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今日は2時間目に、すばらしい研究授業を見せてもらいました。そのうえ4時間目に、すばらしいバイオリンとピアノの演奏も聴かせてもらいました。午後は三木市に出張して、防災教育の研修。その後立ち寄ったところのマッサージ師さんがすばらしい腕前で、こっていた首・肩がだいぶ楽になりました。今日はとてもいい日でした。 さて、「断捨離」の本を読み終わったので紹介します。「断捨離」(だんしゃり)というのは「人生や日常生活に不要なモノを断つ、また捨てることで、 モノへの執着から解放され、 身軽で快適な人生を手に入れようという考え」のこと。(Wikipediaより)僕は整理整頓が苦手です。そこで、ちょっとでもそういう意欲やコツを手に入れようとしてお片付けや整理術、捨てる技術、断捨離系の本を読むことがあります。今回もその一環。女の人用の内容ですが、ヨメサンが図書館で借りてきたのを読んでみました。ほとんどマンガなので、楽しく読めました。「断捨離」のことがよく分かり、「断捨離」したくなりますよ。 『断捨離アンになろう! モノを捨てれば福がくる』(鈴木淳子、川畑のぶこ、1200円)============================『断捨離アンになろう! モノを捨てれば福がくる』・断捨離的には、 今、必要なのは ×「いつか使える」モノじゃなくて、 ○「いつも使う」モノ。・目指すのは、 外から見えない収納は70%、 見える収納は50%、 見せる収納は なんと10%。・片方しかない靴下は、 ”ごめんね あなたのパートナーは 戻ってこないの あきらめてね。 今まで ありがとう” と諭して 捨てた。 謝罪と感謝が大事。・断捨離した後の部屋は、 「空間が清められている」。 部屋に入った瞬間、 「まるで神社みたい!」と感じたほど。・「自分とモノ」との関係性って、 「自分と他人」の関係性と似てる。 選択せずに 何でも受け入れてたから モノが溢れてた・・・ って場合は 「嫌いな人、合わない人」に無理に合わせちゃってる。 モノとの関係で 「自分軸」を持っていれば、 人との関係も自分軸を持てる。 その時私が一緒にいて心地良い人といればいい、 私が嫌いな人から好かれる必要はないんだってわかって 自分がラクになることで 人間関係はすごーくスムーズになる。・不思議なことに、断捨離をすると、 身の回りにシンクロニシティー(意味ある偶然)が ポコポコ起こりはじめます。 部屋の詰まりが取れると、 心や意識の詰まりが取れて、 見えない何かがスイスイ動き出す。・つねに、 「自分には必要なことが起きるはず」と信じて、 心をオープンな状態にしておくことが大切。・断捨離は、具体的に「今、ここ、私」に軸を戻す絶好の機会。============================マンガやコラムの中からいくつか引用しました。マンガには絵があるので、「断捨離」の様子が圧倒的に分かりやすいです。ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.30
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1か月以上咳が続くので、音楽会の代休を利用して病院に行ってきました。かなりいろいろ薬をもらいました。吸入するのから、甘いシロップから、胸に貼るのから、普通に飲むのまで。これだけあれば大丈夫そうです。(^^;)さて、今日も、「勇気が奮い立つことば」を紹介した斎藤孝さんの『座右の「名言」』を紹介しましょう。僕が今練習している歌の歌詞も入っています。 『座右の「名言」 勇気が奮い立つ70のことば』( 齋藤孝、実業之日本社、2011/10、1300円)本日が第2回。(第1回はこちら。)=============================斎藤孝『座右の「名言」』2(p85~最後まで。 ・太字が本の内容、間の緑文字は僕のコメントです。)・サイモン&ガーファンクル「明日に架ける橋」の歌詞より 荒れた海に架ける橋のように 僕はこの身を横たえよう昔、学校で初めてこの曲を習ったとき、 思わず音楽の先生に「ダビングしてください」と テープを持って行きました。(^^) 今回訳詞を読んで、この歌の主張が初めて分かりました。 けっこうスゴイ歌詞です。 なかなかこういう歌詞は書けないよなあ。 明日に書けない歌詞・・・失礼。(>.<)・坂本九「上を向いて歩こう」の歌詞より (作詞 永六輔) 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 思い出す春の日 一人ぽっちの夜 上を向いて歩こう 涙がこぼれないように 思い出す夏の日 一人ぽっちの夜こうやって歌詞だけ読むと、 非常にじんわりときます。 その気持ちを味わいながら歌うといいのでしょうね。 僕が今練習中の歌です。 震災後、歌われることが増えましたね。 ちなみにこの曲の吹奏楽譜は、 楽譜会社が震災後無料で公開し、 全国のブラスバンドに演奏してくださいと呼びかけました。 日本を代表する名曲です。 ・贈り物をする意識を持つと、 多くを望まなくなる ・モーツァルトの音楽が素晴らしいのは、 人に贈り物をしようという気持ちにあふれているから。 自分は天から降ってくるものをキャッチするセンサーであり、 キャッチしたものを人々に贈るという感覚だった。・未熟な人ほど、「オール・オア・ナッシング」の回答を求めがち。 1つが駄目なら全部が駄目と落ち込む。 逆に、一つうまくいけばそれで天下を勝ち取ったかのような勘違いをする。 僕もよくあります。 ・多義性を受け入れられないメンタリティでは、 大人の世界でやっていけない。・理論物理学者 湯川秀樹のことば 「現実は複雑である。 あらゆる早合点は禁物である。」・分子生物学者 村上和雄のことば 「遺伝子のスイッチをオンにする。」 ・遺伝子には天才と凡人の差がほとんどなく、 誰の遺伝子も普段はスイッチがオフになっている。 多くの人が潜在能力を発揮できないでいるのはそのため。 ・常に何かにチャレンジしている人はオンになりやすい。 一流の人やものに出会うのもオンになりやすい。 あるいは飢餓状態に追い込まれるとオンになる。 ・世の中が危機のときは「誰かのために」でスイッチ・オン。=============================僕のスイッチは今かなりオフになっています。「誰かのために」という気持ちを持って、オンにしていきます!それでは!ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.28
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昨日、最後の6年がバシッと決めて、勤務校の音楽会が感動的に終わりました。行事を通して子どもたちが成長する姿を見るのはとても気持ちがいいです。このブログ記事で一貫しているのも「成長を支援する」ということです。たとえば、ほんのちょっとの言葉で心が奮い立ち、元気や勇気をもらえることがあります。今日は、そういう「勇気が奮い立つことば」を紹介した斎藤孝さんの『座右の「名言」』を紹介しましょう。 『座右の「名言」 勇気が奮い立つ70のことば』( 齋藤孝、実業之日本社、2011/10、1300円)=============================斎藤孝『座右の「名言」』1(「まえがき」からp84まで。 ・太字が本の内容、間の緑文字は僕のコメントです。)・生きる力の原動力は希望。 その希望の一翼を担うのが「言葉」だ。震災以後、「希望を持つことが大事だ」という言葉が、特に身に沁みます。 そうですね、生きるには、希望がなくちゃ。・自分の生き方を支えてくれそうな言葉に出合ったら、 手帳に書き写したり、何度も音読したりして 自分の身体に刻み込ませてほしい。「身体に刻み込ませる」っていうのが大事ですね。 「自分のものにする」っていう。 僕の場合、本は3色ボールペンで線を引きながら読んで、 触発されて思ったことも書き込んでいきます。 そのうえで、線を引いたところを中心にこうやってブログで紹介する。 それでも、なかなか自分のものにするまでにはいきません。 せいぜい、たまにブログ上でメモを読み返すぐらい。 その点、昔の人は「論語」の素読や書き写す作業など、 自分の身体に刻み込ませるような勉強をしていたな、と思います。 今は情報があふれている時代で、 しかも新しい情報もどんどん入ってくる。 「これは大事か」という吟味・選択をいちいちしなければならない。 