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ドイツスズラン(鈴蘭)が咲き始めました。昨年と比べると4日遅い開花ですが、ま、この程度なら目くじらを立てて追及する必要はないでしょう。それよりもワタクシが問題視しているのは総個体(株)数に対する開花株の比率の低さです。今年芽を出した株数は100株を軽く超えていますが、花芽を携えているのは10株に届いていません。1割にも届かない打率ではチームの一員として抱えていくのは困難です。特に強力な繁殖力で、プチ花壇を席捲しつつあって、他の品種を脅かし始めている状況は頭痛のタネです。このシーズンが終わった時点で大幅な個体数の圧縮を進めるつもりです。一部は公共の花壇に移植することで了解を取り付けましたが、引受先のないものが出るのは避けられません。南無・・・・
2020年04月30日
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シコタンソウ(色丹草)が咲き始めました。昨年と比べて1日遅れですが、誤差の範囲としておきます。昨年は花の数が甚だしく少なかったのですが、今年は大幅に回復しています。とは言え、花のサイスは0.8~1cmと非常に小粒なので、豪快な眺めとは無縁です。お勧めの鑑賞法は、花に顔を近づけて、顔に散りばめた赤や橙、黄色の斑点を楽しむというのが正統派の楽しみ方です。 6.5号(20cm径)の比較的大型の陶鉢に植え付けているのですが、2年間何もせずに過ごさせたためぼうぼうに伸びて、ポットの端から端を往復しても余るほどです。今年は花後早いうちに、大ナタを振るう感覚で刈込みを伴う植替えを行うつもりです。
2020年04月29日
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ホウチャクソウの「肩紅花」が開花しました。昨年と比べて8日早い開花です。昨年を上回るとも言われた暖冬に、この品種が素直に反応してしまった結果と理解して大きな間違いはなさそうです。 この品種は「肩紅花」という銘を背負っていますが、今年もその銘に納得する容姿は現れませんでした。10年近く同居して来て、それらしい兆候が表れたのは1回だけという情けなさです。現在は一般的な在来のホウチャクソウと区別して栽培していますが、そろそろこの仕切りは取り除いてしまう方が合理的なのかもしれません。
2020年04月28日
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20日ほど前に咲き始めたニリンソウが見頃を迎えました。咲き始めから暫くはニリンソウの名を捨てて、1輪だけでお手軽に済ます個体が多かったのですが、ここに来て上画像の様に2輪がセットで咲くものが大半を占める様になって来ました。やはりニリンソウはこうでなくては眺めに締まりがありません。 冒頭で”見頃”などと大上段に構えた物言いをしてしまいましたが、花の量は消して多いとは言えない状態です。肥料の効かせ方に問題があるのか、或いは他にもっと大きな手抜かりがあるのか判然としませんが、今年の休眠期間は有機肥料、化成肥料ともに分量を増やしてみようと思っています。 余談ですが、1番花は2輪がセットになってはいたものの、片方の成長が著しく遅れていました。先行した方は相方が開花するのを首を長くして待っていましたが、結果は兄貴分の寿命の内には間に合わず、兄貴分が黄変した後に開花するというちょっと切ない幕切れになってしまいました。
2020年04月27日
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日本サクラソウの「鋸峰」が見頃を迎えました。”爆咲き”と言っても恥ずかしくないボリュームです。残念なのは花軸が伸び過ぎて(20cm越え)、葉っぱまで揃えて画像に収めることができないところです。あと1週間ほどでこの眺めも終わり、「祭りの後」の寂しさがやってきます。 こうした眺めの裏に、頭が痛いところもあります。大きなアクシデントがなければ、秋には根茎は倍増してしまう筈です。既に我が家の収容能力は限界に達しており、この子たちの身の振り方を考えていかなければいけません。
2020年04月26日
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3月の上旬に新潟市まで出掛けてリクルートしてきた雪割草を、花も終わったことだしこの辺りで定住させてしまおう、ということで植替えを行いました。画像の個体は、濃紫白シベの標準花で、雄シベ、雌シベが揃っているだけに大量の種子を結んでいますが、成熟はもう少し先のことになりそうです。 未熟の種子を散らさない様、優しく優しく塩ビポットから抜き上げます。用意したのは5号陶鉢です。新居に植え付ける際も、葉や種子に強い刺激を与えない様、気を使いながら新たな用土を充填して植え付けを済ませました。その様子が下画像です。半月ほどで種子は完熟すると思いますが、採り蒔きで全点発芽を目指します。 ほぼ同じ要領で残る2点(赤絞り標準花、濃紫千重咲)の転居も済ませました。日差しが強くなるまでに新たな用土に馴染んでくれればいいのですが ....
