青空のように

青空のように

2008年11月13日
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今日もまた、岡林信康のアルバムの話です。

金がないないとか言いながら、またも買ってしまった・・・反省。

バックは、細野・松本のはっぴいえんど組と、鈴木慶一、伊藤銀次、矢野誠という、ちょっと不思議なメンバー。
先日書いた、1970年のライブ(はっぴいえんどがバック)の熱気とは較べようもなく、松本隆のドラムは洗練されていて、自身がプロデュースしたアルバム「金色のライオン」の曲を中心に、時代の違いのせいもあって、憑きものがおちたように淡々とすすんでいく。
ラスト近くの「ホビット」や「黒いカモシカ」は、アルバム(金色のライオン)よりずっとファンキーで、細野のベースが際立って上手い。
「おお、スライみたいだあ」とか思いながらのんびり聴いていたのだが、アンコールの「アイ・シャル・ビー・リリースト」で、印象が一変する。
歌の途中で、いきなり岡林が泣き出すのである。「泣きながら歌う」んじゃなくて、「歌いながら、泣き出す」。あの岡林信康が、である。


1974年の正月。
僕は19歳。東京は北区王子のアパートで、寒さと未来への不安に震えていた。
もう、中上健次「十九歳の地図」や、丸山健二「夏の流れ」は読んでいただろうか。
大瀧の「ナイアガラ・ムーン」や、細野の「トロピカル・ダンディー」の発表は翌年である。

大塚まさじは、「男らしいってわかるかい。ピエロや臆病者のことさ」と歌い、清志郎は、「頭の悪いやつらが圧力をかけてくる」と歌った。
そして岡林は、「いつだって何かにつつまれ いつだって何かをうばわれ」と歌う。

もう35年も昔のオハナシだが、相変わらず僕たちは、今日をこえて明日に生きなければならない。
いつの日か、「私の光が光ってくるのが見える」んだろうか。見えないのかもしれないが、見えるんだと信じて進むしかないのか・・・。

曲の後半、

 I see my light come shining
 From the west unto the east.

 I shall be released.

何度も何度も繰り返して英語で歌うが(もしくは泣く。もしくは叫ぶ)、その英語のきれいな発音にも、なぜか感動してしまった僕でした。





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最終更新日  2008年11月13日 19時55分04秒
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