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ジム・キャッパルディが亡くなったから書くというのも気が引けるのですが、トラフィックについてはずっと前から書こうと思っていました。これと言ったとっかかりがなかったものだから書けなかったのですが、こんなとっかかりで書いてもいいかな?(いいとも!!)笑。さてトラフィックですが、どのアルバムについて書いてみようか考えてみました。今現在持っているアルバムがヒストリー物の2枚組ベスト集『SMILING PHASES』と『SHOOT OUT AT THE FANTASY FACTORY』、そして『FAR FROM HOME』の3枚です。ちなみに【スペンサー・ディヴィス・グループ】のアルバムは1枚、【スティーヴ・ウィンウッド】のソロアルバムが5枚あるかな。なわけでかなりのトラフィック好き(スティーヴ・ウィンウッド好き)ですね、私も。やはりグループの歴史が分かる『SMILING PHASES』にしときましょう。1967年作の『Mr.Fantasy』から1969年の『Last Exit』までが第一期になります。これはこの後スティーヴ・ウィンウッドが【ブラインド・フェイス】を結成するために一時解散したため。1枚目の1曲目にはデヴュー・シングルの「PAPER SUN」この曲は当時流行のシタールを使用していますが、ブルース臭さがなくてファンタスティックで不思議な雰囲気を持ったポップな曲。2曲目の「HOLE IN MY SHOE」はデイブ・メイソンの曲だ。これはセカンド・シングルですが、全英チャート2位のトラフィック最大のヒットとなっています。「PAPER SUN」よりもさらに摩訶不思議なアシッドな曲で、メロトロン(フルート)が効果的に使われています。途中の女の子の語りもさらに不思議さを加速している。デイブ・メイソンの声は円くて聴きやすい。大好きな曲です。4・5・6・8曲目にはファーストアルバム『Mr.Fantasy』からの曲です。「HEAVEN IS IN YOUR MIND」はドラムスがバタつき気味ですが、リズム進行が機関車みたいで面白い。スティーヴ・ウィンウッドのヴォーカルがRチャンネルからLチャンネルにパンするところとかレコーディングに工夫があって面白い。ギターとピアノもどこか意図的に外してあるというか自分勝手にジャムっているようでユニークです。「COLOURED RAIN」はオルガンがサイケデリック!「NO FACE, NO NAME, NO NUMBER」これもシングルカットされましたが、そんなにヒットしなかったようです。でもメロトロンの美しさといったらたまりません。オルガンとアコースティック・ギターが軽やかに鳴る小品です。スティーヴ・ウインウッドも思い入れたっぷりに歌っています。 アルバムタイトルの「DEAR MR. FANTASY」はR&Bぽいですが、ギターの厚みとねちっこさはヘヴィー・ロックそのものだ。ドラムスとハーモニカとの掛け合いがお見事。聴き応えは充分です。セカンドアルバムの『Traffic』からは4曲。このアルバムでは、デイブ・メイソンの曲が数多く占めるようになり、スティーヴ・ウィンウッドとの個性の違いが明確になっております。「FEELIN’ALRIGHT」「YOU CAN ALL JOIN IN」ともにデイブ・メイソンの曲です。一言でいうとデイブ・メイソンの曲はアメリカ南部のカントリー臭さ。【グレイトフル・デッド】や【ザ・バンド】の影響が強いのだろうか?スティーヴの「PEARLY QUEEN」もカントリー臭さはないものの、アシッドぽさもなくなっている。サードアルバム『Last Exit』の前にはデイブ・メイソンはグループを脱退しアメリカへ渡る。このアルバムからは3曲。3曲とも、いまいち緊迫感がない。アメリカ志向のサウンドのせいもありイギリスでは売れず、アメリカではまずまずのヒットとなりました。この頃もうすでに気持ちはブラインド・フェイスにあったスティーヴ・ウィンウッドだったようです。やはり第一期は『Mr.Fantasy』の出来が素晴らしいですね。サウンドの多彩さとアイデア、実験精神、ポップな楽曲と60年代クラシックロック、ニューロックの名盤です。《前編》はここまででお終いです。スタミナ切れです。いつものように後編は明日になるか、3日後になるか不明。忘れてしまってもいっこうに構いません。では。(笑)………………………………………………………………………《番外編》昨日、夜中に寒さで起きてしまいトイレに行って出すもの出したのですが、今日「おしっこ壁に掛かりまくっていたわよ」と怒られてしまいました。トイレに行ったのは覚えているのですが、的を外したのまでは覚えていませんでした。寝ぼけていたのかも。もしかして寝起きだから、お○ん○んが大きくなっていて方向がそっぽ向いていたのでしょうか?若い若い!?(爆笑)『格言』「気を付けよう、夜中のトイレと、ち○この向き」字余り。。。。
2005.01.31
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世界には歌姫と呼ばれる人が何人もいます。記憶にあるところでは、カナダの【セリーヌ・ディオン】、アイスランドの【ビョーク】………だけ。(笑)そしてアジアにもかつて【テレサ・テン】も歌姫と呼ばれていましたが、彼女の死以後中国で歌姫と呼ばれているのが【フェイ・ウォン】です。歌姫の意味は、歌を巧みに歌う女性、歌を歌うことを職業とする女性という事になりますが、これだと芸能界の女性歌手は歌姫だらけになってしまいます。やはり選ばれた人にしか歌姫と呼ばれないし言って欲しくないという想いです。言葉のイメージとしては、汚れのない純朴さ、可憐な女性歌手という事になるのでしょうか。テレサ・テンは日本の歌謡曲や演歌と大いに関わり合いがあった人でしたが、フェイ・ウォンの歌は欧米のロック・ポップスとの関わり合いが大きい。【コクトー・ツインズ】や【クランベリーズ】の曲をカバーしているように、彼女の声の滑らかさや透明度、チャキチャキしたところはポップスのリズムに良く似合います。「流れるは飛ぶに非ず」のおてんばぶりはとても可愛い。フェイの歌は時折聴きますが、いつも切なくなって目頭が熱くなります。なんでこんなに優しいのだろうかと思わずにはいられません。きっと忘れかけている、素直さや、人を愛する気持ち、他者を求める健気な自分自身の心を呼び起こしてくれるからでしょう。今日もまた『THE BEST OF BEST』を聴いて泣けてしまいました。《私の願い》♪寂しさってとても微妙 影みたいにぼんやりつきまとう 心の奥では 声も出さず息を潜めているのに あっという間に私を淋しさの淵に突き落とす 夜になると ああ あなたのことを考えて 息苦しくなる じれったい すぐに あなたのところへ飛んでいきたい あなたのためなら あなたのためなら 私 地の果てに追放されてもいい たとえ一秒でも あなたの心の中に留まれば 世界を棒にふってもかまわない あなたの真心だけ欲しい 愛で答えを返してほしい 私はなんでもしたい なんでもしたい あなたのために♪中国や韓国の映画・ドラマなどを見てみると、素直に自分の心を他者にぶつけているように見えます。いつの頃からか、日本の人は心を内側にしまい込んでしまっているような気になります。皆傷つくのが恐いからなのか、何もしなくても楽に生きていける術を身につけてしまったからなのでしょうか?広東語で歌われている曲もありますが、とてもナチュラルな響きでイメージの拡がりのある言葉だと思う。洋楽のポップスとの相性も抜群だなと思いました。《語り尽くせぬ愛》♪なぜでしょう 私はいつも悩み事に囲まれて 毎日祈っている 早く恋の悩みから解放されたい あの日 あなたは言った 永遠に愛してくれると 語り尽くせない愛は雲と共に流れていく なぜでしょう 私はいつも悩み事に囲まれて 毎日祈っている 早く恋の悩みから解放されたい♪寂しさや心の空虚感は突如おそってきます。いつも満たされない想いに不安がよぎる日常です。今日もまたフェイ・ウォンの声と歌に癒されました。彼女のファッションセンスもまた可愛らしくて、ときには艶めかしい。私にとっては、憧れの女性のひとりです。
2005.01.30
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ワールドカップ最終予選前の強化試合。雨模様の横浜国際競技場でしたが気温10度、湿度70パーセントのサッカーするには好条件でした。出だしから今日は積極的な試合運び、前半5分に右サイド加地からの攻撃から玉田がゴール前トラップしてシュート、ゴールが決まり1点目。2点目は11分、三都須左からのコーナーキック低いボールがカザフスタンのディフェンス陣を超えて待ちかまえていた松田の前へ、確実に決めてゴール。日本のボールの切れ味に比べてカザフスタンの守備陣が対応しきれていない様子でした。3点目は24分、右サイドからの三都須のフリーキック、これもカザフスタンの守備陣ボールにふれられず日本の攻撃陣が死角となって、キーパー反応できず、そのままゴールネットに吸い込まれた。前半は一方的に日本のペースで終わりました。後半は15分、小笠原のスルーパスから玉田がディフェンスをかわし右隅にゴールを決めて4点目。結局4-0で日本の快勝。アテネオリンピックの代表だった阿部がボランチに入ったり、2004年Jリーグの日本人得点王の大黒が代表初登場したり見所の多い試合でした。小笠原と玉田のスピードと、そして加地の右からの積極的な上がりが特に目につきました。三都須と中澤はこの相手では余裕の闘い振りで安心してみられたし、調整は順調に行っているようです。そしてあと1試合強化試合の後、最終予選初戦の北朝鮮戦です。今日の試合のように大勝してほしい。楽しみだ。
