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聞いた話によると、マーク・アーモンドのライブステージではアリーナ席の前の方にはゲイのカップルが大挙押し寄せるのだそうだ。80年代前期3枚のアルバムを発表して一旦解散した【ソフト・セル】のマーク・アーモンドは新たなバンドを結成した。それがマンバスである。マーク・アーモンド自らゲイだと公表している。マンバス名義としては2枚目のアルバムになる『Torment And Toreros』。曲の中での〔君〕という存在。アルバムの主題になっていると思われるが、異性ではなく同性に対してのものなのだろう、それとも自分自身なのだろうか。《My Former Self》♪僕を覚えているかい あの頃の僕を 天使のような目の少年だった 人前で手を握られているだけで 顔を赤らめていた 今の僕は廃人も同様 両目からは血が流れている だめになっていく僕を見ておくれ 爪は痛々しく歪み 口もねじ曲がっている 無惨にも 骨が突き刺さっている きみの影は かつての僕の影♪退廃の美学、自己愛、マーク・アーモンドの倒錯した世界が繰りひろげられる。《Narcissus》♪寝室で過ごす至福の時に きみの全身から血が溢れる きみの指が スイセンの花弁を散らし 先端が荒れた肌を刺し きみの日々の平穏を乱す だけど何が起こっても構わない きみは感情を失い 口を堅く閉ざしている 自分を求めないでくれときみは囁く 冷たいベッドの中 自分を抱きしめるきみ そこにいるのはきみ自身とその拳だけ ひとりきりでぐっすり眠る 夢の恋人 僕はひとりきりで夢を見たくはない♪ソフト・セル時代のエレキポップは影を潜め、美しいストリングスやスパニッシュ風のフラメンコ・ギターをフューチャーした曲が占めている。人生の表舞台ではなく裏や闇の世界にスポットを当て、そこに美を見いだす。妖しげであるけれども、強く魅せられてしまう。同性愛者の〔愛の結束力〕を強める楽曲としての効果もあるのだろう。「A Million Manias」という曲の中の詩で、〔躁病が僕を苦しめる躁病が僕を狂わせる〕というフレーズに共鳴してしまった。世の中無神経で無意味に元気な人が多すぎると思っている私です。このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.30
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スポーツ日記と言えばサッカーの話題ばかりでしたが、今日はボクシングの話題です。噂の亀田興毅選手の試合を土曜日にテレビ観戦しました。この人は本物でした。噂以上の実力者でした。元ミニマム級世界チャンピオンとの世界前哨戦。元世界チャンピオンとは言えノエル・アランプレットはウェートオーバーでタイトルを手放したような選手で、けして峠を越した選手ではありません。その相手に対して、完勝しました。7回終了のTKO勝ちです。6回まで3ポイント程度リードだった亀田選手、7回にはストマックへのボディーブローが炸裂、アランプレットはたまらず背中を向けて逃げるが、この回はゴングに救われました。そして8回、アランプレットは試合続行を拒否したのでした。あのボディーブローはかつて石の拳と言われていた名ボクサー、ロベルト・デュランが当時の世界ライト級チャンピオンだった英国のケン・ブキャナンを一撃したボディーブローに匹敵する凄いパンチだった。(ちなみにロベルト・デュランという選手はガッツ石松を初め日本の一流ボクサー4.5人をノックアウトし、ウェルター級、ミドル級の世界チャンピオンにもなった偉大な選手です。)亀田選手のパンチは切れよりも、重いタイプのパンチだと思う。そのへんもロベルト・デュランと共通しています。そしてパンチの強さ以上に優れているのが、防御だ。打たせない鉄壁なディフェンス、これが凄い。防御の優れたボクサーは長期に渡って世界に君臨する事が出来る。アランプレットのパンチも1発当たったかどうか程度でかわしていました。冷静な試合運びもキャリア9戦目とは思えない。現在WBA世界フライ級8位にランクしていますが、この試合内容でさらに上位に位置すると思われます。アランプレットのマネージャー曰く「凄い選手だ。WBA世界フライ級1位のアスロウムよりも強い」と言わしめました。世界戦は次の試合になるか、一戦置くかは分かりませんが、来年中には実現すると思われます。今現在19歳、末恐ろしい選手の登場です。次の試合はゴールデンタイムでのTV放送もありそうです。大場政夫、具志堅用高以来のスーパーヒーロー誕生の予感。来年の亀田興毅選手の試合は見逃せませんよ。人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.28
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おおーっ、いいわ、やっぱ【くるり】は。全編ギターポップ満載のロックンロールアルバムであるけれども、何処かしら懐かしさが感じられます。いったいこの懐かしさは何なのかナーと間を置いて考えてみた。そうだ、この懐かしさは【大滝詠一】【はっぴいえんど】【細野晴臣】のソロアルバム【シュガー・ベイブ】等を聴いて、左脳のどこかしらに記憶していたメロディーだ。そうそうティンパンアレイ系のメロディーなのだ。プラスして本場仕込みのギターロック的要素があって聴き応えがあります。『Tonight Is The Night』のギターソロなんて、まるで【ウイッシュボーン・アッシュ】かと思いました。「Birthday」などのコーラスの付け方など60年代的ブリティッシュ・ビート・バンドのそれだし。「お祭りわっしょい」なんて笑える歌詞だけど、単純で軽薄なのがかえって盛り上がりには寄与すると思う。ライブで大いに盛り上がりそうな曲です。【チャックベリー】(?)仕込みのギターリフが気持ち良すぎです。《お祭りわっしょい》♪お祭りわっしょい 全然盛り上がってない わっしょいわっしょいわっしょいわっしょいわー 今なら名前呼んでも気付かないだろう 僕がここで死んでも分からないでしょう 祭りのあとなら ああ今はいい感じでもなんでもないよ 先生に叱られたこと忘れてないよ さあ行くよ くたびれたまま踊るやつらと 一杯目酌み交わす♪「赤い電車」は確か京急の電車をイメージして作られた曲だと思ったけど、羽田からこの電車に乗ってもひとっ飛びで私(君)の住む街へは行けません。乗り換えは2回はします。