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時にどうして、どうやってこんな曲が出来てしまったんだろう。などと思ってしまう曲があります。私の場合【ヨーロッパ】の「ファイナル・カウントダウン」がそれに当たります。ヨーロッパは主に80年代に活躍したスウェーデンのヘヴィ・メタル・バンドである。ヘヴィメタバンドには、汗臭いむさ苦しいイメージが付きまとうがこのヨーロッパにはない。いかにも北欧らしいスケール感の豊かな伸びやかな楽曲を特徴としている。数多いヘヴィメタバンドの中でもヴォーカルのエナジー感、コーラスの美しさではトップクラスでしょう。「ファイナル・カウントダウン」はヨーロッパの最大のヒット曲であり、最高傑作曲である。いや、80年代ロックのベスト5に入る名曲かもしれない。1999年12月31日まさに21世紀を迎えようとしている時にヨーロッパは、本国スウェーデンにおいて復活した。もちろん新世紀を迎えるカウント・ダウンに「ファイナル・カウントダウン」を演奏したのである。《THE FINAL COUNTDOWN》♪僕たちは一緒に旅立つ それでも別れは告げなければならない いつかこの地球に 帰ってこられるかもしれないじゃないか 最後の秒読みが始まる 僕たちは金星に向かう でも誇りは失ってはいけない 異星人たちはすでに僕たちのことを知っていて 暖かく迎えてくれるかもしれない これから何光年もの彼方で 素晴らしい世界に出逢うとしても みんな地球を恋しく思うだろう♪SF映画の名作『猿の惑星』は、地球から旅立った宇宙船が不時着した惑星が、実は猿に支配された未来の地球であったというショッキングなストーリィでしたが、この曲を聴くといつも映画の事を連想してしまいます。新しい惑星との出会いが、未来の退廃した地球だとしたら、こんなショッキングな事はない。そう想像すると、この曲は100倍にも切なくなるのです。けして新年を迎えるには相応しい曲ではなくなります。この曲はそんな意味で、宇宙的なロマンに満ちたスケールの大きい曲なのです。このアルバム『1982-2000』はヨーロッパの代表曲が網羅されたベスト集となっています。「ROCK THE NIGHT」「CARRIE」「CHEROKEE」も名曲ですね。「THE FINAL COUNTDOWN」の2000年のエディトヴァージョンも入っています。ダンス・ヴァージョンでこれも悪くないです。まさに一家に一枚的なアルバムになっています。
2005.04.30
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ゴールデンウィークの初日に、家族から品川に新しい水族館が出来たので行くというので私も一緒に行くことにしました。昨日は夜勤だったので、田園都市線のM駅に10時に落ち合うことにした。行き先は《品川のアクアスタジアム》品川駅に着き改札付近に出ると、2時間の入場待ちの立て看板を持っている係員の人がいました。「うー2時間も」ちょっと凍り付く。でも近くにアトラクションもあって乗り物も乗れる所があると言うので、とりあえず現地まで行ってみることに。5分ほど歩いて《品川のアクアスタジアム》前に到着、そしたら水族館もアトラクションも同じ入場口だった。さらに待ち時間が延びて2時間30分に。一家さらにフリーズ!20秒の家族会議の末ここは断念することにしました。(あきらめの早い家族です。)笑。じゃどこに行こうか。という話になって、「ディズニーランド?」「うーん、そこも待ち時間は一緒だろうし」品川から浦安まで行く気力もなかったのて却下。《ゴッホ展》というのもあったんだけど、2週間ほど前の金曜日に行って2時間待ちで断念した苦い経験があったので提案せず。(ちょうど某大学の入学式とかち合ったためか、竹橋付近は大混雑でした。)まだ行った事がなかったので「六本木ヒルズなんていうのはどうだろう」しかし、これはパーマンちゃん2号が「行きたくない」というので却下。そうだ渋谷だ、確かplusmixのmikoさんが可愛い100円雑貨屋さんがあると書いていたぞと思いだしたので行くことにしました。確か井の頭線沿いのお店だったはず。ところが店の名前が思い出せず、場所が分からず道元坂をうろちょろ。結局たどり着けず、東急ハンズに方向転換。ここも込んでいたけど、私は文房具の階で105円のシャープペンシルを買いました。最近はシャーペンの芯が残り1mmまで使えるなんてのが売っているんですね。ちょっと感動。知らなかったです。(笑)時間も12時を廻り、お昼は近くのラーメン屋で600円のラーメンを食べました。(笑)それから家路へと向かいました。こんなんで我が家のゴールデンウィークの初日は終わりました。皆様もどうぞ残りのゴールデンウィークを楽しんでくださいね。(笑)都心の行楽地は朝早く出ないと駄目ですね。ハイ。(笑)
2005.04.29
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スウェーデンのギター・ポップ・バンド【アシッド・ハウス・キングス】から素晴らしいミニ・アルバムが届けられました。前作の『MANDAYS ARE LIKE TUESDAYS AND TUESDAYS ARE LIKE WEDNESDAYS』から約3年経ちましたが、今回も北欧らしいロマンチックで清潔感溢れるギターポップアルバムに仕上がりました。アルバムの表題にもなっている1曲目の「DO WHAT YOU WANNA DO」だけ、少しだけ従来の彼らになかった魅力的な曲でした。それはどこか懐かしい60年代風のポップソング、ちょっとグループサウンズというか【ゾンビーズ】ぽいです。全肯定的な言葉を歌詞にした彼らのピュアな優しさに再び参りました。ギターとストリングス、甘いニクラスの声とキラキラポップの真髄であります。2曲目の「COME JOSEPHINE」では紅一点のジュリアのヴォーカルがメイン、落ち着いた中にも、しっとりと濡れた感触のホップソングです。4曲目の「DRAMA INSIDE」はアコースティック・ギターのピッキングが生々しく響いてきます。ピアノとオルガンもどこかしら懐かしいような、楽器のニュアンスが聴きとれる心地よいポップソングです。5曲目の「THE CAMERA」は重厚なピアノの響き。ジュリアのヴォーカルがコンクリートの壁の中で反響しているかのような、雰囲気感が豊か。たった5曲なので、あっという間に聴き終えてしまいます。もっと聴かせて!聴きたい!と想いながらも、初めから何回もリピートして聴いてしまいます。そしていつのまにか♪DO WHAT YOU WANNA DO AND SAY WHAT YOU WANNA SAY♪と口ずさんでしまうのです。この曲「DO WHAT YOU WANNA DO」だけでも10回以上連続して聴いてしまいました。初めから終わりまで手拍子が入ったりもします。こんな曲をドラマの中で挿入したりしたら、大ヒット間違いないと思うんだけどな。全ポップス・ファンにお奨めしたいアルバムです。ミニアルバムなので若干安く買えます。これは聴かないと損しますよ。(笑)ACID HOUSE KINGSの『DO WHAT YOU WANNA DO』でした。
2005.04.27
