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”開花”などと大口を叩くのもはばかられる出来栄えですが、8日前に取り上げたネジバナがそうなりました。その際予報した通り、花は白花でした。経験上、あと2年、長ければ3年は白花を咲かせる筈ですが、その後は赤花に変化します。尚、昨年と比べて1日遅れですが事実上「有意差なし」としておきます。 この個体は昨年の秋口に、草丈1cmを僅かに超えたものを、芝生の中央部付近(=人の動きが多く、踏み荒らされ易い)から現在地に移植したものです。種子から発芽して僅か2年で花を咲かせたことになる訳で、「あんたは偉い!! 」と褒めてやりたいところですが、何しろ体力不足は否めず、花は1輪だけという寂しさです。カメラの性能上の制約から、ここまでの拡大が限界ですが、3年目の来年はキッチリ捩じった姿を披露できるかと思います。
2020年05月31日
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アムールナデシコが開花しました。昨年より6日早い開花ですが、ま、この程度は見て見ないふりを決め込むことにします。通販サイトの説明には、銘と思しき名称「シベリアン・ブルー」を”売り”にしていましたが、ご覧の通りブルーを感じさせるところはありません。 昨年は10年越えの古参株1株のみでしたが、12月に株分けして2つに分割しました。かなり過激な分割作業になったため、ダメージが尾を引かないか心配していましたが、両方とも大量のツボミを擁しています。この古参2株の他にも、昨年大量に採れた種子から発芽したものが、10数株育っています。もしかすると成長の早いものは、この夏の内に花を咲かせるかも・・・という早熟児もあって、この夏の動向に大注目です。
2020年05月30日
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福寿草の「福寿海」が休眠に入って1週間が過ぎました。来年春の再会への鍵は、酷暑の夏を乗り切ること、この一点に尽きます。さて、休眠に入った後のポットを眺めると、株の生え様が甚だ偏っています。このまま来年を迎えては、花の時期の見栄えがよろしくありません。と言って、この秋口には長屋の大規模修繕が始まり、屋外での作業には大きな規制が加わります。ということで、時期としては芳しくありませんが、今のうちに植え替えを済ませてしまおう、ということになりました。 株を掘り上げてみると、生え方が偏った原因は、年毎の塊根の成長方向が一方向に偏ったためであったことが確認できました。塊根の古い部分が役目を終えていれば、そうした部分を切り離すことも考えられますが、まだ生命反応があり切除には踏み込めませんでした。で、元のまま新しい住居に引っ越させた訳ですが、その様子が下画像です。因みに来春に向けての冬芽は既に生成されており(円内)、その数は今年より1芽増えて、合計3芽が確認できました。屋外は気温が上昇する時期でもあり、当面は屋内に収容して定着を待ちます。
2020年05月29日
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2日前に1番花が開花したばかりの青花ホタルブクロが早くも見頃を迎えました。僅か2日でツボミの半数余りが開花し、花茎は鈴生り状態です。もちろん1番花も健在で、まだ容姿の衰えは感じさせません。あと2日から3日は今の状態を維持してくれそうです。
2020年05月28日
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クロユリも休眠に入る準備を始めました。1週間ほどで地上部は完全に姿を消してしまうかと思います。昨シーズンは2株だけだった個体数が、今シーズンは11株に増えていました。”四分五裂”を遥かに超える分裂ぶりです。この結果、どの個体も開花適齢に満たず、今年は花は見られませんでした。 各個体をつぶさに眺めると、1枚葉の個体が半数近くを占めていました。これは球根を構成する鱗片が剥がれ落ち、その鱗片から芽を出したと考えて間違いなさそうです。こうして発生した新生児は、花を付けられる様になるまで数年待ちを覚悟しなくてはいけません。その他の茎を有して、その茎から数枚から10数枚の葉を出した個体でも、いきなり来年花を付けることは期待できそうにありません。暗紫色の独特の光沢を持つ花との再会は2-3年後になるかもしれません。このブランク期間をできるだけ短く収めるためにも、地上部が姿を消すのを待って、植え替えを行い、過密の解消と濃厚な施肥を行ってみようと思います。
2020年05月27日
