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法的な整備が遅れていることが一番の問題ですが、少しずつ改善の動きが見えています。健康食品の中でも人気のあるダイエット関連商品は、医薬品を入れたり、下剤を入れたりして効果を上げようとしているケースが少なくないようです。健康被害が見過ごせず、厚生労働省と公正取引委員会のメスが入ることは大歓迎です。ほとんどのものが無効とでるのではと予想しています。どのように発表するかわかりませんが、夢を買っている人達もいるようですので、夢がこわされるとするとお気の毒だと思います。正しいダイエットは体脂肪だけを減らすことで、やる理由と目標が明確、正しい知識、正しいコツを知ると簡単だと思います。ダイエットを効率よく成功させる12ヵ条をご一読ください。*****************************************************************************厚生労働省は、脂肪をまとめて排出するなどと標ぼうするダイエット健康食品の効果の調査に乗り出した。12日に行われた「『健康食品』に係る制度のあり方に関する検討会」で、ダイエット食品を栄養機能食品とすることについて議論したときに、「そもそもダイエット食品そのものに問題があるのでは」との指摘があり、新開発食品保健対策室長の尾形氏が調査を実施していることを明らかにした。対象となっているダイエット健康食品は、油分吸着などのビーカー実験結果を強調して脂肪排出作用をうたう商品など。厚労省によると、すでに独立行政法人国立健康・栄養研究所による検査かスタートしており、メーカーが主張するダイエット効果について、動物実験などにより効果を測定する。実験では数ヶ月程度を要する模様。厚労省では、仮に効果が認められなければ、健康増進法違反として企業責任を問う構えだ。尾形室長によると、こうしたダイエット健食の表示については、公正取引委員会も問題視しており、対策室に連携を申し入れているという。このため、国立栄研の検査で効果が明確にならなかった場合、同時に景品表示法違反となる可能性もある。(出典:健康産業新聞)
2004/04/30
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私は獣肉はほとんど食べず動物性タンパク質は魚貝類、鶏肉くらいで牛肉が消えても困りませんが、牛肉に限らず効率重視の飼育はいろいろな問題を抱えているようです。先日、倶知安で楽天日記でお知り合いになったえぞふじさんにお会いできて、安全でおいしいたまごをわけていただいています。誠実な生産者の顔が見えるものが安心材料のひとつだと思います。*****************************************************************米国でBSE(牛海綿状脳症、狂牛病)が発生、日本が米国からの牛肉輸入を禁止して4カ月が経つ。4月下旬に開かれた日米協議で、輸入再開のシナリオが描かれ、秋にも再開の見通しになっている。BSEの侵入を防ぐため、肉牛の全頭検査、危険部位の除去などについて、日米専門家会議を設置して、5月中旬から協議を始め、夏までに結論を出して再開にもっていこうというものだ。これで、米国産に依存していた外食産業には、輸入再開は救いの神に違いない。牛丼ファンにも朗報だろう。一般消費者は、食肉店やスーパーには、国産牛肉、米国以外の外国産牛肉もあったから、米国産がなくても、たいして困っていないと思う。ただ、米国産牛肉が何の心配もなく食べられることになれば、それにこしたことはない。これから、再開のシナリオを説得あるものにするため、日米の専門家が技術的問題を検討するのだが、一般消費者にとって牛肉は日常食べるだけのものでしかない。日本国内の牛肉生産の実態を知らないし、ましてや米国など外国のことはほとんど分からない。専門家の安全のお墨付きがすべてである。しかし、この輸入禁止を機に、牛肉について知るのは、安全な牛肉を食べるためにも必要なことだろう。横田哲治さんという農業、農政のジャーナリストがいる。牛を育てた経験もあり、20年以上前から米国、オーストラリアなど世界30数カ国を訪れ肉牛の生産地、現場を見てきている。その横田さんが4月に出したばかりの著書「牛肉が消える!」(日経BP社刊)で、米国の牛肉生産の実態、オーストラリアなど主要対日輸出国の実態を分かりやすく教えてくれる。一般の消費者や牛肉に関連する仕事に就いていない人でも興味深く読める内容になっている。横田さんによれば、日本の外食産業や大手スーパーの肉は米国産で、その過半数が「フィードロット」と呼ばれる穀物多給肥育の牧場で生産されている。子牛には肥育のためカロリーの高いとうもろこしや大豆などの穀物飼料が中心になり、牧草など繊維質の餌は少なくする。牛は反芻動物で胃の中のバクテリアで牧草や稲わらを消化して健康な状態を保つことができる。穀物飼料は脂肪分の多い牛肉の生産が目標で、牛の健康は二の次になる。フィードロット方式は、従来の放牧による飼育でなく、牧草もない柵の中に多数の牛を入れ、牛の運動を制限して肥育を促進させる。肥育状況はきっちり管理され、ビタミン剤、飼料添加物も与えられる。雌牛には成長を妨げないように発情抑制剤を投与する。横田さんは、自然の理に従わない牛の肥育に、警鐘を鳴らす。米国の検査体制への疑問、大手食肉業者の政治的な圧力にも触れながら、横田さんが高く評価しているのは、オーストラリアだ。食肉加工場で処理された牛を最後まで追跡可能な「トレーサビリティシステム」が確立され、機能しているという。米国の安全性確保の体制は、オーストラリアにとても及ばない、と語る。そのオーストラリアは、11年ほど前から「オーストラリア産松坂牛」を生産、肥育用子牛として、また肥育した成牛を肉にして日本に輸出している。松坂牛は黒毛和牛種のトップブランドだ。子牛は日本で肥育された後に国産牛として店頭に並ぶ。オーストラリアは黒毛和牛の飼育に適した環境にあり、今後急速に生産が拡大すると予想する。カナダ、アメリカでも生産が広まると見ている。生産コストは10分の1と圧倒的に低い。純粋種を基にしているので、どこで育てようが味、品質は変らない。和牛は日本だけでしか生産できないという神話は、崩れているのだ。オーストラリアだけでなく世界のどこでも松坂牛が育ち、日本の生産者は壊滅的な打撃を受けることになる。日本には、松阪牛、近江牛、神戸牛の三大ブランドのほか、160以上のブランド牛がある。松阪牛でも飼育業者の高齢化、若い後継者がいない、飼育技術を持つ人が減っているなど深刻な課題がある。ブランド名は残っていても実際の生産はじり貧の方向にある。かくして、BSEなどが世界中に広がり輸入も止まれば、牛肉が消えるのである。有機畜産のガイドライン設けた国際機関コーデックス委員会が2001年7月、ガイドラインにまとめた。自然の繁殖方法の利用、家畜へのストレスを最小眼にする、動物性医薬品(抗生物資を含む)の段階的使用中止、など今後の国際な畜産の在り方を示すものである。このガイドラインに沿って、日本では有機畜産法案が現在準備中で、2005年に国会出される予定だ。この法案の中身が日本の畜産、牛肉生産の将来を左右することは間違いない。横田さんの考えの原点は「食は命」である。この思想に立ち、牛肉問題にメスを入れたこの本が語る知られざる真実は実に興味深い。(出典:NIKKEI BP)
2004/04/29
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少しずつですが、情報公開が進んできていて歓迎できます。病院の評価とかランキング本が売れているようですが、選び方に偏りがあるそうで鵜呑みにはできないようです。ガン関係では国立がんセンター総長がコメントしています。日本のガン治療は、化学療法で小さくしてから手術をするという組み合わせが主流のようですが、アメリカでは、医療用サプリメントを併用して抗ガン剤の副作用を抑えて治療効果を上げ、手術が不要になるケースも珍しくないそうです。どんなものを使っているかまでお聞きできましたので何かあっても安心だと感じています。***************************************************************厚生労働省は投薬ミスや機器の誤操作などの医療事故につながりかねない「ヒヤリ・ハット事例」の情報をデータベース化し、インターネットでの公開を始めた。 収載データは、厚労省が2001年10月以降、全国の大学病院や国立病院・療養所から集めた約6000件にのぼる報告に基づいた。 このうち、〈1〉致命的な事故につながるおそれがある〈2〉繰り返し発生している〈3〉有用な改善策が示されている――など、特に重要と思われる147の事例を選び出し、専門家のコメントを添えた。データはこちら。
2004/04/28
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年中行事のように健康食品での健康被害がでます。ダイエット用に多いようですが、医薬品成分をいれて効果をだそうとする卑劣な例が後を絶ちません。法整備が進むことと私達消費者が賢くなることが大切だと感じます。********************************************************* 東京都は4月22日、ダイエットに効果があるとされるハスの葉入りをうたったサプリメントから、「甲状腺末」が検出されたと発表した。都では販売事業者に対して製品の販売中止と回収を指示するとともに、都のホームページなどを通じて購入者に使用中止を呼びかけている。このサプリメントは、東京・町田市に本社があるオーサムワンダーが販売している「ハスの葉スリム」。都内の医療機関から都に対して、健康食品の摂取との因果関係が否定できない甲状腺機能亢進が認められた患者についての通報があり、都の健康安全研究センターで製品を調べたところ、医薬品成分である甲状腺末成分が検出されたもの。健康被害があった患者はその後軽快したという。この製品の1カプセル当たり0.08mgのヨウ素が含まれていたが、これは、甲状腺機能が低下した成人患者に対する1日投与量中のヨウ素量(0.045~0.14mg)にほぼ匹敵する。甲状腺末は基礎代謝を亢進するため、過去にもやせ薬として乱用された経緯があるという。副作用としては、狭心症や鬱血性心不全、頻脈などがある。東京都のプレスリリースはこちら。(出典:MedWave)
2004/04/27