でも、本当に大事なことは、暗唱で口をついて出るぐらい、 自分のものにしておきたいですね。 僕の場合は大事だと思うことを自分で「名言」化してしまうこともあります。 「一生懸命 疎にして成らず」とかね。 どっかで聞いたようなフレーズを自分でアレンジしてしまう。 こうやって自分の手を加えると忘れにくいので、 もしかするとこういうのもアリかもしれません。 ・元明治大ラグビー部 北島監督のことば 「前へ。」 ・短い一言に懸けた北島監督の勇気。 細かい戦略はいろいろあるだろう。 しかし、それはコーチに任せる。 監督は「前へ」の一言だけなのだ。・女子サッカー日本代表 澤穂希(ほまれ)選手のことば 「苦しいときは 私の背中を見なさい。」 ・リーダーシップを端的に表現するとこうなる。 ・リーダーシップのある人がリーダーになるのではなく、 リーダーになると覚悟した人に リーダーシップが生まれる。今回の音楽会で、職員劇のリーダーシップをとりましたが、 そこまでの覚悟があったかどうか・・・。 あまり人に強く言えない自分がいます。 そんな自分がいやになったりすることも、多いです。 結局いつも悔やんだり悩んだりしているときは、 「覚悟が足りないんだな」というところに行き着きます。 覚悟さえ決まれば、あとはやるだけ。 やると決めたならば迷いなく前へ突き進む、 リーダーとしての覚悟を持ちたいと思います。・「人間には 人生を失敗する権利 がある。」 映画「アメリ」より ・たとえば、会社で「企画を出せ」と言われたとき、 それが義務と思うから嫌になるが、 権利だと思えば 「失敗してもいいんだ、やってみよう」 という気持ちになる。 ・自分の中で、「これは義務だ」と勘違いしていることは結構ある。 しかし、発想を転換し、「これは権利だ」と考えれば、 行動する勇気が出てくる。 なかなか行動できないときは思い切って発想を転換してみよう。僕たちは多くの権利を保障されている国・時代に生まれました。 「義務」と思わずに「権利」と思えば思えるようなことだらけです。 そう、このブログを書くことも。 すごい、できることだらけじゃん! やらないと、もったいないです。・女優 淡路恵子のことば 「『誰かのために』と思った瞬間から、 人間はがんばれる。 弱い自分から強い自分に変われる。」 ・夜道を歩くときも、独りより、 赤ちゃんを背負って歩くほうが強くなれる。 もちろん、赤ちゃんが守ってくれるわけではない。 自分が赤ちゃんを守ろうとするから強くなれるのだ。・ドリームズ・カム・トゥルー「何度でも」の歌詞より 「10000回だめで へとへとになっても 10001回目は 何か 変わるかもしれない」大っ好きな歌です。 ・自転車にどれだけ転べば乗れるようになるか、 その回数には個人差がある。 回数の差は生まれ持った才能の差でもあるが、 ひとたび乗れるようになってしまうと、 3~4回で乗れるようになった人と 250回で乗れるようになった人との差はほとんどない。 数えきれないほど失敗しても、 「できるようになる」と信じ、続ける勇気のある人にのみ 成功はやってくる。 成否を分けるのは「信じる力」なのである。自分に元気がなくなったとき、この歌を歌います。 僕の場合、言葉をそらんじるよりも、 そうやって「歌」を歌うことが多いです。 歌は僕に勇気・元気をくれます。 歌がなければ、生きていられなかっただろうと思います。 斎藤孝さんの解説の中の言葉、 いったんできてしまえば、才能があってすぐできてしまった人と 同じ状態になるんだ、という意味の言葉にも じーんときました。 僕の仕事は、学校の中で、学習や生活の何かがうまくいかなくて 困っている子どもたちのサポートを考えることです。 そういう子どもたちに、元気をあげられる。 「何度でも 何度でも」 子どもたちを後押ししていく僕にも 元気をくれる。 そんな「気づき」をくれました。 ありがたい。(p84(part1「心が強くなって『勇気』の湧く言葉」の終わり)まで)=============================続きはまた次回。それでは!ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.27
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水谷修先生の語りは引き込まれます。一時期、NHKか何かで語られたシーンを音声で取り込んでCDに入れ、そのCDに「教師力」と名付けて、何度も聞いていたことがあります。道徳の時間に水谷先生のエピソードが映像化されたドラマを10分ほど見せたこともあります。本当に一生懸命、「いま」を生きておられる先生だからこそ響いてくる言葉が、そこにはあります。そんな水谷先生の、震災後に出版された本です。 『夜回り先生いのちの授業』(水谷修、日本評論社、2011/7、1200円)この本には、水谷先生が子どもたちに語りかけられる内容が、そのまま書いてあります。=============================『夜回り先生 いのちの授業』・「平等」は正しく美しい言葉に聞こえますが、 現実の社会では「悪平等」ということにもなります。 悪平等とは、公正な評価をせずただ一律に平等に扱うために、 かえって不公平になることをいいます。 ・さらに、私は「平等」に機械的な冷たさを感じます。 優しさや思いやりを感じることができません。 私はこの国の社会が「公正」になってほしいと、いつも考えています。「悪平等」の例がいくつか載っていて、本当はそれを引用すると 大変よくわかるのですが、長くなるのでやめます。 安易に”「平等」=いいこと”みたいに思っていました。 機会が「公正」でない不平等は是正されなければなりませんが、 平等だからいい、ということは一概に言えないと学びました。 「平等」「公正」という言葉に敏感になっていきたいです。 ・(私が担任をしているとき、4月に生徒たちにこう伝えました。) 「教室の掃除については、当番は決めません。 自分たちが、そして私が、毎日お世話になる教室です。 きれいにしようというこころを感じた人が掃除をすればいい」 その日から私は、率先して掃除をしました。 ・最初の日から何人かの生徒たちは手伝ってくれました。 1か月後には半数以上の生徒たちが楽しそうに掃除をし、 1学期が終わるころには、ほとんど全員で 教室を毎日掃除するようになりました。 ・私は、小学校、中学校、高校時代に いつも教科書を書き写していました。 じつは、これは伝統的な日本の勉強法なのです。 ・寺子屋では、「読書百遍、意おのずから通ず」といって 『論語』などの難しい本を、意味もわからない幼いころから ひたすら読まされ、書き写すことを命じられました。 ・今も昔も、勉強は繰り返していくことからしか、始まらないのです。 ・私は自分のからだに無理をさせ、追い込むことが好きでした。 中学校の部活で仲間が校庭を20周走ったら、 自分は40周走りました。 このことが、今の私に強い精神力と生きる力を与えてくれています。 ○苦しいことがあったら、逃げずにぶつかってみませんか。 そして、ちょっとだけ無理をして挑戦してみませんか。 つらい時こそ一人ぼっちで部屋に閉じこもらず、 外に出て人と触れ合うのです。 今の無理が、きっと明日の幸せをつくってくれると信じています。 ・禅の基本は、「止観無我(しかんむが)」です。 この「観」には深い意味があります。 「感じる、想う、考える」など、すべての意識活動を意味します。 人は感じるから、想うから、考えるから、 苦しんだり悩んだりするのです。 それをやめて、自分の存在、すなわち「我」を捨ててみる。「止観無我」まではいきませんが、 自分のやりたいことをちょっとおいておいて、 全体のことを一番に考えると、自分の個人的な想いから解放されて、 かえって自分が生き生きできるときがあります。 実は今日、ちょっと全体としてうまくいっていないと感じることがありました。 だからこそ、全体のために何とかしたい、どうしたらいいか、と考えると、 不思議とパワーがわいてきました。 「自分はこうしたいんだ!」と我を通そうとするのとは違う感覚です。 「自分のことはおいておく」。 子どもたちにもよく言う言葉ですが、実際に本当にこれを行ってみると、 思いのほかすんなりことが運んでびっくりすることが多いです。 だからこそ、「止観無我」という言葉に惹かれました。 これを会得するとストレスなく生きていくことができそうです。 のみならず、全体を変えていくときにも、必要な力だと思います。=============================本で読むのもいいですが、水谷修先生の人間的な魅力を肌で感じるならやはりまずは講演映像からだと思います。DVDが出ているのでそのリンクも貼っておきます。 【26%OFF】[DVD] 夜回り先生・水谷修のメッセージ~いいもんだよ、生きるって~ 【26%OFF】[DVD] 夜回り先生・水谷修のメッセージ2 生きていてくれてありがとうブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.24
