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え~、本日29日のマチネで「パキータ」を観る予定だったんですけど・・結局観に行けませんでした・・午前中に急用が入ってしまって上京するわけには行かなくなってしまったの(涙)。用事そのものは午前中だけで片付いたので午後はなんにも予定なんてなかったんだけど(そりゃそうだよね、パキータ観に行くつもりだったんだから)1時半に文化会館に入るには午前中の新幹線に乗らなきゃ間に合わない。東京に住んでたならさっさと用事を片付けて観に行くことは充分可能なわけだけど、地方在住の悲しさ、東京まで行くのも一日掛かりだものね~。午前中に予定が入った時点でもうアウト!せめて3時開演とかならぎりぎりでも間に合ったか?とも思うけど1時半にはどうしたって無理・・あ~、今日ほど「どこでもドア」があったらな~、と思ったことはなかった!冗談じゃなくほんとに。ドロテちゃんが日本で初めて主役を踊るの、すっごく楽しみにしてたのに・・なんか今日の午後はあ~、今ごろは・・なんてことばかり考えてしまってすっごくブルーだった。先週の「白鳥」ですっかり幸せ気分に浸ってたところをいきなり奈落に突き落とされたみたいな気分で。あと数日でボリショイが観られるから、と自分を慰めてはみるものの、ドロテちゃんとザハロワはまた全然違うんだよ~、とかもう考えたって仕方の無いことなのに愚痴愚痴しちゃって。頭を切り替えなきゃ、って判ってはいるんだけどね。ところでまたもルグリ降板という大波乱があったようで・・この日のチケットは早くから完売状態だったと思うし楽しみにされてた方大勢いらっしゃるでしょうに、ほんとに残念ですね。理由が理由なので仕方が無いことだと思います。ルグリご本人のお気持ちを思うと本当にお辛いことだろうな・・と思います。というわけで今日は久々に落ち込んでしまいました・・来週からボリショイが始まるので、頭を切り替えようと思います。
2006年04月29日
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「白鳥」の余韻に浸っている間も無く、今日からは「パキータ」ですね。私は明後日のマチネのみの鑑賞ですが、これまた楽しみです。ドロテちゃん無事に踊ってね~。さてさて「白鳥」ですが。私この版を観て、初めてジークフリートという人物に対してちょっと興味を抱いてしまいました。私にとって「白鳥の湖」って作品は、やっぱり1にオデット2にオデット(含むオディール)、3、4が無くて5に白鳥のコール・ド、って感じだったのでこれまではジークフリートのことなんて殆ど気にしたこと無かったと思う。もちろん重要な人物であるということはわかっているし、この物語に欠くことのできない存在だということもわかってはいた。ジークフリートはそれなりに観ていたつもりではあったけど、やっぱりバレリーナ目当てで劇場へ行く私にとってジークフリートは正直「誰が踊っても同じ」な存在でしかなかった。だからジークフリートの内面とか精神状態に思いを馳せるなんてことは正直これまで一度も無かったと思う。そもそも、おとぎ話なんだしそういう「設定」なんだからそんなこと考えるなんて無意味、みたいに思ってた。でも、このヌレエフ版は名実共にジークフリートそのひとが主役なんだから、どうしても今回は彼について考えてみざるを得なくなってそもそもジークフリートという人は一体どうゆう人なんだろう?ってことから考え出しちゃって。第一この人はなんでこんなに悩んでるんだろう?悩む必要があるんだろう?成年になり花嫁を迎えて国王になる、そのことは本来とても喜ばしいことであるように思うんだけど。ジークフリート本人が一番喜んでいい事であるように思うんだけど。バレエ作品を解説した本などでは「自由気ままであった青春時代に別れを告げて国王という重責ある地位に就くことへの戸惑いや不安」から彼は物思いに沈んで・・みたいなことが書かれてあって今まで私はあ、そうなんですか、としか思ってなかったんだけど。でもよくよく考えたらそりゃあ国王という立場は責任はあるし大変なんだろうな~、ということは想像出来るけど反面これ以上ない、ってくらいの素晴らしい地位でもあるわけで、喜び勇んでその地位に就く日を待ちわびる、って人の方が多い、というかその方が「普通」なんじゃないの?と思えてきて。花嫁を迎える、結婚する、これも確かに責任伴うよね~、心から愛する人と結ばれるとかいうんならともかく政略結婚だしね、気も重くなるよね~、うざいよね~、などと考えればジークフリートの戸惑いやブルーな気持ちも理解できないでもない。だけどもこの結婚に関してだって、まぁてきと~に結婚して妻となった相手に対してもてきと~に接してたらいいんじゃん、気に入らない相手なら、いやたとえ気に入った相手であっても愛人でもなんでもつくって楽しんでたらいいじゃん、そういうこと全て許されるのが国王という立場でしょ?何してようがどんな暮らし方しようが全てよほど目にあまるような行為を働かない限り全て許される、それが国王ってもんじゃないの?だったらこれほど結構な立場は無いじゃない?国中全てが自分のもので、その国で一番偉くて尊敬もされて、といいこと尽くめであるように思えるんですけどね。むしろ王子であった時よりずっと「自由」を手に入れられる、と思うんですけど?このように考えてくると何故にジークフリートがこんなにも悩んでいるのかが全くわからない。もっと気楽にかる~く考える人だったらこんなことで憂鬱になるはずがない。そうですよ、ジークフリートってほんとに真面目な人なのね。物事を深く考えちゃってついついいらぬ心配をしてしまう、そんなタイプなんじゃないでしょうか。国王になることで得られるであろう「楽しみ」なんかにはついぞ頭が周らなくて「責任」だの「重圧」だの真面目なことばかり、重苦しいことばかりに心が行ってしまう。