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日本のウェブサイトはもっといいかげんのように感じます。21世紀は『自分の健康は自分で責任を持つ』時代ゆえに、私達の知識を高めて自衛する必要があると思います。私の日記も信用しないで、ご自分で納得できるまでお調べください。***************************************************************** 現在、世界で6億人と推定されるネット利用者の過半数が健康情報を求めてホームページを閲覧している。癌関連医学誌「Annals of Oncology」4月14日号に掲載された先ごろの研究では、良質な情報を一般市民に提供する優れたサイトが多い一方で、特に補完療法や代替療法を中心とした一般的な癌関連サイトの多くに誤解を招くような情報やバイアスのかかった情報が含まれていることが判明した。英エクセターおよびプリマス大学の研究者らは、特定の用語をグーグル、ヤフー、MSNなどの検索エンジンにかけ、最も頻繁に引用されている32サイトから収集したデータの質と正確さを評価した。その結果、約16%が放射線療法や薬物療法など従来的な治療をやめて科学的データに乏しい代替療法を利用するよう積極的に提案し、3%は医師の助言を無視するよう訴えていた。一方、大学や政府機関が運営するサイトは概ね良質であった。従来療法の医薬品と代替療法の食品に関する適切な基準をネット上で実施することは難しく、サイトの総合的な監視および規制は不可能に近いが、政府による承認システムの導入は可能であり強く求められる。また、サイトの格付けを行う非営利的な「ネット上の健康情報基金HONコード」に現在3,000を超えるサイトが自発的に参加していることに対し、専門家の1人は「情報の質向上への重要な一歩」と評価する。利用に当たっては、まず米国立癌研究所(NCI)や癌専門の大病院など政府や非営利団体が運営するサイトにアクセスすることが望ましい。また、他のサイトに関しては、科学的情報源の言及があるか、執筆者が専門家たるべき適切な訓練と経験を経ているか、商品の宣伝に商業的な利益相反があるか、極端な言葉が用いられていないかなどを確かめ、助言を行動に移すにあたっては医師に相談することが極めて重要である。
2004/04/26
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たばこは百害あって一利なしが次々と解明されています。日本ではめずらしい調査結果がだされました。でも、実はたばこより有害なことがありました。それは肥満でした。80歳で、たばこを吸っている人はいますが、肥満している人は見たことがありません。正しいダイエットは体脂肪だけを減らすことで、やる理由と目標が明確、正しい知識、正しいコツを知ると簡単だと思います。ダイエットを効率よく成功させる12ヵ条をご一読ください。******************************************************************たばこがなかったら、国内で毎年約48万人発生しているがん患者のうち、約9万人はがんにならずにすむはず。厚生労働省の研究班(班長・津金昌一郎国立がんセンター予防研究部部長)が23日、喫煙とがんについての調査報告と試算結果を発表した。 研究班は、90年から約10年間、岩手、秋田、長野、沖縄など8県に住む40~69歳の男女約9万人を対象に追跡調査した。 期間中にがんにかかったのは、約5千人。男性で最も多かったのは胃がん(がん患者のうち26.3%)で、次いで肺、結腸、肝臓が続いた。女性では乳がん(同17.7%)、胃、結腸、肺の順に多かった。 喫煙者のがんの発生率は、これまで吸ったことのない人に比べ、男性で1.6倍、女性では1.5倍。禁煙している人のがん発生率も、男性は非喫煙者に比べ1.4倍で、過去の喫煙の影響が見られた。 発生率は、1日の喫煙本数が多くなるほど高くなり、本数が少なくても長期間吸っていれば高くなった。 こうした発生率の差をもとに、日本全体でのがん発生率を計算したところ、男性ではがん全体の29%にあたる約8万人、女性ではがん全体の4%にあたる約8千人がたばこが原因でがんにかかったと推定された。 津金班長は「たばこが原因で死亡した例では肺がんが代表的だが、胃や結腸、肝臓などさまざまな臓器でがんのリスクを高めていることが裏付けられた。禁煙後、たばこの影響がなくなるのは10~20年後。早めの禁煙を」と話している。
2004/04/25
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人は血管と共に老いるといわれています。脳血管疾患と心血管疾患で年間30万人が亡くなっていて、死因1位のガンを超えているそうです。3人に1人はこれらの病気で命を落とすことになります。原因はいずれも血管の老化による動脈硬化で、血管も年をとるということだそうです。気づかずにいると、くも膜下出血、脳梗塞、心筋梗塞など重大な病気へと確実に移行しますが、自覚症状はないそうです。大平元首相、小渕元首相は現役の時に亡くなり、最近では長嶋監督が倒れました。一命をとりとめてもつらい後遺症が残り、元通りの生活はできません。原因を突き止めれば新聞記事以上の効果的な予防はできますが、膨大な情報に振り回されて正しい情報を得にくい環境にあります。私は20年間くらい(その前は覚えていない)血圧が変わらず、100~110/60~70mmHgの範囲に収まっていることでもわかるようです。*********************************************************◇実年齢差10歳以上、生活習慣病の疑い長嶋茂雄さんをも襲った恐ろしい脳梗塞(こうそく)。その元凶は血栓だ。血栓ができやすい状態かどうかは「血管年齢」を測定すれば分かるという。生活習慣病を早期に発見する手段として注目されており、早速、測ってもらいに行った。◇若返りにはウォーキング/バランスのいい食事◆あっという間の測定東京・高田馬場にある臨床試験専門施設・早稲田クリニックを訪ねた。「ベッドに横になって楽にして下さい」。東京医科大学八王子医療センター循環器内科部長の高沢謙二・同大助教授が迎えてくれた。「あなたの『血管年齢』は若返る」(講談社)、「血液をサラサラにして血管年齢を若返らせる本」(PHP研究所)などの著者だ。身長、体重、年齢を告げて横になる。血圧測定の後、「この中に人さし指を入れてください」と示されたのは小さな箱型のセンサー。恐る恐る指を入れたが、血圧計のような圧迫感はない。看護師さんが「いきますよ」の声とともにボタンをピッと押したと思ったら、すぐに結果を印字した紙が出てきた。その結果にショックを受けた。実年齢は33歳なのに、血管年齢は何と50歳!女性は一般的に大動脈が細いため男性より血管が硬く、その日の体調や精神状態でも変動するとはいうものの、定期健診の血液検査などでは異常が見つかったことはないのに……。◆血管年齢って?血管年齢は、心臓の拍動を細かく分析した「加速度脈波」の形で推定する血管の老化度。血管が柔軟なら尻上がりの波形だが、老化して硬くなると尻下がりになる。最近は測定器を備えた医療機関も増え、健康器具メーカーが家庭用の開発にも取り組んでいる。高沢助教授によると、血管年齢と実年齢の差が10歳以上の人は高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病の疑いがあり、要精密検査▽20歳以上なら生活習慣病で、動脈硬化が進んでいる可能性が高い。「加齢で血管が硬くなるのは自然の摂理。裏返せば、年不相応に血管が硬いのは何か要因がある」とも。その要因は(1)高血圧やストレスなどによる機能的要因(2)生活習慣病による器質的要因に大別される。「サイレント・キラー」の異名がある生活習慣病は、自覚症状がないまま動脈硬化を進行させ、脳梗塞や心筋梗塞などで突然、命を奪う。高沢助教授は「気づいた時には既に発病しているのが生活習慣病。早く発見して手が打てるように、自分の現状をよく知ることが重要です」と、血管年齢を測る意義を強調した。◆血管が老いていたら血管年齢が高いと言われたら、どうすればよいのか。血管に優しい生活を実行すれば、若返りは可能という。お勧めは「1日20分、週2回のウオーキング」。血糖値やコレステロール値を下げ、毛細血管を増やす効果もある。また、過食になりがちな現代人は、動物性脂肪や塩分などの取り過ぎにも要注意だ。高沢助教授からは「長続きのコツは頑張りすぎないこと。時計を見ながら歩くのではなく、楽しくやる。食事もいきなり半分には減らせないが、腹八分目なら無理なくできます」とアドバイスされた。◆血液サラサラにさて、腹八分目でもせっかく食べるなら体にいい食事を心がけたい。「からだによく効く食べもの事典」(池田書店)を監修した女子栄養大学の三浦理代(まさよ)教授(食品栄養学)に、血管を若く保つ食品について聞いた。魚に含まれるEPAやDHAという必須脂肪酸には、コレステロールや中性脂肪を下げる働きがある。特にイワシやサンマなど背の青い魚はDHAが豊富。イカやタコ、カキに含まれるタウリンにもコレステロールを下げる働きがあるという。また、たんぱく質は血管をしなやかにし、カルシウム・カリウムは血圧を下げる。納豆や豆腐に含まれるレシチンやキノコ類に含まれるエリタデニン、海藻に含まれるアルギン酸、乳酸菌はコレステロールの低下に有効だ。「一つの食品に偏らず、1日30品目をバランスよく食べること。その中で、意識して体にいいものを取り入れることが大切です」と三浦教授。さあ、今日から頑張りすぎずに頑張って血管年齢を下げよう。(出典:毎日新聞)
2004/04/24
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高脂血症治療薬スタチン系薬剤は様々な副作用がありますが、世界で最も使われている薬のひとつです。米疾病管理予防センターと米公衆衛生局は、母体に総合ビタミン・ミネラル剤を日常的に摂取させることによって心血管欠損は30%、尿路障害85%、先天性四肢欠損36%、神経管欠損71%も発生率を減少させるとも発表しています。今度は、このスタチン系薬剤の悪影響を発表しました。********************************************************** 妊娠中または妊娠を考えている女性が胎児への有害性を理由に避けるべき薬剤は多いが、米国医学誌「New England Journal of Medicine」4月8日号に掲載された米国立衛生研究所(NHI)による先ごろの研究では、妊娠初期におけるスタチン系コレステロール低下薬が重度の中枢神経系障害および四肢の奇形に関連することが判明した。研究者らは、1987年から2001年にかけて妊娠初期3カ月に生じたスタチン系薬剤への曝露に関する米国食品医薬品局(FDA)への報告52件をレビューした。その結果、出生時に奇形が見られた乳児20人のうち5人が重症の中枢神経系障害、5人が四肢の奇形、1人が双方を呈していた。また、脳が適切に分離できないことに起因する全前脳症という極めて稀な出生異常が2人に見られた。主任研究者で米国立ヒトゲノム研究所遺伝医学部長のMaximilian Muenke博士によると、スタチン系薬剤服用女性の大半は45歳を過ぎているが、1~3%は出産年齢にある。胎児期のコレステロール合成は正常な発達に不可欠であり、妊娠中に同薬剤を投与した動物の子孫に様々な出生異常が見られたことから、すでにFDAは妊娠中の服用を禁忌として警告に盛り込むことを義務付けている。本研究の対象となった報告が任意のものであったため、非営利団体マーチオブダイムズの医療ディレクターNancy Green博士は、妊娠中におけるスタチン系薬剤の安全性をより総合的にモニターして報告する全国的なシステムの必要性を強調する。そのリスクを明確化するにはさらに大規模な比較研究が必要であるが、さしあたってのところ、同薬剤を服用中に予期せずに妊娠した女性は、直ちに医師の診察を受けることが望ましい。
2004/04/23
