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「仮面の忍者 赤影」や「変身忍者 嵐」、「快傑ライオン丸」を観て、忍者にあこがれていた子ども時代。忍者になるには、まずは巻物! と、さっそく割り箸1本を芯にして、裏の白い広告の紙をセロテープで止め、クルクルクル。「広告に包まれた割り箸」ができました。巻物っぽい太さには全然届きません。広告100枚くらい、どんどんつなげて巻いていけば、見かけ上は太くなるでしょう。でも、中身が白紙では意味がない。忍法の秘伝や極意が記されていないと。割り箸に巻いた1枚には、「田んぼの端から端まで全力で10往復走る」「Oさんちの塀の上を、落ちないように1周する」など、秘伝の初級編を箇条書きにしたのです。修業を続けながら(Oさん、ごめんなさい)中級・上級編を考えましたが、100枚分には遠く及びませんでした。テレビで紹介されていた、仕事としてのお寿司を2ヶ月で握れるようになるスクール。教科書の中身がちらっと映っていました。普通なら10年かけて、親方の手もとを見て盗まなければならない貴重なコツが、写真入りで細かく載っています。これならひとまず2ヶ月あれば、なんとかかたちになりそうです。実際、卒業するとすぐ海外に渡り、寿司屋がまだない国に店をオープンし、道を切り開く人もいると聞きました。親方のもとで10年修業してから独立する。2ヶ月だけ集中特訓して海外へ発つ。巻物の原稿になるのは、親方や教科書を離れたここからなのですね。ニンニン。無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年05月29日
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サッちゃんはね、ヨシコっていうんだ、ほんとはね。だけどちっちゃいから、自分のことミッちゃんっていうんだよ。おかしいね、リッちゃん。子供の頃見ていた「欽ドン!」に、視聴者から投稿された替え歌です(ミッちゃんやリッちゃんの順番は違っているかも)。「誰やねん!」と大笑いしたこと、今でもよく覚えています。これで歌の題名まで「マッちゃんの歌」だったりしたらどうしよう、と。大人になったはずなのに「まだこんなヘタレなところがあったか」「まだこんな傲慢なところが」「短気なところが」と気づくたび、思い出す歌でもあります。『ちはやふる』原作者の末次由紀さんが、単行本最新27巻の後書きで、「励まされる」とは「目線が上がる」ことと話していました。うつむき加減になったとき、友達や仕事仲間、見上げた桜や青空から受け取った言葉、空気から伝わる、「遠くを見ろ」との無限の励ましが力になったそうです。それでも「映画化まで遠くは見ていませんでした…」とも。これから、さらに見たことのない景色の中でユッちゃんは、クッちゃんやツッちゃんにも出会い、仲よくなっていくのでしょう。元横綱大鵬の、歴代最多優勝記録32回を抜いた白鵬。憧れだった大鵬関が横綱時代、自分と同じ不安やプレッシャーと戦っていたんだと本人から聞いて、驚くと同時に安心もしたそうです。よかった、同じ人間だったと。みんな人間くさく、一歩一歩進んでいるのですね。ヘタレながらでいいのです。口ずさむ、歌の題名は「◯ッちゃんの歌」。◯は、あなたの名前の頭文字で。無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年05月22日
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東京に出てきたばかりの頃、紙に書いて机の前に貼っていた言葉。バイト仲間何人かと初めて家飲みしたとき、「‘こつこつと’ってなんだよ〜」と笑われました。最近は壁には貼っていませんが、こつこつと、のあとに「粛々と」も続けて、心がけています。積み重ねる行動の意味をよく理解した上で、迷うことなく、静かに、でも何が何でもやる、って感じがして好きです。以前は迷いもありました。例えば午後から2時間くらい、ポッと間が空いたとき。これやろうかな、あ、でもあれから先に……なんてコーヒーを淹れながら考えているうちに、いつの間にか残り30分を切っていたり。ひとつひとつの行動が何につながっているか、自分で納得していると、コーヒーを飲むだけの時間でも、「今は‘戦士の休息’タイム」なんて言いながら、のびのび充電、次の行動へつながります。逆に、なぜやってしまうのか、考えてもよく分からないまま、漠然と続けてしまう行動もありますよね。悪習慣もあるでしょう。でも、中には思いがけない宝もあるかもしれません。新しく家を建てるご家族が、漠然と「アットホームな感じで」と話したイメージを、「そうそう! こんな家に住みたいと思っていたんです!!」というところまで、図面上に表すことのできる建築士。「骨盤が歪んでいる気がする」という漠然としたイメージを、「ここがこうなっていますから、こうすると……ほら」「ほんとだ!!」というところまで、落とし込める均整師。それぞれの専門家のように、漠然とした行動の意味を具体化できる「自分専門家」を目指して、今日もこつこつと、粛々と。無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年05月15日