2020年04月25日
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ユキモチソウ(雪餅草)も開花しました。昨年より2日早い開花ですが、この手の品種は開花を認定する状態にも少なからずバラツキがあって、1週間程度の違いは無視するのが妥当です。昨年、地中の芋が2分裂して双方小型化した結果、仏炎苞も小さくなってしまいました。自生地で見かける普通のサイズに比べて、ザックリ言って半分ほどしかありません。 この品種の開花で、我が家の不気味4兄弟は3品まで開花しましたが、残る1品(マムシグサ)は今年の開花は見込みゼロです。理由は昨年中に芋が7分裂して、どの個体も草丈7~8cmしかなく、向う2年程度は仏炎苞どころではありません。今は5号ポットで”押し競饅頭”状態ですが、近日中に1点を選抜し、集中的に促成して作落ちの期間を短縮しようと思っています。
2020年04月24日
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白花ミヤマオダマキ(深山苧環)が咲き始めました。昨年と比べて1日遅れですが、この程度は誤差の範囲ということにしておきます。平年並みに寒かった(個人の感想です)一昨年と比べると9日遅れということで、この辺りは気候の動向と野草の生き様を見てストンと腑に落ちる思いがあります。 長い間、個体数の抑制に当たって来ましたが、3-4年前に枯死するものが続発して、残存数1株のみというで全滅の危機に瀕したことがありました。その時には、瀕死の個体をなだめたりすかしたりしながら、何とか虎口を脱して、今は再び個体数抑制が必要な状態まで盛り返しました。今後は定期的に若齢株に転換するなどして、全滅回避の工夫を取り入れた抑制策を講じて行かなくてはいけません。
2020年04月23日
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イワチドリが開花しました。昨年とピタリと同じ開花日です。花茎は2芽立ち上がっていますが、これは春先にご覧戴いた球根(バルブ)の内、大きい個体の数と一致します。分球して増えた小球が、翌年いきなり花を咲かせる・・・ということはあり得ないことを見せ付けてくれました。 この品種は100点近い我が家の山野草の中でも最も小型で、今の草丈は7cmしかありません。7~8月には12~15cmまで伸びることもありますが、それでもサイズでどん尻から逃れることはありません。花も1cmに届かぬ大きさで、自然界なら殆ど気付かずに通り過ぎてしまいそうな存在です。裏返して考えれば、スペース的なパフォーマンスは群を抜いている訳で、この先品種を増やすとすれば、この一群から選ぶのが最良かもしれません。
2020年04月22日
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「四川アツモリソウ 開花!! 」と大書して宣言したかったのですが、実際に咲いてみると全く別の品種でした。ツボミが姿を見せるまでは四川アツモリと信じて疑いもしませんでしたが、一茎一花である筈の花茎に2個目、3個目のツボミが現れるに及んで、初めて間違いに気付いた次第です。いろいろ調べてみると、緑花のアツモリソウ「ヘンリー」らしいことが分かりました。花の大きさ(袋の部分)はウズラの卵サイズといったところで、全身緑一色です。正直にいうと紫や赤のストライプが鮮やかな花を期待して購入したのですが、今更不満を言っても始まりません。 この花の苗を購入したのは2月下旬でした。山野草店が大量の新苗を仕入れる前に、前年の残り物を調達するのが目的でした。理由は前年春、またはそれ以前に仕入れ、売れ残ったものが1年間生き残った・・・ということは、それなりに生命力が強い個体である可能性が強い訳で、さらにそうした生存株の中から健康そうな冬芽の個体を選んで持ち帰ったのですが、品種ラベルが違っていたとは知る由もありませんでした。こんな失敗例もありますが、この先もこうしたリクルート手法をやめるつもりはありません。
2020年04月21日
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イカリソウの「楊貴妃」が開花しました。昨年より6日早い開花ですが、普通に寒かった一昨年と比べると2週間近く遅い開花で、こうなると訳が判らなくなってしまいます。暖冬に背を押されて早咲きするものもあれば、逆に遅くなる”ひねくれ者”もある、ということにしておきます。 昨年は夏の間に枯死するものが相次ぎ、増加の一方だった個体数が初めて減少してしまいました。度が過ぎた暑さが原因と考えているのですが、今年は元の増加傾向に戻りそうです。美麗な品種なので枯死のよる減少は避けたいところですが、増え過ぎも困りものです。
2020年04月20日
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日本サクラソウの「白鷲」が開花しました。昨年の実績と比べて1日遅れですが、ほぼ同時と見做せる範囲です。花弁に淡いピンクが差すところは、4日前に開花した「鹿島」とよく似ていますが、「鹿島」は花弁に”ふぎれ”があるのに対して、こちらにはそれがありません。この品種も花茎が伸び放題に伸びて25cmに達してしまい、花と葉っぱを1画面に収めると花の状態が識別し難くなってしまいます。で、花だけをズームアップしたのですが、風情に欠けるところはどうかお目こぼしを ....
