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昨日に続いて花鉢のコケ駆除・その②です。画像は3鉢に分植しているニリンソウ(二輪草)の内の3号鉢で、かなり年季の入ったスナゴケと振興勢力のゼニゴケが覇権争いを展開中ですが、遠からずゼニゴケが圧勝するハズです。秋には表土は全面ゼニゴケ一色に包まれると見ています。そうならない内に、未浸食だった頃の清浄な表土を回復させるのが今回の目標です。 という風に前振りだけは壮大なものになってしまいましたが、実行する内容は昨日のセリバオウレンのケースと大差ない内容です。表土を1~2cm剥ぎ取り、減った分の用土を補充して「一丁上がり」です。画像の上段がBefore、下段がAfterの様子です。この秋には完全植替えの周期なので、今回はお手軽に済ませてしまいました。 因みに住人のニリンソウは目下爆睡中(5月~2月)なので、外見上は何もありませんが、表土を捲った時、塊根が露出して色黒の健康そうな姿を垣間見ることができました。更に余談は続きますが、昨日紹介したセリバオウレンは年間を通じて青葉を茂らせていて、休眠なんぞには無縁ではありますが、今頃が最も動きが少ない時期で、立ったまま居眠りぐらいはしているかもしれません。
2020年07月31日
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長かった梅雨もやっと明けそうな兆しを見せています。この地方(関西)では、早ければ今日にも梅雨明け宣言があるかも・・・と言われています。そうした長い雨を味方に付けて、花鉢にはコケが浸食してしまいました。秋まで放置すると悲惨なことになりかねず、この辺りで酷いものは処置しようということになりました。 上画像が浸食の酷いものの代表のセリバオウレンのポットです。3.5号のポット表面は隙間なくゼニゴケに覆われてしまいました。ここにピンセットを差し込み、挟み上げるのですが、表面から1cmから2cmまでクモの糸の様な”仮根”が張り巡らされて用土を抱き込んでいます。全てを取り除くと、用土は2cm近く減ってしまいます。その後、減った分の新規の用土を補充して「一丁上がり」となる訳ですが、それが下画像です。この他にも浸食を受けたポットは数点あり、暑さの中で作業は続くことになります。
2020年07月30日
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この1ヶ月余り不毛の大地の趣を漂わせていた原種ネリネ「Rosea」のプランタに緑が戻り始めました。例年は葉っぱの量が1~3割に減るだけで、完全に不毛になることはありませんでしたが、今年は30cmプランタ5個の内3個まで完全に緑が消えてしまい、残る2個も1割以下まで減ってしまいました。そんな訳でこれまでは、休眠というものがあるのかないのかよく理解できないまま同居(?)していたというのが実情でした。今回の一連の流れを見せ付けられて、ようやくこの子たちの習性の一端に近付いた思いです。 花の時期は早い年で11月末、遅いと12月後半になりますが、それまでには葉っぱの量も溢れ返る状態になると思います。ただ、今年は長屋の大規模修繕が予定されていて、花の時期は不本意なものになるかもしれませんが、1年だけ我慢して貰わなくてはいけません。
2020年07月29日
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芝が伸び放題に伸びる季節です。この時期、2週間も経つと、芝は5~6cmは伸びてしまいます。画像上は、長雨もあって1ヶ月ほど芝刈りを怠った小庭の一角で、最深部(左奥)は12~13cmほどに伸びてしまいました。 昨日は天気は良くはなかったものの、雨が降ることはありませんでした。ならば・・・ということで、芝刈り用バリカンを落ち出して狩り払いに取り掛かりました。対象エリアはザックリ計算して4坪ほど。かなり使い込んだバリカンなので、切れ味は少々落ちていて時間はかかってしまいましたが、凡そ40分で一通り散髪を終了しました。周辺部や壁際は園芸バサミで手刈りしなくてはいけませんが、昨日はそこまで手が回らず作業を打ち切りました。下が上画像と同じ場所のAfter画像ですが、これでお盆頃までは・・・いや、お盆頃には再度芝刈りが必要になります。
2020年07月28日