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最近鉄道関連の事故が多いような。東武線竹の塚での踏切事故、そして今日のJR福知山線の脱線事故と。東武線竹の塚での踏切事故は、踏切の係員が列車が接近しているにもかかわらず安全ロックを解除し、遮断棒をあげてしまい、踏切を渡り始めた人に列車が追突し死亡させてしまった事故だった。これは係員が開かずの踏切に対して、「1人でも多くの人を通したい、通さなければ」というプレッシャーとぎりぎりの判断が誤りとなり仇となったものだ。今日のJR福知山線の脱線事故の原因は発表されてはいませんが、様々な状況と事故直前の情報は報道されている。(1)列車は直前の停車駅でオーバーランをして、遅れが生じていた。(2)事故現場はカーブ区間であり、70キロ制限であったが、いつもよりはスピードが出ていた。(乗客の証言)(3)日比谷線の事故以来、脱線防止のガードレールの設置が指導されていたが現地にはそれがなかった。(4)JR西日本の調査で現場の近くで石が砕けた跡が見つかった。置き石の可能性?。(5)理論上では現場のカーブでは133キロ以上でると、脱線する可能性がある。(専門家の話)(6)運転士は経験1年あまりで23歳。(7)脱線する前にキーンというブレーキがかかった音がした。(乗客の証言)(8)事故車両は省エネ型のステンレス製の軽量車両である。事故は複合的な要因で起こるとも言われているので、上記のどれか一つでも反対の方向にあったら発生しなかったかもしれない。もし運転士が平常心であったら、もしもガードレールが設置されていたのなら、もしも車両が頑丈に安全設計されていたのなら。死者50人も出る大事故にはならなかったのでしょう。起きた後ではどうにもならない話ではありますが。事故近辺の車内からの映像も放送されていましたが、カーブはかなりきつく見えました。それと凄い所にマンションが建っているものだなとも思いました。直撃してしまったのも死者が多く出た原因だろうけど、脱線だけだったらそれほど死者は出なかったのではないだろうか?どちらも大量輸送と経費の節減に犠牲になる、対応しきれない人間のモロさを感じる事故だと思う。今回の事故もけして、ヒューマンエラーに落とし込むのではなく、根本的な安全対策を考えなければならないのだと思います。利用する者としても、監視は厳しくなければならないのでしょう。もはや事故はいつ自分に降りかかってもおかしくないところまで来てしまった感はあります。
2005.04.25
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何を隠そう、私は25年も前にヤマハのシンセサイザー教室に通っていた事があります。当時流行っていたテクノポップの登場によって、ヤマハもシンセサイザー教室なるものをおっぱじめたんだろうけど、その気になった動機は楽器が弾けなくてもシンセだったら簡単そうで自分にも出来そうだなと思ったから。このシンセサイザーという楽器でヴァイオリンやギターやフルートやトランペットやら色んな音が出せて面白そうというのもありました。サウンドもチープで安っぽいので、楽器を弾くと言うよりは遊びの感覚で出来るんじゃないかと思ったのだけど。実際当時のシンセサイザーは単音しか出なくて和音が弾けるシンセサイザーは発売されていなかった。【ヘヴン17】もそんな初期のチープなシンセサイザーの音を駆使したテクノバンドだった。実際楽器は弾けなかったという話もあり、もっぱら人差し指で弾いていたとか?ヘヴン17は【ヒューマン・リーグ】から二人が抜けて結成されたバンドである。ヒューマン・リーグではサウンド面を担当していたマーティン・ウェアとイアン・クレイグ・マーシュが中心となって結成されたが、残されたフィル・オーキーを中心としたヒューマン・リーグがエレクトロニック・ポップ路線に進んだのに比べて、ヘヴン17はエレクトロニック・ファンク路線へと進んでいったのである。分裂後のヘヴン17とヒューマン・リーグは分裂前よりも成功した珍しい例でもあります。『PENTHOUSE AND PAVEMENT』で聴かれる音は、ほとんどはシンセサイザーのようですが、よくもまぁこんな軽い音でダンサンブルなナンバーが出来るものだと感心させられます。アナログ盤でいうところのAサイドとBサイドでは音の傾向が違う。AサイドはPAVEMENTと名前が付けられていますが、ソウル色の強いファンクナンバーとなっています。クールでモダンな雰囲気の楽曲は最高にカッコイイ。BサイドはPENTHOUSEと名付けられていて、こちらはソウル色は後退し、後期【YMO】のような実験色が強くなり歌メロぽさも出ている。今聴いても古さを感じさせないのはAサイドの方かな。その後のシンセサイザー教室の話ですが、1年ほど通っていたけど、やはり楽器が弾けない限界と飽きがきたのもあって辞めてしまいました。シンセサイザーという楽器もその後進歩が速く、ポリフォニックシンセサイザーの登場(和音が出るシンセ)と飛躍的な音質の向上で80年代のロックの主役の楽器となっていったのでした。特に日本のメーカーのシンセは安くて音質が良かったので、重宝されステージでも良く使われていました。ヤマハのDX7だったかな良く見たのは。家にもシンセサイザーのブロックとブロックをケーブルで繋ぐローランドのアナログシンセがありました。20万円以上はしたと思う。けしてキース・エマーソンには成り得なかったけどさ。(笑)
2005.04.24
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《「指パッチン」などのギャグで人気を集めたタレントのポール牧さんが22日午前4時50分ごろ、東京都新宿区西新宿の自宅マンションの敷地内で血を流して倒れているのをタクシー運転手が発見した。飛び降り自殺したとみられている。》若手芸人のお笑いブームの中で、こんな老舗のベテラン芸人さんの悲劇がありました。つい最近もベテラン漫才コンビのセントルイスさんが、昨年今年と続けて癌で亡くなりました。やつれた表情を見たりすると、なんだか全盛時の元気だった頃を知っているだけに、よけいに悲劇的に感じます。若手時代に華やかだった人達も、ブームが去るとそれぞれ、司会業に転身したり、俳優として成功したりする人もいる。そんな切り替えがうまくいき成功する人は一部なのか。映画監督として俳優として大成したビートたけしこと北野たけし、トークのいちにん者明石家さんま、司会業でトップの位置を築いた伸助など。ポール牧さんは、セクハラ問題で週間紙を騒がせて以来、仕事が激減したという。イメージが重要な芸能界、一度失った信用を回復するのは難しい。特に生真面目な芸人さんにとっては痛手です。あの伸助さんも今年引退に追い込められたほどですから。ベテランの芸人さんはプライドも高いだろうから、若手芸人が集まる番組では使いにくいだろうし適当な場がないのだろうなとも思える。若手の予備軍を使った方が制作で安上がりというのもあるだろうし。「エンタの神様」とか毎週楽しみに見ているけど、若くて勢いのある時期は良いのだろうけど一度華のある世界を味わって、歳を喰った時に戻る場所がないという芸人さんも多いのだろうななどと思ったりもします。最近の若手芸人が元気で面白いだけに、よけい悲劇的に写るのだな。お金の使い方も豪快で、堅実な人は少ないようだし……仕事が無くなる、名声も無くなる、金もない、三重苦。鬱になって死にたくなるのも仕方がない事なのか。まぁ、一般人の私にはしょせんは関係ありません。毎月○万円のお小遣いで細々と暮らしていますので。そういや、給料日は25日、明日は日曜日なのに24日だから金欠状態で何も出来ない、買えない状況です。どうしたもんかなー。糞、鬱になってやる。(笑)
2005.04.23