(笑)でも夢のある曲だと思います。その昔、【西島三重子】という歌手が「池上線」という曲を歌っていましたが、こちらは演歌ぽくて、ちょっと垢抜けしない曲だったかな。モッド感溢れる「Ring Ring Ring !」は【キンクス】や【フー】を意識したものでしょう。最後の「(It’s Only)R’nR Workshop!」という曲に、くるりのこのアルバムへの想いが集約されていると思う。 つまりロックへの熱い思い、愛情、尊敬、そしてくるりの音楽へのルーツ・ミュージックを正直にさらけ出した作品だと言えるのではないでしょうか。次の歌詞にもそれを感じとれます。〔世界中の誰よりも大好きなあなたのメロディー聴かせて、お願い。野蛮でずぼらな僕らの心に届けてお願いだから〕60年代から70年代にかけての本場(英国)のロックを聞き込んでいれば、このアルバムの良さはさらに分かるのではないかなと思います。私は楽しめましたよ。このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.27
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【レディオヘッド】ではなくて、レディオ フォー!です。(笑)ニューヨーク発の5人組バンドです。ちょうど1年前ぐらい、ロック雑誌で見かけた【レディオ4】の記事。似たような紛らわしい名前のバンドがいるものだと思ったのですが、その時は特にそれ以上このバンドの事を追求しようとは思いませんでした。そして1年後「PARTY CRASHERS」という曲を小耳にしました。いやー、これがご機嫌なダンスロックナンバーで激気に入ってしまいました。ディスコパンクとかいう呼ばれ方をしています、この人達のロック。ほんとディスコパンクとは上手い名付けだと思う。ロックがディスコに接近したというのは、古くは【ローリング・ストーンズ】の「ミス・ユー」などがありました。ディスコチャートに食い込んだり、ソウルトレインでロックバンドから唯一この曲が入り込むという、一大革命でもあったのですが、古くからのロック好きからはけしてイメージの良い出来事では無かったはずです。また80年代クラブ向けダンストラックを制作していた【ニュー・オーダー】等の指向もエレクトロニック限定の、ロックとは別物ジャンルという気がしないでもないのです。そしてディスコとパンクの合体である。軟派なイメージのあるディスコをパンクベースにすることで、これを払拭する事に成功してしまったのだ。パンクの精神とリズムがベースにある、踊れるダンスミュージック。これがディスコパンクだ。だからエレクトロニクスがサウンドの全面に出ることはない。レディオ4のヴォーカリストであるアンソニーは90年代半ばのインディー・ロックやハードコアには飽き飽きしてしまって、違う音楽がやりたかった。……と語っています。ブンブン呻るベース音、切れ味鋭いメタリックなギターサウンド、鬼気迫る音圧感は拒絶的。ダイナミズムは圧巻。革新的なダンスミュージック。踊り狂いまくりたくなるほどだ。♪Party crashers Got to send a message across this town♪(パーティー・クラッシャーズ、パーティーに押しかけ 街中に自分のメッセージを伝えずにはいられない)ディスコパンクとは新しいロックのスタイル。魂の解放に、これほどフィットする音楽はない。ひたすらダンスダンスダンスで踊りまくれ!!それにはレディオ4のビートが最適だ。2004年の快新作『STEALING OF A NATION』を聴こう!このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.26
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1994年に結成されたイギリスはウェールズ出身の音楽集団【スーパー・ファーリー・アニマルズ】。髪の毛ぼさぼさの顎髭はもじゃもじゃで、むさ苦しいルックスの人達です。でも、やっているロックは、今時珍しいオーケストラル・ポップでデジタル臭さはなくてアナログぽいです。70年代の【10CC】や【ELO】を思い浮かべれば良いと思う。思い返してみれば、こういう職人ぽい音作りをする連中は少なくなったなぁと最近のロックシーンの音を聴いていて何度も思っていたのですが、70年代的AORポップの継承者はいたのだなと安心したりもしてしまいました。まったり系のフッと抜けるような曲ばかりで、のんびり聴く気がありさえすれば、はまることは間違いない。ヘヴィメタ好きガレージ好きには合わないでしょう。『愛の工芸品』というアルバムタイトル、スーパー・ファーリー・アニマルズが新しい世界を昔懐かしい木製の積み木で組み立てました。そんな雰囲気のアルバムです。《ATOMIK LUST》♪君の月が 僕の太陽を遮って 皆既日食を起こしてしまうのなら 台風とハリケーンに乗って スカイマップが再実行されるのを眺めていよう 素晴らしい時間、ワインに変えた水の上を歩く 神のような奇跡も起こせそう みんな頭を下げている ストレスはない 原子力の欲望の終わり いつだって そんな感じ さよなら わくわくする気持ちは消えてしまった 束縛されるのはもう嫌だ 原子力の欲望なんて もういらない♪「ATOMIK LUST」アルバム中この曲が一番好き。ヴォーカルとハーモニーは【ティーンエイジファンクラブ】似のまったり具合で、オーボエやストリングスの使用によりスケールの大きい世界観を表現している。曲り終わり近くに聴けるギターとピアノに彼らの力強いメッセージが聴きとれます。旧世界よさようなら……………旧人類よさようなら……………新しい世界に飛び立とうよ。このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.24
