“飲食店の勉強代行業”大久保一彦の勉強録

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2022.09.18

白露の連続講座　美味しいという感覚・感情の数値化　その13

カテゴリ：経営者のための連続コラム

白露の連続講座　美味しいという感覚・感情の数値化　その13

美味しいという感覚・感情の数値化
2　自分の味覚に自信を持てないから、世間の評判が大切
2-2　最初に学習して身に着けるおいしさ　グルメ食材
　おいしいという感覚を評価するにあたって、評価項目として機能するのが高級食材です。
私は、おいしさの採点項目に最初に加えられるのが、家族団らんの食事で出現する高級食材であることを見出しました。
小学生あるいはもっと早い時期のハレのシーンにおけるレジャー的な家族団らんの食事において、最初にご馳走に出会う可能性が高いからです。
　特に、ファミリー層のレジャーの“鉄板”（“おきまりの”と言う意味です）、回転寿司や焼肉はご馳走として、子供に根付く可能性が高いです。
そして、回転寿司や焼肉屋の品揃えの延長線にある高級食材は接触する機会も多く、無意識に高級食材に認識されて、より深く浸透します。だからこそ和牛や鮪や雲丹などはごちそうと認識されるのです。
皿に色があり回転寿司はわかりやすく、“金の皿”に本鮪の大トロ、雲丹などはより、早く子供たちに高級食材でおいしい材料だという認識が浸透するでしょう。
　したがって、ある程度多くの人にグルメ食材（ご馳走食材）として認識されている食材を使うと、多くの人の無意識のおいしさの採点表の項目にひっかかり、加点されます。
小学生でも大トロは多くの子が高級だと思っていることでしょう。

大トロであれば良いのです。