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健康ブームに乗って健康食品が売れているそうです。健康食品のほとんどは科学的な裏付けがなく、法整備の遅れている日本は悪徳業者の天国のようです。へんなものに手をだして健康被害を受けないように気をつけましょう。**************************************************************国民生活センターはこのほど、「健康食品」に関する消費者相談の動向を公表した。全国消費生活情報ネットワーク・システム(PIO-NET)には、1999年度以降、2003年12月末までに、「健康食品」に関する相談が6万3937件寄せられた。食品に関する相談の合計は11万2548件で、その56.8%を「健康食品」が占めていた。そのうち危害情報は546件で、下痢、腹痛、吐き気など「消化器障害」が52%ともっとも多かった。年度別の動向をみると、「健康食品」に関する相談件数は、1999年度から2002年度まで、1万740件から1万7474件へ急増していた。しかし、2003年度は12月末までに9592件にとどまっており、前年度同時期の1万405件を下回っている。2002年度は、ダイエット効果を前面に出した健康食品と称する未承認医薬品等の服用で死亡や肝機能障害などの健康被害が社会問題になったことが急増の背景にあるようだ。危害内容をみると、2003年度の健康食品に関する危害情報は546件あり、その内訳では、下痢、腹痛、吐き気などの「消化器障害」が287件(52.6%)ともっとも多かった。動悸、精神不安定などの「その他の傷病および諸症状」が141件(25.8%)、湿疹、蕁麻疹(じんましん)などの「皮膚障害」が96件(17.6%)で続いている。最近の主な相談内容としては、「糖尿病以外に便秘にも効くという健康食品を試飲したら、全身に発疹が出た」(50代女性)、「アマメシバを服用し続けていたら、咳や痰が止まらなくなり通院した」(60代女性)、「病気が治ると言われてプロポリスを購入した。飲用したら顔や足が腫れて入院した」(60代女性)などが挙がっていた。被害者の属性では、女性457件、男性76件と女性が多く、年代別では70歳代が111件、60歳代が88件あった。ただ、30歳代や50歳代も82件と多く、幅広い世代に被害が見られた。被害の治療期間をみると、1週間未満の軽症が362件と多かったが、死亡が1件あったほか、治療期間3週間以上の重症も41件と少なくなかった。(出典:MedWave)
2004/04/22
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喫煙環境がさらに厳しくなっている一例です。私は社員を必要としていませんが、必要になっても社員に喫煙者を採用することはないと思います。最大の健康阻害要因、死因とわかっている喫煙者の勇気には敬服しますが、いずれ何らかの理由でたばこをやめることになると思いますので、どうせやめるのなら早い方が絶対に得をします。上手に禁煙するコツ と私の禁煙経験を参考にして、禁煙に成功してください。**************************************************************** 「たばこ追放」の動きが広がるなか、喫煙者は採用選考の対象にさえしない企業が出てきた。「社内の和を保つ」「優秀な人材をそろえたい」などが理由。大手企業はここまで顕著ではないが、社内禁煙の流れは確実に強まっている。たばこを吸うというだけで、「不適格」の烙印(らくいん)を押され、企業選択の幅が狭まる――そんな時代が近づきつつあるようにもみえる。 横浜市港北区のソフト開発会社「エスエムジー」(資本金3000万円、従業員約50人)に、昨年入社したシステムエンジニアの速川徹さん(26)は「社内全面禁煙、喫煙者不採用。これが入社を決めた重要な動機の一つでした」と話す。 就職活動では各社の分煙・禁煙対策を調べたほど。「社員の健康や社内環境を気遣うスタイルが気に入りました」と、煙のない所で働ける幸せを喜ぶ。 エスエムジーは、01年から翌春採用の選考基準に「非喫煙者であること」を取り入れた。入社希望の喫煙者は、入社前年の8月までに禁煙することが条件だ。 たばこを社内から追放したそもそもの理由は、コンピューターに灰やヤニが入るのを防ぐためで、当初は分煙制だった。だが、会議中に喫煙時間を取るかどうかなどを巡って、喫煙者と非喫煙者に割れる弊害が目立つようになった。新免流(しんめんりゅう)社長(45)はじめ全喫煙者が禁煙し、さらに喫煙者は採用しないことにした。 喫煙者を採用から除外すると、良い人材が集まらないのでは、という不安もあったという。だが、新免社長は「まったくの杞憂だった。かえって会社の主張がはっきりみえると好評なくらい」と胸を張る。 企業のコンピューターシステム構築などを手掛ける東京都港区の「レッドフォックス」(資本金6290万円、従業員約120人)も、喫煙者お断り。既に5年ほど続けている。 その理由を別所宏恭社長(38)はこう説明する。「(分煙したのでは)たばこを我慢している時に脳の働きが低下して、生産性が落ちる。全員が非喫煙者なら、そのような心配がなく、仕事の効率がよい」。 「そして何より、優秀な人を採用できる」。優秀な学生ほど吸わない、との実感を得ているからだ。企業として利潤をあげるには、と考えた時、当然の結論だったという。 採用時に非喫煙を条件にしていないものの、社内を全面禁煙にしている企業も、喫煙者にとっては入りづらいことに変わりない。 製薬会社のファルマシア(昨年ファイザーに合併)が02年、200社を対象にまとめた調査では、全面禁煙22.5%、分煙65.0%、時間別で規制4.0%で、規定なしは8.5%に過ぎなかった。 全正社員と内勤の契約社員計約300人の禁煙を達成した大手女性下着メーカー、トリンプ・インターナショナル・ジャパン。今年入社の総合・一般職15人(男6、女9)の中には一部喫煙者もいたが、内定段階で禁煙することを確認してから採用した。 たばこを吸っていては希望企業に就職、いや応募さえ難しい時代が、近づいているのかもしれない。
2004/04/21
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ジャンクフード文化の最恥部は、経営陣らが自社製品を避けていること。世界で最も著名な経済学者ポール・ゼイン・ピルツァー著『健康ビジネスで成功を手にする方法』より。自社製品が健康を害すると知っているから避けているわけですが、ジャンクフードの代名詞が健康を意識し始めました。企業理念が健康をテーマにしておらず、単に儲かるから参入するので、質的には疑問が残ります。************************************************************* ◆米マクドナルドが肥満防止の健康メニューを発表=AP 米マクドナルドは、肥満防止のための健康メニューを、全米で相次いで発売すると発表した。5月からサラダとミネラル水に歩数計をセットにしたメニューを売り出して運動の大切さを訴えるほか、6月にはフライドポテトのかわりに薄切りリンゴを選べるサービスを始める。 成人の3割以上が肥満といわれる米国ではファストフードの食べ過ぎが問題視されており、多くの選択肢を示すことで批判をかわす狙いもある。 サラダに使うドレッシングには低脂肪の品ぞろえをし、飲み物は果汁100%のリンゴジュースなど健康志向のメニューを増やす方針だ。「まずは身内から」と、全米約1万3000店の従業員60万人以上に歩数計を配り、積極的に歩いて健康づくりをするよう求める。 ◆日本コカ・コーラ、健康志向飲料の新事業「the Wellness」を立ち上げ初のトクホ含む4飲料を5月10日に発売 日本最大の飲料企業である日本コカ・コーラが、「根拠のある健康効果を持ち、手軽においしくケアできる」をコンセプトとした新事業ブランド「the Wellness FROM Coca-Cola」を立ち上げる。
2004/04/20
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アメリカから抗加齢研究の著名科学者が来日して直接ご教授いただく機会がありましたので、老化現象と老化を遅らすポイントについてまとめてみました。個人的に的を射た真の鍵も教えていただきました。老化とは?身体が衰える自然のプロセスの中で、本質的機能の多くが本来のレベルより低下する。老化現象はすべて遺伝子、特にDNAが関連している。老化は、30代半ばから始まる。細胞の再生スピードより、死んでいく細胞のスピードが早まる。代謝機能の劣化。老化の原因は?1.細胞の再生ミスの増加 ダミー細胞と呼ばれる何の機能も果たさない細胞が増える 80歳では30%がダミー細胞といわれている2.DNAの断裂、短縮化3.酸化酵素の調整機能の低下 防御システムの機能低下、脆弱化4.ミトコンドリアによる日常エネルギーの産生 食べたものを代謝することで老化していく5.外部からのフリーラジカルによる攻撃老化の原因は?1.細胞数の減少2.細胞の健全性と機能の低下3.体内の抗酸化ネットワークの効率の低下すべてDNAに関連している老化を遅らせるにはより豊かに、より長寿を満喫するために1.DNAの保護2.自分自身の遺伝子構造の把握(家族の寿命、病歴、死因)3.健康に関する知識と理解を深める4.健康維持の条件 健康に対する積極的な取り組み バランスの取れた食生活 信じられないほど劣悪な現実 理想的な栄養状態に近づける 体内の抗酸化物の正常な濃度とバランスを保つ 適度な運動 ストレス管理(不安のない幸せな気持ちを高める) ストレス負荷は偏った食生活とライフスタイルの選択ミスにより増大する 体重管理 長寿と肥満は大きな相関関係がある 80歳以上で肥満した高齢者はいない サルの研究では食事制限をすると30%寿命が延びる 日本人が長寿な理由のひとつは身体が小さいこと
2004/04/19
