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アイルランドはダブリン出身のバンド【スリルズ】、ヴォーカルのちょっと癖っぽいのと抜け具合が魅力的なバンドです。この癖は【キンクス】レイ・デイヴィスに近いものがあります。ポップなロックですが、アルバム発表前には2年間あまりツアーに明け暮れていたそうで、バンドサウンドとしての演奏の安定感を感じる出来となっています。「WHATEVER HAPPENED TO COREY HAIM?」「NOT FOR ALL THE LOVE IN THE WORLD」に聴けるストリングスアレンジメントが素晴らしい、有名なフランス人アレンジャー、ミシェル・コロンビエなる人の手によるものだそうで、この人は【エール】や【ニール・ダイアモンド】も手がけているとか。よりドリーミィでロマンチックな楽曲に寄与していますね。そして「FADED BEAUTY QUEENS」では何と【REM】のピーター・バックがマンドリン演奏で参加しています。スリルズのメンバーもREMが好きだそうで、お互いにナチュラルなところとか繊細なところとかに、惹かれるものがあるのかもしれません。前作はビーチボーイズ風のポップロックだったという話ですが、今作はビーチボーイズぽいところは影をひそめています。よりロックバンドに近いのりです。ストリングス以外ではピアノが印象に残ります。「YOU CAN’T FOOL OLD FRIENDS WITH LIMOUSINES」の飛びはねたくなるような軽快なリズムに口ずさみたくなるポップなメロディー。楽しいです。《YOU CAN’T FOOL OLD FRIENDS WITH LIMOUSINES》♪心優しき娼婦さん お金じゃ買えない、チープなデートは きみを早死にさせたりしないよ だけどイエス様は見下ろして、こうおっしゃた 「不信はすぐに顔に出る」 「下心は透けて見える」 きみはただ笑って言った ここでは誰も過去を忘れてくれないと♪分かりにくい歌詞だけど、面白さだけは何となく分かりますね。(笑)ジャケットにはギターを弾く骸骨とマイクを持って歌う女の子が描かれているけど、こういったユーモアも彼らの音楽の親しみやすさを現しているなぁと思います。アイルランドのアーティストはどこかしらトラッドや宗教の匂いを感じることがあるけど、スリルズもちょっぴりと感じたのでした。これもお気に入りのアルバムです。
2005.02.28
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最近USインディーズ系のアルバムレヴューの中に良く出てくる言葉「エモ」、音的には掴めてきたけど具体的に説明はまだできないかな。USインディーズ系のバンドには面白いのがたくさんあってアメリカのロックシーンの底の厚さを感じている今日この頃、イギリスの若手バンドも元気だけど、量的にはアメリカにはかなわないんじゃないかな。さてジミー・イート・ワールドの『FUTURES』です。1曲目の「FUTURES」から押しの強いハードなナンバーにビックリです。コンポのヴォリュームの摘みを下げてしまうくらいです。ジム・アドキンスのエモーショナルなヴォーカルが特徴ですね。どの曲でも展開が速くドラマチック、ハードな曲でもバラード系でも切ないのです。「THE WORLD YOU LOVE」とてもキャッチーなメロディ、底に流れるキーボードに分厚いギターサウンドが乗っかり、気分がどんどん高揚してきます。《THE WORLD YOU LOVE》♪僕は普通であることに恋をしてる 必要なのはシンプルなスペースだけなんだ そうして頭を休めたいだけ 何もかもクリアーになっていく 僕は訊くのがちょっと恥ずかしかったんだ でもほんの些細なことが助けになって また僕はまともになれた そいつを乗り越え助けになってくれたんだ まるで夢みたいな話だろうけど 僕には現実なんだよ♪「DRUGS OR ME」アルバム中一番美しいこの曲は、ドラッグでは辿り着けないところ、それは君の側にいることでしかないと切々と訴えかける。ジミー・イート・ワールドの曲には、人間(男)の弱さ、淋しさを感じさせるものが多い。とても感情的で人間的なジミー・イート・ワールドの世界、前作『ブリード・アメリカン』は全世界で220万枚のセールスがあったということです。テンション高めの曲が多いし、ライブでも大いに盛り上がりそうです。
2005.02.27
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久しぶりに辻仁成の小説を読んでみて、再び感動してしまいました。気になる言葉がたくさん出てきて書き留めてみたいなという気持ちになりました。数年前TV放送もされた『愛をください』。TVでは管野美穂さんが主演で遠野李理香役を演じていました。メールの時代に文通を通して心の交流をする児童養護施設育ちの【遠野李理香】と函館に住みロープウェイの運転手をする【長沢基次郎】との愛の物語です。☆「人間を信用したこと一度もない、人間を信用できない私が、心の底から望んでいることはつまり恐ろしく馬鹿げたことなのだと思うのですが、一方で、一生に一度でいいから人間を信じてみたいということでもあります。」☆「みんな人間は馬鹿だと思っていて、人間は薄汚いと思っていて、人間はみんな人間をだますために生まれてきた、と思っていながら、あなたは一方で人間に愛されたい、と願ってやまない人なんだ」☆「私は愛という言葉が吐き気がするくらい嫌いでしかたがないのです。愛なんて言葉を発明した人間の陽気さと楽天的な性格がうらやましくてしかたがないのかもしれません。」☆「世界の99パーセントは嘘でできていて、誰もがみんな幸福そうな顔をしては嘘をつきあって、孤独なくせに孤独じゃないふりをしてメール仲間を増やしたりしている姿は、愚かすぎて同情もできないし、呆れ果ててまねる気にもなりません。」☆「偽物の愛の中にいることで安心できる人達がうらやましいと言えば、そうだとも言えます。しかしいつかは化けの皮をはがされるほどの薄っぺらい仮面をかぶるくらいなら、汚いけれど素顔で生きていたほうがまだ楽なのです。」☆「死への憧れは、つまり偽物からの離脱という美しい響きを持って私に迫って、私をそそのかすのです。」☆「死に憧れるのは、愛を信じるのと同じだ。」世間は相変わらず忙しく、愛だの孤独だの考えている人などそうはいないのでしょう。考えないのではなく、考えるすべを知らないだけなのかもしれません。あるいはある時期に、皆封印してしまって、社会の流れに乗ろうとしてしまっただけなのかもしれません。今となっては、どちらが幸福なのか不幸なのか分かりません。でも、音楽にしてもその他の芸術にしても、輝いている本物を見抜ける感性にこれらが必要なのは間違いがないでしょう。自分に与えられた感性に感謝するのみです。
2005.02.25
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例えばペット好きな人が、何故か長年飼っている犬や猫の顔に似てきてしまうという現象が良くあります。もしくは仲の良い夫婦が、長年連れ添っていると顔立ちや性格が似てきてしまう、似ているなぁという事を思った事がありませんか。それは安心感や安堵感といったものが表情を柔和にさせることに作用して、似たような顔に見えてしまうのではないかなどと思ったりします。そしてもっと究極なのは仲の良い老夫婦の片方がこの世を去ったとき、数日後すぐ後を追うように片われがこの世を去っていってしまう。実際私の身近で同じ日に死んでいった老夫婦がいました。その時私は悲しいというよりは、美しい死に様だなぁという想いを持ちました。これこそ愛の究極の形なのかなぁなんてね。一見ベン・フォールズとは何の関係のない様な話ですが、『ROCKIN’ THE SUBURBS』の最後の曲である「THE LUCKIEST」という曲を聴いていてそんな事が思い浮かびました。