国王になったって国政のことなんてど~でもよくって、てきと~に、面倒なことは側近に全て押し付けちゃえ、みたいに考える人では絶対にないわけね。国王になったらあれもしなければ、これもしなければ、ってそんなことばかり考えちゃって、このように考えてくるとすごく「責任感」のある人であるように思う。だけどその「責任」に自分は耐え得るだろうか?立派に「国王」としての任を務めきれるであろうか?とかついつい考えてしまって堂々巡りに陥っている、と言うか。「責任感」が強いだけに自信を失いがちで果たして自分は国王として立派にやっていけるのだろうか?という思いに常に捉われている。これは裏返して言えばすごく「良心的」な人であるように思う。国王なんて、そんなのてきと~にやっとけ、みたいに考える人では絶対にないわけだものね。こんな人が国王になったらたぶんいろんなことに気を遣って、庶民の暮らしぶりにも心を向けて善政を敷く、すごく良い「王様」になるんじゃないでしょうか?「真面目」なだけに理想と現実との間で板ばさみになり悶え苦しむことは多そうですが。でも自分自身が悩める人である分、他人には優しい人であるように思える。こういう内省的な人は人の上に立つ立場には向いていない、と思われてるかも知れないけれどむしろこういう人の方こそそういう立場には本当は向いているんじゃないでしょうか?ただし「平和時」に限って、のことだと思いますけど。とにかく要するに彼は「純」なひとなわけですよ。「すれて」ないんですね。ひねくれてない。真っ直ぐ過ぎるくらい真っ直ぐなんだと思う。王子さまとして育てられたのだからそれも当然と言えることも出来るのかも知れないけど、王子としてゆくゆくは国王として育てられたのであれば、もっと我がままで自分勝手な、倣岸不遜な人間になってた可能性だってあると思う。或いは完全に世の中のことなんてど~でもいい、知ったことじゃない、って考えるようなタイプの人になってたっておかしくないと思うのに、彼はそうはならなかった。環境がそうさせたのか彼自身の素質のせいなのかどうかはわからないけれど、とにかく彼は人として悩むことを知った存在になった。こうして書いてくると彼はすごく「人間くさい」人物であるというように思えてくるのですが。オデットが好きになっただけの「価値はある」存在だと思えてきます。だってジークフリートが唯の「バカ男」であるとしたらそんな男を好きになって全てを賭ける決意をしたオデットって一体・・オデットだって単なる「バカ」じゃん、みたいに私は思うんですけどね~。
2006年04月27日
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コール・ドの白鳥たちが次々と入場して来て辺りは白一色の世界に。いや~、壮観でした。ここのコール・ドの白鳥たちの振り付けも1幕でのコール・ドと同じようにかなりのテンポとスピードで踊り続けられます。足音がかな~りすごい(笑)。オデットはこの白鳥たちは私と同じ身の上の者たちだから・・とジークフリートに懇願します。で、グランアダージョ。美しかったです。心に沁みました。ムッサンのオデットは小柄でとても優しく儚げな印象でしたが厳しさも知っている、もしかしたらこの愛に全てを賭けることは悲惨な結末を迎えることになるのかも知れない、ということもどこかで知っているかのような印象も受けました。実はこの2人によるグランアダージョは23日のマチネで観たルテステュ&ル・リッシュのそれによって上書きされてしまったような感があり、正直あまり覚えていないのです・・美しかったことは美しかったと思うのですが。グランアダージョの後はまたコール・ドの白鳥たちの踊り。4羽の小さい白鳥たちの踊りは両日ともとっても素晴らしかったと思います。その後の大きい白鳥たちの踊りは普段は私にはちょっと単調に思えて少々退屈してしまうことが多いのですが、この版では振り付けもちょっと違っていたのでしょうか?また例によって非常にテンポよくダイナミックに踊られるので全然退屈しませんでした。そうなんですよね~、この版ではコール・ドの白鳥たちの踊りでさえも非常にスピーディーでダイナミックでまた難しそう。何と言うか、ほんとに舞台上で白鳥たちが走り回っているかのような印象で。皆揃っていて上手だしだから非常に壮観だし、見応えはある。けど「白鳥の湖」=静謐な美しさを湛えた心にじわじわと染み渡るかのような儚く美しい物語、と思っていたら全然違う!振り付け上仕方ないことなんでしょうけど、コール・ドの白鳥たちの足音の盛大なこと!私は普段ダンサーの足音って、あんまり気にはならない方なんだけどこれはまぁこれだけ派手に動き回られたらこれだけ足音が出るのも当然ですよね(笑)。私は却って思い切り開き直れて観ていられたけど、気に入らない人は気に入らないでしょうね・・この踊りのスピードとテンポ(って同じ意味ですね・笑)は3幕の民族舞踊でも同様で、チェルダッシュ、スペイン、ナポリ、マズルカが踊られたんだけど、皆これまでの踊りと同様速いテンポで踊られる。それに民族舞踊らしくない民族舞踊で?こんな民族舞踊も初めて観た、と思います。なんというか、テクニック的なことは何も判らない私なんだけどどっちかって言うとダンス・クラシックっぽいキャラクテール、とでも言うか(すみません、言い方変でしょうか)。実を言うと私、民族舞踊ってあんまり好きじゃなくて、いつも大体このシーンでは退屈してしまうんだけど、この版の民族舞踊はテンポが速いし先ほど書いたようにキャラクテールっぽくないので?退屈せずに観ること出来ました。特に気に入ったのはナポリの踊り(だと思う)。ウルド=ブラームとエマニュエル・ティボーがメインで?踊ったのですが、振り付けがとても可愛くて微笑ましかったです。初恋に舞い上がる若い恋人同士の戯れ、みたいな感じで。