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今まで信じられてきたことが真実ではないことがしばしば見られます。牛乳の消費量の多い国ほど骨粗鬆症が多いという。骨にはカルシウムとケイ素という時代がくるのかも知れません。この発表以前にカルシウムサプリメントにケイ素を配合していた会社があったことには感心しました。*********************************************************骨を強くするミネラルと言えば、誰しも思い浮かべるのがカルシウム。しかし、最新の研究で、ケイ素はカルシウム以上に骨を強くする可能性が高いことがわかった。米国の代表的な疫学研究の一つに、「フラミンガム研究」と呼ばれるものがある。1940年代からスタートした、長期間の地域コホート研究だ。地域コホート研究は、同一地域に住む人を対象にした追跡調査研究のこと。食生活や血圧、血清脂質値などを調べた上で、長期間にわたり健康状態の変化を追跡調査している。フラミンガム研究から、血圧や血清脂質値が高い人、肥満の人、たばこを吸う人は、心臓病で死ぬリスクが高いことがわかり、心臓病の診療を大きく進歩させた。このフラミンガム研究に当初参加した人の子供を対象とした「フラミンガム子孫研究」(Framingham Offspring Study)も、1970年代からスタートしている。今回、ケイ素摂取量と骨の強さ(骨密度:BMD)に密接な関係があることが明らかになったのは、この子孫研究のデータによる。米国と英国の共同研究グループは、フラミンガム子孫研究の参加者2846人(30~87歳、男性1251人、女性1596人)の食生活を調査。同時に、背骨(腰椎)や足の付け根の骨(大腿骨けい部)のBMDを測り、食事からのケイ素摂取量とBMDとの関連を調べた。ケイ素摂取量を4グループに分けて比較すると、男性や閉経前の女性では、ケイ素摂取量が多いほど大腿骨頚部のBMDが高いことが判明した。最もケイ素摂取量が多いグループ(1日40mg以上)は、最も摂取量が少ないグループ(1日14mg未満)より、BMDが10%近く高いことが明らかになった。ちなみに、カルシウム摂取による同様の研究では、摂取量が最も多いグループと最も少ないグループのBMDの差はたかだか5%だった。「食事からのケイ素摂取量の差がBMDに及ぼす影響は、カルシウムよりも大きい」と研究グループはみている。ケイ素はこれまで、人の健康に対する影響がはっきりとはわかっていなかった。ケイ素を含まない食事で育てたマウスは、骨の生育が不十分とのデータがあり、おそらく骨の健康維持に大切なミネラルだろうと考えられていたが、人を対象にした大規模な疫学研究で密接な関係が示されたのは初めて。これまで人への作用に対するデータがなかったこともあり、今のところケイ素の栄養所要量は定められていない。しかし今回、“カルシウム以上に効く”とのデータが発表されたことで、状況ががらりと変わる可能性が出てきた。ケイ素はほかのミネラルと同様に、食品から摂取しても体内に吸収されにくいことがわかっている。例えば、バナナはケイ素が豊富な食品の一つだが、食べても含まれるケイ素の5%程度しか体内に取り込まれない。ただし、ケイ素の吸収率は食品の種類や加工法によって大きく変わる。ケイ素は穀物の皮にも多く含まれているが、全粒粉から作ったシリアルや、大麦を皮ごと使って作るビールの場合、含まれるケイ素の4~8割と高い割合で吸収される。
2004/04/17
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イラクで武装勢力の人質となっていた日本人3人が15日、バグダッド市内で解放されたそうで、何よりだと思います。日本の被爆量は世界でも多いようですが、CT装置も世界の半数近くが日本にあるとは驚きです。多額な投資を回収しようと、せっせと活用するのでしょうね。****************************************************放射線診断装置のCT(コンピューター断層撮影法)検査による国民1人当たりの年間被ばく量が、約10年間で3倍に増えたと推計されることが、独立行政法人・放射線医学総合研究所(千葉市)のグループの調査でわかった。 今年1月には、日本国内のがんの3・2%は放射線診断が原因とみられるとの報告を英国の研究者がまとめており、日本医学放射線学会は過剰な検査を防ぐためCT検査の指針づくりに乗り出した。 グループは、CT装置を所有する国内の約9900医療機関のうち、約1000施設を無作為に抽出し、アンケート。2000年の特定の1週間に、検査の回数や部位、使用機種や電圧、時間といった撮影条件などを調べ、同年中に全国で行われた検査件数と被ばく線量を推計した。稼働中のCT装置は1万1050台で、前回調査(1989年)のほぼ倍だが、年間の検査件数は3655万件で、人口1000人あたり290件と3倍に伸びた。 国民1人当たりの被ばく線量は、前回(0・8ミリ・シーベルト)の3倍にあたる2・3ミリ・シーベルト。胸のエックス線撮影115枚分に相当し、宇宙などからの自然放射線による平均年間被ばく量(2・4ミリ・シーベルト)に匹敵した。 グループは「世界のCT装置の半分近くが日本にあり、半数近くの検査が行われていると言っても過言ではない」と、わが国のCT検査が突出して多いことを指摘している。 (出典:読売新聞)
2004/04/16
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1月1日の日記でダイエットに人気のエフェドラの健康被害がめだち、米食品医薬品局(FDA)は2003年12月30日、販売禁止を発表したと書きましたが、4月12日に規制が発効したそうです。日本もマオウを含めて愛用者が多いようで、対岸の火事ではないと思います。ダイエットは安直に薬物に頼り、命をかけてやるものではなく、正しい知識とコツを学び、努力すれば健康的に体脂肪を落とせるのですが・・・・・。*************************************************************************米国医薬食品局(FDA)は4月12日、エフェドラ(エフェドリンアルカロイド)を含むサプリメントの販売を禁止する規則が同日、発効したと発表した。今後、販売などは非合法となり、万一販売を行った場合、FDAは販売を禁止するための適切な強制的措置をとることができる。FDAでは今後、インターネットによるエフェドラの販売についても監視を強化するとしている。日本向けにエフェドラ含有サプリメントを販売していた通信販売業者の中には、FDAの禁止措置発効に合わせて日本向けの販売を取り止めたところもある。(出典:MedWave)
2004/04/15
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最近は喫煙が最大の死因、健康阻害要因だと解明され、様々な調査が行われていますね。節煙しても、低タールのたばこに変えてもリスクが変わらないこと、環境基準の5000倍の猛毒を撒き散らす他殺行為だということもわかりました。以前から指摘されていましたが、大切な家族の寿命を縮めることがハッキリしました。ホタル族が増えているのも当然かも知れませんね。いずれ何らかの理由でたばこをやめることになるとしたら、どうせやめるのなら早い方が絶対に得をします。上手に禁煙するコツ と私の禁煙経験を参考にして、禁煙に成功してください。************************************************************************** 家庭での受動喫煙は、年齢や人種などの影響を考慮しても非喫煙者の総死亡を15%も増加させるという研究結果が発表された。ニュージーランドにおける45~74歳の全成人を対象とした国民健康調査と死亡データベースに基づく3年間の大規模前向き研究で、英British Medical Journal誌が本誌掲載に先立って電子版をホームページで早期公開した。ニュージーランドのWellington医学保健学校公衆衛生学部のSarah Hill氏らは、1981年と1996年に45歳から74歳までの全人口を対象にした調査において、タバコを吸った経験がない非喫煙者のうち、一般家庭に住んでおり、家族の喫煙状況を明らかにした人を対象として、健康調査後3年間の総死亡を3年間追跡した。家族の中に喫煙者がいれば、受動喫煙者とみなした。その結果、1981年からの調査と1996年からの調査のいずれでも、受動喫煙者の方が総死亡についてのリスクが非喫煙者よりも高い傾向があり、年齢、人種、婚姻、社会的地位などの要因で調整しても、受動喫煙ありの場合は、受動喫煙がない場合に対し、6~27%総死亡リスクが大きかった。1981~1984年の調査で男性は17%有意にリスクが高く、女性は6%高いが95%信頼区間が0.97~1.16で5%水準での有意差は見られなかった。また、1996~1999年の調査では、男が16%、女性は28%、それぞれ有意にリスクが増加していた。Hill氏らは、自宅以外における受動喫煙の影響は調査対象としていないため、リスク増加を過小評価している可能性があるとしている。
2004/04/14
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スポーツの世界ではだいぶ前から常用されていました。私も10年くらい前からスポーツ選手用のものを愛用して、何回が買え替えています。あの頃は高価なものばかりでしたが、今はずいぶん安くなっています。エアロバイクもジムでのシェアが一番高い○ンビの家庭用を愛用しています。フィットネステストでは20歳で測っても20点満点の20がでますので、励みになりません。当たり前ですが、やはり数十万円するジム用の方が高機能ですね。KENJI君さんが「目標心拍数」の計算ページと「BMI」の計算ページを作ってくださいました。感謝の気持ちで一杯です。ご活用ください。****************************************************◆目標心拍数を設定 健康づくりやダイエットには、脂肪を燃焼させる有酸素運動が最も効果的だ。大切なのは、適切な強度で運動しているか、という点。ただし、運動強度といっても、自分の感覚だけで適切かどうかを判断するのは難しい。そこで、役立つのが心拍計だ。 心拍計は、胸に密着させたセンサーから出る電波信号を、腕時計型の計測器で読みとり1分間換算の心拍数を教えてくれる装置。心拍数という分かりやすい物差しで、行う運動の強さを推測できる。 運動時の目標心拍数は、年齢、安静時の心拍数などから、簡単な計算で出すことができる運動習慣がない人がいきなり激しい運動をすると、心臓や関節への負担が大きくなり、長続きもしない。ダイエットが目的なら、全力での運動を100%とした時の40―60%程度の強度で十分だ。かといって40%を下回ると、運動の効果がほとんどなくなる。例えば40歳で安静時心拍数が55の人の目標心拍数は、計算式から105―130と出る。 ウオーキング、自転車、水泳など、自分でできそうなものを、まず週に3回くらい、1回に20分程度から始めてみよう。 ◆持病の人は健診を 神奈川県藤沢市の健康増進施設「ライフメディカルフィットネス」では、ほとんどの人が心拍計をつけて運動している。同施設を初めて利用する場合は、隣接する藤沢湘南台病院の整形外科医、福田潤さんらの健康診断を受ける。その上で、運動指導員が個々の体力や持病に合わせて運動と目標心拍数を指導している。 福田さんは「心拍計はあくまで目安。適正な心拍数の範囲内でも相当苦しいと思う場合は、無理しないこと」と言う。飲んでいる薬によっては、運動をしても心拍数が上がりにくくなるものもあるので、自己判断は禁物だ。 同施設の運動前健診で、まったく運動に支障がない人は6割。運動は可能だが心拍数に上限を設けるべき人は3割、運動に適さない人は1割に上る。 「心臓疾患や高血圧、糖尿病などの持病がある人は、必ず医師の診断を受けた上で、運動を始めてほしい」と福田さんは話している。◆計算式〈1〉目標心拍数(アメリカスポーツ医学会推奨のカルボーネン法による) 【(220-年齢-安静時心拍数)× 運動強度(%)+安静時心拍数】 運動強度は、ダイエット目的の有酸素運動なら40―60%が目安。 2〉BMI(体格指数) 【体重(キロ)÷身長(メートル)÷身長】 18.5以上25未満が正常。それより下はやせ過ぎ、25以上は肥満。身長1.7メートルで体重70キロなら24.2。 ◆心拍計 販売会社によると、1万円に満たないものから、プロのスポーツ選手向けの高価なものまで様々だ。日本ではスポーツ選手向けの多機能高級品が多く売れているが、外国では低価格の一般向け商品のほうが普及している。ダイエット目的で心拍計を使う人が多いからだという。 最近の製品には、目標心拍数、運動中の平均心拍数、運動で消費した熱量を自動的に計算する機能を持つものが多い。多くは日常生活で時計としても使える。◇有酸素運動呼吸によって体内に酸素を取り込み、脂肪やグリコーゲン(糖の一種)を分解しながら行う。最大心拍数(220から年齢を引いた数字が目安)の80%程度までの強度の運動で、ジョギング、ウオーキング、サイクリングなど長時間続けられる種目が一般的だ。 ◇無酸素運動酸素なしに、筋肉中に含まれるグリコーゲンを主に使って行う。乳酸という疲労物質が発生するため、ごく短時間しか持続できない。全力ダッシュ、重量挙げなどのきつい運動で、運動習慣のない人がいきなり行うのは危険だ。 (出典:読売新聞)