《THE LUCKIEST》♪最初はいろんなことが ちゃんとわからなかった 他人の意見に惑わされてばかりいた 今はわかる 道を間違えたりつまずいたり 転んだりしたからこそ ここにたどり着いたのだと 初めて君の愛らしい顔と出会うまで 僕はいったいどこをさまよっていたんだろう 今は君がいつもそばにいてくれる わかっているよ 言い表す言葉が見つからないほど 君を愛しているんだ 隣に住む おじいさんは もう90歳を過ぎて ある日眠りながらこの世を去った おばあさんは数日後 安らかにそのあとを追った 変な言い方しかできなくてごめん だけど分かってもらえる? 僕らはそんなふうになれるさ わかってるよ♪世間を知るという事、そして真実の愛というものは、紆余曲折があって初めて分かることだという。そして出会い、こんな出会いに巡り会うチャンスは一生に一度あるかないかなのだろう。この曲が切なく聞こえるのは、もしかしてあの時のボタンの掛け違いが、自分の心の中に眠り続けているからでしょうか。《STILL FIGHTING IT》♪みんな知ってる 大人になるのは辛いことだって だけどそれは誰もが通る道なんだ またここに戻ってくるなんて運命の巡り合わせ 君に教えてあげよう 長い年月が過ぎたけれど 僕らはまた同じように戦ってるのさ 残念だけど 君は僕に似ているよ♪ベン・フォールズ・ファイブ解散後のファーストソロアルバム『ROCKIN’ THE SUBURBS』、ベン・フォールズはこのアルバムをほぼ1人で作り上げたといいます。ピアノ以外の楽器も自分で演奏して。心に染みるメロディー、美しいピアノとストリングス、そして素晴らしい詩、文句のつけようのないアルバムです。ボタンを掛け違えた私はもう駄目だけど、皆さん素晴らしい出会いをしてくださいね。(笑)
2005.02.24
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今日会社でショッキングな出来事が……いわゆる肩たたきって奴かな。まぁ、そろそろ職場内でもかなり年齢の高い方なので自分なりにそろそろというのはあったんだけど、いざ言われてみるとショックだ。上司に呼ばれて、片隅のソファでヒソヒソ話。上司「君はこれからどうするんだい。昇格試験も受けないみたいだけど………どうなの?」私 「特に今のところ受けるつもりありませんけど……」上司「チャレンジしてみるのはどうだい。○○の社内募集(別部署)もしていることだし……、以前の引き継ぎで君は健康上の理由で○●(関連出向会社)には行きたくないと聞いているけど、会社としては君以外にも他部署との交流をしなくてはいけないのだし……君の場合は年齢が高いからよけいね。」つまり管理職になりたくないのなら、○●それも嫌なら○○の試験を受けてみなさいという事なのです。しかし数年前○●が嫌と言った記憶はなくて、条件は言ったけどね。○○も自分のやってみたい仕事ではないし………今の仕事で定年までまっとうするのが理想だけど、若い人もどんどん入ってくるし職場の新陳代謝をはからなければならないのも分かる。でも私の職場に来たい人もそういるわけじゃないし、今のままでもいいじゃんというのもある。出世したい人は昇格試験を受けて、私を飛び越えて上に行けるわけだし……チャレンジするには、選択幅が狭すぎる。今より魅力がある仕事だったらとっくに異動していたさ。まぁ遠回しに「君はもうこの部署には必要ない」と言っているようなものだろう。傷ついたな。能力の有無にかかわらず年寄りは追い出される運命です。それがサラリーマンの悲哀であります。ちょっとは日記に書いてすっきりしたかな。と言うわけでこの日記は《つぶやき》なので聞き流し読み流しOKです。いいテーマだ。(笑)多分4月の異動は○●へ出向かな?
2005.02.22
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【ジェネシス】ファンの中ではこのアルバムを評価していない人もいるようですが、私は全ジェネシスアルバムの中では3番目か4番目に好きなアルバムです。まぁ、いわゆるプログレ好きな人には受けは良くないのだろう。それもそのはずこのファーストアルバムはプログレではない。フォークロック色強いアルバムです。当時のデッカレコードでプロデューサーだったジョナサン・キングという人物が【ビージーズ】が好きだったので彼の要望でポップなアルバムを創ろうとしたらしい。しかし、結果は散々な売れゆきだった。その一因には、ジャケットに【GENESIS】というグループ名を乗せることができなかったというのがあります。それはアメリカに同名バンドが既に存在していたから使用できなかったという事らしいです。それによって、ロックのアルバムとは理解されず宗教関係と間違ってその関係のレコード棚に置かれてしまったとか。英国オリジナル盤はDECCAから発売され一面真っ黒い色に左上に金色の文字でFROM GENESIS TO REVELATIONと書かれたものです。私が持っているのは米国盤で何故かレーベルがLONDONです。ジャケットもちょっと違って《一面真っ黒い色に左上に金色の文字でFROM GENESIS TO REVELATIONと書かれたもの》は同じなのですが、さらにど真ん中に斜め方向に大きくGENESISと金色に書かれたものです。曲の方は、ビージーズ風のメロディーもあるもののハーモニーが弱いのでビージーズとまではいってないです。でもピーター・ガブリエルのヴォーカルが繊細で優しい。ちょっと陰りがあって、くすんだ音場が独特の雰囲気をもたらせています。ジェネシス脱退後のピーター・ガブリエルのファーストソロアルバムにも近いものがあります。なるほど「SILENT SUN」はシングルになっただけに、甘いポップソング。これはビージーズぽいです。でもビージーズには成りきれなかったジェネシス。明るいポップソングを歌うにはピーターの声は余りにも影がありすぎた。アンソニー・フィリップスの12弦ギターは深く重いし、チェロを弾くマイケル・ラザフォード、フルートやアコーディオンを演奏するピーター・ガブリエル、メロトロンを操作するアンソニー・バンクス(トニー・バンクス)とポップソングを演奏するには多彩(多才)で繊細すぎたようです。「AM I VERY WRONG」の暗さと影の弾き語りから、晴れ間がパッと拡がるかのようなコーラスに展開するところが聞き所。「IN THE WILDERNESS」のストリングスも美しくて印象的、ヴォーカルも高揚感があり、最後ピアノソロで閉めるところがドラマチック。「IN HIDING」「WINDOW」これはストリングスをバックに歌われる切ないフォークナンバー。ピーターの優しさがグッと来る佳曲。『FROM GENESIS TO REVELATION』(創世記)はジェネシスというよりはピーター・ガブリエルの素顔が見えるアルバムです。だから素晴らしいのです。優しくて美しくて泣けるアルバムでもあります。
2005.02.21
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昨年初めて聴いたピクシーズのアルバム『SURFER ROSA』が物凄く気に入ってしまい、音だけでは満足出来なくなって、DVD(輸入盤)を買ってしまいました。このDVDにはライブ音源が14曲、クリップ集が7曲、他に「ON THE ROAD」というツアーのドキュメンタリー映像、そして「GOUGE」という映像集にはデヴィッド・ボウイ、U2のボノ、レディオ・ヘッドのトム・ヨークなどが出演していてピクシーズの魅力を語っているようです。ライブはやはり最高でした。曲の大半は『COME ON PILGRIM』『SURFER ROSA』からのものでした。ルックスはけして良くはない人達です。ヴォーカリストでギターリストのブラック・フランシスは太っているし着ているものも安物のTシャツ、ベーシストの紅一点キム・ディールは美人ではないしノーメイクのようだし、そこらへんにいる30代40代のオバサンという感じです。でも出てくる音はとてもセクシーです。やはりこの二人の声の質にもあると思う。どこかしら人間の脳に心地よい周波数帯というものがあって、そこら辺を刺激するものを持っているのではないかと……よたれ具合といい裏声といい最高です。ギターはノイジーで轟音、気持ちよさに加速します。リズムは機関銃みたいにダバダバドカドカ。アフリカのどこかの部族の踊りみたいです。ここらへんが近代の文化を感じるのではなくて、退廃的に聞こえるところなのではないかな。クリップ集の方は『DOOLITTLE』以降の曲が占めます。「MONKEY GONE TO HEAVEN」や「HERE COMES YOUR MAN」を聴いていると、『SURFER ROSA』と比べるとより洗練されて聴きやすくなっているように思える。これもいいのですが私は毒っぽい『SURFER ROSA』がより好きかな。ちょっと【ディーボ】ぽいクリップの「ALEE EIFFEL」も笑えるけど、スケール感のあるスペイシーな曲もいいですね。初期のライブ音源から解散前までのクリップ集と、バランスの良い構成で楽しめたDVDでした。
