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という訳で、私にも利用カードが届きました。館長はわが娘で、私はIDが4番だそうです。一応読みますと、「本日より皆様のご希望にお答えして、2階に図書館ができました。カードを添えておきますので、みなさんのご利用をお待ちしております。」とのこと。その「図書館」はというと、教科書、読み物などと棚ごとに分けられ、さらに、本日のおすすめのコーナーもあって、数冊のお薦めの本の解説と読書を勧める言葉が書かれています。また、書架の空白を埋めるためでしょうが、高橋克彦の本や地域づくり関連などの編集長の本も何冊か並んでいます。しかし、どうして今回も図書館名が「羅須地人協会」なのでしょうか。東北を考える当ジャーナルとしては、嬉しい限りですが(29日の日記)。
2008.11.30
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先日のことだが、ふたたび登米市まちナビ(サイト)を手にした。今回の特集は「はっと」だ。最近登米市では、地元の食べ物である「はっと」で盛り上げようとしているそうだ。岩手県生まれの私も「はっと」は知っているが、子供の頃に食したそれは、粉も良質でなかったからだろうが、我が家について言えば、あまり美味いものではなかった。ちぎり方が悪いと中まで十分に熱が通らずに粉っぽかったりしたものだ。それでも、たまに夕食に出てくるのは楽しみだったし、ちぎるのに参加させてもらったりもした。こんなに美味いものを農民が食うのは御法度だ、ということから由来する名前だ、というのが一応定説になっていた。さて、まちナビの特集に戻るが、我ら登米市の郷土色として、デスティネーションキャンペーンのむすび丸君も登場して、紹介されている。今時店で出される「はっと」汁なら、本当に美味いだろう。面白いのは、9軒の店のメニューが写真付きで紹介されていること。丁寧に、どの写真も箸で「はっと」の一片を持ち上げてくれている。編集部の方のご苦労がわかる。各メニューの特長を紹介しているが、ニラ味あり、カニ味あり、モロヘイヤ、あぶら麩と合わせたもの、などなど、いやいや本当に美味そうだ。イベント情報も載っており、11月下旬に「はっと屋台村」(これは終わりました)、2月7日には中江中央公園で、その名も「全国はっとフェスティバル」がある。第5回を数えるようだ。これは素晴らしい。登米市のサイトにフェスティバルの紹介がある。全国から20種類以上の料理が集まるそうだ。(チラシでは20種類、市サイトでは30種類以上、とあるので、少ない方を採用。)全国と言っても岩手県くらいだと思うが、それはともかく、登米を中心にグローバルに開催するから、堂々全国フェスティバルと称して十分良いのデス。すいとん、ひっつみ、など共通性のある料理も登場するそうだ(そう言えば、それぞれの定義がよくわかりませんが)。知ろう、食べよう、伝えよう。われらが郷土食。うまい「はっと」を。是非行きたいですね。このフェスティバル。■関連 みやぎ観光情報の説明 宮城ふるさとプラザの説明 「はっと」って何(宮城県東部振興事務所) ホクトの説明 はっと類(岩手県)■関連する過去の日記 登米市出身の有名人と「まちナビ」(08年5月2日)
2008.11.30
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我が家にエコ宣言が張り出されました。冷蔵庫、ストーブ(ないのですが)、オーブントースター、カーペット、電気、TVなど、具体的に書いてあります。それにしても、なぜ、農作業協同組合とか、羅須地人協会なのでしょうか。やっぱり東北人の子どもです。
2008.11.29
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新聞が報じていたが、宮城県は07年(平成19年)の工業統計調査(速報値)をまとめた(県サイトの資料)。要点を拾うと、○事業所数 3458事業所 全国順位23位(前年同)。対前年4.1%の減少で、2年連続の減少。○従業者数 12万8632人 全国順位24位(前年同)。 0.4%の減少で、2年ぶりの減少。 ○製造品出荷額等 3兆5516億円 全国順位は27位(前年25位)。12.0%の減少で、4年ぶりの減少。○付加価値額 1兆1801億円で,全国順位は25位(前年26位)。7.0%の減少で、5年ぶりの減少。下半期の原油や原材料の高騰を受けて、県内企業が景気減速を懸念して事業縮小に動いたことを裏付けた格好。製造品出荷額を業種別にみると、石油・石炭、情報通信機械、金属製品などで前年実績を割込み。広域圏別では4圏域で増えたが、仙台、栗原、大崎で減少(読売新聞記事)。全国データを見てみる(経済産業省サイト)。製造品出荷額の堂々全国第一位の都道府県は、もちろん愛知県である。47兆円は実に全国の14%を占める。以下、神奈川、静岡、大阪、兵庫と続き、東北では、 福島 19位 宮城 27位 山形 28位 岩手 34位 秋田 41位 青森 42位である。宮城県と人口規模で類似する県では、 三重 11兆6千億円 9位 長野 6兆9千億円 18位 新潟 5兆2千億円 23位などと、宮城県の製造業の薄さは歴然としている。やや意外だったのは、 12位 栃木 9兆2千億円 13位 福岡 8兆6千億円と栃木が福岡を超えていること。