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1番花開花から間もなく2週間が経とうとしているレンゲショウマです。その1番花はとっくに散ってしまいましたが、そろそろ最盛期を迎える頃合いで、昨日現在6輪が開花していました。例年だと梅雨も明けて、晴れた日の木漏れ日の中で咲く様は、神々しささえも感じさせられますが、雨、後雨の天候でそぼ濡れてしまっては価値も半減です。 週間予報によると、この地方では週半ば頃には梅雨明けしそうな見込みだとか。そうなれば花のクライマックスと相まって、この花も一段と”映える”かと思います。楽しみな季節になりました。
2020年07月27日
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ハクサンシャジンが咲き始めて半月余りが経過し、そろそろ幕引きの時を迎えます。残るツボミも先端を残すのみとなり、週明け頃には幕は下りてしまいそうです。但し、これはポット植えのものについてであって、露地に植えたものは少し事情が違います。露地株は成長が幾分遅れていて、一部が今から咲き始めるか、という状態です。この理由は、種蒔きポットの中で成長が早いものを選択してポットに植替え、残る成長の遅れたものは露地に植え替えたという事情によるものです。 さて、花が終われば次は「実」はどうか、という流れになります。この品種は風や昆虫による受粉の他に自己受粉もできるのか、ほぼ100%の確率で「実」を結んでいます。実際にこの中に「種子」が入っているかどうかは不明ですが、円形に行儀よく並んだ「実」は、なかなか品があって好感が持てます。
2020年07月26日
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朝食を終えて外を覗いてみると何点かのポットが棚から落下・転倒しているのが目に飛び込んで来ました。全く気付かずに惰眠を貪ってしまいましたが、前夜は相当な荒れ様だった模様です。慌てて飛び出して原状に復帰させましたが、転倒・落下が2点、転倒が1点、半転倒が1点という被害状況でした。幸い雨気味だったことで根の乾燥もなく、実害は生じていませんでした。梅雨末期の荒れる天候はここ数年は恒例行事の様になっています。葉っぱが高密度に繁茂する品種は、置き場所、置き方に一工夫が必要になっています。 という様な雑用以外は、まともな仕事もできずに1日が終わり、この場で紹介するネタにも事欠く状態です。来週には梅雨も明けそうな気配ですが、そうなれば何某かの状況変化もあるかもしれません。
2020年07月25日
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昨日紹介した様な休眠(実は眠ってはいない?)入りするものがある一方で、休眠から覚めるものもあります。それが上画像の白花タンポポです。この品種は5月末頃から1株、また1株と姿を消し6月上旬には全て姿を消していました。それに加えて、雨や暑さで芝刈りも疎遠になってしまい、伸びてしまった芝に隠れて半ばその存在すら意識から消えていました。 久々の程よい暑さの晴れ間に、芝刈りを行っていてポツリポツリと青みが顔を出し始めているのに気が付きました。画像はその芝刈りから2日ほど経った時点で撮影したものです。地表にまでせり上がった塊根の先端部から青葉が顔を出しています。芝刈りの際、新芽の先端をバリカンがけしてしまったため、どれも葉先が欠けています。我が家の最古参株だけあって、塊根も6株ほどに分化していますが、このままだと最盛期の株立ちが大型化し過ぎることから、近いうちに半分程度を間引いて規模の適正化を図るつもりです。
2020年07月24日
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ネジバナの中で、気の早い個体は休眠に入る体制に入りました。1週間ほど前から、葉っぱは枯れていましたが、花軸には青みが残っていて種子の成熟に大忙し・・・という雰囲気でした。昨日の様子はというと、円内の様に完全に枯れ草色で、種子は払い出しを終えてしまった様です。仮に受粉していたにせよ、いなかったにせよ、花軸の最大の仕事、種子の生成は終えたことになります。足元付近には微かに青みが残っているものの、事実上眠りに就いたと見做して良さそうです。 ところで”休眠”などとお気軽に呼んではいますが、その期間は1ヶ月か1ヶ月半ほどです。休眠が明ける時には世代交代した若芽が顔を出します。ということは、その間、地中では新しい世代の生成という大仕事が進んでいる訳で、実は”休”だの”眠”だのとは無縁の、猛烈な繁忙期なのかもしれません。