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我が家の2歳児と一緒に遊ぶ。基本的に機嫌がいいが、時にイタイ。(^^)爪を立てて唇をつかんでくるのだ。髪の毛をつかんでひっぱることもある。とにかく痛いし、保育園でお友達にもやってしまうので、「やめて、いたい」と言って止める。叱る。こういう風に「それしたらダメ!」と叱ることはよくあるが、僕としてはその後に必ず「これをしたらいい」というのをセットで教えるようにしている。ひっかいたりつかんでひっぱるのに対しては、「てー パー」(手のひらをパーにする)とずっと言い続けている。特に下の子をつかんで泣かせたりするので、そのたびに「てーパー で よしよししてね」と声かけする。もちろんこっちでやって見せて、本人にもしてあげる。「ダメ!」と言われて泣いていたのが、「てーパー」で手のひらマッサージぐりんぐりんとしてあげると喜ぶ。今泣いたカラスがもう笑った。(最近この言葉は使わないなあ(^^;))もう一つ、2歳の娘の悪い癖は「かむこと」。保育園でお友達にかまれることもあるようで、腕についたかまれた跡をよく見せてくれる。(保育園ではかみ合いがはやっているのか?)僕も娘とじゃれていると、時に急にかまれてイタイ思いをする。もうしっかり歯が生えているので、こいつはイタイ。本人は遊びのつもりのようだが、もしかすると食べ物と思っているのかもしれない。(^。^;)これもまた、そのときすぐに「いたい!やめて!」と注意する。怖い顔で急に怒るので、本人は泣く。さあ、そうするといつものパターンで、代替行動を示さなければならない。とはいえ、急に思いつかない時もある。とりあえず、「クチ」でおいたをするときは、その「クチ」でもって他の行動を何でもいいからさせる、というのが代替行動の基本パターンである。今回僕が思いついたのは「フーフーする」だった。普通にフーフーするだけでは今泣いたカラスがもう笑う、までには至らなかったので思いっきり大げさに顔をくしゃくしゃにして最大出力でフーフーしてやった。ウケた。やはり代替行動は本人にウケなければならない。(笑)そうすると、おもしろがってやってくれる。叱った後の悪い気分もひきずらずに、すぐに笑顔に切りかえられる。ちなみに、あとでヨメサンに「もっといい代替行動ないかなあ」と言われた。もっといい代替行動があるかもしれない。でも、とりあえずは、思いつきで何かしらの代替行動を提案することに意味がある。そして、そういう子育ては かなりオモシロイ。 ・・・今日は珍しくエッセイ風で書いてみました。今読んでいる子育てエッセイ漫画「ママぽよ」の影響で。(^。^;)「ママぽよ」面白いです。子育て中の方はぜひ読んでみてください。 【送料無料】ママはぽよぽよザウルスがお好き(1) 【送料無料】ママはぽよぽよザウルスがお好き(2) ママはぽよぽよザウルスがお好き 3 (単行本・ムック) / 青沼貴子/著
2011.11.20
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今日は勤務市の人権教育研究大会でした。全体会では西脇北高等学校の生徒たちが、はつらつとした声で発表。震災ボランティアを経て、「どうせ~」と思っていた心が「自分にもできることがある!」とどんどん前向きに、元気になっていった体験を語ってくれました。 発表された3人の生徒が、事前にとてもよく考えて内容を工夫されていたのが伝わってきました。分科会では僕は司会をさせてもらいましたが、いろんな方にどんどん発言していただいたのでほとんど何もしなくて良かったです。準備、計画してくださった運営の方々には本当にお世話になりました。おかげでいい会になりました。では、最近書いている読書メモの続きを書きます。(^0^) 『人はなぜ学ばなければならないのか あなたが「学ぶ」ことの意義を語ろう』(齋藤孝、実業之日本社、2011、1500円)今日が第3回。最終回です。(第1回はこちら)=============================『人はなぜ学ばなければならないのか』3(p199~最後まで。)・「他者性」を自分の中にどれだけ多く取り込むか。 それが「学ぶ」ことの非常に重要な要素。・(かつて)日本人の場合、 腰を立てることと 音読して覚えること、 そして学ぶ構えは 全部セットだった。 そんなふうに、学ぶことは体に刻みつけること、 要するに 身体的な行為となっていた。・学ぶときに腰が砕けていて、 身体が斜めに傾いていたら、 「姿勢を正しなさい」 と必ず先生に注意された。 それは、学ぶときは「中心感覚」を持ちなさいということ。 腰を立てる、背筋を伸ばすとは そういうこと。・そのうえで、声に出して覚える。 つまり、先生の身体のリズムで、 先生に言われた言葉を復唱する。 そうすることにより、先生の身体性を自分の中に写し取る。・私の場合、ストップウォッチを使い、 「次の作業は20秒で」 などと 学生を追い込みながら学ばせる。 そういう形で身体を活性化させて学ぶことにより、 学びの成果がスポーツのようにはっきりと現れるようになる。・いま教えたことを、その場でやらせてみて、 成果をその都度チェックする。 もし言えなかったりしたら、練習時間を何分か与えて、 また言わせてみる。 そんなふうに、知的な活動においても スポーツと同じようなことを要求する。=============================斎藤孝さんならではの、「身体論」とミックスした「学び」論。非常に、うなづけることが書いてありました。身体で学んだことは忘れない。自転車の乗り方とかが、そうですよね。僕はこの音楽会の前になって久しぶりにドラムをたたきましたが、こういう楽器の演奏能力も、ちょっとやるとカンが戻ってきて前のパフォーマンスを発揮することができます。受験勉強とかを一生懸命しても後になって覚えていない、というのは、頭だけ使って体を使ってないんでしょうね。そうそう、僕の場合、受験勉強で「関連する絵」とかよく描いていました。これも、頭だけでなく体を使って学ぼうとするひとつのあらわれであったかも?社会のノートに「中臣鎌足」の顔の絵とか描いていたのはけっこう覚えています。(^^)ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.19
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『人はなぜ学ばなければならないのか あなたが「学ぶ」ことの意義を語ろう』(齋藤孝、実業之日本社、2011、1500円)この本の読書メモの続きを書きます。今日が第2回。=============================『人はなぜ学ばなければならないのか』2(p99~198:第4講義「より良く学ぼう」の終わりまで。 ・太字が本の内容、間の緑文字は僕のコメントです。)・学ぶうえでは「選択」が大事。 どんな本を読むのか、 どんな人を先生とするのか。 そうした選択が学びの方向性を決める。僕が子どもの「学び」の上で最も重視していることです。 たとえば、僕の通級教室での学習では 「今日のメニュー」というその時間の学習を 毎回授業の最初に子どもと相談して決めています。 完全にこちらが内容を押し付けるのではなく、 子どもの側の選択権・拒否権を認めています。 そうしないと「学び」が成立しないと思っているからです。 まあ、こちらの提案が完全に拒否されることはほとんどないので、 子どもは単に「承認する」だけのときも多いですけど。(^。^;) 「教育」の分野では、特に「自己選択・自己決定」が 大事だと思います。 他人がすべて決めてしまうなら、本人が伸びていかないからです。・私の授業では、まず読書の習慣化を目指す。 最初に集中的に読ませるのは、福沢諭吉の『福翁自伝』。 『福翁自伝新版』 その中には、着るものも構わず、食事をしたら即また勉強するという、 あの時代の青年たちの切磋琢磨する話が出てくる。 それを読むと、学生たちは刺激を受け、 「自分たちは、そんなに面白そうに勉強したことはないな」と思う。幕末~明治にかけて、 「志」の強い若者がわんさかいました。 福沢諭吉もその一人でしょうね。 僕はそのときの学生連中の雰囲気を、たぶん 『おーい!