埼玉(6位)、茨城(8位)などと比較しても、往年のイメージのせいなのか、意外と福岡県は少ない。少し前の統計を見る。平成元年。製造品出荷額で、1位から、愛知(33兆1千億円)、神奈川、大阪、東京、埼玉、静岡、兵庫、千葉、茨城、広島。11位以降は、群馬、栃木、福岡、三重、岡山。そして、東北は、23位福島、25位宮城、29位山形、35位岩手、39位秋田、43位青森。1980年(昭和55年)の統計。1位から、愛知、神奈川、大阪、東京、兵庫。1970年(昭和45年)の統計。1位から、神奈川、大阪、東京、愛知、兵庫、埼玉、静岡、広島、福岡。産業構造と国内配置の変化を反映している。いずれにしても、福島県を筆頭とする東北の工業の実力の低さは昔も今も変わらない。北上市の東芝工場の建設延期のニュースがあったが、これも昔から言われるように、外からの立地に頼る産業集積には脆さがある。たしかにそうだ。藩政期や明治期から殖産興業の伝統のある例えば北陸などの内発的な産業循環と比較して言われるけれども、しかし現状を嘆いたり、外来型を批判しているだけでは困る。藩政期の産業の起こりも、多くは外来型である。外来(あまりステロタイプに呼びたくもないが)を活かして内発(これも同左)の循環を呼び込む考えがあってもいいし、現在考え得る上策である。景気の情勢で東芝が延期すると、だから誘致策はダメだと言う人もいる。経済学者にもいる。しかし、そんな単純な議論では、物事は進まない。
2008.11.28
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この問題は、実は国際政治、地域経済、環境問題などさまざまな観点が輻輳したテーマで、分析すべき切り口も多角的だと思う。国内の各主体も、遠洋基地、買い付け商社、国内流通業者、飲食店、消費者などそれぞれ利益状況も異なる。宮城県民としては、塩釜や気仙沼の地域経済がどうしても気になるが、問題は広く森を眺めることも肝要だろう。もう少し報道を拾ってみた(要約は当ジャーナル)。◎毎日新聞 削減の背景には、主に日本向けの畜養による資源の減少がある。自然保護団体は科学委員会が勧告した漁獲枠半減が見送られたことを批判。さらなる削減が浮上するか。(26日東京朝刊)毎日のこの記事だけを読むと、今後の規制強化を示唆し、しかも乱獲の原因が日本の需要にあるように思わせる。自然保護や環境志向の視点からはこうなのだろうか。毎日は、25日の報道も環境志向のようなトーンだった。サイエンスの毎日、か。◎朝日新聞 25日の決定の報道では、回転ずしやスーパーで値段が次第に上がる可能性がある、とまとめており、消費者の立場、というところか。◎産経新聞 「主張」として、2割削減は「前進」として、東部大西洋と地中海のクロマグロは乱獲で資源減少の危機にあることから、多少消費者にとって値段が上がっても長い目でみて必要な措置であると解説。また、乱獲の要因として一大消費国日本への輸出を上げる一方で、調理の面倒臭さから日本の魚食文化も転換点にある中マグロが人気を保つのが、切り身で売られる手軽さだとしたら寂しいから、今回の決定を契機に賢明な魚介類の消費のあり方を考えよう、と結んでいる。 最後の点はどういう主張なのかよくわからない。いずれにしても、他紙も含めてだが、地域経済の視点はほとんどないようだ。基本的には、資源管理論と消費者の視点。「産経抄」(27日)でも、三島由紀夫とトロの話を引き合いに出して、消費者の視点を述べている。要は、日本人に馴染みのマグロも縁遠くなるか、というだけで、深みはないのだが。■関連する過去の記事 クロマグロ漁獲枠削減問題を考える(続)(08年11月26日) クロマグロ漁獲枠削減と宮城(08年11月26日)
2008.11.27
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読売の記事では次のようなことを記していた(宮城県内版)。------------気仙沼を母港とする遠洋マグロ漁船は42隻。うち、9隻が東大西洋に出漁。日本の漁獲枠をもとに、1隻50トンの割当を厳守してきた。東大西洋に3隻の遠洋マグロ漁船を出している気仙沼市の会社では、これ以上漁獲枠が削減されると採算が合わない、漁獲枠を守っている我々が守っていない連中と一緒に減らされるのは納得できない、と憤る。資源の枯渇問題は、海外の大型巻き網船の一部が、幼魚を根こそぎ捕獲する違法操業が背景にあるという。日本漁船は300kg前後の成魚を取るが、大型巻き網船は数十kgの幼魚まですくい取って、幼魚は生け簀で大きく育てて(蓄養)、出荷する。大型巻き網船が幼魚を乱獲するために、資源の枯渇を招く。一方で、高値で売れるクロマグロの漁獲枠削減は、1隻あたり5千万円の売り上げが減り、単価の安いメガチやキハダの漁に回るなどの選択を迫る。しかし、インド洋と並ぶ漁場となっている太平洋でも、マグロの漁獲規制強化の可能性があり、12月の中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)年次会合の結果次第では更に厳しくなる。そこで「減船」が現実味を帯びてくる。90年度に160隻以上あった気仙沼の遠洋マグロ漁船。造船所、鉄工所、舟問屋などマグロ漁船関連の産業も多く、減船となれば地域経済への影響も深刻だ。