で民族舞踊と花嫁候補たちの踊りが終わったところでようやくオディール登場。この版では登場したらもうすぐに王子とのパ・ド・ドゥが始まるんですね。一旦袖に引っ込むんじゃなくて。でそのパ・ド・ドゥですが、実質的にはロットバルトも加えてのパ・ド・トロワなんですね~。もちろんメインは王子とオディール2人の踊りですが始終ロットバルトも介入?してくる。2人の間を行き来するオディールですがしかしパ・ド・トロワになっているとは言っても基本的には普通の黒鳥のパ・ド・ドゥを踏襲して振り付けられているので?そんなに違和感は無かったです。私的にはパ・ド・トロワにわざわざするくらいならもっと派手な?パ・ド・トロワにしてくれてもよかったかな、という感じも受けました。で、コーダではムッサンは多分ずっとシングルで回り続けていたと思いますが、ルテステュは時々ダブルを入れていたように思います(←あんまり自信なし)。でフェッテが終わって客席からの大喝采!が終わらぬうちから殆ど間髪入れずに今度は王子のピルエット・ア・ラ・スゴンド?の連続。主役2人の超絶技巧披露に客席は大喝采に包まれます。そしてオディールに愛を誓ってしまう王子。宮廷中が大混乱に陥るなかオディールとロットバルトは王子をあざ笑うかのようにして姿をくらまします。この場面、ルテステュのオディールはジークフリートが自分が騙されたという事に気が付きああ、なんてことをしてしまったんだ!と後悔に打ちのめされているのをじっと見守っていて、自分の近くに戻って来た王子に対し「バーカ!」とでも言うかのように思いっきり嘲笑してから、おもむろにその場を立ち去った姿が印象的でした。絶望と後悔に打ちのめされてその場に倒れ伏すジークフリート。幕が一旦下り、そして再び幕が上がるとそこは森の中。白鳥たちが踊っています。この場面のコール・ドの踊りも相変わらずかなり派手なものだったように思われます。オデットが現れジークフリートの裏切りの事実を白鳥たちに告げます。絶望したかのように床に身を伏せるオデット。ジークフリートは彼女を探しだし身を起こさせます。2人のアダージョ。しかしそこにロットバルトが現れ2人を引き離そうとします。抵抗するジークフリート。この場面再びこの3人によるパ・ド・トロワが踊られ、ジークフリートとロットバルト2人が互いにオデットを取り合っているかのような印象でした。まるで三角関係のようです。ひょっとしてロットバルトもオデットに恋してしまって、それで彼女を白鳥にしてしまったんじゃないか?と思えてしまいました。彼女を永遠に自分のものにしてしまう為に。そしてついにロットバルトがオデットを抱きかかえて連れ去ります。この瞬間オデットとジークフリートは互いに手を差し伸べてひしとお互い手を繋ぎ引き裂かれようとするのをなんとか阻止しようとします。この場面はなんか感動的でした。しかし結局オデットはロットバルトに連れ去られ舞台上の壇上?に連れ去られてしまいます。ジークフリートはロットバルトに戦いを挑みますが?結局ロットバルトには勝つことが出来ず倒れこんでしまいます。ジークフリートがロットバルトに向かってダイブしキャッチされるシーンはなかなか見応えがありました。オデットとロットバルトが壇下に落ちると?一番最初、プロローグと同様のシーン、ロットバルトの黒い羽と白鳥に姿を変えられたオデットの白い羽が一緒になって、再び上空へと飛び去って行きます。オデットは永遠に白鳥に姿を変えられたまま再び人間に戻ることは叶わず、永遠にロットバルトのものになって、白鳥として生きていくことになる・・幕が下ります。以上、ザッとストーリーの流れを追ってみました。しかし、大変悲劇的な結末であるにも関わらず、それほど悲しいとか悲劇!とかいうような感傷はなぜか殆どありません。全体が王子の夢として設定されているせいでしょうか?またこの版では確かに名実共に主役はジークフリートなんですね。だからオデットの存在感というのは必然的に弱められ、たとえどんな名バレリーナがこの役を演じたとしてもその存在感というのは他の版とは比較にならないほど弱いものとならざるを得ない(他の多くの版ではやっぱりオデットが主役ですよね)。オデットに感情移入するということが出来にくくなってしまっていて(むしろ王子に感情移入すると言うか)、その分オデットに対しては冷めた見方が出来てしまうため彼女が白鳥に変えられてロットバルトに連れ去られてしまっても、あ~、そうなんだ~、くらいな印象しか持たない。なんか「掴み所の無い存在」とでも言おうか、確かにこの人は王子の「夢」なんだな~、「夢想の産物」なんだな~、みたいな印象。なんと言うか、「夢」は奪われ失ってしまう、それが人生なんだ、みたいなそんな印象も受けました。あれ、なんかこう書いてくると随分と重いテーマですね?でも観てる最中には例の華々しい踊りの連続に息つく暇も無く「舞踊美」に酔いしれることが出来たんですよねぇ。う~ん、「夢」に裏切られ無残に倒れこんだジークフリートの姿に人生とはそんなものなんだ、夢を持ってもどうせそんなものは失われてしまうんだ、それも自分自身のせいで!それが人生なんだ、そんな解釈も出来ますねぇ。
2006年04月25日