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今日は勤労感謝の日だったんですね。先週今週と忙しくて、落ち着いて音楽日記書いている時間がありません。更新率も下がっています。先週、月水金と徹夜勤務、今週も月曜が徹夜。今日も祭日でしたが仕事でした。徹夜勤務の日は睡眠時間は2時間程度です。昨日は夜10時頃こたつに入っていて、ヘッドホンで【デヴィッド・ボウイ】の『BBCセッションズ』を聴いていたら、いつのまにか寝ていて気がついたら1時30分でした。照明がサンサンでまぶしかった事。そこから寝ぼけた状態で布団敷くのが辛かったです。(苦笑)眠い時は何も書く気がしないし思いつかないというのが辛いところです。今も会社からなのですが、ひとつ新発見。ブロックがかかって観覧できなかったブログがちょっとした裏技でアクセス出来るようになった事。これで少しは人のブログも見られるようになると思います。今までは家に帰れば、自分の日記の更新でいっぱいだったので。勤労感謝の日か。感謝されている実感なんかないし、何のための休日なのか教えてほしいような気もします。休みが増えれば何でもいい。そんなものでしょう。先月分は忙しかったせいもあって、25日支給される給料明細見てみたら手取りが56万円もありました。サービス残業がないからまだましか。ほとんどは生活費とローンの支払いで消えていく。自由に使えるお金は5万円もありません。では今日は早く寝て、明日は音楽日記書けるようにしましょう。
2005.11.23
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金曜日に買って、昨日読み切りました。いよいよ物語は佳境に入ってきたようですね。19巻では【TREX】の「20センチュリー・ボーイ」のシングルCDがおまけでカップリングされていたようで、私が本屋さんに行った時は既に売り切れていたようで、CD無しの通常本が売ってました。しかたなくそれを買ったのですが、1週間後本屋さんを覗いたらCD付きの19巻が置いてあって、憤慨しました。ていうか腹が立ちました。今更シングルCD欲しさに同じ本を買う気もなかったので………この時ばかりは、店員に抗議しょうかと思ったけど、心優しい私はそんな事もせず、渋々諦めたのでした。いやー、ほんとは悔しくて、この本屋放火してやろうかと思いましたよ。(笑)どなたか「20センチュリー・ボーイ」のシングルCDください。お願い!(笑)さて第20巻、“ともだち”の正体はカンナの父親で〔フクベエ〕である事がキリコの口から明らかになりました。その“ともだち”は3年前に一度死んで復活した。カンナはカエル帝国で“ともだち”と出会うが父親ではない事を見破る。そして今いる“ともだち”は誰なのか。“ともだち”自身の口から「僕が20世紀少年だ」「20世紀少年が誰なのかはケンジが知っている」と衝撃の告白がされました。次巻では“ともだち” (20世紀少年)の正体が明らかになります!?ここで大胆な推測。“ともだち”の正体はケンジだったというのはどうでしょうか?あり得ませんか?それともマーク・ボランだったと言うのはどうだろう。これはちょっと無茶苦茶すぎるかも。こんな大それた推測するよりも、第1巻から読み直して推理し直してみようかな。(笑)この本をチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.21
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今日の読売新聞の朝刊の1面を使って広告されていた、DVDのスーパー・ハリウッド・プライスの中に【LED ZEPPEELIN】『狂熱のライヴ』が含まれている事を発見しました。なんと980円。こりゃ、買うしかない。即反応した私は車をかっ飛ばして買いに行ったのでした。実はこの『狂熱のライヴ』、1976年の公開時新宿の映画館で見ていまして、初めて鑑賞したのではありません。その後TV放送もされていてビデオ録りもしているので何度も見ているのですが……永久保存盤としては、やはりDVDを置いておきたい。という事で買いました。その気になったら止まらない性格です。さっそく見ています。パソコンの液晶画面で見るツェッペリンも迫力満点で良いですねぇ。最初に映像はつかの間のバカンスを楽しむ4人が写しだされる。ロバート・プラントは子供二人が川で水遊びをしている光景を夫人と楽しそうに見ている。ジョン・ボーナムは農場で畑仕事に勤しみ、ジョン・ポール・ジョーンズは自宅にて子供達に絵本の読み聞かせをしている。ジミー・ペイジは芝生にて、手動式の蓄音機のような怪しげな機械で奇っ怪な音を出して楽しんでいる。そんな4人の元にツアー開始の手紙が届けられる。進みすぎた飛行船ツェッペリン号の船出だ。ニューヨークの空港に降り立った4人は、パトカー先導のもと会場であるマジソン・スクエア・ガーデンに向かうのである。まるで【ビートルズ】の初来日のような物々しさである。時は1973年7月であった。1曲目は「ロックン・ロール」でスタート。4人の存在感が凄い!上半身をさらけ出したロバート・プラントの胸の厚さに胸毛、おへそ周りの毛が目に焼き付く。たくましいぞ。ジミー・ペイジは星をちりばめた黒のスーツでカッコイイ。3曲目の「貴方を愛しつづけて」これ大好きな曲です。ジミー・ペイジのギターソロがしびれるー、もう私涙出そう。1973年のロックシーン、レッド・ツェッペリンは間違いなく世界No.1のロックバンドであった。その風格と演奏の重量感に近づきがたい王様のような巨大さを感じ取れる。その巨大さ故に、新たな問題が持ち上がる。ロックと著作の問題である。ロックは商売になると考えた人間達は、アーティストの肖像を無断に使用し金儲けの手段として利用しようとする。曲の間に挿入されるツェッペリンサイドのマネージメントと会場側の管理者とのトラブルが露呈される。ツェッペリン側は会場内で許可していないポスターやTシャツを売っている人間がいることに抗議をする。会場側は彼らは勝手に入り込んでやっているので知らないと弁明する。許可している業者と並んで商売しているのに知らないはずがない、あんたたちがピンハネしているのだろうとツェッペリン側は納得しない。「THE SONG REMAINS THE SAME」のビデオは中世ヨーロッパのイメージ映像で数々の敵を打ち負かし、騎士(ロック)の頂点に上り詰めたレッド・ツェッペリンを現しているかのようだ。「幻惑されて」はステージ映像と共にジミー・ペイジが月夜に岩壁を昇っていくクリップが挿入される。そして長いインストゥルメンタル。さすがスタジオセッションミュージシャン上がりのジミー・ペイジ、凄まじいギターテクニック。見惚れます。弓を使ったプレイも物凄い迫力です。銀行の貸し金庫に預けたグッズの売り上げが盗難されてしまった。ローディに託したというツェッペリンのマネージャーは、本来は弁護士経由で貸し金庫に預ける手はずだったと釈明している。持ち逃げしたのはローディだったのか。レッド・ツェッペリンが稼ぎ出した大金は身内をも群がるという事なのだろうか。金銭管理のズサンさが伺われる事件であった。予定通りツアーを終えたレッド・ツェッペリンは再び空港を後にするのだった。飛行機が飛び立つシーンでは「天国への階段」が流れる。この曲の物悲しさもあってかライブの爽快さ満足感よりも、ロックがショービジネスとして巨大化した矛盾や、問題点が浮き彫りになったかのような、後味の悪さが残るエンディングになってしまっている。短期間のうちにNo.1バンドになった進みすぎたレッド・ツェッペリン号。しかし伝説のバンドとして、貴重で偉大な奇跡の映像集であると思います。人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.19