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「レポートを来週末までに提出して下さいね」「例の件、今月中にお願いします」「明日は8時に集合して下さい」日々の生活の中には、様々な「締め切り」があります。相手がいるときの締め切りは、守らないと迷惑がかかりますから、誰でも必死で間に合わせようとします。「自分の店のホームページを作る」「ブログを書く」「日記をつける」など、相手のいない締め切りは、ずるずると伸びてしまいがち。「来月までに、自分の店のホームページを作る」「毎週火曜日までに、ブログを書く」「毎日1行、日記をつける」など、はっきりと期日を決めてしまうのもひとつの手。「決めて、達成できなかったらどうしよう」それが検証できるのも、締め切りの効用です。達成できたから成功、できなかったから失敗ではありません。50%の達成度でも、決めずに何も動かなかったときからみれば、明らかな進歩。そこまでで得た力と経験をもとに、新たな道や締切日を決め直せばよいだけです。安くて美味しい定食屋さん。「安いんだから、こんなもんだよな」と、以前は気にならなかったプラスチック食器。なぜか味気なくなってきて、お店から足が遠のく。「なんでかな?」と比べるために、ちょっと高いお店に行ってみる。デパートの高級食器売り場にも足が向き。気がつけば陶芸が盛んな街に移住していた。なんて、飛躍しすぎでしょうか。味気なさを感じた日。悔しくてやりきれない日。妙に長くて退屈な日……これらは実は、一番大事な締切日。「東武の食器売り場を見てこよう。今日」日々の行動に締め切りを決めるのは、‘これまでの自分’締切日に、気がつくためでもあるのです。無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年05月08日
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「ドラゴンボール」TV新シリーズが7月から始まるそうですねっ。ジャンプで連載が始まった頃の話はどんなだったか。亀仙人のもとで修業を積む悟空とクリリンが思い出されます。重たいカメの甲羅を背負わされて飛んだり走ったり。背中から降ろしたときには、力もスピードもグンとアップしているというしくみ。パワーアンクル(足首につける重り)や鉄下駄といったトレーニング器具は大好きでしたから、亀仙流の修業も、ワクワクしながら読んでいました。手技療法の修業にあてはめれば、甲羅にあたるのは、例えば重ねたコピー用紙の下に髪の毛を置いて指先で感じたり、コインの裏表を指先で当てたり。ペア練習なら、相手の背中に座布団をあてた上から背骨を触ったり。現場での甲羅もあります。緊張感という甲羅。ご高齢の方を施術させていただくとき、最初はとても緊張します。小さな子は、じっとしていてくれないので、慣れないとやはり緊張します。同じ手技療法の先輩や後輩への施術も、けっこう緊張するものです。長年の友人が久しぶりに遊びに来てくれて、施術もお願いされたとき。「せっかくだから結果を出さねば!」と、必要以上に気負います。少しずつ重たくなる、それぞれの甲羅を背負って自由に走れるようになった頃には、研修会の講師を頼まれる機会がやってきます。またもや新たな甲羅です。施術とは違った緊張で、胃が痛くなり、ごはんが食べられません。慣れると、講義前に普通に食事をし、たとえ満腹状態で臨んでも、普通に講義を進めることができるようになります。どんなに重く感じても、あきらめずに修業を積めば、軽々と背負えるときが必ずきます。ここからがもっと大切。軽いからと背負ったままでいると、いつの間にか甲羅と一体化。そこから先へ進めません。気がついたらサッと降ろして、身軽さ、力強さを楽しみながら、その勢いで次の次くらいまで、修業メニューを決めてしまいましょう。亀仙流は卒業して、今度は覇気修業かな。手技療法における覇気ってなんだろう? 連休中にワンピ読み返して研究しなければ。皆様もよいゴールデンウィークをお過ごし下さいね。無料イラスト「イラストわんパグ」さんより
2015年05月01日
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