2005.02.20
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70年代後期から登場し80年代にかけて流行したエレクトロニック・ポップ(テクノポップ)も、90年代に入りよりスピード感とリズムを強調し、よりメロディックな音楽へと進化していった。それは丁度原石から不純物を取り除き、より輝きを増した宝石のような目映い輝きに満ちた音楽。【オービタル】はその90年代を代表するテクノユニットだ。この手の音楽はサンプリングやシーケンサーをふんだんに使用しているので、どこまで自分たちで演奏しているのだかが分かりません。予め用意していた音源を、手動ないしは自動でプログラミングしておき、どんどん音を重ねていったり、パズルのように組み合わせていく。当然リズムマシーンの使用によるものだろうが、基本にあるリズムが、いかに踊れる音楽であるかも評価の対象になる。この『Work 1989―2002』は1990年から2002年にかけて発表された曲の中からのベスト集です。初期のヒット曲「Chime」も当然あります。これはごく他愛のないエレクトロニックサウンドですが可愛らしいイメージがついてまわります。「Illuminate」のようにヴォーカルが入ったナンバーもあり。アルバム内でもライブなどでも単調さを回避するのにはヴォーカル入りの曲があるということは重要な要素です。オービタルが長い間人気があるというのもこのあたりにありそうだ。そしてドラマチックな「Saten Spawn」ハードロックに近いこの曲のグルーブ感はまさにトランス。飽きさせない。ステージではきらびやかなライトが四方八方に飛び交い見るものを恍惚状態に落としいれるのではないだろうか。「Nothing Left」「Halcyon」「Are We Here?」「Fanny Break」では女性ヴォーカルを採用、ファンタスティックな雰囲気を持たせることに成功している。「Impact」11分19秒の大作です。この曲も変化があって聴き応え充分。5分過ぎにリズムが変わる。エレクトロニックビートとエレクトロニックメロディーの掛け合いが見事、迫力満点。蝉がミンミン鳴っています。背後には幻想的なハーモニーが陽炎のように聞こえてくる。「Style」は比較的彼らにしてはレトロなテクノポップ風。「The Box」は中近東風メロディー。このようにエレクトロニックミュージックといっても、オービタルの音楽には様々な要素が見える。可能性に挑戦してきた10年だったのだろうし、今ある人気は成功を物語っている。昨年解散したという話ですが、充電期間と考えてもいいのではないか。また新たなエレクトロニックミュージックの具現化に期待したいと思う。
2005.02.19
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イルカの曲を聴きたいと思った。命の尊さや大切さ素晴らしさを歌っていたと記憶していたから。《冬の馬》♪馬の赤ちゃんはね 生まれたらすぐにね 自分で立って 歩くんだよ 広い広い 原野では そんな風に強くなくちゃ 生きていかれない からなんだ お前がいつの日にか おとなになった時 この地球はいったい どんなになっているんだろう? 未来の為に今の自分が いると思って くらしているよ♪大阪の寝屋川市立中央小学校の教職員殺傷事件、ほんとにやるせない気持ちになった。辛さとか憎しみ、苦しさとかいったものが、なぜ人を殺すという事に結びついてしまうのだろう。確かに嫌いな先生は何人も出会ったし、世間には自分とは馬が合わないと感じる人はたくさんいる。けれど、それは自分と人のリズムの違い、それを抹消しようとは思わない。何も、人の道に立ち入ってリズムを乱さなくても。世界は同時進行で流れる、君は君だけの、僕は僕だけの道を持てばいい。少年はゲームクリエイターになりたかったという。人を殺すのもゲーム感覚だったのだろうか。教師を殺した後、警察官に補導されるまで教室で煙草を吸っていたという。まるでゲームクリアーの達成感に浸っているように………《少年の日》♪だれでもとまどいは あるもの 力いっぱい飛び上がれ 笑われたってかまわない つばさをすててはいけない 君にもいつか わかると思う 命はさずかったものじゃなく 小さな両手でつかみとった ものなのだということが どんなつらいことだって ふり返れば笑い話 小さなおとなみたいにならないで 君は君だけの道を持ちなさい♪人の命を絶つことは容易かもしれないけど、人の命をはくぐむ事は勇気と決断と優しさが必要。どんな命もかけがえのない命、割りきる事はできません。イルカの『いつか冷たい雨が』は1979年頃、良く聴いていたアルバムです。人間、動物、植物すべての地球に存在する生き物は大きな河でめぐり合えた兄弟だとイルカは語っています。出産後子供から色々教えられたといいます。母としてピュアな優しさに満ちたアルバムです。イルカのように感じる事が出来れば、人を殺すなんて思いもつかないのにと思いました。
2005.02.18
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久しぶりのUK TOP10アルバムチャートです。キーンが何故かNo.1に返りざきです。10位前後いったり来たりしてたんですけどね。そしてフランツ・フェルディナンドも上位に食い込んでいますしね。この辺のイギリスの音楽状況はさっぱり分かりません。このあたりを解説してくれるのは英国在住の日本の方しかいないかもしれない。誰かお助け!それとフィル・コリンズこれはもっと極端です。No.42から一気にNo.9に。理解不能です。個人的には嬉しいですけどね。でもベスト物ではなくて新譜でこうあってほしい。シザー・シスターズもずっと上位キープです。日本ではリイシュー盤も発売されたようですし、聴いた方もいるかな。個人的に大推薦なので、是非聴いてみてください。そういえばマルーン5はやっと圏外に脱落ですね。フィーダーは2週目にしてNo.2からNo.18へ大幅ダウン。トラヴィス似の彼ら、人気の度合いはまだ部分的ファン層を表しているのかも。チャートとは関係ないのですが、日本ではイタリアの老舗バンド【イ・プー】の70年代の名盤(日本盤)が2月16日に発売されたようです。これは待ち望んでいました。欲しい欲しい物凄く欲しい。給料日まで待ちきれない。(笑)さて今日はこの辺でお終い。いやー毎日長い日記書いていると正直、週の真ん中あたりで疲れがドッと来るんです。今日がその日(苦笑)。これもたいして短くないかな。わはは。ドラクエ8まだレベル23だし、今日はこの後ゲームやらせて貰おうかな。(笑)
2005.02.17