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今年最後の国際Aマッチ、既にドイツワールドカップ出場を決定しているチーム同志の対戦でした。アフリカ勢との対戦は本番でも当たる可能性が大きいので、重要な戦いです。日本は小笠原、小野らが欠けているもののほぼベストメンバーに近い布陣。前半戦は日本ペース、アンゴラの日本へのマークがずれているようで中盤から支配、コーナーキックの数でも圧倒、決定的な場面も数度あった。高原のクロスバー直撃のシュートは2度ほどあったが得点にはならなかった。高原の動きは良かったけど、精度はイマイチですね。いつもの事ながら。前半戦は0-0で終了。後半に入り、日本の動きに慣れたのか、ややアンゴラのペース。後半21分松井投入で日本活性化、中盤でボールを奪い右サイドからの展開でゴールを脅かすようになる。後半34分には大黒投入、35分に阿部投入。そして終了間際の45分、右サイドから中村のピンポイントパスがゴール左サイドに詰めた柳沢に通り、そこからヘッドで折り返し、ゴール右に詰めた松井へ、ヘディングシュートが決まり待望の1点が入りました。そのままロスタイム1分で試合終了。1-0で勝ちました。今日の試合の総評としては、○圧倒していた前半戦で0点に終わったのは物足りなかった。○守備は特にミスがなく安心して見ていられました。○松井の積極性としぶとさはスーパーサブとして使える。評価がまたあがったと思います。スタメンも試して欲しい。○高原のシュート精度が課題。○中村の司令塔としての動きは、それなりにキラリとするものはありました。安定感はありますが、さらに上のレベルのプレーを期待したくなります。ともあれ勝ったのは評価できますね。まずまずの試合だったと思います。でももっと、すっきりと勝って欲しいですね。最近ギリギリの試合が多いので。(笑)試合途中でオーストラリアがワールドカップ久しぶりの出場を決めたというニュースも入りました。あと2・3チームで全出場国が決まるのかな?本番の対戦国の抽選は何時だったっけ?とりあえず次の楽しみはこれですね。いよいよ近づいてきましたです、ドイツワールドカップ。ニヤリ。。。。。人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.16
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正直この半年先までは、何を聴こうか、どのCDを買おうかなどというスケジュールは決まっていて、人の書いている音楽ブログなどで紹介されている記事を読んでアルバムを買う気になったなんて言うのは滅多に無いのですが、久々にヒットしてしまったのがこの【シュギー・オーティス】の『INSPIRATION INFORMATION』です。メローな日記のNUTZさんが書いていたこのアルバム、試聴してみたら凄く良くて、HMVで注文してしまいました。一週間待たされたけど、聴いてみて期待以上の内容のアルバムでした。1974年のアルバムですが、信じられないくらいに音響にこだわっていて一つ一つの音がきめ細やかで心地良いです。アコースティックギターとオルガン、エレキピアノ、ストリングス、ホルンが空間で解け合っています。ゆるゆるのソウルにファンク、音響処理は90年代的エレクトロニカで驚かされます。こんな音が1974年に創造されていたというのが驚きです。少なくともこれは90年代以降にメンンストリームになった音響だと言えます。ファンキーな所では「Inspiration Information」「Not Available」を。シュギー・オーティスのヴォーカルはゆったりまったり系、円くて節度ある甘さ。メローなソウルとエレクトロニカの融合では「Strawberry Letter」を。雰囲気たっぷりのジャズギター「Rainy Day」。ファンクで乗りの良い「Pling!」。唯一ブルースの臭いがする「Sweet Thang」。浪々と鳴るトランペットが活躍し、エレキギターがフュージョンの如く木霊し、エレキピアノが静寂をもたらす空間表現力の優れたジャズ「Freedom Flight」、これは12分55秒の大作だ。レゲエ風のリズムの「Aht Uh Mi Hed」。ややもすれば、活気のない覚めた音に成りがちな一人プレイによる多重録音、これは良い方向にまとまった典型かもしれない。ひとつひとつの音がパズルを組み合わせていくかのような整合感があって気持ち良い。完成度、統一感とも抜群です。ほんととても気持ちよい音楽ばかりですぅぅぅ。。(笑)人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.15
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70年代に聴いていたドイツロックの中で、特に【アモン・デュール2】と【カン】が好きだった。一時期聴きまくっていました。プログレの延長で聴いていたと思うのですが、2・3年は続いていたと思う。自分の中のジャーマンロックブーム。その後パンクやディスコブームの中に巻き込まれて、聴かなくなってしまった。すでに30年近く聴いていなかったカンですが、今年リマスター化されて紙ジャケットとしてアルバムが発売されるというニュースを聞いて再び聴きたくなりました。当然どんな音だったのか記憶がなくなっていました。それにポップバンドと違って覚えやすいメロディーなど無いバンドでもあったし……そこで再び手に入れたカンのアルバムです。4作目となる『EGE BAMYASI』です。とりあえずカンにしては取っ付きやすいという評価と最大のヒット曲である「SPOON」が入っている『EGE BAMYASI』を買ったのだった。リマスター化されて、音はクリアーになっていました。