2004/04/13
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手術数が多いほど治療成績が上がると思われていましたが、現実は手術数と治療成績はあまり関係ないようです。よい病院選びの参考にするために治療成績公開を強く望みたいと思います。***********************************************************************◇全国のデータ分析で判明手術をたくさんこなした病院ほど治療成績が上がる--。厚生労働省は4月、そんな考え方から、病院に手術件数の公開を促す制度をスタートさせたが、件数と治療成績は関係ないとする調査結果が相次いでいる。同省は毎日新聞の取材に「件数と成績の関係は科学的に立証されていない」と認めた。病院選びの目安に手術件数が注目されているが、それ以上に治療成績を公開する重要性が改めて浮かんだ。同省は欧米などの研究論文をもとに、手術件数の多い病院ほど治療成績が高くなるとして02年、件数の少ない病院には健康保険から病院に支払う手術料を3割減らす制度をスタートさせた。その後、医療現場から反発が相次ぎ、件数が多い病院には手術料を5%上乗せする制度に4月から変えた。同時に病院内に1年間の手術件数を掲示しないと、手術料を3割減らすこととした。しかし、東京医科歯科大の川渕孝一教授らが、00年と01年に全国の28病院から、心筋こうそくで詰まった血管を風船で内部から広げる治療のデータを集めて分析した結果、患者が退院できず死亡した率と、年間実施件数に関係はなかった。年間50件以下の9病院では死亡率は最低0%、最高17%。151件以上の11病院でも最低0%、最高21%だった。年齢や詰まった血管の本数など15項目のデータで患者の重症度を考慮して死亡率を修正しても同じだった。東京女子医大心臓血管外科の西田博講師らは、日本胸部外科学会の全国調査データを分析し、病院ごとに、緊急手術以外の心臓バイパス手術の年間実施件数と、患者が退院できず死亡する率との関係を調べた。学会の調査は、01年の心臓手術をほぼ網羅している。バイパス手術の場合、手術料の5%上乗せを受けるのは年100件以上の病院となっている。しかし年間101件以上の148病院では死亡率の最低は0%、最高4%。51~100件の126病院のうち125病院も4%以下で、ほとんど変わらなかった。同大の黒澤博身教授は「バイパス手術では、縫い付けた血管が数カ月後や1年後に詰まっていないかが重要。そうした実績を医師に聞くほうがよい」と言う。厚労省保険局医療課は「手術件数と成績との関係は立証されていないが、件数は患者の関心事なので公開を推進している。参考程度に見てもらいたい」と話している。(出典:毎日新聞)
2004/04/12
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イチョウは、最も古く、生命力がある木で、原爆が落とされても生きていたそうです。大切な神社などはそんなイチョウに守られています。痴呆症に対して、様々なサプリメントが使われていて、代表的なものにイチョウ葉エキスがあり、欧州では医薬品として利用されているそうです。私も高濃度に濃縮されたものを愛用していますが、冴えますね。1月22日の日記、イチョウ葉で、記憶力低下を予防でも書きましたが、有害物質が取り除かれていない製品には注意してください。何を選ぶかで効果が違うのはイチョウ葉エキスに限りません。***************************************************************************米国立衛生研究所が主体となって、健康な人を対象としたイチョウ葉エキスの痴呆予防効果が検討されている。対象は75歳以上の健康な老人約3500人。無作為に2群に分けて、一方にイチョウ葉エキス(EGb761、シュワーベ製薬)240mg/日を、もう一方のグループにはプラセボを摂取してもらう。5年後に、痴呆の発生率とそのタイプを比較する。試験は2000年10月にスタートし、ピッツバーグ大学など全米4ヵ所の医療機関で2007年10月まで行われる予定だ。 イチョウ葉エキスについては、英国Exeter大学補完医療学科のErnst氏らにより、有効性と安全性のデータがまとめられている。それによると、痴呆に対して何らかの効果があり、臨床効果は通常4週間で現れるとしている。 しかし、同氏は「低品質で標準化されていないエキスでは効果は期待できない」と警告している。イチョウ葉に限ったことではないが、サプリメントでは、どの製品が良いのか選択に迷うところだ。これに対してErnst氏は、「臨床試験で使われた製品を使用するのが合理的な方法」とアドバイスしている。 ベルリン自由大学のカノウスキー博士は、痴呆症に対するEGb761の有用性を検討している。216名のアルツハイマー型および梗塞性痴呆を対象に、24週間にわたり行った。EGbの投与量は1日240mg。その結果、精神病理学の評価スケール、注意力・記憶力のスケールにおいても、プラセボに比べて有意に優れていた。
2004/04/11
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こんな調査結果がでました。薬は効く人と効かない人に別れますが、身体になくてはならないビタミンで効く人と効かない人に別れるとは。すべての栄養素が関わっていますので、ビタミンCとEだけを増やしてもだめということなのかも知れません。私の愛用している総合ビタミン・ミネラル剤は100%の人が抗酸化能力を上げることが厳しい臨床データで証明されています。ビタミンの種類、質により差がでるということなのでしょうね。*****************************************************************最新の『Diabetes Care』誌2004年4月号に掲載された研究論文で、これら抗酸化ビタミンには「効く人」と「効かない人」がいて、「効く人」には動脈硬化を予防する効果が確かにあるが、「効かない人」には予防効果がないか、悪化させることもある--ということが、米国とカナダの共同研究チームから報告された。動脈硬化が進むと、血管が細く、硬くなり、固まった血液が詰まりやすくなって心臓発作や脳卒中を起こすリスクが高くなる。動脈硬化を悪化させるのが活性酸素などによる酸化ストレス。悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が酸化され、それが動脈の壁にもぐりこんで血管を細くし、血液を固まりやすくする、というのが動脈硬化の進行パターンだ。これまでの動物実験で、抗酸化力の強いビタミンCとEはLDLコレステロールの酸化を抑え、動脈硬化が進みにくくなることが確かめられている。ところが、ヒトを対象とした臨床試験では、「効く」とする研究と、「効かない」あるいは「逆効果」とする研究に分かれていた。今回判明したのは、ビタミンCとEには効く人と効かない人がいて、体内で赤血球のリサイクルを行っている「ハプトグロビン」というたんぱく質の遺伝子タイプがそれを決めるということ。ハプトグロビン遺伝子には1型と2型がある。私達は父親と母親から一つずつ、遺伝子を受け継いでいるので、組み合わせは1型が二つ(1/1型)、2型が二つ(2/2型)と、1型と2型を両方持つ1/2型の3通りになる。報告では、1/1型の人(1型のハプトグロビン遺伝子をペアで持っている人)は、抗酸化ビタミンの摂取で動脈硬化の進行を予防できた。一方、1/2型(1型と2型のハプトグロビン遺伝子をもつ)と2/2型(2型のハプトグロビン遺伝子をペアで持っている人)では、動脈硬化の予防効果がまったくなかった。さらに、2/2型でかつ糖尿病にかかっている人では、抗酸化ビタミンをのむと動脈硬化の進行がかえって早まった。この研究のベースになったのは、抗酸化ビタミンの効果を調べた臨床試験の一つ、「WAVE」(Women's Angiographic Vitamin and Estrogen)。同試験では当初、抗酸化ビタミンは動脈硬化進行の予防効果がないという結果を出していた。しかし、最近になって「ハプトグロビンの遺伝子タイプによって、抗酸化ビタミンをのんだ時のLDLコレステロールの酸化されやすさが変わる」という報告があった。そこで、「WAVE」試験の研究グループは、ハプトグロビンの遺伝子タイプ別にデータを見直すことにした。「WAVE」試験は、動脈硬化のため心臓の動脈(冠動脈)が部分的に細くなった、約400人の閉経後の女性を対象としたプラセボ対照試験。くじ引きで2グループに分け、抗酸化ビタミン(ビタミンCとE)またはプラセボを5年間のんでもらい、冠動脈の太さ(動脈硬化の進行度)がどう変わったかを調べた。研究グループは、ハプトグロビンの遺伝子型がわかった299人について、年齢や血清コレステロール値、糖尿病にかかっているかどうかなど、動脈硬化の進行に影響するかもしれない因子でデータを補正。その上で、遺伝子タイプにより抗酸化ビタミンの効果が変わるかどうかを検証した。その結果、抗酸化ビタミンの動脈硬化予防効果は、1型遺伝子をペアで持つ人にしか現れないことがわかったわけだが、実は、ハプトグロビン遺伝子に1型と2型があるのは人間だけ。動物のハプトグロビン遺伝子には1型しかなく、「動物実験では必ず『効果あり』という結果になるのに、ヒトを対象とした試験では結果がまちまちになるのは、ヒトだけに2種類のハプトグロビン遺伝子があるためではないか」と研究グループはみている。だが、真の“悪玉”は、ハプトグロビンではない。ハプトグロビンは、寿命が尽きた赤血球を回収し、肝臓に届けて鉄分などを再利用する「赤血球のリサイクル係」として働いている。抗酸化ビタミンが効きにくい、2型のハプトグロビン遺伝子を持つ人では、リサイクル効率がやや低く、血中の鉄濃度が高いことがわかっている。この血中の鉄が、悪さをしているようなのだ。ビタミンCなどの抗酸化ビタミンを飲むと、鉄(酸化第二鉄、Fe3+)が還元されて、体内で酸化第一鉄(Fe2+)ができる。この酸化第一鉄は、LDLコレステロールを酸化する力が特に強い。つまり、2型のハプトグロビン遺伝子を持つ人の場合、血中の鉄分が多いため、抗酸化ビタミンを飲むと酸化第一鉄がたくさんできてしまい、かえって動脈硬化が進むという図式だ。ただし、「WAVE」試験では約300人分のデータしかなく、今回の結果が確実というにはやや弱い。幸い、欧米ではこれまでに「HOPE」や「HPS」など、数万人規模で抗酸化ビタミンの効果を調べた大規模試験が行われている。研究グループは、こうした大規模試験のデータを使い、ハプトグロビンの遺伝子タイプ別に結果を見直して、遺伝子タイプが本当に抗酸化ビタミンの効きを左右するのかを確かめるべきだと提言している。