------------同紙の全国ページには次のような解説が東北総局のクレジットで出ていた(当ジャーナルまとめ)。------------ICCATが地中海と東大西洋のクロマグロの漁獲枠を11年に08年より35%削減することを決めた。国内在庫が豊富で価格急騰は避けられそうだが、我が国の年間消費量4.4万トンの6割を供給する海域だけに、消費者、漁業者、外食、小売店などに波紋が広がる。国内在庫は9月末現在、例年の1.2倍の1万8千トンと推測され、水産庁も急激な値上がりはないと見る。また、国内養殖も盛んになり出した。従来は地中海沿岸の蓄養業者に技術指導して輸入してきた大手商社を中心に、国内養殖事業に参入する動きが相次いでいる。国内養殖生産量は06年度3500トンから、09年度8000トンの見通し。高品質で安定的な確保が狙いで、漁獲規制や原油高などでコスト的にも釣り合うようになってきた。双日は長崎県松浦市で養殖事業を始め、10年末に年間180トン、4年後に400トン。輸入最王手の東洋冷蔵は長崎県対馬市で養殖事業に乗り出し、11年に100トンを計画。他方、遠洋マグロ漁船基地の気仙沼港では、船主が苦悩。太平洋のメバチの漁獲規制の可能性もあり、すでに90年度の4分の1にまで減った気仙沼のマグロ漁船は、後継者不足や燃料高騰の影響や船の老朽化の問題もあり、「減船」が現実味を帯びている。------------養殖事業などの動きと対比してみると、気仙沼経済の痛みが一層際だつように思われる。ためしに、論調が違うかと思って長崎新聞のサイトを訪れたが、何の記事もなかった。やっぱりこの問題にもっともセンシティブなのは、宮城だろうか。(用語)蓄養 マグロ幼魚を海に設けた生け簀で半年程度えさを与えてトロ部分を増やす。稚魚を数年かけて育てる「養殖」と区別される。■関連する過去の記事 クロマグロ漁獲枠削減と宮城(08年11月26日)
2008.11.26
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東大西洋のクロマグロそう漁獲枠を、09年、10年に2割づつ削減することがICCATで合意されたとの報道。科学的知見に基づき大幅削減を主張する日本や米国と、漸減案のEUとの対立を経て合意されたもの。合意に際して、EU加盟国による違法操業を踏まえて、まき網漁船の監視強化などの資源管理方策も決定された。三陸沖など近海マグロで日本を代表する塩釜、遠洋マグロ基地の気仙沼などを抱える宮城県には影響が必至だ。削減幅が予想したより小さかったとの安堵の声や、欧州勢の監視強化を勝ち取ったことで日本の対外姿勢を評価する声もあるようだが、もともと漁獲管理に厳しく望んで来ただけに、国の姿勢に不満が多かったようだ。TVにも塩釜の「しらはた」さんが出ていたが、漁獲枠削減で近海マグロも値上がりが避けられない。輸入冷凍マグロが減れば、東京の業者が生マグロを買い付けに来て仕入れ値が上がるおそれがあるという。また、遠洋基地の気仙沼では、働き口がなくなることを心配する。クロマグロ船がインド洋にまれば、今度はミナミマグロ船が減り仕事がなくなり、台湾など外国船に回って行かざるを得ない、という。仙台市内の和食店などでは、大西洋の輸入冷凍ものが減少すれば、近海ものに頼らざるを得ないことになり、単価高になる懸念。水産庁は短期的価格に影響はないとするが、宮城県ではさまざまな影響が生じそうだ。
2008.11.26
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仕事の移動中にTBCラジオで聞いた。宇佐元恭一の歌。宮澤賢治の詩をそのままにメロディーをつけたようだ。歌ははじめて聴くが、宇佐元恭一の名は、ずいぶん前に聞いたような記憶がある。はっきりしないが。早くも傾きかけた午後の陽に照らされた黄色い落葉樹林を眺めながら、思い出そうとしたが、無理だった。宮澤賢治評はそれこそ星の数ほどあって、私も実はよく理解していない部分が多いと思うが、雨ニモマケズは、小学生の頃から知っていたからかもしれないが、今でもかく在りたいと思う言葉、大げさに言えば人生訓だ。処世の術とかではなくて、人生訓。人生なんてこんなものだ、と笑い飛ばすような外側の顔を取り去って、また、人がこういったら感性的に反応してしまうという、世の中生きている相対的な在り方からくる夾雑物も取り除いて、透明で絶対的な世間の自分を考えた時に、かくありたいと思う自分。小学生からそれは変わらないから、結局進歩していないということ、か。
2008.11.25
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子どもの学習教材に書いていた。縄文時代の人はどんな言葉を喋っていたか。古典文学や各地の方言、言語学から推理して考えられたものだそうだが。イネバ(母は)バクボ(かごを)タアニ(手に)クリボ(くりを)イピリプラム(拾います)アバ(私は)アカキ(赤い)コロモボ(衣が)コノミブム(好みです)今の日本語と言葉の順番や音がよく似ている。縄文時代の言葉は北と南から伝わった言葉が混ざり合ってできたと考えられている。○北方民族の言語とは、言葉の順番の決まりが似ている。○南方民族の言語とは、現代日本語と音が似ている。とのことだ。学習教材だから、研究成果をわかりやすく解説するのが狙いだが、半面で教材であだけに、学説状況を偏りなくモデレートに伝える姿勢もあるだろう。そこで引用されている崎山理の名から調べてみた。文法は北方の原ツングース語、語彙は南方の原オーストロネシア語とみるのが、崎山らの見解で現在の日本語起源論の一応主流のようだ。他には、アルタイ語起源説、大野晋のタミル語類似説など。調べているうちに、青森銀行の協賛?サイトで三内丸山の解説があり(このサイトです)、縄文の言葉というコーナーがある。監修が崎山理先生となっている。■関連する過去の記事 東北縄文人はどこから来たか(08年11月23日) ミトコンドリアDNAと日本人の起源(07年11月4日) 縄文人と弥生人(07年6月5日)
