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寒さが尾を引いていますが、そんな中でもコシノカンアオイ(越ノ寒葵)が、用意したツボミ全てを開花させました。このポットに4輪、露地に2輪、都合6輪が揃い踏みです。 3年か4年前にも、多数のツボミが発生したことがありましたが、2/3ほどが開花した頃に強い寒の戻りに遭い、全ての花とツボミが凍死するという遭難事件がありました。寒さには強いはずのこの品種が、総員討ち死にするという事態に少なからぬショックを受けたものでした。今年の温暖な気候の下では、そうした極端な事件は起きないだろうと思いますが、天気の動向には万全の監視体制を敷き、同じ轍を踏まないための備えはしています。何はともあれ、全員の揃い踏み、つまり満開に”乾杯”です。
2020年02月29日
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寒の戻りで開花の進み具合も歩みを止めている印象です。そうした環境下でも、リクルートしてきた花苗の落ち着き先は整えてやらなくてはいけません。ということで昨日も指先が凍えるのを我慢しながら作業は続きました。 ということで、今回紹介するのはハクサンチドリ(白山千鳥)の定植です。この塩ビポットも検診でかなり深く撹拌されており、定植を急ぐ必要がありました。用意した新居は4号陶鉢です。根の周りの用土の崩れは最小に留める様、配慮しながらの作業になります。頭を見せるようになった冬芽は、ずんぐりと逞しさを感じさせていました(上画像・円内)。この冬芽が新居のほぼ中心になる様配置し、周辺に新たな用土を充填し表面を均せば一応の作業は終了です(下画像)。寒の戻り・・・と言っても3月も間近となったこの時期、もう用土が凍る様なことはないだろう、ということで、冬芽の再始動を待つことにします。
2020年02月28日
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トキソウに続いて四川アツモリソウを植え替えます。この個体は7~8個のポットを選び抜いて選抜して貰っただけあって、頭を見せ始めた冬芽はいかにも元気そうです。診断のため、冬芽周りはかなりかき回していますが、根の周りは余り触れていないので、これを崩さない様に新居に移すことにします。 用意した新居は5号陶鉢です。底を抜いた塩ビポットごと新居ポットに据えて、周囲を新たな用土で埋めた後、塩ビを抜き上げる方法で殆ど根の周りの用土を崩さずに移しました。その後表土を均して”一丁上がり”です。新芽は2芽存在し、上手くいけば2輪の花が見られるかもしれません。ま、そこまで期待するのは強欲というものですが、まずは何とか無事に定着して貰いたいものです。
2020年02月27日
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前日調達してきた花苗を早速定植します。本来は開花を控えて、「動かしたくない」というのが本音なのですが、店主や店員による健康診断の段階で、少なからず根回りの用土は崩れているので、割り切って新たな環境に移すことにしました。まずは苗(バルブ)を根底から動かした”おまけ”品、トキソウ(朱鷺草)からです。 培地は、流通ポットでは100%川砂でしたが、我が家の過去の実績から、川砂と小粒の培養土を混合し、更に短く切断したミズゴケを混ぜたもので植え付けました。店主のいう通り、上手く定着するかどうかは運任せですが、この状態で様子を見ることにしました。尚、今の暖かさが去った後に、寒の戻りがあるらしいので、3月初めぐらいまで屋内に収容して過ごさせることにします。 ことの”ついで”ということで、昨秋に掘り上げて冷蔵庫で定温(10℃)管理していた白花トキソウも定植を済ませました。こちらがその様子ですが、培地は先に述べたトキソウと同じ混合培地です。
2020年02月26日
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本年1回目の花苗リクルートツアーに行ってきました。行き先は信楽町の山野草店です。今回調達したのは画像の黒ポット4点と、おまけとして無料で付けてくれた白ポットの1点です。手に入れた品目は以下の通りです。 ① 四川アツモリソウ 後列左 ② 大花エンレイソウ 後列右 ③ ヤマシャクヤク 前列左 ④ ハクサンチドリ 前列中央 ⑤ トキソウ(おまけ) 前列右①、②、③は昨年の早春から夏にかけて枯死したものの欠員補充です。③は新分野の品種で、事業(?)分野拡張が目的です。いずれもレジを通す前に店主に健康診断して貰い、お墨付きで連れ帰ったものです。そしておまけで付けてくれたのがトキソウですが、この品は10数ポット調べて、代金を取って引き渡せるものがなかったということで、比較的元気そうなものを「試しに植えてみなはれ」、ということで無償で付けてくれたものです。早速今日から定植作業に取り掛かります。