2020年07月23日
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サギソウの「銀河」が開花への歩みを放棄してしまいました。3日ほど前から画像の状態でフリーズしたかの様に動きを止めてしまい、遂に昨日は白い花弁の一部が黄変、つまり腐り始めてしまいました。5年ぶりに自宅で咲くサギソウが見られるか、と意気込んでみたものの何とも儚い夢でした。 長いご無沙汰で、サギソウの詳しい姿・形を忘れかけています。で、5年前(2015年)に咲いた時の画像を引っ張り出してみたのが円内です。これを元に今年の形状を分析してみると、サギの尻尾に当たる部位までは開いていたことになります。良かったのはここまでで、翼、頭、胴体に当たる部分が動きを始めようか、という段階で何かアクシデントが起きた様です。花弁のひだの部分をよくよく眺めるとアブラムシらしきものも見つかりました。これと開花未遂との関連は不明ですが、両者の関連については、文献や指南書閲覧時に手がかりを嗅ぎ出してみようと思います。
2020年07月22日
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時期を外したシュンランの手入れもこれで最後、というところまで漕ぎ着けました。上画像がその1鉢ですが、2年間放置したため限界越えの過密状態を呈しています。今回はこの集合体から、新子がバランスよく分かれるように分割すると共に、老化の著しいバルブを切除するのが主要な作業です。 葉っぱを掴んで引っ張ればスポッと抜けてくれる様ならベストなのですが、そうは問屋が卸しません。地上部と同様に、地中の根も激増してしまい、ポットの内壁に押し付けているため、抜き上げにはかなり手間取りました。その後株の分割にかかるのですが、老化株は予想外に少なく、残存株は3分割する結果となりました。その内2組を独立したポットに植え付けたのが下画像です。新子の季節も一巡してしまい、ほぼ出尽くした様で、左のポットには3芽、右のポットには4芽の新子が配分しています(円内)。3分割した内の残りは、大型ポットに寄せ植えする形で1年ほど過ごさせた後、優良株選別を行うことになります。
2020年07月21日
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1番花が開花して50日が経過したアムールナデシコですが、流石に弾(ツボミ)も使い果たした様で、幕引きの時が近づいています。使い残した弾は如何ほどか、指折り数えてみても片手でお釣りが来る程度しか残っていません。遅くとも来週初めには、最後の1輪を見送ることになりそうです。 2年前に目を瞑って大ナタを振り下ろす様な、かなり乱暴な株分けを行いましたが、これが予想外にいい差し手(将棋じゃあるまいし・・・)だった様で、以来、昨年、今年と記録的な豊作を達成しました。この間、実生1年目での花付きというメデタイことも実現した上に、万一の場合に備えて後継候補も確保できました。という風に、この品種に関する限り、この2年はいい事づくしに推移しました。
2020年07月20日
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アポイギキョウが開花しました。前年に比べて11日遅れの開花です。これだけ遅れると「何か異変が?」となりがちですが、今回に限っては放置OKです。理由は昨年までは露地に植えた個体の記録でしたが、今年はポット株の記録に変わっているためです。他の品種、例えばネジバナやオキナグサなど多くの草花に共通して、露地の方がポットやプランタより1週間から10日ほど早く咲く傾向が見られます。今回のこの品種も、そうした慣例(?)に従ったもので、実際の違いは誤差の範囲だろうと見ています。 じゃ、なぜ露地モノからポットモノに変更したのか、と聞かれると、そこは返答に窮するところです。ここ数年、露地に植えた品種が原因もよく分からないまま、消滅する事例が発生しています。シモツケソウの花付きの低下もこの流れの一環かもしれません。漠然とですが、地下水位の上昇で、根腐れを起こしているのでは?、などと疑ったりもしているのですが、現段階では確定までは至っていません。
