポートする為に右手を添えていたのだが、右手のサポートを左でするくらいなら左手だけでする方がましなような気がする。字を書くのは右でも一応読んでもらえる程度のものがかける。ところがヤカンから湯飲みに注ぐ時は大変。左だけの方が安定してはるかに楽である。箸を使うのも震えている、と言うのは結構みっともないと思う。どうせなら右も手術して欲しかったが、法的な制約で1回しか保険診療は出来ないらしい。100万円となるととてもじゃないが・・・服薬で押さえる方針で、法改正を訴えるしかなさそうだ。でも事故などで利き手を失う人もある。出来るだけ左で出来ることを増やそうと思う。星飛雄馬とはいくまいが。いや、年が違うだろ!
2023年03月31日
コメント(0)
心配されたふらつきや頭痛もなく、FSU手術のおかげで今キーボードを打っていても正確度が上がり、ミスタイプがぐっと減った。今までなかなかコントロールできなかった左指。S,A,W,Q.Zのキーはどれにあたるか分からないほど指の揺れがひどかったのだが、今はほぼ訂正なしで打てている。逆に右の軽症のはずの振戦の方が目立つようになってしまった。まあこれは服薬でどうにかなるかも知れない。入院中は全く飲まなかったのだから。しかし指を突き合わせると明らかに右手の指が揺れている。左の修業が必要になりそうだ。家に帰ると、雑草の山。暖かくなってカラスノエンドウの生長がすごい。太いアスパラガスがでて、新タマネギがそろそろ収穫できそうだ。子供たちにも配ってやれそう。緑の中で仕事が出来る幸せを感じている。入院中は運動不足ですっかり腰が痛くなった。手術の時の感想を何度も聞かれる。これから作業マニュアルを作る為の材料にするのだが、患者がどう感じているかは医療側には分からない。増して初めての運用だ。これからの患者が不快な思いをしないよう、出来るだけ協力するつもりだ。
2023年03月30日
コメント(0)
3月27日に入院、オリエンテーションや手続きの後、入院。翌日手術というスケジュールでことは進んだ。FUSのマシンはGE製である。MRIと超音波発振機の組み合わせで、MRIで作成された脳の3Dモデルと超音波収束の加熱装置を組み合わせたような機械。モデリングのマップの任意の位置に超音波を収束して加熱状態を作り、脳細胞を変性させて過剰な運動(本態性振戦)を引き起こす部分を叩くという、SFみたいな話を現実化したものだ(そうだ)。麻酔はせず、オーブンで作る焼き鳥のように焼け具合と効果を見ながら照射を進めるので時間がかかる。私がその運用第1号ということで、データ取りのオペも兼ねている。兵庫県内での老舗は明石市にあるが、自宅から15分の距離にある病院を選んだ。また、大腸がんでもお世話になった病院だ。お馴染みさんになるのも考えものだが、付かず離れずくらいの関係が良かろう。初めての運用で、装置の前にはたくさんの関係者が集まった。メーカーの職員、東京から来たという指導医の先生、脳神経外科のドクター達、理学療法士、看護師など20人もいたような気がする。オペは前処理として剃髪から始まる。指導医の指示で髭剃り用の剃刀とシェービングジェルで剃刀は取っ替え引っ替え、髭よりも数は多いだろうから、刃が傷むのも早いのだろう。3人のドクターが一つの頭に集中する。3Dマップに基づく手術だから、頭が施術中に動いてはならない。MRIのベッドにしっかり固定するためにピンで頭にフレームを止めるという工程がある。エビを焼くのに串を打つのと理屈は同じだ。もちろん麻酔は打つが、痛みを感じるのはまた別。いっぺんに4箇所も打たれたら蜂の群れと大して変わらない。ピンというのはねじ釘みたいなもの。「手袋を脱いで、締まり具合を確かめてください」が指導医の言葉。医療関係者には普通なのだろうが、そうでない者にはドン引きするような言葉だ。