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70年代中期頃に1つのピークがあった、エルトン・ジョンもまた80年代後半から快進撃が始まった。1989年作の『sleeping With the past』から続くアルバムはどれも素晴らしいものでした。そして区切りで出されたライブアルバム『One Night Only』から待つこと1年、そして届けられたのが『SONGS FROM THE WEST COAST』です。このアルバムを聴いて感じた事は、それまでの1989年以降の作品とは何か違うぞということだった。ヴォーカルとピアノを全面に押し出した楽曲に面食らいました。至ってシンプルな構成。エルトンの声は何処かしらダミ声で、滑らかさがなくなって高音域が出なくなっているなぁと正直思いました。あまり好きになれなかったのは、曲のシンプルさだけではないと思いつつもハッキリとは分かりませんでした。それから声帯を手術をしていたというニュースを聴いて、なるほどなぁエルトンの声に馴染めなかったのだな……と。でももしかして、隠れていたものが見えてしまっただけなのかもしれない。それだけ見通しのよく効く曲が占めています。エルトン・ジョンに関してはプライベートな話題なんてどーでもいいんです。同性愛者で、愛人と近々結婚するとかしないとか、行きつけの飲み屋の犬たちに、総額200万円もの首輪をプレゼントしたとかしないとか、昨年1年間だけで約66億円の収入があったとか。そんな話題はパパラッチに任せましょう。名曲の数々を聴かせてくれるだけで充分です。エルトン・ジョンのこのアルバムに関するコメントは以下の通りです。「我々の世代には、飾り気のないアルバムを世に出すのが怖いと思う人もいる。確かに、テクノロジーの進化と共に、何でもかんでもサンプリングしてしまおうという誘惑はある。誰だって新しいことにチャレンジしてみたいわけだし、どっかの誰かのアイディアをちょっといただいてみようって気持ちはどこかにあるはずだ。キーボードにこれだけいろんな音素材が用意されているとつい、音を詰め込みすぎてしまう。けれど僕はどう考えても大したシンセ奏者じゃない。というか、あまり興味がないんだよ。ピアノの方がずっと好きだし上手。それに今回は、自分が一番得意だと思っているところに戻りたかった。つまり、ピアノだよ。」このアルバムからも、過去の名曲に負けない曲があります。「ORIGINAL SIN」です。これはアコースティックギターとストリングスが入ったバラードですが、いつものエルトン節で聞き惚れてしまいます。さて、エルトン・ジョンは昨年11月にニューアルバムを出していました。『ピーチツリー・ロード』です。あまり話題にあがらなかったみたいで、私も知らなかった。けど試聴してみたところ結構いいです。声の調子は戻っているのかなどという心配もあるのですが………。買いますか。(笑)http://www.eltonjohn.com/flash_index.aspしかし、最近TVで見たエルトン・ジョンは太っていましたな。あんな体型で、彼に嫌われないのか……などと余計な事を考えてしまいましたわ。(笑)
2005.02.16
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さていきなりですがUFOと言って思い浮かぶものは何ですか?1.ピンクレディのUFO2.格闘技団体のUFO3.UFO研究家、矢追純一4.日清焼きそばUFO5.ボノ率いるアイルランドのニューウェーブバンドU26.イギリスのハードロックバンドUFOさてあなたはどれだったかな?ちなみに1番はミーとケイが歌う♪手を合わせて見つめるだけで、ナントカカントカUFO♪のUFOで、2番は元柔道オリンピック代表小川直也を中心とした格闘技の団体名、3番はUFO番組などによく出演するオジサン、4番は円いケースに入っているインスタント焼きそばで、5番は「ユーホー」と来たからには「ユーツー」もあっていいんじゃないの?という軽い冗談のつもりで入れただけ。(笑)6番は70年代に活躍したハードロックバンド、マイケル・シェンカーが在籍していた事で有名です。はい、私が真っ先に思い浮かんだのが4番の日清焼きそばUFOでした。何ですと、ロックの部屋の管理人が日清焼きそばだとは……蹴りの一発でも入れてください。だって週に1食は食べてるんだもの♪日清焼きそばUFO♪(笑)と言うのは真っ赤な嘘で、本当に食べているのはペヤングソース焼きそばです。(笑)同じインスタント焼きそばでも微妙にソースの味が違うんですよね。日清焼きそばUFOはちょっとこってり味のソースだと記憶していて、ペヤングソース焼きそばの方はちょっとビリからで私の好みなのです。それと入れ物も日清はでかくて邪魔で嵩張るので敬遠してしまいます。ゴミにもなるし。本当の事を言ってしまうとハードロックバンドの【UFO】はそんなに詳しくはないのです。日清焼きそばUFOの方が馴染みがあるという事で。(笑)さてここからはハードロックバンドのUFOの話です。多分「ユーホー」ではなくて「ユーエフ・オー」と呼ぶと思いますが、「ユーホー」だと間の抜けたバンドみたいで「ユーエフ・オー」の方が重みがあります。マイケル・シェンカー加入以前のUFOは日本でも、まずまずの人気がありました。ちょっとスペイシーなプログレっぽい音だったと記憶しています。そしてマイケルが加入したサードアルバムが『PHENOMENON』です。ここではタイトなハードロックに変身していた。マイケル・シェンカーのギターが中心となってはいますが、ギターのリフとリズム隊が一体となりギターのみが浮くような事がない。そして叙情的なギターの響き、これは【ウイッシュボーン・アッシュ】あたりが得意にしていた手法だったけれども、彼らよりも音の繋がりが滑らかですべらかです。テクニックが上という事もあるのだろうけど、虚勢を張っていないところが曲に落ち着きをもたらせている。「DOCTOR DOCTOR」の陰りのあるイントロの哀愁を帯びたギターも押さえ気味であります。「SPACE CHILD」のとろけそうな美しいギター、こんな音が出ているロックギターのアルバムもそう出会えません。「ROCK BOTTOM」のギターテクはヴォーカルをしっかりサポートする事に徹している。そこがさり気なく凄い!さぞフィル・モグは気持ちよかろう。間奏の早弾きギターソロはただウットリするのみ。ブルースロックぽい「BUILT FOR COMFORT」あたりになると、ギターがうざったく感じるのでマイケル・シェンカーの個性を殺しているようにも思える。こなせるギターテクがあるだけに。「LIPSTICK TRACES」はマイケル・シェンカーの曲でインストゥルメンタル・ナンバー、この空間に放たれる哀愁ギターのほうが良いなぁ。通して聴くとギターリスト、マイケル・シェンカーの凄さを感じてしまいますが、ハードロッカーとしてのギターリストの限界を感じる曲もあるかな。間違いなく70年代ハードロックの名盤と共にロックギターリストの模範、世界標準(大袈裟?)になっているアルバムなんでしょうけど。それからヒプノシスのアルバムデザインは凄くいいです。この人の作品はいつも静止画で「えっ」とか「あっ」とか「なに」とか人物が何か物言いたそうで止まっている画風なような気がしますが……どうですかね。
2005.02.15
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発売当時から今も良く聴いている、愛聴盤がこのロイド・コールの『MAINSTREAM』です。このアルバムはコモーションズとしては3作目で、1作目2作目がネオアコとして捉えることも多いようですが、これはそれほどネオアコ度は強くないと思います。落ち着き具合が万人にも受けいられそうだし、少しだけ青春ぽさもまた良いのです。ロイド・コールの歌声は爽やかで、艶やかで、濡れた感触もあって、【ルーリード】のような渋い面もあります。男の色気を感じる声をしています。あえて言うならギターはネオアコらしくメランコリックですが、全体を通してロイド・コールの哀愁を帯びた声が支配している感じです。良質なポップアルバムとしても楽しめます。アップビートの「My Bag」などはクラブでも受けそうな乗りの良い曲だし、「from the Hip」はロイドの甘くてビブラートがかかった声が素敵です。「Jennifer she said」はきらめきギターとストリングスのアンサンブルが最高、ロイド・コールも気持ちよさそうに歌っている。泣きのメロディーです。トランペットが奏でる「Big Snake」、雰囲気たっぷりな中に女性ヴォーカルが絡んで、夢見心地な気分になります。「hey Rusty」で後ろの方から、ところどころ聞こえてくるのはバグパイプかな。美しいです。ポワーっと拡がる雰囲気たっぷりの曲です。ロイド・コール&ザ・コモーションズとしては3枚のアルバムを出していますが、この『MAINSTREAM』は先の2枚ほど話題にはなっていないようですが、なかなか私は好きなのです。この後1988年にコモーションズは解散して、ロイド・コールはニューヨークに渡りソロとしてアルバムを出しているようです。そろそろ最近のも聴いてみようかなどと思っている今日この頃であります。