竜馬』というマンガの中で知ったと思います。 熱を帯びた、本当に自ら学びたいものばかりが集まる空気というのは 非常に魅力的に映りました。 この『福翁自伝』は、ぜひ読んでみたいです。 言ってるそばから、もうネットで注文しました。(^。^)・授業では、4人1組のグループをその都度つくり、 その中の一人が自分の読んだ本についてプレゼンテーション。 残りの3人は聞き手となって質問し、 発表する人がそれに答える。 このやりとりを順番に行ない、 過去1週間に誰が最も知的な読書をしたかということを 投票で決める。こういう「グループ学習」はとても効果的だと思います。 通常学級の授業で積極的に取り入れられている先生方もおられます。 かなり成果が見られます。 自分もやってみたいですが、まだまだ実践不足です。 こういう「読書会」があれば、参加してみたいです。・「自分の内部に火を持つ」 本を通じて学び、内側からわき上がる喜びの感覚を経験していれば、 人生に対して捨てばちにならないですむ。 社会から多少冷たくされたとしても、 自分の内側に火を持っているので、冷え切ることはない。・会議のときは必ずホワイトボードを使う。 誰が意見を出しても交ざり合ってしまうような書き方をしていけば、 議論をみんなでつくっていける。 「では、ここを次に埋めましょう」などと 進行役が促して意見を出し合うと、 その会議は途端に良くなる。会議の進行役が視覚的に話を記録したり整理したりすることは とても大事だと思っています。 ちょうど明日、人権の研究会があり、司会をすることになっています。 場を活性化したり、意見が出やすいように工夫したり、 「何のために・何を話し合うか」を明らかにする為に 黒板を使いたいと思っています。 チョークで書くだけでなく、カードに書いて後で動かせるようにするのも 面白いかな、と、いろいろ頭の中で考えています。・リクルート出身の藤原和博さんは、 ブレーンストーミングについて、 「最初はとてつもなくバカなことを言ってください」 と話していた。話し合いの最初、口火を切る人は大事ですね。 こういうときにバカな意見が言える人は本当にすごいと思います。 僕も自分が言うときには、後の人が意見が言いやすいように、 と考えてはいます。 しかしなかなかとてつもなくバカなことまでは言えません。 それが言えてこそのブレーンストーミングなのにね。(^0^)(P198:第4講義の終わりまで)=============================ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.18
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音楽会前なのでテンションが上がってきました。僕は毎年、音楽会前になるとテンションが上がります。音楽会が終わると燃え尽き症候群のようになるのですが・・・。さてさて、今日は「学ぶ」ことの意義を問い直す斎藤孝さんの本を紹介します。 『人はなぜ学ばなければならないのか あなたが「学ぶ」ことの意義を語ろう』(齋藤孝、実業之日本社、2011、1500円)=============================『人はなぜ学ばなければならないのか』1(最初~P98:第2講義 「学ぶことの意義を知ろう」の終わりまで。 ・太字が本の内容、間の緑文字は僕のコメントです。)・生きる呼吸が浅くなっている―― すぐに見返りを得られる勉強しかしなくなっている。 見返りを早く求めすぎる現代の学びは、 人間を小さくしてしまう。 ★生きる呼吸を深くする学びが必要 ○生きる呼吸を深くすれば、悩みは相対的に小さくすることができる「生きる呼吸を深くする」というのが斎藤孝さんらしい表現。 「呼吸を深くする」って本当に大事ですね。 これだけで解決する問題って、けっこう多い気がします。 悩みを小さくするのが学びのメリット、というのは 学んでいる僕としては非常に心強い言葉。 何しろ悩むことが大嫌いですので。 そうか、悩みたくないから必死で勉強しているのか、 と、自らの学ぶ動機を振り返ってみたりして。 悩み=不安や恐れ、と解釈すると、 自ら学んでいる大部分の人たちは、 それを解消するために学んでいる、と思います。・学ぶことこそ、究極の遊びこれも、分かるんですよね。 大人になってそれなりに経験を重ねると 今までやっていた遊びが物足りなくなってしまう。 でも、学ぶことは、飽きるということがない。 そのうち、遊ぶことよりも面白くなってくる、ということが あると思うんですよね。 ・そもそも教育とは「学ぶこと」が前提にあり、 学ぶことが本質であって、 「学ぶ」があれば、 むしろ「教える」がなくても教育になるということを 知らなければならない。 ★自ら学ぶことが教育の本質 ・固定観念を崩す ★学ぶ人間は状況変化に強く、ストレスが少なくなっていく・初心者はまずゲームのルールを覚えないと話にならない。・怖いのは 何か1つに凝り固まること・「単線から複線へ」、これが学びの合い言葉の一つ・自分自身を輝かせる原動力は、個人の持っている才能よりも、 学んでいるという充実感・定年を迎えた後の男性は 自分のアイデンティティを保つのが 非常に苦しくなる。 しかし、「学ぶ」ことによって、 自分の存在意義を自分でつくり出すことができる。 いわば「存在意義の受給自足」。身近な方からもこのことは強く感じます。 退職された校長先生で、大学で教えられたり、 研究をつづけられたりされている方は 非常に生き生きとされています。 退職したときに「何もない」ではなく、 さらに意欲的に学び続ける存在でありたい、と思います。(P98:第2講義の終わりまで)=============================最後の方に紹介した、「定年後の充実感」という話は本書を読んで一番印象に残った話です。そういったことも含めて「学ぶ」ということの意義をとらえると、学ぶことのメリットがすごくよくわかってきます。小さい頃にももちろん学ぶメリットというのは大きくあるわけですが、子どもたちは大人の背中を見て学ぶことを考えると、まず私たちのような大人が、学ぶことのメリットをしっかり享受して充実感を感じて日々を過ごすことが、大切かな、と思います。 読書メモはまだ続きます。続きはまた次回。 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.17
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本の紹介です。 『笑顔力。 幸運(ツキ)の女神がひきよせる小さな魔法』(諏訪ゆう子、ゴマブックス、2005、1300円)「笑顔力」に「。」がついています。「モーニング娘。」みたいですね。巻頭に推薦の言葉が載っています。推薦者は「読書のすすめ」の清水克衛さん。清水さんおすすめの本は、読んでソンはありません。=============================『笑顔力。』・人と会うときには 「はじまりはいつも笑顔から」 ・あるレストラン経営者は、 人と会う初めの数秒に全力を注ぐ。 ・相手の心を開かせる導火線・正論を言えば言うほど 人はあなたの周りから去っていってしまいます。 ・ただ笑顔でいるだけで、 いいことが雪崩のごとく降りかかってくるのです!・作り笑顔のすすめ 口角を上げて笑顔を作る! = カールルイスがトップスピードに入るときにしたこと ・彼の速さの秘密は、笑顔にあった! ・スケートの黒岩選手や、大リーグの長谷川投手も、 緊張すると口角を上げる。 ・アメリカ人スポーツ選手のガム。 あれも、じつは顔の緊張をほぐすために行なっているもの。・「今、やっている仕事、 コピー取りだったり、お茶くみであっても そこに全力投球してみて」 「わたしが取るコピーは世界一!」 「わたしの入れるお茶は 会社で一番おいしい!」 ぐらいの勢いで、コピー1枚でも、お茶1杯でも、 そこに「命」を懸ける。 返事の仕方にも「命」を懸ける。・その場、その瞬間に 工夫をしてみてください。・小さなこと、誰にでもできることに 全力投球です。・野坂礼子先生の「感謝法」 ・ただひたすら「ありがとうございます」と声に出して言う。 もしくは心の中で「ありがとうございます」を唱える。・「人間のできることなら 何だってできるという気になれば、 たとえどんな困難にあっても、いつかは必ず目標を達成できる。」 (エミール・クーエ フランスの心理療法学者)・お茶の間の人気者だった欽ちゃん(萩本欽一さん)に 「欽ちゃん! オレ、欽ちゃんのこと嫌いだよ!」 という男が現れました。 そこで欽ちゃんは 「そういう人もいるよね!」 と ニコニコしながら答えました。 その瞬間、その男がさらにキレて 「そういう、誰とも争わない! 国民みんなから好かれようとしている態度が 気に入らないんだよ!」 と言ってきたというのです。 そしたら欽ちゃん。 またもや 「そういう人もいるよね!」 と穏やかに答えたんですね。 最後にはその男性、「欽ちゃん、ごめん」と言ったそうです。 (p148-149に書かれたエピソードより)=============================笑顔や感謝を教えている本は数限りなくあります。それだけ、やはり「笑顔」や「感謝」が人間生活の基本だ、ということでしょうね。「笑顔」や「感謝」をメインのテーマにした本を定期的に読んで、基本的な生活をハッピーで楽しい♪ものにしたいです。自分もまわりも幸せにする、そのためにこそ、読書をしたいものです。 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.15