2020年02月25日
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昨年秋、まだ草木が青葉を茂らせていた頃に黄変してしたのを見て、枯れてしまったか?、と半ば諦めていたウラシマツツジ(裏縞躑躅)が新芽を出し始めました。いや~、実に嬉しい出来事です。この個体は、昨年3/20に発芽を確認したものの様ですが、タネを蒔いたのは更に1年遡ります。間もなく樹齢1年を迎えることになりますが、実質的には既に2年間の付き合いがあったことになります。何はともあれ3年目の同居が始まる訳で、実にめでたいことです。 この品種は、幹は地上を横に這う様に伸びて、ところどころで枝分かれして、その枝先に葉を付ける形で増殖するものの様です。この1年で、できるだけ多く枝分かれして貰いたいものですが、そんな強欲な願望より、涼しい高山帯から猛暑の人里に移された訳で、何よりも無事に過ごして貰うことに専念しなくてはいけません。
2020年02月24日
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先般の寒波も無事にやり過ごし、その後の気温上昇と共に一気に春到来モードに移行してしまったタッタソウです。こうなると、もう誰にも止めることはできません。考えたくはありませんが、強い寒の戻りがあれば、そして何も手を打たなければ、凍傷や凍死といった最悪の事態が避けられません。そうななれば、緊急避難先は屋内しかない訳で、多品種がこんなことになれば我が家はパニックです。 さてそうした暗い想像は一旦横に置いて、明るい方に目を向けてみます。この状態から1~2日遅れでツボミが始動します。開花するまで2~3週間かかります。大きなアクシデント(気温の低下など)がなければ、3月第2週には開花しそうです。
2020年02月23日
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2番手雪割草の無銘品が見頃を迎えました。ちょうど1週間前、この個体が開花した時にはシベがこじんまりと縮んだような恰好でしたが、1週間かけてシャキッと伸び切りました。紫の花弁と純白のシベが絶妙なコントラストを見せています。花柄は5cmほどしかなく、ザックリ表現して3頭身といったところですが、このくらいが写真にちょうど納まるサイズでもあります。 画像の下部に2番花、3番花がフォーカスボケボケで写り込んでいます。この子たちも来週末にはベストコンディションになるかと思います。この品種、今年の花の数は期待を下回りそうですが、色彩などの出来栄えの方は、十分期待に応えてくれました。
2020年02月22日
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暖かさに釣られて芽を出してみたものの、折悪しくこの冬最強の寒波に遭遇する羽目になった日本サクラソウの「鋸峰」です。寒波が草花を凍死させるほどの威力がなかったのか、管理人の手当てがよかったのか、真相は定かではありませんが、幸いなことに何事もなくやり過ごすことができました。 最悪のケースを想定して、用土が凍結しない様にと水遣りも控えていたのですが、寒気の後は暖かめに推移しそうで、そうなると再び動きは活発化する可能性があります。取り敢えず寒気も去ったことだし・・・ということで、水切れ状態を来さぬ様、たっぷり潅水した直後の様子が上の画像です。顔を出した新芽は全部で8芽に達しており、この6.5号ポットに植え付けたうちの8割が顔を出した勘定になります。
2020年02月21日
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雪割草の3番手が開花しました。識別記号としての銘は「初鏡」といいますが、命名の由来などは不明です。前年と比べて1日早い開花ですが、事実上差はないと言い切ってもいいかと思います。1番花での欠陥多発傾向について言えば、花の形状は無難な仕上がりでしたが、花柄が寸足らずだった点が惜しまれます。この点はこの先は暫く暖かい傾向が続きそうで、1週間もすればプロポーションは修正されるはずです。 この品種の魅力は、鮮やかなピンクの花弁と純白のシベのコントラストです。1番花では、この点はキッチリと発揮してくれました。花弁の数は、過去の開花例では6枚から8枚でバラツキますが、今年の1番花は理想型の6枚でした。花柄を除く配点としては80点以上と判定しています。
2020年02月20日