もちろんこちらも引くわけにはいかないけれど、頭骨に圧がかかるのは結構気味が悪い。準備ができたらデータとりだ。施術前の手の震えの状況を記録する。蚊取り線香みたいな螺旋の間にフェルトペンで線を引いていくが、始点の着地までにも時間がかかり、ほとんど歯車みたいなグジャグジャの線しか引けない。典型的な本態性振戦の症状だ。施術が始まる。まずは脳の3Dマップの作製。機能のマッピングはすでに行われており、どの位置に超音波を当てるかを決める。こちらは装置の中なのでどんな話がされているかはもちろんわからない。MRIと超音波が同居したら、騒音の中心にいるようなもの。やがて「超音波当てます」の声がして騒音が大きくなる。引きずり出されてから同じ螺旋を描く。少しマシかな?それから2回目の照射にかかる。これはポイントを探るようなもので、弱い収束で効果を見て強度と収束位置を探していると思われる。2回目の処理後、螺旋を描くと、スタッフから「オー」と声が上がった。それほど上手く描けたということだ。自分でもそう思った。ペンを始点に持って行く時間がすごく短縮されていた。「吐気はしないか」「頭痛はしないか」「痺れていないか」をその都度チェックされる。3回目はあまり変わらない。この辺りから会議の時間が長くなってきた。いよいよターゲットが決まったのだろう。ここまで頭痛はなかったが、唇の痺れを感じるようになったのでその事を申告した。「あまり攻めるのも副次反応が出るのでこれで最後にします」とのことで、時間は結構長く感じたが実際の加温は最後の方が低かったと後で聞いた。そして左手の震えはぴたりと止まった。軽症だった右手の方が震えが大きいくらいだ。この間約4時間。フレームを外して傷あとにパッチを貼ってもらい、終了。装置は冷やしておかねばならないとのことで部屋は寒かったが、暖かい毛布をかけてもらって施術中は快適だった。一夜明けても状態は変わらず、見事に手術は成功。スタッフに感謝だ。
2023年03月29日
コメント(0)
昼前に入院手続きを済ませ、昼食から病院の食事になっている。見るたびに「食い過ぎだなあ」と思うけれど、「減食」が全く身につかない。多分食欲よりは飢餓感で食べているのだ。そして満腹感で食べるのをやめるのも悪い習慣だと思う。カロリーを可視化するべきだ。目の前にあるものを全て食べないと食事をしたように感じないのも困ったことだ。食事を残さないことも大事だと思うが、AIとやらで作る段階からの制御ができないものか。とまれ、今回の入院は本態性振戦の治療だ。圧倒的に多い左手のタイプミスが減るだけでもありがたい。リスクの無い治療はないが、うまくいきますように。脳の手術というのは経験がないので、どんな感じになるのか想像もつかないが、今回のはピンポイントで視床の一部を加熱変性させるもの。
2023年03月27日
コメント(0)
FUS手術が来週火曜日に迫った。明日が「千原英喜の世界」本番で、瀬戸内寂聴さん作詩の曲が2つ〔「ある真夜中に」より)出てくるので話題に沿うかと考え床屋に行って、「今回は丸刈りで」と頼んだ。「何かあったんかいな」「実は手術の準備で」「大変やな」中学校以来の丸坊主だが、バリカンで刈り進めて行くと突如音が無くなる。無いものは刈れないから当然だ。幾許もせずにくりくり坊主ができ上がった。調髪よりも800円安かった。「スジもん丸出しやな」は女房の弁。君は頭と結婚したのか?〔笑〕丸坊主で意外に思ったのが帽子や服の着脱で結構引っかかるものなんだなと言うことだった。長さ0.1mmと床屋の主人は言ったが、意外と引っかかって邪魔なものだ。伸びている方がスムーズ。長男が中学校の時、頭髪の制限撤廃を訴えて生徒会長をやったことがある。その時親の意見聴取と言うことで、私は賛成に回った。「丸刈りが優れていると言う根拠がない」で、自由が認められた。以来、丸坊主とかかわる機会はなかったが、ここに来ての剃髪だ。寂聴さんにあやかろう。