2008.11.24
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ミトコンドリアDNAの解析によって、日本人は決して均一ではなく、大きく2つのグループに分かれる。その1は中国大陸、韓国、アメリカインディアンと遺伝的に近く、その2は東南アジア人に近い。縄文人の頭骨からDNAを抽出した結果、縄文人と近世アイヌは、現代日本人とは系統的にかなり異なり、縄文人は、現代のマレーシアやインドネシアなど東南アジア人と共通の遺伝的起源があることが明らかとなった。(国立遺伝学研究所宝来助教授の研究)また、家族内だけで感染する成人T細胞白血病ウイルス(ATLウイルス)の分布を調査すると、もともと日本列島にATLウイルスキャリアであった先住民がいたところに、大陸からノンキャリア集団が渡来し勢力を拡大、日本人の主流を占めるに至った、との仮説が立てられている。現在、北海道のアイヌ、琉球人、九州や東北の一部、隠岐島などにATLキャリアが高い確率で存在するのがその証拠である。(京都大学日沼名誉教授の研究)さらに、人間に随伴するイヌの移動パターンからもこれは裏付けられる。縄文人は犬を友として葬ったが弥生人は食料とした形跡さえある。これらの研究から、まず東南アジアから縄文人につながる人々が移住し、日本列島の全体に広がった後、大陸から渡来した人々と混血していった、と思われる。『古代史発見シリーズ2 謎の東北王国・三内丸山』1996年、学習研究社 から■関連する過去の記事 ミトコンドリアDNAと日本人の起源(07年11月4日) 縄文人と弥生人(07年6月5日)
2008.11.23
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ただいまPCを覗いたら、当ジャーナルのアクセスが、140001でした。ISOの環境規格みたい(あれは14001ですか)。懸案のPC不調もスッキリし(たぶん)、ついでに子どもの鉛筆削り器も修理してあげたところです。14万人目のvisitorは140000 2008-11-22 11:03:54 *.plala.or.jpさんでした。ありがとうございます。
2008.11.22
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今日は岩手や青森や大雪だったとか。仙台は昨朝は薄化粧で、今朝もちらついた。MVPに岩隈。素晴らしい。どうも最近PCが不調で、短い日記しか書けません。明日から巻き返します(宣言)。
2008.11.21
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昨日今日はどうも考えられないニュースだらけ。厚生事務次官OBと家族が連続して殺傷された事件。年金担当の高官を狙ったとも見られ、卑劣なテロの疑いも。警視庁の幹部が、茨城で飲酒運転で当て逃げ。この幹部が2年前に飲酒運転根絶の担当者として発言している様子がTVで流れて、本当に情けなく、恥ずかしく、やるせない。ラジオでは、飲酒運転被害者の会の方がコメントしていたが、人間の本性を見透かしたような穏やかな話し方だっただけに、この警察官の愚行が浮き立つ。北海道では高校生が大麻を自宅で栽培。この高校の先輩と校内で取引もしたとか。大学生や高校生などに、どうやら現在かなり蔓延しているようだ。元大阪府議の弁護士が悪さをして海外に逃亡。そうかと思えば、偽メール事件の元代議士が自殺未遂とか。仙台では、若林区の刑務所北側の道路で、自転車で通行中の若い会社員が何者かに目を刺されて重体。衝撃的なニュースだ。TVニュースで画像を見たが、私も先日通ったところだ。刑務所の鈍い赤い壁と、刑務所内作業の成果物を展示する施設の看板が見えた。あそこだ。静かな住宅地を凶器が切り裂いた。世の中狂っている、と内心叫びながら、心のバランスを求めて、明るいニュースはないか、と東北各紙をのぞく。しかし、どのサイトでも普段にないような出来事が躍っている。定額給付金を市町村任せにするのに地方の反対の声。当然だ。無責任と批判される麻生総理も、厚生次官OB事件のため朝の散歩は自粛するそうだ。青森県内の新聞社記者が他者の記事を盗用。やけくそに明るい話題を書きたいので、焼きそばの話題。福島民報に出ていたが、浪江町の有志が「太焼きそば」をB級グルメとして全国に発信していくそうだ。写真を見たが、何ともシンプルで飾りのない料理。でも、素朴で味わいがあるに違いない。50年前に労働者のために提供されたのだそうだ。いいですね。オンリーワンの地域色。がんばれ、浪江やきそば。ちなみに写真を見て、私のオリジナルおだずま流B級グルメを思い出した。若い頃によくやったのだが、スパゲティをゆでたら、そのまま佃煮ノリを絡めて食べる。しばらくぶりにやってみるか。それにしても、世の中おかしい。寝ます。