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青花ホタルブクロが開花しました。昨年と比べると4日遅れということになります。”誤差”の範囲という訳にはいきませんが、目くじらを立てるほどの遅れでもなし、特段の対処は必要なし、ということにします。この株で用意されたツボミは13個まで確認できます。1株でのツボミとしては多い方に入ると思います。これらのツボミを使い終わる頃には、多くはありませんが補充のツボミが発生することもあり、来月上旬までは花を楽しむことができそうです。 その一方で、露地に植えた3株の方は、ちょっと心配な状態が生じています。露地で発生した毛虫がその正体で、一般的な白花のホタルブクロは、ここ数日でかなり手痛い被害を受けてしまいました。花はどうなるか、かなり深刻な状況で、近傍に植えた青花にも被害が及びはしないか、などと動向に目が離せない毎日です。
2020年05月26日
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この1ヶ月、感染対策のため神戸市西区から外に出ない、という自粛生活に明け暮れてきました。この間、ネット情報で岡山県久米南町に棚田百選にも選ばれた美しい棚田が存在することを知りました。つい最近になって、規制は部分解除されましたが、県境を跨いでの遠出には、まだ縛りが残っています。とは言え、田植えシーズンを過ぎればあっという間に棚田のベストシーズンは通り過ぎてしまいます。ということで不要緊急という取って付けた様な理由で片道150kmの中距離ドライブをしてきました。岡山県の皆さん、ゴメンナサイ。 久米南町は平野部を1歩出れば、どこを見ても棚田だらけという印象です。そうした中でも3ヶ所ほど特に優れた景観の地域がある様です。画像はその内の1つ、大垪和西(おおはがにし)棚田で、上空約50mからの空撮画像です。朝早い時間帯は「雲一つない」晴天でしたが、現地で機材を持ち出す頃には空の半分が雲に覆われる状況になり、画像内でも日差しのあるところ、ないところのムラが出てしまいました。今回は夕方明るい内に自宅に戻りたい事情があって、他の2ヶ所には立ち寄れずに戻って来ました。今年の田植えシーズンは無理ですが、時期を変えて他の二ヶ所にも出掛けてみたいと思っています。
2020年05月25日
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ニワゼキショウ(庭石菖)が開花しました。昨年と比べて6日遅れの開花ですが、遅れた原因は管理人たるワタクシにあり、今年に関しては比較対象から除外することにします。個体は実生3-4年の古参に属するもので、この先相当な量の花を咲かせそうです。 遅れた原因というのは、今月上旬に芝生の雑草抜きを行った際、個体数抑制で唯一残していたこの個体を誤って抜き上げてしまいました。失敗に気が付き、繰り返さぬ様目立つ場所に植え替えたのですが、定着に予想外に手間取ってしまい、この間に葉っぱの大半を失ってしまいました。2週間ほどの停滞だったかと思いますが、この期間が遅れの原因と断定して間違いはなかろうと思います。
2020年05月24日
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露地のネジバナ(捩花)に花芽を立ち上げるものが現れました。推定年齢3歳の若齢株です。この個体の周囲(半径1m圏内)には、推定年齢6~8歳を含む15株ほどを集約していますが、一緒に行動を起こしたものは他にはありません。この若株はややフライングぎみに飛び出してしまった様ですが、早春の草花のフライングは生死に関わりますが、季節がここまで進むとそうしたリスクは皆無で、実にお気楽なものです。因みにこの個体の花色は白花、・・・と断言して9分通り間違いないと思います。 さて、この辺りのネジバナの最盛期は6月下旬から7月上旬です。ということでネジバナ主力部隊が動き始めるのは6月に入ってから、ということになりそうです。
2020年05月23日
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レンゲショウマ(蓮華升麻)もツボミを始動させました。花の時期は、この辺りでは7月後半なので、2ヶ月もの長い助走期間ということになります。実はこの助走期間が長いことが裏目に出て、とんでもない災難に遭うことがあります。 昨年もそうでしたが、この時期には大量のツボミを確認していました。ところが成長の途上で発生した賊ども(毛虫です)に花芽を食い荒らされて、開花に漕ぎ着けたのは片手で数えられるほどの少数でした。敵は日中は葉裏に潜んで、夜間早朝に這い出してきて食い放題パーティに及んでいるらしく、完全駆除に手間取り手酷い被害を被ってしまいました。今年もそんなことになりはしないか、気が重いシーズンの始まりでもあります。
2020年05月22日