2004/04/10
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2月14日の日記は、幼児期のテレビの有害性でした。4月4日の日記は、健康に悪いからテレビばかり見るなでした。さらに警告ともいえる提言が日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会からだされました。米ワシントン大学の小児科医らの研究グループは、幼児期のテレビ視聴は少年期の注意欠陥・多動性障害(ADHD)などを引き起こす危険性を高めるとの研究論文を米小児科学会の医学雑誌に発表していました。テレビの利用方法の見直しが迫られているのでしょう。ちなみに私はほとんど見ません。**************************************************************** 日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会より 最近,小児科医や発達の専門家から,言語発達や社会性の遅れがある幼児の中に,テレビ・ビデオ(以下,テレビと記す)を長時間視聴しており,テレビ視聴を止めると改善が見られる例があることが報告され,テレビの長時間視聴が発達に悪い影響を及ぼす可能性が指摘されています. 日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会では,乳幼児のテレビ視聴の発達への影響を検討するため,3地域の1歳6ケ月健診対象児計1900名について調査を行い,内外の知見と併せて検討しました.この結果,長時間視聴は1歳6ケ月時点における意味のある言葉(有意語)の出現の遅れと関係があること,特に日常やテレビ視聴時に親子の会話が少ない家庭の長時間視聴児で有意語出現が遅れる率が高いこと,このようなテレビの影響にほとんどの親が気づいていないことが示されました.現代社会は少子・核家族化,携帯メールやインターネットの普及などによって,家庭内でも会話が少なくなり,言語発達に問題をもつ子どもの増加が予想されます.乳幼児期は言語発達に重要な時期であり,テレビ視聴の影響について,親も社会も認識して対処していく必要があり,下記を提言します.提 言1.2歳以下の子どもには,テレビ・ビデオを長時間見せないようにしましょう.内容や見方によらず,長時間視聴児は言語発達が遅れる危険性が高まります.2.テレビはつけっぱなしにせず,見たら消しましょう.3.乳幼児にテレビ・ビデオを一人で見せないようにしましょう.見せるときは親も一緒に歌ったり,子どもの問いかけに応えることが大切です.4.授乳中や食事中はテレビをつけないようにしましょう.5.乳幼児にもテレビの適切な使い方を身につけさせましょう.見おわったら消すこと.ビデオは続けて反復視聴しないこと.6.子ども部屋にはテレビ・ビデオを置かないようにしましょう.解 説(1)小児科医,発達専門家からの相次ぐ指摘 言葉の遅れ,表情が乏しい,親と視線を合わせないなどの症状を抱えて受診する幼児の中に,テレビ・ビデオ(以下,テレビと記す)長時間視聴児で,視聴を止めると症状が改善する一群があることが,最近,相次いで報告されている1)~4).生後早期からテレビを見ていた子どもが多いが,幼児期になってからテレビに子守されたり,ビデオの反復視聴で半年のうちに症状が進んだ例もあり,長時間視聴の影響が危惧されている.(2)現代の乳幼児家庭のテレビ環境 乳幼児の発達へのテレビの影響を調べるため,2003年に3地域(首都,中核市,農村地区)の1歳6ケ月健診対象児の親に,子どものテレビとの関わりと発達に関する質問紙調査(無記名式)への協力を依頼し,回答を得た17~19ケ月児1900名について解析した(回収率は地域によって異なり,平均75.2%).1地域は15年前にほぼ同一の調査を行っている. 15年前に較べ,核家族化,テレビに親しんで育った親の増加,ビデオや大型テレビの普及,携帯電話やインターネットなどの出現を背景に,家庭や子どものテレビとの関わりは長時間と短時間への2極化が示され,見せ方にも多様化傾向が見られた.テレビ視聴時に親が子どもと一緒に歌ったり話しかけ,子どもが親に質問する家庭が増えていたが,長時間一人だけで見せている家庭もあった.(3)児と家庭の長時間視聴の発達への影響 視聴時間別に運動,社会性,言語の発達状況をみると,4時間以上の子ども(長時間視聴児)では4時間未満の児に較べ,有意語出現の遅れが高率であった(1.3倍).また,子どもの近くでテレビが8時間以上ついている家庭(長時間視聴家庭)の子どもで有意語出現の遅れの率が高かった.特に,長時間視聴家庭における長時間視聴児の有意語出現の遅れの率は短時間視聴家庭の子どもの2倍であった(図1).地域によっては,長時間視聴児に言語発達全般の遅れが認められた. 子どもが4時間以上テレビを見ている家庭,あるいはテレビが8時間以上ついている家庭では,食事中も食事以外のときも子どもにテレビを自由に見せている家庭が多かった.このような長時間視聴家庭では親の生活がテレビに偏って親子の関わりの時間や他の活動が少なく,長時間視聴児は子ども自身がテレビを見たがったり自分で操作したり,消すと怒るなどテレビ好きで,遊びがテレビに偏り易い傾向があると推察された.(4)児のテレビ視聴時の親の関わりの重要性 テレビを親と一緒に見ている時,乳幼児は好きなものが登場すると共感を求めたり,動作のまねをしながら親の顔をみたり,指さして質問するなど親によく働きかけ,テレビを契機とした親子のコミュニケーションが生まれる.テレビを見ながら,親が一緒に歌ったり内容について話す家庭の子どもは視聴時の反応行動が活発で,テレビで見た話の絵本を喜ぶなど記憶に残っていることが示唆された(表1). しかし,テレビ視聴時には,例え親子で一緒に見ていても,親の話しかけや親子が向き合って長く会話することが少ない.一般に大人はテレビがついていると頻繁にはしゃべらないし,相手の顔をみて話すことも少ないためであろう.従って,テレビが長時間ついていると会話が減少して言語発達の遅れを招き易い.事実,長時間視聴児は視聴時に親が説明するなどの関わりがあっても,視聴時に指さして質問するなどの親への働きかけは減少しないが,有意語の遅れは多かった(図2).視聴時に親が関わっても長時間の視聴は児に悪影響を及ぼす. 視聴時の親の関わりが少ない長時間視聴児では有意語出現が遅れる率が顕著に高く,そうでない児の2.7倍に達していた(図2).有意語の他,言語理解,社会性,運動能力にも遅れ傾向がみられた.従って,乳幼児にテレビ・ビデオを一人で見せてはいけない.(5)テレビを見せ始める時から,見たら消す習慣を 生後早期から見せ始めた子どもの方がテレビやビデオを見たがったり,自分でつけて見る率が高く,長時間視聴児が多かった.見せ始めるときから決まりを決めて見る習慣を身につけさせ,1番組見たら消す,ビデオを巻き戻して反復視聴を続けないようにすることが大切である.(6)子どもの言語能力は一方的に聞くだけでは発達しないことを認識すべきである テレビの健康影響について多くの親は視力への影響を心配しているが,言語発達への影響を心配している親は少なく,むしろ言葉や知識を教えるために見せている親もいた. しかし,乳幼児の言語能力は大人との双方向の関わりの中で発達する.赤ちゃんは2ケ月頃から機嫌が良い時によく発声するようになり,3ケ月頃には人の怒りや優しい声などを区別して反応する.やがて喃語(言葉を話す前段階の声)を発するようになり,8~9ケ月では聞き慣れた特定の言葉に反応したり,何か欲しい時に声を出して大人を呼んだりするようになる.この段階でも人との関わりが少ないと声の頻度や種類が少ないことが知られている. 10ケ月頃からは大人の行動やものと言葉とを結びつけて理解するようになって言語理解が進み,ものと自分の発する音とも結びついてくる.1歳6ケ月頃から大人の言葉を模倣するようになって語彙が急激に増加し,2歳になる頃から2語文を話すようになり,言語生活が確立していく.実体験を通して言葉を理解すること,子どもに分かり易く話しかけ,子どもの話をゆっくり聞いて応えることが大切である.今回の調査結果は映像メディアからの一方的な働きかけだけでは子どもの言語能力が発達しないことを裏付けている.(7)米国での対応 米国の小児科学会は,テレビや映画,ビデオ,テレビ・コンピュータゲーム,インターネットなどの映像メディアが,子どもたちの健康障害を引き起こす危険性を持っていることを指摘し,メディア教育の重要性について勧告を出した5)6).特に,子どもの脳が発達する重要な時期に人と関わりをもつ必要があることを重視し,「小児科医は,親たちが2歳以下の子どもにテレビを見せないよう働きかけるべきである.」としている.また,小児科医に対して,親に子どものメディア歴(メディアの使用時間や見せ方)を質問し,助言するよう勧めている.(8)臨床現場の危惧と親のテレビ観 長時間にわたって親の関わりがなく視聴している子どもには有意語出現の遅れの他,言語理解や社会性の遅れ傾向が見られ,親への働きかけが少ない様子が示された.この状態が続けば,親子のコミュニケーションが減退し,ますます親よりテレビへの関心が強まり,言語発達や社会性の遅れが進行して受診に至るのであろう.多くの小児科医がこのような子ども達の臨床経験からテレビと言葉遅れとの関連性を疑い,乳幼児のテレビ視聴に警告を発してきた.今回の調査でこのような危険性がある(子どもが4時間以上放置されてテレビを見ている)家庭は1.6%存在した. 他方,ほとんどの親はテレビを否定的には考えていなかった.多くの家庭は決まりを決めて親子で一緒にテレビを見ており,視聴時の子どもの反応や親に共感を求める可愛さ,親子の情緒的コミュニケーションの体験を肯定的に記載していた. しかし,乳幼児のテレビ・ビデオ長時間視聴には危険が伴うことを大人は認識すべきである.テレビ利用に際しては長時間視聴の制限と視聴時の親の関わりの重要性に留意するよう提言する. なお,乳幼児期のテレビ視聴の影響に関する研究は十分でない.今回示された言語発達への影響以外にも,さらに重大な悪影響が証明される可能性もあり,今後も検討を進める必要がある.(9)小児科医,小児の健康に携わる方へ a.子どもと家庭のテレビ・ビデオ環境を聞き,利用法を助言して下さい. b.長時間視聴の子どもからテレビ・ビデオを突然遠ざけることは難しいので,具体的方法を助言して下さい. ・テレビにカバーを掛ける.ビデオソフトはしまっておく ・コンセントからはずす ・タイムスイッチの利用 ・玩具や絵本を少し出しておき,テレビ以外のものにも関心を向ける ・テレビの無いところで遊ぶ時間を長くする ・子どもが部屋に入ってきた時にテレビがついていないようにする (起きたとき,外出から戻ったときなど) c.子どもに語りかけ,子どもからの働きかけに応えることの重要性を説明して下さい.