2020年07月19日
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ハクサンシャジンが咲き始めて9日が経過しました。既に峠は過ぎた様ですが、何分にも個々の花の寿命が短く、花序全体が沸き上がるようなボリューム感はないまま幕引きの時を迎えようとしています。 そうした花を眺めていて、釣鐘型の花の先端、”裂片”と呼ばれる切込みは正式には何ヶ所が正式なんだろう、という疑問が湧いてきました。画像の株としては6裂のものが多数派を占めている印象ですが、正式にはどうか確認のためWikiに当たってみました。以下はその結果です。 花冠は濃紫色、紅紫色、淡紫色ときに白色で、鐘形または漏斗状鐘形になり、先端が 5裂する。 (出典:Wikipedia)ってことは、この株で6裂の個体が多いというのは、ハナから変異体ということになってしまいます。そんなことより流れる様な肩口の線、艶っぽい裂片の反りなどを考慮すると、裂片が5ヶ所だろうが7ヶ所だろうが、一切を不問に付すことにします。
2020年07月18日
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昨日紹介したドイツスズランの里子に関して続報です。市有地の歩道に設えられた小さな花壇には名も知らぬ低木が植えられていますが、土壌に馴染めないのか一向に成長する様子が見られないばかりか、少しずつ枯れて空地(隙間)が目立つ様になって来ました。こうした隙間に、何かの花を植えられないか相談を受け、本件のスズランを提案した結果、即決で植え付けが決まったものです。 場所については明言はしませんが、植え付けを済ませた様子が上の画像です。土壌は砂(真砂土?)が半分以上を占めていそうで、肥料分は殆ど含まれていない印象です。この先定期的に肥料の散布に通う必要がありそうです。
2020年07月17日
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そろそろ梅雨も幕引きか、という時期になって来ました。かねてより案として温めていたプチ花壇の品種間バランスの調整を決行することにしました。調整の骨格は強力な繁殖力で増え過ぎたホタルブクロとドイツスズランを大幅に減らし、これらの繁茂の煽りを受けて劣勢に立つシモツケソウとカキランの失地を回復することが目的です。駆除に伴い、網の目の様に地中に張り巡らせた地下茎を排除する過程で被害者側の根回りには少なからぬダメージが及びます。工事終了後数日の雨があれば、そうしたダメージも幾分か和らぐか、という期待から今決行に移すものです。 梅雨の雨で土壌が柔らかくなっていたため、作業の方は比較的楽に進みました。網目状の根っこの方は・・・というと、ホタルブクロの方は小は糸状の小さいものから、割り箸サイズまで縦横に走り回っていました。もう一方のドイツスズランは大きいところは大人の小指ほどもある根茎(?)が他の品種の根回りだろうとなかろうと、ところ構わず這いまわっています。これを駆除するために、やむを得ず被害側の株を一旦抜き上げざるを得ない場面もあって、結果的に植え替えてしまうものも出てしまいました。下画像がアフター画像ですが、かなりスッキリしたし、空地も捻出できました。 さて、駆除したドイツスズランについては受け入れ希望があり、相当量を里子に受け入れて貰える見通しが立ちました。こちらその候補ですが、今日にも現地に赴き植え付けを済ませるつもりです。
2020年07月16日
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レンゲショウマ(蓮華升麻)が開花しました。昨年と比べて5日早い開花です。前回(4日前)取り上げた際の印象から、開花は20日前後になるだろう・・・と見当を付けていたのですが、とんだ読み違いでした。ここ数年は賊どもの食害で惨憺たる作況が続いていましたが、今年ばかりはそれを潜り抜けての豊作でもあり、感激はひとしおです。 画像の背後に写っている通り、今年の作況は”大豊作”疑いなしです。これらのツボミのサイズと量から推測して、8月に入る頃までは楽しめそうです。などと言いつつ、開花日の読み違えを顧みて花の期間でも読み違えたら、もう外は歩けません。いやはや・・・・
2020年07月15日