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英国のNo.1ヴォーカルグループ、【ブルー】の良さが今一つ分からなかった私でしたが、もう3か月前ほどからはまりっぱなしになってしまいました。多分先に聴いていた【マルーン5】で大夫免疫が出来たせいで、耳の感覚が慣らされたんだと思う。【テイク・ザット】【ウエストライフ】と比較するとソウル色、ラップ色、ヒップホップ色がどれも上まっているのとダンス度が強いので、好きになるとモー駄目ぇ、狂っちゃいそう見たいな感じです。ブルーは4人ですが1人黒人が入っているのが違い。1人いると大夫違いますね。白人だけのグループにありがちなメロディーに流されてしまうようなところがないです。セカンドアルバムの『ONE LOVE』をレンタルで聴いて気に入ってしまい、ついに『Best of Blue』のJAPAN ONLY MEMORIAL EDITIONを買ってしまいました。ボーナス・トラックが12曲にパソコンで再生できるCDデータが4編と超豪華仕様です。「ALL RISE」はハーモニカに似た切ないメロディーに乗って、♪ALL RISE ALL RISE♪(全員起立)と裁判所に見立てて、誓いの言葉を述べる曲。メリハリの効いたコーラスは絶妙な味です。「IF YOU COME BACK」はパートごとにリード・ヴォーカルが交代して、僕を独り残して去ってしまった君に、戻ってくれ、戻ってくれと歌いかける曲。ワン・ラブとはブルーのメンバーが携帯電話を切るときにバイバイの変わりに使っている言葉だそうです。うん、これはいいかもしれない。これからはバイバイの変わりに「One Love」を使えばより彼女(彼)との関係は、親密に深くなるかもしれませんよ。(^-^)《ONE LOVE》♪母としての誇りに愛を 僕らが涙した日々に愛を 愛の命を消してはいけない 僕はこれを生き抜くよ この街に愛を ヒップホップのビートに愛を ワン・ラブ 僕は信じている 僕らに必要なのは心を1つに結ぶ愛だけ ただ僕を愛して、愛して、愛してくれ ただ僕を抱きしめて、抱きしめて、抱きしめておくれ♪ 「SORRY SEEMS TO BE THE HARDEST WORD」(悲しみのバラード)ではエルトン・ジョンもヴォーカルで参加。この曲も切ないです。ブルーの曲はどれも愛に飢えた人間の、まだ満たされていない心情を歌にしたものが多い。共感出来るものが多いです。ボーイズグループは嫌いという人もいるでしょうが、美しいメロディーとソウルフルなビートの裏にある、健気で切ない純粋さにも目を向けて欲しいなと思います。ではここまで読んでくれたあなたに、「One Love」(笑)
2005.04.22
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ギターのリフが気持ちが良い、90年代を代表するハードロックバンドと言ったら【パール・ジャム】に置いて他ならない。ロックのライブコンサートなんて70年代は年中行っていたけど、今じゃとても一公演7・8千円も出しては行けない。独身貴族でもIT関連の実業家でもない一般的な会社員なので。家のローンだって抱えているし………パール・ジャムという人達は良心的で、高いチケットの価格を安くしようとしたり、自分たちのライヴを録音したりすることを奨励してみたりとファンの気持ちになった誠実な企画を試みたりしていたようですが。昔は良く会場の入り口で、鞄の中を開けさせられ、録音機を所持していないかチェックされたっけ。(今もそう?)70年代には海賊盤専門店なんていうのが新宿にあって、私も良く買いに行きました。たいていはまだライブアルバムが発表されていないアーティストの音源が目当てだったのです。それほど当時は外タレの来日が今ほどになく貴重な物だった。生の迫力を感じ取りたいという欲求が強かったな。パール・ジャム、クランジうんぬんと言う事よりも、ロックの壷を抑えたハードロックは今聴いても気持ちが良い曲ばかり。70年代的ハードロックにラウドネスを掛けた音、そこにロックが本来持ちえていた迫力や興奮、渋さ、カッコ良さ、乗りの良さを感じ取れればそれでいいんじゃないだろうか。小細工なんか必要ではない。『Vs』には、ロックの基本が詰まっている。それを感じとれるかどうかはあなた次第だろうけど、けして忘れてはならない音だと思う。ハードロックでありながら聴き取り易さや聴き疲れのしない深みのある音作り。ここにもパール・ジャムの誠意を感じる。「go」「daughter」「glorified g」「blood」「rearviewmirror」が特に私のお気に入りです。
2005.04.20
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ここしばらく聴いていなかった【エンヤ】が聴きたくなるなんて、やっぱり相当のお疲れモード見たい。肉体だけの疲れとか、頭だけの疲れとかは良くあるけど、両方疲れるとクッタクタになります。やはりね、環境が変わると馴れるまではこんな状態が続くのでしょう。そんなに若くはないし適応するスピードも遅いのだろうな。エンヤの『WATERMARK』も元気な時に聴くとイージーリスニングぽく耳に入ってしまい、聴き流しがちだったのだけど、今はほんとホッとする心地よい音がします。アイルランド出身のエンヤの荘厳な音楽にも、教会音楽(キリスト教)の匂いがする。ポップ音楽と片づけてしまうのはもったいない。静粛な気持ちになって、過去の自分を振り返るのもいいでしょう。煩悩を鎮めるために、心の中を空白に透明にする事も必要かもしれない。あるいは今置かれている状況を神が授けて頂いた試練と受けとめれば、容認出来ることなのかもしれません。人間には警戒心やら、嫉妬心やら、人の上に立ちたいとか、人の下にいたくないとか、色んな欲望があります。でもそんなことよりも、よりクリアーに透明に研ぎすまされた美しい心を持ち続けたいという理想境があります。不平不満を言うのは容易い事ですが、全てを優しく包んで、見届けられる、そんな広い心の持ち主にはなりたいと思う。「ON YOUR SHORE」「EXILE」「EVENING FALLS」が特に良いなぁ。パイプオルガンがゆったりと静かに鳴り響く中で、エンヤの声が幾つも重なり合う、歌というよりは祈りです。ヒットした「ORINOCO FLOW」はそれほど荘厳な曲ではないけど、ポップで聴きやすいのが受けたのかも。そういえば癒しという言葉もこのアルバムのヒット(1988年の作品)がきっかけで、一般に浸透していったような気もします。もう15年以上前ですね。
2005.04.19
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その昔、元巨人軍のピッチャーで現プロ野球解説者の江川卓さんが有名な「空白の一日」でドラフト会議前日に巨人軍と入団契約してしまったという事件で世間を騒がせた事がありました。結局それは認められず、明くる日のドラフト会議では阪神が江川を1位指名しました。しかし江川は入団を拒否して、当時の巨人のエースだった小林繁投手との交換トレードによりなんとか江川は巨人軍へ入団したのでした。あんまりそれと関係はないのですが、昨日今日と私は「空白の二日間」でした。16日からは新会社の籍なのですが、土日は休みで辞令交付は明日の月曜日なので会社的には何にもない状態でした。金曜日には業務の引き継ぎは終了、机の中の書類関係もすっきり片づけて、パソコンの中の余計なファイルは掃除して、終業のチャイムが鳴って5時には簡単に挨拶を済ませてさっさと帰宅しました。地震が来ようが台風が来ようが関係なし、会社からは電話もかかってこないしフリーの二日間でした。さあ、明日は辞令を受け取って挨拶廻りの一日。明後日は異動荷物の整理で終わってしまうだろう。新会社の就業規則とか業務内容を把握するやらで一週間は終わりそう。新しい職場でまだ何をするか決まっていないというのが不安要素、昨日今日とやはり不安で落ち着かなかったです。地に足をつけて仕事できるのは再来週あたりからかな。でもすぐゴールデンウイークに突入してしまうじゃない。本気で仕事するのは、ゴールデンウイーク後に決めた。いいなぁ、呑気で。(笑)
2005.04.17
