ジェームズ・アレン(1864~1912)はイギリスの作家であり自己啓発家の始祖である。
このコラムでも紹介させてもらった。
http://plaza.rakuten.co.jp/sontiti/diary/201010170000/
デール・カーネギー、ナポレオン・ヒル、アール・ナイチンゲールなど、その後の自己啓発系作家にも多くの影響を与えた。
オグ・マンディーノの『この世で一番の奇跡』の中でも、老人はアレンを引用しこう語る。
記念碑的な古典的著作『考えるヒント生きるヒント』の著者ジェームズ・アレンは、
「人の心は、賢明になるよう耕すことも、あれるがままに放置することも出来るが、
耕しても放置しても何かを生み出す、庭のようなものだ」
と書いています。
もし役にたたない種が植えられれば、たくさんの雑草の種が土地に根づき、その結果、有害で不純な植物がはびこることになります。
別の言い方をすれば、心に入るのを許されたものがつねに実を結ぶということです。
本著『「思い」が現実をつくる(OUT FROM THE HEART )』は、"なりたい未来を引き寄せる10のステップ"という副題が着いている。
あなたは、あるがままの心を表すあなた以外の何者でもありません。
そして、あなたの思いと考えは、「心にあるがままに」に行動にあらわれ、その行動のゆくえに、運命の流れを創っていきます。
あなたの心に映っている現実も、内側の「思考のプロセス」が創りあげた現実に過ぎません。
正しく現実をとらえて生きていくには、正しく生きていくとする努力と実行が必要なのです。
習慣は、第二の天性―後天的な性格です。
自分からなくしてものは、なくそうとする努力を続けることでも克服できます。
ということで、「心を高める」レッスンをしてみよう。
〔 〕内は僕のコメント。
上向きな人生を始める10 のステップ
《克服する悪い習慣》
ファースト・レッスン―身体の実践
1)怠惰な心の癖
やらなければならないことがあっても、なかなか手をつけず先送りするタイプです。
優柔不断で、何かをはじめても最後までやることが出来ません。
また、責任を持つことを嫌がり、義務を逃れるために、まわりの注目を集めないようにしています。
〔やらなければならないことが発生したら、とにかく何でもいいから行動に移すことだ。
メモを張る、必要なデータを集める、カレンダーに締め切りを書き記す、買いものリストに具体的に書く・・・
少しでも手をつけると、その先の展開が自然に見えてくる。
どうなるかわかんないけど、ためらわず始めてみようという思い切りが大事。
始めたことが続かない人は、スパンを長く考えるといい。
続かなかったんじゃなくて休んでいたと考え直し、機会があればまた始めればいい。
再挑戦する気がないものは、それはやりたくないことだったんだと、見極める過程だったと判断する。
責任ある仕事や、義務をのがれたいとつい思ってしまう人は、そんな波がこっちに向かってきたら、「楽しいことが起きそうだ」と無理やりでも思い込むことだ。
僕の場合は、忙しくなりそうな時は"おまじない"の言葉を唱える―
It's Showtime ! 」〕
2)欲求を管理できない癖
暴飲暴食は、動物的な欲求を満たしているだけで、食事の目的や身体に対する効果も考えていない証拠です。
正しい食事の習慣をつけることで、自然に心の規律が生まれます。
それが、「精神面の浄化」になります。
〔食欲は、動物的な欲求ではあるが、身体の代謝に必要以上のものを食べてしまうのは、人間と家畜だけだ。
野生の動物は絶対"暴飲暴食"をしない。
食べすぎは生命の存続を危うくすることを、DNAが経験している。
脳の安全装置が作動していない状態が"暴飲暴食"につながる。
健康管理は精神状態にもおおきな影響を与えるので、食事の節制は心身ともに重要なテーマだ。〕
やらなければならないことを、先延ばしにしない。
仕事や家事を、気持ちよくこなすことができる。
朝の目覚めが、すっきりしている。
食べ物を味わって、食事を楽しんでいる。
こうした変化を感じることができるようになったら、よりよい生活の基礎ができた証拠です。
セカンド・レッスン―言葉の実践
1)「悪口を言う癖」をなくす!