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数ヶ月ぶりのバレエ鑑賞というせいもあってか、事前に私が想像していた以上に楽しむことが出来た「白鳥」でした。あ~、高かったけど(笑)観に行ってよかった!幸せでした~。と思っていたらなんと昨夜の舞台では思わぬアクシデントがあったようですね。バレエはこれがあるから恐いですね。ジロの怪我があまりたいしたことが無いといいのですが。しかしこの話を聞いてあ~、やっぱりプロローグに出てきたお姫様姿のオデットはオデット役本人が演じてたんだな~、ってことがわかりました。いや最初に観た時はわからなかったんですよね。と言うかオデットだとも分からなくて、女王(王妃)様が出て来たのかと思っちゃったの。その後のロットバルトとのからみでようやくあ~、これってブルメイステル版(私は全然未見)や熊川版みたいに人間のオデットが白鳥に変えられてしまうシーンなんだ、ってことがようやく分かったのだけど。でも最初観た時にはムッサン本人が演じてるのかどうかまでは分からなくて、2回目に観た時あ、やっぱりこの人ってアニエス本人だよね?って思ったんだけど。でもあの最初のシーン、白鳥に姿を変えられたオデットがロットバルトと共に上空に舞い上がって行くシーン、あれはほんとに本人達が舞い上がって行ったの?宙吊り?エトワールがそんなことまでされちゃうわけ?それともなにか仕掛けでもあるのかな?とまぁ最初のプロローグからしてビックリ仰天だったわけなんだけど、とにかく序曲が始まって殆ど間無しで幕が上がって舞台上には既にジークフリートが(眠ってるけど)。で、オデットが白鳥に変えられてロットバルトと共に上空高く飛び去って行き・・そのうち眠りこける王子の周りに宮廷の人々がわ~っと集まってきて1幕のコール・ドの踊りが始まる訳なんだけど。しかしこのコール・ドの踊りが最初からかなりすごい。すごいというのは最初からかなりのテンポで踊り続けるのね。今まで私が観てきた版ではここのコール・ドの踊りって綺麗だし素敵だけど素朴な村人?の踊りらしくあまり派手やかさは無いと思うんだけど(でも上品ですごく好き)、この版では最初からかなりのテンポで踊られまたひとつひとつの振り(「パ」と言うんでしたっけ?)もかなり派手やかで見映えがする?というか。すみません、なにしろテクニック的なことは全く分からないのでどう説明してよいのかわかりません・・が、とにかくスピーディーで次から次へと踊り続けられる、という感じで。いやもぅこの場面のコール・ド踊るには相当な体力が必要そうだわ、なんて思っちゃいました。コール・ドの踊りがこのようですからふつう1幕のパ・ド・トロワってかなり目立つ?と思うんですけどそれほど周囲から引き立つということは無かったように思います。あ、もちろんパ・ド・トロワ自体は素敵でしたがね。この1幕のコール・ドで印象的だったのは幕の終盤近く、男性コール・ドだけで踊るシーン。16人の男性コール・ドだけでの踊りが繰り広げられます。こんなのってかなり珍しいかと思うのでなかなか楽しめました。それにしても次から次へとフォーメーションが変わり賑々しい1幕のコール・ド。あ~、ヌレエフ版なんだな~、ってことをしみじみ感じましたね。で肝心の王子ですが、周囲であれだけ賑やかな踊りが繰り広げられているにも関わらずずっと眠りこけたままだったのですが、いつの間にやら起き出していました。王子のソロがこの幕にもあるのですが、22日マチネでジークフリートを演じたエルヴェ・モローが素晴らしかった!最初に幕が上がった時点で椅子に座って眠りこけているだけなのに「王子」って感じだったけど起き出してからは(なんか変な日本語ですみません)もぅ絵に描いたような「王子様」なんだもの。脚が長いしまたその脚が細くてスラ~ッとしててすごい美脚!こんな美脚の男性ダンサーって初めて観ましたよ(え~、マチュー・ガニオは忘れました・・)。もうその脚に釘付けになってるところへ王子のソロでしょ。これがまた素晴らしくて!殆ど完璧だったんじゃないでしょ~か?例のヌレエフ特有の細かい脚さばきの振り付けが実に美しく見えて(アントルシャ、って言うのかな?)あ~、このステップって、こうも美しく見えるものなのか~・・ってしみじみ思ってしまいました。また彼は軽いんですね。実に軽やか!グランジュテ?で跳躍したときには一瞬身体が空に止まったかのような、バロン、と言うんでしょうか?名前は聞いていても実際に眼にする、或いはあ~、これがそうなんだ、と実感できたのはこれが初めてのような気がします。とにかく美しくて軽やかで・・と外見だけでも十分王子様ですが名実ともに「王子」だなぁ、なんて思っちゃって惚れ惚れしてしまいました。まぁエトワールなんだから当たり前と言えば当たり前なんでしょうけど。とにかくバレエを観に行ってこんなにも男性ダンサーに魅了されるというのは私にしてはものすごく珍しいことなんですよ~。こんなことは新国の「ロミジュリ」でコレーラのロミオにすごく感動して以来。いや~、この日のチケット買っといて良かった~、ってしみじみ思いました(当初の予定ではバールがキャスティングされていたんだけど)。モロー君にすっかり魅了された私はその後も食い入るように彼の姿を追っていましたが、その間も舞台上では物語は進行していき、王妃から明日の舞踏会で花嫁を選ぶよう言い渡される王子。かな~り戸惑う様子の王子を残してそこらにいた人々が去って行き舞台には王子と家庭教師だけが取り残されます。ここでなんと王子と家庭教師とのパ・ド・ドゥ?が始まってしまい目が点に。男同士でパ・ド・ドゥですか??と思いましたが(コンテンポラリーとかならともかくクラシックで)まぁヌレエフ版だからね~、何があっても驚くことはないんだわ、と勝手に納得。自分の未来に困惑し悩める王子を家庭教師が励まし慰めてる踊りなのかな?と思ってましたが後でプログラムを読んでビックリ。う~ん、なるほどそういう解釈も出来るわけね・・でまぁそのうちに舞台に倒れこんだ王子の周りは森の中?の景色になりいよいよオデットの登場です。あのオデット登場前に流れる音楽が流れいよいよ!と期待で胸が一杯になります。ムッサンのオデット登場。で、一連の王子とオデットの出会いの場面。この辺は他の多くの版とさほど変わりはないように感じました。ただオデットが自分が白鳥に変えられた身の上をマイムで説明する(形ばかりのマイムじゃなくってちゃんとした?マイムで)、という振り付けは私にとっては珍しかったです。でね~、実を言うとこのオデット登場という大切な場面で私ときたら・・なんとザハロワを思い出してしまったのよ。でムッサンのオデットを観た時には「あ~、ちがう・・」と思わず思ってしまった自分がほんと~に情けない!オデット登場から暫くの間は頭の中から必死にザハロワの幻影を追い出そうとこちらも必死。バカみたいだけど密かに恐れていたことが現実になってしまった、という感じでした。ザハロワファンで彼女の白鳥こそ世界一!と思っている私にはムッサンのオデットは違い過ぎる、という感じだったの。あ~、ムッサンごめんなさい!ムッサンのせいじゃあ全然ないのにこんなこと思ってしまうなんて・・とまぁこんな調子で暫くの間ザハロワの幻影と戦っていた私ですが、非常に好都合なことにここでコール・ドの白鳥たちが入場してきてくれたことにより一旦緩衝地帯が設けられた形となって、以後ザハロワの幻影は現れなくなりホッとしました(笑)。