2005.01.29
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【22-20s】はトゥエンティトゥ・トゥエンティーズと読めばいいんですかね?2004年デヴューしたイギリスの若手バンド22-20s。やはり【カサビアン】【ザ・ミュージック】と共通しているが、楽曲のエナジー感が素晴らしい。22-20sが個性としているところは、ギターが中心である事だ。ダンス度やサイケ度に関しては先の二つのバンドに比べるとかなり控えめです。代わりに60年代のR&Bの影響が強く感じられる。20歳前後の年齢でこのテクニックと演奏力には驚かされます。3人トリオとは思えない拡がり感のあるサウンド。やはりギターが多彩にハーモナイズしているから。それとスピード感は申し分ない。バラード系の曲「the things that lovers do」で聴かれるオルガンの音が60年代風のレトロ調で、ミステリアスな雰囲気をかもし出している。クロスビート3月号の記事によると22-20sのMARTIN TRIMBLEが選んだ2004年の年間ベストアルバムTOP10にボブ・ディランの『ライヤル・アルバート・ホール』クラッシュ『ロンドン・コーリング』Tレックス『電気の武者』ローリング・ストーンズの『メインストリートのならず者』等が選ばれていました。こういうのを見てみると嬉しくなってしまいますね。ここまで徹底しているのもそうはいませんよ。若さ故、クラシックロックの名盤を聴きあさって吸収しているんだろうなと思わせます。「devil in me」のソリッドなギターのリフなどは、ツェッペリンのファーストあたりを想起させるし、ヴォーカルは【アニマルズ】のエリック・バードンの黒っぽさがチラホラと見え隠れする。「such a fool」も渋い。厚い(熱い)ハモリに興奮を覚えます。シングルにもなった、エモーショナルに歌い上げる「shoot your gun」、切なくこみ上げてくるものがあります。このアルバムはベテランの60年代70年代のロック好きから、最近のファンまで幅広く進められます。素晴らしいアルバムですがCCCDなのが気に入らないなぁ。輸入盤は下の方に記載してあって気が付きにくいです。買った後、アリャと思ってしまいました。そういや私の持っているCCCD 盤は全てEMIだなぁ。このアルバムも私のDVDプレイヤーでは反応してしまい音量がところどころで大きくなったり小さくなったりする弊害が出ています。
2005.01.28
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今日は珍しく9時まで残業しやした。4時間も。いつもは1時間程度しかしません。と言うかちょっと帰りにくい雰囲気だったので渋々仕事していたというところです。一度上司に「何で早く帰ったんだよ!」と言われた事もあるので……まぁ、その場の雰囲気を少しは察しないとね。と、こうなるとほとんど日記なぞ余裕もって書いてられなくなります。夕食してお風呂入るともう眠いです。(苦笑)さて1月24日付けのUK TOP10アルバムチャートです。先週に続いて2週【KILLERS】がNo.1でした。やはりこれは、グラミー賞でノミネートされた影響でしょうか?このアルバムも2月16日にDVD付リイシュー盤として発売されます。楽しみです。買いますよぉ。しかしTOP3はアメリカのバンドですねぇ。今週注目したいのはNo.8の【DAMIEN RICE】。アイルランドのシンガーソングライターらしいのですが、試聴してみたところ語り口調のフォークでした。素朴で落ち着きます。ヴァイオリンやストリングスも導入されています。「Amie」という曲が特に良かったです。日本盤はまだ出てないようです。【ニール・ヤング】や【ドノヴァン】【ボブ・ディラン】が好きな方にお奨めっす。U2がついに圏外へNo11ですが。。。そんな急激な落ち込みではないので再び浮上するかも、【カサビアン】【キーン】の例もあるので。今後注目したいのは【BLOC PARTY】です。いつチャート・インするでしょうか?
2005.01.26
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2月2日にDVD付のリイシュー盤として発売される【シザー・シスターズ】のファースト・アルバム。どーしても待ちきれなくて通常のCD盤買ってしまいました。ヴィジュアル的にも面白いバンドなので、DVDの映像集は貴重なんだけど、待ちきれませんでした。ここのところイギリスのヒットチャートでもずっと上位をキープしています。ニューヨーク出身でありながら、イギリスでの凄い人気。BARKSの音楽ニュースによれば昨年英国で発売されたアルバムで【キーン】を抜いてNo.1になったそうです。159万4259枚という数字が出ています。日本ではどうなのかというと、私がHMVに買いに行ったときには、輸入盤2枚に日本盤が1枚あっただけ。特別枠で陳列されていたわけでもなく、ごく普通に置いてありました。リイシュー盤が発売されれば試聴機とかに置かれるのでしょうが、そんなに盛り上がってないようでした。別にヒットチャート上位ものを優先してチェックしているわけでもなくて、たまたま小耳にしたらほんと素晴らしかったです。もう音楽好きであるならば、一人一人に向かって「シザー・シスターズ良いよ、聴いてみて」と言いまくりたいくらいです。そこでです、どこが良いんだか私がここで書きまくるしかないわけですね。5人組のバンドですが、外見は普通じゃなくてゲイぽい(本当にゲイ?)です。一人はほぼ女装です。ヴォーカリストはその女装の一人がアナ・マトロニックという人で、もう一人の男性シンガーがジェイク・シアーズという人らしいです。ステージでアナは髪の毛をポニーテイルにして、黒いセクシー系ドレスに身を包みジェイクは素肌にデニムのオーバーオールという出で立ちで登場するらしいです。腰をふるわせ身体を絡ませあいステージに這いつくばって歌えや踊れの大騒ぎらしい。こういう怪しげでセクシー系の舞台と言えば、『ロッキー・ホラー・ショー』を思い起こさせますが、彼らもこの舞台と映画には影響を受けたと言ってます。私も70年代に『ロッキー・ホラー・ショー』の初舞台見に行ったけど強烈でした。当時まだウブだった私は静観できませんでした。見終わった後、気分が悪くなった記憶があります。それからまた映画も見に行ってしまったんだけど……(笑)まさに癖になる毒というやつです。肝心の音の方ですが、これがダンス・ビートを基本としていますが所々ロックのエッセンスが盛り込まれていてニヤリとしてしまいます。「LAURA」「TAKE YOUR MAMA」のピアノの弾き方と乗りは【エルトン・ジョン】そっくり。「COMFORTABLY NUMB」は『ウォール』に入っている【ピンク・フロイド】のカバーだけど、あの不気味なドドドドドドのリズムが、ビージーズ風の裏声コーラスでさらに怪しげになって、ダンスミュージックに変貌してしまいました。全体の曲のトーンは何故かしら【フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド】似。「FILTHY/GORGEOUS」は【ワム!】風のダンスビート。ジェイク・シアーズが影響を受けたアーティストに、【デヴィッド・ボウイ】や【ロキシー・ミュージック】を上げ、アナ・マトロニックは【スージー&バンシーズ】【デュラン・デュラン】そして他のメンバーではギターリストのデル・マーキーは【スミス】【キュアー】【エコー&ザ・バニーメン】を上げています。何だか私の好きなのばっかりです。好きになるわけです。要するにニュー・ウェーブ好きがダンス・ミュージックを始めましたという事ですね。ビデオを見ていないので分からないのですが、多分ビージーズ風の裏声を出しているのがジェイクで女性の声がアナでしょう。アナがゲイなのか女性なのかは今後の宿題として、しばらくこのアルバムは愛聴し続けそうです。今ロンドンのクラブでは、夜な夜なSCISSOR SISTERSの曲がかかっていて、ダンスしまくっているのだろうな。血が騒ぐなぁ。(笑)それから『ロッキー・ホラー・ショー』もまた見たくなってしまいました。アマゾンで調べたら2月18日にDVD896円で発売です。安い!!買おう!!(笑)
2005.01.25
