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先週末、母の状態が良さそうなので、急遽一泊旅行に出た。かねてより行ってみたかった立山黒部アルペンルートの周遊切符を出発三日前にJTBで手配する。特急の指定席もばっちり取れたので、JR高山本線で一路、富山市へ。列島横断は人生初。いまや三時間半で富山まで行けてしまうのだ。日本海側の都市はムードが少し異なる。単に駅前の人通りの少なさか?(名古屋と比較してだけど)初日は市内運河の観光船に乗ったり、市役所展望台に上って街を見下ろしたり、富山城を眺めたりで一日を過ごした。翌日はホテルを朝7時に出発。日本名瀑百選の中でも落差日本一となっている称名滝へ。バス停から徒歩30分かかるが、感動十分。大迫力だ。滝壺から離れた橋や展望台から眺めるのだが、橋は飛沫が凄くて同じ場所にとどまれない。そこからケーブルカーやバスを乗り継いで立山連峰深くへ入っていく。それにしてもよくぞこの山脈を横断する交通網を作ったものだと感心する。それくらい峻険な場所を行く。室堂は登山客や観光客でごった返している。標高2400メートルの気温は一気に下がって、長袖が必要になる。ところどころ残雪も見られ、これほどの山岳風景はなかなかお目にかかれない。きっと春や秋に来ればまた違った感動があるだろう。ここをゆっくり二時間ほど散策した。山荘のソフトクリームがすこぶる旨いのに驚く。後半は黒部ダムを見学。話には聞いていたが、ダムのスケールが違って大迫力。写真では分からないが、ダムの上を歩いている人間の大きさは点くらいだ。放水に圧倒される感動がある。帰りは長野県・松本市経由なので、バスやロープウェイに一本乗り遅れると、名古屋まで帰れなくなるという緊張はあれど、本当に日常からかけ離れた空間を堪能できた旅だった。
2016年07月30日
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先月、娘から成績が上がった知らせが届いたが、その流れは今も続いているようで、前回の学年7位から4位へ浮上したとラインがあった。成績上位で順位を上げることは並大抵ではないだろう。AKB48で云うところの「神7」の中での順位争いは、誰もがセンター(1位)を目指している中での戦いだ。高校2年生の学年上位だって、みな翌年の受験を控えて国立大学(センター試験)も視野に入れた中での争いだ。おそらく学年上位三人は不動の順位かもしれない。(AKBを見たってわかる。・・・たとえが変か?)でも、「3位くらいならなんとかなるかもしれない」と先月会ったときに言った娘の言葉が現実味を帯びている。一体、彼女の原動力はなんだろう。まだ明確な志望があるわけではない。努力が実を結ぶことを実体験して、勉強が好きになったのだろうか。息子や娘のように学力で学年上位に食い込むという経験をしたことがない父親としては、その心情すら想像が及ばない。しかし、出来の悪い親によくぞ期待を上回る頑張りをみせる息子と娘が現れてくれたものだ。部活にせよ、なんにせよ、そのひたむきな姿に叱咤激励される思いだ。(自分たちも頑張っている。父さんも負けるな!)と。トレードは自ら流れを手放してしまった今年。ついに負け組に転落。自己責任だ。自分の読みが正しくて市場が間違っている・・・などということはないのだ。意地をはれば損失は拡大する。株式市場は過ちを犯した人間を何度でも正してくれる。「おまえは間違っている」と。今回も高い授業料を払うことになったが、ここで学ばなければ息子や娘に顔向けできない。娘のように上を目指し、勝ち組に復帰するぞ!
2016年07月14日
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一言でいうなら、読後、アラスカへ行きたくなる。美しい写真と詩的な文章で織りなす一冊。極北のツンドラ地帯をカリブーの群れが移動していく写真。数百頭の群れを率いる先頭を行く一頭が、自分よりも重い生命活動をしてるように思えてくる。そのリーダーをリーダーとして認めている先頭集団。先頭集団に続く群れは、完全に依存してついていく。さらにその後の集団は何も考えず、危険すら察知できないような乱れた隊列にみえる。一面の白銀の世界に、ホッキョクグマが二頭抱き合うように横たわっている。夫婦なのか親子なのか。風景の中にそこだけ魂の温かみがある。オーロラの写真は想像が難しい。冷え切った夜空に何色もの光の幕。実感できないが、それを目にしたならきっと感動よりも先に理解しがたい恐怖がくるかもしれない。たぶん、素直に受け入れることができない光景ではないか。人類の歴史よりもずっと長い時間を刻んでいる氷河。青と白の世界。自分の一生がとてもちっぽけなものに思えるにちがいない。見ないなら見ないまま生涯を終えても差し支えないが、生きてるうちにじかに見てみたい風景がアラスカにたくさんある。それを本当に目にしたとき、どんな風に自分の胸が震えるのかを想像すると楽しくなる。そんな一冊だ。
2016年07月02日
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