2005.02.13
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ミッジ・ユーロという人を知ったのは、バンドエイドの「DO THEY KNOW IT’S CHRISTMAS?」のメイキングビデオで、プロデューサーとして、ボブ・ゲルドフと共に主導的な役割を担っていたからです。【ブームタウン・ラッツ】のボブ・ゲルドフの事は良く知っていたのですが、ミッジ・ユーロという人は初めて耳にしたので「アンタ何者?」といった感じでした。そうしたら【ウルトラボックス】のフロントマンだったので「何だそうだったのか」という気持ちになったことを覚えています。それというのもウルトラボックスはジョン・フォックス時代の1st2ndは良く聴いていたのですが、それ以後の彼らには興味がなくなっていて、ジョン・フォックスが脱退したことで益々疎遠になっていたからです。それから再びウルトラボックスも聴くようになりました。そしてバンドエイドから間もなく発表されたのがこの1985年作の『THE GIFT』です。世界的に有名になったミッジ・ユーロ、タイミング的にはドンピシャな発売でした。アルバム1曲目を飾る「IF I WAS」(すべての愛は君だけに)は全英No.2になるヒット、この曲の美しいメロディーラインは正に「DO THEY KNOW IT’S CHRISTMAS?」そのものです。ちょっと声が【10CC】のエリック・スチュアートぽかったりもします。♪もしも僕が詩人だったら この愛を燃えあがる言葉として伝えるのに もしも僕が船乗りだったら 僕は彼女のために七つの海を越えていくのに♪「THAT CERTAIN SMILE」(君の微笑)も美しいシンセサイザーに乗って、ロマンチックに歌い上げるミッジ・ユーロ、大人のラブソングですね。メロディーメイカーぶりを発揮しています。【ジェスロ・タル】の「LIVING IN THE PAST」をカバーしているのにも驚きます。SIDE2の方に(私が持っているのはアナログ盤なので)耳を傾けてみれば、インストゥルメンタル・ナンバーが3曲。ポップさだけではなく、より荘厳な音空間を創造しようとしている事が分かります。「EDO」という曲では、尺八や琴を使用して(シンセかもしれないけど)日本的情緒を演出しているし。とても良いアルバムです。引きの美学なんでしょうか、この人の持ち味は。聴きやすさ耳あたりの良さはウルトラボックスとも共通しています。ただ通して聴き終わってもズシンと心にくるものは薄いので、物足りないと思う人もいるのではないでしょうか。
2005.02.12
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肝臓がんが発覚し、余命6か月と宣告されたプロサーファー。残された命を4人の子供と奥さんと共に前向きに生きる。生きるという事は何なのか、どういう事なのかを考えさせられる。また自分の今置かれている状況と比べて見たとき、自分の甘さに恥ずかしさも覚える。健康な体でありながら、家族との絆も薄く、大きな目標もなく生きている自分が恥ずかしい。もし自分が余命6か月と宣告されたらいったい何が出来るのだろうか。子供たちに家族に模範的な親でいられるだろうか。最後に愛を注げられるのだろうか。幸せっていったい何だろう?短い人生でも家族に支えられて美しい想いでのまま人生を終える人もいれば、長く生きていても家族もなく寂しい暮らしをしている人もいる。「毎日爆弾に怯えている人もいれば、人殺しをする人もいる。何が幸せなのか私には良く分からない」番組中に登場していたサーファー仲間の言葉だった。言えることは、与えられた運命を許容できる、覚悟をできる……という想いをいつも冷静に言い聞かせている自分がいるという事。泣いたりはしない、気丈に振る舞える自分でいたいという想いだけです。関連図書
2005.02.11
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ネオアコ界の大御所、いや奇人変人か、それとも吟遊詩人?モーマスの楽曲は、サーカス団のピエロのようで楽しい。『FOLKTRONIC』は開けてビックリ玉手箱のようで楽しいアルバムです。フォークとエレクトロニックとの合体言葉のような『FOLKTRONIC』、内容もそのもので軽いフォーク調なんだけど要所要所にエレクトロニクスを散りばめたもの。お菓子に例えると素朴だけど金平糖のようにキラキラしていて、甘くて綺麗な美味な味(音楽)。とぼけた歌い方も楽しいのですが、詩の面白さも特筆ものです。《FINNEGAN THE FORK HERO》♪ウェッブサイトが燃えつきた フィネガンが落ちちゃったから 彼が戻ってくるのを祈ろう ウェッブデザイナーの地獄から 彼しか直せる奴がいないんだ ちゃんと直せるのか フィネガンはHTMLのフォークヒーロー 彼はクイックタイムを流せたし フラッシュで暗号化できた 君のアイコンをジャバで ダンスさせることだって そして君のゴミ箱を空にしてくれる でもフィネガンは死んだ やせ衰えて死に絶えた だって馬鹿野郎なマスターが 金を払わなかったから♪聴いていないけど、志村けんのバカ殿のファンでインスパイアされた曲を作ってしまったとか。右目には眼帯(左目に着けている時もある)を着けている変なおじさん。日本びいきで、日本の各地に出没している変なおじさん。カヒミカリィのプロデュースもしている変なおじさん。とらえ所のないアルバムだけど、何回も繰り返し聴いてしまい、ホッとしてしまう奇妙なアルバムです。ちなみに私が好きな曲は「FINNEGAN THE FORK HERO」「PROTESTANT ART」「U.S KNITTING」「ROBOCOWBOYS」などです。80年代のアルバムから通して聴いてみたいアーティストです。初期の物は手に入りにくいようだけど、全部揃えたいなぁ。20枚以上出しているみたいですけどね。《モーマス情報求む!!》とある場所で本人を見たとか、メディア出演情報でも構いません。よろしくたのんまっせ。(誰かの真似)笑。
2005.02.10
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いよいよだぁ、最終予選。相手はどこであれ、やっぱり緊張します。事前の予想では日本圧倒的に優位ですが、北朝鮮には軍隊パワーがあるから恐い。それとスパイが2名メンバーに入っているので油断できません。(笑)スパイというのは在日朝鮮人のJリーガーの事ですが、日本生まれで日本育ちで朝鮮語も話せないような、100パーセント日本人と言っていいような二人なんですが、ここはちょっと裏切りを期待してと……(笑)先発メンバーが発表されました。事前のジーコ監督の会見どうりでシリア戦のメンバーでした。このメンバーでいいと思う。サッカーは連携が重要。強化試合での好調振りからいって順当だと思います。中村、高原はどこかの場面で切り札的に使われるか、余裕の状況で登場するかですが、後者であった方がいいでしょう。前半20分までの戦い方に注目。ここで1点入れば、大差がつく可能性もあると見ます。さて試合開始。北朝鮮、前がかりでロングボール多用でけっこう攻め込んできている。日本も北朝鮮に対してプレッシャーきつくボールを奪う激しい展開。そして4分左サイド奥、サントスにボールが通り駆け抜けるところたまらず北朝鮮ファールで逃げる。ここで小笠原のフリーキック。左ゴール角にクロスするボールでキーパー反応出来ず、ゴール!!!早くも1点目。その後も激しい攻防、北朝鮮はテクニカルな面はないものの、体力で押し切っている、日本の攻撃陣は厳しい北朝鮮守備陣の寄せに苦戦。