パーカッションの軽いリズムが気持ちよい。スネアの硬く乾いた響きが気持ち良い。いわゆるブリティッシュ・プログレと音は全然違う。シンセサイザーやメロトロンは聞こえてこない。フリーキーでアナーキー、アバンギャルドで即効演奏的でありました。あの【PIL】(パブリック・イメージ・リミテッド)のジョン・ライドンがバンドへの参加を熱望したというのも納得がいく。しかし、既にバンドは活動停止状態であったらしく、これは実現しなかったそうだ。ヴォーカルが日本人でダモ鈴木という人だ。日本語なまりの英語で聴きやすい。ジャケットの写真にはバンド名のCANを洒落たのか缶詰になっている。これはもしかして日本語の分かるダモ鈴木のアイデアなのか?それとOKRASCHOTEN(オークラショーテン)という文字も見える。日本の大倉商店から輸入した缶詰なのだろうか?どこの大倉商店なのか、ちょっと気になったので検索で調べてみました。そしたらあるある一杯大倉商店が……こりゃ何処の大倉商店の缶詰なのか特定出来なさそうなので、追求するのやめました。乾物屋さんが一番真実味がありますけどね。(笑)「SPOON」はドイツのスリラー物のTVシリーズのテーマ曲として使われ、30万枚を売り上げるヒットになった。浮遊感たっぷりのギターリフにダモ鈴木のよれよれとしたヴォーカルが、お化けでも出てきそうな雰囲気の曲で面白いです。30年振りに聴いたカン、面白かった。全然古くなかった。訓辞的な所はなく、すんなり耳に入ってくるのが良いな。そんな難解ではないと思う。前衛ぽさの中にもユーモアがあって良いです。次は最高傑作と言われている『FUTURE DAYS』を聴きましょう。(笑)人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.14
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【ウエストライフ】大好きです。ボーイズグループ大好きです。【ブルー】も【バック・ストリート・ボーイズ】も好き。そのうち【D-SIDE】あたりも聴こうと思っている私です。11月7日付けのUKアルバムチャートでも初登場No.1になったウエストライフの新譜。4人になってからの初のオリジナル盤と言うことで、どう変化しているのか興味深いです。しかし英国でのボーイズグループの人気はすさまじいものがあります。それをしっかり押さえている私も感性だけは、すっかり英国人です。(笑)ボーイズグループもそれぞれ微妙に個性があって、ウエストライフはソフト&メロウの筆頭かと思います。アイルランド出身らしい、ピュアでギスギスしたところがない大らかさや空間を感じます。ともかくこの人達の歌声は、聴いていて幸せな気分になれます。彼らの歌声に聴き入ると、いつのまにか彼らの美の世界に入り込んでしまい、いい夢を見させてくれます。〔どうか、お願い。このまま夢を見させ続けてください。私を現実の世界に戻さないで!〕と哀願したくなります。だからウエストライフを聴いているときに、誰も話しかけないでください。私は今雲の上を漂っているのですから。キーアン、シェーン、ニッキー、ブライアン、マークの5人の雲の上を漂っているのです。個人的にはシェーンとニッキーが私のタイプです。(笑)いいですね、若いって。今日もウエストライフ聴いて5人分の若さのエキス吸い取りましょう。ファーストアルバムも素晴らしかったけど、このセカンドアルバム『COAST TO COAST』も素晴らしいです。より落ち着きと深みが出てきたなぁと思います。日本盤は人気曲の「IF I LET YOU GO」「CLOSE YOUR EYES」が再びボーナストラックで挿入されているのが嬉しいですね。特に好きな曲は「MY LOVE」「I LAY MY LOVE ON YOU」「SOLEDAD」「PUZZLE OF MY HEART」「YOU MAKE ME FEEL」、コーラスが素晴らしすぎます。「AGAINST ALL ODDS」は【マライア・キャリー】とのデュエットですが、かえって曲の純度が下がってしまったと思えるくらい。ウエストライフだけでも良かったかなーと………コンサートには行ったことないのですが、思わず合唱したくなる曲ばかりです。会場で一体感を味わえたら、さらに幸福度は絶頂を極めるでしょう。お願いです。ウエストライフを聴いている時に話しかけないでください。電話も掛けないで!今私の頭の中にあるのは自分と彼らのコーラスとハーモニーがあるだけ。私は幸福の真っ直中にいるのですから。。。。。(笑)(新譜の『FACE TO FACE』の日本盤は2月発売らしいです。ボーナストラックと対訳目当てで、2月まで待とうかしら。)このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.12
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日記保存用、アップ用に使っていたノートパソコンにウイルスが侵入したようで、2・3日前からインターネットに繋がらなくなってしまいました。ネットに繋げると起動、再起動を永遠に繰り返します。ウイルススキャンをしてみたけれど異常なしでした。多分ウイルス検知の定義が古く、新種のウイルスを発見出来ないのでしょう。OSのプログラムを書き換えられていているのだと思う。それを見つけるほどPCに詳しくはないし面倒なのでこのままにしておこう。そういえば、ウインドウズアップデートも大夫前から怠っていたし、OSもウインドウズMEなのでセキュリティが弱いようです。最近フリーズも頻繁にしていたし、キーボードもへたっていて強く叩かないと入力出来ないキーも出てきていました。5年ほど使っているでしょうか。CPUもセルロン700MHZなので遅くて動画などダウンロードにも時間がかかります。インターネット以外のソフトは正常に使えるけど、そろそろ買い替え時かなと思います。ハードディスクをフォーマットしてOSを入れ直すという手もあるけど、めんどくさいし。幸いメインのマシーンはデスクトップでもう1台あるので、こうやって日記アップ出来ています。ノートのファイルはデスクトップに移管しようかなと思います。パソコンも一人2台の時代になってしまいましたかな。そんなわけでこの冬ノートPC買っちゃおうかな。安いビジネスモデルのノートPCを。冬はノートPCが必需品です。ノート型じゃないとコタツに入りながらPCいじれないのです。(笑)予算は80000円。あるかなー?