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70年代から欲しい欲しいと思っていて未だに持っていないアルバムが、【サンタナ】の『天の守護神』というアルバム。サンタナの最高傑作とも言われているこのアルバムには、サンタナを代表する超有名な「ブラック・マジック・ウーマン」という曲が入っています。ラテン風のビートに泣きのカルロス・サンタナのギターが響きわたります。原曲である【フリートウッド・マック】の曲をさらに軽快で気持ちの良いリズムにさらしめた曲です。70年代前期のロックと言えば、楽器の進歩とレコーディング技術の進歩と同時にミュージシャンの演奏力の向上といった事があったと思います。プログレッシヴ・ロックがその先導的な役割を担っていたという側面もあるのですが、その一方でジャズ畑のミュージシャンがロックに接近していったという事があります。【ウェザー・リポート】や【ジョン・マクラフリン】といった人達、そしてサンタナはロックにラテンの民族性を持ち込んで成功した最初のアーティストではなかったでしょうか。カルロス・サンタナの官能的なギターの響きは、それまで聴いたことがない新鮮さに満ちあふれていた。ギターテクニックでは超一流なのは間違いがないのだけど、それをひけらかしているようには聞こえない所が良いです。さて、この『MOONFLOWER』というアルバムは77年にリリースされた、ライブ録音が8曲、スタジオ新録音が8曲という変則的な構成になっているアルバムですが、なかなか聴き応えがあります。先の「ブラック・マジック・ウーマン」も、勿論入っていますが、ご機嫌なダンスナンバーの「DANCE SISTER DANCE」もあって楽しめます。通常にありがちなダンスナンバーではなくて、コンガがポコポコ鳴って軽やかラテンなんだなぁ。デジタルリズムっていう表現でもいいかな。ベースもドラムスも早弾きで軽い。コーラスも感情移入なんてのはなくてリズムと一体化しています。ギターはフュージョンぽいかな。この独特の演奏スタイルは、日本の高中正義あたりにも影響があったんではないかなどと私は思います。「哀愁のヨーロッパ」も素晴らしいです。こんな曲を目をつぶりながら、ギターの弦に感情移入しながら弾いてみたいものです。【ゾンビーズ】の「SHE’S NOT THERE」もカバーしていますが、高品位なモダンなラテンリズムとの相性が抜群に良いです。間奏のオルガンもスリル満点でゾクゾクです。そして表題曲の「MOONFLOWER」、これはもう、とろけそうな泣きまくっているギターです。美しすぎる!!MOONFLOWERとは夕顔という花の事で、夕方に白い花を咲かせて翌朝には萎んでしまうそうです。はかない花ですね。源氏物語にも出てくるそうですが私は知りません。そういえば曲のイメージも美しさと、はかなさが感じられます。こんな花です。↓綺麗ですね。極め付きは「TRANSCENDANSE」のカルロスサンタナの早弾き。これにはびっくりさせられます。優しい歌詞もなかなか良いのです。《TRANSCENDANSE》♪ハロー また戻ってきたよ 君と気持ちを分かち合うためにね 驚いたかい 戻るって言っただろう だから今ここに居るのさ さよならを言うときも 笑顔のままで 踊り続けよう 笑顔のままで 笑って…… 笑って……♪(このアルバムは、リンク先のシナプス♪さんから一年以上前にプレゼントされて頂いたものです。感謝の気持ちを込めて書きました。)
2005.01.24
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今現在、自分の部屋のリスニングルームで一番長く使用しているのが、スピーカー。これはもう買ってから20年以上経ちますが、故障せずいい音鳴らしています。ヤマハのNS1000Mというスピーカーなのですが、これはオーディオマニアだったら知らない人はいないくらいの名機として有名なものです。元々はアナログ時代のスタジオモニターとして開発された機種なんですが、デジタル時代になっても、通用する音なのです。スタジオモニターというぐらいですから、鈍った音が出てはいけません。忠実に、確実に脚色のない必要な情報を再生できるものではなくてはならないのです。スタジオモニターというと素っ気ない味気ない音に思われがちなのですが、このNS1000Mは解像度と透明度が高く、キチンと再生してくれるので、飽きてしまったりうるさいという印象がありません。ソフト(再生側)の個性をそのまま描いてくれる可愛い奴です。私の20年来の愛器、彼女です。(笑)アナログ時代はプレイヤーもまた面白かった。カートリッジ(レコード針と増幅器が一体となったやつ)を再生する音楽の種類で交換してみたりして音の変化を楽しんでいたりしました。メイカーによっても個性があって、ヤマハのカートリッジはピアノの音が綺麗で薄化粧な美人タイプの爽やかな再生音、オルトフォンは低音がたっぷりした重厚な音、シュアーはメリハリが効いたこ気味の良い音、デンオンはどんなタイプの音楽でもそつなく再生する安定した音とか。私が良く使っていたのはデンオンのカートリッジですが(現在も)これは色んなジャンルの音楽を破綻なく再生するので、安心して使えたから。たまにアントレーのカートリッジなんか使っていましたが、これはフュージョンなどのギターサウンドの切れが素晴らしく気持ちの良い音がするのでいかったです。デジタル時代になって、オーディオの楽しみも減ってきましたが、まだリスナーの工夫で音を良くしたりするという事も出来ない事はありません。毎月買っているオーディオ・ヴィジュアルの雑誌HiViの2月号にも、CDの音質を向上させるアクセサリーなんてのが紹介されていました。このアクセサリーにCD・DVDを載せると、CD記録面に色温度で5500Kの光線を照射して、アルミ層をピットに沿ってより密着させるという働きをして、CD工場の蒸着工程で形成されたピットと反射層の密度度合いを高めるという。それによって正確な反射得られる、つまり情報の取りこぼしがなくなるということ。これにより情報量が増えたり、間接音が豊かになったり、響きなどが増加し演奏する場の空気感が出てくるといった効果が現れるという事らしいです。実際これを使用して試聴してみたところ、驚くほどの効果が得られたと書いてありました。肝心のこのアクセサリー(機器)の価格ですが、52,290円です。うー高い。CDにDVD何枚買えてしまうのでしょう。(笑)けどオーディオ・マニアをくすぐるには充分価値のある製品ではないですか。まぁ、こんな機器買っても聞き分けられる耳がなくてはダメなんですけどね。(爆笑)
2005.01.23
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おー、そうだそうだ。思い出しました、PRETTY THINGSの後編でした。4日振りなのですっかりテンション下がってます。(笑)ボヤいてもしょうがないので書いてみよう。ここで書くのは初期のR&B色の強かった頃のブリティ・シングスではなくて、中期以降の彼らです。この『1967~1971』という編集盤にはそのサウンドの変貌を知るのには最適なアルバムです。1967年にリリースされた「DEFECTING GREY」では、12分もあったものを編集して5分に縮めた曲。元々は3曲の別べつの曲を1曲にまとめたもの。ビートルズも「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」などでも試みていた方法です。シタールが印象的なナンバー。「TALKIN’ ABOUT THE GOOD TIMES」もシタールやメロトロンを使用したポップ・サイケなナンバー。これもどこかしらビートルズの「アイ・アム・ザ・ウォーラス」を連想させる。対向意識というか、当時の流行で自分たちにも出来るという事を示したかったのかもしれない。そしてロックオペラで有名な『S.Fsorrow』からは2曲。フーの『トミー』よりも『S.Fsorrow』の方が先だったというのは知られているのですが、プロモーションの失敗でフーの『トミー』の方がロックオペラとしては有名になってしまった。物語性を持たせたアルバムコンセプトとしては最初のロックアルバムと言われています。音はやはりアシッド系。1970年の「THE GOOD MR. SQUARE」「BLUE SERGE BLUES」になると【バーズ】風のフォーク・ロックに変化。なおこの時期にはオリジナルメンバーのディック・テイラーは既に脱退しています。「COLD STONE」ではヘヴィー・ロック・スタイルもこなしている。1971年の作品「STONE HEARTED MAMA」になると、さらにウエストコースト風の軽快なロックンロール路線になっている。そしてブリティ・シングスは、70年代中期に【レッド・ツェッペリン】が立ち上げたレーベル《スワンソングス》からアルバムを出したりと、その後何度も解散、を繰り返しては再結成ギグも行っている。こんなブリティ・シングスですが、クラシックロック好きには無視出来ない存在になっています。ロックシーンの重要な位置にいたにもかかわらず、それほど知られていないのはプロモーションの失敗、マネージメントに優秀な人間がいなかった、とかあるんだろうけど、ヨーロッパでは今でもカルト的な人気があるそうです。なお、【デヴィッド・ボウイ】は『ピンナップス』というアルバムでブリティ・シングスの「ROSALYN」「DON'T BRING ME DOWN」の2曲をカバーしています。こちらも聞き物です。個人的には『S.Fsorrow』の頃のアシッドな音が面白いし、好きです。