2020年04月19日
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普通なら3月末から4月初めには動き始めるはずのクマガイソウ(熊谷草)が、4月の中旬に差し掛かっても一向に動きを見せず、枯れてしまったか・・・と諦めの境地に入りかけた昨日、何と何と1芽が顔を見せてくれました。昨年と比べて実に19日も遅い顔出しです。その原因は横に置いて、生きていたことが確認できただけで、赤飯ものの慶事です。 因みに4/17といえば、昨年は1番花が開花した日付です。この品種、始動(芽出し)から開花までの助走期間は概ね20日程度です。単純にカレンダーにこの期間を当てはめると、開花はG.W.が終る頃になってしまいます。標高7~800mの山間部ならこれでも普通ですが、ここ(同100m)では何か不吉を予感させる時期でもあります。何とか無事に開花に漕ぎ着けてくれる様、祈る気持ちでその時を待つことになりそうです。
2020年04月18日
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コシノコバイモ(越ノ小貝母)が早くも休眠に入り、地上部は早いものは完全に姿を消してしまいました。上画像で後ろの陶鉢に在来球根が1個、前列の塩ビポットにこの春調達した2個の球根が収まっていますが、塩ビポットは直径5cmで用土の量も僅かで、乾燥への耐久性はないに等しい状態です。ということで、この3ポットの球根を後ろの陶鉢に集約することにしました。 球根を取り出した様子が下画像で、中央の大きい個体が在来球根です。我が家にやって来て既に4~5年が経過しており年相応の貫録を見せた感じです。これを、ヒゲ根を損なわない様に慎重に陶鉢に植え付けます。休眠中ひもじい思い(?)をすることがない様、緩効性肥料や有機固形肥料を施して作業を終えました。その様子がこちらです。1年後全員元気で再会したいものです。
2020年04月17日
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先般(4/3)鳥取県の扇ノ山に登った際、登山口の案内板に「氷ノ山後山那岐山国定公園」なる文言に遭遇しました。氷ノ山(兵庫・鳥取県境)や後山(兵庫・岡山県境は)複数回(と言っても高々2回ですが・・)登っており、「フムフム・・」とスムーズに理解できたのですが、那岐山(鳥取・岡山県境)はさっぱりイメージが浮かびませんでした。「だったら行かねば・・」ということで、昨日行ってきました。 自宅から少しでも近いコースを、ということで、まず選んだのは岡山県側の登山口です。そこには3つのコースが供用されていますが、取り敢えず選んだのは一番東側の「菩提寺コース」です。実際に歩いてみての感想は、実によく手入れされていて、歩く上での危険な箇所というのは見当たりませんでした。まだ山開きに相当する行事前らしく、コース内への倒木などで歩き難い箇所も少なからず見られましたが、これはやむを得ないことです。全般的に土の斜面のコースには丸太で階段が設えられていて、スリップなどへの備えは万全です。更に雨水などによる表土の”えぐれ”も防いでいます。残念なのは段差の大きいところで、最大段差は大人の”膝”(約50cm)近くもあって、これでは”歩く”を通り越して、”跳ぶ”か”よじ登る”しか対処方法はありません。多大な費用を投入されているとは思いますが、少しずつでも改良したいものです。 標高1100mを超える辺りからコース内の残雪が目立つ様になりました。といっても深さは最大でも10cmほどで、前回の扇ノ山の様な苦行はありませんでした。昼近くなって気温が上昇すると雪解けが激しくなり、コースは小川状態になってしまいました。画像は山頂(1255m)の様子ですが、この残雪も後1週間もすれば消えて、ドライウォーキングも可能になるかと思います。 初めての遠征を通じての感想は、雪山へのトライなどの特別な目的がないなら、やはり雪が消えてからの登山が快適かと思われます。雪の少ない今年でこんな状態だったので、5月に入ってからそれぞれの登山目的に合わせて選ぶのが良さそうです。
2020年04月16日
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日本サクラソウの「鹿島」が開花しました。前年と比較して1日早い開花・・・ということは差はないということになります。一足早く開花した「鋸峰」とよく似た形状、色合いですが、こちら「鹿島」の方が赤みが幾分強い点が異なります。花茎が15cmまで伸びて、花と葉両方を写し込もうとすると、花の特徴が判別し難くなるため、今回は葉っぱは捨てました。花だけの一人旅では幾分情緒に賭けますが、その点は悪しからず・・・・ サクラソウの仲間は毎年猛烈に増えます。その一方で、ポット単位で一冬で全滅する様なデリケートさも併せ持っています。この「鹿島」も、この冬その轍に嵌って6.5号ポット1個分が消滅してしまいました。同じ様な植え替え作業を施したものが、なぜこうなったのか訳が分からない状態ですが、こうしたアクシデントが何年かに1度の頻度で発生しており、付き合いは中々大変なところがあります。