2006年04月25日
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22日、23日のマチネを観て先ほど帰宅しました。いや~、もぅ素晴らしかったです!!数ヶ月ぶりのバレエ鑑賞ということもあってか、バレエを観る喜び、みたいなものをひしひしと感じてしまって、1幕のコール・ドの踊りを観ている最中には思わず涙が出てきそうになったほど。はぁ~、やっぱりバレエは最高!非日常どころか非現実の美しさですよね・・こんなにも美しいものがこの世に生み出され、伝えられ発展してきたということに心から感謝の思いです。本当に今さらではありますが。興味のあったヌレエフ版ですが、これはまぁ何と言っていいやら、とにかく今までに観てきた「白鳥の湖」とは全然違う!良くも悪くもとにかく変わった「白鳥」でした。好き嫌いは別れるかもしれませんがね~。感想はまた後日にでも。あと個人的には22日マチネでジークフリートを踊ったモロー君!素晴らしかったです!本当にスラリとした美しいプロポーションで踊りも軽やかで美しくほんとに素敵でした!もうすっかり好きになってしまったわよ。悩めるジークフリートも絵になってましたね~。ムッサンも楚々とした感じの儚げなオデット。小さなスミレの花のようなオデットでした。対する本日のルテステュとル・リッシュはさすがにベテランだけのことはありますね。ル・リッシュは熱演してましたし良い意味で、お互いの間に火花の散るような舞台だったと思います。ルテステュにはほんと~に眼が釘付け!素晴らしかった~。感想は後日に、と言いながらちょっと書いてしまったけど、本当に書かずにはいられないくらいの素晴らしい舞台でした。ヌレエフ版は私的にはちょっとびみょ~ですが、しかし一度は観ておく価値のある演出だとは思いました。とにかく踊りまくり!なので見応えは充分(過ぎる?)です。あとパリオペとは話が違いますが、今年のマリインスキーの来日公演!会場で貰ったチラシによるとなんと関西でも3公演してくれるそうなんです!びわ湖ホールで「海賊」、フェスティバルホールで「白鳥」と「ヴィシニョーワのすべて」。これの印刷見た時には一瞬眼を疑っちゃいましたよ。「白鳥」はともかく「ヴィシニョーワのすべて」を大阪でもやってくれるなんて!もうもう嬉し過ぎて頭が一瞬真っ白になっちゃいました。ジャパンアーツさんにはこれから当分足を向けて寝られませんわ(←冗談ではなくほんとに・笑)。
2006年04月23日
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今日からいよいよパリオペ日本公演が幕を開けますね!今のところキャスト変更はないようですが、ダンサーの皆さんが無事に踊ってくださることを祈るばかりです。私も明日から観に行く予定なのですが、もうほんっとうに楽しみなんですよ~。なにしろ昨年の11月以来のバレエ鑑賞なんですから・・・しかも純クラシックを観るのは昨年の7月以来(しかし「ラ・バヤデール」って純クラシックとはちょっと違うような?いやもちろんクラシックではあるんだけど)。いや~、長かった(嘆息)。しかし長かった分楽しみも喜びもその分大きいというもの。眼一杯楽しんで来るつもりです♪NBSさんのサイトによると今日の公演は1幕のパ・ド・トロワをドロテちゃんが踊るらしいですね。スペインの踊りにはパケット君の名前が。23日もこのキャスティングだったらいいんだけどな~。あとヌレエフ版って、3幕と4幕が続けて上演されるのが普通なんでしょ~か?大抵の「白鳥」って、3幕でいったん幕が下りますよね。そういえば以前ノボシビルスクバレエ団の「白鳥」を観に行った時は1幕と2幕の間に休憩が入って、ビックリした記憶があります(え~、もし別のバレエ団と勘違いしていたとしたらすみません)。1幕と2幕は続けて上演されるのが普通だと思っていたので。まぁ、いろんなバージョンがあるってことですよね。ヌレエフ版は今まで私が観てきた版とは一味違ってそうなので、余計に楽しみなんですよね。ってことで明日から東京です。と言っても一泊しかしないんですけどね。ほんとはもっと長く滞在したいんだけれど・・一週間後にはまた「パキータ」観に東京だし、パリオペが終わったと思ったら息つく間もなくボリショイだし。いよいよバレエ三昧の日々が幕を開けますね。
2006年04月21日