攻めあぐねている感じです。激しい攻防で目が離せなくなってきた。そしてあっという間に前半終了。予想以上に北朝鮮は強い。前半終わって1対0。後半は北朝鮮のスタミナに注意が必要。後半、やはり北朝鮮ガンガン来た。驚異的なパワー。流れは北朝鮮。後半16分北朝鮮中央から左サイドに流し奥からのシュートがゴール左隅ギリギリに吸い込まれる。川口右サイドからの攻撃を予想したのか反応出来ず。痛い失点。ここで流れを変えるために後半19分高原投入、21分にも中村投入。中村が入ってから、攻撃に溜めが出来るようになり、日本敵陣でボールが回り始める。後半34分には大黒投入。後半40分北朝鮮、中央やや右からの強烈なフリーキック。やや左に外れた。最高にヒヤッとした瞬間だった。ロスタイム突入、46分右サイドから小笠原のクロス、北朝鮮キーパーパンチングでクリアーするがこぼれ球が福西の正面に、大黒の前に確実にボールを落として、大黒も振り向きざまに左足でシュート!!ゴール右隅に決まった。!!!!!日本2対1で激戦制す。いゃー激しい試合でした。最後のギリギリで1点を決められる日本の底力を感じました。アジアカップの経験が生きてますねぇ。冷静に振り返るとこの試合のポイントは中村俊輔の投入に尽きる。攻撃にメリハリが出て北朝鮮の速攻パターンに持ち込ませなかった。いかにキープ力が重要であるか認識させられました。そして大黒もあの時間帯に入ってよく好ポジション取れたなと思う。殊勲です。北朝鮮は強かった、だから凄い試合になった。ワールドカップへの道は険しく厳しい。まだ戦いは始まったばかりです。
2005.02.09
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アイスランドの夏は日が長く太陽が沈むことがない。夏でも気温が20度を超えることはなく、日がいい時でも15度近辺。冬は日照時間が短く夜明けは11時ごろで午後3時には日が沈む。アイスランド辺境の灯台でレコーディングされたムームのアルバム『SUMMER MAKE GOOD』、アイスランドには《夏が何かよい変化をもたらしてくれたり、罪を洗い流してくれる》という詩があるのだそうだ。冬が長くて厳しいアイスランドだからこそ、生まれた言葉なのでしょうか。ムームは、灯台での暮らしをしながらレコーディングを行った。電気は通っていたようだけど、暮らしは読書をしたり、ラジオを聴いたり、山に登ったり、ボートに乗ったりとのんびりとアイスランドの秘境を満喫しながら……買い物は一日掛けて、近くの町へ買い出しに行き、シャワーは週1回のペースで、そんなのんびりとした生活の中で合間を見てはレコーディングをする。そんな中で生まれた作品だ。使用している楽器はシンセサイザーやヴィオラ、ギターなど電子楽器を中心にした音楽だけど、自然を強く聴きとれる音。水が滴る音であったり、さざ波や、隙間風がドアをきしませる音、荒涼とした海の広さや自然の強さ、厳しさ怖さ美しさを聴きとれる音。《weeping rock rock》♪とてつもなく長い夜 胸元で彼をかき回す 静けさの中で、彼を漕ぐ、彼を漕ぐ とてつもなく荒涼とした朝 岩のところで彼は壊れる そして泣きながら、漕ぐ、漕ぐ♪聴いて熱くなるような音楽ではありませんが、自分自身を見つめ直してみるのには最適な音楽です。…………………………………………………………………………今年ももうすぐやってくるXday。花粉飛散の季節です。10日あたりから飛ぶというニュースを小耳にしたような……私はまだ大丈夫です。今年は去年よりも凄いらしいから、憂鬱だな。もう30年の付き合いです。アイスランドでは花粉など飛ばないだろうな。。。などと思ったりして……(笑)
2005.02.07
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「ヒョウショージョー、アンタハハルバショニオイテ、リッパナセイセキオオサメテ、ユウショウシナハッタ、ヨッテココニヒョウショウシマス」今朝の読売新聞によりますと、大相撲の千秋楽でパンアメリカン航空の支配人として優勝力士にトロフィーを渡していたデービッド・ジョーンズさんが亡くなったそうです。お堅い大相撲の世界で唯一笑いをとっていた、ジョーンズさんの関西弁まじりのおかしな日本語は大相撲の名物でした。そしてその左の訃報欄を見てみたら、こんな記事があってびっくりしました。《ビートルズの前身バンド、クオリーメンの創設者の1人エリック・グリフィス氏が膵臓ガンのため死去、64歳だった》びっくりしたのはエリック・グリフィス氏が好きでショックでびっくりしたのではなくて、クオリーメンのメンバーにこんな人がいたのかというびっくりです。(笑)色んなビートルズの伝記物は読んだけどクオリーメンのメンバーにビートルズ以外の人の記述は記憶にありません。クオリーメンはジョン・レノンが1956年友人を集めて結成したバンドという事になっていますが、ジョンと共に中心メンバーだったのがこのエリック・グリフィスという人らしいです。ポール・マッカートニーがクオリーメンに加わったのが1957年で1958年にポールの紹介で加入したのがジョージ・ハリスンという事ですが、エリック・グリフィスという人は1958年にバンドを離れて海軍(軍隊)入りしたそうです。クオリーメンはその後バンド名をジョニー&ザ・ムーンドッグス→シルバー・ビートルズ→ビートルズと変わっていきますが、クオリーメンの音源を確認出来るものとして『ANTHOLOGY1』の中に数曲あるようなので持っている方は確認してみてください。ただしエリック・グリフィス氏がまだ在籍した頃の音源かどうか不明です。私は実は『ANTHOLOGY1』は持っていないので、報告お願いします。(笑)『ANTHOLOGY2』と『ANTHOLOGY3』はあるのですが、すでに持っていた『LIVE AT THE BBC』とさほど音的に変わらないのではという思いで買わなかったのだと記憶しています。新曲の「FREE AS A BIRD」だけでは触手が伸びませんでした。で、仕方がないので『LIVE AT THE BBC』のレヴューです。このアルバムは『ANTHOLOGY1』発売前に一度廃盤になったのですが、今はまた出回っている見たいです。やはり音的に『ANTHOLOGY1』と被ると判断したアップルが、整理したという事だったんでしょうか?このアルバムは1994年久しぶりのビートルズのアルバムが発売になるという事で、一般のニュースにも大きく取り上げられて話題になりました。年末だったと思う。秋葉原の石丸電気の前には専用のカウンターがあったのを覚えています。かなり売れていました。ビートルズの公式ライブ音源としては人気絶頂期の『HOLLYWOOD BOWL』がありますが、素顔の生ビートルズを知るのには『LIVE AT THE BBC』ですね。余計な客の歓声がないのでじっくり聴けます。62年から65年までに出演したBBCラジオでの収録です。スタジオ収録では味わえないパワフルでソウルフルでエネルギーに満ちた曲が満載です。MONO録りなのでよけいそう感じます。大きいホールよりもスタジオライブのような場所で本領を発揮するバンドなんだなぁと再認識しました。「Sweet Little Sixteen」や「The Hippy Hippy Shake」などのロックンロールのスタンダードナンバーは手慣れた物です。ハンブルク時代に演奏しまくっていたということが分かります。レパートリーの多さにも驚かさせられます。ビートルズのオリジナル盤に入っているカバー曲は選りすぐりのものだというのも分かります。つまらない曲も多いので。ここでもやはりビートルズナンバーは際だっている。「I FEEL FINE」や「I’m A Loser」「涙の乗車券」などハーモニーワークの美しさはビートルズの曲でしか味わえない。スタンダードナンバーは個人が突っ走る感じですね。グループの整合感でビートルズナンバーです。この企画が成功したことで、味をしめたその後のロックのアーティストやレコード会社はBBCライブのアルバムを出すようになりました。【レッド・ツェッペリン】や【デヴィッド・ボウイ】も然りです。エリック・グリフィス氏ですが、1940年生まれなのでジョン・レノンと同級生ですね。64歳でした。ちなみにデービッド・ジョーンズさんは89歳でした。それからビートルズに対抗した【モンキーズ】にも同姓同名のデービッド・ジョーンズがいましたが別人です。当たり前だけど………(笑)