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この冬一番と言われる寒波のさ中、コシノカンアオイ(越ノ寒葵)が開花しました。昨年と比べて3日早い開花です。暖冬に乗せられての結果ですが、開花したのは偶然にもこの冬最強の寒波の真っ最中になりました。この子にしてみれば、「聞いてないヨ~」と言いたくなるに違いありません。 ”暖冬”でなかった2018年の開花が3/14、2017年は3/25だったことに照らすと、ざっと1ヶ月も生活サイクルが狂ってしまった勘定になります。平均的な冷え込みの冬なら、こんな拷問の様な寒気に包まれることもなかったろうに、などと気の毒に思わないでもありません。この寒気が、速やかに退散してくくれることを祈るばかりです。
2020年02月19日
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コシノコバイモ(越ノ小貝母)が開花しました。地面に花を投げ出したような、何とも無粋な咲き様ではありますが、花弁の開き方、アゴの張り方などいずれも立派に開花ラインをクリアしています。残念なのは花茎や花柄が未発達で、先にも書いた通り無粋のそしりを免れないことです。この点は暖かさが戻れば、1週間程度でリカバリー可能で、この花の寿命の範囲内で正常なプロポーションを実現すると思います。 さて問題は暖かさと共に闊歩の頻度を増す賊どもへの防御策です。1週間前に開花した「福寿海」は、つい先日の暖かさと共に出没した賊に食われて悲惨な姿になってしまいました。慌てて駆除剤を散布し始めましたが、この品種にも同じ措置を講じました。用土表面に転がっている緑と褐色の錠剤がそれで、他のポットではジワリと効果を現わしており、賊の遺体が散見される様になっています。
2020年02月18日
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今度の寒波はこの冬最強と言われています。そうした強烈な冷え込みの来襲を知ってか知らずか、青花ホタルブクロはノホホンとくつろいでいる様に見えます。とは言えその冷え込みの本番がやって来た時には青ざめるに違いありません。 取り敢えず、既に芽出しを始めてしまったポット10個余りは、放射冷却効果がかなり軽減する屋根のある場所に全員退避することにします。その上で新芽の伸び方の甚だしいポットは寒気バリヤーとして、枯葉や紙コップを被せて2~3日を過ごさせることにするつもりです。その後も気温が上がる度にはしゃぎ過ぎの草花は丈を伸ばし、結果として寒気への耐久力は細り続けます。あと半月ほどは、ポットやプランタを収容したり、搬出したりの繰り返しが続くことになりそうです。
2020年02月17日
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紫二段の雪割草が開花しました。無銘ですが濃い紫の花弁と純白のシベのコントラストが美しい美麗品です。早咲きする早春の花、中でも雪割草は1番花で欠点が目立つことが多いのですが、この品種の今年の1番花にはそうした欠点は見られず、上々の出来栄えです。現状ではシベが伸び切っておらず、中心部でこじんまりと固まっていますが、1週間ほどで伸び切ってベストコンディションを迎えることになります。この間に、賊どもの襲撃を受けないことを祈るばかりです。 ところで、4日前にコシノコバイモを紹介した際、他に競合品もないので、次に開花するのはこれ(コシノコバイモ)だ!! と言い切ってしまいました。4日経って蓋を開けてみると、予想もしなかったどんでん返しが起きていました。いやはや何ともお恥ずかしい結末です。少し言い訳をすると、その時点ではこの紫二段品は萼弁も固く閉じていて、こんなに早く開花する気配は微塵も感じさせていませんでした。それが動きを見せた後は、開いた口が塞がらない勢いで立ち上がり、膨らみを増してきました。その結果、管理人に「穴があったら入りたい」気分に浸らせている訳ですが、そうした痛みもこの紫二段に目から癒して貰うことにします。
2020年02月16日
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昨夏に発芽した、品種名など詳細不明のイカリソウも、冬芽から新たな葉っぱが顔を出し始めました。本来なら3月に入ってからのイベントなのですが、今年の気候に騙されて首を出してしまいました。この先2日ほどは問題なく過ごせるにしても、その先には身も凍えそうな寒波が押し寄せようとしています。果たして無事に切り抜けられるか、この子にとっては生まれて初めて、最大の危機になりそうな雲行きです。勿論、凍死や凍傷を回避するための最大限のサポートはしますが、この子以外にも少なくない個体が類似した状況にあり、場所取り合戦は熾烈です。 余談ですが、画像で古株(と言っても満0.5歳ですが・・・)から伸び上がっている茎(葉柄?)の先には今も青みを失わない葉っぱが乗っています。このプランタには合計5株を植え付けているのですが、葉を枯らせて眠りに就いているのは2株だけです。