2005.01.22
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関東の某私鉄の駅のホームに、無料で大量に積み重ね上げられているフリーの情報マガジンR25。毎週木曜日に発行されているようで、翌日の金曜日になると一冊もなくなっていたりします。けっこうホームで電車待ちの時間や、車内の暇つぶしに読むのに重宝する雑誌です。今日たまたま仕事で外出する用があったので、駅のホームに着くとまだ残っていたので取ることができました。薄っぺらな50ページ足らずのマガジンなんだけど、けっこうコンパクトにまとめられていて面白い記事もあります。今週号で気になった記事は、『デルコンピーューターの快進撃の秘密』。国産のコンピューターメイカーが強い日本でも04年上半期前年同期比で22%増という急伸なのだそうだ。高性能なパソコンを自分でカスタマイズして10万円程度に手に入れられるデルのノートパソコン。不必要なソフトが一杯入っていて20万円近くもするパソコンよりも、こういったビジネスモデルで充分だと思う。そういや会社で使っているのもデルコンピーューター製でした。家で使っているのはVAIOのノートパソコンとショップブランドのデスクトップだけどノートの方は3年前に買ったやつで、もうキーボードの一部が軽いタッチだと反応しないのがあるし、スピードも遅い。ストレス溜まります。最新のパソコンに馴れてしまうと、よけい感じてしまいます。パソコンはデルコンピーューターのように必要最低限のソフトで高性能で安いが一番いいなと思います。どうせ、5年も使えないだろうし………最新のノートパソコン欲しいなぁ(笑)今週一週間は仕事の面で、気になること心配事がたくさんあって、落ちつかない日々でした。家に帰ってきても頭から離れず、モヤモヤした気分が続いていました。家には仕事は持ち込まない、忘れるタイプなのでこれはけっこうストレスです。会社人間には絶対なれないタイプです、私は。2つは解決出来たので少しはスッキリしました。こういう時は、だいたい飲みたい気分になります。明日は休みだし酔っぱらっちゃおうかな。(笑)で、R25の中にウイスキーの記事が載っていました。私はお酒の中ではウイスキーはかなり好きで、酔いたい気分の時には大抵ウイスキーを飲みます。一人でちびちび飲むのには最適なお酒だと思う。まさに私向き。(笑)スコッチでもカナディアン・ウイスキーでも何でも良いんだけど、最近はニッカの『MALT CLUB』ばかりだな。これは安くて味は円やかでソフトですっきりしていて旨いです。サントリーからニッカ党になってしまいました。飲み方はロックでも水割りでもOK、今の季節だったらホットも良いですね。炭酸を混ぜるハイボールなんて飲み方もあるようですが、これは試したことがない。今度飲んでみよう。水は家の浄水器を通した水で飲んでいるけど、市販の硬水や軟水を選んで最適なウイスキーとの組み合わせを見つけるのも楽しいかもしれないなぁ。水にこだわるのも楽しいですね。酔いが廻ってきたら、いつもロックのライブのビデオやLD、DVDを見るのが私の定番です。もうグルグル廻って最高なんです、これが。(笑)
2005.01.21
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アイスランド出身の歌姫ビョークのフルネームは【ビョーク・グズムンヅトッティル】と言うのだそうです。知らなかった!?彼女はとても芸歴が長く、1977年にわずか11歳の時にデヴューしています。80年代初頭には【クークル】なるバンドで数枚アルバムを出しているようですが、その後にこのバンドを発展させたのが【シュガー・キューブス】です。私もシュガー・キューブス時代はまるっきりビョークの存在は知らなくて、90年代にソロになってからですね。完全に後追いで聴いている状態です。シュガー・キューブスは3枚のオリジナルアルバムを発表しているようですが、私が持っているのはこの3枚のアルバムから選りすぐられたベスト集です。年代順に曲が並べられているので聴きやすいです。でもそんなに音的には変化は無いみたい。ビョークのヴォーカルは今現在と比較すると、バンドサウンドの一員という感じで突き抜けたところはそれほどありません。でもやはり、この頃からすでにエモーショナルで個性的です。音はクールなパンクと言ったらいいのか、早い話がインディーぽいのです。ガチャガチャしたところがシュガー・キューブスの魅力でもあると思うけど、果たしてビョークの魅力が出し尽くしているのかなという想いはあります。ギターバンドよりは、エレクトロニカとダンスビートの方がビョークの個性は生かされると私は思うのですがどうかな。「声も楽器の一部です」こう実感できる人は、数少ない。ビョークはこれについては、筆頭格でしょう。ともかく、シュガー・キューブス内ではビョークの個性を縛った事は確かなようで、メンバーとのツインヴォーカルが馴染んでいないのは聴きとれます。(そこが不思議な魅力でもありますが………)シュガー・キューブスのファーストアルバムは1988年にリリースされ、インディーズチャートのNo.1を獲得しました。マンチェスターから翌年【ストーン・ローゼス】がデヴューした事を考えると、少なからずシュガー・キューブスの存在が英国のロックシーンを刺激したことは確かなはずでしょう。
2005.01.19
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なんだか大袈裟なタイトルですが、大した事は書きません。心して読んでください。(笑)《その知られざる真実》☆【ローリング・ストーンズ】のごく初期のメンバーであった、ディック・テイラーは元々はギターリストであったが、既に二人のギターリスト(ブライアン・ジョーンズとキース・リチャード)がいたためベース奏者になった。☆ディック・テイラーがストーンズを脱退した理由。ディック・テイラー後日談「もうベースを弾くのに飽き飽きしちゃったんだよ。それに試験の事がとにかく頭にこびりついていていたんだ。」彼はその当時美術大学の学生だったのである。☆キース・リチャードはディック・テイラーと同じ美術大学に通っていて、同じR&B仲間としてジャムに明け暮れていた。☆ディック・テイラーは1960年頃、ブルース/R&Bのコピーバンドを仲間達と始めるが、その中にミック・ジャガーがいた。幼少からの友人だったのである。☆ミック・ジャガーとキース・リチャードは直接の面識はなかったが共通の友人がいたのである。それがディック・テイラー。それが分かったのは1962年ダートフォード駅での出会い、ミックはロンドン経済大学の学生でロンドンへ向かうところであった。キースは美術大学に通う途中であった。駅で意気投合した二人は後日会う約束をする。☆ブリティッシュ・ロック・ミュージックの父と言われるのがアレクシス・コーナーという人物、彼は1961年~1963年ごろイギリスではR&Bの中心的な役割をはたしていた。アレクシスはやがてR&Bのクラブを経営する。そして自らもブルース・インコーポレイテッドというバンドを結成した。そのクラブに熱心に通っていたのがブライアン・ジョーンズである。そしてそのバンドのドラマーだったのがチャーリー・ワッツだった。☆ブルース・インコーポレイテッドは、大勢の若手ミュージシャンを彼らのステージに招きセッションに参加させていた。その中にいたのがミック・ジャガーでありジンジャー・ベイカー(後のクリームのメンバー)である。☆ブライアン・ジョーンズは自分のグループを結成するために、色んなタイプのミュージシャンとシンガーをオーディションしていた。そこに加わったのがブルース・インコーポレイテッドを辞めたミック・ジャガーだった。そしてミックは友人のキース・リチャードとディック・テイラーをブライアン・ジョーンズに紹介したのである。ドラマーにはブルース・インコーポレイテッドを辞めていたチャーリー・ワッツを引き入れた。つまり、これがローリング・ストーンズの原形である。☆ディック・テイラーがストーンズを脱退した理由は表向きは前記の通りであるが、真相はベースではなくギターを弾きたかったのであろう。その証拠として、まもなくディック・テイラーは同じ美術大学に通う友人でヴォーカリストであるフィル・メイとバンドを結成することになる。今度はギターリストとして。それが【PRETTY THINGS】(プリティ・シングス)である。☆ディック・テイラーが抜けた後にストーンズに加わったのがビル・ワイマンであった。前編はこれでお終いです。しかし大物バンドの結成秘話って面白いですね。ブルース・インコーポレイテッドにはエリック・バードン(アニマルズ)やポール・ジョーンズ(マンフレッド・マン)、ロバート・プラント(レッド・ツェッペリン)などのそうそうたる名前もセッションしていたらしいのです。物凄い。後編はPRETTY THINGSそのサウンドの解剖です。ではまた明日か、あさってにお会いしましょう。サヨナラ。。サヨナラ。。サヨナラ(笑)
2005.01.18