2023年03月24日
コメント(0)
超音波集束による脳の手術まであと10日ほどになった。丸刈りにする日をいつにしようか、それまでにしておくべきことは・・と言うようなことばかり考えている。柿の木の剪定、畑の手入れ・・・今日みたいに雨だったら耕耘機も入れられないし、雨に濡れながら柿の木に登るほどの根性にも欠ける。雨が上がったあとは結構冷たい風が吹き、余計に労働意欲をそがれる。こたつの方がよほど快適だ。インターネットのおかげで脳のマッピングのような情報も簡単に得られる。今回の手術の対象になるのはVIMと言う領域らしい。超音波を集めて患部の温度を上げ、熱変性させて機能を止めるということだが、コンピュータ制御で超音波を干渉させて温度をきわめて細かく管理できるらしい。そしてこの技術は乳がんにも応用できるらしい。癌細胞が熱に弱いと言うことは昔から聞くが、MRIでモニタしながらこの操作をやると手術は1時間ばかりで終わるそうだ。女房が切除を受けたのはもう5年前になって、その後の経過もよく、一応直ったと考えてよさそうだが、こんな治療が当時あればX線の照射に半月も通う必要はなかったなと思う。本人は照射位置を示す落書き?を身体に描かれた方がよほど面白くなかったそうだが。医療技術の進歩は本当に早い。数年で流れが変わる。娘の情報によれば、この装置が病院に導入されて、私が最初の患者らしい。まあ最初だからごく慎重に進められることだろう。失敗が起きやすいのは、作業に少し慣れた頃なのはどこの業界も同じと見る。
2023年03月18日
コメント(0)
腸がんの内視鏡手術の時に穿孔があったので女房が呼び出しを食い、あおりで出産まもない娘が走らされて文句たらたら。「ちゃんと付き添っとかないと!」と叱られたものだから、今回は女房同伴で話を聞いた。FUSという手法の説明を聞いたが、どこまで理解したことやら。私自身は超音波の事も一応分かっているつもりなのであまり怖いとは思わないが、考えてみれば脳の一部を焼き殺すことなので、気分の良いものではないだろうと思う。直る確率80%、副作用のでる確率10%ということだ。手術を承諾したあとは血液検査と胸部レントゲン、入院の手続きで、結局昼過ぎまでかかった。3/28の手術、この週はシルバーの仕事も休みだな。手術の3日前はコーラスのステージ本番、密にはならないだろうからまあ予定通り出るとしようか。そして丸刈りも。
2023年03月09日
コメント(0)
・・・はしていないが、娘一家がインフルエンザで全員「停止」だという。孫3号が熱を出して、診察してもらうとインフルエンザと言われたと言う。病院勤務の娘は無症状だったが、念のため検査を受けると「陽性」職場を追い出されたそうだ。そして夫君も今日になって高熱が出てきたとのこと。コロナが下火になったと報じられているが、インフルエンザもそれなりに活躍?しているようだ。どちらかと言えば終期の今、よりによって、とも思うが感染したものは仕方がない。女房は張り切って?15分ばかりの娘の家に料理を届けている。これがもらってこなきゃいいが。私、女房、娘も皆ワクチンを打ってのことだが、やはり感染しない訳ではない。用心用心。
2023年03月08日
コメント(0)
朝、突然病院から、MRI監視下の集中超音波手術の打ち合わせに3/9に来てくれとの電話があった。4月になるかなと医師の話だったが、若干前倒しになった。この手術は頭を剃る前処理がある。この手術の動画に出てくるモデルは皆スキンヘッド。髪の毛で超音波が弱められるのでそってしまわないといけないそうだ。多分事前に丸刈りにして用意して来いと言う話になるのではないだろうか。床屋に行く日程も準備のうちになる。入院は2年ぶりかな。4日ほどらしいが。
2023年03月03日
コメント(0)