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パリオペの「ラ・バヤデール」、前回映像で見たときエリザベット・プラテルのガムザッティが印象的だったので今日もう一度見てみました。いや~、プラテルは役者ですね!さすがです。プラテルのガムザッティは高貴さと淑やかさ、美しさ、どれをとっても「プリンセス」としての条件を全て完璧なまでに備えている。ラジャの1人娘として宮殿の中、それこそ生まれてこの方蝶よ花よと、全ての人から崇められ、大切な大切な「宝もの」として育てられてきた人に違いないと思う。それこそ超一流の家庭教師も付けられていて、高い教養も身につけているに違いないと思われる(←こういう印象を与えるガムザッティって、意外と少ないかも)。わがまま放題のしようのない「お嬢ちゃま」じゃなくって誰もが認める「プリンセス」なのよね。ちゃんと物事の道理も弁えているし教養もある、美しいだけじゃない本物の「プリンセス」なんだわ。でも「プリンセス」なるがゆえに、いくら高い教養を身に付けているとはいえやっぱりこの宮殿で、この国で、彼女の望むものが与えられないなんてことは今まであり得なかったことであって、全ては彼女の「思うがまま」、であったのよね、今までの彼女の人生は。全てを与えられてきたし、全てを与えられて当然だと思ってきた、それが彼女にとっての「常識」だった。でもそれはプリンセスとして育った以上当然のことであって、そのことがイコール彼女に思いやりがないとか良心がないとか、そういうことでは全然ない。彼女には充分良心もあるし道徳心もある、目上の者として臣下たちにはどう接しなければならないか、ということもこれまでの人生で充分に学んできている。くどいようだけどプラテルのガムザッティは私には唯の「わがまま放題、やりたい放題」のお嬢ちゃまには見えなくって、理性も教養も良心もある、高貴で淑やかで美しい、本当に「非の打ち所のない」プリンセスに見えたのね。そんな彼女だから、父ラジャにしてみればそれこそ目に入れても痛くない、可愛くて可愛くて仕方の無い存在。まさにどこに出しても恥ずかしくない「自慢の娘」だったことでしょう。娘の望みは何でも叶えてやりたい、そう思っていて娘の方でもそんな父の気持ちをよく知っている。だから彼女はある日父にお願いしたのだと思う。「お父様、私あの方と結婚したいの」って。あの方とはもちろんソロルのこと。彼女は以前からソロルのことを見初めていて、心中密かに彼のことを想ってきた。しかし相手はいかに勇名高き戦士とはいえ?ラジャ父娘からすれば「臣下」でしかない。父がもっと身分の高い自分と身分的に釣り合いの取れる相手を見つけてくるかも知れない。しかし彼女はソロルのことが忘れられなくなってしまった。彼が国中にその名を轟かせる有名人であることを頼りに、彼女は父ラジャにお願いすることにした。娘の願いは何であろうと聞き届けてやりたいと思っている父はある日彼女を呼び寄せる。その部屋にはソロルの肖像画が掲げられてあった・・この時の彼女の喜び!「あぁ、お父様はやっぱり私の願いを聞き届けてくださったのだわ、私あの方と結婚できるのだわ・・」じわじわと幸福感に包まれていくかのようなプラテルの表情。プリンセスとしての身の処し方を十二分に知っている彼女はあからさまに喜びで顔を輝かせるような「はしたない」ことはしません。幸福感で一杯になりながらも彼女はあくまで「プリンセス」として振る舞います。それでも・・やはり彼女には「プリンセス」であるがゆえの限界がありました。肝心のソロル、相手の気持ちがどうであるか?などということは想像してみたこともなかったのです。国中のもの全てが自分の意のままになるという環境で育ってきた彼女にとって、ソロルが自分との結婚を受け入れるということ、それは疑問の余地のない「当然」のことでしたし、「臣下」であるソロルがプリンセスである自分と結婚できるなどということは彼にとっては最大の栄誉であり、喜びこそすれ、いや喜んで当然である、という思いしか彼女にはなかったのでしょう。私が愛した人が私を愛するのは当たり前、そんな思いが彼女にはありました。これまでの人生経験からそのように思うようになったのは至極当然のことでありましょう。
2006年04月17日
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ボリショイバレエ来日公演のキャスト変更、既に皆様ご承知のとおりなのですが、ウヴァーロフが参加出来なくなってしまったのはとっても残念ではあるのだけれど、個人的には変更してもらって却って嬉しいかな~、っていう感じ。なによりステパネンコがニキヤからガムザッティへと変更になったのが嬉しい。いやステパネンコのニキヤを楽しみにしてらした方には申し訳ないようだけど、私的には彼女の演じるニキヤ、っていうのがどうしても自分好みではなさそうな感じがして(先入観100%)全然観る気にはなれなかったのだけど、ガムザッティとなると話は別。ニキヤとは180度逆でめちゃくちゃ面白そう!なんか「絵に描いたような」ガムザッティじゃないですか?気が強くて誇り高い、自らの誇りを傷つけた相手に対しては容赦しない、むちゃくちゃこわそ~なガムザッティ。そうそう、ザハロワの「女王様ニキヤ」に正面切って対抗出来るのはステパネンコくらいなものですよ(笑)。あるいは全く意表を突いて?ザハロワ@二キヤVSグラチョーワ@ガムザッティ、なんてゆうのも面白そうだと思うんだけどね。って言うかもしこんな組み合わせが実現したら絶対観に行くんだけど。それにしてもウヴァーロフ1人が降板しただけなのに、他にも随分とキャストが変更になったのはちょっと驚き。だけど当初の発表ではなんかやたらとアレクサンドローワの出番が多かったように思うのでいくらまだ若い?とは言え大丈夫なのかな~、と思っていたのが変更になって、彼女1人に負担がかかり過ぎるということにはならなくなったようなのでそれはそれで良かったのかな?とは言えどうしてステパネンコとアラシュの役が入れ替わってしまったのか(私的にはこうなったことが却って嬉しいんだけど)、その他いろいろ事情の判らない変更があるのには??ですね~。いやまだこの変更も「確定」ではないわけで、キャストは当日になってみないことには判らないんでしょうけど。私としてはザハロワが無事に踊ってくれさえしたらそれでもう大満足!な訳なんですけどね(笑)。