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ツェッペリンの『BBC SESSIONS』なぞを聴いている。CDなどでテクニカルな演奏で良くできたアルバムだと思って、いざライブなどを聴きに行ったら、貧弱で下手くそな演奏だったという体験をしたことがありませんか?レッド・ツェッペリンはBBCにて1969年と1971年にスタジオライブ録音をしていた。それが1997年にCD化されて発売されたのがこのアルバムです。このアルバムの音の尖鋭度ったら物凄い。何のごまかしもなくデジタル技術によって造り上げられたものでもない。演奏力の確かさは半端ではなくて、アルバムで言えば1stから4枚目からの曲なのですが、演奏力に関してはレコードとの違いはない。エレキギター、エレキベース、ドラムス、ヴォーカルの呼吸が聴きとれる。限りなくアンプに直結した生音。ざわざわしたデジタルノイズといったものは一切ない。CD TWOの「STAIRWAY TO HEAVEN」の出だしでジミー・ペイジのギターが流れる時の静寂、引き続きジョン・ポール・ジョーンズのメロトロンが被さるときのハーモニー、ロバート・プラントの声が被さり、ジワジワと盛り上がっていく。まさに「天国への階段」なのですが、ロックの交響曲と言っても良いですね。今さら言うほどでもない名曲ですが。トラディショナルな「GOING TO CALFORNIA」「THAT’S THE WAY」と続く流れも好きだ。「WHOLE LOTTA LOVE」(MEDLEY)なんかブルースをルーツにしているツェッペリンあるいは消化をしているという再確認をする曲としては最適です。ラストの「THANK YOU」ってこんな良い曲だったけかな。甘くて繊細でギターのリフが切ない曲です。プラントのヴォーカルがね、ジョン・ポール・ジョーンズのオルガンがね、ボーナムのドラムスがね、ジミー・ペイジのギターがね………全部良いです。ツェッペリン聴き続けて30年目にして再発見!(笑)最近のロック(若いもん)はツェッペリンみたいな直球勝負のハードロックやる連中いないよな。。。などと最後はロック親父のコメントになったところでお終い。(笑)
2005.04.16
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【はっぴいえんど】はハッピーの終わりではなくて、ハッピーへの希望と始まり。「あしたてんきになあれ」に込められた平和への願い。♪さっきまで駆逐艦の浮かんでた通りに のっぴきならぬ虹がかかった その虹で千羽鶴折った少女は ふけもしない口笛 ひゅうひゅう あしたてんきになあれ あしたてんきになあれ♪《虹で千羽鶴折った少女》というフレーズに凄みを感じる。松本隆という人の詩人としての才能にも。細野晴臣のすっとぼけたヴォーカルに、ロックともジャズともブルースともいえないメロディーライン。無感情な事だけは確か。「颱風」は明らかにアメリカ西海岸の音だ。ウエストコーストのフォークロック、ブルースの影響が強い事が、はたして日本語のロックとしての先駆者として良かったのだろうか?という見方も出来はしないか。遠い回り道というか、グループサウンズの反動があったのではないかという見方。確かに、はっぴいえんどの音楽は素晴らしいものだ。しかしロックを難しいものとしてしまった功罪としての日本語のロック。むしろ荒井由実のほうが、【プロコルハルム】や【ピンクフロイド】の影響を受けた中産階級の日本的なロックの具現化に寄与したのではないかという見方。しょせん好みの問題でもあるわけですが……そんな中でも、松本隆の日本語の拡がりと美しさを知らしめた歌詞に感動。《空色のくれよん》♪空色のクレヨンできみを描いたんです そっぽを向いた真昼の遊園地で 花模様のドレスがとても良く似合うんで ぼくのポケットにはいりきらないんです ぼくはきっと 風邪をひいているんです♪《そっぽを向いた真昼の遊園地》とは平日の閑散とした遊園地を表現したのではないかと解釈しましたがどうなんでしょう?《ぼくのポケットにはいりきらない》溢れんばかりの可愛らしさを表現しているのかな。《ぼくはきっと風邪をひいているんです》この解釈は難しいのですが、多分ぼくの照れを表現をしているのかなと、あまりに可愛い君(彼女)が目の前にいると信じられないという非現実感に襲われるという。『風街ろまん』は1971年に発表された、はっぴいえんどの2ndアルバムでした。ロックというよりはフォークロックに近いウエストコーストサウンドに日本の風景が見える歌詞との組み合わせは完成度も高く傑作であることに間違いはありません。でもきちんとまとまりすぎていて面白みがないとも言えるような。…………………………………………………………………みなさん、こんばんは。初めまして。一部の人には既にお馴染みでしたが、今日からニューニックネームの登場です。リニューアルしたロックの部屋を今後ともよろしく。(ニックネーム変えただけ)笑。以前から変えようと思っていたのですが、きっかけがなかなか無かったのでここまで来てしまいました。10万アクセス突破と仕事の変更と心機一転には良い時期だと思いました。今までのはちょっとバカっぽいかなとも思っていたので変えようという気持ちだったのですが、さらにバカっぽくなったような気がしないでもないです。(笑)6293はロック兄さんを並び替えた数字でしたが、飽きてきたというのもあるので。これからは少しでも明るい気持ちで更新出来るのではないかという想いの変更でもあります。では今後ともよろしくお願いします。
2005.04.15
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本国イギリスでは歌手よりも、映画女優として有名らしい【マルティン・マッカチョン】なのですが、歌も素晴らしいのです。1999年の作品です。このアルバムを買ったのがあの昨年だったか一昨年だったか、火事で焼けてしまった秋葉原のヤマギワ電気のCDショップだったのです。何の予備知識もなく試聴機で聴いて気に入ってしまい買ったバッタリ買いでした。(行き当たりバッタリで出会って、予定外で買うこと。今思い付いた言葉)笑。こういう買い物は凄く得した気分になります。女性の声の魅力の一つに、《しっとりと濡れた》というのがあります。甘ったるすぎず、重すぎず、軽くもなく、でもゆったりとしてどこか甘えたくなるような、聴いていて安心できるホッとする声。そう、子供を産んだばかりの母親の声と言ったらいいでしょうか。有名どころではカレン・カーペンターなんかそうなんだけど、このマルティン・マッカチョンにもそれがあります。最高の癒しアルバムとして何度もお世話になっています。先行きが不安で不透明な状況に置かれている時に、優しく心に響きます。日本ではそんなにメジャーではないかもしれませんが、カーペンターズ好きの人にもお勧めしたいです。「PERFECT MOMENT」「TALKING IN YOUR SLEEP」「FIRST TIME」,は特に名曲です。試聴はアマゾンでMARTINE McCUTCHEONで検索すると出来ます。……………………………………………………………………最近ネットで花粉情報を見ることが日課になっているのですが、相変わらず飛散量は非常に多いになっているので、マスクをして外出しています。でもマスク姿の人が少なくなっているので、今日の仕事帰りは思い切ってマスク無しで帰宅。そうしたら全然平気でした。どうやら峠を越したんでしょうか。久しぶりにフィルター無しの空気を吸えて気持ち良かったです。気分の方もずっと、爽やかに気持ち良くなってきました。これからですよ、春は。(笑)それからデスクトップパソコンの壁紙を女優の【竹内結子】に変えました。可愛らしさと爽やかさとりりしさが同居した目元が大好きなんです。画面見ながら「いいなぁいいなぁ竹内結子」といつも思っています。あーあ竹内結子みたいな彼女が欲しいな。(爆笑)
2005.04.14