いわゆる「ポリグリップ」というやつで、歯茎と入れ歯の基材の隙間を埋めるもの。入れ歯には8年ばかり前からお世話になっているが、その隣の歯も折れてしまい、歯医者に相談に行くと「2本分に作り替えましょう」と、古いものの金具に新しい歯をくっつけてくれた。それはいいのだが、型をとってくれたとは言え、歯茎との隙間の面積は大きくなったはずで、物が隙間に入ることも増えてきたのはCMの通りだ。一番小さなのを買ってきて詰めて見たが、朝ぴったりしていても寝る前に外してみたらきれいさっぱり無くなっていた。胃の方に入ってしまったらしい。これはダメだなと思っていたが、「タフグリップ」というのがある。こっちも試してみた。接触面は水を残さないように、とある。素直にやって見ると、指にねばねばとついてくるが、少し濡れているとあっさり離れてしまう。酢酸ビニルとメタクリル酸塩が混合されていて、水不溶になっているが、水は離型材として働くようだ。だから入れ歯の接触面が濡れていると困る訳だ。総入れ歯なら3cmも使うらしいが、私の場合はエンドウ豆より小さいくらいで十分。で、これがきっちりと隙間を埋めてくれて異物は全く入らない。使用後はフィルムのようになっている樹脂(タフグリップ)を外してポイ、だ。超音波洗浄してもほとんど水は濁らない。今までは必ず濁っていた。返して言えば超音波洗浄しても意味がなくなったとも言えるのだが、これは続けるつもりだ。
2023年03月02日
コメント(0)
PSAの検査を3ヶ月に1度受けさせられている。もう少し頻度は少なくても良いような気もするが、こればかりは医者に従うしか仕方がない。結果は4ppmだった。半年ごとに1ppmずつ増えていることになるが、このくらいの増え方だと放射線で対応するほどではないそうだ。40ppmでひっかかり、確定診断を受けた訳で、計算上は20年生きた頃にしきい値に到達することになるが、私はその頃90歳になる。その頃に癌と判断されても進行は遅いだろうし、また生きているかどうかも怪しいものだ。そしてこのドクター、非常に几帳面な人だったが、移動になるそうだ。若いし、国立の機関なので日本のどこにでも行く可能性はある訳で、「部長級になるまで浮き草人生です」と笑っていた。これもこれで大変だ。「引き継ぎはしておきますから」次回は7月、同僚の女医さんらしい。
2023年02月28日
コメント(0)
緑内障治療の目薬だが、1滴入れると言うのは結構難しい。目の焦点調整範囲よりも近くて、当然ぼうっとしか見えない。目に触るのが怖いからあまり近くにもならない。こんなものかなと思って瓶を押すがなかなか出てこない。やっとさし終わると、少しべとべとした感じがするのでまあ入ったんだろうなと思うだけだ。もう少し慣れれば気軽にできるのかも知れない。診察でも角膜に触れられて眼圧を測るのは苦手だ。娘はコンタクトレンズを使っているが、よく手軽に角膜に触ることができるなと感心する。メントールの入った目薬はその刺激でわかるが、治療用のものはそんな成分は入っていないから、薬液の感触しかない。眼圧が下がったと言う自覚もないが、ともかく3ヶ月のつきあいが始まった。
2023年02月22日
コメント(0)
正常眼圧の緑内障ということで10年以上観察が続いたが、ここに来て点眼薬による治療を始めることになった。視神経が細くなって行く病気で、眼圧を下げる治療になる。「正常眼圧」というのは10-21mmHgといわれているが、実際には個人で差があり、この範囲に入っていても視神経が弱っていれば、眼圧を下げなければならないと言う。「そろそろ治療にかかりましょう。一番弱いのから始めて行きます。喘息とかはありませんか?」副作用があるのだろうが、私は喘息持ちではない。これが処方された目薬だが、小さな容器で1ヶ月分だそうだ。顔を洗ったあとに使うことして、洗面台の戸棚に置くことにした。