2008.11.19
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問題と言うほどではないが、群馬県と茨城県がそれぞれ西と東から境を接する寸前までせり出して、その間にあるのは谷中湖だから、首都圏から北関東を通じて奥州に至るには、埼玉→茨城→栃木、と進むか、埼玉→群馬→栃木、と行くか、いずれかになる。日光街道(奥羽街道)は古河を通るので、前者。高速の東北道は後者、ということになる。■関連する過去の記事 東北自動車道と群馬県(07年4月23日)前回の記事より目新しい話はないが、一般に、4つの自治体(国)が領域を1点で接し合う場合、あり得るのは、(1)平面座標のXY軸の交点(原点)のように接し合う、(2)顕著な山や湖なの境を接する、などが考えられる。(1)はアメリカの州にありそうだ。(2)は、山の裾野や湖岸を以前から周囲の4地域が領有していて、境界を明確にしようとする時に、山のピークや湖の中心を境界と定める、などの事情が考えられる。ところで、例の群馬・茨城ボトルネックには、さらに近くに千葉県(野田市)もググッと角を伸ばした形で近接している。越谷、春日部など由緒ある街道沿いの町と関係も深いと思われ、また、水戸に至るまでの街道筋との関係など、藩政時代からの変遷を勉強してみると、相当面白そうだ。
2008.11.16
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こんな調査もあるのか。秋田さきがけ新聞のweb版を読んでいたら、冬タイヤの装着率が秋田県では38%との記事があった。NEXCOの調査で、東北6県の高速道路で10日に行ったそうだ。秋田県内では東北自動車道十和田IC、秋田自動車道の秋田南IC、横手ICで調査を行い、通過する車の冬タイヤ装着率を調べた。結果は十和田IC43%、秋田南IC31%、横手IC47%とのこと。我が家では先週の土曜日にタイヤ交換を済ませた。そして、明日は早朝から遠出することになっている。北には行かないが、それにしても秋田の装着率は結構高い。わが宮城県ではどうなのだろうか。
2008.11.14
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井戸知事の発言について昨日は記したが、こちらはもっと直接に気持ちを表明したのだろう。仙台市立の高校は共学化を推進しながら、別学を廃止するのは選択の機会を奪うと県教委の姿勢を批判。共学化問題については以前に当ジャーナルでも存分に取り上げたから繰り返さないが、梅原市長は相当に感性をストレートに表明する方のようで、ユニークだ。今回の発言自体を取り上げてどうこういうつもりは全くない。政治的意図や政策的意思とは別の、おそらく古人としての率直な考え。県教委の方針、つまりヨソのことだからこそ、自由に物を言う。あえて大胆さを狙ったというのでもなく、素直に語っただけ、なのだろう。こんな率直な政治家もおられるということだ。そろそろ1期4年間の市政の評価が気になるところ。
2008.11.13
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昨夜から井戸知事の「関東大震災はチャンス」発言が問題視されている。午後8時台の釈明会見でも反省の色無し、などという報道ぶりだ。だいたいの論調は、司会者が「信じられない」「死んでも良いと言われたようだ」などと失言ぶりを非難するものだ。しかし、井戸知事の主張の真意は誰でも分かるし、それ自体を批判する論調は見あたらない。つまりは、言葉が過ぎた、ということなのだが、それを殊更に批判して見せるのはどういうものだろうか。知事たる人物には言説も完璧であらねばならない、という前提なのか。TVは結局のところ、弱き一般人民の目線からして異常だネ、おかしいね、と言って煽るだけなのだ。一般大衆の感性に訴えていれば済む、という程度だろう。震災と関西経済のあり方など真剣に議論して十分に値することだろうし、仮に発言自体を問題視するとしても、真意をそっちのけで「言葉狩り」的なコメントに終始するのは、実は視聴者としても軽薄な報道で情けない、と思うのではないだろうか。発言が軽率だという点は同感だが、政治家の発言の実体政治(実体経済のパクリ)に及ぼす影響を考えるならば、二転三転する麻生総理の発言の方が数百倍も問題だ。朝のヘッドラインにわざわざ並べて問題視してみせるだけのTVジャーナリズムに、情けなさを感じる。私だけか。
2008.11.12
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追加の経済対策の目玉とされている総額2兆円の定額給付金が迷走している。昨日の麻生総理の話では、所得制限を法律で定めると面倒で時間が掛かる、高額の人の中には給付について色んな考えもあるだろうから、むしろ自発的に辞退して貰うという方が公平だ、などの趣旨のようだった。私は、まったく理解できない。恩恵を与えるとはいえ、税に関する根本的な事項を法律で定めないという無責任さ。実務を担う市町村側の反発に配慮したものだと見られているが、それは当然のことだ。いかに事務が繁雑とはいえ、(1)立法事務については速やかに与党政府で進めるべき事だし、(2)本当に必要と考えるなら立法で市町村に義務づけするのが筋である。もっとも当ジャーナルとしては、定額給付の効果を否定しないが、極めて限定的であって政策としては愚の部類に属していると考えている。要するに、地方自治体の受け止めも含めた世論の風を読んでいるだけだから、こうなのだろう。麻生総理は言説自在で、発想も柔軟だと思われている。しかし、かなりウワベだけ、という印象が定着しているのではないか。残念ながら。100年に一度の金融災害というならばこそ、腰を据えた経済対策を打つべきだ。立法が煩雑だから、という説明に正統性を感じて喋っておられるのか、本当に。そんな馬鹿げたことに国民が拍手喝采を送るとお考えか。一国のリーダーの真剣さを示した、と自賛しておられるか。