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うちの娘はすべり台が好きです。20mぐらいある長いすべり台を飽きることなくずっと登ってはすべってました。今2歳ちょうどです。他の子は4歳~小学生低学年ぐらいの子ばかり。でもうちの子がいちばんすべってました。「赤ちゃん」呼ばわりされてましたが。(^^;)さて、毎度おなじみの読書メモの続きです。 『子どもを伸ばす共育コーチング 子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーション術』(石川尚子 /岸英光、柘植書房新社、2007、1700円)今日で第6回。(第1回はこちら。)ちょっと長くなりますが、第7章に続いて第8章も読み返し、コーチングの大切な点を「言葉がけ」の例も交えて紹介します。=============================『子どもを伸ばす共育コーチング』6(p171~ 第7章・第8章より。 ・太字が本の内容、間の緑文字は僕の個人的コメントです。)第7章 『これからの世の中を変えていく子どもたち』 からもらった感動・「ダメな子どもだから指導しなきゃ何もできない」 と思わないでください。・すばらしい資源を自分が持っていることに気づいていない子どもたち・「変わる」のではなく、本来の自分に「戻る」と言った方が 適切かもしれません。・その人の強みにスポットライトを当てていきたい。・叱る時は叱ります。 すべてがコーチングで解決するとは私も思っていません。 いけないことはいけない、なぜいけないかを伝えて要望します。・相手を認めた上で、「なぜいけないのか」を伝えれば、 相手はちゃんとわかってくれる。・「叱る」ということをあえてコーチングのスキルに置き換えて言うとすれば、 「相手の成長を期待して強く要望する」ということ・叱る側の叱る基準のようなものが明確である必要がある・「他人に迷惑をかけた時」はガッツリ要望します。 第8章 『だからコーチングが大事!』 ・ティーチングだけの環境にいると、 人はある”枠”にはまってしまう。 「正しい答えは1つしかない」、そして 「正しい答えは誰かから与えられるもの」という枠です。・カウンセリングは”感情”に焦点をあてるが、 コーチングは”行動”に焦点をあてる。・コーチングでは、感情を受けとめた上で、 この後、どう行動を起こしていくのかを一緒に考え、 促します。 △感情の整理ができていないうちに、 「次は何をしますか?」、 「その後、どうしますか?」 と行動に焦点をあてられると、 追い詰められたような気持になる場合がある。 ○相手の心の状況、段階によって使い分けが必要。・カウンセリングは”過去”に焦点をあてるが、 コーチングは”未来”に焦点をあてる。・コーチングは 原因究明というよりは、解決志向のアプローチ (例)未来質問をして、視点を未来に向けさせます。僕は「未来志向」「解決志向」の考え方が大好きです。 ブリーフセラピーの考え方にだいぶ影響されていますが。 コーチングとブリーフセラピーってけっこう似ているんだな、 と改めて思います。 (ブリーフセラピーについては こちら↓(^。^) 『先生のためのやさしいブリーフセラピー』 )・過去のわだかまりをきちんと完了してから、 次の行動に移りたい人にとっては、カウンセリング的アプローチが適切・すでに精神病、心身症などを患っている人に対しては、 コーチングは機能しません。★必要なのは自己肯定感・世の中がどうだって、現実がどうだって、 とにかく自分はやる! そこに立てるかどうか。・これを引き出すためには、まず、 「やったらやれる人」として相手と向き合うこと・いいところをどんどん見つけて、どんどん承認する。・これを日々繰り返す。・「だっせ~、やりたくね~」と言っていた子が、 ある場面設定がなされて、 その中で、自分に求められている役割がはっきりすると、 不思議なぐらい一生懸命取り組む。これって、「演劇」と一緒なんですよね。 状況や台本が用意されて、演出家の指示があって、 「どこをどうすればいいか」がはっきりすると、 人間、けっこうがんばれるもんです。 そこまで全部決めなくても、 「役割」がはっきりするだけで、 人が勝手に動くようになる、というのはよくあること。 「役割決め」っていうのは大事なんですよね、 前段階として。 そこを忘れて、「意欲がない」「動かない」と言っていることが 案外多い、と思います。(^^;)・(植物は)適切な場所において、 水を与え続けることで、ちゃんと芽を出す。 人も同じ。 その人がその人として成長し成功するための資源は、 その人の中に全部詰まっている。・私のコーチは、たとえうまくいかないことがあっても、 チャレンジしたことを承認してくれます。 「今回はうまくいかなかったけど、次は必ず結果を出す人」 として扱ってくれます。 ・コーチングのたびに、 あたたかくも厳しい承認をしてくださいます。 「あなたはね、すぐそうやって、 自分を小さい存在として見るところがあるよね。 あなたはね、チマチマ小さい仕事をしている人じゃないの! 全国を駆け回って、今以上に多くの人の前で講演をして 勇気を与える存在なの!」 こんなことを毎回のコーチングでガンガン言われる。 「あなたは大きいことを成し遂げる人」というところから絶対に降りません。 ↓ ・毎回毎回言われるので、だんだんそんな気になってきました。・(他のコーチも) 「この人は必ずやる人!」、 「それはもう決まっていること」として、 私に接してくださっていました。 ★今、子どもたちはあまりにも 小さく扱われ過ぎている!・こちらがどういう「あり方」で接するかが、 お互いの可能性に大きな影響を与えていく。★人は 扱われるようにしか ならない・「できる人」として扱う。 「大きなことを成し遂げる人」として扱う。(p143~最後まで)=============================気持ちのよい読後感です。こういう本を、ぜひ広く多くの方に読んでいただきたいと思います。自信を持ってお勧めします。ぜひ手に取ってみてくださいね。 『子どもを伸ばす共育コーチング 子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーション術』(石川尚子 /岸英光、柘植書房新社、2007、1700円)ここまでの長い読書メモにおつきあいくださいまして、ありがとうございました! ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.13
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作曲もするにかとまです。(笑)公開しているオリジナル曲の中でも非常に気に入っている「どうして未来は」という曲があります。この曲を先ほどYouTubeにも公開しました。http://youtu.be/F6qoGba2bAA 公開にあたって、ちょっと前に買いましたオーケストラ音源「Miroslav Philharmonik」(ミロスラフ・フィルハーモニック)で音を鳴らしなおしました。この音源は、チェコフィルハーモニー管弦楽団の演奏を録音した音色で音楽データを再生できる、というもので、オーケストラの音でオリジナル曲を演奏させたい!という者にとってはかなり魅力的な音源です。ピアノは、ミロスラフのピアノ・サンプリングCD「Acoustic Piano」に収録されていたヨーロッパ・スタインウェイの音色です。(そんなことを言っても誰も分かりませんね。(^^;))ちなみにこの音源、現在15周年記念特価版が出ています。PCで音楽を作成される方はこの機会に購入してみてはどうでしょう? 【エントリーでポイント5倍 11/12 10:00~11/15 23:59まで】[予約]送料無料Miroslav Philharmonik Classik Edition ソフトウェア音源 (14,100円 (税込) 送料込) オーケストラ音源というのは軒並み高いのですが、この音源はそんな中にあってはなかなかコストパフォーマンスに優れています。いい買い物をしました。(^0^)