2005.02.06
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これも【ラモーンズ】直系の明るいパンクだと思う。ラモーンズの時代とは音の厚みでは問題にはならないと思うのですが、でもパンクぽさだけではなく、どこかしらポップですね。コーラスとかギターのリフとか、【カーズ】ぽいなぁと思っていたら、ほんとにプロデュースがリック・オケイセックだった。(笑)ジャケットの4人の姿はどこかカジュアルぽく、学生バンドみたいで親しみが持てます。けれど別のフォトなどを見てみると親父ぽいのもあって、どっちがほんとのウィーザーなの?なんて思ってしまいました。特に眼鏡のギターリストRIVERS CUOMOが。さて曲のほうですが、1曲目の「Don’t Let Go」から元気一杯です。ギターがジンジンして痺れまくります。かと思うとヴォーカルがポップで可愛らしい事。それと曲名ですが、カーズにも「Let’s Go」というヒット曲があるんですよね。どっちも軽快で気持ちがよいところが共通点です。カーズの「Let’s Go」知らない方は是非聴いてみてください。2曲目の「Photograph」もノリノリです。バックコーラスの♪ウーウーウー♪が壷。ギターとヴォーカルのハーモニーが絶品です。イントロと最後に聞こえるピコピコ音は多分リック・オケイセックの趣味でしょう。(笑)3曲目は「Hash Pipe」のイントロのズンズンズンに思わず興奮、しびれた。最高血圧が10は上がります。そして4曲目の「Island In The Sun」での泣きのメロディーでの落としには参るなぁ。静と動の切り替えが抜群の構成です。アルバム中一番好きな曲です。5曲目の「Crab」はねちっこいギターが聞き物。6曲目以降はやや単調なような気がしますが、この1曲目から5曲目の流れは文句無しです。全体通して聴いてみると、やはりリック・オケイセック色を強く感じます。これはこれでアメリカンパワーポップの良いところとパンク(オルタナ)がうまく混ざり合った、貴重なバンドWeezerという事で、良いのではないでしょうか。切ないメロディーがね、良いですね。そしてカーズも聴きましょう。(私も久しぶりに、レゴードラックからLP引っ張り出して聴いてみますよ。)
2005.02.05
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私が言うのも何ですが、今一番抱かれてみたい男が【RONAN KEATING】(ローナン・キーティング)です。(笑)ローナン・キーティングはアイルランド出身でボーイズグループの【ボーイゾン】のリードボーカリストでした。私が今回買ったアルバムはソロ活動10年の区切りで昨年(2004年)発売されたアルバムです。日本ではそれほど知名度はないようですが、イギリスを始めヨーロッパ各地でヒットした曲が満載の素晴らしいアルバムでした。16曲もあって名曲ばかり、もう感謝感謝神様仏様稲尾様です。(?)昔のプロ野球ファンしか分からない。多分………(笑)。「WHEN YOU SAY NOTHING AT ALL」名曲です。この曲は鳥は鳥でも見とれてしまう鳥です。(うっとり)笑。そして「LIFE IS A ROLLERCOASTER」この曲も好きなんですよ。乗りの良い軽いビートの曲なんですが、ちょっぴり切ないんですよね。もう泣けてしまいます。しかも思わず一緒に口ずさみたくなる曲ではないですか。ちなみに、調べてみましたらROLLERCOASTERとはジェットコースターの事で、ジェットコースターの正式な言い方はROLLERCOASTERでジェットコースターは和製英語みたいです。勉強になったなぁ。(笑)《人生は目まぐるしく変化するもの》そうそう人生は目まぐるしく変化するなぁ。私は何回人生滑り落ちたか、上がったり下がったり嫌滑りっぱなしかな?この日記だって随分滑ってない?個人的な事書かせて貰うけど公立高校受験で滑ったのが一番の滑りだったかなぁ。私立には行かせてもらえず、希望してなかった公立高校の2次募集を嫌々ながら受けさせられたのが人生最大の滑りでした。高校時代はほんとつまらなかった。もう一度人生やり直すとしたら高校受験の前だ。もちろん親を変えてね。(苦笑)だいぶ脱線しちゃったなROLLERCOASTER。さあさ「LIFE IS A ROLLERCOASTER」を聴きながら一緒に歌いましょう。嫌な思い出は歌と共に流してね。《LIFE IS A ROLLERCOASTER》♪Na Na Na Na Na ( X4)Hey babyYou really got my tail in a spinHey babyI don't even know where to beginBut baby I got one thing I want you to knowWherever you go tell me cause I'm gonna goWe found love, so don't fight itLife is a rollercoaster just gotta ride itI need you, so stop hidingOur love is a mystery girl lets get inside it♪そうです、ローナン・キーティングです。細面でいい男だなぁ。ブルーの目がキリッとして素敵です。歌も声も甘くて優しいし、惚れちゃいましたよ。「WE’VE GOT TONIGHT」もとても良い曲です。LuLuという女性とのデュエットが見とれてしまう鳥です。ああローナン・キーティングに抱かれたらどんな風に(どんな技で)愛されるのだろう。ウーン、こんな事を考えている私はやっぱり変態なんでしょうか?このアルバムはしばらく愛聴しそうです、愛聴します。
2005.02.04
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元々はレゲエを紹介し広めるために生まれたレコード会社、アイランドレーベル。このレーベルが70年代のロックシーンに与えた影響は計り知れない。試しに【ボブ・マーリィ】のトロージャンレーベル時代のアルバムとアイランドレーベルに移籍した後のアルバムを比較してみると明確です。そのサウンドの変化、とりわけスカ臭さが残っていたビートがより洗練されエモーショナルなリズムに変貌していたのでした。ロックミュージシャンやロックファンにアピールするレゲエを紹介したアイランド、この功績は大きい。そのアイランド・レーベルの創始者であったクリス・ブロックウェルは新進のニューロックのアーティストにも力を入れていました。そのアイランドと契約した初めてのバンドがトラフィックでした。スティーブ・ウインウッドの才能に着目したブロックウェルは、さらにその後【モット・ザ・フープル】や【フリー】、【スパークス】、【ロキシー・ミュージック】、【ジョン・ケイル】等と契約していきました。より垢抜けていて、70年代のきらびやかなロックシーンを確立するために。この頃のロック好きにとっては、アイランドが出しているレコードだったらきっと面白いロックに違いないだろうというワクワク感がありました。ブラインド・フェイスが短命に終わってしまったため、スティーブ・ウインウッドはソロアルバムの準備を進めていったのですが、そこにジム・キャッパルディとクリス・ウッドが手伝うようになり、これが結局トラフィックとして活動を再開する第2期となりました。復活後のアルバムが『John Barleycorn Must Die』でした。ここで聴けるトラフィックは、ジャズのエッセンスを取り入れた渋く落ち着いた深みのあるロックに変化しております。よりインストゥルメンタルな演奏に重点を置いた「GLAD」。