2020年04月15日
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ハクサンチドリ(白山千鳥)が咲き始めました。先代の最後の開花から2年ぶりの再会です。この何年かは、この子たちが自生する山域へ、開花する時期に出掛けていないため、出会いのためには栽培する他には手段がない状態が続いていました。その意味で第1段階の目的は果たせたことになります。 第2段階はその個体に夏越しさせ、次の春に再会すること、そしてこのループを永続させることなのですが、この地での夏越しが中々の曲者で、多くは猛暑・酷暑が凌げず、”おひたし”の様になって神に召されてしまいます。先代では、この挫折の寸前に撤収して、湿らせたミズゴケに包んで、定温(≒15℃)の冷温器で保存する方法を導入しました。7月から秋までは順調に過ごせたのですが、冷温器の故障で庫内温度が上がってしまい、真冬に芽出しを始めてしまいました。最終的に凍死に近い形で枯死してしまいました。冷温器の問題は、現在は解決し信頼性は確認しており、夏場の大障害の回避策も万全です。今度こそ永続サイクルへのトライも準備万端です。
2020年04月14日
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大輪トキソウの新芽も出揃いました。あいにく元のバルブが小さくて、この春、花を咲かせる可能性はありません。”超”を付けたくなるほどの小型の個体(2点)に広い住まいは要らない、ということで、割り当てたのは2号の極小住宅です。その小さいバルブの内の一方に、新芽が2つ顔を出してしまいました(上画像円内)。1.5cmにも届かないバルブに2芽がぶら下がっては、共倒れになる可能性があります。 そこで折角顔を出した新芽に、かわいそうですが片方は切除して、残る1芽に賭けることにしました。切り取るのは当然の帰結ですが小さい方になります。こうして処置を終えた様子が、下画像右側です。来年の開花必達を目指して、この先濃厚な有機系肥料を施していくことにします。
2020年04月13日
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ウラシマソウ(浦島草)が開花しました。この品種、18年春までは単一の株(つまり一個の芋)だったのですが、18年秋から翌春の間に分球して6株に増えてしまいました。”四分五裂”を超越する分裂劇だったことになります。昨年春は各々の株が仏炎苞を生成できる成人に達しておらず、作落ちになってしまいました。 そして1年、今年はその内の2株が、辛うじて仏炎苞を生成しましたが、その大きさは大人のややゴツゴツした小指ほどしかなく、迫力不足は否めません。花後、この内1点だけをポットに残し、濃密な施肥で促成栽培を進めることにします。残りは露地に移したり、自然の森(の様なトコロ)に移植しようと思っています。
2020年04月12日
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赤花糸葉ヤマシャクヤク(Paeonia.tenuiforia )が開花しました。2年ぶりの対面で感激に浸っているのですが、中でも深紅の花弁の光沢感は絶品です。また遡れる限りの記録を見渡して、今年が最も早い開花ですが、花はこの1輪限りで後に続くものはありません。ため息が出そうな貧作ぶりです。 この品種、過去4年を遡ってみると、咲く→咲かない→咲く→咲かない・・・という隔年行事の様な不安定な作柄を繰り返して来ました。今年は開花年に当たる訳で、見込み通りと言えばその通りなのですが、このままでは困りものです。とは言え、どこをどうくすぐれば笑い転げてくれるか、と言えば、その辺の打開策は急には思い浮かびません。取り敢えずこの先、有機系肥料を濃厚に施して、体力増強に努めてみます。
2020年04月11日
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ニリンソウ(二輪草)の1番花が開花しました。一昨日(4/8)のことです。昨年と比べて1日早い開花ですが、この程度は誤差の範囲とします。この個体は品種名の通り2個のツボミを擁していますが、片方は成長が甚だしく遅れています。2輪が揃い踏みすることは叶わないかもしれませんが、静かに見守ることにします。 余計な情報ですが、現在我が家にはこの品種が2鉢+1プランタに分散して存在します。スペース的に甚だしく負担になっており、間もなく訪れる休眠期に入り次第、1プランタに集約しようと思っています。