2005.11.11
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淋しいアルバムだなぁとも思うし、やけに落ち着くアルバムだなぁとも思う。原点に帰って、これからどんな旅に出ようかという旅立ちの前の情景にも映るし、外界の世界に疲れ切ってしまった人間が、自分の世界に引きこもって、新たな模索の道を探している。そんな情景にも映ります。生ギターが主体のフォークにブルース、【ニール・ヤング】よりも【ボブ・ディラン】よりも覚醒していて、冷え切った楽曲。楽しい音ではないけど、弱々しくて深遠で美しい。【ベック・ハンセン】の瞳は、涙目のように見えるし、無精髭を伸ばし、疲れ切った表情にも見える。そして自虐的なペインティング。《THE GOLDEN AGE》♪両手をハンドルに置いて ゴールデン・エイジを始めよう 窓を下ろして 月の光をその肌に感じるんだ 砂漠の風が ズキズキ痛む頭を冷やしてくれるし この世界の重みを 代わりにどこかへさらっていってくれる 荒れた道 殺伐とした景色 向こうには遙かに灯りが見えるけど もう大丈夫だって気分になるまで 一晩中車を飛ばさなきゃ 近頃はどうにか毎日を過ごしている 頑張ってみようなんて思いもない♪どうしょうもない脱力感、無力感に満ちている。ベックと言ったら自分の世代では【ジェフ・ベック】の事でしたが、今の状況だったらベック・ハンセンのメッセージの方が重く身近に感じます。弱々しくて傷つきやすくて頼りないけど、放とけない。そんなベックに自分の影を見る。《LOST CAUSE》♪僕は戦うことに疲れてしまった 戦うことに飽き飽きしているんだ もはや意味の失われた大義のために戦うなんて 君が向かっている場所がある それは君が一度も行ったことがない場所 ベイビー君は失われた大義なんだ♪痛みは分かち合ってこそ、癒される。美しいギターの旋律に誘い込まれます。このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.09
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ファンでなくても、かつて茶の間の歌番組で楽しませてもらっていた方が亡くなるのは悲しいものです。本田さんがデヴューした頃のアイドル時代、私が好きだったのは南野陽子さん中山美穂さん小泉今日子さんでした。本田さんは対象外だったのですが、初めて本田さんの歌を聴いたときに、歌の巧さ声量感にはビックリしたものです。それと細い体なのに全身を使ったリズム感とパワーにはビックリもしました。間違いなくアイドル系の中では実力はNo.1だったと思います。その実力がアイドルらしくなくて、中途半端な気がしたのも確か。私好みとしては徹底したアイドルだった前記の3人が好きだったのです。ロッカーとしても、すっきりとしすぎていて、人が良さそうな気がしました。毒や陰みたいなものがないという意味では。当時の日本の音楽シーンとしては、彼女のようなタイプを受け入れる状況にはなかったのではないか。アイドル歌手としての曖昧な道しかなかったのではないだろうか。それから最近は舞台やミュージカルで活躍していたようですが、ちらっとTVで聴いてみた歌の巧さ、声の透明度、伸びやかさにはビックリしました。クラシックなどアカペラなどにも挑戦していて、実力は一流でした。アイドル時代のイメージが邪魔をして、まともに聴いたことがないというのは反省しなければいけないなと思いました。「白鳥」という曲はとても美しい曲です。最近の手記で〔笑顔〕というのを書かれていました。どんなに辛く悲しい時でも笑顔を忘れないでという内容だったと思います。本田さんの優しさ美しさ人柄の良さがにじみ出ていた言葉でした。女優の夏目雅子さんが亡くなったときにも思ったけど、美しい人ほど、早くこの世を去ってしまうのでしょうか。
2005.11.08
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最近、私悩んでます。同じ職場にいる、20歳代の小柄でポチャっとしたOLのお姉さんが可愛くて好きになってしまったのです。その子とどうやってつき合う時間を作ろうかなって、真剣に悩んでいます。家族にばれないようにするにはどうすればいいかなって。こんな浮いた話だったら楽しいのですが、こんなのではありません。(笑)いやねぇ、【フューチャー・ヘッズ】のファーストアルバムが良いのか悪いのかどっちなのか悩んでいるのです。ロック好きの悲しい性です。こんなのばっかりです。(笑)【フランツ・フェルディナンド】のメンバーが2004年のベストアルバムに選んでいたフューチャー・ヘッズのアルバムでした。これ私も気になって、とりあえず試聴してみて、イマイチ・イマニぴんと来なかったのですが、〔とりあえず買ってみるか、フランツも絶賛していたことだし。。。〕見たいな軽い乗りで買ったのですが………家に帰って、1回通して聴いてみたのですがさっぱり分かりませんでした。なんだか変拍子が多い偏屈なギターロックだなぁと思いました。こりゃ【XTC】以来の難解さだなぁ……等と。いわゆるHMVのレヴューで言う〔だめ!〕っていう奴でしたかね。ところが後日、我慢して2・3回聴きましたら、少しこの偏屈なビートが心地良くなってきました。この段階でHMVのレヴューで言う〔いまいち〕に変化したのです。それからまた数ヶ月後、聴きました。そしたら、これ面白いんじゃないの、けっこう活けるかもに変化しました。この段階でHMVのレヴューで言う〔すばらしい〕に変化したのです。振幅の狭いガレージ系のギターロックだと思うけど過激さ見たいのは無くて細切れギターリフの面白さとコーラスがユニーク【クラッシュ】や【ジャム】【ギャング・オブ・フォー】に近いところもあるけど、一番似ているのはXTCかな。リードヴォーカルは【ディーボ】ぽくて冗談かなとも思える。ギターロックの常道からは外れているし、突拍子もないので、とまどうけど慣れればハマって抜け出せなくなるかもしれない。後何回聴けば〔最高〕になるだろう。いわゆるHMVのレヴューで言う。。。。。楽しみだ。(笑)PS(この日記読んで、聴きたくなって、CD買って、聴いてみたらつまらなくても責任持ちません。)このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.07