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アムールナデシコのツボミが大きく膨らみ、店開きが近いことを告げています。昨年、ツボミがこの状態になったのは5/28だったので、1週間ほど先行していることになります。ツボミの先端に赤みが差していますが、この状態から開花まで、平均的には4-5日ほどかかります。ということで、遅くとも来週初めには開花するかと思います。 それにつけても、茎が四方八方に伸び放題に伸びているのは困ったものです(下画像)。茎と葉っぱの広がりはポットのサイズの3倍に達するかという勢いです。このままでは周囲のポットにも影響が及びかねず、この際タガを嵌めて茎の広がりをポットのサイズ相当に抑え込むことにしました。措置を施したAfter画像が下画像の円内ですが、茎の曲がり癖は収拾がつかず形はやや歪ですが、先端部の柔らかい部位は早い時期に補正される筈です。
2020年05月21日
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大花エンレイソウの地上部が早々と枯れてしまいました。このまま秋まで地上部なしのまま過ごさせるのも一つの選択肢ですが、過去には上手くいったことがありません。大抵は夏の猛暑で用土の温度が上昇し、熱死している模様です(某山野草店主の見解)。地上部を失った以上、株をポットに残しておいても意味がないので、今年は根茎を掘り上げて定温槽で秋まで過ごさせる方式を試してみることにしました。この方法はラン科の品種では非常にい有効なのですが、その他の草花では試したことがありません。 根茎を掘り上げた様子がこちらです。地中に埋まっていた部分は至って健康で、根や根茎だけでなく、今年の花が終わったばかりというのに、すでも来年に備える冬芽(円内)も準備が始まっていました。やる気満々の身支度ぶりです。これを湿らせたミズゴケで包み、ジップ付きポリ袋に入れて(下画像)、15℃に設定した冷温庫で秋まで保存します。15℃は休眠する温度ではない(・・多分)ので、ヒゲ根も伸びるし、冬芽も成長します。初冬を迎えて、万物が眠りに就く頃にポットに戻せば、この子にとっては猛暑の夏がなかった様に、冬から春の生活のサイクルに戻れる筈なのですが、果たして上手くいくかどうか ...。ワタクシにとっては壮大(?)な実験であると同時に、この子にとっては命懸けの実験のスタートです。
2020年05月20日
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八重咲スイセンの葉っぱが黄葉し、お眠の時間がやって来たことを告げています。管理人としては「待ってました」という場面です。すかさず植え替えを行うことにして、球根を掘り上げてみました。 こちらが30cm径のプランタから掘り上げた球根の全体像です。地中は”押し競饅頭”状態で、プランタの側壁は球根に押されて部分的に変形していました。総数22個の球根が出てきましたが、これを全て植え戻す訳にはいきません。大きいものと小さいものを除外して、凡そ1/3の7個を残してプランタに仮置きした様子が下画像です。用土を被せて埋め戻して植替えは終了しました。 2年半前に大きめの球根5個でスタートして、僅かの間に4倍強に増えてしまった実績を考えれば、中玉7個は2年程度で20個程度に増えそうな気がします。プランタ内を適度な密度で維持するには、この先、今回の様な植替えと選別を定例化する必要があるのかもしてません。あ~あ(溜息)
2020年05月19日
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一昨日生存を確認したばかりのヒメサユリが開花しました。「気付くのが遅いっ!! 」というのが、真相なのですが、あっという間の開花でした。この地で育てた株が花を咲かせるのは、この10年なかったことで、今は感激に浸り切っている状態です。仄かにピンクを帯びた花は、オニユリ類の豪快さとは一味違った癒しが感じられます。 今年の花は1輪だけですが、無事に1年間を過ごせたら来年は2輪に増えるらしい、ということで精一杯環境を整えてやろうと思っています。取り敢えず先行品種で周辺の迷惑も顧みず繁茂しているホタルブクロの縄張りを没収して、日差しを行き渡らせることから手を付けることにします。
2020年05月18日
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ニリンソウにお眠の時間がやってきました。花の最盛期には一面を隙間なく緑で覆っていたのが、既に8~9割は姿を消してしまいました。1年を2ヶ月働くだけで過ごすいい身分・・・と言っては身も蓋もない話になってしまいます。因みに、花の後の置き土産(種子)は今年も残さずに去ってしまいました。 春にごく短時間姿を現し、花後姿を消す(休眠する)草花を”スプリング・エフェメラル”と呼ぶそうですが、その仲間と言われているフクジュソウやクロユリに、ちょっとした異変が起きています。これまでニリンソウが咲く頃には、休眠に入って姿を消しているのが通り相場でしたが、今年はどうしたものか両者とも今も青々と葉を茂らせています。理由はよく判りませんが、こうした宵っ張りが光合成の増加を通じて、株の地力増強につながっていれば結構なのですが ....