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10万目を踏まれた方には、日頃の感謝を込めていつも書いているロックのアルバムの中からプレゼントしたいなと思います。まぁ、こういった企画をしても日頃交流をしている方は限られているのですが………資格はゲストの方でも楽天会員の方でも良いのですが、何か書き込まないとダメです。(笑)この場限りのコメントでもいっこうに構いません。でも、やっぱり10万は自分で踏もうと思います。人には踏ませません。(笑)勝負してみたい方、邪魔してみたい方はアクセスしてみてください。ブログもいろんなプロバイダーが持つようになり、最近は分散傾向にあるようでデザインやサービスの好みによって入るところが決まると思います。こと音楽系に限って言えば、必ずしも楽天広場がふさわしいとは思えなくなってきました。何だか最近の会員はちょっと年齢層が低いような気もするし………テーマ日記を見てもプログレだのヘビメタだの70年代だけに偏っていたりでクラシックよりに偏っているように感じて、あんまり魅力的に思えないのです。私が望んでいるのはもっとフォーマルでノーマルで幅広く歴史的に捉えている音楽系のページです。そして最新の音楽シーンに敏感でないのも気になる。思い出話ばかりに浸りたくないというのが私の本音なのです。アクセスカウンターについても、楽天以外では見かけない。楽天アフィリエイトを扱っているのでアクセス数にこだわる、煽るというのも仕方がないのかもしれないけど、アクセス数なんか自分だけ分かっていれば良いことじゃないか。わざわざトップページに見せる見られる必要がどこにあるのだろうか。管理画面で分かるのだし。それと管理画面で楽天リンクのおすすめ新着記事を見せられるのも押しつけがましい機能だ。外せる機能も設けるべきだと思う。楽天のアフィリエイト系のページも私は好きではない。特に派手でけばけばしいやつは。パチンコ屋さんのネオンみたいに目障りなのも多いのです。目立てば商品が売れると思っていたら大きな間違い。さりげなくて、整理されていて可愛らしいほうが読まれるのではないですか。楽天のアフィリエイト系の人のハンドルネームは長ったらしくて、人をおちょくっているのではないかと思えるようなのもあります。(目立ちたいのか)ランダムでか自動巡回だか知らないけど何度もアクセスしてきたりする人もいるようですが、身内の楽天内で訪問返し期待しても商品は売れないと思うんだけどな。最近はそれでは成果が上がらないと悟りだしたのか数は減ってきているようですが……アフィリエイトと純日記記事は目的は別物で、ならば広場を分けて欲しいというのが私の希望です。とまあ嫌な所ばかり並べて書きましたが、良いところもあるので。もっとこうした方が良いということで解釈して頂ければそれでよいです。………………………………………………………………仕事が変わると言うことで、実は今までのようにマメに更新ができなくなりそうです。夜勤が増えるのです。今現在記入率は80パーセントなのですが50パーセント程度に落とそうと思います。まぁ、最近も無理して書いているというのもあるのですが。ちょうど10万アクセスということもあるのでふんぎりをつけようかなと。。。。。たいして淋しくもないことですね。最初考えてた事と、書いているうちに変わってきてしまいました。ほんとは別の話があったのですが書きづらくなってしまったのでやめます。時期に分かる事ですが……(笑)
2005.04.12
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2月22日の日記にも書いていたように、昨日(11日)内示がありまして、16日付けで別会社に出向することになりました。若干状況が変わっていたので異動しなくても良さそうだったのだけど、甘くはなかった。でも行き先は○●会社ではなく、別の会社と言っても昨年に今いる会社と分離した新会社なので、仕事内容とかは分かっているのでまったく知らない所へ行くというわけではありません。違いといえば今は事務所勤務だけど、今度は現場勤務になるという事。若い人が多いので活気はあるだろうけど、足手まといにならないように頑張らなくてはいけません。チームワークを要する仕事なので自分の自由な時間は無くなるだろうけど、一人にかかる責任は今よりは軽くなります。今の仕事は自分の担当の仕事が決まっているので誰も助けてはくれないし責任も重いのですが、自分一人の力で計画を立てて仕事を進められるので自由度は大きい。適当に時間潰しもできるので。私は割と個人主義的なところがあるので結構居心地は良かったのだけど、今度の職場では人間関係には気を使うようになるでしょう。さすがに3年間も居て別の職場へ移るというのは不安になります。ああそれと、これからはスーツ着なくても良いです。カジュアルでOK。どうせ職場で制服(作業服ともいう)に着替えるので。カジュアルはある意味いいんだけど、スーツもワイシャツとネクタイ替えるだけでいいのでめんどくさくなくて良いんです。朝何着ていこうか悩まなくてすむので………16日から何着ていこうかな?考えるだけで10分20分経ってしまいそうです。(笑)ユニクロのジャケットでも買ってくるか。(笑)スーツ着ていってもいいんだけど。(笑)《日記1件目お終いです》2件目は数時間後にアップ予定。
2005.04.12
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【インナー・サークル】はレゲエバンドとしては超ベテランなバンドである。バンドとしての出発点は1969年。デヴュー・アルバムを発表したのが1970年になります。メンバーの中から後の【サード・ワールド】を結成したことでも有名です。70年代バンドの中心にいたのがヴォーカリストのジャコブ・ミラーで、この人は一時期ボブ・マーリィを凌ぐ人気だったらしい。当時からレゲエバンドとしてはポップで明るい曲が持ち味だったインナー・サークル。サード・ワールド、【ボブ・マーリイ&ウェイラーズ】【トゥーツ&メイタルズ】と共に私の中ではレゲエバンド、ビッグ4の位置にいました。それからジャコブ・ミラーは交通事故で1980年に死亡してしまいましたが、この時期には彼らのレゲエを聴いていなかった事もあってか、このニュースはそれほどショックではありませんでした。数年後、再びインナー・サークルを耳にしたのは「BAD BOYS」という曲でした。レゲエのリズムにラップ風のヴォーカルが何ともカッコイイ曲でした。まだ現存していたインナー・サークルに驚いたものですが、もっとびっくりしたのはコマーシャルで突き抜けた明るさのレゲエのリズムに変身していた事でしたね。まだまだ夏ではないけど、夏向きの灼熱の太陽の下で聴きたくなるようなレゲエですね、暗さや重さがないです。歴史的な重みを背負ったレゲエではありませんが、新しい世代のレゲエとしてダンス・ミュージックとして楽しめる。毎日の生活に活力を、生き甲斐をもたらすレゲエとしてインナー・サークルは最適です。このアルバムはベスト盤で16曲入りのものです。初めから最後までノリノリで聴けることに間違いありません。「GAMES PEOPLE PLAY」「SWEAT」「BAD BOYS」「EVERYTHING IS GREAT」「TELL ME」「I THINK I LOVE YOU」と名曲揃いで一気に聴けてしまいます。ちょっと気分が沈みがちな時に聴くのにもいいですね。…………………………………………………………………〔告知〕さて《ロックの部屋》も、まもなく10万アクセスを迎える事になりました。きりの良いところで、明日の日記は重要な(でもないかも)お知らせをするつもりです。お楽しみ編と、ちょっと寂しいお知らせになるかもしれませんがよろしくお願いします。
2005.04.11