2008.11.11
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戦国時代には歴戦の老将による体験談として、武偏咄(ぶへんばなし。武辺話とも)が大いに奨励された。若い侍が実戦に臨む心がけを学ぶ貴重な場として重宝されたそうだ。『武攻雑記』によると、伊達政宗家中の曽根内匠は歴戦のつわもので、その武偏咄は具体的で教訓に満ちていた。ある時、政宗の子忠宗が曽根内匠の武偏咄の最中に席を外したとの噂が政宗に届いた。政宗が忠宗を呼んで質すと、小用に行ってまいりました、と。政宗は怒って、扨々(さてさて)武士などと申すものは武偏咄を聞きかかりては居尿(いばり)をたれ候も覚えぬものにて、ぜひ小用仕度く候えば其のまま居尿をしてなりとも聞くものにて候と叱り飛ばした。小便を垂れ流してでも聞け。いかに武偏咄が大切にされたかを物語るエピソードである。(小和田哲男『日本史おもしろこぼれ話』三笠書房、1991年 から)曽根内匠とは、武田軍団に仕え、政宗が敵とした芦名の軍師でもあったようだが、仙台史上ではさほど知られていないように思う。
2008.11.10
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宮城スタジアムについて記すのは相当久しぶりになった。ワールドカップ日韓大会の決勝リーグでは雨のトルコ戦に敗れ、メジャーな競技大会や球技の試合も少なく、無用の長物視され、宮城県の財政逼迫の原因としてやり玉に挙げられるなど、実に旗色の悪い施設だ。今回、4年ぶりのJリーグ公式戦だが、ベガルタ仙台もここで勝ったことはない。J1昇格の正念場となる今日の試合。勝って山形を追いかけたい。ベガルタもだが、もう1つの主役である宮城スタジアムにとっても、是非今回はスッキリ勝って欲しかった。ジンクスの尽きまくった宮城スタジアムに、何としても名誉を。寒い一日だった。観客2万3千人台は、ちょっと少なかったように思う。それでも、黄金の応援が鳴り響く坩堝(るつぼ)の様は、久しぶりだ。影の主役であるスタジアム君も、嬉しかったに違いない。久々に訪れた歓喜の渦。あとは、画期的な勝利を待つだけだった。私はサッカーのことは詳しくないが、前半の菅井の先取点は見事な連係プレーだった。しかし、後半は選手の足が止まっており、流れが全く感じられなかったように思う。ほとんど広島にボールを支配されていた。俺のせいか... いつまでも絶えない仙台の応援を支えながら、スタジアム君は、思っていたに違いない。何とかあと1点取ってくれ。危ない場面を林のセーブで何度かしのいで、同点で後半を終える。内容的には負けてもおかしくないパフォーマンスだったと思う。そして、山形は快勝。仙台はどうしても勝ち点3が必要だったのだろう。宮城スタジアムで、不敗神話ならぬ無勝伝説が、破れない。ああ、久しぶりで俺もスタッフも頑張ったのだけれど... 傾きかけた秋の夕陽を背にして、スタジアム君も嘆息に暮れた、と思う。
2008.11.09
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朝晩はだいぶ冷えてきました。スズメたちと一緒に庭をチョンチョン歩いているこの野鳥君。大きさはスズメと同じ程度。カワラヒワでいいのでしょうか。スミマセン。どなたか御教示を頂ければ。
2008.11.08
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オバマ次期大統領を祝福して盛り上がる(昨日の記事参照)のは、いわき市小浜町だけではなく、二本松市にも OBAMA があるそうだ。毎日新聞の記事。----------二本松市小浜鳥居町には、福島交通のバス停「小浜」もあり、住民たちは新大統領に親近感を寄せている。市立岩代図書館(同市小浜藤町)では「『なぜオバマが選ばれたのか』と題した特設コーナーの設置を検討する」(大内正人館長)という。----------なるほど、単なるダジャレフィーバーでなく、真剣に考えるという素晴らしい取組です。
2008.11.07