2020年05月17日
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芽出しが始まってもいい時期になっても一向にその兆しを見せず、今回も枯れてしまったか・・・と半ば諦めていたヒメサユリ(姫小百合)でした。季節が進んで、植え付けた場所の周辺の他の品種が我先に伸び始めて、当のヒメサユリを探す努力も放棄していました。 それが昨日になって緑一色だったプチ花壇の一角に、見覚えのある大きな(大人のゴツゴツとした小指ほど)ツボミが存在を主張するかの様に、身を乗り出しているのが目に入りました。微かにピンクを帯びた白いツボミで、紛いもなくヒメサユリのツボミです。初花は1輪のみでスタートし、齢を重ねる毎に2輪、3輪という風に花の数は増えるそうです。1輪だけとは言え、まずはツボミを付けただけでも赤飯ものです。今は周りを大柄なホタルブクロに囲まれて肩身が狭そうですが、これらの半数ほどを邪魔者として駆逐して、新参者優先で日照権問題を改善することにします。
2020年05月16日
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ミヤマオダマキの花も最後の数輪が開花して、とうとう幕引きの時を迎えました。実生から3年目を迎えて株も成熟期に入り、花のボリュームも見事でしたが、それに比例して膨大な置き土産を残そうとしています。それが大量の種子です。このまま放置するとこの月末頃には鞘が弾け、大量の種子をまき散らすことになります。 翻って現在の個体数は、指折り数えて片手に余る陣容となっています。当面は補充や後継育成を考える必要はありません。ということで、今実っている種子は全て撤収することにしました。1本1本の種子を鞘ごと切り取り、丸坊主にした様子が下画像です。折角実らせた種子を、残らず刈り払うなど鬼の所業ですが、これも小さな花壇を秩序立てて維持する上で不可欠な措置です。ということで、来年もいい仕事ができる様、根や茎の充実に全勢力を注いで貰いたいものです。
2020年05月15日
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青花ホタルブクロのツボミが始動しました。昨年と比べて8日ほど遅れて推移している様に見えます。”様に見える”などと、何とも煮え切らない表現で恐縮ですが、理由は米粒より少し大きいぐらいのツボミの評価が一定でないため、断定的な比較ができないためです。多くの品種で、ツボミや花芽の始動を取り上げる時に付きまとう問題です。 この状態から開花まで、ザックリ言って半月ほどかかります。昨年の開花は5/21でしたが、今年は月末ぎりぎりになりそうです。(注:先に述べた理由で幾分誤差は大きくなります)
2020年05月14日
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シモツケソウ(下野草)の花芽が動き始めました。昨年と比べて1週間遅れの始動です。この状態から開花まで、平均的には20日程度かかっています。この助走期間をそのまま当て嵌めれば、今年の開花は6月冒頭ということになりますが、さて、当たるかどうか .... 開花日の当り外れや始動日の遅れより深刻な問題が起きつつあります。それが古参株の枯死で、最盛期には幅3m、奥行き0.5mに亘って、ほぼびっしりと埋め尽くしていたものが、ところどころに空白域が目立つ様になってしまいました。密生したところから空白域に移植することも考えましたが、実行に踏み切れないままズルズルと日数が過ぎ、始動時期を迎えてしまいました。この措置の実行は花後、梅雨の時期の晴れる日を待って行うことにします。
2020年05月13日
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シコタンソウが見頃を迎えました。1番花開花から2週間経ち、満開期を迎えました。初期に開花したものの中には、張り、艶に衰えが気になるものは出始めましたが、まだ散ってしまったものは出ていません。春、暖かくなって開花する花は、寿命が短い傾向が見られますが、この品種に関する限りこのセオリーは当てはまりません。 花の量は、”史上最高”とは言いませんが、結構見応えのある分量の花を付けました。日々ポット置き場に足を運ぶのが楽しみなこの頃です。
2020年05月12日
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在来種のユキノシタ(雪ノ下)が咲き始めました。昨年は作落ちしたため前年比較はできません。作落ちの原因は、昨日八重咲ユキノシタでも紹介しましたが、芝生に繁茂した群落を駆除した際、1株だけポットに植え替えたのが定着に手間取り、花を咲かせるに至らなかったためです。 八重咲ユキノシタが顔の赤斑がぼんやりと滲んでいるのに対して、こちらの本家ユキノシタはクッキリしているのが特徴です。乾燥、やせ地など厳しい環境にも馴染んで、生命力や繁殖力は絶大です。現在露地の個体を根絶しようとしていますが、こちらの力任せ戦術に対して、ゲリラ戦で応えてくるため、目標達成はかなり先のことになりそうです。