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インフォシークのRSSリーダー使い始めました。以前から登録しようと思っていたRSSリーダー、何度が試していたのですがパスワード入力後にエラーが出てしまい登録出来なかったのでした。今日は何故かすんなり登録出来てしまいました。最近は楽天以外のブログへの観覧が多くなったので、新着のチェックに無駄が無くなりました。それと同時に楽天のお気に入りリンクも必要性がなくなりました。またロックの部屋も新たな展開に向かい始めたと思います。今までの付き合いも大事だけど、常に前を向いて行きたいと思います。
2005.11.06
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【Salyu】(サリュ)という女性シンガーがちょいと気になって、調べていたら【Lily Chou- Chou】というアーティストにぶちあたりました。Lily Chou- Chouとはネット、小説、音楽が複合したプロジェクト。小説や映画にもなったらしいのですが……私は見ていません。読んでいません。そのリリィ・シュシュというアーティストを演じていたのがSalyu。映画の中の音楽ユニットとしても実在していたのがリリィ・シュシュです。書いていて訳が分かんないですが、映画を見てる人だったら分かるでしょう。リリィ・シュシュとしてリリースされたのがこの『呼吸』というアルバムです。音楽単体で聴いても楽しめる素晴らしいアルバムでした。まずはアンビエントな音空間を演出出来るアーティストがここ日本にもいたというのが驚きです。正確に言うと【マイ・リトル・ラバー】の小林武史と映画監督の岩井俊二を含めたユニットがリリィ・シュシュ。サリュは偶然でしょうが、シンガーソングライターのリリイにも似た低い声をした人。単なる環境音楽になってしまいがちのエレクトロニカに、サリュの存在感が音楽に実在感をもたらしていると思う。アルバムのコンセプトは明確にはない。地球上の次元には歪みがあって位相のずれからくる空間があるとすれば、その中に迷い込んでしまったような音楽である。不思議の国の〔Lily Chou- Chou〕この世界に入ってしまったら抜け出すのは困難だ。歪みを見つけて位相を修正して、現実の世界に戻らなければ。。。幻想と癒しの夢の心地良さに全9曲さらっと聴けてしまいました。現実に戻るのが怖い!このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.05
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2005年下半期一押しの新人バンドです。ロンドン郊外のスティーンズとかいう、あまり馴染みのない街出身の【ハード・ファイ】。貧しい労働者階級社会で生まれ育ったという人達です。この労働者階級社会っていう奴は、日本に住んでいる限りは分かりにくくって、そんなので呑気に英国のロックを聴いていていいのだろうかなどと、30年以上も思い続けています。フリーターなるものが少しずつ確実に日本でも増え続けているのでしょうが、特別に仕事を選ばなければアルバイトでも仕事にはありつける状況ではないのですか、日本の場合は。階級社会の現実というやつを、知るためにもイギリスに住むべきだなぁと思ったりもします。労働者階級の家に生まれたら一生うだつの上がらない一生を送る。そんな現実なのかもしれない。成功したければロックでもやるしかない。今もそこまで追いつめられているのだろうか?《CASH MACHINE》♪キャッシュ・マシーンで金をおろして、家に帰るまでの切符を買う そうしたら画面に「貧乏人は予定なんかたてるな」というメッセージ 冗談じゃない、時間がないんだ 3週間と5日分の給料しかもらえてないんだし ギリギリの生活楽じゃない 金は出ていく一方で、全然貯まらない いつか理想の自分になれるかな キャッシュ・マシーンのために働くこんな俺でも 俺のポケットには穴があいている 穴があいているにきまっている♪若手のバンドなのに、しっかりとした厚みのある音を出すギター主体のバンド。ディスコとスカを併せた言葉ディスカ(diska)という呼ばれ方をされている。切ないメロディーが覗くポップさと、スカのビートに踊れるダンス・ミュージックの要素も取り入れている。様々なルーツを感じとれる、飽きのこないロックビートサウンドです。ヴォーカルのハーモナイズがまたカッコイイのです。「TIED UP TOO TIGHT」切ない哀愁メロディーとギターのアルペジオ。轟音ギターも覗く。「HARD TO BEAT」TOP10に入るヒットをした。ダンスチューン。手拍子も入る、最高にカッコイイ曲。「MOVE ON NOW」淋しげなピアノの余韻が美しいバラード。「LIVING FOR WEEKEND」働きずくめの一週間、プレッシャーとの闘い。週末が俺の生きがい。今夜は遊び明かすぞと歌うLIVING FOR WEEKEND、重みのあるロックンロールだ。ハード・ファイのようなバンドが出てくる土壌ってある意味うらやましいなと思う。人間的で。骨抜きになっているどこかの国の人々よりもずっと正常だなとね。さらに大物に化ける予感がする新人バンドです。先が楽しみです。このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.03