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もう攻略した人もたくさんいるだろうに、発売日に買ったのにまだレベル20です。(苦笑)と言うのも、昨年はまりっぱなしだったサッカー・シュミレーション・ゲーム『Jリーグプロサッカークラブをつくろう!’04』が未だに面白くて、こればかりやっているからです。このゲームの合間にドラクエ8をやっているのでなかなか先に進みません。ドラクエ8は週に2・3時間遊ぶ程度ですが、1週間後にやるときになるとすっかりストーリィ忘れていたりします。どういうわけか、修道院の箇所でクリアーせずに進めてしまいアスカンタ城→願いの丘→月の世界→パルミド→ゲルダの家まで来てしまいました。ゲルダの家で馬車がまだある事に気が付いて、「パルミドで馬車盗まれていないよなぁ、イベント進まないし変だなぁ」と思っていきずまってしまっていたので、ゲーマー一家の一人PERMAN2号に聞いてみました。とりあえず、ゲルダの家まで行ってみてと言われたので行こうとしたら、「地図がないじゃない」と言われてしまいました。私「地図なんか手に入ってないよ。地図なしでパルミド→ゲルダの家まで来たけど………」PERMAN2号に「それってある意味凄いんじゃない。」って言われてしまいました。「ククールも仲間に入っていないよ。」私「ククール?仲間にいれてないよ。」そういやパルミドに来るまで戦闘厳しかったしなぁ。世界地図が手に入っていないという事は修道院まで戻って確認する必要があるらしかった。戻ってみると、修道院はまだ燃えていました。(笑)済んでいなかった修道院のイベントをクリアーして、無事?パルミドで馬車盗まれました。次は剣士像の洞窟へ行くところです。いやぁ、頼るところはゲーマー家族です。家族4人中3人はゲーマーなので。便利便利。(笑)しかし、錬金釜でアイテム錬金させて出来上がるときの♪チーン♪には家族一同大笑いしました。こりゃ電子レンジじゃない。週1程度で進めていると物語も忘れてしまい、こんな変な事になってしまいます。だけどメインコマンドで「なかま」を選択すると、物語を確認できるみたいでした。(一度も使った事がない。)こんなんでボケかましながら、まだまだドラクエ8の旅は続きます。(笑)
2005.01.16
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【スーパーグラス】もそんな派手さはないのだけど良いバンドだなぁ。ご存じ90年代ブリットポップの生き残りバンド、スーパーグラス。多くのブリットポップ同様、どこかしら過去のバンドからの引用が感じられる。ハッキリ言ってしまうと中期から後期にかけての【ビートルズ】(特にジョン・レノン)の影がチラチラと見え隠れする。パクリかと言うとそうではなくて、どこかしら聴いたことがあるようなメロディーで、具体的にどの曲だというと明確には出てきません。たった3人のオーソドックスなロックンロールバンドである。ギター・ベース・ドラムス時にキーボード使用と。それにジョン・レノン張りのヴォーカルのシャウトが乗る。ギターもどこかしらジョージ・ハリスン似。ビートルズとの違いは音の厚み。より重厚で濃い楽曲が占めます。アルバム一曲目の叙情的なメロディーで始まる「MOVING」、この曲は自動車のCMのイメージソングとして採用されたように、爽快さと疾走感とがドッキングした風景の模写としても優れている名曲だ。「MARY」のピアノなんかも、どこかしらビリー・プレストンだけど、ハーモニーもしっかりとしていて、安定感が抜群。テクニシャン振りは相当なものです。うねりのあるギターも聴き応え充分です。「EON」もサイケデリックとまでは行かないとしても、ギターの厚いうねりがとてもメランコリックです。「PUMPING ON YOUR STEREO」はジギー・スターダーストの頃の【デヴィッド・ボウイ】ギターが何処かしらミック・ロンソン。「BORN AGAIN」はヴォコーダーを使用して、ダークで神秘的なイメージ。アルバム中一番の聞き物かも。続く「FARAWAY」の出だしはストロベリー・フィールズ・フォーエバー風、最後に「MAMA & PAPA」、これはアコースティック・ギターが美しい弾き語り。この締め方は感動的ですらあります。何年先になっても、このアルバムの音は通用するのではないかと思う。流行とは無縁な基本を抑えたオーソドックスなロックアルバム、何度聴いても飽きません。スーパーグラスの1999年のサードアルバムでした。
2005.01.15
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日本のポップバンドでは、一番か二番に好きです。【マイ・リトル・ラバー】の距離感と世界観にはいつも泣かされてしまいます。《回廊をぬけて》♪愛が夜の中で 落ち込んで しょげていてもね 夢のあなたで 暖かくなれる 愛は孤独の果て 悲しみの先で待ってる ずっと昔から 知ってた気がする 誰にでもなれるのなら バーチャルの向こうで 私になりたい Don’t give up もう一度抱きしめて 本当の私と 本当のあなたと♪「回廊をぬけて」は今いる世界が仮想現実の世界であって、向こう側の世界に行けば本当のあなた(私)に出会える。今の自分の姿は本当の姿ではないのだから、何もこちら側で落ち込んでいなくてもいいんだよ。向こう側の世界で愛し合おうよ、という励ましと優しさに満ちています。《NOW AND THEN》~失われた時を求めて~♪空の中で夢見た 無数の枝わかれと 自分の未来を 見たような気がして 目が覚めた 地球儀をまわしたら いくつもの街角で いくつもの君と 出会える予感がした oh あの時 あの声 あの場面で 二人は別れを選んでた 自分らしく 生きる事など 何の意味もないような 朝焼け そして僕は生まれゆく 時の中で 悲しさの仕草など 忘れてしまうのだろう 風を切るような スピードの中で♪「NOW AND THEN」は悲しくも切ない。自分が選んだ道は結果的には過ちだったかもしれない。あの時あの場所で別の道を選んでいれば、もっと幸せな自分でいられたのかも知れません。自分に相応しいあなた(君)は無限にいるように思えたかつての自分の姿、今は一人取り残された自分がいるだけ。でもこんな想いも時が消し去ってしまうのかも……《遠い河》♪雨の粒が 頬を濡らし 向かい風の中を行く 人々の列は 絶えることなく 夢から夢へと続いている 時は流れて 腕の中に 新しい命が 息づいている まどろむ内に 旅は続き 多分 全ては漂っていく 遠い河を 流れている 別の時間を 想ってみる あなたがもしも いないとしても ずっとあなたを 想っている♪「遠い河」はレゲエ調のリズムに漂うように流れる、静かな希望と癒しに満ちあふれた曲。旅(愛・あなた)はまどろみの中で、別の時間、遠い河を漂っている。もしも目の前にいなくてもどこかで私(あなた)を想っているのだと。マイ・リトル・ラバーはアルバム最後のこの曲で《生きることは不安ですか?見渡せばきっとあなたを助ける優しさがあるはず》と締めています。音楽としては、これ以上ない暖かいメッセージでしょう。正式メンバーは3人のようですが、ゲストミュージシャンは多彩で使用している楽器も多種で聴き応え充分です。ドリーミィな楽曲がとても良いです。女性ヴォーカルのAKKOさんの声はスリムで若干ハスキーだけど爽やか。似たような構成のバンドで【EVERY LITTLE THING 】等がいますが、私はマイ・リトル・ラバーの方が好き。TVに出るようなタイプのバンドではないしね。じっくり聴くと泣けますよ。
2005.01.14
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【サバイバー】はジミー・ジャミソン加入後からしか知らないのですが、この突き抜けたアメリカンロックは結構好きです。産業ロックとかいう呼び方をされることもありますが、【ボストン】や【ジャーニー】と比較してもアレンジはそれほど大袈裟ではないし、凝っていないし金はかかってないように聞こえます。〔産業ロック〕と言うのは音楽的には適度にハードでポップなロック、そして大袈裟なアレンジや分厚いコーラスを特徴としていますが、軽蔑の意味で使われることもあります。70年代中期に巨大化した商業としてのロック、時代的にはロック産業の産物として生まれたという位置付けにあります。まぁ、これは需要があるから供給がある。と言うことで割りきって楽しみながら聴ければいいわけであって、確かにこればかりになると、欲求不満は増えます。パンクやニューウェーブの伏線になったわけですけどね……ロックと言っても色々あって、この産業ロックは体育会系の乗りだと思う。気持ちよさ、スッキリ度は抜群。危ない注射打つような気持ちよさがあります。楽曲に曇ったところ、くすんだところがあってはいけません。ヴォーカルは天まで高く突き抜けて突き抜けて、コーラスは宇宙に舞って舞って、ギターもちびってはいけません。弾いてひいて出して出してダシマクッテー。神経麻痺させてー、気持ちよくさせてーです。でもその中にも切ないメロディーがホロッと出てきたりするものだからグッときてしまいます。「THE SEARCH IS OVER」なんか特に。需要と言うことでは、サバイバーの「EYE OF THE TIGER」「BURNING HEART」」は映画ロッキー3や4のテーマにもなったんじゃない。まさに戦闘モードで気分を高揚させる目的では最適な曲ですね。ボクシング以外でもロックの曲では【クイーン】の「ウイ・アー・ザ・チャンピオン」はスポーツイベントやプロレスラーの入場シーンには良く使われるし、【ブラック・サバス】も「アイアン・マン」とか好まれますね。ところでサバイバーは1999年に『EMPIRES』というアルバムを出していますが、ソロ・プロジェクト化しつつあるのかバンド名がSURVIVORからJimi Jamison’s SURVIVORに変わっていました。音はややヘヴィロック路線寄りでスピード感は鈍っていますが80年代とはそれほど変わっていません。ジャミソンの声も相変わらず、伸びがあって量感たっぷりで上手いし、言うこと無いッス。さてとサバイバー注射打って、また仕事頑張ることにしますか。(笑)