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【オアシス】の新作発売まで後1か月弱、一足早くニューシングル聴いてみましたが、目新しさはそれほど無かったもののいつも通りのエネルギッシュなストリートミュージックで楽しめました。10年一昔と言いますか、オアシスのファーストアルバム『DEFINITELY MAYBE』発表の1994年からもう11年経ってしまいました。そして同時期のライバル【ブラー】の『PARKLIFE』も1994年の作品でした。当時私はどちらのアルバムも同時に聴いていたのですが、どっちかと言えばブラーの方が好きでしたね。訛りの強いデーモンのヴォーカルは癖が強かったのだけど、引き込まれました。そのくせポップでどこか人を食ったようなコーラスやユーモアを感じる曲群にはまりました。このユーモアとウイットに富んだ曲群は90年代的には目新しいものだったかもしれないけど、実は70年代初期【キンクス】の「この世はすべてショー・ビジネス」や「プリザベーション第1章」の頃にもあったもので、まったく新しい手法ではない。よりキャッチーなポップソングという点では、ブラーの方が勝っているようにも思えますが、曲作りの手法としては充分継承していたといえるのではないか。で今聴いてみると、当時の新鮮さは無いです。どちらかといえば古めかしくてレトロなポップソング集といったところ。むしろかったるくて、いらついたりもしてしまう。一方のオアシス『DEFINITELY MAYBE』ですが、当時はブラーと比べて単調で退屈な曲が多いなぁと思っていたものですが、今聴いてみるとギターの洪水の中で切ないリフやメロディーがチラチラと覗いたりして実に心地よいサウンドなのです。泉のように湧いてくるギターサウンド、これはカタルシスというか官能に訴える音と言ってもよいだろうと思います。そしてリアムの声の語り口調のヴォーカルとねちっこさは、エレクトリックフォークシンガーと言ったところ。冒頭でオアシスをストリートミュージックと書いたのは、生ギター1本抱えて街で1曲演奏するとしたら全てのロックのアーテイストの中でオアシスの曲が一番相応しいのではないかと思ったから。1994年この二つのアルバムによって大いに盛り上がったブリット・ポップムーヴメントでした。どちらのアルバムも気分を高揚させる熱いものを感じさせますね。私は今ではすっかりオアシス派になってしまい、ブラーはほとんど聴かなくなってしまいました。『DEFINITELY MAYBE』は今聴いても熱くなれるのですが。。。。ブラーはちょっと……です。多分音のスピード感とか、性急さとかが2000年代のロックにも生きずいている事と慣らされていて、ブラーを聴くゆとりみたいなものが無くなっているのだと思う。(ブラーが嫌いという事ではありません。)今年のサマーソニックにはオアシスが出演します。これは楽しみです。
2005.04.10
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1992年ウェールズで結成された【カタトニア】はインディーズ時代を経て1996年メジャーデビューをはたす。同年9月デビュー・アルバム『ウェイ・ビヨンド・ブルー』発表後精力的なツアーやフェスティバルへの出演を経てから次第に人気を高めていった。セカンドアルバムの『INTERNATIONAL VELVET』はUKにおいて100万枚を超えるセールスを記録した。続くサードアルバムもNo.1を獲得し、バンドのフロントウーマンのケリス・マシューズはその強烈で豪快なキャラクターでメディアからもファンからも愛された。カタトニアは国民的なロックバンドとなったのである。カタトニアがこんな人気バンドだったとは知らなかった。もう既に解散はしているのですが、私は数曲知っているだけでアルバムは持っていませんでした。たまたまCD店で彼女達のベスト盤を見つけたので聴きたくなり買いました。フロントウーマンのケリス・マシューズのしゃがれた声が独特の個性です。でもちょっと甘くて可愛らしいところもあります。サウンドはギターバンドのそれですが、どことなく哀愁を帯びていて壮大な雰囲気があります。ハードさはなくて、ゆったりした楽風。こういった曲はMTV等から流れる貧弱な音では良さが分かりにくいのでしょう。ウェールズのバンドというと、ロックシーンの主流から外れているという事もあってか、どこかしら既存のシーンに対しては冷ややかというか、斜めに構えているような気がしないでもない。【マニック・ストリート・プリーチャーズ】なんかも既存のロックシーンに批判的な発言が多いような気がするんですが……《LONDINIUM》♪ロンドンはけして眠らない 私の命を絞り取っていく 少しは気高さをお見せなさい ユーストン バディントン 駅の信号を赤から青に変えてちょうだい 私の黒いタクシーは都会の病の中を進む とどまることはなく とどまることはなく 私はM25を超えると生き生きしてくる 毒されたテムズの水なんか飲まないわ 西の果てまで太陽を追いかけていくの♪ウェールズは13世紀にイングランドに征服・併合されたのですが、征服者イングランドに対しての敵対心は今でもあるのだそうだ。独自の言語や文化を持つウェールズ人の誇りや祖国愛はカタトニアを聴いていても感じとれます。ウェールズが誇るベテランシンガーの【トム・ジョーンズ】の歌を聴いて人殺しをしなくて済んだという「THE BALLAD OF TOM JONES」という曲やトム・ジョーンズがマニックスと【ステレオフォニックス】、カタトニアをゲストに迎えて制作した「BABY IT’S COLD OUTSIDE」という曲もあります。結束の強いウェールズ人を垣間見れますね。そんなことも頭の片隅に置いて、英国のロックを聴いてみるのも味わい深いなぁなどと思うのです。カタトニアの『GREATEST HITS』はとても魅力的なアルバムでした。再結成を望みたいですね。
2005.04.09
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木曜日あたりから気温が上がり春らしくなってきました。職場ではイベント好きの上司が花見でもやろうと呼びかけていた。(昨年まではやっていませんでした)金曜日には若いのを連れて自ら下見に行っていた。(勤務時間中なのに)来週にやるらしいのだけど、自由参加なので私は行きません。外での酒は悪酔いしそうだし、花粉が未だに凄く飛んでいて酒飲んでいるところではありません。マスクしていても少しは吸い込んでしまいます。クシャミが止まらなくなるのが辛いです。それと最近は下痢もひどいので。木曜日外勤から帰ってきたら、事務所の窓が開いていてギョっとした。まだクーラーは入っていないので熱くて開けたんだろうけど、花粉症には困る。事務所の中ではマスク無しで仕事したいです。最近気になっている家電製品にポータブルデジタルオーディオプレイヤーなんていうのがあるんだけど、機種も増えて安くなっているようです。1万円程度で買えますね。FMチューナー付にボイスレコーダー付というのがいいです。CDプレイヤーをいつも鞄に入れているけどこれがけっこう重い、ポータブルなら持ち運びも楽そうです。ボイスレコーダーも会議とかに使えそうだし。問題は曲のダウンロードだけ、なるべくお金は使いたくないからCDプレイヤーから落とすことになるのだろうか。昨年年末に買ったパソコン用のDVDマルチドライブだけど、手持ちのDVDプレイヤーが初期型なのでCDRが再生出来ないため、まるで役にたっていない。パソコンの貧弱な音でDVD見たってしょうがないし……DVDレコーダーは欲しいけど自分が望んでいる機能が付いている機種は8万円以上になってしまうなぁ。今使っているノートパソコンもキーボードがへたってきていて、バネが悪く反応しないのがある。一度外して調整してみたけれど、すぐ駄目になる。OSも不安定でフリーズも発生する。CPUも古いのでネットをするにはパワー不足だ。これも買い換えたい。深夜に音楽を聴くには重宝するヘッドホン。ビクター製の3500円のを2か月前に買ったが音がいまいち良くない。高音域の伸びが今ひとつ良くない。最近ビッグカメラで試聴したソニー製のは良い音がしていた。1万円するけどこっちを買うべきだった。デスクトップパソコンのディスプレイも最近調子が悪い。立ち上げると画面が真っ黄色になることがある。昔のテレビみたいに2.3回叩くと直ったりします。ブラウン管でもう8年使っているからそろそろ寿命かもしれない。夏のボーナスで液晶に買い換えるかも。液晶も15インチで3万円程度で買えるようだし……こうやって整理してみると、色々と欲しい物があるなぁ。まぁ今一番深刻なのは、健康。早く花粉飛散シーズンが過ぎて欲しい。すっきりした生活に戻りたい。それが一番です。
