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先週の日曜日、講師の一人として在籍している「身体均整法学園」の卒業式(終講式)がありました。シビアな話ですが、開業してお店を構えても、しばらくはお客様ゼロの日をたくさん経験します。自分もそうでした。腕を鈍らせないために研修会に出たり、施術モデルになってくれる人を見つけたり、さらに練習を続けながら、少しずつ軌道に乗せていきましょう。気持ちのよい施術なら、身内の方も喜んで練習させてくれるはず。動きが派手な技。指1本で軽く触れているだけの、一見何をしているか分からない技。どちらも身体はゆるみ、整います。見た目に動きがない技ほど、練習が必要です。大きくゆさゆさリズムよく動かすことができれば、受ける側もひとまず気持ちがよいので許してくれます。背中や手足のどこかに指1本で、ただじーっと触れているだけだとしたらどうでしょうか。上達すればそれでも気持ちよく、うまくいけば、大技よりも深いところからゆるめられ、喜ばれます。でも最初のうち、受けている側の頭の中は「何をされているんだろう?」と、はてなマークでいっぱいです。こちらも「こんなので変わるのだろうか?」「どう思われているだろうか?」と、ドキドキします。指を離したあともさほど変化がなく、二人の間に微妙な空気が流れるかもしれません。外側に変化を起こそうとするから大変なのです。自分を信じ、内側の変化を先に起こす練習。前回のブログタイトルは「風を読む」でした。乗りやすい風を選ぶ力。乗りにくい風をあえて選んで乗りこなし、楽しむ力。今回は、自分の中に風を起こす力、でしょうか。「経験したことを信じる」と「信じたことを経験する」練習を通じて、つり合うところを見つけたとき、自分の中に風が起きます。風を起こし起こされ、楽しい旅を続けましょう。卒業生の皆様、おめでとうございます。活躍の場が、限りなく広がりますように。無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年03月27日
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綿毛に風を受け、ふわふわ飛んでいくタンポポの種。地面に着地して芽を出すか、川に落ちて流されるか。それとも誰かの家の玄関先、ほうきで掃かれてしまうのか。運命を分けるのは、どんな風に乗ってどの方向へ、どれだけ飛びたいかを考えての綿毛づくりです。毎日風に吹かれているうちに、自分にとって心地よい風が分かってきます。「いずれ飛び立つときには、こんな風に乗りたい」綿毛づくりに必要な分の栄養を、根っこや茎を通してもらったら、こっち側の綿毛を多くして、舵取りのためにここはこうして広げて。できあがると、「えっ、もう行ってしまうの?」というくらい、あっさりと飛び立ってしまいます。「腹へったよー、俺にどんどん栄養回せよー」と、考えもなしに綿毛を増やす種は。たまたまの強風にあおられたり、近所のいたずらっこに「フーッ!」とされ、川やコンクリートの上に落ちてしまいます。重すぎて飛ぶことさえできず、茎や根っこの寿命とともに、一緒に枯れてしまうかもしれません。うまく飛び立った種は、行った先で大きな花を咲かせるでしょう。そして自分もたくさんの種を育てながら、さらに磨かれます。選んで近くに着地してくれた種。何とか飛び立ったけれど、すぐに近くに落っこちた種。対岸まで旅をした種。川をはさんだ土手のあちらとこちら側。いろんな黄色で満開です。無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年03月20日
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「今日は午前中に確定申告を仕上げて、税務署に提出したら、あとはのんびりと映画観てこよう!」の予定が、1ヶ所不明な点について延々調べているうちに、観たかった映画の時間がせまってきました。「よし。提出は来週にして、映画観てこよう!」予想外の面白さに、豊島園から帰る電車でパンフレットを読むのに夢中になっていたら、地元の椎名町を乗り過ごし、池袋に到着。一番後ろの車両は、ジュンク堂書店に近い改札で止まります。メモしてあった読みたい本を買いに外へ出ました。目当ての本棚、行く先々で先客があれこれとじっくり検討中。空くまで他をぐるっと回っているうちに、欲しかった3冊(均整仲間がブログで紹介してくれていた『神経ブロックのための3D解剖学講座』、観察力アップにとっても役立っています。感謝)以外にも、素敵な本を2冊見つけました。たまには流れにまかせて一日を過ごしてみるのも、いいものですね。忙しい日とのんびりした日。偏らず、バランスよく。均整師ですから。考え方が前向きな人。後ろ向きな人。孤独好きな人。大勢がいい人。味より量で食べる人。量より味を重視する人。「食べられる量って決まっているから、無駄な物は食べたくなくて、『美味しい物』を『お腹いっぱい』食べたい!」こんな同時進行も素敵です。「確定申告、不明な点の解決方法が分かるとしたら?」と自分に質問してから、映画に出かけました。現実逃避ではなく、映画も書店もひらめきの一環となるように。帰ってパソコンに向かい、他の事務仕事をしているうちに、「あっ、そうか!」と、ほどなく作業完了。「あーっ、なんで分からないんだろう?」と、うんうん唸っているだけでは、映画も観られず、本にも出会えずだったと思います。唸ってから抜く。「唸り」と「抜き」のバランスですね。作業完了祝いに、映画の原作(電子書籍版)もポチッとしました。『娚の一生(1)〜(4)』西炯子無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年03月13日
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仕事柄、「今日は肩のラインがきれいですね」「頭のかたちがよいですね」など、体について褒めるポイントは、たくさん見つけることができます。別の世界のこととなると……例えば、猫が好きなので、背中に猫の絵の入ったスタジャンや、猫型ハンドバックにはよく気がつけます。その他のおしゃれポイントは、知らないうちにかなりスルーし、お客様をがっかりさせているかもしれません。自分の専門外の世界にも細やかに目を配れ、うれしい声がけのできる人は素敵です。きっと本や体験から幅広く、学び続けているのでしょう。ただそれは、すべての知識を前もってローラー作戦で学び尽くし、褒める準備をしているわけではなく。自分の知らない世界を目の前にしたとき、どれだけ意識を集中できるかのトレーニングになっているはず。背骨を初め、体の歪みを整えるためには、どのように歪んでいるかを知る必要があります。均整法では「観察」といいます。観察をすべてマスターした状態が10割だとすると、8割までは学校で習ったり先生に聞いたりしながら練習すれば、上達が早いです。8割あれば、仕事としても十分やっていけるし、多くの方々の役にも立てます。残りの2割も徐々に広げていけば、活躍できる世界はさら増えるでしょう。ここまでくると、習って身につくものではないかもしれません。意識を最大限に集中させた、自分自身の気づきによるところが大きいのです。残りの2割をまた10等分して8割まで広げ、その残りの2割をまた10等分して……と、果てしない世界。果てしないようで、人間がすでに持っているはずの力。ヒント満載の本を手に入れました。『GO WILD 野生の体を取り戻せ!(NHK出版)』分厚いですが、まずは自分を褒めるため、最後まで読み通します。無料イラスト かわいいフリー素材集 |「いらすとや」さん無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年03月06日
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