2005.01.13
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今週はちょっと、連休明けから急に忙しくなってきたので、(会社に3日泊まり込み)音楽日記お休みです。年度末に向けて業務集中(役所がらみだからよけい)してきてしまったので、よろしくです。復活未定。と書きながら明日復活かもしれないけど………今後取り上げる予定のアーティストはこれ☆エコー&バニーメン☆ケイト・ブッシュ☆サバイバー☆ドゥービー・ブラザース☆プリティ・シングス☆レッド・ツェッペリン☆ニルヴァーナ☆ニック・ドレイク等々です。
2005.01.12
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♪I WONDER WHY I WONDER WHY I WONDER WHY ♪どうしてなんだろう、ぼくはどこから生まれたんだろう。何故なんだろう、なんで太陽は東から昇って西へ沈むんだろう。どうしてなんだろう、思春期になると、あそこから毛が生えてきて何故なんだろう、どうして興奮したりするとあそこが大きくなったりするんだろう。どうしてなんだろう、死ぬことがなんでこんなに恐いんだろう。何故なんだろう、あと何年生きられるかなんて考えてしまうのは何故なんだろう。どうしてなんだろう、夜22時を過ぎると眠くなってしまうのはどうしてなんだろう何故なんだろう、6時間は寝ないと朝すっきりしないのは何故なんだろう。どうしてなんだろう、ぼくにだけいい人に巡り会わないのはどうしてなんだろう。いつになったら彼女に会えるのだろう。いつになったら恋に落ちるのだろう。どうしてなんだろう、3日も経つとたまってきてイライラしてくるのどうしてなんだろう。何故なんだろう、一日24時間しかないの何故なんだろう。どうしてなんだろう、明日になって8時には真人間になってしまうのどうしてなんだろう。どうしてなんだろう、何故なんだろう。スディーヴン・パステルのヴォーカルはどうしてこうヨレヨレしているんだろう。不思議に思う。どうしてなんだろう、何故なんだろう。グラスゴーにこんなバンドが多いの何故なんだろう。どうしてなんだろう、何故なんだろう。パステルズの音楽が気持ちいいのはどうしてなんだろう、何故なんだろう。不思議に思う。♪I WONDER WHY I WONDER WHY I WONDER WHY ♪
2005.01.10
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音楽のアルバムもCD化になって、もう20年以上。今では一部のファンを除いてはアナログ盤を買う人もいないでしょう。かつてアナログ(LP)時代には、カットアウト盤というものが存在していました。カットアウト盤なんて知っているとしたら、かなり年配のロックファンになってしまうのではないでしょうか?カットアウト盤というのはアルバムジャケットの四隅のうちの一角(大抵は右上)をハサミかカッターで三角形に切り取って売られているアルバムの事です。あるいは、パンチで丸く穴を空けてあるアルバムもあります。これは売れ残りや、売れないアルバムを安くして売っていますという目印のような物で、通常2000円前後で売られているものを1000円以下の価格で売っている物なのです。簡単に言うとアナログ盤のセールス品です。当然これは輸入盤のみで日本盤にはこういったものはありません。意図して傷ものにしてしまうわけですが、中身のレコードはけして中古ではなくて新品です。カットアウト盤には、名盤と言われるものは、ほとんどないのですがたまに例外があったりします。私は5・6枚カットアウト盤を持っていたと思うのですが、今も持っているのがこの【ジョン・ケイル】の『PARIS 1919』というアルバム1枚だけです。ジョン・ケイルと言う人は当時のロックシーンではアンダーグラウンド的な存在で、【ヴェルベット・アンダーグラウンド】のオリジナルメンバーであったり、プログレ関連では【ケヴィン・エアーズ】や【ブライアン・イーノ】と親交があったり、ニューヨークのロックシーンでは【パティ・スミス】や【ストゥージス】などのパンクシーンとも関わりがありました。マニアックなロック好きには支持されていた人でしたね。ソロ作品にはアンディ・ウォーホールのアルバムデザインによる『コダカラー』なんていう前衛的なアルバムも出したりはしていますが、案外ポップな作風が主流だったりします。この『PARIS 1919』などもその傾向のアルバムで、は1973年の作品です。クラシックの弦楽奏をバックにしたロマンチックでポップな楽曲が多いです。ダンディズムにユーモアにヨーロピアン志向の伝統的な優雅さも感じられて、裏ジャケットには前衛的な遊びもかすかに見せていたりします。「CHILD’S CHRISTMAS IN WALES」のパイプオルガンなんて、【プロコル・ハルム】の「青い影」を思い起こさせる名曲です。「HANKY PANKY NOHOW」「ANDALUCIA」も美しいアコギとストリングスをバックにゆったりと語りかけるジョン・ケイルの円くて優しいヴォーカルにウットリします。なおプロデュースにはクリス・トーマス、ゲスト・ミュージシャンには【リトル・フィート】のローウェル・ジョージも参加。ジョン・ケイルはニューヨーク出身のアメリカ人かとずっと思っていたら、ウェールズ出身のイギリス人のようでした。このアルバムは曲の良さが際だっている名盤、カットアウト盤にされていたのが不可解です。
2005.01.09
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♪Hey now, hey nowDon't dream it's overHey now, hey nowWhen the world comes inThey come, they comeTo build a wall between usWe know they won't win♪「DON’T DREAM IT’S OVER」この曲も名曲ですね。ニュージーランドのギター・バンド、【クラウデッド・ハウス】のこの曲が当時FM放送から、あるいはMTVから流れてくればついつい♪ヘナウヘナウ♪と口ずさんでしまいました。ちょっとヴォーカルのニール・フィンの声がロビー・フレイム似で、ネオアコぽかったりなのと、サビのオルガンが浪々と鳴るところとか夢み心地になったりします。《夢には終わりがあって終わりがない。自由はそこにあるけど、なかなか手に入れることは出来ない。》そんな歌詞だと思うけど、切ない曲だと思う。クラウデッド・ハウスの前身は【スプリット・エンズ】というバンドで、途中でバンドに加わったニール・フィンとドラマーのポール・へスターがスプリット・エンズ解散後、中心となって結成されました。1986年シングルで発表された「DON’T DREAM IT’S OVER」が全米トップ3に入るヒットになりました。モダンで清潔感溢れるポップサウンドを特徴としています。ネオアコやギターポップ好きに好かれそうなバンドだと思います。やはり「DON’T DREAM IT’S OVER」が図抜けて良いのですが、他にも佳曲が揃ってます。「SOMETHING SO STRONG」もヒットしたように、明るい気分になれる爽やかトーンのポップソングです。それから、「HOLL IN THE RIVER」は沈んだエレキピアノで始まるナンバーですが、神秘的な雰囲気の臨場感があります。「CAN’T CARRY ON」はスピード感溢れるバンドサウンドだけど、リズムを刻むギターとリヴァーヴをかけて臨場感をもたらすギターとの使い分けがハイセンス。シンセサイザー(かな?)も陽炎のように漂わせているところとか、ちょっとそこらのロックンロールバンドとは違います。これはファーストアルバムでしたが、その後クラウデッド・ハウスは1993年までに4枚のアルバムを出したもようです。解散後は【FINN】と【ALT】というバンドに別れたようです。 セカンド以降は、私は持っていませんが、良さそうなので聴いてみようかなとも思っています。でもクラウデッド・ハウスと言えば、やっぱり「DON’T DREAM IT’S OVER」だよね。(笑)