2004/04/09
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将来の老人病に関する米国内の予想は、悲観的なものですが、抗加齢医学によって、こうした予想は変わってくると思います。老化現象、生活習慣病は、身体が活性酸素との戦いに敗れた結果だ。(発掘!あるある大辞典第5巻)原因がわかれば、病気を予防し、老化を遅らせて若々しく、寿命を引き延ばすための最善の解決方法が必ず見つかりますね。かなりわかってきており、安全・安心に実践することもできる時代になりました。***********************************************************2020年までには、6,000万人のアメリカ人が関節炎で体が不自由になる2034年までには、社会保障の信託資金が枯渇する2050年までには、1,400万人がアルツハイマー病にかかるもし、加齢に伴う様々な疾患を予防したり発症を遅らせることができて、その上、元通り以上の健康体になることができるようになれば、私たちの将来は、上記のような予想とはまったく異なってきます。普段から運動を心がける一日最低5皿の野菜を摂るタバコを喫わない理想体重を維持することなどで、心臓病、脳卒中、糖尿病、関節炎、各種ガンにかかる確率は大幅に下げることができます。1998年のボストン・グローブ紙に掲載されたある記事には、「老人病には予防が最も効果的という説を裏付ける証拠はたくさんある」、とありました。未来の寿命動物実験で摂取カロリーを制限する食事療法を受けたマウスは、人間の歳に換算すると160歳まで生きることができます。この食事療法に抗酸化剤療法を追加すると、マウスの寿命は220歳まで延びます。
2004/04/08
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今年のインフルエンザはかなり少なかったそうです。病原ウイルスと特効薬との戦いは、限りなく続くいたちごっこ傾向になるようです。やはり、病気にならない1次予防に勝る治療なしだと思います。**************************************************************** A型インフルエンザの特効薬であるオセルタミビル(商品名タミフル)を子どもに使うと、約3割に薬の効きにくい耐性ウイルスが出現することが、東大医科学研究所の河岡義裕教授らの研究でわかり、6日に東京都内で開かれた日本感染症学会で報告した。オセルタミビルは、近い将来に人への感染力が強い新型インフルエンザが出現した場合の切り札となる特効薬としても期待されている。 河岡教授らは、A型インフルエンザに感染した14歳以下の子ども33人を対象に、オセルタミビルを3―5日間投与し、治療前と治療後のウイルスの変化を調べた。 その結果、9人のウイルスは治療後、オセルタミビルがウイルスに働く部分の構造が変化しており、いずれも薬が効きにくくなっていることがわかった。耐性ウイルスは、治療を始めて4―8日後に出現していた。今のところ、耐性ウイルスがどの程度の病原性を持つかなどはわかっていない。 これまでオセルタミビルの耐性の出現率は子どもで5%程度と考えられていたが、河岡教授は「今回の研究は3歳以下の子どもが多く、インフルエンザに生まれて初めて感染した場合、ウイルスが増殖する期間が長く、耐性が出やすくなった可能性がある」としている。 奥野良信・大阪府立公衆衛生研究所感染症部長の話 「治療現場では重症化を防ぐため子供には投与せざるを得ないのが現状で、大量投与につながっている。日本発の耐性ウイルスが流行するのではないかと心配している。投与の統一的な基準を作る必要がある」 (出典:読売新聞)
2004/04/07
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どこの病院に担ぎ込まれるかの運で、大きな差がでることがはっきりわかりました。もし、なったらどこ、と仮に決めていても意識がない場合が多いので希望も告げられません。日本全体の標準的な治療成績も積み重ねられていないし、科学的な裏付け十分な医療も行われていないようであり、全体のレベルが上がることを強く望みたいと思います。何事も予防に勝る治療なしで、しっかり的を射た予防をすれば安心だと思います。**********************************************************急性心筋こうそくで入院中の患者の死亡率が病院によって少なくとも3倍以上の差があることが川渕孝一・東京医科歯科大学教授らや、厚生労働省の研究班(班長、楠岡英雄・国立病院機構大阪医療センター副院長)の研究で明らかになった。患者の年齢や重症度の違いを考慮しても差はなくならず、治療内容の影響が大きいとみられる。川渕教授は経済産業省の補助金を受け、日本医師会と協力して99~01年に全国の36病院から急性心筋こうそくで入院した患者のデータを収集し、病院ごとの患者が入院中に死亡する率を調べた。死亡率の最高は67%、最低は0%だったが、川渕教授は患者の年齢や性別、高血圧の有無など19項目の重症度を考慮してデータを分析した。それでも病院間の死亡率の差は最大で約3倍に達した。一方、研究班は北海道から九州まで全国22の国立病院から、99~01年に治療した急性心筋こうそく患者計2007人分のデータを集め、治療成績などを分析した。その結果、患者が退院できずに死亡する率は最低3.6%、最高26.6%と7倍以上の差があった。死亡率の平均は12%だった。分析した国立病院機構大阪医療センターの是恒之宏(これつねゆきひろ)臨床研究部長によると、患者の年齢や重症度に病院間で大きな差はなかった。死亡率の差は、発症から病院到着までの時間の違いも原因として考えられるが、薬剤や人工心肺の使い方の違いなど治療内容や技術が影響していると考えられた。是恒部長は「これほど死亡率が違うとは思っておらず驚いた。従来、死亡率を比較する習慣はなく、初めて他の病院より死亡率が高いと気づいた病院もあった」と言う。川渕教授は「治療結果の差を指摘すると病状の差だと反論されることが多いが、病状が同じでも大きな差がつくことがはっきりした」と話している。【高木昭午、鯨岡秀紀】◇病院ごとに治療内容がばらばら生死が病院で左右される--。厚生労働省研究班などの調査で、病院によって大差があることが判明した急性心筋こうそくの死亡率。「医療は平等だ、といっても国民はもうだまされない」。専門家や医師たちからも、治療成績公開の必要性を訴える声が上がる。「病院によって患者の重症度が異なる」と成績比較の困難さを指摘する意見も少なくないが、厚労省研究班の調査では病院の方針次第で、治療内容が大きく異なる現状も浮かんだ。3月27日、東京都内で開かれた日本循環器学会。心臓病の専門医ら200人以上が集まったシンポジウムで、急性心筋こうそく患者の死亡率と病院の質をめぐる議論があった。「病院や地域で重症患者の割合が違うので、評価は難しい」「死亡率だけでの判断はよくない」。消極的な声が続いた後、虎の門病院(東京都港区)の山口徹院長が発言した。「各病院が成績を公開し、必要なら言い訳をすればいい」東京医科歯科大の川渕孝一教授も「私もいい病院に行きたい。いろいろ調べたが症例数が多いからいい病院とも言えない。医療は平等だ、といっても国民はもうだまされない。(病院の格差による)運、不運で命が決まっている」と訴えた。さらに「患者の重症度の違いがあっても治療成績を比較できるシステムを、国を挙げて作る必要がある。そのうえで厚労省は、頑張って成績を上げた病院や医師が報われる制度を作るべきだ」と語った。また、厚労省研究班の調査によると、急性心筋こうそくの患者の平均入院期間は最短の病院で15日。だが最長の病院では32日に達した。長くなる理由は重症度と関係なく、患者の退院直前に心臓の血流を調べる「冠動脈造影検査」の実施だった。検査に適した時期まで、病院が患者の退院を延ばしていると推定された。検査は患者にとってのメリットも少なかった。退院後に処方する薬もバラバラだった。原則として「ベータ遮断薬」という薬を出すべきだとされるが、実際に飲んでいた退院患者は22病院全体で25%。病院別では74%の患者に処方する病院も、5%にしか処方しない病院もあった。調査は99~01年の入院患者が対象で、研究班は結果を各病院に知らせた。03年秋の再調査では全体の入院中死亡率が平均で約8%となり、1回目調査の12%から改善された。ベータ遮断薬が処方される割合も患者全体の50%にまで上がった。国立病院機構大阪医療センターの是恒(これつね)之宏(ゆきひろ)臨床研究部長は「データを出し合うことで、他を見習って治療法を改善する病院が出た」と話している。(出典:毎日健康ひろば)
2004/04/06
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トクホとは厚生労働省特定保健用食品認定製品のことで、健康食品の中では一番効果があるものですが、医薬品と比べるとはるかに低い効果しかないことが発表されていました。医薬品並に効いて副作用のないものはないのだろうか。真剣に探せば、きっと見つかると信じています。****************************************************************機能性食品の“効き目”は一般に、医薬品より弱いとされる。では、実際にはどの程度の穏やかさなのか--。その疑問に答える研究の一つが、日本薬学会で発表された。研究を行ったのは、福島県立医科大学附属病院薬剤部と、帝京大学薬学部の共同研究グループ。「トクホ(特定保健用食品)の中には、医薬品と同じ作用機序を持つものがある。そうした食品から“関与する成分”を抽出し、医薬品成分と比較した」。研究を発表した帝京大学薬学部の白岩智子氏(写真左)はこう話す。白岩氏らが選んだのは、「血圧が高めの人」向けのトクホ。含まれているペプチド成分が、アンジオテンシン変換酵素(ACE)を阻害することで、血圧の上昇を抑えることがヒト試験で確認されている。同じ作用機序を持つ医薬品の降圧薬は「ACE阻害薬」と呼ばれ、多くの高血圧患者に処方されている。白岩氏らは、「血圧が高めの人」向けトクホ5商品の中から、店頭や通信販売などで入手しやすい3商品を選定。製品から糖質やたんぱく質などを除去し、血圧を下げる作用を持つペプチドだけを抽出した。一方、比較対照の医薬品として3成分を選び、うち、プロドラッグ(体内で代謝されてから作用を及ぼすタイプの薬)には、前処理を施してACE阻害活性物質へと変換した。対象としたトクホは、次の3商品。