2005.04.08
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《元おニャン子クラブ出身のタレント渡辺満里奈とお笑いトリオ、ネプチューンの名倉潤が婚約を報告した。渡辺満里奈「驚くぐらいまじめで誠実。男らしくて、尊敬できる。一緒にいて落ち着けます」名倉潤「彼女といると笑顔が絶えず、温かいお湯につかっている感じでいられる」。》ふーん。そうですか、そうですね。ありきたりだけど真実の言葉です。結婚は一緒にいて落ち着ける相手ではなくてはね。だとしたら「君と一緒にいても落ち着かないから、別れよう」というのもありかな…なんて。。。(苦笑)「温かいお湯につかっている感じ」という表現も上手い表現ですね。落ち着くという表現とは違う言い回しですが、同意語だと思います。同じ方向を向いている、二人でした。お似合いのカップルでいいなぁと思いました。でも、お湯は時間が経つと冷めるという事を忘れずに。自らの手で涌かし直さなくては駄目ですよ。(笑)
2005.04.06
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つい今までフジTVの〔爆笑そっくりものまね紅白歌合戦〕を見ていて、久々に大笑い。最近ちょっとスランプ気味だったから笑ってスッキリしました。11時30分まで見てると音楽日記書いてられなくなるので、しばしの中断。残りはビデオ録りしました。(笑)最近またお笑い界も【安田大サーカス】だの【レギュラー】など面白いのが出てきている。あのハイハイハイのかけ声聞いているだけで、元気が出てくるし、キャラ見ているだけで笑えるというのがいいです。アフター5はあんまり難しい事を考えたくないというのが本音ですね。さて洋楽のポップス界でガールズバンドというジャンルも存在します。一番古いところでは70年代に活躍した【ゴーゴーズ】というガールズバンドが存在しました。ロックという音楽は案外保守的で女性だけのロックバンドが出にくい状況というのがあったのかもしれない。でも女だけ集まってロックをやっても遊びになってしまう。という現実もあったようです。ほとんどは女性ヴォーカリストをメインに置いて脇をむさい男共が固めるというパターンが多かったですね。(例スージー・クアトロ、プリテンダーズ、ブロンディ等、例外としてスリッツ)80年代にゴーゴーズ以来久しぶりに登場して人気を博したのが【バングルス】でした。メンバーは4人。リードギター、VICKI PETERSベースギター、MICHAEL STEELEドラムス、 、DEBBI PETERSギター、 SUSANNA HOFFS今書いてて気がつきました。もしかしてVICKI PETERSとDEBBI PETERSは姉妹?写真を見てみると目のあたりが似てます。そうなのかも。この4人の中では私はSUSANNAが好きでした。「MANIC MONDAY」でリード・ヴォーカルをとっていたスザンナは目が大きくクリックリッとしていて可愛い人です。ジャケットでは一番上段の左の女性で斜め右下に降りていった4枚です。確か黒人とのハーフだと記憶していたと思ったけど違ったかな?あとの3人はあんまり趣味ではなかったかな。まぁそんな顔の好みなんかどーでもいいのですが、肝心の音楽の方は先にあげた「MANIC MONDAY」はいかにも明るいガールポップなのですが、その他の曲は意外と落ち着いた曲が多いです。「IF SHE KNEW WHAT SHE WANTS」「WALKING DOWN YOUR STREET」もスザンナがリード・ヴォーカルでこれもヒットしました。彼女の声はちょっと【フリートウッド・マック】のスティービー・ニックス似で、明瞭で芯が通っている。歌唱力についても4人の中では一番魅力的かな。ゴーゴーズはイケイケゴーゴーみたいな活発な楽曲が多かった記憶があるのですが、バングルスは大人しめでじっくり聴かせるようなところがあります。「FOLLOWING」とか。各人がリードをとるときでも他のメンバーはサポート(ハモリ)に徹している感じ。演奏の方は彼女たち4人が演奏しているのだったら、かなりしっかりしている。驚くようなテクニカルな面はないけど、基本的にポップバンドなのでこれで充分ですね。1985年のヒットアルバム、バングルスの『DIFFERENT LIGHT』、その他の曲では「WALK LIKE AN EGYPTION」も大ヒットしました。バングルスは2003年に15年ぶりに再結成してアルバムを出したようですが、聴いていません。スザンナがどんな女性になったかは気になる。それよりもソロアルバムでも出しているようだったら、そちらを聴いてみたい。探してみよう。(笑)………………………………………………………(補足)書き始めはPM10時でした。2時間もかかった。(苦笑)
2005.04.05
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人を好きになることに理由はいらない。ただ何となく「あの人いいなぁ、私と波長が合いそう」それだけで充分です。それは長い人との出会いの経験の中で、一目で分かることなのです。逢うことだけではなく、手紙の文章でもいいのです。感情の表し方が自分の憧れの感性に近いものであったりすれば、もうそれだけで人を愛するには充分です。でも実はそんな人がいそうでいないのです。《Choco-language》♪思いもよらないあなたと恋に落ちていた 私の理想ことごとくこわすひとなのに 好きよ 好きよ 好きよ なぜか とても とても そうよ Ye Ye きっと私だけ わかる Who Who 周波数みたい それは Ye Ye きっとあなたが私にくれたランゲージ 好きさ 好きさ 好きさ きみが とても とても そうよ Ye Ye きっとあなただけ 見てる Who Who にくらしいくらい それは Ye Ye きっとあなただけに届いてるメッセージ 好きよ 好きよ 好きよ なぜか とても とても たぶん もっと もっと たぶん いつも いつも♪人を愛することが得意な人は、人に愛される事が苦手、なぜなら愛され方が解らないから。愛されているのかもしれないと何となく感じることであっても、どう答えて良いのかが解らないからです。松任谷由実の「Choco-language」という曲を聴いていて何て可愛い歌なんだろうと思いました。過去を振り返ってみても、人を愛することにときめきは感じても、愛されていたかもしれないことに対して何にも反応を示していなかったかもしれない。と、そんなことを思ったりもします。〔チョコレートよりも甘くてほろ苦い〕気づいているのは私だけで、気づいていないのはあなたなのかもしれない。でも、好きになってしまったらこの想いは止められない。「好きよ 好きよ 好きよ、なぜか とても とても、たぶん もっと もっと、たぶん いつも いつも」そんな素直な表現でいつになったら言えるのだろう。………………………………………………………………………『VIVA!6×7』というアルバムについて昨年11月に発表されたユーミンのオリジナル・アルバム、この作品は好景気に沸いた良き時代の(1950年代~60年代あたり)雰囲気を持ったラブソング集である。ゆったりとした片意地の張らないポップソングが揃った佳曲が満載の素晴らしい出来となっています。荒井由実時代のユーミンが好きという人にも、充分楽しめるものです。流行にのった最先端のポップスではないでしょうが、懐かしさと古き青春を想起させる、とても落ち着いた気分になれるポップソング集です。今また充実期に入ったユーミンワールドに感謝。ぜひ一聴を。