2005.01.08
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ようやくと言うべきか、まだやっているのと言うべきか分からないけど《ロックの部屋》も3年目に入りました。ますます自己満足の傾向が強くなっているようにも思えるんですが、どうなんでしょうか?自分では良く分かりません。言えることは音楽以外の事は興味がなくなっているということは確かみたいです。《ロックの部屋》なんだから、それが普通といえば普通だけど1年目はもっと肩の力が抜けていて音楽以外の話題も色々と書いていたような気がします。何をそんなにせかされて書いているのだろう。と思いつつ書いてます。おかげで日記記入率が下がるどころか少しずつ上がってます。(苦笑)今日現在79.1%。いやーでも2年も経過すると1%あげるのに何日続けて書かなければいけないのだろう。そこのあなた共感してません?(笑)他の人の傾向を見てみると、だいたい1年目を経過したあたりから曲がり角が来るみたいで、極端に更新率が悪くなって反応も鈍くなりつまらなくなって、閉鎖したりが多いみたい。個人差があるので一概に言えませんが、日記のネタ切れや、飽きてきたりが主な原因ではないでしょうか。しょうがないですね、人の日記もあるパターンがあるし毎日読みつづけていれば飽きるのが普通だと思います。それからメンテナンスとかで機能が豊富になるのは良いけど、それによって一時的にサーバーが重くなって日記がアップしにくくなったりで嫌気がさして止めてしまうパターン。一番最悪なのは、掲示板に誹謗中傷や意味不明な書き込みや嫌がらせで閉鎖するパターン。まぁ、これは気にすると相手の思うつぼなので、何も考えずさっさと削除して何も無かったように振る舞うのが一番でしょう。そうやって色んな理由で止めてしまわれた人がいて、私も楽天リンクとは別にIEのお気に入りに登録していた人が何人もいたのですが、久しぶりにアクセスしてみると閉鎖している人がかなりいました。それから謎のひとつに、楽天会員の時にマメに訪問してくれて書き込みとかもしてくれた人も、止めてしまうとゲストではほとんど書き込みしないという事です。訪問しているのかどうかも不明です。そんなに簡単に割り切れるものでしょうか?他者依存度の強いホームページ(ブログ)は継続し続けるのは大変じゃないかなと思います。後は「書くことが好きだ」というのが一番ですね。これは他人がどうあろうと関係がないので長く続けるには重要なポイントです。忙しいから書く時間がないというのは、違うような気がします。書きたい気が強ければ他を犠牲にしても書くでしょうから。私なんかほとんどゴールデンタイムに書いているから、この時間のTVは何やっているのか知りません。(笑)ここ最近またストレス溜まってきたなぁ、「書きたいストレス」「今日は何を書こうかストレス」「書かなければストレス」仕事もストレスだし、ストレスから逃れられないです。もっとお気楽な性格で生まれてきたかったです。(笑)全然まとまっていないけど、この調子でまた3年目も突っ走ります。よろしくー。
2005.01.07
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久しぶりに【ブロウ・モンキーズ】なんか聴いてみたけど、これがいいのです。これは1986年に発売されたアルバムだけど、ブルー・アイド・ソウル・グループ系のバンドとしては【スタイル・カウンシル】らと共に語られていました。スタイル・カウンシルにはない色気がムンムンです。ヴォーカリストのDrロバートの声の質が全て。甘くてゆったりとした歌唱、サウンド面でもブラスが中心でパラパラ鳴っていて気持ちが良い。コーラスの女性もソウルフルそのもの。Drロバートが好きだったマーク・ボランとの繋がりか、【Tレックス】の相棒ミッキー・フィンをゲストに迎えている。ミッキー・フィンはパーカッションで参加。「AEROPLANE CITY LOVESONG」ではコンガがポコポコ鳴って気持ちよろしい。楽曲の鮮やかさとか艶っぽい歌い方なんかはTレックスの後期を思わせるものがあります。「DIGGING YOUR SCENE」はチャカチャカしたギターのリズムが安定していて、ホーンとドラムスの整合感のとれた名曲だ。ストリングスも導入されているようだ。男性コーラスと女性コーラスとが合体し厚みも申し分なし、ヒットしました。「WICKED WAYS」「SWEET MURDER」もソウルのエナジーを感じる曲でダンスぽい乗りなので好き。スタイル・カウンシルと比較すると、渋さや緊迫感がなくロックバンドぽいところは無いので好き嫌いはハッキリするのかも知れないなぁ。女女しい男が嫌いな人も駄目でしょう。Drロバートは1961年にスコットランドで生まれ、ソウルからゴスペルまでのレコード・コレクターとして有名だったらしい。甘い歌唱と共に、ルックスも面長でとんがった顎、瞳もブルーでダンディ。黒のサングラスを掛けたスタイルもなかなかカッコイイです。『ANIMAL MAGIC』はセカンドアルバムですが、ブロウ・モンキーズとしては1990年までに5枚のアルバムを出している。その後解散しソロアーティストとして出発。フォーク・ソウル風の作風に変化しているらしい。最近Drロバートの話題って聴かないけど、この『ANIMAL MAGIC』の雰囲気からすると地味な位置に納まる人には思えないのだけど、今は完全に自分の世界に入りまくっているのかな。聴いてみる価値はありそうです。
2005.01.06
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今年初めのUK TOP10アルバムチャートです。パッと見てみると異変があります。発売からだいぶ経っていて、新譜でもないのに【グリーン・デイ】【ズートンズ】【キラーズ】【フランツ・フェルディナンド】のロック勢がそろってTOP10入りです。しかもかなりの大幅アップです。何故何故どーして?とちょっと考えてみました。私の勝手な推測ですが、クリスマス後のチャートと言うことで、イギリスの中学生やら高校生が親にクリスマスプレゼントで買ってもらったか、お小遣いを貰ったかどちらかだと思いますが、どうでしょうかこの推理、ねぇ明智君。。。(笑)日本にはお年玉という習慣がありますが、イギリスにはそんなのあるのでしょうか?英国住まいの方(かつて住んでいた方)に50点!クイズダービー………(笑)親戚に小さい子供がいないのでお年玉あげなくてすむので助かってまーす。出向かないし……(笑)でも、ロック勢がチャートの上位に大挙押し寄せてくると安心します。ヒップホップだとさすがの私でもさっぱりワカリマシェンし、最近の黒人のダンスソウル系もイマイチ居間荷(イマニ)分からないです。イマニ分かってやろうと思いますが。。。(笑)…………………………………………………………………………………………………………今日が仕事始めでしたが、今年は1日が宿泊勤務だったので正月という気が全然しませんでした。通常の休みと感覚的に変わらなかったなぁ。8日から10日の3連休で正月気分を味わおうかなと思います。オイオイ(苦笑)勤務が終わって、ある快感(会館)で新年会、1000円会費だったのはチョー安かったので良かったのですが、立食だったので腰が痛くなりました。腰痛持ちには辛いです。これが快感(会館)!?来年は欠席しようかな。酒は飲んできたけど、全然酔っぱらってない私でした。絶好調!!(笑)
2005.01.05
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ロックのアルバムでもインディーズ系のバンドであれば、好盤と言われる物が廃盤になっていたりで手に入らないものがあったりします。でも、それがメジャーなアーティストのアルバムで廃盤になっていたりすると理解に苦しむ場合があります。【ジョージ・ハリスン】の『ライブ・イン・ジャパン』が正にそれに当たります。このアルバムは1991年12月に来日したときのライブ収録盤として発売されました。今現在、SACD(スーパーオーディオCD)としては発売されているようです。ちなみにSACDはDVDとはまた違った規格の音声専用の高音質のフォーマットです。通常のCDプレイヤーで再生は出来るのですが、専用の機器ではないと高音質では再生出来ないようになっています。何故廃盤になってしまったのか、何故SACD(高いです)でなければいけないのか、疑問になるところですが、私は廃盤になる前に発売後すぐに手に入れていたので楽しめるわけです。ジョージ・ハリスンが日本でライブを行ったのは、実にビートルズの来日以来25年振りの事でありました。そして最後のアメリカツアーが1975年頃だったようで、その時のツアーが評判の良いものではなかったらしくて、それ以来ツアーに出るのが臆病になっていたそうです。そして、友人のエリック・クラプトンの後押しもあって来日公演が実現したのでした。内容は、ジョージの穏やかな人柄が感じられる素晴らしい物です。ビートルズ時代のジョージの曲は渋めの曲が多かったと思うのですが、解散後の作品には優しい心温まる作風が多いですね。