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最近私の日記暗くないですか?ええ、暗いですよ。日記の中に(笑い)がないですから。(笑)いやねぇ、ほんと公私共に笑えるような出来事がないんですよ、本当に。いやんなっちゃう位にね。背中に羽根を付けてどこかに飛んでいってしまいたい暗いです。誤字じゃないです。(笑)暗さも行き着くところまで行くと馬鹿馬鹿しい事も書きたくなるモンです。「TRUE LOVE」〔真実の愛〕ってなーに?真実の愛になかなか巡り逢えないのはどうしてなんだろう。ようやく見つけたと思ってもその度に僕の勘違いに終わってしまうから!?喧嘩するほど仲が良いとはよく言ったもの。お互いを知らないうちは、喧嘩も出来ないじゃない。でも仲直りが出来ない喧嘩もあるじゃない。愛は夢、知りすぎないところが真実の愛!?本当にそうかな。《TRUE LOVE》♪今までの僕は 真実の愛というものに翻弄されていたのかな それとも、僕自身が端から真実の愛などあり得ないと 思い込んで 知らず知らずのうちに拒絶してきたのかもしれないね けれど、人を愛する心に 疑いの気持ちが入り込む隙はないからね 君が僕の心の殻を破ってくれると、信じていたよ♪〔普遍的な愛〕ってなーに?家族愛やら国家愛に民族愛、身近な愛に夢中になっていて大事な物を忘れてはいませんか?《A TIME TO LOVE》♪他国を征服したり 石油を採掘したりすることに躍起になっているうちに 憎しみ、暴力、無差別テロが この世にはびこってしまったよ 一体、いつになったら人々は愛する気持ちを 取り戻すことができるの 今、僕たち人間は重大な局面を迎えているんだ 父なる神は、僕らが母なる地球を 痛めつけている様子をお見通しなんだ 恥ずべきことだよ 今僕らは、愛の轍の上を歩くのか それとも憎しみの海に沈むのか ふたつにひとつを選択するという 歴史の分岐点にいるようなものなのさ♪〔例えば、グラスに半分ほどの上等なワインが注いであるとするでしょ。私はそれを人生に例えるなら、‘もう半分しかない’と考えるよりも‘まだ半分あるわ’と思いたいの〕この言葉は「POSITIVITY」という曲の中に出てくる一節です。自分に与えられた人生の中で前向きに生きていくことが大事なんだというメッセージです。境遇や状況のせいにして暗くなるのではなく、明るく生きていくべきだとね。曲のイメージは軽快でファンクなのですが重いメッセージですね。『A TIME TO LOVE』、今こそ愛が必要。愛ってなーに?スティーヴィー・ワンダーの熱いメッセージが込められたアルバムです。もう一度、自分自身の事を冷静に考えてみようと思いました。このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.02
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スティーヴィー・ワンダー10年振りの新作、やっと出ましたねぇ。私は発売日の翌日10月20日だったか会社帰りに買いました。まだ通して1回しか聴いてないのですが、一言でいって、かなーり素晴らしい出来です。携帯音楽プレイヤーにも入れたのでこの冬繰り返し通勤途中で、そして自宅の部屋でも聴きまくりそうです。新作が出るという情報が3年以上も前にあったのに、何故ここまで伸びてしまったのか。これについては日本盤のライナーノーツに詳しく書かれていました。輸入盤を買った人もいると思うので、ここは少し要約して紹介しておきます。まずは、アーティストとレコード会社との契約の問題。多くのアーティストの場合、ある期間内に何枚のアルバムをリリースするかというのが契約で結ばれますが、スティーヴィーの場合は枚数の契約があっても、期限は切られていないそうです。つまりスティーヴィーの作品に関しては締め切りが無いと言うこと。本人が作品に納得がいきゴーサインが出ない限りは発売は先送りされてしまうという事らしいのです。2003年スティーヴィーは来日し、未発表の曲を4.5曲を演奏しました。この時点で〔2004年中には出るといいな〕という本人の口からも情報がもたされました。そして2004年5月頃にレコード会社から6月か7月に発売されるだろうという情報がもたされました。2004年6月8日には全米のテレビトークショーに出演したスティーヴィーは、新作は7月27日に発売されると発言しCDのジャケットまで披露しました。さらに新作に収録される予定の作品を演奏したのでした。この時点では、発売スケジュールが順調に進んでいたようでした。しかし………その二日後の6月10日、スティーヴィー自身の尊敬の師でもあるレイ・チャールズが死去したのでした。衝撃の報を聞いたスティーヴィーは、新作の発売をキャンセルし白紙に戻したのだった。さらに翌7月5日、スティーヴィーの最初の妻でありソングライターとしてもパートナーだったシリータ・ライトの死、58歳の若さだった。この後新作アルバム発売の信憑性を帯びてきたのが2005年3月に先行シングル「SO WHAT THE FUSS」のリリースによってだった。結局ここからさらに7か月あくわけですが、その間収録曲の絞り込み等が行われたようです。スティーヴィー曰く〔音楽をクリエイトする時に、スケジュールに縛られてやるということはない。音楽をクリエイトするには、まず人生を生きていくこと、そしてそこからインスパイアーされたものでなければならない〕と述べています。かけがえのない人が亡くなれば自分の作品の発売よりも喪に服する事を優先し、さらにはそこから作品へと新たな想いが吹きこまれたと考えられます。実際、完成度が高く密度の高い作品になっていました。スティーヴィーのヴォーカルはさらに優しさに磨きがかかったつき抜けた感じに聞こえます。後編では、『A TIME TO LOVE』の個々の曲について、少し突っ込んで書こうかなと思います。このアルバムをチェックしてみる?人気音楽blogランキングを見てみる?
2005.11.01
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