2020年04月10日
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露地の地エビネ(海老根)が開花しました。昨年と比べて9日早い開花です。”昨年を上回る暖冬”に強く後押しされた結果と考えても大きな間違いはなさそうです。 今年の株は過去3年と比べて大幅に大型化しています。図体の大型化に伴いツボミの数は、従来9~12個だったものが、今年は19個に増えています。満開になった時の見応えはかなりアップするかと思いますが、その時期は1週間ほど先になるかと思います。季節が進み暖かくなると花の寿命は短くなる傾向がありますが、この品も満開期を迎えるのが先か、先に咲いた花が寿命を迎えるのが先か、時間軸上の競争が展開されています。
2020年04月09日
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雪割草の花も一巡し、今はもう”宴の後”の眺めになってしまいました。その”宴の後”に昨年まで見られなかった光景が点在しています。それが種子の結実です。 この3年ほど、我が家の雪割草手持ち品は二段咲、千重咲のみとなり、花粉を生成する雄シベを有する品種が存在しませんでした。このため長い間(少なくとも5年以上)種子を実らせた光景を見ていません。それが今年は画像の様に結実したらしい品種が3品現れました。原因は3/7に新潟市まで弾丸ツアーを敢行して、その際調達してきた3品種の中に標準花が2点存在したことです。少なくとも2週間は在来品と新顔の標準花が並行して開花していた期間があり、この間に何かの昆虫か、或いは風で飛散した花粉で受粉が成立したと考えられます。どんな花が咲くか見当もつきませんが、採取して蒔いてみようと思っています。結果が出るのは短くても2年後になります。
2020年04月08日
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ムサシアブミ(武蔵鐙)が開花しました。昨年と比べて1日遅れという結果ですが、”同じ”と見做しても意義はなかろうと思えるレベルです。一時は”四分五裂”とも形容できる分球で、仏炎苞が小型化したこともありましたが、今年は盛期の大きさを回復しているばかりか、足元には子株を付き従えています。 という風に書き進めながら、ワタクシとしては何となく後ろめたい思いに囚われています。というのは、開いたのは仏炎苞であって花ではないからです。花は仏炎苞の胴に当たる部位の中に納まっていて、この部分まで見届けて”開花”と宣言している人は、研究目的の専門家を除けば殆どいないのではないかと思います。もちろんワタクシもその他大勢に含まれます。という様な経緯から、年毎に「開花」、「開店」、「展開」などと、呼び方がぶれまくっていますが、その辺はどうかお目こぼしを・・・・
2020年04月07日
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濃色シコクカッコソウ(四国鞨鼓草)が開花しました。昨年は作落ちしたため、更に1年遡ってみると5日早い開花ということになりますが、平均的に寒かった一昨年と暖冬だった今年を比較することに余り意味はないかもしれません。 昨年梅雨ごろ地上部が姿を消し、最終的に”枯死”という結果に終わってしまいました。その後も自動潅水のカバー範囲に置いたまま秋まで放置していました。ようやく涼しさを感じ始めた頃、枯野状態だったポットからサクラソウ特有の葉っぱが顔を見せ始めました。一旦枯れたポットに何故?、と暫くは理解できませんでしたが、何はともあれ後継の株が再生できたことはワタクシにとっては奇跡でした。しかも”復活即開花”という流れは極上の幸運としか思えません。再び全滅の危機を招かないよう、あらゆる手立てを講じていくつもりです。
2020年04月06日
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露地のミヤマオダマキ(深山苧環)が開花しました。昨年は作落ちしたため前年比較はできませんが、更に1年遡って2018年と比べると、開花日はピタリと重なりました。そんな偶然性は横に置いて、昨年の作落ちの原因は、長く記録を残してきた古参株が枯死したため、という情けない話に行き着いてしまいます。 古参株消滅後、空白1年で同一品が復活したのは、その古参株が散らした種子が大きな仕事をしてくれました。この個体は、多分昨年春時点では2年目ぐらいだったのではないかと思います。そして今年、こんなにたくさんのツボミを付けてくれました。個体数はこの他にも3-4点が散在しており、暫くは全滅の心配はせずに済みそうです。