2011.11.13
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読書メモの続きです。 『子どもを伸ばす共育コーチング 子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーション術』(石川尚子 /岸英光、柘植書房新社、2007、1700円)今日で第5回。(第1回はこちら。)第6章 『無限の可能性を持っている子どもたち』が 未来に向かって"夢"を描き出すアプローチを読み返していきます。=============================『子どもを伸ばす共育コーチング』5(p143~170 第6章より。 ・太字が本の内容、間の緑文字は僕の個人的コメントです。)第6章 『無限の可能性を持っている子どもたち』が 未来に向かって"夢"を描き出すアプローチ○「こうなったら"超サイコー!"っていう状態は?」 ~未来を明るく語ってもらう~ ・何を言ってもこの人はおもしろがって聴いてくれるぞ、 ということがわかると、けっこう調子にのって話し出します。 ・「ムリだったら、今、思いつかないよ。 実現可能だから自分の中から出てくるんだよ」 この言葉だけは真剣な声で伝えます。 ・「未来は思い描いた通りになるよ」○「これができたら どんな気持ち?」 ~"危機感"よりも"ワクワク感"~何かをしよう、というときに、気持ちがとても大事ですね。 実力3分、気持ち7分、といったところでしょうか。 実力がどうこうよりも、気持ちがどうだ、というのが大きいですね。 どなたが言われたから忘れましたが、 たぶん教育の世界でどなたかの先生が 「気持ちはかけ算」ということを言われていた気がします。 気持ちがゼロなら結果もゼロ、 気持ちが100なら、×100になって10のものを1000にする、 ということですね。 かように気持ちは大事なわけですから、 学校では学習内容を教えるよりも、子どもの気持ちをどう鼓舞するか、 ということを、もっとやっていかないといけない気がします。○「それができたら、次はどうする?」 「できるもの」という前提で話してみよう! ・「5円玉を立ててごらん」というと半分以下の子どもが立てられない。 しかし、「5円玉を立てたら~、次に」というリクエストをすると、 5円玉を立てることは当然できるものという前提で取り組むので、 半数以上の子ができる。 「これは簡単なこと、すぐできること」として取り組んでいると、 実はそんなに苦労なくできることがけっこうあります。○「仕事はめちゃくちゃおもしろい!」 ~コーチが常に熱い存在でいる~ ・父はいつも「仕事はおもしろい」と言い続けていた。 ・就職セミナーで生徒たちに熱く語る。 「今までできなかったことができるようになる喜び、 この喜びを 仕事をしていると 何度も味わえるんです」 「仕事はめちゃくちゃおもしろくなっていきます。 仕事はほんっとにおもしろい!」 ・本当に子どもたちを前に向かって動機づけるのは、 特別な教育プログラムや手法ではなく、 大人がモデルでいることなのだ。(p143~p170:第6章 『無限の可能性を持っている子どもたち』が 未来に向かって"夢"を描き出すアプローチより )=============================無限の可能性を持っている子どもたちだからこそ、将来に向かって大きな夢を描き、歩きだせるように全力で応援していきたいですね。究極は、やはり子どもの目の前にいる自分がまず楽しんでいるか、やる気になっているか、目標に燃えているか、行動しているか、ということなのだと思います。最後に引用した「大人がモデル」という言葉。これに尽きます。でも、大人もがんばるにはそれなりの理由がいるわけで・・・。子どもと大人がお互いに触発し合って、ヤル気が増幅していく、そういう相互循環がつくれればいいですね。 続きはまた次回。(^^;) ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.12
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ふだんあまり夜にテレビを見ていないのですが、今日は非常に考えさせられる番組をやっていたので珍しく結構見ていました。TBSの金スマSPです。お笑い芸人「オリエンタルラジオ」。5年ほど前にすごく好きだった芸人さんです。リズムとテンポがよく、めっちゃウケてました。(4年生がキャンプに行ったときに、この芸人をまねて 出し物をした覚えがあります。)素人から下積み時代を経ずに一気に芸能界のトップスターの仲間入りを果たす。芸能界でちやほやされ、天狗になる。その後「メッキがはがれる」。・・・という一連の経緯が赤裸々に語られました。「下積み」というのがどれだけ大事なのか。楽してうまくいけばそのほうがいい、と短絡的に思ってしまうのですが、土台がしっかりしていないのに急に成功してしまい、立場が偉くなってしまうと、落ちるのも早い。けっこう身につまされました。運が良かったり、人に恵まれたりして、自分の実力以上のことをさせてもらっていると思うことがあります。でも、それを当たり前のように思ってしまったり、「自分は偉い」と思ってしまったら、いつも手痛いしっぺ返しを食っています。そういう経験なしに、本当に実力を伸ばしたり、本当に成功したりということはないのだとつくづく感じます。オリエンタルラジオは苦しい状況から学び、復活しました。この人たちは才能があるし、若くして大成功を収めたのも納得できる、と思います。それでも、自分たちは何でもできると過信してしまったところが落とし穴でした。その反省を生かして復活してきた彼らは、かえってこれで信頼できるようになった気がします。個人的に好きな芸人さんです。今後も応援し続けたいと思います。
2011.11.11
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ちょっと中断していた読書メモの続きです。 『子どもを伸ばす共育コーチング 子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーション術』(石川尚子 /岸英光、柘植書房新社、2007、1700円)今日は第4回。(第1回はこちら。)第5章 『本当は背中を押してほしい子どもたち』が 一歩踏み出し"行動"を起こし始めるアプローチを読み返していきます。=============================『子どもを伸ばす共育コーチング』4(p111~ 第5章より。 ・太字が本の内容、間の緑文字は僕の個人的コメントです。)第5章 『本当は背中を押してほしい子どもたち』が 一歩踏み出し"行動"を起こし始めるアプローチ・”失敗”のススメ ・私たちは、極度に「失敗」を恐れすぎ ・いいじゃないか、1回や2回や3回や4回、失敗したって。 ・子どもに失敗のチャンスを与えてみませんか? ○「だいじょうぶ。失敗しておいでよ」 ×「緊張すると失敗するから、リラックスしていけよ」「失敗してこい」と言ってあげられる、ってかなり大事かな? けっこう僕たちは、上の×のような言い方をすぐしちゃうもの。 でも、そうすると余計緊張して失敗する、というのは よくあるパターンなわけで・・・。 失敗を恐れないこと、そのためには失敗を許容すること、 もっと言えば、失敗のメリットを実感して分かっていること。 これは、たくさん経験してたくさん失敗したからこそ教えられること。 長く生きている「大人」の方が「子ども」に教えることができる 最大のことなのかもしれません。・"プチ成功"を体験させる ・何でもいい、小さな成功体験をたくさん積ませてあげること ・本人も意識していない日々の「ささやかな変化」を見過ごさず、 「昨日より5分早かったね!」と認める。 ・「Baby Step」:最初は低いハードルを越えさせて 思いっきり承認しよう・肯定形で要望、質問しよう 「少し静かに聴いてみよう」 「まず落ち着いてやってごらん」 「間に合わせるためには どうする?」これがなかなかできないんですよね。 