全4件 (4件中 1-4件目)
1
![]()
一年中、ほどよく体を動かしています。さわやかに運動を楽しめる季節になってきてうれしいです。中学陸上部時代の400m、800m、スポーツテスト1500mなどを走り終えた直後みたいに、限界のゼェハァ状態になるようなメニューはほとんど取り入れていません。新しいコース探しを兼ねたジョギングで、信号も何もなく、何百mかを全力疾走できる道を見つけたときには、つい走ってしまいますが。たった1本だけなのに、ゴールするともう心臓バクバク、頭の中は真っ白。一人で走っている分には、きつくなったらいつでもやめられます。レスリングやサンボ現役時代の試合中、体力に余裕があってもなくても、目の前には相手がいて、戦いは続行しました。もう途中で投げ出したくなる、ギリギリのところで踏ん張り、相手の攻撃をどう封じ、どう攻め、どう勝つかを考え、体を動かす。よくそこまで追い込めていたなと、少しだけ自分をほめたくなります。真っ白な頭は何も考えられていないのに、体が無意識に動くこともありました。「ちょっと左足を引いて……今!」と、天の声(?)を聞いた気がしたことも。体(首から下)を限界まで動かすと、頭(首から上)が空っぽになり、そこに何かよいものがスッと入ってくるようです。「未来」の想像と「過去」の回想で首から上がいっぱいになると、よいものの入ってくる場所がないばかりか、首から下、「現在」のコントロールが効かなくなります。不安や後悔をかき消そうと思っても、そう簡単にはいきません。そんなときこそ、運動の秋です。1500m、全力疾走しなくていいのです。いつもより、ほんの少し手足をのびのび動かして、体がちゃんと「現在」にいると確認するだけで、首から上と下をつなぎ、全体としての自分を取り戻せます。そんな習慣をつけるための、運動の秋。均整の秋、でもいいですよ。ご来院お待ちしています。※9月28日(月)均整法研修センター「施術モデル」募集中無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年09月25日
コメント(0)
![]()
骨盤は、例えば左が後ろに回転したら、右はバランスをとるように前に回転します。そのままくせづいてしまうと「歪み」です。その手前なら「たわみ」といえます。iPadの両端をつかんで、左を手前に、右を向こうに捻るイメージ(壊さないでね)。手を放せばもとに戻ります。たわみが度を超えると腰が痛くなります。ある程度のたわみは、その人がこれまで無意識に身につけてきた、いちばん動きやすい「構え」ともいえます。いつでも飛び出せるよう、力をためているのです。来週の連休が終われば、今年も残すところ約3ヶ月。やりたかったことがいつもどおり計画のまま、バタバタと新年を迎える前に、飛び出すなら今です。飛び出すには、たわんだiPadをつかんでいる手を放すだけ。たまっていた力が背骨を伝わり、遠く頭蓋骨まで整うように、いろんな変化が連鎖します。誰かや、何かと、片側ずつiPadをつかんでいるなら。その誰かに「放して、お願い」と頼まなくても、自分の側だけパッと放せば、たわみは力に変わります。頼むのは、均整師にお任せを。行動派の骨盤に、しっかり整えて差し上げます。※9月28日(月)均整法研修センター「施術モデル」募集中無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年09月18日
コメント(0)
![]()
18で上京し、一人暮らしのための部屋探しを始めたときのこと。縁あって、バイト先として上京前から決まっていた、目白に住もうとしていました。家賃の相場がまったく検討つかないまま、飛び込みで目白駅前の不動産屋さんに。なるべく安いところをと、「月1万円くらいでありませんか?」と聞いてみました。地元で長年、不動産業を営んでいる様子のおじさん、呆気にとられた様子。それでも「あるよ。見てくるかい?」と、地図のコピーを渡してくれました。「あるんだなー、1万円台」と、うきうきしながら物件の前に着くと、全体が少し斜めに傾き、外壁には上から下まで太いひび割れがビシッと入り、何十年分かのツタがからまって伸び放題の、2階建てアパート。打ちっぱなしのコンクリに、すりへったスノコが敷かれた共用玄関。奥の様子を伺うと、廊下全体、分厚く積もったほこりに足跡はなく、誰も住んでいる気配がありません。お化け屋敷が大の苦手ですから、お店に帰って「無理です」と伝えると、東京暮らしの現実が分かったろう、とドヤ顔のおじさん。腹が立ち、そのまま店を出ました。それでも相場の勉強になったので、次の不動産屋さんでは「2〜3万円台でありませんか?」と恐る恐る聞いてみました。担当は20代半ばの若いお兄さんでした。たぶん上京したときに、自分も似た経験をしたことがあるのでしょう。そんなに手数料もとれない仕事なのに親身になって探してくれ、何件か一緒に回ってもくれ、そのうちの1件にめでたく決定。目白駅と池袋駅のちょうど真ん中。山手線の上を西武池袋線が交わるあたりの西池袋2丁目、6畳1間風呂なし木造アパート、月27000円でした。小さな台所には換気扇がなく、炒めものをするときには銭湯に行く前に、など段取りを考えなければなりません。他にも不便はたくさんありましたが、初めての一人暮らしのワクワクさに全部まぎれてしまいました。お兄さんが勤めていた不動産屋さんは、現在は移転してしまった様子。何か不動産関係で用事があれば、そのお兄さんを訪ねたかった。今乗っている自転車が壊れたら、次の自転車を買うお店は決まっています。パンク修理を頼んだだけなのに、ブレーキから何から全部チェック、調整してくれる、自転車愛にあふれるお兄さんの店。素敵なコーヒー豆のお店も近所で見つけました。27000円から始まった東京暮らしは、こんな縁が少しずつ広がっています。って、これから上京してくる皆さんにも、思ってもらえる均整院を目指します。無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年09月11日
コメント(2)
![]()
おかげさまで、均整師として毎日、当たり前のように仕事をしています。この力を持ったまま、タイムマシンに乗って均整法学園生時代に戻ったら、「均整院を開業する!」と即、腹をくくれます。繊細な、人の体に働きかける仕事ですから、覚えること、身につけることは膨大な量です。在学途中、何度となく「自分にできるかな、覚えられるかな」とプレッシャーを感じます。いいこともあります。膨大な知識や技の中から、自分が興味を惹かれる技に出会える確率も高いのです。私にとってはそれが「肝臓賦活法(肝臓調整の技)」でした。入学して間もなく、ある講師の先生が見せてくれた、ほんの数十秒の肝臓賦活法で、肝臓が疲れた同級生の、下がっていた右肩がみるみるうちに上がり、衝撃を受けたのです。それからというもの、肝臓技ばかりを集中的に、授業の前や後、同級生や先生のお腹を借りて練習しました。今、日常の施術の中で用いている肝臓調整は、その当時から当たり前にできるようになっていました。肝臓調整を通じて均整になじみ、そこを軸にして開業へと腹をくくれたのです。14年目の現在は、施術全体ができて当たり前。学生のときは、他はまだまだでも肝臓賦活法だけはできて当たり前。今を100とすれば、1か2くらいの「当たり前」でしたが、もしも‘ゼロ’だったら、腹はくくれなかったかもしれません。「あせると、時間が敵になります。『なじむ』を目指すと、あせりません。なじむために、時間をかけたくなります。」(『一流の時間の使い方』P.98より引用)全部を急いでマスターしなくていいのです。まずは自分が大好きな技にしっかりなじんで、身近な人が喜んでくれたら。そこからすべてが始まります。『一流の時間の使い方』中谷彰宏著無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年09月04日
コメント(2)
全4件 (4件中 1-4件目)
1


![]()