オルガンとピアノとホーンのインプロビゼーションが最高にカッコイイです。「FREEDOM RIDER」ではフルートも加わっています。ちょっと地味っぽいけど深みがあります。渋いです。「John Barleycorn」はトラディショナル・ナンバー、6分20秒で聞き物。 続くアルバムが『Low Speak Of High Heeled Boys』これは表題曲が11分34秒の大作です。やはりスティーブのヴォーカルが渋い!。。。と思うかカッタルイと感じるかが好きになるかどうかの分かれ目だと思います。そんな革新的な音ではないので、この時期イギリスのロックシーンでは人気は出なかったようですが、アメリカでは支持されています。この後1974年まで2枚のアルバムを出していますが、ここでは割愛します。第2期のトラフィックが日本で人気があったかどうかですが、これがまるで人気がありませんでした。話題にもならなかったです。日本で人気があったのはグラムロックからヘヴィ・メタル、プログレだったので、どこにも属しない地味で渋いイギリスのバンドは相手にされていませんでした。アメリカへ目を向ければ【ドゥービー・ブラザース】の軽快なウエストコーストのロックに【イーグルス】のポップさに人気があったし、トラフィックは曲が長すぎて難しい、通好みのロック程度にしか見られていなかったのです。【フー】や【キンクス】などのビート系のバンドも人気が無かったくらいですから余計に。80年代のソロになってからのスティーブ・ウインウッドのヒットと人気はご存じの通りですが、1994年突然トラフィック名義での復活には驚かされました。でも『FAR FROM HOME』はかつてのトラフィックではなく、スティーブのソロとほとんど変わりがないものだった。ジム・キャッパルディとの二人組によるもののようですが。スティーブの声は第2期の頃と比べて艶やかで伸びやかです。レーベルがこれも70年代当初は、ドイツロックを紹介していた当時新進のヴァージンから出したのが何だか不思議な巡り合わせです。ジム・キャッパルディの死は夕刊の訃報欄に2行しか載っていませんでしたが、日本ではその程度の人気だったんですねぇ。
2005.02.03
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強化試合の第2戦目。第1戦目のカザフスタンと比べると、シリアはコンディションも良くバランスのとれた好チームだった。日本が押し気味でありましたが、ゴール前のスペースも生まれず、ゴール前の守備も固かったので決定的なシーンは生まれなかった。シリアも時折日本のゴール付近で攻め込むが、日本のバランスの良い守備で決定的場面は作れず。日本の攻めから、ボールを奪いカウンターで攻め込みヒヤっとしたのが1回程度。日本もカザフスタン戦と同様に点は入らなくても動きは良かった。そして前半44分の波状攻撃、右サイドと左サイドの交互の攻撃でシリア守備陣が振られたところに三都主の左サイドからのクロスがゴール前でフリーになった鈴木の頭にジャストミート、左ゴール角にヘディングシュートが決まりゴール。後半は日本の厳しい攻めに、16分過ぎにシリアが2度目のイエローでレッドカードになり1人退場。ここから局面が大きく変わる。数的な有利でより攻め込みやすくなった日本。ディフェンスも上がり始め、後半24分三都主の左サイドからのフリーキックを右サイドにいた遠藤の折り返しをディフェンスの宮本が飛び込みヘディングシュート、これが決まり2点目。3点目は45分またしても三都主が起点、になりクロスを鈴木がスルーして飛び込んできた小笠原が早い動き出しで倒れ込みながら左足でゴール。3対0の快勝でした。少しすっきりです。思いっきりすっきりは北朝鮮戦に取っておくとして。カザフスタンよりも強かったシリアだったので、本番前に緊張感も緊迫感も持てた試合だったので良かったなと思います。今日は運動量の豊富だった小笠原が特に良かった。目立ちました。カザフスタン戦に代わってディフェンスに入った宮本のラインコントロール安定振りは安心して見られたし、鈴木もヘディングを確実に決めたし、良い試合だったと思います。この仕上がりとチームバランスからいって中田英は必要ないでしょう。セリエAで充分に調子を上げてからメンバー入りしたほうがいいと思います。俊輔と小野は北朝鮮戦ではどうだろう。この二人はチームの切り札的な存在なので早く合流して戦って欲しいと個人的には思います。オフェンスに中村俊輔、ボランチに小野が入れば万全でしょう。北朝鮮戦は油断が無ければ間違いなく勝ちです。来週はもっと盛り上がりましょう。(笑)
2005.02.02
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最近『富豪刑事』がドラマ化されて見たけれど面白いですね。深田恭子の天然ボケと貴族っぽい可愛い洋服も見物です。原作者の筒井康隆もヒッチコック見たいにチョイ出するので面白いです。ところで筒井康隆の小説ですが、20代の頃にはまりまくって読みあさっていました。この人の若い頃の小説は、動きがあってジャズ的だと言われていました。私はロックぽいと思っていました。事実ジャズの人達と親交があるようでした。筒井康隆の前には星新一のショートショートが好きで読んでいたのですが、少し飽きてから筒井康隆のショートショートを読み出したらこれが面白い。ちょっと毒があって、ちょっとスケベで、ちょっとシュールで人間の深層心理を掴んだ作風に虜になってしまいました。最大の魅力は軽快な流れるようなリズムが作風にあることでしょうか。そして筒井さんは小説以外にも漫画を書いていました。過去の作品のショートショートや小説を漫画化したものですが、これが面白いのです。本人曰く下手くそと言っているようですが、谷岡ヤスジと比べるとずっと上手だと思う。(笑)本棚の奥から、引っ張り出してまた読んでみました。やはり面白い。ドキッとしたのが「客」という漫画。これは1971年12月の作品なのですが、ネット社会を先取りしたような話でびっくりしてしまいました。簡単な話の内容ですが以下の通りです。《子供1人にその母親と父親のごく一般的な一家に、ある日客が訪れます。久しぶりのお客さんの来訪に家族3人は大喜びします。その客に対して、ごちそうを振る舞い話で大いに盛り上がります。部屋にあった高価な壷の話になったとき、誤って客は手に取った壷を落として割ってしまいました。笑い転げる客と家族3人、「家具には保険を掛けているのでしょうね」と客は言うと一家は「そんなものかけていません」と言いました。「それでは家具に保険を掛けるために外交員(営業マン)を呼べるではないですか」と小躍りして電話を掛けようとする客。そこで一瞬の間。ウワーンウワーン泣き出す家族3人。「外交員なんか来てくれません。だって電話だけで用が足りてしまうんですもの」と家族3人、言ってはいけない事をつい口が滑って喋ってしまった客だった。「なんて冷たい世の中でしょう」と客は言って再び4人はおいおい泣き明かすのでした。そして、それから1時間客は一家と飲めや踊れやで楽しんでくれたのでした。》これは電話をインターネットと置き換えればいいわけで、確かに外に出て買い物に行かなくてもネットで買い物をしたり、チケットの予約をしたり、飲み会の予約も出来るし、スーパーへ出向かなくても食品の宅配サービスだってあります。これがもし、究極の省力化でネットだけで済ませるような時代になってしまうのなら。。。そう思うとゾッとするような社会です。人と会いたくない、人と話すのが苦手、人と会うのが恐い。引きこもりはもう現実的にある話です。人とのコミュニケーションは携帯か掲示板かメールでなんて笑えない話ですよ。(笑)この話に登場する「客」も実は商売で、その客に帰り際に一家は10万円を渡すという話のオチです。新婚の旦那が自宅に帰ったら警官が妻を強姦していたという話『傷ついたのは誰の心』等、他にも毒が一杯です。この筒井康隆全漫画は17話あります。おすすめ!本のカバーで福笑いもできますよ。(笑)
2005.02.01
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