2020年05月11日
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露地の八重咲ユキノシタ(雪ノ下)が咲き始めました。昨年と比べて1日早い開花ですが、いつも通りこの程度は誤差の範囲としておきます。蛇足情報ですが、この品種の特殊性かもしれませんが、暖冬、厳冬に関わらず開花日のバラツキが少ない傾向があります。過去5年(2015~2019年)の開花日を列挙すると、5/6、5/6、5/13、5/8、5/10、という実績になっており、幅1週間の範囲に収まっています。理由は分かりませんが、非常に珍しい特性です。 昨年まではこの品種は芝生の隅で繁茂していました。これが目障りになり始めて、ほぼ100%駆除、燃えるゴミとして処理しました。と言っても100%の達成は非常に困難で、この個体もそうした駆除作業から漏れたものです。露地に置く限り、この品種の特殊な増殖スタイルはコントロール仕切れないことから、早期にポットに移して、個体数の監視強化を目論見中です。
2020年05月10日
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ドウダンツツジ(灯台躑躅)が開花しました。初花なので前年比較はありません。推定樹齢3年、樹高0.4mの若木で、子育て(ツボミ育成)経験不足のため(!?)か、当初10輪ほど付いてツボミが半月ほどの間に次々と立ち枯れて、残ったのはこの3輪だけになってしまいました。山野徘徊の際、自生する個体の花は釣鐘型の花の先端はもっと赤みが強かった様に記憶していますが、この点も樹齢の積み重ねで変化することを信じて待つことにします。 我が家では山野草に重きを置いて品揃えしています。畑違いの樹木を組み入れた理由は、夏の強烈な日差しを遮る日影樹としての役割をして貰うことに加えて、更には春の花に加えて晩秋には紅葉も期待できる、という風に、甚だしく強欲な目的が動機になっています。日影樹としての役割が果たせる様になるには10年ぐらいかかるかもしれませんが、気長に待つことにします。
2020年05月09日
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ハクサンチドリ(白山千鳥)が満開を迎えた頃(5/1)の記念写真です。その頃には他品種で開花が相次いだため、紹介する機会を逃していましたが、ここに来て開花も一段落し、取り上げる素材も途切れたためリバイバル登場となった次第です。 ここまできれいに咲き進んだのは、我が家では初めてです。とは言え、この子にとってこの先には茨の道が待ち受けています。最強の障害は7・8月の暑さで、標高1000~2500mの高山帯を主たる生息地とするこの子たちにとって、越えられぬ壁になっています。この壁の回避策として、猛暑の時期を強制的に休眠させ、15℃程度の冷温庫で過ごさせる計画を進めています。一昨年、この措置を試行して9割方上手くいっていたのが、冷温器の障害で庫内温度が上昇したことで、大寒の時期に芽出しを初めてしまい、計画は挫折してしまいました。冷温器の問題は解決したので、今年は完結目指して再挑戦です。
2020年05月08日
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イカリソウの「楊貴妃」が最盛期を迎えました。「不作」だった昨年から、一転して今年は「大豊作」になりました。原因は、昨年の暖冬に煽られて大寒の時期に芽出しを始めてしまった少なくない個体が、寒の戻りで手酷い痛手を負い、花の時期まで引きずってしまったためとワタクシは信じています。 この花の最大の魅力は、深紅の萼弁と淡黄色の距のコントラストだろうと思います。こうした特徴を漏らさずに楽しむには、深紅の萼弁全体が見渡せる様に、やや上から目線で眺めるのがベストだろうと思います。この様な特異な構造を持たない白花やピンク花品については、横、または下から見上げる様に、特徴的なイカリ型の”距”に重きを置いて楽しむ眺め方も否定はしません。
2020年05月07日
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昨日は比較的少量の場合のタネ蒔きについて紹介しました。それに対して大量の種子の場合の対処方法について紹介します。上画像は10日ほど前に取り上げた、雪割草の標準花・濃紫白シベ品の種子で、軽く100粒を超えています。これだけの量になると、最早2号程度の小さい種蒔きポットでは間に合わず、小型のプランタの出番ということになります。 それが下画像で、サイズは15×28cmあります。これなら100粒越えの多量の種子でも余裕で収容できます。発芽苗が成長しても、”押し競饅頭”状態になることもなく、開花直前(2年後の秋)までストレスなく過ごすことができるはずです。