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ハクサンシャジンが咲き始めて4日経ちました。ポット間で、或いは花茎毎に開花の進み具合に大きなバラツキがありますが、画像の花茎が最も咲き進んだ個体です。この花序では既に1輪が散ってしまいました。これを追いかける形で、2番手の花茎が咲き進んでいますが、そちらは早ければ今日、遅くとも明日には1本の花茎として満開の領域に入る筈ですが、残念ながら雨中の満開で、ゆったり眺めることはできそうにありません。
2020年07月14日
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この春、クマガイソウは芽は出しましたが、花を咲かせることはありませんでした。それでも枯死していなかっただけでも良しとして見守ってきたのですが、先月半ばにはその個体も地上部が姿を消してしまいました。これがこの品種としての消滅なのか、それとも暑さに負けて地上部だけが枯れたのか、確認したくなりました。もし前者なら欠員補充の手立てを考えなくてはいけません。 早速この春芽を出した辺りを掘り返しにかかります。万一地中の根茎にスコップが当たっても傷を付けぬ様、静かに優しく掘り進めます。まず2年前に植え付けた深さ5cm辺りまで土壌を排除しても何もありません。ならば・・・ということで更に5cmほど掘り進めるとやっと何かに当たった手応えがありました。これまで以上に慎重に掘っていくと根茎らしきものが現れました。その根茎に沿って更に掘り進めると終端らしい部位に行き着きました。それが上の画像ですが、冬芽らしきものも生成し始めていました。何とか種としての消滅は避けらことを確認して、元通り覆土して作業を終わりました。これが無事に成長して、来春花に再会できればいいのですが ....
2020年07月13日
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今年、作況が芳しくなかったネジバナでしたが、そうした中でも何とか絵になる出来栄えのものから、今年の働き者と怠け者を選んでみました。 画像の左が働き者で、花4~5輪で花序を1周するほどのキツイ捩じり様です。上から見て時計方向に捩じりながら天辺に向かっており、ネジで言えば「左ネジ」に相当します。ねじりがきつ過ぎて、結果的に捩じっているというより、ただとっ散らかっているだけと見えてしまいます。これが10~15輪で1周するくらいが、連続的に捩じれ感は際立ちます。この花の世界でも「過ぎたるは及ばざるが如し」という故事は成立する様です。因みに、今年は右ネジに当たる個体では、ちょうどいいサンプルは発見できませんでした。 それに対して画像右は怠け者代表で、花序の下端から天辺まで半周どころか1/4周もしていません。これだけ芯の通った怠け振りになると、注意するよりむしろ応援したくなってしまいます。
2020年07月12日
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レンゲショウマ(蓮華升麻)のツボミが、大きなもので8~10mmに成長し、外装となる萼片の色は赤紫色を帯びてきました。ここまで大きくなると萼片はかなり固くなるため、滅多なことでは賊どもにも歯が立たず、食害に怯えることもなくなります。 後方に小さく写っている個体は発生が遅れたもので、大きさは4~5mmといったところですが、この段階で賊に襲われると絶好のご馳走になりかねません。昨年はその段階で大発生した賊の襲撃を受け、8割方が賊どもの腹の中に消えてしまい、結果大凶作となってしまいました。今年はまだそうした賊は発生しておらず100%に近い生存率を実現しています。遅れている個体も、あと10日も経てば安全圏に入り、今月下旬から来月上旬の開花時期に滑り込むことができます。今年は「豊作間違いなし」と言っても良さそうです(ニンマリ)。
2020年07月11日