緑内障はとにかく自覚症状が出にくい。私の場合は右が悪いのだが、両眼で見るから補完してくれて、異常を感じるようになったらもう手遅れ、目医者の仕事は「死ぬまで視力を失わないように進度を遅らせること」だそうだ。思えば会社の健康診断で眼底写真を撮られて〔当時はX線を扱う仕事をしていた〕受診を進められ、娘が眼科の検査の仕事をしていたから現在につながっているのだが、その時に「失明まで20年はかかります」「じゃあその頃には死んでいるかも知れないから、経過観察にしてください」で、10年経った訳だ。今になると「後10年で失明しますよ」と言われたら迷わず「それは困る。治療してください」と言ったことだろう。とにかく主治医を信じて一生付き合う病気だ。そのためにも、自分より若い医師、複数の眼科医がいる病院を選んだ方が良い。若くてもいなくならない保証はない。カルテをきちんと管理してもらわないと患者は困る。
2023年02月20日
コメント(0)
先週受けたCTの結果、手術は可能ということで、再来週にMRIを受けることになった。このあたり、1回の検査ですまないものかと思うが、X線の透過度と水素原子の核磁気共鳴だから、まあ測定対象が変わるので無理はないか。頭骨の骨密度が低いと超音波のエネルギーが吸収されてしまう、骨が硬くないと脳に達しないと女房に話すと、「固いほうが通りが悪いんちゃうの?」どうも通りが悪い。防音に柔らかい素材が使われていることを彼女は知らないようだ。ただ、実際の手術は4月ごろになるだろうとのこと。「ひょっとしたら機械がまだ入ってないんじゃ?」というツッコミもあながちないではないかも?まあ、3月の千原作品ステージとブッキングすることはなさそうだ。ただ、指定された検査日は、なんと緑内障検査の翌日。年はとりたくないな。
2023年02月09日
コメント(0)
この所ガンのステージが高くなった患者が増えているとのこと。コロナで密を避けるために、定年退職した人の定期検診の受診率が下がり、身体の不調を感じて受診した時には相当悪化していると言う症例が増えているのだそうだ。大腸がんで死亡した弟は教員をしていたが、それまでの健康診断だって受けていたと思うが、現職のままなくなってしまった。血の混じった便をみて「痔」だろうと考えていたらしい。便潜血の検査を受けていればもっと早期に見つけられたはずだが。その兄貴〔私〕は、現役時代はメーカーで働いていて、退職のタイミングで女房の乳がんが見つかり、「そろそろ自分も危ないな」と思い始めてから3年ばかりで市の検診で便潜血の検査で見つかった。驚くと言うよりは「やっぱりな」という感覚だった。60年も細胞分裂をしていたら、DNAがコピーミスをしたって不思議はない。市価もこのミスコピーは加速度的に増えて行く。だからポリープとみれば切ってしまう、これが医者の常識らしい。おかげで予後も良好だ。同じ時に前立腺マーカーであるPSAの検査にも引っかかり、こちらも前立腺がんが見つかった。父もそうだったのであまり驚きはなかったが、4ppmの濃度で怪しまれ、MRIで見事なシグナルをとらえていた。生検も合格。これも手術でとってしまった。加速度的に増える癌細胞。早期発見、早期処置が何より確実だ。生死の分かれ目になる。
2023年02月05日
コメント(0)