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バラク・オバマ氏が次期大統領に決まった。アフリカ系の大統領が誕生するとは、時代も変わったと正直感じる。米国の庶民が涙する映像をみると、そのエポックメイクが実感として伝わる。しかし、人種の属性だけに注目するのも、実は氏に失礼な話だ。優れた能力があるだろう。金融危機をはじめとした国際経済政策、アジア外交などに手腕を大いに期待したい。ところで、早速福井県小浜市では市長が記者会見して、特別名誉市民の称号を贈ることを表明したという。開票に合わせて勝手にフラダンスで盛り上がる市民の絵も報道されて、何だか相当なフィーバーだ。本来なら生の政治的事柄に行政が関与するのもどうか、とは思うが、他愛ない国際交流の一環、いやむしろ小浜市の知名度アップのしたたかな戦略か。ただのダジャレだけに、盛り上がれるだけ盛り上がって欲しい、とも思う。小浜市だけではない。長崎県雲仙市の小浜温泉でも、ステージを設けて盛り上がったのだそうだ。そして、東北でも。いわき市小浜町の小浜漁港の食堂では、生シラス丼を200円引きの500円で提供しているそうだ。「小浜」の名の漁港は全国に何カ所かあるが、「おはま」(鳥羽市)、「こはま」(島根県)などもあり、福井県の小浜漁港はもちろんバリバリの OBAMA である。県管理の第三種漁港。そして、いわき市も第一種ながら堂々と OBAMA 漁港である。すばらしい。ところで、福島県の漁港は10港だそうで、意外と少ないものだ。そのうち2カ所ある第1種漁港の1つが、この OBAMA だ。県北部海岸がリアス式の宮城県の場合は、何と142港もある。うち、第1種は115カ所。ちなみに、岩手県は111の漁港で、同県のサイトには、長崎、北海道、愛媛、宮城、鹿児島に次いで全国第6位の規模、漁港密度(海岸線/漁港数)は、約6.4kmに1港となっており、宮城県についで全国第2位となっています、とある。ということは、この漁港密度なる指標は宮城県が全国第一位ということだ。話は戻るが、いわき市の小浜漁港は、6月14日の岩手・宮城内陸地震の際に、岩場で釣りをしていて地震の落石で海へ転落し死亡が確認された場所が、このいわき市小浜町だったようだ。改めて地震の威力を思い起こし、犠牲になられた方の御冥福を祈る。とにかく、今回の OBAMA Fever だ。何の偶然にしても、名が知られるのは良いことだろう。がんばれ、盛り上がれ、いわきの小浜町。初来日で大統領が訪問してシラス丼を食うなどしたら、最高ですね。
2008.11.06
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4日の朝日新聞(県内版)に、「お釜は『共有財産』」との見出しで、お釜周辺の市町村界は確定していないが、むしろ周辺自治体は共有財産として共同で盛り立てようと意識している、との記事があった。たしかに、川崎町のサイトの地図(かわさきマップ)では、お釜も町域の一部のように見える。蔵王町の蔵王エリアマップでも、お釜は蔵王町の区域のようだ。いずれにしても、共同で盛り立てようとの意識はすばらしい。自然にもともと境目などないのだから。私自身は、お釜は七ヶ宿町ではないかと実は思っていた。というのは、蔵王ハイラインを登ったところにある県営のレストハウスの所在地が七ヶ宿町と表示されている記憶があるからだ。しかし七ヶ宿町(マップ)では、お釜もレストハウスも特段に表示していない。奥ゆかしいというべきか。ちょっと検索すると、レストハウスの位置を、蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林内とするものと、七ヶ宿町刈田岳国有林地内とするものがある。たぶん後者が正しいと私は思うが確信はない。ともかく、蔵王にも観光客にも市町村境は関係ないから、山形県も含めて、周辺みんなで盛り立てましょう。ということで。
2008.11.05
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会計検査院の指摘した「公金不正問題」を鬼の首のように土曜の朝刊一面に取り上げた読売の姿勢を、私は、この季節柄、財務省に担がれて地方バッシングの片棒を担いだようなものだろう、と喝破?した(読売新聞と東北(10月21日))。ところで、その読売が30日には、「『予算使い切る』官の悪弊」と題して、預け金が横行する背景には確保した予算を全て使い切るという悪弊がある、と解説している(30日付け「スキャナー」)。国の担当者が使い切りを助長したような実態も報じており、読売も多少改心したか。いや、これでもまだまだ片面的な見方に過ぎず不十分である。私は、地方自治体の使い方に問題があることは否定しない。出元が国費だとしても、自治体の予算として編成され、自治体の公金として公の事業に支出されるのだから、常に厳格に運用されるべきで、国の使途指定を含めて関連通知に従って実施されなければならないことは当然である。しかし、問題の本質はそこではない。たしかに、これを契機に「裏で」「予定外に」自治体の財布を増やそうとセコセコやっていたのなら、国費の適正な使用という規律に反しており、許されないだろう。だが、予算使い切りは、国そのものの姿勢であり、半ば公然と、国と意思を通じて行われていたのだろう。もっとも「預け」などという不透明な手法を旧態依然かつ漫然と組織的に続行した地方自治体の幹部は責められるべきだが、国の地方整備局や農政局自身はどうなのだろうか。読売の最初の記事では、税財源の移譲を叫ぶ地方がこんな不正を働いているようでは分権も心許ない、というトーンだった。これぞ財務省の言いなりなのだが、問題の核心は、それこそ国の省庁の予算執行の実態そのものなのだ。決して地方の悪を弁護する気はないが、例えば国費を含まない単独事業ならば、事務費の使い切りはほとんどないだろう。逆に、職員数の削減や給料カットが、なぜ国では進まないのか。