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ハクサンシャジン(白山沙参)が開花してしまいました。「してしまいました」などと、随分突き放した言い方ですが、予想を悉く外してしまい、穴があったら入りたいほどの恥ずかしさが言わせた文言とご理解頂ければ幸甚です。 釣鐘型の花の大きさは、高さ1cmほど、胴の直径7~8mmといったところです。3~6cm間隔の節ごとに4~10輪のツボミが放射状に付いています。花期の間に茎は更に伸びながらツボミも増えそうな勢いを見せています。 僅か2日前に取り上げた時には、こんなに早く開花しようとは思えませんでした。しかも花色さえも変えての上の所業です。それもこれも、初めて自分で栽培して、定点観測したことで得られた知見です。結局、東北地方の1000~1500mに自生する個体と比べて、花期は1ヶ月半も繰り上がったことになりました。次のシーズンには、もう少し的を得た見通しをご披露できるかと思います。
2020年07月10日
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昨日紹介した通り、ハクサンシャジンの花の準備は順調に進んでいます。それに対して、花茎の姿勢は?、というと、一旦株元で放射状に地面に伏せて、その後花の季節が近づくと上向きに方向を変えて伸び始めた結果、全体を見ると甚だしくだらしない姿勢になってしまいました。今回はこのだらけ切った花茎に添え木を当てて、”気をつけっ”の号令で背筋をピンと伸ばして直立している風な、姿勢の矯正をしようというものです。 直立させるのは2.5mm径のアルミ線です。額面通り直立させると、花の時期に天辺が広がりを持った時、相互に干渉し合うことになるので、上部が幾分広がる様に支柱となるアルミ線を用土に差します。曲がり癖のついた花茎を、この支柱に沿わせてゴム引き鉄線を巻いて固定します。花茎6本に対して同様の措置を行って、作業を終了した様子が上の画像です。あと半月余りで花の季節を迎えると思いますが、何とか見苦しいところをご覧頂くことは避けられそうです。
2020年07月09日
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ハクサンシャジンの開花に向けての動きが、目に見える様に激しさを増してきました。今のツボミの大きさは、先端部でひと塊になっているグループで米粒サイズ、最大のものはその3~4倍ほど、といったところです。 花の色に関しては、これまで目にした限りでは、ごく淡いブルーが圧倒的多数派でしたが、上の画像を見る限り、限りなく白花の様に見えます。とは言え、この先、青花に大化けする可能性も否定はできず、最終的な判定にはもう少し時間が必要な様です。
2020年07月08日
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先般スナゴケを紹介しましたが、それと並んで今大切に育てているのがこれ、実は正体不明品種です。Web図鑑などに当たってはいるのですが、未だに「これだっ‼ 」というものに行き着いていません。我が家にやって来て2ヶ月余りになります。特徴は先端部がごく明るい緑であるため、ちょっと見には光っている様に見えるところです。これは乾燥した時だけで、水遣りなどで水分を含むと速攻で光を失います。ヒカリゴケの様に少ない光を反射する様な構造ではなさそうで、光量を下げて行くと見えなくなります。 このポット(2号)への植え付けは、2~3mmに裁断したものを赤玉土細粒の培地に蒔いていました。さほど日数をかけずに裁断したコケは伸び始め、今では長いものは1cmほどに伸び、先端が分岐するものも現れましたが、コケ本体は今も培地に横たわったままです。もう少し量が増えれば”押し競饅頭”の効果で立ち上がる様になるかと思いますが、それには1年ぐらいかかるかもしれません。
2020年07月07日
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いつもならとっくに休眠に入っている筈のクロユリですが、1ヶ月ほど遅れてやっと最後の1芽が眠りに入る体制に入りました。これを待って、過密状態に陥ったポットを一回り大きな新居に植え替えることにしました。現在の住まいは5号ですが、ここにざっと数えて10芽が顔を出していました。こうした過密を解消するのが今回の植え替えの目的で、時期の不適切に関してはこの際目を瞑ります。 ポットを掘り上げて球根を取り出した様子がこちらです。中クラス8個と、鱗片が剥がれ落ちたらしい微小球根2個が出てきました。この内、中クラス球8個は予め用意した7号ポットに植え付けました(下画像)が、このサイズでは来春の花は期待できません。もう1年、体造り(球根肥大化)に励んで貰うことと、これを加速させる意味で施肥の増量を進めていきます。微小球2個は別のポットに植え付け、こちらは実験の意味を込めて濃厚施肥での推移を観察して行くことにします。