2020年05月06日
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この1週間ほどで何度か取り上げた雪割草のタネ採種の顛末をご紹介。画像は我が家の雪割草保有品の中で、お気に入りのTop3に入る二段咲・濃紫白シベの種子です。朝方見回った際、こぼれ種がポット内に散乱しているのに気付き、早速回収と残品採種を行い、かき集めた約30粒です。これだけあると発芽率が高い場合、種蒔きポット1個では過密となり、成長速度に悪影響を及ぼす恐れがあることから、ポットは2個用意しました。品名ラベルが2個あるのはそのためです。 下画像が植え付けを済ませた様子ですが、各々に15粒程度を蒔いています。早ければ今月末には発芽が始まるかと思いますが、夏場の高温や強い日差しを避けつつ、濃いめの肥料投与で2年後の初花を目指すつもりです。
2020年05月05日
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白花シラン(紫蘭)が咲き始めました。昨年と比べて1日遅れ・・・ということは、”有意差なし”ということにしておきます。昨年までは露地植えにしていましたが、暴走的増殖で近傍の他の品種の生存を脅かし始めたことから、全て抜き上げて、少量をポットに戻してしまいました。画像の個体もポットに植え付けたものです。 ということは、露地の個体は全くないのか、というと、実はそうでもありません。抜き上げた多数の個体の内、一部は公共施設の花壇で引き取って貰えることになり、時間待ちでプチ菜園に仮植えしたものが数株残っています。間もなく準備が整う見込みで、移植を行う予定です。因みに露地の個体はまだ開花していません。
2020年05月04日
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ホウチャクソウ(宝鐸草)が開花しました。直近2年作落ちしたため、過年度との比較はできません。原因は面倒見に問題があって、長期間枯死寸前の状態が続いたためで、今もリハビリを継続中です。そのため自然界で見かける個体は草丈30~50cmはありますが、我が家の個体は現在20cmほどしかありません。花も健康体なら1茎に数輪咲きますが、今年の我が家の個体は1茎1輪がやっと、といった状態です。もう1年、個体数の適正化と肥料の増量などで体形を回復させ、来春には草丈30cm以上、かつ1茎に複数輪開花の実現を目指します。
2020年05月03日
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黄花のイカリソウ、「アンバー・クイーン」が開花しました。昨年と比べて12日も遅い開花ですが、昨年は今年と肩を並べる様な暖冬でした。で、更に1年遡ってフツーに寒かった18年と比べると、何と24日も遅い開花ということになりました。「暖冬だから早咲き」という、素人が飛び付きそうな論理は総崩れです。幸い株の健康状態には特段の異変は認められないことだし、これ以上の追及は止めておきます。因みに葉っぱが赤茶けて枯葉の様に見えますが、これでも十分な健康色です。この品種は葉を落とさずに冬を過ごしますが、越年葉は半分枯れて見苦しいので、新しい葉や花芽が出る前に全て刈り払ってしまいました。花が終る頃には葉緑素の充填も完了し、見た目も健康な緑に変わります。 ここで話題転換。イカリソウはこれまでに開花した「楊貴妃」とこの「アンバー・クイーン」の他に、純白の「小雪」、在来ピンク花の計4種を楽しんで来ました。この内、「小雪」は昨年の暖冬に騙されて、1月に続々と芽を出してしまい、その後のキツ~い寒の戻りで手酷い凍傷を負い、全滅してしまいました。また在来ピンク花は健康上の問題で、今年の花は見送りとなってしまいました。この1年、イカリソウに関する限り、多難な年となってしまいましたが、来春までに4種復活を目指してリクルートに当たるつもりです。
2020年05月02日
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1週間ほど前、雪割草の新顔3品を植え替えましたが、その際大量の種子が実っていて、その完熟には半月ほどかかりそう・・・などと見通しを述べてしまいました。それからまだ1週間も経っていませんが、昨日覗いてみるとポットの周辺にその種子が散らかっているのに気が付きました。慌てて落果した種子を集め、更には花軸に残っている種子も掻き落として、可能な限りの種子を集めたのが上画像です。 一見青々としていて未熟の様に見えてしまいますが、実はこの色合いで十分に熟している様です。「採ったらすぐ蒔く」の鉄則に従って、今日にも播種しようと思っています。
2020年05月01日
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