「~しないように」「~したらだめ」は、本当によく使ってしまうセリフです。 肯定形への言い換えを考えるって、けっこう難しい。 だからこそ頭を使って考える甲斐があるとも言えます。 今から言う言葉を別の言葉に置き換えるとどうなるか? 頭はこういうところに使わないといけません。(^^;) これを習慣にすると、若さが維持できますよ。たぶん。 言われた方も気持ちいいし、一石二鳥v(^0^)。・「何があればやれるの?」 ~"原因追究"よりも"解決構築"~僕の好きなブリーフセラピーでも根幹をなす部分、 ”solution-focused”ですね。 原因ではなく解決に焦点を当てる! ・コーチに「どこまでやった?」と定期的に確認をしてもらうこと ・「誰とだったらできる?」 「何があったらできる?」 「どの方法だったらできる?」上のような言葉がけや考え方は、僕もよく使います。 こういうことばっかり考えている気もします。・「きっとうまくいくよ」 ~"心配"よりも"信頼"~ ・「私、この仕事はきっとうまくいくっていう気がするんですよ。 石川さんならだいじょうぶです。 いつものようにやってください」 ・ワークブックが真っ白の子に対して、 私は心配するのをやめることにしました。 「書くより、話してみるほうが簡単な場合もあるしね。 書けなくても、○○さんなら、きっとできるから、だいじょうぶだよ」 ・「やってよかったって後で絶対思うよ。 私が保証する!」 ・期待・信頼されると、 「もしかしたら、やれるかも」 というささやかな自己肯定感が芽生えます。 ・「できる」という暗示にかけてみませんか? 「緊張しても自己紹介はしっかり言えるよ!」 「次はもっと簡単にできるよ」・「どうしたらできたの?」 ~"資源"を発掘する~ ・このやり方で、こう考えてやったら、 次もできる、あれもできる、という気持ちを引き出す。 ・”どうしたからうまくいったのか”に焦点をあてて考えていくと、 成功要因がたくさん見えてくる。(p111~p142:第5章『本当は背中を押してほしい子どもたち』が 一歩踏み出し"行動"を起こし始めるアプローチより )=============================「特別支援教育」で「支援」を考える際の視点が全部書いてあったような気がします。自分で自分をカウンセリングする際にも使えます。 もうすでに盛り沢山な気分ですが、まだ本は6割ぐらい読んだぐらいです。続きはまた次回。(^^;) ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓記事がお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.08
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このあいだから、車の中で「さだまさしトークベスト」を聴いています。 フォア・レコード さだまさし/さだまさしトークベスト(CD4枚組。2006年 定価6000円。↑リンク先はネット最安値:5099円)これが、めっちゃおもろい。愉快な気分になって、ストレスが飛びます。車の中で聴くのは、最高の贅沢ですね。そんなわけで、気分はハイです。
2011.11.08
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以前の日記で書いたシエナウインドがこの土日、兵庫にやってきました!土曜日はたんば田園交響ホール。これは風邪が治って間がないということで行かず。しかし、今日日曜日の和田山ジュピターホール公演には行ってきました。やっぱりいいですね、シエナのサウンドは。CDから聴こえてくる名演奏そのままの「すごい」演奏がライブで聴けるのは、たまらないぜいたくです。特によかったのは定番の「アルメニアンダンス」とプログラム最後の曲「シンフォニックダンス」。息もつかせぬ音と音の掛け合いには非常に惹き込まれました。そして、シエナのアンコールと言えば会場の人も一緒に舞台に上がって演奏できる「星条旗よ永遠なれ」。今回も前回同様、英語で歌を歌ってきました。今回は友だちも誘ったので2人でした。(^。^)立ち位置は、すんばらしい演奏に魅せられたスネアドラムの近くに行かせてもらいました。すぐ近くで音を聴くとよくわかりましたがめちゃデカッ!バチも太めでしたが、出てくる音がハンパなくデカかったです。プロの音を間近で聴けて、とても勉強になりました。シエナの演奏会はまた行きたいです。ラストの「星条旗」、指揮者で参加することもできるみたい。指揮振りするのもめっちゃ気持ちいいだろうなー今度させてもらおうかなー。
2011.11.06
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個人的にボイストレーニングを習っています。その発表会に向けてソロで2曲練習していますが、それ以外に、ペアで歌う曲が2曲。そのうちの1曲が英語で歌う「TOP OF THE WORLD」です。この歌詞が難しくてなかなか覚えられませんでした。こんな歌詞です。ただ聞いてるだけだとまったくわかりません。歌詞の意味を考えてみると、これはけっこういい歌詞だということが分かります。(^^;)まあとにかく早口なので、サビはともかくとして前半部分は口がついて行かなかったです。そこで、インテンポバージョンとスローテンポ、ハイテンポの各バージョンを作成。それにサビをハモリで重ねるときの音を強調したMIDI演奏バージョンも作成しました。その4パターンをCD-Rに焼き、とにかく車の中で聴きまくり、歌いまくりました。1時間ぐらいこの曲ばかり練習してそれでも覚えられなかったのですが、さすがに1時間ずっとやっているとだいぶ頭にしみこんだみたい。徹底的に練習したときから2週間ぐらいあけて今日久々に練習したら、あら、いきなり今までで一番よく覚えて歌えました。徹底的に練習すると、その後全然練習しなかったとしてもその成果が持続しているものなんですね。忘れっぽいのにこんなに覚えていたことにびっくり。 発表会は12月です。ボイトレの発表会と、請われて参加することになった合唱の発表会の両方が12月にあるので覚えるべき曲が10曲ぐらいあります。さすがに1か月前ですので、いけそうな目星はつきましたが。 ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓よろしければ応援のクリックをいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング
2011.11.05
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今日はかなり咳がひどかった。でも、それ以外はわりと大丈夫だったんです。咳だけ。その咳が、帰りにのんだドリンク、最後に飲み干した瞬間、ぴたりとと止まりました。 C1000 1日分のビタミン(ローソンで200円)やっぱ、風邪のときにビタミンCをとると、効くなあ。(笑)そんなわけで風邪も治ってきたので、昨日の続きの読書メモ、書きます。 『子どもを伸ばす共育コーチング 子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーション術』(石川尚子 /岸英光、柘植書房新社、2007、1700円)今日は第4章 『"わからない"で片付けようとする子どもたち』が "自分で考え始める"アプローチを読み返していきます。=============================『子どもを伸ばす共育コーチング』3(p81~110 第4章より。 ・太字が本の内容、間の緑文字は僕の個人的コメントです。)・「じゃあ、どうすればいいんだろうね?」 ~ただ 受けとめて 聴く~・「わからない」と答える生徒に、私がまずしたことは、 「わかる質問」を投げかけること。 「わかる質問」というのは、生徒が「答えやすい質問」。 「答えやすい質問」というのは、 事実をただひたすら訊ねる質問。ここでは省略しますが、 本には実際の会話のやり取りがそのまま載っています。 将来のことより過去のことを聞くと答えやすいことがよくわかります。・深く考えなくても答えられる質問には意外と答えてくれる。・最も答えやすいのは、 「”事実”をYES,NOで答えられる質問」(限定質問)会話実例を読むと、「答えやすい質問」で相手が答えていると、 「会話の助走期間」となって、テンポが生まれ、お互いがリズムにのり、 流れができてくることがよく分かります。・その後は、事実を具体化する質問を投げていきます。