財務省は、国の方が夕張より厳しい、地方はまだまだムダが多い、と今でも言うだろうが、地方に許されない赤字国債を乱発しているから財政が厳しいのは当然である。そんな皮相的な解説に乗せられているようではいけない。今日(3日)の河北新報には、他県で露呈した補助金不正経理について内部調査は一切行わないとする村井宮城県知事の姿勢を解説した記事が出た(県内版)。おそらく、読売より遙かに実態を反映した解説だ。さらに、まだまだ手温い体質というのは、国にこそあるのだ。地方に「使い切り」してもらった方が事務処理上都合が良い。おそらくは、予算維持のために、自治体に使うよう指示している傾向が、相当根強く残っているだろう。節減や効率性など、どこ吹く風。地域経済の減速で市税が減少し、職員の給料をカットし、光熱費を削り込むような地方自治体のことだから、国費の「ユルユル」さは一種の有り難さだろう。これを可能な限り事務費に充てようとするのは、よくわかることだ。地方整備局や農政局が、今になって掌を返してあれはダメだ、という義理ではないだろう。ということは、地方に流すカネ以外に自らの直営の事業費や事務費についても、同様の意識で仕事をしていると容易に想像される。国営事業のムダが顕在化しないのは、大型投資に寄せる地方政治の圧力と、地方自治体が負担軽減のために国事業採択を望むことなどによって、構造的な理由があると思うが、それでも事業費や事務費の「使い切り」実態は、およそ地方自治体の比ではないだろう。入札の実態や落札率などを丹念に地方と比較すれば、おそらく相当無駄な実態が浮かび上がる。そして、何よりも整備局や農政局そのものの存在だ。地方への税財源の移譲(また道州制の主張の一部にも)は、これを廃止して、国と地方を通じたムダをなくそうというもので、明らかに理由がある。しかるに、道路、河川や農地監督の権限移譲でも抵抗を試みているのは、ご存じの通り。およそ自己改革のモチーフは働かないから、政治力しかないだろう。読売の2日の記事には、事故米の不正転売事件を受けて、農水省が業者救済のために150億円を投入しようとする姿勢を批判するものがある。30日の記事と同じ社会部だが、表示された記者名は異なる。この記事の指摘で重要な点は、端的に、農水省自身のずさんな管理体制(もっと根本には食糧管理体制に対する無責任体質)を、財政支出による救済でごまかそうとしている、との点だ。悪く言えば、自分たちの監督の非をカネで上塗しましょうネ、というもので、業者救済の名の下に責任を曖昧にするものだ。これほど公金の使い方として情けないことはない。政治的風向きを機敏に読んで、省益保持と組織防衛に抜け目がない。千円のカネも節約している小規模自治体の苦労を、むしろ見習って欲しいものだ。河北新報は、かつて「新・過疎時代」など地方の実態から国政問題を説き起こすテーマを非常に得意にしていた。宮城県民の私も誇りに思ったものだ。この際、地方の悪は悪として糾弾して良いが、さらに徹底して地方の行政と経済の隅々にまで血管のように行き渡っている国の関与を、丹念かつ大胆に抉って見せて欲しい。これこそ国民的視点というものだ。動かせるのは、政治でなければ、マスコミだろうが。
2008.11.04
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栗原市で大復興市が開催された。察するに、農産物の販売などをベースにした地元の物産向けの物産展を、今回は復興をテーマにしてとにかく盛り上げようと関係者の方々が頑張ったのだろう。宗さんと共に来場したかの香織さんが今朝の河北の写真に出ていたが、高清水のご出身だそうだ。一昔前はラジオでよく聞きました。そう言えば、狩野英孝は確か若柳だろうか。栗原に縁のある人は東京にも、勿論仙台にもたくさんいる。いろんな形で復興を支えております。
2008.11.03
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鳴子を訪れた。峡谷の紅葉を歩くのは3度目。子ども達も大きくなり、ずんずん歩いて自分でカメラを撮ったり。花淵山口から降りて、急に雨が強くなって、ほどなく戻った。それにしても観光客の多さ。47号線は岩出山からほとんど渋滞。仙台から車で3時間近くかかった。他県ナンバーが半数以上だろうか。たくさん来訪してもらうのは有り難いことだ。日帰り入浴は、川渡の公共系のT荘。案の定混んではいない。地元の方々中心だと思われるが、我が家も大座敷で昼寝。お風呂にも2度入って、帰宅は午後5時半。帰途にラジオでフランク永井さんの訃報を聞いた。ちょうど出身地と同じ大崎市を走っている時だから、偶然だったが。有楽町で会いましょう、君恋し、を代表作としていたが、私は山下達郎が作曲したウーマンを思い出していた。
2008.11.02
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31日朝に少年の声で電話があり、東北学院中高では、生徒を臨時下校させたとの報道があった。構内を捜索して安全だったそうだ。しかし愚かなことをするものだ。学生だろうか。子どもばかりではない。結婚式を挙げるのがイヤで式場に放火した大人の事件が先日報道された。情けない限りだ。
2008.11.01
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