そうそう、ボリショイの関西公演も当然「ラ・バヤデール」はキャスト変更になっていました。ウヴァーロフがソロルにキャスティングされていたのですからこれは変更になって当然ですね。兵庫県立芸術文化センターでの公演キャストは東京での5月4日ソワレと同一キャストです。ボリショイの関西公演は「ラ・バヤデール」「ファラオの娘」共々チケットはほぼ完売のようで、関西でのバレエ公演が人気がある、っていうのが嬉しい。まぁ何と言っても「ボリショイ」ですもんね~。バレエを全く知らない人でも「ボリショイバレエ」という名前は絶対一度は聞いたことありますもんね(現にかつての私がそうだった、キーロフもパリオペもロイヤルも知らなかったけどボリショイだけは知っていた)、演目だけで言えば両演目ともそれほど一般に人気があるともあまり思えないのだけれど、やはり「ボリショイ」の知名度はさすが、と言うべきなんでしょうか?それともバレエ好きな人って関西にも私が思ってる以上に多いのかな~?それにつけても思うのはパリオペだよ。なんで東京でしか公演しなかったんだろう?「白鳥」なら絶対お客さん入ったと思うのに・・・
2006年04月15日
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5日、9日と京都へ都をどりを観に行って来ました。もともとチケット(という言い方で良いのかな?)は9日の分を予約してあったのだけど、ちょうど買い物をしに高島屋へ行ったら都をどりのチケットを予約出来るとのことだったので、急遽その足で観に行くことに。料金は茶券付き特等観覧券(←随分仰々しいな~)で1人4300円。都をどりに限らず京都の花街の「をどり」の会場では舞台観覧前にお茶席が設けられてあって、目の前で芸舞妓さんがお点前を披露して下さり、控えの舞妓さんがお客さんの所まで運んでくださるの。と言ってもお客さんは大勢いらっしゃるから一人一人にいちいち運んでいては時間がかかり過ぎてしまうので、舞妓さんが直接持ってきて下さるのは正客?の位置に座られた2、3人の方のみ。あとの大勢のお客さんには係りの方が次々に持ってきて下さいます。お茶菓子も付いていてそのお茶菓子の入っていたお皿はお土産としてお持ち帰りできるという嬉しいサービス付き。とは言え私はお茶のことなんてど~でもよくって(笑)、ただただ眼の前の芸舞妓さんに見惚れておりました。5日の日のお点前は芸妓の真なみさん、控えの舞妓さんは若奈さん。「ぶら」の一杯下がった桜の花かんざしに、口紅も下唇にしか注していないという一年生舞妓さんの装いでした(多分)。今年の都をどりはこの世界に入って初めて迎えた都をどりなんだろうと思われ、初々しい舞妓さん姿に心中密かにエールを送ってお茶席を後にしました。後でプログラムを見たところ、新人舞妓さんの人数が多いことに気が付きました。最近、舞妓志願の女の子が急増しているらしいのですが?それを裏付けるかのように一年生舞妓さんの数が多いですね。え~、一年生舞妓さんと言ってもプログラムにそのように紹介されている訳ではなく、顔写真(と名前)だけしか載ってないのであくまで推定に過ぎません。ただ舞妓さんの装いやお化粧の仕方を見れば大体のところは想像出来ることになってるんですね。舞妓さんになって一年目は「ぶら」の一杯下がったとっても華やかな花かんざしを付けるそうですが、2年目になると「ぶら」の部分は無くなります。口紅も一年目は下唇だけにしか注さない(注せない)そうで2年目以降、お姐さんの許可が出て初めて上唇にも注せるようになれるそうです。若い舞妓さんほどお化粧は控えめに、その代わり衣装は若い舞妓さんほど華やかな、と一般的には言う事が出来るらしいです。舞妓としてのキャリアを積むにつれお化粧出来るようになり、逆に衣装、小物の類は落ち着いた感じになっていきます。子供から徐々に大人へ、ということなんですね。お茶席の後はいよいよ本番です。かの有名な「都をどりは~」と地方の方が甲高い声で歌い上げる(という言い方でよいのでしょうか)と「よーいやさぁ~」の掛け声と共に両花道の奥から次々と芸舞妓さんたちが現れます。花園が現れたかのような光景に客席からは感嘆の声が沸き起こります。舞台はこれを合図に始まり、全部で八景、踊りあり、お芝居あり、お笑いあり?の趣向を凝らし練りに練られた舞台の展開は、日本舞踊のことなど何も知らない私でも充分に楽しむことの出来るものでした。これで4300円は正直とてもお安い、むしろ安すぎるくらいだと思いましたね。「高いな~」という声も耳にしましたけど、なにしろ私の場合バレエ鑑賞で免疫が出来てるからな~(笑)。いや、それを抜きにしても冗談ではなく本当に私は高くない、と思います。芸舞妓さんたちのお召しになっておられる衣装は皆全て都をどりの為だけに毎年新調されるものですし舞台の進行に欠かすことの出来ない地方さんたち、裏方さんたち、都をどりの振り付けは毎年全て新しく考えられるとのことですし、この舞台の為にどれだけ多くの方の精魂が注がれているかを思えば、ほんとに全然お高くなんてないですよ。本当に観に来て良かった、と思えましたもん。また4日後にも観られると思えるのが嬉しかったですもん。9日の舞台についてはまた次回に。9日の日は照雪さんをかなり真近で観られたことがすごく嬉しかったです。照雪さん、やっぱり可愛いな~♪写真を載せてみました(ちょっとブレてますが)。9日の日のお茶席です。お点前は芸妓の佳つ磨さん、お控えはこれまた新人舞妓の佳つ幸さんです。
2006年04月11日