2020年02月15日
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日本サクラソウの「鋸峰」が芽出しを始めてしまいました。通常より半月近く早い始動です。”始動”とは言っても、動き始めたのは花芽ではなく葉っぱです。花が咲くのはザっと2ヶ月先になります。 今週中は暖かい見通しですが、その後に強い寒気が押し寄せて来るという予報が出ています。寒気のピークは2/18前後、氷が張るかも・・・というレベルです。暖かい気温の下で5日もあれば、葉っぱはかなり伸び上がってしまいます。今まで通り青天井の屋外に置き続けては、手酷いお仕置きを受けかねません。この品種も屋根の下に移動する必要があり、冷え込みの程度によっては、防寒の枯葉作戦も必要になりそうです。
2020年02月14日
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暖かさに乗せられて背伸びしかけたシコクカッコソウ(四国鞨鼓草)です。大きく伸びた昨年の葉っぱは枯れて横たわってしまいました。放射状に延びた錆びた釘の様なものがその名残です。問題はそうした葉が枯れた後も、この冬の暖かさに乗せられて新たな葉っぱを送り出し続けてしまったことです。寒気がぶり返す度に身を縮め、寒気が去れば伸び上がるという行動(?)を繰り返して、今の様なモコモコになってしまいました。 今週中は暖かさが続きそうですが、その後には寒波の逆襲がありそうな予報が出ています。これまでは青天井の屋外に置いていましたが、ここまで伸びてしまうと寒気への耐性はかなり下がっています。下手をすると敢え無く凍死、という事態に陥りかねないので取り敢えずの備えを考えなくてはいけません。まずは頭上が覆われたベランダの奥に避難させ、寒気の強度によっては防寒着として枯葉を被せるなどの措置を講じることにします。
2020年02月13日
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「次はワタシの出番よ!! 」とでも言いたそうに、着々と準備を進めているコシノコバイモ(越ノ小貝母)です。この品種、昨年はこの時期には既に開花していたのですが、今年はまだこの状態です。と言っても、昨年も結構な暖冬だった・・・ということで、更にその前年(2018年)まで遡ってみると、開花は3月中旬でした。早い話、開花日がどうのこうのというのは、異常な気候の程度を計っている様にも思えます。 という様な話は横に置いて、今週中は暖かい傾向が続きそうです。この期間を上手く生かせれば、一気に開花するかもしれませんが、その後には寒波が再来しそうな気配で、そうなると更に遅れてしまう可能性もあります。とは言いながら、「代わりにワタシが・・・」と名乗りを上げそうなものが見当たらず、次の”顔”はやはりこの子の他はなさそうです。
2020年02月12日
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福寿草の「福寿海」が開花しました。昨年と比べて6日遅れの開花ですが、この程度なら目くじらを立てる必要なし、としておきます。暖かい冬と言いながら、開花間際になって強い冷え込みに見舞われ、花以外の部位、茎や葉っぱの成長は止まってしまいました。その結果、亀が首をすくめた様な、こじんまりとした体形でのデビューになりました。寒冷期の花は長寿命になることや、今週はかなり暖かめに推移しそうなことを考え合わせると、比較的短い期間で体形のバランスは修正されるのではないかと思います。花の数は現段階で3個目のツボミまで確認できており、前年並みの作柄に留まりそうです。
2020年02月11日
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この冬の暖かさに騙されて、いつもの年より1ヶ月ほど早く顔を出してしまったタッタソウ(立田草)です。この2~3日の冷え込みに遭って、内心は後悔しているに違いありません。3芽が並んで顔を出したものの、期待したほどの暖かさではなかったことで、いずれも頭の一部を損傷してしまいました。特に一番左の個体は深手を負った様子で、再起できるかどうか心配です。 寒気は今日、明日で一区切りになりそうで、その後は暫く暖かな日が続きそうです。この期間に、芽出しのペースを落としていたいくつかの品種が再度動きを見せそうですが、そうなると次の寒気では手酷い被害を受けそうで、暫くは気を抜けない日々が続くことになります。当面の対策として、顔出しで度を越したものは、屋根がある場所に移動し、少しでも寒気の影響を軽くする手立ては講じましたが、無事に凌げるかどうか ....
