【6 月】
25 )富士山が世界遺産に決定
世界遺産とは1972年のユネスコ(国際連合教育科学文化機関)総会で採択された「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて登録された文化・自然遺産のことです。
「世界遺産」は、もともとエジプトのアスワン・ハイ・ダムの建設により、水没してしまうヌビア遺跡を救済しようと言うキャンペーンから生まれた発想です。
大戦後、戦勝国を中心に世界中で経済開発が行われました。
経済力=国力という考え方から、経済発展のために古いものを切り捨てるという風潮が強くなっていきました。
しかし、開発されるということは、同時に破壊されることでもあるので、伝統や自然の中で生活する住民を踏み潰していくことになります。
それが、外国の資本によって行われるのであればなおさらです。
文化・自然保護の思想は、発展途上国の盾でもあったわけです。
国際連合の機関は、建前と本音の間に立ち往生することが多く、ユネスコもイギリス・アメリカが抜けていた時期もありなかなか機能しないのですが、「世界遺産」が観光資源になると解ってからはこの方面では順調に推移しているようです。
日本の考え方もまさにそれで、当初は積極的に参加する様子はなかったのですが、1992年に遅れて加盟してからは(125番目)、つぎつぎ登録して観光客を集め、ついに富士山は18番目の登録になりました。
僕も昔、働きすぎて心身ともにボロボロになっていた時、富士山を見て心が救われた経験があります。
涙が湧き出て止まらなくなり、意地を張って頑なになっていた心を洗い流してくれました。
「霊峰富士」と呼ばれるように、確かに神秘の力を抱いている山であることは、唯物論者の僕でも感じます。
26 )東京都都議選で自民圧勝、民主惨敗
来月に控えた「参院選」の前哨戦になった「都議選」でしたが、周囲の予想通り自民圧勝(39→59)・民主惨敗(43→15)となりました。
自民が勝ったというより、民主が崩壊したという見方が正しいでしょう。
ただしこの選挙は、都政に対する評価ではなく、民主党自体の迷走振りに都民が愛想をつかした、あるいは希望を失ったということでした。
投票率は43.5%、前回から10%落ちていて、そのほとんどは前回民主党に投票した人で、今回は支持政党がなかったということの結果です。
そして、この傾向はそのまま参院選に継続するのでした。
27 )衆院定数の「0 増5 減」が成立
衆議院の数が多いのか少ないのか良くわかりません。
仕事をしないで歳費だけ取っている議員がいるなら多すぎるのだろうし、全員が頑張っていても懸案が解決できないなら足りないのかもしれない。
そもそも議員の仕事ってなんだろう。
三権分立の基本で言えば、議員は立法府に所属し、法律を制定するのが仕事です。
だから現在の社会情勢に照らし合わせて、新しい法律を立案するのが第一の業務ですが、議題に出される法案はほぼ官僚が作っています(議員は選挙対策に忙しいので)。
官僚は行政機関なので、決められた法律に従って仕事をするものですが、法案も自分が作るとなると、自分に都合の良い法律になってしまいます。
これが良くないと、4年前に民主党が「官僚支配打破」を謳って指示を集め、政権交代をしたのですが、官僚の抵抗にあっさり白旗を揚げ、「マニフェスト」と真逆の政策を進めるようになり、自民党時代よりかえって官僚が強くなってしまいました。
その3年前、安倍首相も第一次内閣の時「公務員改革」に挑んだのですが、「年金問題」暴露の自爆テロに遭い粉砕されました。
日和 ったことで、公務員改革を標榜する「みんなの党」は内部分裂を起こすことになります。
結局国会議員なんて何もしない何も出来ないのだから、1票の格差とか言ってないで、いっそ議員は廃止して、官僚を選挙で選ぶようにしたら良いのではないかと思います。
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