2005.04.04
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今日は特に出かける予定もなかったので、久しぶりに鼻炎の薬を飲まずにいた。でもやはりちょっと頭が怠い。一日スッキリしなかった。これも副作用の一種なのかな?それと腰痛がここ2、3日ひどくて、花粉症と重なって鬱気味だったな。でも今は痛みもない。いつのまにか痛みが無くなっている。夜になると調子が良くなるようだ。(苦笑)今日の午前中、『自殺志願男のブログ』なるものをずっと読んでいた。益々気分はマイナーになったけど、世の中には気の毒な人間がいるものだなとつくづく思った。これはなかなか読み応えがあるブログだったのでそのうち日記にあらためて書くかもしれない。開幕前にプロ野球の話題でも書こうと思っていたけど、いつのまにかタイミングを逃した。先週はサッカーの方に興味がいってたし……しかし巨人相変わらずリリーフ陣が弱いなあ。今日はサヨナラゲーム期待していたのに。。。3連敗じゃないですか。さらにマイナーな気分になった。ほんとは音楽日記書くことがあったのだ。この後2件目いくかどうか未定。気分次第。
2005.04.03
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クラシックロックのテーマも最近は色んな人が書いてくれるようになり、もう独り立ちしてくれたかななんて思う今日この頃です。ありがたい事です。私が書かなくても他の方が書いてくれるからもう頑張って書かなくても良いかななんて思ったりは。。。しないです。これからも書きますよ。(笑)クイーンファンにとっては、もうずっと以前から話題になっていたポール・ロジャースをヴォーカルに迎えての再結成ですが、今週いつものように出勤前にTVをつけていたら偶然にもクイーンのライブ映像が写っていました。日本テレビのズームインSUPERという番組でしたけど。ポール・ロジャースがいました。結構違和感なくはまっていたのが面白かった。曲は「Another One Bites The Dust」だったと思ったけど、渋く決まっていましたぞ。これは期待できるかもしれない。さてクイーンのアルバムの中では異色作と言われる『HOT SPACE』です。このアルバムをクイーンの代表作または最高作という人はまずはいないでしょう。1982年という時代からいってもこの作品は当時の流行だったエレクトロニック・ポップやディスコミュージックの影響が大きい事は間違いないです。当時は違和感もあったこのアルバムを今聴いてみると、多彩で面白い。特に驚いた曲が「COOL CAT」という曲です。ファンキーなソウルナンバーですが、打ち込み系のリズムを基本にギターの小刻みなリズムにフレディのヴォーカルが乗っていて気持ちが良いです。軽くリバーブがかかっているかのような空気感が素晴らしいのです。Aサイド(LPで言うところの)のブラックコンテンポラリーなファンキーソウルは当時のロックファンを戸惑わせただろうけど、私はディスコミュージックも好きだったのでけっこう楽しめたのでした。「BACK CHAT」なんかファンクなリズムと泣きのギターで聴かせます。最高にカッコイイ。「STAYING POWER」のホーンセクションは【アース・ウインド&ファイアー】みたいですね。ブライアン・メイの出番無しという感じです。「BODY LANGUAGE」はシンセベースが強烈。フレディのヴォーカルテクニックで聴かせてしまうところが凄い。「ACTION THIS DAY」ではレゲエ調の乗りの良さの中にもクイーンらしい厚いハーモニー、コーラスが聴けます。Bサイド(曲で言えばPUT OUT THE FIREから)の方は従来のロックぽさに近いサウンドなんだけど、Aサイドのファンク路線の印象が強くこのアルバムのイメージとして残ってしまったように思える。ジョン・レノンに捧げた「LIFE IS REAL」なんか泣かせるバラードだ。「CALLING ALL GIRLS」も良い曲です。この曲はシングルカットもされている。軽快なロックンロールナンバーです。個人的にはアルバム中一番好きな曲かな。スペイン語で歌われる「LAS PALABRAS DE AMOR」なんてクイーンの真骨頂である貴族的イメージを持った曲がここでも健在。アルバムのラストは【デヴィッド・ボウイ】とのデュオ曲「UNDER PRESSURE」、これはアルバムのイメージとはかけ離れたボーナストラック的意味合いの曲です。この頃のボウイは【ミック・ジャガー】とも共演していたし、出稼ぎイヤーだったのかな?(笑)こうやってあらためて聴いてみると『HOT SPACE』はかなりの上出来の作品だという事に気づかされた。驚かされるのはサウンドに古さが全然無いという事。2005年のクイーンの新譜ですと言われても通用する輝きに満ちたアルバムだった。クラシックロックなんてとんでもない。1982年の作品としては、20年は進みすぎていた音だったのだ。ファンクとソウルとロックとの絡みといったら、今がもっとも旬なロックではないですか。
2005.04.02
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【ヴァン・ヘイレン】も好きなバンドです。大ヒットアルバム『1984』でアメリカのトップハードロックバンドの地位を確立したヴァン・ヘイレンだったけど、このアルバム後にヴォーカリストのデヴィッド・リー・ロスが脱退してしまった事は、衝撃というか残念でなりませんでした。絶頂期に主要なヴォーカリストが抜けるというのは、過去にも【ディープ・パープル】からイアン・ギランが抜ける、あるいは【ジェネシス】からピーター・ガブリエルというのがありましたが、ヴァン・ヘイレンも同じ境遇になったわけだけど、ファンとしては先行きが不安になりますね。(シャレのつもり)笑。『OU812』はヴォーカリストがサミー・ヘイガーに変わってから2作目のアルバムです。確かにデヴィッド・リー・ロスほどの豪快さ派手さはないのですが、渋さと歌唱力ではこの人も超一流のヴォーカリストである。このアルバムでは完璧にバンドの中に溶け込んでいます。この頃のヴァン・ヘイレンのサウンドはハードロックバンドとしては、より洗練されてきていて安定感、聴きやすさでは申し分ない。名曲も生まれています。「WHEN IT’S LOVE」は良いですね。デヴィッド・リー・ロス時代の「ジャンプ」もそうだったけど、厚いキーボードが印象に残ります。♪How do I know when it’s love♪この箇所のコーラスワークは鳥肌物です。サミー・ヘイガーの熱唱が光ります。ヴァン・ヘイレンはハードロックバンドとしてはメロディアスな部類に入ると思う。やはりギターリストのエディ・ヴァン・ヘイレンの色彩感豊かなギター・プレイによるところが大きいと思う。あと厚いコーラスワークですね。飽きないんですよね、これが。エディ・ヴァン・ヘイレンは1955年オランダ生まれ。オランダ人の父とインドネシア人の母との間に生まれた次男です。兄は1950年生まれのアレックス・ヴァン・ヘイレン。二人は60年代にアメリカに移住してきたのだそうだ。そう言われてみると、ギタープレイにブルース臭さというのは感じられないですね。「A APOLITICAL BLUES」という曲も演奏はしてはいるのですが……… 『OU812』は完成度の高い良くできたアルバムだと思います。
2005.04.01
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