2020年02月10日
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昨夏の休眠中、何が良くなかったのか休眠中に瀕死の重症に陥っていたユキワリイチゲ(雪割一華)が芽出しを始めました。いや~、実に嬉しい出来事です。昨シーズンの記録をめくると、11月上旬には芽出しを始めていました。ただ、暖冬だったことが不運の始まりで、遅くまで出没した賊どもの襲撃に遭い、冬越し中の葉っぱの大部分が喰われてしまいました。その時と比べれば3ヶ月遅れになってしまいましたが、復活しただけでも拾い物です。 さて、重症に陥った原因についてですが、何分にも休眠中の出来事で、地上には姿も気配もない時期に起きたことで、進行中の異常事態に何も気づかずに過ごしてしまいました。秋も深まった頃、秋の手入れで植え替えようとして掘り上げてみると、塊根の半分ほどが枯死して、一部は炭化していました。この状態では復活は無理か・・・と思われたのですが、ダメ元でいつも通り植え戻して推移を見守ってきました。そしてこの度の芽出しです。感激に浸るとともに、花が見られるまで2~3年は覚悟しなくてはいけません。長・・・・
2020年02月09日
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寒の戻りもあって早春の花も足踏みモードに入ってしまった様相です。そうしたフリーズ状態から次に抜け出しそうなのが、上画像の「福寿海」です。この2~3日は殆ど動きを止めてしまい、変化が感じられない状態ですが、来週には温暖周期に入るという予報で、そうなれば一気に開花ということになるかもしれません。その後には雪割草群6品がスタンバイしていますが、開花時期は2月第3週の気温の動向に左右されることになりそうです。
2020年02月08日
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趣味の山野草から派生したカテゴリーとして、コケの育成に少しだけ力を入れているのですが、このポットは完全に胞子から育てたものです。従来はコケ本体を刈り取って、先端の緑色の部分を撒いて増やす方法に頼っていました。それに対して画像の群落は、昨夏スナゴケのコロニーに立ち上がった胞子嚢を採取して撒いた跡に発生したものです。 採種場所がスナゴケのコロニーだったことから、当然スナゴケが発生するものと思っていたのですが、成長するにつれスナゴケの特徴から離れてしまいました。ボンヤリとした印象ですがハイゴケの特徴が見て取れます。と言いながら、現時点で同定するには至ってはいません。しかしスナゴケとは一味違った魅力と、捨て難い味わいがあります。内径5cmそこそこのポットですが、この一面が緑に覆われるのを心待ちにしつつ、日々面倒をみています。
2020年02月07日
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八重咲スイセンが見ごろを迎えました。花軸の本数は強力なダイエットの副作用もあって、僅かに5本という貧作になりそうです。その5本の内3本は芽出しが遅れてしまい、まだ開花していません。ということで、今年の花のボリュームは今程度がピークで、こんな状態が3月に入るまで続くことになりそうです。 先に”強力なダイエット”と書き込みましたが、その内容は水以外は一切の肥料分を絶つ、というものです。この措置を実行して2年が経過しました。それ以前は肥料分豊富な露地に植えていましたが、葉っぱの丈や花軸の高さが90cmに届くことが珍しくなくなりました。こうなるとスイセンの持ち味である”可愛さ”や”可憐”というイメージからかけ離れてしまいます。で、育て方を大転換し、プランタに囲い込み、一切の肥料分を遮断してしまいました。2年に亘る努力(?)の甲斐あって、今年の花軸の丈は最大で40cm、葉っぱも最大35㎝に留まっています。最終的にこの丈を30㎝以内に収めたいというのが目標で、これが達成できれば、本来の”可愛さ”、”可憐さ”を取り戻せることになります。それにはまだ2,3年はかかりそうです。
2020年02月06日
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コシノカンアオイ(越ノ寒葵)のツボミがほころびを見せ始めました。という風に書き進めると、近いうちに開花しそうに思われるかもしれませんが、そこは落花生の殻の様な固いツボミのことなので、歩みはスーパー鈍足にならざるを得ません。このツボミはポットの個体ですが、露地に植えたものも概ね同じペースで歩を進めています。開花は短めに見積もっても3月になろうかと思います。