2020年07月06日
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ネジバナの本隊が最盛期を迎えましたが、今年は何か変です。上画像の様に花も花軸も綺麗に咲いたのは2割ほどで、残る大半は下画像の様に花弁の一部や花軸のどこかが黄変してしまい、開花直後でも花に鮮度を感じないのです。この様な現象は殆ど記憶にありません。 この症状が潅水や気候からくる一過性のものか、或いは何かの病気か見当も付きませんが、花の見栄えを著しく損なう由々しき問題です。とは言え、どこをどう押せばどうなる、といったことは全く知識がありません。ということで、結論はお決まりの通り「1年後の様子を見てから・・・」ということに落ち着きそうです。
2020年07月05日
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この2号ポットに植え付けて1年近く経ったスナゴケです。取り立てて珍しい品種という訳ではなく、街中の極端に乾燥しないところなら普通に見かけるものです。この春頃までは下地の微粒赤玉土が丸見えになるほどコケの密度はスケスケでしたが、ここに来てやっと下地を覆い隠すところまで密度を上げて来ました。 と言っても、コケの層の厚さは精々2~3mmといったところで、目標とするポットの端面まで伸びるまでに、あとどれ程かかることか。因みに目標とするコケの層の厚さは1cmほど、ポット上で緩やかなドーム形状を描く状態なのですが、このコケの特性がそうした用途に向いているかどうか、といった基本的な裏付け情報は皆無です。
2020年07月04日
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前回取り上げた時にはゴマ粒大で、ツボミなのかトゲなのか俄かには判別できなかったハクサンシャジンでしたが、あれから10日近く経過して大きさはコメ粒大に成長し、形もそれと分かる様になってきました。この様子なら、大きなアクシデント、例えば毛虫の大発生などがなければ、本場の亜高山帯より半月ぐらい早く、今月下旬には開花するかもしれません。いや~~、実に楽しみです。
2020年07月03日
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オウゴンオニユリ(黄金鬼百合)が開花しました。昨年より2日早い開花です。今回開花した個体は、主が枯死して空き家となったポットに寄生した株で、主力の露地植えの一群は2~3日遅れて推移しています。この週末には、こうした露地モノも咲き揃うものと思います。 この品種の生命力、繁殖力は脅威すら感じさせます。種子や球根の分裂による増殖が問題になることはありませんが、ムカゴ(画像の葉の付け根に付いた黒い球体)による増殖は爆発的で、4~5年を経過した古参株の場合、1年で数10倍に増えることも十分にあり得ます。このため我が家では、このムカゴが自然落下する前に人為的に採取して、決して地面には落さない努力を続けています。この個体の開花を機に、本年1回目のムカゴ狩りを行いましたが、1回、2回では済まないのが面倒なところです。
2020年07月02日
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サギソウの「銀河」にツボミが発生しました。この先大きなアクシデントがなければ、久し振りに我が家で咲くサギソウを眺められそうです。 この品種が我が家で最後に花を咲かせたのは2015年でした。それ以来、実に4年もの間花を見ずに過ごしてきました。この間、作付けしなかった年もあるにはありましたが、多くは途上での食害や原因も分からないまま姿を消してしまい、花の季節を迎えることすらできませんでした。今年もそうした悲惨な状況から脱したとは言い切れない状況です。例えば葉っぱの端面は軽度の食害で黄変しています。こんなことなら一度屋内で育ててみようか、などと短絡的な思考に陥りかけたりしていますが、今のところ打開策は見つかっていません(溜息)。
2020年07月01日
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