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今日はバレエフェス特別全幕プロ「ジゼル」大阪公演の一般発売日でした。のんびり構えていた私は先ほどぴあのサイトへ行ってみたのだけど・・・なんとSとD、E席は既に売り切れ!(もちろんボックス席も)いや~、予想外の売れ行きにビックリだわ(え、全然予想外じゃない?)。一応試しにA席を表示させてはみたけれど、買う気にはなれない席だったのでそのままイープラスへ。こちらではまだ全席種販売されてはいたけど、やっぱりもう端の方の席しか残ってない・・フェスティバルホールの端の方の席でバレエを観る気にはなれないので、結局購入せず。う~ん、これは予想外に人気あるみたいだなぁ。っていうかそんな悠長なこと思ってたのは私くらいなものだったんでしょうかね?余裕でチケット取れると思ってたんだけど。まぁ発売初日だし、そのうちまた戻ってくる分はあるだろうから暫く様子を見てみることにしましたけど。だけど、お客さん沢山入ってもらって、関西でもバレエ人気は高い!ということをアピールしたい、という私(だけじゃないよね、絶対)の思いはどうやら実現しそうな見込みで?それはそれですごく嬉しかったりする。「ジゼル」だしマラーホフだしヴィシニョーワだし、バレエフェスの特別全幕プロだし(←関係あるのかわからないけど)、やっぱり私が思ってた以上に人気あるみたいですね~。しかし大阪でこれじゃあ東京ではどんなことになっちゃうんだろう?特にコジョカル&ルグリの「ジゼル」は私でさえ観に行きたいと思ってるくらいだからなぁ。「ジゼル」はあんまり好きじゃない私でさえコジョカルのジゼルには興味あるもの。ルグリとコジョカルが組んで踊るのは日本では初披露だしね~(多分)。昨夏のロイヤル来日時の「マノン」で、可憐なスズランの花のようなマノンで魅せてくれたコジョカルを、私はすっかり気に入ってしまったので全幕で是非また観てみたいんですが。
2006年04月08日
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バレエフェスの出演者がNBSさんのサイトで発表されていますね。個人的にはちょっとがっかり、なところがあってなんだかびみょ~な気分。がっかり、の最たる要因はザハロワが出演しないから、という理由に尽きます(笑)。いや実は内心密かに恐れていた事態ではあるのだけどね・・・確かこの時期ボリショイはロンドン公演を行うんですよね。看板プリマのザハロワを出演させないはずはないですし、当初キャスティングされていた特別全幕プロの「白鳥」が「予定」となった時点で、これはもしかしたらやっぱり・・と不安だったんですけど、結局不安的中!ザハロワが出演してくれないバレエフェスなんて~・・と今はかなりへこんでます。いや、もともと期待してなかったら別にそれほどどうということもないんでしょうけど(なにしろ彼女は日本ではしょっちゅうお目にかかる機会はあるから)、なまじ期待してただけに却ってショックだよ・・・ウヴァーロフとステパネンコは来てくれるみたいだけど、ツアーの合間を縫って来てくれるのかなぁ?それともそれほどロンドンでの出番がないのか?いずれにせよボリショイからの出演が2人だけ(一組だけ)というのはなんとも寂しいような・・まぁそんなこといったらマリインスキーなんてヴィシニョーワだけなんだけどね。あと、個人的に嬉しかったのがテューズリーの出演!これは予想してなかったなぁ。ザハロワとは逆で予想してなかった分嬉しいわ。でも考えてみたら彼も日本では大活躍なんだから当然といえば当然かもね~。一体誰と組むんでしょうね。フェリと「マノン」やってくれないかなぁ(こればっか・笑)。それとウルレザーガ。彼また出演するのか・・・う~ん??結局一番楽しみなのはコジョカル&コボー、セミオノワ&フォーゲルかな。ヴィシとマラーホフは何を踊ってくれるんだろう。だけど今回のバレエフェスはやっぱり私にとってはザハロワ!だったので、彼女の不参加は悲しい・・10月になったらまた観られるんだけどね・・
2006年04月07日
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いよいよ四月ですね。待ちに待った4月。あと三週間ほどでバレエ三昧の日々が幕を開けるのかと思えば、自然と心も弾んできます。楽しみ、楽しみ~♪4月といえば桜だけど、東京ではもう満開になってるんですね~。私の住んでる辺りはまだ全然です。昨日用事があって岡山県まで行ってきたんだけど、瀬戸内で温暖だろうから桜も咲いてるかな?と思ってたんだけどあちらもまだ全然でした。蕾は大分膨らんでいてあと2、3日もすれば開花するだろうな、という感じ。新聞の桜の開花情報でも、関西はまだ殆どが蕾か、ようやく咲き始め程度。昨日も電車の中から外の景色を見てたけど大阪の辺りで一部2、3分咲き~五分咲き程度になってた所があったくらいで、満開になってるのは和歌山県の一部くらいしかない。それと比較すると東京は随分暖かいんだな~、って思う。今年の四月はバレエも楽しみだけど、京都の都をどりとかも鑑賞に行く予定。割と近くに住んでいながら、28年間生きてきて初めてなんだよね、都をどりは。近くを通りかかっても普通に通り過ぎてきたばかりだった。都をどりも、宮川町の京をどりも先斗町の鴨川をどりも。昨年東京駅で観た舞妓さんの京舞が相当印象に残っちゃってこれは是非とも彼女たちの舞台を観に行かなければ!という思いが湧いてきちゃったみたい。京都へ行くのは交通費がかからないのがほんとに有難いわ。東京へバレエを観に行くのは東京へ行くことそれだけで私にとっては「脱日常」なので、それはそれでかなり楽しくて嬉しいことではあるのだけど(新幹線好きだし・笑)、こう度重なってくるとね・・いずれにせよ今年の四月は桜の京都で日本舞踊の舞台を観て、東京でバレエを観て、という具合に東西の舞踊三昧ということになりそうで、楽しみが目白押し。一ヶ月後の今日は、明日からボリショイ!とほんと~にワクワクしてることだろうな~。
2006年04月02日
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