朝から診察を受けに行ってきた。本態性振顫の診断は変わらないが、左手だけでなく発声や右手にもその兆候がみられる。「どこを優先して直しますか?」これには法的な背景がある。まだ超音波を使う方法は歴史が浅く、一人につき1回のみ保険診療が認められているとのこと。さて、どうする?このまま振顫がでる所が増えて、利き手である右が使えなくなったら字が書けなくなる。しゃべるのに支障が出ても困る。もちろん左手の症状がひどくなるのも困る。そう訴えると「そりゃまあ、あなたの言う通りです」「少し考えさせてください」「ではCTを撮って手術が適応するかどうか調べます。結果は1週間後にお伝えしますから考えておいてください」ということで1週間後にまた受診である。帰宅の道々考えた。制約は法的なものだから、今後変わる可能性もある。寿命も病気の進行もどうせわからないのだから、今ある問題を解決すべきかな。「たらたら」で考えたらどこまで行っても結論は出ないんじゃないか?汁椀を持つ手がやけどしないようにする。他の部位に出たらその時はその時、投薬に戻すだけだ。でもこの手術、そのくらいピンポイントなんだなと感心?した。
2023年02月02日
コメント(0)
30年近く前から左手が震える「本態性震顫」に悩まされているが、先だって受診した放射線科の受付に「内服薬の効かない方へ」というパンフレットが置かれていたのでもらって帰り、よく読んでみたら「覚醒下でMRIにより患部を特定し、その位置に超音波を集中して当て、視床の一部を不活性化する」というものだった。脳は痛みを感じないと聞いたことがあるが、くも膜下出血は頭が割れるように痛いらしい。それはさておき、もう20年は飲み続けている内服薬だが、声にまで震えが出てくると言うのは少しずつ広がって行っているのかも知れない。この病気は、致命的とは癒えないが、生活に不便だ。ナイフとフォークで食べるべき食事の時に、思う所にフォークがさせない。また口に正確に運べない。汁物をお椀に注ぐ時も汁をこぼしそうになるし、お玉の汁に当たりそうになる。そんな訳で電話をかけてみると、「一度適応するか診察をしますから脳神経外科に来てください」ということになった。なんでも、頭蓋の骨密度が低いと十分な量の超音波が届かないらしい。また、保険診療に記載されてから4年ほどの新しい手法らしい。「MRガイド下集束超音波治療」というのが正式な名称。この頃のことで、手術の名前さえわかれば値段もわかる。点数が105000点となっていた。1点10円だから、105万円。2割負担でも20万円だ。高額医療限度額があるのでこれよりは安くなると思うが、ちょっと驚いた。とは言え、MRIが数億だかするのを3-4時間独占し、人件費・・・と考えたら、こんなものなのかも知れない。医療保険が効けばいいが、と係に尋ねたが、いまのところは記載されていないと言う。医は算術、説得力を感じた。
2023年01月31日
コメント(0)
内視鏡検査本番だ。朝9時から2時間かけて腸洗浄剤〔要するに下剤〕を2L飲むのは少々辛いものがある。入れた回数だけ出さなきゃいけない。出すタイミングはわからないから、トイレからそう遠くには行けない。行く度に始末をしなきゃいけないから紙を使うが、だんだんお尻がかぶれたようになってきて〔何せ普段なら紙との出会いは1日数回のところ、2時間でその10倍ぐらい接触するのだ。最後は「病院までもつか?」で家を出る。「ここからが小腸です」カメラをまず一番奥まで押し込み、そこから引き抜きながら観察や処置をする。結局2ヶ所の小さなポリープを切除した。ワイヤーをかけて絞り、ちぎり取るのが見える。出血したところにはクリップをつけて止血する。処置する時には青い染色液をかけて見やすくしてから行うこともある。またスムースに動けるよう、空気を入れる。これが被験者にとってはくせ者。入れたガスは抜かねばならない。「おなら」となって出て行く訳だが、液体が腸内にはある。うっかり放屁したなら大変だ。おまけに朝昼の食事をとっていないから食欲は止まらない。これらの腸内での調和が取れるまで慎重な対応が求められる。いずれにしてもこう言った検査には多大なエネルギーが要求される。胃カメラもしかり。挿入される時ののどの反射は非常に苦しい。もう少し細いのにしてもらいたいものだ。
2023年01月12日
コメント(0)
全324件 (324件中 1-50件目)