ジョン・レノンの優しさには強さや厳しさが感じられるのですが、ジョージ・ハリスンの優しさには、弱さやナイーブさを感じます。《GIVE ME LOVE》♪私に愛を 愛を与えてください この世に平和を与えてください 私に光を 命を与えてください 希望を与えてください この重荷に耐えられるように 力をお貸しください どうか私の手を取って あなたを理解させてください。♪久しぶりのライブのせいか、慎重な出だしでひとつひとつ感触を確かめるような感じです。1曲目は「I WANT TO TELL YOU」ジョージは歌に専念しているようでギターはクラプトンがメインで弾いているみたい。「SOMETHING」が始まるとさすがに盛り上がる。ウォーと大歓声。名曲だ。クラプトンのギターが粘っこくて最高です。さてここで私が選んだジョージ・ハリスンのベストソングはこれです。NO1 「HERE COMES THE SUN」NO2 「WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS」NO3 「SOMETHING」NO4 「MY SWEET LOAD」NO5 「ROLL OVER BEETHOVEN」NO6 「CLOUD 9」NO7 「ALL THOSE YEARS AGO」NO8 「I ME MINE」NO9 「CHEER DOWN」NO10「ISN’T IT A PITY」ちなみにNO5はジョージ自身の曲ではないけど、やっぱりビートルズ時代の曲の方が良いかな。「HERE COMES THE SUN」は他愛のない曲なんだけど、底抜けに明るいキラキラしたギターが好きなんです。ジョージの声も活き活きとしているから。この中の曲では「I ME MINE」は演奏されていませんが、他はあります。ほぼベスト集的なライブになっています。仲間に支えられ、大成功に終わった日本公演、1991年12月の事でした。ジョージ・ハリスンの生前の生の声を聴くことが出来る貴重な音源『ライブ・イン・ジャパン』これは是非とも通常のCDで発売してほしいです。
2005.01.04
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毎年お正月になるとNHKで放送されるニュー・イヤー・コンサート。いつも見よう見ようと思っているのだけど、今年も見逃してしまいました。今年はマゼール指揮の演奏だったようですね。ニュー・イヤー・コンサートで演奏される曲はウインナワルツです。何故この曲が新年の幕開けで演奏されるのか、それは新年に相応しい曲の明るさ華やかさ、そして男が女を抱えてぐるぐる回りながら踊ることが可能な愛の音楽であるから。この1年の平和の希望を込めて毎年演奏されます。このワルツの音楽がウイーンに起こったのは19世紀の初めのこと。フランス革命から始まった長いヨーロッパの動乱の中で人々は、癒しの音楽を求めていた。まだ戦争中だというのに町にはダンスホールが数多く出来て、楽団は引っぱりだこだったそうです。この波にのって生まれたワルツの作曲家がヨハン・シュトラウスです。実はヨハン・シュトラウスには同姓同名の二人の人物がいて、父と息子が同姓同名なのです。一般的にヨハン・シュトラウスと言えば息子の方を指します。正確にはヨハン・シュトラウス2世と言い父親はヨハン・シュトラウス1世です。息子の方が有名なのは「美しく青きドナウ」「ウイーンの森の物語」「春の声」などの名曲を作ったのがヨハン・シュトラウス2世だからです。【ワルツ王】と呼ばれているのはヨハン・シュトラウス2世の事をいいます。ヨハン・シュトラウス2世の弟もワルツの作曲家で、名前をヨゼフ・シュトラウスと言います。何を隠そう、私が初めてクラシックを体験したのがこのワルツ王の「美しく青きドナウ」でした。それは小学生の時でしたが、当時ロードショー公開されたウイーン少年合唱団の映画「青きドナウ」の中で流れてきたこの曲に魅了されました。その後この曲はキューブリックの映画『2001年宇宙の旅』でも使われ、広く一般に親しまれるようになりました。映画の中でもこれから旅立つ宇宙の夢と、希望に満ちたシーンで使われていますね。私が持っているアナログ盤の『‘79年ニュー・イヤー・コンサート』はニュー・イヤー・コンサートの中でも名盤、名演と言われているものです。場所も今も昔も同じウイーン学友教会大ホールです。シュトラウス1世のワルツ「ローレライ、ラインの調べ」で幕が開き、90分前後の演奏がありますが、盛り上がるのはラストの30分前あたりから、ヨゼフのワルツ「天体の音楽」そして人気のシュトラウス2世のポルカ「狩り」アンコールに入って再び「狩り」「うわ気心」そして最後に8分50秒に渡る「美しく青きドナウ」に酔いしれ「ラデツキー行進曲」で幕が閉じます。「ラデツキー行進曲」では観客の手拍子で盛り上がりは最高潮になります。ボスコフスキーは「美しく青きドナウ」を“ワルツの中のワルツ”として紹介しています。私はこの曲のイメージでドナウ川に強く憧れました。実際はどんな川なのでしょうか?時に緩やかに、時に激しく、寄せてはかえす波のようにワルツが体を左右に揺すぶります。それにしても「美しく青きドナウ」、私は好きな人が出来たらダンスホールでこの曲を一緒に踊るのが夢だったんだけどな。。。。。(笑)今年のニュー・イヤー・コンサートはどうだったのでしょうかね。
2005.01.02
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お正月らしく今日は快晴ですね。めでたしめでたし。で今日は、仕事。(笑)全員休むわけにはいかない職種なので正月も交代勤務です。(宿泊勤務で明日の朝8時まで。)ガランしとた事務所には各部から一人づつ4人勤務してます。電話も無いし静かだ。当然やる気無し。なので今日一日何してようかと考えました。楽天日記書きまくるしかないですね。(爆)昨年の大晦日(昨日)に何か今年を振り返る日記でも書こうと思っていたけど、アルバムベスト15で二日またがってしまったので今日書こうかな。○昨年は夏はチョー暑くて体がへばりました。夏以降は台風が多くて雨も多くて傘が手放せない日が多かったですね。異常気象な一年でした。12月に入っても暖かい日が多くて、最近ようやくファンヒーターを出しました。灯油を買いに行く回数は減るかもしれません。ところでガスファンヒーターと灯油ファンヒーターとエアコンとではどれが一番コスト的にお安いんですかね。灯油はガソリンスタンドに買いに行ってますが、18リットル缶はかなり重いんですよ。マンションの部屋まで持ち込むのに血圧上がりっぱなしです。(キャスター無いし)笑。○昨日髪の毛を茶色に染めてみた。自分では、なかなか良いんじゃないと思ったけど、家族には不評。黒の方が良いと言われた。内田裕也?見たいだとか、染めると髪が傷むんだよ、毛は抜けるしとか、今は黒が流行っているんだよとか、まるで何変な事してるんだよみたいな冷たい視線。「会社にこれで行ったら笑われるかな?」と言ったら「笑われるよ」とあっさり言われた。(でも今日は笑われなかったけど……)すっかり自信をなくした私。1月5日の全員出勤の仕事始めまで黒に戻すか悩み中です。(笑)それにしても、嘘でもいいから、「似合っている」とか「かっこいい」とか言えないものなのか、あいつら。正直すぎるぞ。(笑)○アフィリエイトでもかじってみるかという気になったので、色々と設定してみたけど楽天ブログは楽天アフィリエイトしかタグが登録出来ないようだ。知らなかった。(苦笑)AMAZONじゃなきゃ嫌だ。(わがまま)今日一番沈みました。他のブログに乗り換えようかな。(笑)平行稼働でもいいかな。○朝、コンビニで夜食の分まで買い込んだおにぎり、さっき見てみたら正味期限が今日の午後3時までだった。うぇっ、切れてるー。冬だし、3時間程度過ぎても大丈夫だよね。。。という事で今さっき慌てて食べました。シャケと昆布の二つ。味も変わらなかったし、お腹こわさないでしょ。明日日記書いてたら無事だったという事で。(笑)そういえば、仕事納めの時ロッカー整理していたら奥からカップラーメンが出てきました。今年の5月に正味期限が切れていました。外装が黄色く変色してましたよ。さすがにこれは食べる気ありませんでした。○ロックの中では、今ではけして主流とはいえないヘヴィ・メタルやプログレッシヴ・ロック、昔から現在まで根強いファンが多い。個人で楽しんでいる場合には何とも無いのですが、これが派閥を作ったり、同好会なんか出来ちゃったりすると異様な世界です。当人達にとっては楽しいのでしょうが、外野から見てしまうと「むさ苦しい」「暗い」世界に見えてしまいます。まぁ、私はこういう世界に入った事はなかった。でもどうかな、D・ボウイやマーク・ボランやらブライアン・フェリーやモリッシーにマーク・アーモンドにスウェードを好んでいる私なんかも、ブルース好きな人達から見れば異様な部類に入るんだろうな、多分。(このオカマ野郎とかね)人の事は言わないことにしよう。(笑)楽天内ではインディーズやギターポップ路線は少々弱いような気がする。頑張ろう。(笑)会社日記はそろそろやめにしときます。(仮眠時間です。)
2005.01.01
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