・最初は答えにくそうにしている生徒も、 自分が熱中しているゲームの話になると、 それがいかにおもしろいか、難しいか、 その難易度の高い面をいかにして自分がクリアしたかを 嬉々として語り出すこともあります。・「答えやすい質問」で、ある程度、会話が進行した後は、 意外とすんなり答えてくれる。★まず、相手が「答えやすい質問」、つまり 「”事実”をたずねる質問」から投げていく。 そしてしだいに「考えをたずねる質問」に移行していく。実は今日、他校巡回訪問で「気持ちを尋ねる問題」に答えにくい子への ワークシートの工夫について、僕の考えをお話しする機会がありました。 まるっきり、ここに書いてあるようなことを僕もしゃべってました。 つまり、「答えやすい設問から入る」「スモールステップ」 「答えやすいのは、選びましょうとか、 この中から見つけましょうといった設問」 といった話です。 この本を読み返しているのは巡回が終わってからなのですが、 あまりにも共通点が多いのでびっくりしています。 不思議な一致です。(^^)・例え話をする・選択肢を示す・「こういうのはどう?」 「これはどう?」 「こんな感じは近い?」 答えになりそうなものを次々挙げていく。 そうすると、どこかで自分のアンテナに 「ピピッ!」とひっかかる言葉に出会うと、 「そうそう、それそれ」という感じで反応してくれます。 占い師もこういうテクを使ってますね。 カマをかけて、それがもし当たっていたら いかにも最初から「私は分かってましたよ」みたいな顔をする。(笑) まだ言葉にできていない相手の気持ちを こちらが代弁するようなことができたら、 グッと信頼度アップです。(^^)・「AとBならどっち?」 という選択肢を見せる方法 2者択一だと、割と答えやすい。・Nさんの行動を客観的な事実として、Nさんに伝える。 =「フィードバック」 ※「だからダメ!」「だからOK!」という評価を加えない。本人がやったことを言葉としてフィードバックする。 これって、視覚的に文字で示すと、 ゲーム画面みたいになります。 ゲーム画面って、「○○は~~をひろった!」とか、 やったことが文字で出るじゃないですか。 必要な情報を、淡々と提示する。 こういうのが、けっこうゲーム好きな子には効くのかもしれません。 リアルな人間生活は情報が多すぎるので、 行動を整理してテキストで示してあげる。 そうすると、自分がやったことや、これからやろうとしていることが けっこうはっきり見えてくるものです。 たぶんね。(^0^)・「勉強できない理由って何かな?」 「どうして勉強できなかったの?」と質問しない。 「どうして?」を「何?」に変えて訊くところがポイントです。・「Hちゃんができることは何かな?」 「それはどうやったらできる?」・子どもの発想は本当にユニーク。 我々が思ってもみなかった解決法を思いつく。・やる人として待つ・何かの理由で話したくないんだったら、 何か他に方法はある ・・・紙に書いてもらうとか。・「これについてどう思ってるか聴かせて。 じゃ、ここに思ったことを自由に書いてみよう」 「待ってるから ゆっくり考えてみて」 そう言って、何十分でも待ちます。・一度、信じて黙ってみる。 相手の言葉を待ってみる。「待つ」ことの効果は絶大ですよね。 普段の学校現場での指導では、やるべきことの目白押しで なかなか待っていられる時間がないのですが、 腹を据えてどれだけでも待つぞ、という気持ちでドーンと待っていると、 思ったより早く相手の言葉が出てきたりするものです。 そういえばこの間も徹底的に待とうと決めたことがあったなあ、 なんだったかなあ・・・。 う~ん、もう忘れた。(^。^;)(第4章より p81~p110まで)=============================風邪が治ってきたのでうれしくなってけっこうコメントを書いちゃいました。しんどいときはやがて過ぎて、元気になるとエネルギーがあふれて、言葉もどんどんわいてくる。子どもたちもそうですね。表現や言葉が出にくい子どもたちがいたとしても、単にそれを問題にするのではなく鷹揚に構えるスタンスが必要なのではないでしょうか。そのことだけを見て、一時的な問題にとらわれるのはよくないですね。 さて、続きはまた次回。(^^;) ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓もしお役にたてましたら、クリックいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト
2011.11.04
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昨日は娘の誕生日でした。2歳になりました。ところが、親の方が2人とも風邪をひきまして。(^^;)もとは娘からうつされたのですが、本人はいたって元気で、両親のほうがしんどくなってたりして・・・。そんなこんなで、今日は文化の日です。読書メモのつづきを書きます。 『子どもを伸ばす共育コーチング 子どもの本音と行動を引き出すコミュニケーション術』(石川尚子 /岸英光、柘植書房新社、2007、1700円)=============================『子どもを伸ばす共育コーチング』2(p15~ 第1章 より)第1章 『認められていない子どもたち』との新鮮な出会い・(高校生との就職カウンセリング相談シートで) ”自分の長所がわからない” この項目にマルをつけてくる子が圧倒的に多い。・「ああ、世の中の高校生って、ふだん本当に認められていないんだ」・(中学2年生のケースでも、) 他の人と比べて、ちょっとでも劣っていると思うと、 それはもう自分の中で”強み”とは思えない。第2章 『枠を作っている子どもたち』との前進しない対話・"答えは自分の外側にある"という枠 ↓ 「勉強したら何が可能になると思う?」 「勉強することは、あなたにとってどんな役に立つと思う?」 「勉強すると、何が楽しくなると思う?」 子どもたちが自分で、勉強することの意味を探し始めるように・デンマークでは、「答え」が出ないこと、 例えば、「自分は何者なのか?」などを探求する教育を 小さい頃から取り入れている。・自分の内側に「答え」を探しに行く習慣を第3章 『無気力・無関心を装う子どもたち』が自発的になる "存在承認"のアプローチ・自分を1人の人格ある人間として認めてくれない人の言うことなんて 聞けない。・別に何でもいい。 命令形や注意以外の言葉を意識的に増やしてみませんか。・「私は知っているよ」「いつも見ているよ」というメッセージ・「それって長所だよ!」~スポットライトを当てる~ (例)「それだけの集中力あったら、勉強も集中してできるよ」 本人がまだ気づいていないところに、 スポットライトをピカッと当ててあげた瞬間、 相手は急に、光を放つように見えます。・ダメ出しの前にまず"受け容れる" コミュニケーションがスタートすると、 意外と話をしてくれるもの。 なんだ、やろうと思ったらやれるじゃない。・「ま、いっか、それもありだよね」 あくまで、その「やらない」気持ちを受け容れます。 ただ責めるのではなく、関心を持って声をかける。 放っておかない。・怒鳴っても反発を買うだけ。 大事なことは、強制して言う通りにさせることじゃない。 それでは続かない。 相手の興味関心を引き出すこと。 相手の可能性を開く対応をすること、これが大事。・(高校生たちとの授業の中で) 「みんなが聴いてくれると私はとても嬉しいです」 (Iメッセージ)・人は「評価」では動かない。 「承認」で動くのです。・相手からのアプローチには、 どんなにつまらないことでも 必ず返答しよう。 (無視・無関心が相手の無関心を引き起こす)・返答はタイムリーに迅速に(第1章~第3章まで p80まで)=============================人と関わることの多い仕事をしています。価値観や考え方がぶつかることも多いです。お互いに理解し合うことが難しいことも。 この本とは別の本で「7つの習慣」の本も読んでいます。そこにも似たようなことが書いてあります。自分が認められたいなら、まず人を認めること。 「存在承認」の欲求は誰にでもあるもの。まずそこを満たすことからスタートする。求めることを急くのではなく、気に留めておきたいことです。 続きはまた次回。(^^;) ブログを読んでいただいて、ありがとうございます。 ↓よろしければ応援のクリックをいただけるとうれしいです。 ブログ王ランキング ▼にかとまの読書メモリスト ▼にかとま日記全件リスト (1か月分更新しました。)
2011.11.03
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