2020年02月05日
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これは限度を越したはしゃぎ過ぎで身に危険が迫った事例です。正体は白花のシラン(紫蘭)ですが、いつもなら3月に動き始める芽出しが、立春を待てずにこんなに露出してしまいました。 まず第一の危機。長く続いてきた暖かい気候に一旦区切りを付け、低温期に移行しそうな雲行きです。このトレンドの期間に強い寒波が含まれるようなことがあれば、即刻凍傷を負い今年度の生活の基盤、つまり茎や葉を失うことになりかねません。これが1芽だけなら被害は軽微で済みますが、昨日現在6芽が甚だしく露出しており、「全滅」の見出しが脳裏をかすめています。 次に第二の危機です。中央の個体の手前側(中央下部)に新芽の残骸がピンボケで写っています。これは一足早く眼を出してしまい、この間に度を過ぎた暖かさの日に賊の襲撃に遭い、新芽の柔らかい部分を喰い尽くされた残骸です。この時期、他には食い物になるものがなく、この品種が地上に顔を出せば狙い撃ちに遭い、絶好の餌食にされてしまいます。 こんな風に、今時芽出しを始めれば、冷え込んでも、逆に暖かくても危険な行為であることに変わりがありません。こんな時期に動きを見せてしまったこの品種が、どれだけ春まで生き延びられるか、管理人はハラハラ、ドキドキの日々を送ることになります。
2020年02月04日
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主たる住人のボタン(牡丹)が休眠に入ったのをいいことに、我が物顔で蔓延るユキノシタです。このままで春を迎えさせてはまともな成長ができない恐れもあり、ボタンを救出することにしました。 闖入者のユキノシタは、根の周りを割り箸で軽く突き崩しただけで、簡単に抜き上げることができました。減った用土の相当量を補充して、肥料も適量撒いて救済作業は終了です(下画像)。暖冬に惑わされて、冬芽は例年より長く伸び上がっています。この状態だと、寒の戻りで手痛いダメージを負いそうで、何らかの保護策が必要です。後日枯葉で覆うなり、防寒の樹脂ケースを被せるなりの措置を講じることにします。 駆除したユキノシタについては、最後の一品なので燃えるゴミにする訳にもいきません。で、一応生体保存の意味でもこの個体は残すということにして、新たなポットに植え付けました。こちらがその様子で、この先、増えも減りもさせないという、強い監視下で生き延びて貰うことになります。
2020年02月03日
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1週間前にこの品種が動きを早めた際、表土が甚だしく緑に変色していることを紹介しました。黒ずんだ表土ではせっかく咲いた花を引き立てるどころか、台無しにしてしまいかねません。ということで表土を1cmほど剥離し、新しいものに入れ替えたのが上の画像です。10月の表土交換から僅か2ヶ月で再交換というのは辛いものがありますが、これも暖冬の副作用でコケ類の活動が活発だったことの影響かもしれません。 さて、当のポットの住人、フクジュソウの方は、この1週間で2つ目の花芽が顔を出し、双頭の体制が整いました。どうしたことか、後から顔を出した方(左)がツボミの生育状態は先行していて、すでに黄色い花色が透けて見え始めています。どちらかというと、葉っぱと同時進行している右の個体から開花して貰うのが見栄えはいいのですが、そこまでは欲張らないことにしましょう。開花は当月第2週ぐらいでしょうか ....
2020年02月02日
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雪割草の一番手、紫千重咲が開花して2週間が経過しました。左で横顔を見せているのがその個体です。その妹分・次女に当たるのが、カメラ目線で中央に立つ個体です。長女は短足の二頭身が解消できないまま、間もなく寿命を迎えようとしていますが、次女の方はほぼ四頭身で、撮影するにはちょうどいいバランスで開花してくれました。まだ弁化シベの紫が抜け切っていませんが、1週間ほどで真っ白に変化する筈です。またこの先気温は低めに推移しそうな予報が出されており、そうなると花の寿命は大幅に伸びることになります。益々結構な成り行きではあります。
2020年02月01日
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