・カルピスの「アミールS カロリーオフ」・常盤薬品工業の「ラピスサポートα」・日本サプリメントの「ペプチドスープEX」 いずれも飲料タイプのトクホだ。一方の医薬品の降圧薬は、次の3成分を対象とした。・リシノプリル二水和物(商品名:ロンゲス、ゼストリルなど)・マレイン酸エナラプリル(商品名:レニベースなど)・塩酸ベナゼプリル(商品名:チバセンなど)研究グループはまず、試験管内実験で、ACE活性を50%阻害する濃度(阻害濃度=IC50)を測定した。結果は、「アミールS」が235nM、「ラピスサポートα」が140nM、「ペプチドスープEX」が100nM。一方の医薬品のIC50は、リシノプリルが3.5nM、エナラプリルがエナラプリラートとして2.2nM、ベナゼプリルがベナゼプリラートとして1.9nMになった。このことから、トクホ3品目は医薬品より、ACE阻害に必要なモル濃度が大幅に高いことがわかった。医薬品で最も阻害活性が低いリシノプリルと、食品で最も高い「ペプチドスープEX」とを比べても、約30倍の違いがあった。次に白岩氏らは、トクホと医薬品を「1日の摂取目安量(1日量)」だけ飲んだ場合、ACE阻害活性がどの程度になるかを計算した。すると、トクホのACE阻害活性は、製品によって差があるが、医薬品の100~1000分の1と、極めて弱いことがわかった。研究を指導した帝京大学薬学部医療薬学2講座の渡邊真知子助教授(写真右)は、「医療現場では、医薬品と同じ作用を持つトクホを飲んでも大丈夫か、医薬品と併用した場合にどうなるかなど、薬剤師を悩ます質問が多い。今回得られた結果は、そうした情報ニーズに答えるものになる」と話す。ただし、今回の研究は、あくまで試験管内実験に基づく分析によるもの。実際に飲用・服用した場合の吸収率などは考慮されていない。同じ作用を持つ医薬品と食品を併用した場合に、効果が足し合わせられるのか、打消し合うのかなどはまだ不明だ。
2004/04/05
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私は主要データはパソコンに入れていましたので、どこで受けようと関係はなかったですが、会社が変わっても、独立しても健康管理の重要なデータが一元化されることは歓迎されることだと思います。***************************************************************厚生労働省の検討会は、自治体や企業などによってばらばらに行われ、個人の健康管理に役立っていないとの批判があった健康診断について、データを手帳などに一本化して引き継ぐことを柱とした健康診断の指針案をまとめた。健康診断の有効活用はたばこ対策と並び、昨年施行された健康増進法の柱となる施策。法に基づく指針ができることで、健康診断の実施者に対しては、病気予防の事後指導の強化など、健康診断事業の改善が強く迫られることになる。健康診断は自治体や学校、企業、健康保険組合などが、多額の費用をかけて実施しているが、診断結果に基づく栄養指導や保健指導はあまり行われていないのが実情。指導に生かそうとしても、実施主体ごとに検査の方法や精度がばらばらな上、過去の検査結果などのデータの蓄積がないために、個人の健康状態や体質に合った適切なアドバイスができないとの問題があった。指針案では、診断結果や指導内容、服薬や予防接種、輸血歴などのデータは健康手帳などに記入し生涯にわたって活用することが、健康管理や病気の予防に役立つと強調。入学や転退職、引っ越しなどを経てもデータが健康診断の実施者に引き継がれ、情報を活用するのが望ましいとした。また、診断結果は通知だけにとどめず、適切な指導を実施するべきだとしており、地域と職場が連携した指導体制の構築を求めている。
2004/04/03
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国が国民の健康に真剣に取り組んでいないのは、自分自身の健康に無頓着だった官僚なので当たり前かも知れませんね。21世紀は『自分の健康は自分で責任を持つ』『自分の健康は自分で創る』ことに気がつく時代だと思いますので、行政頼り、人任せからの卒業をめざすことなのでしょうか。****************************************************************** 健康増進法の旗振り役である厚生労働省の東京・霞が関の庁舎が4月1日、1階の喫煙スペースを除いてようやく全館禁煙になった。同法は昨年5月に施行されていて、禁煙団体などから「示しがつかない」などと批判が出ていた。千代田区には路上禁煙の条例があるため、喫煙スペースは職員たちでぎゅうぎゅう詰めの状態。 同法は、他人のたばこの煙を吸わされる受動喫煙の防止を施設管理者に義務づけている。鉄道のホームから灰皿が撤去され、庁舎を全面禁煙にする自治体が相次いでいるが、官庁街で全面禁煙に踏み切ったのは厚生労働省が初めてという。各フロアにあった喫煙スペースを順次、撤去していった。 「合意形成に少し時間がかかりました」と生活習慣病対策室。愛煙家だった大塚義治事務次官は2月から禁煙を決行。禁煙ガムが手放せない毎日が続く。(出典:朝日新聞)
2004/04/02
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最近は喫煙が最大の死因、健康阻害要因だと解明され、様々な調査が行われていますね。喫煙年齢の低年齢化の深刻さが報道されていて知っていましたが、このニュースは初めて吸ったのが幼稚園女児だとは、驚きを通り越して背筋が凍る思いです。子供を喫煙者にする最大要因は親が喫煙していること、特に母親の喫煙影響は強大で、この園児の母親が喫煙者だと思います。先進国で世界一喫煙率が高く、世界一禁煙運動が遅れているのも、政府が国民の健康よりたばこの売上、税収を優先しているからです。節煙しても、低タールのたばこに変えてもリスクが変わらないこと、環境基準の5000倍の猛毒を撒き散らす他殺行為だということもわかりました。最大の健康阻害要因、死因とわかっている喫煙者の勇気には敬服しますが、いずれ何らかの理由でたばこをやめるケースが多いと思いますので、どうせやめるのなら早い方が絶対に得をします。上手に禁煙するコツ と私の禁煙経験を参考にして、禁煙に成功してください。**************************************************************************私が小児科医になったころは、小児がたばこを吸うことなど考えられなかった。しかし今は、喫煙の主役になってしまっている。第3回禁煙推進セミナーで、最初に登壇した静岡県立こども病院の加治正行氏は、喫煙の低年齢化の実態を示し、対策の緊急性を訴えた。加治氏はまず中高の喫煙率が上昇していることを紹介。1994年の研究報告(日本医師会雑誌、111;913,1994)と2000年の結果(2000年度厚生科学研究費補助金健康科学総合研究事業研究報告書、2001)を比較し、中高の毎日喫煙率が男女ともに上昇している事実を指摘した。たとえば高校3年男子では、1994年には20%だったものが2000年には25%を超えていた。気になるのは女子で、同じ高校3年では1994年に3%程度だったものが、2000年には8%近くまで急増していた。会場をどよめかせたのは、加治氏が地元の公立中学校全校生徒へのアンケート調査の結果をスライドで提示したときだ。「はじめて吸ったのは、いつですか?」と尋ねたものだが、そこには幼稚園との回答が一人、小学校1年が3人、小学校2年が二人、という具合に、低年齢化が進んでいる実態が示されていた。対策が急務と判断した加治氏らは、すぐさま行動に出た。2002年10月、静岡県立こども病院内に「卒煙外来」を開設。こどもの禁煙外来を手がけるものだ。開設当初は「どんな子が来るのだろうか」と多少身構えもしたという加治氏。現実には、受診するのは「ごく普通の子」ばかりだったという。「かつてのように、たばこを吸う子は特別な問題児や非行少年ではなくて、本当に普通の子が気軽に吸っている」(加治氏)のが実際なのだ。「卒煙外来」は、毎週金曜日午後で、初診時には医師の紹介状と予約が必要。受診対象は、こども病院であるため15歳以下の小児。保険適応はなく全額自己負担。初診料は6500円、再診料は650円。ニコチンパッチを処方する場合は、院外処方せん料プラス薬剤費(1枚約400円で通常14枚処方)。「卒煙外来」の一端はこうだ。ほとんどのこどもが保護者とともに来院するが、一緒に簡単に挨拶した後は保護者には診察室の外へ出てもらい、こどもと一対一で話すのを基本としている。ここで「君から聞いたことは、ご両親や学校の先生には話さない」と約束し、喫煙の動機、現在の喫煙状況を尋ねる。家庭や学校での悩み、問題点を聞いた後で、喫煙・受動喫煙の害や、妊婦の喫煙が胎児に及ぼす害について写真やスライドで説明する。ここでは「たとえ(君が)禁煙できなくても、こどもや妊婦さんのそばでは絶対吸わないように」と指導しているという。その後、たばこのパッケージに記載してある注意書きいついて説明。わが国で販売されているたばこは「あなたの健康のため、吸いすぎに注意しましょう」と書かれているが、同じたばこが海外で販売されるときには「喫煙が癌や心臓病の原因になることや周囲の人にも害を及ぼすことなど」の注意書き(警告表示)が記載されている点に注目する。この写真を見てもらいながら、こどもに英文を翻訳してもらい「SMOKING KILLS」の表現がどういう意味かを考えてもらうようにしている。海外で警告表示があるのに日本ではないことを指摘して、たとえば「製薬企業が副作用を隠して売っていることと同じじゃあないかな?」(加治氏)などと話すと皆がうなずいてくれるのだという。診察では、ニコチン依存が起こる仕組みも説明する。「君が禁煙できないのは意志が弱いからではなく、ニコチン依存という病気になっているからだ。病気だから治療が必要だし、治療すれば治ってたばこを止められるよ」と話すようにしている。その後、ニコチンパッチの使い方を説明し、希望すれば2週間分の処方(14枚)をする。ここまで1時間半程度の時間をかけているという。発表で加治氏は、実際の症例についても紹介。「卒煙外来では、特別なことをやっているわけではない。こどもを(たばこの害から)救いたい熱意があればできる。とてもやりがいのある仕事だ。なにも小児科だからできるというのではない。内科の先生にも参加していただきたい」と話し、最後にこう締めくくった。「大勢のこどもたちを救ってほしい」。(出典:MedWave)
2004/04/01
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