2020年04月05日
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先般の高御位山縦走に関する記事の中で、翌日の筋肉痛を予言していましたが、意外なことにそうした症状は全く出ず、シャキッとして過ごすことができました。冬の間、全く運動はしていなかったのですが、予想したほど筋力の減損はなかったのかもしれません。それなら2番手の山は少しグレードを上げよう、ということで鳥取県東部、兵庫県との県境に近い扇ノ山((おうぎのせん、1310m)を選んでトライしてみました。尚、この山は三百名山として選定されている山でもあります。 多数ある登山コースの内、今回は「ふる里の森コース」をチョイス。通常ならこのコースは標高900m付近から山道に入りますが、現在は積雪の後始末が手付かずで、登山口の2.2km手前から歩く羽目に陥ってしまい、歩行距離は倍増、積算標高は1.5倍に増えてしまいました。コースの様子は標高1100mぐらいまでは残雪も少なく、快調に歩くことができました。それが1100mを超えた辺りから様子はガラリと変わってしまいました。上画像がその様子の一例ですが、11時を過ぎる頃には気温上昇で表層の雪が緩み始めました。いわゆる「腐れ雪」とも呼ばれる状態で、湿った雪には靴のグリップは殆ど効きません。滑る、踏み抜くといった難行苦行を繰り返し、どうにか山頂には到達できました。 下画像が山頂の様子ですが通常1.5mぐらいはある筈の標柱が、頭60㎝ほどしか出ていません。「扇」の1文字は読めますが、そこから下は雪の中です。それやこれやで、この時期にこのクラス(標高、地域など)の山に登るのは止めた方がいい、というのが今回の山行から導き出した教訓です。
2020年04月04日
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日本サクラソウの「鋸峰」が開花しました。先頭切って開花したのは、最初に立ち上がった花芽ではなく、3日ほど遅れて立ち上がった後発の花芽でした。右手後方で頭が画面に入り切らないほど伸びているのが最初に姿を見せた花芽ですが、背伸びに夢中になっている間に開花順序で逆転を喰らった形です。 画像では全ての花軸が同じ方向に傾いていますが、これはカメラが傾いている訳ではなく、花軸が日差しを追って首を振ったための後遺症です。最初の内は1日2回ほど矯正していたのですが、外出などで手を抜いたことと開花が近付いて花軸が硬化する時期がシンクロしてしまい、真っ直ぐに戻せなくなってしまいました。こうなるとアルミ線などで引っ張って直立させる以外に手立てはありません。見てくれは決していいものではありませんが、だらしなく傾いているよりマシだろうということで、こうした措置も実施するつもりです。
2020年04月03日
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1週間ほど前、露地のカタクリが今年は咲くぞ、と確信めいた書き方をしてしまいましたが、そのカタクリが開花寸前に立ち枯れてしまい、開花の夢は蒸発してしまいました。”悪夢”というのはこういうモノを指しているに違いありません(泣)。画像がその様子ですが、ツボミの部分が白化しています。原因は分からず、今の時点では脱力感に包まれているといった状態です。1年後もう一度夢が見られる様、思い当たる事柄に一つ一つ措置を講じてみることにします。
2020年04月02日
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大花エンレイソウ(おおばなの・・・)が開花しました。5日前に折り畳んでいた葉っぱが解けて、ツボミが露出してから開花するまで僅か5日、という速攻ぶりです。その時点でも葉っぱはシワだらけでしたが、1週間もすればピンと伸びるだろうと軽く考えていました。そろそろその1週間も尽きる時合ですが、症状の改善は一向に進んでいません。どうやら今年はこのまま過ごすことになるかもしれません。 この品は2月末の信楽への花苗リクルートツアーで調達してきたもので、登山などの際、コース脇で普通に見かけるものと比べると花の差し渡し径は2倍以上あります。ピンと伸びた3枚1組の葉っぱの中心に、3枚の花弁が鎮座する様子は凛とした気高ささえ感じてしまいます。そうした景色に出会うには標高1000~2500mまで出掛ける必要がありますが、こうして自宅のベランダで眺められるのは、お気楽でべリグなのですが、この個体に夏越しさせ、春に再会するのは途轍もない難事業になりそうです。
2020年04月01日
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