・自分の言ったことの影響を考えない。
・人を傷つけて面白がる。
・言葉に表裏がある。
・誠実な気持ちで人とかかわることができない。
このような心の習慣が、人をけなす行動に現れます。
〔司馬遼太郎の奥さんの福田みどりさんが、「もし、司馬さんが戻ってこられたら、どんなお話をしたいですか?」というインタビューに、
「人の悪口をうんとしたいです」と答えた。
歴史の話とか人生の話を期待したインタビュアーの目論見を、心地良く裏切って見せた。
知性の釣り合いの取れた、信頼出来る二人の間なら、それも楽しみではある。〕
2)「うわさ話、中身のないおしゃべりの癖」をなくす!
あなたの話題は、誰かのプライベートなことや、過去に起きた出来事が多くなってはいませんか。
精神的に成長している人は、おしゃべりばかりしていなくても、静かに、自分の心を治めることをしっています。
〔僕は、おしゃべりが"悪"だとは考えない。
他愛の無い世間話を誰とでも出来るとしたら、それは技術であり才能である。
話のレベルがあるにせよ、話しをすることは"脳"を活性化させ、ホルモンの分泌を促す。
話すこと、歩くこと、手先を動かすこと、これが老化予防の基本である。〕
3)「傷つける言葉、心ない言葉の癖」をなくす!
人を責めて落ち込ませたり、嫌がらせをしたりする人は、自分を高める道から遠く外れています。
激しく言葉を投げつけて、人を傷つけようとする行為は、ただ愚かなだけです。
〔人の前でことさら強さを誇示するのは、その人の弱さの裏返し。
弱い犬ほど良く吠えると言うが、吠えられる方の心は傷つく。
相手の精神レベルはいかんともしがたいので、せいぜい吠えている内容だけを検討して、必要なら取り入れればいいし、お門違いなら無視すればいい。
相手の言い方にいちいち捕らわれる必要はない。
自分がそんな言葉を使わないのはもちろんだが、言われた場合の防御策も訓練しよう。〕
4)「軽率な言葉、礼儀知らずな会話の癖」をなくす!
・相手や周りにいる人たちを不愉快にする。
・度を越した親近感で接する。
・人をバカにして話題にする。
・相手の立場を考えないで、あつかましい振る舞いをする。
こうした分別のない行動は、下品なだけです。
〔下品な人の集まりでは、自分も下品になることも必要である。
気取ってばかりいてもね〕
5)「人のあら探しの癖」をなくす!
・重箱の隅をつつくように小さなことにこだわる。
・屁理屈で言い逃れをする。
・根拠のない推測や確信めいた意見で、人をやりこめるような無益な議論をしかける。
人のチェックをするよりも、自分自身の言葉や発言を和らげて、洗練された伝え方を考えてみてください。
人を抑えつける方法に心のエネルギーを使わずに、自分の考えや意見をいったん抑えて、人の考えにも耳を傾けてみることです。
〔時々、偉そうに考えの薄い意見を語る人に、突っ込みを入れたくなる衝動に駆られる。
しかし、それをしてみたところで、相手に恥をかかせるだけで何の得もないことに気づき、のどまで出掛かってやめることが多い。
相手をやり込めるだけで、自分の成長につながらない議論は意味がない。〕
怠惰な身体は、怠惰な心から。
欲望を抑えきれない不節制な生活は、節制のない心から。
そして、人を傷つける言葉や会話は、傷つけたくなる感情や思いを持つ心から。
思いやりや誠意のないコミュニケーションは、思いやりと誠意のない心から。
精神は、美徳を知ることで高められていきます。
そして、美徳の精神を知らなければ、この世界の真実を、本当の知識として知ることはできないでしょう。
以上のような“悪い癖”をなくせとアレンは言う。
さもないと、その行為はブーメランのようにいずれ自分に襲い掛かるからだ。
紙幅の都合で、本日はこれまで・・・
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